JP4408314B2 - 注出口とキャップとの組合体 - Google Patents

注出口とキャップとの組合体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、注出口とキャップとの組合体に係り、とりわけ注出口からキャップを取り外したことを容易に確認することができる注出口とキャップとの組合体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば飲料水を内部に収納した柔軟容器が知られている。この柔軟容器には注出口が取り付けられており、この注出口にはキャップがねじ込まれて装着される。この場合、キャップはキャップ本体と、キャップ本体に薄肉部を介して連結されたリングとを有している。
【0003】
キャップを注出口から取り外す場合、キャップのリングが注出口に固定され、薄肉部が破断してキャップ本体とリングとが分離されキャップ本体のみが注出口から取り外される。
【0004】
このようにキャップ取外時に、キャップ本体とリングとが分離されることにより、外方よりキャップの取り外しを確認することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
内容物を充填して、注出口からの内容物の漏洩を防止するため、注出口上端にシール材を取り付け、キャップを締める段階において、キャップを締めていくと、図1(a)に示すように、本体のストッパーとリングストッパーとが係合して、それ以上キャップが閉まらなくなる。ところが、オートドライバー(通常のキャッパー)でキャッピングすると、すでに前記の係合状態にもかかわらず、慣性力でさらに締め込む力が働く。
キャップのリングは係止状態で、本来、図8(a)に示す状態であることが望ましいが、オートドライバを用いてキャップを装着する場合には、キャップ本体はさらに回転しようとする力が働いているので、キャップの伴回り爪とストッパーとの間で力を受けて、図8(b)に示すようにリングが変形する。そして、キャップ本体とリングとを連結する薄肉部が破断することがあった。 そのため、従来は、リングが変形しても薄肉部が切れないように薄肉部を太くした。薄肉部を太くすると、開栓時にリングの切れが悪くなり、開栓が困難となる。
また、キャップを締め付ける場合、シール材を注出口上端から剥離する前には、キャップのインナーリングによりシール材が破断しないよう注出口にキャップを浅く装着し、シール材を注出口上端から剥離した後には、注出口とキャップとの密封性を高めるため注出口にキャップを深く装着し、注出口内面とキャップのインナーリングとを十分擦り合わせる必要がある。
【0006】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、キャップの締め付けの際に、締め付けの慣性力によってリングが変形して薄肉部が破断することなく、かつ、注出口からシール材を剥離する前には注出口にキャップを浅く装着し、シール材を注出口から剥離した後には注出口にキャップが深く装着することができる注出口とキャップとの組合体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、おねじを有する円筒状注出口と、注出口のおねじに係合するめねじを有し、注出口に装着される円筒状キャップとを備え、キャップはキャップ本体と、キャップ本体に薄肉部を介して連結されたリングとを有し、リング内面に所定間隔をおいて複数のリングラチェットが設けられ、注出口上端にシール材が取り付けられるとともに、注出口外面に、リングラチェットと係合してリングの閉方向の動作を止する第1係止部と、リングラチェットと係合してリングの開方向の動作を止する第2係止部とキャップの締付時の回転方向に対して、第1係止部の手前位置に、リングラチェットの下面と接してリングの変形を防止するリングラチェット受け部とを設けたことを特徴とする注出口とキャップとの組合体ある。また、注出口上端にシール材が取り付けられるとともに、キャップに注出口上端が進入可能となる空間が形成されており、注出口上端はリングラチェットと第1係止部との係合時にキャップの空間の直前に位置するように構成するとができる。さらにまた、リングの下端周縁に内方へ突出する円周突起が設けられ、 注出口の外面に、軸方向においてリングの円周突部に係合する止め部が設けられているように構成することができる。本発明によれば、キャップを装着する際、注出口に対してキャップのリングを閉じる方向に回転させる。この場合、キャップのリングに設けられたリングラチェットが注出口の第2係止部を乗り越え、第1係止部に係合してリングの閉方向の動作を止する。しかし、実際にキャップを装着する際に用いる装置、オートドライバーでのキャップ巻き締めでは、慣性力が働き、リングの変形がおこる。図8(b)に示すように、リングの変形は、供回り爪が接触している手前側では、リングが上方に、供回り爪が接触している先では、リングが下方に、変形することが判明した。そこで、該変形による繋ぎ部である薄肉部の破断を防止するために、注出口外面のキャップの締付時の回転方向に対して、第1係止部の手前位置に、リングラチェットの下面に接する高さにリングラチェット受け部を設けたことによってリングが下方に変形することを防ぎ、前記薄肉部の破断を防止することができる。そして、キャップを取り外す際は、注出口に対してキャップのキャップ本体を開く方向に回転させる。この場合、リングラチェットが注出口の第2係止部に係合してリングラチェットの開方向の動作を止する。更にキャップ本体を回転させると、リングとキャップ本体との間に設けられた薄肉部が破断して、リングとキャップ本体とが分離する。また、本発明によれば、注出口上端にシール材を取付けた場合に、注出口上端をキャップの空間の直前で停止させ、注出口上端からシール材を取外した後に注出口上端をキャップの空間部へ進入させて密封性を高めるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0009】
図1乃至図7は本発明の実施の形態を示す図である。
【0010】
図1乃至図7に示すように、注出口とキャップとの組合体は、円筒状注出口10と、この注出口10に装着されるキャップ20とを備えている。ここで図1は、キャップのリングラチェットと注出口の第1係止部とが係合した状態を示す側断面図であり、図1(a)は、そのA−A断面図である。
本発明は、注出口とキャップとの組合体に係り、とりわけ注出口からキャップを取り外したことを容易に確認することができる、ピルファープルーフ注出口の構造に関するものであって、おねじを有する円筒状注出口と、注出口のおねじに係合するめねじを有し、注出口に装着される円筒状キャップとを備え、 キャップはキャップ本体と、キャップ本体に薄肉部を介して連結されたリングとを有し、 注出口上端にシール材が取り付けられるとともに、キャップに注出口上端が進入可能となる空間が形成されていることを特徴とする注出口とキャップとの組合体である。
【0011】
注出口10は、図7に示すように、フランジ12を境として容器P内側へ延びるとともにフランジ11aを有する内側筒部11と、容器Pの外側へ延びる外側筒部13とを有している。また外側筒部13の外面にはおねじ14が設けられている。図7において、内側筒部11は容器Pを取り付ける接着基部であると共に、その下部に、取り付けリブ33と容器P内の内容物を案内する十字リブ34とが順次取付けられており、十字リブ34の上端34aはテーパ状となって内容物を容器P内にスムースに充填することができるようになっている。
【0012】
一方、キャップ20は、外側筒部13のおねじ14に係合するめねじ22が内面に設けられたキャップ本体21と、キャップ本体21に薄肉部24を介して連結されたリング23とを有している。
【0013】
図1(b) 図3(b)および 図4(b)に示すように、リング23の下端には、内方へ突出する円周突部26が円周方向に全周にわたって、設けられており、またリング23の上端には、円周方向に所定間隙をおいて複数、例えば4個のリングラチェット27が設けられている。
【0014】
なお、円周突部26は、後述するように、止め部15と係合してリング23の落下を防止することができるように設ければよいので、円周方向に部分的に設けてもよい。
【0015】
次に注出口10について、図1ないし図4により更に詳述する。図1乃至図4に示すように、注出口10の外側筒部13の外面には、リング23のリングラチェット27と円周方向において係合してリング23の閉方向の動作を止する第1係止部16が円周方向に所定間隔をおいて複数、例えば4個設けられている。すなわち、注出口10の第1係止部16とリング23のリングラチェット27は、注出口10にキャップ20を装着する際、リング23を閉方向に回転させると互いに係合し、これによりリング23の閉方向の動作を止するようになっている。
【0016】
さらに、外側筒部13の外面には、キャップの締付時の回転方向に対して第1係止部16の手前位置に、リングラチェット27の下面と接してリングの変形を防止するリングラチェット受け部18が円周方向に所定間隔をおいて複数、例えば4個設けられている。すなわち、注出口10のリングラチェット受け部18とリング23のリングラチェット27は、注出口10にキャップ20を装着して締付ける際、リング23を閉方向に回転させると互いに接し、これによりリング23の下方への変形や破断を防止するようになっている。
【0017】
また外側筒部13の外面には、リング23のリングラチェット27と円周方向において係合してリング23の開方向の動作を止する第2係止部17が円周方向に所定間隔をおいて複数、例えば、2個設けられている。すなわち注出口10の第2係止部17とリング23のリングラチェット27は、注出口10に装着されたキャップ20を取外す際リング23を開く方向に回転させると互いに係合し、リング23の開方向の動作を止するようになっている。
【0018】
この場合、キャップ20を更に回転させるとリング23が注出口10側に残り、キャップ本体21が薄肉部24を介してリング23から分離され、キャップ本体21のみが注出口10から取外されるようになっている。
【0019】
また、第2係止部17には、リング23を閉方向に動作させた場合にリングラチェット27が第2係止部17を乗り越えることができるようなテーパ17aが形成されている。
【0020】
また、図2に示すように注出口10の外側筒部13の外面に、第1係止部16間の位置にリング23の円周突部26と軸方向において係合する止め部15が円周方向に所定間隔をおいて複数、例えば4個設けられている。
【0021】
注出口10に設けられた止め部15は、使用時にキャップ本体21とリング23とを薄肉部24を介して破断し、容器Pおよび注出口10を引繰り返して注出口10から容器内の内容物を飲む場合、リング23の円周突部26に係合してリング23の落下を防止するものである。
【0022】
また、図2(a)に示すように、注出口10の外側筒部13外面に設けられた止め部15のうち例えば2個の止め部15には、フランジ12へ延びる突起15aが設けられている。この突起15aはキャップ本体21から分離したリング23をガタつくことなく、注出口10の外側筒部13外面に保持するものである。この突起15aは止め部15以外にあってもよい。
【0023】
なお、図3(a)に示すようにリング23のリングラチェット27が第2係止部17に係合した場合、リング23側のリングラチェット27と、注出口10側の第1係止部16および止め部15とは円周方向に関して互いにずれて配置されている。このためキャップ本体21とリング23とを分離した場合、リング23がスムースに注出口10のフランジ12側へ落下するようになっている。
【0024】
また、図5に示すように、キャップ20のキャップ本体21とリング23に、キャップ20を注出口10にねじ込む際互いに係合する係合突起21a、23aが円周方向に関して相対向する位置に各々設けられている。このような係合突起21a、23aによって、キャップ20を注出口10にねじ込む際、薄肉部24が破断することを未然に防止することができる。
【0025】
また図1(b)および図3(b)に示すように、注出口10の外側筒部13の上端には密封シール材30が取付けられている。さらにキャップ本体21には下方へ突出するインナーリング32が設けられ、インナーリング32の外側には外側筒部の上端が進入可能となる空間31が形成されている。
【0026】
外側筒部13の上端はリング23のリングラチェット27と第1係止部16とが係合した場合、キャップ本体21の空間31の直前に停止し、空間31内へは進入しないようになっている。この空間31内にはキャップ本体21側から突出するコンタクトリング31aが設けられている。
【0027】
なお、上記構成部材のうち、注出口10およびキャップ20はHDPE、LLDPE、PP、HIPS、ABS、AS、PC、Ny等から形成される。
【0028】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0029】
まず、容器P内に対して注出口10の取付けリブ33外面がヒートシールされ、このようにして注出口10が容器Pに取付けられる。
【0030】
次に注出口10から容器P内に飲料水などの内容物が、例えば90℃程度の温度で充填され、充填後、注出口10の付着物が80℃程度の温水で洗浄され、そして注出口10の外側筒部13上端にシール材30が170℃〜200℃のシール温度でヒートシール等の方法により取り付けられ、その後容器P内の内容物がレトルト処理される。その後注出口10側のおねじ14とキャップ20側のめねじ22とを係合させて注出口10にキャップ20が閉方向にねじ込まれ、キャップ20が注出口10のフランジ12側へ接近する。この場合、キャップ20は例えば締めトルク4〜6kgf、回転数30hz〜60hzのオートドライバ(図示せず)を使用してねじ込むことができる。
【0031】
この間、リング23の円周突部26が止め部15を乗越える。このためリング23がキャップ本体21と分離しても、リング23が注出口10から抜け落ちることはない。その後注出口10側の第2係止部17のテーパ17a上を、キャップ20側のリングラチェット27が乗越える。次にリングラチェット27が第1係止部16に係合してリング23の閉方向の動作が止される。注出口10へキャップ20をねじ込む場合、上述のように、キャップ本体21の係合突起21aとリング23の係合突起23aが係合するので、キャップ本体21とリング23との間に設けられた薄肉部24が破断することはない。また、オートドライバーによる締め付けにおいて、慣性力によってリングを変形させる力が働いても本発明のリングラチェット受け部により、リングラチェットの変形を防ぎ、その結果、薄肉部が破断されることがない。
【0032】
このようにリングラチェット27と第1係止部16とが係合した場合、図1(a)(b)に示すように、外側筒部13の上端はキャップ本体21の空間31の直前に停止し、容器P内に進入することはない。このため外側筒部13の上端に設けられたシール材30がインナーリング32により破断することはない。
【0033】
使用に際しては、図3(a)(b)に示すように、まず、使用者がキャップ20のキャップ本体21を把持し、キャップ20を注出口10から緩める開方向(ねじ込み方向と逆方向)に10°程度回転させる。この場合、注出口10側の第2係止部17とキャップ20側のリングラチェット27とが円周方向において係合し、リング23の開方向の動作が止されてリング23が注出口10側に固定される。このため、キャップ本体21のみが注出口10から緩める開方向に回転し、キャップ本体21とリング23との間の薄肉部24が破断してキャップ本体21とリング23とが分離する。
【0034】
更にキャップ本体21を注出口10に対して緩める開方向に回転させることによって、注出口10側のおねじ14と、キャップ本体側のめねじ22との係合が解除してキャップ本体21のみが注出口10から取外しされる。
【0035】
この間、キャップ本体から分離したリング23は、その自重により注出口10の外側筒部13に沿って摺動しながらフランジ12側へ約2mm落下する。この場合、リング23のリングラチェット27は、注出口10側の止め部15、第1係止部16および第2係止部17のいずれとも円周方向に関してずれて配置されているため、リング23はその自重によってスムーズにフランジ12側にへ落下することができる。また注出口10側には止め部15から延びる突起15aが設けられているので、リング23がフランジ12側へ落下する際、リング23内面がこの突起15aにガイドされることになる。このためリング23の落下時にリング23が注出口10外周においてガタついて外れることはない。
【0036】
次に使用者は外側筒部13上端のシール材30を取外し、注出口10を容器Pごと引繰り返し、注出口10を口にあてて内容物(飲料水、ナタデココ、ゼリー等)を注出口10から飲み干す。この場合、リング23の円周突部26が注出口10の止め部15に係合するので、容器Pを引繰り返した場合に、リング23が注出口10の先端から使用者の口側へ落下してしまうことはない。
【0037】
その後、使用者は、容器Pを注出口10が上方を向く元の状態まで戻し、次に注出口10に対してキャップ本体21を再度装着する。この場合、キャップ20はキャップ本体21とリング23とが分離した状態になっているので、キャップ本体21を外側筒部13に対してより深くねじ込むことができる。このとき外側筒部13の上端はキャップ本体21の空間31内に進入して、インナーリング32と摺動しかつコンタクトリング31aに当接する。このため外側筒部13とキャップ本体21との密封性を高めることができる。(図4(a)(b)参照)。
【0038】
またキャップ本体21とリング23とが分離した状態となっていることを外部から確認することにより、キャップ20を一度外したことを容易に認識することができる。
【0039】
以上のように本実施の形態によれば、外側筒部13からシール材30を取外す前は、リング23のリングラチェット27を第1係止部16に係合させてリング23の開方向の動作を止することにより、シール材30の破断を防止することができる。またリングラチェット27を第2係止部17に係合させてリング23の開方向の動作を止し、キャップ本体21とリング23とを分離してシール材30を取外した後は、外側筒部13をキャップ本体21の空間31内に進入させることができ、外側筒部13とキャップ本体21との密封性を向上させることができる。
【0040】
なお、図4(b)に示すようにキャップ本体21のインナーリング32の下方に更に突出部35を設けてもよい。この場合、リングラチェット27と第1係止部16との係合時に、外側筒部13のシール部材30に突出部35の下端を当接させることにより、注出口10にキャップ20がねじ込まれた時のガタつきを防止することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、キャップ装着時にリングを閉じる方向に回転させると、リングラチェットが第1係止部に係合してリングの閉方向の動作を止する。キャップを取外す際、キャップのキャップ本体を緩める方向に回転させると、リングラチェットと第2係止部が係合し、その後薄肉部が破断してリングとキャップ本体とが分離することによって容器が開栓状態になっていることが容易に認識できる。また、注出口に、リングラチェット受け部を設けたことによって、キャップ装着時の締め付けの慣性力により、キャップ本体とリングとを連結する薄肉部が変形したり破断するという問題を解消できた。また、使用者がキャップを再装着する場合、キャップ本体とリングとが分離しているので、キャップ本体を外側筒部に対してより深く締め付けることができる。さらに注出口上端にシール材を取付けた場合に注出口上端をキャップの空間の直前で停止させてシール材の破断を防止し、シール材を取外した後は注出口上端をキャップの空間内へ進入させて密封性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による注出口とキャップとの組合体の実施例を示すキャップ装着時の状態を説明する図であり、(a)はキャップのリングラチェットと注出口の第1係止部とが係合した状態を示す側断面図であり、(b)は、そのA−A断面図である。
【図2】本発明によるリングラチェット受け部を説明する図であり、(a)注出口の斜視図、(b)リングラチェット受け部の部分断面図(キャップ締め付け時)である。
【図3】本発明による注出口とキャップとの組合体の取外時の側断面図である。
【図4】本発明による注出口とキャップとの組合体の再装着時の側断面図である。
【図5】キャップを示す斜視図である。
【図6】キャップ本体の空間を示す図である。
【図7】容器と注出口を示す図である。
【図8】従来の注出口とキャップとの組合体におけるリング変形を示す概念図である。
【符号の説明】
P 容器
10 注出口
11 内側筒部
12 フランジ
13 外側筒部
14 ねじ
15 止め部
16 第1係止部
17 第2係止部
18 リングラチェット受け部
20 キャップ
21 キャップ本体
22 ねじ
23 リング
24 薄肉部
26 円周突起
27 リングラチェット
30 シール材
31 空間
31a コンタクトリング
32 インナーリング
33 取り付けリブ
34 十字リブ
35 突出部

Claims (3)

  1. おねじを有する円筒状注出口と、注出口のおねじに係合するめねじを有し、注出口に装着される円筒状キャップとを備え、キャップはキャップ本体と、キャップ本体に薄肉部を介して連結されたリングとを有し、リング内面に所定間隔をおいて複数のリングラチェットが設けられ、注出口上端にシール材が取り付けられるとともに、注出口外面に、リングラチェットと係合してリングの閉方向の動作を止する第1係止部と、リングラチェットと係合してリングの開方向の動作を止する第2係止部とキャップの締付時の回転方向に対して、第1係止部の手前位置に、リングラチェットの下面と接してリングの変形を防止するリングラチェット受け部とを設けたことを特徴とする注出口とキャップとの組合体。
  2. 注出口上端にシール材が取り付けられるとともに、キャップに注出口上端が進入可能となる空間が形成され、注出口上端はリングラチェットと第1係止部との係合時にキャップの空間の直前に位置することを特徴とする請求項1記載の注出口とキャップとの組合体。
  3. リングの下端周縁に内方へ突出する円周突起が設けられ、注出口の外面に、軸方向においてリングの円周突部に係合する止め部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の注出口とキャップとの組合体。
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