JP4418524B1 - スプライサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 枚葉シート同士をつなぎ合わせるスプライサ装置において、つなぎ合わせ動作の高速化が可能なスプライサ装置を提供することを第1の目的とし、枚葉シートの上面側と下面側とに粘着テープを貼る場合でも高速化に対応できるスプライサ装置を提供することを第2の目的とする。
【解決手段】 チャック70が粘着テープ80を挟持してからテープ吸着筒75が粘着テープ80を吸着して保持し、テープ吸着筒75が粘着テープ80の端部を枚葉シート16及び18に貼る。テープ吸着筒75が粘着テープ80を保持したままテープ保持パネル61を左側に移動させ、貼り付けローラ76を粘着テープ80上を転動させる。枚葉シート16及び18の左側端部の手前で貼り付けローラ76を停止させ、若干の待ち時間をおいてカッタ77で粘着テープ80を切断する。その後粘着テープ80の切断後に残りの部分を貼り付ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スプライサ装置に関し、特に枚葉シートをつなぎ合わせて連続材にする動作をごく短時間で繰り返し実行するのに好適な構造を有するスプライサ装置に関する。
スプライサ装置は、一般的に、枚葉又はロール状の樹脂シートや、紙などの端部同士を粘着テープなどで繰り返しつなぎ合わせて、連続材とするものである。また、枚葉シートなどをつなぎ合わせ動作を繰り返す繋合せユニットに加えて、枚葉シートなどを繋合せユニットの近傍に送り込む又は近傍から送り出す搬送ユニット、つなぎ合わせたものをロール状に巻き取る巻取ユニットなどを併せ持つものが多い。
ところで、枚葉シート同士をつなぎ合わせるスプライサ装置は、つなぎ合わせ動作を多数回繰り返すので、つなぎ合わせ動作の高速化と、高速化してもつなぎ合わせ部分に不良を発生しない装置を実現することが課題となっている。例えば、特開2007−194407公報に開示されているスプライサ装置では、後側の枚葉シートの先端が垂れ下がっても、垂れ下がった部分が貼合せテーブルと可動テーブルとの間に挟まれて不良となることを防止するために、垂れ下がった部分をテープ貼付高さ位置へ持ち上げて保持する持上げ部材を設けた構造にしている。
しかしながら、この構造では、粘着テープのリールを収納したテープ貼付装置を2枚の枚葉シートの境界に沿って漸進させ、同時にテープ貼付装置のリールに巻かれた粘着テープをローラで抑えることによって順次繰り出して行くので、粘着テープの繰り出し速度を上げにくい。すなわち、粘着テープを高速で繰り出そうとすると、粘着テープの表面をローラがすべって空転し、粘着テープを引き出せなくなることがある。あるいは、粘着テープを切断するときにテープが不整形に断裂することがある。くわえて、つなぎ合わせユニットの動作を高速化する場合には、当然のことながら周辺部も高速化に対応しなければならないが、この公報には、特に高速化に対応する構造が開示されていない。
また、枚葉シートの上面側と下面側との双方に粘着テープを貼る場合には、まず枚葉シート同士をつなぎ合わせるスプライサ装置でウェブとし、このウェブを巻き取ったロールを別のスプライサ装置にセットし、さらに別のスプライサ装置で反対側の面に粘着テープを貼る必要がある。したがって、枚葉シートの上面側と下面側とに粘着テープを貼るとスループットが著しく悪くなるが、上記のスプライサ装置は両面に貼るときのスループットを改善できない。
特開2007−194407公報
本発明は、上記課題を解決するために、枚葉シート同士をつなぎ合わせるスプライサ装置において、つなぎ合わせ動作の高速化が可能なスプライサ装置を提供することを第1の目的とする。さらに、枚葉シートの上面と下面との両面に粘着テープを貼る場合でもつなぎ合わせ動作の高速化に対応できるスプライサ装置を提供することを第2の目的とする。
請求項1に記載の発明は、リールに巻回された粘着テープと、前記リールを回転自在に支持すると共に、前記粘着テープの先端部及びその近傍を第1の枚葉シートの第1の面後端部及び第2の枚葉シートの第1の面前端部から離隔した状態で、且つ、これらの端部を跨るように保持するテープ供給手段と、前記テープ供給手段に保持された前記粘着テープの先端部又はその近傍を挟持するチャックと、前記粘着テープの先端部近傍を吸着して保持するテープ保持手段と、前記第1の枚葉シートの第1の面後端部と前記第2の枚葉シートの第1の面前端部とに沿って転動することによって、引き出した前記粘着テープを前記第1の枚葉及び前記第2の枚葉シートとに貼り付けるローラと、前記粘着テープを切断するカッタを備え、前記テープ供給手段と前記チャックとは、相対的に離隔して行くことによって、前記テープ供給手段から前記粘着テープを前記第1の枚葉シートの後端部及び前記第2の枚葉シートの前端部に沿って引き出し、前記テープ保持手段は、前記テープ供給手段と前記チャックとが相対的に離隔して行くことによって前記粘着テープを前記第1の枚葉シートの後端部及び前記第2の枚葉シートの前端部に沿って引き出した後に、前記粘着テープの先端部近傍を前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートに押し付けておき、前記チャックは、前記テープ保持手段が前記粘着テープの先端部近傍を前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートに押し付けた後に、前記粘着テープの先端部又はその近傍を開放し、前記ローラは、前記チャックが、前記粘着テープの先端部又はその近傍を開放した後に、前記第1の枚葉シートの第1の面後端部と前記第2の枚葉シートの第1の面前端部とに沿って転動することによって、引き出した前記粘着テープを前記第1の枚葉及び前記第2の枚葉シートとに貼り付け前記カッタは、前記粘着テープを前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートに貼り付いていない部分で切断することを特徴とするスプライサ装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記テープ供給手段は、前記チャック側に向かって突出すると共に、前記カッタが前記粘着テープを切断したときに、前記粘着テープの粘着面が付着し、且つ、先端部が前記粘着テープの先端部又はその近傍に位置するように配置されている保持突起を備えたことを特徴とするスプライサ装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記チャックは、第1の挟持片及び第2の挟持片を備え、該第1の挟持片の先端部と該第2の挟持片の先端部とが前記粘着テープの先端部又はその近傍を挟持するようになされると共に、前記第1の挟持片と前記第2の挟持片との少なくとも一方に、前記粘着テープの先端近傍の部分を挟持するときに前記保持突起を通過させるスリットが形成されていることを特徴とするスプライサ装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記カッタは、切断刃を前記粘着テープの長手方向の中心線近傍から接触して切断され始め、切れ目が左右の縁辺に向かって同時に拡がるように中央が突出した形状に形成していることを特徴とするスプライサ装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、さらに、前記チャック、前記ローラ及び前記カッタの動作を制御する制御手段を備え、該制御手段は、前記第1の枚葉シートの第1の面後端部と前記第2の枚葉シートの第1の面前端部とに沿って転動してから所定時間経過した後に、前記カッタが前記粘着テープの前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートに貼り付いていない部分を切断するように制御することを特徴とするスプライサ装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、さらに、前記第2の枚葉シートの前端部又は後端部を検出する検出手段と、前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートを前記第1の枚葉シートの前端側に向かって所定長送り出す搬送手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段が前記第2の枚葉シートの前端部又は後端部を検出したときに、検出結果に基づいて前記第2の枚葉シートの長さを算出し、前記粘着テープを前記カッタで切断した後に、前記搬送手段を前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートを前記第1の枚葉シートの前端側に向かって算出した前記第2の枚葉シートの長さ分だけ送り出し、前記第2の枚葉シートの後端部に第3の枚葉シートの前端部を当接又は接近させるように動作させることを特徴とするスプライサ装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、さらに、別のリールに巻回された別の粘着テープと、前記別のリールを回転自在に支持すると共に、前記別の粘着テープの先端部及びその近傍を前記第1の枚葉シートの第2の面後端部及び前記第2の枚葉シートの第2の面前端部から離隔した状態で、且つ、これらの端部を跨るように保持する別のテープ供給手段と、前記別のテープ供給手段に保持された前記別の粘着テープの先端部又はその近傍を挟持する別のチャックを備え、前記別のテープ供給手段と前記別のチャックとが相対的に離隔して行くことによって、前記別の粘着テープを前記第1の枚葉シートの後端部及び前記第2の枚葉シートの前端部に沿って引き出し、さらに、前記第1の枚葉シートの第2の面後端部と前記第2の枚葉シートの第2の面前端部とに沿って転動することによって、引き出した前記別の粘着テープを前記第1の枚葉及び前記第2の枚葉シートとに貼り付ける別のローラと、前記別の粘着テープを前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートに貼り付いていない部分で切断する別のカッタを備えたことを特徴とするスプライサ装置である。
請求項1に記載の発明によれば、まず粘着テープを第1の枚葉シートの後端部及び第2の枚葉シートの前端部から離隔した状態で引き出し、粘着テープの先端部側をチャックからテープ保持手段に持ち替え、さらにテープ保持手段が粘着テープを第1の枚葉シート及び第2の枚葉シートに押し付けてから、ローラが粘着テープを第1の枚葉シート及び第2の枚葉シートに貼り付けてから圧接しつつ転動してからカッタで切断するので、リールを支持する保持出段が第1の枚葉シートの後端部と第2の枚葉シートの前端部との境界を移動し、この移動速度に合わせながら粘着テープを繰り出して行く従来の装置よりも粘着テープの貼り付け動作が高速になる。また、チャックの開放時に、テープ供給手段とチャックとを高速で離隔して粘着テープが伸張したことに起因する粘着テープの急速な収縮を防止できる。ひいては、急速な収縮による粘着テープの貼付不良を防止できる。また、テープを貼り付ける範囲(長さ)の調整が容易になる。
請求項2に記載の発明によれば、粘着テープの切断後に粘着テープの粘着面が付着するように保持突起を備えているので、粘着テープ切断後に粘着テープの先端部が垂れ下がって挟持に失敗することを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、チャックが粘着テープの先端部又はその近傍を挟持するときに、保持突起を挟むことによって発生するトラブルを防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、粘着テープに切断刃を当てたときに、断裂が粘着テープの中央から左右に広がって切断されるので、左右いずれかの端部から切断を始める場合よりも粘着テープを高速に切断することができる。また、断裂が斜めに走るなどの粘着テープの端部から切断を始める場合に起きやすい不良の発生を防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、制御手段がローラの転動から所定時間経過した後に粘着テープを切断するように制御するので、ローラの転動によって一時的に伸張した粘着テープが元の長さに戻ってから切断でき、貼り付けたテープの長さが不足することによる不良の発生を防止できる。
請求項6に記載の発明によれば、枚葉シートの後端部に次の枚葉シートの先端部を順次当接して、枚葉シート同士を連続的につなぎ合わせることができる。さらに、検出手段の検出結果に基づいて第2の枚葉シートの長さを算出し、第1の枚葉シート及び第2の枚葉シートを算出した長さ分だけ送り出すので、各枚葉シートの長さのばらつきの影響を受けずに精確に送り出すことができる。
請求項7に記載の発明によれば、第1の枚葉シートと第2の枚葉シートの下面側に粘着テープを貼るときに、第2の枚葉シートと第3の枚葉シートとの上面に粘着テープを貼ることができるので、枚葉シートの上面側と下面側とに粘着テープを貼る場合でもつなぎ合わせ動作を高速化できる。
本発明の実施の形態に係るスプライサ装置のつなぎ合わせ動作を示す説明図(1)である。 本発明の実施の形態に係るスプライサ装置のつなぎ合わせ動作を示す説明図(2)である。 本発明の実施の形態に係るスプライサ装置のつなぎ合わせ動作を示す説明図(3)である。 本発明の実施の形態に係るスプライサ装置のつなぎ合わせ動作を示す説明図(4)である。 本発明の実施の形態に係るスプライサ装置のつなぎ合わせ動作を示す説明図(5)である。 本発明の実施の形態に係るスプライサ装置の全体構成を示す正面図である。 スライドテーブルの説明図である。 上テープ貼り付けユニットの説明図である。 上テープ貼り付けユニット、下テープ貼り付けユニット及びシートフィーダの周辺構造の概要を示す説明図である。 枚葉シートの端部同士の突き合わせ動作を示す説明図(1)である。 枚葉シートの端部同士の突き合わせ動作を示す説明図(2)である。 本発明の実施の形態に係るスプライサ装置の動作制御に関するブロックチャートである。
以下に、本発明の実施の形態に係るスプライサ装置を図面に基づいて説明する。図6は、本発明の実施の形態に係るスプライサ装置の全体構成を示す正面図である。図6において、10はスプライサ装置、11は筐体、12収納スペース、13はタッチパネル、14、15及び16は枚葉シート、20はエレベータ、21及び22はマガジンベース、30はシート供給移載ユニット、31a及び31bは移載アーム、32a及び32bは吸着パッド、33はシート厚センサ、34は昇降用エアシリンダ、35は電動シリンダ、36はシート切れセンサ、37はシート供給移載ユニット、40はスライドテーブル、60は上テープ貼り付けユニット、83はシート押さえ、86は下テープ貼り付けユニット、90はシートフィーダである。
図6に示すように、本発明の実施の形態に係るスプライサ装置10は、回路基板やタッチパネルに利用する樹脂製シートなどの枚葉シートを互いにつなぎ合わせてウェブに加工するための装置である。また、スプライサ装置10は、筐体11の内部に、タッチパネル13、エレベータ20、シート供給移載ユニット30、スライドテーブル40、上テープ貼り付けユニット60、下テープ貼り付けユニット86、シートフィーダ90を備えている。また、図6には図示していないが、収納スペース12には、図12を用いて後述する制御ユニット17を収納している。なお、スプライサ装置10がつなぎ合わせるシートとしては、上記ものに限られるものではなく、例えば金属薄板や紙など別素材のシートであってもよい。
エレベータ20は、外部から搬入した枚葉シートをスタックしておき、スプライサ装置10がつなぎ合わせ動作を始めるときに、枚葉シートの移載時間を短縮するために所定の高さにリフトアップするものである。マガジンベース21は、枚葉シートをスタックするものであり、スプライサ装置10の非駆動時のマガジンベースの位置を示している。マガジンベース22は、スプライサ装置10の駆動時のマガジンベースの位置を示すものであり、マガジンベース21と併存するものでない。なお、マガジンベース22の周辺であって、シート供給移載ユニット30の動作を妨げない部位に、重なり合っている枚葉シート同士の貼り付きを防止し、作業の効率化を図るためにイオンを含む空気を噴出するブロワを設けることが好ましい。
シート供給移載ユニット30は、スプライサ装置10がつなぎ合わせ動作を始めるときに、マガジンベース22上にスタックされた枚葉シートをスライドテーブル40に1枚ずつ移載するものである。すなわち、シート供給移載ユニット30は、移載アーム31a及び31bとこれらの後方に設けた別の2本の移載アームの各々の先端部に、吸着パッド32a及び32b並びに別の2個の吸着パッドを設けている。4個の吸着パッドは、各々4本の移載アームや図示していない管路を経由して図示してない真空ポンプに接続されており、制御ユニット17の制御によって枚葉シート14に示すように枚葉シートを1枚ずつ吸着する。
さらに、移載アーム、吸着パッド等は、昇降用エアシリンダ34によって上昇した後、電動シリンダ35によってシート供給移載ユニット37に示す位置まで移動する。この位置まで移動した枚葉シート15は、昇降用エアシリンダ34によってスライドテーブル40の表面まで下降し、次に吸着パッドによる枚葉シート16の吸着を停止する。なお、シート供給移載ユニット37は、スライドテーブル40への移載時の位置を示すものであり、シート供給移載ユニット30と併存するものでない。また、シート供給移載ユニット30には、スライドテーブル40に移載した枚葉シートの厚みを検出するシート厚センサ33を設けている。シート厚センサ33は制御ユニット17に接続されており、制御ユニット17がシート厚の検出結果から静電気等の影響によって枚葉シートを2枚以上移載したと判断したときに、作業者に異常を通報するのではなく、シート供給移載ユニット30が余分な枚葉シートをマガジンベース22上に戻すことを可能にしている。したがって、枚葉シートを2枚以上移載した場合でも異常として検出されないので、作業者の負担が軽減される上に作業者がスプライサ装置10を停止することがなく、スプライサ装置10のスループットが向上する利点がある。さらに、シート供給移載ユニット30には、マガジンベース21上の枚葉シートの有無を検出するシート切れセンサ36を設けている。シート切れセンサ36は制御ユニット17に接続されており、制御ユニット17において枚葉シート切れを検知して、作業者に通報できるようにしている。
スライドテーブル40は、スライドテーブル40に移載した枚葉シートの前端部を下テープ貼り付けユニット86側に移動させたつなぎ合わせ済みシートのうち最後尾のシートの後端部に突き合わせるために設けている。また、上テープ貼り付けユニット60は、つなぎ合わせ済みシートのうち最後尾のものの後端部とスライドテーブル40に移載した枚葉シートの前端部とに跨るように粘着テープを貼り付けるものである。シート押さえ83は、つなぎ合わせ済みである最後尾のシートの後端部近傍を押さえることによって、つなぎ合わせ時におけるシートの位置ずれを防止するために設けている。また、下テープ貼り付けユニット86は、つなぎ合わせ済みシートの下面端部に粘着テープを貼り付けるものである。シートフィーダ90は、上下両面の端部に粘着テープを貼ってウェブとなったシートをスプライサ装置10の外部へ送り出すものである。したがって、スプライサ装置10の最も左側に位置するエレベータ20にスタックした枚葉シートは、エレベータ20から、シート供給移載ユニット30、スライドテーブル40、上テープ貼り付けユニット60、シート押さえ83、下テープ貼り付けユニット86、シートフィーダ90を経由し、ウェブとなってスプライサ装置10の右側面から順次送り出されることになる。
なお、スライドテーブル40、上テープ貼り付けユニット60、シート押さえ83、下テープ貼り付けユニット86及びシートフィーダ90については、別途詳細に説明する。なお、スプライサ装置10の構成は、以上のものに限られるものではなく、例えば、シートフィーダ90の後段に枚葉シートをつなぎ合わせたウェブを巻き取って行く巻き取りユニットを設けてもよい。さらには、エレベータ20の前段に枚葉シートを他の装置から受け取って、又は、取り出してエレベータ20にスタックする搬送ロボットユニットを設けてもよい。逆に、エレベータ20を、又は、エレベータ20及びシート供給移載ユニット30を分離して別の装置としもよい。あるいは、枚葉シートの片面のみに粘着テープを貼り付ける装置とする場合には、下テープ貼り付けユニット86を省略してもよい。
続けて、スライドテーブル40について説明する。図7は、スライドテーブルの説明図であり、(a)はスライドテーブルの平面(上面)図であり、(b)はスライドテーブルの正面図である。図7において、41は天板、42は吸着パネル、43は吸引孔、44はシートストッパ、45a、45b、45c及び45dはピンスリット、46a、46b、46c及び46dはガイドピン、47a、47b、47c及び47dはピンスリット、48a、48b、48c及び48dはガイドピン、49はシートストッパ用エアシリンダ、50は固定フレーム、51は可動フレーム、52は可動ビーム、53はスライドテーブル用エアシリンダ、54は前端面、55は長手決めハンドル、56はハンドルストッパ、57 幅決めハンドル、58はハンドルストッパであり、その他の符号は図6と同じものを示す。
スライドテーブル40は、シート供給移載ユニット30の後段に設けられており、つなぎ合わせる枚葉シートのうち、後方のシートを所定位置に保持する機能を持つ。図7(b)に示すように、スライドテーブル40は、最上部に枚葉シートを載置する天板41を設け、その下に天板41と共に水平移動する可動フレーム51等を設け、さらにその下にスプライサ装置10の筐体11と共に固定的な構成である固定フレーム50を設けている。図7(a)に示すように、天板41は、略長方形の板状に形成されており、図7(a)の右側にエレベータ20が配置され、左側には上テープ貼り付けユニット60が配置される。シート供給移載ユニット37から移載した枚葉シートは、長手方向が左右方向、幅方向が上下方向(図6では奥行き方向)となるように載置される。したがって、天板41上の枚葉シートは、図7(a)の右側が前端部となり、左側が後端部となる。
さらに、天板41の前端面54側には、シートストッパ44が設けられている。シートストッパ44は、天板41上の枚葉シートの前端部を当接させることによって、枚葉シート同士を貼り合わせる前に位置合わせをする機能を持つ。また、シートストッパ44は、その下部にシートストッパ用エアシリンダ49が設けられており、枚葉シート同士を貼り合わせるときには、シートストッパ44が下降することによってシートの端部同士を直接突き合わせられるようにしている。なお、シートストッパ用エアシリンダ49は、可動ビーム52上に設けてある。また、固定フレーム50の下には、スライドテーブル用エアシリンダ53を設けており、可動フレーム51及び可動ビーム52とこれらの上方にあるものを枚葉シートの前端側にスライドさせる。
また、天板41には、枚葉シートの長手方向にピンスリット45a、45b、45c及び45dを形成しており、枚葉シートの幅方向にピンスリット47a、47b、47c及び47dが設けられている。くわえて、ピンスリット45a、45b、45c及び45dの各々には、ガイドピン46a、46b、46c及び46dを設けてあり、さらに、ピンスリット47a、47b、47c及び47dには、ガイドピン48a、48b、48c及び48dを設けてある。ガイドピン46a、46b、46c及び46dは、天板41上の枚葉シートを前端側に押すことによって、枚葉シートの前端部をシートストッパ44に当接させる機能を持つ。また、ガイドピン48a及び48bと、ガイドピン48c及び48dとは、これらの間に載置された枚葉シートを幅方向に沿って軽く挟み込むように動作することによって、枚葉シートの中心線が天板41の中心線に一致するように移動させる機能を持つ。
さらに、天板41には、その上面中央近傍に枚葉シートを吸着して保持するための吸着パネル42が設けられている。吸着パネル42には、多数の吸引孔43が設けられており、図示していない管路を経由して前述の真空ポンプに接続されている。上記のガイドピンを作動させて、枚葉シートの位置を修正し、次に枚葉シート同士をつなぎ合わせ動作に移行するときには、吸引孔43から空気を吸引して枚葉シートを吸着する。したがって、枚葉シート同士をつなぎ合わせるときには、枚葉シートの前端部は所定位置に完全に保持されており、粘着テープを所定の範囲に貼り付けることができる。
また、天板41と可動フレーム51との間には、長手決めハンドル55、ハンドルストッパ56、幅決めハンドル57及びハンドルストッパ58を設けている。長手決めハンドル55と幅決めハンドル57とは、それぞれガイドピン46a、46b、46c及び46dと、ガイドピン48a、48b、48c及び48dとの移動範囲を調整するである。また、ハンドルストッパ56及び58は、これらのハンドルの設定状態を固定するためのものである。なお、吸着パネル42を設け、枚葉シートを吸着する手段に代えて、枚葉シートを上方から押さえつける保持手段を設けてもよい。
次に、上テープ貼り付けユニット60について説明する。図8は、上テープ貼り付けユニットの説明図である。図8において、61はテープ保持パネル、62はリールホルダ、63a、63b及び63cはガイドローラ、64はテープストッパ、65はストッパ受け、66は端部ガイドローラ、67はテープ保持突起、68はテープガイド、69は移動レール、70はチャック、71は爪、71aは上爪片、71bは下爪片、71cはスリット、72はチャック用エアシリンダ、73a及び73bはリンク、74a及び74b、74c及び74dは支持軸、75はテープ吸着筒、76は貼り付けローラ、77はカッタ、78はテープ押さえ、79は支持テーブル、80は粘着テープ、81はテープリール、82は貼り位置決めハンドルであり、その他の符号は図6と同じものを示す。なお、図8は、図6に示した上テープ貼り付けユニット60の左側面図に当たり、中段の部分に上段の図の部分拡大図を記載し、さらに下段にチャック70の拡大図を記載している。また、枚葉シートの記載を省略しているが、つなぎ合わせの対象となる枚葉シートは、図8の手前から奥に向かって順次送り込まれる。したがって、図8の手前側が枚葉シートの後端側となり、奥側が枚葉シートの前端側となる。
上テープ貼り付けユニット60は、2枚の枚葉シートの上面端部を跨るように粘着テープを貼り付けて、枚葉シート同士をつなぎ合わせる機能を持つ。また、図8に示すように、支持テーブル79上に移動レール69等を設けた構造としている。移動レール69は、天板41をスライドして天板41上の枚葉シートの前端部を奥側にある枚葉シートの後端部を突き合わせたときに、両者の境界に沿うように配置されている。また、テープ保持パネル61等を移動レール69で左右に移動可能な構造としている。なお、テープ保持パネル61等は図示していないサーボモータを駆動源として両者の境界に沿って移動する。
また、テープ供給手段であるテープ保持パネル61には、粘着テープ80のテープリール81を支持するリールホルダ62を設けている。また、テープリール81から引き出された粘着テープ80は、ガイドとなるガイドローラ63a、63b及び63c、並びに端部ガイドローラ66を経由して引き出され、テープ保持突起67に端部近傍の粘着面が貼り付いた状態とされる。テープ保持パネル61には、テープストッパ64、ストッパ受け65、テープ保持突起67、テープガイド68、貼り付けローラ76、カッタ77及びテープ押さえ78を設けている。
テープストッパ64とストッパ受け65は、粘着テープ80の引き出しを規制し、過剰な引き出しによる粘着テープ80のたるみ、ひいては粘着テープ80の貼り付け不良の発生を防止するために設けている。テープストッパ64とストッパ受け65とは、ガイドローラ63bとガイドローラ63cとの間にある粘着テープ80を挟み込むような位置にそれぞれ配置されている。また、テープストッパ64の先端部には杵状の突出部が形成されており、この杵状の突出部をストッパ受け65に強く当接させることによって、粘着テープ80を挟み込んで保持する。なお、テープストッパ64の動作は、制御ユニット17によって制御される。
テープ保持突起67は、チャック70が粘着テープ80の端部近傍をつかみやすいように端部近傍を保持するものである。すなわち、テープ保持突起67は、端部ガイドローラ66の極めて近傍にチャック70側に向かって棒が突出するように設けられており、さらに先端側がやや下方に向くように途中でわずかに屈曲している。また、粘着テープ80の端部近傍がテープ保持突起67に貼り付いて、テープ保持突起67の先端部と粘着テープ80の端部とが非常に接近した状態となるように配置している。したがって、例えば粘着テープ80の端部近傍が下方に垂れ下がることによってチャック70が粘着テープ80をつかみ損なうことを防止できる利点がある。なお、テープ保持突起67の外形は棒状であることが望ましいが、チャック70が粘着テープ80を挟むことを損なわない範囲において、板状や筒状に形成しても良い。
テープガイド68は、後述するように、カッタ77が粘着テープ80を切断するときに、粘着テープ80を下側から支持して切断を容易にする機能を持つ。すなわち、テープガイド68は、テープ保持突起67よりもチャック70に設けられている。そして、チャック70によって引き出された粘着テープ80の一部を枚葉シートに貼り付けた後、テープガイド68とテープ保持突起67との間に位置する粘着テープ80をカッタ77が下降して切断するときに粘着テープ80に張力を与える。
貼り付けローラ76は、チャック70が引き出した粘着テープ80を2枚の枚葉シートの表面に貼り付ける機能を持つ。テープ保持パネル61と一体的に設けられており、図8に図示していないエアシリンダによって昇降できるように設けられている。制御ユニット17の制御に応じて、引き出した粘着テープ80を下方に押しながら枚葉シートの表面に当接するまで下降する。この状態でテープ保持パネル61が2枚の枚葉シートの境界に沿って移動すると、貼り付けローラ76は、粘着テープ80と2枚の枚葉シートの表面を転動していく。粘着テープ80は、この転動によって2枚の枚葉シートを跨るように貼り付けられてゆく。
カッタ77は、貼り付けローラ76が粘着テープ80を2枚の枚葉シートの表面に貼り付けた後、制御ユニット17の制御に応じて、テープガイド68とテープ保持突起67との間に位置する粘着テープ80を下降して切断する。また、カッタ77の下端近傍は、後で説明する図9に示すように略V字状に突出した切断刃となっている。このように中央が突出した切断刃としたことにより、カッタ77の下降時に粘着テープ80の長手方向の中心線近傍から接触して切断され始め、切れ目が左右の縁辺に向かって同時に拡がって切断されることになる。したがって、左右の縁辺の一方から切断を初めて他方の縁辺に向かって切断する切断刃よりも、粘着テープ80の切断に掛かる時間が短くなる利点がある。さらに、張力を加えた粘着テープを左右の縁辺の一方から切断すると、張力の影響で切れ目が斜めに走る、あるいは端部が不整形になることがあるが、この実施の形態のカッタ77ではこのような切断不良を防止できる利点もある。ひいては、切断不良に起因するテープ貼り付けの不良を防止することも可能である。なお、切断刃の形状は、略V字状が特に好ましいが、例えば略U字状も好ましく、VとUを組み合わせた形状にしてもよい。
テープ押さえ78は、カッタ77が粘着テープ80を切断するときに、粘着テープ80を上側から押さえて切断を容易にする機能を持つ。さらに、粘着テープ80をテープ保持突起67に押し付けて、テープ保持突起67に粘着テープ80を保持させる機能も持つ。すなわち、テープ押さえ78は、カッタ77とガイドローラ63cとの間に配置され、制御ユニット17の制御に応じて、カッタ77と共に下降する。また、テープ押さえ78の先端部には突起が設けられており、テープ押さえ78が下降するとこの突起がテープ保持突起67に当接する。この突起は、つるまきばねを介して上方の構成材に取り付けてあるので、粘着テープ80にこの突起が当接したときに、つるまきばねが衝撃を吸収して粘着テープ80を傷つけることを防止する。なお、チャック70及びテープ吸着筒75は、テープ保持パネル61から独立して設けられており、テープ保持パネル61と一体に設けたもののように移動レール69で移動するものではない。
チャック70は、テープ保持突起67に貼り付いている粘着テープ80の端部近傍を爪71でつかんで引き出す機能を持つ。すなわち、チャック70は、上爪片71aの先端部と下爪片71bの先端部とが粘着テープ80を挟持できるように、これらの爪片の中間部分が支持軸74dによって回転自在に支持されている。また、これらの爪片の先端部は、粘着テープ80を挟持したときに挟む力を十分発揮できるように互いに対向するように形成されている。さらに、これらの爪片の基端側は交差することなく、支持軸74bと支持軸74cとに回転自在に各々支持されている。さらに、支持軸74bと支持軸74cとを介してリンク73aの先端側とリンク73bの先端側とが接続されている。くわえて、リンク73aの基端側とリンク73bの基端側とは、支持軸74aに回転自在に支持されている。また、支持軸74aはエアシリンダ72の端部が接続されている。エアシリンダ72が縮むと、支持軸74aはエアシリンダ72側に引かれるので、リンク73a及び73bもエアシリンダ72側に引かれる。そうすると、支持軸74b及び支持軸74cは両者が近づくように移動するので、上爪片71aの基端部と下爪片71bの基端部とが近づき、反対側の端部である先端部同士は離れる。エアシリンダ72が伸びると、これらの機構は逆の動きをするので、上爪片71aの先端部と下爪片71bの先端部とは互いに圧接するように動く。このようにリンク機構によって粘着テープ80を強く挟持するので、例えばソレノイドで粘着テープ80を挟持する構造よりも粘着テープ80を保持する力が強くなるという利点がある。また、爪71及びエアシリンダ72は、図示していないサーボモータによって、テープ保持パネル61側に短距離ながら移動する機能も持っている。
さらに、下爪片71bの中央には、先端部から切れ込むようにスリット71cを形成している。スリット71cは、テープ保持突起67を通過させることができるように、テープ保持突起67の長さ及び太さを考慮して形成している。したがって、チャック70とテープ保持突起67とが接近し、上爪片71aの先端部と下爪片71bの先端部とが粘着テープ80の端部を挟持しようとしたときに、テープ保持突起67は下爪片71bのスリット71cを通過させるので、上爪片71aと下爪片71bとがテープ保持突起67を挟んでしまうことがない。なお、この実施の形態では、テープ保持突起67を下爪片71bと干渉する位置に配置しているので、下爪片71bにスリット71cを形成したが、テープ保持突起67を上爪片71aに干渉する位置に設けた場合には、上爪片71aにスリットを形成する。また、テープ保持突起67を両者に干渉する可能性がある位置に設けた場合には、両方の爪片にスリットを形成する。
テープ吸着筒75は、チャック70が引き出した粘着テープ80を保持するものである。テープ吸着筒75は、テープ保持パネル61と一体的に設けられており、図8に図示していないエアシリンダによって昇降できるように設けられている。また、図示していない管路を経由して前述の真空ポンプに接続されており、制御ユニット17の制御に応じて、引き出した粘着テープ80のところまで下降し、粘着テープ80の粘着剤のない面を吸着する。さらに、粘着テープ80を吸着したまま枚葉シートの表面に当接するまで下降し、粘着テープ80を枚葉シートに押し付けて貼る機能も持っている。なお、テープ吸着筒75が粘着テープ80を保持しているときは、チャック70を元の位置に戻す。したがって、貼り付けローラ76が粘着テープ80を貼り付けているときは、粘着テープ80の端部はテープ吸着筒75によって保持されている。
貼り位置決めハンドル82は、粘着テープ80の貼り付け範囲を調整するためのものである。なお、この実施の形態の上テープ貼り付けユニット60では、テープ保持パネル61が枚葉シートを横切るように大きく移動し、テープ保持パネル61に一体的に設けた貼り付けローラ76の移動範囲を大きくし、逆にチャック70の移動範囲を小さなものとしているが、上テープ貼り付けユニット60の構成はこれに限定されるものではない。例えば、テープ保持パネル61には、リールホルダ62、ガイドローラ63a、63b及び63c、並びに端部ガイドローラ66、テープストッパ64、ストッパ受け65、テープ保持突起67、カッタ77及びテープ押さえ78を設け、チャック70が枚葉シートを横切るように大きく移動するようにしてもよい。テープ吸着筒75は、テープ保持パネル61に設ける。この場合、チャック70が粘着テープ80を大きく引き出した後、カッタ77に近い位置でテープ吸着筒75が粘着テープ80を保持し、カッタ77が粘着テープ80を切断した後に、独立して設けた貼り付けローラ76がチャック70に向かって移動する構成となる。また、テープ保持パネル61とチャック70との両者が枚葉シートを横切るように大きく移動できるようにしてもよい。また、テープ保持パネル61にはテープ保持に関する機能のみを設けるようにし、テープ吸着筒75、貼り付けローラ76、カッタ77及びテープ押さえ78を別の可動パネルに設けてもよい。結局のところ、テープ保持パネル61とチャック70とが相対的に離れることができ、粘着テープの切断や、粘着テープの貼り付けなどを前述のように実行でき、上テープ貼り付けユニット60としての機能を損なわない範囲で改変してよい。
さらに、シート押さえ83、下テープ貼り付けユニット86及びシートフィーダ90について説明する。図9は、上テープ貼り付けユニット、下テープ貼り付けユニット及びシートフィーダの周辺構造の概要を示す説明図である。図9において、83a及び83bは押さえフレーム、84はシート押さえ位置決めハンドル、85はハンドルストッパ、87はシート後端センサ、88は支持テーブル、89は貼り位置決めハンドル、91はウェブガイド、その他の符号は図6と同じものを示す。
シート押さえ83は、上テープ貼り付けユニット60で枚葉シートのつなぎ合わせを行う際に、粘着テープの貼り付け位置がずれないようにするものである。すなわち、シート押さえ83は、つなぎ合わせ済みシートのうち、最後尾、つまり最も天板41に近いシートの後端部近傍を押さえフレーム83a及び83bで上方から押さえることができる部位に設けられている。なお、押さえフレーム83a及び83bの位置はシート押さえ位置決めハンドル84で所定位置に設定でき、設定位置をハンドルストッパ85で固定することができる。また、シート押さえ83の近傍には、シート後端センサ87を設けている。シート後端センサ87は、つなぎ合わせを完了して天板41から下テープ貼り付けユニット86に向かって送り出される枚葉シートの後端部を検出して制御ユニット17に通知するものである。制御ユニット17は、シート後端センサ87の検出結果に基づいて枚葉シートの長さを搬送停止のタイミングを決定するための位置決め量として算出し、図示していないサーボモータを制御して、この枚葉シートの後端部を所定位置に精確に停止させる。したがって、各々の枚葉シートの長さにばらつきがあっても、シート後端センサ87の検出結果に基づいて位置決め量を算出するので、このばらつきの影響を受けないという利点がある。なお、シート後端センサ87に代えて、枚葉シートの前端部を検出するセンサや、枚葉シートの前端部と後端部との双方を連続的に検出するセンサを設けて、このセンサの検出結果から位置決め量を算出しても良い。さらに、ガイドピン46cを枚葉シートの後端部に当接させたときのガイドピン46cの位置を検出し、この検出結果から位置決め量を算出しても良い。また、枚葉シートの長さを精確に把握し、これに応じた動作ができるならば、枚葉シートの長さの算出方法も適宜変更してよい。
下テープ貼り付けユニット86は、つなぎ合わせ済みシートの下面端部に粘着テープを貼る機能を持つ。また、下テープ貼り付けユニット86は、支持テーブル88に対して下向きに設けたことを除いて、上テープ貼り付けユニット60と全く同じ構成である。さらに、下テープ貼り付けユニット86の位置は、貼り位置決めハンドル89によって設定することができる。また、上テープ貼り付けユニット60と下テープ貼り付けユニット86は、同時に粘着テープの貼り付けを行う。つまり、上テープ貼り付けユニット60が上面端部の貼り付けを行っている2枚のシートのうち、下テープ貼り付けユニット86側のシートは同時に下面端部の貼り付けも行われている。このように、上下の粘着テープ貼りを1ピッチずれ位置で同期的に行うことによって、枚葉シートの送り出しも同時に実行でき、スループットを向上させることができる。なお、この実施の形態では、これらのテープ貼り付けユニットを同じ構成にしているが、前述のように枚葉シートに対する粘着テープの貼り付けが可能であれば、両者を異なる構成にしてもよい。
シートフィーダ90は、上下両面の端部に粘着テープを貼ってあるウェブをスプライサ装置10の外部へ送り出すものである。すなわち、シートフィーダ90は、その内部に2個の互いに当接し、回転自在なローラが設けられている。これらのローラの間に粘着テープを貼ってあるウェブを通すことにより、ローラの回転に応じてウェブガイド91に向かってウェブを送り出して行く。なお、図示していないが、ウェブガイド91の近傍には、ウェブの巻き取り装置を設けており、シートフィーダ90の駆動に応じてウェブを巻き取る。
続けて、この実施の形態に係るスプライサ装置10の動作制御について説明する。図12は、本発明の実施の形態に係るスプライサ装置の動作制御に関するブロックチャートである。図12において、93はチャック、94はテープ吸着筒、95は移動用モータ、96はカッタ、97は貼り付けローラ、98はテープストッパを示し、その他の符号は図6、図7及び図9と同じものを示す。なお、図12において、「(上)」の記載は上テープ貼り付けユニットを構成するものであることを示し、「(下)」の記載は下テープ貼り付けユニットを構成するものであることを示す。
図12に示すように、制御ユニット17は、前述のエレベータ20、電動シリンダ35、スライドテーブル40の各部、さらに上テープ貼り付けユニット60のチャック70、テープ吸着筒75、サーボモータ92、カッタ77、貼り付けローラ76、テープストッパ64や、シート押さえ83、シートフィーダ90の動作を制御する。また、シート切れセンサ36、シート後端センサ87からの信号を受信して各種動作の可否を判断する。さらに、下テープ貼り付けユニット86についても、制御ユニット17がチャック93、テープ吸着筒94、移動用モータ95、カッタ96、貼り付けローラ97、テープストッパ98の動作を制御する。制御ユニット17に対する各種の設定は、タッチパネル13から行う。なお、制御ユニット17の制御又は検出対象は、以上のものに限られるものではなく、スプライサ装置10の動作又は各種の変化を検出する他の構成要素を対象としてもよい。
さらに、この実施の形態に係るスプライサ装置10の動作について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るスプライサ装置のつなぎ合わせ動作を示す説明図(1)である。また、図2は、本発明の実施の形態に係るスプライサ装置のつなぎ合わせ動作を示す説明図(2)である。さらに、図3は本発明の実施の形態に係るスプライサ装置のつなぎ合わせ動作を示す説明図(3)である。また、図4は、本発明の実施の形態に係るスプライサ装置のつなぎ合わせ動作を示す説明図(4)である。くわえて、図5は、本発明の実施の形態に係るスプライサ装置のつなぎ合わせ動作を示す説明図(5)である。また、図10は、枚葉シートの端部同士の突き合わせ動作を示す説明図(1)である。さらに、図11 枚葉シートの端部同士の突き合わせ動作を示す説明図(2)である。図1、図2、図3、図4、図5及び図10において用いた符号は、すべて図7及び図9と同じものを示す。また、図11において、18は枚葉シートを示し、その他の符号は、図7及び図9と同じものを示す。
前述のように、図6のマガジンベース21にスタックした枚葉シートは、マガジンベース22に示すようにリフトアップされる。そして、吸着パッド32a等に吸着され、さらに昇降用エアシリンダ34及び電動シリンダ35によってスライドテーブル40の天板41上に移動し、図10(a)の枚葉シート16に示す状態となる。次に、ガイドピン46a、46b、46c及び46dが枚葉シート16を前端側に押し、ガイドピン48a及び48bと、ガイドピン48c及び48dとが枚葉シート16を軽く挟み込むように動作して、枚葉シート16を図10(b)に示す位置に移動させる。そして、図11(c)に示すように、シートストッパ44が下降し、さらに図11(d)に示すように、天板41等が支持テーブル79に向かってスライドし、支持テーブル79上の枚葉シート18の後端部と天板41上の枚葉シート16の前端部とを突き合わした状態となる。次に、図11(e)に示すように、押さえフレーム83a及び83bを下降させて枚葉シート18の後端部近傍を押さえる。また、この状態において、枚葉シート16と枚葉シート18との境界は、上テープ貼り付けユニット60の下方に位置しており、枚葉シート16の後端部側から見ると、図1(a)に示した状態となる。
続けて、図1(b)に示すように、チャック70をテープ保持パネル61に向かって前進させる。次に、図1(c)に示すように、爪71で粘着テープ80の端部近傍を挟持する。さらに、図2(d)に示すように、チャック70が戻ることによって粘着テープ80を左側に引き出す。そして、図2(e)に示すように、テープ吸着筒75を引き出した粘着テープ80に接触するところまで下降させ、さらに粘着テープ80の端部近傍を吸着する。次に図2(f)に示すように、爪71を開き、粘着テープ80をテープ吸着筒75だけで保持する。続けて、テープ保持パネル61を爪71が挟持していた長さだけ左側に移動させ、テープ吸着筒75が吸着している粘着テープ80を左側にずらす。その結果、テープ吸着筒75は、粘着テープ80の端部を確実に保持するので、保持されずに垂れ下がる部分がなくなる。
さらに、図3(g)に示すように、テープ吸着筒75を枚葉シート16及び18に当接するところまで下降させ、粘着テープ80の端部を枚葉シート16及び18に押し付けることによって、これらの枚葉シートに貼り付ける。次に、図3(h)に示すように、貼り付けローラ76を枚葉シート16及び18に当接するところまで下降させる。さらに、図3(i)に示すように、テープ保持パネル61を左側に移動させることによって、貼り付けローラ76を粘着テープ80と枚葉シート16及び18の上を転動させて、粘着テープ80を枚葉シート16及び18に貼り付けて行く。なお、貼り付けローラ76は、枚葉シート16及び18の左側の端部に近い位置まで転動させるが、端部の手前で停止させる。
ここで、制御ユニット17が約0.2秒の待ち時間をおく。その後ただちに、図4(j)に示すように、テープストッパ64を動作させて、粘着テープ80に弛みが生じないようにする。待ち時間をおくことによって、貼り付けローラ76の転動によって張力が加わった粘着テープ80が元の長さに縮んだ状態となる。この後、カッタ77を下降させて粘着テープ80を切断する。さらに、図4(k)に示すように、カッタ77を上昇させてから、テープ保持パネル61を左側に移動させる。そうすると、図4(l)に示すように、切断された粘着テープ80は、その端部まで枚葉シート16及び18にきれいに貼り付けられる。次に、図5(m)に示すように、テープ吸着筒75による粘着テープ80の保持を解除し、テープ吸着筒75を上昇させる。そして、テープ保持パネル61を右側に移動させると、図5(n)に示すように、上テープ貼り付けユニット60は貼り付け開始前の状態に戻る。このとき、つなぎ合わせた枚葉シート16と枚葉シート18とは、図9のシートフィーダ90側へその長手方向の長さ分だけ送られる。そして、枚葉シート16の後端部に新しい枚葉シートを突き合わせて新たに粘着テープ80を貼り付ける動作を始める。同時に、図9の下テープ貼り付けユニット86も、枚葉シート16と枚葉シート18との下面端部に粘着テープを貼り付ける。これらの貼り付け動作を終えると、さらに枚葉シート16及び18は一体のウェブとしてシートフィーダ90によってスプライサ装置10の外へ送り出されてゆく。
以上説明したように、この実施の形態に係るスプライサ装置10においては、まずチャック70が粘着テープ80を挟持し、テープ吸着筒75が粘着テープ80を吸着して、粘着テープ80の保持をチャック70からテープ吸着筒75に切り替え、テープ吸着筒75が粘着テープ80の端部を枚葉シート16及び18に貼り付けるので、粘着テープ端部の貼り付け不良を大幅に低減できる。さらに、テープ吸着筒75が粘着テープ80の端部を保持した状態で、テープ保持パネル61を左側に移動させ、貼り付けローラ76を粘着テープ80と枚葉シート16及び18の上を転動させる、つまり粘着テープの引き出しと貼り付けを別に実行するので、テープ保持パネル61の移動を高速化しても、粘着テープ80を引き出し損なうことがない。また、枚葉シート16及び18の左側の端部の手前で貼り付けローラ76を停止させ、粘着テープ80の切断後に残りの部分を貼り付けるので、貼り残しを生じることがない。さらに、約0.2秒の待ち時間をおいてから、カッタ77で粘着テープ80を切断するので、切断後に粘着テープ80が縮むことによる貼り付け不良を生じることがない。くわえて、テープストッパ64によって粘着テープ80に弛みが生じないようにしてから切断するので、粘着テープ80をきれいに切断することができ、切断部が斜めに走ることなどによる貼り付け不良を生じることがない。結局のところ、貼り付け不良を生じない各種の対策を施しているので、貼り付け動作の高速化に伴って発生する諸課題を解決している。また、上テープ貼り付けユニット60と下テープ貼り付けユニット86とを同時に動作させるので、枚葉シートの上下両面に粘着テープを貼り付ける処理を従来装置よりも相当短時間のうちに完了することができる。
なお、本発明は以上に説明した内容に限定されるものではなく、タッチパネル、エレベータ、シート供給移載ユニット、スライドテーブル、上テープ貼り付けユニット、下テープ貼り付けユニット、シートフィーダの有無や配置、細部の形状などについては、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変形を加えることが可能である。
10 スプライサ装置
11 筐体
12 収納スペース
13 タッチパネル
14 枚葉シート
15 枚葉シート
16 枚葉シート
17 制御ユニット
18 枚葉シート
20 エレベータ
21 マガジンベース
22 マガジンベース
30 シート供給移載ユニット
31a 移載アーム
31b 移載アーム
32a 吸着パッド
32b 吸着パッド
33 シート厚センサ
34 昇降用エアシリンダ
35 電動シリンダ
36 シート切れセンサ
37 シート供給移載ユニット
40 スライドテーブル
41 天板
42 吸着パネル
43 吸引孔
44 シートストッパ
45a ピンスリット
45b ピンスリット
45c ピンスリット
45d ピンスリット
46a ガイドピン
46b ガイドピン
46c ガイドピン
46d ガイドピン
47a ピンスリット
47b ピンスリット
47c ピンスリット
47d ピンスリット
48a ガイドピン
48b ガイドピン
48c ガイドピン
48d ガイドピン
49 シートストッパ用エアシリンダ
50 固定フレーム
51 可動フレーム
52 可動ビーム
53 スライドテーブル用エアシリンダ
54 前端面
55 長手決めハンドル
56 ハンドルストッパ
57 幅決めハンドル
58 ハンドルストッパ
60 上テープ貼り付けユニット
61 テープ保持パネル
62 リールホルダ
63a ガイドローラ
63b ガイドローラ
63c ガイドローラ
64 テープストッパ
65 ストッパ受け
66 端部ガイドローラ
67 テープ保持突起
68 テープガイド
69 移動レール
70 チャック
71 爪
71a 上爪片
71b 下爪片
71c スリット
72 チャック用エアシリンダ
73a リンク
73b リンク
74a 支持軸
74b 支持軸
74c 支持軸
74d 支持軸
75 テープ吸着筒
76 貼り付けローラ
77 カッタ
78 テープ押さえ
79 支持テーブル
80 粘着テープ
81 テープリール
82 貼り位置決めハンドル
83 シート押さえ
83a 押さえフレーム
83b 押さえフレーム
84 シート押さえ位置決めハンドル
85 ハンドルストッパ
86 下テープ貼り付けユニット
87 シート後端センサ
88 支持テーブル
89 貼り位置決めハンドル
90 シートフィーダ
91 ウェブガイド
92 サーボモータ
93 チャック
94 テープ吸着筒
95 移動用モータ
96 カッタ
97 貼り付けローラ
98 テープストッパ

Claims (7)

  1. リールに巻回された粘着テープと、
    前記リールを回転自在に支持すると共に、前記粘着テープの先端部及びその近傍を第1の枚葉シートの第1の面後端部及び第2の枚葉シートの第1の面前端部から離隔した状態で、且つ、これらの端部を跨るように保持するテープ供給手段と、
    前記テープ供給手段に保持された前記粘着テープの先端部又はその近傍を挟持するチャックと、
    前記粘着テープの先端部近傍を吸着して保持するテープ保持手段と、
    前記第1の枚葉シートの第1の面後端部と前記第2の枚葉シートの第1の面前端部とに沿って転動することによって、引き出した前記粘着テープを前記第1の枚葉及び前記第2の枚葉シートとに貼り付けるローラと、
    前記粘着テープを切断するカッタを備え、
    前記テープ供給手段と前記チャックとは、相対的に離隔して行くことによって、前記テープ供給手段から前記粘着テープを前記第1の枚葉シートの後端部及び前記第2の枚葉シートの前端部に沿って引き出し、
    前記テープ保持手段は、前記テープ供給手段と前記チャックとが相対的に離隔して行くことによって前記粘着テープを前記第1の枚葉シートの後端部及び前記第2の枚葉シートの前端部に沿って引き出した後に、前記粘着テープの先端部近傍を前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートに押し付けておき、
    前記チャックは、前記テープ保持手段が前記粘着テープの先端部近傍を前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートに押し付けた後に、前記粘着テープの先端部又はその近傍を開放し、
    前記ローラは、前記チャックが、前記粘着テープの先端部又はその近傍を開放した後に、前記第1の枚葉シートの第1の面後端部と前記第2の枚葉シートの第1の面前端部とに沿って転動することによって、引き出した前記粘着テープを前記第1の枚葉及び前記第2の枚葉シートとに貼り付け
    前記カッタは、前記粘着テープを前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートに貼り付いていない部分で切断することを特徴とするスプライサ装置。
  2. 前記テープ供給手段は、前記チャック側に向かって突出すると共に、前記カッタが前記粘着テープを切断したときに、前記粘着テープの粘着面が付着し、且つ、先端部が前記粘着テープの先端部又はその近傍に位置するように配置されている保持突起を備えたことを特徴とする請求項1に記載のスプライサ装置。
  3. 前記チャックは、第1の挟持片及び第2の挟持片を備え、該第1の挟持片の先端部と該第2の挟持片の先端部とが前記粘着テープの先端部又はその近傍を挟持するようになされると共に、前記第1の挟持片と前記第2の挟持片との少なくとも一方に、前記粘着テープの先端近傍の部分を挟持するときに前記保持突起を通過させるスリットが形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスプライサ装置。
  4. 前記カッタは、切断刃を前記粘着テープの長手方向の中心線近傍から接触して切断され始め、切れ目が左右の縁辺に向かって同時に拡がるように中央が突出した形状に形成していることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のスプライサ装置。
  5. さらに、前記チャック、前記ローラ及び前記カッタの動作を制御する制御手段を備え、
    該制御手段は、前記第1の枚葉シートの第1の面後端部と前記第2の枚葉シートの第1の面前端部とに沿って転動してから所定時間経過した後に、前記カッタが前記粘着テープの前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートに貼り付いていない部分を切断するように制御することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のスプライサ装置。
  6. さらに、前記第2の枚葉シートの前端部又は後端部を検出する検出手段と、
    前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートを前記第1の枚葉シートの前端側に向かって所定長送り出す搬送手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段が前記第2の枚葉シートの前端部又は後端部を検出したときに、検出結果に基づいて前記第2の枚葉シートの長さを算出し、前記粘着テープを前記カッタで切断した後に、前記搬送手段を前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートを前記第1の枚葉シートの前端側に向かって算出した前記第2の枚葉シートの長さ分だけ送り出し、前記第2の枚葉シートの後端部に第3の枚葉シートの前端部を当接又は接近させるように動作させることを特徴とする請求項に記載のスプライサ装置。
  7. さらに、別のリールに巻回された別の粘着テープと、
    前記別のリールを回転自在に支持すると共に、前記別の粘着テープの先端部及びその近傍を前記第1の枚葉シートの第2の面後端部及び前記第2の枚葉シートの第2の面前端部から離隔した状態で、且つ、これらの端部を跨るように保持する別のテープ供給手段と、前記別のテープ供給手段に保持された前記別の粘着テープの先端部又はその近傍を挟持する別のチャックを備え、前記別のテープ供給手段と前記別のチャックとが相対的に離隔して行くことによって、前記別の粘着テープを前記第1の枚葉シートの後端部及び前記第2の枚葉シートの前端部に沿って引き出し、
    さらに、前記第1の枚葉シートの第2の面後端部と前記第2の枚葉シートの第2の面前端部とに沿って転動することによって、引き出した前記別の粘着テープを前記第1の枚葉及び前記第2の枚葉シートとに貼り付ける別のローラと、
    前記別の粘着テープを前記第1の枚葉シート及び前記第2の枚葉シートに貼り付いていない部分で切断する別のカッタを備えたことを特徴とする請求項に記載のスプライサ装置。
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