JP4417100B2 - X線分析方法、x線分析装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

X線分析方法、x線分析装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、被覆材で物体を被覆してなる被照射体にX線を照射し、照射により発生した蛍光X線強度及び散乱X線強度を計測し、散乱X線強度を用いて蛍光X線強度を補正し、補正した蛍光X線強度を用いて前記被覆材の定量分析を行うX線分析方法、X線分析装置及びコンピュータプログラムに関する。
試料の組成を分析する装置として、試料にX線を照射して組成を分析するX線分析装置がある。X線分析装置では、X線を試料に照射した際に生じる蛍光X線強度などを検出器で検出し、検出した蛍光X線強度のスペクトル線の波長から試料中の元素を分析し、各スペクトル線の強度から各元素の濃度を分析している。例えば、合成樹脂で銅を被覆してなる被覆銅線において、前記合成樹脂に含まれる鉛又はカドミウムなどの有害元素の濃度の分析が行われている。
しかし、蛍光X線強度などの計測値は、被覆銅線の直径などの試料の厚さの影響を受けて、変動するという問題がある。この問題を解決する方法として、散乱X線強度の計測値を用いて、蛍光X線強度の計測値を補正する方法が用いられている(例えば、特許文献1参照)。図6(a)は、被覆銅線のX線スペクトルの計測結果の例を示す図であり、図6(b)は散乱X線強度を用いた補正の概略を説明する図である。図6(b)に示すように、散乱X線強度に基づいて試料の厚さ、及び、試料の厚さに対応する有害元素のスペクトル強度が求まる。
特開平7−197296号公報
散乱X線強度の計測値を用いることで試料の厚さの影響を補正できるが、被覆銅線の場合は、計測された散乱X線に試料内部の銅による散乱X線成分が含まれているため、計測された散乱X線強度に誤差が生じており、正確な補正が行えないという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、被覆材で物体を被覆してなる被照射体の前記被覆材の定量分析を行う際、前記物体の散乱X線成分の影響を取除いて、蛍光X線を正確に補正することにより、正確な前記被覆材の定量分析を行うことができるX線分析方法、X線分析装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、合成樹脂で銅を被覆してなる被覆銅線(被照射体)の合成樹脂に含まれる鉛又はカドミウムなどの有害元素の正確な定量分析を行うことができるX線分析方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記物体の散乱X線強度の影響を取除いた正確な前記被覆材の散乱X線強度を求めることができるX線分析装置を提供することを他の目的とする。
発明に係るX線分析方法は、被覆材で物体を被覆してなる被照射体にX線を照射し、照射により発生した蛍光X線強度及び散乱X線強度を計測し、散乱X線強度を用いて蛍光X線強度を補正し、補正した蛍光X線強度を用いて前記被覆材の定量分析を行うX線分析方法において、前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する第1の被照射体厚さを決定するステップと、前記物体の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第1の被照射体厚さに対応する前記物体の散乱X線強度を決定するステップと、前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第1の被照射体厚さに対応する前記被覆材の仮の散乱X線強度を決定するステップと、計測した散乱X線強度、前記物体の散乱X線強度、及び前記被覆材の仮の散乱X線強度に応じて、被照射体のX線照射部分における前記物体の割合を算出するステップと、前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係において、被照射体厚さに対応する前記物体の蛍光X線強度に、算出した前記割合を乗じることにより、前記割合に応じた蛍光X線強度特性を求めるステップと、前記割合に応じた蛍光X線強度特性において前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する第2の被照射体厚さを決定するステップと、前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第2の被照射体厚さに対応する前記被覆材の散乱X線強度を算出するステップとを有し、算出した前記被覆材の散乱X線強度を用いて前記被覆材の蛍光X線強度の計測値を補正し、補正した蛍光X線強度の計測値を用いて前記被覆材の定量分析を行うことを特徴とする。
発明に係るX線分析方法は、合成樹脂で銅を被覆してなる被照射体にX線を照射し、前記合成樹脂の定量分析を行うことを特徴とする。
発明に係るX線分析装置は、被覆材で物体を被覆してなる被照射体にX線を照射し、照射により発生した蛍光X線強度及び散乱X線強度を計測し、散乱X線強度を用いて蛍光X線強度を補正し、補正した蛍光X線強度を用いて前記被覆材の定量分析を行うX線分析装置において、前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係、前記物体の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係、及び前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する第1の被照射体厚さを決定する手段と、前記記憶部に記憶された前記物体の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第1の被照射体厚さに対応する前記物体の散乱X線強度を決定する手段と、前記記憶部に記憶された前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第1の被照射体厚さに対応する前記被覆材の仮の散乱X線強度を決定する手段と、計測した散乱X線強度、前記物体の散乱X線強度、及び前記被覆材の仮の散乱X線強度に応じて、被照射体のX線照射部分における前記物体の割合を算出する手段と、前記記憶部に記憶された前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係において、被照射体厚さに対応する前記物体の蛍光X線強度に、算出した前記割合を乗じることにより、前記割合に応じた蛍光X線強度特性を求める手段と、前記割合に応じた蛍光X線強度特性において前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する第2の被照射体厚さを決定する手段と、前記記憶部に記憶された前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第2の被照射体厚さに対応する前記被覆材の散乱X線強度を算出する算出手段とを備え、該算出手段で算出した前記被覆材の散乱X線強度を用いて前記被覆材の蛍光X線強度の計測値を補正し、補正した蛍光X線強度の計測値を用いて前記被覆材の定量分析を行うように構成されていることを特徴とする。
発明に係るX線分析装置は、第1の被照射体厚さと第2の被照射体厚さとの差を求め、求めた差の絶対値と予め定められた値との比較を行う手段と、前記差の絶対値が予め定められた値よりも大きい場合に、第1の被照射体厚さに前記第2の被照射体厚さを代入し、前記物体の散乱X線強度を決定する手段、前記被覆材の仮の散乱X線強度を決定する手段、前記割合を算出する手段、前記割合に応じた蛍光X線強度特性を求める手段、第2の被照射体厚さを決定する手段、及び前記比較を行う手段の動作を繰り返す手段とを更に備え、前記算出手段は、前記差の絶対値が予め定められた値以下である場合に、第2の被照射体厚さに対応する前記被覆材の散乱X線強度を算出するように構成されていることを特徴とする。
発明に係るコンピュータプログラムは、被覆材で物体を被覆してなる被照射体にX線を照射した際に発生する蛍光X線強度及び散乱X線強度の計測データを受付けたコンピュータに、散乱X線強度を用いた蛍光X線強度の補正処理を実行させ、補正した蛍光X線強度を用いた前記被覆材の定量分析処理を実行させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する第1の被照射体厚さを決定させる手順と、コンピュータに、前記物体の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第1の被照射体厚さに対応する前記物体の散乱X線強度を決定させる手順と、コンピュータに、前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第1の被照射体厚さに対応する前記被覆材の仮の散乱X線強度を決定させる手順と、コンピュータに、計測した散乱X線強度、前記物体の散乱X線強度、及び前記被覆材の仮の散乱X線強度に応じて、被照射体のX線照射部分における前記物体の割合を算出させる手順と、コンピュータに、前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係において、被照射体厚さに対応する前記物体の蛍光X線強度に、算出した前記割合を乗じることにより、前記割合に応じた蛍光X線強度特性を求めさせる手順と、コンピュータに、前記割合に応じた蛍光X線強度特性において前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する第2の被照射体厚さを決定させる手順と、コンピュータに、前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第2の被照射体厚さに対応する前記被覆材の散乱X線強度を算出させる手順とを含み、コンピュータに、算出した前記被覆材の散乱X線強度を用いて前記被覆材の蛍光X線強度の計測値を補正させ、補正した蛍光X線強度の計測値を用いて前記被覆材の定量分析を実行させることを特徴とする。
発明においては、被覆材で物体を被覆してなる被照射体にX線を照射し、照射により発生した蛍光X線強度及び散乱X線強度を計測し、予め決められた前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係、及び、前記物体の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する被照射体厚さを決定し、決定した被照射体厚さに対応する前記物体の散乱X線強度を決定し、この決定した前記物体の散乱X線強度及び計測した散乱X線強度に基づいて、前記被覆材の散乱X線強度を算出する。この算出した前記被覆材の散乱X線強度を用いて前記被覆材の蛍光X線強度の計測値を補正し、補正した蛍光X線強度の計測値を用いて前記被覆材の定量分析を行う。計測した散乱X線強度及び前記物体の散乱X線強度に基づいて算出した前記被覆材の散乱X線強度を用いて前記被覆材の蛍光X線強度を補正するため、前記物体の散乱X線強度を考慮した正確な前記被覆材の散乱X線強度を求めて、前記被覆材の蛍光X線強度の正確な補正を行うことができる。
発明においては、合成樹脂で銅を被覆してなる被覆銅線(被照射体)にX線を照射し、合成樹脂の定量分析を行う。例えば、合成樹脂に含まれる鉛又はカドミウムなどの有害元素の定量分析を行うことが可能である。
発明においては、前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、前記決定した被照射体厚さに対応する前記被覆材の仮の散乱X線強度を決定し、この決定した前記被覆材の仮の散乱X線強度、前記決定した物体の散乱X線強度、及び計測した散乱X線強度に基づいて、被照射体のX線照射部分における前記物体の割合を算出し、この算出した割合、決定した前記物体の散乱X線強度、及び計測した散乱X線強度に基づいて、前記被覆材の散乱X線強度を算出する。被照射体のX線照射部分における前記物体の割合に基づいて、正確な前記被覆材の散乱X線強度を算出することができる。
発明によれば、被覆材で物体を被覆してなる被照射体の前記被覆材に含まれる元素の定量分析を行う際、前記物体の蛍光X線強度に基づいて前記物体の散乱X線強度を求め、求めた前記物体の散乱X線強度と計測した散乱X線強度とに基づいて前記被覆材の散乱X線強度を求め、求めた前記被覆材の散乱X線強度に基づいて前記被覆材の蛍光X線強度を補正することにより、前記物体の散乱X線強度の影響による誤差を補正した正確な前記被覆材の散乱X線強度を用いて、前記被覆材の蛍光X線強度を正確に補正し、前記被覆材に含まれる元素の定量分析を正確に行うことができる。
発明によれば、合成樹脂で銅を被覆してなる被覆銅線(被照射体)にX線を照射し、合成樹脂に含まれる鉛又はカドミウムなどの有害元素の定量分析を正確に行うことができる。
発明によれば、被照射体の厚さに対応する前記被覆材の仮の散乱X線強度を更に求め、求めた前記被覆材の仮の散乱X線強度と前記物体の散乱X線強度と計測した散乱X線強度とに基づいて、被照射体のX線照射部分における前記物体の割合を算出し、算出した割合、求めた前記物体の散乱X線強度、及び計測した散乱X線強度に基づいて、前記被覆材の散乱X線強度を算出することにより、前記物体の散乱X線強度の影響を除いた正確な前記被覆材の散乱X線強度を求めることができる。正確な前記被覆材の散乱X線強度を用いて、前記被覆材の蛍光X線強度を正確に補正することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。X線分析装置は、被覆材で物体を被覆してなる被照射体(試料)にX線を照射し、照射により発生した蛍光X線強度及び散乱X線強度を計測し、散乱X線強度を用いて蛍光X線強度を補正し、補正した蛍光X線強度を用いて前記被覆材の定量分析を行う。本説明では、試料として、合成樹脂で銅を被覆してなる被覆銅線を用いた場合を例にして説明を行う。また、試料である被覆銅線の被覆材に含まれる鉛又はカドミウムなどの有害元素の濃度を計測する場合を例にして説明を行う。なお、水銀、クロムなどの有害元素の濃度を計測することも可能である。
図1は本発明に係るX線分析装置の構成を示す模式図である。X線分析装置は、箱型のX線分析装置本体1の下部に、X線を発生させるX線源2が設けられており、X線分析装置本体1の上部に、試料(被照射体)10が載置される載台3が配置されている。載台3には、X線を透過させるX線透過窓4が形成されている。X線透過窓4は、前記X線、後記する蛍光X線、散乱X線および可視光線を透過させ得る合成樹脂などの隔膜で閉じられている。また、載台3外周には側壁18が形成され、側壁18上部には開閉自在の蓋19が取付けられている。
また、X線分析装置本体1内には、前記X線源2から発生したX線をX線透過窓4に導くX線導管5が垂設されている。X線分析装置本体1内の上部には、前記X線透過窓4の周りから下方へ凸となり、中央に前記X線導管5上部が挿通された湾曲板1aが設けられており、該湾曲板1aと前記X線透過窓4との間の空間を密閉されたX線照射空間6としてある。X線照射空間6は、蛍光X線及び散乱X線の減衰などを防止するため、真空に保つことが好ましい。X線導管5はガラス等により形成されており、X線源2が発生したX線を例えば10μm〜5mm、好ましくは10μm〜100μmの細いビーム径に絞りつつ導き、この細いビーム径のX線をX線透過窓4(試料10)に向けて照射するように構成されている。なお、本説明では、X線導管を用いて1次X線を所定の径に絞って照射しているが、X線導管に代えコリメータ等の他のX線ガイド部材を用いて所定の径に絞ることもできる。
また、X線照射空間6内には、X線導管5から試料10にX線(1次X線)を照射することにより発生した蛍光X線及び散乱X線等の2次X線を検出する半導体検出器等の検出手段7と、X線透過窓4(試料10)を可視光線で照明する照明器(図示せず)と、X線導管5の周囲に配置され、試料10からの光をX線導管5の軸心と直交する方向へ反射させる反射体8と、該反射体8により反射した光を集光する集光レンズ9とが収容されている。
検出手段7は、前記湾曲板1aに挿入される円筒形のハウジング13の一端部(挿入側)に収容された状態でX線導管5に対して一側方に配置されている。X線源2から発生したX線をX線導管5の上端から載台3上の試料10に向けて照射することにより、蛍光X線及び散乱X線等の2次X線が発生し、この2次X線がX線照射空間6内で検出手段7によって検出される。なお、本説明では、1次X線を試料載置位置に対し垂直に照射し、その照射軸と約45度の角度で検出手段を配置しているが、本発明は1次X線の照射角度及び2次X線の検出角度をこれらの角度に限るものではない。
集光レンズ9は前記湾曲板1aに挿入される円筒形のハウジング14の一端部(挿入側)に収容された状態でX線導管5に対して検出手段7と反対側に配置されている。ハウジング14の他端部には、前記試料10を撮像するCCDカメラ等の撮像手段15が設けられている。集光レンズ9はその光軸が後述する反射体8の反射面とほぼ45度となるように配置されている。この集光レンズ9によって集光された光は撮像手段15としてのCCDカメラの受光部に入光される。
反射体8は、一側から中央部にかけて長孔形に切りかかれた挿通部を有し、この挿通部に前記X線導管5が挿通される鏡(反射面)からなり、X線導管5の軸周りで前記試料10の像を反射することができるように反射面を上向きにして前記ハウジング14に支持されている。即ち、反射体8は、X線導管5の周囲にX線導管5の軸心に対してほぼ45度となる角度で配置されており、試料10からの光(可視光線)をX線導管5の軸心に対してほぼ45度となる角度で反射させるように配置してある。反射体8で反射された試料10の像が、撮像手段15によって撮像される。なお、本説明では、X線照射位置を1次X線照射方向と同軸で撮像する構成を示すが、本発明はこれに限られるものではなく、また、同軸で観察する場合であっても、反射体8での反射角度を45度以外の所定の角度に構成してもよい。
以上のように構成されたX線分析装置の検出手段7が検出した検出値は、検出値に基づいて蛍光X線及び散乱X線の強度などを計測する計測手段16に送られる。計測手段16で計測された散乱X線強度及び蛍光X線強度などの計測データは、コンピュータ17に送られる。また、撮像手段15が撮像した画像データは、コンピュータ17に送られる。
図2はコンピュータ17の構成例を示すブロック図である。コンピュータ17は、CPU(Central Processing Unit)21と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のRAM22と、ハードディスクドライブ(以下、ハードディスク)23と、フレキシブルディスクドライブ又はCD−ROMドライブ等の外部記憶部24と、キーボード又はマウス等の入力部25と、表示装置又はプリンタ等の出力部26と、撮像手段15及び計測手段16との通信制御を行う通信インターフェイス(以下、通信I/F)27とを備える。
CPU21は、上述した各部22〜27の制御を行う。また、CPU21は、ハードディスク23又は外部記憶部24から読出したプログラム又はデータ、あるいは入力部25又は通信I/F27から受付けたデータ等をRAM22に記憶し、RAM22に記憶したプログラムの実行又はデータの演算等の各種処理を行い、各種処理結果又は各種処理に用いる一時的なデータをRAM22に記憶する。RAM22に記憶した演算結果等のデータは、CPU21により、ハードディスク23に記憶されたり、出力部26から出力される。
CPU21の制御により、通信I/F27が撮像手段15から受付けた画像データは出力部26に出力される。また、CPU21によって、通信I/F27が計測手段16から受付けた計測データはRAM22に記憶され、計測データに基づく表示データが作成され、作製された表示データ(計測結果)が出力部26に出力される。また、CPU21によって、計測データの分析処理が実行され、分析結果はRAM22又はハードディスク23に記憶され、分析結果は出力部26に出力される。
ハードディスク(記憶部)23には、合成樹脂で銅を被覆してなる被覆銅線(試料10)の銅の蛍光X線強度と試料厚さとの対応関係、銅の散乱X線強度と試料厚さとの対応関係、及び、合成樹脂の散乱X線強度と試料厚さとの対応関係に関するテーブル又は数式などの対応関係データが記憶されている。図3(a)は試料の厚さと銅の蛍光X線強度との対応関係を示す図であり、図3(b)は試料の厚さと銅の散乱X線強度との対応関係を示す図であり、図3(c)は試料の厚さと合成樹脂の散乱X線強度との対応関係を示す図である。
CPU21は、ハードディスク23から読出(取得)した対応関係データに基づいて、銅の蛍光X線強度の計測値に対応する試料の厚さを決定し、決定した試料の厚さに対応する銅の散乱X線強度を決定し、前記決定した試料の厚さに対応する合成樹脂の仮の散乱X線強度を決定する手段(決定手段)として動作する。
また、CPU21は、決定した銅の散乱X線強度及び計測した散乱X線強度に基づいて、合成樹脂の散乱X線強度を算出する手段(算出手段)として動作する。例えば、CPU21は、計測した散乱X線強度、決定した銅の散乱X線強度、及び決定した合成樹脂の仮の散乱X線強度に基づいて、試料10のX線照射部分における銅の割合を算出し、算出した割合、決定した銅の散乱X線強度、及び計測した散乱X線強度に基づいて、合成樹脂の散乱X線強度を算出する。
CPU21は、算出した合成樹脂の散乱X線強度を用いて合成樹脂の蛍光X線強度の計測値を補正し、補正した蛍光X線強度の計測値を用いて合成樹脂に含まれる元素の定量分析を行う。散乱X線強度を用いた蛍光X線強度の補正、及び、補正した蛍光X線強度を用いた定量分析は、従来と同様にして行うことが可能である。
CD−ROM等の記録媒体29に記録されたコンピュータプログラムを外部記憶部24で読出してハードディスク23又はRAM22に記憶してCPU21に実行させることにより、CPU21を上述した各手段として動作させることが可能である。
次に、本発明に係るX線分析装置を用いたX線分析方法について説明する。ユーザは、蓋19を開けて、試料10を載台3のX線透過部4付近に載置する。照明器からの照明等によって発生した光(可視光線)が試料10下面で反射し、さらに、反射体8の鏡面で反射して集光レンズ9から撮像手段15の受光部に入光され、試料10の撮像画像がコンピュータ17の表示装置(出力部26)に表示される。ユーザは、出力部26に表示された撮像画像に基づいて、試料10の載置位置を調整する。
載置位置の調整完了後、ユーザは、蓋19を閉じて、X線分析の開始を指示する。X線分析の開始の指示により、X線源2からX線が出力され、試料10へのX線の照射により生じた蛍光X線及び散乱X線が検出手段7で検出され、検出結果に基づく計測データが計測手段16からコンピュータ17に送られる。試料10に照射されるX線はX線導管5により細いビーム径に絞られているため、試料10の一部分にX線が照射される。本説明においては、出力部26に表示されている撮像画像は、反射体8により、X線導管5と同軸的な方向から撮像されており、例えば試料10の前記撮像画像中心部分に向けてX線が照射される。
試料10である被覆銅線は、種々の厚さ(断面)のものがあり、厚さに応じて蛍光X線強度が変動するため、測定データを受付けたコンピュータ17(CPU21)は、従来技術と同様に、散乱X線強度に基づいて、蛍光X線強度の補正を行う。ただし、散乱X線には銅の散乱X線成分も含まれており、従来技術では正確な散乱X線強度が得られない。本発明では、銅の散乱X線成分の影響を補正して、正確な散乱X線強度を求める。
図4は、散乱X線強度の補正手順の例を示すフローチャートである。CPU21により、ハードディスク23に記憶されている対応関係データ(図3(a))が読出(取得)され、銅の蛍光X線強度の計測値に対応する試料10の厚さt1が決定され(S10)、RAM22に記憶される。続いて、CPU21により、ハードディスク23に記憶されている対応関係データ(図3(b)、(c))が読出(取得)され、決定した試料10の厚さt1から、銅の散乱X線強度SC1,合成樹脂の散乱X線強度SR1が決定され(S12)、RAM22に記憶される。次に、CPU21により、散乱X線強度の計測値s(計測データ)から銅の割合rが算出され(S14)、RAM22に記憶される。
ここで、銅の割合rは、試料10のX線照射面積(照射部分)における銅の割合であり、X線照射面積が全て銅の場合はr=1となる。図5(a)は試料のX線照射面積の例を示す図である。散乱X線強度の計測値sと、銅の散乱X線強度SC1と、合成樹脂の散乱X線強度SR1と、銅の割合rとは、
s=SR1+(SC1×r)
となり、
r=(s−SR1)/SC1
である。CPU21は、RAM22に記憶されているs,SR1,SC1を用いてrを算出する。
次に、CPU21により、銅の蛍光X線強度特性がr倍される(S16)。図5(b)はr倍された銅の蛍光X線強度特性の例を示す図であり、図において、r倍された蛍光X線強度特性は1点鎖線で示してある。銅が100%の蛍光X線強度(実線で示す)をCPU21でr倍することにより、1点鎖線で示す蛍光X線強度が求まる。求めた蛍光X線強度特性はRAM22に記憶される。以下、1点鎖線で示す曲線が、銅の蛍光X線強度特性となる。CPU21により、RAM22に記憶した蛍光X線強度特性(一点鎖線で示す)に基づいて、銅の蛍光X線強度の計測値に対応する試料10の厚さt2が決定され(S18)、RAM22に記憶される。
次に、CPU21により、試料10の厚さt1、t2の差を求め、求めた差の絶対値と、予めハードディスク23に記憶されているΔtとの比較が行われる(S20)。絶対値|t1−t2|がΔt以下の場合(S20:YES)、CPU21により、試料10の厚さt2に対応する散乱X線強度が対応関係データ(図3(c))から求まり、求まった合成樹脂の散乱X線強度を用いて、従来と同様に、合成樹脂の蛍光X線強度の計測値が補正される(S24)。その後、CPU21により、補正された(S24)合成樹脂の蛍光X線強度の計測値に基づく表示データが作成され、出力部26に出力される。また、絶対値|t1−t2|がΔtより大きい場合(S20:NO)、CPU21により、t1にt2が代入され(S22)、S12に戻り、同様の処理が行われる。
上述した実施の形態においては、試料10として銅を合成樹脂で被覆してなる被覆銅線を例にして説明したが、合成樹脂で被覆されるのは銅に限定はされず、合成樹脂を貫通する蛍光X線を発生する任意の物質を合成樹脂で被覆することが可能である。また、銅などの物質を被覆するのは合成樹脂に限定はされず、銅などの物質から発生した蛍光X線を貫通させる任意の被覆材で被覆を行うことが可能である。
本発明に係るX線分析装置の構成を示す模式図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。 (a)は試料の厚さと銅の蛍光X線強度との対応関係を示す図であり、(b)は試料の厚さと銅の散乱X線強度との対応関係を示す図であり、(c)は試料の厚さと合成樹脂の散乱X線強度との対応関係を示す図である。 散乱X線強度の補正手順の例を示すフローチャートである。 (a)は試料のX線照射面積の例を示す図であり、(b)はr倍された蛍光X線強度特性の例を示す図である。 (a)は、被覆銅線のX線スペクトルの計測結果の例を示す図であり、(b)は散乱X線を用いた補正の概略を説明する図である。
符号の説明
2 X線源
3 載台
5 X線導管
7 検出手段
10 試料
15 撮像手段
16 計測手段
17 コンピュータ
21 CPU
23 ハードディスク
24 外部記憶部

Claims (5)

  1. 被覆材で物体を被覆してなる被照射体にX線を照射し、照射により発生した蛍光X線強度及び散乱X線強度を計測し、散乱X線強度を用いて蛍光X線強度を補正し、補正した蛍光X線強度を用いて前記被覆材の定量分析を行うX線分析方法において、
    前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する第1の被照射体厚さを決定するステップと、
    前記物体の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第1の被照射体厚さに対応する前記物体の散乱X線強度を決定するステップと、
    前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第1の被照射体厚さに対応する前記被覆材の仮の散乱X線強度を決定するステップと、
    計測した散乱X線強度、前記物体の散乱X線強度、及び前記被覆材の仮の散乱X線強度に応じて、被照射体のX線照射部分における前記物体の割合を算出するステップと、
    前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係において、被照射体厚さに対応する前記物体の蛍光X線強度に、算出した前記割合を乗じることにより、前記割合に応じた蛍光X線強度特性を求めるステップと、
    前記割合に応じた蛍光X線強度特性において前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する第2の被照射体厚さを決定するステップと、
    前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第2の被照射体厚さに対応する前記被覆材の散乱X線強度を算出するステップと
    を有し、算出した前記被覆材の散乱X線強度を用いて前記被覆材の蛍光X線強度の計測値を補正し、補正した蛍光X線強度の計測値を用いて前記被覆材の定量分析を行うことを特徴とするX線分析方法。
  2. 合成樹脂で銅を被覆してなる被照射体にX線を照射し、前記合成樹脂の定量分析を行うことを特徴とする請求項1記載のX線分析方法。
  3. 被覆材で物体を被覆してなる被照射体にX線を照射し、照射により発生した蛍光X線強度及び散乱X線強度を計測し、散乱X線強度を用いて蛍光X線強度を補正し、補正した蛍光X線強度を用いて前記被覆材の定量分析を行うX線分析装置において、
    前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係、前記物体の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係、及び前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係を記憶する記憶部と、
    該記憶部に記憶された前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する第1の被照射体厚さを決定する手段と、
    前記記憶部に記憶された前記物体の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第1の被照射体厚さに対応する前記物体の散乱X線強度を決定する手段と、
    前記記憶部に記憶された前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第1の被照射体厚さに対応する前記被覆材の仮の散乱X線強度を決定する手段と、
    計測した散乱X線強度、前記物体の散乱X線強度、及び前記被覆材の仮の散乱X線強度に応じて、被照射体のX線照射部分における前記物体の割合を算出する手段と、
    前記記憶部に記憶された前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係において、被照射体厚さに対応する前記物体の蛍光X線強度に、算出した前記割合を乗じることにより、前記割合に応じた蛍光X線強度特性を求める手段と、
    前記割合に応じた蛍光X線強度特性において前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する第2の被照射体厚さを決定する手段と、
    前記記憶部に記憶された前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第2の被照射体厚さに対応する前記被覆材の散乱X線強度を算出する算出手段と
    を備え、該算出手段で算出した前記被覆材の散乱X線強度を用いて前記被覆材の蛍光X線強度の計測値を補正し、補正した蛍光X線強度の計測値を用いて前記被覆材の定量分析を行うように構成されていることを特徴とするX線分析装置。
  4. 第1の被照射体厚さと第2の被照射体厚さとの差を求め、求めた差の絶対値と予め定められた値との比較を行う手段と、
    前記差の絶対値が予め定められた値よりも大きい場合に、第1の被照射体厚さに前記第2の被照射体厚さを代入し、前記物体の散乱X線強度を決定する手段、前記被覆材の仮の散乱X線強度を決定する手段、前記割合を算出する手段、前記割合に応じた蛍光X線強度特性を求める手段、第2の被照射体厚さを決定する手段、及び前記比較を行う手段の動作を繰り返す手段とを更に備え、
    前記算出手段は、
    前記差の絶対値が予め定められた値以下である場合に、第2の被照射体厚さに対応する前記被覆材の散乱X線強度を算出するように構成されていること
    を特徴とする請求項3記載のX線分析装置。
  5. 被覆材で物体を被覆してなる被照射体にX線を照射した際に発生する蛍光X線強度及び散乱X線強度の計測データを受付けたコンピュータに、散乱X線強度を用いた蛍光X線強度の補正処理を実行させ、補正した蛍光X線強度を用いた前記被覆材の定量分析処理を実行させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する第1の被照射体厚さを決定させる手順と、
    コンピュータに、前記物体の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第1の被照射体厚さに対応する前記物体の散乱X線強度を決定させる手順と、
    コンピュータに、前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第1の被照射体厚さに対応する前記被覆材の仮の散乱X線強度を決定させる手順と、
    コンピュータに、計測した散乱X線強度、前記物体の散乱X線強度、及び前記被覆材の仮の散乱X線強度に応じて、被照射体のX線照射部分における前記物体の割合を算出させる手順と、
    コンピュータに、前記物体の蛍光X線強度と被照射体厚さとの対応関係において、被照射体厚さに対応する前記物体の蛍光X線強度に、算出した前記割合を乗じることにより、前記割合に応じた蛍光X線強度特性を求めさせる手順と、
    コンピュータに、前記割合に応じた蛍光X線強度特性において前記物体の蛍光X線強度の計測値に対応する第2の被照射体厚さを決定させる手順と、
    コンピュータに、前記被覆材の散乱X線強度と被照射体厚さとの対応関係に基づいて、決定した第2の被照射体厚さに対応する前記被覆材の散乱X線強度を算出させる手順と
    を含み、コンピュータに、算出した前記被覆材の散乱X線強度を用いて前記被覆材の蛍光X線強度の計測値を補正させ、補正した蛍光X線強度の計測値を用いて前記被覆材の定量分析を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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