JP4410763B2 - 軌道系車両装置 - Google Patents

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本発明は、軌道系車両装置であって、走行安定性を確保するために車体間の上部及び下部に連接装置を設けた編成車両において、連接された車両のうちの特定位置の上部連接部に特定機能を有する連接装置を配置することによって、編成車両全体にローリングやヨーイング、あるいはピッチングによる車体間の相対変位を許容可能にして、走行性能を向上させるようにした軌道系車両装置に関する。
従来の一般鉄道車両の中では、複数の輪軸を台車としてまとめ、該台車によって車体を支持するものがあり、その配置・構成としては、例えば1車体2台車や、一部の車両では2車体3台車、3車体4台車というような1つの車体を2つの台車で支持する車両編成がる。そして近年LRT(Light Rail Transit)と呼ばれる都市内近距離用軌道系車両においては、低床化などを図るため、5車体3台車、3車体2台車というような車体に台車が取り付けられないフローティングを持つ車両編成や、2車体2台車、3車体3台車というような1車体1台車の車両編成があり、その車両編成が多様化してきている。
上記した車両編成では、構造上、走行中における車体が不安定になり易いことから、車体間の連接構造が車両の走行安定性を確保する重要なポイントとなってきている。従来隣接する車体と車体との連接部が下部側及び上部側を両者共にピンジョイントのような連接装置で拘束した連接構造になっている。
例えば特許文献1(特開2003−48539号公報)には、3車体2台車形式の車両編成における車体上部の連接部として、ピンジョイントで連接する連接構造が提案されている。
しかしながら、上述した従来の車両編成における車体上部の連接構造では、車体が相対的にローリングしようとするとき、車体上部の連接部がピンジョイントで連接されているので、車体が相対的にローリング運動することができないだけでなく、相対的なピッチング運動もできないという不具合があった。
なお航空機や船舶、その他陸上の乗り物では、車体の前後軸回りの回転をローリング、左右軸回りの回転をピッチング、そして上下軸回りの回転をヨーイングと呼んでいる。
車体がピッチングできないと、5車体3台車のように車両編成が多くなるに伴って、車両の縦曲線通過時に当該曲線に追従できなくなり、車両の走行に支障をきたすおそれがあった。また通常の鉄道では、図11及び図12に示すように、車両の台車Vの曲線通過時の遠心力に対抗するために、直線区間Sと定常曲線区間Raとの間に緩和曲線区間Rcが設けられていると共に、曲線外側のレールが曲線内側のレールよりも高く施工されている。この内外軌の高低差をカントKという。
このカントKは、緩和曲線区間Rc中で徐々に増加するようになっており、この影響で、車両が曲線を通過するときに捩じられるため、車体間には捩じりモーメントが発生することになる。しかも隣り合う車体上部側をピンジョイントのような左右方向(車体幅方向)に対して剛で連接する場合、車体上部側の連接部で大きな作用力が発生することになる。また車体が捩じられるので、輪重抜けが増大するという不具合があった。
図13は、このときの車体の状態を示す説明図であり、図13において、水平面を走行する奥側車体V1に対し、高低差を有する外側レールRに乗り上げた手前側車体V2は、外軌側車輪が持ち上げられるため、車体に捩じれ力が発生する。このため車体上部の連接構造がピン構造Pの場合であるとき、反力が発生し、車体に高応力や輪重抜けが発生し易い。
一方隣り合う車体の上部を連接しない場合、車両は曲線において円滑に走行することが可能であるが、直線走行時に車体が相対的にローリング運動するので不安定になり易く、車両の走行安定性と乗り心地が問題となった。
本発明者等は、かかる問題点を改善するために、特許文献2(特開2005−289297号公報)において、隣り合う車体間の上部に走行中に発生する車体上部の車幅方向の作用力を吸収する伸縮可能な制振装置を設けるとともに、車体間下部の連接装置を前後車体の相対的な揺動を3次元方向で許容可能な球面継ぎ手で構成することにより、直線走行時において車体のローリング振動及びピッチング振動を低減するとともに、曲線走行時の走行安定性及び乗り心地の向上を図った車体間走行安定化装置を提案している。
特開2003−48539号公報 特開2005−289297号公報
本発明者等は、特許文献2の手段により、連接部を挟む車体間の相対的なローリング振動及びピッチング振動を低減して走行安定性を向上させることができる車体間連接装置を実現することができたが、連接装置単体の機能の開発に留まり、各連接装置にどのような機能を付与すれば編成車両全体としていかに走行安定性と乗り心地を向上させるべきかの視点から検討したものではない。
また従来LRT等の編成車両において、曲線走行時等の走行安定性及び乗り心地の向上を編成車両全体の視点から検討した事例は見当たらない。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、軌道系車両において、編成車両全体の視点から検討を加えて、横曲線走行時又は縦曲線走行等の走行安定性と乗り心地を効率良く且つ低コストでさらに向上させることを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の軌道系車両装置は、上部連接装置及び下部連接装置を介して複数の車体を連接すると共に、前記複数の車体の内、台車に設けた車輪により軌道上を走行する車体には台車が一つ設けられている1台車車体からなる軌道系車両装置において、前記1台車車体は複数連接して車両編成されており、前記下部連接装置は、連接部を挟む車体に夫々取り付けられかつ互いに嵌合する一対の球面継手によって構成され、前記複数連接された1台車車体の内、編成車両の中央側に位置する1台車車体の一端に設けられる前記上部連接装置が、車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動を許容する第1の連接装置であり、前記中央側に位置する一台車車体の他端に設けられる前記上部連接装置が車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動及びピッチング運動を許容する第2の連接装置であることを特徴とする。(図1(b)、(c)に対応する第1発明)
又本発明は、上部連接装置及び下部連接装置を介して複数の車体を連接すると共に、前記複数の車体が、台車に設けた車輪により軌道上を走行する車体には台車が一つ設けられている1台車車体と、台車を有しないフローテング車体とからなる軌道系車両装置において、前記フローテング車体を、編成車両の中央側に位置する1台車車体と、編成車両端側に位置する1台車車体との間に連接して車両編成するとともに、前記夫々の車体を連接する下部連接装置は、連接部を挟む車体に夫々取り付けられかつ互いに嵌合する一対の球面継手によって構成され、前記編成車両の中央側に位置する1台車車体の一端に設けられる前記上部連接装置が、車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動を許容する第1の連接装置であり、前記中央側に位置する一台車車体の他端に設けられる前記上部連接装置が車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動及びピッチング運動を許容する第2の連接装置であることを特徴とする。(図1(a)、図2に対応する第2発明)
更に第2発明は、前記フローテング車体の一端に設けられる前記上部連接装置が、車体間の相対的なヨーイング運動のみを許容する第3の連接装置からなることを特徴とする。
直線走行時の車両は軌道不整や外乱により振動する。例えば軌道の高低狂いによる上下振動、ピッチング振動、通り狂い、横風による左右振動、ローリング運動、ヨーイング運動などである。
本発明の編成車両において、第1連接装置及び第2連接装置を前記特定位置の連接部に少なくとも1個設けることにより、全車両における各車体間連接部で相対的なローリング運動及び相対的なピッチング運動を許容することができる。なお第1連接装置及び第2連接装置は、ともに車体間の相対的なヨーイング運動を許容できることを前提とする。
また下部連接部は、連接部を挟む車体に夫々取り付けられかつ互いに嵌合する一対の球面継手によって構成されているため、車体間の相対的なヨーイング、ローリング及びピッチング運動を許容するための揺動中心として作用する。
このような上部連接装置及び下部連接装置の構成により、曲線走行時にカントKに乗り上げた場合や上下方向の曲線通過時に捩じりによる車体間の相対変位や車体間の相対的なピッチング運動が許容されているため、車両は円滑にこれらの曲線部を通過することができる。
具体的には本発明は、前記1台車車体は複数連接して車両編成されている場合は、前記複数連接された1台車車体の内、編成車両の中央側に位置する1台車車体の一端に設けられる前記上部連接装置が、車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動を許容する第1の連接装置であり、前記中央側に位置する一台車車体の他端に設けられる前記上部連接装置が車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動及びピッチング運動を許容する第2の連接装置であるのがよく、又前記フローテング車体を、編成車両の中央側に位置する1台車車体と、編成車両端側に位置する1台車車体との間に連接して車両編成した場合は、前記編成車両の中央側に位置する1台車車体の一端に設けられる前記上部連接装置が、車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動を許容する第1の連接装置であり、前記中央側に位置する一台車車体の他端に設けられる前記上部連接装置が車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動及びピッチング運動を許容する第2の連接装置であるのがよく、好ましくは前記フローテング車体の一端に設けられる前記上部連接装置が、車体間の相対的なヨーイング運動のみを許容する第3の連接装置からなるのがよい。
このように、前記第2の連接装置を車体に設けられた前記台車を3台含む編成車両の車体間に存在する連接部のうち中央の台車寄りにある連接部に設ければ、車体間の相対的なローリング運動及びピッチング運動の吸収をより効果的に行なうことができる。
この構成を図1により説明する。図1の(a)〜(e)は各種編成車両の形態を示す。
図1において、軌道R上を走行し、連接部において連接された各車体A〜Eの下部に車輪2を有する台車1が選択的に配置されている。第1〜第3連接装置の配置に関して、図1のように、車体に設けられた台車1を2台含む編成車両の車体間の少なくとも1箇所の連接部に第1の連接装置3(車体間の相対的なローリング運動及びヨーイング運動を許容)を設け、車体に設けられた台車1を3台含む編成車両の車体間に存在する連接部のうちの少なくとも1箇所に第2の連接装置4(車体間の相対的なローリング運動、ヨーイング運動及びピッチング運動を許容)を設け、それ以外の連接部に第3の連接装置5(車体1間の相対的なヨーイング運動のみ許容)を設ける。また下部連接部には、任意の方向の揺動を吸収し得る球面継ぎ手型連接装置6を設ける。
かかる構成によって、2つの1台車車体1を含む編成車両において台車に加わる相対的なローリング運動を許容でき、3つの1台車車体1を含む編成車両において台車に加わる相対的なピッチング運動を可能とする。なお本発明において上部連接部に設けられる連接装置は、すべて相対的な左右方向の揺動(ヨーイング運動)を許容できる。
そして図1(a)の前記フローテング車体を、編成車両の中央側に位置する1台車車体と、編成車両端側に位置する1台車車体との間に連接して車両編成した場合は、前記編成車両の中央側に位置する1台車車体の一端に設けられる前記上部連接装置が、車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動を許容する第1の連接装置であり、前記中央側に位置する一台車車体の他端に設けられる前記上部連接装置が車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動及びピッチング運動を許容する第2の連接装置であるのがよく、好ましくは前記フローテング車体の一端に設けられる前記上部連接装置が、車体間の相対的なヨーイング運動のみを許容する第3の連接装置からなる。これにより、車体間の相対的なローリング運動及びピッチング運動の吸収効果が中央台車の前後の台車を設けた車体まで及び、走行安定性を増し、乗り心地を良くする。
なおその他の連接部には第3の連接装置5を設けてもよく、あるいは第1の連接装置3を設けてもよい。第1の連接装置3を設けた場合は、車体間の相対的なローリング吸収効果を2個の連接装置3で分担することになり、ローリング吸収効果を増すことができるが、コスト高となる。
図1の(b)と(c)は、ともに3車体3台車であるが、車体の長さが異なる場合を示す。(d)に示すようにフローテング車体を、編成車両端側に位置する1台車車体との間に連接して車両編成した、3車体2台車の場合は、車体の運動が不安定になりやすいため、車体間の相対的ピッチング運動を許容しないようにする。そのため第2の連接装置4を設けず、連接部の少なくとも1箇所に第1の連接装置3を設け、他の連接部には第1の連接装置3又はヨーイング運動のみを許容する第3の連接装置5を設ける。
また図1(e)は、下部連接構造体に連接台車1’を用いた場合を示すが、本発明はかかる連接台車の場合にも適用可能である。即ち連接台車1’を用いる場合は、連接台車1’が跨る前後両車体にそれぞれ台車が取り付けられているとみなして上部連接装置の配置を考える。図1(e)の場合は、車両A、B及びCの全ての車体に台車が取り付けられているとみなす。そのため車体AとB間には第1の連接装置3を設け、車体BとC間には第2の連接装置4を設ける。第1の連接装置3と第2の連接装置4の配置を逆にしてもよい。
なお通常連接台車1’は、連接台車1’を挟む前後の車体を任意の相対的な動きを許容し得る1点支持にて支持している。即ち球面継ぎ手と同一の機能を有するため、連接台車1’がかかる機能を有している場合は、下部連接装置として取り付けられる球面継ぎ手は省略される。
本発明において、好ましくは、前記第1の連接装置を、車体間上部の幅方向中央部において連接部を挟む車体の双方にそれぞれ取り付けた支持ブラケットと、前記支持ブラケットの一方に水平方向に取り付けた剛性の筒状リングと、該筒状リングの中心に位置するように前記支持ブラケットの他方に取り付けられた剛性のピンと、前記ピンと前記筒状リングとの間に嵌入され車体長手方向の弾性力が車体幅方向の弾性力より大となるように弾性力に異方性をもたせた弾性体とからなり、前記ピンは前記弾性体を介して前記筒状リングに対して相対的に回動可能に構成するとよい。
かかる構成においては、前記ピンは前記弾性体に対し回動可能に装着されているので、車体のヨーイング運動を可能とする。また前記弾性体は車体前後方向の弾性力を車体左右方向の弾性力より大とした弾性力に異方性を有するようにしているので、車体のローリング運動を容易に許容することができる。また車体のピッチング運動も許容できるが、車体がピッチングすると、ピンの前後方向に大きな弾性力を有する弾性体に対して圧縮力が働くので、弾性体が破断しにくい。
また弾性体が破断したときは、前記筒状リングが前記ピンを該リング内に係止することによりフェールセイフ機能を発揮し、連接装置の破断を招くことがない。
さらに副次的な作用として、前記ピンが弾性体によって支持されているので、加わる振動又は負荷に対し減衰機能を有し、制振効果をも合わせもつ。
前記構成において、前記弾性体を弾性部材と1個以上の剛性筒状リングとが層状に重ねられた多重管構造とするとよい。例えば弾性部材と筒状リングとを加硫接着で接着することにより多重管をつくる。多重管構造とすることで、歪率を小さく抑え寿命をのばすことができる。また筒状リングとの結合力をより強固にすることができる。
また本発明において、好ましくは、前記第2の連接装置を、車幅方向に沿って配置され両端がそれぞれ前後の車体に取り付けられ流体圧ダンパ又は付勢バネによる減衰力発生機構を備えたものに構成すれば、簡単な構成で車体間の相対的なヨーイング運動、ローリング運動及びピッチング運動を許容する連接装置とすることができるとともに、車体の振動に対して減衰力を付与できるので、車体のローリング振動を低減させる効果があり、また車幅方向に沿って配置され両端がそれぞれ前後の車体に取り付けられているので、ピッチング振動に対しても減衰力を発揮し、ピッチング振動を低減することができる。
本発明の軌道系車両装置によれば、車体間の上部連接装置が、車体に設けられた台車を2台含む編成車両の車体間に存在する少なくともひとつの連接部に設けられ、車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動を許容する第1の連接装置と、車体に設けられた前記台車を3台含む編成車両の車体間に存在する連接部のうちの少なくとも1箇所に設けられ、車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動及びピッチング運動を許容する第2の連接装置と、第1の連接装置及び第2の連接装置以外の車体間に設けられ、車体間の相対的なヨーイング運動のみを許容する第3の連接装置とからなり、車体間の下部連接装置が、連接部を挟む車体に夫々取り付けられかつ互いに嵌合する一対の球面継手によって構成されていることにより、編成車両全体として、車体間のヨーイング運動のみならず、ローリング運動及びピッチング運動をも許容することができるようになり、カントを有する曲線通過時でも車体間の相対的なローリング運動を容易に吸収でき、これによって走行安定性及び乗り心地を向上させることができる。
また車体間の連接部全部にローリング及びピッチングを許容できる連接装置を配置する必要がなく、必要箇所のみに前記連接装置を配置すれは事足りるため、低コストで済む。
また好ましくは、前記第1の連接装置が、車体間上部の幅方向中央部において連接部を挟む車体の双方にそれぞれ取り付けた支持ブラケットと、前記支持ブラケットの一方に水平方向に取り付けた剛性の筒状リングと、該筒状リングの中心に位置するように前記支持ブラケットの他方に取り付けられた剛性のピンと、該剛性ピンと前記筒状リングとの間に嵌入され車体長手方向の弾性力が車体幅方向の弾性力より大となるように弾性力に異方性をもたせた弾性体とからなり、前記ピンは前記弾性体を介して前記筒状リングに対して相対的に回動可能に構成されていることにより、車体間の相対的なヨーイング運動やローリング運動及びピッチング運動を可能とするとともに、車体がピッチングするときは、ピンの前後方向に位置し大きな弾性力を有する弾性体に対して圧縮力が働くので、弾性体が破断しにくい長所がある。
また万一弾性体が破断したときは、前記筒状リングが前記ピンを係止することによりフェールセイフ機能を発揮し、車体間の連接部が完全に分離することを防止することができる。
さらに副次的な作用として、前記弾性体が車体に加わる振動や負荷に対して減衰機能を有し、制振効果をも合わせもつ。
また好ましくは、前記弾性体を弾性部材と剛体の筒状リングとからなる多重管構造とすることにより、歪率を小さく抑え寿命をのばすことができるとともに、弾性体と剛体リングとの結合力をより強固にすることができる。
また好ましくは、第2の連接装置を、車幅方向に沿って配置され両端がそれぞれ前後の車体に取り付けられ流体圧ダンパ又は付勢バネによる減衰力発生機構を備えたものに構成すれば、簡単な構成で車体間の相対的なヨーイング運動、ローリング運動及びピッチング運動を許容する連接装置とすることができるとともに、車体の振動に対して減衰力を付与できるので、車体のローリング振動を低減させる効果があり、また車幅方向に沿って配置され両端がそれぞれ前後の車体に取り付けられているので、ピッチング振動に対しても減衰力を発揮し、ピッチング振動を低減することができる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図2は、本発明の第1実施例の編成車両を示す全体構成図、図3は、第1実施例の一部拡大平面図、図4は、第1実施例の連接部の一部断面を有する拡大立面図、図5は、図4の一部拡大断面図、図6の(a)は、第1実施例の積層ゴム構造体の平面図、(b)は(a)のVIb−VIb断面図、図7は、第1実施例の制振装置4の作動説明図である。
図2は、本発明を軌道系LRT用編成車両(5車両3台車)に適用した構成図である。図2において、軌道R上を走行する各車体A,B,C,D及びEは、互いに上部連接装置及び下部連接装置で連接されているが、下部連接装置6は、図4に示すように3次元方向に摺動可能な凸球面体64と凹球面体63とからなる球面継ぎ手型連接装置で構成されている。上部連接装置は、台車1及び台車1に取り付けられた車輪2を備えた車体A、C及びEのうち中央に位置する車体Cの前後に位置する連接部の一方に積層ゴム型連接装置3が介装され、該連接部の他方に制振装置4が介装されている。なお矢印aは車両の往路における走行方向、矢印bは、車両の復路における走行方向を示す。
また車体AとB間及び車体DとE間には、平面内での曲がりに追従する車体間の相対的なヨーイング運動のみを許容するピンジョイント型連接装置5か、あるいは積層ゴム型連接装置3が介装される。このように台車1を備えた車体AとCの間の連接部の少なくとも1箇所に積層ゴム型連接装置3が介装され、車体CとEの間の連接部の少なくとも1箇所に制振装置4が介装されている。
図4及び5において、積層ゴム型連接装置3は、車体B及び車体Cにそれぞれ水平に取り付けられた板状の支持ブラケット31及び32と、支持ブラケット31の下面に取り付けられた剛性の筒状リング33と、支持ブラケット32の上面に上方に突設され、筒状リング33の中心部に挿入される剛性のピン34と、筒状リング33とピン34との間に介装される弾性体35とからなる。なおピン33は弾性体35に対して回動可能(正逆方向に回転可能)になっている。また支持ブラケット31又は32は、それぞれ車体B又はCにボルト結合cされ、着脱可能になっているので、連接装置をモジュール化することで、交換作業を簡略化することができる。
弾性体35は、図6に示すように、ゴム等からなるリング状の弾性部材36と剛性の筒状リング38とが同心円状に重なった多重管構造をなし、例えば加硫接着のような方法で互いに接着されて構成されている。
また車体B、Cの幅方向Yの弾性体35に空間37が形成されていて、車体の幅方向Yの弾性力が車体の前後方向Xの弾性力よりも小さく構成されている。これによって弾性体35はY方向が柔らかいので、ローリング運動が容易になるとともに、前後方向Xにおいても弾性体35がもつ弾性力によりわずかながら車体間の相対的なピッチング運動を可能とする。車体B及びCが相対的にピッチング運動するときに、弾性体35の前後どちらかの側が常に圧縮力を受けるので、破断しにくい利点がある。なお中央の孔39にはピン34が回動可能に挿入される。また当然に車体間の相対的なヨーイング運動を許容する。
次に制振装置4の構成を図3及び7により説明する。図3において、制振装置4の両端取付部43及び44がそれぞれ車体Cに取り付けられた支持ブラケット41及び車体Cに取り付けられた支持ブラケット42に回動自在に接続されている。
図7の(a)は、制振装置4に外力が付加されていない場合、(b)は外力として圧縮力が付加されている場合、(c)は引張力が付加されている場合を示す。制振装置4のケーシング45の内部にはコイルバネ46が挿入され、車体取付部43にはロッド47が取り付けられ、ロッド47が、制振装置4に加わる圧縮力及び引張力によってケーシング45内を摺動するようになっている。
図7(b)に示すように、制振装置4に圧縮力fが加わった場合は、ロッド47に取り付けられた円盤状の押し板48がコイルバネ46を圧縮する。また図7(c)に示すように、引張力fが加わった場合は、ロッド47の端板49がケーシング50の端板51を介してコイルバネ46を圧縮する。
このように車体取付部43及び44に圧縮力又は引張力のどちらが加わっても、コイルバネ46には圧縮方向に力が加わるようになっており、またコイルバネ46には予め圧縮方向に予圧が加わっていて、その予圧力を越えた力が加わって初めてロッド47が摺動するように構成されている。
かかる構成の制振装置4により、ローリングによる車体間の相対変位を許容するとともに、そのケーシング45は車幅方向に配置され、コイルバネ46が車幅方向に伸縮するので、ピッチングによる車体間の相対変位を許容する。また車体C及びD間の相対的なヨーイング運動を許容する。またローリングによる車体間の相対変位あるいはピッチングによる車体間の相対変位に対してコイルバネ46によって減衰機能を発揮し、振動を抑制する作用をもつ。
また制振装置4は、油圧ダンパでもよいし、コイルばねと油圧ダンパを両方用いて、直列又は並列に配置してもよい。このように構成しても減衰機能をもつことができる。
ダンパは、例えば油液又はガスが封入されたシリンダ内にピストンロッドが連結されたピストンを嵌挿し、ピストンにピストンの両側の室に油液又はガスを行き来させるオリフィスを設け、ピストンロッドに加わる力に対して油液又はガスがオリフィスを行き来することによって減衰力を発揮させ、ピストンロッドに加わる衝撃や振動を軽減する機能を有するものである。
次に下部連接装置6を図4により説明する。図4において、下部連接装置6は、車体Bの下部中央部に取り付けられた支持ステイ62の上面に取り付けられた凸球面体64と、一方車体Cの下部中央部に取り付けられた支持ステイ61に取り付けられた凹球面体63とで構成されており、これら一対の球面体63及び64は、互いに嵌合する凹凸形状に形成されており、上下に重ねた状態で互いに3次元方向に摺動可能に配置されている。
従ってこの球面継ぎ手は、これを挟む車体間の3次元方向の相対運動に追従するようになっている。
かかる構成の第1実施例における編成車両において、平面上での曲がりに対してはピンジョイント型連接装置5、積層ゴム型連接装置3及び制振装置4が対応可能であり、編成車両が上下方向の曲面を走行するときは、制振装置4によりピッチング運動が許容され、上下方向の曲線に追従することができる。
また曲がり部に設けられたカントに対しては、カント乗り上げ時に車体間の生じる相対的なローリング運動に対して積層ゴム型連接装置3によって追従することができる。
積層ゴム型連接装置3は、車体に設けられた台車1を2台含む編成車両の車体間の少なくとも1箇所の連接部に設けられ、また制振装置4は、車体に設けられた台車1を3台含む編成車両の車体間の少なくとも1箇所の連接部に設けられているので、上下方向の曲面に必ず追従することができる。
これによって走行安定性が及び乗り心地が向上するとともに、車両全体に対して効率良く積層ゴム型連接装置3及び制振装置4を配置しているので、コスト低減を図ることができる。
また積層ゴム型連接装置3を構成するピン34は弾性体35に対して回動可能に装着されているので、車体のヨーイング運動を可能にする。弾性体35は、車体の左右Y方向が弾性力が小さく柔らかいので、ローリング運動が可能になる。また車体がピッチング運動も許容できるとともに、弾性体35が破断した場合は、剛体の筒状リング13がピン14をそのリング内に係止するので、フェールセイフ機能として働くことができる。
また弾性体35は、その弾性により加わる振動及び負荷に対して減衰機能をも有しているので、制振効果をも合わせもつことができる。
また制振装置4は、車体間の相対的な動きに対して減衰力を発揮する減衰機能を有するので、車体間に発生する相対的な動きを緩和するとともに、車体に生じるローリング振動やピッチング振動等を低減することができる。
次に本発明を7車体5台車の編成車両に適用した第2実施例を図8に基づいて説明する。図8は、本第2実施例の全体構成図である。図8において、編成車両を構成する各車体A〜Gのうち、車体A、C、E及びGに台車1が取り付けられている。車体BとC間、及び車体EとF間の上部連接部には、前記第1実施例と同一構成で同一機能を有する制振装置4が設けられ、車体CとD間の連接部には積層ゴム型連接装置3が設けられ、その他の上部連接部には積層ゴム型連接装置3又はピンジョイント型連接装置5が設けられている。また各車体間の下部連接部には球面継ぎ手型連接装置6が設けられている。
第1実施例を示す図2と同一の符号を付した部位は同一の構成及び機能を有するので、それらの説明を省略する。
かかる第2実施例によれば、任意の2台車間にある連接部の少なくとも1箇所には必ずローリング運動を許容する積層ゴム型連接装置3又は制振装置4が取り付けられているので、該2台車間の相対的ローリング運動を許容でき、かつ任意の3台車間にある連接部の少なくとも1箇所には必ず制振装置4が取り付けられているので、該3台車間の相対的なピッチング運動を許容することができる。
また積層ゴム型連接装置3及び制振装置4が設けられている連接部以外に連接部には車体間の相対的なヨーイング運動を許容できるピンジョイント型連接装置3が設けられており、連接装置3及び制振装置4もともにヨーイング運動を許容できるものであり、かかる構成により、第2実施例の編成車両は、曲がり部に設けられたカント走行時や上下方向曲線の走行時にも容易に追従でき、これによって安定した走行が可能であるとともに、乗り心地が向上する。
また制振装置4は、車体間の相対的な動きに対して減衰力を発揮する減衰機能を有するので、車体間に発生する相対的な動きを緩和するとともに、車体に生じる振動等を低減することができる。
また車体間の要所々々に積層ゴム型連接装置3と制振装置4を配設しているだけで済むので、効率的であり、コストを低減することができる。
図9は、前記第2実施例の変形例であり、この変形例は、車体Dの両側連接部に制振装置4を設け、車体BとC間及び車体EとF間の連接部に積層ゴム型連接装置3を設け、その他の連接部にピンジョイント型連接装置5を設けた例であり、その他の構成は第2実施例と同一である。かかる構成においても前記第2実施例と同一の作用効果を奏する。
次に本発明の第3実施例を図10により説明する。本第3実施例は、5車体3台車で構成される編成車両において、図10に示すように、車体BとC間及び車体CとD間の下部連接構造体として前後車体に跨る連接台車1’を設けたものである。第3実施例の場合、連接台車1’を設けた前後の車体はともに台車を有するとみなし、この観点から前記第1〜2実施例と同様の考え方に基づき、車体Cの両側に位置する上部連接部に制振装置4を設け、その他の上部連接部には積層ゴム型連接装置3又はピンジョイント型連接装置5を設けている。
また各車体間の下流連接部には球面継ぎ手型連接装置6を設けているが、連接台車1’を設けた連接部では、連接台車1’が球面継ぎ手型連接装置6と同一の機能を有しているので、球面継ぎ手型連接装置6の設置は省略されている。なお前記第1実施例及び第2実施例と同一の符号を付した部位については、前記第1及び第2実施例の部位と同一の構成及び機能を有するので、それらの説明を省略する。
かかる構成の第3実施例においては、各車体A〜Eにはすべて台車1が設けられているとみなし、任意の2台車間の少なくともひとつの連接部には車体間相対的なローリング運動を許容する連接装置が配置され、3台車間の少なくともひとつの連接部には車体間圧縮機の相対的なローリング運動及びピッチング運動を許容する連接装置が配置されているので、曲がり部に設けられたカント走行時や上下方向曲面の走行時にも容易に追従でき、これによって安定した走行が可能であるとともに、乗り心地が向上する。
また車体AとB間及び車体DとE間には構成が簡単で低コストなピンジョイント型連接装置5を設けることでこと足れり、また連接台車1’を設けた車体間の下部連接部には球面継ぎ手型連接装置6を省略することができるので、低コストとすることができる。
本発明によれば、軌道系車両において、各車体間の連接部に要所々々に特定機能を有する連接装置を設けたことにより、低コストにてローリングやヨーイング、あるいはピッチングによる車体間の相対変位を許容し得て、曲がり部に設けられたカント走行時や上下方向の曲潜走行時等における走行性能及び乗り心地を向上させることができる。
(a)〜(e)は各種編成車両の形態を示す説明図である。 本発明の第1実施例の編成車両を示す全体構成図である。 前記第1実施例の一部拡大平面図である。 前記第1実施例の連接部の一部断面を有する拡大立面図である。 図4の一部拡大断面図である。 (a)は、第1実施例の積層ゴム構造体の平面図、(b)は(a)のVIb−VIb断面図である。 前記第1実施例の制振装置4の作動説明図である。 本発明の第2実施例を示す全体構成図である。 前記第2実施例の変形例を示す全体構成図である。 本発明の第3実施例を示す全体構成図である。 鉄道に施工されるカントを説明するために上方から視た模式図である。 鉄道に施工されるカントを説明するために側方から視た模式図である。 カント走行時の車体の傾きを示す説明図である。
1 台車
2 車輪
3 積層ゴム型連接装置(上部連接装置)
4 制振装置(同上)
5 ピンジョイント型連接装置(同上)
6 球面継ぎ手型連接装置(下部連接装置)
A,B,C,D,E,F,G 車体
R 軌道
31,32 支持ブラケット
33,38 筒状リング
34 剛性ピン
35 弾性体
46 コイルバネ

Claims (6)

  1. 上部連接装置及び下部連接装置を介して複数の車体を連接すると共に、前記複数の車体の内、台車に設けた車輪により軌道上を走行する車体には台車が一つ設けられている1台車車体からなる軌道系車両装置において
    前記1台車車体は複数連接して車両編成されており、
    前記下部連接装置は、連接部を挟む車体に夫々取り付けられかつ互いに嵌合する一対の球面継手によって構成され、
    前記複数連接された1台車車体の内、編成車両の中央側に位置する1台車車体の一端に設けられる前記上部連接装置が、車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動を許容する第1の連接装置であり、前記中央側に位置する一台車車体の他端に設けられる前記上部連接装置が車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動及びピッチング運動を許容する第2の連接装置であることを特徴とする軌道系車両装置。
  2. 上部連接装置及び下部連接装置を介して複数の車体を連接すると共に、前記複数の車体が、台車に設けた車輪により軌道上を走行する車体には台車が一つ設けられている1台車車体と、台車を有しないフローテング車体とからなる軌道系車両装置において、
    前記フローテング車体を、編成車両の中央側に位置する1台車車体と、編成車両端側に位置する1台車車体との間に連接して車両編成するとともに、
    前記夫々の車体を連接する下部連接装置は、連接部を挟む車体に夫々取り付けられかつ互いに嵌合する一対の球面継手によって構成され、
    前記編成車両の中央側に位置する1台車車体の一端に設けられる前記上部連接装置が、車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動を許容する第1の連接装置であり、前記中央側に位置する一台車車体の他端に設けられる前記上部連接装置が車体間の相対的なヨーイング運動とローリング運動及びピッチング運動を許容する第2の連接装置であることを特徴とする軌道系車両装置。
  3. 前記フローテング車体の一端に設けられる前記上部連接装置が、車体間の相対的なヨーイング運動のみを許容する第3の連接装置からなることを特徴とする請求項2に記載の軌道系車両装置。
  4. 前記第1の連接装置が、
    車体間上部の幅方向中央部において連接部を挟む車体の双方にそれぞれ取り付けた支持ブラケットと、
    前記支持ブラケットの一方に水平方向に取り付けた剛性の筒状リングと、
    該筒状リングの中心に位置するように前記支持ブラケットの他方に取り付けられた剛性のピンと、
    前記ピンと前記筒状リングとの間に嵌入され車体長手方向の弾性力が車体幅方向の弾性力より大となるように弾性力に異方性をもたせた弾性体とからなり、
    前記ピンは前記弾性体を介して前記筒状リングに対して相対的に回動可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1記載の軌道系車両装置
  5. 前記弾性体が弾性部材と1個以上の剛性筒状リングとが層状に重ねられた多重管構造とされていることを特徴とする請求項記載の軌道系車両装置
  6. 前記第2の連接装置が、車幅方向に沿って配置され両端がそれぞれ前後の車体に取り付けられ流体圧ダンパ又は付勢バネによる減衰力発生機構を備えていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1記載の軌道系車両装置
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