JP4417123B2 - ソフトウェア更新方法及び無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ソフトウェアの変更により機能の変更が可能な無線通信装置において、ソフトウェアをダウンロードして更新するソフトウェア更新方法及び無線通信装置に関する。
ソフトウェアの変更により機能の変更が可能な無線通信装置(以下、ソフトウェア無線装置という。)において、ソフトウェアをダウンロードして機能を更新(以下、コンフィギュレーションという。)し、新しい機能で無線通信を行う際の方法としては、例えば特許文献1や特許文献2にその一例が開示されている。
以下、図8を用いて従来のソフトウェアをダウンロードして無線装置の設定を更新する方法の構成と動作の一例について説明する。
ダウンロードサーバ702からソフトウェア無線装置700に対してダウンロードするソフトウェアデータ706が、伝送路705を介して伝送される。ダウンロード制御部703では、伝送されたデータ部に受信誤りによる破損等がないかの確認を行い、必要に応じて再送等の処理を講じながら、データ部のダウンロードを行う。ここで、ダウンロードするソフトウェアとは、具体的にはソフトウェア無線部701を構成するCPU(Central
Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等のプログラムであったり、FPGA(Field Programmable Gate Array)のコンフィギュレーションデータ、さらにはアナログ・ディジタル変換部やアナログ処理部の制御情報等が含まれる。
ダウンロードされたソフトウェア707は、フラッシュROM等により構成される不揮発性メモリ部7011に蓄積され、ソフトウェア全体のダウンロードが完了すると、ダウンロード正常完了の通知情報708がダウンロード制御部703からコンフィギュレーション制御部7012に供給される。ソフトウェア無線部701では、コンフィギュレーション制御部7012の制御により不揮発性メモリ部7011に蓄積されたプログラムおよび設定データ等が読み出され、バス7013を介して各構成部へ供給され、コンフィギュレーションが行われる。
以上のような構成および動作により、ソフトウェア無線部701にソフトウェアが読み込まれ、新しいソフトウェアによる機能が使用可能となる。
特開平02−176954号公報 特開平09−331579号公報
しかしながら、上記のような構成によりソフトウェアをダウンロードしてソフトウェア無線部の機能を変更する場合、以下のような問題が生じる。
すなわち、ソフトウェア無線部701を新しいソフトウェアによりコンフィグレーションした際、コンフィギュレーションが正常に行われず、異常な設定となったままソフトウェア無線部を起動してしまうと、不要電波信号を送信し他局へ妨害を与えてしまう可能性がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされ、ソフトウェア無線装置に対してソフトウェアをダウンロードしてコンフィギュレーションする際に、コンフィギュレーションが正常に行われなかった場合における異常無線送信等の動作を防ぐことを目的とする。
本発明に係るソフトウェア更新方法は、ソフトウェアの変更により通信機能の変更が可能な無線通信装置と、この無線通信装置に対してソフトウェアの供給を行うダウンロードサーバとにより構成される無線通信システムにおいて、無線通信装置が通信機能の制限されたソフトウェアデータを、ダウンロードサーバからダウンロードするステップと、無線通信装置がダウンロードしたソフトウェアデータを用いて通信機能を更新するステップと、無線通信装置が更新された通信機能を試験するステップと、無線通信装置が試験結果を正常であると判定した場合に、機能制限を解除するための実行許可鍵情報をダウンロードサーバへ要求するステップと、このダウンロードサーバが要求に応じて無線通信装置に実行許可鍵情報を供給するステップと、無線通信装置が供給された実行許可鍵情報を用いて機能制限を解除するステップとを有している。
これにより、無線通信装置はソフトウェアの更新が正常であることを確認した後に、初めて機能制限が解除されるので、更新が正常でないことによる異常な無線送信を行うことを防止できる。
また、本発明に係るソフトウェア更新方法は、ソフトウェアの変更により通信機能の変更が可能な無線通信装置と、前記通信機能の制限を解除するための実行許可鍵情報を供給するライセンスサーバとにより構成される無線通信システムにおいて、無線通信装置が通信機能を制限されたソフトウェアデータを、接続されたメディアから読み出してダウンロードするステップと、この無線通信装置がダウンロードしたソフトウェアデータを用いて通信機能を更新するステップと、無線通信装置が更新された通信機能をテストするステップと、無線通信装置がそのテスト結果を正常であると判定した場合に、制限を解除するための実行許可鍵情報をライセンスサーバへ要求するステップと、
ライセンスサーバが要求に応じて、無線通信装置に実行許可鍵情報を供給するステップと、無線通信装置が供給された実行許可鍵情報を用いて制限を解除するステップとを有している。
これにより、無線通信装置は初期に通信機能を有しておらず、メディアからのみソフトウェアを取得できる場合でも、ソフトウェアを更新して通信機能を保有することができるようになると共に、ソフトウェアの更新が正常であることを確認した後に、初めて機能制限が解除されるので、更新が正常でないことによる異常な無線送信を行うことを防止できる。
また、本発明に係るソフトウェア更新方法は、ソフトウェアの変更により通信機能の変更が可能な無線通信装置が、通信機能の制限されたソフトウェアデータを、接続された第1のメディアから読み出してダウンロードするステップと、この無線通信装置がダウンロードしたソフトウェアデータを用いて通信機能を更新するステップと、無線通信装置が更新された通信機能をテストするステップと、無線通信装置がテスト結果を適正であると判定した場合に、制限を解除するための実行許可鍵情報を接続された第2のメディアから読み出すステップと、無線通信装置が実行許可鍵情報を用いて機能制限を解除するステップとを有している。
これにより、無線通信装置は初期に通信機能を有しておらず、メディアからのみソフトウェアを取得できる場合でも、ソフトウェアを更新して通信機能を保有することができるようになると共に、ソフトウェアの更新が正常であることを確認した後に、通信機能を使用することなしに機能制限が解除されるので、更新が正常でないことによる異常な無線送信を行うことを防止できるとともに、ネットワーク等の通信が可能な状態でなくても制限解除までの処理を行うことが可能になる。
また、本発明に係るソフトウェア更新方法における無線通信装置は、実行許可用鍵情報を用いて制限を解除した後に、第2のメディアに対して、使用済み示す情報を書き込むステップをさらに設けている。これにより、第2のメディアが不正に再度使用されて、別の無線通信装置の機能制限を解除してしまうことを防止できる。
また、本発明に係るソフトウェア更新方法における通信機能のテストは、無線通信装置が生成した送信信号を、無線通信装置自身が検出可能な電力で出力し、受信した送信信号が所定の性能を満たしているか否かを判定し、満たしている場合は正常であるとするものである。これにより、無線通信装置は単独でソフトウェアの更新が正常であったか否かを判定できるようになる。
また、本発明に係るソフトウェア更新方法における通信機能のテストで判定する所定の性能とは、送信信号のスペクトラムマスク、占有帯域外への漏洩電力、位相ジッタや振幅変動を含む変調信号の変調精度、および受信電力が所定値の範囲内のことである。これにより、無線通信装置がソフトウェアの更新が正常に行われなかったことによる、他の機器への悪影響を検出することが可能になる。
また、本発明に係るソフトウェア更新方法におけるソフトウェアデータのダウンロードは第1の伝送路を経由し、実行許可鍵情報の伝送は第2の伝送路を経由することを特徴とする。これにより、ソフトウェアデータのダウンロードと実行許可鍵情報の伝送路をそれぞれ最適な伝送路を選択することが可能になる。
また、本発明に係るソフトウェア更新方法における第1の伝送路は放送型もしくは同報型の伝送路であり、第2の伝送路は個別通信型の伝送路であることを特徴とする。これにより、通信トラフィックの効率化と秘匿性確保の両立を図ることが可能になる。
また、本発明に係るソフトウェア更新方法における機能の制限は、無線通信装置におけるディジタル信号処理およびアナログ受信処理の少なくともいずれか一方の制限であり、実行許可鍵情報は、制限がディジタル信号処理の場合、このディジタル信号処理のプログラムを復元するための差分プログラムデータであり、前記制限がアナログ受信処理の場合、前記アナログ受信処理における動作制限を解除する制御データである。これにより、電波送信の性能に影響を与える可能性のあるアナログ送信処理に関しては制限を加えないので、制限解除の前後で送信性能が変わることはなく、制限を解除した後に他の機器へ悪影響を与えることを防止できる。
本発明に係る無線通信装置は、ソフトウェアの変更により通信機能の変更が可能であって、ソフトウェアを供給するダウンロードサーバから、通信機能の一部が制限されたソフトウェアと制限を解除する実行許可鍵情報とをダウンロードするダウンロード制御部と、このダウンロード制御部によりダウンロードされたソフトウェアを蓄積し、蓄積されたソフトウェアを用いて通信機能の更新を行うソフトウェア無線部と、更新された通信機能が正常か否かを判定する試験部とを備え、試験部が正常と判定したとき、ダウンロード制御部が実行許可鍵情報をダウンロードし、ソフトウェア無線部の制限を解除することを特徴としている。
これにより、無線通信装置はソフトウェアの更新が正常であることを確認した後に、初めて機能制限が解除されるので、更新が正常でないことによる異常な無線送信を行うことを防止できる。
また、本発明に係る無線通信装置のソフトウェア無線部は、ダウンロード制御部により
ダウンロードされたソフトウェアを蓄積しておく不揮発性メモリ部と、蓄積されたソフトウェアを用いて通信機能の更新を行うコンフィギュレーション制御部とを有している。これにより、無線通信装置の電源がオフになっても、ダウンロードしたソフトウェアを保持しておくことができるので、コンフィギュレーション制御部により、無線通信装置の都合の良いときに更新をすることができる。
また、本発明に係る無線通信装置の機能の制限されたソフトウェアは、ソフトウェア無線部におけるディジタル信号処理部用のプログラムの一部が書き換えられたものであり、実行許可鍵情報は、このディジタル信号処理部用のプログラムを復元するための差分プログラムデータであることを特徴としている。これにより、電波送信の性能に影響を与える可能性のあるアナログ送信処理に関しては制限を加えないので、制限解除の前後で送信性能が変わることはなく、制限を解除した後に他の機器へ悪影響を与えることを防止できる。
また、本発明に係る無線通信装置は、ソフトウェアの変更により通信機能の変更が可能であって、ソフトウェアを蓄積したメディアと接続するインタフェース部と、このインタフェース部を介して通信機能の制限されたソフトウェアをメディアからダウンロードする第1のダウンロード制御部と、ダウンロード制御部によりダウンロードされたソフトウェアを用いて通信機能の更新を行うソフトウェア無線部と、このソフトウェア無線部により生成される無線通信リンクを介して、制限を解除するための実行許可用鍵情報を供給するライセンスサーバと接続する第2のダウンロード制御部と、ソフトウェアにより更新された通信機能が正常か否かを判定する試験部とを備え、この試験部が正常と判定したとき、第2のダウンロード制御部が実行許可鍵情報をダウンロードし、ソフトウェア無線部の制限を解除することを特徴としている。
これにより、無線通信装置は初期に通信機能を有しておらず、メディアからのみソフトウェアを取得できる場合でも、ソフトウェアを更新して通信機能を保有することができるようになると共に、通信機能を使用することなしにソフトウェアの更新が正常であることを確認できるので、更新が正常でないことによる異常な無線送信を行うことを防止できるとともに、ネットワーク等の通信が可能な状態でなくても制限解除までの処理を行うことが可能になる。
また、本発明に係る無線通信装置のダウンロードするソフトウェアには、ソフトウェア無線部を更新することによりライセンスサーバと無線通信リンクを生成するプログラムが含まれている。これにより、無線通信装置は初期に通信機能を有しておらず、メディアからのみソフトウェアを取得できる場合でも、ソフトウェアを更新して通信機能を保有することができるようになると共に、ソフトウェアの更新が正常であることを確認した後に、ライセンスサーバからライセンスを取得して初めて機能制限が解除されるので、更新が正常でないことによる異常な無線送信を行うことを防止できる。
また、本発明に係る無線通信装置はソフトウェアの変更により通信機能の変更が可能なものであって、ソフトウェアや通信機能制限を解除するための実行許可用鍵情報の少なくともいずれか一方を蓄積したメディアと接続するインタフェース部と、このインタフェース部を介して通信機能の制限されたソフトウェアや実行許可用鍵情報をメディアからダウンロードするダウンロード制御部と、ソフトウェアにより更新された通信機能が正常か否かを判定する試験部とを備え、この試験部が正常と判定したとき、ダウンロード制御部が実行許可鍵情報をダウンロードし、ソフトウェア無線部の制限を解除することを特徴としている。
これにより、無線通信装置は初期に通信機能を有しておらず、メディアからのみソフト
ウェアを取得できる場合でも、ソフトウェアを更新して通信機能を保有することができるようになると共に、ソフトウェアの更新が正常であることを確認した後に、メディアから実行許可鍵情報を取得して初めて機能制限が解除され、最終形態になってから通信を開始することができるので、中途半端な状態であることによる異常な無線送信を防止できる。
以上のように、本発明によれば、ダウンロードしたソフトウェアによるコンフィグレーションが正常に完了せず不完全な無線装置の状態になってしまった場合の異常な無線送信を防ぐことができる。
ソフトウェア無線装置に対してソフトウェアをダウンロードして更新する際に、ダウンロードしたソフトウェアによるコンフィグレーションが正常に完了せず不完全な無線装置の状態になってしまった場合の異常な無線送信を防ぐことができる。
また、蓄積メディアに蓄積されているソフトウェアを読み出してソフトウェア無線装置の機能を更新する場合においても、同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
この実施の形態では、ソフトウェアの変更により機能の変更が可能な、いわゆるソフトウェア無線装置に対してソフトウェアをダウンロードして更新する際に、ダウンロードの最終段階で実行許可用の鍵情報を改めて受け取ることにより、更新後の全機能の実行許可を得る構成と手順について説明する。
図1は第1の実施の形態におけるソフトウェア無線装置用ダウンロードシステムを示しており、ソフトウェア無線装置100とダウンロードサーバ102と伝送路105とで構成されている。
さらに、ソフトウェア無線装置100は、ソフトウェア無線部101とダウンロード制御部103とからなり、ソフトウェア無線部101は、ソフトウェアの書き換え変更により機能の変更が可能な無線装置であり、例えば、不揮発性メモリ部1011、コンフィギュレーション制御部1012、ディジタル信号処理部1019、アナログ・ディジタル変換部(A/D・D/A変換部)1016、アナログ処理部1017により構成される。
不揮発性メモリ部1011は、入力されるソフトウェアプログラムデータを記憶し、必要に応じてデータを読み出し出力するものであり、例えばフラッシュROMやEEPROMのように、電源オフ時にも記憶内容が消去されないデバイスにより構成される。
コンフィギュレーション制御部1012は、ダウンロード完了通知情報109に応じて、ダウンロードされ蓄積されているプログラムや設定データを用いてそれぞれの構成部のコンフィギュレーションを行い、コンフィギュレーションが完了したか否かについての制御情報110を出力するものである。
ディジタル信号処理部1019は中央演算ユニット(CPU)1013、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)1014、プログラマブルなゲート・アレイ(FPGA)1015によりが構成され、プログラムやコンフィギュレーションデータの書き換えにより処理内容を変更可能なものである。
なお、CPU1013は、読み込まれるプログラムに基づいて、ソフトウェア無線部101において必要な演算処理や制御処理を行うものであり、様々なタイプのCPUデバイスが適用可能である。なお、CPUには必要に応じてオペレーティングシステム(OS)が読み込まれ、ソフトウェア無線処理用プログラムや他の構成部はこのOS上で実行および制御される構成としてもよい。
また、DSP1014は、読み込まれるプログラムに基づいて、ソフトウェア無線処理において特有に必要となる高度かつ大規模な信号処理演算を行うものであり、様々なDSPデバイスが適用可能である。
また、FPGA1015は、読み込まれるコンフィギュレーションデータに基づいて、ソフトウェア無線部101において必要な演算処理や制御を行うものであり、様々なタイプのFPGA(Field Programmable Gate Array)デバイスやPLD(Programmable Logic Device)等が適用可能である。
アナログ・ディジタル変換部1016は、ソフトウェア無線部101におけるアナログ処理部の信号とディジタル信号処理部の間の変換を行うものであり、例えばアナログ信号を量子化してディジタル信号へ変換するA/D変換器やディジタル信号をアナログ信号へ変換するD/A変換器により構成される。本発明では、上記A/D変換器やD/A変換器に対して、例えば必要に応じてサンプリングレート、量子化ビット数や変換した信号の出力のオン/オフの制御が行える構成とし、これらの制御用のデータが、ダウンロードサーバ102から提供されるソフトウェアデータの一部に含まれている点が重要であり、変換器の内部構成や個数等には限定されない。
アナログ処理部1017は、ソフトウェア無線部101におけるアナログ信号処理、具体的には例えば無線送受信に関わる周波数変換処理や増幅処理等を施すものであり、シンセサイザ部、ミキサ部、フィルタ部、増幅部等により構成される。必要に応じて、シンセサイザ部における発振周波数、フィルタ部における周波数特性、増幅部における利得等が制御可能な構成としてもよい。この場合の制御用データについても、ダウンロードサーバ102から提供されるソフトウェアの一部となり得る。
ダウンロード制御部103は、ダウンロードサーバ102との間で伝送路105を介してソフトウェアデータのダウンロード用のデータ伝送を行うとともに、ダウンロードしたプログラムおよび設定データ等を不揮発性メモリ部1011へ出力し、またコンフィギュレーション制御部1012との間で制御情報109、110の入出力を行うものである。
ダウンロードサーバ102は、伝送路105を介してソフトウェア無線装置100におけるダウンロード制御部103との間でデータ伝送を行い、ソフトウェアデータをソフトウェア無線装置100へ供給するものである。
本発明において、伝送路105の形態については特に限定されるものではないが、例えばインターネットプロトコルに基づく接続やUSB等のシリアル接続等を用いる構成としてもよいし、無線通信経路を用いる構成としてもよい。
以上のように構成されたソフトウェア無線装置用ダウンロードシステムにおいて、ソフトウェア無線装置100に対してソフトウェアデータをダウンロードしてコンフィギュレーションを行う方法とその手順について、図2に示すフローチャートを用いながら以下ステップごとに説明する。
ソフトウェア無線部101の機能を変更する場合、ダウンロードサーバ102とダウン
ロード制御部103との間で、まずダウンロード伝送のセッション開始にあたって必要な手続きが行われる(ステップS101)。セッション開始にあたっての動作や手順については既に種々の方法が開示されているが、本発明ではこの部分の動作と手順については特に限定されない。また、本発明では、このダウンロード開始手続きの段階で敢えて個別の認証を行う必要はない。
続いてダウンロードサーバ102からソフトウェアのデータ部106が伝送路105を介して伝送される。ソフトウェア無線装置100のダウンロード制御部103では、伝送されたデータ部に受信誤りによる破損等がないかの確認を行い、必要に応じて再送等の処理を講じながら、データ部のダウンロードを行う(ステップS102)。本実施の形態のようなソフトウェア無線装置構成の場合、このダウンロードにより得られた各構成部用のプログラムおよび設定データ107が不揮発性メモリ部1011へ蓄積される。ここで、各構成部の設定データでは、その一部が故意に書き換えられ、動作が制限されたものとなっている。例えば、ダウンロードされたプログラムがCPUやDSPのプログラム部の場合では、一部サブルーチンへのジャンプが制限されるよう書き換えられている。また、ダウンロードされた設定データがFPGAへの設定データ部の場合では、一部のI/Oピンへの接続情報が記述されない、すなわち不接続設定となるよう書き換えられている。アナログ・ディジタル変換部1016では、ある限られた期限までしか変換出力が許可されないよう制御されている。アナログ処理部1017では、例えば、無線信号の受信時において受信可能なチャネルを一部の特定のチャネルのみに制限されていたり、もしくは受信信号の増幅時における利得量が制限されているものとする。なお、上記のような制限は、全ての構成部で行われていてもよいし、一部の構成部のみで制限が行われるようにプログラムや設定データが書き換えられていてもよい。
これらの制限はディジタル信号処理や送信性能に影響を与えないアナログ受信処理について加えられ、電波送信の性能に影響を与える可能性のあるアナログ送信処理に関しては加えないので、制限解除の前後で送信性能が変わることはない。
次に、ソフトウェア無線装置100のダウンロード制御部103は、ソフトウェアのデータ部が正常に不揮発性メモリ部1011へダウンロードされたか否かの判定を行い、正常にダウンロードされていない場合には、ダウンロードを失敗した旨を通知するためのダウンロード失敗通知情報108をダウンロードサーバ102へ通知(ステップS110)した後、手順を終了する(ステップS102)。ここで、ダウンロードの成否については、ダウンロードしたソフトウェアデータに対するCRCパリティチェックコードを付加しておき、このコードを用いた誤り検出処理を行う等の既に知られている方法により容易に判定することができる。成否判定については、全ての構成部に対して統一的にチェックコードを生成することとしてもよいし、各々の構成部に対してそれぞれチェックコードを生成することとしてもよい。ダウンロードが正常に完了した場合には、ダウンロード完了通知情報109をコンフィギュレーション制御部1012へ供給し、手順(ステップS104)へ移行する。
次に、ソフトウェア無線装置100のコンフィギュレーション制御部1012は、不揮発性メモリ部1011に蓄積されたプログラムおよび設定データを読み出し、バス1018を介して各構成部へ供給する。そして、ソフトウェア無線部101のコンフィギュレーションが行われる(ステップS104)。具体的には、例えば、アナログ処理部1017におけるシンセサイザのPLL設定パラメータの変更、アナログ・ディジタル変換部1016における量子化ビット数やサンプリング・レートの設定値の変更、FPGA1015におけるゲート・アレイの再構成、DSP1014、CPU1013における実行プログラムのロード等が実行される。
次に、ソフトウェア無線装置100のコンフィギュレーション制御部1012は、ステップS104による各構成部のコンフィギュレーションが完了したか否かを判定し、判定結果110をダウンロード制御部103へ供給する(ステップS105)。
ここで、各構成部のコンフィギュレーション完了の成否をどのように判定するかについての具体例を以下で説明する。
第一の具体例として、ソフトウェア無線部101の機能試験用に所定の周波数帯および特別な通信方式があらかじめ用意されており、この周波数帯を用いてソフトウェア無線部101からの送信信号の性能試験を行う試験局が遠隔で別途用意されおり、ダウンロードサーバ102から提供されたソフトウェアには、前記試験局との間で試験動作を行うプログラムおよびデータ設定が含まれていることとする。このような環境下において、ソフトウェア無線部101はダウンロードされコンフィギュレーションされたプログラムおよび設定データに基づいて各構成部の設定を機能試験用に用意されている所定の周波数帯および所定の方式に対応するよう変更し、試験局へ所定の性能試験用送信を行う。試験局では、ソフトウェア無線部100から送信された試験送信信号を受信し、その性能が所望の規定を満たしているかの評価を行う。ここで、所望の規定としては、例えば送信信号のスペクトラムマスクや占有帯域外への漏洩成分に関する規定や、変調信号の変調精度や周波数精度に関する規定が含まれる。前記のような所望の性能が規定を満たしていると判断された場合、試験局はソフトウェア無線部101に対して正常動作確認のための情報が挿入された所定の変調信号を所定の周波数帯にて送信する。ソフトウェア無線部101は、前記信号を正常に受信し、受信結果から前記正常動作確認のための情報が得られたことをもってソフトウェア無線部101における送信動作および受信動作が正常に機能しコンフィギュレーションが正常に完了したと判定する。ここで、ソフトウェア無線部101と試験局との間の試験送受信は、外界への電波漏洩を防止したシールドルームのような閉空間において行う構成としてもよい。また、ソフトウェア無線部101と試験局との間の試験送受信は、必ずしも無線伝送路を介して行う必要は無く、アンテナ入出力端からケーブルを用いて試験局と有線接続した上で行う構成としてもよい。
第二の具体例として、試験局を別途用いることなくソフトウェア無線部101が独自にコンフィギュレーションの成否の判定を行う場合の構成および動作の例について、図7を用いて説明する。なお、ここではTDD(時分割複信)にて通信を行う場合を一例として説明する。
図7は、図1におけるソフトウェア無線装置100のより詳細な構成例を示した図である。図1では制御系の接続関係のみを記載しているが、図7では信号系の接続関係について記載している。
アナログ処理部1017は、アンテナ10171、アンテナスイッチ10172、アナログ送信処理部10173、アナログ受信処理部10174、電力モニタ部10175を有する。アナログ送信処理部10173では、所定のアナログ送信信号を生成するための様々な処理部を有するが、ここでは少なくとも入力される低周波数帯のアナログ送信信号を所定のRF周波数帯へ周波数変換する周波数変換部101731と所定の送信電力への増幅を行う電力増幅部101732とを示す。また、このソフトウェア無線装置100では、送信電力レベルを制御する機能が付加されているものとし、前記送信電力レベル制御のために、送信出力信号の電力値が電力モニタ部10175にて測定され、測定結果が電力増幅部101732へフィードバックされる構成とする。
ディジタル信号処理部1019は、ディジタル送信処理部10191、ディジタル受信処理部10192、送信信号検査処理部10193とを有する。また、この送信信号検査
処理部10193は電力測定部101931と、スペクトラム解析部101932と、変調精度解析部101933とから構成され、送信信号の性能を検査するものであり、試験部に相当する。
アナログ・ディジタル変換部1016は、D/A変換部10161とA/D変換部10162、10163とを有する。
以上のような構成のソフトウェア無線装置100において送信時の送信電力、隣接チャネルへの漏洩電力、変調精度等、送信信号の性能を評価することによりコンフィギュレーションの成否を判定する動作について以下で説明する。
ディジタル送信処理部10191は、送信信号の性能評価を行うために必要な試験信号のディジタル値を生成しD/A変換部10161へ出力する。ここで、試験信号としては、例えば擬似ランダム符号を送信データとして用い所定の変調処理が施された信号が用いられる。
次に、D/A変換部10161にてアナログ信号に変換された試験送信信号は、アナログ送信処理部10173において所定の周波数変換処理ならびに電力増幅が行われる。増幅された試験送信信号はアンテナスイッチ10172、アンテナ10171を介して送信される。また、電力増幅部101732から出力される信号は一方で電力モニタ部10175へ供給され、試験送信信号の電力が測定される。測定結果は一方で電力増幅部101732へ電力制御のためにフィードバックされると共に、A/D変換部10162へ供給され、ディジタル変換された後、送信信号検査処理部10193における電力測定部101931へ供給される。電力測定部101931では電力値が測定されると共に、得られた電力値が所定の送信電力となっているか判定される。
また一方で、アンテナスイッチ10172では、送信信号の一部が受信系へ漏れ込むことになるので、この漏れ込み信号を用いてその他の信号の性能検査を行う。アナログ受信処理部10174では、通常の受信信号処理を行うタイミングでの動作の他に、上記試験送信が行われるタイミングにおいて送信信号のRF周波数に同調して受信動作を行う。低雑音増幅部101741では、入力された信号の増幅が行われるが、試験送信信号の漏れ込み量が大きい場合には増幅利得を抑える構成としてもよい。増幅された試験信号は周波数変換部101742において所定の周波数変換処理およびフィルタリング処理が施され、得られた低周波数帯の試験信号がA/D変換部10163にてディジタル信号に変換される。得られたディジタル信号はディジタル受信処理部10192へ供給されると共に、送信信号検査処理部10193におけるスペクトラム解析部101932および変調精度解析部101933へ供給される。
スペクトラム解析部101932では、入力されたディジタル信号に対してFFT(高速フーリエ変換)処理もしくはDFT(離散フーリエ変換)処理を施し、試験信号およびその近傍周波数帯のスペクトラム特性を算出する。得られたスペクトラム特性を用い、送信スペクトラムもマスク特性や隣接チャネル帯域への漏洩電力比等の諸特性が所定の規定を満たしているか判定される。
また、変調精度解析部101933では、入力されるディジタル信号から、試験信号の変調精度が算出され、算出値が所定の規定値を満たしているか判定される。
以上、電力測定部101931、スペクトラム解析部101932、変調精度解析部101933のいずれかにおいて所望の特性を満たしていない場合には、ソフトウェア無線装置100におけるコンフィギュレーション後の動作が正常でないと判定されることにな
る。
なお、このような送信信号の検査をする際に、アンテナ10171の接続を外すことにより、電波の放射を行わないようにすることとしてもよい。この場合、接続を外す動作は、ユーザにより物理的な切り離し作業として行われてもよいし、電気的なスイッチオフにより自動的に外される動作としてもよい。
なお、上記説明では、TDDを前提とした検査の動作例について説明したが、FDDの場合についても、アンテナスイッチ10172の代わりにアンテナ共用器を設けることにより同様の検査を行うことが可能である。すなわち、このアンテナ共用器において送信信号が受信系の方へ漏れ込む特性をあらかじめ記憶しておけば、受信系において送信信号と同じRF周波数へ同調し、上記のように受信系へ漏れ込んだ送信信号を用いて検査を行うことも可能である。
上記のように構成されたソフトウェア無線装置が、ソフトウェア無線部101において独自に送信信号を生成し、前記出力された信号をソフトウェア無線部101自身で受信動作するためのプログラムおよびデータ設定を含んだソフトウェアをダウンロードサーバ102からダウンロードする。そして、新たにコンフィギュレーションされたソフトウェア無線部101からの出力動作により、アナログ受信処理部10174は自身で送信した信号を受信し、その信号に対して所望の性能を満たしているかについての評価を実施する。
第三の具体例として、ソフトウェア無線部101における電源供給部において異常な量の電流が流れていたり、バッテリ駆動の場合にはバッテリ消耗が想定以上に激しかったりする場合に、これらの兆候を観察することによりソフトウェア無線部101の異常動作を検知し、等価的にコンフィギュレーションの成否を判断することも可能である。
上記の判定において、コンフィギュレーションが正常に完了しなかったと判断された場合、コンフィギュレーション失敗情報111をダウンロードサーバ102へ通知(ステップS111)した後、手順を終了する。コンフィギュレーションが正常に完了したと判断された場合には、ステップS106へ移行する。
なお、本判定においては、再設定が成功しなかった場合でも所定回数は再設定を試行するよう動作させてもよい。
次に、ソフトウェア無線装置100のダウンロード制御部103は、ダウンロードサーバ102に対し、ソフトウェア無線部101におけるコンフィギュレーションの正常完了通知と実行許可用の鍵情報の送付を要求するための鍵情報要求信号112を送信する(ステップS106)。ここで、信号112には、ソフトウェア無線装置100に付与されている個別ID情報、もしくはソフトウェア無線装置100を使用しているユーザのID情報も共に含まれている。なお、個別IDもしくはユーザID情報の部分に関しては、セキュリティの面から暗号化が施される構成としてもよい。個別ID情報としては、例えばソフトウェア無線部101の製造シリアル番号や無線局免許番号等、個別の無線装置に割り当てられる番号を用いることができる。ユーザIDとしては、クレジットカードのID番号や会員制のサービスの場合、会員番号等を用いることができる。
次に、ダウンロードサーバ102は、ソフトウェア無線装置100から送信された実行許可用の鍵要求信号112を受信すると、信号中に含まれているID情報に基づいてソフトウェア無線装置100の個別認証を行うとともに、必要に応じて課金等の処理を行う(ステップS107)。個別認証や課金処理が何らかの理由により失敗した場合、失敗に関する情報113をソフトウェア無線装置100へ通知(ステップS112)した後、手順
を終了する。個別認証や課金処理が正常に完了した場合、ステップS108へ移行する。
次に、ダウンロードサーバ102からソフトウェア無線装置100のダウンロード制御部103へ、伝送路105を介して実行許可鍵情報114が送付される(ステップS108)。ここで、実行許可鍵情報114とは、ソフトウェア無線部101におけるCPU1013、DSP1014、FPGA1015、アナログ・ディジタル変換部1016、アナログ処理部1017のそれぞれの構成部における制限事項を解除するための差分プログラムや差分設定データに相当する。また実行許可用の鍵情報111は、セキュリティの面からソフトウェア無線装置100のみが解読処理可能な暗号化が施される構成としてもよい。
次に、ソフトウェア無線装置100のコンフィギュレーション制御部1012は、新たにダウンロードされた差分プログラムや差分設定データの部分をそれぞれの構成部に書き込むことにより、ソフトウェア無線部101のコンフィギュレーションが完了し、新しいコンフィギュレーションによる全ての機能が使用可能となる(ステップS109)。
以上のように本発明の実施の形態によれば、ソフトウェア無線装置100に対してソフトウェアをダウンロードして機能を更新する際に、ソフトウェア無線部101のコンフィギュレーションが正常に完了した後に、改めてそのソフトウェア無線装置100に対する実行許可用の差分プログラムおよび設定データが提供されることにより、これを用いて再設定を行って初めてソフトウェアの全機能が実行可能となるので、ダウンロードしたソフトウェアによるコンフィグレーションが正常に完了せず、不完全な無線装置の状態になってしまった場合の異常な無線送信等の動作を防ぐことが可能となる。また、ソフトウェア無線装置もしくはユーザの個別IDによる認証をした上で実行許可用データを送信することにより、個別のソフトウェア無線装置のコンフィグレーション情報を管理することや別のソフトウェア無線装置によるなりすましを防ぐことが可能となる。
なお、ソフトウェア無線装置における構成の詳細については、図1の構成に限定されるものではない。例えばディジタル信号処理部1019として、CPU1013、DSP1014、FPGA1015の全てが必要なわけではなく、その組み合わせは設計に応じて自由である。例えばFPGA1015のみで構成されたり、DSP1014のみで構成される場合もある。また、これらのデバイス以外にも、再コンフィギュレーション可能なデバイスにより構成されてもよい。また、必要に応じて特定用途の処理のためにASIC等による処理部が構成部の一つとして含まれていてもよく、本発明に影響を与えるものではない。
また、本実施の形態におけるソフトウェア無線装置101では、不揮発性メモリ部1011に、CPU、DSP、FPGA等の各設定用データを一括して記憶しておく構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、それぞれの構成部毎に設定データの記憶用の不揮発性メモリ部を設け、ダウンロード制御部103はダウンロードしたプログラムないし設定データを各々の不揮発性メモリ部へ蓄積するよう制御する構成としてもよい。
また、本実施の形態における説明では、手順(ステップS102)のダウンロードにより得られる各構成部におけるプログラムあるいは設定データのそれぞれに対して、動作や制御の一部が制限されていることと説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、全ての構成部に対して動作や制御の制限をするのではなく、一部の構成部のみが動作制限を受けるよう書き換えられているだけでもよい。例えば、CPU1013に対するプログラムにおいてのみ、メイン処理ルーチンの代わりに動作チェック用ルーチンへジャンプするよう書き換えられた構成としてもよい。あるいは、特定の割り込み処理ルー
チンへのジャンプを不許可とする構成とすることにより動作を制限する構成としてもよい。また、アナログ処理部1017における動作制限の一例として、無線信号の受信時において受信可能なチャネルを一部の特定のチャネルのみに制限されている、もしくは受信信号の増幅時における利得量が制限されるように制御する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、送信動作自体を許可しない構成としてもよいし、受信系におけるフィルタにおいて通過帯域幅を広げる変更をすることにより、受信SNR特性を敢えて劣化させることにより受信感度性能を制限するよう制御してもよい。
また、ソフトウェアのダウンロードに用いる伝送路105は特に限定されることはないことを述べたが、さらに、手順(ステップS102)においてダウンロードされるデータ106の伝送路と、手順(ステップS108)において実行許可鍵情報114をダウンロードする伝送路とは、必ずしも同一である必要はない。例えば、データ106のダウンロード用の伝送路には放送型の伝送路を用い、実行許可鍵情報114のダウンロード用の伝送路に個別通信型の伝送路を用いることにより、通信トラフィックの効率化と秘匿性確保の両立を図る構成としてもよい。または、データ106のダウンロード用には有線伝送路を用い、実行許可情報114のダウンロード用には、手順(ステップS102)においてダウンロードされたソフトウェアデータ106によりコンフィギュレーションされたソフトウェア無線部101により生成される無線伝送路が用いられる構成としてもよい。この場合、ソフトウェアデータ106には、実行許可鍵情報114のダウンロード用の無線通信動作のみ行えるように制限されていてもよい。
また、本発明において、ダウンロード、コンフィギュレーションや個別認証等の失敗時の終了手順に関しては、図2に示した手順に限定されるものではなく、他の手順に従ってもよい。
なお、本実施の形態においては、手順(ステップS102)においてダウンロードしたソフトウェアは一部動作制限等が施されていることとしたが、これに限るものではない。例えば、各構成部のコンフィギュレーション完了の成否を判定する具体例2で記したように、ダウンロードするプログラムにはコンフィギュレーションしたソフトウェア無線部101が正常な機能および性能で動作するかどうかの自己チェック用プログラム部が含まれていることとし、このプログラムを実行することにより、手順(ステップS105)におけるコンフィギュレーションが正常終了したか否かの判定が行われることとしてもよい。また、手順(ステップS108)において送付される実行許可鍵情報には、前記自己チェック用プログラム部を削除もしくはスキップするような情報が含まれており、手順(ステップS109)における最終コンフィギュレーションにおいて、削除もしくはスキップへの設定変更を行う構成および方法としてもよい。
(実施の形態2)
この実施の形態では、ソフトウェア無線装置に対してソフトウェアをダウンロードして更新する際に、蓄積メモリからプログラム部を読み出してコンフィギュレーションした後、ライセンスサーバから実行許可を得る手続きをとることにより全機能実行の許可を得る構成と手順について説明する。
図3は第2の実施の形態におけるソフトウェア無線装置用ダウンロードシステムの構成を示している。
図3において、ソフトウェア無線装置200は、実施の形態1に示した図1の構成とダウンロード制御部103の代わりにダウンロード制御部203を設け、ユーザインタフェース部204とインタフェース部202を新たに設けた点が異なる。そして、ソフトウェア無線装置200はソフトウェアデータ蓄積メディア201と接続することにより、ソフ
トウェアデータ蓄積メディア201に記憶されているプログラムデータの読み出しを行うことができる。また、ダウンロードサーバ102の代わりにライセンスサーバ205を設けた点が実施の形態1に示したソフトウェア無線装置用ダウンロードシステムと異なる。
ソフトウェアデータ蓄積メディア201は、ソフトウェア無線部101をコンフィギュレーションするためのプログラムデータを蓄積しており、インタフェース部202と接続することによりこのプログラムデータを出力するものであり、例えばフラッシュROMのような不揮発性メモリにより構成される。
インタフェース部202は、ソフトウェアデータ蓄積メディア201とダウンロード制御部203とを接続し、ダウンロード制御部203の制御に基づきソフトウェアデータ蓄積メディア201に蓄積されているプログラムデータを読み出して出力するものである。
ダウンロード制御部203は、ソフトウェアデータ蓄積メディア201との間でインタフェース部202を介してソフトウェア無線部101へのコンフィギュレーション用のプログラムおよび設定データ等を読み出し、不揮発性メモリ部1011へ転送を行い、またソフトウェア無線部101との間で制御情報211、214、218の入出力を行うものである。また、ユーザインタフェース部204に対してダウンロード制御に関連する情報の出力を行うものである。ここで、制御情報やダウンロード制御に関連する情報の詳細については後述する。
ユーザインタフェース部204は、ソフトウェア無線装置200を使用するユーザに対して情報伝達をするものであり、例えばディスプレイやLEDのような表示部や、スピーカのような音出力部等により構成される。本実施の形態では、一例としてディスプレイにより構成されているものとし、ソフトウェアのダウンロード制御に関する制御情報が文字としてディスプレイに表示されることとする。
ライセンスサーバ205は、ソフトウェア無線装置200との間で無線通信リンクを構成し、無線通信リンク上においてソフトウェア無線部の実行許可用の鍵情報を提供するものであり、その動作の詳細については後述する。
以上のように構成されたソフトウェア無線装置用ダウンロードシステムにおいて、ソフトウェア無線装置200に対してソフトウェアデータをコンフィギュレーションする動作が図2で示した手順と異なる部分について、図3の構成および図4に示すフローチャートを用いながらステップごとに以下で説明する。
ソフトウェア無線部101の機能を変更する場合、ソフトウェア無線装置200のインタフェース部202がソフトウェアデータ蓄積メディア201を接続したか否かをチェックし、接続が検出されるまで繰り返す(ステップS201)。
次に、ダウンロード制御部203は、ソフトウェアデータ蓄積メディア201に蓄積されているソフトウェア無線部101用のコンフィギュレーション用のプログラムおよび設定データ210をインタフェース部202を介して読み出し、不揮発性メモリ部1011へ転送する(ステップS202)。なお、本実施の形態においても、ソフトウェア無線部101における各構成部に対する設定データについては、その一部が第1の実施の形態と同様に故意に書き換えられたものとなっている。すなわち、ソフトウェア無線部101において本来実行可能な機能のうちの一部が制限されたものになっている。
次に、ソフトウェア無線装置200のダウンロード制御部203はソフトウェアのプログラムおよびデータ部が正常に不揮発性メモリ部1011へ転送されたか否かを判定し、
正常に転送されていない場合には、転送を失敗した旨を通知する転送失敗通知情報211をユーザインタフェース部204へ出力(ステップS211)した後、手順を終了する。転送が正常に完了した場合には、転送完了通知情報212をコンフィギュレーション制御部1012へ供給し、ステップS204へ移行する。
次に、ソフトウェア無線装置200のコンフィギュレーション制御部1012の制御により転送され不揮発性メモリ部1011に蓄積された設定データ210が読み出され、バス1018を介して各構成部へ供給され、ソフトウェア無線部101のコンフィギュレーションが行われる(ステップS204)。具体的には、例えば、アナログ処理部1017におけるシンセサイザのPLL設定パラメータの変更、アナログ・ディジタル変換部1016における量子化ビット数やサンプリングレートの設定値の変更、FPGA1015におけるゲート・アレイの再構成、DSP1014、CPU1013における実行プログラムのロード等が実行される。
次に、コンフィギュレーション制御部1012は、ステップS204による各構成部のコンフィギュレーションが完了したか否かを判定し(ステップS205)、判定結果110をダウンロード制御部203へ供給する。ここで、コンフィギュレーション完了の成否判定のしかたについては、第1の実施の形態において示した具体例と同様の構成および動作を適用することが可能である。コンフィギュレーションが正常に完了しなかった場合、コンフィギュレーション失敗情報213をユーザインタフェース部204へ通知(ステップS212)した後、手順を終了する。コンフィギュレーションが正常に完了した場合には、ステップS206へ移行する。
なお、本判定においては、再設定が成功しなかった場合でも、所定回数は再設定を試行するよう動作させてもよい。
次に、ソフトウェア無線装置200のダウンロード制御部203は、起動信号214によりソフトウェア無線部101のソフトウェアを起動する。
次に、ソフトウェア無線装置200のソフトウェア無線部101は、ライセンスサーバ205との間に無線通信リンク215を構築し、ソフトウェア無線部101におけるコンフィギュレーションの正常完了通知と実行許可用の鍵情報の送付を要求するための鍵情報要求信号216をライセンスサーバ205へ送信する(ステップS207)。ここで、ソフトウェア無線部101とライセンスサーバ205との間で無線通信リンク215を構成する際の無線仕様やセッション開始のためのプロトコルについては、本発明で特に限定されるものではなく、ライセンスサーバ205とソフトウェア無線部101にコンフィグレーションされたソフトウェアとの間であらかじめ決められていればよい。ここで、鍵情報要求信号216には、実施の形態1における信号112と同様に、ソフトウェア無線装置200に付与されている個別ID情報、もしくはソフトウェア無線装置200を使用しているユーザのID情報が含まれている。なお、個別IDもしくはユーザID情報の部分に関しては、セキュリティの面から暗号化が施される構成としてもよい。ユーザIDとしては、クレジットカードのID番号や会員制のサービスの場合、会員番号等を用いることができる。
次に、ライセンスサーバ205は、ソフトウェア無線装置200から送信された実行許可用の鍵情報要求信号216を受信すると、信号中に含まれている個別ID情報に基づいてソフトウェア無線装置200の個別認証を行うとともに、必要に応じて課金等の処理を行う(ステップS208)。個別認証や課金処理が何らかの理由により失敗した場合、失敗に関する情報217をソフトウェア無線装置200へ通知(ステップS213)した後、処理を終了する。個別認証や課金処理が正常に完了した場合、ステップS209へ移行
する。
次に、ライセンスサーバ205からダウンロード制御部203へ、無線通信リンク215およびソフトウェア無線部101を介して実行許可用鍵情報218が送付される(ステップS209)。ここで、実行許可用の鍵情報218とは、ソフトウェア無線部101におけるCPU1013、DSP1014、FPGA1015、アナログ・ディジタル変換部1016、アナログ処理部1017のそれぞれの構成部における制限事項を解除するための差分プログラムや差分設定データに相当する。また、実行許可用の鍵情報218は、セキュリティの面からソフトウェア無線装置200のみが解読処理可能な暗号化が施される構成としてもよい。
次に、ソフトウェア無線装置200のコンフィギュレーション制御部1012は、新たにダウンロードされた差分プログラムや差分設定データの部分をそれぞれの構成部に書き込むことにより、ソフトウェア無線部101のコンフィギュレーションが完了し、新しいコンフィギュレーションによる全ての機能が使用可能となる(ステップS210)。
以上のように本発明の実施の形態によれば、蓄積メディアに蓄積されているソフトウェアを読み出してソフトウェア無線装置の機能を更新する際に、ソフトウェア無線部のコンフィギュレーションが正常に完了した後に、改めてその無線装置に対する実行許可用の差分設定データが提供されることにより、これを用いて再設定を行って初めてソフトウェアの全機能を実行可能となるので、新しいソフトウェアのコンフィグレーションが正常に完了せず不完全な無線装置の状態になってしまった場合の異常な無線送信を防ぐことが可能となる。また、無線装置の個別IDに基づいて実行許可用データを送信することにより、個別のソフトウェア無線装置のコンフィグレーション情報を管理することや別の無線装置のなりすましを防ぐことが可能となる。
なお、本実施の形態では、ソフトウェアデータ蓄積メディア201がフラッシュROMで構成されるように説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、プログラムデータが蓄積でき、ソフトウェア無線装置200に対してインタフェースを介して接続しプログラムデータが読み出せればよい。したがって、例えばフラッシュROM以外のROMやEEPROM等のメモリデバイスや、CD−Rのような光蓄積メディアやフロッピディスクのような磁気メディアにより構成されてもよい。
また、本実施の形態では、実行許可用鍵情報要求216及び実行許可用鍵情報218の通信やその他の制御情報のやりとりを、ソフトウェア無線部101において通信可能な無線通信リンク215を介して行う構成としたが、本発明はこの構成および動作に限定されるものではない。例えば、無線通信リンク215の代わりに、図1の構成における伝送路105のように、有線によるリンクやソフトウェア無線部101によらない無線リンクを用いる構成としてもよい。
(実施の形態3)
この実施の形態では、実施の形態2で説明したような、蓄積メモリからプログラム部を読み出してソフトウェア無線部をコンフィギュレーションする際、無線通信リンクを介して実行許可鍵情報を入手する方法の代わりに、実行許可鍵情報が蓄積されたメディアから入手する場合の構成と手順について説明する。
図5は、第3の実施の形態におけるソフトウェア無線装置の構成を示している。ソフトウェア無線装置300は、実施の形態2に示した図3の構成とは、無線通信リンク215を介してライセンスサーバ205と接続される代わりに、インタフェース部202を介して実行許可鍵情報蓄積メディア301を接続可能とし、ダウンロード制御部203の代わ
りにダウンロード制御部302を設けた点が異なる。その他の構成および動作については、図3におけるソフトウェア無線装置200における同一の番号のものと同一である。
実行許可鍵情報蓄積メディア301は、実施の形態1および2において既に説明した実行許可鍵情報に相当する情報が蓄積された媒体であり、インタフェース部202と接続することにより、この情報は読み出され、またインタフェース部202を介して蓄積メディア内に情報の書き込み(上書き書き込み、消去を含む)が行われる。また、本実施の形態では、実行許可鍵情報蓄積メディア301にはソフトウェア無線装置300の個別IDを認証するための情報が合わせて蓄積されているものとする。なお、この実行許可鍵情報蓄積メディア301は、例えばフラッシュROMのような不揮発性メモリにより構成される。
ダウンロード制御部302は、インタフェース部202を介して蓄積メディアに蓄積されているデータを読み出して不揮発性メモリ部1011へ転送を行い、また前記蓄積メディアへの書き込み命令情報に基づいて書き込みを行い、またソフトウェア無線部101およびユーザインタフェース部204との間で制御情報210、211、303の入出力を行うものである。
以上のように構成されたソフトウェア無線装置300において、新たなソフトウェアデータをダウンロードし、コンフィギュレーションする動作が、図4で示した動作と異なる部分について、図5の構成および図6に示すフローチャートを用いながらステップごとに以下で説明する。
ソフトウェア無線部101の機能を変更する場合、実施の形態2で示す図4における手順(ステップS201)から手順(ステップS206)までの処理により、ソフトウェアデータ蓄積メディア201に蓄積されたソフトウェアデータを読み出してソフトウェア無線部101のコンフィギュレーションが行われる。
次に、インタフェース部202に実行許可鍵情報蓄積メディア301が接続されたか否かがチェックされ、接続が検出されるまで繰り返す(ステップS302)。 次に、ソフトウェア無線装置300のダウンロード制御部302と実行許可鍵情報蓄積メディア301との間で個別IDの認証が行われ、ソフトウェア無線装置300もしくはそれを使用するユーザが、実行許可鍵情報蓄積メディア301により実行許可が与えられるべきものであるか否かの認証が行われる(ステップS303)。本発明においては、個別認証の方法については特に限定されるものではなく、既に開示されている種々の方法が適用可能である。認証処理が何らかの理由により失敗した場合、失敗に関する情報303をソフトウェア無線装置300へ通知(ステップS307)した後、処理を終了する。認証処理が正常に完了した場合、ステップS304へ移行する。
次に、実行許可鍵情報蓄積メディア301からダウンロード制御部302へ、インタフェース部202を介して実行許可用鍵情報304が転送される。ここで、実行許可用の鍵情報304は、実施の形態2におけるものと同様に、ソフトウェア無線部101におけるCPU1013、DSP1014、FPGA1015、アナログ・ディジタル変換部1016、アナログ処理部1017のそれぞれの構成部における制限事項を解除するための差分プログラムや差分設定データに相当するものとする。また、実行許可用の鍵情報304は、セキュリティの面からソフトウェア無線装置300のみが解読処理可能な暗号化が施される構成としてもよい。
次に、ソフトウェア無線装置300のコンフィギュレーション制御部1012は、新たにダウンロードされた差分プログラムや差分設定データの部分をそれぞれの構成部に書き
込むことにより、ソフトウェア無線部101のコンフィギュレーションが完了し、新しいコンフィギュレーションによる全ての機能が使用可能となる。
次に、最終コンフィギュレーションが完了した段階で、実行許可鍵情報蓄積メディア301に対し、コンフィギュレーションが正常に完了し、ソフトウェア無線装置300がソフトウェアの実行ライセンスを使用している旨の情報を書き込むための書き込み信号305をインタフェース部202を介して出力する(ステップS306)。
以上のように本発明の実施の形態によれば、ソフトウェア無線装置300は、蓄積メディアに蓄積されているソフトウェアデータを読み出してソフトウェア無線装置の機能を更新する際に、ソフトウェア無線部のコンフィギュレーションが正常に完了した後に、改めてその無線装置に対する実行許可用の差分設定データが蓄積メディアにより提供されることにより、これを用いて再設定を行って初めてソフトウェアの全機能が実行可能となるので、新しいソフトウェアのコンフィグレーションが正常に完了せず、不完全な無線装置の状態になってしまった場合の異常な無線送信を防ぐことが可能となる。また、無線装置の個別IDに基づいて実行許可用データを送信することにより、個別のソフトウェア無線装置のコンフィグレーション情報を管理することや別の無線装置のなりすましを防ぐことが可能となる。さらに、ソフトウェア無線装置において最終的なコンフィギュレーションが完了した段階で、実行許可用鍵情報が蓄積されているメディアに対して、ライセンス使用中であることを示す情報を書き込むことにより、その蓄積メディアを他のソフトウェア無線装置に接続してライセンスを使用することを不可能とすることができる。
なお、個別IDはソフトウェア無線装置300の個別IDに限定されるものではなく、例えばソフトウェア無線装置300を使用するユーザの個別ID、具体的には例えばユーザが所有しているクレジットカードのID番号やパスワード等が用いられる構成としてもよい。
また、本実施の形態では、実行許可鍵情報蓄積メディアが、個別ID認証用の情報を合わせて蓄積しておき、そのソフトウェアを実行可能なソフトウェア無線装置を限定する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、個別認証は必ずしも必要ではない。個別IDによる認証をしない構成とし、手順(ステップS306)にあるように、ソフトウェア無線装置300において最終的なコンフィギュレーションが完了した段階で、実行許可鍵情報蓄積メディア301に対してライセンス使用中であること示す情報を書き込む手順を必須とすることにより、不特定多数のソフトウェア無線装置への実行許可付与を防ぐことが可能となる。また逆に、手順(ステップS303)による個別認証を必須とする構成とした場合、手順(ステップS306)の蓄積メディアへの書き込み処理は必ずしも必要ではない。
以上のように、本発明はソフトウェアの変更により機能の変更が可能な無線通信装置に有用であり、ソフトウェアをダウンロードして機能を更新するのに適している。
本発明の第1の実施の形態におけるソフトウェア無線装置用ダウンロードシステムの構成図 本発明の第1の実施の形態におけるソフトウェアのダウンロードおよびコンフィギュレーションの動作手順を示すフロー図 本発明の第2の実施の形態におけるソフトウェア無線装置用ダウンロードシステムの構成図 本発明の第2の実施の形態におけるソフトウェアのダウンロードおよびコンフィギュレーションの動作手順を示すフロー図 本発明の第3の実施の形態におけるソフトウェア無線装置の構成図 本発明の第3の実施の形態におけるソフトウェアのダウンロードおよびコンフィギュレーションの動作手順を示すフロー図 本発明の第1の実施の形態におけるソフトウェア無線装置の詳細な構成図 従来のソフトウェア・ダウンロード・システムの一例を示した図
符号の説明
100、200、300、700 ソフトウェア無線装置
101、701 ソフトウェア無線部 102、702 ダウンロードサーバ
103、203、302、703 ダウンロード制御部
105、705 伝送路
201 ソフトウェアデータ蓄積メディア
202 インタフェース部
204 ユーザインタフェース部
205 ライセンスサーバ
301 実行許可鍵情報蓄積メディア
1011、7011 不揮発性メモリ部
1012、7012 コンフィギュレーション制御部
1013 CPU
1014 DSP
1015 FPGA
1016 アナログ・ディジタル変換部
1017 アナログ処理部
1018、7013 バス
1019 ディジタル信号処理部
10161 D/A変換部
10162、10163 A/D変換部
10171 アンテナ
10172 アンテナSW
10173 アナログ送信処理部
101731 周波数変換部
101732 電力増幅部
10174 アナログ受信処理部
101741 低雑音増幅部
101742 周波数変換部
10175 電力モニタ部
10191 ディジタル送信処理部
10192 ディジタル受信処理部
10193 送信信号検査処理部
101931 電力測定部
101932 スペクトラム解析部
101933 変調精度解析部

Claims (15)

  1. ソフトウェアの変更により通信機能の変更が可能な無線通信装置と、前記無線通信装置に対してソフトウェアの供給を行うダウンロードサーバとにより構成される無線通信システムにおいて、
    前記無線通信装置が通信機能の制限されたソフトウェアデータを、前記ダウンロードサーバからダウンロードするステップと、
    前記無線通信装置がダウンロードした前記ソフトウェアデータを用いて前記通信機能を更新するステップと、
    前記無線通信装置が更新された通信機能を試験するステップと、
    前記無線通信装置が前記試験結果を正常であると判定した場合に、前記機能制限を解除するための実行許可鍵情報を前記ダウンロードサーバへ要求するステップと、
    前記ダウンロードサーバが前記要求に応じて前記無線通信装置に前記実行許可鍵情報を供給するステップと、
    前記無線通信装置が前記供給された実行許可鍵情報を用いて前記機能制限を解除するステップと、
    を有するソフトウェア更新方法。
  2. ソフトウェアの変更により通信機能の変更が可能な無線通信装置と、前記通信機能の制限を解除するための実行許可鍵情報を供給するライセンスサーバとにより構成される無線通信システムにおいて、
    前記無線通信装置が通信機能を制限されたソフトウェアデータを、接続されたメディアから読み出してダウンロードするステップと、
    前記無線通信装置がダウンロードした前記ソフトウェアデータを用いて前記通信機能を更新するステップと、
    前記無線通信装置が更新された通信機能をテストするステップと、
    前記無線通信装置が前記テスト結果を正常であると判定した場合に、前記制限を解除するための実行許可鍵情報をライセンスサーバへ要求するステップと、
    前記ライセンスサーバが前記要求に応じて、前記無線通信装置に前記実行許可鍵情報を供給するステップと、
    前記無線通信装置が供給された前記実行許可鍵情報を用いて前記制限を解除するステップと、
    を有するソフトウェア更新方法。
  3. ソフトウェアの変更により通信機能の変更が可能な無線通信装置が、通信機能の制限されたソフトウェアデータを、接続された第1のメディアから読み出してダウンロードするステップと、
    前記無線通信装置がダウンロードした前記ソフトウェアデータを用いて前記通信機能を更新するステップと、
    前記無線通信装置が更新された通信機能をテストするステップと、
    前記無線通信装置が前記テスト結果を適正であると判定した場合に、前記制限を解除するための実行許可鍵情報を接続された第2のメディアから読み出すステップと、
    前記無線通信装置が前記実行許可鍵情報を用いて前記機能制限を解除するステップと、
    を有するソフトウェア更新方法。
  4. 前記無線通信装置は、前記実行許可用鍵情報を用いて前記制限を解除した後に、第2のメディアに対して、使用済み示す情報を書き込むステップを
    さらに設けた請求項3に記載のソフトウェア更新方法。
  5. 前記テストは、前記無線通信装置が生成した送信信号を、前記無線通信装置自身が検出可
    能な電力で出力し、受信した前記送信信号が所定の性能を満たしているか否かを判定することであり、満たしている場合正常であるとする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のソフトウェア更新方法。
  6. 前記所定の性能とは、送信信号のスペクトラムマスク、占有帯域外への漏洩電力、位相ジッタや振幅変動を含む変調信号の変調精度、および受信電力が所定値の範囲内のことである請求項5に記載のソフトウェア更新方法。
  7. 前記ソフトウェアデータのダウンロードは第1の伝送路を経由し、前記実行許可鍵情報の伝送は第2の伝送路を経由することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新方法。
  8. 第1の伝送路は放送型もしくは同報型の伝送路であり、第2の伝送路は個別通信型の伝送路であることを特徴とする請求項に記載のソフトウェア更新方法。
  9. 前記制限は、前記無線通信装置におけるディジタル信号処理およびアナログ受信処理の少なくともいずれか一方の制限であり、前記実行許可鍵情報は、前記制限がディジタル信号処理の場合、前記ディジタル信号処理のプログラムを復元するための差分プログラムデータであり、前記制限がアナログ受信処理の場合、前記アナログ受信処理における動作制限を解除する制御データである請求項1に記載のソフトウェア更新方法。
  10. ソフトウェアの変更により通信機能の変更が可能な無線通信装置であって、ソフトウェアを供給するダウンロードサーバから、通信機能の一部が制限されたソフトウェアと前記制限を解除する実行許可鍵情報とをダウンロードするダウンロード制御部と、
    前記ダウンロード制御部によりダウンロードされたソフトウェアを蓄積し、蓄積されたソフトウェアを用いて前記通信機能の更新を行うソフトウェア無線部と、
    更新された通信機能が正常か否かを判定する試験部と
    を備え、
    前記試験部が正常と判定したとき、前記ダウンロード制御部が前記実行許可鍵情報をダウンロードし、前記ソフトウェア無線部の前記制限を解除することを特徴とする無線通信装置。
  11. 前記ソフトウェア無線部は、前記ダウンロード制御部によりダウンロードされた前記ソフトウェアを蓄積しておく不揮発性メモリ部と、
    蓄積された前記ソフトウェアを用いて通信機能の更新を行うコンフィギュレーション制御部と
    を有する請求項10に記載の無線通信装置。
  12. 前記制限されたソフトウェアは、ソフトウェア無線部におけるディジタル信号処理部用のプログラムの一部が書き換えられたものであり、
    前記実行許可鍵情報は、前記ディジタル信号処理部用のプログラムを復元するための差分プログラムデータであることを特徴とする請求項10と請求項11とのいずれかに記載の無線通信装置。
  13. ソフトウェアの変更により通信機能の変更が可能な無線通信装置であって、
    ソフトウェアを蓄積したメディアと接続するインタフェース部と、
    前記インタフェース部を介して通信機能の制限されたソフトウェアを前記メディアからダウンロードする第1のダウンロード制御部と、前記ダウンロード制御部によりダウンロードされたソフトウェアを用いて前記通信機能の更新を行うソフトウェア無線部と、
    前記ソフトウェア無線部により生成される無線通信リンクを介して、前記制限を解除する
    ための実行許可用鍵情報を供給するライセンスサーバと接続する第2のダウンロード制御部と、
    前記ソフトウェアにより更新された通信機能が正常か否かを判定する試験部と
    を備え、
    前記試験部が正常と判定したとき、第2のダウンロード制御部が前記実行許可鍵情報をダウンロードし、前記ソフトウェア無線部の前記制限を解除することを特徴とする無線通信装置。
  14. 前記ソフトウェアには、前記ソフトウェア無線部を更新することにより前記ライセンスサーバと無線通信リンクを生成するプログラムが含まれていることを特徴とする請求項13に記載の無線通信装置。
  15. ソフトウェアの変更により通信機能の変更が可能な無線通信装置であって、
    ソフトウェアや通信機能制限を解除するための実行許可用鍵情報の少なくともいずれか一方を蓄積したメディアと接続するインタフェース部と、
    前記インタフェース部を介して通信機能の制限されたソフトウェアや前記実行許可用鍵情報を前記メディアからダウンロードするダウンロード制御部と、
    前記ソフトウェアにより更新された通信機能が正常か否かを判定する試験部と
    を備え、
    前記試験部が正常と判定したとき、前記ダウンロード制御部が前記実行許可鍵情報をダウンロードし、前記ソフトウェア無線部の前記制限を解除することを特徴とする無線通信装置。

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