JP4398813B2 - 美肌装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の波長領域の光を出射することができる光源から出射される光を、所定のパターンを選択的に人体の表皮に照射することで、様々な皮膚のトリートメントを行うことができる美肌装置に関する。
従来、色彩が人体に心理的作用及び生理的作用などを及ぼすことが確認されている。例えば、紫色は、血圧や心拍数を上昇させる循環機能の促進効果や食欲を抑えるなどの効果があり、青色は、身体的活動を抑え精神を沈静させるなどの効果がある。また、緑色は、鎮静効果などがあり、黄色は、消化器系の働きを高める効果や精神的緊張を緩和させるなどの効果があり、赤色は、心拍数を上げ新陳代謝を促進する効果や心身をあたためるなどの効果がある。また、表皮に直接的に作用するものとして、例えば、青色、白色、緑色は、オキシヘモグロビンに吸収されやすく、赤あざや赤ら顔を改善する効果がある。また、黄色、橙色、赤色は、メラニンに吸収されやすく、シミの改善を促す効果がある。さらに、赤外域の光は、水分に吸収されやすく、シワの改善、コラーゲンの増加などの効果がある。
このような人体に及ぼす所定の波長領域を有する光の作用を利用して、患部の痛みの緩和などを行う健康器具が公開されている(例えば、特許文献1参照。)。この健康器具では、異なる色を出射する複数の発光ダイオードランプの中から必要とするトリートメント効果に応じて、利用者が所定の発光ダイオードランプを選択し、その選択した発光ダイオードランプを健康器具に組み込んで使用するものであった。
また、皮膚のトリートメントとして、ビタミンを皮膚へ塗布して栄養を与えることも考えられたが、皮膚にイオン性の物質が浸透しようとしても、マイナスイオンは角質で吸着され、プラスイオンも角質は透過できるもののその後にやはり吸着されてしまい、それ以上皮膚の深部へは浸透することができないため、単に塗布したのみでは皮膚からの吸収効率が低く、さらに真皮にまで浸透させることはできなかった。
これは、人間の皮膚の角質にはプロトンが多く存在するため弱酸性、顆粒層にはアニオン及び水酸化物イオンが多く存在するため弱アルカリ性で保たれており、これらのイオン同士の反発により、角質と顆粒層との間に電気で膜が張られているようなバリヤーゾーンができており、これが異物の侵入を抑える働きをしているからである。
これに対し、水溶性ビタミンの経皮吸収を促進する方法として、イオン導入法を用いることが有用であることがわかり、イオン導入法を応用した様々な美顔器、美肌器が考えられている(例えば、特許文献2参照。)。
このイオン導入法は、皮膚に電極を接触させて微弱な電流を流すことによって、バリアゾーンの働きを弱め、さらに浸透させたいイオン性の物質(例えば、水溶性ビタミンCなど)と電極との電気的な反発力によって皮膚の内部へ物質を浸透させるものである。
特開平11−267179号公報 特開2001−259045号公報
しかしながら、上記した従来の発光ダイオードランプを用いた健康器具では、利用者が異なる色を出射する複数の発光ダイオードランプの中から必要とする作用に応じてダイオードランプを選択し、さらに、その選択した発光ダイオードランプを健康器具に組み込んで使用しなければならず、利用者にとって手間がかかるという問題があった。
さらに、この装置では、異なる色の光を同時に人体に照射して各色によるトリートメント効果を相乗的に得ることができなかった。
また、イオン導入法を用いた美肌器は、イオンとして存在しやすい水溶性の物質を皮膚に浸透させることしかできず、脂溶性の物質にはほとんど効果がなかった。また、イオン導入法は、皮膚に直接又は間接に電極を接触させ、人体に電気を流して行うことから、皮膚に発疹や赤み、痒みが出るなどの異常を感じる場合があった。
したがって、脂溶性の物質でも皮膚に浸透させることができ、かつ、皮膚に異常を生じさせにくく、かつ、取扱いが容易なビタミンなどの浸透を促進させる装置が求められていた。
そこで、本発明は、選択的に異なる波長領域の光を人体に照射することができ、照射される光の色による表皮の受ける効果や表皮に塗布した薬剤の皮膚への浸透促進により皮膚自体のトリートメントを行うことができる美肌装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の美肌装置は、特定の波長領域の光を出射する光源が複数配置され、その光源が異なる波長領域の光を出射することにより少なくとも2種の色相を示すことができる光照射機構と、光源に電力を供給する電源と、光源に供給される電力を制御することで光源を複数のパターンで点灯させることができるパターン切替手段とを具備することを特徴とするものである。
本発明の美肌装置によれば、トリートメント効果を与える所定の波長領域の光を発光ダイオードランプにより人体の表皮に照射することができ、かつビタミンの皮膚への浸透を促進させる効果を与える所定の波長領域の光を、浸透させたい部分の皮膚に容易に照射することができるため、その所定の波長領域の光を選択的に照射することによって、最適な状態を選択して皮膚に対して要求されているトリートメントを行うことができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
この美肌装置は、ユーザに把持される把持部が設けられた筐体部によりその外郭が形成されており、把持部は、筐体部の一端部側に形成されている。また、筐体部の他端部には、筐体部の前面のほぼ中央部分から突出した複数の光源が配設された円錐台形状又は円柱形状の光源設置部が設けられている。
光源設置部に設けられた光源は、例えば、円形に配置された第1の光源領域と、この第1の光源領域の外周に同心円的に配列された第2の光源領域で構成されている。第1の光源領域及び第2の光源領域は、それぞれ複数の光源で構成され、その光源は、例えば、発光ダイオードランプ(発光ダイオードランプ)などで構成されている。また、第1の光源領域には、第2の光源領域よりも波長領域の広い又は全体として広い波長領域の光を出射する複数の発光ダイオードランプが配設されている。また、この美肌装置は、各光源領域毎に電源から供給される電力を制御するとともに、所定の波長領域の光を組み合わせたパターンを形成して光を出射させる制御やその出射パターンを時間的に変化させるなどの制御を行って発光ダイオードランプの発光パターンを切り替えるパターン切替手段を備えている。
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る美肌装置の正面図であり、図2はこの美肌装置の側面図、図3はこの美肌装置の制御系を示す機能ブロック図である。
これらの図に示すように、本実施形態における美肌装置10は、黄色の光を出射する第1の光源領域11と、それとは異なる色の光を出射する第2の光源領域12とを兼ね備えたハンディタイプ(可搬型)の美肌装置である。
この美肌装置10は、ユーザに把持される把持部13が設けられたベース筐体部14によりその外郭が形成されている。このベース筐体部14は、例えば、所定の厚みを持たせるようにして円柱をその径方向に押し潰した形態を有する。把持部13は、ベース筐体部14の一端部側に形成されている。さらに、ベース筐体部14の他端部には、ベース筐体部14の前面(正面)の中央部分から突出し、その表面に第1の光源領域11及び第2の光源領域12が設置された円錐台形状又は円柱形状の光源設置部15が設けられている。なお、突出した光源設置部15のベース筐体部14の前面に平行な断面形状は、このような円形に限らず、矩形、多角形などでもよい。
この光源設置部15の表面は、保護キャップ16が備えられており、光源設置部15に配設された第1の光源領域11及び第2の光源領域12に、例えば、人体の皮膚が接触するのを防止している。また、光源設置部15の側壁には、光照射を行う際、人体の皮膚に当接される円錐台形状を有する透明又は半透明の光透過部材からなる接触キャップ17が着脱可能に嵌合されている。この接触キャップ17は、光源設置部15の側壁に螺合により取り付けられてもよい。なお、保護キャップ16及び接触キャップ17は、光透過率の高い材料で形成されており、特に所定の波長領域の吸収特性が顕著であるものは好ましくない。
なお、第1の光源領域11及び第2の光源領域12と、それらから出射された光が接触キャップ17を介して照射される人体の皮膚との距離Lを調節するため、円錐台形の高さの異なる複数の接触キャップ17が用意されていることが好ましい。利用者は、この予備の接触キャップ17の中から適宜に選択し、その選択した接触キャップ17を光源設置部15の側壁に嵌合して、光の照射を行うことができる。
この接触キャップ17により光源領域12と人体の皮膚との距離Lを変化させることで、光源領域12から皮膚上に照射される光の照射面積を変化させることができる。例えば、距離Lを小さくして照射を行う場合には、照射する領域を絞ったトリートメントを行うことができ、一方、距離Lが大きい場合には、距離Lが小さい場合に比べて、皮膚上の広い領域に光が照射され、広い領域のトリートメントを行うことができる。このとき照射強度にも変化があるため浸透促進に適した強度を調節するために用いることもできる。
また、接触キャップ17として、周囲を光が透過しない素材とし、中心部だけを光透過することができるようなものとすることもでき、この場合には、より小さい面積にスポット的に光照射を行うことができ必要な部位のみにトリートメントを行うことができる。
また、ベース筐体部14の前面の把持部13と光源設置部15との間には、主電源のON/OFFを行う電源ボタン18、光の照射パターンのモードを切り替えるモード切替ボタン19が設けられている。このモード切替ボタン19は、モードUPボタン19a及びモードDOWNボタン19bで構成されている。また、電源ボタン18及びモード切替ボタン19の近傍には、電源ボタン18からの入力操作に応じてその表示色や点灯状態を切替える電源用光源20、モード切替ボタン19からの入力操作に応じてその表示色や点灯状態を切替えるモード表示用光源21が設けられている。
ここで、主電源がONの状態でモードUPボタン19aを押して行くと、光の照射パターンのモードが、例えば、3つのモードがあった場合には、モード1、モード2、モード3の順に切替わり、主電源がONの状態でモードDOWNボタン19bを押していくと、モード3、モード2、モード1の順に切替わる。モード表示用光源21は、このようなモード変化に対応して、例えば、緑色点灯、橙色点灯、赤色点灯の順に切替わる。また、このモードと光源表示との対応関係は、モード表示用光源21の近傍に、例えば、動作表示マークとして予め記されてもよい。なお、主電源がONの状態で5分間光の照射が行われない状態が続くと、自動的に電源がOFFされ、無駄なエネルギーの消費を防止することもできる。
さらに、電源ボタン18及びモード切替ボタン19の近傍には、ベース筐体部14内に備えられた充電用電池の充電時及び充電終了時に表示色や点灯状態を切替える充電表示用光源22が設けられている。なお、美肌装置10の電極供給手段は、例えば、充電池や乾電池を駆動電源として用いることができるように構成してもよい。また、例えば、電力供給手段としてベース筐体部14の一端の縁部に、AC(交流)アダプタなどの電源出力端子を装着するための電源入力端子部を設けてもよい。
さらに、ベース筐体部14の把持部13にかかる側壁面には、人体の皮膚との接触を検知するタッチセンサ23が配設されている。このタッチセンサ23では、例えば、ハム検知方式、圧電素子検知方式又は歪抵抗素子検知方式などによって、人体の皮膚との接触が検知される。美肌装置10では、このタッチセンサ23によって人体の皮膚との接触が検知されないときには、例えば、第1の光源領域11及び第2の光源領域12から光を出射しないよう第1の光源領域11及び第2の光源領域12を制御するなどの安全管理上の策が施されている。
次に、光源設置部15に配設された第1の光源領域11及び第2の光源領域12について、図1を参照して説明する。
光源設置部15の中央部には、20個の黄色の発光ダイオードランプ101が放射状に、ほぼ均等に配設された第1の光源領域11が備えられている。また、第2の光源領域12は、第1の光源領域11の外縁の外側に沿ってほぼ均等に配設された内周側光源領域12aと、この内周側光源領域12aの外縁の外側に沿ってほぼ均等に配設された外周側光源領域12bとから構成される。
第1の光源領域に用いられる黄色の発光ダイオードランプ101は、590nmにピーク発光波長を有するものであり、例えば、ランプがφ3mmの仕様の発光ダイオードランプを用いることができるが、この仕様に限らず、第1の光源領域11から皮膚に照射される光として必要とされている照度を満たすことができるものであればよい。
内周側光源領域12aには、赤色の発光ダイオードランプ102、橙色の発光ダイオードランプ103、黄色の発光ダイオードランプ104、緑色の発光ダイオードランプ105、青色の発光ダイオードランプ106の順に、全部で15個の発光ダイオードランプが配設されている。なお、各発光ダイオードランプの配列の順序はこれに限るものではなく、所定の規則性を持たせた順序で配列されても、不規則な順序で配列されてもよい。
ここで用いられる赤色の発光ダイオードランプ102は641nmに、橙色の発光ダイオードランプ103は609nmに、黄色の発光ダイオードランプ104は592nmに、緑色の発光ダイオードランプ105は522nmに、青色の発光ダイオードランプ106は465nmにピーク発光波長を有する。なお、各発光ダイオードランプ、特に、紫外域に近い波長領域の光を照射する青色の発光ダイオードランプ106から出射される光には、紫外域の波長の光成分は含まれていない。
外周側光源領域12bには、800〜900nmにピーク発光波長を有する赤色の発光ダイオードランプ107が15個配設されている。
なお、配設される各発光ダイオードランプの個数は、このような個数に限るものではなく、適宜設定することができる。また、この各発光ダイオードランプは、例えば、肌に悪影響を及ぼす紫外域の波長の光は含んでいない。さらに、内周側光源領域12a及び外周側光源領域12bに用いられる各発光ダイオードランプには、例えば、チップ形状の仕様の発光ダイオードランプを用いているが、この仕様に限らず、第1の光源領域11から皮膚に照射される光に必要とされている照度を満たすことができるものならばよい。
また、第1の光源領域11では、黄色の光を出射する発光ダイオードランプを備えることを示したが、第1の光源領域11には、さらに、800〜900nmにピーク発光波長を有する赤色の発光ダイオードランプ107を備えて、第1の光源領域11から紫外領域の波長を含まない可視光領域の光、赤外領域の光又はその可視光領域及び赤外領域の両領域を含む光を出射させることもできる。
これらの光源によって皮膚へ光を照射する際の照度は、9000〜30000ルクス(lx)であることが好ましく、13000〜20000ルクス(lx)であることが特に好ましい。
次に、図3を参照して、美肌装置10に内蔵された制御系30(図2参照)について説明する。図3には、制御系30の構成の概要が示されている。
制御系30に設けられた主制御回路31は、美肌装置10の全体的な制御や各種演算を実行するプロセッサ、RAM、ROMなどを内蔵する。ROMには、実行される制御や演算のためのプログラムや各種パラメータなどのソフトウェアが格納されている。プロセッサは、このROMからソフトウェアを読み込み、命令文を解釈し、RAMのメモリ空間を用いて命令を実行する。
主制御回路31の前段には、操作内容入力回路32が接続されており、この操作内容入力回路32は、電源ボタン18及びモード切替ボタン19の操作状況を常時監視しており、その監視結果である利用者からの入力命令に対応する入力情報を主制御回路31に出力する。
主制御回路31は、パターン切替部33と表示制御部34とを備え、パターン切替部33には、利用者の入力命令に対応する操作内容入力回路32からの入力情報が入力される。パターン切替部33では、その入力された入力情報に基づいてモードを設定し、その設定されたモードに対応する表示情報を表示制御部34に出力する。表示制御部34では、入力された表示情報に基づいて、電源用光源20及びモード表示用光源21を所定の色で点灯又は点滅させる制御情報を電源用光源20及びモード表示用光源21に出力する。その制御情報に基づいて、電源用光源20及びモード表示用光源21は、点灯又は点滅し、電源のON/OFF及び発光ダイオードランプ照射パターンのモードを可視的に識別できるように表示する。
また、表示制御部34は、例えば、電源として充電用電池を用いて美肌装置10が構成される場合、その充電用電池の充電時及び充電完了時に、充電表示用光源22を所定の色で点灯又は点滅させる制御情報を充電表示用光源22に出力する。その制御情報に基づいて、充電表示用光源22は、点灯又は点滅し、電源の充電状態を可視的に識別できるように表示する。
また、制御系30には、パターン切替部33に接続された第1の光源発光回路35及び第2の光源発光回路36が備えられている。パターン切替部33は、操作内容入力回路32から入力された操作情報に基づいて、第1の光源発光回路35及び第2の光源発光回路36を制御する。
第1の光源発光回路35は、光源設置部15の中央部に配設された第1の光源領域11を制御する回路であり、第1の光源領域11に配設された20個の黄色の発光ダイオードランプ101を制御する回路である。つまり、第1の光源領域11に含まれる発光ダイオードランプ101を発光させるか否か決定するものである。
第2の光源発光回路36は、第1の光源領域11の外縁の外側に沿ってほぼ均等に配設された内周側光源領域12aとこの内周側光源領域12aの外縁の外側に沿ってほぼ均等に配設された外周側光源領域12bとを制御する回路である。この第2の光源発光回路36は、内周側光源領域12aに備えられた発光ダイオードランプを各発光ダイオードランプ毎又は各色毎に制御し、外周側光源領域12bに備えられた赤色の発光ダイオードランプ107を各発光ダイオードランプ毎又は一括して制御する回路である。また、第2の光源領域12は、図1に示すように、第1の光源領域11の外縁の外側に沿って3つのブロックに区分された配列構成になっており、このブロック毎に制御するように第2の光源発光回路36を構成することもできる。
また、主制御回路31の前段には、タッチセンサ回路37が接続されており、このタッチセンサ回路37は、タッチセンサ23からの接触情報を常時監視しており、その監視結果である利用者がタッチセンサ23に触れたことに対応する接触情報を主制御回路31に出力する。タッチセンサ回路35から主制御回路31に接触情報が出力されると、第1の光源発光回路35及び第2の光源発光回路36とパターン切替部33との間の情報伝達を可能とする制御がなされ、第1の光源領域11及び第2の光源領域12から光を照射することができる。一方、タッチセンサ回路35から主制御回路31に接触情報が出力されない場合には、第1の光源発光回路35及び第2の光源発光回路36とパターン切替部33との情報伝達は遮断されたままの状態となり、第1の光源領域11及び第2の光源領域12から光を照射することができない。
次に、この美肌装置10を用いて皮膚のトリートメントを行う操作について説明する。
利用者は、まず、電源ボタン18を押し、電源をONさせる。続いて、モード切替ボタン19により予め設定されたモードの中から任意のモードを選択し、接触キャップ17をトリートメントを行う皮膚に接触させて光の照射を行う。
ここで、予め設定された発光パターンのモードの一例として、モード1、モード2及びモード3の3つのモードが設定されている場合について説明する。
モード1では、第1の光源領域11及び第2の光源領域12に配設されている全発光ダイオードランプが点灯され、接触キャップ17を介して、第1の光源領域11及び第2の光源領域12が備える全色の光が皮膚に照射される。このときの照度は、20000ルクス(lx)である。このモード1では、可視光の全波長領域の光を一度に皮膚に照射することができる。
なお、本発明の美肌装置10は、消費電力が5Wと小さくても、20000ルクス(lx)という充分な照度の光を得ることができ、省エネルギーでの動作を可能としたものである。
モード2では、第1の光源領域11に配設されている全発光ダイオードランプが点灯され、接触キャップ17を介して黄色の光が皮膚に照射される。このモードでは、第1の光源領域11から出射される照度は、第2の光源領域12から出射される光の照度より大きくなるよう光源領域が設定されているため、高出力の光でトリートメントを行うことができる。
モード3では、第2の光源領域12に配設されている全発光ダイオードランプが点灯され、接触キャップ17を介して、570〜780nmの波長領域の黄色、橙色、赤色の光及び430〜570nmの波長領域の青色、緑色の光が皮膚に照射される。
本発明の美肌装置10によれば、皮膚に発光ダイオードランプから、1つ又は複数の異なる波長領域の光を照射することができ、対象となるビタミン又はプロビタミンに対して効果的に皮膚浸透促進作用を得ることができる。さらに、色彩が皮膚に及ぼすクロモセラピー効果による皮膚のトリートメントを行うことができる。このとき、その複数の異なる波長領域の光のパターンを選択的に切り替えることによって目的の効果を得るために最適な光の照射を行うことができる。
ここで、この3種類のモードで使用される発光ダイオードランプの機能及び作用について、図4の光の吸収特性を示す図を参照しつつ説明を行う。
すなわち、発光ダイオードランプ102、107(赤色)の発光する光は、例えばピーク波長が641nmで、光度が600mcdである。この赤色光は、皮膚浸透度が高く、皮膚深部のメラニンに反応し、皮膚の奥深くのシミの除去に効果的である。また、赤色の色彩作用も相まって、赤みがかっている肌の改善に適しており、血行の促進効果などを得ることができる。また、いわゆるスリミングケアにも適している。
また、発光ダイオードランプ103(橙色)の発光する光は、例えばピーク波長が609nmで、光度が200mcdである。この橙色光は、メラニン・ヘモグロビンに吸収され、茶色いシミの除去に効果的である。また、色彩の作用としては、オイリー肌又はニキビ肌の改善や、代謝機能の適正化を図る上で重要である。
さらに、発光ダイオードランプ101、104(黄色)の発光する光は、例えばピーク波長がそれぞれ590、592nmで、光度が3000、220mcdである。この黄色光は、発光ダイオードランプ102(赤色)の光や発光ダイオードランプ103(橙色)の光に比べると、皮膚浸透度が高いため、皮膚表面のシミの除去に効果的である。また、色彩の作用として、老化肌やトラブル肌の改善にも適している。
また、発光ダイオードランプ105(緑色)の発光する光は、例えばピーク波長が522nmで、光度が140〜560mcdである。この緑色光は、後述する発光ダイオードランプ106(青色)よりも、皮膚浸透度が高いので、真皮深部のヘモグロビンに吸収され、真皮深部の赤アザに効果的である。色彩の作用としては、乾燥肌の改善や、皮脂や色素沈着によるシミの除去に適している。また、心身のリラックス効果なども得ることができる。
発光ダイオードランプ106(青色)の発光する光は、例えばピーク波長が465nmで、光度が70〜200mcdである。この青色光は、ヘモグロビンによく吸収されるので、赤ら顔や赤アザに効果的である。色彩の作用としては、リンパドレナージュ作用や血液循環作用を増大させる。さらに、ストレスや緊張を緩和する効果なども得ることができる。
つまり、図4に示すように、波長領域の違いによる効果としては、青色、緑色(465〜522nm)は、ヘモグロビンに吸収され、赤アザや赤ら顔を改善することが可能である。
ここで、この波長領域の光の作用について詳述すると、この波長領域の光は、ヘモグロビンに吸収され、軽度の血管壁障害を誘起させる。これにより、創傷を治癒させるため、線維芽細胞が集まり、コラーゲンが作り出される。コラーゲンが増えることで、内側から自然に美しい肌がつくりあげられ、肌にハリ・ツヤがでる。また、黄色、橙色、赤色(465〜522nm)は、メラニンに吸収され、色素部位で蒸散作用により、シミの改善を促し美白効果を得ることができる。
さらに、本発明においては赤外線を放射する構成としてもよく、例えば、発光ダイオードランプ107を赤外線を照射するものに替えれば容易に構成することができる。赤外線(870、940nm)は、浸透性がよく水分に吸収され、皮膚の深部を活性化させ、シワの改善及びコラーゲンを増加させることができる。ここで、赤外線の作用について詳述すると、赤外線を肌に照射した場合、この赤外線が真皮深部(例えば表皮から約10mmの部位)の水分(真皮の60〜70%は水分)に吸収される。これにより、水分子が振動して、熱を発生し、真皮深部がほんのり温まり、さらにコラーゲン、エラスチンをつくりだす線維芽細胞の働きが活発になる。
したがって、本発明の美肌装置10によれば、皮膚面に照射する光の色相を所定の時間間隔で変更できるので、簡単な操作で、波長の異なる個々の光より得られる複数種の効果を連続的に皮膚面に与えることができ、効率良く美肌処理を行うことができる。
この美肌装置10はハンディタイプの構造であるため、利用者が任意に皮膚の領域を選択し、その領域に容易に発光ダイオードランプの光を照射することができる。
さらに、この美肌装置10は、光源に発光ダイオードランプを用いており、この場合、消費電力を低減することができるので、例えば、乾電池や充電用電池などの搭載用電源を用いる場合には長時間の運転が可能となる。
また、この美肌装置10は、ビタミンなどの皮膚への浸透を促進させるのに用いることもでき、このときのビタミンなどの浸透促進は、人体へ直接電気を流すことはなく皮膚への刺激が少ないので、イオン導入法によりビタミンを浸透させるよりも皮膚への負担を少なくすることができる。
なお、光の照射はビタミン又はプロビタミンを含有する溶液などの皮膚外用剤などを塗布した皮膚に行うものであるが、本発明のビタミンとしては、ビタミンA、B群、C、D、E、F、H、Kなどのよく知られているビタミンが含まれ、この中でも特に、ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンであることが好ましく、トコフェロール、トコトリエノールなどのビタミンEであることがより好ましい。また、本発明で用いているビタミンの用語には、その類縁体や誘導体も含むものである。
本発明のプロビタミンとしては、これらのビタミンの前駆体となる物質であれば特に限定されずに用いることができ、このプロビタミンとしても酢酸フェロールや脂溶性プロビタミンCなどの脂溶性のプロビタミンであることが好ましい。
この浸透促進は、本発明の美肌装置を用いた光照射により、皮膚の細胞と細胞の間のセメント物質(コラーゲン、エラスチン、フィラグリンなど)に瞬間的な通路(チャネリング)が造成され、物理的に浸透しやすくなるためであると考えられ、光の波長により光の皮膚への到達深度が異なり、波長が長いほど皮膚内部への到達度は大きくなる。
また、本発明の美肌装置を用いた光照射により、脂溶性プロビタミンC及び水溶性プロビタミンCのいずれも皮膚への浸透を促進させることができることが確認されたが、プロビタミンCの塗布、浸透促進を行うことにより表皮及び真皮にビタミンCを供給することができ、シワ防御やシミ防御・美白作用などの効用を効果的に得ることができる。
しかし、皮膚へビタミンCを供給するのに、直接ビタミンCを供給したのでは、酸化分解されやすい特質であるビタミンCが皮膚内に存在する時間は限られてしまい、その効果も限定的である。そこで、プロビタミンCを供給することにより、皮膚への浸透が行われた後に、皮膚内でのビタミンC変換酵素の作用によりプロビタミンCを徐々にビタミンCへと変換しビタミンCを連続的に供給することが、トリートメント効果を有効に発揮させることができる点で好ましい。
このときのプロビタミンCがビタミンCへと変換する機構は次のように考えられる。
光の照射により表皮に存在する体内色素クロモフォアがその光を吸収し、瞬間励起状態となり、クロモフォア近傍が瞬間昇温される。このとき、表皮の細胞間質や細胞膜結合型として存在していると推定されるプロビタミンCをビタミンCへと変換する変換酵素が活性化し、表皮から浸透したプロビタミンCがビタミンCに変換される。さらにプロビタミンC及びビタミンCは、光の照射により細胞間に生じたクラックにより、より皮膚の深部へ浸透することとなる。
したがって、光の照射によりプロビタミンCの浸透促進とプロビタミンCのビタミンCへの変換を活性化することを同時に行うことができる本発明は、皮膚中へビタミンCを供給する方法として特に優れたものである。
また、光の到達深度及びビタミンなどの浸透促進効果を考慮すると、皮膚へ照射する光の波長は560〜640nmであることが好ましく、特に560nm程度であることが好ましい。この波長においては、プロビタミンCのビタミンCへの変換も促進されるため、皮膚のトリートメントに極めて有効である。
なお、本実施形態の美肌装置10では、発光ダイオードランプを用いて皮膚面に光照射を行うので、エネルギ密度の高いレーザ光などを照射するタイプの美肌装置などとは異なり、皮膚面への刺激が少なく、トリートメント後に肌が回復するまでに要する時間(ダウンタイム)が短時間である。これにより、トリートメント直後から洗顔や、化粧品によるメイクアップを行うことが可能である。
(第2の実施形態)
本発明に係る第2の実施形態となる美肌装置は、皮膚面に接触させるヘッド部と、このヘッド部を振動させ、皮膚面を振動させることができるヘッド振動機構と、ヘッド部を通じて振動が付与された皮膚面に対して、互いに波長の異なる複数の照射可能な光の中から特定の波長の光を選択的に照射することができる光照射機構とを具備することを特徴とするものである。
図5は本発明の第2の実施形態に係る美肌装置の正面図であり、図6はこの美肌装置の側面図、図7はこの美肌装置の制御系を示す機能ブロック図である。
これらの図に示すように、本実施形態における美肌装置50は、第1の実施形態と同様ハンディタイプ(可搬型)の美肌装置であって、ユーザに把持される把持部51が設けられた上側ケース及び下側ケースからなるベース筐体部52によりその外郭が形成されている。ベース筐体部52は、ある程度の厚みを持たせるようにして、例えば円柱をその径方向に押し潰した形で形成されている。また、把持部51は、ベース筐体部52の一端部側に形成されている。さらに、ベース筐体部52の他端部には、ベース筐体部52の前面(正面)の中央部分から突出するように薄型円柱形状に形成され、皮膚面に接触させるようにして用いる、例えば金属製のヘッド部53が設けられている。
また、この美肌装置50には、ヘッド部53を側面から包囲するように配置され、互いに波長(色相)の異なる可視光をヘッド部53の先端側方向に向けて発光する複数の発光ダイオードランプ(発光ダイオード)501、502、503、504、505、506、507が設けられている。ここで、発光ダイオードランプ501は、ヘッド部53を周回するように18個が等間隔で並ぶように配置されており、黄色に発光するφ3mm仕様の発光ダイオードランプである。発光ダイオードランプ502、503、504、505、506は、その発光ダイオードランプ501を周回するように各々3個ずつ所定の間隔をおいて配置されており、それぞれ橙色、赤色、黄色、緑色、青色の可視光を発光するチップ形状の仕様の発光ダイオードランプである。さらに、美肌装置50には、発光ダイオードランプ502、503、504、505、506の外側を包囲するように配置され、赤色の可視光を発光する複数、例えば15個のチップ形状の仕様の発光ダイオードランプ507が設けられている。
これら複数の発光ダイオードランプ501、502、503、504、505、506、507は、透光性を有するカバー部材54で覆われている。カバー部材54は、ヘッド部53をよけるようにリング状に成形されており、基板55上に実装された各発光ダイオードランプは、このカバー部材54と上側ケースとの間に形成される略密閉空間内に収容される。さらに、発光ダイオードランプ501、502、503、504、505、506、507は、駆動用のドライバである発光ダイオードランプ駆動回路によってその動作が制御され、それぞれの発光ダイオードランプは第1の実施形態で使用した発光ダイオードランプと同様のピーク波長を有する発光を生じるものであり、それらの光源によって皮膚へ光を照射する際の照度は、9000〜30000ルクス(lx)であることが好ましく、13000〜20000ルクス(lx)であることが特に好ましい。
また、ヘッド部53近傍のベース筐体部52の前面には、電源スイッチ56やモード切替スイッチ57が設けられている。このモード切替ボタン57は、モードUPボタン57a及びモードDOWNボタン57bで構成されている。また、電源ボタン56及びモード切替ボタン57の近傍には、電源ボタン56からの入力操作に応じてその表示色や点灯状態を切替える電源用光源58、モード切替ボタン57からの入力操作に応じてその表示色や点灯状態を切替えるモード表示用光源59が設けられている。
ここで、主電源がONの状態でモードUPボタン57aを押して行くと、光の照射パターンのモードが、例えば、3つのモードがあった場合には、モード1、モード2、モード3の順に切替わり、主電源がONの状態でモードDOWNボタン57bを押していくと、モード3、モード2、モード1の順に切替わる。モード表示用光源59は、このようなモード変化に対応して、例えば、緑色点灯、橙色点灯、赤色点灯の順に切替わる。また、このモードと光源表示との対応関係は、モード表示用光源59の近傍に、例えば、動作表示マークとして予め記されてもよい。なお、主電源がONの状態で5分間光の照射が行われない状態が続くと、自動的に電源がOFFされ、無駄なエネルギーの消費を防止することもできる。
さらに、電源ボタン56及びモード切替ボタン57の近傍には、ベース筐体部52内に備えられた充電用電池の充電時及び充電終了時に表示色や点灯状態を切替える充電表示用光源60が設けられている。なお、美肌装置50の電極供給手段は、例えば、充電池や乾電池を駆動電源として用いることができるように構成してもよい。また、例えば、電力供給手段としてベース筐体部52の一端の縁部に、AC(交流)アダプタなどの電源出力端子を装着するための電源入力端子部を設けてもよい。
さらに、ベース筐体部52の把持部51の側壁面には、タッチセンサの接触子として機能する一対の把持電極61、62が設けられている。ここで、美肌装置50の把持部51をユーザが把持した状態では、把持電極61、62がユーザの各指や手のひらと接触することになる。すなわち、把持電極61、62には、タッチセンサ回路70が接続されている。タッチセンサ回路70は、把持電極61、62にユーザの皮膚が接触しているか否かをみることができるように、把持電極61、62が皮膚に接触したときに生じる、例えば微弱な交流電圧を検出する回路である。なお、タッチセンサ回路70は、接点式の他、静電容量や抵抗などのインピーダンス変化を検知するものや、圧電素子によって圧力変化を検知するもの等であってもよい。美肌装置50では、この把持電極61、62によって人体の皮膚との接触が検知されないときには、例えば、発光ダイオードランプからなる光源領域から光を出射しないように、発光ダイオードランプを制御するなどの安全管理上の策が施されている。
また、図7に示すように、ヘッド部53には、圧電セラミックなどからなる超音波振動子63が内蔵されており、超音波発生回路64は、その駆動時において超音波振動子63に高周波交流電源を供給して、ヘッド部53を振動させる。このとき、超音波振動としては、例えば、0.1〜6MHz程度の周波数であることが好ましく、0.3〜5MHzであることが特に好ましい。また、超音波の伝播効率が高まるように、ヘッド部53に、専用のジェルを塗布して、トリートメントを行ってもよい。ここで、ヘッド部53の外形部分の構成材料としては、弾力性のあるステンレス鋼板や銅板、あるいは軽量硬質のアルミ、チタン、ジュラルミンなどの金属で構成され且つハードクロムメッキなどを表面処理した材料などが例示される。
また、美肌装置50には、ヘッド部53又はベース筐体部52に対して偏心モータ65が取り付けられており、ヘッド部53に振動を付与する。偏心モータ65は、モータ駆動回路66を通じて駆動制御され、例えば80〜100Hz程度の比較的低周波の帯域でヘッド部53を振動させる。
さらに、美肌装置50には、ヘッド部53を加温する加熱コイルなどを備えたヒータ67が設けられている。加熱回路68により加熱制御されるヒータ67は、ヘッド部53を通じて加温した皮膚上の毛穴を開き、また、皮膚組織の血液やリンパの流れの活性化を図ることができる。
次に、主に図7に基づいて、美肌装置50に内蔵された制御系について説明する。この制御系に設けられたコントローラ69は、美肌装置50の全体的な制御や各種演算を実行するプロセッサ、RAM、ROMなどを内蔵する。ROMには実行される制御や演算のためのプログラムや各種パラメータなどのソフトウェアが格納されており、プロセッサはこのROMからソフトウェアを読み込み、命令文を解釈し、RAMのメモリ空間を用いて命令を実行する。また、コントローラ69の前段には、操作内容入力回路71が接続されており、この操作入力回路71は、電源ボタン56やモード切替ボタン57の操作状況を常時監視しており、その監視結果であるユーザからの入力命令をコントローラ69に通知する。
また、コントローラ69は、上述した発光ダイオードランプ駆動回路72、超音波発生回路64、モータ駆動回路66及び加熱回路68の動作を統括的に制御する。ここで、コントローラ69は、例えば、省エネルギや安全性の観点から、把持電極61、62に皮膚が接触していない旨の信号が入力されている状態では、発光ダイオードランプ駆動回路72、超音波発生回路64、モータ駆動回路66及び加熱回路68の動作を実行しないように制御を行う。ここで、このようなコントローラ69、発光ダイオードランプ駆動回路72及び発光ダイオードランプ501、502、503、504、505、506、507は、皮膚面へ特定の波長の光を選択的に照射する光照射機構として機能する。
次に、この美肌装置50を用いて皮膚のトリートメントを行う操作について説明する。
利用者は、まず、電源ボタン56を押し、電源をONさせる。続いて、モード切替ボタン57aにより予め設定されたモードの中から任意のモードを選択し、接触キャップ54をトリートメントを行う皮膚に接触させて光の照射を行う。
ここで、予め設定された発光パターンのモードの一例として、モード1、モード2及びモード3の3つのモードが設定されている場合について説明する。
モード1では、発光ダイオードランプ501、502、503、504、505、506、507に配設されている全発光ダイオードランプが点灯され、接触キャップ54を介して、美肌装置50が備える全色の光が皮膚に照射される。このときの照度は、20000ルクス(lx)である。このモード1では、可視光の全波長領域の光を一度に皮膚に照射することができる。
なお、本発明の美肌装置50は、消費電力が5Wと小さくても、20000ルクス(lx)という充分な照度の光を得ることができ、省エネルギーでの動作を可能としたものである。
モード2では、発光ダイオードランプ501が点灯され、接触キャップ54を介して黄色の光が皮膚に照射される。このモードでは、発光ダイオードランプ501から出射される照度は、発光ダイオードランプ502、503、504、505、506、507から出射される光の照度より大きくなるよう光源領域が設定されているため、高出力の光でトリートメントを行うことができる。
モード3では、発光ダイオードランプ502、503、504、505、506、507が点灯され、接触キャップ54を介して、570〜780nmの波長領域の黄色、橙色、赤色の光及び430〜570nmの波長領域の青色、緑色の光が皮膚に照射される。
本発明の美肌装置50によれば、皮膚に発光ダイオードランプから、1つ又は複数の異なる波長領域の光を照射することができ、対象となるビタミン又はプロビタミンに対して効果的に皮膚浸透促進作用を得ることができる。さらに、色彩が皮膚に及ぼすクロモセラピー効果による皮膚のトリートメントを行うことができる。このとき、その複数の異なる波長領域の光のパターンを選択的に切り替えることによって目的の効果を得るために最適な光の照射を行うことができる。
ここで使用される発光ダイオードランプの機能及び作用については、第1の実施形態で説明した通りである。
また、美肌装置50により実際にトリートメントを施す場合には、皮膚面にヘッド部53を接触させつつこの皮膚面に沿った方向にヘッド部53を移動させて行く操作方法などが例示される。
ここで、美肌装置50より、特定の波長の光と例えば超音波振動子63による超音波振動とが皮膚面に作用すると、ミクロ的なマッサージ効果により、皮膚の筋肉の緊張がほぐれ、シミやシワなどの除去効果を得ることができる。また、同時に皮膚上において微小な気泡を発生させることができ、これにより、皮膚の老廃物や角質などを剥離し、ニキビや毛穴などの汚れを除去する清浄化作用を得ることができる。さらに、超音波振動は、皮膚への薬剤搬送作用も有しており、光照射によるビタミン又はプロビタミンの浸透促進をより効果的に行う補助的な働きをさせることができる。
このとき、超音波による浸透促進効果は、その振動数が多いほど高いことがわかっているが、振動数が多くなるとエネルギー密度が増大するため、皮膚へ適用したときに細胞内でのキャビテーション現象を起こし皮膚組織の圧壊が生じる可能性があり、同様に浸透促進の対象となるビタミン又はプロビタミンそのものを分解してしまうおそれもある。したがって、本発明に用いる超音波振動としては、皮膚組織及び浸透促進の対象物の破壊を防ぎ、浸透促進を効果的に行うことができるように、0.1〜6MHzの周波数であることが好ましく、0.3〜5MHzであることが特に好ましい。
また、美肌装置50より、特定の波長の光と偏心モータ65による低周波の振動とが皮膚面に作用すると、皮膚面のアクアポリンが開き、例えば薬液や化粧液などの有効成分を肌に導入させ易くすることもできる。これにより、肌の緊張が取り除かれるとともに、血液の流れやリンパの流れが良好になり、肌の新陳代謝を高めることができる。この効果を有効に発揮させるために、偏心モータ65による振動は、80〜100Hz程度の低周波の振動であることが好ましい。
すなわち、この発明では、皮膚組織を構成する、例えばヘモグロビン、メラニン、水分などに吸収させ易い波長領域の光を選択的に照射することによる肌の美白効果及び皮膚深部の組織の活性化効果などと、可視領域の波長の光が照射された場合のいわゆるクロモセラピー効果(色彩が皮膚に及ぼす作用)と、光による皮膚のビタミン又はプロビタミンの浸透促進効果と、振動による動的な刺激が皮膚面に付与されたことによるマッサージ効果との相乗効果により、優れた美肌トリートメント効果を得ることができる。
本発明では、特定の波長の光を選択的に照射するので、簡易的な操作で効果的な美肌処理を行うことができる。ここで、例えばヘッド部を透光性を有する材料などで構成することにより、ヘッド部が直接接触している皮膚面に振動がダイレクトに伝わり、所望の波長の光を照射することもできる。
このとき、光照射機構は、特定の波長領域の光を出射する光源が複数配置され、それぞれの光源が異なる波長領域の光を出射することにより少なくとも2種の色相を示すことができるものとし、得ようとするトリートメント効果により皮膚に照射する光を適宜選択可能とすることが好ましい。
また、本発明では、超音波振動子及び/又は偏心モータが発生させる振動により前記ヘッドを振動させることもできる。この構成では、特定の色相の光と例えば超音波振動とが皮膚面に作用する場合、ミクロ的なマッサージ効果により、皮膚の筋肉の緊張がほぐれ、シミやシワなどの除去効果を得ることができる。また、同時に皮膚上において微小な気泡を発生させることができ、これにより、皮膚の老廃物や角質などを剥離し、ニキビや毛穴などの汚れを除去する清浄化作用を得ることができる。さらに、超音波振動により光照射によるビタミン浸透を促進させ、光照射単独よりも効果的に浸透促進効果を得ることもできる。
また、特定の色相の光と偏心モータによる、例えば、100Hz程度の比較的低周波の振動とが皮膚面に作用する場合、皮膚面のアクアポリン(細胞の表面にある、水を通すタンパク質でできた穴)が開き、例えば、薬液や化粧液などの有効成分を肌に導入させ易くすることができる。これにより、肌の緊張が取り除かれるとともに、血液の流れやリンパの流れが良好になり、肌の新陳代謝を高めることができる。
したがって、本実施形態の美肌装置50によれば、皮膚組織を構成する、例えばヘモグロビン、メラニン、水分などに吸収させ易い波長領域の光を選択的に照射することによる肌の美白効果及び皮膚深部の組織の活性化効果などと、可視領域の波長の光が照射された場合のいわゆるクロモセラピー効果(色彩が皮膚に及ぼす作用)と、振動による動的な刺激が皮膚面に付与されたことによるマッサージ効果との相乗効果により、優れた美肌トリートメント効果を得ることできる。また、本発明では、特定の波長の光を選択的に照射するので、簡易的な操作で効果的な美肌処理を行うことができる。なお、本実施形態の美肌装置50では、発光ダイオードランプを用いて皮膚面に光照射を行うので、エネルギ密度の高いレーザ光などを照射するタイプの美肌装置などとは異なり、皮膚面への刺激が少なく、トリートメント後に肌が回復するまでに要する時間(ダウンタイム)が短時間である。これにより、トリートメント直後から洗顔や、化粧品によるメイクアップを行うことが可能である。
また、この美肌装置50による美肌トリートメントとしては、例えば、次のような使用モードにより行うこともできる。なお、以下のモードにおいては、発光ダイオードランプ507は、赤外線を照射するものとし、それ以外はモード1〜3の説明と同一の構成をとるものである。
(モード4)
LED(皮膚への光照射用):全色点灯
超音波振動子63 :ON
偏心モータ65 :ON
ヒータ67 :OFF
モード表示用LED59 :緑点灯
トリートメント時間 :5min
(モード5)
LED(皮膚への光照射用):ステップA,橙→橙+赤→橙+赤+黄→橙+赤+黄+緑→橙+赤+黄+緑+青の順で0.5秒間隔で点灯を3回繰り返す。ステップB,全色点灯を7.5秒。ステップC,ステップA及びステップBを繰り返す。
超音波振動子63 :ON
偏心モータ65 :ON
ヒータ67 :OFF
モード表示用LED59 :橙点灯
トリートメント時間 :5min
(モード6)
LED(皮膚への光照射用):ステップD,橙+赤→赤+黄→橙+黄→橙+赤+黄の順で1秒間隔で点灯。ステップE,橙+赤+黄+赤外線の点灯を2秒。ステップF,ステップD及びEを繰り返す。
超音波振動子63 :OFF
偏心モータ65 :ON
ヒータ67 :ON
モード表示用LED59 :赤点灯
トリートメント時間 :5min
(モード7)
LED(皮膚への光照射用):ステップG,橙+緑→黄+青の順で0.5秒間隔で点灯を5回繰り返す。ステップH,橙+緑+黄+青の点灯を30秒。ステップI,ステップG及びステップHを繰り返す。
超音波振動子63 :OFF
偏心モータ65 :OFF
ヒータ67 :ON
モード表示用LED59 :緑点滅
トリートメント時間 :5min
(モード8)
LED(皮膚への光照射用):橙+赤外線→赤+赤外線→黄+赤外線の順で0.5秒間隔で点灯を繰り返す。
超音波振動子63 :OFF
偏心モータ65 :ON
ヒータ67 :ON
モード表示用LED59 :橙点滅
トリートメント時間 :5min
(モード9)
LED(皮膚への光照射用):橙→赤→黄→緑→青の順で0.5秒間隔で点灯を繰り返す。
超音波振動子63 :OFF
偏心モータ65 :OFF
ヒータ67 :ON
モード表示用LED59 :赤点滅
トリートメント時間 :5min
(モード10)
LED(皮膚への光照射用):ステップJ,橙+緑→赤+青の順で0.5秒間隔で点灯を5回繰り返す。ステップK,橙+赤+黄+緑+青が点灯し、赤外線が0.5秒間隔で5回点滅。ステップL,全点灯が5秒間。ステップM,ステップJ〜L(J,K,L)を繰り返す。
超音波振動子63 :OFF
偏心モータ65 :OFF
ヒータ67 :ON
モード表示用LED59 :緑+赤の点滅
トリートメント時間 :5min
なお、図8は美肌装置の正面図であるが、これらの図に記載された美肌装置80は、第2の実施形態の変形例を示すものであり、図5に示した美肌装置50の発光ダイオードランプ501とヘッド部53が逆転して配置された形状となっている。すなわち、発光ダイオードランプ501が中央部に配置され、ヘッド部83が発光ダイオードランプ501とそれ以外の発光ダイオードランプの間に円環状に設けられた点が異なる以外は、その他の構成は全く同一のものである。また、機能については第2の実施形態と全く同一のものである。
このような構成とすることにより、各発光ダイオードランプの光量、特に発光ダイオードランプ501の光量を十分に確保することができ、安定して皮膚への光の照射を行うことができる。
(第3の実施形態)
また、本発明の第3の実施形態に係る美肌装置は、第1又は第2の実施形態における美肌装置において、さらに、ビタミンCを含有する薬液や化粧液などを表皮に有効成分として供給するためのイオン導入を可能とする電圧印加手段を設けているものであり、この電圧印加手段によりビタミンCなどを表皮に吸収させるようにしてもよい。このイオン導入とは、弱い直流電流(例えば、2〜4mA)を3〜5分程度表皮に流して、表皮の帯電バランスを崩すことによって、通常はイオン化された薬液や化粧液などが通過することができない皮下の境界面を、浸透できるようにする方法である。なお、上記した直流電流及びこの直流電流を流す時間は、これに限られず適宜設定することができる。
ここで、第1の実施形態における美肌装置10においては、表皮面に接触させる接触キャップ17が、イオン導入電極として利用され、この電極である接触キャップ17にイオン導入のための電圧が印加される。ここで、接触キャップ17の少なくとも表皮面に接触させる部分は導電性を有する必要があり、接触キャップ17は、例えば、表皮面に接触させる部分に金属又は金属酸化物の膜を有した透明又は半透明のガラスや、透明又は半透明の導電性樹脂などで形成される。
また、第2の実施形態における美肌装置50においては、振動に用いているヘッド部53を導電性の材料で構成してイオン導入電極として利用される。
以下、美肌装置50の構成に基づいて説明する。
本発明の第3の実施形態における美肌装置は、皮膚面に直接又は水溶性の有効成分を含む媒質を介して接触させる導電性のヘッド部と、前記ヘッド部に所定の電圧を印加する電圧印加手段と、前記皮膚面に接触させるべき前記ヘッド部の先端方向に向けて、互いに波長の異なる複数の照射可能な光の中から特定の波長の光を選択的に照射する光照射機構とを具備することを特徴とするものである。
したがって、この発明では、皮膚下に薬液や化粧液などをイオン導入させることによる有効成分の浸透効果、特定の波長領域の光を選択的に照射することによる肌の美白効果及び皮膚深部の組織の活性化効果、可視領域の波長の光が照射された場合のクロモセラピー効果、光による皮膚のビタミン又はプロビタミンの浸透促進効果と、振動による動的な刺激が皮膚面に付与されたことによるマッサージ効果などが相まって有効な美肌トリートメントを行うことができる。
また、本実施形態においては、互いに色相の異なる複数の種類の可視光及び/又は赤外線を照射するための光源を前記光照射機構に付加して美肌装置を構成してもよい。すなわち、複数種の可視光が照射された場合には、複数種のクロモセラピー効果を効率良く得ることができる。また、赤外線が照射された場合には、皮膚組織を構成する水分への吸収性が高まるとともに、皮膚深部の組織へ光が到達することにより線維芽細胞の活性化作用が高まるので、肌にハリ、ツヤを与えるコラーゲンなどが効果的に生成され、美肌効果のさらなる向上を図ることができる。
さらに、本実施形態においては、前記光照射機構が、照射する可視光の色相及び/又は赤外線照射の有無を所定の時間間隔で変更するようにして美肌装置を構成することもできる。この場合、より簡単な操作で、波長の異なる個々の光より得られる複数種の効果を連続的に皮膚面に与えることができ、効率良く美肌処理を行うことができる。
さらに、本実施形態において、前記ヘッド部を加温するヘッド加温機構を追加してもよい。この場合、温熱効果によって毛穴が開き、また皮膚組織の血液やリンパの流れの活性化を図ることができる。
図9に示すように、この実施形態に係る美肌装置は、第2の実施形態の美肌装置50に対し、さらに薬液や化粧液などを皮膚下に有効成分として供給するためのイオン導入回路73が付加されている。ここで、美肌対象の皮膚面に接触させるべきヘッド部53が、イオン導入電極として利用され、このイオン導入回路73は、この電極たるヘッド部53に電圧を印加する電圧印加手段として機能する。
また、この実施形態の美肌装置が備えるコントローラ69は、イオン導入回路73を制御して、ヘッド部53がマイナス極(負極)、把持電極61、62がプラス極(正極)になるように電圧を印加するマイナスモードと、ヘッド部53がプラス極(正極)、把持電極61、62がマイナス極(負極)になるように電圧を印加するプラスモードとを少なくとも実行することが可能である。ここで、マイナスモードにおいて、電圧印加の形態をヘッド部53を基準に説明すると、連続的なマイナス直流電圧(負の一定電圧)の印加、マイナスパルス電圧(負側で交番する直流のパルス電圧)の印加、又はマイナス交流電圧の印加などが例示される。この他、連続的なマイナス直流電圧とマイナスパルス電圧とを重畳させた電圧供給を行ってもよい。また、マイナスパルス電圧は、例えば、1〜2000Hz、好ましくは100〜1000Hzの周波数範囲内で例えば0Vから−36Vの間を交番する矩形波である。一方、プラスモードにおいて、電圧印加の形態をヘッド部53を基準に説明すると、プラスパルス電圧(正側で交番する直流のパルス電圧)の印加、又はプラス交流電圧の印加などが例示される。この他、連続的なプラス直流電圧(正の一定電圧)とプラスパルス電圧とを重畳させた電圧供給を行ってもよい。
マイナス/プラスモードによる美肌トリートメントは、化粧水や美容液、つまり水溶性の有効成分を含浸させたコットンを用意し、ヘッド部53と皮膚面との間に介在させて美肌処理が行われる。また、これに代えて、顔に化粧水や美容液を塗り、その上からヘッド部53を押し当てて水溶性の有効成分を顔の皮膚面に浸透させるようにしてもよい。ここで、有効成分とは、例えばプロビタミンCなどが例示される。
上述したコットンに染み込ませる美容処理剤としては、各種のビタミンやセラミド、またコラーゲン(コラーゲンビーズなどを含む)や美白剤のような美容成分、各種化粧品として用いられている化粧成分、紫外線吸収剤や日焼け抑制剤、保湿剤、油分補給剤、炎症抑制剤のような皮膚保護成分などを含むもの、また場合によっては洗顔成分などを含むものが挙げられる。
ここで、肌の状態が、例えば乾燥肌であって、シミやシワなどを除去したい場合には、マイナスモードを実行し、マイナスイオンを皮下組織に導入することで、皮膚細胞の活性化が図られて毛穴が開き、肌に潤いが与えられる。一方、肌質が脂性であってニキビなどを除去したい場合、プラスモードを実行することで、皮膚の細胞組織の鎮静化が図られて毛穴が閉じ、ニキビなどを除去できるとともに肌のきめが整えられる。また、美肌装置50では、例えばコットンに水を含浸させ、さらにイオン導入電極をプラス極性に印加することで、皮膚内から泥やホコリなどの汚れ成分を除去するクレンジング機能を実現できる。
また、本実施形態の美肌装置には、マイナスモード及びプラスモードの他にも、トリートメントモードが用意されている。すなわち、このモードは、イオン導入のための電圧が印加されたヘッド部53にさらに偏心モータ65を通じて90Hz程度の低周波の振動を付与するとともに、ヘッド部53を接触させた皮膚面側に向けて特定の波長(色相)の可視光や赤外線を照射するものである。この場合、低周波の振動により皮膚面のアクアポリンが開き、薬液や化粧液などの有効成分が皮膚下にイオン導入され易くなる。これにより、肌の緊張が取り除かれるとともに、血液の流れやリンパの流れが良好になり、肌の新陳代謝を高めることができる。
したがって、本実施形態の美肌装置によれば、皮膚下に薬液や化粧液などをイオン導入させることによる美肌に有効成分の浸透効果、波長領域の光を選択的に照射することによる肌の美白効果及び皮膚深部の組織の活性化効果、可視領域の波長の光が照射された場合のクロモセラピー効果などが相まって有効な美肌トリートメントを行うことができる。
また、本実施形態の美肌装置を用いて、フリーラジカル消去剤としてのプロビタミンC(Asc2P:アスコルビン酸−2−O−リン酸)を皮膚内部へ導入する美肌トリートメントを行うようにしてもよい。ここで、水溶性であるプロビタミンCは、脂溶性のビタミンEなどとは異なりイオン化が可能であるため、イオン導入法による美肌処理を適用することができる。これにより、イオン導入による美肌効果、発光ダイオードランプの光照射による美肌効果(細胞間のクラックの発生効果を含む)、及び偏心モータ65や超音波振動子63による振動効果を相乗的に得ることができる。この際、皮膚内部のセルライトを除去しつつ毛穴を引き締める美肌効果などを得ることもできる。
ここで、皮膚内に導入すべきプロビタミンCについて詳述する。ビタミンCは、ビタミンC輸送体(AscTr[アスコルビン酸トランスフォータ])の減少を防止する。すなわち、ビタミンCは、身体を酸化・フリーラジカル(活性酸素)から防ぐ。また、他の抗酸化物質よりも迅速性に優れている。この作用は、フロントディフェンダとも呼ばれている。ここで、美肌においては、体内に多くのビタミンCを維持することよりも、途切れないようにビタミンCを保つことが重要である。つまり、ビタミンCを一度に大量に摂取すると、リバウンドで急激に減少するため、摂取方法としては、少量多回数で摂取することが重要である(例えば1日6回程度に分ける)。また、ビタミンCは、OH基の影響で、酸化・分解され易い特性を有する。このため、OH基にリン酸を結合させて分解・酸化され難くしたプロビタミンC(Asc2P:アスコルビン酸−2−O−リン酸)のかたちで体内に摂取する。プロビタミンCは、変換率の低いAsc2G(アスコルビン酸−2−O−グルコシド)などと異なり、変換率が良好であり、血液中で2〜6時間で変換される。このため、イオン導入法による皮膚内への導入に適している。
すなわち、本実施形態の美肌装置を用いてプロビタミンCを皮膚内(基底膜、真皮)にイオン導入すると、表皮、真皮間の皮膚細胞を作り出す足場となる基底膜を効果的に再生することができる。これにより、ニキビ、火傷などによって皮膚の表皮が損傷しても、基底膜を足場として細胞が増殖し、皮膚を再生することができる。ここで、単に皮膚面に塗布するだけでは、基底膜、真皮までプロビタミンCが導入されないため、ビタミンCの量が低下し、細胞の増殖も低減するため、イオン導入が必要となる。
つまり、本実施形態の美肌装置を用いて、振動作用と発光ダイオードランプなどによる光照射作用を併用しつつ、さらに皮膚内(基底膜、真皮)にプロビタミンCをイオン導入することで、皮膚内でのMMP−2(コラーゲン分解酵素)の増加が抑制されるとともに、美肌処理に効果的なコラーゲン、エラスチンなどが皮膚組織に生成され、美肌効果の高いトリートメントを施すことができる。ここで、皮膚組織に生成されたエラスチンは、皮膚の弾力性を確保するタンパク質線維・基底膜(オキシトランファイバ)を支える効果を発揮する。
以上、本発明を各実施の形態により具体的に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述した実施形態では、本発明をハンディタイプ(可搬型)の美肌装置に適用した例について説明したが、これに代えて、コントローラ69などを含むメインの制御装置や電源装置が内蔵された据え置き型の筐体部分などと、この筐体部分に接続され且つヘッド部53や発光ダイオードランプ501、502、503、504、505、506、507などを備えるユーザが把持するプローブ装置などとで構成されるタイプの装置として本発明の美肌装置を構成してもよい。また、上述した実施形態では、個々の発光ダイオードランプが単色の光を発光する1チップ搭載タイプであったが、1つの発光ダイオードランプが単独で、複数種の波長の光を発光する複数チップ搭載型の発光ダイオードランプを採用することもできる。
また、構成の発光ダイオードランプの他に、インテンスパルスライト(IPL:Intense Pulsed Light)を第1〜3の実施形態の美肌装置に搭載させてもよい。このインテンスパルスライトは、皮膚の真皮への導入効果を考えた場合、中心波長が560nm程度の光を放出させるような構成のものが望ましい。例えば、第3の実施形態の美肌装置にインテンスパルスライトを搭載させた場合、インテンスパルスライトの光照射による美肌効果とイオン導入による美肌効果とを相乗的に得ることができる。この場合、イオン導入処理、インテンスパルスライトによる光照射の順でトリートメントを行うことで、美肌の有効成分である例えばプロビタミンCなどの高い導入作用を得ることができる。
ここで、インテンスパルスライトによるトリートメントの作用を例示する。例えば、プロビタミンCなどの有効成分が塗布された皮膚面にインテンスパルスライトから発光された光が照射されると、体内色素(クロモフォ)が反応して励起状態となり、その部位の温度上昇が起こる。これにより、細胞間に隙間(クラック)が生じ、この隙間からプロビタミンCなどの有効成分が真皮まで導入されやすくなる。
本発明は、身体における例えば痩身効果のある経絡(ツボ)に対し、特定波長の光を照射したり、また振動による刺激を付与したりすることなどで、痩身装置などとしても適用することが可能である。
以下、本発明について、実施例を参照しながらさらに具体的に説明する。なお、この実施例においては、図1に記載した美肌装置10により、「発明を実施するための最良の形態」の欄で説明したモード1〜3を用いて測定を行った。
(実施例1)
ドナーからインフォームドコンセントの得られた不要となった男性の腹部の摘出皮膚片を皮膚科形成外科より入手し、この摘出皮膚片(10×15×5mm)の表皮に酢酸トコフェロール(アイ・テー・オー株式会社製)を2質量%含有した0.1%エタノール含有水溶液を塗布し、図1の美肌装置により溶液を塗布した部分にモード2の光を5分間照射した。照射してから4時間後に表皮及び真皮に浸透しているα−トコフェロールを、高速液体クロマトグラフィー(日本分光株式会社製)により検出し、この結果を図10に示した。図10(a)は表皮、図10(b)は真皮のα−トコフェロールを検出したものである。あわせて、同じ皮膚に何も塗布せず、美肌装置による光の照射を行わない場合の結果を図10(c)に示した。
なお、検出したα−トコフェロールは、塗布した酢酸トコフェロールの酢酸エステルがビタミンE変換酵素であるエステラーゼの作用により外れて変換されたものである。
(実施例2)
実施例1と同様にしてモード1〜3の各モードにより浸透促進を行い、このときの表皮及び真皮におけるα−トコフェロールの含有量をクーロメトリックECD(エイコム株式会社製、商品名:EICOM−Graphite ECD)により測定し、この結果を図11に示した。あわせて、同じ皮膚に何も塗布せず、美肌装置による光の照射を行わない場合と、同じ皮膚に酢酸トコフェロールの0.1%エタノール含有水溶液は塗布するが光の照射は行わない場合の結果も示した。
(実施例3)
ドナーからインフォームドコンセントの得られた不要となった男性の腹部の摘出皮膚片を皮膚科形成外科より入手し、この摘出皮膚片(9×14×4mm)の表皮にトコトリエノール(アイ・テー・オー株式会社製)を2質量%含有した0.1%エタノール含有水溶液を塗布し、図1の美肌装置10により溶液を塗布した部分にモード1の光を5分間照射した。照射してから4時間後に表皮に浸透しているトコトリエノールを、高速液体クロマトグラフィー(日本分光株式会社製)により検出し、この結果を図12に示した。図12(a)はモード1の光を照射した場合、図12(b)は光を照射しなかった場合のトコトリエノールを検出したものである。
(実施例4)
ドナーからインフォームドコンセントの得られた不要となった男性の腹部の摘出皮膚片を皮膚科形成外科より入手し、この摘出皮膚片(10×16×6mm)の表皮にd−γ−トコフェロール(アイ・テー・オー株式会社製)を2質量%含有した0.1%エタノール含有水溶液を塗布し、図1の美肌装置10により溶液を塗布した部分にモード2の光を5分間照射した。照射してから4時間後に表皮に浸透しているd−γ−トコフェロールを、高速液体クロマトグラフィー(日本分光株式会社製)により検出し、この結果を図13に示した。図13(a)はモード2の光を照射した場合、図13(b)は光の照射を行わない場合のd−γ−トコフェロールを検出したものである。
(実施例5)
ドナーからインフォームドコンセントの得られた不要となった女性の右腋の摘出皮膚片を皮膚科形成外科より入手し、この摘出皮膚片(8×16×3mm)の表皮を用いて実施例3及び実施例4と同様の浸透促進操作を行い、それぞれの化合物を皮膚へ浸透させた。なお、光の照射はモード1及び2により行った。このときの表皮及び真皮への浸透量をクーロメトリックECD(エイコム株式会社製、商品名:EICOM−Graphite ECD)により測定した結果を図14に示した。図14(a)は皮膚中のトコトリエノール量、図14(b)は皮膚中のd−γ−トコフェロール量を測定したものである。
(実施例6)
ドナーからインフォームドコンセントの得られた不要となった女性の耳側面の摘出皮膚片を皮膚科形成外科より入手し、この摘出皮膚片(11×14×4mm)を用いて実施例3及び実施例4と同様の浸透促進操作を行い、それぞれの化合物を皮膚へ浸透させた。なお、光の照射はモード1、2及び3により行った。このときの表皮及び真皮への浸透量をクーロメトリックECD(エイコム株式会社製、商品名:EICOM−Graphite ECD)により測定した結果を図15に示した。図15(a)は皮膚中のトコトリエノール量、図15(b)は皮膚中のd−γ−トコフェロール量を測定したものである。
(実施例7)
ドナーからインフォームドコンセントの得られた不要となった女性の耳側面の摘出皮膚片を皮膚科形成外科より入手し、この摘出皮膚片(8×12×3mm)の表皮に脂溶性プロビタミンCであるアスコルビン酸−2−O−リン酸−6−O−パルミチン酸エステル−ナトリウム塩(APP)を5質量%含有した0.1%エタノール含有水溶液を塗布し、図1の美肌装置10により溶液を塗布した部分にモード1〜3の光を5分間照射した。また、同様に、表皮に脂溶性プロビタミンCであるビタミンCイソパルミチン酸エステル(VCIP)を5質量%含有した0.1%エタノール含有し溶液を塗布して同様に光の照射を行った。照射してから4時間後に表皮及び真皮に浸透しているビタミンC量を、高速液体クロマトグラフィー(日本分光株式会社製)により検出し、この結果を図16に示し、併せて表皮及び真皮における還元型ビタミンC保持率についても示した。
なお、モード3の光照射及び光照射しない場合のビタミンCイソパルミチン酸エステル(VCIP)の表皮及び真皮への浸透量をクーロメトリックECD(エイコム株式会社製、商品名:EICOM−Graphite ECD)により測定した結果を図18に示した。
(実施例8)
ドナーからインフォームドコンセントの得られた不要となった女性の耳側面の摘出皮膚片を皮膚科形成外科より入手し、この摘出皮膚片(8×12×3mm)の表皮に水溶性プロビタミンCであるアスコルビン酸−2−O−α−D−グルコシド(Asc−α−G)を5質量%含有した0.1%エタノール含有水溶液を塗布し、図1の美肌装置10により溶液を塗布した部分にモード1〜3の光を5分間照射した。また、同様に、表皮に水溶性プロビタミンCであるアスコルビン酸−2−O−β−D−グルコース(Asc−β−G)を5質量%含有した0.1%エタノール含有し溶液を塗布して同様に光の照射を行った。照射してから4時間後に表皮及び真皮に浸透しているビタミンC量を、高速液体クロマトグラフィー(日本分光株式会社製)により検出し、この結果を図17に示し、併せて表皮及び真皮における還元型ビタミンC保持率及びプロビタミンC量についても示した。
なお、モード3の光照射及び光照射しない場合のアスコルビン酸−2−O−α−D−グルコシド(Asc−α−G)の表皮及び真皮への浸透量をクーロメトリックECD(エイコム株式会社製、商品名:EICOM−Graphite ECD)により測定した結果を図18に示した。
本発明の第1の実施形態における美肌装置の正面図である。 本発明の第1の実施形態における美肌装置の側面図である。 第1の実施形態における制御系の構成の概要を示す図である。 メラニン、オキシヘモグロビン及び水の光の吸収特性を示す図である。 本発明の第2の実施形態における美肌装置の正面図である。 本発明の第2の実施形態における美肌装置の側面図である。 第2の実施形態における制御系の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態における変形例に係る美肌装置の正面図である。 第3の実施形態における制御系の構成の概要を示す図である。 酢酸トコフェロールを塗布した際の、表皮で検出されたα−トコフェロール量を示した図である。 光照射を行った際、表皮及び真皮で検出されたα−トコフェロール量を示した図である。 腹部の皮膚におけるトコトリエノール量の測定結果を示した図である。 腹部の皮膚におけるd−γ−トコフェロール量の測定結果を示した図である。 右腋の皮膚におけるトコトリエノール量及びd−γ−トコフェロール量の測定結果を示した図である。 耳側面の皮膚におけるトコトリエノール量及びd−γ−トコフェロール量の測定結果を示した図である。 耳側面の皮膚におけるビタミンC量及び還元型ビタミンC保持率の測定結果を示した図である。 耳側面の皮膚におけるビタミンC量、還元型ビタミンC保持率及びプロビタミンC量の測定結果を示した図である。 耳側面の皮膚におけるビタミンCイソパルミチン酸エステル及びアスコルビン酸−2−O−α−D−グルコシドの表皮及び真皮への浸透量を示した図である。
符号の説明
10…美肌装置、11…第1の光源領域、12…第2の光源領域、12a…内周側光源領域、12b…外周側光源領域、13…把持部、14…ベース筐体部、15…光源設置部、16…保護キャップ、17…接触キャップ、18…電源ボタン、19…モード切替ボタン、23…タッチセンサ、50,80…美肌装置、51…把持部、52…ベース筐体部、53,83…ヘッド部、54…カバー部材、55…基板、56…電源ボタン、57…モード切替ボタン、61,62…把持電極、63…超音波振動子、65…偏心モータ、67…ヒータ、101,501…黄色の発光ダイオードランプ、102,502…赤色の発光ダイオードランプ、103,503…橙色の発光ダイオードランプ、104,504…黄色の発光ダイオードランプ、105,505…緑色の発光ダイオードランプ、106,506…青色の発光ダイオードランプ、107,507…赤色の発光ダイオードランプ

Claims (9)

  1. 特定の波長領域の光を出射する光源が複数配置され、その光源が異なる波長領域の光を出射することにより少なくとも2種の色相を示すことができ、照射される光が、対象となるビタミン又はプロビタミンに対して皮膚浸透促進作用を起こさせる波長領域を含む光照射機構と、
    前記光源に電力を供給する電力供給手段と、
    前記光源に供給される電力を制御することで前記光源から少なくとも2種の色相を同時に出射する複数のパターンで点灯させることができるパターン切替手段と、
    を具備することを特徴とする美肌装置。
  2. 前記光照射機構が、円形に配置された第1の光源領域と、前記第1の光源領域の外周に同心円的に配設された第2の光源領域とから構成されることを特徴とする請求項1記載の美肌装置。
  3. 前記パターン切替手段が、前記第1の光源領域及び前記第2の光源領域から所定の波長領域の光を組合わせたパターンを形成することを特徴とする請求項2記載の美肌装置。
  4. 前記第1の光源領域及び前記第2の光源領域から所定の間隔をおいて設置され、一方の端面から前記第1の光源領域及び前記第2の光源領域から出射された光を透過させる透明又は半透明の光透過部材からなる接触キャップを具備することを特徴とする請求項2又は3記載の美肌装置。
  5. 前記光照射機構により光が照射される部分に、所定の電圧を印加することができる電圧印加手段を具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の美肌装置。
  6. 皮膚面に接触させるヘッド部と、
    前記ヘッド部を振動させ、皮膚面を振動させることができるヘッド振動機構と、
    特定の波長領域の光を出射する光源が複数配置され、前記ヘッド部を通じて振動が付与された皮膚面に対して、その光源が異なる波長領域の光を出射することにより少なくとも2種の色相を示すことができ、照射される光が、対象となるビタミン又はプロビタミンに対して皮膚浸透促進作用を起こさせる波長領域を含む光照射機構と、
    前記光源に電力を供給する電力供給手段と、
    前記光源に供給される電力を制御することで前記光源から少なくとも2種の色相を同時に出射する複数のパターンで点灯させることができるパターン切替手段と、
    を具備することを特徴とする美肌装置。
  7. 前記ヘッド振動機構が、超音波振動子であることを特徴とする請求項6記載の美肌装置。
  8. 前記ヘッド部が、皮膚面に直接又は水溶性の有効成分を含む媒質を介して接触させる導電性の材質からなり、前記ヘッド部に所定の電圧を印加する電圧印加手段を具備することを特徴とする請求項6又は7記載の美肌装置。
  9. 前記ヘッド部を加温するヘッド加温機構をさらに具備することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項記載の美肌装置。
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