JP4422360B2 - 小規模コージェネレーションの排熱利用システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、小規模施設(一般家庭・美容院・コンビニエンスストアなど)の燃料電池・ガスエンジンなどの排熱を給湯・暖房に利用する小規模コージェネレーションの排熱利用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、病院・ホテル・レジャー施設などの大規模コージェネレーションの排熱利用システムにおいては、例えば、ガスエンジンなどで得られる動力によってヒートポンプを駆動して冷房・暖房を行う一方、ガスエンジンなどの排熱で暖めた湯水を貯水タンクに貯めて給湯に利用することが行われている。
【0003】
また、近年においては、「コージェネレーション源」として、小型の燃料電池が実用化されつつあり、一般家庭においても、例えば、燃料電池などで発電を行う一方、燃料電池などの排熱を暖房・給湯の熱需要に利用する、小規模コージェネレーションの排熱利用システムの導入が検討され始めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、燃料電池などの排熱を暖房に利用する場合には、燃料電池などの運転が停止すれば、燃料電池などからの排熱の供給もなくなるので、燃料電池などの排熱を暖房に利用することができなくなるが、この点、燃料電池などの排熱は、貯水タンクに貯められた湯水(貯水タンクの貯水)の顕熱として蓄えられているので、燃料電池などの運転が停止しても、貯水タンクの貯水の蓄熱を介して、燃料電池などの排熱を暖房に利用したいとの要請があった。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、小型のコージェネレーション源の運転が停止しても、貯水タンクの貯水の蓄熱を介して、小型のコージェネレーション源の排熱を利用した暖房を行うことができる小規模コージェネレーションの排熱利用システムを提供することを第1の課題とする。
【0006】
また、一般家庭においては、病院・ホテル・レジャー施設などの大規模施設とは異なって、コージェネレーションの設備機器の設置スペースが相当に狭くなるので、単に規模を縮小しただけでは、一般家庭に導入することができないケースが考えられる。特に、コージェネレーションの設備機器のうち、湯水を貯める貯水タンクについては、圧力容器の構造を必要とし、その形状が円筒形に制限されるため、その奥行き(直径)を自由に小さくすることができず、コージェネレーションの設備機器の設置スペースを大きくする要因の一つになっていた。
【0007】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、貯水タンクの奥行きを小さくした小規模コージェネレーションの排熱利用システムを提供することを第2の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、貯湯タンクの貯水が循環ポンプで第1熱交換器を通過し前記貯湯タンクに再び戻ることにより、小型のコージェネレーション源の排熱を回収するとともに前記貯湯タンクの貯水を給湯に利用する小規模コージェネレーションの排熱利用システムであって、前記第1熱交換器と前記貯湯タンクの間に第2熱交換器を配設し、前記第2熱交換器を介して前記貯湯タンクの貯水で暖房の温水を加熱すること、を特徴としている。
【0009】
このような特徴を有する本発明の小規模コージェネレーションの排熱利用システムにおいては、小型のコージェネレーション源の排熱を回収するための第1熱交換器に対して、循環ポンプにより、貯湯タンクの貯水を通過させた後に再び貯湯タンクに戻しており、これにより、小型のコージェネレーション源の排熱を貯湯タンクの貯水の顕熱として蓄熱している。このとき、暖房の温水を加熱するための第2熱交換器が第1熱交換器と貯湯タンクの間に配設されているため、貯湯タンクの貯水は、第1熱交換器を通過した後に再び貯湯タンクに戻る際に、第2熱交換器も通過することになる。
【0010】
従って、小型のコージェネレーション源の運転を開始させた場合においては、循環ポンプにより、貯湯タンクの貯水が第1熱交換器及び第2熱交換器を通過すると、第1熱交換器では、貯湯タンクの貯水で小型のコージェネレーション源の排熱を回収し、第2熱交換器では、貯湯タンクの貯水で暖房の温水を加熱し、さらに、第1熱交換器及び第2熱交換器を通過した貯湯タンクの貯水が再び貯湯タンクに戻ることにより、小型のコージェネレーション源の排熱が貯湯タンクの貯水の顕熱として蓄熱される。
【0011】
一方、小型のコージェネレーション源の運転を停止させた場合においては、小型のコージェネレーション源の排熱は発生しなくなるが、これまでに発生した小型のコージェネレーション源の排熱は貯湯タンクの貯水の顕熱として蓄熱されているので、循環ポンプにより、貯湯タンクの貯水が第1熱交換器及び第2熱交換器を通過すると、第1熱交換器では、貯湯タンクの貯水で小型のコージェネレーション源の排熱を回収することができなくなるが、第2熱交換器では、貯湯タンクの貯水の顕熱で暖房の温水を加熱することができる。
【0012】
すなわち、本発明の小規模コージェネレーションの排熱利用システムにおいては、小型のコージェネレーション源の運転を開始させると、循環ポンプにより、第1熱交換器及び第2熱交換器を通過した貯湯タンクの貯水が再び貯湯タンクに戻るので、小型のコージェネレーション源の排熱が貯湯タンクの貯水の顕熱として蓄熱されることになり、その後に、小型のコージェネレーション源の運転を停止させても、循環ポンプにより、貯湯タンクの貯水が第1熱交換器及び第2熱交換器を通過すると、第2熱交換器では、貯湯タンクの貯水の顕熱で暖房の温水を加熱することができるので、コージェネレーション源の運転が停止されても、貯水タンクの貯水の蓄熱を介して、コージェネレーション源の排熱を利用した暖房を行うことができる。
【0013】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載する小規模コージェネレーションの排熱利用システムであって、前記貯湯タンクの複数を並列接続で配設したこと、を特徴としている。
【0014】
さらに、本発明の小規模コージェネレーションの排熱利用システムにおいて、貯湯タンクの複数を並列接続に配設すれば、各貯湯タンクの直径を小さくしても、各貯湯タンクの合計で必要な貯湯量を確保することができるので、貯水タンクの奥行きを小さくすることができる。
【0017】
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載する小規模コージェネレーションの排熱利用システムであって、前記貯湯タンクの各々に付設されるとともに各貯湯タンクと前記循環ポンプの間で並列接続に配設された第1開閉弁と、前記貯湯タンクの各々に取付けられた第1貯水温度センサーと、を備え、各第1貯水温度センサーの測定結果に基づいて各第1開閉弁の開閉を制御すること、を特徴としている。
【0018】
さらに、本発明の小規模コージェネレーションの排熱利用システムにおいて、貯湯タンクの各々に取付けられた第1貯水温度センサーの測定結果に基づいて、貯湯タンクの各々に付設された第1開閉弁を制御すれば、この点、各第1開閉弁は、各貯湯タンクと循環ポンプの間で並列接続に配設されたものであることから、循環ポンプで第1熱交換器を通過させる貯水の貯湯タンクを、貯湯タンクの貯水の温度をもって選択することができ、また、各貯湯タンクの容量も小さいので、短時間で、貯湯タンクの貯水の温度を高温にすることが可能となる。
【0019】
また、請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3に記載する小規模コージェネレーションの排熱利用システムであって、前記貯湯タンクの各々に付設されるとともに前記貯水の給水ライン又は前記給湯の供給ラインで並列接続に配設された第2開閉弁と、前記貯湯タンクの各々に取付けられた第2貯水温度センサーと、を備え、各第2貯水温度センサーの測定結果に基づいて各第2開閉制御弁の開閉を制御すること、を特徴としている。
【0020】
さらに、本発明の小規模コージェネレーションの排熱利用システムにおいて、貯湯タンクの各々に取付けられた第2貯水温度センサーの測定結果に基づいて、貯湯タンクの各々に付設された第2開閉制御弁の開閉を制御すれば、この点、各第2開閉弁は、貯水の給水ライン又は給湯の供給ラインで並列接続に配設されたものであることから、給湯に利用される貯水の貯湯タンクを、貯湯タンクの貯水の温度をもって選択することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。図1に、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システムのシステムフロー図を示す。図1に示すように、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1は、「小型のコージェネレーション源」として小型の燃料電池11を使用するものであり、また、給水ラインL1、給湯ラインL2(「給湯の供給ライン」に相当するもの)、排熱回収ラインL3、暖房ラインL4などを有している。
【0022】
給水ラインL1では、上流側が水道水に接続されている一方、下流側が3本の貯湯タンク15A,15B,15Cの下部に並列で接続されている。また、給湯ラインL2では、上流側が3本の貯湯タンク15A,15B,15Cの上部に並列で接続されている一方、バックアップバーナー16を介して下流側が給湯設備(例えば、浴槽)に接続されている。尚、給湯ラインL2の上流側には、3本の貯湯タンク15A,15B,15Cの各々に、電磁弁(「第2開閉弁」に相当するもの)V4,V5,V6が設けられており、電磁弁V4,V5,V6の下流側で給湯ラインL2は一つとなる。
【0023】
従って、電磁弁V4のみを開ければ、貯湯タンク15Aの貯水のみをバックアップバーナー16を介して給湯設備に供給すると同時に、水道水で貯湯タンク15Aの貯水を補充することができる。また、電磁弁V5のみを開ければ、貯湯タンク15Bの貯水のみをバックアップバーナー16を介して給湯設備に供給すると同時に、水道水で貯湯タンク15Bの貯水を補充することができる。また、電磁弁V6のみを開ければ、貯湯タンク15Cの貯水のみをバックアップバーナー16を介して給湯設備に供給すると同時に、水道水で貯湯タンク15Cの貯水を補充することができる。
【0024】
また、排熱回収ラインL3では、上流側が3本の貯湯タンク15A,15B,15Cの下部に並列で接続されている一方、循環ポンプ14、第1熱交換器13、第2熱交換器18を介して下流側が3本の貯湯タンク15A,15B,15Cの上部に並列で接続されている。尚、排熱回収ラインL3の上流側には、3本の貯湯タンク15A,15B,15Cの各々に、電磁弁(「第1開閉弁」に相当するもの)V1,V2,V3が設けられており、電磁弁V1,V2,V3の下流側で排熱回収ラインL3が一つとなる。そして、一つとなった排熱回収ラインL3は、循環ポンプ14、第1熱交換器13、第2熱交換器18を介した後に、3つに再び分岐し、3本の貯湯タンク15A,15B,15Cの各々に接続される。
【0025】
従って、電磁弁V1のみを開ければ、貯湯タンク15Aの貯水のみを循環ポンプ14、第1熱交換器13、第2熱交換器18を介して貯湯タンク15Aに再び戻すことができる。また、電磁弁V2のみを開ければ、貯湯タンク15Bの貯水のみを循環ポンプ14、第1熱交換器13、第2熱交換器18を介して貯湯タンク15Bに再び戻すことができる。また、電磁弁V3のみを開ければ、貯湯タンク15Cの貯水のみを循環ポンプ14、第1熱交換器13、第2熱交換器18を介して貯湯タンク15Cに再び戻すことができる。
【0026】
このとき、排熱回収ラインL3に設けられた第1熱交換器13においては、排熱回収ラインL3を流れる貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水を低温流体とし、燃料電池11の排熱で加熱される流体を高温流体としており、燃料電池11の排熱を貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水に伝えることができる。
【0027】
また、排熱回収ラインL3に設けられた第2熱交換器18においては、排熱回収ラインL3を流れる貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水を高温流体とし、暖房ラインL4を流れる流体を低温流体としており、排熱回収ラインL3を流れる貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水の熱を暖房ラインL4を流れる流体に伝えることができる。尚、暖房ラインL4は、暖房用循環ポンプ19、第2熱交換器18、三方弁20、バックアップバーナー21、図示しない暖房設備(例えば、床暖房)を循環するものである。
【0028】
また、図1に示すように、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1においては、貯湯タンク15A,15B,15Cの上部に、第2貯水温度センサーT1,T3,T5がそれぞれ設けられており、第2貯水温度センサーT1,T3,T5の各々が制御回路17に接続されることによって、貯湯タンク15A,15B,15Cのそれぞれに貯められた貯水の上部の温度を測定することができる。また、貯湯タンク15A,15B,15Cの下部に、第1貯水温度センサーT2,T4,T6がそれぞれ設けられており、第1貯水温度センサーT2,T4,T6の各々が制御回路17に接続されることによって、貯湯タンク15A,15B,15Cのそれぞれに貯められた貯水の下部の温度を測定することができる。
【0029】
また、制御回路17に対しては、電磁弁V1,V2,V3,V4,V5,V6が接続されており、電磁弁V1,V2,V3,V4,V5,V6の開閉を制御することができる。さらに、制御回路17に対しては、燃料電池11の制御装置12が接続されることにより、燃料電池11の運転状況を知ることができる一方、循環ポンプ14が接続されることにより、循環ポンプ14の運転の開始・停止を制御することができる。
【0030】
尚、給湯ラインL2に設けられたバックアップバーナー16は、給湯ラインL2に接続している給湯設備の制御装置で、又は個別に独立して操作される。また、暖房ラインL4に設けられた暖房用循環ポンプ19、三方弁20、バックアップバーナー21は、暖房ラインL4に接続している暖房設備の制御装置で、又は個別に独立して操作される。
【0031】
次に、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1の運転手順について、図2〜図5に基づいて説明する。図2に示すように、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1では、先ず、S1において、図3に示す『給湯運転』が開始される。そこで、ここでは、図3に示す『給湯運転』について説明する。
【0032】
図3に示すように、『給湯運転』では、先ず、S11において、第2貯水温度センサーT1,T3,T5の測定結果のいずれかが給湯設備の要求温度STより高いか否かを判断する。すなわち、第2貯水温度センサーT1,T3,T5を介して、貯湯タンク15A,15B,15Cのそれぞれに貯められた貯水の上部の温度のいずれかが給湯設備の要求温度ST(例えば、40℃)より高いか否かを判断する。
【0033】
ここで、第2貯水温度センサーT1,T3,T5の測定結果のいずれかが給湯設備の要求温度STより高いと判断した場合には(S11:Yes)、S12に進んで、第2貯水温度センサーT1の測定結果が給湯設備の要求温度STより高いか否かを判断する。ここで、第2貯水温度センサーT1の測定結果が給湯設備の要求温度STより高いと判断した場合には(S12:Yes)、S13に進んで、電磁弁V4を開けて、S12に戻る。一方、第2貯水温度センサーT1の測定結果が給湯設備の要求温度STより高いと判断しない場合には(S12:No)、S14に進んで、電磁弁V4を閉じて、S15に進む。
【0034】
すなわち、S12の時点で、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより高いときは、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより低くなるまで、電磁弁V4を開けて、貯湯タンク15Aの貯水のみをバックアップバーナー16を介して給湯設備に供給すると同時に、水道水で貯湯タンク15Aの貯水を補充し、その後に、S15に進む。一方、最初のS12の時点で、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより低いときは、電磁弁V4を閉じたままで、S15に進む。
【0035】
次に、S15では、第2貯水温度センサーT3の測定結果が給湯設備の要求温度STより高いか否かを判断する。ここで、第2貯水温度センサーT3の測定結果が給湯設備の要求温度STより高いと判断した場合には(S15:Yes)、S16に進んで、電磁弁V5を開けて、S15に戻る。一方、第2貯水温度センサーT3の測定結果が給湯設備の要求温度STより高いと判断しない場合には(S15:No)、S17に進んで、電磁弁V5を閉じて、S18に進む。
【0036】
すなわち、S15の時点で、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより低く、且つ、貯湯タンク15Bに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより高いときは、貯湯タンク15Bに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより低くなるまで、電磁弁V5を開けて、貯湯タンク15Bの貯水のみをバックアップバーナー16を介して給湯設備に供給すると同時に、水道水で貯湯タンク15Bの貯水を補充し、その後に、S18に進む。一方、最初のS15の時点で、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより低く、且つ、貯湯タンク15Bに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより低いときは、電磁弁V5を閉じたままで、S18に進む。
【0037】
次に、S18では、第2貯水温度センサーT5の測定結果が給湯設備の要求温度STより高いか否かを判断する。ここで、第2貯水温度センサーT5の測定結果が給湯設備の要求温度STより高いと判断した場合には(S18:Yes)、S19に進んで、電磁弁V6を開けて、S18に戻る。一方、第2貯水温度センサーT5の測定結果が給湯設備の要求温度STより高いと判断しない場合には(S18:No)、S20に進んで、電磁弁V6を閉じて、S11に戻る。
【0038】
すなわち、S18の時点で、貯湯タンク15A,15Bに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより低く、且つ、貯湯タンク15Cに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより高いときは、貯湯タンク15Cに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより低くなるまで、電磁弁V6を開けて、貯湯タンク15Cの貯水のみをバックアップバーナー16を介して給湯設備に供給すると同時に、水道水で貯湯タンク15Cの貯水を補充し、その後に、S11に戻る。一方、最初のS18の時点で、貯湯タンク15A,15Bに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより低く、且つ、貯湯タンク15Cに貯められた貯水の上部の温度が給湯設備の要求温度STより低いときは、電磁弁V6を閉じたままで、S11に戻る。
【0039】
一方、上述したS11において、第2貯水温度センサーT1,T3,T5の測定結果のいずれかが給湯設備の要求温度STより高いと判断しない場合には(S11:No)、S21に進んで、第2貯水温度センサーT1の測定結果が第2貯水温度センサーT3の測定結果よりも高いか否かを判断する。ここで、第2貯水温度センサーT1の測定結果が第2貯水温度センサーT3の測定結果よりも高いと判断しない場合には(S21:No)、S23に進んで、第2貯水温度センサーT3の測定結果が第2貯水温度センサーT5の測定結果よりも高いか否かを判断する。一方、第2貯水温度センサーT1の測定結果が第2貯水温度センサーT3の測定結果よりも高いと判断する場合(S21:Yes)、または、第2貯水温度センサーT3の測定結果が第2貯水温度センサーT5の測定結果よりも高いと判断しない場合には(S23:No)、S22に進んで、第2貯水温度センサーT1の測定結果が第2貯水温度センサーT5の測定結果よりも高いか否かを判断する。
【0040】
すなわち、上述したS11において、第2貯水温度センサーT1,T3,T5の測定結果のいずれかが給湯設備の要求温度STより高いと判断しない場合には(S11:No)、S21,S22,S23により、第2貯水温度センサーT1,T3,T5を介して、貯湯タンク15A,15B,15Cのそれぞれに貯められた貯水の上部の温度のうち、いずれが最も高いかを判断する。
【0041】
そして、第2貯水温度センサーT1の測定結果が第2貯水温度センサーT3の測定結果よりも高いと判断し(S21:Yes)、且つ、第2貯水温度センサーT1の測定結果が第2貯水温度センサーT5の測定結果よりも高いと判断した場合には(S22:Yes)、S24に進んで、電磁弁V4を開ける一方、S25で電磁弁V5を閉じるとともに、S26で電磁弁V6を閉じ、その後に、S11に戻る。
【0042】
すなわち、貯湯タンク15A,15B,15Cのそれぞれに貯められた貯水の上部の温度のうち、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の上部の温度が最も高い間は、電磁弁V4を開ける一方で電磁弁V5,V6を閉じることにより、貯湯タンク15Aの貯水のみをバックアップバーナー16を介して給湯設備に供給すると同時に、水道水で貯湯タンク15Aの貯水を補充し、その後に、S11に戻る。
【0043】
また、第2貯水温度センサーT1の測定結果が第2貯水温度センサーT3の測定結果よりも高いと判断せず(S21:No)、且つ、第2貯水温度センサーT3の測定結果が第2貯水温度センサーT5の測定結果よりも高いと判断した場合には(S23:Yes)、S30に進んで、電磁弁V5を開ける一方、S31で電磁弁V4を閉じるとともに、S32で電磁弁V6を閉じ、その後に、S11に戻る。
【0044】
すなわち、貯湯タンク15A,15B,15Cのそれぞれに貯められた貯水の上部の温度のうち、貯湯タンク15Bに貯められた貯水の上部の温度が最も高い間は、電磁弁V5を開ける一方で電磁弁V4,V6を閉じることにより、貯湯タンク15Bの貯水のみをバックアップバーナー16を介して給湯設備に供給すると同時に、水道水で貯湯タンク15Bの貯水を補充し、その後に、S11に戻る。
【0045】
また、第2貯水温度センサーT1の測定結果が第2貯水温度センサーT3の測定結果よりも高いと判断し(S21:Yes)、且つ、第2貯水温度センサーT1の測定結果が第2貯水温度センサーT5の測定結果よりも高いと判断しない場合には(S22:No)、S27に進んで、電磁弁V6を開ける一方、S28で電磁弁V4を閉じるとともに、S29で電磁弁V5を閉じ、その後に、S11に戻る。また、第2貯水温度センサーT1の測定結果が第2貯水温度センサーT3の測定結果よりも高いと判断せず(S21:No)、且つ、第2貯水温度センサーT3の測定結果が第2貯水温度センサーT5の測定結果よりも高いと判断せず(S23:No)、且つ、第2貯水温度センサーT1の測定結果が第2貯水温度センサーT5の測定結果よりも高いと判断しない場合にも(S22:No)、同様である。
【0046】
すなわち、貯湯タンク15A,15B,15Cのそれぞれに貯められた貯水の上部の温度のうち、貯湯タンク15Cに貯められた貯水の上部の温度が最も高い間は、電磁弁V6を開ける一方で電磁弁V4,V5を閉じることにより、貯湯タンク15Cの貯水のみをバックアップバーナー16を介して給湯設備に供給すると同時に、水道水で貯湯タンク15Cの貯水を補充し、その後に、S11に戻る。
【0047】
このようにして、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1では、図3に示す『給湯運転』が常時行われる。また、その一方で、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1では、図2に示すように、S2において、燃料電池11が運転中であるか否かが判断される。ここで、燃料電池11が運転中であると判断する場合には(S2:Yes)、S3に進んで、図5の『暖房運転』を停止し、S4に進んで、図4の『蓄熱運転』を開始し、S2に戻る。そこで、ここでは、図4に示す『蓄熱運転』について説明する。
【0048】
図4に示すように、『蓄熱運転』では、先ず、S41において、第1貯水温度センサーT2の測定結果が蓄熱要求温度(ここでは、60℃)より高いか否かを判断する。すなわち、第1貯水温度センサーT2を介して、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高いか否かを判断する。
【0049】
ここで、第1貯水温度センサーT2の測定結果が60℃より高いと判断しない場合には(S41:No)、S42で電磁弁V1を開けるとともに、S43で循環ポンプ14を起動させ、その後に、S41に戻る。一方、第1貯水温度センサーT2の測定結果が60℃より高いと判断する場合には(S41:Yes)、S44で循環ポンプ14を停止させるとともに、S45で電磁弁V1を閉じ、その後に、S46に進む。
【0050】
すなわち、S41の時点で、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の下部の温度が60℃より低いときは、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高くなるまで、電磁弁V1を開けて、循環ポンプ14を起動させることにより、貯湯タンク15Aの貯水のみを循環ポンプ14、第1熱交換器13、第2熱交換器18を介して貯湯タンク15Aに再び戻し、その後において、S46に進む。このとき、燃料電池11は運転中であるので(図2参照)、第1熱交換器13においては、燃料電池11の排熱を貯湯タンク15Aの貯水に伝えることができ、第2熱交換器18においては、貯湯タンク15Aの貯水の熱を暖房ラインL4を流れる流体に伝えることができる。一方、最初のS41の時点で、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高いときは、電磁弁V1を閉じ且つ循環ポンプ14を停止させたまま、S46に進む。
【0051】
次に、S46では、第1貯水温度センサーT4の測定結果が蓄熱要求温度(ここでは、60℃)より高いか否かを判断する。すなわち、第1貯水温度センサーT4を介して、貯湯タンク15Bに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高いか否かを判断する。
【0052】
ここで、第1貯水温度センサーT4の測定結果が60℃より高いと判断しない場合には(S46:No)、S47で電磁弁V2を開けるとともに、S48で循環ポンプ14を起動させ、その後に、S46に戻る。一方、第1貯水温度センサーT4の測定結果が60℃より高いと判断する場合には(S46:Yes)、S49で循環ポンプ14を停止させるとともに、S50で電磁弁V2を閉じ、その後に、S51に進む。
【0053】
すなわち、S46の時点で、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高く、且つ、貯湯タンク15Bに貯められた貯水の下部の温度が60℃より低いときは、貯湯タンク15Bに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高くなるまで、電磁弁V2を開けて、循環ポンプ14を起動させることにより、貯湯タンク15Bの貯水のみを循環ポンプ14、第1熱交換器13、第2熱交換器18を介して貯湯タンク15Bに再び戻し、その後において、S51に進む。このとき、燃料電池11は運転中であるので(図2参照)、第1熱交換器13においては、燃料電池11の排熱を貯湯タンク15Bの貯水に伝えることができ、第2熱交換器18においては、貯湯タンク15Bの貯水の熱を暖房ラインL4を流れる流体に伝えることができる。一方、最初のS46の時点で、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高く、且つ、貯湯タンク15Bに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高いときは、電磁弁V2を閉じ且つ循環ポンプ14を停止させたまま、S51に進む。
【0054】
次に、S51では、第1貯水温度センサーT6の測定結果が蓄熱要求温度(ここでは、60℃)より高いか否かを判断する。すなわち、第1貯水温度センサーT6を介して、貯湯タンク15Cに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高いか否かを判断する。
【0055】
ここで、第1貯水温度センサーT6の測定結果が60℃より高いと判断しない場合には(S51:No)、S52で電磁弁V3を開けるとともに、S53で循環ポンプ14を起動させ、その後に、S51に戻る。一方、第1貯水温度センサーT6の測定結果が60℃より高いと判断する場合には(S51:Yes)、S54で循環ポンプ14を停止させるとともに、S55で電磁弁V3を閉じ、その後に、S41に戻る。
【0056】
すなわち、S51の時点で、貯湯タンク15A,15Bに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高く、且つ、貯湯タンク15Cに貯められた貯水の下部の温度が60℃より低いときは、貯湯タンク15Cに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高くなるまで、電磁弁V3を開けて、循環ポンプ14を起動させることにより、貯湯タンク15Cの貯水のみを循環ポンプ14、第1熱交換器13、第2熱交換器18を介して貯湯タンク15Cに再び戻し、その後において、S41に戻る。このとき、燃料電池11は運転中であるので(図2参照)、第1熱交換器13においては、燃料電池11の排熱を貯湯タンク15Cの貯水に伝えることができ、第2熱交換器18においては、貯湯タンク15Cの貯水の熱を暖房ラインL4を流れる流体に伝えることができる。一方、最初のS51の時点で、貯湯タンク15A,15Bに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高く、且つ、貯湯タンク15Cに貯められた貯水の下部の温度が60℃より高いときは、電磁弁V3を閉じ且つ循環ポンプ14を停止させたまま、S41に戻る。
【0057】
このようにして、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1では、図4に示す『蓄熱運転』が行われる。そして、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1では、図2に示すように、S2において、燃料電池11が運転中であるか否かが判断される。ここで、燃料電池11が運転中であると判断しない場合には(S2:No)、S5に進んで、図4の『蓄熱運転』を停止し、S6において、暖房設備(例えば、床暖房など)の需要があるか否かを判断する。ここで、暖房設備の需要があると判断しない場合には(S6:No)、S2に戻り、上述した処理を繰り返す。一方、暖房設備の需要があると判断する場合には(S6:Yes)、S7に進んで、図5の『暖房運転』を開始した後、S2に戻り、上述した処理を繰り返す。そこで、ここでは、図5に示す『暖房運転』について説明する。
【0058】
図5に示すように、『暖房運転』では、先ず、S61において、第2貯水温度センサーT1の測定結果が暖房要求温度(ここでは、55℃)より高いか否かを判断する。すなわち、第2貯水温度センサーT1を介して、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の上部の温度が55℃より高いか否かを判断する。
【0059】
ここで、第2貯水温度センサーT1の測定結果が55℃より高いと判断する場合には(S61:Yes)、S62で電磁弁V1を開けるとともに、S63で循環ポンプ14を起動させ、その後に、S61に戻る。一方、第2貯水温度センサーT1の測定結果が55℃より高いと判断しない場合には(S61:No)、S64で循環ポンプ14を停止させるとともに、S65で電磁弁V1を閉じ、その後に、S66に進む。
【0060】
すなわち、S61の時点で、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の上部の温度が55℃より高いときは、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の上部の温度が55℃より低くなるまで、電磁弁V1を開けて、循環ポンプ14を起動させることにより、貯湯タンク15Aの貯水のみを循環ポンプ14、第1熱交換器13、第2熱交換器18を介して貯湯タンク15Aに再び戻し、その後において、S66に進む。このとき、燃料電池11は停止中であるので(図2参照)、第1熱交換器13においては、燃料電池11の排熱を貯湯タンク15Aの貯水に伝えることができなくなるが、第2熱交換器13においては、貯湯タンク15Aの貯水の熱を暖房ラインL4を流れる流体に伝えることができる。これにより、暖房ラインL4に接続された暖房設備(例えば、床暖房)の運転が可能となる。一方、最初のS61の時点で、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の上部の温度が55℃より低いときは、電磁弁V1を閉じ且つ循環ポンプ14を停止させたまま、S66に進む。
【0061】
次に、S66では、第2貯水温度センサーT3の測定結果が暖房要求温度(ここでは、55℃)より高いか否かを判断する。すなわち、第2貯水温度センサーT3を介して、貯湯タンク15Bに貯められた貯水の上部の温度が55℃より高いか否かを判断する。
【0062】
ここで、第2貯水温度センサーT3の測定結果が55℃より高いと判断する場合には(S66:Yes)、S67で電磁弁V2を開けるとともに、S68で循環ポンプ14を起動させ、その後に、S66に戻る。一方、第2貯水温度センサーT3の測定結果が55℃より高いと判断しない場合には(S66:No)、S69で循環ポンプ14を停止させるとともに、S70で電磁弁V2を閉じ、その後に、S71に進む。
【0063】
すなわち、S66の時点で、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の上部の温度が55℃より低く、且つ、貯湯タンク15Bに貯められた貯水の上部の温度が55℃より高いときは、貯湯タンク15Bに貯められた貯水の上部の温度が55℃より低くなるまで、電磁弁V2を開けて、循環ポンプ14を起動させることにより、貯湯タンク15Bの貯水のみを循環ポンプ14、第1熱交換器13、第2熱交換器18を介して貯湯タンク15Bに再び戻し、その後において、S71に進む。このとき、燃料電池11は停止中であるので(図2参照)、第1熱交換器13においては、燃料電池11の排熱を貯湯タンク15Bの貯水に伝えることができなくなるが、第2熱交換器18においては、貯湯タンク15Bの貯水の熱を暖房ラインL4を流れる流体に伝えることができる。これにより、暖房ラインL4に接続された暖房設備(例えば、床暖房)の運転が可能となる。一方、最初のS66の時点で、貯湯タンク15Aに貯められた貯水の上部の温度が55℃より低く、且つ、貯湯タンク15Bに貯められた貯水の上部の温度が55℃より低いときは、電磁弁V2を閉じ且つ循環ポンプ14を停止させたまま、S71に進む。
【0064】
次に、S71では、第2貯水温度センサーT5の測定結果が暖房要求温度(ここでは、55℃)より高いか否かを判断する。すなわち、第2貯水温度センサーT5を介して、貯湯タンク15Cに貯められた貯水の上部の温度が55℃より高いか否かを判断する。
【0065】
ここで、第2貯水温度センサーT5の測定結果が55℃より高いと判断する場合には(S71:Yes)、S72で電磁弁V3を開けるとともに、S73で循環ポンプ14を起動させ、その後に、S71に戻る。一方、第2貯水温度センサーT5の測定結果が55℃より高いと判断しない場合には(S71:No)、S74で循環ポンプ14を停止させるとともに、S75で電磁弁V3を閉じ、その後に、S61に戻る。
【0066】
すなわち、S71の時点で、貯湯タンク15A,15Bに貯められた貯水の上部の温度が55℃より低く、且つ、貯湯タンク15Cに貯められた貯水の上部の温度が55℃より高いときは、貯湯タンク15Cに貯められた貯水の上部の温度が55℃より低くなるまで、電磁弁V3を開けて、循環ポンプ14を起動させることにより、貯湯タンク15Cの貯水のみを循環ポンプ14、第1熱交換器13、第2熱交換器18を介して貯湯タンク15Cに再び戻し、その後において、S61に戻る。このとき、燃料電池11は停止中であるので(図2参照)、第1熱交換器13においては、燃料電池11の排熱を貯湯タンク15Cの貯水に伝えることができなくなるが、第2熱交換器18においては、貯湯タンク15Cの貯水の熱を暖房ラインL4を流れる流体に伝えることができる。これにより、暖房ラインL4に接続された暖房設備(例えば、床暖房)の運転が可能となる。一方、最初のS71の時点で、貯湯タンク15A,15Bに貯められた貯水の上部の温度が55℃より低く、且つ、貯湯タンク15Cに貯められた貯水の上部の温度が55℃より低いときは、電磁弁V3を閉じ且つ循環ポンプ14を停止させたまま、S61に戻る。
【0067】
以上詳細に説明したように、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1においては、図1に示すように、燃料電池11の排熱を回収するための第1熱交換器13に対して、循環ポンプ14により、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水を通過させた後に再び貯湯タンク15A,15B,15Cに戻しており、これにより、燃料電池11の排熱を貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水の顕熱として蓄熱している。このとき、暖房ラインL4を流れる流体を加熱するための第2熱交換器18が第1熱交換器13と貯湯タンク15A,15B,15Cの間に配設されているため、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水は、第1熱交換器13を通過した後に再び貯湯タンク15A,15B,15Cに戻る際に、第2熱交換器18も通過することになる。
【0068】
従って、燃料電池11の運転を開始させた場合においては、循環ポンプ14により、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水が第1熱交換器13及び第2熱交換器18を通過すると、第1熱交換器13では、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水で燃料電池11の排熱を回収し、第2熱交換器18では、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水で暖房ラインL4を流れる流体を加熱し、さらに、第1熱交換器13及び第2熱交換器18を通過した貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水が再び貯湯タンク15A,15B,15Cに戻ることにより、燃料電池11の排熱が貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水の顕熱として蓄熱される。
【0069】
一方、燃料電池11の運転を停止させた場合においては、燃料電池11の排熱は発生しなくなるが、これまでに発生した燃料電池11の排熱は貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水の顕熱として蓄熱されているので、循環ポンプ14により、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水が第1熱交換器13及び第2熱交換器18を通過すると、第1熱交換器13では、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水で燃料電池11の排熱を回収することができなくなるが、第2熱交換器18では、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水の顕熱で暖房ラインL4を流れる流体を加熱することができる。
【0070】
すなわち、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1においては、燃料電池11の運転を開始させると、循環ポンプ14により、第1熱交換器13及び第2熱交換器18を通過した貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水が再び貯湯タンク15A,15B,15Cに戻るので、燃料電池11の排熱が貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水の顕熱として蓄熱されることになり、その後に、燃料電池11小型の運転を停止させても、循環ポンプ14により、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水が第1熱交換器13及び第2熱交換器18を通過すると、第2熱交換器18では、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水の顕熱で暖房ラインL4を流れる流体を加熱することができるので、燃料電池11の運転が停止されても、貯水タンク15A,15B,15Cの貯水の蓄熱を介して、燃料電池11の排熱を利用した暖房(例えば、床暖房など)を行うことができる(図5参照)。
【0071】
さらに、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1においては、図1に示すように、3本の貯湯タンク15A,15B,15Cを並列接続に配設させており、各貯湯タンク15A,15B,15Cの直径を小さくしても、各貯湯タンク15A,15B,15Cの合計で必要な貯湯量を確保することができるので、貯水タンク15A,15B,15Cの奥行きを小さくすることができる。
【0072】
さらに、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1においては、図4の『蓄熱運転』に示すように、貯湯タンク15A,15B,15Cの各々に取付けられた第1貯水温度センサーT2,T4,T6の測定結果に基づいて、貯湯タンク15A,15B,15Cの各々に付設された電磁弁V1,V2,V3を制御しており、この点、各電磁弁V1,V2,V3は、各貯湯タンク15A,15B,15Cと循環ポンプ14の間で並列接続に配設されたものであることから、循環ポンプ14で第1熱交換器13を通過させる貯水の貯湯タンク15A,15B,15Cを、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水の下部の温度をもって選択することができ、また、各貯湯タンク15A,15B,15Cの容量も小さいので、短時間で、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水の温度を高温(ここでは、60℃以上)にすることが可能となる。
【0073】
さらに、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1においては、図3の『給湯運転』に示すように、貯湯タンク15A,15B,15Cの各々に取付けられた第2貯水温度センサーT1,T3,T5の測定結果に基づいて、貯湯タンク15A,15B,15Cの各々に付設された電磁弁V4,V5,V6の開閉を制御しており、この点、各電磁弁V4,V5,V6は、貯水15A,15B,15Cの給湯ラインL2で並列接続に配設されたものであることから、給湯に利用される貯水の貯湯タンク15A,15B,15Cを、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水の上部の温度をもって選択することができる。
【0074】
また、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1においては、図1に示すように、給湯ラインL2にバックアップバーナー16を設けているので、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水のいずれもが給湯要求温度STより低くなっても、瞬時に、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水を給湯に供することができる。また、図1に示すように、暖房ラインL4にバックアップバーナー21を設けているので、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水のいずれもが暖房要求温度(ここでは、55℃)より低くなっても、瞬時に、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水を暖房設備(例えば、床暖房など)に供することができる。
【0075】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1においては、図1に示すように、各電磁弁V4,V5,V6を、貯水15A,15B,15Cの給湯ラインL2で並列接続に配設したものであったが、貯水15A,15B,15Cの給水ラインL1で並列接続に配設しても、図3の『給湯運転』に示すようにして、給湯に利用される貯水の貯湯タンク15A,15B,15Cを、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水の上部の温度をもって選択することができる。
【0076】
また、本実施の形態の小規模コージェネレーションの排熱利用システム1においては、図2に示すように、燃料電池11が運転中は、図5の『暖房運転』の処理は行われないが、この点、燃料電池11が停止中のみに暖房設備(例えば、床暖房など)の運転を行う趣旨でなく、燃料電池11が運転中であれば、第2熱交換器18では、貯湯タンク15A,15B,15Cの貯水を介して、暖房ラインL4を流れる流体が加熱されるので、燃料電池11が運転中に暖房設備(例えば、床暖房など)の運転が可能であることは当然である。
【0077】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の小規模コージェネレーションの排熱利用システムでは、小型のコージェネレーション源の運転を開始させると、循環ポンプにより、第1熱交換器及び第2熱交換器を通過した貯湯タンクの貯水が再び貯湯タンクに戻るので、小型のコージェネレーション源の排熱が貯湯タンクの貯水の顕熱として蓄熱されることになり、その後に、小型のコージェネレーション源の運転を停止させても、循環ポンプにより、貯湯タンクの貯水が第1熱交換器及び第2熱交換器を通過すると、第2熱交換器では、貯湯タンクの貯水の顕熱で暖房の温水を加熱することができるので、小型のコージェネレーション源の運転が停止されても、貯水タンクの貯水の蓄熱を介して、小型のコージェネレーション源の排熱を利用した暖房を行うことができる。
【0078】
また、請求項2に係る発明小規模コージェネレーションの排熱利用システムでは、請求項1に係る発明において、貯湯タンクの複数を並列接続に配設しており、各貯湯タンクの直径を小さくしても、各貯湯タンクの合計で必要な貯湯量を確保することができるので、貯水タンクの奥行きを小さくすることができる。
【0080】
また、請求項3に係る発明の小規模コージェネレーションの排熱利用システムでは、請求項2に係る発明において、貯湯タンクの各々に取付けられた第1貯水温度センサーの測定結果に基づいて、貯湯タンクの各々に付設された第1開閉弁を制御しており、この点、各第1開閉弁は、各貯湯タンクと循環ポンプの間で並列接続に配設されたものであることから、循環ポンプで第1熱交換器を通過させる貯水の貯湯タンクを、貯湯タンクの貯水の温度をもって選択することができ、また、各貯湯タンクの容量も小さいので、短時間で、貯湯タンクの貯水の温度を高温にすることが可能となる。
【0081】
また、請求項4に係る発明の小規模コージェネレーションの排熱利用システムでは、貯湯タンクの各々に取付けられた第2貯水温度センサーの測定結果に基づいて、貯湯タンクの各々に付設された第2開閉制御弁の開閉を制御しており、この点、各第2開閉弁は、貯水の給水ライン又は給湯の供給ラインで並列接続に配設されたものであることから、給湯に利用される貯水の貯湯タンクを、貯湯タンクの貯水の温度をもって選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の「小規模コージェネレーションの排熱利用システム」のシステムフロー図である。
【図2】本実施の形態の「小規模コージェネレーションの排熱利用システム」のフローチャート図である。
【図3】本実施の形態の「小規模コージェネレーションの排熱利用システム」の『給湯運転』のフローチャート図である。
【図4】本実施の形態の「小規模コージェネレーションの排熱利用システム」の『蓄熱運転』のフローチャート図である。
【図5】本実施の形態の「小規模コージェネレーションの排熱利用システム」の『暖房運転』のフローチャート図である。
【符号の説明】
1 小規模コージェネレーションの排熱利用システム
11 燃料電池
13 第1熱交換器
14 循環ポンプ
15A,15B,15C 貯湯タンク
18 第2熱交換器
T1,T3,T5 第2貯水温度センサー
T2,T4,T6 第1貯水温度センサー
V1,V2,V3,V4,V5,V6 電磁弁
L1 貯水ライン
L2 給湯ライン
L4 暖房ライン
Claims (4)
- 貯湯タンクの貯水が循環ポンプで第1熱交換器を通過し前記貯湯タンクに再び戻ることにより、小型のコージェネレーション源の排熱を回収するとともに前記貯湯タンクの貯水を給湯に利用する小規模コージェネレーションの排熱利用システムであって、
前記第1熱交換器と前記貯湯タンクの間に第2熱交換器を配設し、
前記第2熱交換器を介して前記貯湯タンクの貯水で暖房の温水を加熱すること、を特徴とする小規模コージェネレーションの排熱利用システム。 - 請求項1に記載する小規模コージェネレーションの排熱利用システムであって、
前記貯湯タンクの複数を並列接続で配設したこと、を特徴とする小規模コージェネレーションの排熱利用システム。 - 請求項2に記載する小規模コージェネレーションの排熱利用システムであって、
前記貯湯タンクの各々に付設されるとともに各貯湯タンクと前記循環ポンプの間で並列接続に配設された第1開閉弁と、
前記貯湯タンクの各々に取付けられた第1貯水温度センサーと、を備え、
各第1貯水温度センサーの測定結果に基づいて各第1開閉弁の開閉を制御すること、を特徴とする小規模コージェネレーションの排熱利用システム。 - 請求項2または請求項3に記載する小規模コージェネレーションの排熱利用システムであって、
前記貯湯タンクの各々に付設されるとともに前記貯水の給水ライン又は前記給湯の供給ラインで並列接続に配設された第2開閉弁と、
前記貯湯タンクの各々に取付けられた第2貯水温度センサーと、を備え、
各第2貯水温度センサーの測定結果に基づいて各第2開閉制御弁の開閉を制御すること、を特徴とする小規模コージェネレーションの排熱利用システム。
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