JP4399214B2 - 開閉体のクロージャ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のフード、テールゲート、トランクリッド等の開閉体をハーフラッチ位置からフルラッチ位置に移動させるようにした開閉体のクロージャ装置に関する。
例えば、トランクリッドのクロージャ装置においては、車体におけるトランク開口の周縁部に設けられるとともに、トランクリッドに設けられたラッチ手段と係合可能な係合部を有するストライカと、ストライカを待機位置と引込位置とに移動させるモータを有する駆動手段とを有し、トランクリッドを閉操作して、トランクリッドが僅かに開いた位置のハーフラッチ位置においてラッチ手段がストライカの係合部に係合すると、駆動手段によりストライカを待機位置から引込位置へ移動させることによって、トランクリッドをハーフラッチ位置から完全に閉じた位置のフルラッチ位置に移動させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、このようなクロージャ装置には、トランクリッドの開扉操作の向上を図るため、ラッチ手段とストライカとの係合を解除したとき、トランクリッドを所定量持ち上げ可能なリフト力を作用させるスプリング及びリフトレバー等から形成されるリフト手段が設けられる。
特開2002−21396号公報
特許文献1に開示されたクロージャ装置に、上述のようなリフト手段を設けた構造においては、トランクリッドを駆動手段によりハーフラッチ位置からフルラッチ位置に移動させる際、トランク開口の周縁部とトランクリッドとの間に設けられたシール材の反発力に加えて、リフト手段のリフト力にも抗して、ストライカを待機位置から引込位置へ移動させなければならないため、駆動手段を大出力のものを必要として、コストの上昇及び大型化を招く問題を有する。
本発明は、従来の問題に鑑み、開閉体をハーフラッチ位置からフルラッチ位置へ移動させる際、ストライカを小さな力で待機位置から引込位置へ移動させることができるようにした開閉体のクロージャ装置を提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 車体に開閉可能に支持される開閉体と前記車体との一方に設けられ、かつ他方に設けられるラッチ手段と係合可能なストライカを有し、該ストライカは、駆動手段により、待機位置と引込位置との間を移動可能で、かつ前記待機位置にあるとき、前記ラッチ手段と係合することにより、前記開閉体をハーフラッチ位置からフルラッチ位置へ移動させるように前記待機位置から前記引込位置へ移動可能にした開閉体のクロージャ装置において、前記ストライカに、前記ラッチ手段側に当接することにより、前記開閉体に対して開き方向へのリフト力を付与可能なリフト手段を設け、前記ラッチ手段は、前記ストライカが待機位置にある状態で、前記リフト手段のリフト力に抗して前記ストライカに係合可能であり、前記ストライカは、前記リフト手段のリフト力に抗して前記ラッチ手段と係合している状態で、前記駆動手段の動力により前記待機位置から前記引込位置に移動可能であり、前記リフト手段は、前記ストライカが前記待機位置から前記引込位置へ移動しても前記ラッチ手段側に付与するリフト力が変化しないように、前記ストライカと一緒に移動する
(2) 上記(1)項において、リフト手段は、ストライカに枢着されるとともに、ラッチ手段側に当接可能なリフトレバーと、該リフトレバーと前記ストライカとの間に設けられ、前記リフトレバーをリフト方向へ付勢するスプリングとを有する。
(3) 上記(2)項において、ストライカを待機位置と引込位置とに回動可能に枢着するとともに、リフトレバーを前記ストライカと同軸上に枢着する。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかにおいて、ストライカに、ラッチ手段と前記ストライカとの係合を解除可能なオープンレバーを設ける。
(5) 上記(4)項において、ストライカを引込位置から待機位置へ駆動手段により移動させる際、該駆動手段によりオープンレバーをラッチ手段と前記ストライカとの係合を解除する方向へ移動させる。
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
(1) 請求項1記載の発明によると、ストライカに、開閉体側に当接することにより、開閉体に対して開き方向へのリフト力を付与可能なリフト手段を設けたことにより、リフト手段のリフト力に抗することなく、ストライカを待機位置から引込位置へ移動させることができ、小さな力、すなわち小型の駆動手段により、開閉体をハーフラッチ位置からフルラッチ位置に移動させることができる。
(2) 請求項2記載の発明によると、リフト手段は、ストライカに枢着されるとともに、開閉体側に当接可能なリフトレバーと、リフトレバーとストライカとの間に設けられ、リフトレバーをリフト方向へ付勢するスプリングとを有するものとすることにより、リフト手段の構成を簡単にすることができる。
(3) 請求項3記載の発明によると、ストライカを待機位置と引込位置とに回動可能に枢着するとともに、リフトレバーをストライカと同軸上に枢着したことにより、部品数の削減を図り、構成の簡素化を図ることができる。
(4) 請求項4記載の発明によると、ストライカに、ラッチ手段とストライカとの係合を解除可能なオープンレバーを設けたことにより、ラッチ手段とストライカとの係合を確実に解除させることができる。
(5) 請求項5記載の発明によると、ストライカを引込位置から待機位置へ駆動手段により移動させる際、駆動手段によりオープンレバーをラッチ手段とストライカとの係合を解除する方向へ移動させるようにしたことにより、ラッチ手段とストライカとの係合をより確実に解除させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係わるクロージャ装置の正面図、図2〜図4は、要部の各作動状態を示す裏面図である。なお、図1において紙面手前、図2〜図4において紙面奥側をそれぞれ自動車の後方とし、図1における紙面奥側、図2〜図4における紙面手前をそれぞれ自動車の前方とする。
(1)は、車体後部に左右方向を向くヒンジ軸により、上下方向へ開閉可能に枢着される開閉体をなすトランクリッドの後端部に取り付けられるラッチ手段で、トランクリッドにボルト(図示略)により固定されるベース部材(2)と、ベース部材(2)に前後方向を向く枢軸(3)により枢着され、後述のストライカ(14)の係合部(14a)に係合可能なラッチ(4)と、ベース部材(2)に前後方向を向く枢軸(5)により枢着されるロッキングプレート(6)と、ラッチ(4)をオープン方向(図1において時計方向、図2〜4において反時計方向)、またロッキングプレート(6)を係合方向(図1において反時計方向、図2〜図4において時計方向)へ付勢するスプリング(7)とを有している。
ラッチ(4)は、ストライカ(14)の係合部(14a)から離脱するオープン位置(図1及び図2に示す)と、ストライカ(14)の係合部(14a)と係合するラッチ位置(図3及び図4に示す)との間を回動可能に構成されている。
ロッキングプレート(6)は、ラッチ(4)がラッチ位置にあるとき、スプリング(7)の付勢力により、その爪部(6a)がラッチ(4)の外周縁に係合して、ラッチ(4)のオープン方向の回動を阻止することにより、トランクリッドを閉止位置に拘束するとともに、枢軸(5)を中心にリリース方向(係合方向に対して逆方向)へ回動させられることにより、爪部(6a)がラッチ(4)の外周縁から離脱して、ラッチ(4)とストライカ(14)の係合部(14a)との係合を解除してトランクリッドの開放を可能にする。また、ロッキングプレート(6)の下部には、ベース部材(2)から下方に向けて突出する解除部(6b)が設けられている。
(8)は、車体におけるトランク開口の周縁部に取り付けられるクロージャ装置で、車体側に固定されるベース部材(9)と、モータ(10)及びこのモータ(10)の回転を減速する減速ギヤ等(図示略)等から形成される駆動手段(11)と、駆動手段(11)における減速ギヤの出力軸(12)に結合され、出力軸(12)と一体に回転可能な駆動回転板(13)と、ラッチ(4)に係合可能な係合部(14a)を有するストライカ(14)と、トランクリッドを閉止位置から上方へ所定量持ち上げ可能なリフトレバー(15)及びリフトスプリング(16)から形成されるリフト手段と、ロッキングプレート(6)とラッチ(4)との係合を解除可能なオープンレバー(17)とを有している。
ストライカ(14)は、一端部(図1において左端部、図2〜図4において右端部)が前後方向を向く枢軸(18)によりベース部材(9)に枢着されるとともに、他端部(図1において右端部、図2〜図4において左端部)には、ほぼへ字状のカム溝(19)が設けられ、また一端部と他端部との間には、ラッチ(4)と係合可能な上方へ突出する係合部(14a)が設けられている。さらに、ストライカ(14)は、後述のように、枢軸(18)を中心に、図1〜図3に示す待機位置と、待機位置から下方へ揺動した図4に示す引込位置との間を移動可能に構成されている。
ストライカ(14)が待機位置にあり、かつラッチ手段(1)のラッチ(4)がストライカ(14)の係合部(14a)に係合しているときは、トランクリッドは僅かに開いたハーフ位置にあり、またストライカ(14)が引込位置にあり、かつラッチ手段(1)のラッチ(4)がストライカ(14)の係合部(14a)に係合しているときは、トランクリッドはフルラッチ位置にある。
リフトレバー(15)は、ストライカ(14)に枢着され、詳細にはストライカ(14)と同軸である枢軸(18)に枢着されるとともに、ストライカ(14)の係合部(14a)の近傍において、トランクリッドを閉じたとき、ラッチ手段(1)におけるベース部材(2)の下端部に設けられた当接部(2a)に対して下方から当接可能なリフト部(15a)を有している。なお、トランクリッドを閉じたとき、リフトレバー(15)のリフト部(15a)が当接する部位は、ラッチ手段(1)におけるベース部材(2)またはその当接部(2a)に限定されるものでなく、他の部位、例えば、トランクリッドとしても良い。すなわち、リフト手段のリフト力が、トランクリッドに対して作用する部位であればトランクリッド側のどのような部位であっても良い。
リフトスプリング(16)は、リフトレバー(15)に設けられた斜め下方を向くアーム部(15b)とストライカ(14)における係合部(14a)の下部との間に架設され、リフトレバー(15)をストライカ(14)に対してリフト方向(図1において反時計方向、図2〜図4において時計方向)へ付勢力を付与する引張スプリングにより形成される。
リフトレバー(15)は、トランクリッドが開いている場合には、図1及び図2に示すように、リフトレバー(15)に設けられた折曲部(15c)がストライカ(14)のストッパ部(14b)に当接した上昇位置に停止しており、トランクリッドが閉じられると、ラッチ手段(1)におけるベース部材(2)の当接部(2a)がリフト部(15a)に上方から当接することにより、リフトスプリング(16)のリフト力に抗して、上昇位置から図3に示す下降位置に移動する。
図1に示す(21)は、リフトレバー(15)の各位置を検出可能な検出スイッチで、制御装置(図示略)に各検出信号を送出する。
オープンレバー(17)は、ストライカ(14)における係合部(14a)の斜め下方に前後方向を向く枢軸(20)により枢着されるとともに、スプリング(図示略)により常時待機方向(図1において時計方向、図2〜図4において反時計方向)へ付勢されており、ストライカ(14)に設けられたストッパ部(図示略)に当接して、図1〜図4に示す待機位置に停止している。さらに、オープンレバー(17)は、解除アーム部(17a)と当接アーム部(17b)とを有している。
トランクリッドがハーフラッチ位置とフルラッチ位置との間の領域にあるとき、後述のように駆動回転板(13)の回転をもって、オープンレバー(17)が待機位置からリリース方向(図1において反時計方向、図2〜図4において時計方向)へ回動させられると、解除アーム部(17a)はロッキングプレート(6)の解除部(6b)に対して側方から当接して、ロッキングプレート(6)をリリース方向へ回動させるようになっている。
上述のように、オープンレバー(17)をストライカ(14)に枢着、すなわちストライカ(14)に設けたことにより、オープンレバー(17)がストライカ(14)と一緒に同方向へ移動するため、トランクリッドがフルラッチ位置からハーフラッチ位置へ、またはその逆に移動した場合におけるオープンレバー(17)の解除アーム部(17a)とロッキングプレート(6)の解除部(6b)との当接関係を常時確保することができ、オープンレバー(17)の解除アーム部(17a)とロッキングプレート(6)の解除部(6b)との当接を確実なものとして、ラッチ手段(1)とストライカ(14)との係合を確実に解除することができる。
駆動回転板(13)は、ストライカ(14)におけるカム溝(19)が設けられた部分の側面に対向する偏心部に植設され、かつストライカ(14)のカム溝(19)に摺動可能に係合される係合ピン(13a)を有し、駆動手段(11)の出力軸(12)と共に、係合ピン(13a)が出力軸(12)より上方に位置する待機位置(図1〜図3に示す)から駆動方向(図1において時計方向、図2〜図4において反時計方向)へ回転させられると、出力軸(12)より下方に位置する引込位置(図4に示す)に停止制御され、また引込位置から待機位置回転させられると、待機位置に停止制御される。
駆動回転板(13)が待機位置に停止しているときは、ストライカ(14)は待機位置に拘束され、また駆動回転板(13)が引込位置に停止しているときは、ストライカ(14)は引込位置に拘束されるようになっている。また、駆動回転板(13)が引込位置から待機位置へ向けて回転するときには、係合ピン(13a)がオープンレバー(17)の当接アーム部(17b)に当接することにより、オープンレバー(17)をリリース方向へ回動させつつストライカ(14)を引込位置から待機位置へ移動させるようになっている。
次に、本発明の一実施形態の動作について説明する。
トランクリッドが開いている場合には、図1及び図2に示すように、クロージャ装置(8)における駆動回転板(13)は待機位置に停止して、ストライカ(14)は待機位置に拘束されている。なお、ストライカ(14)が待機位置にあるときには、ラッチ手段(1)のラッチ(4)がストライカ(14)の係合部(14a)に係合しやすいように、ストライカ(14)の係合部(14a)は、トランク開口の周縁部より若干突出している。
トランクリッドが手動で閉じられると、先ずラッチ手段(1)におけるベース部材(2)の当接部(2a)が、リフトレバー(15)のリフト部(15a)に上方から当接して、リフトスプリング(16)の付勢力に抗して、リフトレバー(15)を下降位置に向けて回動させつつ、オープン位置にあるラッチ(4)が、待機位置に拘束されているストライカ(14)の係合部(14a)に対して上方から係合する。これにより、図3に示すように、ラッチ(4)がラッチ位置に回動するとともに、ロッキングプレート(6)の爪部(6a)がラッチ(4)の外周縁に係合することにより、トランクリッドは、僅かに開いたハーフラッチ位置に一旦保持される。
なお、トランクリッドをハーフラッチ位置まで閉じる場合には、トランク開口の周縁に設けられたシール材の反力が余り作用しないので、ラッチ(4)とストライカ(14)の係合部(14a)とを軽い力で係合させることができる。よって、トランクリッドを閉じるとき、大きな閉扉音の発生を抑止することができる。
ラッチ手段(1)のラッチ(4)がストライカ(14)の係合部(14a)に係合すると、この状態がハーフラッチ検出スイッチ(図示略)により検出されることにより、モータ(10)は、制御装置により正転制御され、駆動回転板(13)を出力軸(12)を介して、待機位置から引込位置へ回動させる。駆動回転板(13)の回転伴って、ストライカ(14)は、カム溝(19)に係合している係合ピン(13a)の変位により、待機位置から引込位置へ向けて移動させられ、ラッチ手段(1)を介して、トランクリッドをシール材の反力に抗して、ハーフラッチ位置からフルラッチ位置に向けて強制的に移動させる。このとき、リフトレバー(15)も下降位置のままストライカ(14)と同方向へ移動する。図4に示すように、ストライカ(14)が引込位置に達すると、その位置がフルラッチ検出スイッチ(図示略)により検出されて、モータ(10)は停止制御される。これにより、駆動回転板(13)及びストライカ(14)はそれぞれ引込位置に停止する。
本発明の一実施形態においては、リフトレバー(15)をストライカ(14)に設け、またリフトスプリング(16)をリフトレバー(15)とストライカ(14)との間に設けて、ストライカ(14)の待機位置から引込位置への移動に伴って、リフトレバー(15)及びリフトスプリング(16)もストライカ(14)と一緒に同方向へ変位させて、ストライカ(14)とリフトレバー(15)との位置関係が実質的に変化しないようにしたため、リフトスプリング(16)の付勢力(リフト力)に抗することなく、ストライカ(14)を待機位置から引込位置へ移動させることができる。したがって、トランクリッドを、リフトスプリング(16)の付勢力に抗することなく、小さな力でハーフラッチ位置からフルラッチ位置に移動させることができる。
また、ストライカ(14)とリフトレバー(15)との位置関係が実質的に変化しないため、リフトレバー(15)が下降位置にある場合に、ストライカ(14)待機位置から引込位置への移動伴って、トランクリッドがハーフラッチ位置からフルラッチ位置に移動しても、リフトレバー(15)に作用するリフトスプリング(16)の付勢力は、ほぼ一定に保持される。したがって、トランクリッドがハーフラッチ位置にある場合に比して、フルラッチ位置でのリフト力が過大になることがないので、トランクリッドのフルラッチ位置での操作力を悪化させることがない。
トランクリッドがフルラッチ位置にある場合、すなわち閉じている場合、車両の運転席等に設けられたオープン操作スイッチ(図示略)が操作されると、モータ(10)は正転制御される。これにより、図4に示す状態から、駆動回転板(13)は、駆動手段(11)の出力軸(12)を介して駆動方向へ回転させられる。係合ピン(13a)は、駆動回転板(13)の回転に伴って、オープンレバー(17)の当接アーム部(17b)に当接し、オープンレバー(17)をリリース方向へ回動させつつストライカ(14)を引込位置から待機位置へ移動させる。このとき、オープンレバー(17)がリリース方向へ移動させられることにより、オープンレバー(17)の解除アーム部(17a)がラッチ手段(1)におけるロッキングプレート(6)の解除部(6b)に当接して、ロッキングプレート(6)をリリース方向へ回動させ、ラッチ(4)とストライカ(14)との係合を解除させる。これにより。トランクリッドは、リフトスプリング(16)の付勢力により所定量持ち上げられて、開扉可能となる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、下記のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(a) ストライカ(14)を、ベース部材(9)に上下方向へ摺動可能に支持して、駆動手段(11)により待機位置と引込位置とに移動しうるようにすること。
(b) リフトレバー(15)を、ストライカ(14)に上下方向へ摺動可能に支持すること。
本発明の一実施形態に係わるクロージャ装置の正面図である。 開閉体が開いた位置にあるときのクロージャ装置の要部の作動説明図である。 開閉体がハーフラッチ位置にあるときのクロージャ装置の要部の作動説明図である。 開閉体がフルラッチ位置にあるときのクロージャ装置の要部の作動説明図である。
符号の説明
(1)ラッチ手段
(2)ベース部材
(2a)当接部
(3)枢軸
(4)ラッチ
(5)枢軸
(6)ロッキングプレート
(6a)爪部
(6b)解除部
(7)スプリング
(8)クロージャ装置
(9)ベース部材
(10)モータ
(11)駆動手段
(12)出力軸
(13)駆動回転板
(13a)係合ピン
(14)ストライカ
(14a)係合部
(15)リフトレバー(リフト手段)
(15a)リフト部
(15b)アーム部
(15c)折曲部
(16)リフトスプリング(リフト手段)
(17)オープンレバー
(17a)解除アーム部
(17b)当接アーム部
(18)枢軸
(19)カム溝
(20)枢軸
(21)検出スイッチ

Claims (5)

  1. 車体に開閉可能に支持される開閉体と前記車体との一方に設けられ、かつ他方に設けられるラッチ手段と係合可能なストライカを有し、該ストライカは、駆動手段により、待機位置と引込位置との間を移動可能で、かつ前記待機位置にあるとき、前記ラッチ手段と係合することにより、前記開閉体をハーフラッチ位置からフルラッチ位置へ移動させるように前記待機位置から前記引込位置へ移動可能にした開閉体のクロージャ装置において、
    前記ストライカに、前記ラッチ手段側に当接することにより、前記開閉体に対して開き方向へのリフト力を付与可能なリフト手段を設け
    前記ラッチ手段は、前記ストライカが待機位置にある状態で、前記リフト手段のリフト力に抗して前記ストライカに係合可能であり、
    前記ストライカは、前記リフト手段のリフト力に抗して前記ラッチ手段と係合している状態で、前記駆動手段の動力により前記待機位置から前記引込位置に移動可能であり、
    前記リフト手段は、前記ストライカが前記待機位置から前記引込位置へ移動しても前記ラッチ手段側に付与するリフト力が変化しないように、前記ストライカと一緒に移動することを特徴とする開閉体のクロージャ装置。
  2. リフト手段は、ストライカに枢着されるとともに、ラッチ手段側に当接可能なリフトレバーと、該リフトレバーと前記ストライカとの間に設けられ、前記リフトレバーをリフト方向へ付勢するスプリングとを有することを特徴とする請求項1記載の開閉体のクロージャ装置。
  3. ストライカを待機位置と引込位置とに回動可能に枢着するとともに、リフトレバーを前記ストライカと同軸上に枢着したことを特徴とする請求項2記載の開閉体のクロージャ装置。
  4. ストライカに、ラッチ手段と前記ストライカとの係合を解除可能なオープンレバーを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の開閉体のクロージャ装置。
  5. ストライカを引込位置から待機位置へ駆動手段により移動させる際、該駆動手段によりオープンレバーをラッチ手段と前記ストライカとの係合を解除する方向へ移動させるようにしたことを特徴とする請求項4記載の開閉体のクロージャ装置。
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