JP4415852B2 - 超音波美容器 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波美容器に関するものである。
予め特定の化粧材を顔等に塗布した後に、超音波照射用のプローブをその塗布部分に当てて超音波を照射することにより、化粧材の肌への浸透を促進させる超音波美容器が従来から提供されている。
これら従来の超音波美容器は、肌に接触する金属部と、この金属部の肌当接面と反対側に設けられる超音波振動子をハウジングに納装して成るプローブを具備しており、超音波振動子が振動することで、金属部を介して超音波を放射している。そして、超音波振動子を駆動する電圧を変化させることで超音波出力を可変としていた。
例えば、図12に示すように、出力電圧が異なる複数の定電圧回路101a,101b,...を備えて、超音波発振回路102は、図13(a)(b)に示すように定電圧回路101aの出力電圧V10、あるいは定電圧回路101bの出力電圧V20を超音波振動子103への出力レベルとし、パルス発振回路100が出力する発振信号に同期して超音波振動子103を振動させている。そして、出力電圧V10>出力電圧V20であり、超音波振動子103への出力電圧を出力電圧V10あるいは出力電圧V20に切り替えることで、超音波振動子103の振動振幅を切り替えて、超音波出力を可変としていた。
あるいは、図14に示すように可変電圧回路104を備えて、超音波発振回路102を介した超音波振動子103への出力電圧V30を変化させることで、超音波振動子103の振動振幅を変化させて、超音波出力を可変としていた。(例えば、特許文献1参照)
特開平11−114000号公報(段落番号[0014],[0024]、図1)
しかし、上記従来の超音波美容器は、超音波出力を可変とするために複数の定電圧回路101a,101b,...あるいは可変電圧回路104を用いており、コスト高の要因となっていた。
さらに超音波振動子103を駆動する電圧の大きさを変化させることで超音波出力を可変とする振幅制御を行っているため応答性が悪かった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コスト、且つ応答性の向上を図った超音波美容器を提供することにある。
請求項1の発明は、肌に接触する金属部、この金属部の肌当接面と反対側に設けられる超音波振動子をハウジングに納装して成るプローブと、振幅が固定された1つの定電圧を出力する定電圧回路と、定電圧回路の出力電圧によって発振出力を生成し、当該発振出力により超音波振動子を駆動する超音波発振回路と、ユーザが操作する操作スイッチと、超音波発振回路から超音波振動子への出力の振幅を一定としながら操作スイッチの操作によってオンデューティを可変とする制御を行う発振制御部と、プローブの金属部の肌への接触・非接触を検出する負荷検出回路とを備え、発振制御部は、操作スイッチの操作によって、動作モードが停止、弱モード、標準モード、停止の順に切り替わり、動作モードが停止時には、超音波発振回路から超音波振動子への出力を停止し、動作モードが弱モード時には、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに設定した状態で、負荷検出回路により金属部の肌への接触状態を検出したか否かを判別し、金属部の肌への接触状態を検出しない場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに維持し、金属部の肌への接触状態を検出した場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティより高い第2のオンデューティに段階的に変化させ、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第2のオンデューティに設定した状態で、負荷検出回路により金属部の肌への接触状態を検出したか否かを判別し、金属部の肌への接触状態を検出しない場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに変化させ、金属部の肌への接触状態を検出した場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第2のオンデューティに維持し、動作モードが標準モード時には、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに設定した状態で、負荷検出回路により金属部の肌への接触状態を検出したか否かを判別し、金属部の肌への接触状態を検出しない場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに維持し、金属部の肌への接触状態を検出した場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第2のオンデューティより高い第3のオンデューティに段階的に変化させ、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第3のオンデューティに設定した状態で、負荷検出回路により金属部の肌への接触状態を検出したか否かを判別し、金属部の肌への接触状態を検出しない場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに変化させ、金属部の肌への接触状態を検出した場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第3のオンデューティに維持することを特徴とする。
この発明によれば、超音波出力のオンデューティを可変として超音波出力を変化させることで、定電圧回路を1つのみ用いて構造を簡単にしてコストを低減することができ、さらには振幅制御に比べて応答性の向上を図ることができる。また、金属部が肌に接触していないときには超音波振動子から金属部を介して放射される超音波のレベルを低下させ、肌に接触する金属部の不要な温度上昇を抑えることができる。さらに、急激なオンデューティ変化による過電流を防止できる。
請求項2の発明は、請求項1において、プローブの金属部が移動していることを検出する移動検出回路を備え、発振制御部は、動作モードが弱モード時において、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第2のオンデューティに設定した状態で、移動検出回路により金属部が移動している状態を検出したか否かを判別し、金属部が移動している状態を検出しない場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに変化させ、金属部が移動している状態を検出した場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第2のオンデューティに維持し、動作モードが標準モード時において、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第3のオンデューティに設定した状態で、移動検出回路により金属部が移動している状態を検出したか否かを判別し、金属部が移動している状態を検出しない場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに変化させ、金属部が移動している状態を検出した場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第3のオンデューティに維持することを特徴とする。
この発明によれば、金属部が移動していないときには超音波振動子から金属部を介して放射される超音波のレベルを低下させ、金属部が肌の一所に長く留まって低温やけどを引き起こすことを防止できる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、超音波振動子の温度を検出する温度検出回路を備え、発振制御部は、温度検出回路が検出した超音波振動子の温度が低いときは超音波発振回路から超音波振動子への出力のオンデューティを高くし、超音波振動子の温度が高いときは超音波発振回路から超音波振動子への出力のオンデューティを低くすることを特徴とする。
この発明によれば、超音波振動子が異常振動を起こして温度が上昇したときに超音波出力を停止させることで超音波振動子の温度上昇を防止し、金属部が発熱することなく安全性を確保することができる。
請求項4の発明は、請求項2において、負荷検出回路により金属部の肌への非接触状態を検出していること、および移動検出回路により金属部が移動していない状態を検出していることを一定間隔で報知する報知回路を備えることを特徴とする。
この発明によれば、使用状態を報知することができ、安全性の向上を図ることができる。
以上説明したように、本発明では、定電圧回路を1つのみ用いて構造を簡単にしてコストを低減することができ、さらには振幅制御に比べて応答性の向上を図ることができるという効果がある。また、金属部が肌に接触していないときには超音波振動子から金属部を介して放射される超音波のレベルを低下させ、肌に接触する金属部の不要な温度上昇を抑えることができ、さらに、急激なオンデューティ変化による過電流を防止できるという効果もある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1に本発明の実施形態1のブロック図を示す。本実施形態の超音波美容器は、肌に接触する金属部1、この金属部1の肌当接面1aと反対側に設けられる超音波振動子2をハウジング3aに納装して成るプローブ3と、発振出力により超音波振動子2を駆動する超音波発振回路4と、超音波発振回路4から超音波振動子2への出力のオンデューティを可変とする制御を行う発振制御部5と、プローブ3の金属部1の肌への接触・非接触を検出する負荷検出回路10と、プローブ3の超音波振動子2の移動を検出する移動検出部11とを備えている。
図2に示すように、プローブ3のハウジング3aは使用者が手で把持するための把手部3cと、把手部3cの先端に設けられる本体部3bとから成り、本体部3bに金属部1が取り付けてある。
金属部1は有底筒形に形成されており、人の肌に接触させる肌当接面1aの裏側(反対側)に圧電素子等から成る超音波振動子2が貼着してある。而して、超音波振動子2の振動が金属部1を伝播し、金属部1の肌当接面1aから外部へ超音波が照射されるのである。なお、以下で括弧書きする数値は参考値であって、これに限定されるものではない。
発振制御部5は、超音波振動子2を駆動させる所定周波数(1MHz)の発振用パルス信号Vaを出力するパルス発振回路7と、Hレベルとなるオンデューティを可変としたデューティ制御信号Vb(オンデューティ可変で周波数66Hzの方形パルス信号)を出力するデューティ比制御回路8と、発振用パルス信号Vaとデューティ制御信号Vbとを入力とし、デューティ制御信号VbがHレベルのときのみ所定周波数の発振用パルス信号Vcを出力するAND素子9と、電源スイッチSW1及び電流ヒューズFを介して商用交流電源(AC100V)からの電源供給を受けて定電圧を超音波発振回路4に出力する定電圧回路6と、デューティ比制御回路8に接続された操作スイッチSW2とを備えている。
超音波発振回路4はコルピッツ発振回路から成る従来周知の回路構成を有し、発振制御部5からの発振用パルス信号Vcに同期して所定周波数の発振電圧Vdを電線20を介して超音波振動子2に印加することにより、超音波振動子2を間欠的に駆動するものである。すなわち、デューティ比制御回路8が出力するデューティ制御信号Vbのオンデューティを可変とすることで超音波振動子2の超音波出力を可変としており、このオンデューティの期間内は周波数、振幅一定で超音波振動子2を駆動する。図3(a)はオンデューティTon1の超音波出力波形、図3(b)はオンデューティTon2の超音波出力波形であり、ここでオンデューティTon1<Ton2であり、オンデューティTon2で駆動するほうがオンデューティTon1で駆動するより、超音波出力は大きくなる。
負荷検出回路10は、超音波発振回路4から超音波振動子2に流れる電流Icを検出し、その検出値を所定のしきい値と比較する判定回路を備え、判定回路の比較結果を負荷検出信号Ve(Hレベル又はLレベルの信号)として、発振制御部5が具備するデューティ比制御回路8に出力するものである。すなわち、金属部1が肌と非接触の状態では金属部1の振動振幅が最大となるために超音波振動子2の電気的インピーダンスが小さくなり(20Ω)、反対に金属部1が肌と接触している状態では金属部1の振動振幅が小さくなるために超音波振動子2のインピーダンスが大きくなる(40Ω)ので、電流Icの検出値の変化によって金属部1の肌への接触・非接触を検出することができる。
金属部1を肌に接触させた場合には超音波振動子2から放射される超音波のエネルギが肌に伝わるために金属部1での不要な温度上昇は起こらないが、金属部1を肌に接触させていない場合には金属部1の不要な温度上昇が生じる。そこで、このような金属部1の不要な温度上昇を防止するために、負荷検出回路10により金属部1の肌への接触・非接触を検出し、デューティ比制御回路8は、負荷検出回路10からの負荷検出信号Veに応じてデューティ制御信号VbがHレベルになるオンデューティを変化させる。
すなわち、金属部1の肌への接触状態を検出しているとき(負荷有り時)は、デューティ比制御回路8が出力するデューティ制御信号Vbのオンデューティを高くすることで、AND素子9が出力する発振用パルス信号Vcのオンデューティを高くし、超音波発振回路4が出力する発振電圧Vdのオンデューティを高くして、超音波振動子2の超音波出力を大きくしている。一方、金属部1の肌への非接触状態を検出しているとき(負荷無し時)は、デューティ比制御回路8が出力するデューティ制御信号Vbのオンデューティを低くすることで、AND素子9が出力する発振用パルス信号Vcのオンデューティを低くし、超音波発振回路4が出力する発振電圧Vdのオンデューティを低くして、超音波振動子2の超音波出力を小さくして、金属部1の不要な温度上昇を防止している。
また、移動検出回路11も超音波発振回路4から超音波振動子2に流れる電流Icを検出する。この電流Icの検出値には、超音波振動子2の超音波振動を表わす高周波成分に加えて、金属部1の肌上での移動時に伴って生じる摺動音に基づく低周波成分が含まれる。そこで、移動検出回路11は、電流Icの検出値から上記低周波成分を取り出すローパスフィルターと、ローパスフィルターの出力を所定のしきい値と比較する判定回路とで構成され、判定回路の比較結果を移動検出信号Vf(Hレベル又はLレベルの信号)として、発振制御部5が具備するデューティ比制御回路8に出力するものである。すなわち、金属部1が肌に接触して移動している状態では摺動音に基づく低周波成分が大きくなり、金属部1が肌に接触して移動していない状態では摺動音に基づく低周波成分が小さくなるので、電流Icの検出値に含まれる低周波成分の変化によって金属部1の肌上での移動を検出することができる。
金属板1を長い間同じ箇所に接触させていると低温やけどを起こしてしまうことがある。そこで、低温やけどの発生を防止するために、移動検出回路11により金属部1の肌上での移動を検出し、デューティ比制御回路8は、移動検出回路11からの移動検出信号Vfに応じてデューティ制御信号VbがHレベルになるオンデューティを変化させる。
すなわち、金属部1の肌上での移動状態を検出しているときは、デューティ比制御回路8が出力するデューティ制御信号Vbのオンデューティを高くすることで、AND素子9が出力する発振用パルス信号Vcのオンデューティを高くし、超音波発振回路4が出力する発振電圧Vdのオンデューティを高くして、超音波振動子2の超音波出力を大きくしている。一方、金属部1が肌上で移動していない状態を検出しているときは、デューティ比制御回路8が出力するデューティ制御信号Vbのオンデューティを低くすることで、AND素子9が出力する発振用パルス信号Vcのオンデューティを低くし、超音波発振回路4が出力する発振電圧Vdのオンデューティを低くして、超音波振動子2の超音波出力を小さくして、低温やけどの発生を防止している。
図4は操作のフローチャートを示し、まず電源スイッチSW1をオンすることで電源がオンし、次に操作スイッチSW2を1回押下すると超音波出力が小さい弱モードになり、2回押下すると超音波出力が大きい標準モードになり、3回押下すると超音波出力を停止する。すなわち、操作スイッチSW2を押下する毎に、弱モード→標準モード→停止の順に切り替わるのである。
図5は弱モードでの動作を示すフローチャートであり、弱モードが開始されると(ステップS1)、デューティ比制御回路8は、まずデューティ制御信号Vbのオンデューティを10%に設定することで、超音波発振回路4が出力する発振電圧Vdをオンデューティ10%に設定し(ステップS2)、負荷検出回路10からの負荷検出信号Veに応じて、負荷の有り/無しを判別する(ステップS3)。金属部1の肌への接触状態を検出していない場合(負荷無し)は、ステップS2に戻ってオンデューティ10%での動作を継続し、金属部1の肌への接触状態を検出している場合(負荷有り)は、オンデューティ30%での動作に切り替える(ステップS4)。そしてオンデューティ30%での動作時に、再び負荷の有り/無しを判別し(ステップS5)、金属部1の肌への接触状態を検出していない場合(負荷無し)は、ステップS2に戻ってオンデューティ10%での動作に切り替え、金属部1の肌への接触状態を検出している場合(負荷有り)は、オンデューティ30%での動作を継続して、移動検出回路11からの移動検出信号Vfに応じて、移動の有り/無しを判別する(ステップS6)。金属部1の肌上での移動状態を検出していない場合(移動無し)は、ステップS2に戻ってオンデューティ10%での動作に切り替え、金属部1の肌上での移動状態を検出している場合(移動有り)は、ステップS4に戻ってオンデューティ30%での動作を継続する。
図6は標準モードでの動作を示すフローチャートであり、ステップS11〜ステップS16は、弱モードのステップS1〜ステップS6に各々対応しており、弱モードとの違いは、金属部1の肌への接触状態を検出し(負荷有り)、且つ金属部1の肌上での移動状態を検出している場合(移動有り)は、オンデューティ50%での動作を行なう点である(ステップS14)。
図7は、デューティ比制御回路8による標準モード時のオンデューティ可変動作を示しており、オンデューティDを10%から50%まで可変させるときは、所定時間T1(15msec)毎にオンデューティDを10%刻みで50%になるまで段階的に可変させて、トータル時間T0(75msec=15msec×5)後にオンデューティDが50%に達するように制御する。弱モード時にオンデューティDを10%から30%まで可変させるときは、所定時間T1(15msec)毎にオンデューティを10%刻みで30%になるまで段階的に可変させる。オンデューティを徐々に変化させることで、急激なオンデューティ変化による負荷の増大を抑制して、超音波振動子2に過電流が流れることを防止している。
このように、本実施形態では、1つの定電圧回路6を用いて、超音波出力のオンデューティを可変として超音波出力を変化させることで、複数の定電圧回路や可変電圧回路を用いた従来例に比べて構造が簡単でコストを低減することができ、さらには従来例の振幅制御に比べて応答性が向上している。
(実施形態2)
図8に本発明の実施形態2のブロック図を示す。本実施形態の超音波美容器は、実施形態1の構成に報知回路12を設けたもので、報知回路12は、負荷検出回路10が出力する負荷検出信号Ve、移動検出回路11が出力する移動検出信号Vfに基づいて、LEDの点滅、あるいはブザーの鳴動等によって報知動作を行う。
図9は標準モードでの動作を示すフローチャートであり、標準モードが開始されると(ステップS21)、デューティ比制御回路8は、まずデューティ制御信号Vbのオンデューティを10%に設定することで、超音波発振回路4が出力する発振電圧Vdをオンデューティ10%に設定し(ステップS22)、負荷検出回路10からの負荷検出信号Veに応じて、負荷の有り/無しを判別する(ステップS23)。金属部1の肌への接触状態を検出していない場合(負荷無し)は、報知回路12による報知動作が15秒間隔で行なわれる(ステップS27)。金属部1の肌への接触状態を検出している場合(負荷有り)は、オンデューティ50%での動作に切り替える(ステップS24)。
そしてオンデューティ50%での動作時に、再び負荷の有り/無しを判別し(ステップS25)、金属部1の肌への接触状態を検出していない場合(負荷無し)は、報知回路12による報知動作が15秒間隔で行なわれる(ステップS27)。金属部1の肌への接触状態を検出している場合(負荷有り)は、オンデューティ50%での動作を継続して、次に移動検出回路11からの移動検出信号Vfに応じて、移動の有り/無しを判別する(ステップS26)。金属部1の肌上での移動状態を検出していない場合(移動無し)は、報知回路12による報知動作が15秒間隔で行なわれる(ステップS27)。金属部1の肌上での移動状態を検出している場合(移動有り)は、ステップS24に戻ってオンデューティ50%での動作を継続する。
ステップS27において報知回路12による報知動作が15秒間隔で行なわれるが、この報知動作が連続10回行なわれるまでは(ステップS28)、ステップS22に戻って上記動作を繰り返す。報知動作が連続10回行なわれた場合は(ステップS28)、報知回路12から定電圧回路6へ異常停止信号Vgが出力され、定電圧回路6は超音波発振回路4への出力を停止して超音波出力を異常停止させる(ステップS29)。
このように、報知回路12によって、金属部1の肌への非接触状態、および金属部1が移動していない状態を所定間隔で報知することで、安全性をより確保することができる。
なお、この報知動作は弱モード時においても同様に行なわれる。
(実施形態3)
図10に本発明の実施形態3のブロック図を示す。本実施形態の超音波美容器は、実施形態2の構成に温度検出回路13と温度センサ14とを設けたもので、温度センサ14は超音波振動子2の近傍に配置され、温度検出回路13は温度センサ14の出力によって超音波振動子2の温度を検出する。
図11は標準モードでの動作を示すフローチャートであり、標準モードが開始されると(ステップS31)、デューティ比制御回路8は、まずデューティ制御信号Vbのオンデューティを10%に設定することで、超音波発振回路4が出力する発振電圧Vdをオンデューティ10%に設定し(ステップS32)、負荷検出回路10からの負荷検出信号Veに応じて、負荷の有り/無しを判別する(ステップS33)。金属部1の肌への接触状態を検出していない場合(負荷無し)は、報知回路12による報知動作が15秒間隔で行なわれる(ステップS40)。金属部1の肌への接触状態を検出している場合(負荷有り)は、温度検出回路13からの温度検出信号Vhに応じて、超音波振動子2の温度が38℃以下であればオンデューティ50%での動作に切り替え(ステップS35)、温度38〜45℃であればオンデューティ20%での動作に切り替え(ステップS36)、温度が45℃以上であれば温度検出回路13から定電圧回路6へ異常停止信号Vgが出力され、定電圧回路6は超音波発振回路4への出力を停止して超音波出力を異常停止させる(ステップS37)。
そしてオンデューティ20%あるいは50%での動作時に、再び負荷の有り/無しを判別し(ステップS38)、金属部1の肌への接触状態を検出していない場合(負荷無し)は、報知回路12による報知動作が15秒間隔で行なわれる(ステップS40)。金属部1の肌への接触状態を検出している場合(負荷有り)は、オンデューティ20%あるいは50%での動作を継続して、次に移動検出回路11からの移動検出信号Vfに応じて、移動の有り/無しを判別する(ステップS39)。金属部1の肌上での移動状態を検出していない場合(移動無し)は、報知回路12による報知動作が15秒間隔で行なわれる(ステップS40)。金属部1の肌上での移動状態を検出している場合(移動有り)は、ステップS33に戻る。
ステップS40において報知回路12による報知動作が15秒間隔で行なわれるが、この報知動作が連続10回行なわれるまでは(ステップS41)、ステップS32に戻って上記動作を繰り返す。報知動作が連続10回行なわれた場合は(ステップS41)、報知回路12から定電圧回路6へ異常停止信号Vgが出力され、定電圧回路6は超音波発振回路4への出力を停止して超音波出力を異常停止させる(ステップS42)。
このように、超音波発振回路4の異常動作等により超音波振動子2が異常振動を起こして温度が上昇すれば超音波出力のオンデューティを低くし、さらに温度が上昇すれば超音波出力を異常停止させることで、安全性をより確保することができる。
なお、この温度検出動作および報知動作は弱モード時においても同様に行なわれる。
本発明の実施形態1の超音波美容器の構成を示すブロック図である。 同上のプローブの側面断面図である。 (a)は低出力時(b)は高出力時の同上の超音波出力波形図である。 同上のスイッチ操作の動作フロー図である。 同上の弱モード時の動作フロー図である。 同上の標準モード時の動作フロー図である。 同上の標準モード時のオンデューティ可変動作を示す図である。 本発明の実施形態2の超音波美容器の構成を示すブロック図である。 同上の標準モード時の動作フロー図である。 本発明の実施形態3の超音波美容器の構成を示すブロック図である。 同上の標準モード時の動作フロー図である。 従来の超音波美容器の概略構成を示すブロック図である。 (a)は高出力時(b)は低出力時の従来の超音波出力波形図である。 従来の超音波美容器の別の概略構成を示すブロック図である。
1 金属部
2 超音波振動子
3 プローブ
4 超音波発振回路
5 発振制御部
6 定電圧回路
7 パルス発振回路
8 デューティ比制御回路
9 AND素子
10 負荷検出回路
11 移動検出部

Claims (4)

  1. 肌に接触する金属部、この金属部の肌当接面と反対側に設けられる超音波振動子をハウジングに納装して成るプローブと、振幅が固定された1つの定電圧を出力する定電圧回路と、定電圧回路の出力電圧によって発振出力を生成し、当該発振出力により超音波振動子を駆動する超音波発振回路と、ユーザが操作する操作スイッチと、超音波発振回路から超音波振動子への出力の振幅を一定としながら操作スイッチの操作によってオンデューティを可変とする制御を行う発振制御部と、プローブの金属部の肌への接触・非接触を検出する負荷検出回路とを備え
    発振制御部は、
    操作スイッチの操作によって、動作モードが停止、弱モード、標準モード、停止の順に切り替わり、
    動作モードが停止時には、超音波発振回路から超音波振動子への出力を停止し、
    動作モードが弱モード時には、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに設定した状態で、負荷検出回路により金属部の肌への接触状態を検出したか否かを判別し、金属部の肌への接触状態を検出しない場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに維持し、金属部の肌への接触状態を検出した場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティより高い第2のオンデューティに段階的に変化させ、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第2のオンデューティに設定した状態で、負荷検出回路により金属部の肌への接触状態を検出したか否かを判別し、金属部の肌への接触状態を検出しない場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに変化させ、金属部の肌への接触状態を検出した場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第2のオンデューティに維持し、
    動作モードが標準モード時には、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに設定した状態で、負荷検出回路により金属部の肌への接触状態を検出したか否かを判別し、金属部の肌への接触状態を検出しない場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに維持し、金属部の肌への接触状態を検出した場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第2のオンデューティより高い第3のオンデューティに段階的に変化させ、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第3のオンデューティに設定した状態で、負荷検出回路により金属部の肌への接触状態を検出したか否かを判別し、金属部の肌への接触状態を検出しない場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに変化させ、金属部の肌への接触状態を検出した場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第3のオンデューティに維持する
    ことを特徴とする超音波美容器
  2. プローブの金属部が移動していることを検出する移動検出回路を備え、
    発振制御部は、
    動作モードが弱モード時において、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第2のオンデューティに設定した状態で、移動検出回路により金属部が移動している状態を検出したか否かを判別し、金属部が移動している状態を検出しない場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに変化させ、金属部が移動している状態を検出した場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第2のオンデューティに維持し、
    動作モードが標準モード時において、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第3のオンデューティに設定した状態で、移動検出回路により金属部が移動している状態を検出したか否かを判別し、金属部が移動している状態を検出しない場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第1のオンデューティに変化させ、金属部が移動している状態を検出した場合、超音波発振回路から超音波振動子への出力を第3のオンデューティに維持する
    ことを特徴とする請求項1記載の超音波美容器。
  3. 超音波振動子の温度を検出する温度検出回路を備え、発振制御部は、温度検出回路が検出した超音波振動子の温度が低いときは超音波発振回路から超音波振動子への出力のオンデューティを高くし、超音波振動子の温度が高いときは超音波発振回路から超音波振動子への出力のオンデューティを低くすることを特徴とする請求項1または2記載の超音波美容器。
  4. 負荷検出回路により金属部の肌への非接触状態を検出していること、および移動検出回路により金属部が移動していない状態を検出していることを一定間隔で報知する報知回路を備えることを特徴とする請求項2記載の超音波美容器。
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