JP4419473B2 - 画像形成装置、画像形成システム、及び、画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、及び、画像形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システム、及び、画像形成方法に関する。
この種の画像形成装置としては、例えば、潜像を担持するための回動可能な像担持体の一例としての感光体と、液体現像剤(以下、単に、現像剤とも呼ぶ)を担持するための回動可能な現像剤担持体の一例としての現像ローラと、を有し、当該感光体と現像ローラとが所定の圧接位置にて圧接している画像形成装置が知られている。
かかる画像形成装置は、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号等が送信されると、感光体上に潜像を形成する。そして、感光体に形成され、担持された潜像は、感光体の回動に伴って前記圧接位置に至る。一方、現像ローラに担持された現像剤は、現像ローラの回動によって、前記圧接位置に向けて搬送され、画像形成装置は、搬送された当該現像剤によって前記圧接位置に至った潜像を現像する。
特開2003−76148号公報
上述したように、現像ローラに担持された現像剤は、感光体に担持された潜像を現像するために、現像ローラの回動によって前記圧接位置に向けて搬送されるが、当該圧接位置に向けて搬送される現像剤の搬送量よりも、当該圧接位置を通過する現像剤の通過量が少なくなること等に起因して、圧接位置を通過できない現像剤が、圧接位置に滞留する現象(以下、当該現象又は滞留する現像剤を、液溜りとも呼ぶ)が発生する場合がある。
圧接位置にこのような液溜りが存する状態で現像が行われると、媒体に形成された画像に濃度ムラやカブリ等が発生し、その画質に劣化が生ずることとなる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画質の劣化を適切に防止する画像形成装置、画像形成システム、及び、画像形成方法を実現することにある。
主たる本発明は、潜像を担持するための回動可能な像担持体と、液体現像剤を担持するための回動可能な現像剤担持体と、を有し、前記像担持体と前記現像剤担持体とが所定の圧接位置にて圧接している画像形成装置であって、前記現像剤担持体が回動することにより、前記圧接位置に向けて液体現像剤を搬送し、前記圧接位置に向けて搬送された液体現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する画像形成装置において、前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから所定時間後に、前記潜像の現像を開始することを特徴とする画像形成装置である。
主たる本発明は、潜像を担持するための回動可能な像担持体と、不揮発性のキャリア液中にトナー粒子を分散させた液体現像剤を担持するための回動可能な現像剤担持体と、表面に溝を有する現像剤供給ローラと、前記現像剤供給ローラの表面に当接して前記現像剤供給ローラ上の液体現像剤の量を規制する規制ブレードと、を有し、前記像担持体と前記現像剤担持体とが所定の圧接位置にて圧接している画像形成装置であって、前記現像剤供給ローラは、前記規制ブレードにより量が規制された液体現像剤を前記現像剤担持体に供給し、前記現像剤担持体が回動することにより、前記圧接位置に向けて液体現像剤を搬送し、前記圧接位置に向けて搬送された液体現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する画像形成装置において、前記現像剤担持体と前記像担持体とを回転させて前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから所定時間後に、前記潜像の現像を開始することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、画質の劣化を適切に防止する画像形成装置、画像形成システム、及び、画像形成方法を実現することが可能となる。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
潜像を担持するための回動可能な像担持体と、液体現像剤を担持するための回動可能な現像剤担持体と、を有し、前記像担持体と前記現像剤担持体とが所定の圧接位置にて圧接している画像形成装置であって、前記現像剤担持体が回動することにより、前記圧接位置に向けて液体現像剤を搬送し、前記圧接位置に向けて搬送された液体現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する画像形成装置において、前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから所定時間後に、前記潜像の現像を開始することを特徴とする画像形成装置。
前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから所定時間後に、前記潜像の現像を開始することにより、画質の劣化を適切に防止することが可能となる。
また、前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから、さらに該回動速度を上昇させ、その後、該回動速度を下降させて、前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となった際に、前記潜像の現像を開始することとしてもよい。
かかる場合には、回動速度が現像時の回動速度となってから短時間で適切な現像を開始することができるというメリットが生ずる。
また、前記現像剤担持体と前記像担持体とが、現像時の回動速度よりも遅い回動速度で回動した際に、前記圧接位置を通過する液体現像剤の通過量は、前記圧接位置に向けて搬送される液体現像剤の搬送量、よりも少なくなることとしてもよい。
かかる場合に発生する液溜りを考慮して、前記潜像の現像を開始することにより、画質の劣化を適切に防止することが可能となる。
また、前記現像剤担持体は、現像ローラであることとしてもよい。
現像ローラと像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから所定時間後に前記潜像の現像を開始することにより、画質の劣化を適切に防止することが可能となる。
また、前記現像ローラと前記像担持体は、回転可能であることとしてもよい。
かかる場合には、効率的に、像担持体に担持された潜像を、現像ローラに担持された液体現像剤で現像することができる。
また、前記現像ローラは弾性部を有し、前記像担持体と前記弾性部とが圧接していることとしてもよい。
前記像担持体と前記弾性部とが圧接している圧接位置に存する液溜りを考慮して、前記潜像の現像を開始することにより、画質の劣化を適切に防止することが可能となる。
また、前記現像ローラの回転速度は、前記像担持体の回転速度と等しいこととしてもよい。
かかる場合には、回転に係る制御が簡易となる。
また、前記現像ローラの回転方向は、前記像担持体の回転方向とは、逆方向であることとしてもよい。
このようにすれば、双方の圧接部において過剰な回転抵抗が発生することを防止することが可能となる。
また、前記液体現像剤は、常温で不揮発性を有する不揮発性液体現像剤であることとしてもよい。
このような場合に、液溜りによる画質劣化を防止する方策として、本発明に係る方策を適用すると、コストを減少させる観点等から、より効果的なものとなる。
また、潜像を担持するための回動可能な像担持体と、液体現像剤を担持するための回動可能な現像剤担持体と、を有し、前記像担持体と前記現像剤担持体とが所定の圧接位置にて圧接している画像形成装置であって、前記現像剤担持体が回動することにより、前記圧接位置に向けて液体現像剤を搬送し、前記圧接位置に向けて搬送された液体現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する画像形成装置において、前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから所定時間後に、前記潜像の現像を開始し、前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから、さらに該回動速度を上昇させ、その後、該回動速度を下降させて、前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となった際に、前記潜像の現像を開始し、前記現像剤担持体と前記像担持体とが、現像時の回動速度よりも遅い回動速度で回動した際に、前記圧接位置を通過する液体現像剤の通過量は、前記圧接位置に向けて搬送される液体現像剤の搬送量、よりも少なくなり、前記現像剤担持体は、現像ローラであり、前記現像ローラと前記像担持体は、回転可能であり、前記現像ローラは弾性部を有し、前記像担持体と前記弾性部とが圧接しており、前記現像ローラの回転速度は、前記像担持体の回転速度と等しくて、前記現像ローラの回転方向は、前記像担持体の回転方向とは、逆方向であり、前記液体現像剤は、常温で不揮発性を有する不揮発性液体現像剤であることを特徴とする画像形成装置も実現可能である。
また、コンピュータ、及び、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための回動可能な像担持体と、液体現像剤を担持するための回動可能な現像剤担持体と、を有し、前記像担持体と前記現像剤担持体とが所定の圧接位置にて圧接している画像形成装置であって、前記現像剤担持体が回動することにより、前記圧接位置に向けて液体現像剤を搬送し、前記圧接位置に向けて搬送された液体現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する画像形成装置、を有する画像形成システムにおいて、前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから所定時間後に、前記潜像の現像を開始することを特徴とする画像形成システムも実現可能である。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
また、液体現像剤を担持するための現像剤担持体、が回動することにより、該現像剤担持体と潜像を担持するための像担持体とが圧接している圧接位置、に向けて液体現像剤を搬送し、前記圧接位置に向けて搬送された液体現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する画像形成方法において、前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから所定時間後に、前記潜像の現像を開始することを特徴とする画像形成方法も実現可能である。
かかる画像形成方法によれば、画質の劣化を適切に防止することができる。
===画像形成装置の全体構成例===
次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ユニット50Y、50M、50C、50Kは、プリンタ10の下部に配置されており、中間転写体70は、プリンタ10の上部に配置されている。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、4つの現像部15Y、15M、15C、15K、中間転写体70、二次転写ユニット80を有し、さらに、不図示の定着ユニット、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100(図2)を有している。
現像部15Y、15M、15C、15Kは、それぞれ、イエロー(Y)現像剤、マゼンタ(M)現像剤、シアン(C)現像剤、ブラック(K)現像剤で潜像を現像する機能を有している。現像部15Y、15M、15C、15Kの構成は同様であるので、以下、現像部15Yについて説明する。
現像部15Yは、図1に示すように、像担持体の一例としての感光体20Yの回転方向に沿って、帯電ユニット30Y、露光ユニット40Y、現像装置の一例としての現像ユニット50Y、一次転写ユニット60Y、除電ユニット73Y、感光体クリーニングユニット75Yを有している。
感光体20Yは、円筒状の基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30Yは、感光体20Yを帯電するための装置であり、露光ユニット40Yは、レーザを照射することによって帯電された感光体20Y上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40Yは、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20Y上に照射する。
現像ユニット50Yは、感光体20Y上に形成された潜像を、イエロー(Y)現像剤を用いて現像するための装置である。現像ユニット50Yの詳細については後述する。
一次転写ユニット60Yは、感光体20Yに形成されたイエロー現像剤像を中間転写体70に転写するための装置である。一次転写ユニット60Y、60M、60C、60Kにより、4色の現像剤が順次重ねて転写された場合には、中間転写体70にフルカラー現像剤像が形成される。
中間転写体70は、複数の支持ローラに張架されたエンドレスのベルトであり、感光体20Y、20M、20C、20Kと当接しながら回転駆動される。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色現像剤像やフルカラー現像剤像を紙、フィルム、布等の媒体に転写するための装置である。
不図示の定着ユニットは、媒体上に転写された単色現像剤像やフルカラー現像剤像を紙等の媒体に融着させて永久像とするための装置である。
除電ユニット73Yは、一次転写ユニット60Yによって中間転写体70上に現像剤像が転写された後に、感光体20Y上の残留電荷を除去する装置である。
感光体クリーニングユニット75Yは、感光体20Yの表面に当接されたゴム製の感光体クリーニングブレード76Yを有し、一次転写ユニット60Yによって中間転写体70上に現像剤像が転写された後に、感光体20Y上に残存する現像剤を感光体クリーニングブレード76Yにより掻き落として除去するための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30Y、30M、30C、30K、露光ユニット40Y、40M、40C、40K、現像ユニット50Y、50M、50C、50K、一次転写ユニット60Y、60M、60C、60K、除電ユニット73Y、73M、73C、73K、感光体クリーニングユニット75Y、75M、75C、75K、二次転写ユニット80、定着ユニット、表示ユニット)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===現像ユニットの構成例===
次に、図3乃至図6を用いて、現像ユニットの構成例について説明する。図3は、現像ユニットの主要構成要素を示した断面図である。図4は、現像剤供給ローラ550の表面を表した斜視概念図である。図5A乃至図5Eは現像剤供給ローラ550表面に設けられた溝の断面形状又は窪みの形状を示す図である。なお、図3においては、図1同様、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ローラ510は、現像剤汲み上げローラ540よりも上方にある。
プリンタ10には、現像ユニットとして、ブラック(K)現像剤を収容したブラック現像ユニット50K、マゼンタ(M)現像剤を収容したマゼンタ現像ユニット50M、シアン(C)現像剤を収容したシアン現像ユニット50C、及び、イエロー(Y)現像剤を収容したイエロー現像ユニット50Yが設けられているが、各現像ユニットの構成は同様であるので、以下、イエロー現像ユニット50Yについて説明する。
イエロー現像ユニット50Yは、現像剤担持体の一例としての現像ローラ510と、現像剤収容部530と、現像剤汲み上げローラ540と、現像剤供給ローラ550と、規制ブレード560と、現像ローラクリーニングユニット570とを有している。
現像剤収容部530は、感光体20Yに形成された潜像を現像するための現像剤Dを収容する。この現像剤収容部530に収容されている現像剤Dは、従来一般的に使用されている、Isopar(商標:エクソン)をキャリアとした低濃度(1〜2wt%程度)かつ低粘度の、常温で揮発性を有する揮発性液体現像剤ではなく、高濃度かつ高粘度の、常温で不揮発性を有する不揮発性液体現像剤Dである。すなわち、本実施の形態に係る液体現像剤Dは、シリコーンオイル等の不揮発性かつ絶縁性キャリア液中に、平均粒径0.1〜5μm程度の樹脂、顔料等からなるトナー粒子を高濃度(5〜40wt%程度)に分散させた高粘度(100〜10000mPa・s程度)現像剤Dである。
現像剤汲み上げローラ540は、現像剤収容部530に収容されている現像剤Dを汲み上げて現像剤供給ローラ550へ搬送する。この現像剤汲み上げローラ540は、その下部が現像剤収容部530に収容された現像剤Dに浸されており、また、現像剤供給ローラ550から、約1mmの幅を持って離間している。
さらに、現像剤汲み上げローラ540は、その中心軸を中心として回転可能であり、当該中心軸は、現像剤供給ローラ550の回転中心軸よりも下方にある。また、現像剤汲み上げローラ540は、現像剤供給ローラ550の回転方向(図3において時計方向)と同じ方向(図3において時計方向)に回転する。なお、現像剤汲み上げローラ540は、現像剤収容部530に収容された現像剤Dを汲み上げて現像剤供給ローラ550へ搬送する機能を有するとともに、現像剤Dを適正な状態に維持するために現像剤Dを撹拌する機能をも有している。
現像剤供給ローラ550は、現像剤収容部530から現像剤汲み上げローラ540により搬送された現像剤Dを現像ローラ510へ供給する。この現像剤供給ローラは、鉄等金属性のローラの表面に図4に示すような溝550aを均一かつ螺旋状に設け、ニッケルメッキを施したものであり、その直径は約25mmである。本実施の形態における現像剤供給ローラ550は、図5Aに示すような台形の断面を有する溝550aを備えているが、例えば、図5Dや図5Eに示すような形状の窪みが現像剤供給ローラ550に多数設けられていることとしてもよい。また、当該溝として、図5Aに示すような溝550aではなく、例えば、図5Bに示すような逆三角形の断面を有する溝を備えてもよいし、図5Cに示すような半円形の断面を有する溝を備えてもよい。なお、本実施の形態における現像剤供給ローラ550の溝寸法は、図5Aに示すとおり、溝ピッチ約170μm、山幅約45μm、谷幅約30μm、溝深さ約50μmである。
さらに、現像剤供給ローラ550は、当該現像剤供給ローラ550上の現像剤Dを現像ローラ510に適切に転写するために、その表面が、当該現像ローラ510の後述する弾性体の層に圧接している。また、現像剤供給ローラ550は、その中心軸を中心として回転可能であり、当該中心軸は、現像ローラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、現像剤供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図3において反時計方向)と逆の方向(図3において時計方向)に回転する。
規制ブレード560は、現像剤供給ローラ550の表面に当接して、現像剤供給ローラ上の現像剤Dの量を規制する。すなわち、当該規制ブレード560は、現像剤供給ローラ550上の余剰現像剤を掻き取って、現像ローラ510に供給する現像剤供給ローラ550上の現像剤D、を計量する役割を果たす。
この規制ブレード560は、現像剤供給ローラ550に当接するゴム部560aと、当該ゴム部560aを支持するゴム支持部560bと、を有している。ゴム部560aは、ウレタンゴムからなり、そのゴム硬度は、JIS−Aで約62度である。ゴム支持部560bは、鉄等の金属製の板である。
また、規制ブレード560は、そのエッジが現像剤供給ローラ550の表面に当接しており、いわゆるエッジ規制を行う。また、図3に示されるように、規制ブレード560は、その先端が現像剤供給ローラ550の回転方向の下流側に向くように配置されており、いわゆるトレール規制を行う。
現像ローラ510は、感光体20Yに担持された潜像を現像剤Dにより現像するために、現像剤Dを担持して感光体20Yと対向する現像位置に搬送する。この現像ローラ510は、鉄等金属製の内芯の外周部に、導電性を有する弾性部の一例としての弾性体の層を備えたものであり、その直径は約20mmである。また、弾性体の層は、二層構造になっており、その内層として、ゴム硬度がJIS−A約30度で、厚み約5mmのウレタンゴムが、その表層(外層)として、ゴム硬度がJIS−A約85度で、厚み約30μmのウレタンゴムが備えられている。そして、現像ローラ510は、前記表層が圧接部となって、弾性変形された状態で現像剤供給ローラ550及び感光体20Yのそれぞれに圧接している。
また、現像ローラ510は、その中心軸を中心として回転可能であり、当該中心軸は、感光体20Yの回転中心軸よりも下方にある。また、現像ローラ510は、感光体20Yの回転方向(図3において時計方向)と逆の方向(図3において反時計方向)に回転し、双方の回転速度が等しくなるように制御されている。なお、感光体20Y上に形成された潜像を現像する際には、現像ローラ510と感光体20Yとの間に電界が形成される。
現像ローラクリーニングユニット570は、現像ローラ510の表面に当接されたゴム製の現像ローラクリーニングブレード571を有し、前記現像位置で現像が行われた後に、現像ローラ510上に残存する現像剤Dを現像ローラクリーニングブレード571により掻き落として除去するための装置である。
===プリンタ10の動作===
次に、このように構成されたプリンタ10の画像形成動作について、説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20Y、20M、20C、20K、現像ユニット50Y、50M、50C、50Kに備えられた現像ローラ等が回転し始める。感光体20Y、20M、20C、20Kは、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30Y、30M、30C、30Kにより順次帯電される。
感光体20Y、20M、20C、20Kの帯電された領域は、感光体20Y、20M、20C、20Kの回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40Y、40M、40C、40Kによって、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。
感光体20Y、20M、20C、20K上に形成された潜像は、感光体20Y、20M、20C、20Kの回転に伴って現像位置に至り、現像ユニット50Y、50M、50C、50Kによって現像される。これにより、感光体20Y、20M、20C、20K上に現像剤像が形成される。
ここで、現像ユニット50Y、50M、50C、50Kによる前記潜像の現像動作について詳説する。なお、上述したとおり、プリンタ10には、現像ユニットとして、ブラック現像ユニット50K、マゼンタ現像ユニット50M、シアン現像ユニット50C、及び、イエロー現像ユニット50Yが設けられているが、各々の現像ユニットの現像動作は同様であるので、以下、イエロー現像ユニット50Yについて説明する。
当該イエロー現像ユニット50Yにおいて、現像剤汲み上げローラ540が、その中心軸回りに回転することによって、現像剤収容部530に収容されている現像剤Dを汲み上げて現像剤供給ローラ550へ搬送する。
現像剤供給ローラ550に搬送された現像剤Dは、現像剤供給ローラ550の回転によって、規制ブレード560の当接位置に至る。そして、当該当接位置を通過する際に、現像剤Dの余剰分が規制ブレード560によって掻き取られ、現像ローラ510に供給される現像剤Dの現像剤量が計量される。すなわち、現像剤供給ローラ550には、前述したとおり、溝550aが設けられているから、現像剤供給ローラ550に当接する規制ブレード560は、現像剤供給ローラ550上の現像剤Dを溝550aに保持された現像剤Dを残して掻き取ることとなる。また、現像ローラ510に供給される現像剤Dの現像剤量が適正な量になるように溝550aの寸法が決められているので、規制ブレード560が現像剤供給ローラ550上の現像剤Dを掻き取った際には、溝550aによって適正な量に計量された現像剤Dが溝550aに残存することとなる。
現像剤供給ローラ550の溝550aに保持された現像剤Dは、現像剤供給ローラ550のさらなる回転によって、現像ローラ510との圧接位置に至る。当該圧接位置に至った現像剤Dは、現像剤供給ローラ550と現像ローラ510が圧接することにより生ずる圧力の作用より、現像剤供給ローラ550から現像ローラ510へ転写され、現像ローラ510上には現像剤Dの薄膜が形成される。
このようにして現像ローラ510上に形成された現像剤Dの薄膜は、現像ローラ510が回転することにより、感光体20Yとの圧接位置(すなわち、感光体20Yに対向する現像位置)に向けて搬送される。圧接位置に向けて搬送された現像剤Dの薄膜は、該圧接位置にて所定の大きさの電界下で感光体20Y上に形成された潜像の現像に供され、感光体20Y上に現像剤像が形成される。
なお、上述したとおり、ホストコンピュータからの画像信号等がプリンタ10に入力されると、感光体20Y及び現像ローラ510が回転し始めるが、プリンタ10は、その後、感光体20Y及び現像ローラ510の回転速度を上昇させ、当該回転速度が所定の値(すなわち、現像時の回転速度)となってから前記潜像の現像を開始する。加えて、プリンタ10は、当該回転速度が現像時の回転速度となった後、直ちに現像を開始するのでなく、所定時間経過後に現像を開始する。本実施の形態においては、前記所定時間の間、換言すれば、感光体20Y及び現像ローラ510の回転速度が現像時の回転速度になってから現像を開始するまでの間、感光体20Y及び現像ローラ510の回転速度は現像時の回転速度に維持される。
また、現像位置を通過した現像ローラ510上の現像剤Dは、現像ローラ510のさらなる回転によって、現像ローラクリーニングブレード571の当接位置に至る。そして、当該当接位置を通過する際に、現像ローラクリーニングブレード571によって、現像ローラ510の表面に付着している現像剤Dが掻き落とされ、掻き落とされた現像剤Dは、現像ローラクリーニングユニット570が備える残存現像剤回収部に回収される。
感光体20Y、20M、20C、20K上に形成された現像剤像は、感光体20Y、20M、20C、20Kの回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60Y、60M、60C、60Kによって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60Y、60M、60C、60Kには、現像剤の帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。この結果、各々の感光体20Y、20M、20C、20K上に形成された4色の現像剤像は、中間転写体70に重なり合って転写され、中間転写体70上にはフルカラー現像剤像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラー現像剤像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって媒体に転写される。なお、媒体は、不図示の給紙トレイから、各種ローラを介して二次転写ユニット80へ搬送される(図1中の矢印は、媒体の搬送方向を表している)。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
媒体に転写されたフルカラー現像剤像は、定着ユニットによって加熱加圧されて媒体に融着される。
一方、感光体20Y、20M、20C、20Kは一次転写位置を経過した後に、除電ユニット73Y、73M、73C、73Kによって除電され、さらに、感光体クリーニングユニット75Y、75M、75C、75Kに支持された感光体クリーニングブレード76Y、76M、76C、76Kによって、その表面に付着している現像剤が掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされた現像剤は、感光体クリーニングユニット75Y、75M、75C、75Kが備える残存現像剤回収部に回収される。
プリンタ10は、ホストコンピュータからの画像信号等の入力が無いことを確認すると、感光体及び現像ローラ等の回転速度を下降させ、最終的に、感光体及び現像ローラ等を停止させる。そして、プリンタ10は、待機状態となり、次の画像形成に備える。
===液溜り発生のメカニズム===
発明が解決しようとする課題の項で述べたとおり、現像ローラに担持された現像剤が、現像ローラの回転によって前記圧接位置に向けて搬送される際に、当該圧接位置において液溜りが発生する場合がある。ここでは、このような液溜り発生のメカニズムについて、図6乃至図8を用いて説明する。
先ず、図6に着目する。図6は、感光体及び現像ローラの回転速度(以下、単に、回転速度とも呼ぶ)と、前記圧接位置に向けて搬送される現像剤の搬送量(以下、単に、搬送量とも呼ぶ)又は前記圧接位置を通過させることのできる現像剤の通過量(以下、単に、通過量とも呼ぶ)と、の関係を示した図である。本図においては、回転速度を横軸に、圧接位置に向けて搬送される現像剤の搬送量又は圧接位置を通過する現像剤の通過量として、その膜厚(現像ローラ上の現像剤薄膜の厚み)の大きさを縦軸にとっている。図面上に直線と曲線が一つずつ表されているが、前者が、回転速度と搬送量との関係を、後者が、回転速度と通過量との関係を、示したものである。
かかる図面について考察すると、圧接位置に向けて搬送される現像剤の膜厚の大きさ(搬送量)は、回転速度に依存しないので、当該回転速度に関わらず一定の値となっている。本実施の形態において、当該値は約12μmである。一方、前述した特開2003−76148号公報の数5に記述されている弾性流体潤滑理論による関係式からも明らかなように、圧接位置を通過させることのできる現像剤の膜厚の大きさ(通過量)は、図6に示されるように、回転速度が低くなるほど小さくなっていく。
このような関係から、以下のことが導き出される。すなわち、前記回転速度の低さから、圧接位置を通過する現像剤の膜厚の大きさ(通過量)が圧接位置に向けて搬送される現像剤の膜厚の大きさ(搬送量)よりも小さくなると、圧接位置に搬送されたのに当該圧接位置を通過できない現像剤が生じる。図7中記号Xで示すように、このような現像剤が圧接位置(特に、その入口付近)に滞留し、液溜りが発生する。なお、図7は、圧接位置に液溜りが発生している様子を示す概念図である。
次に、プリンタの動作中、上述した現象がどのタイミングで発生するかについて、図8を用いて説明する。図8は、感光体及び現像ローラの回転速度と、圧接位置に向けて搬送される現像剤の搬送量又は圧接位置を通過する現像剤の通過量と、液溜りの累積量(以下、単に、液溜り量とも呼ぶ)の時間的変化を示したタイムチャートである。当該タイムチャートには、三つの図が表されているが、上図に回転速度の時間的変化を、中央図に搬送量又は通過量の時間的変化を、下図に液溜り量の時間的変化を示している。当該タイムチャートにおいては、時間を横軸に、回転速度を上図の縦軸に、圧接位置に向けて搬送される現像剤の搬送量又は圧接位置を通過する現像剤の通過量として、その膜厚の大きさを中央図の縦軸に、液溜り量の大きさを下図の縦軸にとっている。また、中央図には、細線と太線が表されているが、前者が、搬送量の時間的変化を、後者が、通過量の時間的変化を示したものである。
以下、回転速度、搬送量、通過量、液溜り量が、時間の経過にしたがってどのように変化するか、について考察する。図8に示すタイムチャートは、プリンタが画像形成を実行しているときに開始する。したがって、横軸の時間が0のときに、回転速度は、既述の現像時の回転速度(本実施の形態においては、当該現像時の回転速度を200mm/secとする)となっている。また、このときの通過量は、図6から導き出されるように、約14μmとなっており、通過量が搬送量(12μm)を上回っているため、液溜りは発生しない。
次に、プリンタは、ホストコンピュータからの画像信号等の入力が無いことを確認して、感光体及び現像ローラを停止させるために当該感光体及び現像ローラの減速を時間t1で開始する。前述したとおり、回転速度の下降に伴って通過量が減少する一方で、搬送量は一定であるから、やがて、時間t2で通過量と搬送量とが一致する。そして、さらに回転速度を下降させると、通過量が搬送量を下回り、液溜りが発生し始め、時間t2から感光体及び現像ローラが停止する(時間t3)まで、液溜りが発生し続けることとなる。すなわち、感光体と現像ローラとが、現像時の回転速度よりも遅い回転速度で回転した際に、通過量が搬送量より少なくなり液溜りが発生することとなる。
感光体及び現像ローラが停止すると、プリンタは待機状態(時間t3から時間t4まで)となる。感光体及び現像ローラが停止しているため、かかる待機状態において液溜りが発生することはないが、プリンタは、時間t2から時間t3までに発生した液溜りを保持し続ける。
かかる待機状態で、ホストコンピュータからの画像信号等の入力があると、感光体及び現像ユニットが、再度回転し始める(時間t4)。プリンタは、感光体及び現像ローラの回転速度が現像時の回転速度となるように、感光体及び現像ローラを増速させる。回転速度の上昇に伴って通過量は増加していくが、時間t5で通過量と搬送量とが一致するまで、液溜りが発生し続ける。
===回転速度が現像時の回転速度となってから所定時間後に現像を開始することによる効果===
上述したとおり、本実施の形態においては、感光体及び現像ローラの、回動速度の一例としての回転速度、が現像時の回転速度となってから所定時間後に、潜像の現像を開始する。このようにすることにより、画質の劣化を適切に防止することが可能となる。
再度図8を参照して、説明する。時間t5で通過量と搬送量とが一致した際には、液溜りが発生しなくなる。そして、さらに回転速度を上昇させると、通過量が搬送量を上回り、圧接位置に向けて搬送される現像剤だけでなく圧接位置に滞留していた液溜りも、当該圧接位置を通過するようになる。そのため、時間t5以降液溜りは減り続けるが、回転速度が現像時の回転速度に一致する(時間t6)までに圧接位置に滞留した液溜りを総て解消することはできないので、回転速度が現像時の回転速度に一致した時点(時間t6)で液溜りは圧接位置に残留する。
したがって、感光体及び現像ローラの回転速度が現像時の回転速度となった際(時間t6)に潜像の現像を開始した場合には、液溜りが存する状態で現像が行われることとなり、媒体に形成された画像に濃度ムラやカブリ等が発生し、その画質に劣化が生ずることとなる。
そこで、回転速度が現像時の回転速度となった(時間t6)後、直ちに現像を開始するのでなく、所定時間経過後(時間t8)に現像を開始する。前述したとおり、本実施の形態においては、回転速度が現像時の回転速度となった(時間t6)後、当該回転速度はその回転速度に維持される。かかる状況においては通過量が搬送量を上回るため、液溜りは減り続け、やがて、滞留していた液溜りは、時間t7で総て解消されることとなる。
そして、液溜りの解消後、時間t8で現像を開始すれば、液溜りが存しない状態で現像が行われることとなり、媒体に形成された画像に濃度ムラやカブリ等が発生し、その画質に劣化が生ずることを適切に防止することが可能となる。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
上記実施の形態においては、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタにも適用可能である。また、フルカラーレーザプリンタだけではなく、モノクロレーザビームプリンタにも適用可能である。また、プリンタだけでなく、複写機、ファクシミリなどの各種画像形成装置にも適用可能である。
また、感光体についても、円筒状の基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ローラに限られず、ベルト状の基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
また、上記実施の形態においては、規制ブレード560は、その先端が現像剤供給ローラ550の回転方向の下流側に向くように配置されており、いわゆるトレール規制を行うこととしたが、これに限定されるものではなく、例えば、その先端が現像剤供給ローラの回転方向の上流側に向くように配置されており、いわゆるカウンター規制を行うこととしてもよい。
また、上記実施の形態においては、感光体及び現像ローラの回転速度が現像時の回転速度となってから、当該回転速度をその回転速度に維持することとしたが、当該回転速度が現像時の回転速度となってから、さらに当該回転速度を上昇させ、その後、当該回転速度を下降させて、当該回転速度が現像時の回転速度となった際に、前記潜像の現像を開始することとしてもよい。
回転速度が現像時の回転速度となってから当該回転速度を上昇させる場合には、液溜りがより早く解消されることとなる。したがって、このような場合には、回転速度が現像時の回転速度となってから短時間で適切な現像を開始することができるというメリットが生ずる。
また、上記実施の形態においては、現像ローラと感光体とが現像時の回転速度よりも遅い回転速度で回転した際に、通過量が搬送量よりも少なくなって、液溜りが発生する場合について説明したが、かかる場合に限定されるものではない。
前述した弾性流体潤滑理論による関係式から得られるように、通過量は現像剤の粘度が低くなるほど小さくなる。したがって、周囲の環境変化に起因して現像剤の粘度が低くなり、当該粘度の低下により液溜りが発生する場合にも、本発明を適用可能である。
また、上記実施の形態においては、前記現像剤担持体は、現像ローラ510であることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、ベルト状の現像ベルトであってもよい。
また、上記実施の形態においては、現像ローラ510と感光体20Y、20M、20C、20Kは、回転可能であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、現像ローラと感光体は回動可能であるが、回転不可能であることとしてもよい。
ただし、効率的に、感光体に担持された潜像を、現像ローラに担持された現像剤で現像することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、現像ローラ510は弾性体の層を有し、感光体20Y、20M、20C、20Kと当該弾性体の層とが圧接していることとしたが、これに限定されるものではない。
また、上記実施の形態においては、現像ローラ510の回転速度は、感光体20Y、20M、20C、20Kの回転速度と等しいこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、双方の回転速度が異なることとしてもよい。
ただし、回転に係る制御が簡易となる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、現像ローラ510の回転方向は、感光体20Y、20M、20C、20Kの回転方向とは、逆方向であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、現像ローラの回転方向は、感光体の回転方向とは、同方向であることとしてもよい。
現像ローラの回転方向と感光体の回転方向とが同方向である場合には、現像ローラと感光体とが圧接して回転するため圧接部において過剰な回転抵抗が発生する。現像ローラ510の回転方向と感光体20Y、20M、20C、20Kの回転方向とが逆方向である場合には、当該デメリットを有しない点で、より望ましい。
また、上記実施の形態においては、前記現像剤は、常温で不揮発性を有する不揮発性液体現像剤であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、当該現像剤は、Isopar(商標:エクソン)をキャリアとした低濃度(1〜2wt%程度)かつ低粘度の常温で揮発性を有する揮発性液体現像剤であってもよい。
液溜りによる画質劣化を防止する方策としては、上述した本発明に係る方策の他に、現像ローラ又は感光体の位置を移動させる等して双方の圧接を解放し、液溜りを解消する方策がある。
前記現像剤が常温で揮発性を有する揮発性液体現像剤である場合には、当該揮発性液体現像剤が圧接位置に滞留した(液溜りが発生した)際にキャリアが揮発し残ったトナー粒子が当該圧接位置に固着するという現象、が生じ得る。かかる現象を考慮した場合には、液溜りによる画質劣化を防止する方策として、前記他の方策を適用した方がより効果的である。一方で、当該他の方策は、前記圧接を解放する機構が必要なので、本発明に係る方策と比べて、コスト高となるデメリットを有する。
これらの事項を鑑みると、前記現像剤が常温で不揮発性を有する不揮発性液体現像剤である場合には、前述した現象が生じ得ないため、コストを減少させる観点から、本発明に係る方策を適用した方がより効果的である。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図9は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ706と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ706は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図10は、図9に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ706から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ706が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
本実施の形態に係る画像形成装置を構成する主要構成要素を示した図である。 図1の画像形成装置の制御ユニットを示すブロック図である。 現像ユニットの主要構成要素を示した断面図である。 現像剤供給ローラ550の表面を表した斜視概念図である。 図5A乃至図5Eは現像剤供給ローラ550表面に設けられた溝の断面形状又は窪みの形状を示す図である。 感光体及び現像ローラの回転速度と、前記圧接位置に向けて搬送される現像剤の搬送量又は前記圧接位置を通過する現像剤の通過量と、の関係を示した図である。 圧接位置に液溜りが発生している様子を示す概念図である。 感光体及び現像ローラの回転速度と、圧接位置に向けて搬送される現像剤の搬送量又は圧接位置を通過する現像剤の通過量と、液溜りの累積量の時間的変化を示したタイムチャートである。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図9に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 レーザビームプリンタ
15Y、15M、15C、15K 現像部
20Y、20M、20C、20K 感光体
30Y、30M、30C、30K 帯電ユニット
40Y、40M、40C、40K 露光ユニット
50Y、50M、50C、50K 現像ユニット
60Y、60M、60C、60K 一次転写ユニット
70 中間転写体
73Y、73M、73C、73K 除電ユニット
75Y、75M、75C、75K 感光体クリーニングユニット
76Y、76M、76C、76K 感光体クリーニングブレード
80 二次転写ユニット
100 制御ユニット
101 メインコントローラ
102 ユニットコントローラ
112 インターフェイス
113 画像メモリ
120 CPU
510 現像ローラ
530 現像剤収容部
540 現像剤汲み上げローラ
550 現像剤供給ローラ
550a 溝
560 規制ブレード
560a ゴム部
560b ゴム支持部
570 現像ローラクリーニングユニット
571 現像ローラクリーニングブレード
700 画像形成システム
702 コンピュータ
704 表示装置
706 プリンタ
708 入力装置
708A キーボード
708B マウス
710 読取装置
710A フレキシブルディスクドライブ装置
710B CD−ROMドライブ装置
802 内部メモリ
804 ハードディスクドライブユニット
D 現像剤

Claims (11)

  1. 潜像を担持するための回動可能な像担持体と、不揮発性のキャリア液中にトナー粒子を分散させた液体現像剤を担持するための回動可能な現像剤担持体と、表面に溝を有する現像剤供給ローラと、前記現像剤供給ローラの表面に当接して前記現像剤供給ローラ上の液体現像剤の量を規制する規制ブレードと、を有し、前記像担持体と前記現像剤担持体とが所定の圧接位置にて圧接している画像形成装置であって、
    前記現像剤供給ローラは、前記規制ブレードにより量が規制された液体現像剤を前記現像剤担持体に供給し、
    前記現像剤担持体が回動することにより、前記圧接位置に向けて液体現像剤を搬送し、前記圧接位置に向けて搬送された液体現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する画像形成装置において、
    前記現像剤担持体と前記像担持体とを回転させて前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから所定時間後に、前記潜像の現像を開始することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから、さらに該回動速度を上昇させ、
    その後、該回動速度を下降させて、前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となった際に、前記潜像の現像を開始することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記現像剤担持体と前記像担持体とが、現像時の回動速度よりも遅い回動速度で回動した際に、前記圧接位置を通過する液体現像剤の通過量は、前記圧接位置に向けて搬送される液体現像剤の搬送量、よりも少なくなることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記現像剤担持体は、現像ローラであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記現像ローラと前記像担持体は、回転可能であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記現像ローラは弾性部を有し、前記像担持体と前記弾性部とが圧接していることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置において、
    前記現像ローラの回転速度は、前記像担持体の回転速度と等しいことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記現像ローラの回転方向は、前記像担持体の回転方向とは、逆方向であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 潜像を担持するための回動可能な像担持体と、不揮発性のキャリア液中にトナー粒子を分散させた液体現像剤を担持するための回動可能な現像剤担持体と、表面に溝を有する現像剤供給ローラと、前記現像剤供給ローラの表面に当接して前記現像剤供給ローラ上の液体現像剤の量を規制する規制ブレードと、を有し、前記像担持体と前記現像剤担持体とが所定の圧接位置にて圧接している画像形成装置であって、
    前記現像剤供給ローラは、前記規制ブレードにより量が規制された液体現像剤を前記現像剤担持体に供給し、
    前記現像剤担持体が回動することにより、前記圧接位置に向けて液体現像剤を搬送し、前記圧接位置に向けて搬送された液体現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する画像形成装置において、
    前記現像剤担持体と前記像担持体とを回転させて前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから所定時間後に、前記潜像の現像を開始し、
    前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから、さらに該回動速度を上昇させ、
    その後、該回動速度を下降させて、前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となった際に、前記潜像の現像を開始し、
    前記現像剤担持体と前記像担持体とが、現像時の回動速度よりも遅い回動速度で回動した際に、前記圧接位置を通過する液体現像剤の通過量は、前記圧接位置に向けて搬送される液体現像剤の搬送量、よりも少なくなり、
    前記現像剤担持体は、現像ローラであり、
    前記現像ローラと前記像担持体は、回転可能であり、
    前記現像ローラは弾性部を有し、前記像担持体と前記弾性部とが圧接しており、
    前記現像ローラの回転速度は、前記像担持体の回転速度と等しくて、
    前記現像ローラの回転方向は、前記像担持体の回転方向とは、逆方向であることを特徴とする画像形成装置。
  10. コンピュータ、及び、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための回動可能な像担持体と、不揮発性のキャリア液中にトナー粒子を分散させた液体現像剤を担持するための回動可能な現像剤担持体と、表面に溝を有する現像剤供給ローラと、前記現像剤供給ローラの表面に当接して前記現像剤供給ローラ上の液体現像剤の量を規制する規制ブレードと、を有し、前記像担持体と前記現像剤担持体とが所定の圧接位置にて圧接している画像形成装置であって、前記現像剤供給ローラは、前記規制ブレードにより量が規制された液体現像剤を前記現像剤担持体に供給し、前記現像剤担持体が回動することにより、前記圧接位置に向けて液体現像剤を搬送し、前記圧接位置に向けて搬送された液体現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する画像形成装置、を有する画像形成システムにおいて、
    前記現像剤担持体と前記像担持体とを回転させて前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから所定時間後に、前記潜像の現像を開始することを特徴とする画像形成システム。
  11. 表面に溝を有する現像剤供給ローラが、前記現像剤供給ローラの表面に当接する規制ブレードにより量が規制された不揮発性のキャリア液中にトナー粒子を分散させた液体現像剤を現像剤担持体に供給し、
    液体現像剤を担持するための前記現像剤担持体、が回動することにより、該現像剤担持体と潜像を担持するための像担持体とが圧接している圧接位置、に向けて液体現像剤を搬送し、
    前記圧接位置に向けて搬送された液体現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する画像形成方法において、
    前記現像剤担持体と前記像担持体とを回転させて前記現像剤担持体と前記像担持体の回動速度が現像時の回動速度となってから所定時間後に、前記潜像の現像を開始することを特徴とする画像形成方法。
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