JP4413142B2 - 研磨流動媒体をスプレーするための医療又は歯科医療用ハンドピースのカニューレ - Google Patents

研磨流動媒体をスプレーするための医療又は歯科医療用ハンドピースのカニューレ Download PDF

Info

Publication number
JP4413142B2
JP4413142B2 JP2004545900A JP2004545900A JP4413142B2 JP 4413142 B2 JP4413142 B2 JP 4413142B2 JP 2004545900 A JP2004545900 A JP 2004545900A JP 2004545900 A JP2004545900 A JP 2004545900A JP 4413142 B2 JP4413142 B2 JP 4413142B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cannula
flow path
delivery line
sleeve
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004545900A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006503624A (ja
Inventor
ヴィーク・ハンス‐ディーター
モーン・ウヴェ
グーゲル・ベルント
Original Assignee
カルテンバッハ ウント フォイクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カルテンバッハ ウント フォイクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト filed Critical カルテンバッハ ウント フォイクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
Publication of JP2006503624A publication Critical patent/JP2006503624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4413142B2 publication Critical patent/JP4413142B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24CABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C1/00Methods for use of abrasive blasting for producing particular effects; Use of auxiliary equipment in connection with such methods
    • B24C1/003Methods for use of abrasive blasting for producing particular effects; Use of auxiliary equipment in connection with such methods using material which dissolves or changes phase after the treatment, e.g. ice, CO2
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C3/00Dental tools or instruments
    • A61C3/02Tooth drilling or cutting instruments; Instruments acting like a sandblast machine
    • A61C3/025Instruments acting like a sandblast machine, e.g. for cleaning, polishing or cutting teeth
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24CABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C11/00Selection of abrasive materials or additives for abrasive blasts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24CABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C5/00Devices or accessories for generating abrasive blasts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C3/00Dental tools or instruments
    • A61C3/02Tooth drilling or cutting instruments; Instruments acting like a sandblast machine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Description

本発明は、研磨流動媒体による人間及び動物の治療のためのカニューレに関する。好ましくは、気体流動媒体、特に、研磨粒子、例えば、研磨剤を混入した空気、又は圧縮空気を含む。カニューレはカニューレ基部、カニューレ基部から前方に伸長するカニューレ軸、カニューレ軸の前端領域に配置され、側方を向く出口ノズルからなる。これにより、出口ノズル前に位置する治療部位はカニューレにより僅かに隠れるだけであり、患者の口腔内等の体の体腔内に位置する場合であっても、治療を施す人は、治療部位に上手く接近し、良好な視界が得られる。
研磨流動媒体は、圧力で出口ノズルより噴出され、表面の汚染を除去する目的に使用することができ、その際に表面自体は穏やかに扱われる。しかしながら、表面から物質を除去するため等に表面自体を研磨するように作用可能である。従って、流動媒体の効果は、混入される粒子の摩損性による。
本発明に関する種類のカニューレには、カニューレが前方に突出し、カニューレの担体を形成しているハンドピース、又はハンドインスツルメントが備わっている。機能的に作動する際、ハンドピースは治療を実施する人に手で把持され、カニューレを治療部位へ向けて動かされる。治療部位において動かす本発明に関する種類で最も知られているハンドピースは、研磨粒子が、ハンドピースに設置された供給容器からハンドピースを通る流動の間に気流に混入される。
第1のカニューレ、及び関連するハンドピースについて、流動媒体は、出口ノズル領域の空気と粒子の混合体に水を混合して、研磨粒子と水が混合された空気、又は圧縮空気からなり、研磨粒子は、湿潤すると数分後に水に溶解する物質である。そのような、流動媒体は、特に、表面から汚染を清浄するために最適である。歯科医療の用途において、例えば、喫煙によるステイン及び歯垢等の汚染を歯の表面から除去することができる。研磨粒子は、例えば、重炭酸ナトリウムNaHCO(また、炭酸水素ナトリウムとも言う)がよい。第1のハンドインスツルメントに関するカニューレは欧州特許第0834291B1号明細書に記載される。
第2のカニューレ、及び関連するハンドピースの場合、粒子の摩損性がより大きく、水に溶解しない物質、例えば、酸化アルミニウム(Al)又は、コランダム粒子が用いられる。そのような研磨粒子は例えば水なしで空気だけで流動媒体を形成することができるので、水の供給を省くことができる。
第1及び第2のカニューレは、機能的に作動する際、貫流する研磨粒子に起因する磨耗にさらされる。この磨耗は、流動媒体の方向変更により、特に2つの配送流路部分間の頂点領域において起こる。
欧州特許第0834291B1号明細書
本発明の目的は、可使時間を増大するために関係するカニューレに関する。この目的は、請求項1又は30の特徴により達成される。
請求項1による構成の場合、本発明の流路は先端領域において、第一送出流路に軸対称に位置し、カニューレ軸の材料よりも耐摩耗性である材料からなる衝突面を持つ衝突壁を有する。これにより可使時間が延長される。好ましくは、材料は、研磨効果がある粒子に関し、機能的に作動する際、研磨、又は磨耗が僅かに起こるか、又は、全く起こらないような耐摩耗性を有する。しかしながら、材料がある程度耐摩耗性であるので磨耗が減少する場合であっても、可使時間を増大させるという所望の目的は達成できる。
カニューレ内の流路部分を囲む保護壁が、本発明に対応して構成される場合にも本発明によって達成される利点が対応した構成に適応される。この構成は、衝突壁の適切な構成の組み合わせでも適合するが、また、本発明の保護壁の構成のみでも、特に、可使時間の増大のために、衝突壁の領域に異なる解決策が使用される場合に可使時間の増大という所望の目的が達成される。
衝突壁及び/又は保護壁の材料は合金鋼、超硬合金が大変適切である。しかしながら、硬さ、及び弾性が指定された制限内である場合に、プラスチックもまた驚くべきほど、衝突壁及び/又は保護壁に適切であることが分かった。
請求項30による構成の場合、第1流路部分の端部領域において拡大流路が配置される。この拡大流路は、緩和室を形成し、カニューレが作動する際、圧力、及び流速が軽減される。結果として、研磨粒子の塊、及び摩損性も減少され、第1流路部分に対峙する壁端領域における磨耗が軽減される。拡大流路と第2流路部分の間の移行領域において、穏やかな層流を達成するために、この移行領域に、収束するようなもの、具体的には、第2流路部分への空洞の円錐形の移行物を与えるのがよい。これにより、流れが向上するだけでなく、第2流路部分における粒子の摩損性が減少し、従って、第2流路部分の磨耗が軽減される。
カニューレには、機能的に作動する際、人間、及び/又は動物に接触する目的が含まれる。多くの場合に、体に対する操作時に接触が起こり、体の特定の刺激官能性があるところにおいての接触であることを考慮しなければならない。従って、この種類に関するカニューレは、人間、又は動物との適合性を特に必要条件とする。更に、特別な必要条件はカニューレ強度に対して要求される。後者は、特に、カニューレが出来るだけ小さい断面を有すると予想される負荷も出来るだけ小さくあるべきであるという観点から、より小さく、又はより細い構造型の場合にも検討すべきである。
従って、更に、本発明の目的は、請求項2の序文に記載する種類のカニューレに関して、治療する体との適合性を向上することである。
この目的は、請求項2の特徴により達成される。本発明の有利な発展は、関連する従属項に示される。
本発明によるこれらの構成の場合、カニューレ軸はセラミック材料からなる。これにより、カニューレは魅力的で高価な外観だけでなく、また本体に関しても特に、本体とカニューレの温度差に関しても良好な適合性が与えられる。本発明によるカニューレは熱伝導性が低く、比較的温度差が大きい場合でも、著しい不適合は発生しない。
セラミック材料は、鋳型鋳造、及び加圧成形され、この構造は異なる構成が含まれる場合でさえも、単純で経済的な製品の製造が可能となる。本発明による構造の更なる利点は、セラミック材料の場合に、問題無く消毒、殺菌、又は滅菌することが出来る無反応な材料を含み、このことは、医療、又は歯科医療用ハンドピース用カニューレの場合に重要である。また、硬質セラミック材料を用いることも効果的である。これにより、カニューレはまたより耐摩耗性が向上する。
衝突壁は、挿入部分により形成され、好ましくは、カニューレの壁の貫通受入穴に、例えば、ねじ込み等で嵌着される。流動媒体の流れ方向に関して、以下の場合に衝突壁の好ましい配置が提供される。送出流路部分に含まれる角の2等分線に対して直角に配置される場合であり、その結果、流路部分、及び好ましくは平らな衝撃壁により含まれる角度、はいずれの場合にも同じであり、入射角度は、反射角度におおよそ対応する。
水不溶性材料の研磨粒子が使用される場合に水も含む流動媒体を用いることは特に有効である。なぜならば水を用いることで、粒子の治療場所への影響がより少なくなるためである。しかしながら、特に、患者の口腔内の場合等、小さく、且つカニューレの接近が難しい部位にカニューレで接近可能にするため、必要とされる水の送出について、第2送出ラインを設けてカニューレをより大きい構造型にすることは避けなければならない。よって、必然的に単純で経済的な製造可能な構造を確定すべきである。
従って、本発明は、更に請求項16の序文に記載する種類のカニューレを単純で小さい構造に構成することも目的とする。
この目的は、請求項16の特徴により達成される。本発明の有利な発展は、関連する従属項に示される。
請求項16による構造に関して、第2の送出ラインの少なくとも一つは同軸上の配置であるため、コンパクトな構造だけでなく、単純な構造を得ることができ、流路スリーブが真直ぐに伸長するため、単純で前もって加工された流路スリーブを、嵌入して使用することができる。
ハンドピースに繋がれたカニューレは、様々な患者に用いられるため、汚染、又は病原体が次の患者に転移することがない衛生状態を備えなければならない。特別に危険な領域は、とりわけ、水の送出ラインであり、汚染、又は病原体が特に容易に移動することができ、従って、後方に戻って移動されうる。これは、また、研磨粒子、特に、水不溶性材料の場合にもあてはまりが、水が溶解により影響を及ぼされるので水溶性材料の場合でも、当てはまる。粒子そのものと粒子が溶解した水のどちらも、汚染可能であり、また、カニューレの後方領域にある繊細な部品、又はカニューレと結合するハンドピースの機能、例えば、カニューレとハンドピースの間、又はハンドピースと結合された供給ラインの間の取外可能な結合等にも影響する。
従って、本発明の目的は更に、関係する種類のカニューレの衛生の向上である。更に、汚染、及び/又は病原体の水送出ラインへの影響を避ける、又は減少させるべきである。
この目的は請求項19の特徴により達成される。
本発明による構成に関して、カニューレの水送出ラインにおいて逆流遮断弁が配置される。これはいくつかの理由のため有利である。一方で遮断弁は、汚染、及び/又は病原体の逆移送を防止して、衛生を向上させる。
更に、遮断弁により、研磨粒子がカニューレ、又はハンドピースの後方領域に達し、機能的な破壊の原因となることを防ぐ。特に、ハンドピースの構造を著しく損傷しうる水不溶解粒子を使用する場合に適用される。
カニューレは、カニューレ内を1つの送出ライン、及び、特に2つの送出ラインが伸長するどちらの場合でも、例えば、流路を加える、耐磨耗材料のラインスリーブ、ノズル、又は挿入部分を設置する等の様々な製造手段を必要とする部品である。これは、伸長構造型でありながら側方を向く出口ノズルがあるため難しい。
更に、本発明の目的は、請求項24の序文に記載される種類のカニューレを構成するためであり、より単純に、且つより少ない費用で製造、及び組み立て可能となる。
本発明は、請求項24の特徴により達成することができる。本発明の有利な発展は、関連する従属項に示される。
請求項24に記載の本発明によるカニューレの場合、カニューレ軸は差込結合、又はねじ込み結合形態の結合装置により、互いに連結される2つの長手部分からなる。これにより、個別の2つのカニューレ部分の製造、事前製作、取付け手段を実施することができる。よって、特に、内部製造又は取付け手段のためにカニューレ部分への近接性が非常に単純化され、従って、これらの手段をより単純に、より早く、より経済的に実施することができる。
よって、長手部分は、差込結合、又はねじ込み結合形態の結合により互いに結合される。どちらの場合も、一方の長手部分には、連結収容部及び、他方の長手部分には、連結ピンがあり、連結ピンが連結収容部に、例えば、圧入、接着、ハンダ付け、溶接、ねじ込みにより導入され固定される。長手部分の外面を互いに半径方向に段差を形成しないように終端処理することで、治療が施される体に滑り接触する際に、障害を形成しない。
本発明の構成は、特に、2つの送出ラインが伸長するカニューレに適切である。なぜならこの場合、内部構造が複雑で外部からの接近が難しいからである。
第2送出ラインが、前方長手部分に、軸に対して平行、又は斜めに、後部から出口ノズルに向かって伸長するライン部分を有する場合に単純な構造が達成される。このライン部分をカニューレの側部に出口ノズルに向かって配置すると、有利な構造が得られる。なぜなら放射状の分岐は小さな構造を可能にするが、ライン部分が出口ノズルに向かって直接伸長するため単純な構造が予め決められるからである。これに本発明のカニューレの構造の更なる特徴が寄与する。
本発明は、また、研磨粒子用供給容器を有するハンドピースに関する。欧州特許第0834291B1号明細書に開示されるように粒子と気流の混合がうまく機能することを確実にするため、気流による供給容器内の粒子乱流が必要であることが公知である。これは、供給容器が相当な磨耗にさらされ、供給容器、及びハンドピースの可使時間を著しく減少させる。また、供給容器から前方へ伸長する流路、又は、流路スリーブにも同じことが当てはまる。
従って、本発明の更なる目的は、本発明に関するハンドピースの可使時間を延長することである。この目的は、従属請求項24の特徴により達成される。
請求項24に記載の発明による構造の場合、少なくとも、供給容器の内壁、及び/又は流路スリーブの硬度(圧入硬度)が、欧州規格EN ISO 2039−1により、少なくとも、150N/mm、特に、約180N/mm〜220N/mmである硬質プラスチック材料である、及び/又は硬質プラスチック材料で覆われている。これにより、粒子が壁面に研磨作用を与えないこと、又は減少した程度のみ与えることが、驚くべき方法で達成できる。従って、供給容器、及び/又は、流路スリーブの内壁には、手間がかかり、高価な超硬合金は必要ない。よって、本発明による構造には、プラスチックが用いられ、特に射出成形部分として、困難な形態にとっては経済的に適切であるため、またより単純で経済的な構造となる。
更なる従属項は単純で経済的に製造可能な構成方法につながる特徴を含み、優れた機能を確実にし、取外可能又は交換可能な部品を容易に素早く組み立て、又は取外しを可能にする。
以下に、本発明の効果的な構造を好適な実施形態、及び図面を参照してより詳細に記載する。
カニューレの主要部分は、図1に示すように、全体1、下記に記載のハンドピースの前端に取外不可能、又は可能に結合されるカニューレ基部2、カニューレ基部から前方に伸長し、ほぼ真直ぐなカニューレ軸3、カニューレ軸3の前端領域に配置され、側方を向く出口ノズル4、流動媒体6用送出ライン5からなり、送出ライン5が互いに同軸上に位置するカニューレ基部2、及びカニューレ軸3を通過し、第1流路部分7a、第1流路部分7a前端領域から第2流路部分7bが出口ノズル4まで伸長する。流路部分7a、及び7bは、図1、又は図2で鈍角を示すような後方への開放角度W1を含み、鋭角、又はおおよそ直角な角度をとる。出口ノズル4は、ノズルスリーブ8の自由端に位置し、カニューレ軸3の受入穴9にノズル軸4aの同軸上に伸長するように接着、又はハンダ付け、溶接により定着され、受入穴9は、第1流路部分7aにまで至るかもしれない。本実施形態において、ノズルスリーブ8は後方端面が第1流路部分7aの内壁に位置し、後方端面8aは第1流路部分7aにおける円筒形の曲面と同一レベルで終わる。ノズルスリーブ8の断面は、自由端に向かってテーパー状であり、特に円錐形である。
図1から図3の実施形態に関して、流動媒体は、コランダム粒子等の水不溶性材料の粒子、又は水溶性材料の粒子が混入された気流(圧縮空気)からなる。
角度W1の頂点領域11において、衝突面13aを有する衝突壁13が流れ方向に矢印12で示す後方から前方に向かって伸長する第1流路部分7aに対峙し、衝突壁の材料はカニューレ軸3の材料よりもより耐磨耗性に優れ、カニューレ基部2と一体に形成するのが好ましい。衝突壁13の実施形態の場合、挿入部14が受入穴15に、好ましくは、外側から挿入され、圧入、接着、溶接、又はハンダ付けにより定着させる。図1に示すように、衝突壁13は第2流路部分7bの前壁部分で終わり、又は、この壁部分から小さな前方方向空間を有する。衝突壁13、又は挿入部14の材料として、超硬合金、又は耐磨耗性プラスチックが適切である。
カニューレ基部2のための取外可能な結合は、差込ピン16a、及び動かすために僅かに遊びを持たせてピンを受け入れる差込収容部16bを有する差込取付16により形成されるのが好ましい。差込取付16は、拘束装置17と同軸上で周方向に有効に連結する。本実施形態の場合、差込取付16及び拘束装置17は、それぞれ、いわゆるバイオネット結合により形成されるため、差込ピン16aがカニューレ基部2を形成し、カニューレ軸3から後方に突出し、差込収容部16bがハンドピースに配置され、前方に開く。拘束装置17は、カニューレ軸3から半径方向に真直ぐにカニューレ軸の関連する受入穴17bに定着するピン17aを有し、ピン17aは、ハンドピースの前端の角をなす収容部に対して回転挿入により導入可能であり、好ましくは係止可能である。
カニューレ1、又はカニューレ1を有するハンドインスツルメントが機能的に作動する際に、空気及び研磨粒子を含む流動媒体6は、後部から第1流路部分7aを通り前方へ流れるため、衝突壁13に衝突し、第2流路部分7bへそれる。
第2流路部分7bの横断面の大きさは、第1流路部分7aよりも小さく、約半分の大きさがよい。ノズルスリーブ8の内部横断面が小さいため、流動媒体6が濃縮された噴出となる。第1流路部分7aの横断面が大きくなると、研磨粒子が起こす詰まりに関しての無頓着さが増す。
衝突壁13、又は挿入部14及びノズルスリーブ8は、好ましくは、超硬合金であるため、カニューレ軸3は、合金鋼等の耐食鋼でありうる。衝突壁13、及びノズルスリーブ8が耐摩耗性であるため、カニューレ1は耐腐食性である。これは、衝突面13a、及びノズルスリーブ8の領域において磨耗が発生しても、僅かであるため、無視できるほどであり、カニューレ軸3の他の領域においても同様であり、粒子によって攻撃される領域は、カニューレ軸3の内面にほとんど存在しないことを意味する。
差込取付16は、本実施形態においてはOリングによって形成されるシールリング18によって密閉され、シールリング18は差込ピン16aの外面、又は差込収容部16bの内面の環状溝に収容される。
図2の実施形態は、同じ、又は同様の部分が同じ符号で示され、上記の実施形態とは2点が異なる。1点目は出口ノズル4が直角をなして側方を向いてはいなく、前方斜めを向き、流路部分7a、7bによって形成される角度W1は、約100°から160°の鈍角であり、特に、約110°又は150°でありうる。
もう1点は、衝突壁13、又は挿入部14が、第1流路部分7aの前に伸長するノズルスリーブ8の一部分により形成される。これは、図2の実施形態の場合には、受入穴9が出口ノズル4から第1流路部分7aの側部領域に伸長することで達成され、好ましくは、第2流路部分7bの流入口7cが、第1流路部分7aの中心軸領域に位置する。この構造により、流動媒体6はノズルスリーブ8の後端に対して衝突する。ここでもまた、ノズルスリーブ8が、耐磨耗材料、特に、超硬合金であるため、頂点領域11においてカニューレ軸3を磨耗損傷から保護する。
カニューレ基部2と頂点11の間の領域において、カニューレ1を横に分けて後方カニューレ部分1a、及び前方カニューレ部分1bとし、結合装置19により結合することは利点である。この結合は、取外可能であってもよいし、取外不可能であってもよい。この構造により、異なるカニューレ1、すなわち、前方又は後方カニューレ部分のみ異なって形成されているが、それぞれ、他のカニューレ部分が同じに形成されるため、それぞれ、同じ構成のカニューレ部分が異なるカニューレ1に使用可能であるカニューレが実現でき、このことは、前方カニューレ部分1bが互いに異なり、下方カニューレ部分1aが同じである図1及び図2の実施形態にあてはまる。製造が大幅に単純化され、また製造費用も大幅に削減可能である。
結合装置19は、差込ピン、及び差込ピンを受け入れる差込収容部を有する差込結合により形成され、差込ピン19bは例えば差込収容部19aに差込み、圧入、又はねじ込みにより取外不可能、又は取外可能に結合される。また、後方及び前方カニューレ部分1a、1bは、接着、ハンダ付け、又は溶接により結合可能であり、異なる構造形態に対する上記の構造形態を有することができる。
本実施形態の場合、差込ピン19bは、前方カニューレ部分1bの後端から後方へ伸長し、後方カニューレ部分1aの前端に開く差込収容部19aに受入れられる。カニューレ部分1a、1bは差込収容部19aを囲む環状端面、及び差込ピン基部における段状の表面により形成される半径分割接合部19cにおいて互いに関係する。
図3の実施形態の場合、同じ又は同様の部分が同じ符号で示され、カニューレ1は、カニューレ基部2の領域において、水を送出する第2送出ライン21を有し、第2送出ライン21は、1つ又は2つの流入口21aから前方へ伸長し、差込ピン16aの外面の中間領域において最初は半径方向に内部に向い、その後第1軸方向流路部分7aに対して平行となり、出口ノズル4の末端領域に伸長する第2送出ライン21の領域において、カニューレ軸3の付属側部3aを除いた部分が、溝状環状開口21cとして存在する。好ましくは、軸方向流路部分21bは、軸方向流路部分7aを囲む環状流路として形成され、本実施形態の場合、軸方向流路部分7aを覆う流路スリーブ22とこれを囲む環状空洞空間の間に形成される。本実施形態の場合、この環状空洞空間は、テーパー状の流路スリーブ22の円筒形の横断面により形成され、流路スリーブ22は後方肥厚端部分22aを有して穴に、ここでは段付き穴23に固定される。前端領域は、軸方向空間において頂点領域11から好ましくは空洞である円筒形流路スリーブ22の断面寸法にテーパー状であり、流路スリーブ22は、前端及び後端領域の段付き穴23により固定設置され、前端及び後端領域の段付き穴23の間には環状隙間21dが存在する。
図3の実施形態の場合において、ノズルスリーブ8はカニューレ軸3から外側に突出するのではなく、側方に突出する付属側部3aに埋込み式で配置され、環状ノズル21cに囲まれてる。受入穴9は、付属側部3a内に配置され、長手方向領域中間部において内部ねじ山24を有する段付き穴であり、段付き穴の外部長手部分9aは、内部ねじ山24の外径と同じ、又は内部ねじ山24よりも多少大きく、長手部分9bは、内部ねじ山24の内部に配置され、寸法は内部ねじ山24と同じ、又は内部ねじ山24よりも小さい。ノズルスリーブ8は、一体、又は二体で形成され、ノズルスリーブ8が位置し、同軸である穴を有する肥厚ノズル体8bを有する。ノズル体8bは、円筒状に段が付いており、内部ねじ山24にねじ込まれる中間外部ねじ山25、内部にありテーパー状である本体部分、及び外部本体部分によって形成され、本体部分、及び外部本体部分は、受入穴9に対して環状空間21e、21fをそれぞれ有する。ノズル体8bは、段付き穴9に関して、スリーブノズル8がシールリング8cにより密閉され、ノズル体8bの後端面における凹部に受け入れられる。外部ねじ山25bの領域において、軸並行流路8dがノズル体8bを環状溝8eへと伸長し、環状溝8eから環状空間21fが軸方向に伸長する。衝突面13aとは対照的に、スリーブ8、22は、研磨粒子が穏やかに通過する保護壁13bを形成する。
更に異なる点は、衝突壁の衝突面13aが角度W1の二等分線Whに対してほぼ直角に伸長するため、機能的に作用するための衝突面13aに衝突して離れる粒子にとって入射角は反射角と実質上同じである。
更に異なる点は、挿入部14は取外可能な挿入部担体31に固定され、カニューレ1にねじ込み結合32等により取外可能に結合される。挿入部担体31は、ねじ穴33にねじ込む外部ねじ山を有しえる。本実施形態の場合、挿入部担体31、及び挿入部14はそれぞれ円盤状であり、挿入部担体31の外端面は、同時にカニューレ1の周面であるが、ほぼ平らであり、例えば、平端面として、ほぼ平らである傾斜34で終わる。挿入部14は、穴33の平らな底部と関係し、担体31における凹部に受入れられる。
図4の実施形態は、同じ又は同様の部分が同じ符号で示され、空気、研磨粒子、及び水の流動媒体6を送出するような構成だが、図3の構造と比較すると、幾つか違う点がある。第1の違いは、第2送出ライン21において少なくとも1つの弁35が配置され、逆流を防ぎ、いわゆる逆止め弁を形成する。従って、そのような2つの逆流遮断弁35a、35bをカニューレ1の領域における2つの送出ライン21に有し、例えば、第1逆流遮断弁35aが出口ノズル4の領域に配置され、後方逆流遮断弁35aがカニューレ1の中間領域に配置され、特に、第2送出ライン21の部分21gにおいて、第1送出ライン5に平行して伸長する。第2送出ライン21の平行部分21gに横断する接続は、後方逆流遮断弁35a、又は後方逆流遮断弁の上流に位置する横断流路36により形成される。後端領域において、及び(第1流路部分7aの領域において)おおむね流路スリーブ22に関して、図4の実施形態は、図3の実施形態に実質的に対応するが、流路スリーブ22は、短くてもよく、横断流路36の上流で終わってもよい。
平行送出ライン部分21gは、好ましくは、後部から近接可能であり、関連する逆流遮断弁35aが後部から導入可能、又は交換可能である。この目的のため、第2送出ライン21の平行部分21は、後部から近接可能であり、閉鎖部により閉鎖可能である。本実施形態の場合、閉鎖部37は、カニューレ1に後方から取外可能に結合される。好ましくは、ラッチ装置、又はバイオネット結合等の即時締結装置41を有する。閉鎖部37は、カニューレ1において差込ピン39を後部から後方に開いている差込収容部41aに挿入可能であり、例えば、バイオネット結合の場合に回転運動により、又はラッチグにより、いずれの場合にも挿入動作の終了時に行うことで締め付けることができる。ラッチ装置は、外周に配置された1つ以上のラッチ突出部42によって形成されるが、これらは半径方向外側に飛び出し、いずれの場合にも差込ピン39のラッチ端部43の後ろで、例えば、差込ピン39の後方にテーパー状の段状の面に係合可能なように差込収容部41aの外周壁に配置される。少なくとも、1つのラッチ突出42は、斜め、又は曲線的な導入面44を有し、その導入面44により、ラッチ突出42の飛び出しが自動的にもたらされ、挿入動作の終わりに後者は自動的に係止する。
本実施形態の場合、閉鎖部37は、カニューレ基部2の担体であり、拘束装置17は、例えばピン17aを伴い、閉鎖部37及びカニューレ基部2により共同で形成される部品40に配置される。
本実施形態の場合、閉鎖部37は、好ましくはフランジ46を伴う逆流遮断弁35aの後端が収容される収容部45を前端に有し、第1送出ライン5の領域内に中心から外れて上方へ延び、流路スリーブ22のための貫通穴を有し、好ましくは、フランジ46を越えて前方へ突出する。横断流路36は、収容部45の底面の凹部により形成されうる。
本実施形態の場合、流路スリーブ22を囲む環状隙間21dは、従って部品40に配置される。
遮断弁35aは、好ましくは、弛緩状態でほぼ閉じており、前方へ延びる少なくとも1つ又は2つのリップ47を有するリップ弁であり、スリーブ状基体48から延びており、スリーブ状基体48は、適切であれば、前方へテーパー状の段を有し、第2送出ライン21の断面を拡張する穴49において動かすために僅かに遊びを持たせている後部から挿入され、穴49はリップ47の前まで延在する。
他の遮断弁35bは、好ましくは、出口ノズル4の領域に配置され、特に、薄膜52を有する薄膜弁が、弁自らの弾力に対し水流により開口状態に動作可能であり、及び流れがない場合には、自らの弾力があるので自動で閉鎖状態に戻る。
本実施形態の場合、薄膜52が、ゴム、又はプラスチック等の弾性可撓性材料の円盤であり、内縁部がノズルスリーブ8に接しており、好ましくは、細いチューブとして形成され、ノズルスリーブ8を囲む中空穴56の底部又は肩面55の間に、中空穴56は肩面55に対して外縁部54を締付ける締付リング57を、例えば、ねじ込むことで固定する。水用第2送出ライン21が、前方へ分岐、又は斜めに伸長する流路部分58により、薄膜52の下流、例えば、段状の表面形状の肩面55により形成され、ノズルスリーブ8を環状に囲む、中空穴56の底領域59で開口する。
水流が遮断弁35a、及び35bを通過する際に、どちらの弁も流圧により自動で開く。遮断弁35aの場合は、リップ47は離れており、遮断弁35bの場合は、薄膜52の内縁部53が流れ方向外側に弾力的に曲がり、従って、ノズルスリーブ8の外面から持ち上がり、それにより前方に流れる水が通る環状隙間が自由になり、治療部位に向かう水のスリーブを形成することができる。特に、軸方向復動により、薄膜52を有する遮断弁35bが環状ノズル21cにおける吸戻し効果を与えることで、液滴生成を防ぐ。
図1及び図2の実施形態で既に記載のように、図3及び図4の実施形態の場合もまた、それぞれ、カニューレ1の担体基体は合金鋼等の耐腐食材料がよい。
上記の全ての実施形態の場合、少なくともカニューレ1の前方部分1bの担体本体、又は、カニューレ1の担体本体の全体をセラミックで形成することもまた有用である。材料は、断熱性であり、人体に接触する場合に温度の違いにより不快と感じられるカニューレ1を治療部位と接触するのを防ぐために、特に適している。セラミックは型鋳造、及び加圧成形することができるため、鋳造物又はプレス部品として単純で経済的な製造が可能である。
特に、カニューレ1が水不溶性粒子を送出する場合は、カニューレ1における第1及び第2流路部分7a、7b領域を保護壁13bでセラミック体で内側を覆うことは有利であり、具体的には、図3に例示するようにスリーブ22、及び8で覆った場合、研磨粒子がスリーブ22、及び8を流れ、衝突壁13で屈折する。流路スリーブ22、衝突壁13、及びノズルスリーブ8は、超硬合金等の十分な耐摩耗性材料からなる。挿入部担体31、及びノズル本体8dは耐食鋼であるのがよい。
挿入部担体31、及びノズル体本8bへのねじ込み、及び取出しのため、外部から近接可能な回転係合素子を有する。
図5において、図1及び図2のカニューレ1を備え、水溶性粒子を伴う流動媒体6の送出に役立つハンドピース61aの一例を図示する。ハンドピース61aは、概して、欧州特許第0834291B1号明細書に開示されている。この公開公報に十分に言及されているので、この明細書の一部とし、結果として以下の記載を減らすことができる。
ハンドピース1の主要部は、棒状ハンドピース本体62であり、前端にカニューレ1に適合させる結合素子、ここでは、差込取付16に適合する差込収容部16bを有する。ハンドピース本体62は、回転軸受部63により中心軸に対して自由に回転可能に互いに配置される前方把持部62a、及び、後方軸62bからなる。後方軸62bは、ハンドピース62が可撓性供給ライン(図示せず)と取外可能に連結することを操作し易い方法で、即時に可能とする、差込/回転連結65の連結素子64を有する。可撓性供給ラインを通り空気用第1送出ライン5、及び水用第2送出ライン21が伸長し、可撓性供給ラインに連結素子64を有する軸62bの一部が続き、好ましくは、挿入部66を通って伸長し、挿入部66は、製造業者に特有の連結素子64を有し、交換可能であり、その結果ハンドピース1が製造業者に特有の結合構造に適合可能となる。図5の実施形態の場合、水用送出ライン21は省略可能である。しかし、類似の構成とした軸部62b有するため存在する。
また、軸62bには、供給ストッパー67a等の形態で、選択的に開閉可能である研磨粒子供給容器67が配置され、供給ストッパー67aは、ねじ山、特に、外部ねじ山68によりねじ止め、ねじ開けが可能で、自由端に配置される外部ねじ山により、ねじ山支持体69の内部ねじ山に密閉してねじ込まれ、好ましくはねじ山支持体は、特に、軸62bの同軸上後方に配置される。本実施形態の場合に軸62bが側部連結付属部72を有し、側部連結付属部72の自由端領域に連結素子64が形成され、ここでは、円筒形、又は円筒形段付き差込収容部64aの形状である。
送出ライン5及び21が、流路72及び73として連結素子64から流動媒体6に向かう要素を受け入れるための軸方向貫通流路74に達し、貫通流路74は、貫通流路74の後ろに配置される供給容器67の供給空間67bから近接可能であり、カニューレ1との結合部へと前方に近接可能である。
挿入部66に軸平行に伸長する送出ライン部分、及び挿入部66の前端開口が、ハンドピース本体62に、スリーブ66aにより封止結合し、スリーブ66aは、差込部として挿入部66、及びハンドピース本体62に挿入される。
空気用流路72は、後方、及び前方挿入部76と77の間の貫通流路74における自由空間75に通じている。自由空間75から、送出ライン5が、挿入部76における1つ以上の中心から外れた貫通流路78の形状で伸長し、そして更に、供給空間67bの中間領域において、軸方向流路スリーブ81と外部スリーブ82の間の環状流路79を通り、環状流路79は、1つ以上の送出口83を好ましくは、中間領域に有する。流路スリーブ81の後端において、好ましくは、スクリューノズル84aに流入口84が備わり、機能的に作動する際、流入口84を通る空気と粒子の混合流動が前方軸方向に流路スリーブ81を通り、ハンドピース本体62を通る。貫通流路78又は流路78において、それぞれ、特に、研磨粒子の逆流を防ぐ逆流遮断弁85が1つ以上配置される。これにより、粒子が供給空間67bの上流、特に連結素子64の領域において引き起こしうる汚染や途絶が回避される。好ましくは、1つ又は2つのリップ47を有する少なくとも1つのリップ弁が貫通流路78に定着され、少なくとも1つのシールリップ47が段付き穴により形成される自由空間86において動作可能であり、遮断弁85のスリーブ体が収容される。リップ47は、後方を向き、供給空間67bに流入する場合に開き、逆流の場合には自動で閉じる。この構造に関して、挿入部76は、供給空間67bから近接可能であり、よって遮断弁、又は弁85を洗浄する、又は交換するために設置及び取外しが可能である。本実施形態の場合、外部スリーブ82の取外し後実行可能であり、外部スリーブ82も同様に、供給空間67bから、又は後方からの設置及び取外しが可能であり、半径方向の締付効果により、又はねじ部として挿入部76の固定に役立つ。
流路スリーブ81は、回転軸受部63を通過し、ハンドピース62の前端領域に位置する挿入部87に自由に伸長し、挿入部が軸受穴88に回転可能に配置される、差込穴16bの底部に位置し、カニューレ基部2、ここでは差込ピン16aを軸圧により密封する環状密閉部89の領域に達する。挿入部87は後部段差が形成され、円筒形に段が付いており、ハンドピース本体62、又は把持部62aの貫通流路74を通りにおいて後部から挿入される。ハンドピース61aの実施形態において必要ないため送出流路73は、他の挿入部77により遮断される。
図6の実施形態は、図5の実施形態とは異なり、水用送出ライン21が挿入部66及び貫通流路74を通り、カニューレ1への結合素子まで伸長し、同軸上の流入口5aに封止結合される。この目的のため、その後端部が挿入部77に位置し、流路スリーブ81を囲む外部流路スリーブ92が環状隙間91を有して配置され、送出ライン21が挿入部77において半径軸方向流路77a、及び77bを通り外部流路スリーブ92の環状隙間91に伸長する。ハンドピース本体62の前端領域において、環状隙間92は、挿入部87における半径軸方向流路87a、及び87bにより更に前方へ達するため、こうして形成された送出ライン21は、カニューレ基部2における1つ以上の流入口21aに接続する。空気、及び水はカニューレ1に同時に送出可能である。また、挿入部66とハンドピース本体62を結合するために、挿入部66における軸並行送出ライン部分に合うスリーブ66aが役にたち、係合し、流路73に封止される。
特に、逆流熱弁35a及び35dが、ハンドピース61b用カニューレ1に配置されない場合、又は、それに加えて、逆流遮断弁35cがハンドピース61bの領域における水用送出ラインに配置され、図8の実施形態の場合、ハンドピース本体62における挿入部66の下流に配置され、好ましくは、挿入部66の後ろに直接配置され、これにより、遮断弁35cは挿入部66を連結接続支持体から取り除いた後、近接可能になる。また、遮断弁35cは、前方向流動で開き、後方向復流で遮断し、いずれの場合にも自動である。遮断弁35cは、互いに効果的である前方を向く1つ、又は2つのリップ弁47を有するリップ弁である。また、遮断弁95cの残りの構造は、遮断弁35bの構造に実質的に対応する。遮断弁35bのスリーブ状部分は、適切に広がり、好ましくは、挿入部66の前方開口送出ライン部分、及び隣接する流路73の両者に収容される。これにより、遮断弁35cは図6の関連する貫通流路スリーブ66aに取り変わり得る。
図7は、図6のハンドピース61bにおける、貫通流路74に配置され、好ましくは、後部から挿入可能である変形挿入部87の領域における拡大図である。軸移動に対して軸を固定し、挿入部87は、ハンドピース本体62、又は把持部62aにおいて圧入固定される。挿入部87は、カニューレ1を装着すると特に、後方に負担がかかるため、挿入部87用後方に遮断されたラッチ装置による係止が特に有利である。本実施形態の場合、1つ以上の鋸歯形状の凹部が軸方向に互いに背後に配置される、すなわち貫通流路74の内壁94における環状溝93が配置されている。これらの収容部、すなわち環状溝93に、壁部、すなわち挿入部87の対応する半径方向突起95が係止する。特に、挿入部87がプラスチック等の僅かに圧縮弾性材料である場合に、鋸歯形状の環状の溝は、後方を向く。従って、僅かな傾斜側面の突起95を有する挿入部87は、容易に挿入可能であり、突起の歯が環状溝に係止する。この構造に関して、カニューレ結合とスリーブ81又はスリーブ81及び92の結合のいずれもが単一部品、すなわち挿入部品87において形成される。
ハンドピース61a及び61bが機能的に作動する際、特に水溶性粒子で操作するハンドピース61bは、供給容器67内の粒子は、気流により渦を巻き、十分均一に気流に混入し、そして、スリーブ82、及び22、又は小さな管を通過し衝突壁13へと流れ、衝突壁13で屈折してノズルスリーブ8を通過する。粒子の動きにより、上記部分の内面は磨耗にさらされる。比較的長い可使時間を確実にするために、これらの部分を超耐磨耗材料で製造する、例えば、硬合金、耐磨耗プラスチックで製造するか、又は内部を超硬合金等、又は耐磨耗プラスチックで覆うのがよい。供給容器67に関する限り、これらの方法は、供給容器67全体、又は壷型容器部67aのみに適用される。
試験を実施して、比較的長い可使時間を確実にするために適切なプラスチックのショア硬度が、欧州規格EN ISO 2039−1により、約70から100の間、又は、硬度が少なくとも約150N/mm、特に約180N/mmから220N/mmであることを確定した。もし、引っ張り試験においてプラスチック弾性係数が3.2Gpaから4.5Gpa、特に、約3.8Gpaであると更によい。更に、プラスチックである、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、又は、ポリウレタン(PUR)は、上記耐磨耗構造、又はコーティングに適切であることを確定した。更に、PEEKの硬度が、欧州規格EN ISO 2039−1により、特に、少なくとも約150N/mm、特に、約180N/mm〜220N/mmであれば、供給容器67、及び/又は少なくとも1つのスリーブ81、22、及び8の耐摩耗形成、又はコーティングに適切であることを確定した。PEEKがより高い硬度を持つこという点で説明できる。
更に、PURが、特に衝突壁13、又は対応する挿入部14に適であると確定した。PURが優れた弾性を有し、衝突作用に対して、改良(耐磨耗)という意味で有効に作用する。
本目的のために、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、及びポリウレタン(PUR)成型樹脂、特に3成分系である「ブルコラン」原理による高温成型に用いるエラストマー成型樹脂が非常に適切である。それらは、鋳造前に真空下の鋳造容器内で熱で完全に脱気、脱水しなければならない長鎖アジピン酸エステルジオール(Adipinesterdiolen)、過剰に供給した場合長鎖で安定しない中間物を形成する、反応性が非常に高いNDI(MP 120℃ 表4.65、3、470頁を参照)、さらに最後に加えられ、構成要素としてはわずかである単純なグリコール、又は類似の、鎖を伸長させ、(472頁、表4.66の反応4又は5を通して)架橋する架橋材料からなる。架橋は鋳造するとすぐに始まるが、製造物は型から取り出された後、完全に硬化させるに80℃から140℃で加熱される。この可使温度範囲が広い(表4.68)高ゴム弾性を示すエラストマーは、耐磨耗、及び離型剤、多くの溶剤、及び風化に対する耐性が極めて高い。この型の気泡エラストマーは計量された水量を加えることで0.25から0.65g/cmの濃度に製造される。それらは、気泡構造のため側部の変形がない圧縮性であり、非常に良好な減衰及び衝突反動作用を示す。
これら以外にも安定したポリエーテル−MDIプレポリマーの2成分熱硬化性樹脂がある。上記分類系と比較して、より単純に製造でき、機械的にはそれほどよくないが、より耐加水分解性を有する。
供給容器、又は容器部67aのプラスチックは、好ましくは不透明であり、浸透着色、特に黒く浸透着色するのが好ましい。これにより、内部が磨耗しているということがわからない。
従って、また、上記のプラスチックは送出ライン5のための衝突壁13及び保護壁13bとして耐磨耗性を有するため適切である。従って、また、これらのプラスチックはノズル4a及び/又はスリーブ流路81及び/又はスリーブ流路22及び/又はスリーブ流路8及び/又は衝突壁13の材料としても使用可能であるため長い可使時間が確実となる。
図9及び図10の実施形態は、同じ、又は同様の部分が同じ符号で示され、上記実施形態の特徴の組み合わせを含み、特に、図1及び図2の実施形態に液体用、特に水用送出ライン21を追加した組み合わせを含む。カニューレ1の後部は、実質的に図1の実施形態に対応し、2つの送出ライン21が差込ピン16aの領域半径方向に内部に伸長し、軸方向流路部21dとして環状流路の形状で前方に伸長する。従って、軸方向流路部21dが、後方カニューレ部分1aと前方カニューレ部分1bの間の分割接合部まで伸長する。流路スリーブ22は、分割接合部を越えて前方カニューレ部分1bまで伸長し、前方カニューレ部分1bの流路部分101に、適合するように位置し、適合を与えるものによりそこに封止され、又は流路部分101に接着される。従って、後端領域を除く流路スリーブ22が図3に示すようにテーパー状として、又は、流路スリーブ22が空洞円筒形スリーブとして形成され、図8及び図9に示すように、差込ピン16aから差込収容部19aに伸長する延長流路により軸方向流路部分21bが形成される。
既に図3及び図4の実施形態に示したように、図8及び図9の実施形態でもまた、第1送出ライン5、及び第2送出ライン21のための共有の出口ノズル4を有し、第1送出ライン5を通り空気が送出する、及び研磨粒子を運ぶための中央出口流路4bを有し、環状空間において中央出口流路4b囲む液体、特に水用環状流路4cを有する。
中央出口流路4bが、好ましくは受入穴9に収容されるフランジ8fを内縁部に有する空洞円筒形ノズルスリーブ8に配置され、適切な場合、受入穴9は、拡張したフランジ8fに適合する段付きの形状であり、圧入、又は接着により固定される。特に、ノズルスリーブ8がフランジ8fを有する場合、受入穴9は貫通穴として出口ノズル4から外側に向かい伸長した穴部分9cで形成され、該穴部分9cは、流路部分101のもう一方側では、固定封止状態で据え付けられた栓102によって閉じられている。栓102の外面端は、好ましくは、カニューレ1の円筒形の外面で終わる。
環状流路4cは、第1内側ノズルスリーブ8を囲む第2外側ノズルスリーブ8gにより、環状の間隔で、形成され、第2外側ノズルスリーブは拡大穴9dに固定封止形態で位置する。内側ノズルスリーブ8は、外側ノズルスリーブ8gを超えて僅かに突出する。
第2送出ライン21は環状流路4cの後端、又は外側ノズルスリーブ8gに伸長し、環状流路4cと半径方向で結合する。好ましくは、カニューレ1の長手軸方向に実質的に平行に伸長する送出ライン21の端部と環状流路4cの間の流れが逸れる領域に斜めに円錐形状で伸長する結合流路部4dが備えられ、本実施形態の場合、外側ノズルスリーブ8gの後端又は内端の円錐状導入面により形成される。結合部分4dの斜め、又は収束形状により、乱れのない滑らかな流動が得られる。結合流路部4dに伸長し、斜め及び/又はほぼ軸並行である送出流路部分103は、差込ピン19bの後側から伸長し、前方カニューレ部分1bを後方カニューレ部分1a、又はノズルスリーブ8、8gに結合する前に、前方カニューレ部分1bに組み込むことができるが、例えば、後方、又は前方から穴を開けることで可能となる。軸並行流出部分ライン103に結合部分4dに開く斜め(図9)又は外側に分岐する、及び/又はテーパー状のライン部分103aが隣接する。
環状軸方向流路部分21bと分岐送出ライン部分103の結合には、実質的に半径方向に伸長し、好ましくは、差込収容部19aの底部と差込ピン19bの間の環状自由空間により形成される結合流路104が提供される。
内側ノズルスリーブ8を安定させるために、内側ノズルスリーブの外面から又は、好ましくは、外側ノズルスリーブ8gの内面から突き出し環状流路4cを通過する支持カム8hを有する。複数の支持カム8hが配置され、例えば、2つ又は3つの支持カム8hが周辺に分布しうる。支持カム8hは、好ましくは、外側ノズルスリーブ8gの端部から軸方向空間を有する。
ハンドピースへの取付け、及び取外しを容易にするため、カニューレ1に回転式器具のための回転係合素子105を形成するのが有利であり、結果としてハンドピースとの結合、又は分離がより容易にできるようになる。本実施形態の場合、回転係合素子105は、2つの平坦化された部分、又は、点線で示される面105aを有する、いわゆるレンチスパンにより、提供され、好ましくは、カニューレの後方基部領域に配置され、出口ノズルを含む長手方向中間平面に平行に伸長する。回転係合素子105は、また、半径方向に隠れた穴105bにより形成されうる。
図9、及び図10の実施形態は、互いに次の点が異なる。図10の実施形態において、出口ノズル4、又は流路4b、4cはカニューレ軸に関してほぼ直角W1で伸長し、図9の実施形態の場合、カニューレ軸に関して90°から120°、好ましくは約110°の鈍角W1であることを含む。
特に、出口ノズル4が直角、鈍角W1をとるどちらの場合も、軸方向流路部分101の領域端に拡大流路107を形成することは有利であり、本実施形態の場合には、拡大流路107は、流路部分101の前端領域において流路スリーブ22を有さずに形成してもよい。これにより、緩和室が拡張して形成され、減圧、及び減速に役立つ。従って、緩和室107aは、粒子の研磨効果の軽減に寄与し、それにより、流路部分101に対峙する壁端における磨耗が軽減される。
カニューレ1が機能的に作動する際、流路部分101の端部における研磨粒子は、材料を取り除くことで空洞を作り出す。これは、何の意味もなさない。研磨粒子が溜まってしまい、同じ硬度の後続の粒子を屈折させるため、その結果、軸方向送出ライン部分1aに対峙する壁領域における材料が取り除かれると動きが止まる。緩和室107aと中央出口流路4bの間の流路制限により、後者においてまた、スプレーされる物体、具体的には、歯において所望の材料を取り除くことに関して望まれる流速の増加が生じる。
ここでは、円錐状収束出口流路4aは、後部では傾斜端4eによるが、研磨粒子は出口流路4aを通過して層流へとなることをもたらす。
カニューレ1の断面形状は、好ましくは、直線に伸長し、特に円形、好ましくは、円筒形である。
全ての実施形態の場合において、セラミック、プラスチック、ステンレス鋼、又は超硬合金からなる、粒子流用誘導壁又は接触壁を形成する部分を作り、又はこれらの材料の1で内側を覆うことは磨耗の減少、及び可使時間の延長のために有利である。ここでは、以下の部分、つまり、供給容器67、供給ストッパー67a、流路スリーブ81、スリーブ22、カニューレ1の本体、前方カニューレ部分若しくはカニューレ部分1a、1b両者及び/又はノズルスリーブ8若しくは8gを含む。セラミックは既に説明した理由で、治療される人体と物理的に接触するカニューレ1の外部、例えば、カニューレ本体、又は、ノズルスリーブ8g等に適切である。
セラミック材料として、ボロンカーバイド、酸化ジルコニウム、シリコンカーバイド、又は、酸化アルミニウム等の工業用セラミックが適切である。ステンレス鋼とは、合金成分が5%よりも多く、5%よりるものは耐錆性及び耐酸性である。超硬合金は、好ましくは焼結超硬合金である。プラスチックに関しては、上記の部分に非常に適切である上記の耐摩耗性プラスチックが注目される。
図1は、本発明のカニューレの横断面図である。 図2は、図1のカニューレの変形構造を示す図である。 図3は、本発明のカニューレの更なる変形構造の長手部分を示す図である。 図4は、カニューレの変形構造の長手部分を示す図である。 図5は、図1のカニューレを有するハンドインスツルメントを示す横断面図である。 図6は、図3又は図4のカニューレ用ハンドインスツルメントを示す横断面図である。 図7は、図6に矢印Xで指定された詳細を拡大した変形図である。 図8は、図6に矢印Yで指定された詳細を示す変形構造図である。 図9は、本発明のカニューレの更なる変形構造の横断面図である。 図10は、本発明のカニューレの更なる変形構造の横断面図である。

Claims (10)

  1. 研磨効果のある粒子を含む流動媒体(6)をスプレーするための医療又は歯科医療用ハンドピース(61b)のカニューレ(1)であって、
    カニューレ基部(2)、
    該カニューレ基部(2)から前方に伸長する実質的に真直ぐなカニューレ軸(3)、及び
    該カニューレ軸(3)の前端領域において側方を向く出口ノズル(4)
    を含み、
    カニューレ軸(3)において、第1送出ライン(5)の第1流路部分(7a)が軸方向前方に伸長し、該第1流路部分(7a)から第2流路部分(7b)が出口ノズル(4)へ向かって横に伸長し、
    カニューレ(1)において、カニューレ基部(2)の領域における流入口(21a)から第2送出ライン(21)が伸長し、及び
    第2送出ライン(21)の第1流路部分(21b)は後端領域において第1送出ライン(5)の第1流路部分(7a)の長さ部分を覆ってほぼ平行に前方へ伸長し、
    第2送出ライン(21)は出口ノズル(4)の領域における第1送出ライン(5)の第2流路部分(7b)を囲む環状ノズル(21c)に伸長し、
    第2送出ライン(21)の第1流路部分(21b)は、カニューレ軸(3)に配置されて第1流路部分(7a)を形成している直線流路スリーブ(22)を囲む環状隙間(21d)によって形成され、前記第1流路部分(21b)の前端領域において、少なくとも1つの連続した結合流路(58)により環状ノズル(21c)と結合され
    逆流遮断弁(35a、35b)が、第2送出ライン(21)に配置され、
    逆流遮断弁(35a)が、環状薄膜(52)を有し、該環状薄膜(52)の内縁部、又は外縁部が軸方向に固定され、それぞれの他の縁部は密着して環状面(8)と協同し、逆流遮断弁(35a)は、流動媒体(6)の流圧により軸方向に弾力的に外側に曲がるものであり、
    逆流遮断弁(35b)が、リップ弁(47)を有し、
    逆流遮断弁(35a)が、出口ノズル(4)の領域に配置され、リップ弁(47)がカニューレ(1)の中間領域に配置されることを特徴とするカニューレ(1)。
  2. 環状隙間(21d)が、流路スリーブ(22)が後端領域から前方に連続したテーパー状であるように形成されることを特徴とする請求項1に記載のカニューレ。
  3. 逆流遮断弁(35b)が、後部から近接可能に後部収容部(41a)に配置され、閉鎖部37によって閉じられることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載のカニューレ。
  4. 連続結合流路(58)が、環状隙間(21d)の前端領域から伸長している横断流路(36)を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカニューレ。
  5. 第2送出ライン(21)が、横断流路(36)から前方へ伸長し、第1送出ライン(5)の第1流路部分(7a)に対して軸並行である送出ライン部分(21g)を有することを特徴とする請求項4に記載のカニューレ。
  6. 逆流遮断弁(35a、35b)が、送出ライン部分(21g)に配置されることを特徴とする請求項5に記載のカニューレ。
  7. 送出ライン部分(21g)が、後部から近接可能であることを特徴とする請求項5及び6に記載のカニューレ。
  8. 逆流遮断弁(35b)が、後部から導入及び交換可能であることを特徴とする請求項6及び7に記載のカニューレ。
  9. 閉鎖部(37)が、即時締結装置(41)によりカニューレ(1)に後部から取外可能に結合されることを特徴とする請求項3から8のいずれかに記載のカニューレ。
  10. 出口ノズル(4)が、環状ノズル(21c)に囲まれたノズルスリーブ(8)を有し、該ノズルスリーブが側方に突出するカニューレの付属部(3a)に埋込み式で配置されることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のカニューレ。
JP2004545900A 2002-10-23 2003-10-20 研磨流動媒体をスプレーするための医療又は歯科医療用ハンドピースのカニューレ Expired - Fee Related JP4413142B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2002/011866 WO2004037108A1 (de) 2002-10-23 2002-10-23 Kanüle für ein medizinisches oder dentalmedizinisches handstück zum aussprühen eines abrasiven strömungsmittels
PCT/EP2003/011600 WO2004037109A2 (de) 2002-10-23 2003-10-20 Kanüle für ein medizinisches oder dentalmedizinisches handstück zum aussprühen eines abrasiven strömungsmittels

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006503624A JP2006503624A (ja) 2006-02-02
JP4413142B2 true JP4413142B2 (ja) 2010-02-10

Family

ID=32116205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004545900A Expired - Fee Related JP4413142B2 (ja) 2002-10-23 2003-10-20 研磨流動媒体をスプレーするための医療又は歯科医療用ハンドピースのカニューレ

Country Status (5)

Country Link
US (2) US20060121411A1 (ja)
EP (1) EP1569574B1 (ja)
JP (1) JP4413142B2 (ja)
DE (1) DE50311254D1 (ja)
WO (2) WO2004037108A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010051227A1 (de) 2010-11-12 2012-05-16 Dental Care Innovation Gmbh Düse zur Abstrahlung von flüssigen Reinigungsmitteln mit darin dispergierten abrasiven Partikeln
GB2488842A (en) * 2011-03-11 2012-09-12 Osspray Ltd Ceramic discharge tip for a dental abrasion device
US9662180B2 (en) 2012-12-17 2017-05-30 3M Innovative Properties Company Device for dispensing a dental material with locking mechanism
EP2742897A1 (en) * 2012-12-17 2014-06-18 3M Innovative Properties Company Nozzle head, hand piece and powder jet device for applying a dental material
EP2742898A1 (en) 2012-12-17 2014-06-18 3M Innovative Properties Company Powder jet device for dispensing a dental material
CN108703809A (zh) * 2013-03-07 2018-10-26 株式会社中西 具有喷嘴连接结构的牙科手机
DE202013012150U1 (de) * 2013-10-24 2015-06-15 Fritz Winter Eisengiesserei Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Entfernen von Gießkernrückständen
KR101477764B1 (ko) * 2013-12-24 2014-12-30 주식회사 세양 핸드피스의 헤드, 이의 제조 방법, 및 헤드를 구비한 핸드피스
DE102016118081B4 (de) * 2016-09-26 2018-09-20 Ferton Holding S.A. Zahnreinigungssystem, Pulverbehälter sowie Einsatz für einen Pulverbehälter
GB2555450B (en) * 2016-10-28 2019-05-08 Dyson Technology Ltd Cleaning appliance
USD825741S1 (en) 2016-12-15 2018-08-14 Water Pik, Inc. Oral irrigator handle
DE202017100159U1 (de) * 2017-01-13 2017-01-27 Tunap Industrie Chemie Gmbh & Co. Produktions Kg Strahlsonde zum Einbringen eines körnigen Strahlguts in einen Hohlraum
IT201700026863A1 (it) * 2017-03-10 2018-09-10 Mectron S P A Pulitore a polvere per uso odontoiatrico
CN107157595B (zh) * 2017-07-04 2022-10-21 东莞市高斯迈医疗科技有限公司 一种牙科扳手
US20190059996A1 (en) * 2017-08-25 2019-02-28 Biolase, Inc. Fractional handpiece system
CN211325726U (zh) * 2019-11-13 2020-08-25 桂林市啄木鸟医疗器械有限公司 一种可旋转牙科喷砂机龈下喷头喷嘴

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4776794A (en) * 1986-06-03 1988-10-11 Moshe Meller Cleaning instrument using premixed abrasive liquid
US4984984A (en) * 1988-07-18 1991-01-15 Esrock Bernard S Dental tool and nozzle therefor
US5090904A (en) * 1990-02-09 1992-02-25 Young Dental Manufacturing Company Autoclavable air polisher handpiece
DE4123019C2 (de) * 1991-07-11 2001-11-22 Kaltenbach & Voigt Bearbeitungsgerät zum Bearbeiten von feinwerktechnischen, insbesondere dentaltechnischen Werkstücken in einem von einem Gehäuse umgebenen Bearbeitungsraum
US5542845A (en) * 1994-08-11 1996-08-06 A.C. Hoffman Engineering, Inc. Dental syringe safety sheath with modified duckbill valve
US5709545A (en) * 1995-11-01 1998-01-20 Scitech Dental, Inc. Method and apparatus for protecting against cross contamination of patients caused by oral reflux in dental instrument water and air lines
US5765759C1 (en) * 1995-11-27 2001-11-06 Danville Engineering Removable nozzle for a sandblaster handpiece
US5794858A (en) * 1996-05-29 1998-08-18 Ingersoll-Rand Company Quick assembly waterjet nozzle
JP3345316B2 (ja) * 1996-09-27 2002-11-18 カルテンバハ アンド フォイト ゲー エム ベー ハー アンド カンパニー 医薬又は歯科医療のための手器具
WO1998012981A1 (en) * 1996-09-27 1998-04-02 Dentsply International Inc. Method and apparatus for tooth cleaning using abrasive powders
DE19723386A1 (de) * 1997-06-04 1998-12-10 Euro Star Amberg Gmbh Pulverstrahler für Kavitätenpräparation
US5967779A (en) * 1997-10-17 1999-10-19 Dentsply Research & Development Corp. Abrasion hand piece for use with abrasion system
US6485303B1 (en) * 1999-11-18 2002-11-26 Parkell, Inc. Intraoral dental abrading instrument
DE60114393T2 (de) * 2000-04-11 2006-04-27 Trudell Medical International, London Aerosolspender mit einer möglichkeit für positiven ausatemdruck

Also Published As

Publication number Publication date
DE50311254D1 (de) 2009-04-16
EP1569574A2 (de) 2005-09-07
JP2006503624A (ja) 2006-02-02
US20050272003A1 (en) 2005-12-08
EP1569574B1 (de) 2009-03-04
WO2004037109A3 (de) 2004-07-01
WO2004037108A1 (de) 2004-05-06
WO2004037109A2 (de) 2004-05-06
US20060121411A1 (en) 2006-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4413142B2 (ja) 研磨流動媒体をスプレーするための医療又は歯科医療用ハンドピースのカニューレ
US6416321B2 (en) Medicinal or dental hand instrument
JP4627986B2 (ja) 歯科用サンドブラスト具
US6149509A (en) Removable nozzle for a sandblaster handpiece
US5772433A (en) Disposable dental syringe tip
KR101800875B1 (ko) 치과용 폴리셔를 위한 노즐
US20120282570A1 (en) Toothcleaning Device
US9743999B2 (en) Dental prophylaxis device and air appliance
WO1991011981A1 (en) Teeth cleaning toothbrush and system
US20050175960A1 (en) Medical, handpiece in particular for dentistry, with an outlet for an abrasive flowing medium and splashguard for the outlet
JP2022533244A (ja) 歯の治療装置
US4648840A (en) Dental polisher combining pressurized fluid and abrasive flow
JP2004313786A (ja) 歯科予防およびエア機器
AU2001242353A1 (en) Rinsing cannula for rinsing a root canal of a tooth
CN110167479A (zh) 口腔冲洗器
CN110882071A (zh) 一种气动牙科喷砂装置的喷嘴组件
US7101265B1 (en) Universal improved particulate matter delivery device
EP0109507B1 (fr) Instrument dentaire à main à plusieurs sprays
WO2005041805A2 (en) Dental hand piece
FR2653991A1 (fr) Dispositif permettant de combattre la periodontite.
CN110883703A (zh) 一种防堵塞的喷砂机
KR200421380Y1 (ko) 의료용 핸드피스 커넥터
WO1999052675A1 (en) Improved particulate matter delivery device
CN110882070A (zh) 一种可拆卸式喷嘴组件
CN110882076A (zh) 一种高效喷砂的气动牙科喷砂装置喷嘴

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees