JP4410748B2 - 通信端末 - Google Patents

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本発明は、IPネットワークにおける通信技術に関し、より具体的には、最適な通信端末への切替え、および、サービスモビリティを実現する通信端末に関する。
近年、携帯電話やPDA等のモバイル端末の普及に伴い、ユーザが移動しながら通話やテレビ電話等の通信を行うことが一般的になってきている。しかし、モバイル端末は、携帯および装着を優先していることから、小型・軽量・バッテリー駆動という物理的な制約を抱えている。従って、モバイル端末に、大画面・サラウンドスピーカー・高速CPU・大容量メモリ・キーバードなどを搭載するのは困難であった。このため、モバイル端末では、例えば小さな画面で映像を視聴せざるを得ず、ユーザのサービス享受に関する利便性が欠如する傾向にあった。
近年、ネットワークに接続可能な通信端末数が増加傾向にあることから、移動中にはモバイル端末を利用し、移動していない場合には周辺に存在する他の通信端末を用いて、ユーザの要求を満たす高度なサービスを享受することが可能になりつつある。これにより、ユーザの利便性を向上させることが期待されている。
また、モバイル端末が移動を開始する場合には、周辺の通信端末で受信していたサービスの途切れを感じないほどの速さ、つまり、ユーザにとっては、見かけ上、サービスを継続させたまま、周辺の通信端末からモバイル端末へサービス受信端末を切替えることで、サービスモビリティを向上させ、ユーザの利便性をさらに向上させることが期待されている。
このようなサービスモビリティをデータ受信端末の切替えとしてだけ捉えた場合、従来技術としてはSIP(Session Initiation Protocol:IETF RFC3261)で実現されているIP電話の転送サービスが有名である。
また、SIPを利用することでサービスモビリティを実現する技術が非特許文献1に開示されている。非特許文献1では、通信サービス中にモバイル端末が移動しているときに、その周辺に存在する通信端末をサーチする。そして、モバイル端末より、通信中のサービスを受信するのに適しており、かつセッション制御手段を保持する通信端末を発見した場合には、サービス受信端末をモバイル端末から発見した通信端末へ切り替えることで、ユーザは、より高度なサービスの提供を受けることができる。また、据え置き型の通信端末を利用して、サービスを受信しているユーザが移動する場合には、その通信端末からモバイル端末へサービス受信端末を切り替えることで、移動中の継続したサービス受信も可能にしている。
「ユビキタスネットワークにおけるサービスモビリティ技術の提案」(NTTR&D Vol.52No.3)、中西孝夫他
これらの技術により、移動中にはモバイル端末を利用し、例えば、家やオフィスにいる間など、移動しない場合には、機能性・操作性に優れた通信端末を利用することにより、ユーザ要求を満たす高度なサービス受信を可能にしている。
しかしながら、従来技術では、IP電話の転送が目的であり、転送先と転送元は一対一であった。転送元が転送先の通信端末さえ指定すれば、転送後の端末能力を転送先自身の端末能力に基づいて決定したとしても、IP電話の転送は可能であるため、ユーザの利便性は失われなかった。また、非特許文献1でも、従来技術を利用していることから、モバイル端末は、切替先通信端末を選択し、切替えの指示をすると、その後は、切替先通信端末が、切替先通信端末自身の端末能力に基づいて、切替え後の端末能力を決定している。
これにより、モバイル端末を使用するユーザが、切替先通信端末へ切り替え後の端末能力を、明示的に指定したり、切替先通信端末を複数指定することはできなかった。つまり、複数のメディアで構成されたサービスを受信中のモバイル端末が、メディアデータ種別に基づいて、複数の切替先通信端末を指定し、サービス受信端末を切替えることができなかった。
本発明は、上記背景に鑑み、メディアデータ種別に基づいて、サービス受信端末を複数の通信端末への指定、切替えを行う通信端末を提供することを目的とする。また、ある通信端末で受信されている複数メディアデータで構成されたサービスを、他の通信端末へ一部のメディアデータ受信だけを柔軟に複製・移動することで、ユーザ利便性を向上したサービスモビリティを搭載した通信端末を提供することを目的とする。
本発明の通信端末は、通信相手である通信相手端末との間で複数のメディアデータからなるサービスのセッション接続中に、パーソナルエリアネットワーク(PAN)を構成する他の通信端末の端末能力を問い合わせる端末能力問合せ手段と、前記端末能力問合せ手段にて得られた他の通信端末の端末能力および自端末の端末能力に基づいて、前記メディアデータを送受信する通信端末であるサービス受信端末を、前記複数のメディアデータ毎に選択する通信端末選択手段と、前記通信端末選択手段にて選択されたサービス受信端末に選択された少なくとも一つのサービス受信端末と前記通信相手端末との間で通信するためのセッション接続を移行させる移行メッセージを、前記選択されたサービス受信端末へ送信するセッション制御手段とを備える。
この構成により、端末能力に応じて通信端末を選択することにより、PANを構成する通信端末の中からメディアデータを受信するのに最適な端末を決定し、決定された端末にセッション接続を移行できる。
上記の通信端末において、前記移行メッセージは、前記選択されたサービス受信端末を前記メディアデータ毎の受信先情報として含んでもよい。
これにより、通信端末は、セッション接続されているメディアデータの少なくとも一つを、そのメディアデータに適する他の通信端末であるサービス受信端末に通信させることができ、ユーザのサービス享受に関する利便性を向上させることが可能になる。
上記の通信端末は、前記セッション制御手段による移行メッセージに応じて、前記サービス受信端末と前記通信相手端末とのセッションが接続された後に、前記通信相手端末とのセッションを切断させるためのメッセージを前記通信相手端末に送信する送信手段を備えてもよい。
このように、他の通信端末であるサービス受信端末と通信相手端末との間でセッションが接続された後に、そのセッションで通信されるメディアデータの自端末への送信を中止することで、メディアデータを受信する通信端末を完全に切り替えることができる。これにより、サービスを享受するユーザに対して、同じメディアを重複して通信する不都合を防止できる。
本発明の別の態様に係る通信端末は、パーソナルエリアネットワーク(PAN)を構成し、通信相手である通信相手端末との間で複数のメディアデータからなるサービスのセッション接続中の他の通信端末から、セッション接続と、前記メディアデータの受信先を移行する要請が記述された移行メッセージを受信する受信手段と、前記移行メッセージに指定されているメディアデータを指定して、前記通信相手端末との間でセッションを接続させるメッセージを送信するセッション制御手段とを備える。
この構成により、PANを構成する他の通信端末で行っていたセッションを引き継ぐことができる。
上記通信端末は、前記通信端末選択手段によって、通信相手端末との間で通信されているすべてのメディアデータ種別ごとにサービス受信端末が選択された場合には、前記セッション接続要求送受信手段にて送信されたセッションの接続を切替えるメッセージによって、選択された端末能力を有するサービス受信端末と前記通信相手端末との間にセッションが接続された後に、自端末と前記通信相手端末との間のセッションを切断するためのメッセージを前記通信相手端末に送信する切断メッセージ送信手段を備えてもよい。
このように、すべてのメディアデータがサービス受信端末と通信相手端末との間で、セッションで通信される場合には、自端末と通信相手端末とのセッションを切断することにより、メディアの通信端末を切り替えることができる。これにより、サービスを享受するユーザに対して、同じメディアを重複して通信する不都合を防止できる。
本発明の別の態様に係る通信端末は、自端末と共にパーソナルエリアネットワークを構成するサービス受信端末が通信相手端末との間で複数のメディアデータからなるセッション接続中に、その通信中のメディアデータの情報を前記サービス受信端末に問い合わせるメディアデータ問合せ手段と、前記メディアデータ問合せ手段にて得られた通信中のメディアデータと自端末の端末能力とに基づいて、自端末が通信可能なメディアデータがあるか否かを判定する通信可能メディア判定手段と、前記通信可能メディア判定手段にて通信可能なメディアがあると判定された場合に、そのメディアデータをサービス受信端末と通信相手端末との間のセッション接続から自端末へ出力切替えを指示するためのメッセージを前記サービス受信端末へ送信し、前記サービス受信端末から前記通信相手端末に、前記サービス受信端末が指示されている端末能力に従って、メディアデータの出力先変更のメッセージを送信させるセッション切替要求送受信手段とを備える。
このようなセッション接続要求送受信手段を備えることにより、サービス受信端末で通信中のメディアデータの送受信先を自端末に変更できる。自端末がモバイル端末である場合には、メディアデータの少なくとも一つを持ち運び可能にでき、ユーザのサービス享受に関する利便性を向上できる。
本発明の別の態様に係る通信端末は、自端末と共にパーソナルエリアネットワークを構成するサービス受信端末が通信相手端末との間で複数のメディアデータからなるセッション接続中に、その通信中のメディアデータの情報を前記サービス受信端末に問い合わせるメディアデータ問合せ手段と、前記メディアデータ問合せ手段にて得られた通信中のメディアデータと自端末の端末能力とに基づいて、自端末が通信可能なメディアデータがあるか否かを判定する通信可能メディア判定手段と、前記通信可能メディア判定手段にて通信可能なメディアデータがあると判定された場合に、そのメディアデータをサービス受信端末と通信相手端末との間のセッション接続を自端末へ指定したメディアデータの複製の送信を指示するメッセージを前記サービス受信端末へ送信し、前記サービス受信端末から前記通信相手端末に、前記サービス受信端末が指示されている端末能力に従って、メディアデータの出力先複製のメッセージを送信させるセッション複製要求送受信手段とを備える。
このようにセッション切替要求送受信手段を備えることにより、サービス受信端末で通信中のメディアデータの送受信先を自端末に複製できる。自端末がモバイル端末である場合には、サービス受信端末ではそのメディアデータを受信したまま、モバイル端末ではメディアデータの一部を持ち運び可能にでき、ユーザのサービス享受に関する利便性を向上できる。
本発明によれば、他の通信端末に送信するメッセージに、複数のメディアデータ出力先情報を含むことで、セッションで通信されるメディアデータの一部を、それに適する他の通信端末であるサービス受信端末に出力先を変更追加させることができる。また、サービス受信端末切替え時の端末能力を指定し、少なくとも一つの他の通信端末をサービス受信端末として切り替えることにより、ユーザのサービス享受に関する利便性を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態のモバイル端末101の構成を示す図である。図1を用いて、本実施の形態のモバイル端末101について説明する前に、モバイル端末101が適用されるネットワーク構成について、図2を用いて説明する。なお、本実施の形態では、自端末をモバイル端末101として説明するが、自端末は、必ずしも携帯できる通信端末である必要はない。
図2は、本実施の形態のモバイル端末101が適用されるネットワーク構成を示す図である。図2に示すように、IPネットワーク100を介して、モバイル端末101、通信端末102、通信端末103、通信端末104が接続されている。IPネットワーク100は、例えば、電話網、セルラー、無線LAN、インターネットなどである。
モバイル端末101は、例えば、PDA、携帯電話、その他のモバイル機器などのように持ち運びが可能な通信端末である。通信端末102〜104は、例えば、PC、プリンターなどのOA機器やTV、DVD、スピーカなどのAV機器といったネットワーク接続が可能な据え置き通信端末である。また、通信端末102、103、およびモバイル端末101は、近接無線、例えば、Bluetooth(登録商標)やIrDA(Infrared Data Association)、UWB(Ultra WideBand)、RFIDなどで、PAN(Personal Area Network)105を構成している。PAN105内のモバイル端末101、通信端末102、103は、IPネットワーク100を介さずに互いに通信が可能である。
次に、本実施の形態のモバイル端末101について、図1を参照しながら説明する。なお、通信端末102〜104は、サービスの切替え制御を行う構成に関しては、モバイル端末101と同じ構成を有する。なお、本実施の形態での「切替え」とは、モバイル端末101が利用していたサービスを、メディアデータ毎に、他の通信端末に移行することである。これにより、切り替え後は、モバイル端末101はサービスを利用する状態にはない。
モバイル端末101は、データ送受信のためのインターフェースとして、ネットワーク送受信部200と近接無線送受信部205を備えている。ネットワーク送受信部200は、IPネットワーク100を介して、例えば、テキストデータ、音声データ、映像データなどのマルチメディアデータを送受信する。ネットワーク送受信部200は、データ送受信部201に接続されている。データ送受信部201は、ネットワーク送受信部200から受信したデータをデコードし、送信するデータをエンコードする機能を有する。近接無線送受信部205は、PAN105内の通信端末とのデータの送受信を行う。
また、モバイル端末101は、例えば、ユーザの入出力インターフェースとして入出力部202を備えている。入出力部202は、ユーザからのテンキー、ペン、ボタンなどによる入力を受け付け、処理結果等をディスプレイ、スピーカなどに出力する。
また、モバイル端末101は、サービス受信端末の切替えを行うために、能力情報送受信部204、サービス端末決定部206、セッション制御部207、セッションデータベース(以下、セッションDBという)209を備えている。能力情報送受信部204は、PAN105を構成する通信端末の能力情報の送受信を行う機能を有する。例えば、能力情報送受信部204は、UPnP(Universal Plag and Play)、SLP(Service Location Protocol)などの機能を有する。サービス端末決定部206は、能力情報送受信部204で受信した端末能力情報、例えば、コーデック種別、画面サイズなどに基づいて、サービス受信可能な通信端末を選択する機能を有する。
なお、サービス端末決定部206は、その結果を、ユーザに切替先端末を選択させるために、全体制御部203を介し、入出力部202へ表示出力を依頼するとともに、ユーザからの選択結果を、全体制御部203を介して受信する機能を有してもよい。
セッション制御部207は、サービス端末決定部206から依頼されたサービス受信端末を切替える端末切替部208と、マルチメディアデータ通信のセッションを開設/切断する機能とを有する。端末切替部208は、選択結果が付加されているサービス受信端末切替えの依頼を受け付けると、その依頼に基づき、端末切替えメッセージを作成し、ネットワーク送受信部200へメッセージの送信を依頼する。また、端末切替部208は、ネットワーク送受信部200を介して端末切替えメッセージに対する応答を受信する。本端末切替えメッセージについて説明する。
図3(a)は、端末切替部208が作成するメッセージの構成例である。端末切替えメッセージは、端末切替指示300に続いて、制御信号をやり取りする端末として切替先通信端末を示す切替先アドレス301、切替元を示す切替元アドレス302、端末切替え後の少なくとも1つ以上のデータ出力先を決定するデータ伝送先アドレス情報303を有する。データ伝送先アドレス情報303は、メディアデータのデータ伝送先アドレスとデータ種別により構成されている。データ伝送先アドレスは、伝送先の数だけ存在する。
図1に示すように、セッション制御部207には、セッションデータベース(以下、セッションDBという)209が接続されている。セッションDB209は、端末切替部208によるサービス受信端末の切替えにより変化するセッション状態およびセッション開設/切断に伴うセッション状態を管理する。ここで、セッションDB209に管理されたデータの例を示す。
図4(a)は、セッションDB209に記憶されたデータの構成例を示す図である。セッションDB209は、セッションの相手先アドレスとなる送信先アドレス400、そのセッションで送受信されるメディアデータの種別を示すデータ種別401、メディアデータの送信先となるデータ送信先アドレス402、メディアデータの受信先となるデータ受信先アドレス403、送信先アドレス400で示した相手先通信端末が保有するメディアデータ処理機能のうちデータ種別401以外のデータ種別404により構成されている。すなわち、送信先アドレス400の通信端末の機能は、データ種別401と送信先データ種別404との組合せからなる。
次に、本実施の形態におけるサービス受信端末の切替えの動作について説明する。ここでは、一つのモバイル端末から複数の通信端末への切替えを実現可能とするシーケンスの例について説明する。以下の説明では、セッション制御プロトコルとしてSIP(SessionInitiationProtocol:IETF RFC3543)、音声や映像などのメディアデータ送受信プロトコルとしてRTP(Real−timeTransportProtocol:IETF RFC1890)を利用する。
モバイル端末101の端末能力は、2.2インチなどの小さい表示画面、音声コーデック・エンコードはAMR、G.711、映像コーデック・エンコードはMPEG4とする。通信端末102は、モバイル端末101と同等の小型画面を持ち、マイク付き高音質スピーカを持つTV電話用装置とし、その端末能力は、音声コーデック・エンコードはG.711、映像コーデック・エンコードはMPEG4とする。また、通信端末103は、大画面表示が可能なカメラ付きプロジェクタとし、その端末能力は、音声コーデック・エンコードはG.711、映像コーデック・エンコードはMPEG4とする。更に、通信端末104は、PCとし、その端末能力は、音声コーデック・エンコードはAMR/G.711、映像コーデック・エンコードはMPEG4とする。モバイル端末101または通信端末102〜104において、音声コーデック・エンコード、映像コーデック・エンコード等の端末能力は、各全体制御部203に格納されている。
図5は、モバイル端末101から通信端末102,103へのサービス切替えシーケンスの例である。切替え前の状態では、モバイル端末101は、通信端末104とマルチメディアデータ通信を行っている(S500)。マルチメディアデータ通信としては、例えば、MPEG4、AMRのコーデック・エンコードでテレビ電話中の場合を想定する。このときのモバイル端末101のセッションDB209に蓄積されたセッション状態を図4(b)に、通信端末104のセッションDB209に蓄積されたセッション状態を図4(d)に示す。
このとき、モバイル端末101は、近接無線送受信部205により、他の通信端末102,103がモバイル端末101の周囲に存在することを検出すると、能力情報送受信部204が近接無線送受信部205を介してサービス探索依頼を実施する。サービス探索依頼を受けた通信端末102、103は、全体制御部203から自端末能力を能力情報送受信部204に通知し、能力情報送受信部204は近接無線送受信部205を利用し、モバイル端末101へ端末能力を応答として送信する。
次に、そのサービス探索依頼の応答を能力情報送受信部204から受信したモバイル端末101は、サービス決定部206により、図4の送信先データ種別404およびデータ種別402と、全体制御部203に保持した自端末能力と、受信した応答から、サービス受信端末を選定する。例えば、選定の仕方は、サービス決定部206に通信中の端末能力より、優れている端末能力という条件や、予めユーザにより設定されたプロファイル情報に従って、自動的に選定してもよい。また、その選定結果を、入出力部202を介しディスプレイに表示出力させ、最終的な決定をユーザに依頼してもよい。
本実施の形態では、サービス端末決定部206により、自動的に、モバイル端末101の端末能力より優れている音声データ入出力装置として、高音質スピーカを保持する通信端末102、映像データ入出力装置として大画面を持つ通信端末103が選択されたものとする。そして、サービス端末決定部206は、検出した結果を全体制御部203へ通知する(S501)。
モバイル端末101の全体制御部203は、その結果を受け、端末切替部208へセッション制御によるサービス受信端末の切替えを依頼する。端末切替部208は、2つの通信端末102、103への切替えを図3(b)に示すように、切替先アドレス301が制御信号のやり取りする端末として通信端末103のアドレス、切替元アドレス302はモバイル端末101のアドレス、データ伝送先アドレス情報303−1は通信端末103のアドレス、MPEG4、データ伝送先アドレス情報303−2は通信端末102のアドレス、G.711とセットし、端末切替えメッセージを作成する。
セッション制御プロトコルがSIPであることから、セッション転送のREFERメソッド(IETF RFC3515)を利用し、端末切替指示300、切替先アドレス301、切替元アドレス302をREFERメソッドにおけるヘッダとし、データ伝送先アドレス情報303をREFERメソッドのボディ、すなわち、拡張部とする。なお、この拡張部にはSDP(SessionDiscriptionProtocol:IETF RFC2327)などのようなセッション記述プロトコルを用いてもよい。
モバイル端末101は、作成した端末切替メッセージ(REFERメソッド)を通信端末103宛てにネットワーク送受信部200から送信する(S502)。通信端末103の端末切替部208は、モバイル端末101から送信された端末切替メッセージを受信すると、切替先アドレスとなっている通信端末104宛てに、INVITEメソッドを送信する(S503)。ここで送信されるINVITEメソッドには、REFERメソッドのデータ伝送先アドレス情報303に設定された内容が設定される。このとき、端末切替部208は、通信端末103の全体制御部203に蓄積された端末能力が、受信したデータ伝送先アドレス情報303に設定された種別以上にあった場合でも、通常のINVITEメソッドのようには設定してはならない。
つまり、本実施の形態の場合には、通信端末103の音声コーデック・エンコードであるG.711は、通信端末103は、処理できるデータではあるが、モバイル端末101から指定された端末能力ではないことから設定することはできない。これにより、送信元のモバイル端末101は、メディアデータ毎に担当する通信端末を指定することができる。
通信端末104は、INVITEメソッドを受信すると、INVITEメソッド応答を端末切替部208で作成し、通信端末103宛てに送信し(S503)、映像データを通信端末103宛てに、音声データを通信端末102宛てに送受信するようにデータ送受信部201に設定する(S504、S505)。次に、通信端末103は、INVITEメソッド応答を受信すると、端末切替部208によって、REFERメソッド(S502)の応答となるNOTIFYメソッドを作成し、モバイル端末101への送信依頼をネットワーク送受信部200に指示(S506)する。通信端末103、104のセッションDB209は、端末切替部208により図4(c)、図4(e)に示す状態に更新される。
モバイル端末101は、NOTIFYメソッドの受信を検出すると、セッション切断となるBYEメソッドをセッション制御部207によって作成し、通信端末104宛に送信する(S507)。その後、モバイル端末101は、セッションDB209をクリアして、図4(a)の状態に更新する。
以上の処理により、モバイル端末101と通信先端末104との間で確立していたテレビ電話のセッションを、モバイル端末101から通信端末102、通信端末103の2台の通信端末へ切り替えることが可能となる。
第1の実施の形態では、従来のモバイル端末101に、サービス端末決定部206と端末切替部208を設け、各通信端末に送信するメッセージに、メディアデータ毎に担当する通信端末を記述することができるようになった。これにより、ユーザは、モバイル端末101を介し、複数の端末能力を持つ少なくとも1つの通信端末に対し、サービス受信端末の切替え後に利用する端末能力を、メディアデータ毎に指定し、モバイル端末101で受信していたサービスを再現することが可能となり、ユーザのサービス享受に関する利便性を向上させることが可能になる。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るモバイル端末101の構成図である。なお、通信端末102〜104は、モバイル端末101と同じ構成を有する。
第2の実施の形態に係るモバイル端末101の構成は、基本的には、第1の実施の形態に係るモバイル端末101と同じであるが、端末変更送受信部600をさらに備えている点が異なる。
端末変更送受信部600は、近接無線送受信部205および全体制御部203の間に設けられる。端末変更送受信部600は、PAN105を構成する通信端末から、メディアデータ出力先となる通信端末の変更依頼を受信すると、全体制御部203へ、その指示を出す。また、端末変更送受信部600は、全体制御部203からの端末変更依頼を、PAN105を構成する通信端末へ送信する。ここで、端末送受信部600が送受信するメディアデータ出力先変更メッセージについて説明する。なお、本実施の形態での「変更」とは、他の通信端末が利用しているサービスのうち、任意のメディアデータを自端末であるモバイル端末101に移し変えることである。このため、変更されたメディアデータを利用していた他の通信端末は、変更後は、そのメディアデータを利用していない。
図7(a)は、近接無線送受信部205を介して、端末変更送受信部600が送受信するメディアデータ出力先変更メッセージのデータ構成例を示す図である。図7(a)に示すように、メディアデータ出力先変更メッセージは、変更依頼を示すExchange700と、メディアデータの出力先を示すメディアデータ出力先情報701を有する。メディアデータ出力先情報701は、メディアデータの出力元アドレスである操作元アドレス、メディアデータの出力先アドレスである操作先アドレス、出力先のメディアデータのデータ種別で構成されている。メディアデータ出力先情報701は、出力先を変更する数だけ存在する。
図8は、第2の実施の形態におけるメディアデータ出力先変更の動作を示す図である。変更前の状態は、テレビ電話中の状態であり、通信端末103と通信端末104の間ではMPEG4の映像データを送受信しており(S900)、通信端末102と通信端末104の間では、G.711の音声データを送受信している(S901)。第2の実施の形態では、この状態から、メディアデータ出力先変更の例について説明する。
以下の説明では、第1の実施の形態と同様に、セッション制御プロトコルとしてSIP、音声や映像などのメディアデータ送受信プロトコルとしてRTPを利用する。また、モバイル端末101、通信端末102〜104の保有する端末能力は、実施の形態1と同様のものとする。
モバイル端末101を所持するユーザが、他の通信端末102、103のメディアデータの出力先をモバイル端末101へ変更する指示を入出力部202へ入力すると、それが全体制御部203へ指示される。
次に、モバイル端末101は、能力情報送受信部204に搭載された機能を、近接無線送受信部205を介して利用し、PAN105内の通信端末102、通信端末103の端末能力を問い合わせる。通信端末102,103の能力情報送受信部204は、モバイル端末101からの端末能力の問い合わせを受信すると、全体制御部203に格納された自端末能力を応答として作成し、作成した応答をモバイル端末101宛てに送信する。
モバイル端末101の全体制御部203は、端末能力問合せの応答受信を検出すると、入出力部202から、その結果を画面出力する(S902)。
本実施の形態では、モバイル端末101を所持するユーザは、画面出力に基づいて、通信端末102の音声データを、モバイル端末101へ変更する指示を入出力部202へ入力する。モバイル端末101は、入力されたメディアデータの出力先変更指示を全体制御部203へ通知する。そして、モバイル端末101は、端末変更送受信部600によって、メディア出力先変更メッセージを作成する。ここで作成されるメディアデータ出力先変更メッセージは、図7(b)に示すように、Exchange700と、操作元アドレスとしてモバイル端末101のアドレス、操作先アドレスとして通信端末102のアドレス、データ種別としてG.711を含む。モバイル端末101は、作成したメッセージを端末変更送受信部600によって、近接無線送受信部205を介して、通信端末103宛てに送信する(S903)。
通信端末103は、メディアデータ出力先変更メッセージの受信を検知すると、映像データは伝送先を変更せず、音声データの伝送先がモバイル端末アドレス101とした通信端末104宛てのINVITEメソッドをセッション制御部207によって作成し、ネットワーク送受信部200を介して送信する(S904)。
通信端末104が、INVITEメソッドの受信を検出すると、セッション制御部207によって、INVITEメソッドに対する応答を作成し、送信するとともに、セッションDB209を更新する。
そして、通信端末104は、受信したINVITEメソッドのボディに記述されたSDPに合わせて、データ送受信部201を用いてメディアデータの出力先を変更する。これにより、セッションDB209は、図9(c)から図9(d)に書き換わる(S904)。すなわち、データ種別がMPEG4の映像データの出力先は、通信端末103のままとなり(S905)、データ種別がG.711の音声データの出力先は、通信端末102からモバイル端末101へ変わる(S906)。
通信端末103が、INVITメソッドの応答を受信したことを検出すると、端末切替部207によってセッションDB209を更新する。通信端末103の受信するメディアデータに変更はないが、同じサービスのうち、音声データについては、出力先が、通信端末103からモバイル端末101に変更するため、通信端末103のセッションDB209は、図9(a)から図9(b)へ書き換わる。
以上の処理により、通信先端末104および通信端末102との間で送受信していたテレビ電話の音声データの出力先を、テレビ電話に参加していなかったモバイル端末101へ変更することが可能となる。
第2の実施の形態では、メディアデータの出力先の変更依頼を作成および送信する端末変更送受信部600を設けたことにより、サービス受信していないモバイル端末101が、PAN105を構成し、複数のメディアデータで構成されたマルチメディアサービスを受信中にメディアデータの少なくとも一つの出力先の変更を可能にする。
これにより、ユーザは、メディアデータの出力先を、サービス受信していないモバイル端末101に変更可能となる。モバイル端末101への変更により、サービスの一部を持ち運び可能にし、ユーザのサービス享受に関する利便性を向上させることが可能になる。
(第3の実施の形態)
図10は、第3の実施の形態に係るモバイル端末101の構成を示す図である。なお、通信端末102〜104は、モバイル端末101と同じ構成を有する。
第3の実施の形態に係るモバイル端末101の構成は、基本的には、第1の実施の形態に係るモバイル端末101と同じであるが、複製依頼送受信部1000をさらに備えている点が異なる。
複製依頼送受信部1000は、全体制御部203および近接無線送受信部205の間に設けられる。複製依頼送受信部1000は、PAN105を構成する通信端末から、メディアデータ複製依頼を受信すると、全体制御部203へ、その指示を出す。また、複製依頼送受信部1000は、全体制御部203からの指示を、PAN105を構成する通信端末へ送信する。なお、本実施の形態において、「複製」とは、他の通信端末が利用しているサービスのうち任意のメディアデータを、自端末であるモバイル端末101でも利用することである。このため、複製されたメディアデータを利用していた他の通信端末は、複製後も引き続き、そのメディアデータを利用している。
図11(a)は、近接無線送受信部205を介して端末変更送受信部1000が送受信するメディアデータ複製依頼メッセージのデータ構成例である。メディアデータ複製依頼メッセージは、複製依頼であることを示すCopy1100と、複製されたメディアデータの出力先を示すメディアデータ複製先情報1101とを有する。メディアデータ複製先情報1101は、メディアデータの複製元アドレスである操作元アドレス、メディアデータの複製先アドレスである操作先アドレス、複製するメディアデータ種別で構成されている。メディアデータ複製先情報1101は、複製するメディアデータの数だけ存在する。
図12は、複製されたメディアデータの出力先の追加動作を示す図である。追加前の状態では、通信端末103と通信端末104の間では、MPEG4の映像データを送受信しており(S1300)、通信端末102と通信端末104の間ではG.711の音声データを送受信している(S1301)。第3の実施の形態では、この状態から、複製されたメディアデータの出力先の追加を行う例について説明する。以下の説明では、実施の形態1と同様に、セッション制御プロトコルとしてSIP、音声や映像などのメディアデータ送受信プロトコルとしてRTPを利用する。また、モバイル端末101、通信端末102〜104の保有する端末能力は、第1の実施の形態と同様のものとする。
モバイル端末101を所持するユーザが、メディアデータの複製をモバイル端末101へ移す指示を入出力部202へ入力すると、その複製指示が全体制御部203へ通知される。
次に、モバイル端末101は、能力情報送受信部204に搭載された機能を利用し、PAN105内の通信端末102、通信端末103の端末能力を、近接無線送受信部205を介して問い合わせる。通信端末102,103の能力情報送受信部204が、端末能力の問い合わせを受信すると、通信端末102,103は、全体制御部203に格納された自端末能力を応答として作成し、作成した応答をモバイル端末101宛てに近接無線送受信部205を介して送信する。
モバイル端末101の全体制御部203は、端末能力問合せの応答受信を検出すると、入出力部202から、その結果を画面出力する(S1302)。
本実施の形態では、モバイル端末101を所持するユーザは、画面出力に基づいて、通信端末102の音声データを、モバイル端末101へ複製する指示を入出力部202へ入力する。モバイル端末101は、入力されたメディアデータの複製指示を全体制御部203へ通知する。そして、モバイル端末101は、複製依頼送受信部1000によって、メディアデータ複製メッセージを作成する。
ここで作成されるメディアデータ複製メッセージは、図11(b)に示すように、Copy1100と、操作元アドレスとしてモバイル端末101のアドレス、操作先アドレスとして通信端末102のアドレス、データ種別としてG.711を含む。モバイル端末101は、作成したメディアデータ複製メッセージを複製依頼送受信部1000によって、近接無線送受信部205を介して、通信端末103宛てに送信する(S1303)。
通信端末103が、複製依頼送受信部1000でメディアデータ複製メッセージの受信を検知すると、受信中の映像データおよび音声データの伝送先は変更せず、音声データの出力先のアドレスを解析する。ここでは、出力先アドレスは、モバイル端末101のアドレスであると解析される。次に、全体制御部203は、端末切替部208に対し、通信端末104宛てのREFERメソッドを作成するように依頼する。端末切替部208は、作成したREFERメソッドを、ネットワーク送受信部200を介し、通信端末104宛てに送信する(S1304)。
なお、このとき、通信端末へ複数のメディアデータの複製を受信させるためには、REFERメソッドは、第1の実施の形態で説明した図3(a)に示すデータ構成を用いればよいことは、容易に類推できる。
通信端末104が、REFERメソッドを受信したことを検出すると、端末切替部207によって、REFERメソッドのボディに格納されたSDPをINVITEメソッドのSDPとして作成して、モバイル端末101宛てにネットワーク送受信部200を介して送信する。また、通信端末104は、端末切替部208がINVITEメソッドを送信したことを検出すると、INVITEメソッドで記述されたSDPに合わせて、メディアデータの出力先を変更する(S1305)。
モバイル端末101が、INVITEメソッドの受信を検出すると、端末切替部208によって、INVITEメソッドの応答を作成して通信端末104宛てに送信する。
また、モバイル端末101は、データ送受信部201にSDPに書かれたデータ送信先アドレスを設定し、音声データ送受信の準備をする。
通信端末104が、INVITEメソッドの応答の受信を検出すると、端末切替部207によってセッションDB209を更新し、さらに、端末切替部208はREFERメソッドの応答としてNOTIFYメソッドを作成し、通信端末103宛てに送信する。また、通信端末104のデータ送受部201は、通信端末102宛てに送信する音声データの複製を送信し、逆に、通信端末102からの音声データを受信できるように準備を依頼する。
その結果、通信端末104のセッションDB209は、図13(b)から図13(c)へ書き換えられ、複製処理前から利用していた通信端末102と通信端末103におけるデータ送受信には変更を加えず(S1306、S1307)、複製処理によって追加された音声データはモバイル端末101へ送信される(S1308)。
モバイル端末101が、NOTIFYメソッドの応答の受信を検出すると、端末切替部208によってセッションDB209を更新する。これにより、セッションDB209は、図13(a)から図13(d)へ書き換わり、通信端末104とモバイル端末101との音声の送受信についての記述が加わる。
以上の処理により、通信端末104および通信端末102との間で送受信していたテレビ電話の音声データを、モバイル端末101から指定し、受信可能にすることができる。
第3の実施の形態では、メディアデータ複製依頼を送信可能な複製依頼送受信部1000を設けたことにより、各通信端末に送信するメッセージに、利用中のサービスのうち、メディアデータ毎に担当する通信端末を記述することができるようになった。これにより、PAN105を構成する通信端末が利用しているメディアデータを、PAN内の他の通信端末が複製を指示することで、当該メディアデータを利用可能にすることができる。
また、据え置き通信端末で受信中のメディアデータを、モバイル端末101でも受信可能、つまり、通信中のメディアデータの一部の持ち運びを可能にしていることから、ユーザのサービス享受に関する利便性を向上できる。
以上、本発明の通信端末について、実施の形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
第1〜第3の実施の形態では、IPネットワーク100を介したセッション制御用にSIP(SessionInitiationProtocol)を利用したが、IPネットワークにおけるセッション制御プロトコルであればよく、SIPに限定するものではない。
また、第1〜第3の実施の形態における端末能力とは、メディアデータのコーデック/エンコードの種別、画面のサイズ、搭載するアプリケーションなど、通信端末に係る能力全般を指すものである。また、端末能力を獲得するためのプロトコルを限定するものではない。
また、第1〜第3の実施の形態では、通信端末102、通信端末103のメディアデータの送受信準備、つまり、データ送受信部201へのコーデック・エンコード、および、送受信アドレスなどの準備方法については、特に限定していない。そのため送受信準備は、電源ONされた状態から準備されていてもよいし、能力情報送受信部204により自端末能力を他端末へ通知するときに準備してもよいし、通信端末103がINVITEメソッドの受信(S503)により、自端末の準備をすると同時に、通信端末103が近接無線通信部205を利用することで、通信端末102に対して、送受信アドレスなどの情報を通知し受信準備をさせてもよい。
また、第1〜第3の実施の形態では、通信端末102もセッション制御207、端末切替部208を有するとしたが、どちらも保持していなくてもよく、つまり、サービス受信端末切替えにおける切替先通信端末の少なくとも1台がその機能を有すればよい。
また、第1〜第3の実施の形態では、モバイル端末101、通信端末102,通信端末103の間には、アクセス認証および内部リソースの利用可能範囲といったアクセス範囲が存在してもよい。
また、第1の実施の形態では、モバイル端末が自端末能力より優れた端末能力を所有する通信端末を発見した場合には、自動的に、複数通信端末へサービス受信端末の切替えを実施してもよいし、PAN105を構成される通信端末の端末能力を獲得した時点で入出力部202を介して、ユーザへGUI/アラームなどで通知し、切替えの有無をユーザが選択してもよいし、あらかじめ、切替えに対するユーザの意向がプロファイルとして、モバイル端末内に格納されていてもよいし、特に限定するものではない。
また、第1の実施の形態では、切替先通信端末として通信端末103を用いて説明したが、通信端末102を利用してもよく、そのときの処理は容易に類推できる。
また、第2、第3の実施の形態では、モバイル端末を保持するユーザの意向を、インタラクティブな入力でメディアデータの出力先変更を決定し実施したが、モバイル端末にユーザの意向をプロファイルとして蓄積させることで、入力を自動にすることも可能である。
また、第2の実施の形態では、モバイル端末101へ新規にセッションを開設せず、通信端末103のセッションのまま、メディアデータの出力先だけを変更したが、新規にセッションを開設してもよい。
また、第3の実施の形態では、モバイル端末101へ新規にセッションを開設したが、通信端末103のセッションのまま、メディアデータの出力先だけを変更し、新規にセッションを開設しなくてもよい。
なお、セッション接続の移行とは、メディアデータの切り替え、変更、複製を含むものである。
以上説明したように、本発明によれば、ユーザのサービス享受に関する利便性を向上させることが可能となり、最適な通信端末への切替え、および、サービスモビリティを実現する通信端末等として有用である。
第1の実施の形態における通信端末の機能構成を示す図 実施の形態の全体構成を示す図 (a)端末切替メッセージのデータ構成の例を示す図(b)端末切替メッセージの具体例を示す図 (a)第1の実施の形態における通信端末が保持するセッションDBのデータ構成例を示す図(b)第1の実施の形態において切替前のモバイル端末のセッションDBのデータを示す図(c)第1の実施の形態において切替前の通信端末のセッションDBのデータを示す図(d)第1の実施の形態において切替前の通信端末のセッションDBのデータを示す図(e)第1の実施の形態において切替後の通信端末のセッションDBのデータを示す図 第1の実施の形態における端末切替シーケンスを示す図 第2の実施の形態における通信端末の機能構成を示す図 (a)メディア出力先変更メッセージのデータ構成例を示す図(b)メディア出力先変更メッセージの具体例を示す図 第2の実施の形態におけるメディア出力先変更シーケンスを示す図 (a)第2の実施の形態において切替前の通信端末のセッションDBのデータを示す図(b)第2の実施の形態において切替後の通信端末のセッションDBのデータを示す図(c)第2の実施の形態において切替前の通信端末のセッションDBのデータを示す図(d)第2の実施の形態において切替後の通信端末のセッションDBのデータを示す図 第3の実施の形態における通信端末の機能構成を示す図 (a)第3の実施の形態で利用されるメディア複製メッセージのデータ構成例を示す図(b)メディア複製メッセージの具体例を示す図 第3の実施の形態におけるメディア複製シーケンスを示す図 (a)第3の実施の形態において複製前の通信端末のセッションDBのデータを示す図(b)第3の実施の形態において複製後の通信端末のセッションDBのデータを示す図(c)第3の実施の形態において複製前の通信端末のセッションDBのデータを示す図(d)第3の実施の形態において複製後の通信端末のセッションDBのデータを示す図
符号の説明
100 IPネットワーク
101 モバイル端末
102 通信端末
103 通信端末
104 通信端末
105 PAN
200 ネットワーク送受信部
201 データ送受信部
202 入出力部
203 全体制御部
204 能力情報送受信部
205 近接無線送受信部
206 サービス端末決定部
207 セッション制御部
208 端末切替部
209 セッションDB
600 端末変更送受信部
1000 複製依頼送受信部

Claims (6)

  1. 通信相手である通信相手端末との間で複数のメディアデータからなるサービスのセッション接続中に、パーソナルエリアネットワークを構成する他の通信端末の端末能力を問い合わせる端末能力問合せ手段と、
    前記端末能力問合せ手段にて得られた他の通信端末の端末能力および自端末の端末能力に基づいて、前記メディアデータを送受信する通信端末であるサービス受信端末を、前記複数のメディアデータ毎に選択する通信端末選択手段と、
    前記通信端末選択手段にて選択されたサービス受信端末に選択された少なくとも一つのサービス受信端末と前記通信相手端末との間で通信するためのセッション接続を移行させる移行メッセージを、前記選択されたサービス受信端末へ送信するセッション制御手段と、
    を備える通信端末。
  2. 前記移行メッセージは、前記選択されたサービス受信端末を前記メディアデータ毎の受信先情報として含む請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記セッション制御手段による移行メッセージに応じて、前記サービス受信端末と前記通信相手端末とのセッションが接続された後に、前記通信相手端末とのセッションを切断させるためのメッセージを前記通信相手端末に送信する送信手段を備える請求項1又は2に記載の通信端末。
  4. パーソナルエリアネットワークを構成し、通信相手である通信相手端末との間で複数のメディアデータからなるサービスのセッション接続中の他の通信端末から、セッション接続と、前記メディアデータの受信先を移行する要請が記述された移行メッセージを受信する受信手段と、
    前記移行メッセージに指定されているメディアデータを指定して、前記通信相手端末との間でセッションを接続させるメッセージを送信するセッション制御手段と、
    を備える通信端末。
  5. 自端末と共にパーソナルエリアネットワークを構成するサービス受信端末が通信相手端末との間で複数のメディアデータからなるセッション接続中に、その通信中のメディアデータの情報を前記サービス受信端末に問い合わせるメディアデータ問合せ手段と、
    前記メディアデータ問合せ手段にて得られた通信中のメディアデータと自端末の端末能力とに基づいて、自端末が通信可能なメディアデータがあるか否かを判定する通信可能メディア判定手段と、
    前記通信可能メディア判定手段にて通信可能なメディアがあると判定された場合に、そのメディアデータをサービス受信端末と通信相手端末との間のセッション接続から自端末へ出力切替えを指示するためのメッセージを前記サービス受信端末へ送信し、前記サービス受信端末から前記通信相手端末に、前記サービス受信端末が指示されている端末能力に従って、メディアデータの出力先変更のメッセージを送信させるセッション切替要求送受信手段と、
    を備える通信端末。
  6. 自端末と共にパーソナルエリアネットワークを構成するサービス受信端末が通信相手端末との間で複数のメディアデータからなるセッション接続中に、その通信中のメディアデータの情報を前記サービス受信端末に問い合わせるメディアデータ問合せ手段と、
    前記メディアデータ問合せ手段にて得られた通信中のメディアデータと自端末の端末能力とに基づいて、自端末が通信可能なメディアデータがあるか否かを判定する通信可能メディア判定手段と、
    前記通信可能メディア判定手段にて通信可能なメディアデータがあると判定された場合に、そのメディアデータをサービス受信端末と通信相手端末との間のセッション接続を自端末へ指定したメディアデータの複製の送信を指示するメッセージを前記サービス受信端末へ送信し、前記サービス受信端末から前記通信相手端末に、前記サービス受信端末が指示されている端末能力に従って、メディアデータの出力先複製のメッセージを送信させるセッション複製要求送受信手段と、
    を備える通信端末。

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