JP4403881B2 - 溶接部可視化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ溶接、プラズマ溶接、アーク溶接等の溶接を行う際に溶接部を観察するために用いる溶接部可視化装置に関するものである。
溶接を行う場合、発生する溶融池及びその周辺部、たとえば、溶接進行方向前方に位置する開先の状態や溶接後に形成されるビードの状態等を含んだ溶接部を観察することは、溶接品質の管理、安定化のために重要なことである。
しかし、溶接時における溶接部からは、溶接に用いるレーザ、プラズマ、アークの散乱光等の光が強烈に発せられ、特に、レーザ溶接やプラズマ溶接では、溶融池の発光よりもレーザやプラズマの散乱光の方が強いため、たとえば、光学的な減光フィルタを装備したカメラで撮影しようとしても、溶融池の部分が過度の光量によりハレーションを引き起こすようになるため、溶融池の観察を行なうことは極めて困難である。
そのために、レーザ溶接における溶接部を監視する手法の一つとしては、強力(高輝度)な照明光源を用いてカメラにより直接観測する手法が従来提案されている。かかる手法に用いる装置として、本出願人は、図3に示す如き溶接部可視化装置を提案している。
これは、レーザ溶接による溶融池1へ該溶融池1よりも高輝度な短パルスレーザ光3を照射するための短パルスレーザ光源2と、溶融池1付近を撮影する高速度シャッタ5を具備したカメラ4と、上記短パルスレーザ光源2による短パルスレーザ光3の照射タイミングを上記カメラ4の高速度シャッタ5の開閉に同期させるタイミング装置6とを備え、更に、上記短パルスレーザ光3の波長を透過させると同時に、レーザ溶接に用いる連続的なレーザ光の散乱光における所要の波長領域をカットしてレーザ散乱光を減光させるためのフィルタ7を上記カメラ4に装備させた構成を有している。
なお、8はミラー9及びレンズ10等からなる高輝度照明用の光学系であり、上記短パルスレーザ光源2より出射される短パルスレーザ光3を、上記ミラー9及びレンズ10を経て溶接部、すなわち、溶融池1及びその周辺部へ所要の広がりをもって照射できるようにしてある。又、11はレーザ溶接トーチ、12は溶接対象となる母材、13はカメラ4の画像を表示するモニタを示す。
これにより、上記溶接部可視化装置によれば、レーザ溶接トーチ11により母材12に形成される溶融池1に向けて、上記短パルスレーザ光源2より溶融池1よりも高輝度な短パルスレーザ光3を照明用として照射することにより、溶融池1及びその周辺部にレーザ散乱光以上の発光強度を与え、同時に、上記フィルタ7及び短パルスレーザ光源2の照射タイミングと同期する高速度シャッタ5により、上記高輝度照明された溶融池1からの光はカメラ4に入射させる一方、それ以外のレーザ散乱光等の有害光をほとんどカットして入射光量を大幅に減らすことにより、モニタ13上にて、ハレーションを生じることなく溶接部における溶融池1及びその周辺部の可視観察を行なうことが可能になる(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、上記溶接部可視化装置における短パルスレーザ光源2としては、Nd−YAGレーザが用いられている。かかるNd−YAGレーザの基本波は、波長1064nmの赤外領域の光である。しかし、上記カメラ4に用いられているCCDは、その光学的な特性上、波長1064nmの光に対する感度は、可視光に対する感度の10%程度しか得られないものとなっている。一方、Nd−YAGレーザの基本波(波長1064nmの光)を波長変換して得られる波長532nmの第2高調波は、上記基本波からの変換効率は50%強程度にしか過ぎないものであるが、可視光(グリーンの光)であるために、CCDにおける検出感度は基本波に比して10倍程度得ることができる。そのため、従来は、上記カメラ4のCCDにおける検出効率を高めることができるようにするために、上記溶接部の高輝度照明に用いる短パルスレーザ光3としては、Nd−YAGレーザとして発振させた波長1064nmの基本波を短パルスレーザ光源2内で波長変換してなる波長532nmの第2高調波を用いるようにしてある。なお、上述したように、上記Nd−YAGレーザの基本波から第2高調波への波長変換は、変換効率が50%強程度に過ぎないため、上記短パルスレーザ光源2から出射される短パルスレーザ光3には、波長変換されずに残存する基本波が第2高調波とともに含まれている。
このために、上記溶融部可視化装置においては、通常、短パルスレーザ光源2の出射側の直後に設けるミラー9を波長分離型のミラーとして、上記短パルスレーザ光源2より出射される短パルスレーザ光3を、該波長分離型のミラー9に照射して第2高調波より基本波を分離した後、該基本波の分離除去された第2高調波のみからなる短パルスレーザ光3を、以降の高輝度照明用光学系8を経て溶融池1とその周辺部へ向けて照射させるようにしてある。
なお、上記波長分離型のミラー9において第2高調波より分離された基本波は、たとえば、ポリテトラフルオロエチレン製のダンパープレート(図示せず)へ向けて照射させること等によりエネルギーを散逸させるようにしてある。
又、溶接部の周辺部を観察するために従来提案されている別の手法としては、平面状の光線を溶接部に投射して光切断像を得ることにより形状計測を行なう光切断法がある。かかる光切断法を採用した装置としては、たとえば、図4に示す如きアーク溶接監視装置が従来提案されている。
これは、上記光切断法による形状計測を行なうために、鋼板の如き被溶接材14同士の突き合せ溶接部における或る時点の溶接位置よりも溶接進行方向前方に所要寸法離隔した溶接予定位置の開先部15にスリット状の光線(スリット光)17を投射するスリット光投光器16と、該スリット光17が投射された位置を撮影する断面形状測定用カメラ18と、該カメラ18の映像より上記スリット光16の投射により被溶接材14の表面に生じる輝線、すなわち、断面プロフィール(光切断像)19を溶接部断面形状の情報として抽出する画像処理装置20とを備えた構成としてある。更に、上記アーク溶接監視装置は、溶接トーチ21にて発生させる溶接アーク22及び発生する溶着金属のプール(溶融池)23を撮影するアークカメラ24を設けると共に、上記画像処理装置20にて得られた図5(イ)に示す如き被溶接材14と開先部15の光切断像19と、上記アークカメラ24により撮影される図5(ロ)に示す如き溶接アーク22及び溶融池23の画像とを合成して図5(ハ)に示す如き合成画像としてモニタ25へ表示させる画像合成装置26とを備えてなる構成としてある。
なお、27は各カメラ18,24ごとに設けてあるカメラコントローラ、28は上記画像処理装置20で光切断像19として抽出した溶接部断面形状の情報を一時記憶するためのメモリ、29はタイミングコントローラであり、該タイミングコントローラ29により、或る時点における溶接位置よりも溶接進行方向の所要寸法前方に設定してあるスリット光17の投射位置と、アークカメラ24により撮影される溶接位置とのずれを考慮して、断面形状測定用カメラ18により撮影されて予め得られている光切断像19を、アークカメラ24により撮影される溶接部のアーク画像の表示タイミングに合わせて合成させるようにしてある。
これにより、上記アーク溶接監視装置では、溶接部における溶接アーク22及び溶融池23と、被溶接材14同士の間に形成されている開先部15の断面形状の光切断像19を、同時に1つのモニタ25上で観察することが可能になるようにしてある(たとえば、特許文献2参照)。
なお、上記光切断法における計測対象物に投射する平面状の光線として、上記スリット光17に代えて、点状のレーザ光をスキャンさせて用いたり、レーザ光をレンズを通して拡大して作ったファンビーム(レーザストライプ)によって行なうようにすることも考えられてきている。
特開平11−179578号公報 特開平10−6006号公報
ところが、上記図3に示した溶接部可視化装置によれば、溶融池1及びその周辺部の溶接部全体の観測を行なうことができて有効である。しかし、凹凸形状、たとえば、突き合せ溶接部における開先のずれ等の凹凸形状の実測が難しいというのが実状である。
一方、光切断法は、計測対象物表面の凹凸形状の計測には適しているが、溶接部全体、たとえば、溶融池の情報やその周辺部の情報を同時取得することが困難である。
なお、上記図4に示した如きアーク溶接監視装置では、アークカメラ24による溶接アーク22及び溶融池23の観測データの画像と、断面形状測定用カメラ18により得られる開先部15の光切断像19とを重ね合わせて同時に観察することができるようにしてあるものであるが、上記スリット光17により形成される光切断像19の視覚情報が、溶接アーク22の光によって打ち消されないようにするために、溶接アーク22を撮影するためのアークカメラ24とは別に、光切断像19を得るための断面形状測定用カメラ18を設けなければならず、2台のカメラを設置するためコストが嵩むという問題がある。
更に、上記光切断像19の視覚情報が溶接アーク22の光に打ち消されないようにするために、スリット光17の投射位置は、溶接アーク22よりも溶接進行方向の前方へ所要寸法離れた位置に設定する必要がある。このため、光切断像19と、溶接アーク22及び溶融池23の観察データでは時間的なずれが生じることから、溶接直前の開先部15の凹凸形状に関する情報を得ることができないという問題もある。
更に、上記特許文献2に記載されたものは、アーク溶接における溶接部の観察を行なうための装置であって、前述したように、溶融池よりも高輝度なレーザやプラズマの散乱光が生じるレーザ溶接やプラズマ溶接では、カメラにより溶融池自体の撮影が困難になることから、レーザ溶接やプラズマ溶接にそのまま適用できるものではない。
そこで、本発明者等は、短パルスレーザ光による強力な照明光源を用いてカメラにより直接観測する従来の溶接部可視化装置を更に拡張、発展させて、短パルスレーザ光源による高輝度照明の下で溶接部の撮影を行うと同時に光切断像による溶接部の凹凸形状の情報取得も同時に行なえるようにするための工夫、研究を重ねた結果、本発明をなした。
したがって、本発明の目的とするところは、大幅なコストの増加を招くことなく、一台のカメラによってレーザ溶接、プラズマ溶接、アーク溶接等の各種溶接時における溶接部の全体の直接観測と同時に、光切断計測手法による溶接部の凹凸形状の情報取得をも行なうことができる溶接部可視化装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明に対応して、溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度な短パルスレーザ光を上記溶接部へ照明用として照射するための高輝度照明用光学系と、該高輝度照明用光学系とは異なる波長の短パルスレーザ光を上記溶接部より発せられる光よりも高輝度なファンビーム状にして上記高輝度照明用光学系の短パルスレーザ光と同期したタイミングで上記溶接部へ照射する光切断計測用光学系とを備え、更に、上記高輝度照明用光学系と光切断計測用光学系より照射された2つの異なる波長の短パルスレーザ光により高輝度照明と光切断像の形成が行われた上記溶接部を撮影するための高速度シャッタを備えてなるカメラと、上記各光学系からの短パルスレーザ光の照射タイミングを上記カメラの高速度シャッタの開閉に同期させるタイミング装置を備えてなる構成とする。
又、請求項2に係る発明に対応して、2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源の出射側に、該短パルスレーザ光源より出射される短パルスレーザ光を各波長ごとに分離するための波長分離部を設け、且つ該波長分離部にて波長分離される一方の波長の短パルスレーザ光を上記溶接部へ照明用として照射するための高輝度照明用光学系と、他方の波長の短パルスレーザ光をファンビーム状にして上記溶接部へ照射する光切断計測用光学系とを備え、更に、上記高輝度照明用光学系と光切断計測用光学系より照射された2つの異なる波長の短パルスレーザ光により高輝度照明と光切断像の形成が行われた上記溶接部を撮影するための高速度シャッタを備えてなるカメラと、上記短パルスレーザ光源による短パルスレーザ光の照射タイミングを上記カメラの高速度シャッタの開閉に同期させるタイミング装置を備えてなる構成とする。
更に、上記構成において、2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源を、レーザ発振による基本波及び該基本波を波長変換してなる各高調波のうちの2つの波長を同時に出射する機能を有するものとした構成とする。
上記構成において、2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源を、Nd−YAGレーザの基本波を内部で所要の変換効率で波長変換して、該基本波と第2高調波を同時に出射するものとした構成とする。
上記各構成における光切断計測用光学系を、波長分離部より入射する短パルスレーザ光を複数のファンビームとして、溶融池及びその周辺部からなる溶接部複数個所に投射する機能を有するものとした構成とする。
本発明の溶接部可視化装置によれば、以下の如き優れた効果を発揮する。
(1)溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度な短パルスレーザ光を上記溶接部へ照明用として照射するための高輝度照明用光学系と、該高輝度照明用光学系とは異なる波長の短パルスレーザ光を上記溶接部より発せられる光よりも高輝度なファンビーム状にして上記高輝度照明用光学系の短パルスレーザ光と同期したタイミングで上記溶接部へ照射する光切断計測用光学系とを備え、更に、上記高輝度照明用光学系と光切断計測用光学系より照射された2つの異なる波長の短パルスレーザ光により高輝度照明と光切断像の形成が行われた上記溶接部を撮影するための高速度シャッタを備えてなるカメラと、上記各光学系からの短パルスレーザ光の照射タイミングを上記カメラの高速度シャッタの開閉に同期させるタイミング装置を備えてなる構成としてあるので、2つの異なる波長の短パルスレーザ光を用いて、溶接部を該溶接部の発光強度よりも高輝度に照明できると同時に、溶接部に光切断像を形成させることができ、この高輝度照明されたときの溶接部全体の映像と、同時に形成される光切断像を、高速度シャッタを装着したカメラにより溶接部より発生する散乱光等の有害光の影響を抑制した状態で撮影することができる。したがって、溶接部の直接観察と、光切断像に基づく凹凸形状の情報を同時に得ることができる。
(2)上記のように溶接部の直接観察と、凹凸形状の情報取得を、一台のカメラを備えた構造で実現できるため、装置に要するコストを抑えることができる。
(3)2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源の出射側に、該短パルスレーザ光源より出射される短パルスレーザ光を各波長ごとに分離するための波長分離部を設け、且つ該波長分離部にて波長分離される一方の波長の短パルスレーザ光を上記溶接部へ照明用として照射するための高輝度照明用光学系と、他方の波長の短パルスレーザ光をファンビーム状にして上記溶接部へ照射する光切断計測用光学系とを備え、更に、上記高輝度照明用光学系と光切断計測用光学系より照射された2つの異なる波長の短パルスレーザ光により高輝度照明と光切断像の形成が行われた上記溶接部を撮影するための高速度シャッタを備えてなるカメラと、上記短パルスレーザ光源による短パルスレーザ光の照射タイミングを上記カメラの高速度シャッタの開閉に同期させるタイミング装置を備えてなる構成とすることにより、上記(1)及び(2)と同様の効果を得ることができ、更に、同じ短パルスレーザ光源より出力される2つの異なる波長の短パルスレーザ光を用いて、溶接部の高輝度照明と該溶接部における光切断像の形成を行わせることができるため、短パルスレーザ光源は1つでよく、したがって、該短パルスレーザ光源による短パルスレーザ光の照射タイミングをカメラの高速度シャッタの開閉に同期させるタイミング装置も1つでよいため、装置に要するコストを更に抑制することが可能となる。
(4)又、2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源を、レーザ発振による基本波及び該基本波を波長変換してなる各高調波のうちの2つの波長を同時に出射する機能を有するものとした構成とすることにより、2つの異なる波長の短パルスレーザ光を出力する短パルスレーザ光源を容易に得ることができる。
(5)更に、2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源を、Nd−YAGレーザの基本波を内部で所要の変換効率で波長変換して、該基本波と第2高調波を同時に出射するものとした構成とすることにより、高輝度照明として波長532nmの可視光領域のNd−YAGレーザの第2高調波による短パルスレーザ光を用いることができると共に、赤外領域である波長1064nmのNd−YAGレーザの基本波による光切断像を得ることができるようになることから、CCDカメラでの撮影に適した像を得ることができる。
(6)光切断計測用光学系を、波長分離部より入射する短パルスレーザ光を複数のファンビームとして、溶融池及びその周辺部からなる溶接部複数個所に投射する機能を有するものとした構成とすることにより、溶接部の複数個所における凹凸形状の情報を同時に得ることが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1(イ)(ロ)は本発明の溶接部可視化装置の実施の一形態を示すもので、以下のような構成としてある。
すなわち、図3に示したと同様に、溶融池1よりも高輝度の短パルスレーザ光を出力する短パルスレーザ光源2と、該短パルスレーザ光源2より出射される短パルスレーザ光のうち、Nd−YAGレーザの第2高調波による短パルスレーザ光3を、溶接部へ照明用として照射するための高輝度照明用光学系8aと、溶接部を撮影するための高速度シャッタ5を備えてなるカメラ(CCDカメラ)4と、上記短パルスレーザ光源2の照射タイミングを上記カメラ4の高速度シャッタ5の開閉に同期させるタイミング装置6とを備えてなる構成において、上記短パルスレーザ光源2の出射側の直後位置に、上記短パルスレーザ光源2より出射される短パルスレーザ光に含まれるNd−YAGレーザの基本波と第2高調波を分離して、第2高調波からなる短パルスレーザ光(以下、第2高調波短パルスレーザ光という)3は上記高輝度照明用光学系8aへ向けて射出でき、且つ上記基本波からなる短パルスレーザ光(以下、基本波短パルスレーザ光という)31を別方向へ放射する波長分離ミラー30を設ける。更に、該波長分離ミラー30より放射される基本波短パルスレーザ光31を溶接部まで導くと共に、該基本波短パルスレーザ光31を、平面状のファンビーム32として上記カメラ4とは所要角度ずれた位置より該カメラ4の視野内となる溶接部の所要位置へ投射して該位置における光切断像を得るための光切断計測用光学系33を設ける。
詳述すると、上記短パルスレーザ光源2は、その内部でNd−YAGレーザの基本波を所要の変換効率で第2高調波に波長変換して、該波長変換された第2高調波と、変換されずに残存する基本波とからなる2つの異なる波長の短パルスレーザ光3,31を、同時に出射するものとしてある。
上記波長分離ミラー30は、短パルスレーザ光源2より出射される短パルスレーザ光の光路上に、たとえば、斜め45°に傾斜配置してあり、上記短パルスレーザ光源2より入射する短パルスレーザ光のうち、第2高調波短パルスレーザ光3は入射方向とは直角の方向へ出射できるようにしてあると共に、基本波短パルスレーザ光31は、入射方向に沿う方向のまま裏面側へ通過させて出射できるようにしてある。
上記高輝度照明用光学系8aは、上記波長分離ミラー30より出射される第2高調波短パルスレーザ光3が入射する位置に入射側端部となる一端部を配設し、且つ出射側となる他端側が溶接部近傍に達するよう配置した光ファイバ34と、該光ファイバ34の出射側端部に取り付けたレンズ部35とからなり、上記波長分離ミラー30より入射して光ファイバ34を経て伝送される上記第2高調波短パルスレーザ光3を、上記レンズ部35で広げて溶接部における溶融池1とその周辺部へ向けて溶融池1よりも高輝度な照明光として照射できるようにしてある。
上記光切断計測用光学系33は、上記波長分離ミラー30より出射される基本波短パルスレーザ光31が入射する位置に入射側端部となる一端部を配設し、且つ出射側となる他端側が溶接部近傍に達するよう配置した光ファイバ36と、該光ファイバ36の出射側端部に取り付けたレンズ部37とからなり、上記波長分離ミラー30より入射して上記光ファイバ36を経て伝送される基本波短パルスレーザ光31を、上記レンズ部37にて扇状に広げて溶融池1よりも高輝度なファンビーム32として、上記カメラ4の視野内となる溶融池1よりも溶接進行方向の直前位置に、溶接進行方向と直交する方向に沿って、すなわち、突き合せ溶接における開先の延びる方向とほぼ直交する方向に沿って投射できるようにしてある。なお、上記ファンビーム32として投射するNd−YAGレーザの基本波による波長1064nmの短パルスレーザ光31は、カメラ4のCCDにおける検出感度が上記溶接部の高輝度照明用に用いる第2高調波による波長532nmの短パルスレーザ光3に比して低いものであるが、上記基本波短パルスレーザ光31はファンビーム32として平面内で広げるのみでよいため、上記第2高調波短パルスレーザ光3により照明された領域を撮影するカメラ4に対して十分検出可能な強度として母材12上に投射させることが可能である。
更に、上記カメラ4には、図1(イ)に示す如く、460nmよりも長波長側を選択的に透過させるシャープカットフィルタ38を装着させるようにしてもよい。かかるシャープカットフィルタ38を装着すると、上記第2高調波短パルスレーザ光3及び基本波短パルスレーザ光31による視覚情報を減じることなく、溶接部で生じるプラズマ光等の散乱光を選択的にカットできる。又、カメラ4として、カラーCCDを備えているカメラ4を使用している場合には、上記Nd−YAGレーザの第2高調波短パルスレーザ光3の照射により高輝度照明される溶融池1及びその周辺部の画像を緑色の画像として得ることができると同時に、本来、白色光である光を、得られる画像上で黄色の像として表示させることが可能となる。
その他の構成は図3に示したものと同様であり、同一のものには同一符号が付してある。
上記本発明の溶接部可視化装置を使用すると、レーザ溶接トーチ11により母材12に形成される溶融池1に向けて、上記第2高調波短パルスレーザ光3が、溶融池1よりも高輝度な照明としてパルス状に照射される。この第2高調波短パルスレーザ光3の照射によって溶融池1及びその周辺部にレーザ散乱光以上の発光強度が与えられるタイミングと同期するようタイミング装置6によりカメラ4の高速度シャッタ5が開閉されることから、図3に示した如き従来の溶接部可視化装置と同様に、上記高輝度照明された溶融池1からの光はカメラ4に入射される一方、それ以外のレーザ散乱光等の有害光はカットされて入射光量が大幅に減じられ、更に、上記シャープカットフィルタ38によっても、有害光がカットされることから、図1(ロ)に示す如く、モニタ13上にて、ハレーションを生じることなく溶接部における溶融池1及びその周辺部の可視観察が行なわれるようになる。
同時に、上記カメラ4の視野内における溶融池1の溶接進行方向直前位置では、基本波短パルスレーザ光31によるファンビーム32が投射されることに伴い、溶接部における母材12の表面に、輝線として光切断像39が形成される。この光切断像は、上記短パルスレーザ光源2の照射タイミングと、カメラ4の高速度シャッタ5が同期されていることに伴い、上記カメラ4によって撮影される。この際、該光切断像39を形成する基本波短パルスレーザ光31の波長は1064nmであって、上記溶接部の高輝度照明に用いている波長532nmのNd−YAGレーザの第2高調波とは波長が異なるようにしてあるため、カメラ4のCCDがカラーCCDの場合には、図1(ロ)に示す如く、上記光切断像39は、モニタ13上にて上記第2高調波短パルスレーザ光3により緑色に高輝度照明された状態で得られる溶融池1及びその周辺部の画像中に、異なる色で、すなわち、上記カラーCCDの波長1064nmの赤外領域の光に対する特性上、白色として表示されるようになる。
又、カメラ4のCCDが白黒のCCDである場合には、上記光切断像39は、モニタ画像中に輝線として表示されるようになる。
このように、本発明の溶接部可視化装置によれば、一台のカメラ4で撮影する画像を用いて、高輝度照明の下での溶融池1及びその周辺部からなる溶接部全体を直接観察できると同時に、溶接部における溶接直前個所の光切断像39を得ることができる。よって、該光切断像39を画像解析することにより上記溶接部の凹凸形状に関する情報取得をも行なうことが可能になる。
又、上記光切断像39としては、溶融池1の発光に阻害されることなく、該溶融池1の溶接進行方向直前位置における光切断像39を得ることができることから、該光切断像39を基に得られる開先部の形状に関する情報と、該情報の得られた開先部が実際に溶接されるまでの間のタイムラグをなくすことが可能になる。
更に、本発明の溶接部可視化装置の構成は、短パルスレーザ光源2としては、Nd−YAGレーザの第2高調波と基本波からなる2つの異なる波長の短パルスレーザ光3,31を出射できるようにしてある短パルスレーザ光源2が一台あればよく、又、カメラ4は一台でよく、更に、該カメラ4の高速度シャッタ5の開閉に上記短パルスレーザ光源2の照射タイミングを同期させるためのタイミング装置6も一台あればよいことから、図3に示した如き本出願人が従来提案している溶接部可視化装置に比して大幅なコスト増を招くことなく製造することが可能となる。
更に又、溶接部は、可視光領域である波長532nmのNd−YAGレーザの第2高調波による短パルスレーザ光3により高輝度照明されると同時に、赤外領域である波長1064nmのNd−YAGレーザの基本波短パルスレーザ光31による光切断像を得ることができることから、CCDカメラによる撮影に適した像を得ることができる。
次に、図2(イ)(ロ)は本発明の実施の他の形態を示すもので、図1(イ)(ロ)に示したと同様の構成において、光ファイバ36とレンズ部37とからなり基本波短パルスレーザ光31をファンビーム32として溶接部の母材12表面の一個所に投射するようにしてある光切断計測用光学系33を設けることに代えて、上記基本波短パルスレーザ光31を複数に分けて溶接部における母材12表面の複数個所にファンビーム32を投射できるようにした光切断計測用光学系33aを設けるようにしたものである。
具体的に説明すると、上記光切断計測用光学系33aは、図1(イ)に示したと同様に波長分離ミラー30より入射する基本波短パルスレーザ光31を伝送するための光ファイバ36の出射側端部に、ビームスプリッタ40を介して2本の分岐光ファイバ41a,41bの入射側端部を接続し、且つ該各分岐光ファイバ41a,41bの出射側端部に、図1(イ)に示したレンズ部37と同様のレンズ部37a,37bをそれぞれ取り付けてなる構成としてあり、上記光ファイバ36を伝送される基本波短パルスレーザ光31を、上記ビームスプリッタ40にて二分して各分岐光ファイバ41a,41bへ導くと共に、該各分岐光ファイバ41a,41bのそれぞれ対応するレンズ部37a,37bにてファンビーム32a,32bとして、カメラ4の視野内における、たとえば、溶融池1の溶接進行方向の直前位置と直後位置に、それぞれ溶接進行方向とほぼ直交する方向に沿わせて投射できるようにしてある。
その他の構成は図1(イ)(ロ)に示したものと同様であり、同一のものには同一符号が付してある。
本実施の形態によれば、図1(イ)(ロ)に示した実施の形態と同様に第2高調波短パルスレーザ光3によって高輝度照明された溶接部全体をモニタ13の画像上にて直接観測することができると同時に、溶融池1の溶接進行方向の直前位置に投射されたファンビーム32aによる光切断像39aから溶接直前個所の開先部の形状に関する情報を得ることができ、更に、溶融池1の溶接進行方向直後位置に投射されたファンビーム32bによる光切断像39bにより、溶接直後に形成されるビードの凹凸形状に関する情報も同時に得ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、図1(イ)(ロ)の実施の形態における基本波短パルスレーザ光31によるファンビーム32を投射する位置は、溶融池1の真上や、溶融池1の溶接進行方向直後位置に設定してもよい。この場合、それぞれ溶融池1や、溶接直後に形成されるビードの凹凸形状に関する情報を得ることが可能となる。又、図2(イ)(ロ)の実施の形態では、基本波短パルスレーザ光31によるファンビーム32a,32bを溶融池1の溶接進行方向の直前位置と直後位置の2個所に投射するものとして示したが、光切断計測用光学系にて上記基本波短パルスレーザ光31を3分割以上に複数分割して、カメラ4の視野内となる3個所以上にファンビームを投射して該各個所における光切断像を得るようにするようにしてもよい。この場合、各ファンビームを投射する位置は、カメラ4の視野内であれば、溶融池1の溶接進行方向の前方や後方、あるいは、溶融池1の真上等、任意の位置に設定できる。
短パルスレーザ光源2としては、Nd−YAGレーザの基本波を所要の変換効率で第2高調波へ波長変換して、該第2高調波と変換されずに残存する基本波による短パルスレーザ光3,31を出力するものとして示したが、溶接時に溶融池1より発せられる散乱光よりも光輝度な2つの異なる波長の短パルスレーザを出力することができれば、Nd−YAGレーザ以外のレーザ光源を使用してもよく、又、所要のレーザの基本波と該基本波を波長変換して得られる各高調波のうち、任意の2つの波長の短パルスレーザ光を同時に出力するレーザ光源を使用してもよい。更には、高輝度照明用光学系8aより照射させるための短パルスレーザ光3と、光切断計測用光学系33,33aよりファンビームとして照射させるための短パルスレーザ光31は、装置に要するコストを抑制する観点からすると同じ短パルスレーザ光源2より出力させることが好ましいが、照射タイミングの同期した個別の短パルスレーザ光源よりそれぞれ出力させるようにしてもよい。
高輝度照明用光学系8a及び光切断計測用光学系33,33aは、いずれも光ファイバ34,36,41a,41bをレーザ光の伝送経路として用いたものを示したが、対応するレーザ光をそれぞれ所望する照射個所まで導くことができれば、ミラーを用いたり、ミラーと光ファイバを併用する等、いかなる構成としてもよい。波長分離部としては、1つの波長分離ミラー30を示したが、短パルスレーザ光源2より出射される2つの異なる波長の短パルスレーザ光を、それぞれ波長ごとに分離することができれば、複数の波長分離ミラーを組み合わせたり、波長分離ミラー30以外の波長分離装置を用いるようにしてもよい。カメラ4にはシャープカットフィルタ38を装着することが好ましいが、設けなくてもよい。
本発明の溶接部可視化装置は、YAGレーザあるいはCOレーザ等、溶接に用いるレーザ光の種類に限定されることなく各種レーザ溶接における溶接部の観察に適用できる。
更に、プラズマ溶接、アーク溶接等の各種溶接方法による溶接部の観察に適用できる。その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の溶接部可視化装置の実施の一形態を示すもので、(イ)は全体の概要を示す斜視図、(ロ)はモニタに表示される画像を示す図である。 本発明の実施の他の形態を示すもので、(イ)は全体の概要を示す斜視図、(ロ)はモニタに表示される画像を示す図である。 本出願人が従来提案している溶接部可視化装置を示す概要図である。 従来提案されている光切断法を採用したアーク溶接監視装置の概要を示す斜視図である。 図4の装置にて得られる画像情報を示すもので、(イ)は断面形状測定用カメラにて撮影される光切断像を、(ロ)はアークカメラにて撮影される溶接アーク及び溶融池を、(ハ)は(イ)及び(ロ)の画像を合成して得られる画像をそれぞれ示すものである。
符号の説明
1 溶融池(溶接部)
2 短パルスレーザ光源
3 第2高調波短パルスレーザ光(短パルスレーザ光)
4 カメラ
5 高速度シャッタ
6 タイミング装置
8a 高輝度照明用光学系
30 波長分離ミラー(波長分離部)
31 基本波短パルスレーザ光(短パルスレーザ光)
32,32a,32b ファンビーム
33,33a 光切断計測用光学系
39,39a,39b 光切断像

Claims (5)

  1. 溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度な短パルスレーザ光を上記溶接部へ照明用として照射するための高輝度照明用光学系と、該高輝度照明用光学系とは異なる波長の短パルスレーザ光を上記溶接部より発せられる光よりも高輝度なファンビーム状にして上記高輝度照明用光学系の短パルスレーザ光と同期したタイミングで上記溶接部へ照射する光切断計測用光学系とを備え、更に、上記高輝度照明用光学系と光切断計測用光学系より照射された2つの異なる波長の短パルスレーザ光により高輝度照明と光切断像の形成が行われた上記溶接部を撮影するための高速度シャッタを備えてなるカメラと、上記各光学系からの短パルスレーザ光の照射タイミングを上記カメラの高速度シャッタの開閉に同期させるタイミング装置を備えてなる構成を有することを特徴とする溶接部可視化装置。
  2. 2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源の出射側に、該短パルスレーザ光源より出射される短パルスレーザ光を各波長ごとに分離するための波長分離部を設け、且つ該波長分離部にて波長分離される一方の波長の短パルスレーザ光を上記溶接部へ照明用として照射するための高輝度照明用光学系と、他方の波長の短パルスレーザ光をファンビーム状にして上記溶接部へ照射する光切断計測用光学系とを備え、更に、上記高輝度照明用光学系と光切断計測用光学系より照射された2つの異なる波長の短パルスレーザ光により高輝度照明と光切断像の形成が行われた上記溶接部を撮影するための高速度シャッタを備えてなるカメラと、上記短パルスレーザ光源による短パルスレーザ光の照射タイミングを上記カメラの高速度シャッタの開閉に同期させるタイミング装置を備えてなる構成を有することを特徴とする溶接部可視化装置。
  3. 2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源を、レーザ発振による基本波及び該基本波を波長変換してなる各高調波のうちの2つの波長を同時に出射する機能を有するものとした請求項2記載の溶接部可視化装置。
  4. 2つの異なる波長の短パルスレーザ光を溶融池及びその周辺部からなる溶接部より発せられる光よりも高輝度となるよう同時出力する短パルスレーザ光源を、Nd−YAGレーザの基本波を内部で所要の変換効率で波長変換して、該基本波と第2高調波を同時に出射するものとした請求項3記載の溶接部可視化装置。
  5. 光切断計測用光学系を、波長分離部より入射する短パルスレーザ光を複数のファンビームとして、溶融池及びその周辺部からなる溶接部複数個所に投射する機能を有するものとした請求項2、3又は4記載の溶接部可視化装置。
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