JP4398211B2 - カプセル化文書生成プログラム、カプセル化文書生成方法、及びカプセル化文書生成装置 - Google Patents

カプセル化文書生成プログラム、カプセル化文書生成方法、及びカプセル化文書生成装置 Download PDF

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本発明は、コンテンツ情報ファイルと、このコンテンツ情報ファイルに対する所定の処理をコンピュータに実行させるプログラムコードファイルと、文書構造を規定する構造ファイルとが単一の文書としてカプセル化された文書を生成するカプセル化文書生成プログラム、カプセル化文書生成方法、及びカプセル化文書生成装置に関する。
電子メールは、その利便性から、遠隔地とのコミュニケーションのツールとして広く普及している。電子メールは、非同期コミュニケーションツールの代表的なものであり、送信者と受信者が同時に情報をやりとりするものではなく、情報の送信者も受信者も、それぞれが都合の良いときに、情報の送受信を行うものである。一方、同期型のコミュニケーションの代表的なものは電話である。電話は、かけた側とかけられた側とが同時刻に音声情報をやりとりして初めてコミュニケーションが成立する。このように、遠隔地とコミュニケーションをするにあたっては、電子メールのような非同期型のコミュニケーションと、電話のような同期型のコミュニケーションとの2種類が存在する。
また、前述した同期型のコミュニケーションの一例として挙げた電子メールでは、基本的には、テキスト情報がやりとりされる。これに対して、情報をよりリッチなものにするために、HTML(Hyper Text Markup Language]形式で送受信できるメーラも普及してきている。また、電子メールの技術を用いてマルチメディアの伝達を行おうとする技術もいくつか登場している(特許文献1〜10参照)。
特開2000−163331公報 特開2002−324036公報 特開平05−260083号公報 特開平10−040188号公報 特開平10−063592号公報 特開平10−124415号公報 特開平10−198615号公報 特開平10−307792号公報 特開平10−326236号公報 特開平11−120097号公報
非同期型コミュニケーションの利点は、受け手がその作業を中断する必要がない点にある。受け手は、自身の都合の良いときに、情報が来ているかどうかを確認すればよいため、電話などの同期型のコミュニケーションと異なり、作業に集中しやすい。また、情報の送り手も、相手の状況を気にせずに情報を送ることができる。しかしながら、受け手が都合の良いときに確認するため、送り手としては、受け手がいつ情報を取得したのかが分からない。したがって、緊急に伝えたい事柄がある場合などには、非同期型のコミュニケーションは向かない。また、単なる通知であれば、相互にやりとりする情報も少ないためコミュニケーションをはかりやすいが、何らかの議題に対してディスカッションをする場合などでは、何度も情報の送受信をしなければならず、議論が進行しづらい面がある。このため、込み入ったコミュニケーションをするには難しいといった問題がある。
一方、同期型コミュニケーションは、非同期コミュニケーションとは逆に、議論などの込み入ったコミュニケーションがしやすく、緊急性のある事柄も扱いやすい。その反面、相手の状況に対して割り込む形でコミュニケーションが開始される場合が多く、コミュニケーションを開始する場合には、少なからず相手の状況を気にしなければならない場合が多い。
このように、非同期型コミュニケーション手段と同期型コミュニケーション手段では、その利点と問題点とが相反する関係にあり、それぞれをうまく使い分けなければ、相手に不快な思いをさせたり、コミュニケーション不足の状態に陥ったりする可能性が大きい。そこで、両者の利点をうまく組み合わせて活用できれば、コミュニケーションをより円滑にすることが可能である。
本発明の目的は、非同期型コミュニケーションと同期型コミュニケーションとを組み合わせた新しい遠隔地コミュニケーションを実現することである。
請求項1記載のカプセル化文書生成プログラムの発明は、文書の表現実体となるコンテンツ情報ファイルと、前記コンテンツ情報ファイルに対する所定の処理をネットワークに接続されたコンピュータに実行させる複数の機能モジュールを記述したプログラムコードファイルと、前記文書の文書構造を規定する構造ファイルと、を単一の文書としてカプセル化するプログラムであって、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、電子メール作成送信用のウインドウを表示し、該電子メール作成送信用のウインドウを用いて入力された情報を基に電子メールを生成する機能と、前記電子メール作成送信用のウインドウ上に設けられる電子メール送信用のボタンと文書添付用のボタンの内、前記文書添付用のボタンがクリックされた場合に自カプセル化文書のコピーを生成し、生成した自カプセル化文書のコピーを電子メールに添付する機能と、前記電子メール送信用のボタンのクリックに応じて前記ネットワークを介して前記電子メールを送信し、前記ネットワークを介して送られてくる電子メールを受信する機能と、を実行させる機能モジュールの記述を含むカプセル化文書を生成する。
請求項記載の発明は、請求項1記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、1又は2以上の前記コンテンツ情報ファイルを選択する機能と、選択された前記コンテンツ情報ファイルを電子メールに伴わせて送信する機能と、を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項記載の発明は、請求項記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、選択された前記コンテンツ情報ファイルとこのコンテンツ情報ファイルを再生するための再生用プログラムコードファイルとを、電子メールに伴わせて送信する単一の文書としてカプセル化する機能を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項記載の発明は、請求項1記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、前記構造ファイルを電子メールに伴わせて送受信する機能を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項記載の発明は、請求項1記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、1又は2以上の前記コンテンツ情報ファイルを選択する機能と、選択された前記コンテンツ情報ファイルに関係する構造ファイルを生成する機能と、生成した前記構造ファイルを電子メールに伴わせて送受信する機能と、を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項記載の発明は、請求項又は記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、前記構造ファイルに基づいてカプセル化文書を生成するためのカプセル化文書生成プログラムを前記構造ファイルと共に送信する機能を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項記載の発明は、請求項記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、前記構造ファイルとこの構造ファイルに基づいてカプセル化文書を生成するためのカプセル化文書生成プログラムとを、電子メールに伴わせて送信する単一の文書としてカプセル化する機能を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項記載の発明は、請求項1記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、送信する電子メールにカプセル化文書用のIDを付加する機能を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項記載の発明は、請求項1記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、電子メールを送受信する機能を利用して電子メールを受信する場合、カプセル化文書用のIDが付加された電子メールだけを受信する機能を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項10記載の発明は、請求項1記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、ユーザ操作によって発生するイベントを取得する機能と、取得したイベントについての操作情報を電子メールに伴わせて送信する機能と、を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項11記載の発明は、請求項10記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記操作情報は、XMLで記述される。
請求項12記載の発明は、請求項10又は11記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、受信した操作情報を解析する機能と、その解析結果を自カプセル化文書に反映する機能と、を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項13記載の発明は、請求項1記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、他のコンピュータで起動している同一のカプセル化文書と前記ネットワークを介して情報を送受信する機能を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項14記載の発明は、請求項13記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、自機のネットワーク環境情報を取得して前記構造ファイルに記憶させる機能を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項15記載の発明は、請求項14記載のカプセル化文書生成プログラムにおいて、前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、起動時、ネットワーク環境情報に基づいて他のコンピュータで起動している同一のカプセル化文書との間で通信確立を試みる機能を実行させる機能モジュールの記述を含む。
請求項16記載のカプセル化文書生成方法の発明は、文書の表現実体に関するコンテンツ情報ファイルと、前記コンテンツ情報ファイルに対する所定の処理をネットワークに接続されたコンピュータに実行させる複数の機能モジュールを記述したプログラムコードファイルであって前記コンピュータに、電子メール作成送信用のウインドウを表示し、該電子メール作成送信用のウインドウを用いて入力された情報を基に電子メールを生成する機能、前記電子メール作成送信用のウインドウ上に設けられる電子メール送信用のボタンと文書添付用のボタンの内、前記文書添付用のボタンがクリックされた場合に自カプセル化文書のコピーを生成し、生成した自カプセル化文書のコピーを電子メールに添付する機能、および、前記電子メール送信用のボタンのクリックに応じて前記ネットワークを介して前記電子メールを送信し、前記ネットワークを介して送られてくる電子メールを受信する機能、を実行させる機能モジュールの記述を含むプログラムコードファイルとを含むリソース情報の格納場所を指示するURIを含む構造ファイルを受信する工程と、受信した前記構造ファイルに含まれているURIに基づいて前記コンテンツ情報ファイルと前記プログラムコードファイルとを取得する工程と、取得した前記コンテンツ情報ファイル及び前記プログラムコードファイルと受信した前記構造ファイルとを単一の文書としてカプセル化する工程と、を具備する。
請求項17記載のカプセル化文書生成プログラムの発明は、コンピュータにインストールされ、このコンピュータに、文書の表現実体に関するコンテンツ情報ファイルと、前記コンテンツ情報ファイルに対する所定の処理をネットワークに接続されたコンピュータに実行させる複数の機能モジュールを記述したプログラムコードファイルであって前記コンピュータに、電子メール作成送信用のウインドウを表示し、該電子メール作成送信用のウインドウを用いて入力された情報を基に電子メールを生成する機能、前記電子メール作成送信用のウインドウ上に設けられる電子メール送信用のボタンと文書添付用のボタンの内、前記文書添付用のボタンがクリックされた場合に自カプセル化文書のコピーを生成し、生成した自カプセル化文書のコピーを電子メールに添付する機能、および、前記電子メール送信用のボタンのクリックに応じて前記ネットワークを介して前記電子メールを送信し、前記ネットワークを介して送られてくる電子メールを受信する機能、を実行させる機能モジュールの記述を含むプログラムコードファイルとを含むリソース情報の格納場所を指示するURIを含む構造ファイルを受信する機能と、受信した前記構造ファイルに含まれているURIに基づいて前記コンテンツ情報ファイルと前記プログラムコードファイルとを取得する機能と、取得した前記コンテンツ情報ファイル及び前記プログラムコードファイルと受信した前記構造ファイルとを単一の文書としてカプセル化する機能と、を実行させる。
請求項18記載のカプセル化文書生成装置の発明は、文書の表現実体に関するコンテンツ情報ファイルと、前記コンテンツ情報ファイルに対する所定の処理をネットワークに接続されたコンピュータに実行させる複数の機能モジュールを記述したプログラムコードファイルであって前記コンピュータに、電子メール作成送信用のウインドウを表示し、該電子メール作成送信用のウインドウを用いて入力された情報を基に電子メールを生成する機能、前記電子メール作成送信用のウインドウ上に設けられる電子メール送信用のボタンと文書添付用のボタンの内、前記文書添付用のボタンがクリックされた場合に自カプセル化文書のコピーを生成し、生成した自カプセル化文書のコピーを電子メールに添付する機能、および、前記電子メール送信用のボタンのクリックに応じて前記ネットワークを介して前記電子メールを送信し、前記ネットワークを介して送られてくる電子メールを受信する機能、を実行させる機能モジュールの記述を含むプログラムコードファイルとを含むリソース情報の格納場所を指示するURIを含む構造ファイルを受信する手段と、受信した前記構造ファイルに含まれているURIに基づいて前記コンテンツ情報ファイルと前記プログラムコードファイルとを取得する手段と、取得した前記コンテンツ情報ファイル及び前記プログラムコードファイルと受信した前記構造ファイルとを単一の文書としてカプセル化する手段と、を具備する。
請求項1記載の発明によれば、コンテンツ情報ファイルとプログラムコードファイルと構造ファイルとが単一の文書としてカプセル化された文書(以下、カプセル化文書という)から電子メールの送受信を行うことができる。
請求項記載の発明によれば、電子メールのアドレスさえ知っていれば、カプセル化文書を容易に相手に渡すことができる。
請求項記載の発明によれば、カプセル化文書内のコンテンツ情報ファイルを容易に相手に送信することができ、この場合、カプセル化文書内の必要なコンテンツ情報ファイルだけをカプセル化して送信することで、送信するデータ容量を減らすことができる。
請求項記載の発明によれば、送信するコンテンツ情報ファイルを再生するためのプログラムを送信するコンテンツ情報ファイルと共にカプセル化して送信するため、相手先において確実にそのコンテンツ情報ファイルを閲覧可能にすることができる。
請求項記載の発明によれば、構造ファイルのみを送信するために、送信するデータ容量を大幅に削減することができる。
請求項記載の発明によれば、構造ファイルからカプセル化文書を生成できるプログラムを併せて送信することにより、相手先において確実にカプセル化文書を生成可能にすることができる。
請求項記載の発明によれば、電子メールの受信側において、カプセル化文書が送信する電子メールをその他の電子メールから区別することができる。
請求項10、11、12記載の発明によれば、カプセル化文書間で文書情報をやりとりすることができる。
請求項13、14、15記載の発明によれば、電子メールを用いることにより文書の送信を容易にすることができ、また、文書に予めIPアドレスなどの通信確立に必要な情報をセットすることで、文書間の通信確立を容易にすることができる。
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明は、パーソナルコンピュータに代表される各種情報処理装置によって動作する電子文書のデータ構造(カプセル化文書構造)とその実装形態に関するものであるので、まず、一般的なパソコンで説明する。
図1は本実施の形態も適用される一般的又は標準的なパーソナルコンピュータのハードウェアの構成図である。コンピュータ1は、情報処理を行うCPU(Central Processing Unit)2と、BIOS(Basic Input Output System)等を格納するROM(Read Only Memory)3と、情報を処理中に一時的に格納するRAM(Random Access Memory)4等の一次記憶装置と、処理結果等を保存するHDD(Hard Disk Drive)5等の二次記憶装置と、情報を外部に保管又は配布し若しくは情報(カプセル化文書21)を外部から入手するための記憶媒体であるリムーバブルメディア6のドライブ6aと、外部の他のコンピュータ1′,…と通信するためのネットワーク7に接続するためのネットワークインターフェイス8と、処理経過や処理結果等をユーザに表示するディスプレイ9と、操作者がコンピュータ1に命令や情報等を入力するためのキーボード10やマウス11等の入力装置とから構成され、これらの間のデータ通信をバスコントローラ12が調停して動作している。
なお、リムーバブルメディア6としては、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等のような磁気的な記憶媒体、MOのような光磁気的な記憶媒体、CD、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等のような光学的な記憶媒体、半導体メモリ等、各種の記憶媒体が適用できる。
データ送信は、コンピュータ1のネットワークインターフェイス8へとデータを送ることにより、ネットワークインターフェイス8がネットワーク7へと信号を出力する。また、ネットワークインターフェイス8が受け取った信号については、ネットワークインターフェイス8において必要かどうかの判断がなされ、必要なデータであれば取り込み、不必要であれば破棄する、というような処理が行われる。すなわち、あらゆるデータの送受信は、すべてネットワークインターフェイス8を経由して行われることになる。
一般的に、このようなコンピュータ1ではユーザが電源を投入すると、CPU2はROM3内のBIOSに含まれるローダーというプログラムを起動させ、HDD5からオペレーティングシステムという当該コンピュータ1のハードウェアとソフトウェアとを管理するプログラムをRAM4に読み込む。オペレーティングシステムは起動すると、ユーザの操作に応じてアプリケーションプログラムの起動、情報の読み込み、保存等をサポートする。代表的なオペレーティングシステムはWindows(登録商標)、UNIX(登録商標)等である。ユーザは、通常、このOSを通してユーザの目的とするプログラムを起動、必要なデータを編集、保存、消去等を行うために記憶装置に記録されているデジタル情報をファイルと言う単位で操作する。つまり、ユーザがコンピュータに対して各種の操作を行う場合はプログラムやデータは全て“ファイル”と言う単位で扱い、それらは記憶装置に保持されている。
次に、OSが二次記憶装置等の記憶媒体に保持されているプログラムをユーザの指示により起動する場合について図2を参照して説明する。ユーザがOSに特定のプログラムの起動を指示すると、OSはそのプログラムコードを記憶媒体より記憶装置のハードウェアを使用して読み込み、これをコンピュータ1の一次記憶装置(メモリ)であるRAM4にコードを展開し、展開された特定のアドレスよりCPU2が実行することでプログラムが実行される。通常、このような独立に実行されているプログラムのことを“プロセス”又は“タスク”と称し、記憶媒体に保持された“プログラムコード”と区別している。
現在の多くのOSは、このようなプロセス又はタスクを複数同時に走らせることのできるマルチタスク機能を有するものが一般的である。また、今日のOSはこのような複数のプロセスを同時に走らせるためにプロセス毎に独立してメモリを割り当て動作している。
また、このようなプロセス間でデータをやり取りするプロセス間通信のためにメモリ上にメタファイルと言う仮想的なファイルを形成し、ファイルアクセスを介して情報の送受信を行っている。
次に、本出願人既提案の文書のデータ構造(カプセル化文書構造)の概要について図3を参照して説明する。本実施の形態では、電子文書としてこのカプセル化文書21を用いる。このようなカプセル化文書21の特徴は、表示されるコンテンツ情報を保持するコンテンツ情報ファイル22と、それをコンピュータに解釈、実行されることにより表示したり、加筆したりする複数の機能モジュールを記述したプログラムコードファイル23と、文書構造を規定する構造ファイル24とを、一つのファイル形式でカプセル化している点である。
ここで、このようなカプセル化文書21の各機能モジュールの起動について図4を参照して説明する。図4に示すように、各機能モジュールとしてコンピュータに実行されるプログラムコードは大きく分けて二つに分類される。最初の一つの機能モジュールのプログラムコードは、OSの指示に従いコンピュータによって最初に起動される“起動機能モジュールのプログラムコード”23aである。他の一つは、この起動機能モジュールにより読み出し起動される“機能モジュールのプログラムコード”23bである。
コンピュータを利用してこのようなカプセル化文書21を起動させ表示させるステップについて説明する。これは図5に示すように、まず、ユーザが特定のカプセル化文書の起動を行うためにOSを通じて指示する(ステップS1)。次に、OSは文書内の起動機能モジュールのプログラムコード23Aをメモリ内に展開し、展開されたプログラムコードを実行することで起動機能モジュールを実行する(S2)。次に、起動された起動機能モジュールはカプセル化文書21内の機能モジュールのプログラムコード23Bを読み出して起動する(S3)。起動された機能モジュールはカプセル化文書21内のコンテンツ情報ファイル22を読み出し表示等の機能を実行する(S4)。
このようなステップの様子をブロック図に表したのが図6である。まず、ユーザが文書の起動を指示すると、OSは記憶媒体上に保持されたカプセル化文書21内の起動機能モジュールのプログラムコード23Aをメモリ(RAM4)内に展開し起動し、実行を開始する。次に、コンピュータにより実行中の起動機能モジュールは必要な機能モジュールをメモリ(RAM4)内に展開し、起動させる。起動した機能モジュールは必要なコンテンツ情報をカプセル化文書21内から読み込み、機能に応じてOSを通じてコンピュータに接続されたマウス、ディスプレイ等に入出力を行うことで文書を表示したり、編集したりする。
図7は、本実施の形態のカプセル化文書のデータ構造の一例を示す模式図である。カプセル化文書21は、文書内容を表す文書ファイル22aとそれに付随する画像ファイル22b、動画ファイル22cなどのマルチメディアファイルからなるコンテンツ情報ファイル22と、コンテンツ情報ファイル22を閲覧、動作させるためのプログラムおよび機能を付加するプログラム群である機能モジュールを記述したプログラムコードファイル23、及びカプセル化文書の構造を規定する構造ファイル24から生成されている。
文書ビューワ23a、画像ビューワ23b、動画ビューワ23cは、カプセル化文書21が保持するコンテンツ情報ファイル22を閲覧するためのプログラムコードファイル23であり、メールプログラム23dは、カプセル化文書21に新たな機能を追加するためのプログラムコードファイル23である。
構造ファイル24は、XMLで記述されており、文書の構成や使用するプログラム、コンテンツ情報ファイル22とプログラムコードファイル23との対応関係、コンテンツ情報ファイル22やプログラムコードファイル23の保管場所のURI(Uniform Resource Identifiers)などを記述している(図8参照)。
図9は、本実施の形態のカプセル化文書21がコンピュータ1に実行させる機能を示す機能ブロック図である。本実施の形態のカプセル化文書21は、メールプログラム23dによって、メール作成機能(手段)、メール送信機能(手段)、及びメール受信機能(手段)をコンピュータ1に実行させる。このようなメール作成機能(手段)、メール送信機能(手段)、及びメール受信機能(手段)によって、コンピュータ1は、次に示すような各種の動作を実行する。
まず、カプセル化文書21によるメール送信までの動作を説明する。カプセル化文書21が起動すると、図10に例示するような文書が起動する。文書中には、メール作成ボタン101が用意されており、ユーザがこのメール作成ボタン101をクリックすると、図11に例示するようなウインドウ102が表示される。そこで、このウインドウ102に、ユーザが宛先、件名、本文などを入力し、図11中の送信ボタン103をクリックすることにより、電子メールが送信される。これ以降は、通常の電子メールの送信と同じ機能が奏される。
以上の処理は、カプセル化文書21中のプログラムコードファイル23が、コンピュータ1に、電子メールを生成する機能と、ネットワーク7を介して電子メールを送受信する機能と、を実行させる機能モジュールの記述を含むことにより実現される。
次に、カプセル化文書21それ自体を送信する動作を示す。カプセル化文書21は、電子メールの送信に際して、自文書のコピー添付機能を実現する。つまり、カプセル化文書21は、そのカプセル化文書21のコピーを生成し、そのコピーした自文書を電子メールに添付できるようになっている。そのためには、図12に例示するように、電子メール作成送信用のウインドウ102において、文書添付ボタン104を付加する。ユーザがこの文書添付ボタン104をクリックすることにより、カプセル化文書21が自文書のコピーを生成し、コピーしたカプセル化文書21を電子メールに添付する。このようなコンピュータ1上での処理は、図13に例示するように、本実施の形態のカプセル化文書21が、メールプログラム23dによって、メール作成機能(手段)、メール送信機能(手段)、及びメール受信機能(手段)の他に、文書複製機能(手段)をコンピュータ1に実行させることによって実現する。コピーしたカプセル化文書21が添付された電子メールの文書は、例えば図14に示す。そこで、ユーザが宛先、件名、本文などを入力し、図14中の送信ボタン103をクリックすることにより、カプセル化文書21のコピーが添付された電子メールが送信される。
以上の処理は、カプセル化文書21中のプログラムコードファイル23が、コンピュータ1に、自文書のコピーを生成する機能と、生成した自文書のコピーを電子メールに伴わせて送信する機能と、を実行させる機能モジュールの記述を含むことにより実現される。
次に、カプセル化文書21内のコンテンツ情報ファイル22を選択し、選択されたコンテンツ情報ファイル22を電子メールで送信する動作を示す。図15に示すように、電子メール作成送信用のウインドウ102において、コンテンツ添付ボタン105を付加し、ユーザが選択したコンテンツ情報ファイル22を電子メールに添付できるようにする。そのような処理は、図16に例示するように、本実施の形態のカプセル化文書21が、メールプログラム23dによって、コンテンツ選択機能(手段)、メール作成機能(手段)、及びメール送信機能(手段)をコンピュータ1に実行させることによって実現する。つまり、ユーザがコンテンツ添付ボタン105をクリックすると、図17に例示するようなコンテンツ情報選択用ウインドウ106が起動する。このコンテンツ情報選択用ウインドウ106は、複数のコンテンツ情報ファイル22を表示する。そこで、ユーザがコンテンツ情報選択用ウインドウ106中から所望のコンテンツ情報ファイル22を選択し、そのコンテンツ情報選択用ウインドウ106に表示されているOKボタン107をクリックすると、図18に例示するように、選択されたコンテンツ情報ファイル22が添付ファイルとして電子メールに添付される。ユーザが宛先、件名、本文などを入力して、送信ボタン103をクリックすると、選択されたコンテンツ情報ファイル22が添付された電子メールが送信される。
以上の処理は、カプセル化文書21中のプログラムコードファイル23が、コンピュータ1に、1又は2以上のコンテンツ情報ファイル22を選択する機能と、選択されたコンテンツ情報ファイル22を電子メールに伴わせて送信する機能と、を実行させる機能モジュールの記述を含むことにより実現される。
次に、コンテンツ情報ファイル22のみを送信すると、受信側ではそのコンテンツ情報ファイル22を閲覧できない可能性もある。動画ファイルや3D用のファイルなどは、受信者が閲覧アプリケーションを持っていなかったり、そのフォーマットには対応していなかったりする可能性があるからである。そこで、コンテンツ情報ファイル22とそのコンテンツ情報ファイル22を閲覧等するためのプログラムコードファイル23とをカプセル化したカプセル化文書21を生成し、このカプセル化文書21を電子メールに添付することで、このような問題の解決が図られる。
図19は、コンテンツ情報ファイル22とそのコンテンツ情報ファイル22を再生(閲覧等)するためのプログラムコードファイル23とをカプセル化したカプセル化文書21の生成手順を示すフローチャートである。コンピュータ1は、図15に例示するようなコンテンツ情報選択用ウインドウ106中から所望のコンテンツ情報ファイル22が選択された場合、選択されたコンテンツ情報ファイル22から対応するプログラムコードファイル23を取得する(ステップS101)。選択されたコンテンツ情報ファイル22に対応するプログラムコードファイル23は、構造ファイル24を参照することで容易に判別可能である。そして、これから生成しようとするカプセル化文書21の構造ファイル24を生成する(ステップS102)。この構造ファイル24は、図8に例示したような構造ファイル24から必要な部分を抜粋することで、容易に生成可能である。但し、これから送信しようとするコンテンツ情報ファイル22のレイアウトについては、再設定する必要がある。その後、選択されたコンテンツ情報ファイル22と、選択されたコンテンツ情報ファイル22を再生(閲覧等)するためのプログラムコードファイルである再生用プログラムコードファイル23a〜23cと、生成した構造ファイル24とをカプセル化し、カプセル化文書21を生成する(ステップS103)。そして、生成したカプセル化文書21を電子メールに添付する(ステップS104)。これによって、受信側でも、確実にコンテンツ情報ファイル22を閲覧することが可能になる。
以上の処理は、図20に例示するように、本実施の形態のカプセル化文書21が、メールプログラム23dによって、コンテンツ選択機能(手段)、カプセル化機能(手段)、メール作成機能(手段)、及びメール送信機能(手段)をコンピュータ1に実行させることによって実現する。つまり、カプセル化文書21中のプログラムコードファイル23が、コンピュータ1に、選択されたコンテンツ情報ファイル22とこのコンテンツ情報ファイル22を再生するための再生用プログラムコードファイル23a〜23cとを、電子メールに伴わせて送信する単一の文書としてカプセル化する機能を実行させる機能モジュールの記述を含むことにより、以上の処理が実現される。
次いで、図8に例示した構造ファイル24には、カプセル化文書21が保持しているコンテンツ情報ファイル22及び対応するプログラムコードファイル23群のURI(Uniform Resource Identifiers)を記述することができるので、構造ファイル24さえあれば、URIに基づいてコンテンツ情報ファイル22、プログラムコードファイル23などのリソースを取得して、カプセル化文書21を生成することも可能である。例えば、図21のフローチャートに示すように、受信側がすでに構造ファイル24からカプセル化文書21を生成するカプセル化文書生成プログラムを保持している場合、送信側では、メールプログラム23dを起動し(ステップS201)、起動中のカプセル化文書21が有している構造ファイル24を電子メールに添付し(ステップS202)、宛先などの必要事項を入力し(ステップS203)、電子メールを送信する(ステップS204)。
この処理は、図22に例示するように、本実施の形態のカプセル化文書21が、メールプログラム23dによって、構造ファイル取得機能(手段)、メール作成機能(手段)、及びメール送信機能(手段)をコンピュータ1に実行させることによって実現する。つまり、カプセル化文書21中のプログラムコードファイル23が、コンピュータ1に、構造ファイルを電子メールに伴わせて送受信する機能を実行させる機能モジュールの記述を含むことにより、以上の処理が実現される。
別の実施の形態として、コンテンツ情報ファイル22を選択し、そのコンテンツ情報ファイル22を再生(閲覧等)するためのプログラムコードファイル23と共にカプセル化する場合に対応させた処理も可能である。つまり、選択されたコンテンツ情報ファイル22とこれに対応するプログラムコードファイル23とのみ、換言すると必要なファイル22、23だけを抜粋した構造ファイル24のみを送信することにより、相手に所望のカプセル化文書21を生成させることが可能である。このような処理は、カプセル化文書21中のプログラムコードファイル23が、コンピュータ1に、1又は2以上のコンテンツ情報ファイル22を選択する機能と、選択されたコンテンツ情報ファイル22に関係する構造ファイル24を生成する機能と、生成した構造ファイル24を電子メールに伴わせて送受信する機能と、を実行させる機能モジュールの記述を含むことにより実現される。
図23は、受信した構造ファイル24からカプセル化文書21を生成する手順を示すフローチャートである。受信側では、メーラを起動し(ステップS251)、構造ファイル24が添付された電子メールを受信し(ステップS252)、構造ファイル24を解析し(ステップS253)、必要なリソースを解析して取得し(ステップS254)、カプセル化文書21を生成する(ステップS255)。こうして、構造ファイル24のやりとりだけで、カプセル化文書21を相手に渡すことが可能になる。
以上の処理は、図24に例示するように、受信側のコンピュータ1において、構造化文書解析機能(手段)、リソース取得機能(手段)、メール作成機能(手段)、及びメール送信機能(手段)を実行することによって実現する。そして、受信側のコンピュータ1にそのような機能を実行させるには、受信側のコンピュータ1にそのような処理を実行するコンピュータプログラム、つまりカプセル化文書生成プログラムが予めインストールされているか、あるいは、カプセル化文書21を起動させている送信側のコンピュータ1から受信側のコンピュータ1にそのようなカプセル化文書生成プログラムを送信すればよい。
前者の場合、受信側のコンピュータ1に、受信した構造ファイル24からカプセル化文書21を生成するためのカプセル化文書生成プログラムがインストールされていれば良い。このようなカプセル化文書生成プログラムの一例としては、コンピュータ1にインストールされ、このコンピュータ1に、文書の表現実体に関するコンテンツ情報ファイル22と、ネットワーク7上に接続されたコンピュータ1により解釈、実行されてコンテンツ情報ファイルに対する表示、その他の処理をコンピュータ1に実行させる複数の機能モジュールを記述したプログラムコードファイル23とを含むリソース情報の格納場所を指示するURIを含む構造ファイル24を受信する機能と、受信した構造ファイル24に含まれているURIに基づいてコンテンツ情報ファイル22とプログラムコードファイル23とを取得する機能と、取得したコンテンツ情報ファイル22及びプログラムコードファイル23と受信した構造ファイル24とを単一の文書としてカプセル化する機能と、を実行させるカプセル化文書生成プログラムを用いることができる。
そして、そのようなカプセル化文書生成プログラムがインストールされたコンピュータ1は、文書の表現実体に関するコンテンツ情報ファイル22と、ネットワーク7上に接続されたコンピュータ1により解釈、実行されてコンテンツ情報ファイル22に対する表示、その他の処理をコンピュータ1に実行させる複数の機能モジュールを記述したプログラムコードファイル23とを含むリソース情報の格納場所を指示するURIを含む構造ファイル24を受信する手段と、受信した構造ファイル24に含まれているURIに基づいてコンテンツ情報ファイル22とプログラムコードファイル23とを取得する手段と、取得したコンテンツ情報ファイル22及びプログラムコードファイル23と受信した構造ファイル24とを単一の文書としてカプセル化する手段と、を具備するカプセル化文書生成装置として生成される。
さらに、こして生成されたカプセル化文書生成装置は、文書の表現実体に関するコンテンツ情報ファイル22と、ネットワーク7上に接続されたコンピュータ1により解釈、実行されてコンテンツ情報ファイル22に対する表示、その他の処理をコンピュータ1に実行させる複数の機能モジュールを記述したプログラムコードファイル23とを含むリソース情報の格納場所を指示するURIを含む構造ファイル24を受信する工程と、受信した構造ファイル24に含まれているURIに基づいてコンテンツ情報ファイル22とプログラムコードファイル23とを取得する工程と、取得したコンテンツ情報ファイル22及びプログラムコードファイル23と受信した構造ファイル24とを単一の文書としてカプセル化する工程と、を具備するカプセル化文書生成方法を実行する。
後者の場合、送信側のコンピュータ1に解釈、実行されているカプセル化文書21中のプログラムコードファイル23が、コンピュータ1に、構造ファイル24に基づいてカプセル化文書21を生成するためのカプセル化文書生成プログラムを構造ファイル24と共に送信する機能を実行させる機能モジュールの記述を含むことにより実現される。この場合、送信側のコンピュータ1に解釈、実行されているカプセル化文書21中のプログラムコードファイル23は、コンピュータ1に、構造ファイル24とこの構造ファイル24に基づいてカプセル化文書21を生成するためのカプセル化文書生成プログラムとを、電子メールに伴わせて送信する単一の文書としてカプセル化する機能を実行させる機能モジュールの記述を含んでもよい。
次いで、本実施の形態では、図25に示すように、以上のように送信されたカプセル化文書21を用い、電子メールを用いて文書状態を送受信するようにすることも可能である。つまり、図25中、ユーザAがカプセル化文書21のページ3を閲覧すると、その情報がネットワーク7を経由してユーザBのカプセル化文書21に伝達され、ユーザBのカプセル化文書21においてもページ3がオープンされる、という具合に、カプセル化文書21を用いたコミュニケーションを同期的に行うことができる。この例では1対1でのコミュニケーションの例を示しているが、もちろん、1対複数でのコミュニケーションも可能である。
この場合の基本的な処理の流れは、図26に示すように、送信側のコンピュータ1で解釈実行されているカプセル化文書21において、イベント取得後(ステップS301)、操作情報ファイルを作成し(ステップS302)、操作情報ファイルが添付された電子メール作成の上(ステップS303)、その電子メールを送信する(ステップS304)、という処理をそのコンピュータ1に実行させ、受信側のコンピュータ1では、このコンピュータ1で解釈実行されている同一のカプセル化文書21によって、電子メール受信(ステップS351)、操作情報ファイル取得(ステップS352)、操作情報ファイル解析(ステップS353)、自文書に反映(ステップS354)という処理を実行する、という流れである。
このような処理を実現するためには、図27に示すように、送受信側双方のコンピュータ1において、イベント取得機能(手段)、操作情報ファイル生成機能(手段)、操作情報ファイル解析機能(手段)、メール作成機能(手段)、メール送信機能(手段)、メール受信機能(手段)、及び情報反映機能(手段)を実行することが必要である。このようなコンピュータ1の機能は、一例として、それらのコンピュータ1で起動中のカプセル化文書のメールプログラム23dによって各コンピュータ1に提供される。
以上の処理を送信側のコンピュータ1で実行するには、このコンピュータ1に解釈実行されるカプセル化文書21中のプログラムコードファイル23が、送信側のコンピュータ1に、ユーザ操作によって発生するイベントを取得する機能と、取得したイベントについての例えばXMLで記述された操作情報を電子メールに伴わせて送信する機能と、を実行させる機能モジュールの記述を含むことにより実現される。
また、以上の処理を受信側のコンピュータ1で実行するには、このコンピュータ1に解釈実行されるカプセル化文書21中のプログラムコードファイル23が、受信側のコンピュータ1に、受信した操作情報を解析する機能と、その解析結果を自文書に反映する機能と、を実行させる機能モジュールの記述を含むことにより実現される。
また、プログラムコードファイル23は、コンピュータ1に、送信する電子メールにカプセル化文書用のIDを付加する機能を実行させる機能モジュールの記述と、コンピュータ1に、電子メールを送受信する機能を利用して電子メールを受信する場合、カプセル化文書用のIDが付加された電子メールだけを受信する機能を実行させる機能モジュールの記述とを含むことが望ましい。これにより、電子メールの受信側において、カプセル化文書が送信する電子メールをその他の電子メールから区別することができる。
しかしながら、文書状態を電子メールでやりとりするのはあまり現実的でないので、図7に例示したカプセル化文書21のデータ構造に加えて、図28に例示するように、文書情報をやりとりするための通信プログラム23eを加えたカプセル化文書21のデータ構造にすることが望ましい。
以下、このような図28に例示したカプセル化文書21を使用した場合の動作について述べる。
通信プログラム23eは、ここではTCP/IPを利用して文書状態を送受信するプログラムコードファイル23であり、P2Pでの通信を実現する。図25に例示したように、ユーザは自分のカプセル化文書21と同じカプセル化文書21を通信相手に起動させ、文書状態を送受信しながら、互いの文書状態を同期させ、コミュニケーションを図ることができる。カプセル化文書21同士でこのようなやりとりを行う場合には、それぞれのユーザが同じカプセル化文書21を保持しなければならない。つまり、あるユーザが自身の持っているカプセル化文書21を用いて他の一人又は複数人とコミュニケーションを図りたい場合、何らかの方法でそのカプセル化文書21を配布しなければならない。配布の方法は、各人がアクセス権を有しているWebサーバにダウンロードさせたり、CD−Rなどのメディアに焼いてメディアを送付したりするなど、様々な態様が考えられる。これに対して、カプセル化文書21の配布手法としては、カプセル化文書21が内蔵するメールプログラム23dによる電子メールを利用する手法が最も簡単であり、速報性も高いと思われる。普通のメールクライアント(メーラ)でカプセル化文書21を添付ファイルとして送ってもよいが、P2Pのアプリケーションは、通信相手をいかに発見するかが常に問題となる。普通、相手のメールアドレスは知っていたとしても、普段使用しているマシンなどのIPアドレスは普通知らないであろうし、また、仮にそのマシンのIPアドレスはたまたま知っていたとしても、そのマシンとは異なるマシンでカプセル化文書21を起動する可能性も十分ある。したがって、カプセル化文書21を配布する前に、電子メールに添付するカプセル化文書21に自身のネットワーク環境(IPアドレスなど)を予め自動的にセットしてから相手に送信する機能などが必要である。このようにすることによって、受信側は、単にカプセル化文書21を起動することによって、送信側のカプセル化文書と通信することが可能である。予めIPアドレスを自動的にセットするためには、カプセル化文書21自身を起動させて内部のプログラムコードファイル23にIPアドレスなどを取得させるのが最も容易である。これに対して、メールクライアントを使ってカプセル化文書21を添付してしまうと、IPアドレスを自動的に設定しにくいという難がある。
カプセル化文書21を相手に送信する方法は、カプセル化文書自身を添付したり、構造ファイル24のみを送ったり、コンテンツ情報ファイル22を選択してカプセル化文書21を生成して送ったりと、先に述べた通りであるが、カプセル化文書21には、その構造ファイル24に、送信元のIPアドレスや通信に使用するポート番号などの通信に必要な情報、つまり自機のネットワーク環境情報を予め構造ファイル24にセットしておく。このような各種のネットワーク環境の値は、カプセル化文書21の起動時に、IPアドレスを取得するなどして構造ファイル24に設定する。これにより、図29に例示する構造ファイル24には、図30に例示するように、<mail address/>及び<comm/>に、それぞれ、<mail address=“xxx”/>及び<comm IP=“xxx”port=“xxx”/>が設定される。
次いで、送信側と受信側との間の通信確立までの動作を図31ないし図34を参照して説明する。図31に示すように、送信側は、カプセル化文書21を起動し(ステップS451)、既に述べたような手法を用いて、電子メールを利用して受信側にカプセル化文書21自身又はカプセル化文書21を生成するための情報を通知する(ステップS402、403)。受信側では、メールクライアントを予め起動し(ステップS451)、送信側で送信した電子メールを受信する(ステップS452)。そして、電子メールに添付されている添付ファイルなどからカプセル化文書を生成する情報又はカプセル化文書21自身を取得し(ステップS453)、このカプセル化文書21を起動する(ステップS454)。図32は、受信側で起動したカプセル化文書21に基づく文書の一例である。
ここで、受信側で起動するカプセル化文書21には構造ファイル24に送信元のIPアドレスなどのネットワーク環境情報が記述されている。そこで、図32中の通信ボタン108をユーザがクリックすると、構造ファイル24に記述されているIPアドレスなどのネットワーク環境情報を利用して、送信元で起動しているカプセル化文書21と通信確立を図る(ステップS455)。この際、宛先を複数指定すること可能である。複数の宛先に送信した場合は、図33に例示するように、送信者が基点となって受信者と放射状に通信が確立される形になる。つまり、各受信者同士の通信は確立されないので、送信者がそれぞれの受信者と通信が確立した時点で、送信者がある受信者の情報を他の受信者へ通知してやることにより、図34に例示するように、それぞれの参加者間での通信が確立する。別の一例として、例えば、受信者1が受信する電子メールには受信者2及び受信者3のメールアドレスが宛先欄に記載されているはずであるので、この情報に基づいてそれぞれが接続確立を試みることも可能である。
また、選択したコンテンツ情報ファイル22を閲覧することが可能なカプセル化文書21を送信できることは先に述べたとおりであるが、このとき、通信プログラム23eもカプセル化すれば、そのカプセル化文書21を使ってコミュニケーションをとることも可能になる。この場合、どの機能拡張プログラムをカプセル化するかを選択するプログラムコードファイル23をコンテンツ情報ファイル22に選択プログラムとして組み込んでおくとよい。
以上の処理を実行するには、カプセル化文書21中のプログラムコードファイル23が、コンピュータ1に、他のコンピュータで起動している同一のカプセル化文書とネットワーク7を介して情報を送受信する機能を実行させる機能モジュールの記述と、自機のネットワーク環境情報を取得して構造ファイル24に記憶させる機能を実行させる機能モジュールの記述と、起動時、ネットワーク環境情報に基づいて他のコンピュータで起動している同一のカプセル化文書との間で通信確立を試みる機能を実行させる機能モジュールの記述と、を含むことによって実現される。
なお、カプセル化文書21におけるプログラムコードファイル23は、JAVA(登録商標)で作成することにより、カプセル化文書21自体をアプレットとして扱うことも可能である。この場合、電子メールでは、アプレットそのものを送ってもよいし、アプレットへのリンクを記述した本文を送ることによって相手に所望のカプセル化文書21を起動させるようにしてもよい。
本発明の一実施の形態のパーソナルコンピュータを示すハードウェア構成図である。 OSの役割の概要を示す模式図である。 カプセル化文書のデータ構造の基本例を示す模式図である。 より実際的なカプセル化文書のデータ構造の基本例を示す模式図である。 その閲覧処理例を示す概略フローチャートである。 その処理の流れを判りやすく示す模式図である。 本実施の形態のカプセル化文書のデータ構造の一例を示す模式図である。 構造ファイル一例を示す模式図である。 カプセル化文書を起動したコンピュータによって実行される機能の一例を示す機能ブロック図である。 カプセル化文書が起動した場合に出現する「メール作成ボタン」を有する文書の一例を示す模式図である。 「送信ボタン」を有するメール作成送信用のウインドウの一例を示す模式図である。 「送信ボタン」及び「文書添付ボタン」である。 カプセル化文書を起動したコンピュータによって実行される機能の一例を示す機能ブロック図である。 カプセル化文書のコピーが添付されたメール作成送信用のウインドウの一例を示す模式図である。 「コンテンツ添付ボタン」を有するメール作成送信用のウインドウの一例を示す模式図である。 カプセル化文書を起動したコンピュータによって実行される機能の一例を示す機能ブロック図である。 コンテンツ情報選択用ウインドウの一例を示す模式図である。 選択されたコンテンツ情報ファイルが添付されたメール作成送信用のウインドウの一例を示す模式図である。 コンテンツ情報ファイルとそのコンテンツ情報ファイルを閲覧等するためのプログラムコードファイルとをカプセル化したカプセル化文書を生成し、電子メールに添付して送信する手順の一例を示すフローチャートである。 カプセル化文書を起動したコンピュータによって実行される機能の一例を示す機能ブロック図である。 構造ファイルを電子メールに添付して送信する手順の一例を示すフローチャートである。 カプセル化文書を起動したコンピュータによって実行される機能の一例を示す機能ブロック図である。 受信した構造ファイルからカプセル化文書を生成する手順を示すフローチャートである。 カプセル化文書を起動したコンピュータによって実行される機能の一例を示す機能ブロック図である。 電子メールを用いて文書状態を送受信する一例を示す模式図である。 電子メールを用いて文書状態を送受信する処理の一例を示すフローチャートである。 コンピュータによって実行される機能の一例を示す機能ブロック図である。 カプセル化文書のデータ構造の別の一例を示す模式図である。 構造ファイルを例示する模式図である。 構造ファイルにネットワーク環境情報が設定された状態を例示する模式図である。 送信側と受信側との間の通信確立までの処理を示すフローチャートである。 受信側で起動したカプセル化文書に基づく文書の一例である。 送受信者同士の接続関係の一例を示す模式図である。 送受信者同士の接続関係の最終形態の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 コンピュータ
7 ネットワーク
21 カプセル化文書
22 コンテンツ情報ファイル
23 プログラムコードファイル
24 構造ファイル

Claims (18)

  1. 文書の表現実体となるコンテンツ情報ファイルと、前記コンテンツ情報ファイルに対する所定の処理をネットワークに接続されたコンピュータに実行させる複数の機能モジュールを記述したプログラムコードファイルと、前記文書の文書構造を規定する構造ファイルと、を単一の文書としてカプセル化するプログラムであって、
    前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、
    電子メール作成送信用のウインドウを表示し、該電子メール作成送信用のウインドウを用いて入力された情報を基に電子メールを生成する機能と、
    前記電子メール作成送信用のウインドウ上に設けられる電子メール送信用のボタンと文書添付用のボタンの内、前記文書添付用のボタンがクリックされた場合に自カプセル化文書のコピーを生成し、生成した自カプセル化文書のコピーを電子メールに添付する機能と、
    前記電子メール送信用のボタンのクリックに応じて前記ネットワークを介して前記電子メールを送信し、前記ネットワークを介して送られてくる電子メールを受信する機能と、
    を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とするカプセル化文書生成プログラム。
  2. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、
    1又は2以上の前記コンテンツ情報ファイルを選択する機能と、
    選択された前記コンテンツ情報ファイルを電子メールに伴わせて送信する機能と、
    を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項1記載のカプセル化文書生成プログラム
  3. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、選択された前記コンテンツ情報ファイルとこのコンテンツ情報ファイルを再生するための再生用プログラムコードファイルとを、電子メールに伴わせて送信する単一の文書としてカプセル化する機能を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項記載のカプセル化文書生成プログラム
  4. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、前記構造ファイルを電子メールに伴わせて送受信する機能を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項1記載のカプセル化文書生成プログラム
  5. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、
    1又は2以上の前記コンテンツ情報ファイルを選択する機能と、
    選択された前記コンテンツ情報ファイルに関係する構造ファイルを生成する機能と、
    生成した前記構造ファイルを電子メールに伴わせて送受信する機能と、
    を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項1記載のカプセル化文書生成プログラム
  6. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、前記構造ファイルに基づいてカプセル化文書を生成するためのカプセル化文書生成プログラムを前記構造ファイルと共に送信する機能を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項又は記載のカプセル化文書生成プログラム
  7. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、前記構造ファイルとこの構造ファイルに基づいてカプセル化文書を生成するためのカプセル化文書生成プログラムとを、電子メールに伴わせて送信する単一の文書としてカプセル化する機能を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項記載のカプセル化文書生成プログラム
  8. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、送信する電子メールにカプセル化文書用のIDを付加する機能を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項1記載のカプセル化文書生成プログラム
  9. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、電子メールを送受信する機能を利用して電子メールを受信する場合、カプセル化文書用のIDが付加された電子メールだけを受信する機能を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項1記載のカプセル化文書生成プログラム
  10. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、
    ユーザ操作によって発生するイベントを取得する機能と、
    取得したイベントについての操作情報を電子メールに伴わせて送信する機能と、
    を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項1記載のカプセル化文書生成プログラム
  11. 前記操作情報は、XMLで記述されることを特徴とする請求項10記載のカプセル化文書生成プログラム
  12. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、
    受信した操作情報を解析する機能と、
    その解析結果を自カプセル化文書に反映する機能と、
    を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項10又は11記載のカプセル化文書生成プログラム
  13. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、他のコンピュータで起動している同一のカプセル化文書と前記ネットワークを介して情報を送受信する機能を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項1記載のカプセル化文書生成プログラム
  14. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、自機のネットワーク環境情報を取得して前記構造ファイルに記憶させる機能を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項13記載のカプセル化文書生成プログラム
  15. 前記プログラムコードファイルは、前記コンピュータに、起動時、ネットワーク環境情報に基づいて他のコンピュータで起動している同一のカプセル化文書との間で通信確立を試みる機能を実行させる機能モジュールの記述を含むことを特徴とする請求項14記載のカプセル化文書生成プログラム
  16. 文書の表現実体に関するコンテンツ情報ファイルと、前記コンテンツ情報ファイルに対する所定の処理をネットワークに接続されたコンピュータに実行させる複数の機能モジュールを記述したプログラムコードファイルであって前記コンピュータに、電子メール作成送信用のウインドウを表示し、該電子メール作成送信用のウインドウを用いて入力された情報を基に電子メールを生成する機能、前記電子メール作成送信用のウインドウ上に設けられる電子メール送信用のボタンと文書添付用のボタンの内、前記文書添付用のボタンがクリックされた場合に自カプセル化文書のコピーを生成し、生成した自カプセル化文書のコピーを電子メールに添付する機能、および、前記電子メール送信用のボタンのクリックに応じて前記ネットワークを介して前記電子メールを送信し、前記ネットワークを介して送られてくる電子メールを受信する機能、を実行させる機能モジュールの記述を含むプログラムコードファイルとを含むリソース情報の格納場所を指示するURIを含む構造ファイルを受信する工程と、
    受信した前記構造ファイルに含まれているURIに基づいて前記コンテンツ情報ファイルと前記プログラムコードファイルとを取得する工程と、
    取得した前記コンテンツ情報ファイル及び前記プログラムコードファイルと受信した前記構造ファイルとを単一の文書としてカプセル化する工程と、
    を具備するカプセル化文書生成方法。
  17. コンピュータにインストールされ、このコンピュータに、
    文書の表現実体に関するコンテンツ情報ファイルと、前記コンテンツ情報ファイルに対する所定の処理をネットワークに接続されたコンピュータに実行させる複数の機能モジュールを記述したプログラムコードファイルであって前記コンピュータに、電子メール作成送信用のウインドウを表示し、該電子メール作成送信用のウインドウを用いて入力された情報を基に電子メールを生成する機能、前記電子メール作成送信用のウインドウ上に設けられる電子メール送信用のボタンと文書添付用のボタンの内、前記文書添付用のボタンがクリックされた場合に自カプセル化文書のコピーを生成し、生成した自カプセル化文書のコピーを電子メールに添付する機能、および、前記電子メール送信用のボタンのクリックに応じて前記ネットワークを介して前記電子メールを送信し、前記ネットワークを介して送られてくる電子メールを受信する機能、を実行させる機能モジュールの記述を含むプログラムコードファイルとを含むリソース情報の格納場所を指示するURIを含む構造ファイルを受信する機能と、
    受信した前記構造ファイルに含まれているURIに基づいて前記コンテンツ情報ファイルと前記プログラムコードファイルとを取得する機能と、
    取得した前記コンテンツ情報ファイル及び前記プログラムコードファイルと受信した前記構造ファイルとを単一の文書としてカプセル化する機能と、
    を実行させるカプセル化文書生成プログラム。
  18. 文書の表現実体に関するコンテンツ情報ファイルと、前記コンテンツ情報ファイルに対する所定の処理をネットワークに接続されたコンピュータに実行させる複数の機能モジュールを記述したプログラムコードファイルであって前記コンピュータに、電子メール作成送信用のウインドウを表示し、該電子メール作成送信用のウインドウを用いて入力された情報を基に電子メールを生成する機能、前記電子メール作成送信用のウインドウ上に設けられる電子メール送信用のボタンと文書添付用のボタンの内、前記文書添付用のボタンがクリックされた場合に自カプセル化文書のコピーを生成し、生成した自カプセル化文書のコピーを電子メールに添付する機能、および、前記電子メール送信用のボタンのクリックに応じて前記ネットワークを介して前記電子メールを送信し、前記ネットワークを介して送られてくる電子メールを受信する機能、を実行させる機能モジュールの記述を含むプログラムコードファイルとを含むリソース情報の格納場所を指示するURIを含む構造ファイルを受信する手段と、
    受信した前記構造ファイルに含まれているURIに基づいて前記コンテンツ情報ファイルと前記プログラムコードファイルとを取得する手段と、
    取得した前記コンテンツ情報ファイル及び前記プログラムコードファイルと受信した前記構造ファイルとを単一の文書としてカプセル化する手段と、
    を具備するカプセル化文書生成装置。
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