JP4403881B2 - 溶接部可視化装置 - Google Patents
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(1)溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度な短パルスレーザ光を上記溶接部へ照明用として照射するための高輝度照明用光学系と、該高輝度照明用光学系とは異なる波長の短パルスレーザ光を上記溶接部より発せられる光よりも高輝度なファンビーム状にして上記高輝度照明用光学系の短パルスレーザ光と同期したタイミングで上記溶接部へ照射する光切断計測用光学系とを備え、更に、上記高輝度照明用光学系と光切断計測用光学系より照射された2つの異なる波長の短パルスレーザ光により高輝度照明と光切断像の形成が行われた上記溶接部を撮影するための高速度シャッタを備えてなるカメラと、上記各光学系からの短パルスレーザ光の照射タイミングを上記カメラの高速度シャッタの開閉に同期させるタイミング装置を備えてなる構成としてあるので、2つの異なる波長の短パルスレーザ光を用いて、溶接部を該溶接部の発光強度よりも高輝度に照明できると同時に、溶接部に光切断像を形成させることができ、この高輝度照明されたときの溶接部全体の映像と、同時に形成される光切断像を、高速度シャッタを装着したカメラにより溶接部より発生する散乱光等の有害光の影響を抑制した状態で撮影することができる。したがって、溶接部の直接観察と、光切断像に基づく凹凸形状の情報を同時に得ることができる。
(2)上記のように溶接部の直接観察と、凹凸形状の情報取得を、一台のカメラを備えた構造で実現できるため、装置に要するコストを抑えることができる。
(3)2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源の出射側に、該短パルスレーザ光源より出射される短パルスレーザ光を各波長ごとに分離するための波長分離部を設け、且つ該波長分離部にて波長分離される一方の波長の短パルスレーザ光を上記溶接部へ照明用として照射するための高輝度照明用光学系と、他方の波長の短パルスレーザ光をファンビーム状にして上記溶接部へ照射する光切断計測用光学系とを備え、更に、上記高輝度照明用光学系と光切断計測用光学系より照射された2つの異なる波長の短パルスレーザ光により高輝度照明と光切断像の形成が行われた上記溶接部を撮影するための高速度シャッタを備えてなるカメラと、上記短パルスレーザ光源による短パルスレーザ光の照射タイミングを上記カメラの高速度シャッタの開閉に同期させるタイミング装置を備えてなる構成とすることにより、上記(1)及び(2)と同様の効果を得ることができ、更に、同じ短パルスレーザ光源より出力される2つの異なる波長の短パルスレーザ光を用いて、溶接部の高輝度照明と該溶接部における光切断像の形成を行わせることができるため、短パルスレーザ光源は1つでよく、したがって、該短パルスレーザ光源による短パルスレーザ光の照射タイミングをカメラの高速度シャッタの開閉に同期させるタイミング装置も1つでよいため、装置に要するコストを更に抑制することが可能となる。
(4)又、2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源を、レーザ発振による基本波及び該基本波を波長変換してなる各高調波のうちの2つの波長を同時に出射する機能を有するものとした構成とすることにより、2つの異なる波長の短パルスレーザ光を出力する短パルスレーザ光源を容易に得ることができる。
(5)更に、2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源を、Nd−YAGレーザの基本波を内部で所要の変換効率で波長変換して、該基本波と第2高調波を同時に出射するものとした構成とすることにより、高輝度照明として波長532nmの可視光領域のNd−YAGレーザの第2高調波による短パルスレーザ光を用いることができると共に、赤外領域である波長1064nmのNd−YAGレーザの基本波による光切断像を得ることができるようになることから、CCDカメラでの撮影に適した像を得ることができる。
(6)光切断計測用光学系を、波長分離部より入射する短パルスレーザ光を複数のファンビームとして、溶融池及びその周辺部からなる溶接部の複数個所に投射する機能を有するものとした構成とすることにより、溶接部の複数個所における凹凸形状の情報を同時に得ることが可能になる。
更に、プラズマ溶接、アーク溶接等の各種溶接方法による溶接部の観察に適用できる。その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
2 短パルスレーザ光源
3 第2高調波短パルスレーザ光(短パルスレーザ光)
4 カメラ
5 高速度シャッタ
6 タイミング装置
8a 高輝度照明用光学系
30 波長分離ミラー(波長分離部)
31 基本波短パルスレーザ光(短パルスレーザ光)
32,32a,32b ファンビーム
33,33a 光切断計測用光学系
39,39a,39b 光切断像
Claims (5)
- 溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度な短パルスレーザ光を上記溶接部へ照明用として照射するための高輝度照明用光学系と、該高輝度照明用光学系とは異なる波長の短パルスレーザ光を上記溶接部より発せられる光よりも高輝度なファンビーム状にして上記高輝度照明用光学系の短パルスレーザ光と同期したタイミングで上記溶接部へ照射する光切断計測用光学系とを備え、更に、上記高輝度照明用光学系と光切断計測用光学系より照射された2つの異なる波長の短パルスレーザ光により高輝度照明と光切断像の形成が行われた上記溶接部を撮影するための高速度シャッタを備えてなるカメラと、上記各光学系からの短パルスレーザ光の照射タイミングを上記カメラの高速度シャッタの開閉に同期させるタイミング装置を備えてなる構成を有することを特徴とする溶接部可視化装置。
- 2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源の出射側に、該短パルスレーザ光源より出射される短パルスレーザ光を各波長ごとに分離するための波長分離部を設け、且つ該波長分離部にて波長分離される一方の波長の短パルスレーザ光を上記溶接部へ照明用として照射するための高輝度照明用光学系と、他方の波長の短パルスレーザ光をファンビーム状にして上記溶接部へ照射する光切断計測用光学系とを備え、更に、上記高輝度照明用光学系と光切断計測用光学系より照射された2つの異なる波長の短パルスレーザ光により高輝度照明と光切断像の形成が行われた上記溶接部を撮影するための高速度シャッタを備えてなるカメラと、上記短パルスレーザ光源による短パルスレーザ光の照射タイミングを上記カメラの高速度シャッタの開閉に同期させるタイミング装置を備えてなる構成を有することを特徴とする溶接部可視化装置。
- 2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源を、レーザ発振による基本波及び該基本波を波長変換してなる各高調波のうちの2つの波長を同時に出射する機能を有するものとした請求項2記載の溶接部可視化装置。
- 2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源を、Nd−YAGレーザの基本波を内部で所要の変換効率で波長変換して、該基本波と第2高調波を同時に出射するものとした請求項3記載の溶接部可視化装置。
- 光切断計測用光学系を、波長分離部より入射する短パルスレーザ光を複数のファンビームとして、溶融池及びその周辺部からなる溶接部の複数個所に投射する機能を有するものとした請求項2、3又は4記載の溶接部可視化装置。
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