JP4401606B2 - 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に用いられる現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジに関し、詳しくは、像担持体上に形成された潜像を現像するトナー及び磁性粒子(磁性キャリア)からなる二成分現像剤のトナー濃度を自己制御して、該現像剤のトナー濃度を所定濃度に維持する機能を備えた現像装置、該現像装置を備えた画像形成装置、及び、像担持体と、帯電手段、該現像装置からなる現像手段、クリ−ニング手段より選ばれる少なくとも一つの手段とが、一体に支持され且つ画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されたプロセスカ−トリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式の複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に用いられる現像装置として、像担持体上に形成された潜像を現像するトナー及び磁性キャリアからなる二成分現像剤のトナー濃度を自己制御して、該現像剤のトナー濃度を所定濃度に維持する機能を備えたトナー濃度自己制御方式の現像装置が知られている。
【0003】
図1に、この種のトナー濃度自己制御方式の現像装置の一例を示す。
この現像装置2は、静電潜像担持体である円筒状の感光体ドラム1の側方に配設されており、該感光体ドラム1に対向するように開口部が形成された現像ケーシング2aを備えている。この現像ケーシング2aには、トナー及び磁性キャリアからなる現像剤3を表面に担持する現像剤担持体としての非磁性体からなる現像スリーブ4が、その一部を該開口部から露出させて、図1の矢印方向に回転するように回転自在に配設されている。この現像スリーブ4の内部には、固定磁界発生手段としての周面に複数の磁極が形成されたマグネットローラ5が固定配置されている。
【0004】
また、上記現像ケーシング2aには、その開口部に向けて上記現像スリーブ4により担持搬送される現像剤3の層厚を規制するための第1の現像剤規制部材としての第1ドクタ6が、該現像ケーシング2aの上方側の開口部を塞ぐように配設されている。該第1ドクタ6の端部は、該現像スリーブ4の表面に対して略直交し(又は一定角度を形成するように配置され)、且つ、該第1ドクタ6の端部と該現像スリーブ4の表面とで所定の隙間(この隙間の大きさによって該現像スリーブ4により担持搬送される現像剤3の層厚が決定される)を形成するように延出されている。
【0005】
更に、上記現像ケーシング2aには、上記第1ドクタ6によって掻き落とされた現像剤3を収容する現像剤収容部Aが形成されている。この現像剤収容部Aには、該現像スリーブ4の回転方向と同一方向に回転する磁性部材で構成された撹拌ローラ11が配設されている。また、該現像ケーシング2aには、該現像剤収容部Aに向けて上記現像スリーブ4により担持搬送される現像剤3の量を規制するための第2の現像剤規制部材としての第2ドクタ7が、該現像剤収容部Aへの現像剤取入れ口7a、及び該現像ケーシング2a内へのトナー補給路13を形成するように配設されている。
【0006】
また、上記現像ケーシング2aの上記感光体ドラム1と反対側の部位には、上記トナー補給路13を通して上記現像スリーブ4に向けて供給するトナー3aを収容したトナー収容部であるトナーホッパ8が配設されている。このトナーホッパ8には、該トナーホッパ8内に収容されているトナー3aを攪拌・搬送するためのアジテータ9が配設されている。また、このトナーホッパ8の上記現像ケーシング2aのトナー補給路13と対面する部位には、該アジテータ9の回転により攪拌・搬送されるトナー3aを、該トナー補給路13に向けて吐出するトナー補給口8aが形成されている。
【0007】
ここで、上記現像装置2が未使用の状態では、上記トナーホッパ8内のトナー3aが、そのトナー補給口8aから漏れでないようにするために、該トナーホッパ8のトナー補給口8aがシール部材10aで密封されている。そして、該現像装置2の使用に際し、オペレータが該シール部材10aを引き剥がして該トナー補給口8aを開放することにより、該トナー補給口8a及び上記トナー補給路13を通して、該トナーホッパ8内のトナー3aが上記現像ケーシング2a内に取り込まれるようになる。
【0008】
また、上記現像装置2が未使用の状態では、上記現像剤3が上記現像ケーシング2aの上部に着脱自在に配設された現像剤ケース12内に収容されている。この現像剤ケース12の上記現像剤収容部Aと対面する部位には、該現像剤ケース12内の現像剤3を、該現像剤収容部Aに向けて吐出するための現像剤補給口12aが形成されており、未使用の状態では、該現像剤ケース12の現像剤補給口12aがシール部材10によって密封されている。そして、該現像装置2の使用に際し、オペレータが該シール部材10を引き剥がして該現像剤補給口12aを開放することにより、該現像剤補給口12aを通して、該現像剤ケース12内に収容されている現像剤3が上記現像ケーシング2aの現像剤収容部A内に収容される。
【0009】
図2に、上述のようにして、上記現像剤ケース12の現像剤3が上記現像ケーシング2aの現像剤収容部A内に収容された状態の現像装置2を示す。
図2において、上記アジテータ9の回転によって上記トナーホッパ8の内部から送り出されたトナー3aは、該トナーホッパ8のトナー補給口8a、及び上記現像ケーシング2aのトナー補給路13を通って、上記現像スリーブ4に担持された現像剤に供給され、上記現像剤収容部Aへ運ばれる。
該現像剤収容部A内の現像剤3は、該現像スリーブ4に担持搬送されることにより、上記第1ドクタにより所定の層厚に薄層化された後、上記感光体ドラム1の外周面と対向する位置(現像部位)に向けて搬送される。そして、該現像部位において、該現像剤3中のトナーのみが、該感光体ドラム1上に予め形成された静電潜像と静電的に結合することにより、該感光体ドラム1上にトナー像が形成される。
【0010】
ここで、上記現像スリーブ4の回転により連れ回っている現像剤3は、上記現像剤収容部Aを通過するときに、該現像剤収容部A内に滞留している現像剤によってブレーキをかけられる。これにより、該現像剤3の搬送速度が低下して、上記第2ドクタ付近の現像スリーブ4上の現像剤の層厚が増してくる。そして、上記トナーホッパ8のトナー補給口8aからのトナー3aの取り込みにより、該現像剤3のトナー濃度が上昇してくると、現像剤同士の摩擦力が低下する。この結果、該現像剤3の搬送速度が更に低下され、該現像剤3の層厚が更に増して、該第2ドクタにより、該現像剤3の進行が阻止された状態となる。そして、このような状態になると、上記現像ケーシング2aのトナー補給路13が、進行を阻止された滞留現像剤によって閉塞され、該トナーホッパ8のトナー補給口8aからのトナー3aの取り込みが停止する。
【0011】
一方、上述とは逆に、上記トナー像の形成に伴うトナー消費により、上記現像剤3のトナー濃度が低下してくると、現像剤同士の摩擦力が増す。これにより、上記滞留現像剤を上記現像剤収容部Aの内部に取り込むための現像スリーブ4に連れ回りしている現像剤と、トナー補給路13内のトナーとが接触して、該トナー補給路13に停滞していたトナーが現像ケーシング2a内に取り込まれる。以上のような作用によって、該現像剤収容部A内に収容されている現像剤3のトナー濃度が自動的に自己制御される。
【0012】
また、トナー濃度が自動的に自己制御されるメカニズムとして、次のような現象も発生している。現像剤3に補給されたトナーが多くなってトナー濃度が高まると、それに伴って現像剤収容部A内の現像剤3の嵩が増加するため、現像剤3がトナー補給口8aまでダレてきて、トナー補給口8aの開口を覆ってしまう。このため、現像スリーブ4上の現像剤3へのトナー取り込み量が少なくなる。このトナー取り込み量の減少により、現像剤3のトナー濃度が常に一定濃度以下に保たれる。逆に、現像剤3のトナー濃度が低くなると現像剤収容部A内の現像剤の3の嵩が減少するため、現像剤3がトナー補給口8aを塞がなくなるので、現像スリーブ4上の現像剤3へ所定量のトナーが取り込まれ、現像剤3のトナー濃度が常に一定濃度以上に保たれる。
【0013】
図2において、上記感光体ドラム1上に形成されている静電潜像をトナー像化してトナーが消費された現像剤3は、上記現像スリーブ4の回転に伴って更に搬送され、上記第2ドクタにより進行を規制されている現像剤と合流する。ここで、該現像スリーブ4により担持搬送されている現像剤の層を可動層と呼称し、該第2ドクタにより進行を規制されている現像剤の層を不動層と呼称することとする。
【0014】
上記可動層の現像剤は、上記不動層の現像剤の下側を潜り込むようにして、上記現像スリーブ4の回転に伴って更に搬送される。そして、該可動層の現像剤と該不動層の現像剤との境目で、上記トナー補給路13を通して上記現像ケーシング2a内に送り出されたトナー3aは、該可動層の現像剤と接触する。そして、上記第2ドクタをすり抜けた現像剤3は、上記現像剤取入れ口7aを通して現像剤収容部A内へ搬送される。
【0015】
ここで、上記攪拌ローラ11と上記現像ローラ4とは共に同一方向に回転しているので、該攪拌ローラ11と該現像ローラ4との対向部では、それぞれの周面の回転方向が異なる。これにより、上記現像スリーブ4により担持搬送された現像剤3が、該攪拌ローラ11と該現像ローラ4との対向部で、該現像スリーブ4の周面から引き離される。この引き離された現像剤3は、該撹拌ローラ11の回転方向に沿って、上記第1ドクタ6側へ搬送され、再度、上記マグネットローラ5の磁性の影響を受けて、該現像スリーブ4により担持搬送される。
【0016】
図3に、現像スリーブ4及びその周辺部の拡大図を示す。
感光体の現像位置に対向して形成される磁極(N1)と、第2の規制部材7に対向する磁極(N2)と、撹拌ローラ11に対向する磁極(S1)などのように、マグネットローラ5に各磁極が形成されている。なお、このマグネットローラ5には一般的な現像装置におけると同様に、現像スリーブ4上に現像剤を担持し続けながら搬送できるように適宜位置に搬送磁極が形成されている(図3の法線磁束密度分布参照)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、現像ケーシング2aと現像スリーブ4の間は可動層の現像剤3を搬送するためには、図3に示すような隙間が必要となる。
しかも、トナー収容部8のトナー補給口8aから現像スリーブ4へのトナーを補給するためのトナー補給路13(特に現像スリーブ4の近傍のトナー補給路)が現像スリーブ4とほぼ水平状態となっているため、現像装置に衝撃等が加わると、トナー補給口8aから送りこまれたトナー3aは、上記隙間から現像ケーシング2aの外へトナーなどが流出するという問題が発生していた。
【0018】
また、図1乃至3に示した現像剤のトナー濃度を自動的に自己制御する現像装置においては、従来のトナー濃度制御のように、トナー濃度センサ、現像剤の現像能力を知るために感光体ドラム1上に形成した基準トナー像の画像濃度を検知する光学的画像濃度センサ、トナー補給部材などの複雑なトナー濃度制御機構が不要となる。このため、現像装置の小型化が可能であり、例えば、ユーザー交換可能なプロセスカートリッジに用いるとより効果的と言える。
しかしながら、プロセスカートリッジは、ユーザーが直接取り扱うため、急激な動作などにより衝撃等の負荷が加わりやすく、上述したような上記隙間から現像ケーシング2aの外へトナーなどが流出するという問題がより発生し易くなっていた。
【0019】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、現像装置の現像ケーシングと現像スリーブとの間隙から、トナーなどが不必要に流出するのを防止する現像装置及び画像形成装置、並びにプロセスカートリッジを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、内部に固定磁界発生手段を有し、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する円筒状の現像剤担持体と、該現像剤担持体に担持されて搬送される現像剤の量を規制する第1の規制部材と、該第1の規制部材により掻き落とされた現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部に隣接し、該現像剤担持体に向けて供給するトナーを収容したトナー収容部と、該現像剤収容部と該トナー収容部との間に配置され、該現像剤担持体と所定の間隙を隔てて配置された第2の規制部材と、該現像剤収容部内で該現像剤担持体に近接して配置され、該現像剤担持体と同一回転方向に回転する円筒もしくは円柱状の磁性部材とを備えた現像装置であり、該第2の規制部材よりも該現像剤担持体上の現像剤の搬送方向の上流側に位置し、該現像剤担持体が該トナー収容部からトナーを取り込むためのトナー取込口部が設けられ、該トナー取込口部には該現像剤担持体の最下点部より高い位置に突起部を設け、該突起部に磁性体材料を用いたことを特徴とする。
【0021】
請求項1の発明によれば、トナーの取込口部に現像剤担持体の最下点部(垂直方向の最下点部)より高い位置に突起部(突起部の先端位置が前記最下点部より高い位置にある)を設けているため、急激な動作等でトナーが現像担持体側へ流れたとしても、該突起部で受け止めることにより、トナーなどが現像ケーシングの外に流出を防ぐことができる。さらに、前記突起部に磁性体を設けることにより、現像剤担持体の内部からの固定磁界発生手段からの磁力が該磁性体へと向かう構成をとることが可能となるため、トナー又は磁性キャリアが該突起部の磁性体部分にも留まり、トナーなどの流出を防ぐ効果をより高めることが可能となる。
【0024】
また、請求項の発明は、請求項1に記載の現像装置において、該現像剤担持体表面の法線方向の磁束密度分布が、該突起部と対向する位置において下限値(ゼロ点、変極点)となることを特徴とした。
【0025】
請求項の発明によれば、前記突起部に対向する前記現像剤担持体表面の位置において、該現像剤担持体表面の法線方向の磁束密度分布が下限値となっているため、該現像剤担持体で搬送されている現像剤の穂立ち状態を維持することが可能となり、該穂立ちした現像剤と該突起部とが協働して、現像スリーブと現像ケーシングとの間に形成される間隙を塞ぎ(シャッタ効果)、トナーなどの機外への流出を防止することができる。
【0026】
また、請求項の発明は、請求項1又は2に記載の現像装置において、該トナーの重量平均径が4〜15μmであることを特徴とする。
【0027】
請求項の発明によれば、本発明が適用されるような、現像剤のトナー濃度を自動的に自己制御する現像装置においては、トナーの重量平均径が4〜15μmであるため、地汚れがなく、高解像度な画像が得られる。
【0028】
また、請求項の発明は、像担持体と、像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上の潜像を現像しトナー像を形成する現像手段と、該像担持体上のトナー像を転写材上に転写する転写手段とを備えた画像形成装置において、上記現像手段として、請求項1乃至のいずれかに記載された現像装置を用いることを特徴とする。
【0029】
請求項の発明によれば、現像装置の現像ケーシングからトナーなどが機外に流出ことが防止されるため、現像時に像担持体に余分なトナーが付着せず、適正な画像が得られるだけでなく、人体に有害なトナーなどが画像形成装置内又は装置外へ流出しないため、ユーザーにとってより安全な画像形成装置が提供できる。
【0030】
また、請求項の発明は、請求項に記載の画像形成装置において、該像担持体上の潜像を現像する時に、該像担持体と該現像剤担持体との間の現像部位に、交互電界を印加することを特徴とする。
【0031】
請求項の発明によれば、像担持体上の潜像を現像する時に、該像担持体と現像剤担持体との間の現像部位に、交互電界(直流電圧に交流電圧を重畳した振動バイアス電圧)を印加するため、トナー像の背景部電位領域へのかぶりトナーの付着を防止することができ、高品質の画像(ざらつきのない高精細な画像)を得られる。しかも、本発明の現像装置は余分なトナーが現像装置外に流出することを抑制しているため、上記交互電界を印加しても現像装置側から像担持体へ余分なトナーが付着することも防止される。
【0032】
また、請求項の発明は、表面に潜像が形成される像担持体と、該像担持体の表面を一様に帯電するための帯電手段、該潜像を現像するための現像手段、該像担持体の表面をクリーニングするクリ−ニング手段より選ばれる少なくとも一つの手段とが、一体に支持され且つ画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されたプロセスカ−トリッジであって、上記現像手段として、請求項1乃至のいずれかに記載された現像装置を用いることを特徴とする。
【0033】
請求項の発明によれば、本発明の現像装置をプロセスカートリッジに組み込んでいるため、プロセスカートリッジに急激な動作などによる衝撃等の負荷が加わっても、現像装置からトナーなどの流出が抑制される。このため、ユーザーにとって、取り扱いが容易でありかつトナーなどの飛散が無い安全なプロセスカートリッジを提供することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置である電子写真複写機に用いる現像装置に適用した実施形態について説明する。
図4は、本発明の現像装置に係るの現像スリーブ4及びその周辺部の拡大図である。ここで、該現像装置の各構成部材のうち、図3に示した現像装置の各構成部材と同一構成もしくは同一機能を有する部材については、同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
【0035】
図4に示すように本発明の特徴は、トナー補給口8aから現像スリーブ4に至るトナー補給路13において、特に現像スリーブ4の近傍のトナー補給路(「トナー取込口部」という)に、突起部20を設けたこととである。
該突起部20は現像ケーシング2a上に形成されている。
突起部20を現像スリーブ4の最下点より高く設け、現像スリーブ4と現像ケーシング2aとの間隙からトナー3aが流出するの防止する。
また、突起部20の先端部に磁性体20aを設けた場合、マグネットロール5の放線磁力成分は、磁性体20aと向かう成分が発生する。この結果、現像スリーブ4と磁性体20aの間に現像剤3が積層されることにより、現像剤3によるシャッタの様な効果が発生し、よりトナー3aの流出を防止することが可能となる。
また、マグネットローラ5の放線磁力成分の変極点に磁性体20aを対向させた場合、磁力線に沿った現像剤3の穂立ち状態が長く維持できることにより、シャッタ効果がさらに期待できる。また、隣り合う磁極が均等に割り付けられることにより、磁極の磁力の変化量が最小限に押さえられることとなる。
【0036】
図5に、本発明の現像装置を備えたプロセスカートリッジ30の概略構成を示す。
図5において、像担持体である感光体ドラム1の周囲には、上記現像装置2以外に、帯電手段23、廃トナー収容ケースを含むクリーニング手段25などが配設されている。
本発明の実施例としては、図5に示したプロセスカートリッジ30の形態に限らず、本発明が適用された現像装置を含むプロセスカートリッジであれば良く、例えば、現像装置のみ、現像装置と感光体、現像装置と感光体及びクリーニング手段、などのように種々の組み合わせによるプロセスカートリッジに本発明は適用される。
【0037】
図6に、現像装置を備えたプロセスカ−トリッジ30を有する画像形成装置の概略構成を示す。
この画像形成装置は、図6に示すように、上記プロセスカ−トリッジ30が、画像形成装置本体に対して着脱可能に装着されている。図6において、プロセスカ−トリッジ30の感光体ドラム1は、所定の周速度で回転駆動される。そして、該感光体ドラム1は、その回転過程において、帯電手段23によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受ける。次いで、スリット露光やレ−ザ−ビ−ム走査露光等の像露光手段31からの画像露光光を受ける。これにより、該感光体ドラム1の周面に静電潜像が順次形成される。
【0038】
上記感光体ドラム1上に形成された静電潜像は、上記プロセスカートリッジ30の現像手段(上記現像装置2)により現像される。これにより、該感光体ドラム1の表面に形成されたトナ−像は、該感光体ドラム1と転写手段との間に、該感光体ドラム1の回転と同期して、給紙部32から給送された転写材に、該転写手段により順次転写されていく。トナー像の転写を受けた転写材は、該感光体ドラム1の表面から分離されて、定着手段33へ導入されて像定着され、複写物(コピ−)として装置外へプリントアウトされる。また、トナー像転写後の感光体ドラム1の表面は、上記プロセスカートリッジ30のクリ−ニング手段25によって、転写残りトナ−の除去を受けて清浄面化され、更に、除電された後、繰り返し画像形成に使用される。
【0039】
また、本実施形態に係るの現像装置においては、上記感光体ドラム1上に形成された静電潜像の現像時に、その現像スリーブ4に、図示しない電源により現像バイアスとして、直流電圧に交流電圧を重畳した振動バイアス電圧が印加される。感光体ドラム1上に形成された静電潜像の背景部電位と画像部電位は、上記振動バイアス電位の最大値と最小値の間に位置している。これによって、上記現像部位に向きが交互に変化する交互電界が形成される。この交互電界中で現像剤3のトナーとキャリアが激しく振動し、トナーが現像スリーブ4およびキャリアへの静電的拘束力を振り切って感光体ドラム1に飛翔し、感光体ドラム1の潜像に対応して付着する。
【0040】
上記振動バイアス電圧の最大値と最小値の差(ピーク間電圧)は、0.5〜5KVが好ましく、周波数は1〜10KHzが好ましい。また、該振動バイアス電圧の波形は、矩形波、サイン波、三角波等が使用できる。更に、該振動バイアスの直流電圧成分は、上述したように背景部電位と画像部電位の間の値であるが、画像部電位よりも背景部電位に近い値である方が、背景部電位領域へのかぶりトナーの付着を防止する上で好ましい。ここで、振動バイアス電圧の波形が矩形波の場合、デューティ比を50%以下とすることが望ましい。デューティ比とは、振動バイアスの1周期中でトナーが感光体に向かおうとする時間の割合である。
【0041】
このようにすることにより、トナーが感光体に向かおうとするピーク値とバイアスの時間平均値との差を大きくすることができるので、トナーの運動がさらに活発化し、トナーが潜像面の電位分布に忠実に付着してざらつき感を抑え、また解像力も向上させることができる。またトナーとは逆極性の電荷を有するキャリアが感光体に向かおうとするピーク値とバイアスの時間平均値との差を小さくすることができるので、キャリアの運動を沈静化し、潜像の背景部にキャリアが付着する確率を大幅に低減することができる。
【0042】
トナーの重量平均径の測定方法は、以下の手順にて行う。まず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えばISOTON−II(コールター社製)が使用できる。ここで、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの重量平均粒径(D4)、個数平均粒径を求めることができる。
トナーの重量平均径は、4〜15μmが好適である。この理由は、4μm未満の場合はトナーの帯電不足が発生し字汚れの原因となる。また15μmより大きくなると、画像の解像度が低下することとなるためである。
【0043】
チャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上乃至40.30μm未満の粒子を対象とする。
【0044】
また、上記現像剤3のトナー全体に占める割合は、結着樹脂が75%〜93%、着色剤が3%〜10%、離型剤が3%〜8%、その他の成分は1%〜7%である。
使用される結着樹脂としては、例えば、ポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニルトルエンの如きスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトンなどがあげられる。
【0045】
着色剤としては、従来より知られている無機又は有機の染料/顔料が使用可能であり、例えば、カーボンブラック、アニリンブラック、アセチレンブラック、ナフトールイエロー、ハンザイエロー、ローダムンレーキ、アリザリンレーキ、ベンガラ、フタロシアニンブルー、インダスレンブルーがあげられる。
【0046】
必要に応じて着色剤として磁性材料を用いることも可能である。
磁性材料としては、マグネタイト、γ−酸化鉄、フェライト鉄、過剰型フェライトの如き酸化鉄;鉄、コバルト、ニッケルの如き磁性金属;酸化鉄又は磁性金属と、コバルト、スズ、チタン、銅、鉛、亜鉛、マグネシウム、マンガン、アルミニウム、珪素の如き金属との複合金属酸化物合金又は、混合物が挙げられる。これら磁性粒子は、平均粒径が0.05乃至1.0μmの範囲内であることが好ましく、より好ましくは0.1乃至0.6μmの範囲内、さらに好ましくは、0.1乃至0.4μmの範囲内であることが良い。
これらの磁性粒子は、窒素吸着法によるBET比表面積が好ましくは1乃至20m /gの範囲内、特に2.5乃至12m /gの範囲内であることが良く、更にモース硬度が5〜7の範囲内であることが良い。
磁性粒子の形状としては、8面体、6面体、球形、針状、鱗片状があるが、8面体、6面体、球形の異方性の少ないものが好ましい。
【0047】
磁性トナーとして用いる場合、磁性材料を含有する磁性トナー粒子は、結着樹脂100質量部に対し10〜150質量部、好ましくは20〜120質量部磁性材料を含有することが良い。
本実施形態で用いるトナーには、実質的な悪影響を与えない範囲内で添加剤を少量用いることができる。
この添加剤としては、例えばテフロン(登録商標)の粉末、ステアリン酸亜鉛粉末、ポリフッ化ビニリデン粉末の如き滑剤粉末;酸化セリウム粉末、炭化硅素粉末、チタン酸ストロンチウム粉末の如き研磨剤;例えば酸化チタン粉末、酸化アルミニウム粉末の如き流動性付与剤又はケーキング防止剤;例えばカーボンブラック粉末、酸化亜鉛粉末、酸化スズ粉末の如き導電性付与剤;及び逆極性の有機微粒子又は無機微粒子が挙げられる。
【0048】
また、定着性などを改善するために離型剤を添加することもできる。
離型剤としては、パラフィンワックス及びその誘導体、マイクロクリスタリンワックス及びその誘導体、フィッシャートロプシュワックス及びその誘導体、ポリオレフィンワックス及びその誘導体、カルナバワックス及びその誘導体が挙げられる。誘導体は、酸化物、ビニル系モノマーとのブロック共重合体、ビニル系モノマーのグラフト変性物を含む。
その他、アルコール、脂肪酸、酸アミド、エステル、ケトン、硬化ヒマシ油及びその誘導体、植物系ワックス、動物性ワックス、鉱物系ワックス、ペトロラクタムも利用できる。
【0049】
トナーを負荷電性に制御する荷電制御剤としては、例えば有機金属錯体、キレート化合物が有効であり、モノアゾ金属錯体、アセチルアセトン金属錯体、芳香族ハイドロキシカルボン酸系金属錯体、芳香族ダイカルボン酸系金属錯体があげられる。他には、芳香族ハイドロキシカルボン酸、芳香族モノ及びポリカルボン酸及びその金属塩、その無水物、そのエステル類、ビスフェノールの如きフェノール誘導体類がある。
トナーを正荷電性に制御する荷電制御剤としては、ニグロシン及び脂肪酸金属塩による変性物;トリブチルベンジルアンモニウム−1−ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチルアンモニウムテトラフルオロボレートの如き四級アンモニウム塩、及びこれらの類似体であるホスホニウム塩の如きオニウム塩及びこれらのレーキ顔料、トリフェニルメタン染料及びこれらのレーキ顔料(レーキ化剤としては、燐タングステン酸、燐モリブデン酸、燐タングステンモリブデン酸、タンニン酸、ラウリン酸、没食子酸、フェリシアン化物、フェロシアン化物)がある。
【0050】
この微粒子状の荷電制御剤の個数平均粒径は好ましくは、4μm以下、より好ましくは、3μm以下が良い。
これらの荷電制御剤をトナー粒子中に内添する場合には、トナー粒子は、結着樹脂100質量部に対して好ましくは、0.1〜20質量部、より好ましくは、0.2〜10質量部含有することが良い。
また、上記トナーは、必要に応じて、一般に広く使用されているトナー用の添加剤、例えばコロイダルシリカのような流動化剤、酸化チタン、酸化アルミニウム等の金属酸化物や、炭化ケイ素等の研磨剤、脂肪酸金属塩などの滑剤等を含有させてもよい。
無機微粉体はトナーに対して0.1〜2重量%使用されるのが好ましい。0.1重量%未満では、トナー凝集を改善する効果が乏しくなり、2重量%を超える場合は、細線間のトナー飛び散り,機内の汚染,感光体の傷や摩耗等の問題が生じやすい傾向がある。
【0051】
添加剤をトナーに混合する方法としては、従来公知の方法でよく、ヘンシェルミキサー、スピードニーダー等の装置により混合することができる。
トナー混練・冷却後のトナー粉の製造方法としては、従来公知の方法でよく、例えば混練・冷却した後、これをジェットミルで粉砕し、分級して得られる。
静電荷像現像用トナーは、乾式一成分現像及び乾式二成分現像剤として使用できる。
二成分現像剤として用いる場合、トナーとキャリアとの混合割合は、一般にキャリア100重量部に対しトナー0.5〜6.0重量部程度が適当である。
乾式二成分現像剤として使用する場合、キャリア並びに本発明のトナーの使用量としては、トナー粒子がキャリア粒子のキャリア表面に付着して、その表面積の30〜90%を占める程度に両粒子を混合するのが好ましい。
【0052】
現像剤3を構成するキャリアの核体粒子としては、従来より公知のものでよく例えば鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金属;マグネタイト、ヘマタイト、フェライトなどの合金や化合物;前記強磁性体微粒子と樹脂との複合体等が挙げられる。
これらのキャリアはより耐久性を長くする目的で、表面を樹脂で被覆することが好ましい。
被覆層を形成する樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、クロロスルホン化ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリスチレン、アクリル(例えばポリメチルメタクリレート)、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル、ポリビリケトン等のポリビニル及びポリビニリデン系樹脂;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体;;オルガノシロキサン結合からなるシリコーン樹脂またはその変成品(例えばアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン等による変成品);ポリテトラフルオロエチレン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン等の弗素樹脂;ポリアミド;ポリエステル;ポリウレタン;ポリカーボネート;尿素−ホルムアルデヒド樹脂等のアミノ樹脂;エポキシ樹脂等が挙げられる。
中でもトナースペントを防止する点で好ましいのはシリコーン樹脂またはその変成品、弗素樹脂、特にシリコーン樹脂またはその変成品である。
被覆層の形成法としては、従来と同様、キャリア核体粒子の表面に被覆層形成液を噴霧法、浸漬法等の手段で塗布すればよい。
被覆層の厚さは0.1〜20μmが好ましい。
【0053】
上記二成分現像剤としては、
ポリエステル樹脂 (重量平均粒径 300μm 軟化温度 80.2℃)100重量部
カーボンブラック 10重量部
ポリプロピレン (重量平均粒径 180μm)5重量部
四級アンモニウム塩 2重量部
上記組成の混合物を、溶融混練し、その後、粉砕、分級した。
【0054】
さらに、母体着色粒子100重量部に対して、疎水性シリカ0.3重量部を混合し、平均粒径9.0μmのトナーを得た。
また、湿式法により作成したマグネタイト100重量部に対してポリビニルアルコール2重量部、水60重量部をボールミルに入れ12時間混合してマグネタイトのスラリーを調整した。このスラリーをスプレードライヤーにて噴霧造粒し、球形粒子とした。
【0055】
この粒子を窒素雰囲気中で1000℃の温度で3時間焼成後冷却し核体粒子を得た。
シリコーン樹脂溶液 100重量部
トルエン 100重量部
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン 15重量部
カーボンブラック 20重量部
上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液を調整した。
【0056】
この被覆層形成液を流動床型コーティング装置を用いて核体粒子を1000重量部の表面にコーティングして、シリコーン樹脂被覆キャリアを得た。
上記磁性キャリアを97.5重量部に対し、トナー2.5重量部の割合で混合し、二成分現像剤を作成した。
【0057】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、トナーの取込口部に現像剤担持体の最下点部(垂直方向の最下点部)より高い位置に突起部(突起部の先端位置が前記最下点部より高い位置にある)を設けているため、急激な動作等でトナーが現像担持体側へ流れたとしても、該突起部で受け止めることにより、トナーなどが現像ケーシングの外に流出を防ぐことができる。さらに、前記突起部に磁性体を設けることにより、現像剤担持体の内部からの固定磁界発生手段からの磁力が該磁性体へと向かう構成をとることが可能となるため、トナー又は磁性キャリアが該突起部の磁性体部分にも留まり、トナーなどの流出を防ぐ効果をより高めることが可能となる。
【0059】
また、請求項の発明によれば、前記突起部に対向する前記現像剤担持体表面の位置において、該現像剤担持体表面の法線方向の磁束密度分布が下限値となっているため、該現像剤担持体で搬送されている現像剤の穂立ち状態を維持することが可能となり、該穂立ちした現像剤と該突起部とが協働して、現像スリーブと現像ケーシングとの間に形成される間隙を塞ぎ(シャッタ効果)、トナーなどの機外への流出を防止することができる。
【0060】
また、請求項の発明によれば、本発明が適用されるような、現像剤のトナー濃度を自動的に自己制御する現像装置においては、トナーの重量平均径が4〜15μmであるため、字汚れがなく、高解像度な画像が得られる。
【0061】
また、請求項の発明によれば、現像装置の現像ケーシングからトナーなどが機外に流出ことが防止されるため、現像時に像担持体に余分なトナーが付着せず、適正な画像が得られるだけでなく、人体に有害なトナーなどが画像形成装置内又は装置外へ流出しないため、ユーザーにとってより安全な画像形成装置が提供できる。
【0062】
また、請求項の発明によれば、像担持体上の潜像を現像する時に、該像担持体と現像剤担持体との間の現像部位に、交互電界(直流電圧に交流電圧を重畳した振動バイアス電圧)を印加するため、トナー像の背景部電位領域へのかぶりトナーの付着を防止することができ、高品質の画像(ざらつきのない高精細な画像)を得られる。しかも、本発明の現像装置は余分なトナーが現像装置外に流出することを抑制しているため、上記交互電界を印加しても現像装置側から像担持体へ余分なトナーが付着することも防止される。
【0063】
また、請求項の発明によれば、本発明の現像装置をプロセスカートリッジに組み込んでいるため、プロセスカートリッジに急激な動作などによる衝撃等の負荷が加わっても、現像装置からトナーなどの流出が抑制される。このため、ユーザーにとって、取り扱いが容易でありかつトナーなどの飛散が無い安全なプロセスカートリッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の現像装置の使用前の状態を示す概略構成図。
【図2】従来の現像装置の使用時の状態を示す概略構成図。
【図3】従来の現像装置の現像スリーブ及びその周辺部の拡大図。
【図4】本発明の現像装置の現像スリーブ及びその周辺部の拡大図。
【図5】本発明の現像装置を適用したプロセスカートリッジの概略構成図。
【図6】上記プロセスカートリッジを搭載した画像形成装置の概略構成図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 現像装置
2a 現像ケーシング
3 現像剤
3a トナー
4 現像スリーブ
5 マグネットローラ
6 第1ドクタ
7 第2ドクタ
7a 現像剤取り入れ口
8 トナーホッパ
8a トナー補給口
9 アジテータ
10 シール部材
10a シール部材
11 攪拌ローラ
12 現像剤ケース
13 トナー補給路
20 突起部
20a 突起部の磁性体
23 帯電手段
25 クリーニング手段
30 プロセスカートリッジ
31 露光手段
32 給紙手段
33 定着手段

Claims (6)

  1. 内部に固定磁界発生手段を有し、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する円筒状の現像剤担持体と、
    該現像剤担持体に担持されて搬送される現像剤の量を規制する第1の規制部材と、
    該第1の規制部材により掻き落とされた現像剤を収容する現像剤収容部と、
    該現像剤収容部に隣接し、該現像剤担持体に向けて供給するトナーを収容したトナー収容部と、
    該現像剤収容部と該トナー収容部との間に配置され、該現像剤担持体と所定の間隙を隔てて配置された第2の規制部材と、
    該現像剤収容部内で該現像剤担持体に近接して配置され、該現像剤担持体と同一回転方向に回転する円筒もしくは円柱状の磁性部材とを備えた現像装置であり、
    該第2の規制部材よりも該現像剤担持体上の現像剤の搬送方向の上流側に位置し、該現像剤担持体が該トナー収容部からトナーを取り込むためのトナー取込口部が設けられ、該トナー取込口部には該現像剤担持体の最下点部より高い位置に突起部を設け、該突起部に磁性体材料を用いたことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、該現像剤担持体表面の法線方向の磁束密度分布が、該突起部と対向する位置において下限値(ゼロ点、変極点)となることを特徴とした現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置において、該トナーの重量平均径が4〜15μmであることを特徴とする現像装置。
  4. 像担持体と、像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上の潜像を現像しトナー像を形成する現像手段と、該像担持体上のトナー像を転写材上に転写する転写手段とを備えた画像形成装置において、
    上記現像手段として、請求項1乃至のいずれかに記載された現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項に記載の画像形成装置において、
    該像担持体上の潜像を現像する時に、該像担持体と該現像剤担持体との間の現像部位に、交互電界を印加することを特徴とする画像形成装置。
  6. 表面に潜像が形成される像担持体と、該像担持体の表面を一様に帯電するための帯電手段、該潜像を現像するための現像手段、該像担持体の表面をクリーニングするクリ−ニング手段より選ばれる少なくとも一つの手段とが、一体に支持され且つ画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されたプロセスカ−トリッジであって、
    上記現像手段として、請求項1乃至のいずれかに記載された現像装置を用いることを特徴とするプロセスカ−トリッジ。
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