JP4418701B2 - パルサーリング - Google Patents
パルサーリング Download PDFInfo
- Publication number
- JP4418701B2 JP4418701B2 JP2004115409A JP2004115409A JP4418701B2 JP 4418701 B2 JP4418701 B2 JP 4418701B2 JP 2004115409 A JP2004115409 A JP 2004115409A JP 2004115409 A JP2004115409 A JP 2004115409A JP 4418701 B2 JP4418701 B2 JP 4418701B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet body
- rubber magnet
- ring
- pulsar ring
- double cylindrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
このパルサーリングは、パルスを発生するゴム製マグネット体とそれを貼着支持する芯金からなるが、従来のものは軸受シールリングのスリンガと兼用して構成されていたため、その構成上、芯金の径方向寸法を十分取ることができず、リング状のゴム製マグネット体(回転検出面)の径方向寸法が小さいものとなり、センシングのための回転検出面として、面積を広くして磁気特性を良くすることが困難で、回転検出精度や感度を高めるには限界があった。
このような例として、先に出願した特許文献1がある。
前記提案技術のパルサーリング100は、図6(a)に示すように、芯金120を折曲げ加工することにより、折畳むように屈折された2重円筒部120cと、この2重円筒部120cの反屈折側両端部に連なり形成された内向鍔片120b及び外向鍔片120aからなる支持端面部110aとを備え、2重円筒部120cは軸受の回転側に嵌合一体とされる嵌合筒とされ、ゴム製マグネット体110は、内向鍔片120b及び外向鍔片120aに跨るように支持端面部110aに貼着される構造としている。
ゴム製マグネット体110を確実で強固に接着するために、リン酸溶液等の脱脂用処理液を用いて芯金120を脱脂処理し、十分に乾燥させる。それから、内向鍔片120b及び外向鍔片120aに接着剤を塗布し、熱を加えた状態でゴム製マグネット体110を内向鍔片120b及び外向鍔片120aに押付ける加熱接着(加硫接着とも呼ぶ)を行い、強固に接着(貼着)させる。
前記芯金は、平円環状の鋼板部材を折曲げ加工することにより、折畳むように屈折された2重円筒部と、この2重円筒部の反屈折側両端部に連なり形成された内向鍔片及び外向鍔片からなる支持端面部とを備え、前記2重円筒部は軸受の回転側に嵌合一体とされる嵌合筒とされ且つ該嵌合筒の壁部には内外に貫通する透孔が形成され、前記ゴム製マグネット体は、内向鍔片及び外向鍔片に跨るように支持端面部に貼着されていることを特徴とするパルサーリングを提案する。
3は、外輪13を兼ねるハブキャリア8を、例えば車体側の支持部材14に取付け固定するための取付ボルトであり、周方向で等間隔に複数個装備されている。内輪5の中心部には、前述のハブや等速ジョイントの軸部等を挿入して装着するための装着孔4が形成されている。内外のシールリング16,17は、ボール15部分に充填されているグリース等の潤滑油の外部流出を防止するとともに、外部からゴミ、異物等のダストがボール15部分に流入するのを防止する。
固定側部材(外輪)13と回転側部材(内輪)5との左右方向で内側の端部間及び外側の端部間には、内シールリング16と外シールリング17が夫々介装されている。内シールリング16は、外輪13の内周面に圧入された固定側芯金18と、この芯金18に固着されたゴム製シールリップ19と、内輪5の外周面に圧嵌めされた回転側芯金(スリンガ)12とよりなり、内輪5の回転時には、シールリップ19は回転側芯金12の外面に摺接するようその先端リップ部が弾接されている。外シールリング17もこれと同様に固定側芯金25と、シールリップ27と、スリンガ26とにより構成されている。
本発明のパルサーリング10は、ゴム製マグネット体11と、このゴム製マグネット体11を貼着一体に支持する鋼板製芯金12とよりなり、2重円筒部(嵌合筒)12cの壁面には内外に貫通する透孔Hが形成されることを特徴とする。
芯金12は、図3に示されるように平円環状の鋼板部材を折曲げ加工(プレス成形)することにより、折畳むように屈折された2重円筒部12cと、この2重円筒部12cの反屈折側両端部に連なり形成された内向鍔片12b及び外向鍔片12aからなる支持端面部11a(断面横T字型)とからなる。このように芯金12は、プレス成形で加工できる構造とすれば、安価に大量生産することが可能で、また嵌合筒12cを2重構造とすることにより、嵌合の固定力も増強する。
よって、ゴム製マグネット体11の回転検出面11bの平面度を保つことができ、回転検出精度や感度の向上を図ることができる。
図2からも明らかであるように、パルサーリング10のゴム製マグネット体11部分と芯金12の内向鍔片12b及び外向鍔片12aとは磁気センサ24と対を為す様、固定配備されるため、軸受9から突出した部分がある。
そこで、図5のように内輪5の内側端面から、支持端面部11aが車体側に寄るようにし、透孔Hが嵌合筒12cの嵌合部から外れるように取付ければ、2重円筒部12cの壁部に形成される透孔Hが、水分を抜く孔となるため、パルサーリング10の突出部分、或いはパルサーリング10と内輪5との間に水分が溜まるのを防止することができる。
11 ゴム製マグネット体
11a 支持端面部
11b 回転検出面
12 芯金
12a 外向鍔片
12b 内向鍔片
12c 2重円筒部(嵌合筒)
H 透孔
5 回転側部材
9 軸受
24 磁気センサ
Claims (3)
- 多数のS極及びN極が周方向に交互に着磁された平円環状のゴム製マグネット体と、このゴム製マグネット体を貼着一体に支持する鋼板製芯金とよりなるパルサーリングであって、
前記芯金は、平円環状の鋼板部材を折曲げ加工することにより、折畳むように屈折された2重円筒部と、この2重円筒部の反屈折側両端部に連なり形成された内向鍔片及び外向鍔片からなる支持端面部とを備え、前記2重円筒部は軸受の回転側に嵌合一体とされる嵌合筒とされ且つ該嵌合筒の壁部には内外に貫通する透孔が形成され、前記ゴム製マグネット体は、内向鍔片及び外向鍔片に跨るように支持端面部に貼着されていることを特徴とするパルサーリング。 - 請求項1において、
上記芯金が、軸受シールリングのスリンガを兼ねるものであることを特徴とするパルサーリング。 - 請求項1又は2において、
上記ゴム製マグネット体が、上記支持端面部に対し加硫接着により貼着されていることを特徴とするパルサーリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004115409A JP4418701B2 (ja) | 2004-04-09 | 2004-04-09 | パルサーリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004115409A JP4418701B2 (ja) | 2004-04-09 | 2004-04-09 | パルサーリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005300299A JP2005300299A (ja) | 2005-10-27 |
JP4418701B2 true JP4418701B2 (ja) | 2010-02-24 |
Family
ID=35332005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004115409A Expired - Fee Related JP4418701B2 (ja) | 2004-04-09 | 2004-04-09 | パルサーリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4418701B2 (ja) |
-
2004
- 2004-04-09 JP JP2004115409A patent/JP4418701B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005300299A (ja) | 2005-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3887350B2 (ja) | 車輪支持用ハブユニット | |
JP4679192B2 (ja) | 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 | |
WO2009157274A1 (ja) | ベアリングシール | |
JP2010053893A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
WO2005111448A1 (ja) | センサ付き軸受 | |
JP3656530B2 (ja) | エンコーダ付組み合わせシールリングとこれを組み込んだ車輪支持用転がり軸受ユニット | |
US8397590B2 (en) | Bearing for wheel with sensor | |
JPH11118816A (ja) | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット | |
JP4375790B2 (ja) | 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 | |
JP4418701B2 (ja) | パルサーリング | |
JP2002206557A (ja) | 軸受装置 | |
JP3491395B2 (ja) | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット | |
JP5023772B2 (ja) | センサ付き車輪支持用軸受ユニット | |
JP4492436B2 (ja) | 磁気エンコーダ及びこれを用いた転がり軸受装置 | |
JP2004263716A (ja) | センサ組立体、シール装置ならびに転がり軸受装置 | |
JP5202348B2 (ja) | センサ付車輪用軸受装置 | |
JP2000162222A (ja) | 回転速度検出装置付き車輪軸受装置 | |
JP4628395B2 (ja) | 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 | |
JP5131060B2 (ja) | パルサーリング、その製造方法及びこのパルサーリングを用いた車軸用軸受装置 | |
JP2005300300A (ja) | パルサーリング | |
JP4547139B2 (ja) | トーンホイール装着構造 | |
JP2008057662A (ja) | 車輪用転がり軸受装置 | |
JP4483852B2 (ja) | 車輪用回転支持装置及びその組立方法 | |
JP4024983B2 (ja) | 車輪軸受装置 | |
JP2006329749A (ja) | 磁気エンコーダ及びこれを用いた転がり軸受装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091104 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |