JP4406725B2 - 課金システム及び課金方法 - Google Patents

Description

【０００１】
【関連出願】
この出願は、米国特許法第１１９条（ｅ）に基づき、１９９９年２月２６日に出願された米国仮出願番号６０／１２１７３６号「課金システム及び課金方法（Billing System and Method）」に対する優先権を主張する。
【０００２】
【本発明の技術分野】
本発明は、電気通信システムの分野に関する。詳しくは、本発明は、インテリジェントネットワークを採用した電気通信システムにおいて設定された呼に対する課金に関する。
【０００３】
【本発明の背景技術】
従来、サービスを介して発生した電話呼を発呼者（calling party）に正確に課金することは、時間がかかる複雑で困難な処理であり、間違い（errors）が発生しやすかった。従来の課金システム及び方法は、通常、「照合及び併合（match and merge）」課金システムに基づいて行われていた。一般的に、正確に課金を行うためには、２つの主な項目が必要である。第１に、特定のイベントの持続時間が必要である。第２に、この特定のイベントのために利用された特定の機能を識別する必要がある。これらの機能としては、例えば発呼（outgoing calls）、電話番号案内、専門サービス（すなわち９００番、９７６番）等がある。
【０００４】
例えば、ユーザが音声メールシステムとインタラクトする場合を考える。この例では、ユーザがメッセージを聞き、メッセージを残した相手（message leaver；以下、伝言者という）に電話をすることを望む。従来のシステムの中には、ユーザが一旦呼を切断し、伝言者に第２の呼を開始するシステムもあるが、そのようなシステムは、ここでは検討しない。他の従来のシステムには、音声メールシステムがユーザのために伝言者に対して発呼を行うシステムもある。結果として、ユーザは、２つの呼、すなわち、音声メールシステムに対する第１の呼、及び音声メールシステムから伝言者への第２の呼を切断することなく、同時に確立していることとなる。電話サービスプロバイダは、通常、ユーザに、これら両方の呼に対する料金を要求する。ここで、伝言者の位置によって、ある問題が生じる。例えば、ユーザからの音声メールサービスに対する呼が市内通話であるが、伝言者に対する呼が長距離通話であるとする。電話サービスプロバイダは、市内通話と長距離通話の両方の呼が同時に発生するため、両方の料金を要求する。
【０００５】
ここで、音声メールシステムから始まり伝言者で終わる呼を、ユーザに正確に課金する必要がある。この例において、音声メールシステムから伝言者までの呼により、ユーザ及び伝言者は通話を行うことができる。この照合及び併合課金システムによれば、音声メールシステムからの発呼に対応した交換機は、持続時間と、また音声メールシステムから伝言者へのこの呼の開始時刻を示す交換開始時刻とを記録する。さらに、音声メールシステムは、音声メールシステムと伝言者との間の通話の開始時刻を示す音声メール開始時刻を記録するとともに、この例が発呼の場合には、音声メールシステムによって実行された機能を記録する。上述のように、正確な課金のために欠かせない２つの項目は、特定のイベントの持続継続と、この特定のイベントのために利用された特定の機能とである。従来の課金システムが必要な継続時間及び特定の機能を得るためには、照合及び併合課金システムは、交換機の正確な交換開始時刻と音声メールシステムの正確な音声メール開始時刻とを照合しなければならない。交換開始時刻と音声メール開始時刻間の照合が成功した後、照合及び併合課金システムは、最終的に、持続時間と特定のイベントの特定の機能とを単一の記録に併合する。
【０００６】
従来の照合及び併合課金システムは、交換開始時刻と音声メール開始時刻との照合に依存する。交換開始時刻と音声メール開始時刻とを照合することは、音声メールシステム及び交換機に備えられた時計を合わせることが非常に困難であるので、信頼性が低い処理である。異なるプラットホーム上で開始時刻を照合するとき、信頼性を高めるためには、誤差修正処理を追加しなければならない。これらの誤差修正処理のために、従来の照合及び併合課金システムは、複雑で非能率的になっている。
【０００７】
上述した例は、照合及び併合課金システムに関する複雑性と不確実性とを示している。特に、単一の呼を正確に課金するために開始時刻を照合するには、開始時刻の一致及び誤差修正のための多数のステップが必要となる。これにより、照合及び併合課金システムが複雑化している。何千もの呼が音声メールシステムのようなサービスによって設定され、日毎に課金される必要があるため、照合及び併合課金システムの複雑性及び非能率性は、増長され、さらに深刻になる。
【０００８】
ここで、発呼者によってサービスを介して被呼者に設定された呼を、所定の電話回線にシームレス且つ自動的に課金する有効且つ正確な課金システム及び方法の実現が望まれている。さらに、２つ以上のサービスの開始時刻を照合することなく動作する課金システム及び方法が望まれている。
【０００９】
【発明の開示】
本発明は、発呼者によって呼がサービスを介して被呼者に設定されるときに、この呼を、所定の電話回線に自動的に請求する課金システム及び課金方法である。このサービスは、音声メールシステム、転送電話システム（call forwarding system）及び他のいずれであってもよく、またこれらの組合せであってもよい。好ましくは、この課金システム及び課金方法は、発呼者が遠隔地から、例えば音声メッセージシステムを介して呼を設定したときに、この呼を所定の電話回線に自動的に課金する課金システム及び課金方法である。この課金システム及び課金方法は、好ましくは、発呼者、所定の電話回線及びサービスに接続された信号制御局（signal control point）を含んでいる。信号制御局は、サービスを介して発呼者によって設定された呼が所定の電話回線に課金されるような課金システム及び課金方法を実現する。所定の電話回線に関連した交換機内の終了試行トリガ（terminating attempt trigger）によって、呼の継続時間及びこの呼のために利用された特定の機能を記録するように、この交換機は指示される。この結果、所定の電話回線に関連したこの交換機は、呼の継続時間及びこの呼に関連した特定の機能の両方を単一の記録として保存する。したがって、課金システム及び課金方法は、呼の継続時間及び呼に関連した特定の機能の両方を得るための複雑な構成又は処理を追加する必要がない。さらに、発呼者は、課金される電話回線として扱われる所定の電話回線を選択することができる。
【００１０】
課金システム及び課金方法は、発呼者が呼を設定した場所、及び呼が経由されたサービスにかかわらず、所定の電話回線にシームレス且つ自動的に呼の課金を行う。この結果、課金システム及び課金方法は、サービスを介して設定された呼を、所定の電話回線の発呼者にシームレスに課金する。課金システム及び課金方法は、インテリジェントネットワークサービスにおいて動作するように構成されている。さらに、この課金システム及び課金方法を利用することによって、電話会社は、これらの課金プロセスを単純化することができ、発呼者によってサービスを介して設定された呼を、所定の電話回線に効率的且つ正確に課金することができる。
【００１１】
本発明は、発呼者によってサービスを介して被呼者に設定された呼を、所定の電話回線にシームレス且つ自動的に課金する課金システム及び課金方法を提供するものである。さらに、本発明は、インテリジェントネットワークシステム内で動作する課金システム及び課金方法を提供する。また、本発明は、異なるソースからの開始時刻の照合とデータの併合とを行うことなく、呼の継続時間及び呼の特定の機能の両方を得る課金システム及び課金方法を提供する。
【００１２】
【本発明の好ましい実施の形態の詳細な説明】
本発明は、ユーザによってサービスを介して設定された呼を、所定の電話回線に自動的に請求する課金システムを提供する。好ましくは、ユーザは、この所定の電話回線として、あらゆる電話回線を選択することができる。図１は、本発明の好ましい実施の形態として示すインテリジェントネットワークシステム１００の構成を示すブロック図である。インテリジェントネットワークシステム１００は、単に説明の目的で示しているにすぎない。ここで、本発明の範囲から逸脱することなく、インテリジェントネットワークシステム１００の構成機器を変更し、交換し、又は追加できることは、当業者にとって明らかである。
【００１３】
インテリジェントネットワークシステム１００は、例えば交換機１１０、１２０、１６０、１７０と、信号制御局（signal control point；以下、ＳＣＰという。）１４０と、Ｎｏ．７信号方式（signaling system No. 7；以下、ＳＳ７という。）ネットワーク１５０と、音声メールシステム１３０と、所定の電話回線１７５と、発呼者１６５と、被呼者１２５と、データリンク１８１、１８２、１８３、１８４、１８５、１８６、１８７、１８８と、制御リンク１９１、１９２、１９３、１９４、１９５、１９６とを備える。交換機１１０、１７０は、高度インテリジェントネットワーク（advanced intelligent network；ＡＩＮ）の機能を有する。本発明においては、これら共通の構成機器の数は、この実施の形態より多くても少なくてもよい。
【００１４】
この好ましい実施の形態においては、音声メッセージシステム１３０は、フル機能を有する（full-featured）音声メッセージシステムであり、受信メッセージを保存し、保存されたメッセージを再生し、送信メッセージを再生し、発呼を設定する等の処理を行う。音声メールシステム１３０に代えて、転送電話、電話番号案内、専門サービス（すなわち９００番、９７６番）等の異なる種類のサービスを用いてもよいことは、当業者にとって明らかである。
【００１５】
ＳＣＰ１４０は、制御信号を、ＳＳ７ネットワーク１５０を介して音声メールシステム１３０及び交換機１１０、１２０、１６０、１７０に供給する。交換機１６０は、データリンク１８７を介して発呼者１６５に接続され、制御リンク１９６を介してＳＳ７ネットワーク１５０に接続され、データリンク１８１を介して交換機１１０に接続されている。交換機１７０は、データリンク１８５を介して所定の電話回線１７５に接続され、制御リンク１９５を介してＳＳ７ネットワーク１５０に接続され、データリンク１８３を介して交換機１１０に接続されている。ＳＣＰ１４０は、制御リンク１９１を介してＳＳ７ネットワーク１５０に接続されている。音声メールシステム１３０は、データリンク１８２を介して交換機１１０に接続され、制御リンク１９２を介してＳＳ７ネットワーク１５０に接続されている。交換機１２０は、データリンク１８６を介して被呼者１２５に接続され、データリンク１８４を介して交換機１１０に接続され、制御リンク１９３を介してＳＳ７ネットワーク１５０に接続されている。交換機１６０と交換機１２０は、データリンク１８８を介して互いに接続されている。ここで、更なるデータリンク及び制御リンクを追加してもよく、図示したデータリンク及び制御リンクの一部を省略してもよいことは、当業者にとって明らかである。
【００１６】
図２は、音声メールシステム１３０を利用した、本発明の好ましい実施の形態を示す図である。説明を簡潔且つ明瞭に行うために、図１と共通の要素には、共通の符号を付している。例えば、交換機１１０、１２０、１６０、１７０と、ＳＣＰ１４０と、発呼者１６５と、被呼者１２５と、所定の電話回線１７５と、音声メールシステム１３０とは、図１と図２において共通である。データリンク１８１、１８２、１８３、１８４、１８５、１８６、１８７、１８８と、制御リンク１９１、１９２、１９３、１９４、１９５とは、図２には示さないが、交換機１１０、１２０、１６０、１７０と、ＳＣＰ１４０と、音声メールシステム１３０とは、図１に示すように、これらのリンクを介して互いに接続されている。
【００１７】
図２は、本発明の好ましい実施の形態によって実行される、発呼者１６５によって音声メールシステム１３０を介して設定された呼を、課金を目的として、所定の電話回線１７５から発せられたものとみなすように、自動的且つシームレスに再構成する際の処理を示している。さらに、この実施の形態は、異なるソースからの開始時刻の照合を行うことなく、及び開示時刻に関連した誤差の修正を行うことなく、この呼の継続時間及びこの呼の間に利用された特定の機能との両方を、一箇所（single location）に記録する。さらに、この実施の形態では、発呼者１６５が所定の電話回線１７５とは異なる遠隔地にいるときであっても、この呼を、所定の電話回線１７５に課金することができる。
【００１８】
特に、図２は、本発明に基づき、発呼者１６５が、どのように交換機１６０から音声メールシステム１３０を介して呼を設定するかを説明する図である。さらに、この呼は、この場合、交換機１７０を介して所定の電話回線１７５に自動的且つシームレスに課金される。図２において、実線の矢印は、呼の経路を表し、破線の矢印は、制御信号の経路を表す。第１に、発呼者１６５は、呼を設定する。この呼は、交換機１６０から発せられた呼である。そして、この呼は、実線の矢印３００で示すように、交換機１１０に転送される。次に、高度インテリジェントネットワーク（advanced Intelligent Network；ＡＩＮ）トリガの結果、交換機１１０は、破線の矢印３０５で示すように、ＳＣＰ１４０に問い合わせる。そして、ＳＣＰ１４０は、音声メールシステム１３０に接続するように交換機１１０に指示し、音声メールシステム１３０に関連した特定のアドレスを、破線の矢印３１０で示すように、交換機１１０に送信する。交換機１１０は、音声メールシステム１３０に関連した特定のアドレスを受信した後、実線の矢印３１５で示すように、発呼者１６５を音声メールシステム１３０に接続する。発呼者１６５によって設定される呼は、実線の矢印３００、３１５で示すように、発呼者１６５から交換機１１０、１６０を介してルーティングされ、音声メールシステム１３０に到達する。したがって、発呼者１６５は、音声メールシステム１３０とインタラクトすることができる。音声メールシステム１３０とのインタラクションは、電話機のキーパッドによって、又は従来の音声認識技術を用いた音声によって行うことができる。
【００１９】
次に、音声メールシステム１３０は、発呼者１６５を被呼者１２５に接続するよう指示される。したがって、この課金システム及び方法では、音声メールシステム１３０は、被呼者１２５に直接は接続することはできない。これに代えて、本発明では、破線の矢印３２０で示すように、被呼者１２５に関する情報をＳＣＰ１４０に転送するように、音声メールシステム１３０に指示する。音声メールシステム１３０は、プロトコル１１２９を用いて、被呼者１２５に関するこの情報をＳＣＰ１４０に転送する。なお、プロトコル１１２９に代えて、別のプロトコルを用いてもよいことは、当業者にとっては明らかである。
【００２０】
次に、ＳＣＰ１４０は、呼を交換機１７０を介して所定の電話回線１７５にルーティングするように、交換機１１０に指示する。上述のように、所定の電話回線１７５は、既に発呼者１６５によって選択されている。ＳＣＰ１４０から交換機１１０へのこれらの指示は、破線の矢印３２５によって表されている。これらの指示に応じて、呼は、実線の矢印３３０で示すように、交換機１１０から交換機１７０に転送される。上述のように、交換機１７０は、所定の電話回線１７５に接続されている。
【００２１】
次に、交換機１７０への呼は終了し、そして、交換機１１０は、実線の矢印３３２で示すように、呼を交換機１６０にルーティングする。所定の電話回線１７５に関連した交換機１７０は、終了試行トリガ（terminating attempt trigger）を備えており、呼が交換機１７０から交換機１６０に再ルーティングされるときに、問合せがＳＣＰ１４０に対して発せられ、終了試行トリガが起動される。この問合せは、破線の矢印３３５によって表されている。ＳＣＰ１４０は、呼に関する情報に基づいて、交換機１７０を識別し、この呼が音声メールシステム１３０にアクセスし、音声メールシステム１３０を介して被呼者１２５に到達することを試みる発呼者１６５を含むこと、及びこの呼が所定の電話回線１７５に課金されることを交換機１７０に通知する。さらに、所定の電話回線１７５に関連して、交換機１７０は、この呼の継続時間及びこの呼の間に利用された特定の機能を記録する。換言すれば、ＳＣＰ１４０は、この呼が、発呼者１６５から始まり、音声メールシステム１３０を介して被呼者１２５に到達したことを知っている。交換機１７０は、ＳＣＰ１４０と通信することによって、この呼の継続時間及びこの呼の間に利用された特定の機能を記録する。ここで、この課金システム及び方法では、発呼者１６５が音声メールシステム１３０とインタラクトする間は、発呼者１６５は、どの場所に位置していてもよい。
【００２２】
次に、ＳＣＰ１４０は、呼を交換機１２０にルーティングするように、交換機１６０に指示する。ＳＣＰ１４０から交換機１６０へのこれらの指示は、破線の矢印３４０によって表されている。交換機１６０は、ＳＣＰ１４０からこれらの指示を受信すると、実線の矢印３４５で示すように、この交換機１６０から交換機１２０への新たな呼を生成する。この結果、交換機１６０に接続されている発呼者１６５は、交換機１２０に接続されている被呼者１２５と通信することができる。実線の矢印３４５は、発呼者１６５と被呼者１２５間の唯一の通信接続（sole communication connection）を表している。
【００２３】
本発明では、交換機（１１０、１２０、１６０、１７０）、音声メールシステム１３０及びＳＣＰ１４０間の実線の矢印（３００、３１５、３３０、３３２、３４５）によって表されるデータ通信と、破線の矢印（３０５、３１０、３２０、３２５、３３５、３４０）によって表される制御信号通信との全てを自動的に行う。図２に示すような本発明の実施の形態では、発呼者１６５は、あらゆる場所から音声メールシステム１３０とインタラクトし、中断されることなく、被呼者１２５と自動的且つシームレスに連絡することができる。さらに、本発明は、所定の電話回線１７５に正確に請求するために、呼の継続時間と、発呼者１６５と被呼者１２５間の呼で利用された特定の機能の両方とを、交換機１７０内に保存する。この結果、課金システム及び方法では、呼の継続時間及び呼の間に利用された特定の機能の両方を得るために、異なるソース間で開始時刻を照合する必要がない。
【００２４】
図３は、本発明の他の実施の形態であるインテリジェントネットワークシステム４００の構成を示すブロック図である。インテリジェントネットワークシステム４００は、インテリジェントネットワークシステム１００（図１）と多くの構成要素を共通としている。説明を簡潔且つ明瞭に行うために、共通の要素には共通の符号を付している。例えば、交換機１２０、１６０と、ＳＣＰ１４０と、音声メールシステム１３０とは、図１と図３とで共通である。さらに、データリンク１８１、１８２、１８３、１８４、１８５、１８６、１８７と、制御リンク１９１、１９２、１９３、１９４、１９５とは、図１と図３とで共通である。交換機１１０（図１）の代わりに、交換機４２０を用いている点が重要である。また、交換機４１０を、交換機１７０（図１）の換わりに用いている。交換機１１０、１７０（図１）と、交換機４１０、４２０のと間の主要な違いは、交換機４１０、４２０には、ＡＩＮ機能がない点である。
【００２５】
動作において、発呼者１６５が音声メールシステム１３０に接続し、音声メールシステム１３０が、呼を被呼者１２５に転送する必要があると判定した後、音声メールシステム１３０は、被呼者１２５に関連したアドレスを、交換機４２０に搬送する。次に、交換機４２０は、所定の電話回線１７５を呼び出すとともに、発呼者１６５を所定の電話回線１７５に接続する。次に、終了試行トリガが起動される。ここで、この課金システム及び方法では、図２に示す破線の矢印３３５で示すように、上述したようなＳＣＰ１４０に対する問合せが実行される。
本発明は、音声メールシステムを介したインタラクションに限定されない。本発明では、発呼者は、転送電話、リモートダイヤル（remote dialing）、自動音声案内（automated assistant）等のような他のサービス介して、呼を被呼者に届けることができる。
【００２６】
本発明の構成及び動作の原理の明瞭に説明するために、様々な詳細を含む特定の実施の形態を用いて本発明を説明した。このような特定の実施の形態の説明及びその細部は、ここに添付する発明の範囲を制限するものではない。本発明の範囲から逸脱することなく、例示的に選択された実施の形態を変更できることは、当業者にとって明らかである。
【００２７】
特に、本発明に基づく装置は、複数の異なる方法で実現することができ、上述の課金システム及び方法は、本発明の好ましい実施の形態を例示的に示したものにすぎず、本発明を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の好ましい実施の形態である電気通信システムの構成を示すブロック図である。
【図２】 音声メッセージシステムを利用した、本発明に基づくインタラクション動作の実施の形態を示す図である。
【図３】 本発明の電気通信システムの他の実施の形態の構成を示すブロック図である。

Claims (19)

1. インテリジェントネットワーク内において、所定の電話回線に呼を自動的に請求する課金システムにおいて、
   ａ．発呼者からの着呼を受信して、被呼者に発呼を開始するサービスと、
   ｂ．上記所定の電話回線に接続され、トリガイベントに応答して、課金情報を保存する交換機と、
   ｃ．上記サービス、上記発呼者及び上記交換機に接続され、該発呼者と上記被呼者とが該交換機を介して接続されるように、上記トリガイベントを起動して、該サービスからの着呼を該被呼者に転送する制御局とを備え、
   上記交換機を介した被呼者への着呼に対応した課金情報は、該交換機に保存され、該保存された課金情報は、上記所定の電話回線に請求するために用いられることを特徴とする課金システム。
2. 上記サービスは、音声メッセージシステムであることを特徴とする請求項１記載の課金システム。
3. 上記制御局に接続され、上記サービスからの呼を上記被呼者に転送する更なる交換機を備え、
   上記発呼者と上記被呼者とが接続され、上記サービスが切断されることを特徴とする請求項１記載の課金システム。
4. 上記所定の電話回線は、上記発呼者によって特定の電話回線として設定されることを特徴とする請求項１記載の課金システム。
5. 上記制御局は、上記サービスが被呼者に発呼を開始するのに応答して、上記トリガイベントを起動することを特徴とする請求項１記載の課金システム。
6. 上記交換機は、上記サービスからの発呼を上記被呼者に転送し、上記発呼者と該被呼者が接続され、該サービスが切断されることを特徴とする請求項１記載の課金システム。
7. 上記保存された課金情報は、上記呼の継続時間及び上記発呼の間に利用された特定の機能を含むことを特徴とする請求項１記載の課金システム。
8. ユーザが発呼者からサービスによって被呼者に第１の呼を開始するインテリジェントネットワーク内において、所定の電話回線に呼を課金する課金方法において、
   ａ．上記所定の電話回線、上記被呼者及び上記発呼者を示すデータを、上記サービスから制御局に搬送するステップと、
   ｂ．上記第１の呼を、上記所定の電話回線に関連した交換機に一時的にルーティングするステップと、
   ｃ．上記発呼者から始まり、上記交換機を介して上記被呼者で終わる第２の呼を形成するステップと、
   ｄ．上記第２の呼に関する課金情報を、上記所定の電話回線に関連した交換機に保存するステップと、
   ｅ．上記第２の呼を、上記保存された課金情報を用いて、上記所定の電話回線に自動的に課金するステップとを有する課金方法。
9. 上記所定の電話回線に関連した交換機において、終了試行トリガを起動するステップを更に有する請求項８記載の課金方法。
10. 上記課金情報を交換機に保存するステップは、上記終了試行トリガの起動に応答して実行されることを特徴とする請求項９記載の課金方法。
11. 上記保存された課金情報は、上記第２の呼の継続時間及び該第２の呼の間に利用された特定の機能を含むことを特徴とする請求項１０記載の課金方法。
12. 任意の電話回線を上記所定の電話回線として設定するステップを更に有する請求項８記載の課金方法。
13. 上記発呼者は、上記所定の電話回線上にないことを特徴とする請求項８記載の課金方法。
14. 上記発呼者は、上記所定の電話回線上にあることを特徴とする請求項８記載の課金方法。
15. ユーザが発呼者からサービスによって被呼者に第１の呼を開始するインテリジェントネットワーク内において、所定の電話回線に呼を課金する課金方法において、
    ａ．上記サービスが上記被呼者及び上記発呼者を示す呼データを、上記発呼者、上記所定の電話回線及び上記被呼者に接続された制御局に搬送するステップと、
    ｂ．上記制御局の指示により、上記インテリジェントネットワークを構成する交換機が上記サービスへの上記第１の呼を終了するステップと、
    ｃ．上記制御局の指示により、上記交換機が上記発呼者を上記被呼者にリンクする第２の呼を形成するステップと、
    ｄ．上記第２の呼に関する課金情報を、上記所定の電話回線に関連した交換機に保存するステップと、
    ｅ．上記第２の呼を、上記保存された課金情報を用いて、上記所定の電話回線に自動的に課金するステップとを有する課金方法。
16. 上記第１の呼を、上記所定の電話回線に一時的に接続するステップを更に有する請求項１５記載の課金方法。
17. ａ．上記所定の電話回線への上記第１の呼を終了するステップと、
    ｂ．上記所定の電話回線への第１の呼の終了に応答して、終了試行トリガによって、該所定の電話回線に関連した交換機内に位置する上記制御局に自動的に問い合わせるステップとを更に有する請求項１６記載の課金方法。
18. 上記第２の呼に関連した課金情報を交換機に保存するステップは、上記制御局への問合せに応答して実行されることを特徴とする請求項１７記載の課金方法。
19. 上記保存された課金情報は、上記第２の呼の継続時間及び該第２の呼の間に利用された特定の機能を含むことを特徴とする請求項１８記載の課金方法。

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