JP4403609B2 - ブレ補正装置及び光学装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ、交換レンズ、ビデオ、双眼鏡などの光学装置でレンズの一部又は全部を移動させることにより、ブレを補正するブレ補正装置及び光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラのブレを防止するために、カメラのブレを検知して、そのブレに沿って、レンズの一部を移動させることにより、フィルム面上の像ブレを補正する技術が確立されつつある。
【0003】
図15は、カメラのブレ補正装置の従来例を示す概念図である。
カメラのブレは、6自由度を有しており、3自由度の回転運動であるピッチング・ヨーイング・ローリング運動と、3自由度の並進運動であるX・Y・Z方向の運動である。通常、ブレ補正は、ピッチング・ヨーイングの2自由度の運動に対して行っている。
【0004】
ブレ補正装置200は、角速度センサ201と、CPU202と、VCM駆動ドライバー203と、VCM204と、位置検出部205などとを備えている。なお、このブレ補正装置200は、ピッチング・ヨーイングの2系統の制御系を備えているが、同様な構成であるので、図15には、p,yの添え字を付して、共通した説明を行う。
【0005】
角速度センサ201は、カメラのブレ運動をモニタするセンサであり、通常、回転により生じるコリオリ力を検出する圧電振動式の角速度計を用いており、ピッチングブレ検出用の角速度計201pと、ヨーイングブレ検出用の角速度計201yの2個を使用している。
【0006】
CPU202は、角速度センサ201の量子化された出力を、ブレ補正レンズ206の目標位置情報に変換する処理を行う部分である。この目標位置情報は、VCM駆動ドライバー203を用いて、ブレ補正ユニットの電磁駆動部であるVCM204に入力し、ブレの補正を行うように、ブレ補正レンズ206を移動する。このブレ補正ユニットは、例えば、本出願人による特開平10−3102号のようなものを使用できるので、ここでは、詳しく説明は省略する。
【0007】
位置検出部205は、ブレ補正レンズ206の位置をモニタする部分であり、その出力は、CPU202に入力され、ブレ補正レンズ206の駆動制御に用いられる。
【0008】
ブレ補正レンズ206の駆動は、通常、カメラの撮影準備動作(レリーズボタンの半押し動作、以下、単に半押しという)信号に同期して開始し、半押しタイマーOFF信号に同期して終了する。
また、ブレ補正制御を行うか否かを決定するために、レンズ鏡筒の外部には、ブレ補正スイッチを設け、このスイッチの状態に基づいて、撮影者は、ブレ補正制御の動作、非動作の選択を行うのが通常である。
【0009】
一方、ブレ補正レンズの駆動を行わない場合には、ブレ補正レンズの光軸を撮像光学系の光軸中心に一致するような位置でロックする必要がある。ブレ補正制御を行わずに撮影する場合に、ブレ補正レンズがロックされていないと、ブレ補正レンズが撮影中に動いてしまい、ファインダ像の揺れや、撮影した写真を悪化させてしまう可能性がある。ブレ補正レンズのロック機構としては、特開平9−80561号のようなものが提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来のブレ補正装置では、マグネットを有する電磁駆動部が用いられていた。この電磁駆動部は、高い効率が要求されるので、高価なマグネットを2個も用いるのが一般的であった。このために、部品点数が増え、組立の工数を増やしてしまう、という問題があった。
【0011】
また、ブレ補正レンズ206をロックするために、駆動機構として、新たにステッピングモータやラッチソレノイド(特開平9−80561号)等の電磁駆動部を設ける必要があり、ブレ補正ユニットを更に大きくしてしまうという問題があった。
【0012】
一方、従来のロック機構は、レンズ鏡筒に不用意に加わった衝撃に対して弱く、大きな衝撃を受けるとロック解除してしまう可能性があった。ロック解除してしまったレンズ鏡筒を、カメラに装着して撮影を行うと、撮影中に、ブレ補正レンズが動いてしまい、画像の劣化を招いてしまう恐れがあった。
また、ブレ補正スイッチのオフに連動して、機械的にブレ補正レンズのロック補助を行う方法も提案されているが、ロック連動のためのスペースを要することや、部品点数が増える等の問題があった。
【0013】
本発明の目的は、部品点数を削減して、小形化を図ることを可能にするブレ補正装置を提供することである。本発明の他の目的は、大きな衝撃を受けてもロック解除する恐れがなく、信頼性が高く、誤作動が起こりにくいと共に、部品点数が少なく、省スペースが可能なロック機構を有するブレ補正装置及び光学装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、ブレを補正するために光軸に交差する面内で駆動可能なブレ補正光学系(11)と、電磁的な駆動力を生じさせるブレ補正コイルとを有し、装置のブレを補正するブレ補正駆動部(31,32,13)と、前記ブレ補正光学系をロックするために光軸回りに回転可能なロック部と、電磁的な駆動力を生じさせるロックコイルとを有し、前記ブレ補正光学系をロックするロック駆動部と、前記ブレ補正コイルと前記ロックコイルとの間に備えられた永久磁石(31)を含み、前記ブレ補正コイルは、前記永久磁石の前記ブレ補正コイル側に生じた磁力を用いて、前記ブレ補正光学系を光軸に交差する面内で駆動させるための電磁的な駆動力を生じさせ、前記ロックコイルは、前記永久磁石の前記ロックコイル側に生じた磁力を用いて、前記ロック部を光軸回りに回転させるための電磁的な駆動力を生じさせること、を特徴とするブレ補正装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のブレ補正装置において、前記永久磁石の磁力を前記ブレ補正コイルに供給するための突起部と、前記ロックコイルに対応する部分に備えられた切り欠きとを有し、前記永久磁石の前記ロックコイル側に吸着固定されるヨークを含むこと、を特徴とするブレ補正装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のブレ補正装置において、前記永久磁石は、光軸に交差する面において分極され、前記永久磁石の分極部分と前記ロックコイルとの距離は、前記永久磁石の分極部分と前記ブレ補正コイルとの距離よりも近いこと、を特徴とするブレ補正装置である。
請求項4の発明は、請求項3に記載のブレ補正装置において、前記ロックコイルは、前記永久磁石のS極に対向する第1部分と、前記永久磁石のN極に対向する第2部分とを有すること、を特徴とするブレ補正装置である。
【0015】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までの何れか1項に記載のブレ補正装置において、前記永久磁石は、1つのリング状の磁石(31)又は複数の円弧状の磁石(131a〜131d)により構成させていること、を特徴とするブレ補正装置である。
【0018】
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までの何れか1項に記載のブレ補正装置において、前記ブレ補正駆動部は、前記永久磁石(31)と、前記永久磁石に固定され、その永久磁石に沿って所定間隔を隔てて形成された突起部(32c)を有するヨーク(32)と、前記永久磁石と前記突起部とに跨がり、所定間隔を隔てて配置され、前記ブレ補正光学系(11)と連結された4個の前記ブレ補正コイル(13a,13b,13c,13s)とを含む、ことを特徴とするブレ補正装置である。
【0019】
請求項7の発明は、請求項6に記載のブレ補正装置において、前記ブレ補正光学系は、4本の弾性を有する線状部材(16a,16b,16c,16d)によって支持されており、前記線状部材は、少なくとも2本(16a,16c)が前記永久磁石の磁極が切り替わる部分の付近に設けられていること、を特徴とするブレ補正装置である。
【0020】
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までの何れか1項に記載のブレ補正装置において、 前記ロック部は、前記ブレ補正光学系の保持枠に設けられた固定用突起部(12a,12b,12c)よりも、少なくとも前記ブレ補正光学系の可動範囲分だけ大きな切り欠き部(42a,42b,42c,43a,43b,43c)をそれぞれ有し、光軸回りに回転する第1及び第2の固定用回転部材(42,43)と、前記第1及び第2の固定用回転部材を互いに反対方向に回転させる回転連動部材(45)とを備え、前記ロックコイル(41a,41b)は、前記第1又は第2の固定用回転部材に設けられ、前記ロックコイルの電磁的な駆動力により前記第1又は第2の固定用回転部材が反対方向に回転して、それぞれの前記切り欠き部が回転方向に相対移動することにより、前記固定用突起部をロック又はロック解除すること、を特徴とするブレ補正装置である。
【0022】
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までの何れか1項に記載のブレ補正装置において、前記ロック駆動部は、前記ブレ補正光学系の光軸中心に回転する動作と、光軸方向に移動する動作を行うこと、を特徴とするブレ補正装置である。
【0025】
請求項10の発明は、請求項1から請求項9までの何れか1項に記載されたブレ補正装置を備えたことを特徴とする光学装置である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、実施形態をあげて、詳しく説明する。
[第1実施形態]
(ブレ補正ユニット)
図1は、本発明によるブレ補正装置の第1実施形態のブレ補正ユニットの概略を示す展開図である。
このブレ補正装置は、可動ユニット1と、基準ユニット2と、磁気回路ユニット3と、ロックユニット4等とを備えている。
【0027】
可動ユニット1は、ブレを補正するように作動するブレ補正レンズ11と、ブレ補正レンズ11を支えるレンズ室12と、ブレ補正のための電磁駆動部を構成する駆動コイル13a〜13dと、これらの駆動コイル13a〜13dを固定するコイル固定用基板14と、コイル固定用基板14に取り付けられた位置検出パターン15x、15y等とを備えている。この可動ユニット1は、バネ性を有する細い4本のりん青銅の線材16a〜16dによって、基準ユニット2に位置決めして取り付けられている。
【0028】
4本の線材16a〜16dは、駆動コイル13a〜13dとは、45度ずれた位置に配置されており、スペース効率をよくすると共に、駆動の均一化を図っている。また、後述するリング状マグネット31は、45度方向で磁極が切り替わるように、面内2極に分極着磁されているので、2本の線材16a,16cは、この分極点付近に配置される。
【0029】
基準ユニット2は、鏡筒取り付け部21と、鏡筒取り付け部21に固定された円環型電気基板22等とを備えている。鏡筒取り付け部21は、不図示のカムピンがねじ込まれており、このカムピンによって、ブレ補正ユニットをレンズ鏡筒に取り付ける構造となっている。
【0030】
また、円環型電気基板22は、スルーホール22a〜22dが4箇所に設けられており、前述したりん青銅の線材16a〜16dがそれぞれ半田付けによって固定できるようになっている。また、円環型電気基板22の裏側には、後述するフォトリフレクタ24(図2参照)が取り付けられ、可動ユニット1に設けられた位置検出パターン15x、15yにより、ブレ補正レンズ11の位置が検出される構造となっている。なお、図示されてはいないが、この円環型電気基板22に、ブレ補正レンズ11の駆動ドライバやフォトリフレクタ24の出力処理アンプ等を搭載してもよい。この基準ユニット2には、磁気回路ユニット3もビス等(不図示)によって固定されている。
【0031】
磁気回路ユニット3は、永久磁石であるリング状マグネット31と、このリング状マグネット31を固定したヨーク32等とを備えている。リング状マグネット31は、45度方向で磁極が切り替わるように、面内2極に分極着磁されたマグネットである。また、ヨーク32は、マグネット31の磁極の切り替わり付近が切り欠部32a,32bとなっており、後述するロックユニット4のコイルが、この切り欠部32a,32bに収まる構造となっている。このヨーク32は、内周側に、光軸前方に突出する環状の突起部32cが形成されている。そして、この突起部32cとリング状マグネット31とを跨がるように、前述した駆動コイル13a〜13dが対向配置されている。
【0032】
ロックユニット4は、ロック駆動コイル41a,41bと、ロック駆動コイル41a,41bを接着によって固定し、光軸中心に回転自在に支持されたロック回転円盤42と、同じく光軸中心に回転自在に支持されたロック回転円盤43と、これらの回転円盤42,43を保持するロック基板44等とを備えいてる。ロック基板44は、磁気回路ユニット3のヨーク32に固定され、ロックユニット4を保持する構造となっている(図2参照)。
【0033】
(ブレ補正レンズの駆動部)
図2,図3は、本実施形態に係るブレ補正装置のブレ補正レンズの駆動部を示す断面図であって、図2は、図1のII-II 断面図、図3は、図1のIII-III 断面図である。ここでは、ブレ補正ユニットのX方向への駆動機構部のみを示している。
図2において、ブレ補正レンズ11は、レンズ室12に嵌合され、押さえ環17によって固定されている。レンズ室12には、コイル固定用基板14が熱カシメ(不図示)等で固定され、コイル固定用基板14上に、駆動コイル13a,13cが半田付けされている。
【0034】
リング状マグネット31は、駆動コイル13a、13cと一定のギャップを隔てて配置されている。このリング状マグネット31は、その磁力によってヨーク32に吸着固定され、磁気回路を形成している。リング状マグネット31は、N極からヨーク32の突起部32cに向かって磁力線が飛ぶために、図2の矢印に示されるような磁気回路を形成することになる。従って、駆動コイル13a,13cに電流を流すと、図中上下方向(X方向)に力を発生することになる。
【0035】
駆動コイル13a,13cは、直列に接続されており、同方向の力を発生するようにコイルが接続されている。駆動コイル13a,13cへの給電は、図3に示すように、バネ性を有するりん青銅の線材16a〜16dを通して行われる。そして、円環基板22から、その円環基板22のスルーホール部22a〜22d、りん青銅の線材16a〜16d、コイル固定用基板14(図2も併せて参照)を通して、駆動コイル13a,13cに電流を供給する。駆動コイル13a,13cは、X方向への駆動コイルとして直列に接続され、同様に、駆動コイル13b,13dは、Y方向への駆動コイルとして直列に接続されている。
【0036】
このように、ブレ補正レンズ11の駆動コイルを、X方向用として2個、Y方向用として2個用いることにより、駆動力を2分させ、駆動コイルを小さくすることが可能となる。また、駆動コイルの小型化により、ブレ補正ユニット全体の外径を小さくすることが可能となる。
【0037】
(ブレ補正レンズの位置検出方法)
ブレ補正レンズ11の位置は、図2に示すように、円環基板22の裏面に半田付けされたフォトリフレクタ24によりモニタされる。フォトリフレクタ24は、IREDとフォト・トランジスタとを備えており、IREDから発光された赤外光が反射板15に当たって反射しフォト・トランジスタに入射する。反射板15は、図1に示すように、検出方向(駆動方向)に沿って反射光が変化するように、濃淡のパターンを有している。このために、反射板15の位置によって、フォト・トランジスタの出力が変化し、フォト・トランジスタの出力をモニタすることによって、ブレ補正レンズ11の位置を検出することが可能となる。
【0038】
(ブレ補正レンズのロックユニット部)
本実施形態に係るブレ補正装置は、特に、一眼レフ用の交換レンズに用いる場合に、ロックユニット部が必要である。この理由は、ロックユニット部がない場合には、ブレ補正装置を作動させないときに、ブレ補正レンズ11が不用意に動いてしまい、ファインダ上での像が見にくくなってしまう。また、ロックユニット部がない場合には、光軸中心にブレ補正レンズ11を保持することが困難であるために、画像の劣化を生ずる可能性がある。
【0039】
図4は、本実施形態に係るブレ補正装置のロックユニット部を詳細に示す図であって、図4(A)は、アンロック状態を、図4(B)は、ロック状態をそれぞれ示す図である。図5は、図4のロックユニット部のロック駆動コイルを示す図である。
ロックユニット4は、ロック駆動コイル41a,41bと、ロック回転基板42,43と、ロック基板44と、回転板45等とを備えている。
【0040】
前述したように、ロック駆動コイル41a,41bは、リング状マグネット31の磁極切り替わり付近(図5のA)で、ヨーク32の切り欠部32a,32bに納まる構造となっている。そして、ロック駆動コイル41a,41bに電流を流すと(図5のB)、光軸回りの回転方向に力を発生する(図5のC)。このロック駆動コイル41a,41bは、電流を流したときに、同方向に力を発生するように直列に接続されている。ロック駆動コイルは、本実施形態では、2個としたが、駆動力が十分であれば1個でもよい。
【0041】
ロック駆動コイル41a,41bが光軸回りの反時計方向に力を発生すると、ロック駆動コイル41a,41bを取り付けたロック回転基板42が反時計方向に回転する。ロック回転基板42には、切り欠部42dが設けられ、回転板(回転連動部材)45のピン45aが嵌合されている。ロック回転基板42が反時計方向に回転することにより、回転板45が時計方向に回転し、回転板45のもう一方のピン45bが嵌合されているロック回転基板43の切り欠部43dにより、ロック回転基板43は、時計方向に回転する。
【0042】
また、レンズ室12には、3個の突起部12a,12b,12cが設けられており、それらの突起部12a,12b,12cに対応して、ロック回転基板42,43には、それぞれに3個づつ切り欠部42a,42b,42c,43a,43b,43cが、設けられている。アンロック状態の場合には、突起部12a,12b,12cの周囲には、図4(A)に示すように、切り欠部42a,42b,42c等との間に、十分な可動スペースが確保されている。
【0043】
しかし、ロック回転基板42,43の回転に伴って、ロック回転基板42,43の各切り欠部42a,42b,42c,43a,43b,43cにより、レンズ室12の突起部12a,12b,12cを挟み込みレンズ室12を抑える構造となっている。本実施形態では、レンズ室の突起を3個とし、3個の突起を抑える構造としたが、2個でも問題ない。ロック回転基板42,43の切り欠部によって、レンズ室12の突起部を両側から挟み込んで固定するので、レンズ室12を線材16a〜16dで支持していても、捩じれることはない。
【0044】
また、ロック基板44は、ロック状態を維持するために、くの字型のバネ44aが突き出ており、ロック回転基板42の突起部42eを抑える構造となっている。このバネ44aによって、ロック駆動コイル41a,41bへの通電を止めても、ロック状態を維持することが可能となる。
【0045】
以上説明したように、本実施形態によれば、ブレ補正レンズ駆動用のマグネットを、ロック駆動用にも兼用することにしたので、ブレ補正ユニットの光軸方向の厚さを減らし、構成部品を少なくすることが可能となる。
また、ブレ補正レンズの駆動マグネットを、1個のリング状マグネットに減らし、部品点数を削減することができる。
【0046】
[第2実施形態]
(ブレ補正ユニット)
図6は、本発明によるブレ補正装置の第2実施形態のブレ補正ユニットの概略を示す展開図である。
第2実施形態のブレ補正装置は、可動ユニット101と、基台102と、磁気回路ユニット103と、ロックユニット104と、環状メイン基板105等とを備えている。
【0047】
(可動ユニット)
可動ユニット101は、ブレ補正レンズ111を保持し、光軸と垂直な平面内を2次元的に可動できる支持部と駆動部とからなっている。
【0048】
図7は、第2実施形態による可動ユニットの詳細を示す展開図である。
駆動コイル113(113a〜113d)は、ブレ補正レンズ111を電磁的に駆動するコイルである。駆動コイル113は、耐熱性の高いプラスチックの中子113a−3に、銅線を整列に巻いてあり、そのコイル端末113a−4,113a−5が引き出されている。この中子113a−3には、金属の端子113a−1,113a−2がインサートされている。
【0049】
可動基板114は、円環状の電気基板である。可動基板114には、電気パターンを有する孔114a−1,114a−2が設けられている。駆動コイル113a〜113dは、その端子113a−1を可動基板114の孔114a−1に、端子113a−2を孔114a−2にそれぞれ挿入し、コイル端末113a−4を端子113a−1に、また、コイル端末113a−5を端子113a−2にそれぞれ絡めて半田付けを行う。これにより、駆動コイル113と可動基板114との導通が確保される。
【0050】
可動基板114には、コイル取付用の孔が全部で8ヶ所に設けられており、駆動コイル113a〜113dを均等な位置に取り付けられるようになっている。なお、駆動コイルの線材は、丸線ではなく、リボン線を用いてもよい。その場合には、治具により、可動基板114とコイルとの位置決めを行い、可動基板114のパターン上に、直接半田付けによって、コイルの固定を行えばよい。
【0051】
銅板116(116a〜116d)は、4WSのワイヤを取り付けるための銅板であり、導電性のある金属、例えば、りん青銅等の板材を曲げたものである。この銅板116a〜116dは、同じ形状であるので、銅板116bを例に説明すると、その底中央に、後述する4WSワイヤを通して、半田付けするための直径0.3mm程度の孔116b−3があけられている。また、この銅板116には、上述した可動基板114の孔114b−1及び114b−2に半田付けにより固定できるように、端子部116b−1,116b−2が設けられている。
【0052】
可動基板114には、銅板固定用の孔が、全部で8ヶ所設けられており、銅板116a〜116dを光軸を中心として均等な角度で4ヶ所取り付けられるようになっている。また、この銅板固定用孔にも、電気的パターンが設けられ、前述したコイル取付用の孔部のパターンと導通が取れる構造となっている。
【0053】
レンズ室112は、ブレ補正レンズ111を保持する部材である。このレンズ室112には、フランジ112aが4ヶ所(1ヶ所は不図示)設けられている。可動基板114は、このフランジ112aの上部に嵌合し、フランジ部112aで接着により固定される。
【0054】
なお、レンズ室112には、後述するロックに用いるための半円状の突起112bが2ヶ所(1ヶ所は不図示)光軸に対して対称な位置に設けられている。また、可動基板114には、後述する位置検出用のパターンを有した板材115x,115yが取り付けられている。
【0055】
図6に戻り、可動ユニット101の説明を行う。前述した可動ユニット101は、直径0.1mm程度のバネ性を有したベリリウム銅等の線材4本(4WSワイヤ)により保持されている。この線材は、前述した銅板116の孔部116−3に半田付けされ、可動基板114の孔114cを通り、円環状メイン基板105のスルーホール105aに半田付けされる。この線材により、ブレ補正レンズ111は、光軸と直交する平面内を2次元的に動くことが可能となる。また、ブレ補正レンズ111は、この円環状メイン基板105から、その4WSワイヤを通して、コイルに電流を流すことが可能となる。
【0056】
4WSワイヤを用いてブレ補正レンズ111を支持する場合に、可動部の重心位置をブレ補正レンズ111のレンズ中心、更に、駆動力中心と一致させるようにすることが重要である。もし、重心位置がづれていると、ブレ補正レンズ11を駆動したときに、可動ユニット101にねじれを生じ、ブレ補正レンズ111の位置を正確に制御することが難しくなってしまうからである。
【0057】
本実施形態では、駆動コイル113a〜113dを、ブレ補正レンズ111の周囲に均等な角度で4個配置することにより、可動ユニット101の重心を、ブレ補正レンズ111の中心に、また、駆動中心に位置させることを可能にしている。
【0058】
(基台と円環状メイン基板)
円環状メイン基板105は、その背面にフォトリフレクタ(不図示)が取り付けられており、可動基板114に設けられたパターン115x,115yに対して、赤外光を投光し、その反射光を受光するようになっている。
パターン115x,115yには、濃淡が設けられており、可動ユニット101が動いたときに、それらのパターン115x,115yも動くので、フォトリフレクタから見た反射率が変化する。フォトリフレクタは、この反射率の違いを検知して、ブレ補正レンズ111の位置を検出できるようになっている。
【0059】
円環状メイン基板105には、切り欠き105cと孔105bとが設けられており、基台102のピン102a及び102bと嵌合して、位置決めされる。更に、ビス151により、基台102に固定される構造となっている。基台102には、不図示のレンズ鏡筒に取り付けるためのビス孔102dが3ヶ所設けられている。これらビス孔102dを用いて、このブレ補正ユニットを、レンズ鏡筒に取り付ける構造となっている。
【0060】
基台102の背面には、可動ユニット101が入り込み、さらに、磁気回路ユニット103が、可動ユニット101の動きを阻害しないように取り付けられている。
【0061】
(磁気ユニット)
磁気ユニット103は、2個の円弧状マグネット131と、この円弧状マグネット131を固定した2個のヨーク132とから構成されている。円弧状マグネット131は、その中心位置で磁極が切り替わるように、面内2極に分極着磁されたマグネットである。リング状のマグネットを用いずに、円弧状のマグネットとすることにより、マグネットの重量が減るだけでなく、マグネット間の隙間に他機能を入れることが可能となる。更に、リング状マグネットでは、磁極の切り替わり位置を正確に見つけることは難しいが、円弧状とすることにより、磁極の切り替わり位置を気にせずに組み立てることが可能となる。
【0062】
上述した円弧状マグネットを着磁切り替わり付近で2個に分割し、4個の円弧状マグネットを用いて、上述した磁気回路と同様なものを構成しても構わない。この場合に、マグネットの数は増えるが、面内で分極着磁する必要がなくなるので、着磁の切り替わり付近の磁束の低下を減らし、後で述べるロックの駆動効率を上げることができる、という効果がある。
【0063】
また、ヨーク132は、マグネットの磁極切り替わり付近で分割された構造となっており、後述するロックユニット104のコイル141a及び141bが、このヨークのない部分に入り込むような構造となっている。
【0064】
(ロックユニット)
ロックユニット104は、ブレ補正を行わないときに、ブレ補正レンズ111の動きを規正して、ロックするためのユニットである。ロックユニット104は、ビス140によりヨーク切り欠き部132aを通して、基台102に固定される。また、基台102の背部には、位置決め用のピン(不図示)により、磁気回路ユニット103及びロックユニット104の位置決めを行うような構造となっている。
【0065】
(ブレ補正駆動原理)
次に、ブレ補正レンズの駆動原理について説明を行う。
図8は、駆動コイル113と磁気回路ユニット103を取り出した図である。図9は、図8中のH平面で切断した断面図である。
コイル113には、紙面表裏方向(D)に電流が流れている。マグネット131のN極よりヨーク132の突起部に磁束が飛び(E1,E2)、ヨーク132の下面を通ってマグネット131のS極に戻ってくる(E3,E4,E5)。このとき、コイル113には、図中矢印の方向(E1,E2)に磁束が横切ることになる。コイル113に電流を流すと、フレミング左手の法則より、紙面左右方向(F)に駆動力を発生することになる。
【0066】
(ロックユニットの詳細)
次に、図10に沿って、ロックユニットの詳細な説明を行う。
図10は、本実施形態によるロックユニットを示す展開図である。
ロック基台144は、ロックユニット104を支持する部材であり、その内側には、嵌合部が設けられている。ロック円盤143は、その外周がロック基台144の嵌合部に嵌合することにより、ロック基台144に対して、回転及び光軸方向に動作可能に保持されている。
また、ロック円盤142も、同様に、その外周でロック基台144に嵌合しており、回転及び光軸方向に動作可能に保持されている。ロック円盤142には、ロックコイル141a及び141bが接着により固定されている。
【0067】
反転板145は、ロック円盤142の動きに対して、ロック円盤153を反対方向に回転させるためのものである。反転板145は、表面に2本のピンを、裏面に1本のピン(不図示)を有し、裏面のピンは、ロック基台144に設けられた嵌合孔(不図示)に嵌まっている。
反転板145は、一方のピン145aがロック円盤142の切り欠き部142aに嵌合し、他方のピン145bがロック円盤143の切り欠き部143aに嵌合している。これにより、ロック円盤142がロック動作時に時計方向に回転すると、反転板145により、ロック円盤143は、反時計方向に回転することになる。
【0068】
ロック基台144の背面には、円環板バネ146がビス147により固定されている。円環板バネ146には、ピン146a〜146cが設けられており、各ピン146は、ロック基台144の孔部144aに嵌合し、その頭部でロック円盤142を光軸方向に付勢し、3本のピン146で支える構造となっている。
【0069】
ラッチピン保持部材148には、ラッチピン149が圧入され、基台144にビス149Aにより固定されている。ラッチピン149は、ロック円盤142に設けられた2ヶ所の切り欠き142b又は切り欠き142cに嵌合可能な構造となっている。
【0070】
(ロック駆動原理)
次に、本発明のロック駆動原理について説明する。
図11は、ロック駆動に必要な構成要素を抜き出した斜視図である。
図12は、図11中G1平面での断面模式図であり、図13は、図11中G2平面での断面模式図である。
図11に示すように、ロック開始前の状態では、マグネット磁極切り替わり位置とロックコイル中心位置とは、ずれている。
【0071】
図12に示すように、N極からS極に磁束が流れるために(J1,J2,J3,J4)、図中(I)で示す方向にコイルに電流を流すと、図中Z方向に駆動力(K)を発生する。この駆動力の方向(K1,K2)は、コイルの回転位置角度(θ)によって変化する。
【0072】
図13に示すように、コイル長手方向の断面で見ると、θ方向とZ方向の駆動力を発生する。つまり、コイルの辺によって、駆動力方向が異なる。
【0073】
図14は、コイルの回転位置θに対するZ方向の駆動力とθ方向の駆動力を示すグラフである。図14に示すように、コイル回転位置θにより、回転方向駆動力(L)は変化しないが、光軸方向駆動力(M)は、大きく変化し、コイル回転位置がロック位置とアンロック位置とでは逆転することが判る。
【0074】
次に、図10に沿って、順を追って説明を行う。
アンロック状態では、ラッチピン149は、ロック円盤142の切り欠き部142bに嵌まり、ロック付勢ピン146a〜146cは、円環状板バネ146によって、図中左方向にロック円盤142を付勢しているために、アンロック状態が保持される。
【0075】
次に、ロックコイルに通電すると、ロックコイル141a及び141bには、時計回りの力が発生すると共に、光軸方向に、付勢ピン146a〜146cを押し下げる力を発生する。このときに、ラッチピン149が切り欠き142bから抜けない限り、ロック円盤142は、時計方向に回転することができない。
【0076】
ラッチピン149が切り欠き142bから抜けると、ロック円盤142は、時計方向(P)回転する。このときに、ロック円盤143は、反転板145により、反時計方向(Q)に回転を始める。ロック円盤142の回転により、ロックコイルの回転位置が変化すると、光軸方向の力は逆転し、図中左方向に力を発生する(図13のK1,K2参照)。
ラッチピン149が切り欠き142cに嵌まると、ロック円盤142及びロック円盤143の回転は止まり、ロック動作は完了する。ロック状態では、ロック付勢ピン146a〜146cと、円環状板バネ146によって、図中左方向にロック円盤142を付勢しているので、ロック状態が保持される。
【0077】
また、ロック円盤142には、くぼみ142d及び142eが、また、ロック円盤143には、くぼみ143b及び143cがあり、ロック状態のときは、くぼみ142dと143b、142eと143cにより、レンズ室112に設けられた突起(不図示)を挟み込み、レンズ室112の動きを制限ロックする。
アンロックする場合は、ロックコイルにロック時と逆方向に通電することにより、ロック時と逆の動きを行い、アンロック状態に移ることが可能である。
【0078】
以上説明したように、本実施形態によれば、光軸方向への動きと、回転方向への動きとを、別々に行うことにより、ロック及びアンロックを行うので、ブレ補正ユニットに外乱が入った場合でも、アンロック状態のときにはロック状態に、また、ロック状態のときにはアンロック状態に、移ってしまう可能性が低くすることができ、ロック時の保持精度がよく、より信頼性の高い、ロック機構を提供することができる。
【0079】
[変形形態]
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1) ブレ補正ユニットの側に、シャッタ又は電磁絞りがある場合にも、前述したロック用の回転駆動機構を用いて駆動することが可能である。
また、回転駆動用の4個のマグネットの内、2個をブレ補正レンズロック用に、残りの2個をシャッタ又は電磁絞りに用いることも可能である。
【0080】
(2) 前述した実施形態では、リング状マグネット31を面内2極に分極着磁し、ロック駆動コイルを、分極点2箇所に配置する構造としたが、回転駆動力が不足している場合には、面内4極に分極着磁したリング状マグネットを用いて、磁極の切り替わり4箇所に、4個の回転駆動コイルを用いてもよい。
その場合には、ブレ補正レンズの駆動コイルの駆動力発生方向が逆になるために、2個のX方向駆動コイル及び2個のY方向駆動コイル、それぞれのコイルの接続方向が逆になる。
【0081】
(3) リング状マグネットは、1つのリング状の例で説明したが、2つ又はそれ以上に分割したものでもよい。
(4) 第2実施形態において、ラッチピン149が切り欠き142b又は142cに嵌合する例で説明したが、光軸方向の移動で押圧される摩擦部材を配置して、摩擦力でロックするようにしてもよい。
(5) 第2実施形態において、光軸方向と光軸回りの2つの動作でロック、アンロックの動作を行ったが、光軸を中心にした回転ではなく、光軸と直交する面内で直線的に動くような動作でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブレ補正装置の実施形態のブレ補正ユニットの概略を示す展開図である。
【図2】本実施形態に係るブレ補正装置のブレ補正レンズの駆動部を示す断面図(図1のII-II 断面図)である。
【図3】本実施形態に係るブレ補正装置のブレ補正レンズの駆動部を示す断面図(図1のIII-III 断面図)である。
【図4】本実施形態に係るブレ補正装置のロックユニット部を詳細に示す図であって、図4(A)は、アンロック状態を、図4(B)は、ロック状態をそれぞれ示す図である。
【図5】図4のロックユニット部のロック駆動コイルを示す図である。
【図6】本発明によるブレ補正装置の第2実施形態のブレ補正ユニットの概略を示す展開図である。
【図7】第2実施形態による可動ユニットの詳細を示す展開図である。
【図8】第2実施形態による駆動コイルと磁気回路ユニットを取り出した図である。
【図9】図8中のH平面で切断した断面図である。
【図10】第2実施形態によるロックユニットを示す展開図である。
【図11】ロック駆動に必要な構成要素を抜き出した斜視図である。
【図12】図11中G1平面で破断して示す断面模式図である。
【図13】図11中G2平面で破断して示す断面模式図である。
【図14】コイルの回転位置θに対するZ方向の駆動力とθ方向の駆動力を示すグラフである。
【図15】カメラのブレ補正装置の従来例を示す概念図である。
【符号の説明】
1,101 可動ユニット
11,111 ブレ補正レンズ
12,112 レンズ室
13a〜13d,113a〜113d 駆動コイル
14,114 コイル固定用基板
15x,15y,115x,115y 位置検出パターン
16a〜16d 線材
2 基準ユニット
21 鏡筒取り付け部
22 円環型電気基板
24 フォトリフレクタ
102 基台
105 環状メイン基板
3,103 磁気回路ユニット
31,131 リング状マグネット
32,132 ヨーク
4,104 ロックユニット
41a,41b,141a,141b ロック駆動コイル
42,43,142,143 ロック回転円盤
44,144 ロック基板

Claims (10)

  1. ブレを補正するために光軸に交差する面内で駆動可能なブレ補正光学系と、電磁的な駆動力を生じさせるブレ補正コイルとを有し、装置のブレを補正するブレ補正駆動部と、
    前記ブレ補正光学系をロックするために光軸回りに回転可能なロック部と、電磁的な駆動力を生じさせるロックコイルとを有し、前記ブレ補正光学系をロックするロック駆動部と、
    前記ブレ補正コイルと前記ロックコイルとの間に備えられた永久磁石を含み、
    前記ブレ補正コイルは、前記永久磁石の前記ブレ補正コイル側に生じた磁力を用いて、前記ブレ補正光学系を光軸に交差する面内で駆動させるための電磁的な駆動力を生じさせ、
    前記ロックコイルは、前記永久磁石の前記ロックコイル側に生じた磁力を用いて、前記ロック部を光軸回りに回転させるための電磁的な駆動力を生じさせること、を特徴とするブレ補正装置。
  2. 請求項1に記載のブレ補正装置において、
    前記永久磁石の磁力を前記ブレ補正コイルに供給するための突起部と、前記ロックコイルに対応する部分に備えられた切り欠きとを有し、前記永久磁石の前記ロックコイル側に吸着固定されるヨークを含むこと、を特徴とするブレ補正装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正装置において、
    前記永久磁石は、光軸に交差する面において分極され、前記永久磁石の分極部分と前記ロックコイルとの距離は、前記永久磁石の分極部分と前記ブレ補正コイルとの距離よりも近いこと、を特徴とするブレ補正装置。
  4. 請求項3に記載のブレ補正装置において、
    前記ロックコイルは、前記永久磁石のS極に対向する第1部分と、前記永久磁石のN極に対向する第2部分とを有すること、を特徴とするブレ補正装置。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか1項に記載のブレ補正装置において、
    前記永久磁石は、1つのリング状の磁石又は複数の円弧状の磁石により構成させていること、を特徴とするブレ補正装置。
  6. 請求項1から請求項5までの何れか1項に記載のブレ補正装置において、
    前記ブレ補正駆動部は前記永久磁石に固定され、その永久磁石に沿って所定間隔を隔てて形成された突起部を有するヨークと、
    前記永久磁石と前記突起部とに跨がり、所定間隔を隔てて配置され、前記ブレ補正光学系と連結された4個の前記ブレ補正コイルを含む、ことを特徴とするブレ補正装置。
  7. 請求項6に記載のブレ補正装置において、
    前記ブレ補正光学系は、4本の弾性を有する線状部材によって支持されており、
    前記線状部材は、少なくとも2本が前記永久磁石の磁極が切り替わる部分の付近に設けられていること、を特徴とするブレ補正装置。
  8. 請求項1から請求項7までの何れか1項に記載のブレ補正装置において、
    前記ロック部は、前記ブレ補正光学系の保持枠に設けられた固定用突起部よりも、少なくとも前記ブレ補正光学系の可動範囲分だけ大きな切り欠き部をそれぞれ有し、光軸回りに回転する第1及び第2の固定用回転部材と、
    前記第1及び第2の固定用回転部材を互いに反対方向に回転させる回転連動部材とを備え、
    前記ロックコイルは、前記第1又は第2の固定用回転部材に設けられ、前記ロックコイルの電磁的な駆動力により前記第1又は第2の固定用回転部材が反対方向に回転して、それぞれの前記切り欠き部が回転方向に相対移動することにより、前記固定用突起部をロック又はロック解除すること、を特徴とするブレ補正装置。
  9. 請求項1から請求項8までの何れか1項に記載のブレ補正装置において、
    前記ロック駆動部は、前記ブレ補正光学系の光軸中心に回転する動作と、光軸方向に移動する動作を行うこと、を特徴とするブレ補正装置。
  10. 請求項1から請求項9までの何れか1項に記載されたブレ補正装置を備えたことを特徴とする光学装置。
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