JP4408743B2 - 通信装置及び受信バッファの制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、リアルタイム通信装置に関し、特に、データパケットの遅延揺らぎを吸収して通信品質を向上するための受信バッファメモリ容量の制御方法及びそれを備えたリアルタイム通信装置に関する。
IP(Internet Protocol)ネットワーク上で、音声や動画像等のリアルタイム性を要求されるデータをIPパケット化して送受信する場合、IPネットワークを経由したことによる遅延時間のばらつきによって、IPネットワークを経由して受信したデータの到達間隔の揺らぎ(以下、遅延揺らぎ)が生じ、受信音声の音切れや画像の乱れ等が発生して通信品質が低下する。このため、IPネットワーク上で、音声や動画像等のリアルタイム性を要求されるデータを送受信するリアルタイム通信装置は、遅延揺らぎを吸収するために受信データを一時的に蓄積する受信バッファを設けて、通信品質の向上を図る構成としている。
受信バッファの蓄積容量が大きいほど、遅延揺らぎによる音声・動画像の途切れは防止できることになるが、一方で、バッファメモリの蓄積容量を大きくすると、受信データの再生(音声の再生、動画像の表示等)遅延につながり、リアルタイム性が低下するという不利益がある。このため、受信バッファメモリの蓄積容量は、遅延揺らぎを効果的に吸収しつつ、遅延時間をむやみに増大させることのない容量となるように設定する必要がある。さらに、受信データの遅延ゆらぎをもたらすIPネットワークの混雑状況は変化するため、この変化に合わせて受信バッファメモリの容量を変化できることが望ましい。
特許文献1には、インターネット網などのデータ通信網で使用する通話装置において、通話装置が直接接続されたネットワークセグメント上を所定時間内に往来するパケットのパケット数及びパケット長を計数し、得られた値に基づいて通話装置が備える受信バッファメモリのFIFO段数を増加又は減少させる技術が開示されている。
特開2002−152257号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の技術では、通話装置が直接接続されているネットワークセグメント上を往来するパケット数とパケット長を用いてデータ通信網のトラフィック混雑状況を判断しているため、通話装置が直接接続されたネットワークセグメント以外のデータ通信網全域のトラフィック混雑状況を取り込むことができない。このため、通話装置が直接接続されたネットワークセグメント以外のデータ通信網が持つ網構成の複雑さによって遅延揺らぎが生じている場合には、受信バッファメモリの蓄積容量に相当するFIFO段数を最適化できずに通話品質を低下させてしまうという課題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、データ通信網の構成の複雑さに応じてリアルタイム通信装置の受信バッファの蓄積容量を増減し、受信データパケットの遅延揺らぎを吸収するリアルタイム通信装置および受信バッファの制御方法を提供することを目的とする。
本発明にかかるリアルタイム通信装置は、通信網からデータパケットを受信し、受信したデータパケットに含まれる通信データを取り出す手段と、前記通信データを受信バッファに一時蓄積する手段と、前記受信バッファに蓄積された前記通信データを再生手段に送信する手段とを有するリアルタイム通信装置であって、前記データパケットのヘッダから、前記データパケットが経由した中継装置数に関する情報を取得する手段と、前記データパケットが経由した中継装置数に関する情報に基づいて、前記受信バッファの蓄積容量を変更する手段とをさらに有するものである。このような構成により、データパケットが経由した中継装置数に基づいて受信バッファ容量を変更できるため、データ通信網の構成の複雑さに応じてリアルタイム通信装置の受信バッファの蓄積容量を増減することにより、受信したデータパケットの遅延揺らぎを吸収することができる。
一方、本発明にかかる受信バッファの制御方法は、通信網からデータパケットを受信し、受信したデータパケットに含まれる通信データを取り出す手段と、前記通信データを受信バッファに一時蓄積する手段と、前記受信バッファに蓄積された前記通信データを再生手段に送信する手段とを有するリアルタイム通信装置における前記受信バッファの制御方法であって、前記データパケットのヘッダ情報から、前記データパケットが経由した中継装置数に関する情報を取得するステップと、前記受信バッファの蓄積容量を、前記データパケットが経由した中継装置数に関する情報に基づいて変更するステップとを含むものである。このような制御方法により、データパケットが経由した中継装置数に基づいて受信バッファ容量を変更できるため、データ通信網の構成の複雑さに応じてリアルタイム通信装置の受信バッファの蓄積容量を増減することにより、受信データパケットの遅延揺らぎを吸収することができる。
さらに、受信バッファ容量の変更は、前記データパケットが経由した中継装置数に関する情報によって示される中継装置数が増加するにしたがって、前記受信バッファの蓄積容量を大きくし、逆に、前記データパケットが経由した中継装置数に関する情報によって示される中継装置数が減少するにしたがって、前記受信バッファの蓄積容量を小さくするよう制御する構成とすることが望ましい。このような構成により、データ通信網が持つ構成の複雑さによって生じる受信データパケットの遅延ゆらぎを効率よく吸収できるため、通信品質を向上することができる。
なお、前記データパケットがIPパケットである場合は、前記データパケットが経由した中継装置数に関する情報をIPヘッダに含まれるTTL値とすればよいし、前記TTL値が小さくなるに従って前記受信バッファの蓄積容量を大きくし、逆に、前記TTL値が大きくなるに従って、前記受信バッファの蓄積容量を小さくするよう制御する構成とするとよい。
本発明により、データ通信網の構成の複雑さに応じてリアルタイム通信装置の受信バッファの蓄積容量を増減し、受信データパケットの遅延揺らぎを吸収するリアルタイム通信装置および受信バッファの制御方法を提供することができる。
発明の実施の形態1.
図1は、本実施の形態にかかるリアルタイム通信装置1の構成を示すブロック図である。リアルタイム通信装置1は、IPネットワーク上で音声通話を行うための音声通話装置である。リアルタイム通信装置1は、送信部10と、受信部20で構成される。このうち、送信部10は、符号化された音声信号を、IPネットワークを介して相手側のリアルタイム通信装置に送信するための機能部である。送信部10では、まず、マイクロフォン11から入力された音声信号がエンコード処理部12に送られる。エンコード処理部12は、マイクロフォン11から受信した音声信号をPCM(Pulse Code Modulation)方式やCS−ACELP方式などの標準的な符号化方式によってデジタル圧縮データに変換し、変換後のデジタル圧縮データをヘッダ付加部13に送信する。ヘッダ付加部13は、エンコード処理部12から受信したデジタル圧縮データに少なくともIPヘッダを含む通信に必要なヘッダ情報を付加してIPパケットの組み立てを行う。なお、ヘッダ付加部13では必要に応じて、デジタル圧縮データをIPパケットサイズに分割してIPパケットの組み立てを行うこととしてもよい。さらに、ヘッダ付加部13は、組み立て後のIPパケットをパケット送信部14に送信する。パケット送信部14は、ヘッダ付加部13から受信したIPパケットを、IPネットワーク2の通信方式に従って、相手側端末装置に対して送信する。
一方、受信部20は、音声信号を圧縮符号化したデータを送信元のリアルタイム通信装置から受信し、受信したデータを音声信号に復号化して再生を行う機能部である。受信部20では、まず、パケット受信部21が、IPネットワーク2を経由して相手側リアルタイム通信装置から送られてきたIPパケットを受信し、受信したIPパケットをTTL値検出部22及びヘッダ除去部23に送信する。このうち、ヘッダ除去部23は、パケット受信部21より受信したIPパケットからIPヘッダを含むヘッダ情報を除去してデジタル圧縮データを取り出し、取り出したデジタル圧縮データを再生順序に従って受信バッファ部24に出力する。受信バッファ部24は、ヘッダ除去部23より入力されたデジタル圧縮データを一時蓄積する。さらに、受信バッファ部24は、蓄積したデジタル圧縮データを順次、デコード処理部25に対して送信する。デコード処理部25は、受信バッファ部24から受信したデジタル圧縮データを元の音声信号に復号化して、スピーカ26に出力する。スピーカ26はデコード処理部25から出力された音声信号を再生する。
なお、受信バッファ部24は、FIFO構造を持つメモリであり、デジタル圧縮データの蓄積に使用するFIFO段数は、TTL値検出部22指示によって変化できるよう構成されたものである。
次に、TTL値検出部22の動作を説明する。TTL値検出部22は、パケット受信部21より受信したIPパケットのヘッダに含まれるTTL(Time To Live)値を検出し、TTL値に応じて受信バッファ部24の蓄積容量(以下、受信バッファ容量)を変化させるための制御信号(以下、受信バッファ制御信号)を、受信バッファ部24に対して出力する。受信バッファ容量は、TTL値検出部22が出力する受信バッファ制御信号に基づいて決定される。
図2は、TTL値検出部22が出力する受信バッファ制御信号によって指示されるTTL値と受信バッファ容量との関係を概念的に示すグラフである。図のように、受信したIPパケットのIPヘッダに含まれるTTL値が大きい場合は、受信バッファ容量を相対的に小さくするよう指示する受信バッファ制御信号がTTL値検出部22から受信バッファ部24に出力され、TTL値が小さい場合は、受信バッファ容量を大きくするよう指示する受信バッファ制御信号が出力される。
上述したように、本発明では、IPヘッダに実装されているTTL値を利用し、受信IPパケットの持つTTL値に応じて、受信バッファの容量を変化させることを特徴としている。以下では、TTL値に基づいて受信バッファ容量を増減することの利点について説明する。
TTL値は、IPヘッダに8ビットの領域で定義されたIPパケットの有効期間を表す値であり、10進数表示とすることによって0から255までの整数値であらわされるものである。送信元の端末装置がTTL値を設定して送信先端末装置に向けてIPパケットを送信すると、途中の経路上のルータ装置を通過する毎にルータ装置によって値が1ずつ減らされていき、TTL値が0になるまでに通信先端末装置にIPパケットが到達しない場合は、その時点で途中のルータ装置によりIPパケットが廃棄される。つまり、TTL値は、ルータ装置の通過回数であるホップ数によってIPパケットの有効期間を表すものである。このため、端末装置1で受信したIPパケットのTTL値を検出することによって、送信元のリアルタイム通信装置との間の経路上に存在するルータ装置の台数を知ることができる。
送信先のリアルタイム通信装置に到達するまでにIPパケットが経由するルータ装置の数が増えることは、送信先のリアルタイム通信装置に連続して到達すべきIPパケットの到達遅延時間の増大、遅延揺らぎの増大を生じる原因となる。したがって、受信したIPパケットのTTL値が小さいことはホップ数が大きいことに相当し、IPパケットの遅延ゆらぎが大きいと想定されるため、この場合には受信バッファ容量を相対的に大きくするよう受信バッファを制御する。逆に、TTL値が大きいことはホップ数が小さいことに相当するため、受信バッファ容量を相対的に小さくするよう制御する。これによって、経由するIPネットワークに起因するIPパケットの遅延ゆらぎに合わせて効率よく受信バッファ容量を制御することができる。
図3は、本実施の形態にかかるリアルタイム通信装置1がIPネットワークを介して通信を行う構成の一例を示したものである。図3の例では、本実施の形態にかかるリアルタイム通信装置である第1のリアルタイム通信装置1A及び第2のリアルタイム通信装置1BがIPネットワーク2に接続されている。また、IPネットワーク2において、リアルタイム通信装置1A及び1Bが通信を行う経路上には、4台のルータ装置30乃至33が配置されている。第1のリアルタイム通信装置1Aとルータ装置30が接続され、さらにルータ装置30とルータ装置31、ルータ装置31とルータ装置32、ルータ装置32とルータ装置33、最後にルータ装置33と第2の通信端末1Bが、それぞれ接続されている。
第1のリアルタイム通信装置1Aから第2のリアルタイム通信装置1Bに対してIPパケットを送信する場合を例にとって説明する。送信するIPパケットのTTL値は、送信元である第1のリアルタイム通信装置1Aによって付与されるものであり、図3の例では128としている。第1のリアルタイム通信装置1Aの送信部10から送信されたIPパケットは、最初のルータ装置30を通過する際に、TTL値が127に減算される。続いて、ルータ装置31乃至33でも、同様にTTL値が減算され、通信先となる第2のリアルタイム通信装置1Bの受信部20にIPパケットが到達した際のTTL値は124となる。
一方、比較のために最も単純な構成を考える。最も単純な構成は、IPネットワーク2において、第1のリアルタイム通信装置1Aと第2のリアルタイム通信装置1Bの間の経路上にルータ装置が1台も存在せず、途中でルータ装置を通過することなく通信が可能な場合である。この場合は、リアルタイム通信装置1AからTTL値128として送信されたIPパケットが、リアルタイム通信装置1Bで、TTL値128のまま受信される。
図4は、図3の構成に対応する受信バッファ容量の変化の一例を示したグラフである。図3を用いて説明した構成の場合、リアルタイム通信装置1Bの受信部20が受信するIPパケットのTTL値は124であるため、このときの受信バッファ容量はAとなり、TTL値検出部22は、受信バッファ容量をAとする受信バッファ制御信号を受信バッファ部24に出力する。一方、ルータ装置を経由せずにリアルタイム通信装置1Bの受信部20が受信するIPパケットのTTL値は128であり、このときTTL値検出部22は、受信バッファ容量を最小値Minとする受信バッファ制御信号を受信バッファ部24に出力する。図4に示すように、A>Minの大小関係が成り立ち、ルータ装置を経由しない構成に比べて図3で説明した構成の場合のほうが受信バッファ部24の受信バッファ容量を大きくするよう指示する受信バッファ制御信号が出力される。
次に、図5を用いて、TTL値検出部22によって行われる受信バッファ部23の蓄積容量制御の制御フローを説明する。まず、ステップS1においてパケット受信部21からIPパケットを取り込み、そのヘッダからTTL値を取得する。次に、ステップS2において取得したTTL値を、これまでの値(現在値)として保持していたTTL値と比較する。比較した結果、TTL値に変化がない場合は、次のIPパケットの取り込みを行う。一方、TTL値に変化がある場合は、新たなTTL値に対応する受信バッファ容量を決定し(ステップS3)、受信バッファ部24に対して蓄積容量の変更を指示する受信バッファ制御信号を送信する(ステップS4)。なお、受信バッファ容量を決定するために必要となる受信したTTL値と受信バッファ容量の関係は、予め設定されたものをTTL値検出部22に保持するよう構成すればよい。
上述したように、受信IPパケットのTTL値が小さい場合に受信バッファ容量を大きくするよう制御することによって、IPネットワーク2で発生したネットワークパケットの遅延揺らぎを吸収することができる。また、TTL値が大きい場合に受信バッファ容量を小さくするよう制御することによって、受信バッファ部24によって生じる遅延時間の増大を抑えることができる。このように、本実施の形態にかかるリアルタイム通信装置1では受信バッファ容量をTTL値に基づいて適宜変更することによって遅延揺らぎを効率よく吸収できるため、受信音声の音切れを無くして通信品質を向上させることができる。
発明の実施の形態2.
図6は、本実施の形態にかかるリアルタイム通信装置3の構成を示すブロック図である。リアルタイム通信装置3は、図1を用いて説明した発明の実施の形態1にかかるリアルタイム通信装置1におけるマイクロフォン11の代わりにビデオカメラ40を備え、スピーカ26の代わりにディスプレイ41を備えたものである。リアルタイム通信装置3の有するエンコード処理部12では、動画像の圧縮符号化を行い、デコード処理部25では動画像の伸張復号化を行う点以外の動作、作用については発明の実施の形態1と同様である。これによって、本実施の形態にかかるリアルタイム通信装置3では受信側でディスプレイ41に表示される動画像の途切れを無くして通信品質を向上させることができる。
発明の実施の形態3.
図7は、本実施の形態にかかるリアルタイム通信装置4の構成を示すブロック図である。リアルタイム通信装置4は、図1を用いて説明した発明の実施の形態1にかかるリアルタイム通信装置1におけるマイクロフォン11の代わりに電子黒板等の第1のリアルタイムデータアプリケーション42を備え、スピーカ26の代わりに第2のリアルタイムデータアプリケーション43を備えている。一般的に、リアルタイムデータアプリケーションを扱う場合、送信データの圧縮符号化を行う必要がないためエンコード処理部12は備えておらず、同様に、受信データの伸張復号化も不要であるためデコード処理部25も備えていない。このほかの動作、作用については発明の実施の形態1と同様である。これによって、本実施の形態にかかるリアルタイム通信装置4では、受信側のリアルタイムデータアプリケーション43で処理されるデータの途切れを無くして通信品質を向上させることができる。
発明の実施の形態4.
図8は、本実施の形態にかかるリアルタイム通信装置5の構成を示すブロック図である。リアルタイム通信装置5は、片方向に動画像を送信する場合に使用される受信端末であり、送信端末6から送信される動画像を、IPネットワーク2を介して受信する。リアルタイム通信装置5は、発明の実施の形態2にかかるリアルタイム通信装置3の受信部20に相当する機能部を有しており、デコード処理部25では動画像の伸張復号化を行う点以外の動作、作用については発明の実施の形態1にかかるリアルタイム通信装置1の受信部と同様である。
なお、上述した発明の実施の形態にかかる構成は一例を示したものであり、通信網を介してリアルタイム性の要求されるデータパケットを送受信し、受信バッファメモリを用いて受信データパケットの遅延揺らぎの吸収を行うその他のリアルタイム通信装置においても、本発明は有効である。
例えば、上述した発明の実施の形態では、データパケットが経由した中継装置数に関する情報としてIPv4ヘッダに含まれるTTL値を用いる場合を説明したが、IPv6プロトコルに従ってデータ通信を行うリアルタイム通信装置の場合は、IPv6ヘッダに含まれるホップリミットフィールドの値に基づいて受信バッファ容量を変更すれば、上述した発明の実施の形態にかかるリアルタイム通信装置と同様の効果を達成することができる。
発明の実施の形態1にかかるリアルタイム通信装置の構成を示す機能ブロック図である。 TTL値と受信バッファ容量との関係を示すグラフである。 発明の実施の形態1にかかるリアルタイム通信装置が通信を行う構成の一例を示す図である。 TTL値と受信バッファ容量との関係を示すグラフである。 受信バッファ容量制御の制御フロー図である。 発明の実施の形態2にかかるリアルタイム通信装置の構成を示す機能ブロック図である。 発明の実施の形態3にかかるリアルタイム通信装置の構成を示す機能ブロック図である。 発明の実施の形態4にかかるリアルタイム通信装置の構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
1、3、4、5 リアルタイム通信装置、2 IPネットワーク、22 TTL値検出部、23 ヘッダ除去部、24 受信バッファ部、25 デコード部、26 スピーカ

Claims (7)

  1. 逐次受信される複数のデータパケットの各々から取得された通信データを再生処理に先立って一時蓄積する受信バッファと、
    前記受信バッファに蓄積された通信データのうち最初に再生されるべき通信データの再生処理が開始された後も継続的に、前記複数のデータパケットの各々のヘッダから取得される各データパケットが経由した中継装置数を示す情報を逐次参照し、新たに取得された前記情報によって示される中継装置数が過去に取得された前記情報によって示される中継装置数から変化している場合に、新たに取得された前記情報によって示される中継装置数に応じた大きさとなるように前記受信バッファの蓄積容量を逐次更新する更新手段と、
    を備える通信装置。
  2. 前記更新手段は、
    新たに取得された前記情報によって示される前記中継装置数が直前に取得された前記情報によって示される前記中継装置数から増加した場合に、その増加量に応じて前記蓄積容量を大きくし、
    新たに取得された前記情報によって示される前記中継装置数が直前に取得された前記情報によって示される前記中継装置数から減少した場合に、その減少量に応じて前記蓄積容量を小さくする、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記複数のデータパケット夫々はIPパケットであり、前記データパケットが経由した中継装置数に関する情報はIPヘッダに含まれるTTL値であって、
    前記更新手段は、前記TTL値の減少に従って前記受信バッファの蓄積容量を大きくし、前記TTL値の増加に従って前記受信バッファの蓄積容量を小さくする、
    請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記更新手段は、新たに取得された前記情報によって示される前記中継装置数が直前に取得された前記情報によって示される前記中継装置数から変化している場合に、その変化に応じて前記蓄積容量を更新する、請求項1に記載の通信装置。
  5. 逐次受信される複数のデータパケットの各々から取得される通信データを再生処理に先立って受信バッファに一時蓄積する通信装置における受信バッファの制御方法であって、
    前記受信バッファに蓄積された通信データのうち最初に再生されるべき通信データの再生処理が開始された後も継続的に、前記複数のデータパケットの各々のヘッダから取得される各データパケットが経由した中継装置数を示す情報を逐次参照し、新たに取得された前記情報によって示される中継装置数が過去に取得された前記情報によって示される中継装置数から変化している場合に、新たに取得された前記情報によって示される中継装置数に応じた大きさとなるように前記受信バッファの蓄積容量を逐次更新する更新ステップを含む受信バッファの制御方法。
  6. 前記更新ステップでは、
    新たに取得された前記情報によって示される前記中継装置数が直前に取得された前記情報によって示される前記中継装置数から増加した場合に、その増加量に応じて前記蓄積容量を大きくし、
    新たに取得された前記情報によって示される前記中継装置数が直前に取得された前記情報によって示される前記中継装置数から減少した場合に、その減少量に応じて前記蓄積容量を小さくする、
    請求項5に記載の受信バッファの制御方法。
  7. 前記更新ステップでは、新たに取得された前記情報によって示される前記中継装置数が直前に取得された前記情報によって示される前記中継装置数から変化している場合に、その変化に応じて前記蓄積容量を更新する、請求項5に記載の受信バッファの制御方法。
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