JP4420274B2 - 時計用表示板 - Google Patents

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Description

本発明は、時計に内蔵され光エネルギーを電気エネルギーに変換して使用するソーラーセル(太陽電池)、または、時計に内蔵されたバックライト照明用のエレクトロルミネッセンス(EL)、またはその両方の表面側(上面側)に配設される時計用表示板(文字板)に関する。
従来より、腕時計などのソーラーセル付時計の表示板構造にソーラーセル(太陽電池)が用いられているが、このソーラーセルは、通常アモルファスシリコンなどから形成され、光エネルギーを電気エネルギーに変換するものである。そのため、ソーラーセルは、その機能から光があたる位置、すなわちソーラーセル付時計用表示板の下面側に配置され、受光した光を時計用表示板を透過させて、ソーラーセルに入射させて発電機能を起こさせるものである。
また、腕時計などバックライト付時計の表示板構造にバックライト照明用のエレクトロルミネッセンスが用いられているが、エレクトロルミネッセンスは、バックライト付時計用表示板の下面側に配設され、発光した光を透過させて文字板を照明する機能を果たすようになっている。
このようにソーラーセル付時計用表示板やバックライト付時計用表示板は、光の透過性が要求されるため、プラスチック材が従来から多く使われている。
すなわち、プラスチック材であるので、光の透過性が得られる他に、コストが安価であること、塗装や印刷などで装飾を容易に施すことができる。
また、プラスチック材であるので、ソーラーセルの時計にあっては、着色や装飾を施すことによって、容易にソーラーセルの濃紫色を和らげることができるなどの利点がある。
しかしながら、このようなソーラー時計表示板構造にあっては、図8に示したように、ソーラーセル132とソーラーセル132との間に絶縁帯133があるために、この絶縁帯133が十字線として現れ、色調を含めたデザインが大幅に限定され、外観が劣り商品性が低下することとなっていた。
このために、ソーラーセル付時計用表示板にプラスチック材を用いたものとして、特許文献1のようなソーラー時計用表示板が提案されている。
すなわち、このソーラー時計用表示板は、図9に示したように、モジュール4の表面側に固着されたソーラーセル111と、このソーラーセル111の表面側に設けられたソーラー時計用表示板112とから構成されている。
このソーラー時計用表示板112は、有色半透明基板113と、この有色半透明基板113の表側に設けられた模様層114と、有色半透明基板113の裏側に蒸着された有色薄膜層である有色の金属蒸着層115とから構成されている。
このように構成することによって、有色半透明基板113に入射した光のうち、有色半透明基板113の色と異なる系統の波長域の光は有色半透明基板113に吸収される。有色半透明基板113の色と同系統の波長域の光の一部は、金属蒸着層115を透過してソ
ーラーセルに達し、ソーラーセルの発電に寄与され、残りは表面に向かって反射される。
そして、金属蒸着層115によって反射された光が、有色半透明基板113に混入された顔料または染料、および模様層114によって光が拡散されて、観察者の目に達する。これによって、観察者には、有色半透明基板113の表面全体が、一様に有色半透明基板113の色をベースに金属蒸着層115の色を組合わせた微妙な色合いとともに、模様層114とが視認される。このために、茶褐色または暗青色のソーラーセル及び絶縁帯の十字線が透けて見えなくなる。
これによって、デザインバリエーションを高め、ソーラーセルの外部からの視認を妨げるとともに、ソーラーセルの発電を少なくとも生じせしめる光透過率を有するようにしたものである。
特開平09−269382号公報
しかしながら、このような特許文献1に開示されている従来のソーラー時計用表示板112では、透明なポリカーボネート樹脂またはアクリル樹脂に、顔料または染料を混合したペレットを使用し、射出成形によって有色半透明基板113を作製したものである。このため、色調が単色で変化に乏しく、高級感に欠けていた。
また、このソーラー時計用表示板112では、有色半透明基板113の裏面側に金属蒸着層115が位置するため、この時計用表示板112は金属感がなく、高級感に欠け、デザイン変化に乏しいものであった。
従って、特許文献1に開示されている従来のソーラー時計用表示板112では、通常普通の腕時計に用いられる金属からなる時計用表示板に比較しても、金属質感、色調、高級感、デザインバリエーションのいずれにおいても、まだまだ十分に満足できるものではなかった。
本発明は、このような現状に鑑み、通常の金属製の表示板と同様の金属質感、色調、高級感、微妙な色合いを出すことができ、デザインバリエーションが大幅に拡大され、これにより、外観品質がよくなり、商品性を高めることができる時計用表示板を提供することを目的とする。
しかも、本発明は、時計用表示板の裏面に配設されているソーラーセルまたはエレクトロルミネッセンスが、表示板側から見えなくなるとともに、所定の光透過率を確保することができ、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなく、常時時計が作動して停止することがなく、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光を遮蔽して照明度が低下することもない時計用表示板を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の時計用表示板は、時計に内蔵されたソーラーセルまたはエレクトロルミネッセンスの表面側に配設される、光が透過可能な時計用表示板であって、
パールのような光沢を有する顔料が含まれた光透過性基板と、
前記光透過性基板の下面側に形成され、色調と光透過率を調整するコントロール被膜と、
前記光透過性基板の上面側に形成され、金属質感を出す金属被膜または金属酸化物被膜
とから構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、光透過性基板に含まれるパールのような光沢を有する顔料の作用によって、パールのような光の輝きが得られ、表示板の裏面に形成したコントロール被膜により、色調が調整され、しかも、光透過性基板の上面側に形成された金属被膜または金属酸化物被膜によって、金属質感が出ることになり、これらの総合作用によって、今までにない、色調変化、金属質感、光の輝きなどが醸し出された、極めて、高級感、デザインバリエーションに優れ、外観品質が、商品性を高めることができる時計用表示板を提供することができる。
しかも、この場合、時計用表示板は、時計用表示板の裏面に配設されているソーラーセルまたはエレクトロルミネッセンスが、表示板側から見えなくなるとともに、所定の光透過率を確保することができ、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなく、常時時計が作動して停止することがなく、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光を遮蔽して照明度が低下することもない。
また、本発明では、光透過性基板に含まれるパールのような光沢を有する顔料が、マイの表面に金属または金属酸化物が被覆された顔料からなるのが好ましい。
この場合、マイの表面に被覆される金属としては、ニッケル、アルミニウム、金、銀、銅、パラジウムから選択した1種の金属、またはこれらの金属の2種以上の合金金属から構成することができる。
また、マイの表面に被覆される金属酸化物としては、酸化チタン、酸化鉄、酸化スズ、酸化シリコン、酸化アルミニウム、または酸化ジルコニウムから選択した少なくとも1種の金属酸化物から構成することができる。
さらに、本発明では、光透過性基板に含まれるパールのような光沢を有する顔料が、マイカを、40〜80重量%、金属または金属酸化物を、20〜60重量%含むのが好ましい。
このような割合であれば、マイカの有する色調、光沢と、金属または金属酸化物の有する金属色があいまって、パールのような光沢を有し、しかも金属光沢をも有するような光沢を光透過性基板に付与することができる。
また、本発明では、このようなマイカとしては、特に限定されるものではないが、例えば、透明または淡い黄色を呈する硬質マイカ(Muscovite)(Kal2(Si3Al)O10
(OH)2)、褐色または暗緑色を呈する軟質マイカ(Phlogopite)(KMg(Si3Al
)O10(OH)2)を用いることができる。
また、本発明では、光透過性基板に含まれるパールのような光沢を有する顔料が、酸化アルミニウムまたは酸化シリコンからなるフレークの表面に金属または金属酸化物が被覆された顔料からなるのが好ましい。
この場合、フレークの表面に被覆される金属が、ニッケル、アルミニウム、金、銀、銅、パラジウムから選択した1種の金属、またはこれらの金属の2種以上の合金金属から構成することができる。
また、フレークの表面の表面に被覆される金属酸化物としては、酸化チタン、酸化鉄、
酸化スズ、酸化シリコン、酸化アルミニウム、または酸化ジルコニウムから選択した少なくとも1種の金属酸化物から構成することができる。
さらに、本発明では、光透過性基板に含まれるパールのような光沢を有する顔料が、前記フレークを、40〜80重量%、金属または金属酸化物を、20〜60重量%含むのが好ましい。
このような割合であれば、フレークの有する色調、光沢と、金属または金属酸化物の有する金属色があいまって、パールのような光沢を有し、しかも金属光沢をも有するような光沢を光透過性基板に付与することができる。
また、本発明では、パールのような光沢を有する顔料は、粒径が5〜50μmであるのが望ましい。
すなわち、パールのような光沢を有する顔料の粒径がこのような範囲にあれば、光透過性基板の基材中に光が入射した際に、パールのような光沢を有する顔料がきらきらと輝きを放ち、光透過性基板が、輝きをもったパールのような光沢を醸し出すことができる。
また、光透過性基板が、パールのような光沢を有する顔料を、光透過性基板の基材に対して0.5〜5重量%含むのが望ましい。
このような範囲にパールのような光沢を有する顔料があれば、光透過性基板の基材中に光が入射した際に、パールのような光沢を有する顔料がきらきらと輝きを放ち、光透過性基板が、輝きをもったパールのような光沢を醸し出すことができる。
さらに、本発明では、光透過性基板の基材が、合成樹脂からなるのが好ましい。
このような光透過性基板の基材を構成する合成樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリアセタール樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、またはポリエチレンテレフタレート樹脂からから選択した少なくとも1種の樹脂からなるのが望ましい。
このように光透過性基板の基材として、上記のような合成樹脂を用いることによって、パールのような光沢を有する顔料を混入して、射出成形などによって簡単に成形することができ、コントロール被膜と、金属被膜または金属酸化物被膜との密着性、表面処理性、成形性、吸湿性などを向上することが可能となる。
さらに、本発明では、光透過性基板の下面側に形成されたコントロール被膜が、インキまたは塗料から構成されているのが望ましい。
この場合、このようなインキまたは塗料の基材が、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニール樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂から選択した少なくとも1種の樹脂、またはこれらの変成樹脂からなるのが望ましい。
このようにコントロール被膜を、インキまたは塗料から構成することによって、色調を付与することができるとともに、光透過性基板の下面側にコントロール被膜を、例えば、スクリーン印刷などによって、容易に形成することができる。
さらに、本発明では、光透過性基板の下面側に形成されたコントロール被膜は、厚さが5〜15μmであるのが望ましい。
このような範囲において、コントロール被膜の厚さを調整することによって、光透過率を所定の範囲に調整することができる。
また、本発明では、光透過性基板の上面側に形成された金属被膜または金属酸化物被膜が、光透過性基板の光屈折率と異なる光屈折率を有するのが望ましい。
このように、光透過性基板の上面側に形成された金属被膜または金属酸化物被膜の光屈折率と、光透過性基板の光屈折率が異なることによって、観察者の見る角度によって異なった色調、パールのような光沢、金属質感となり、従来にない極めて斬新なデザインの時計用表示板を提供することができる。
また、本発明では、光透過性基板の上面側に形成された金属被膜または金属酸化物被膜が、単層の金属被膜または金属酸化物被膜から形成されているのが好ましい。
このように光透過性基板の上面側に形成された金属被膜または金属酸化物被膜が、単層の金属被膜または金属酸化物被膜から形成することによって、この単層の金属被膜または金属酸化物被膜によって、金属質感を時計用表示板に付与することができる。
この場合、光透過性基板の上面側に形成された単層の金属被膜または金属酸化物被膜の膜厚が、300〜1000Åであるのが望ましい。
このような範囲に単層の金属被膜または金属酸化物被膜の膜厚があれば、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなく、また、エレクトロルミネッセンスからのバックライトの明るさが低下することがなく、しかも、時計用表示板に金属質感を付与することができる。
さらに、このような範囲で、単層の金属被膜または金属酸化物被膜の膜厚を変化させることによって、同一の単層の金属被膜または金属酸化物被膜であっても種々の金属色が得ることが可能で、光透過率も変化させることができる。
また、本発明では、光透過性基板の上面側に形成された金属被膜または金属酸化物被膜が、複数層の金属被膜または金属酸化物被膜から積層形成されているのが望ましい。
このように光透過性基板の上面側に形成された金属被膜または金属酸化物被膜を、複数層の金属被膜または金属酸化物被膜から形成することによって、それぞれの金属被膜または金属酸化物被膜が有する金属質感が組み合わされて、従来にない斬新な金属質感を時計用表示板に付与することができる。
この場合、このような複数層の金属被膜または金属酸化物被膜が、光屈折率がそれぞれ異なるのが望ましい。
このように、複数層の金属被膜または金属酸化物被膜のそれぞれの光屈折率が異なることによって、観察者の見る角度によって、金属被膜または金属酸化物被膜のそれぞれの異なった色調、パールのような光沢、金属質感となり、従来にない極めて斬新なデザインの時計用表示板を提供することができる。
この場合、光透過性基板の上面側に形成された複数の積層された金属被膜または金属酸化物被膜のそれぞれの膜厚が、100〜1500Å、好ましくは、300〜1000Åであるのが望ましい。
このような範囲に複数の積層された金属被膜または金属酸化物被膜のそれぞれの膜厚があれば、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなく、また、エレクトロルミネッセンスからのバックライトの明るさが低下することがなく、しかも、時計用表示板に金属質感を付与することができる。
さらに、このような範囲で、複数の積層された金属被膜または金属酸化物被膜の膜厚を変化させることによって、同一の複数の積層された金属被膜または金属酸化物被膜であっても種々の金属色が得ることが可能で、光透過率も変化させることができる。
また、この場合、光透過性基板の上面側に形成された金属被膜として、Au、Ag、Al、Cu、Co、Cr、Fe、In、Ni、Pd、Pt、Rh、Sn、Tiからから選択した1種の金属、またはこれらの金属の2種以上の合金金属から構成することができる。
これにより、時計用表示板に、様々な金属質感を付与することができ、デザインバリエーションを大幅に拡大することができる。
さらに、光透過性基板の上面側に形成された金属酸化物被膜として、酸化シリコン、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化スズからから選択した少なくとも1種の金属酸化物から構成することができる。
これにより、時計用表示板に、様々な金属質感を付与することができ、デザインバリエーションを大幅に拡大することができる。
また、本発明では、光透過性基板の上面側に形成された金属被膜または金属酸化物被膜が、ドライメッキ処理、例えば、蒸着、スパッタリング、またはイオンプレーティングで形成するのが望ましい。
このように、物理的方法であるドライメッキ処理である蒸着、スパッタリング、またはイオンプレーティングを用いることによって、湿式メッキ等に比較し、非導電体である光透過性基板の基材を構成する樹脂に対しての膜付け、特に片面のみへの処理が容易に実施可能であると同時に、膜厚をモニターしながらの成膜によって膜厚の精密な制御と、良好な再現性のある量産が可能となる。
本発明によれば、光透過性基板に含まれるパールのような光沢を有する顔料の作用によって、パールのような光の輝きが得られ、表示板の裏面に形成したコントロール被膜により、色調が調整され、しかも、光透過性基板の上面側に形成された金属被膜または金属酸化物被膜によって、金属質感が出ることになり、これらの総合作用によって、今までにない、色調変化、金属質感、光の輝きなどが醸し出された、極めて、高級感、デザインバリエーションに優れ、外観品質が、商品性を高めることができる時計用表示板を提供することができる。
しかも、この場合、時計用表示板は、時計用表示板の裏面に配設されているソーラーセルまたはエレクトロルミネッセンスが、表示板側から見えなくなるとともに、所定の光透過率を確保することができ、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなく、常時時計が作動して停止することがなく、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光を遮蔽して照明度が低下することもない。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の時計用表示板をソーラー時計に適用した腕時計の断面図、図2は、本発明の時計用表示板を適用したソーラー時計用表示板構造の断面図、図3は、図2のI部の拡大図である。
図1に示したように、外胴2の内部に嵌着された合成樹脂から成る支持枠3を介してモジュール4を固定し、このモジュール4の表側にソーラー時計用表示板構造Aが構成されている。また、モジュール4に設けられた二重軸構成の針軸5を、ソーラー時計用表示板構造Aに穿設された中央の孔部A1を貫通させてあり、この針軸5の外軸5aに時針6を、内軸5bに分針7をそれぞれ取り付けている。さらに、外胴2の底側に防水パッキン8を介して裏蓋9を装着し、外胴2の表側に防水リング(テフロン(登録商標)樹脂)を介して風防ガラス10を装着することによって、腕時計1が構成されている。
そして、ソーラー時計用表示板構造Aは、基本的には、図2に示すように、モジュール4の表側に固着されたソーラーセル11と、このソーラーセル11の表側に設けられた時計用表示板Bから構成されている(以下の実施例においても同様である)。
なお、以下の実施例では、全て、本発明の時計用表示板をソーラー時計に適用した実施例について説明するが、ソーラーセル11の代わりに、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを配置したバックライト付時計、または、ソーラーセルとエレクトロルミネッセンスの両方を具備した時計についても適用することができる。
時計用表示板Bは、図2および図3に示したように、光が透過可能な樹脂からなる光透過性基板(文字板母材)12と、この光透過性基板12の下面側(ソーラーセル11側)12aに形成されたコントロール被膜13と、光透過性基板12の上面側(ソーラーセル11と反対側)12bに形成された金属被膜または金属酸化物被膜14とから構成されている。
なお、金属被膜または金属酸化物被膜14の表面には、所定の印刷・時字30が、印刷によって形成したり、または電鋳により作られたマーキング部材を接着したり植え込みカシメなどによって取付けて形成してある(以下の実施例では、特に印刷・時字30については言及しないが、いずれの実施例においても最上層に設けられている)。また、ソーラーセル11は、従来例の図8に示したものと同様に、平面視で扇形状をしており、このソーラーセル11を4枚絶縁帯を挟んで配置される。
このような光透過性基板12は、その基材15が、合成樹脂からなるのが好ましい。
このような光透過性基板の基材を構成する合成樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリアセタール樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、またはポリエチレンテレフタレート樹脂からから選択した少なくとも1種の樹脂からなるのが望ましい。
このような、光透過性基板12は、射出成形によって成形して、腕時計寸法に応じた所定寸法に外形抜きによって作製すればよく、その厚さとしては、300〜500μmの厚さであるのが好ましい。
さらに、光透過性基板12として、他種類の樹脂をブレンドしたいわゆるポリマーアロイを用いてもよく、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリアセタール樹脂
、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、またはポリエチレンテレフタレート樹脂から選択した少なくとも2種の樹脂を組み合わせてなるポリマーアロイを用いることができる。
この場合、樹脂のブレンドの割合は、成形性、金属メッキなどの表面処理性、吸湿性などを考慮して適宜変更可能であって特に限定されるものではなく、例えば、主成分樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用い、副樹脂としてABS樹脂用いた場合には、ABS樹脂の有する表面処理性、成形性などが発現することになるので、主樹脂に対して、一例を挙げれば、20重量%にするなど適宜変更することができる。
このようなポリマーアロイとして、例えば、「ダイヤアロイ(商品名)」三菱レーヨン株式会社製などが使用可能である。この場合にも、射出成形によって成形して、腕時計寸法に応じた所定寸法に外形抜きによって作製すればよく、その厚さとしては、300〜500μmの厚さであるのが好ましい。
このようなポリマーアロイを用いることによって、コントロール被膜13と、金属被膜または金属酸化物被膜14との密着性、表面処理性、成形性、吸湿性などを向上することが可能となる。
また、この場合、図3に示したように、光透過性基板12の基材15中には、光透過性基板12に含まれるパールのような光沢を有する顔料16が含まれており、この顔料16が光透過性基板12の基材15中に分散されている。
このような顔料16としては、図4に示したように、顔料16のコアとなるマイ(雲母)17の表面に金属または金属酸化物18が被覆された顔料16から構成することが好ましい。
このようなマイカ17としては、特に限定されるものではないが、例えば、透明または淡い黄色を呈する硬質マイカ(Muscovite)(Kal2(Si3Al)O10(OH)2)、褐色または暗緑色を呈する軟質マイカ(Phlogopite)(KMg(Si3Al)O10(OH)2)を用いることができる。
また、この場合、マイ17の表面に被覆される金属18としては、ニッケル、アルミニウム、金、銀、銅、パラジウムから選択した1種の金属、またはこれらの金属の2種以上の合金金属から構成することができる。
例えば、二元系合金としては、Au−Ag、Au−Cu、Au−Ni、Ag−Pd、Au−Al、Cu−Al、Au−Cr、Au−Co、Au−In、Pd−Niなどが使用可能であり、三元系合金としては、Au−Cu−Pd、Au−Ag−Cu、Au−In−Coなどが使用可能である。このように、二元系合金、三元系合金を用いることによって、単一金属にはない種々の金属色とすることが可能となり、デザインバリエーションが拡大する。例えば、Au−Agの場合には、イエローゴールド色を、Au−Cu合金の場合には、レッドゴールド色となる。
また、マイ17の表面に被覆される金属酸化物18としては、酸化チタン、酸化鉄、酸化スズ、酸化シリコン、酸化アルミニウム、または酸化ジルコニウムから選択した少なくとも1種の金属酸化物から構成することができる。
さらに、光透過性基板12に含まれるパールのような光沢を有する顔料16が、マイカ17を、40〜80重量%、金属または金属酸化物18を、20〜60重量%含むのが好
ましい。
このような割合であれば、マイカ17の有する色調、光沢と、金属または金属酸化物18の有する金属色があいまって、パールのような光沢を有し、しかも金属光沢をも有するような光沢を光透過性基板12に付与することができる。
また、光透過性基板12に含まれるパールのような光沢を有する顔料16として、図5に模式的に示したように、酸化アルミニウムまたは酸化シリコンからなるフレーク(薄片)19の表面に金属または金属酸化物20が被覆された顔料16から構成することが好ましい。
この場合、フレーク19の表面に被覆される金属20が、ニッケル、アルミニウム、金、銀、銅、パラジウムから選択した1種の金属、またはこれらの金属の2種以上の合金金属から構成することができる。
例えば、二元系合金としては、Au−Ag、Au−Cu、Au−Ni、Ag−Pd、Au−Al、Cu−Al、Au−Cr、Au−Co、Au−In、Pd−Niなどが使用可能であり、三元系合金としては、Au−Cu−Pd、Au−Ag−Cu、Au−In−Coなどが使用可能である。このように、二元系合金、三元系合金を用いることによって、単一金属にはない種々の金属色とすることが可能となり、デザインバリエーションが拡大する。例えば、Au−Agの場合には、イエローゴールド色を、Au−Cu合金の場合には、レッドゴールド色となる。
また、フレーク19の表面の表面に被覆される金属酸化物20としては、酸化チタン、酸化鉄、酸化スズ、酸化シリコン、酸化アルミニウム、または酸化ジルコニウムから選択した少なくとも1種の金属酸化物から構成することができる。
この場合、図6(A)に示したように、Al23、金属酸化物20として、Fe23を用いて、金属酸化物20の膜厚を変化させることによって、銅色から赤へと色調を自由に変化させることができる。
また、図6(B)に示したように、フレーク19として、Al23、金属酸化物20として、SnO2とTiO2の2層構造を用いて、それぞれの金属酸化物20の膜厚を変化させることによって、銀色、金色、赤、青、から緑と色調を自由に変化させることができる。
また、図6(C)に示したように、フレーク19として、SiO2、金属酸化物20と
して、Fe23を用い用いることによって、見る角度によって赤色から緑色まで変化する色調が得られる。
さらに、図6(D)に示したように、フレーク19として、SiO2、金属酸化物20
として、SnO2とTiO2の2層構造を用いることによって、見る角度によって紫色から緑色まで変化する色調が得られる。
さらに、光透過性基板12に含まれるパールのような光沢を有する顔料16が、フレーク19を、40〜80重量%、金属または金属酸化物20を、20〜60重量%含むのが好ましい。
このような割合であれば、フレーク19の有する色調、光沢と、金属または金属酸化物20の有する金属色があいまって、パールのような光沢を有し、しかも金属光沢をも有す
るような光沢を光透過性基板に付与することができる。
また、本発明では、パールのような光沢を有する顔料16は、粒径が5〜50μmであるのが望ましい。
すなわち、パールのような光沢を有する顔料16の粒径がこのような範囲にあれば、光透過性基板12の基材15中に光が入射した際に、パールのような光沢を有する顔料16がきらきらと輝きを放ち、光透過性基板12が、輝きをもったパールのような光沢を醸し出すことができる。
また、光透過性基板12が、パールのような光沢を有する顔料16を、光透過性基板12の基材15に対して0.5〜5重量%含むのが望ましい。
このような範囲にパールのような光沢を有する顔料16があれば、光透過性基板12の基材15中に光が入射した際に、パールのような光沢を有する顔料16がきらきらと輝きを放ち、光透過性基板が、輝きをもったパールのような光沢を醸し出すことができる。
このような光透過性基板12は、ペレット状にした基材15を構成する合成樹脂と、パールのような光沢を有する顔料16とを、射出成形によって成形することによって作製することが可能である。
なお、光透過性基板12には、パールのような光沢を有する顔料16の他に、光透過性基板12の基材15自体に、通常の顔料、染料を含むこともできる。このような顔料、染料としては、特に限定されるものではないが、白色顔料として、チタン酸化物、赤色顔料として、ベンガラ(酸化第二鉄)などを含むことができる。このような原料の割合としては、光透過性基板12の基材15に対して、0.5〜3.5重量%含むのが好ましい。
一方、光透過性基板12の下面側12aに形成されたコントロール被膜13が、インキまたは塗料から構成されているのが望ましい。
この場合、このようなインキまたは塗料の基材が、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニール樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂から選択した少なくとも1種の樹脂、またはこれらの変成樹脂からなるのが望ましい。
このようにコントロール被膜13を、インキまたは塗料から構成することによって、色調を付与することができるとともに、光透過性基板12の下面側にコントロール被膜13を、例えば、スクリーン印刷などによって、容易に形成することができる。
さらに、光透過性基板12の下面側に形成されたコントロール被膜13は、厚さが5〜15μmであるのが望ましい。
このような範囲において、コントロール被膜13の厚さを調整することによって、光透過率を、ソーラーセル11の発電に寄与し、また、エレクトロルミネッセンスからのバックライトの明るさが低下することがない所定の範囲に調整することができる。
一方、光透過性基板12の上面側12bに形成された金属被膜または金属酸化物被膜14が、光透過性基板12の光屈折率と異なる光屈折率を有するのが望ましい。
このように、光透過性基板12の上面側12bに形成された金属被膜または金属酸化物被膜14の光屈折率と、光透過性基板12の光屈折率が異なることによって、観察者の見
る角度によって異なった色調、パールのような光沢、金属質感となり、従来にない極めて斬新なデザインの時計用表示板を提供することができる。
また、光透過性基板12の上面側12bに形成された金属被膜または金属酸化物被膜14が、図3に示したように、単層の金属被膜または金属酸化物被膜14から形成することができる。
このように光透過性基板12の上面側12bに形成された金属被膜または金属酸化物被膜14が、単層の金属被膜または金属酸化物被膜から形成することによって、この単層の金属被膜または金属酸化物被膜14によって、金属質感を時計用表示板に付与することができる。
この場合、光透過性基板12の上面側12bに形成された単層の金属被膜または金属酸化物被膜14の膜厚が、300〜1000Åであるのが望ましい。
このような範囲に単層の金属被膜または金属酸化物被膜の膜厚があれば、ソーラーセル11の発電に寄与する光透過率を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなく、また、エレクトロルミネッセンスからのバックライトの明るさが低下することがなく、しかも、時計用表示板に金属質感を付与することができる。
さらに、このような範囲で、単層の金属被膜または金属酸化物被膜14の膜厚を変化させることによって、同一の単層の金属被膜または金属酸化物被膜14であっても種々の金属色が得ることが可能で、光透過率も変化させることができる。
また、図7に示したように、光透過性基板12の上面側12bに形成された金属被膜または金属酸化物被膜14が、複数層の金属被膜または金属酸化物被膜14a、14bから積層形成することもできる。なお、図7の実施例では、金属被膜または金属酸化物被膜14を、2層の金属被膜または金属酸化物被膜14a、14bから積層形成したが、この数は適宜変更可能である。
このように光透過性基板12の上面側12bに形成された金属被膜または金属酸化物被膜14を、複数層の金属被膜または金属酸化物被膜14a、14bから形成することによって、それぞれの金属被膜または金属酸化物被膜が有する金属質感が組み合わされて、従来にない斬新な金属質感を時計用表示板に付与することができる。
この場合、このような複数層の金属被膜または金属酸化物被膜14a、14bが、光屈折率がそれぞれ異なるのが望ましい。
このように、複数層の金属被膜または金属酸化物被膜14a、14bのそれぞれの光屈折率が異なることによって、観察者の見る角度によって、金属被膜または金属酸化物被膜のそれぞれの異なった色調、パールのような光沢、金属質感となり、従来にない極めて斬新なデザインの時計用表示板を提供することができる。
この場合、光透過性基板12の上面側に形成された複数の積層された金属被膜または金属酸化物被膜14a、14bのそれぞれの膜厚が、100〜1500Å、好ましくは、300〜1000Åであるのが望ましい。
このような範囲に複数の積層された金属被膜または金属酸化物被膜14a、14bのそれぞれの膜厚があれば、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなく、また、エレクトロルミネッセンスからのバックライトの
明るさが低下することがなく、しかも、時計用表示板に金属質感を付与することができる。
さらに、このような範囲で、複数の積層された金属被膜または金属酸化物被膜14a、14bの膜厚を変化させることによって、同一の複数の積層された金属被膜または金属酸化物被膜であっても種々の金属色が得ることが可能で、光透過率も変化させることができる。
また、この場合、光透過性基板12の上面側12bに形成された金属被膜14として、Au、Ag、Al、Cu、Co、Cr、Fe、In、Ni、Pd、Pt、Rh、Sn、Tiからから選択した1種の金属、またはこれらの金属の2種以上の合金金属から構成することができる。
例えば、二元系合金としては、Au−Ag、Au−Cu、Au−Ni、Ag−Pd、Au−Al、Cu−Al、Au−Cr、Au−Co、Au−In、Pd−Niなどが使用可能であり、三元系合金としては、Au−Cu−Pd、Au−Ag−Cu、Au−In−Coなどが使用可能である。このように、二元系合金、三元系合金を用いることによって、単一金属にはない種々の金属色とすることが可能となり、デザインバリエーションが拡大する。例えば、Au−Agの場合には、イエローゴールド色を、Au−Cu合金の場合には、レッドゴールド色となる。
これにより、時計用表示板に、様々な金属質感を付与することができ、デザインバリエーションを大幅に拡大することができる。
さらに、光透過性基板12の上面側12bに形成された金属酸化物被膜14として、酸化シリコン、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化スズからから選択した少なくとも1種の金属酸化物から構成することができる。
これにより、時計用表示板に、様々な金属質感を付与することができ、デザインバリエーションを大幅に拡大することができる。
また、光透過性基板12の上面側12bに形成された金属被膜または金属酸化物被膜14が、ドライメッキ処理、例えば、蒸着、スパッタリング、またはイオンプレーティングで形成するのが望ましい。
このように、物理的方法であるドライメッキ処理である蒸着、スパッタリング、またはイオンプレーティングを用いることによって、湿式メッキ等に比較し、非導電体である光透過性基板12の基材15を構成する樹脂に対しての膜付け、特に片面のみへの処理が容易に実施可能であると同時に、膜厚をモニターしながらの成膜によって膜厚の精密な制御と、良好な再現性のある量産が可能となる。
このように構成される時計用表示板によれば、光透過性基板12に含まれるパールのような光沢を有する顔料16の作用によって、パールのような光の輝きが得られ、表示板の下面側12aに形成したコントロール被膜13により、色調が調整され、しかも、光透過性基板12の上面側12bに形成された金属被膜または金属酸化物被膜14によって、金属質感が出ることになり、これらの総合作用によって、今までにない、色調変化、金属質感、光の輝きなどが醸し出された、極めて、高級感、デザインバリエーションに優れ、外観品質が、商品性を高めることができる時計用表示板を提供することができる。
しかも、この場合、時計用表示板は、時計用表示板の裏面に配設されているソーラーセ
ルまたはエレクトロルミネッセンスが、表示板側から見えなくなるとともに、所定の光透過率を確保することができ、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなく、常時時計が作動して停止することがなく、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光を遮蔽して照明度が低下することもない。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、マイカまたはフレーク(酸化アルミニウム(Al2
3))の表面に酸化鉄(Fe23)が、約70重量%:約30重量%の割合で被覆され
、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:赤色色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図3に示したように、金属酸化物被膜14が単層構造となるように、酸化シリコンを、被膜厚が300Å〜600Åとなるように、真空蒸着によって被覆した(色調:シルバー色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、白色色調のインク(チタン酸化物)を、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、ピンク系の赤みを帯びたシルバー金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、図6(B)に示したように、フレーク(酸化アルミニウム(Al23))の表面に、酸化スズ(SnO2)と酸化チタン(TiO2)の2層構造が、約70重量%:約30重量%の割合で被覆され、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:シルバー色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図3に示したように、金属酸化物被膜14が単層構造となるように、酸化シリコンを、被膜厚が300Å〜600Åとなるように、真空蒸着によって被覆した(色調:シルバー色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、白色色調のインク(チタン酸化物)を、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、銀メッキした金属のようなシルバー系の金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計
用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、図6(B)に示したように、フレーク(酸化アルミニウム(Al23))の表面に、酸化スズ(SnO2)と酸化チタン(TiO2)の2層構造が、約70重量%:約30重量%の割合で被覆され、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:シルバー色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図3に示したように、金属酸化物被膜14が単層構造となるように、酸化ジルコニウムを、被膜厚が300Å〜600Åとなるように、真空蒸着によって被覆した(色調:シルバー色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、クリーム色調のインクを、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、やや黄色みを帯びた柔らかみのある銀メッキした金属のようなシルバー系の金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、アクリル樹脂(ベンガラを0.5〜3.5重量%を含む、ピンク色のもの)を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、図6(D)に示したように、フレーク(酸化シリコン(SiO2))の表面に、酸化ス
ズ(SnO2)と酸化チタン(TiO2)の2層構造が、約60重量%:約40重量%の割合で被覆され、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:見る角度によって紫色から緑色まで変化する色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図3に示したように、金属酸化物被膜14が単層構造となるように、酸化ジルコニウムを、被膜厚が300Å〜600Åとなるように、真空蒸着によって被覆した(色調:シルバー色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、白色色調のインク(チタン酸化物)を、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、淡いパステル系のよりピンク色を帯びた銀メッキした金属のようなシルバー系の金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、マイカまたはフレーク(酸化アルミニウム(Al2
3))の表面に酸化鉄(Fe23)が、約70重量%:約30重量%の割合で被覆され
、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:赤色色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図7に示したように、金属酸化物被膜14が2層構造となるように、酸化シリコンとこの酸化シリコンの表面に酸化ジルコニウムを、各被膜厚が300Å〜600Åとなるように、真空蒸着によって被覆した(色調:シルバー色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、白色色調のインク(チタン酸化物)を、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、ピンク系の赤みを帯びたシルバー金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、図6(B)に示したように、フレーク(酸化アルミニウム(Al23))の表面に、酸化スズ(SnO2)と酸化チタン(TiO2)の2層構造が、約70重量%:約30重量%の割合で被覆され、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:シルバー色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図7に示したように、金属酸化物被膜14が2層構造となるように、酸化シリコンとこの酸化シリコンの表面に酸化ジルコニウムを、各被膜厚が300Å〜600Åとなるように、真空蒸着によって被覆した(色調:シルバー色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、白色色調のインク(チタン酸化物)を、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、銀メッキした金属のようなシルバー系の金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、図6(B)に示したように、フレーク(酸化アルミニウム(Al23))の表面に、酸化スズ(SnO2)と酸化チタン(TiO2)の2層構造が、約70重量%:約30重量%の割合で被覆され、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:シルバー色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図7に示したように、金属酸化物被膜14が2層構造となるように、酸化シリコンとこの酸化シリコンの表面に酸化ジルコニウムを、各被膜厚が300Å〜600Åとなるように、真空蒸着によって被覆した(色調:シルバー色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、クリーム色調のインクを、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、やや黄色みを帯びた柔らかみのある銀メッキした金属のようなシルバー系の金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、アクリル樹脂(ベンガラを0.5〜3.5重量%を含む、ピンク色のもの)を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、図6(D)に示したように、フレーク(酸化シリコン(SiO2))の表面に、酸化ス
ズ(SnO2)と酸化チタン(TiO2)の2層構造が、約60重量%:約40重量%の割合で被覆され、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:見る角度によって紫色から緑色まで変化する色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図7に示したように、金属酸化物被膜14が2層構造となるように、酸化シリコンとこの酸化シリコンの表面に酸化ジルコニウムを、各被膜厚が300Å〜600Åとなるように、真空蒸着によって被覆した(色調:シルバー色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、白色色調のインク(チタン酸化物)を、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、淡いパステル系のよりピンク色を帯びた銀メッキした金属のようなシルバー系の金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、マイカまたはフレーク(酸化アルミニウム(Al2
3))の表面に酸化鉄(Fe23)が、約70重量%:約30重量%の割合で被覆され
、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:赤色色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図3に示したように、金属被膜14が単層構造となるように、アルミニウムを、被膜厚が100Åとなるように、真空蒸着によって被覆した(色調:シルバー色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、白色色調のインク(チタン酸化物)を、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、ピンク系の赤みを帯びたシルバー金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、図6(B)に示したように、フレーク(酸化アルミニウム(Al23))の表面に、酸化スズ(SnO2)と酸化チタン(TiO2)の2層構造が、約70重量%:約30重量%の割合で被覆され、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:シルバー色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図3に示したように、金属被膜14が単層構造となるように、アルミニウムを、被膜厚が100Åとなるように、真空蒸着によって被覆した(色調:シルバー色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、白色色調のインク(チタン酸化物)を、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、銀メッキした金属のようなシルバー系の金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、図6(B)に示したように、フレーク(酸化アルミニウム(Al23))の表面に、酸化スズ(SnO2)と酸化チタン(TiO2)の2層構造が、約70重量%:約30重量%の割合で被覆され、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:シルバー色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図3に示したように、金属被膜14が単層構造となるように、アルミニウムを、被膜厚が100Åとなるように、真空蒸着によって被覆した(色調:シルバー色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、クリーム色調のインクを、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、やや黄色みを帯びた柔らかみのある銀メッキした金属のようなシルバー系の金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、アクリル樹脂(ベンガラを0.5〜3.5重量%を含む、ピンク色のもの)を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、図6(D)に示したように、フレーク(酸化シリコン(SiO2))の表面に、酸化ス
ズ(SnO2)と酸化チタン(TiO2)の2層構造が、約60重量%:約40重量%の割合で被覆され、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:見る角度によって紫色から緑色まで変化する色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図3に示したように、金属被膜14が単層構造となるように、アルミニウムを、被膜厚が100Åとなるように、真空蒸着によって被覆した(色調:シルバー色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、白色色調のインク(チタン酸化物)を、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、淡いパステル系のよりピンク色を帯びた銀メッキした金属のようなシルバー系の金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、マイカまたはフレーク(酸化アルミニウム(Al2
3))の表面に酸化鉄(Fe23)が、約70重量%:約30重量%の割合で被覆され
、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:赤色色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図7に示したように、金属被膜14が2層構造となるように、銀を50Å〜80Å(目標厚さ:60Å)の厚さになるように真空蒸着によって蒸着し、この銀の被膜の表面に金を厚さが40Å〜80Å(目標厚さ:50Å)となるように、真空蒸着によって被覆した(色調:ゴールド色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、白色色調のインク(チタン酸化物)を、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、ピンク系の赤みを帯びたゴールド金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、図6(B)に示したように、フレーク(酸化アルミニウム(Al23))の表面に、酸化スズ(SnO2)と酸化チタン(TiO2)の2層構造が、約70重量%:約30重量%の割合で被覆され、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:シルバー色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図7に示したように、金属被膜14が2層構造となるように、銀を50Å〜80Å(目標厚さ:60Å)の厚さになるように真空蒸着によって蒸着し、この銀の被膜の表面に金を厚さが40Å〜80Å(目標厚さ:50Å)となるように、真空蒸着によって被覆した(色調:ゴールド色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、白色色調のインク(チタン酸化物)を、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、金メッキした金属のようなゴールド系の金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、ポリカーボネート樹脂を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、図6(B)に示したように、フレーク(酸化アルミニウム(Al23))の表面に、酸化スズ(SnO2)と酸化チタン(TiO2)の2層構造が、約70重量%:約30重量%の割合で被覆され、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:シルバー色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図7に示したように、金属被膜14が2層構造となるように、銀を50Å〜80Å(目標厚さ:60Å)の厚さになるように真空蒸着によって蒸着し、この銀の被膜の表面に金を厚さが40Å〜80Å(目標厚さ:50Å)となるように、真空蒸着によって被覆した(色調:ゴールド色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、クリーム色調のインクを、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、やや黄色みを帯びた柔らかみのある金メッキした金属のようなゴールド系の金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
光透過性基板12の基材15の樹脂として、アクリル樹脂(ベンガラを0.5〜3.5重量%を含む、ピンク色のもの)を用いて、パールのような光沢を有する顔料16として、図6(D)に示したように、フレーク(酸化シリコン(SiO2))の表面に、酸化ス
ズ(SnO2)と酸化チタン(TiO2)の2層構造が、約60重量%:約40重量%の割合で被覆され、顔料の粒径が5μm〜50μmのもの(色調:見る角度によって紫色から緑色まで変化する色調)を、樹脂に対して顔料の含有量が2重量%〜3.5重量%となるように射出成形することによって、光透過性基板12を作製した。
この光透過性基板12の上面側12bに、図7に示したように、金属被膜14が2層構造となるように、銀を50Å〜80Å(目標厚さ:60Å)の厚さになるように真空蒸着によって蒸着し、この銀の被膜の表面に金を厚さが40Å〜80Å(目標厚さ:50Å)となるように、真空蒸着によって被覆した(色調:ゴールド色調)。
そして、光透過性基板12の下面側12aに、白色色調のインク(チタン酸化物)を、膜厚が8〜12μmとなるように、スクリーン印刷で形成し、時計用表示板を作製した。
このように得られた時計用表示板は、淡いパステル系のよりピンク色を帯びた金メッキした金属のようなゴールド系の金属光沢を呈し、しかもパールのような光沢をも有する斬新なデザインで、高級感にあふれる時計用表示板が得られた。
また、この時計用表示板を、ソーラー時計に用いたところ、表示板の下方に存在するソーラーセル、絶縁体の十字線などが透けて見えることがなく、ソーラーセルの発電に寄与する光透過率20〜40%を有し、ソーラー時計自体の機能を阻害することがなかった。
また、このような光透過率を有するので、この時計用表示板を、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスを内蔵した時計に用いたところ、バックライト照明用のエレクトロルミネッセンスの照明光の照明度が低下することもなかった。
以上の実施例1〜実施例16について、表1に示した。
Figure 0004420274
図1は、本発明の時計用表示板をソーラー時計に適用した腕時計の断面図である。 図2は、本発明の時計用表示板を適用したソーラー時計用表示板構造の断面図である。 図3は、図2のI部の拡大図である。 図4は、パールのような光沢を有する顔料16の実施例の断面図である。 図5は、パールのような光沢を有する顔料16の別の実施例の断面図である。 図6Aは、パールのような光沢を有する顔料16の別の実施例の断面図である。 図6Bは、パールのような光沢を有する顔料16の別の実施例の断面図である。 図6Cは、パールのような光沢を有する顔料16の別の実施例の断面図である。 図6Dは、パールのような光沢を有する顔料16の別の実施例の断面図である。 図7は、本発明の時計用表示板の別の実施例を示す拡大断面図である。 図8は、従来のソーラー時計用表示板構造を備えた腕時計の平面図である。 図9は、従来のソーラー時計用表示板構造の断面図である。
符号の説明
1 腕時計
2 外胴
3 支持枠
4 モジュール
5b 内軸
5a 外軸
5 針軸
6 時針
7 分針
8 防水パッキン
9 裏蓋
10 風防ガラス
11 ソーラーセル
12 光透過性基板
12a 下面側
12b 上面側
13 コントロール被膜
14 金属被膜または金属酸化物被膜
15 基材
16 顔料
17 マイ
18 金属または金属酸化物
19 フレーク
20 金属または金属酸化物
30 印刷・時字
111 ソーラーセル
112 ソーラー時計用表示板
113 有色半透明基板
114 模様層
115 金属蒸着層
132 ソーラーセル
133 絶縁帯
A ソーラー時計用表示板構造
A1 孔部
B 時計用表示板

Claims (14)

  1. 時計に内蔵されたソーラーセルまたはエレクトロルミネッセンス、またはその両方の表面側に配設される、光が透過可能な時計用表示板であって、
    パールのような光沢を有する顔料が含まれた光透過性基板と、
    前記光透過性基板の下面側に形成され、色調と光透過率を調整するコントロール被膜と、
    前記光透過性基板の上面側に形成され、金属質感を出す金属被膜または金属酸化物被膜とから構成され、
    前記光透過性基板に含まれるパールのような光沢を有する顔料が、
    マイカの表面に金属または金属酸化物が被覆された顔料、または、
    酸化アルミニウムまたは酸化シリコンからなるフレークの表面に金属または金属酸化物が被覆された顔料からなることを特徴とする時計用表示板。
  2. 前記マイの表面に被覆される金属、または、前記フレークの表面に被覆される金属が、ニッケル、アルミニウム、金、銀、銅、パラジウムから選択した1種の金属、またはこれらの金属の2種以上の合金金属からなることを特徴とする請求項1に記載の時計用表示板。
  3. 前記マイの表面に被覆される金属酸化物、または、前記フレークの表面の表面に被覆される金属酸化物が、酸化チタン、酸化鉄、酸化スズ、酸化シリコン、酸化アルミニウム、または酸化ジルコニウムから選択した少なくとも1種の金属酸化物からなることを特徴とする請求項に記載の時計用表示板。
  4. 前記光透過性基板に含まれるパールのような光沢を有する顔料が、前記マイを、40〜80重量%、前記金属または金属酸化物を、20〜60重量%含むか、または、
    前記光透過性基板に含まれるパールのような光沢を有する顔料が、前記フレークを、40〜80重量%、前記金属または金属酸化物を、20〜60重量%含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の時計用表示板。
  5. 前記パールのような光沢を有する顔料は、粒径が5〜50μmであることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の時計用表示板。
  6. 前記光透過性基板が、前記パールのような光沢を有する顔料を、光透過性基板の基材に対して0.5〜5重量%含むことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の時計用表示板。
  7. 前記光透過性基板の下面側に形成されたコントロール被膜が、インキまたは塗料から構成されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の時計用表示板。
  8. 前記光透過性基板の下面側に形成されたコントロール被膜は、厚さが5〜15μmであることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の時計用表示板。
  9. 前記光透過性基板の上面側に形成された金属被膜または金属酸化物被膜が、前記光透過性基板の光屈折率と異なる光屈折率を有することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の時計用表示板。
  10. 前記光透過性基板の上面側に形成された金属被膜または金属酸化物被膜が、
    単層の金属被膜または金属酸化物被膜から形成されているか、または、
    複数層の金属被膜または金属酸化物被膜から積層形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の時計用表示板。
  11. 前記光透過性基板の上面側に形成された単層の金属被膜または金属酸化物被膜の膜厚、または、
    前記光透過性基板の上面側に形成された複数の積層された金属被膜または金属酸化物被膜のそれぞれの膜厚が、
    100〜1500Åであることを特徴とする請求項10に記載の時計用表示板。
  12. 前記光透過性基板の上面側に形成された単層の金属被膜または金属酸化物被膜の膜厚、または、
    前記光透過性基板の上面側に形成された複数の積層された金属被膜または金属酸化物被膜のそれぞれの膜厚が、
    300〜1000Åであることを特徴とする請求項11に記載の時計用表示板。
  13. 前記複数層の金属被膜または金属酸化物被膜が、光屈折率がそれぞれ異なることを特徴とする請求項10に記載の時計用表示板。
  14. 前記光透過性基板の上面側に形成された金属酸化物被膜が、酸化シリコン、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化スズからから選択した少なくとも1種の金属酸化物からなることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の時計用表示板。
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