JP4406661B2 - 浴室洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、浴室洗浄装置に関する。さらに詳しくは、浴室内の天井、側壁、床などの洗浄に好適に使用しうる浴室洗浄装置に関する。
浴室内を手作業で洗浄する際には多大な労力を要するとともに、手作業で洗浄剤を浴室の天井などに塗布したとき、洗浄剤が滴下して身体に付着したり、衣服に付着し、衣服が脱色することがある。このような問題点を解決する浴室洗浄装置として、給湯器からの温水と洗剤タンクからの洗剤を混合するミキシング部と、該ミキシング部で調製された洗剤液を洗浄箇所に噴出する噴出部とを備えた浴室洗浄装置(例えば、特許文献1参照)、水噴出ノズルと洗剤噴出ノズルとを有し、洗剤を薬液ポンプにより噴出制御する浴室の洗浄装置(例えば、特許文献2参照)、水噴射ノズルと水道水の供給口と水噴射ポンプと薬液噴射ノズルと薬槽と薬液噴射ポンプとポンプの作動を制御するための制御部とを備えた浴室又は浴槽の洗浄装置(例えば、特許文献3参照)などが提案されている。
しかし、特許文献1に記載の洗浄装置は、水道などによる水圧を利用して温水または水を噴出させるため、その装置自体が大きくなるとともに、温水または水を導入するための配管を必要とすることから、その洗浄装置を取り付けるための大がかりな工事を必要とする。また、特許文献2および3に記載の洗浄装置には、ポンプを使用してノズルから洗剤や薬液を噴出させる必要があるため、ポンプの駆動時に騒音や振動が発生するとともに、ポンプを駆動させるための駆動装置を必要とするという欠点がある。
実開平7−27463号公報 特開平9−192081号公報 特開平11−164808号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、温水または水を導入するための配管やポンプを使用しないで薬液を浴室内に散布することができるとともに、浴室内の天井に容易に着脱することができる浴室洗浄装置を提供することを課題とする。
本発明は、浴室内を洗浄するための浴室洗浄装置であって、モータを内蔵する装置本体の上部に浴室の天井に取り付けるための取付け部が設けられ、装置本体の下部にモータの回転軸が突出し、該回転軸に薬液容器保持体が設けられ、該薬液容器保持体により薬液容器がモータの回転軸に着脱可能に設けられ、薬液容器の下部に、薬液容器内の薬液を散布するためのノズルが薬液容器とともに回転するように設けられていることを特徴とする浴室洗浄装置に関する。
本発明の浴室洗浄装置は、従来技術のような温水または水を導入するための配管やポンプを使用しないで薬液を浴室内に散布することができるとともに、浴室内の天井に容易に着脱することができるという効果を奏する。
本発明の浴室洗浄装置は、モータを内蔵する装置本体の上部に浴室の天井に取り付けるための取付け部が設けられ、装置本体の下部にモータの回転軸が突出し、該回転軸に薬液容器がモータの回転によって回転するように取り付けられ、薬液容器の下部に、薬液容器内の薬液を散布するためのノズルが薬液容器とともに回転するように設けられていることを特徴とする。したがって、本発明の浴室洗浄装置は、従来技術のような温水または水を導入するための配管やポンプを必要とせずに薬液を浴室内に散布することができ、さらに浴室内の天井に容易に着脱することができる。
以下に、本発明の浴室洗浄装置を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明は、かかる実施態様のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の浴室洗浄装置の概略説明図である。図1において、装置本体1には、モータ(図示せず)が内蔵されている。モータは、一般家庭用電源で駆動するものであってもよく、あるいは電池などによって駆動するものであってもよい。
モータを一般家庭用電源によって駆動させる場合、本発明の浴室洗浄装置を浴室の天井にあらかじめ据付けておいてもよい。また、本発明の浴室洗浄装置を既存の浴室内に設置する場合、例えば、装置本体1に内蔵されているモータと電気コードとを接続し、その電気コードの他端にプラグを接続し、該プラグを介して浴室外のコンセントから電気を供給することができるようにしてもよい。また、低電圧で駆動するモータを使用する場合には、コンセントから供給される電気をアダプターなどの変圧機器を介して所望の電圧に変圧した後にモータに供給すればよい。
モータを電池などによって駆動させる場合、例えば、乾電池、充電池などの電池を装置本体1内に内蔵し、この電池からモータに電気が供給されるようにすることができる。このように装置本体1内に電池を内蔵した場合、本発明の浴室洗浄装置は、外部電源から電気を供給するための電気コードが不要であるので、浴室の天井に容易に取り付けることができるとともに、使用しないときには浴室の天井から容易に取り外し、収容することができるという利点がある。また、電気コードが不要であるので、装置本体1の密閉性を高めることができることから、漏電対策を容易に施すことができるという利点がある。さらに、この浴室洗浄装置は、携帯性にも優れているので、その使用を希望する需要者が家電量販店、ホームセンターなどで容易に入手することができるようにすることもできる。
装置本体1の上部には、浴室の天井に取り付けるための取付け部2が設けられている。取付け部2の形状は、浴室の天井に取り付けることができればよく、特に限定されない。図1に示される取付け部2は、いわゆるフック形状を有するが、浴室の天井にフックを取り付け、このフックを挿入することができる貫通孔を有する突起が装置本体1の上部に設けられていてもよい。
装置本体1の下部には、モータの回転軸3が突出している。モータの回転軸3には、薬液容器4がモータの回転によって回転するように取り付けられている。薬液容器4は、モータの回転軸3に直接取り付けられてもよいが、図1に示されるように、モータの回転軸3に薬液容器保持体5が設けられ、該薬液容器保持体5により薬液容器4がモータの回転軸3に取り付けられていることが好ましい。このように薬液容器4が薬液容器保持体5を介してモータの回転軸3に取り付けられている場合、薬液容器4を容易にモータの回転軸3に着脱することができるという利点がある。
図2は、薬液容器4が薬液容器保持体5を介してモータの回転軸3に取り付けられているときの概略断面図である。図2に示される態様では、薬液容器保持体5は、回転軸3の固定部3aとボルト7との間に挟まれて固定されている。
図2において、モータの回転軸3に薬液容器保持体5が設けられている。薬液容器保持体5は、例えば、ABS樹脂、ポリアセタール、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などの機械的強度に優れた樹脂で形成することができる。薬液容器保持体5の中央部には、モータの回転軸3を貫通させるための貫通孔(図示せず)が設けられており、この貫通孔にモータの回転軸3を挿入し、ワッシャー6を介してボルト7を締め付けることにより、薬液容器保持体5がモータの回転軸3に固定されている。モータの回転軸3には、薬液容器保持体5を固定するための固定部3aが設けられている。この固定部3aは、回転軸3と一体化されていてもよく、あるいは止め輪、スナップピン、スプリングピン、割りピンなどの回転軸3とは別の部品で構成されていてもよい。ワッシャー6は、薬液容器保持体5をモータの回転軸3に固定するために用いられている。しかし、このワッシャー6を使用しなくても薬液容器保持体5をモータの回転軸3に固定することができるのであれば、ワッシャー6を使用しなくてもよい。
薬液容器4は、薬液容器保持体5の内部に挿入し、薬液容器保持体5の側面に設けられた係止具8によって薬液容器保持体5に固定されている。図2に示される態様では、係止具8は、その軸部に螺子山を有し、薬液容器保持体5と螺合している。薬液容器4は、係止具8を締め付けることにより、薬液容器保持体5に固定することができる。
図2に示される態様においては、薬液容器4を薬液容器保持体5に固定するための手段として、螺子山を有する係止具8が用いられているが、他の手段によって薬液容器4を薬液容器保持体5に固定することができるようにしてもよい。その一例として、軸部に螺子山が設けられていない係止具(図示せず)を用い、この係止具を薬液容器保持体5に設けられた係止具用の貫通孔(図示せず)に摺動自在に挿入し、薬液容器保持体5と係止具との間にバネ(図示せず)を配設し、そのバネが有する弾性力を利用して薬液容器4が薬液容器保持体5に固定されるようにしてもよい。
薬液容器保持体5に係止具8が配設される箇所は、薬液容器4が固定されるのであればよく、特に限定されないが、通常、好ましくは2〜4箇所程度、より好ましくは2〜3箇所である。
薬液容器保持体5の内径は、薬液容器4を容易に挿入することができるようにするために薬液容器4の外径よりも大きく、薬液容器4との間隙があまり大きくなりすぎない径であることが好ましい。薬液容器保持体5の内径と薬液容器4の外径との差(いわゆるクリアランス)は、特に限定されないが、通常、0.5〜5mm程度であることが好ましい。
薬液容器4には、浴室内を洗浄するための薬液が充填される。薬液の種類は、特に限定されず、例えば、塩素系の薬液、酸素系の薬液、界面活性剤を含有する洗浄液などが挙げられる。
薬液容器4の形状、大きさおよび容量は、薬液の種類や浴室の広さなどによって異なるので一概には決定することができないため、薬液の種類や浴室の広さなどに応じて適宜決定することが好ましい。薬液容器4の形状の例として、円柱状などが挙げられる。薬液容器4の容量は、通常、300ミリリットル〜1リットル程度である。薬液容器4としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどに代表されるポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの樹脂からなる樹脂容器が挙げられる。
薬液が充填された薬液容器4は、使用後に新たな薬液容器4と交換可能なようにカートリッジにしてもよい。このように薬液容器4を他の新しい薬液容器と交換可能にした場合には、薬液を薬液容器4内に充填する際に薬液が飛び散って皮膚や衣類に付着することを防止することができるとともに、薬液を薬液容器4内に充填するという煩雑な充填操作を省くことができる。また、薬液が充填されている市販品を取り付けることができるようにした場合には、その市販品をそのまま用いることができる。
本発明においては、薬液が充填された詰め替え用パックを市場で容易に入手しうるようにしてもよい。この場合、薬液容器4内に詰め替え用パック内の薬液を充填することにより、薬液容器4を再利用することができる。
薬液容器4の下部には、薬液容器4内の薬液を散布するためのノズル10、20が薬液容器4とともに回転するように装着されている。図1に示される態様においては、薬液容器4の開口部(図示せず)が下方向に、薬液容器4の底部が上方向に配置されている。ノズル10、20は、直接、薬液容器4に取り付けられていてもよいが、図1に示されるように、薬液容器4の開口部とノズル10およびノズル20との間には、薬液容器接続部9が設けられていてもよい。
図3は、薬液容器4とノズル10およびノズル20との間に薬液容器接続部9が取り付けられている部分における概略断面図である。
薬液容器接続部9は、ノズル10のみで構成されていてもよいが、図3に示されるように、薬液容器4を保持するための薬液容器固定部11を有していてもよい。薬液容器4の開口部は、例えば、螺子嵌合などによって薬液容器接続部9の薬液容器固定部11に固定することができる。薬液容器4と薬液容器固定部11との間には、両者間から薬液が漏出するのを防止するためにシールパッキン12が設けられている。
図3に示される態様においては、薬液容器固定部11の下端は、薬液通路16と接続されており、この薬液通路16の開口部(図示せず)を開閉するために薬液容器固定部11内には、切替弁13が設けられている。切替弁13は、図3に示されるように、通常、薬液通路16の開口部を有する面に設けられる。
切替弁13は、薬液容器4を薬液容器固定部11に取り付けるときに薬液がノズル10、20から漏出するのを防止するとともに、本発明の浴室洗浄装置を駆動させたときに薬液容器4からの薬液をノズル10、20から噴出させるために設けられている。切替弁13は、該切替弁13を作動させるための切替レバー14と接続されている。切替レバー14は、薬液通路16の上部に設けられている貫通孔(図示せず)に挿入され、切替弁13と接続されている。
薬液容器4を薬液容器固定部11に取り付けた後、本発明の浴室洗浄装置を駆動させるまでは、切替レバー14を作動させて該切替レバー14と連動している切替弁13で薬液通路16の開口部を閉鎖させることにより、薬液容器4内の薬液がノズル10、20から漏出しないようにすることができる。
一方、本発明の浴室洗浄装置を駆動させるときには、ノズル10、20から薬液を噴出させるために、切替レバー14を作動させて切替弁13で薬液通路16の開口部を開にする。しかし、この切替レバー14の操作を例えば手指などによって行なった場合、切替弁13を開にしたときに薬液容器4内の薬液がノズル10、20から噴出し、人体や衣服に付着するおそれがある。本発明の浴室洗浄装置が駆動を開始したときに、切替弁13を開にする操作を自動的に行なうことができれば、ノズル10、20から噴出した薬液が人体や衣服に付着することを防止することができる。
図3に示された本発明の浴室洗浄装置では、薬液容器4の開口部とノズル10、20とが薬液通路16を介して接続され、薬液通路16を開閉するための切替弁13が薬液通路16に設けられ、切替弁13を作動させるための切替レバー14が切替弁13と接続され、作動棒15がモータの駆動による薬液容器4の回転によって切替レバー14と接触し、切替弁13を作動させて薬液通路16が開となるように装置本体1に配設されている。したがって、この浴室洗浄装置によれば、その駆動前においては、薬液がノズル10、20から噴出することを防止することができ、その駆動を開始したとき、自動的に切替弁13が開に切り替わるので、ノズル10、20から薬液を噴出させることができる。
より具体的には、図3に示されるように、本発明の浴室洗浄装置を駆動させたとき、薬液容器4が回転するが、そのとき同時に薬液容器固定部11に取り付けられている切替レバー14も回転する。回転した切替レバー14が装置本体1に配設されている作動棒15と接触することにより、切替レバー14が切替弁13を作動させ、閉鎖されている薬液通路16の開口部を開くので、薬液容器4からノズル10、20に至るまで薬液を連通させることができる。
このように、図3に示された態様によれば、薬液が充填されている薬液容器4が装置本体1に取り付けられた浴室洗浄装置を浴室の天井に固定する際などに、薬液がノズル10、20から漏出し、人体や衣服に薬液が付着するのを防止することができる。また、本発明の浴室洗浄装置を駆動させたときには、切替レバー14と作動棒15とが接触することにより、切替レバー14が作動し、塞がれていた薬液通路16を切替弁13が開くので、薬液をノズル10、20から噴出させることができる。
薬液通路16は、ノズル10、20と接続されている。図3に示されているノズル10は、ノズル接続部17を介して薬液通路16と接続され、ノズル20は、ノズル接続部19を介して薬液通路16と接続されている。ノズル接続部17、19は、必ずしも設けられていなくてもよいが、例えば、薬液通路16と螺合させることにより、その取り外しを容易にする観点から、設けられていることが好ましい。ノズル接続部17、19を薬液通路16から取り外すことができるようにした場合、ノズル接続部17、19を取り外すことにより、ノズル10、20を容易に洗浄したり、他のノズルと容易に交換することができるという利点がある。
薬液通路16に配設されるノズル接続部17の個数およびノズル10の個数は、特に限定がないが、通常、それぞれ2〜4個程度である。また、薬液通路16に配設されるノズル接続部19の個数およびノズル20の個数についても特に限定がないが、通常、ノズル接続部19の個数およびノズル20の個数は、それぞれ2〜4個程度である。
ノズル10には薬液噴出孔18が設けられ、ノズル20には薬液噴出孔21が設けられている。薬液噴出孔18、21の孔径は、いずれも任意であるが、通常、0.5〜3mm程度である。また、薬液噴出孔18、21の形状も任意であり、その例として、円形、楕円形、三角形、四角形などの多角形などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。ノズル10、20にそれぞれ設けられる薬液噴出孔18、21の位置は、特に限定されないが、浴室の天井、側壁などに万遍なく薬液が散布されるようにする観点から、ノズル10、20は、それぞれ少なくとも上面部および側面部に設けられていることが好ましい。また、ノズル10、20に設けられる薬液噴出孔18、21の個数は、特に限定されないが、浴室の天井、側壁などに万遍なく薬液が散布されるようにする観点から、それぞれ、好ましくは少なくとも3個、より好ましくは3〜7個である。
ノズル接続部17、19は、それぞれ、モータの回転軸3に対して直角方向に設けられていることが好ましい。このようにノズル接続部17、19をモータの回転軸3に対して直角方向に設けた場合には、モータの回転によって働く遠心力を利用してノズル10、20の薬液噴出孔18、21から広範囲に薬液を噴出させることができるという利点がある。ノズル接続部17、19の形状は、薬液をノズル10、20から噴出させることができるとともに、ノズル10、20との接続が容易であれば特に限定されないが、モータの回転による遠心力によってノズル10、20のそれぞれ薬液噴出孔18、21から広範囲に薬液を噴出させる観点から、直管であることが好ましい。ノズル接続部17、19の各内径は、特に限定されないが、通常、それぞれ5〜10mm程度である。
図3に示される薬液通路16には、ノズル接続部17を介してノズル10が設けられているだけでなく、その下部にもノズル接続部19を介してノズル20が設けられている。このように、薬液通路16の下部にもノズル接続部19を介してノズル20が設けられている場合には、より一層万遍なく薬液を浴室の天井、側壁などに散布することができるという利点がある。しかし、ノズル接続部19およびノズル20は、必ずしも設けられていなくてもよい。
図3に示される態様においては、ノズル接続部17とノズル10およびノズル接続部19とノズル20は、それぞれ強制嵌合によって一体化されているが、ノズル10、20の取り外しを容易にするために、それぞれ螺子嵌合によって一体化されていてもよい。また、ノズル10、20は、それぞれノズル接続部17、19に回転自在に取り付けられていることが、ノズル10、20にそれぞれ設けられている薬液噴出孔18、21の向きを調整することにより、浴室の形状などに応じて薬液の噴出方向を調整することができるので好ましい。
以上のように構成される本発明の浴室洗浄装置において、モータが回転するとき、薬液容器4が同時に回転し、その回転に伴ってノズル10、20も回転する。ノズル10、20が回転するときに、ノズル10、20に遠心力が加わるため、薬液容器4内に充填されている薬液がノズル10、20から外部空間に噴出される。本発明は、ただ単に薬液が有する重力を利用して浴室内に薬液を噴出させるだけでなく、モータの回転による遠心力を利用して浴室内に薬液が散布されるので、従来のような薬液を噴出させるためのポンプを用いなくても薬液を浴室内に散布することができる。
本発明の浴室洗浄装置の装置本体1には、例えば、一定時間が経過したときにモータを駆動させる電源のスイッチが入り、さらに一定時間が経過したときにその電源のスイッチが切れるように設定されたタイマー(図示せず)を設置することができる。このようにタイマーを設置した場合、浴室洗浄装置を浴室の天井に設置し、浴室の扉を閉めた後に駆動させることができ、また浴室洗浄装置の駆動が終わった段階で浴室の扉を開けることができるので、浴室洗浄装置の駆動によって飛散している薬液が身体や衣服に付着するのを防止することができるという利点がある。
また、本発明の浴室洗浄装置は、浴室の天井に取り付けた後、浴室外から遠隔操作によって作動するようにしてもよい。遠隔操作は、例えば、本発明の浴室洗浄装置におけるモータと電源との間に接続されている配線の一部を浴室外にまで延伸させ、浴室外でこの配線と電源切替スイッチとを接続し、そのスイッチをオンまたはオフにすることによって行うことができる。また、赤外線などによる信号を受信するための受信装置を装置本体1に内蔵させておき、浴室外からリモコンを操作し、赤外線などによる信号を発信することにより、モータを駆動または停止させて浴室洗浄装置を遠隔操作することもできる。
本発明の浴室洗浄装置を用いて浴室内に薬液を散布することにより、薬液の洗浄力によって浴室の天井や壁面などに付着した汚れを除去したり、分解することができる。薬液を散布し、所望の時間が経過した後には、浴室の扉を開き、浴室の天井、壁面、床などに付着している薬液をシャワーなどを用いて水洗することができるほか、使用済みの薬液容器4に洗浄水を充填し、これを浴室洗浄装置に取り付けて駆動させることにより、浴室を洗浄してもよい。
以上説明したように、本発明の浴室洗浄装置は、動力源を必要とし、装置自体が大がかりとなるポンプや配管などを用いなくても、浴室の天井に容易に取り付けることができ、しかも人手に頼らずに薬液を浴室内に自動的に散布することができるので、一般家庭の浴室などに好適に使用しうるものである。
本発明の浴室洗浄装置の概略説明図である。 本発明の浴室洗浄装置において、薬液容器が薬液容器保持体を介してモータの回転軸に取り付けられているときの概略断面図である。 本発明の浴室洗浄装置において、薬液容器とノズルとの間に薬液容器接続部が取り付けられている部分における概略断面図である。
符号の説明
1 装置本体
2 取付け部
3 モータの回転軸
4 薬液容器
10 ノズル
20 ノズル

Claims (2)

  1. 浴室内を洗浄するための浴室洗浄装置であって、モータを内蔵する装置本体の上部に浴室の天井に取り付けるための取付け部が設けられ、装置本体の下部にモータの回転軸が突出し、該回転軸に薬液容器保持体が設けられ、該薬液容器保持体により薬液容器がモータの回転軸に着脱可能に設けられ、薬液容器の下部に、薬液容器内の薬液を散布するためのノズルが薬液容器とともに回転するように設けられていることを特徴とする浴室洗浄装置。
  2. 薬液容器の開口部とノズルとが薬液通路を介して接続され、薬液通路を開閉するための切替弁が薬液通路に設けられ、切替弁を作動させるための切替レバーが切替弁と接続され、作動棒が薬液容器の回転によって切替レバーと接触し、切替弁を作動させて薬液通路が開となるように装置本体に配設されてなる請求項1記載の浴室洗浄装置。
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