JP4421529B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱によりトナーを記録紙に定着させる定着部を有する画像形成装置に関する。
従来から、コピー機等の画像形成装置においては、熱によりトナーを記録紙に定着させる定着部を、短時間で定着可能温度まで上昇させるために、充電可能な補助電源(キャパシタや二次電池等)を備え、商用電源(外部電源)及び補助電源の両方の電力を用いて大電流を定着ヒータに流すことで立上り時間を短縮するものがある。このような画像形成装置しては、さらに、主電源投入時に補助電源の蓄電量を検出し、補助電源の蓄電量が規定値に達していないときは、補助電源からは定着ヒータに給電をせず、商用電源からのみの電力を定着ヒータに供給して定着部を加熱するものが提案されている(下記特許文献1参照)。
特開2003−257590号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される画像形成装置の場合、補助電源の蓄電量が足りないときは、商用電源からのみの電力を定着ヒータを供給して定着部を加熱するため、定着部が定着可能温度になるまでに長時間を要する。また、印字中は、記録紙に定着ローラの熱が奪われて定着温度が落ち込むことがあるため、補助電源の電力を補助的に定着ヒータに供給することが好ましいが、上記のように補助電源の蓄電量が充分でない状態で定着部を立ち上げた場合、定着部が定着可能温度に達した直後は、印字中に定着温度の落ち込みが発生しても、補助電源の電力を定着ヒータに供給することができない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、補助電源の蓄電量に応じた定着部の立ち上げ制御を行って、補助電源に蓄積されている電力を有効活用しつつ、ユーザの操作利便性も確保することを目的とする。
請求項1に係る発明は、トナーを記録紙に定着させる定着部の加熱のために補助的に電力を供給する補助電源と、
前記定着部を前記補助電源からの電力で加熱する第1定着ヒータと、
外部電源からの電力で前記定着部を加熱する第2定着ヒータと、
前記補助電源を前記外部電源により充電するか否かを制御する充電制御手段と、
前記充電制御手段による充電で前記補助電源が、前記定着部の急速立ち上げ時における第1定着ヒータの駆動に必要な電力量である予め定められた蓄電量に達しているか否かを判別する蓄電量判別手段と、
当該画像形成装置の主電源スイッチがオンになったとき、前記蓄電量判別手段によって前記補助電源が前記予め定められた蓄電量に達していないと判別された場合は、前記第1定着ヒータ及び第2定着ヒータを駆動させることなく、前記充電制御手段に前記補助電源を充電させ、前記蓄電量判別手段によって前記補助電源が前記予め定められた蓄電量に達していると判別された場合に、前記第1定着ヒータ及び第2定着ヒータが駆動されて前記定着部が急速に立ち上げられる制御を行う制御手段とを備え、
前記蓄電量判別手段は、記録紙に画像記録を行う記録手段による画像記録動作の開始前に、前記補助電源の蓄電量が、前記記録手段による画像記録中に前記第1定着ヒータに供給する電力量に達しているか否かを判別し、
前記画像記録動作の開始前に、前記蓄電量判別手段によって、前記補助電源の蓄電量が前記画像記録中に前記第1定着ヒータに供給する電力量に達していると判別された場合、前記制御手段は、前記第2定着ヒータにより前記定着部を加熱すると共に、前記画像記録中に前記補助電源から供給される電力で前記第1定着ヒータによって前記定着部が加熱される状態とし、前記蓄電量判別手段によって、前記補助電源の蓄電量が前記画像記録中に前記第1定着ヒータに供給する電力量に達していないと判別された場合は、前記制御手段が、前記第2定着ヒータにより前記定着部を加熱すると共に、前記記録手段の画像記録速度を、前記第1定着ヒータによる前記定着部の加熱が不要な速度まで低下させる制御を行う画像形成装置である。
この構成では、画像形成装置の主電源スイッチがオンになったとき、蓄電量判別手段によって補助電源が予め定められた蓄電量に達していないと判別されると、制御手段は、第1定着ヒータ及び第2定着ヒータを駆動させることなく、充電制御手段に補助電源を充電させ、一方、蓄電量判別手段によって補助電源が予め定められた蓄電量に達していると判別された場合には、制御手段が、第1定着ヒータ及び第2定着ヒータが駆動されるように制御することによって、画像形成装置の主電源スイッチがオンとされたときに、補助電源の蓄電量に応じた第1定着ヒータ及び第2定着ヒータの駆動制御を行う。
また、この構成では、画像形成装置の主電源スイッチがオンになったとき、補助電源の蓄電量が、定着部の急速立ち上げ時における第1定着ヒータの駆動に必要な電力量に達するまでは、制御手段は充電制御手段に補助電源を充電させるが、補助電源の蓄電量が当該電力量に達していれば、制御手段は第1定着ヒータ及び第2定着ヒータが駆動されるように制御する。
そして、制御手段は、画像形成動作の開始前に、補助電源の蓄電量が画像形成中に第1定着ヒータに供給する電力量に達しているか否かに応じた更なる制御を行う。制御手段は、画像形成動作の開始前に補助電源の蓄電量が画像形成中に第1定着ヒータに供給する電力量に達している場合、画像形成中に補助電源から供給される電力で第1定着ヒータによる定着部の加熱が可能な状態とするが、補助電源の蓄電量が画像形成中に第1定着ヒータに供給する電力量に達していない場合は、記録手段の画像形成速度を、前記第1定着ヒータによる前記定着部の加熱が不要な速度まで低下させるように制御する。
請求項2に係る発明は、トナーを記録紙に定着させる定着部の加熱のために補助的に電力を供給する補助電源と、
前記定着部を前記補助電源からの電力で加熱する第1定着ヒータと、
外部電源からの電力で前記定着部を加熱する第2定着ヒータと、
前記補助電源を前記外部電源により充電するか否かを制御する充電制御手段と、
前記充電制御手段による充電で前記補助電源の蓄電量が、前記定着部の急速立ち上げ時における前記第1定着ヒータの駆動に必要な電力量と、記録紙に画像記録を行う記録手段による画像記録中に前記第1定着ヒータに供給する電力量とを合算した合算値に達しているか否かを判別する蓄電量判別手段と、
当該画像形成装置の主電源スイッチがオンになったとき、前記蓄電量判別手段によって前記補助電源の蓄電量が前記合算値に達していると判別された場合には、前記第1定着ヒータ及び第2定着ヒータが駆動されて前記定着部が急速に立ち上げられる制御を行い、前記画像記録動作時には、前記画像記録中に前記補助電源から供給される電力で前記第1定着ヒータによって前記定着部が加熱される状態とする制御を行う制御手段とを備え、
前記制御手段は、
当該画像形成装置の主電源スイッチがオンになったとき、前記蓄電量判別手段によって前記補助電源の蓄電量が前記合算値には満たないが、前記定着部の急速立ち上げ時における前記第1定着ヒータの駆動に必要な電力量には達していると判別された場合は、前記第1定着ヒータ及び第2定着ヒータが駆動される制御を行い、
その後、前記画像記録動作の開始前に、前記蓄電量判別手段によって、前記補助電源の蓄電量が、記録紙に画像記録を行う記録手段による画像記録中に前記第1定着ヒータに供給する電力量に達していると判別された場合は、前記第2定着ヒータにより前記定着部を加熱すると共に、前記画像記録中に前記補助電源から供給される電力で前記第1定着ヒータによって前記定着部が加熱される状態とし、
前記画像記録動作の開始前における前記蓄電量判別手段による判別で、前記補助電源の蓄電量が、前記画像記録中に前記第1定着ヒータに供給する電力量に達していないと判別された場合は、前記第2定着ヒータにより前記定着部を加熱すると共に、前記記録手段の画像記録速度を、前記第1定着ヒータによる前記定着部の加熱が不要な速度まで低下させる制御を行う画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、請求項に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、当該画像形成装置の主電源スイッチがオンになったとき、前記蓄電量判別手段によって前記補助電源の蓄電量が、前記定着部の急速立ち上げ時における前記第1定着ヒータの駆動に必要な電力量に達していないと判別された場合は、前記第1定着ヒータ及び第2定着ヒータを駆動させることなく、前記充電制御手段に前記補助電源を充電させるものである。
れらの構成では、画像形成装置の主電源スイッチがオンになったとき、補助電源の蓄電量が、定着部の急速立ち上げ時における第1定着ヒータの駆動に必要な電力量と、記録紙に画像形成を行う記録手段による画像形成中に第1定着ヒータに供給する電力量とを合算した合算値に達した場合に、制御手段が、第1定着ヒータ及び第2定着ヒータが駆動されるように制御するので、定着部を急速に定着可能温度に到達させることができると共に、定着部が定着可能温度に達した直後から、画像形成中における定着温度の落ち込みに対して、補助電源の電力を定着ヒータに供給して加熱補助を行うことができる。
そして、画像形成装置の主電源スイッチがオンになったときに、制御手段は、補助電源の蓄電量が、定着部の急速立ち上げ時における第1定着ヒータの駆動に必要な電力量と、記録紙に画像形成を行う記録手段による画像形成中に第1定着ヒータに供給する電力量とを合算した合算値には満たないとしても、定着部の急速立ち上げ時における第1定着ヒータの駆動に必要な電力量に達していれば、第1定着ヒータ及び第2定着ヒータが駆動されるように制御する。そして、画像形成前には、制御手段は、画像形成動作の開始前に補助電源の蓄電量が画像形成中に第1定着ヒータに供給する電力量に達しているか否かに応じて更なる制御を行い、画像形成中に補助電源から供給される電力で第1定着ヒータによる定着部の加熱が可能な状態とするか、記録手段の画像形成速度を、前記第1定着ヒータによる前記定着部の加熱が不要な速度まで低下させるように制御する。
請求項に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、操作者に対するメッセージを表示する表示手段と、
前記蓄電量判別手段によって前記補助電源が前記予め定められた蓄電量に達していると判別されるまで、前記制御手段が、前記前記第1定着ヒータ及び第2定着ヒータが駆動されないように制御する場合には、前記補助電源が充電中である旨のメッセージを前記表示手段に表示させる表示制御手段と
を更に備えたものである。
この構成では、補助電源が予め定められた蓄電量に達するまで、第1定着ヒータ及び第2定着ヒータを駆動させない場合には、補助電源が充電中である旨のメッセージを表示手段に表示して、当該画像形成装置の操作者に、補助電源が充電中であることを認識させるようにしている。
請求項1に記載の発明によれば、補助電源の蓄電量に応じて、第1定着ヒータ及び第2定着ヒータを駆動させるか、充電制御手段に補助電源を充電させるかを制御することで、補助電源に蓄積されている電力を有効活用しつつ、ユーザの操作利便性も確保することができる。
また、主電源スイッチがオンになったときにおける定着部が立ち上がるまでの待ち時間を減らすことができ、しかも、画像形成時には、補助電源の蓄電量に応じた最適な画像形成動作を確保することができる。
請求項2及び請求項3に記載の発明によれば、定着部を急速に定着可能温度に到達させることができると共に、定着部が定着可能温度に達した直後から、画像形成中における定着温度の落ち込みに対して、補助電源の電力を定着ヒータに供給して加熱補助を行うことができる。しかも、画像形成時には、補助電源の蓄電量に応じた最適な画像形成動作を確保することができる。
請求項に記載の発明は、補助電源の蓄電量が予め定められた蓄電量に達するまで、第1定着ヒータ及び第2定着ヒータを駆動させない制御が行われる場合に、当該画像形成装置の操作者に、補助電源が充電中であることを認識させることができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態である複合機の内部構成を示すブロック図であり、特に定着ローラを加熱する定着ヒータのオン/オフを制御する定着ヒータ制御機構を中心とした機能構成図である。図2は、複合機1の各状態種別(初期立ち上げ状態、第1プリント状態、第2プリント状態、レディ状態、スリープ状態、充電状態及び急速立ち上げ状態)及び、各状態から他の状態に遷移する契機となるイベントの種別とを示す状態遷移情報である。なお、本実施形態では、発明に係る画像形成装置を、例えばプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、又はこれらの機能を併せ持つ上記複合機として説明する。但し、本発明に係る画像形成装置を複合機のみに限定する趣旨ではない。
外部電源2は、例えばいわゆる商用電源で、電力会社によるAC(交流)電源である。電源制御回路21は、複合機1を起動させる主電源スイッチであるメインスイッチ(主電源スイッチ)22のオン又はオフに応じて、外部電源2からの電力を装置各部に供給するか否かを制御するものである。
複合機1は、記録部11、指示受付部12、タイマ13、定着ローラ温度センサ14、制御部15、第1定着ヒータ17、ヒータON/OFF制御回路18、電気二重層キャパシタ(補助電源)19、充電ON/OFF制御回路25、第2定着ヒータ26、第2定着ヒータ駆動回路27、蓄電量検出部28及び表示部29を備える。
記録部11は、記録紙にトナー画像を記録するものであり、複合機1では、例えばコピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ受信機能が実行される際にプリント指示を受けて動作する。記録部11は、スキャナ部111、画像形成部112及び定着部113を備える。
スキャナ部111は、原稿照射ランプ及びCCD等からなり、コピーの対象となる原稿上に記載されている画像を読み取るものである。画像形成部112は、例えば、感光体ドラム、帯電装置、露光装置及び転写装置等からなり、電子写真方式で記録紙に画像を形成する機構である。定着部113は、熱ローラ及び加圧ローラからなる定着ローラ(図示省略)を備え、感光体ドラムでトナー画像が転写された記録紙を熱ローラ及び加圧ローラでニップし、熱及び圧力によりトナー画像を記録紙に定着させるものである。
指示受付部12は、ユーザ等からの複合機1に対する各種動作実行指示を受け付けるものであり、例えば、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ受信機能の実行指示等を受け付けるものである。指示受付部12に対する各指示は、次のようにして入力される。例えば、コピー機能実行指示は、当該複合機1の操作パネル(図示省略)からユーザにより当該複合機1に入力される。プリンタ機能実行指示は、ネットワーク等により複合機1に接続された例えばPC(パーソナルコンピュータ)から当該複合機1に送信される。ファクシミリ受信実行指示は、公衆回線等により複合機1に接続されたファクシミリ送信装置から当該複合機1に送信される。なお、プリント指示とは、記録部11の動作により記録紙に画像を記録させる動作の実行指示であり、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ受信機能等の実行指示の中に含まれる。
タイマ13は、状態判別部152から指示を受けた時点からの経過時間や現在時刻を計時するものである。定着ローラ温度センサ14は、定着ローラの温度を計測して、定着ローラ温度制御部151に出力するものである。
第1定着ヒータ17及び第2定着ヒータ26は、定着ローラを加熱するためのヒータであり、本実施形態では、ハロゲンヒータからなる。第1定着ヒータ17は、例えば1300〜1800WのDC(直流)ヒータで、第2定着ヒータ26は、例えば1200WのAC(交流)ヒータである。第1定着ヒータ17は、大電流を流して急速に加熱するために消費電力の大きいものを用いている。第1定着ヒータ17及び第2定着ヒータ26は隣接して設置されている。
電気二重層キャパシタ19は、第1定着ヒータ17を駆動するための補助電源として機能する。電気二重層キャパシタ19は、大電流での充放電が可能である。電気二重層キャパシタ19は、充放電の繰り返し寿命が比較的長いが(例えば数十万回のオーダー)、電荷を放出すると電力(電圧)が急速に低下するという特徴を有する。電気二重層キャパシタ19の充電時間は例えば数十秒である。
ヒータON/OFF制御回路18は、電気二重層キャパシタ19からの電力で第1定着ヒータ17を駆動するか否かを制御するものである。すなわち、ヒータON/OFF制御回路18は、電気二重層キャパシタ19からの電力で第1定着ヒータ17を加熱するか否かを切り換え制御する。
充電ON/OFF制御回路(充電制御手段)25は、外部電源2からの電力を電気二重層キャパシタ19に供給するか否かを切り換えることにより、電気二重層キャパシタ19を充電するか否かを切り換えるスイッチである。
第2定着ヒータ駆動回路27は、外部電源2を電力供給源として第2定着ヒータ26を駆動するか否か、すなわち、第2定着ヒータ26を加熱させるか否かを切り換えるスイッチとして機能する。当該スイッチをオンにすると第2定着ヒータ26が駆動され、当該スイッチをオフにすると第2定着ヒータ26が停止される。
制御部15は、複合機1全体の動作を制御するもので、プログラムを実行するCPU(中央処理装置)、前記プログラムを格納するROM(リードオンリーメモリ)、前記プログラム実行時の一時的な記憶領域として用いられるRAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成される。制御部(制御手段)15は、動作制御部150、定着ローラ温度制御部151、状態判別部152、スイッチ制御部153及び表示制御部154を備える。
動作制御部150は、複合機1各部の動作制御を司るものであり、指示受付部12で受け付けられるコピー機能やプリント機能等の実行指示に基づいて、記録部11等の動作を制御する。動作制御部150は、後述する第2プリント状態における、定着部113の定着ローラ回転速度制御も行う。なお、本実施形態では、制御部15が特許請求の範囲でいう制御手段に該当する(但し、制御手段を当該構成に限定する趣旨ではない)。
状態判別部(蓄電量判別手段)152は、当該複合機1の現在の状態が、初期立ち上げ状態、第1プリント状態、第2プリント状態、レディ状態、スリープ状態、充電状態、及び急速立ち上げ状態のいずれにあるかを判別するものである。状態判別部152は、電源制御回路21から送出されてくるメインスイッチ22のオン又はオフ状態や、指示受付部12からプリント指示が所定時間入力されないこと、更には、蓄電量検出部28によって検出される電気二重層キャパシタ19の蓄電量等に基づいて、複合機1が上記いずれの状態であるかを判別する。
初期立ち上げ状態は、複合機1に電源が投入された時点から(メインスイッチ22がオンとされてから)、定着ローラの温度が定着可能な所定の第1の温度範囲(例えば、180℃前後)に至るまでの状態である。
レディ状態は、プリント指示の入力を待機し、プリント指示があれば即座に定着ローラを上記第1の温度範囲まで上昇させることができる状態のことである。このレディ状態では、定着ローラの温度が、上記第1の温度範囲内よりも低い第2の温度範囲(例えば、90℃前後)に保たれる。
また、スリープ状態は、省電力化のために第1定着ヒータ17及び第2定着ヒータ26をオフにした状態である。蓄電量検出部28によって検出された電気二重層キャパシタ19の蓄電量が、定着部113を急速に立ち上げるための第1定着ヒータ17の駆動に必要な電力量P1と、記録紙に画像記録を行う記録部11による画像記録中に、記録紙が定着ローラを通過することによる定着ローラ表面温度の低下を補うために第1定着ヒータ17を駆動するのに必要な電力量P2とを合算した電力量に達しており、かつ、一定時間プリント指示が入力されない場合に、レディ状態からスリープ状態に移行するようになっている。
第1プリント状態は、電気二重層キャパシタ19の蓄電量が所定の値(後述)に達しているときに、第1定着ヒータ17の駆動・非駆動を制御して定着ローラ温度を上記第1の温度範囲内に保って画像記録動作を行う状態をいう。
第2プリント状態は、電気二重層キャパシタ19の蓄電量が所定の値に達していないときに、定着ローラの表面温度が上記第1の温度範囲に満たない場合でも記録動作(特に定着動作)が可能となるように、第1プリント状態における記録動作速度よりも低速で画像記録動作を行う状態をいう。
急速立ち上げ状態は、スリープ状態のときにプリント指示を受け付けた場合に、この受付時点から定着ローラの温度が定着可能な上記第1の温度範囲に立ち上がる状態をいう。
充電状態は、第1定着ヒータ17及び第2定着ヒータ26を駆動させずに、電気二重層キャパシタ19を充電させる状態である。
状態判別部152は、図2に示す状態遷移情報を予め記憶しており、現在の状態(遷移元状態)、及び発生したイベントから次に遷移する状態(遷移先状態)を判別する。状態判別部152は、電源制御回路21から送出されてくるメインスイッチ22のオン又はオフ状態や、指示受付部12からプリント指示が所定時間入力されないこと等に基づいて、複合機1が実行すべき上記いずれかの状態を判別する。状態判別部152は、判別した状態を示す情報をスイッチ制御部153に送出する。
定着ローラ温度制御部151は、上記第1プリント状態において、定着ローラの温度が上記第1の温度範囲内となるように、ヒータON/OFF制御回路18及び第2定着ヒータ駆動回路27を駆動制御して、第1定着ヒータ17及び第2定着ヒータ26のオンオフを制御するものである。また、定着ローラ温度制御部151は、レディ状態において、定着ローラの温度が所定の第2の温度範囲内にあるように第2定着ヒータ26のオン・オフを制御するものである。これら定着ローラ温度制御部151による各制御は、スイッチ制御部153を介して行われる。
スイッチ制御部153は、状態判別部152によって判別された現在の複合機1の各状態毎に、或いは、定着ローラ温度制御部151からの指示に基づいて、ヒータON/OFF制御回路18、充電ON/OFF制御回路25及び第2定着ヒータ駆動回路27の切り換えを制御するものである。
表示制御部(表示制御手段)154は、表示部29の動作を制御するものであり、表示部29に表示させる表示内容(操作者に対する各種メッセージ等)を管理する。
蓄電量検出部(蓄電量判別手段の一部として機能)28は、電気二重層キャパシタ19からなる補助電源の蓄電量を検出するものである。蓄電量検出部28は、検出した蓄電量を、状態判別部152及び動作制御部150に送出する。
表示部(表示手段)29は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、表示制御部154による制御の下、操作者に対する各種メッセージを表示する。
図3は、上記複合機1の各状態におけるヒータON/OFF制御回路18、充電ON/OFF制御回路25及び第2定着ヒータ駆動回路27の状態を示す図である。この複合機1の各状態に対応するヒータON/OFF制御回路18、充電ON/OFF制御回路25及び第2定着ヒータ駆動回路27の切替制御は、スイッチ制御部153によって行われる。複合機1の各状態に対応するヒータON/OFF制御回路18、充電ON/OFF制御回路25及び第2定着ヒータ駆動回路27の状態は、スイッチ制御部153が自ら記憶しておいてもよいし、図略の記憶部に記憶させておき、スイッチ制御部153が必要に応じて読み出すものとしてもよい。また、充電ON/OFF制御回路25及び第2定着ヒータ駆動回路27による電力供給制御は、電力を供給する場合をオン、電力を供給しない場合をオフとして示す。
初期立ち上げ状態及び急速立ち上げ状態においては、充電ON/OFF制御回路25はオフとされる。また、ヒータON/OFF制御回路18により第1定着ヒータ17はオンとされ、第2定着ヒータ駆動回路27により第2定着ヒータ26はオンとされる。
また、レディ状態においては、ヒータON/OFF制御回路18により第1定着ヒータ17はオフとされ、充電ON/OFF制御回路25はオンとされる。また、第2定着ヒータ駆動回路27により第2定着ヒータ26はオンとされる。
スリープ状態では、ヒータON/OFF制御回路18により第1定着ヒータ17がオフとされる。充電ON/OFF制御回路25はオフとされ、電気二重層キャパシタ19は充電されない。第2定着ヒータ駆動回路27により第2定着ヒータ26もオフとされる。
第1プリント状態においては、定着ローラ温度センサ14からスイッチ制御部153に入力される定着ローラの温度値に基づいて、ヒータON/OFF制御回路18により第1定着ヒータ17のオン又はオフが切り換えられ、定着ローラの温度が上記第1の温度範囲に保たれるようになっている。充電ON/OFF制御回路25はオフとされる。第2定着ヒータ駆動回路27により第2定着ヒータ26はオンとされる。
第2プリント状態においては、ヒータON/OFF制御回路18により第1定着ヒータ17がオフとされ、充電ON/OFF制御回路25もオフとされる。但し、第2定着ヒータ駆動回路27により第2定着ヒータ26はオンとされる。
充電状態では、ヒータON/OFF制御回路18により第1定着ヒータ17がオフとされ、第2定着ヒータ駆動回路27により第2定着ヒータ26もオフとされるが、充電ON/OFF制御回路25はオンとされる。
次に、本発明に係る複合機1における定着ヒータ制御機構の回路イメージについて説明する。図4は、定着ヒータ制御機構の回路イメージ(概略)を示す回路図である。
外部電源(AC)2は、第2定着ヒータ駆動回路27を介して第2定着ヒータ26に接続される。外部電源2は、AC電流をDC電流に整流するダイオード41を介して第1定着ヒータ17側に接続される。これにより、第1定着ヒータ17にはDC電流が流れ、第2定着ヒータ26にはAC電流が流れる。これら第1定着ヒータ17及び第2定着ヒータ26により定着ヒータ30が構成される。
第1定着ヒータ17が接続される回路には、充電ON/OFF制御回路25、電気二重層キャパシタ19、及びヒータON/OFF制御回路18が接続されている。充電ON/OFF制御回路25は、電気二重層キャパシタ19が外部電源2からの電力で充電される接続とするか否かを切り換えるものである。ダイオード41からの電流は、充電ON/OFF制御回路25を介して電気二重層キャパシタ19に供給される。
電気二重層キャパシタ19は、外部電源2の電力で充電される。また、電気二重層キャパシタ19は、第1定着ヒータ17にも接続されて、電気二重層キャパシタ19の電力を第1定着ヒータ17に供給するようになっている。これら電気二重層キャパシタ19と第1定着ヒータ17との間には、ヒータON/OFF制御回路18が接続されており、電気二重層キャパシタ19からの電力で第1定着ヒータ17を駆動するか否かを制御できるようになっている。
また、第2定着ヒータ26側の回路は、外部電源2と第2定着ヒータ26が接続されている。これら外部電源2と第2定着ヒータ26との間には、第2定着ヒータ駆動回路27が接続されており、この第2定着ヒータ駆動回路27により、外部電源2からの電力で第2定着ヒータ26を駆動するか否かを制御できるようになっている。
次に、複合機1における定着ヒータ駆動制御時の処理について第1実施形態を説明する。図5及び図6は、複合機1における定着ヒータ駆動制御時の処理について第1実施形態を示すフローチャート、図7は複合機1の動作状態と、各動作状態における使用電力と、補助電源の蓄電量との関係を示す図である。
複合機1のメインスイッチ22(主電源スイッチ)が、オンとされたことを電源制御回路21が検知すると(S1でYES)、電源制御回路21はメインスイッチ22がオン状態となったことを示す信号を状態判別部152及び蓄電量検出部28に送出する。蓄電量検出部28は、当該信号を電源制御回路21から受け取ると、電気二重層キャパシタ19の蓄電量が所定量に達しているかを検出する。
ここで、上記「所定量」とは、定着部113を急速に立ち上げるための第1定着ヒータ17の駆動に必要な電力量P1と、記録紙に画像記録を行う記録部11による画像記録中に、記録紙が定着ローラを通過することによる定着ローラ表面温度の低下を補うために第1定着ヒータ17を駆動するのに必要な電力量P2とを合算した合算値からなる電力量である。
続いて、状態判別部152は、蓄電量検出部28によって検出された上記蓄電量が、上記P1+P2に達しているか否かを判別する(S2)。蓄電量検出部28の検出した蓄電量が、上記P1+P2に達している場合(S2でYES)、状態判別部152は、これをもって複合機1の状態を初期立ち上げ状態と判別し、この装置状態を示す信号をスイッチ制御部153に送出する。
蓄電量検出部28の検出した蓄電量が、上記P1+P2に達していない場合は(S2でNO)、状態判別部152は、複合機1の状態を初期立ち上げ状態には移行させない。表示制御部154は、「補助電源を充電中です。しばらくお待ち下さい」等のメッセージを表示部29に表示させる(S23)。そして、状態判別部152は、蓄電量検出部28の検出した蓄電量が、上記P1+P2に達していないことをもって、複合機1の状態を充電状態と判別し、スイッチ制御部153は、ヒータON/OFF制御回路18により第1定着ヒータ17をオフとし、充電ON/OFF制御回路25はオンとし、第2定着ヒータ駆動回路27に第2定着ヒータ26をオフとして(S24)、電気二重層キャパシタ19を外部電源2の電力で充電する。
スイッチ制御部153は、上記初期立ち上げ状態を示す信号を受け取ると、充電ON/OFF制御回路25をオフとし、ヒータON/OFF制御回路18により第1定着ヒータ17をオンとし、さらに第2定着ヒータ駆動回路27に第2定着ヒータ26をオンとさせる(S3)。すなわち、外部電源2及び電気二重層キャパシタ19の両方の電力を用いて定着部113が立ち上げられる。この定着部立ち上げ動作は、定着ローラ温度制御部151及びスイッチ制御部153により、定着ローラ温度センサ14から得られる定着ローラの温度が、上述の第1の温度範囲に達したと検出されるまで継続される(S4)。この定着部立ち上げ動作により、電気二重層キャパシタ19の蓄電量は、図7に示すように、P1+P2から、定着部の立ち上げ補助電力時に消費される電力量P1だけ減少して、P2となる。
定着ローラ温度センサ14により定着ローラの温度が第1の温度範囲に達すると(S4でYES)、状態判別部152は、指示受付部12からプリント指示を受け付けたことを示す信号が入力されたかを判断する(S5)。なお、このプリント指示は、上述したように、記録部11の動作により記録紙に画像を記録させる動作の実行指示であり、複合機1に、プリント動作を伴う機能の実行指示(例えば、操作者によるコピー機能実行指示、外部接続されたパーソナルコンピュータからのプリント出力実行指示、外部のファクシミリ装置からのファクシミリデータ受信時における受信データのプリント出力指示等)が入力された場合に、指示受付部12に受け付けられる。
指示受付部12からプリント指示を受け付けたことを示す信号が入力された場合(S5でYES)、状態判別部152は、複合機1の状態が第1プリント状態であると判断し、この装置状態を示す信号をスイッチ制御部153に送出する。スイッチ制御部153は、充電ON/OFF制御回路25をオフとし、第2定着ヒータ駆動回路27に第2定着ヒータ26をオンとさせた状態を維持するが、ヒータON/OFF制御回路18には、定着ローラ温度センサ14から送られてくる温度情報に基づいて、定着ローラの温度が上記第1の温度範囲を保つように、適時に第1定着ヒータ17のオン/オフを切り換えさせる(S6)。プリント時には、定着ローラへの通紙状況により、第2定着ヒータ26による加熱だけでは、定着ローラの熱が記録紙に奪われて定着ローラの温度が低下することがあるため、かかる温度低下を回避して、定着ローラの温度を一定に保つためである。動作制御部150は、記録部11に記録動作を実行させる(S7)。この記録動作時、電気二重層キャパシタ19の蓄電量は、図7に示すように、P2となっているため、記録動作中に記録紙が定着ローラを通過することによる定着ローラ表面温度の低下を補うために第1定着ヒータ17を駆動するのに必要な電力量P2を、電気二重層キャパシタ19から第1定着ヒータ17に供給することが可能である。この記録動作後は、電気二重層キャパシタ19の蓄電量は供給された分だけP2から減少する。
上記記録部11の記録動作により、プリントが終了すると(S8でYES)、状態判別部152は、複合機1の状態がレディ状態になったと判別して、この装置状態を示す信号をスイッチ制御部153に送出する。スイッチ制御部153は、充電ON/OFF制御回路25をオンとし、ヒータON/OFF制御回路18はオフとして、第1定着ヒータ17を停止状態として、第2定着ヒータ駆動回路27はオンとして第2定着ヒータ26を駆動状態としておく(S9)。このとき、電気二重層キャパシタ19は充電されるため、電気二重層キャパシタ19の蓄電量は、図7に示すように、時間の経過と共に増加して、P1+P2に近づいていく。
なお、上記S5で指示受付部12からプリント指示を受け付けたことを示す信号が状態判別部152に入力されない場合も(S5でNO)、状態判別部152は、複合機1の状態がレディ状態になったと判別して、スイッチ制御部153はS9の処理を行う。
状態判別部152は、複合機1の状態を上記レディ状態と判別した場合、上記S9の処理を行うと共に、複合機1の状態をレディ状態を判別した時点からの時間経過の計測をタイマ13に開始させる(S10)。
このタイマ13による経過時間計測中に、指示受付部12でプリント指示を受け付けた場合(S11でYES)、蓄電量検出部28は、電気二重層キャパシタ19の蓄電量が、記録部11による画像記録中に記録紙が定着ローラを通過することによる定着ローラ表面温度の低下を補うために第1定着ヒータ17を駆動するのに必要な電力量P2に達しているかを検出する。
ここで、蓄電量検出部28によって検出された電気二重層キャパシタ19の電力量が上記電力量P2に達していると状態判別部152が判別した場合(S18でYES)、状態判別部152は、複合機1の状態が第1プリント状態であると判別し、この装置状態を示す信号をスイッチ制御部153に送出する。スイッチ制御部153は、充電ON/OFF制御回路25をオフとし、第2定着ヒータ駆動回路27に第2定着ヒータ26をオンとさせた状態を維持するが、ヒータON/OFF制御回路18には、定着ローラ温度センサ14から送られてくる温度情報に基づいて、定着ローラの温度が上記第1の温度範囲を保つように、適時に第1定着ヒータ17のオン/オフを切り換えさせる(S19)。このとき、動作制御部150は、記録部11(画像形成部112及び定着部113等)の動作速度を通常速度に設定する(S20)。
また、上記電力量P2に達していない場合は(S18でNO)、状態判別部152は、複合機1の状態が第2プリント状態であると判別し、この装置状態を示す信号をスイッチ制御部153に送出する。スイッチ制御部153は、ヒータON/OFF制御回路18をオフとして第1定着ヒータ17を非駆動とし、充電ON/OFF制御回路25をオフとする。但し、スイッチ制御部153は、第2定着ヒータ駆動回路27をオンとして第2定着ヒータ26を駆動する(S21)。このとき、動作制御部150は、記録部11(画像形成部112及び定着部113等)の動作速度を低速に設定する(S22)。
ここで、上記「通常速度」とは、スイッチ制御部153によるヒータON/OFF制御回路18の制御で、上記第1の温度範囲を保つように第1定着ヒータ17のオン/オフを切り換えて第1定着ヒータ17によって定着ローラを加熱しながら、画像記録を行う場合の画像記録速度である。これに対して、上記「低速」とは、第1定着ヒータ17による上記加熱を受けなくても記録紙へのトナー定着が可能となる画像記録速度をいう。定着ローラの回転速度を遅くして記録紙と定着ローラ表面との接触時間を長くすることによって、第1定着ヒータ17による上記加熱がなくても、トナーを記録紙に定着させるようにする。従って、「通常速度」と「低速」とを比較した場合、「通常速度」よりも「低速」の方が遅い速度となる。
動作制御部150は、上記のように、記録部11の動作速度を「通常速度」又は「低速」に設定した後、記録部11に画像記録動作を行わせる(S7)。この後、処理はS8移行の処理が行われる。
また、複合機1がレディ状態にあるときに、プリント指示が指示受付部12に受け付けられない場合は(S11でNO)、電気二重層キャパシタ19の蓄電量が上記P1+P2に達しており(S12でYES)、かつ、複合機1がレディ状態に移行してから所定時間(例えば、1分)が経過した場合に(S13でYES)、状態判別部152は、複合機1の状態をスリープ状態と判別して、この装置状態を示す信号をスイッチ制御部153に送出する。
スイッチ制御部153は、ヒータON/OFF制御回路18オフとして第1定着ヒータ17を停止状態とし、充電ON/OFF制御回路25をオフとして、電気二重層キャパシタ19への充電を停止させる。また、スイッチ制御部153は、第2定着ヒータ駆動回路27もオフとして第2定着ヒータ26を停止状態にする(S14)。このように第1定着ヒータ17及び第2定着ヒータ26の両方を停止状態にすることによって、消費電力を低減した状態で、更なるプリント指示に待機する。
このスリープ状態のときに、プリント指示を受け付けたことを示す信号が指示受付部12から状態判別部152に入力されると(S15でYES)、状態判別部152は、複合機1の状態が急速立ち上げ状態であると判別し、この装置状態を示す信号をスイッチ制御部153に送出する。この急速立ち上げ状態の場合、スイッチ制御部153は、充電ON/OFF制御回路25をオフとし、さらに、ヒータON/OFF制御回路18により第1定着ヒータ17をオンとし、第2定着ヒータ駆動回路27に第2定着ヒータ26をオンとさせる(S16)。定着ローラ温度センサ14から得られる定着ローラの温度が、上述の第1の温度範囲に達したと検出されると(S17でYES)、処理はS6に戻り、S6乃至S17の処理が繰り返される。
なお、上記S2以降の処理のいずれかの時点でメインスイッチ22がオフになったことが検出されると、処理はS1に戻される。
次に、複合機1による定着ヒータ駆動制御時の処理の第2実施形態を説明する。図8及び図9は、複合機1による定着ヒータ駆動制御時の処理の第2実施形態を示すフローチャートである。なお、図5及び図6に示した第1実施形態と同様の処理は同符号を付して説明を省略する。
本第2実施形態では、複合機1のメインスイッチ22がオンとされた場合(S1でYES)、蓄電量検出部28は、電気二重層キャパシタ19の蓄電量を検出し、この検出結果に基づいて、状態判別部152が、定着部113を急速に立ち上げるための第1定着ヒータ17の駆動に必要な電力量P1に達しているかを判別する(S31)。そして、電気二重層キャパシタ19の蓄電量が電力量P1に達していれば(S31でYES)、第1実施形態で初期立ち上げ状態への移行基準としていたP1+P2に満たない電力量であっても、状態判別部152は、これをもって複合機1の状態が初期立ち上げ状態と判別し、この装置状態を示す信号をスイッチ制御部153に送出し、定着部113の立ち上げが行われる。(S3)。なお、蓄電量検出部28の検出した蓄電量が、電力量P1に達していない場合は(S31でNO)、表示部29のメッセージ表示(S23)、及び電気二重層キャパシタ19の充電(S24)が行われる。
また、定着部113の温度が定着可能温度に到達し(S4でYES)、その後に指示受付部12からプリント指示を受け付けたことを示す信号が入力された場合には(S5でYES)、第1実施形態として図6に示したS18以降の処理が行われる。
また、複合機1がスリープ状態のときに、指示受付部12からプリント指示を受け付けたことを示す信号が入力された場合は(S15でYES)、定着部113の急速立ち上げが行われるが(S16)、定着ローラが定着可能温度に到達すると(S17でYES)、処理はS19に移行し、S19以降の処理が行われる。
次に、複合機1における定着ヒータ駆動制御時の処理について第3実施形態を説明する。図10及び図11は、複合機1における定着ヒータ駆動制御時の処理について第3実施形態を示すフローチャートである。なお、図9と同様の処理は図示及び説明を省略し、また、図10及び図11においては、図5及び図6に示した第1実施形態、図8及び図9に示した第2実施形態と同様の処理は同符号を付して説明を省略する。
本第3実施形態は、条件に応じて、上記第1実施形態及び第2実施形態で示した両方の処理を行うものである。複合機1のメインスイッチ22(主電源スイッチ)が、オンとされたことを電源制御回路21が検知し(S1でYES)、蓄電量検出部28が、当該信号を電源制御回路21から受け取ると、蓄電量検出部28は、電気二重層キャパシタ19の蓄電量が所定量に達しているかを検出する。
そして、状態判別部152は、まず、蓄電量検出部28によって検出された上記蓄電量が、上記P1+P2に達しているか否かを判別する(S2)。状態判別部152によって、上記P1+P2に達していると判別された場合(S2でYES)、スイッチ制御部153は複合機1を初期立ち上げ状態とする。動作制御部150は、定着ローラが定着可能温度に到達した後にプリント指示があれば(S3,S4でYES,S5でYES)、即座に、第1定着ヒータ17による加熱補助を受けながら通常速度で行われる画像記録動作を実行させる(S19,S20,S7)。
また、上記S2において、蓄電量検出部28によって検出された上記蓄電量が、上記P1+P2には達していないが(S2でNO)、P1には達していると状態判別部152によって判別された場合は(S31でYES)、動作制御部150は、定着ローラが定着可能温度に到達した後にプリント指示があった場合であっても(S41,S42でYES,S43でYES)、即座には、第1定着ヒータ17による加熱補助を受けながら通常速度で行われる画像記録動作を実行させない。蓄電量検出部28によって検出された電気二重層キャパシタ19の電力量が上記電力量P2に達していると状態判別部152が判別した場合にのみ(S18でYES)、動作制御部150は、第1定着ヒータ17による加熱補助を受けながら通常速度で行われる画像記録動作を実行させる(S19,S20,S7)。蓄電量検出部28によって検出された電気二重層キャパシタ19の電力量が上記電力量P2に達していないと状態判別部152が判別した場合は(S18でNO)、第2定着ヒータ26のみの駆動による低速の記録動作が動作制御部150によって実行される(S21,S22,S7)。
なお、本発明は、上記実施形態のものに限定されるものではなく、更に以下に述べる態様を採用することができる。例えば、上記各実施形態では、補助電源として電気二重層キャパシタ19を用いているが、電気二重層キャパシタ19は一例に過ぎず、他のものを用いても構わない。
また、上記実施形態では、図5のS2、図8のS31,S18等における補助電源の蓄電量の判別を、蓄電量検出部28によって検出される電気二重層キャパシタ19の蓄電量に基づいて、状態判別部152が行うものとしているが、例えば、補助電源として、電気二重層キャパシタ19に代えてリチウムイオン電池を備えるようにし、蓄電量検出部28によって検出されるリチウムイオン電池の蓄電量に基づいて、状態判別部152が、上述した判別を行うものとしてもよい。
また、補助電源として、電気二重層キャパシタ19に加えて更にリチウムイオン電池も備え、蓄電量検出部28が電気二重層キャパシタ19及びリチウムイオン電池の各蓄電量を検出し、これらを合算した蓄電量に基づいて、状態判別部152が、上述した判別を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、第1定着ヒータ17にはDC電流が流れ、第2定着ヒータ26にはAC電流が流れるように構成されているが、本発明は、各定着ヒータに流される電流にACを用いるかDCを用いるかに限定されるものではない。
また、上記図1乃至図11に示した構成及び処理は、本発明の単なる一実施形態に過ぎず、本発明の構成及び処理をこれらに限定するものではない。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態である複合機の内部構成を示すブロック図であり、特に定着ローラを加熱する定着ヒータのオン/オフを制御する定着ヒータ制御機構を中心とした機能構成図である。 複合機の各状態種別及び、各状態から他の状態に遷移する契機となるイベントの種別とを示す状態遷移情報である。 複合機の各状態におけるヒータON/OFF制御回路、リレースイッチ、充電ON/OFF制御回路及び第2定着ヒータ駆動回路の状態を示す図である。 定着ヒータ制御機構の回路イメージ(概略)を示す回路図である。 複合機による定着ヒータ駆動制御時の処理の第1実施形態を示すフローチャートである。 複合機による定着ヒータ駆動制御時の処理の第1実施形態を示すフローチャートである。 複合機の動作状態と、各動作状態における使用電力と、補助電源の蓄電量との関係を示す図である。 複合機による定着ヒータ駆動制御時の処理の第2実施形態を示すフローチャートである。 複合機による定着ヒータ駆動制御時の処理の第2実施形態を示すフローチャートである。 複合機による定着ヒータ駆動制御時の処理の第3実施形態を示すフローチャートである。 複合機による定着ヒータ駆動制御時の処理の第3実施形態を示すフローチャートである。
1 複合機
2 外部電源
11 記録部
112 画像形成部
113 定着部
14 定着ローラ温度センサ
15 制御部
150 動作制御部
151 定着ローラ温度制御部
152 状態判別部
153 スイッチ制御部
154 表示制御部
17 第1定着ヒータ
18 ヒータON/OFF制御回路
19 電気二重層キャパシタ
25 充電ON/OFF制御回路
26 第2定着ヒータ
27 第2定着ヒータ駆動回路
28 蓄電量検出部
29 表示部
30 定着ヒータ

Claims (4)

  1. トナーを記録紙に定着させる定着部の加熱のために補助的に電力を供給する補助電源と、
    前記定着部を前記補助電源からの電力で加熱する第1定着ヒータと、
    外部電源からの電力で前記定着部を加熱する第2定着ヒータと、
    前記補助電源を前記外部電源により充電するか否かを制御する充電制御手段と、
    前記充電制御手段による充電で前記補助電源が、前記定着部の急速立ち上げ時における第1定着ヒータの駆動に必要な電力量である予め定められた蓄電量に達しているか否かを判別する蓄電量判別手段と、
    当該画像形成装置の主電源スイッチがオンになったとき、前記蓄電量判別手段によって前記補助電源が前記予め定められた蓄電量に達していないと判別された場合は、前記第1定着ヒータ及び第2定着ヒータを駆動させることなく、前記充電制御手段に前記補助電源を充電させ、前記蓄電量判別手段によって前記補助電源が前記予め定められた蓄電量に達していると判別された場合に、前記第1定着ヒータ及び第2定着ヒータが駆動されて前記定着部が急速に立ち上げられる制御を行う制御手段とを備え、
    前記蓄電量判別手段は、記録紙に画像記録を行う記録手段による画像記録動作の開始前に、前記補助電源の蓄電量が、前記記録手段による画像記録中に前記第1定着ヒータに供給する電力量に達しているか否かを判別し、
    前記画像記録動作の開始前に、前記蓄電量判別手段によって、前記補助電源の蓄電量が前記画像記録中に前記第1定着ヒータに供給する電力量に達していると判別された場合、前記制御手段は、前記第2定着ヒータにより前記定着部を加熱すると共に、前記画像記録中に前記補助電源から供給される電力で前記第1定着ヒータによって前記定着部が加熱される状態とし、前記蓄電量判別手段によって、前記補助電源の蓄電量が前記画像記録中に前記第1定着ヒータに供給する電力量に達していないと判別された場合は、前記制御手段が、前記第2定着ヒータにより前記定着部を加熱すると共に、前記記録手段の画像記録速度を、前記第1定着ヒータによる前記定着部の加熱が不要な速度まで低下させる制御を行う画像形成装置。
  2. トナーを記録紙に定着させる定着部の加熱のために補助的に電力を供給する補助電源と、
    前記定着部を前記補助電源からの電力で加熱する第1定着ヒータと、
    外部電源からの電力で前記定着部を加熱する第2定着ヒータと、
    前記補助電源を前記外部電源により充電するか否かを制御する充電制御手段と、
    前記充電制御手段による充電で前記補助電源の蓄電量が、前記定着部の急速立ち上げ時における前記第1定着ヒータの駆動に必要な電力量と、記録紙に画像記録を行う記録手段による画像記録中に前記第1定着ヒータに供給する電力量とを合算した合算値に達しているか否かを判別する蓄電量判別手段と、
    当該画像形成装置の主電源スイッチがオンになったとき、前記蓄電量判別手段によって前記補助電源の蓄電量が前記合算値に達していると判別された場合には、前記第1定着ヒータ及び第2定着ヒータが駆動されて前記定着部が急速に立ち上げられる制御を行い、前記画像記録動作時には、前記画像記録中に前記補助電源から供給される電力で前記第1定着ヒータによって前記定着部が加熱される状態とする制御を行う制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    当該画像形成装置の主電源スイッチがオンになったとき、前記蓄電量判別手段によって前記補助電源の蓄電量が前記合算値には満たないが、前記定着部の急速立ち上げ時における前記第1定着ヒータの駆動に必要な電力量には達していると判別された場合は、前記第1定着ヒータ及び第2定着ヒータが駆動される制御を行い、
    その後、前記画像記録動作の開始前に、前記蓄電量判別手段によって、前記補助電源の蓄電量が、記録紙に画像記録を行う記録手段による画像記録中に前記第1定着ヒータに供給する電力量に達していると判別された場合は、前記第2定着ヒータにより前記定着部を加熱すると共に、前記画像記録中に前記補助電源から供給される電力で前記第1定着ヒータによって前記定着部が加熱される状態とし、
    前記画像記録動作の開始前における前記蓄電量判別手段による判別で、前記補助電源の蓄電量が、前記画像記録中に前記第1定着ヒータに供給する電力量に達していないと判別された場合は、前記第2定着ヒータにより前記定着部を加熱すると共に、前記記録手段の画像記録速度を、前記第1定着ヒータによる前記定着部の加熱が不要な速度まで低下させる制御を行う画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、当該画像形成装置の主電源スイッチがオンになったとき、前記蓄電量判別手段によって前記補助電源の蓄電量が、前記定着部の急速立ち上げ時における前記第1定着ヒータの駆動に必要な電力量に達していないと判別された場合は、前記第1定着ヒータ及び第2定着ヒータを駆動させることなく、前記充電制御手段に前記補助電源を充電させる請求項に記載の画像形成装置。
  4. 操作者に対するメッセージを表示する表示手段と、
    前記蓄電量判別手段によって前記補助電源が前記予め定められた蓄電量に達していると判別されるまで、前記制御手段が、前記前記第1定着ヒータ及び第2定着ヒータが駆動されないように制御する場合には、前記補助電源が充電中である旨のメッセージを前記表示手段に表示させる表示制御手段と
    を更に備えた請求項1に記載の画像形成装置。
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