JP4402131B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は複数種類の図柄を立体的に表示可能な変動表示装置を備えた遊技機に関する。
従来の遊技機では、特開平7−31729号公報等で開示されるように、液晶表示パネルとレンティキュラレンズを組み合わせて立体的な画像を表示する表示装置が知られている。
レンティキュラレンズを用いた場合では、遊技者の観察位置が左右へ多少ずれると画像を立体的に視認できなくなり、立体的な画像(3次元画像)を視認可能な範囲が狭いという特性があり、また、視認可能な画像の水平解像度は、液晶表示装置が備える水平解像度の1/2になり、画質の低下が懸念される。
そこで、立体的に画像を視認可能な範囲を拡大するとともに、水平解像度の低下を抑止する表示装置として、特開平10−63199号公報等が提案されている。
これは、左眼用と右眼用の光源を偏光が異なる独立した光とし、フレネルレンズ及び液晶表示パネルを透過した光を左眼及び右眼にそれぞれ入射させ、視差を備えた左眼用画像と右眼用画像をそれぞれ表示することで、画像を立体的に認識させるものである。
特開平7−31729号公報 特開平10−63199号公報
しかしながら、上記後者の従来例(特開平10−63199号公報)においては、左眼へ入射させる光と右眼へ入射させる光を、それぞれフレネルレンズによって平行光に変換するような構成となっているので、光源からフレネルレンズまでの距離を十分に確保する必要がある。
このため、上記後者の従来例を遊技機に適用する場合には、表示装置を優先して配置すると遊技盤の裏面側に光源などが突出することになり、遊技盤裏面側の構成(各種制御装置の配置など)を大幅に変更する必要が生じるという問題が生じ、逆に、既存の遊技機に配設可能とするため表示装置を小型化しようとすると、光源からフレネルレンズまでの距離を十分確保できず、左眼用及び右眼用の平行光を得るのが難しくなるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、左眼用と右眼用の平行光により3次元画像表示を行う表示装置を遊技機に採用するに当たって、遊技盤裏面側の構成を変更することなく、かつ、光源からフレネルレンズまでの距離を確保することを目的とする。
本発明は、装置本体に対して前面扉が開閉可能に設けられるとともに、左眼用画像及び右眼用画像を表示領域に表示することにより遊技者へ遊技に関わる立体画像を見せる画像表示部と、前記画像表示部を背面側から照射する光源と、を備えた遊技機において、前記装置本体には、前面扉側に開口部を有して該装置本体の奥側へ突出形成された筐体内に前記光源を配置した光源ユニットを備え、前記前面扉には、前記画像表示部を構成する平板状の液晶表示パネルと、前記光源からの光を一定の方向に集光して液晶表示パネルを透過させるフレネルレンズを含む光路変換手段とを、ともに具備した画像表示ユニットを備え、前記前面扉を閉鎖したときには、光源ユニットの開口部と、画像表示ユニットが対向するように配置するとともに、光源ユニットと画像表示ユニットとが密着し、前記光源ユニットは、前記光源を前記装置本体の筐体内の奥側に配置するとともに、前記筐体内に前記開口部から光源に向けて断面が徐々に狭くなるように傾斜した壁面を設け、当該壁面の内側には黒の彩色が施され、この傾斜した壁面と筐体内周との間に、前記光源または画像表示部の少なくとも一方を駆動する制御基板を収装することを特徴とする。
したがって、本発明は、開閉可能な前面扉に画像表示ユニットを設ける一方、装置本体側には前面扉側で開口した筐体内に光源を設けた光源ユニットを備え、前面扉の閉鎖時には画像表示部の背面側から光源の光を投射して画像の表示を行うことで遊技者に明瞭な立体画像または立体映像を提供する。ここで、光源ユニットと画像表示ユニットを分離し、装置本体側に光源ユニットを設け、開閉自在な前面扉側に画像表示ユニットを設けたので、光源から光路変換手段までの距離を確保でき、平行光を確実に得るとともに、光源ユニットが装置本体の奥側へ突出する量を抑制できるので、装置本体奥側の配置を変更する必要がなくなって、製造コストの上昇を抑制できる。
また、ガラス枠が調整などのために開放されると、光源は減光または消灯するため、遊技店の従業員や遊技者が直接点灯中の光源を見るのを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す遊技機(カード球貸ユニットを併設したパチンコ機)全体の構成を示す正面図で、図2は本体枠、前面枠及びガラス枠の関係を示す斜視図で、図3は制御系のブロック図である。
図1、図2において、遊技機(パチンコ遊技機)1の前面枠3は本体枠(装置本体、外枠)4にヒンジ5を介して開閉回動可能に組み付けられ、遊技盤6は前面枠3の裏面に取り付けられた収納フレーム(図示省略)に収装される。
遊技盤6の表面には、大入賞口を備えた変動入賞装置10、一般入賞口11〜15、始動口16、普通図柄始動ゲート27A、27B、普通図柄表示器7、普通変動入賞装置9(補助入賞手段)等が配設された遊技領域が形成される。前面枠3には、遊技盤6の前面を覆うカバーガラス18が、開閉可能なガラス枠(前面扉)180を介して取り付けられている。なお、ガラス枠180は、前面枠3にヒンジ結合されており、通常の遊技中は錠前190により施錠されている。
図2において、遊技盤6の中央部とカバーガラス18の中央部には、変動表示を行う表示ユニット(変動表示手段)8を構成する光源ユニット800と液晶表示ユニット(画像表示ユニット)801が配置され、光源ユニット800は遊技盤6の中央部に固設され、液晶表示ユニット801はガラス枠180の2枚のカバーガラス18の間に配置される。なお、2枚のカバーガラス18の間には、液晶表示ユニット801に信号及び電力を伝達する透明のケーブル840が配置され、電源及び制御装置に接続される。なお、透明のケーブル840は、樹脂製のフィルムケーブルなどで構成される。
液晶表示ユニット801は、ガラス18の開閉に伴って、光源ユニット800と接離し、光源ユニット800からの光が全体的に液晶表示ユニット801へ照射されるような位置関係に設定される。
また、前面枠3の所定の位置には、ガラス枠180の開放を検出する開放検出スイッチ40が配設され、例えば、図2で示すように、ガラス枠180の外周と接離可能な位置に配置される。
表示ユニット8は、液晶表示ユニット801の表示領域に、例えば、左、中、右の三つの表示図柄(識別情報または特別図柄)が表示される。これらの表示図柄には、例えば「0」〜「9」までの各数字と、「A」〜「E」のアルファベット文字等が割り当てられている。
表示ユニット8は、始動口16へ遊技球の入賞があると、前述した数字、文字で構成される表示図柄が順に表示される。始動口16への入賞が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、入賞検出時の特別図柄乱数カウンタ値が当たり値であるとき)には、大当たり状態となり、三つの表示図柄が揃った状態(大当たり図柄)で停止する。このとき、変動入賞装置10の大入賞口が所定の時間(例えば30秒)だけ大きく開き、多くの遊技球を獲得することができる。
この始動口16への遊技球の入賞は、特別図柄始動センサ14(図3参照)で検知される。この遊技球の通過タイミング(具体的には、入賞検出時点での遊技制御装置100(図3参照)内に備えられた特別図柄乱数カウンタの値)は、特別図柄入賞記憶として、遊技制御装置100内の所定の記憶領域(特別図柄乱数記憶領域)に、最大で連続した所定回分を限度に記憶される。この特別図柄入賞記憶の記憶数は、表示ユニット8の下側に設けられた複数のLEDからなる特別図柄記憶状態表示器17に表示される。遊技制御装置100は、特別図柄入賞記憶に基づいて、表示ユニット8にて変動表示ゲームを行う。
普通図柄表示器7は、普通図柄始動ゲート27A、27Bへ遊技球の入賞があると、普通図柄(例えば一つの数字からなる図柄)の変動表示を始める。普通図柄始動ゲート27A、27Bへの入賞が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、入賞検出時の普通図柄乱数カウンタ値が当たり値であるとき)には、普通図柄に関する当たり状態となり、普通図柄が当たり図柄(当たり番号)で停止する。このとき、始動口16の手前に設けられた普通変動入賞装置9が所定の時間(例えば0.5秒)だけ大きく開き、遊技球の始動口16への入賞可能性が高められる。
この普通図柄始動ゲートへの遊技球の通過は、普通図柄始動センサ29(図3参照)で検知される。この遊技球の通過タイミング(具体的には、遊技制御装置100内に備えられた普通図柄乱数カウンタの通過検出時点での値)は、普通図柄入賞記憶として、遊技制御装置100内の所定の記憶領域(普通図柄乱数記憶領域)に、所定回数(例えば、最大で連続した4回分)を限度に記憶される。この普通図柄入賞記憶の記憶数は、普通図柄表示器7の左右に設けられた複数のLEDからなる普通図柄記憶状態表示器19に表示される。遊技制御装置100は、普通図柄入賞記憶に基づいて、普通図柄に関する当たりの抽選を行う。なお、普通図柄記憶状態表示器19の記憶数は任意の値に設定される。
前面枠3の下部の開閉パネル20には球を打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル22には下皿23及び打球発射装置の操作部24等が配設される。
カバーガラス18の上部の前面枠3には、点灯により球の排出の異常等の状態を報知する第1報知ランプ31、第2報知ランプ32(図3参照)が設けられている。
カード球貸ユニット用の操作パネル26には、カードの残高を表示するカード残高表示部(図示省略)と、球貸しを指令する球貸しスイッチ28と、カードの返却を指令するカード返却スイッチ30等が設けられている。
カード球貸ユニット2には、前面のカード挿入部25に挿入されたカード(プリペイドカード等)のデータの読込、書込等を行うカードリーダライタと球貸制御装置が内蔵され、カード球貸ユニット用の操作パネル26は遊技機1の上皿21の外面に形成される。
図3は、遊技制御装置100を中心とする制御系を示すブロック構成図である。
遊技制御装置100は、遊技を統括的に制御する主制御装置であり、遊技制御を司るCPU、遊技制御のための不変の情報を記憶しているROM、遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAMを内蔵した遊技用マイクロコンピュータ101、入力インターフェース102、出力インターフェース103、発振器104等から構成される。
遊技用マイクロコンピュータ101は、入力インターフェース102を介しての各種検出装置(特別図柄始動センサ14、一般入賞口センサ17A〜17N、カウントセンサ15、継続センサ16S、普通図柄始動センサ29)からの検出信号を受けて、大当たり抽選等、種々の処理を行う。そして、出力インターフェース103を介して、各種制御装置(表示制御装置150、排出制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置300)、大入賞口ソレノイド36、普通電動役物ソレノイド90、普通図柄表示器7等に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。
排出制御装置200は、遊技制御装置100からの賞球指令信号またはカード球貸ユニット2からの貸球要求に基づいて、払出ユニットの動作を制御し、賞球または貸球の排出を行わせる。
装飾制御装置250は、遊技制御装置100からの装飾指令信号に基づいて、装飾用ランプ、LED等の装飾発光装置を制御すると共に、特別図柄記憶状態表示器(特図保留LED)17、普通図柄記憶状態表示器19の表示を制御する。
音制御装置300は、スピーカからの効果音出力を制御する。なお、遊技制御装置100から、各種従属制御装置(表示制御装置150、排出制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置300)への通信は、遊技制御装置100から従属制御装置に向かう単方向通信のみが許容されるようになっている。これにより、遊技制御装置100に従属制御装置側から不正な信号が入力されることを防止することができる。
表示制御装置150は、2D画像(二次元画像)及び3D画像(三次元画像=立体画像)の表示制御を行うもので、CPU151、VDC(Video DisplayControlerまたは画像描画手段)156、プログラム等を格納したROM152、ワークエリアやフレームバッファを格納するRAM153、インターフェース154、画像データ(図柄データ、背景画データ、動画オブジェクトデータ、テクスチャデータ等)を格納したフォントROM157、RAM153等への書込読み出しを制御するDMAC(Direct Memory AccessControler)155、同期信号(基準クロック)やストローブ信号等を発生させるための発振器158等から構成される。なお、発振器158は、水晶振動子やオッシレータなどで構成される。
CPU151は、ROM152に格納したプログラムを実行し、遊技制御装置100からの信号に基づいて所定の変動表示ゲームを表示ユニット8に出力するもので、2Dの画面情報(図柄表示情報、背景画面情報、動画オブジェクト画面情報等)を作成したり、3Dの画像情報(ポリゴンデータ等で構成される図柄表示情報、背景画面情報、動画オブジェクト画面情報等)の座標演算(ジオメトリ演算)等を行い、これらの演算結果をRAM153に格納する。なお、CPU151が行う2D画像処理としては、例えば、公知の手法であるスプライト処理などを採用すればよい。
VDC156は、RAM153及びフォントROM157に格納された画像情報に基づいて、2Dまたは3Dの画像のポリゴン描画(または、通常のビットマップ描画)を行うとともに、各ポリゴンに所定のテクスチャを貼り付けてフレームバッファとしてのRAM153に格納する。そして、VDC156は、RAM153の画像を所定のタイミング(垂直同期信号V_Sync、水平同期H_Sync)でLCD側(合成変換装置170)へ送信する。
なお、フォントROM157には、変動表示ゲームに用いる識別情報などの各図柄、背景、キャラクタ等の2Dデータ及び3Dオブジェクトデータ(ポリゴンデータ)、テクスチャデータが格納されている。
VDC156が行う描画処理は、2Dと3Dの点描画、線描画、トライアングル描画、ポリゴン描画を行い、さらに3D画像では、テクスチャマッピング、アルファブレンディング、シェーディング処理(グローシェーディングなど)、陰面消去(Zバッファ処理など)を行って、γ補正回路を介して画像信号を合成変換装置170に出力する。
なお、VDC156は、描画した画像データをフレームバッファとしてのRAM153へ一旦格納した後、同期信号(V_Syncなど)に合わせて合成変換装置170へ出力しても良い。
ここで、フレームバッファは、2Dのフレームバッファと3DのフレームバッファをそれぞれRAM153の所定の記憶領域などに設定しておき、VDC156は、2Dの画像を3Dの画像に重ね合わせて(オーバーレイ)出力することも可能である。あるいは、立体視を行うため、右眼用の画像と左眼用の画像をそれぞれ独立したフレームバッファに格納してもよい。
VDC156には、クロック信号を供給する発振器158が接続されている。発振器158が生成するクロック信号は、VDC156の動作周期を規定し、VDC156から出力される信号、例えば、垂直同期信号(V_SYNC)と、水平同期信号(H_SYNC)を生成し、合成変換装置170及び表示ユニット8へ出力される。
VDC156からの画像信号は、γ補正回路159に入力された後に合成変換装置170へ出力される。このγ補正回路159では、表示ユニット8の信号電圧に対する照度の非線形特性を補正して、変動表示装置の表示照度を調整する。
また、表示制御装置150のCPU151は、発振器158のクロック信号に基づいて、合成変換装置170へ出力する画像データ(RGB)が、左眼用の画像または右眼用の画像の何れであるかを識別するL/R信号を出力する。
さらに、CPU151は、変動表示の状態(例えば、通常の変動表示ゲームか、大当たり中の表示か等)や遊技の状態に基づいて、表示ユニット8の発光量(輝度)を制御するため、デューティ制御信号DTY_CTRを発振器158のクロック信号に基づいて生成し、表示ユニット8へ出力する。
合成変換装置170は、右眼用フレームバッファ、左眼用フレームバッファ及び立体視用フレームバッファが設けられており、VDC156から送られてきた右眼用画像を右眼用フレームバッファに書き込み、左眼用画像を左眼用フレームバッファに書き込む。そして、右眼用画像と左眼用画像とを合成して立体視用画像を生成して立体視用フレームバッファに書き込んで、立体視用画像データをRGB信号として画像表示装置に出力する。
この右眼用画像と左眼用画像との合成による立体視用画像の生成は、後述する微細位相差板802に貼り付けられた1/2波長板821の間隔毎に、右眼用画像と左眼用画像と組み合わせる。具体的には、本実施の形態の画像表示装置の微細位相差板802の1/2波長板821は液晶表示パネル804の表示単位の間隔で配置されているので、液晶表示パネル804の表示単位の横方向ライン(走査線)毎に右眼用画像と左眼用画像とが交互に表示されるように立体視用画像を表示する。
L/R信号がL信号出力中にVDC156から送信されてきた左眼用画像データを左眼用フレームバッファに書き込み、同じくR信号出力中にVDC156から送信されてきた右眼用画像データを右眼用フレームバッファに書き込む。そして、左眼用フレームバッファに書き込まれた左眼用画像データと、右眼用フレームバッファに書き込まれた右眼用画像データとを走査線一本毎読み出して、立体視用フレームバッファに書き込む。
表示ユニット8内には液晶ドライバ(LCD DRV)181、バックライトドライバ(BL DRV)182が設けられている。液晶ドライバ(LCDDRV)181は、合成変換装置170から送られてきたV_SYNC信号、H_SYNC信号及びRGB信号に基づいて、液晶表示パネルの電極に順次電圧をかけて、液晶表示パネルに立体視用の合成画像を表示する。
バックライトドライバ182は、CPU151から出力されたDTY_CTR信号に基づいて光源ユニット800の発光素子(バックライト)810(図4参照)に加わる電圧のデューティー比を変化させて、液晶表示パネル804(図4参照)の明るさを変化させる。
また、ガラス枠180の開放検出スイッチ40は、ON/OFF信号として表示制御装置150のCPU151へ入力され、開放検出スイッチ40がONとなってガラス枠180の開放を検出すると、CPU151はバックライトを消灯または減光するようにデューティ比を設定し、バックライトドライバ182に指令する。
図4は、表示ユニット8の構成を示す説明図で、光源ユニット800は、発光素子810、偏光フィルタ(偏光手段)811によって構成されている。発光素子810には白色発光ダイオード(LED)等の点光源を用いたり、冷陰極管等の線光源を水平に配置して構成されている。偏光フィルタ811は、右側領域811aと左側領域811bとで透過する光の偏光が異なる(例えば、右側領域811aと左側領域811bとで透過する光の偏光を90度ずらす)ように設定されている。
次に、液晶表示ユニット801は、フレネルレンズ812、微細位相差板802、偏光板803、液晶表示パネル(画像表示部)804、偏光板805、デフューザ806から構成されている。
発光素子810から放射された光は、偏光フィルタ811によって一定の偏光の光のみが透過される。すなわち、発光素子810から放射された光のうち、偏光フィルタ811の左側領域811bを通過した光と、右側領域811aを通過した光とが異なる偏光の光としてフレネルレンズ812に照射される。後述するように、偏光フィルタ811の左側領域811bを通過した光は観察者の右眼に到達し、右側領域811aを通過した光は観察者の左眼に到達するようになっている。
なお、発光素子と偏光フィルタを用いなくても、異なる偏光の光を異なる位置から照射するように構成すればよく、例えば、異なる偏光の光を発生する発光素子を二つ設けて、異なる偏光の光を異なる位置からフレネルレンズ812に照射するように構成してもよい。
偏光フィルタ811を透過した光はフレネルレンズ812に照射される。フレネルレンズ812は凸レンズであり、フレネルレンズ812では発光素子810から拡散するように放射された光の光路を略平行に屈折し、微細位相差板802を透過して、液晶表示パネル804に照射する。
このとき、微細位相差板802を透過して照射される光は、上下方向に広がることがないように出射され、液晶表示パネル804に照射される。すなわち、微細位相差板802の特定の領域を透過した光が、液晶表示パネル804の特定の表示単位の部分を透過するようになっている。
また、液晶表示パネル804に照射される光のうち、偏光フィルタ811の右側領域811aを通過した光と左側領域811bを通過した光とは、異なる角度でフレネルレンズ812に入射し、フレネルレンズ812で屈折して左右異なる経路で液晶表示パネル804から放射される。
液晶表示パネル804は、2枚の透明板(例えば、ガラス板)の間に所定の角度(例えば、90度)ねじれて配向された液晶が配置されており、例えば、TFT型の液晶表示パネルを構成している。液晶表示パネルに入射した光は、液晶に電圧が加わっていない状態では、入射光の偏光が90度ずらして出射される。一方、液晶に電圧が加わっている状態では、液晶のねじれが解けるので、入射光はそのままの偏光で出射される。
液晶表示パネル804の光源1側には、微細位相差板802及び偏光板803(第1偏光板)が配置されており、遊技者(観察者)側には、偏光板805(第2偏光板)が配置されている。
微細位相差板802は、透過する光の位相を変える領域が、微細な間隔で繰り返して配置されている。具体的には、光透過性の基材に、微細な幅の1/2波長板821が設けられた領域802aと、1/2波長板821の幅と同一の微細な間隔で、1/2波長板821が設けられていない領域802bとが微細な間隔で繰り返して設けられている。すなわち、設けられた1/2波長板によって透過する光の位相を変える領域802aと、1/2波長板821が設けられていないために透過する光の位相を変えない領域802bとが微細な間隔で繰り返して設けられている。この1/2波長板821は、透過する光の位相を変化させる位相差板として機能している。
1/2波長板821は、その光学軸を偏光フィルタ811の右側領域811aを透過する光の偏光軸と45度傾けて配置して、右側領域811aを透過した光の偏光軸を90度回転させて出射する。すなわち、右側領域811aを透過した光の偏光を90度回転させて、左側領域811bを透過する光の偏光と等しくする。
この微細位相差板802の偏光特性の繰り返しは、液晶表示パネル804の表示単位と略同一のピッチとして、表示単位毎(すなわち、表示単位の横方向の水平ライン毎)に透過する光の偏光が異なるようにする。よって、液晶表示パネル804の表示単位の水平ライン(走査線)毎に対応する微細位相差板802の偏光特性が異なるようになって、水平ライン毎に出射する光の方向が異なる。
あるいは、微細位相差板802の偏光特性の繰り返しは、液晶表示パネル804の表示単位のピッチの整数倍のピッチとして、微細位相差板802の偏光特性が複数の表示単位毎(すなわち、複数の表示単位の水平ライン毎)に変わるようにして、複数の表示単位毎に透過する光の偏光が異なるように設定してもよい。この場合において、液晶表示パネル804の表示単位の水平ライン(走査線)の複数本毎に微細位相差板の偏光特定が異なって、水平ラインの複数本毎に出射する光の方向が異なるようになる。
このように、微細位相差板802の偏光特性の繰り返し毎に異なる光を液晶表示パネル804の表示素子(水平ライン)に照射する必要があるため、微細位相差板802を透過して液晶表示パネル804に照射される光は、上下方向の拡散を抑制したものである必要がある。
すなわち、微細位相差板802の光の位相を変化させる領域802aは、偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光を、左側領域811bを透過した光の偏光と等しい傾きの光に変えて透過する。また、微細位相差板802の光の位相を変化させない領域802bは、偏光フィルタ811の左側領域811bを透過した光をそのまま透過する。そして微細位相差板802を出射した光は、左側領域811bを透過した光と同じ偏光を有して、液晶表示パネル804の光源側に設けられた偏光板803に入射する。
偏光板803は、偏光フィルタ811の左側領域811bを透過した光と同一の偏光の光を透過する偏光特性を有する。すなわち、偏光フィルタ811の左側領域811bを透過した光は、微細位相差板802の光の位相を変化させない領域802bを透過してそのまま偏光板803を透過し、偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光は、微細位相差板802の光の位相を変化させる領域802aを透過する際に偏光軸を90度回転させられて偏光板803を透過する。したがって、微細位相差板802と偏光板803とを組み合わせることにより、偏光フィルタ811の左側領域811bを透過した偏光の光を透過する領域と、この偏光と90度ずれた偏光の光を透過する領域とを、縦方向に繰り返して設けた第1偏光板を構成することができる。また、偏光板805は第2偏光板として機能し、偏光板803と90度異なる偏光の光を透過する偏光特性を有するデフューザ806は、偏光板805の前面側(観察者側)に取り付けられており、液晶表示パネルを透過した光を上下方向に拡散する拡散手段として機能する。具体的には、縦方向にかまぼこ状の凹凸が繰り返し設けられたレンチキュラーレンズを用い液晶表示パネルを透過した光を、上下に拡散する。
なお、レンチキュラーレンズに代わって縦方向により強い拡散指光性を持つマット状拡散面を設けたものであってもよい。液晶表示パネル804を透過するまで上下方向の拡散を抑制したことにより視野角が狭くなっていることを改善することができる。
図5は、本発明の実施の形態の表示ユニットの微細位相差板802を示す正面図である。
微細位相差板802は、1/2波長板が設けられており、透過する光の偏光を変える領域が、所定の間隔毎に微細な間隔で繰り返し連続して配置されている。この繰り返し連続して配置される領域に入射する光の偏光は、各々偏光フィルタ811の右側領域811a、左側領域811bで異なり、透過する光の偏光を変える領域では、入射光の偏光軸を90度回転させて出射する。この微細位相差板802の偏光特性の繰り返しは、液晶表示パネル804の表示単位と略同ピッチとしてある。
すなわち、偏光フィルタ811の右側領域811aを透過して、微細位相板で偏光軸を90度回転させられた光と、偏光フィルタ811の左側領域811bを透過して、微細位相差板802をそのまま透過した光の偏光軸が等しくなり、これらの光が第2偏光板を透過する。微細位相差板802の、透過する光の偏光を変える領域と、透過する光の偏光を変えない領域とは、液晶表示パネル804の表示単位の水平ライン毎に繰り返し連続して配置されているので、微細位相差板802と第2偏光板803とを透過した光は、水平ライン毎に異なる方向へ向かう同一の偏光の光となる。
なお、前述したように、微細位相差板802の偏光特性の繰り返しは、液晶表示パネル804の表示単位のピッチの整数倍のピッチとして、微細位相差板802の偏光特性が複数の表示単位毎に変わるようにして、複数の表示単位毎に透過する光の偏光が異なるようにしてもよい。
図6は、表示ユニット8の光学系を示す平面図である。
発光素子810から放射された光は偏光フィルタ811を透過して放射状に広がっている。光源から放射された光のうち偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光は、フレネルレンズ812に到達し、フレネルレンズ812で光の進行方向を変えられて、微細位相差板802、液晶表示パネル804、偏光板805に到達し、これらを略垂直(やや左側から右側)に透過して左眼に至る。
一方、光源から放射された光のうち偏光フィルタ811の左側領域811bを透過した光は、フレネルレンズ812に到達し、フレネルレンズ812で光の進行方向を変えられて、微細位相差板802、液晶表示パネル804、偏光板805に到達し、これらを略垂直(やや右側から左側)に透過して右眼に至る。
このように、発光素子810から放射され偏光フィルタ811と透過した光を光学手段としてのフレネルレンズ812によって、液晶表示パネル804に略垂直に照射し、発光素子810、偏光フィルタ811及びフレネルレンズ812によって、偏光面が異なる光を略垂直に、かつ、異なる経路で液晶表示パネル804に照射する光源1を構成し、液晶表示パネル804を透過した光を異なる経路で放出して、右眼又は左眼に到達させる。すなわち、液晶表示パネル804の走査線ピッチと、微細位相差板802の偏光特性の繰り返しピッチとを等しくして、液晶表示パネル804の走査線ピッチ毎に異なる方向から到来した光が照射され、異なる方向に光を出射する。
図7は、表示ユニット8の断面図を示し、ガラス枠180を開放した状態を示している。
表示ユニット8は、遊技盤6に固設された光源ユニット800と、ガラス枠180に固設された液晶表示ユニット801とから構成されている。
まず、光源ユニット800は、遊技盤6を貫通した箱状のケース830に発光素子810と偏光フィルタ811及び制御基板183を収装したものである。
ケース830の外周は、遊技盤6に形成された貫通孔(開口部)6Aに係合しており、カバーガラス18と対向する遊技盤6の前面側でのみ開口するとともに、この開口部830Aの全周にはガラス枠180の開閉に応じて液晶表示ユニット801側と接離可能な弾性部材832が取り付けられる。なお、開口部830Aの形状は、液晶表示パネル804の外形にほぼ等しい(または若干大きい)方形などで形成される。
そして、この弾性部材832は遊技盤6の表面からカバーガラス18側に向けて所定の高さまで突出し、開口部830Aの反対側の底部830Bは、遊技盤6の裏面へ所定量だけ突出する。
ケース830の開口部830A側には、弾性部材832の突出量を規定するため、遊技盤6の表面に係合するフランジ部831が外周に突設され、遊技盤6の組立の際には、遊技盤6の前面側から貫通孔6Aに底部830Bを挿入し、フランジ部831が遊技盤6に係合した位置が、所定の組付け位置となり、この位置で図示しない締結手段などを用いてケース830を遊技盤6に固定する。
光源ユニット800のケース830内周には、発光素子810が底部830B側のほぼ中央に固設され、さらに、この発光素子810から開口部830A側へ所定の距離だけ離れた位置には偏光フィルタ811が配置される。
これら発光素子810及び偏光フィルタ811は、ケース830内周に固設されて開口部830Aから底部830Bへ向けて空間が徐々に狭くなるよう、傾斜した壁面833がケース830内周に設けられる。この壁面833は、ケース830を正面(図7の左側)から見て、発光素子810の上下左右を取り囲むように取り付けられ、また、乱反射を防ぐべくこれらの壁面833には黒などの所定の彩色が施されている。
この壁面833とケース830内周の空間には、バックライトドライバ182や液晶ドライバあるいは合成変換装置170等を構成する基板183が取り付けられる。
こうして、光源ユニット800は、一端を開口したケース830内周には、奥(底部903B)へ向かうにつれて断面が徐々に狭くなる壁面833が設けられ、この壁面833の最も奥に発光素子810が固定され、発光素子810から所定の距離だけ離れた位置に偏光フィルタ811が固設される。
次に、液晶表示ユニット801は、光源ユニット800に対向する位置で、2枚のカバーガラス18の間に収装される。図7では、2枚のカバーガラス18のうち、正面(遊技者)側をカバーガラス18A、光源ユニット800(遊技盤6)側をカバーガラス18Bとし、これらカバーガラス18A、18Bの間には所定の間隙が設けられている。
光源ユニット800側のカバーガラス18Bには、液晶表示パネル804の外形より若干大きい貫通孔(開口部)18Cが形成され、この貫通孔18Cには筒状(または枠状)のガイド820が収装される。
このガイド820は、一端で正面側のカバーガラス18Aに当接する一方、他端は貫通孔18Cから所定量だけ突出し、ガラス枠180の閉鎖時には、図8で示すように、突出したガイド820の端面が光源ユニット800のケース830に設けた弾性部材832に当接し、この弾性部材832を若干押圧することでガイド820とケース830の空間を密封し、外部からのゴミの侵入を防ぐとともに、外部からの光の入射を防いで乱反射を防ぐ。
そして、ガイド820の内周には、光源ユニット800側から順に、フレネルレンズ812、微細位相差板802、偏光板803、液晶表示パネル804、偏光板805、デフューザ806が固設され、ガラス枠180の閉鎖時には図4で示したような立体視(3次元)光学系が形成される。
こうして、3次元画像の表示を行う表示ユニット8を、液晶表示ユニット801と光源ユニット800に分離し、光源ユニット800を遊技盤6に取り付け、液晶表示ユニット801をガラス枠180に取り付けることで、発光素子810からフレネルレンズ(光路変換手段)812までの距離を確保でき、平行光を確実に得るとともに、光源ユニット800が遊技盤6の裏面側へ突出する量を抑制できるので、既存の遊技盤裏面側の配置を変更する必要がなく立体的な画像を表示する表示装置を採用することが可能となって、製造コストの上昇を抑制できる。
また、液晶表示パネル804や微細位相差板802など比較的高価な部品をガラス枠180側に配置し、発光素子810や偏光フィルタ811など比較的安価な部品を遊技盤6側に配置することで、頻繁に交換される遊技盤6の製造コストを抑制でき、遊技店の負担を低減することが可能となる。
さらに、液晶表示パネル804は、発光素子810に比して寿命が長いので、ライフサイクルの長いガラス枠180に取り付けることにより、部品の寿命を無駄にすることがなくなって、省資源化を図ることができる。
また、表示ユニットのうち、ガラス枠180が支持するのは、液晶表示ユニット801だけであるので、従来と同一の強度で充分であり、ヒンジや枠をそのまま利用することが可能となって、製造コストの上昇を抑制できるのである。
光源ユニット800のケース830と液晶表示ユニット801のガイド820を弾性部材832を介して接離させ、ガラス枠180の閉鎖時には弾性部材832を若干押圧するようにして密閉させたので、液晶表示ユニット801の内部を確実に密閉してゴミの侵入及び外乱光の侵入を確実に防いで、明瞭な映像の表示を継続することが可能となる。
光源ユニット800のケース830は、遊技盤6の裏面側へ突出させるようにしたので、液晶表示ユニット801から発光素子810までの距離を必要に応じて確保することができ、3次元画像を表示するのに必要な光学系の設計の自由度を大幅に拡大することが可能となる。
また、光源ユニット800のケース830内には、発光素子810からの光が通過する空間を奥に行くほど徐々に狭くなる壁面833を設け、ケース830と壁面833の間の空間にバックライトドライバ182等の制御基板183を収容するようにしたため、遊技盤6の裏面側のスペースを他の制御基板等に提供することができ、制御系統の配置の自由度を向上させることが可能となる。
さらに、ガラス枠180の開放時には、発光素子810を消灯または減光するようにしたので、点検などでガラス枠180を開放する際に、従業員や遊技者に眩しい思いをさせることがなくる。
また、カバーガラス18Bに貫通孔(開口部)18Cを設けることで、予めガイド820に組み付けた液晶表示ユニット801を貫通孔18Cへ係合させれば良いので、液晶表示ユニット801の位置決めを正確に行うことができる。
図9は、第2の実施形態を示し、前記第1実施形態のカバーガラス18Bの貫通孔18Cを廃止して、一対のカバーガラス18で液晶表示ユニット801を挟持したものであり、その他の構成は前記第1実施形態と同様である。
光源ユニット800に面したカバーガラス18B’には、前記第1実施形態で示した貫通孔はなく、平板状に形成される。
そして、一対のカバーガラス18Aと18B’の間には、液晶表示ユニット801を備えた筒状のガイド820が光源ユニット800と対向する位置で挟持される。
ガイド820の両端はカバーガラス18Aと18B’にそれぞれ当接しており、図示しない接着剤などにより固定される。これにより、液晶表示ユニット801はガラス枠180の開閉に関わらず常時一対のカバーガラス18とガイド820の間で密封され、埃や外部からの光の侵入を防止する。
ガラス枠180の閉鎖時には、遊技盤6側のカバーガラス18B’がケース830の開口部に設けた弾性部材832に当接、押圧し、光源ユニット800の内部を密封し、埃や外部からの光の侵入を防止する。
この場合では、ガラス枠180の内部で液晶表示ユニット801を常時密封し、ガラス枠180の閉鎖時に光源ユニット800の内部を密封することができる。
図10は、第3の実施形態を示し、前記第1実施形態のフレネルレンズ812を光源ユニット800に移動したもので、その他の構成は前記第1実施形態と同様である。
光源ユニット800は、開口部側からフレネルレンズ812、偏光フィルタ811、発光素子810の順で配置され、これらが光源ユニット800’を構成する。そして、フレネルレンズ812はケース830の端部に設けた弾性部材832に支持され、ガラス枠180のカバーガラス18Bに近接して配置される。
一方、ガラス枠180に支持される液晶表示ユニット801’は、光源ユニット800’側から微細位相差板802、偏光板803、液晶表示パネル804、偏光板805、デフューザ806の順で構成されている。
この場合、ガラス枠180の開閉に関わらず、フレネルレンズ812によって光源ユニット800’の内部を密封することができ、ガラス枠180の開放時に光源ユニット800’へ埃が侵入するのを防止できるうえに、液晶表示パネル804がガラス枠180側に取り付けられている分だけ、発光素子810からフレネルレンズ812までの距離をより長く設定できる。
図11は、第4の実施形態を示し、前記第2実施形態のフレネルレンズ812を光源ユニット800に移動したもので、その他の構成は前記第2実施形態と同様である。
光源ユニット800は、開口部側からフレネルレンズ812、偏光フィルタ811、発光素子810の順で配置され、これらが光源ユニット800’を構成する。そして、フレネルレンズ812はケース830の端部に設けた弾性部材832に支持され、ガラス枠180のカバーガラス18Bに近接して配置される。
一方、ガラス枠180に支持される液晶表示ユニット801’は、光源ユニット800’側のカバーガラス18B’から微細位相差板802、偏光板803、液晶表示パネル804、偏光板805、デフューザ806の順で構成されている。
この場合、ガラス枠180の開閉に関わらず、フレネルレンズ812によって光源ユニット800’の内部を密封し、カバーガラス18A、18B’により液晶表示ユニット801’も密封され、ガラス枠180の開放時に光源ユニット800’と液晶表示ユニット801’の内部へ埃が侵入するのを防止できる。
なお、上記実施形態においては、光源ユニット800のケース830側に弾性部材832を設けて液晶表示ユニット801のガイド820に密着させたが、ガイド820に弾性部材を設けてもよく、あるいはガイド820とケース830の両方に弾性部材があっても良い。つまり、ケース830またはガイド820のいずれか一方に弾性部材があれば、表示ユニット8の内部を密封することができる。
また、カバーガラス18はガラスに限らず、透明なアクリル板など、透明な板部材であればよい。
図12は、第5の実施形態を示し、前記第1実施形態で示した遊技機としてのパチンコ機をパチスロ機に置き換えたものである。
パチスロ機の装置本体1400には、前面扉1800が開閉自在にヒンジ結合されており、この前面扉1800には液晶表示ユニット(画像表示ユニット)801が設けられる。
装置本体1400には、光源ユニット800を収装した筐体8001が前面扉1800の液晶表示ユニット801と対向可能な位置に固設され、この筐体8001には、前面扉1800に面した位置に開口部8002を形成する。
前面扉1800が閉鎖したときに液晶表示ユニット801と開口部8002は対向し、筐体8001内の光源ユニット800からの光が、液晶表示ユニット801を透過して画像を表示することができる。
この場合でも、上述のように前面扉1800の閉鎖時に、液晶表示ユニット801と光源ユニット800が密着するようにしても良い。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
なお、前述した以外の本発明の観点の代表的なものとして、次のものがあげられる。
(1)遊技盤を取り付けた前面枠と、遊技盤の前面側で前面枠に開閉可能に取り付けられて、遊技領域を視認可能な透明部材を保持したガラス枠と、遊技に関わる画像を立体的に表示する画像表示部と、画像表示部を背面側から照射する光源と、を備えた遊技機において、前記遊技盤には、ガラス枠側に開口部を有して該遊技盤の裏側へ突出形成された筐体内に前記光源を配置した光源ユニットを備え、前記ガラス枠には、前記画像表示部を構成する平板状の液晶表示パネルと、前記光源からの光を一定の方向に集光して液晶表示パネルを透過させる光路変換手段とを、ともに具備した画像表示ユニットを備え、前記ガラス枠を閉鎖したときには、光源ユニットの開口部と、画像表示ユニットが対向するように配置したことを特徴とする遊技機。
(1)の発明は、透明部材を保持して開閉可能なガラス枠に画像表示ユニットを設ける一方、前面枠に取り付けた遊技盤にはガラス枠側で開口した筐体内に光源を設けて光源ユニットを設け、ガラス枠の閉鎖時には画像表示部の背面側から光源の光を投射して画像の表示を行うことで遊技者に明瞭な画像または映像を提供する。ここで、光源ユニットと画像表示ユニットを分離し、遊技盤側に光源ユニットを設け、開閉自在なガラス枠側に画像表示ユニットを設けたので、光源から光路変換手段までの距離を確保でき、平行光を確実に得るとともに、光源ユニットが遊技盤の裏面側へ突出する量を抑制できるので、遊技盤裏面側の配置を変更する必要がなくなって、製造コストの上昇を抑制できる。
さらに、遊技盤の交換を行う場合には、画像表示ユニットが前面枠に取り付けられたガラス枠に残るため、新たな遊技盤を設置した後も画像表示ユニットをそのまま利用でき、液晶表示パネルや光路変換手段の交換を不要にして遊技盤の交換にかかるコストを低減できる。
(2)前記ガラス枠を閉鎖したときには、光源ユニットと画像表示ユニットとが密着することを特徴とする(1)に記載の遊技機。
(2)の発明は、ガラス枠を閉鎖したときには、画像表示ユニットと光源ユニットが密着するため、2つのユニットの内部が密閉されて埃や外乱光の侵入を阻止できる。
(3)前記光源ユニットは、筐体内の奥部に光源を配置するとともに、互いに偏光軸が90度ずれた偏光の異なる光を前記液晶表示パネルに照射する偏光手段を有し、前記画像表示ユニットには、前記液晶表示パネルと前記光路変換手段との間に、特定の偏光の光を透過する第1領域と、前記特定の偏光と90度ずれた偏光の光を透過する第2領域とが、縦方向に繰り返して設けられた第1偏光板を配置するとともに、前記液晶表示パネルの前面に、前記第1偏光板を透過した光と90度ずれた偏光の光を透過する第2偏光板を配置し、前記光路変換手段は、前記偏光手段から互いに偏光軸が90度ずれたそれぞれの光を、ほぼ平行な光に変換して前記第1偏光板、液晶表示パネル、第2偏光板を透過させた後に、遊技者の左眼及び右眼に独立して入射させるものであることを特徴とする(1)または(2)に記載の遊技機。
(3)の発明は、画像表示ユニットには3次元(立体)画像を表示するため、光路変換手段、第1偏光板、液晶表示パネル、第2偏光板からなる光学系が配置され、光源ユニットは、筐体内の奥に光源を配置するとともに、偏光の異なる光を前記画像表示部に照射する偏光手段を有したので、3次元画像の結像位置に応じて筐体内の奥行きを設定することができ、遊技者にとって3次元画像を見やすい位置で表示することができる。また、光路変換手段を、例えばフレネルレンズなどの凸レンズで構成すれば、光路変換手段の厚みを低減し、画像表示ユニット全体の厚みを低減して小型化を図るとともに、光源ユニットから光路変換手段までの距離を容易に確保できる。
(4)前記ガラス枠の開放状態を検出する開放検出手段を備え、前記光源を駆動する光源駆動手段は、前記開放検出手段がガラス枠の開放を検出すると、光源を減光または消灯することを特徴とする(1)ないし(3)のいずれか一つに記載の遊技機。
(4)の発明は、ガラス枠が調整などのために開放されると、光源は減光または消灯するため、遊技店の従業員や遊技者が直接点灯中の光源を見るのを防ぐことができる。
(5)前記光源ユニットは、前記筐体内に開口部から光源に向けて傾斜した壁面を設け、この壁面と筐体内周との間に、前記光源または画像表示部の少なくとも一方を駆動する制御基板を収装したことを特徴とする(1)ないし(4)のいずれか一つに記載の遊技機。
(5)の発明は、筐体内には開口部から光源に向けて傾斜した壁面を設け、この壁面と筐体内周との間に光源や画像表示部を駆動する制御基板を収装したので、遊技盤または装置本体の裏面のスペースを有効に利用して制御系の配置の自由度を高めることができる。
(6)前記ガラス枠は複数の透明部材を重ねて保持し、これら透明部材のうち光源ユニットに面した透明部材には開口部を設け、この開口部の内周と係合する枠状のガイド部材の内周に前記画像表示ユニットを収装したことを特徴とする(1)ないし(5)のいずれか一つに記載の遊技機。
(6)の発明は、ガラス枠に保持される透明部材には開口部を設け、この開口部内周に画像表示ユニットを収装した枠状のガイド部材を挿入したので、画像表示ユニットの位置決めを正確に行うことができる。
(7)装置本体に対して前面扉が開閉可能に設けられるとともに、遊技に関わる画像を立体的に表示する画像表示部と、画像表示部を背面側から照射する光源と、を備えた遊技機において、前記装置本体には、前面扉側に開口部を有して該装置本体の奥側へ突出形成された筐体内に前記光源を配置した光源ユニットを備え、前記前面扉には、前記画像表示部を構成する平板状の液晶表示パネルと、前記光源からの光を一定の方向に集光して液晶表示パネルを透過させる光路変換手段とを、ともに具備した画像表示ユニットを備え、前記前面扉を閉鎖したときには、光源ユニットの開口部と、画像表示ユニットが対向するように配置したことを特徴とする遊技機。
(7)の発明は、開閉可能な前面扉に画像表示ユニットを設ける一方、装置本体側には前面扉側で開口した筐体内に光源を設けた光源ユニットを備え、前面扉の閉鎖時には画像表示部の背面側から光源の光を投射して画像の表示を行うことで遊技者に明瞭な立体画像または立体映像を提供する。ここで、光源ユニットと画像表示ユニットを分離し、装置本体側に光源ユニットを設け、開閉自在な前面扉側に画像表示ユニットを設けたので、光源から光路変換手段までの距離を確保でき、平行光を確実に得るとともに、光源ユニットが装置本体の奥側へ突出する量を抑制できるので、装置本体奥側の配置を変更する必要がなくなって、製造コストの上昇を抑制できる。
本発明の実施形態の遊技機全体の構成を示す正面図である。 同じく、遊技機の本体枠、前面枠、ガラス枠及び表示ユニットの関係を示す斜視図である。 同じく制御系の一部を示すブロック図である。 同じく光学系を説明するための分解斜視図である。 同じく微細位相差板の正面図である。 同じく光学系の平面図である。 同じく表示ユニットの断面図で、ガラス枠を開放した状態を示す。 同じく表示ユニットの断面図で、ガラス枠を閉鎖した状態を示す。 第2の実施形態を示し、表示ユニットの断面図で、ガラス枠を開放した状態を示す。 第3の実施形態を示し、表示ユニットの断面図で、ガラス枠を開放した状態を示す。 第4の実施形態を示し、表示ユニットの断面図で、ガラス枠を開放した状態を示す。 第5の実施形態を示し、パチスロ機の斜視図である。
符号の説明
8 表示ユニット
18 カバーガラス
150 表示制御装置
151 CPU
181 LCDドライバ
182 バックライトドライバ
800 光源ユニット800
801 液晶表示ユニット
810 発光素子
811 偏光フィルタ
812 フレネルレンズ
802 微細位相差板
803 偏光板
804 液晶表示パネル
805 偏光板
806 デフューザ
820 ガイド
830 ケース
832 弾性部材

Claims (1)

  1. 装置本体に対して前面扉が開閉可能に設けられるとともに、左眼用画像及び右眼用画像を表示領域に表示することにより遊技者へ遊技に関わる立体画像を見せる画像表示部と、前記画像表示部を背面側から照射する光源と、を備えた遊技機において、
    前記装置本体には、前面扉側に開口部を有して該装置本体の奥側へ突出形成された筐体内に前記光源を配置した光源ユニットを備え、
    前記前面扉には、前記画像表示部を構成する平板状の液晶表示パネルと、前記光源からの光を一定の方向に集光して液晶表示パネルを透過させるフレネルレンズを含む光路変換手段とを、ともに具備した画像表示ユニットを備え、
    前記前面扉を閉鎖したときには、光源ユニットの開口部と、画像表示ユニットが対向するように配置するとともに、光源ユニットと画像表示ユニットとが密着し、
    前記光源ユニットは、前記光源を前記装置本体の筐体内の奥側に配置するとともに、前記筐体内に前記開口部から光源に向けて断面が徐々に狭くなるように傾斜した壁面を設け、当該壁面の内側には黒の彩色が施され、この傾斜した壁面と筐体内周との間に、前記光源または画像表示部の少なくとも一方を駆動する制御基板を収装することを特徴とする遊技機。
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