JP4397281B2 - 組伝票製造装置およびこれにより作製される組伝票 - Google Patents

組伝票製造装置およびこれにより作製される組伝票 Download PDF

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Description

本発明は、複数の伝票体が順次抜き取られる組伝票を作製する組伝票製造装置およびこれにより作製される組伝票に関する。
近年、例えば所定の配送物を配送するにあたり当該配送物に配送票が貼付されるが、当該配送票を配送管理のために複数の配送伝票を組とし、各配送段階で個別の配送伝票毎に抜き取ることが行われ、また当該配送票中に利用明細等の本人以外には秘匿が必要な伝票を含ませることも行われている。このような配送票を作製するにあっては、各配送伝票の紛失や紛れ込みを回避する必要があり、一方で製造時間の短縮が望まれている。
従来、複数の伝票体を組み込ませた組伝票としての配送票は、例えば表面に配置される第1票に、配送先、配送依頼者、配送責任者等を特定する情報が印字され、これらの情報が第2票および第3票上に複写させて当該第2票を配送中間地点での管理伝票とされ、第3票を配送終了時に受領印が押印される配達票とされるものである。また、配送物が購入物である場合に、当該配送票に利用明細や支払い明細を伝票(第4票)として組み込ませることも行われている。このような配送票を作製する装置が、以下の特許文献に開示されている。
特許第3066670号公報
上記特許文献に開示されている配送票の製造装置は、連続用紙(20)の搬送方向に対する幅方向に2頁分の情報を印字し、これを搬送方向に順次情報印字させることで偶数頁毎の配送票を構成する各配送伝票の対象とされる。このような連続用紙(20)が幅方向の2頁分毎に分離(搬送方向)され、さらに各頁分毎に分離(幅方向)されて、各枚葉毎に中間フィーダ(23)を介してデフレクター(24)に供給される。デフレクター(24)では、所定枚数毎に名寄せして積み重ね、クリンプ・ユニット(26)で紙クリップ加工や粘着剤により片綴じし、これを包装機(27)で剥離紙とフィルム間に包装して組伝票の配送票とするというものである。
しかしながら、上記特許文献に開示されている配送票の製造装置は、名寄せして片綴じする際に各伝票毎に搬送し、また綴じる際には搬送を一旦停止させることから、製造工程においてその分時間を要すると共に、枚葉毎に搬送することから、搬送途中でラインより外れる場合もあって歩留りの低下を招く場合もあるという問題がある。また、配送中に明細の伝票を組み込ませる場合には、秘匿情報を隠蔽させる機構がなく、上記多伝票を重ねる前工程で別装置によってラベル貼付を行わなければならず、効率低下を招くという問題がある。
ところで、多伝票の配送票で明細等の秘匿情報を隠蔽するものが例えば特開2000−263968号公報に開示されているが、この配送票は4片の伝票をZ折りまたはW折りにより剥離可能に重ね接着させたものであり、このような配送票またはその製造装置で各伝票を抜き取りさせる配送票またはその製造装置に適用することができない。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、少なくとも秘匿情報を含んで隠蔽ラベルが貼付された伝票体が抜き取り自在な組伝票の製造時間の短縮を図り、歩留りの向上を図る組伝票製造装置およびこれにより作製される組伝票を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、連続用紙上で複数の伝票体となる各領域が搬送手段による搬送方向およびこれに対する幅方向にそれぞれ決定され、所定の領域に秘匿情報および非秘匿情報が印字されるものであり、当該連続用紙より当該各伝票体となる領域が分離され、対応の各伝票体同士が重ねられて切取線により抜き取り自在に片綴じされる組伝票を作製する組伝票製造装置であって、前記連続用紙の所定の領域には印字された前記秘匿情報上に隠蔽ラベルを貼付させるための識別符が施され、当該識別符を認識する検出手段と、前記検出手段による前記識別符の認識に基づいて剥離自在な隠蔽ラベルを前記秘匿情報上に貼付するラベル貼付手段と、前記連続用紙における搬送方向に対する幅方向の前記各領域毎に対応させて搬送方向に断裁することで所定数の連続部に分断させる第1断裁手段と、前記所定数の連続部のうち、上位置となる連続部と他の所定数の連続部とを、当該他の連続部の片綴じ位置に粘着剤を塗布して重ね接着させることで単一の連続部とする第1重ね接着手段と、前記単一の連続部を、搬送方向における各領域毎に対応させて前記幅方向に断裁することで前記組伝票を構成する所定数の組伝票体とする第2断裁手段と、前記所定数の組伝票体のうち、最上位置となる組伝票体と他の組伝票体とを、当該他の組伝票体の片綴じ位置に粘着剤を塗布して重ね接着させることで前記隠蔽ラベルが貼付された伝票体を含む単一の組伝票体毎とする第2重ね接着手段と、部分的に粘着剤が塗布されたフィルムおよび剥離紙が供給され、当該フィルムと剥離紙との間に、前記単一毎の組伝票体を挿入させる挿入手段と、を有する構成とする。
請求項2、3の発明では、「前記連続用紙に前記切取線が形成されていない場合を前提に、前記単一の組伝票体に前記接着部分より各伝票体を切り取り自在とさせる切取線を形成させる切取線形成手段を備える」構成であり、
「前記フィルムおよび剥離紙が連続状態の場合を前提に、前記フィルムと剥離紙との間に挿入された前記組伝票体を、当該組伝票体毎に断裁して単一毎の前記組伝票とする第3断裁手段を備える」構成である。
請求項1〜3の発明によれば、連続用紙上に複数の伝票体となる領域が決定され、所定の領域に印字された秘匿情報上に隠蔽ラベルを貼付させ、搬送方向に対する幅方向で区分される領域毎を当該搬送方向で分断させて所定数の連続部とさせ、これらを重ね接着させることで単一の連続部とさせ、さらに搬送方向で区分される領域を幅方向で分断させて所定数の組伝票体とさせ、所定数の組伝票体同士を重ね接着させることで単一の組伝票体とさせ、これをフィルムと剥離紙との間に挿入させることで組伝票を作製させることにより、少なくとも秘匿情報に隠蔽ラベルが貼付された伝票体を含む各伝票体が抜き取り自在とされる組伝票の作製が搬送状態を停止させずに一連の製造工程で行うことができ、製造時間の短縮を図ることができると共に、作製されるまで枚葉のものが単独で搬送されることがないことから紛失や紛れ込みが回避され、歩留りを向上させることができるものである。
以下、本発明の最良の実施形態を図により説明する。
図1に、本発明に係る組伝票製造装置の概念構成図を示す。図1(A)、(B)に示す組伝票製造装置11は、詳細を図2以降で説明するが、連続用紙12上に複数の伝票体となる各領域が搬送手段による搬送方向およびこれに対する幅方向にそれぞれ決定され、所定の領域に秘匿情報および非秘匿情報が印字されるものであり、当該連続用紙12より当該各伝票体となる領域が分離され、対応の各伝票体同士が重ねられて切取線により抜き取り自在に片綴じされる組伝票を作製するためのものである。
すなわち、図1(A)に示すように、連続用紙12が図示しない搬送手段(例えばトラクタ)で搬送されるもので、搬送上にバーコードリーダ13A、検出手段であるマークセンサ14が配置される。マークセンサ14は連続用紙12の所定部分に施された識別符(図2(A)参照)を認識して隠蔽ラベルを貼付させるためのものであるが、当該連続用紙12上の所定部分に施されたバーコード(図2(A)参照)を読み取ることで隠蔽ラベルを予め定めた位置に貼付させることも可能であり、この場合にはマークセンサ14を省略してバーコードリーダ13Aを検出手段としてもよい。
また、連続用紙12の搬送方向上にはラベル貼付手段15、第1断裁手段であるスリッタ16Aが順次配置される。ここでは、連続用紙12の搬送方向に対する幅方向に2つの情報印字領域とすることが決定されたものとして単一のスリッタ16Aが当該連続用紙12を搬送方向に2つの連続部に断裁して分離させる。一方の連続部はそのまま搬送され、他方の連続部が粘着剤塗布手段17Aを含む第1重ね接着手段18により片綴じ部分に粘着剤が塗布され、所定数の搬送ロール等により方向を変えられて上記一方の連続部の下方部分に重ね接着されて単一の連続部とされる。当該第1重ね接着手段18の次段には、スリッタ16B,16Cが配置される。なお、当該スリッタ16B,16Cの機能は後述する。
続いて、スリッタ16B,16Cの次段には、バーコードリーダ13B、第2断裁手段である断裁分離手段19が順次配置される。バーコードリーダ13Bは上記単一の連続部とされたときにバーコード(図2(A)参照)が最上位置にあるか否かを検出するためのものである。また、断裁分離手段19は、例えば1組の搬送ローラで構成され、後段の搬送ローラの回転数を高くすることで連続用紙12に形成された分離ミシン線(図2(A)参照)で分離させて上位置となる組伝票体20Aとこの下方に重ね接着される組伝票体20Bとさせるものである。
上記断裁分離手段19の次段には粘着剤塗布手段17Bを含む第2重ね接着手段21が配置される。すなわち、組伝票体20Aの下方に位置させる組伝票20Bの片綴じ位置に粘着剤塗布手段17Bにより粘着剤を塗布させ、当該組伝票体20Aと重ね接着させて単一の組伝票体20とさせる。そして、第2重ね接着手段21の配置位置より方向を変え、例えば直角方向に反転手段22が配置される。当該反転手段22は単一の組伝票体20の天地を逆とする(すなわち、バーコードが施された最上面を下向きとする)。これは、後述のフィルムと接着させる面をバーコードが施された面とするためのもであると共に、接着させた粘着剤の乾燥時間を確保するためのもである。したがって、接着させるフィルムが上方に位置されている場合には反転手段22は不要であり、搬送方向を変化させる必要もなく、単に乾燥時間を確保する長さの搬送経路を設ければ足りる。
一方、ロール状の剥離紙フィルム連続体23より、剥離紙24と部分的に粘着剤が塗布(図4(A)参照)されているフィルム25とが供給され、当該剥離紙24とフィルム25とが一時剥離された状態とされる。そして、適宜反転手段22で反転された組伝票体20は挿入手段26により一時剥離されたフィルム25上に挿入され、これによって組伝票体20のバーコードが施された面が当該フィルム25上に接着されることとなる。
そこで、図1(B)に示すように、フィルム25上に接着された組伝票体20に対して切取線形成手段であるミシン線形成刃27が配置される。当該ミシン線形成刃27は、上記粘着剤が塗布された部分に抜き取り自在とさせるための切取線(図4(A)参照)を形成させるためのものである。なお、当該切取線はその形成位置が特定することができることから、連続用紙12上に予め形成させておくことも可能であり、この場合には当該ミシン線形成刃27は不要となる。
上記ミシン線形成刃27の次段では、一時剥離された剥離紙24とフィルム25とが再び剥離可能に接着させるロール等が配置されることで切取線が形成された組伝票体20が当該剥離紙24とフィルム25とにより挾持された状態とされる。さらに、適宜、エア抜きロール28が配置され、第3断裁手段29が配置される。当該第3断裁手段29は、組伝票体20が所定間隔で挾持された連続状の剥離紙フィルム連続体を、当該組伝票体20毎に断裁して最終的な組伝票30とさせるためのもので、例えばロールの軸方向に断裁刃が形成させたものがある。なお、剥離紙24とフィルム25が連続形態でなく、組伝票体20の大きさに応じた形状の単片状で供給させることも可能であり、この場合に当該第3断裁手段29は不要となる。
そこで、図2〜図4に、図1の組伝票製造装置による組伝票作製工程の説明図を示し、図1の各処理構成部と共に説明する。図2(A)は、連続用紙12を示したもので、搬送のための搬送孔が形成されたマージナル部31A,31Bが切り取りのための分離ミシン線32A,32Bを介して設けられている。ここでは、搬送方向に対する幅方向に2頁分の伝票体を印字した領域として決定され、これが搬送方向に、後に断裁させるための分離ミシン線33を介して連続し、それぞれの領域に対応の秘匿情報を含む情報が印字されたものである。図では、分離ミシン線33でジグザグ状に折りたたまれた連続用紙12として示しているが、ロール状としてもよい。
例えば、4頁分の冊子形態の片綴じ組伝票とさせる場合として、図示のように幅方向に1頁分と2頁分の伝票体の領域が決定され、搬送方向の次段に3頁分と4頁分の伝票体の領域が決定されて、それぞれに対応の情報が印字される。これが、後に幅方向の2つの領域を搬送方向で仮想分離ライン34(実際には表示なし)に沿って分断されるものであり、これによって第1連続部35Aと第2連続部35Bとに分断されるものである。
そして、連続用紙12における組伝票の最上に位置される第1頁の領域には当該組伝票個別の情報を有するバーコード36が施され、第4頁に相当する領域に秘匿情報が印字されるものとして、後に隠蔽ラベルを貼付させるための位置を特定する識別符としてのラベル貼付マーク37が施されるものである。
上記のような連続用紙12が搬送されると、バーコードリーダ13Aによりバーコード情報を読み取り、隠蔽ラベルを貼付するか否かが判断される(ここでは貼付するものとして説明する)。上記ラベル貼付マーク37がマークセンサ14により認識されるとラベル貼付手段15が、図2(B)に示すように、剥離自在な隠蔽ラベル41を第4頁の秘匿情報上に貼付する。なお、隠蔽ラベル41は、剥離自在とするために例えば感圧接着剤が塗布されているもので、感圧接着剤としては例えば剥離型葉書に使用されているような、例えば天然ゴムラテックス等の接着剤基剤にシリカ等の微粒状充填剤が充填されたものが使用される。
上記隠蔽ラベル41が貼付された連続用紙12は、図2(C)に示すように、スリッタ16Aにより、上記仮想分離ライン34に沿って奇数頁の領域が連続した第1連続部35Aと偶数頁の領域が連続した第2連続部35Bとに分離され、第2連続部35Bが別経路で搬送される。そして、第2連続部35Bのそれぞれの領域(第2頁、第4頁)の片綴じ部分に第2重ね接着手段18の粘着剤塗布手段17Aにより粘着剤42が塗布され、図3(A)に示すように、第1連続部35Aの裏面に重ね接着される。この場合、第1頁の領域の下方に第2頁の領域が接着剤42で接着された状態で位置され、第3頁の領域の下方に隠蔽ラベル41が貼付された第4頁の領域が接着剤42で接着された状態で位置される。すなわち、これによって、単一の連続部35Cとなる。
上記単一の連続部35Cは、図3(A)に示すように、スリッタ16B,16Cによりマージナル部31A,31Bが分離され、バーコードリーダ13Bにより第1頁が最上に位置されているかが確認される。そして、第1断裁手段である断裁分離手段19を構成する搬送ロールの回転数の違いによって、図3(B)に示すように、分離ミシン線33で分離されて組伝票体20Aと組伝票体20Bとが順次分離される。すなわち、組伝票体20Aは上記第1頁と第2頁とが片綴じされたもので、組伝票体20Bは上記第3頁と隠蔽ラベル41が貼付された第4頁とが片綴じされたものとなる。そして、組伝票体20B(第3頁、第4頁)における最上位置の第3頁面の片綴じ部分に第2重ね接着手段21の粘着剤塗布手段17Bにより粘着剤43が塗布される。
続いて、図3(C)に示すように、第2重ね接着手段21が組伝票体20Aの下面に組伝票体20Bを重ねて接着させることで単一の組伝票体20となる。すなわち、当該単一の組伝票体20は、バーコード36が施された第1頁から隠蔽ラベル41が貼付された第4頁までの順番で冊子状に片綴じされた状態となるものである。そして、当該組伝票体20は、適宜、反転手段22により反転されて挿入手段26に送られる。
一方、剥離紙フィルム連続材23から剥離紙24とフィルム25とが一旦剥離された状態で供給される。なお、フィルム25は、図4(A)に示すように、一方の端部側を除いて粘着剤45が塗布されて剥離紙24と接着された状態のものである。そこで、上記挿入手段26が、図4(A)に示すように、フィルム25の粘着剤塗布部分に上記組伝票体20を挿入して位置させることで第1頁面を当該フィルム25上に接着させる。この場合、組伝票体20の一端部分がフィルム25上の粘着剤45の塗布境界部分に位置される。
そこで、図4(A)に示すように、組伝票体20の片綴じ部分(粘着剤42,43部分)にミシン線形成刃27により各伝票体を抜き取るための切取線44を形成する。図では、切取線44を第1頁まで形成させた場合を示しているが、少なくとも第2頁〜第4頁に対して形成すれば足りる。なお、ミシン線形成刃27を、上記断裁分離手段19から上記挿入手段26までの間に配置して組伝票体20がフィルム25に接着される前に切取線44を形成させることとしてもよい。また、上述のように、連続用紙12に予めミシン線を形成しておくことも可能であり、その場合にはミシン線形成刃27による加工処理は不要となる。
続いて、図4(B)に示すように、組伝票体20が接着されたフィルム25上に再び剥離紙24を重ね接着させ、加圧ロールのエア抜き手段28により剥離紙24とフィルム25との間に存在するエア(空気泡)を除去し、図4(C)、(D)に示すように、第3断裁手段29により各組伝票体20が挾持された剥離紙24およびフィルム25毎に断裁することで単一の組伝票30とさせるものである。ここで、単一の組伝票30としたときに第1頁に施されたバーコード36を読み取り、第1頁が最上に位置されているか否かの最終確認をすることとしてもよい。なお、粘着剤45が塗布されたフィルム25と剥離紙24とが、連続体でなく、組伝票体20に応じた大きさのいわゆる単片形態で供給させることとした場合には、第2断裁手段29による加工処理は不要となる。
ここで、図5に、図1の組伝票製装置により作製された組伝票の構成図を示す。図5において、上記のように作製された組伝票30は、フィルム25に粘着剤45で接着されるバーコード36が施された第1伝票体としての第1頁の伝票体20−1があり、その下方に第2頁の伝票体20−2が切取線44で抜き取り自在に粘着剤42により片綴じ接着され、その下方に第3頁の伝票体20−3が切取線44で抜き取り自在に粘着剤44により片綴じ接着される。
また、第3頁の伝票体20−3の下方に隠蔽ラベル41が貼付された第2伝票体としての第4頁の伝票体20−4が切取線44で抜き取り自在に粘着剤42により片綴じ接着され、これらを挾持するように剥離紙24とフィルム25とが粘着剤45により接着状態とされるものである。なお、ここでは剥離紙24を含んで組伝票30としているが、使用時には剥離紙24は剥離されるもので、当該剥離紙24を含まない状態のものでも本発明の組伝票であることには変わりはない。
次に、図6に、本発明に係る組伝票の使用説明図を示す。図6は、組伝票30を配送伝票30Aとした場合を示したもので、例えば、第1頁〜第3頁には配送先住所、宛名、扱い店等が印字され、第4頁にはその支払明細書として購入商品名、クレジット番号等の秘匿情報上に剥離自在な隠蔽ラベル41が貼付されたものである。この場合、例えば第2頁の伝票体20−2が配送中間地点の管理用伝票とし、第3頁の伝票体20−3が配達票として配達後に受領印が押印されて持ち帰るためのものとしたものである。
そこで、図6(A)に示すように、上記のような配送票30Aが配送物51に貼り付けられて配送経路におかれる。配送中間地点では、図6(B)に示すように第2頁の伝票体20−2が抜き取られる。また、配送先では、図6(C)に示すように第3頁の配達票20−3が抜き取られ、受領印が押印されて持ち帰る。そして、配送物51を受け取った購入者が第4頁の支払明細書20−4を抜き取り、図6(D)に示すように、隠蔽ラベル41を剥離させることで秘匿情報の支払明細を視認することができるものである。
このように、少なくとも秘匿情報に隠蔽ラベル42が貼付された上記第2伝票体としての第4頁の伝票体20−4を含む各伝票体20−1〜20−4が片綴じで抜き取り自在とされる組伝票30の作製が搬送状態を停止させずに一連の製造工程で行うことができもので、従前に比して製造時間の短縮を図ることができると共に、作製されるまで枚葉のものが単独で搬送されることがないことから紛失や紛れ込みが回避され、歩留りを向上させることができるものである。これに伴って、作製される組伝票30を安価とさせることができるものである。
次に、図7に、図1の連続部の重ね接着手段における他の構成の説明図を示す。連続用紙12Aに対し、例えば搬送方向に対する幅方向に3頁分の伝票体を印字した領域が決定され、これが搬送方向に分離ミシン線33を介して連続させたものとし、上記所定の領域にラベル貼付手段15により隠蔽ラベルが貼付された後に、スリッタ16A,16Dにより3つの第1連続部35A、第2連続部35Bおよび第3連続部35Dに断裁して分離させる場合として示したものである。すなわち、第1連続部35Aに、粘着剤塗布手段17Aで粘着剤が塗布された第2連続部35Bが片綴じ接着され、これに粘着塗布手段17Cで粘着剤が塗布された第3連続部35Dが片綴じ接着されることで単一の連続部とさせることができるものである。
このように、組伝票の頁数を増加させるために幅方向に頁領域を増加させても、同様に組伝票を作製する際の製造時間を従前に比して短縮させることができ、歩留りを向上させることができると共に、これに伴って作製される組伝票を安価とすることができるものである。
本発明の組伝票製造装置および組伝票は、秘匿情報上に隠蔽ラベルが貼付された伝票体を含む組伝票およびこれを作製する装置として、配送票、その他の支払い通知用組伝票等に適用できる。
本発明に係る組伝票製造装置の概念構成図である。 図1の組伝票製造装置による組伝票作製工程の説明図(1)である。 図1の組伝票製造装置による組伝票作製工程の説明図(2)である。 図1の組伝票製造装置による組伝票作製工程の説明図(3)である。 図1の組伝票製装置により作製された組伝票の構成図である。 本発明に係る組伝票の使用説明図である。 図1の連続部の重ね接着手段における他の構成の説明図である。
符号の説明
11 組伝票製造装置
12 連続用紙
15 ラベル貼付手段
16 スリッタ
17 粘着剤塗布手段
18,21 重ね接着手段
19 断裁分離手段
20 組伝票体
24 剥離紙
25 部分粘着フィルム
29 断裁手段
30 組伝票(配送票)
41 隠蔽ラベル
42,43,45 粘着剤
44 切取線

Claims (3)

  1. 連続用紙上で複数の伝票体となる各領域が搬送手段による搬送方向およびこれに対する幅方向にそれぞれ決定され、所定の領域に秘匿情報および非秘匿情報が印字されるものであり、当該連続用紙より当該各伝票体となる領域が分離され、対応の各伝票体同士が重ねられて切取線により抜き取り自在に片綴じされる組伝票を作製する組伝票製造装置であって、
    前記連続用紙の所定の領域には印字された前記秘匿情報上に隠蔽ラベルを貼付させるための識別符が施され、当該識別符を認識する検出手段と、
    前記検出手段による前記識別符の認識に基づいて剥離自在な隠蔽ラベルを前記秘匿情報上に貼付するラベル貼付手段と、
    前記連続用紙における搬送方向に対する幅方向の前記各領域毎に対応させて搬送方向に断裁することで所定数の連続部に分断させる第1断裁手段と、
    前記所定数の連続部のうち、上位置となる連続部と他の所定数の連続部とを、当該他の連続部の片綴じ位置に粘着剤を塗布して重ね接着させることで単一の連続部とする第1重ね接着手段と、
    前記単一の連続部を、搬送方向における各領域毎に対応させて前記幅方向に断裁することで前記組伝票を構成する所定数の組伝票体とする第2断裁手段と、
    前記所定数の組伝票体のうち、最上位置となる組伝票体と他の組伝票体とを、当該他の組伝票体の片綴じ位置に粘着剤を塗布して重ね接着させることで前記隠蔽ラベルが貼付された伝票体を含む単一の組伝票体毎とする第2重ね接着手段と、
    部分的に粘着剤が塗布されたフィルムおよび剥離紙が供給され、当該フィルムと剥離紙との間に、前記単一毎の組伝票体を挿入させる挿入手段と、
    を有することを特徴とする組伝票製造装置。
  2. 請求項1記載の組伝票製造装置であって、前記連続用紙に前記切取線が形成されていない場合を前提に、前記単一の組伝票体に前記接着部分より各伝票体を切り取り自在とさせる切取線を形成させる切取線形成手段を備えることを特徴とする組伝票製造装置。
  3. 請求項1または2記載の組伝票製造装置であって、前記フィルムおよび剥離紙が連続状態の場合を前提に、前記フィルムと剥離紙との間に挿入された前記組伝票体を、当該組伝票体毎に断裁して単一毎の前記組伝票とする第3断裁手段を備えることを特徴とする組伝票製造装置。
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