JP4396577B2 - 金属蒸気放電ランプ、およびそれを用いた照明装置 - Google Patents

金属蒸気放電ランプ、およびそれを用いた照明装置 Download PDF

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本発明は、金属蒸気放電ランプ、およびそれを用いた照明装置に関する。
近時、店舗等で使用されるスポットライト用照明の光源として金属蒸気放電ランプ、例えばメタルハライドランプが用いられている。このようなメタルハライドランプを店舗等でのスポットライト用として使用する場合には、ダウンライト用に比して特にコンパクト性が重要視されており、例えば次のような構成を有している。
一端部にチップオフ部を有し、かつ他端部にピンチシール部(封止部)を有する略直管状(チップオフ部およびピンチシール部を除く)の外管と、この外管内に配置された発光管と、外管のピンチシール部の端部にセメント(接着剤)を介して接着された例えばG形の口金とを備えている(例えば特許文献1参照)。
そして、このようなメタルハライドランプは、万一、発光管が破損してもその破片が飛散しないように光取り出し口に前面ガラスが取り付けられた照明器具内に収納されて使用される場合が多い。
一方、スポットライト用の照明器具には、下面開放型(前面ガラス無し)の照明器具もある。このような下面開放型の照明器具には、万一、発光管が破損しても最外に位置する外管までもが破損しないように、発光管と最外の外管との間に発光管を取り囲む内管を設けた三重管のメタルハライドランプを用いることが適していると考えられる(例えば特許文献2参照)。
特開平11−96973号公報 特開平8−236087号公報
本発明者らは、スポットライト用照明としてコンパクト性を重視しつつ、下面開放型の照明器具に使用しても高い安全性を確保することができる金属蒸気放電ランプ、一例としてメタルハライドランプの実現を試みた。
まず、本発明者らは、コンパクト性を確保するべく特許文献1の図6に記載されたような構造を有するランプを基本とし、さらに高い安全性を確保するためにこのランプの外管をさらに別の外管で覆った三重管構造のものを試作した。
ところが、この三重管構造を有するメタルハライドランプの完成品において、特に外管(最外に位置する外管)の内面に水滴が付着しているものがあり、外観品質が損なわれて商品価値が著しく低下するという問題が起こった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、外管の内面に水分等が付着して外観品質が損なわれるのを防止することができる金属蒸気放電ランプ、およびそれを用いた照明装置を提供することを目的とする。
本発明の金属蒸気放電ランプは、一端部に閉塞部を有し、かつ他端部に開口部を有している外管と、この外管内に収納され、かつ内部の気密空間に発光管が配置されている内管と、前記外管の他端部に接着剤を介して外気と遮断するように固着されている口金とを備え、前記口金には、前記外管と前記内管との間に位置する内部空間と前記外管の外部に位置する外部空間とをつなぐ通気孔が形成されているという構成を有している。
また、本発明の照明装置は、前記金属蒸気放電ランプと、前記口金が取り付けられるソケットを有する照明器具とを備え、前記口金が前記ソケットに取り付けられた状態において、前記通気孔の前記外部空間側に位置する開口部が前記ソケットの表面に当接し、閉塞されているという構成を有している。
本発明は、外管の内面に水分等が付着して外観品質が損なわれるのを防止することができる金属蒸気放電ランプ、およびそれを用いた照明装置を提供することができるものである。
また、本発明は、特に万一発光管が破損しても、発光管内の封入物が照明装置の外部に漏出するのを防止することができる照明装置を提供することができるものである。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1および図2に示すように、本発明の第1の実施の形態である定格電力70Wのメタルハライドランプ1は、全長L(図1参照)が100mm〜110mm、例えば105mmであり、外管2と、この外管2内に収納されている内管3と、この内管3の内部の気密空間に配置されている発光管4と、外管2の端部に取り付けられている例えばE形の口金5とを備えている。
外管2の長手方向の中心軸Xと、内管3の長手方向の中心軸Yと、発光管4の長手方向の中心軸Zとは略同一軸上に位置している。ただし、この「略同一軸上」とは、中心軸X、中心軸Yおよび中心軸Zが完全に同一軸上に位置している場合以外に、例えば各部材2,3,4を相互に組み立てる際に発生するばらつき等によって中心軸X、中心軸Yおよび中心軸Zがそれぞれずれてしまう場合等も含むことを意味している。
外管2は、例えば硬質ガラス等からなり、一端部に例えば略半球状の閉塞部6が形成され、かつ他端部に開口部7を有しているとともに、一端部を除く部分が略円筒状である。この外管2の略円筒状の部分は、一例として外径R(図1参照)が22[mm]、肉厚t(図1参照)が1.5[mm]である。また、この外管2の内部(内管3の内部および発光管4の内部を除く)は大気雰囲気である。
なお、外管としては、その外形形状が上記したような一端部を除く部分が略円筒状の直管状に限らず、図3に示すような中央部のみが膨出した形状の外管8や、図4に示すような中央部が最も膨出し、かつ端部に近づくに従って連続的に径小となる形状の外管11等、公知の種々の形状のものであってもよい。
内管3は、図1および図2に示すように、例えば石英ガラス等からなり、一端部が略平面状になっており、その中央部に排気管(図示せず)の残部であるチップオフ部9を有し、かつ他端部に公知のピンチシール法によって圧潰封止された最大幅W(図1参照)が16[mm]、最大肉厚t(図2参照)が4[mm]の封止部10を有しているとともに、両端部を除く部分が略円筒状である。この内管3の略円筒状の部分は、一例として外径R(図1参照)が15.5[mm]、肉厚t(図1参照)が1.25[mm]である。また、この内管3の内部は、例えば真空雰囲気の気密空間である。
なお、内管の外形形状としても、上記したような両端部を除く部分が略円筒状の直管状に限らず、中央部のみが膨出した形状や、中央部が最も膨出し、かつ端部に近づくに従って連続的に径小となる形状等、公知の種々の形状であってもよい。
発光管4は、本管部12aとこの本管部12aの両端部に形成された細管部13aとを有する例えば多結晶アルミナの透光性セラミックからなる外囲器14を備えている。図1および図2に示す例では、本管部12aと細管部13aとがそれぞれ別個に成形された後、焼きばめによって一体化されたものを用いている。しかし、その形状や構造において図1および図2に示すものに限らず、例えば図5に示すような本管部12bと細管部13bとを一体成形によって形成されたものを用いてもよく、公知の種々の形状や構造の発光管を用いることができる。
また、図1および図2に示すように、発光管4には、始動を補助するための近接導体15が取り付けられている。具体的に、この近接導体15はその一端部が一方の細管部13aの端部のうち、本管部12a側の端部に巻き付けられた後、本管部12aの外面に沿って接触または近接しながら他方の細管部13aに向かって延在し、最後にその他端部が他方の細管部13aのうち、本管部12a側の端部に巻き付けられている。
本管部12aの最大外径R(図1参照)は、例えば9.9[mm]である。また、本管部12a内には、一対の電極(図示せず)が配置されており、かつ金属ハロゲン化物、希ガスおよび水銀がそれぞれ所定量封入されている。金属ハロゲン化物としては、ヨウ化ナトリウムやヨウ化ジスプロシウム等が用いられている。電極間の距離は例えば4.0mm〜7.0mmである。
細管部13a内には、先端部に電極が取り付けられた給電体16が挿入され、本管部12aとは反対側の端部においてフリットからなるシール材17によって封着されている。このシール材17の一部は細管部13aと給電体16との間に介在し、その残部は細管部13aの端面に凸状をなして存在する。
なお、細管部13aと給電体16との間には、シール材17によってシールされた部分を除いて隙間(図示せず)が存在している。
給電体16の端部のうち、電極とは反対側の端部は、細管部13aの端部から外部に導出しており、電力供給線18に電気的に接続されている。電力供給線18は封止部10に封止された金属箔19を介して外部リード線20に電気的に接続されている。そして、一方の外部リード線20は後述する口金5のシェル部21に、他方の外部リード線20は後述する口金5のアイレット部22にそれぞれ電気的に接続されている。
なお、電力供給線18は一本の金属線からなるとは限らず、複数の金属線を接続して一体化したものからなる場合もある。
また、少なくとも一方の電力供給線18には、寿命末期等に発光管4がリークした場合、始動時または再始動時、異極である他方の電力供給線18との間で放電が発生するのを防止するために例えば石英ガラスからなるスリーブ23(図1のみ図示)等によって覆っておくことが好ましい。
口金5は、図6および図7にも示すように、例えばステアタイト等のセラミックからなる口金絶縁部24と、照明器具側のソケット(図示せず)に挿入され、電気的に接続されるE形の口金接続部25とを有している。
口金絶縁部24は、図6に示すように、例えば有底の略円筒状を有した有底筒部26と、この有底筒部26内において、底部の中央部から突出するように形成された略円柱体状を有した内管保持部27とを備えている。
なお、有底筒部26と内管保持部27とは一体成形されている。
有底筒部26は、外径R(図6参照)が26[mm]であり、その外周を形成する外壁部分の肉厚t(図6参照)が例えば1.8[mm]である。
なお、有底筒部26の形状、寸法等は、外管2や内管3の形状、寸法等に応じて適宜変更される。
内管保持部27は、外径R(図6参照)が18[mm]であり、その略円柱体の長手方向の中心軸を含む縦方向に形成された幅W(図6参照)が5[mm]、長さL(図6参照)が7[mm]、深さが10[mm]の溝部28を有している。したがって、この内管保持部27は、略円柱体を縦方向に半分に切ったような形状を有するものからなる(以下、これを「半円柱体部」という)。
なお、内管保持部27の形状、寸法等は、外管2や内管3の形状、寸法等に応じて適宜変更される。
そして、図1および図2に示すように、内管3はこの内管保持部27によって口金5に保持される。具体的に、内管3の封止部10は、この溝部28内に挿入され、かつ例えば耐熱温度1000℃以上の無機接着剤29を介して内管保持部27に固着される。この無機接着剤29は、シリカおよびアルミナを主成分とするものである。
一方、外管2は、その開口部7を含む端部が有底筒部26の外壁部分と内管保持部27との間の隙間に挿入され、同じ無機接着剤29を介して有底筒部26および内管保持部27に固着される。このとき、有底筒部26と内管保持部27との間の隙間には無機接着剤29が十分に注入されており、外管2の他端部はその全周に亘ってこの無機接着剤29を介して有底筒部26および内管保持部27にそれぞれ密着するように固着される。その結果、外管2と口金5との固着部分において外管2と内管3との間に位置する内部空間30は外気と遮断されることになる。これは、万一発光管4が破損し、その破片によって内管3が破損した場合であっても、その外管2と口金5との固着部分の隙間から封入物である水銀(水銀蒸気)等がメタルハライドランプ1の外部(外管2の外部に位置する外部空間)に漏出するのを防止するためである。
また、内管保持部27において、その各々の半円柱体部には、外管2と内管3との間に位置する内部空間30と外管3の外部に位置する外部空間とをつなぐ丸形で、かつ真っ直ぐな通気孔31がそれぞれ形成されている。この通気孔31の外部空間側の開口部は有底筒部26の底部の外面に位置しており、通気孔31の内部空間30側の開口部は、内管保持部27の半円柱体部の端面に位置している。通気孔31の口径は、後述する水分放出作用を十分に得るために1.0[mm]以上、例えば1.5[mm]であることが好ましい。通気孔31の口径が1.0[mm]未満の場合、その水分放出作用が著しく低減することが確認された。また、上述したように万一発光管4が破損し、その破片で内管3が破損した場合、この通気孔30から水銀蒸気が外部空間に漏出するのを防止するために、通気孔31内には水銀を吸着することができる水銀吸着部材、例えば活性炭等を設置しておくことが好ましい。
なお、通気孔31は一例として丸形で、かつ真っ直ぐ延びる孔であるが、その形状としてはこれに限らず楕円形や四角形等であってもよく、また屈曲していてもよい。また、通気孔31は二つに限らず、一つまたは三つ以上あってもよい。つまり、その形状や数は特に限定されるものではない。さらに、通気孔31の配置位置は、必ずしも内管保持部27に形成する必要はなく、内部空間30と外部空間とがつながればよい。本実施の形態では、有底筒部26と内管保持部27との間の隙間には無機接着剤29が注入されるために、通気孔31が無機接着剤29によって閉塞されないように内管保持部27に形成している。
口金接続部25は、シェル部21と、このシェル部21に絶縁部32を介して設けられたアイレット部22とを有している。
なお、口金接続部としては、図1に示すE形に限らず、公知の種々の形状、例えば図5に示すようなピン状のスワン式や、G形(図示せず)等のものも用いることができる。
ここで、このようなメタルハライドランプ1の組立工程について説明する。
まず、内管3と発光管4とを予め組み立てておく。また、口金5の有底筒部26と内管保持部27との間の隙間、および溝部28に無機接着剤29をそれぞれ注入しておく。そして、内管3の封止部10を溝部28内に挿入し、次いで外管2の開口部7を含む端部を有底筒部26と内管保持部27との間の隙間に挿入する。このとき、外管2の開口部7を含む端部の内面および外面はその全周に亘ってこの無機接着剤29が付着する。次に、無機接着剤29を乾燥、硬化させるために、この仮組立の状態のメタルハライドランプ1を内部温度が例えば160℃の電気炉中に30分以上放置する。その後、無機接着剤29を硬化させ、外管2、内管3および口金5が無機接着剤29を介して一体化し、メタルハライドランプ1が完成する。
なお、無機接着剤29の乾燥、硬化における内部温度、時間等の条件は無機接着剤の種類等に応じて適宜変更される。
以上のとおり本発明の第1の実施の形態にかかるメタルハライドランプ1の構成によれば、この組立工程において、無機接着剤29を乾燥、硬化させる際、無機接着剤29から水分(水蒸気)が発生しても通気孔31を通じて外部空間に放出され(水分放出作用)、メタルハライドランプ1の完成後、外管2の内面に水分等が付着して外観品質が損なわれるのを防止することができる。
ここで、本発明の第1の実施の形態であるメタルハライドランプ1(以下、「本発明品」という)の作用効果を確認するための実験を行った。
また、比較のため、口金5に通気孔31が設けられていない点を除いて本発明の第1の実施の形態である定格電力70[W]のメタルハライドランプ1と同じ構成を有している定格電力70[W]のメタルハライドランプ(以下、「比較品」という)を用意した。
本発明品および比較品をそれぞれ10本ずつ作製し、完成後のランプの外管2の内面を目視によって観察した。
その結果、本発明品は10本中全てにおいて外管2の内面に水分が付着しているものはなかった。本発明品の場合、無機接着剤29を乾燥、硬化させる際、無機接着剤29から水分(水蒸気)が発生しても通気孔31を通じて外管2の外部空間に放出されるために、その水分が外管2の内面に付着するのを防止することができたと考えられる。一方、比較品では10本のうち5本のものが外管2の内面に水分が付着していた。比較品の場合、無機接着剤29から発生した水分(水蒸気)がそのまま外管2と内管3との間に位置する内部空間30に留まり、ランプの冷却と同時に、外管2の内面に水分が付着したと考えられる。
なお、無機接着剤29から放出される水分は、無機接着剤29内に吸着されていたものであると考えられる。
したがって、本発明品は、外管2の内面に水分が付着して外観品質が損なわれるのを防止することができると確認された。もっとも、本発明品によれば、無機接着剤29から水分以外の成分が発生しても、それが外管2の内面に付着するのを防止することができると考えられる。
次に、図8に示すように、本発明の第2の実施の形態である照明装置33は、本発明の第1の実施の形態である定格電力70Wのメタルハライドランプ1(以下、単に「ランプ1」という)と、内部にこのランプ1が組み込まれたスポットライト用の下面開放型の照明器具34とを備えている。
このような照明装置33は天井(図示せず)に取り付けられる。また、このランプ1を点灯させるための安定器(図示せず)は天井に取り付けられていたり、天井内に埋め込まれていたりする。安定器としては、公知の種々の銅鉄安定器や電子安定器を用いることができる。
照明器具34には、図9に示すように、口金5の口金接続部25が挿入されるソケット35が設けられている。ソケット35は、本体部36と、本体部36内に設けられ、かつシェル部21と電気的に接続される第一の端子部37およびアイレット部22と電気的に接続される第二の端子部38とを有している。ここで、本体部36の端面のうち、ランプ1が取り付けられる側の端面39は、平面状になっており、口金5がソケット35に取り付けられた状態において、有底筒部26の底部の外面と当接する。その結果、通気孔31の外側(外部空間側)に位置する開口部は、端面39によって閉塞される。
このような本発明の第3の実施の形態にかかる照明装置33の構成によれば、通気孔31はランプ1の組立工程において水分放出作用として機能し、外管2の内面に水分等が付着して外観品質が損なわれるのを防止することができる。また、通気孔31はランプ1の使用中、ソケット35によって閉塞されているので、万一発光管4が破損し、その破片によって内管3が破損した場合であっても、封入物である水銀蒸気等が通気孔31を通じて照明装置33の外部に漏出するのを確実に防止することができる。もっとも、ランプ1が冷めていれば、外管2内へ漏出した水銀は固化して外管2の内面等に付着しており、破損したランプ1を照明器具34から取り外す際、その水銀が照明装置33の外部に漏出するおそれはないと考えられる。
なお、上記第2の実施の形態では、照明器具として、スポットライト用の下面開放型の照明器具34を用いた場合について説明したが、これ以外に公知の種々の照明器具を用いた場合でも上記と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記第1および第2の実施の形態では、定格電力70[W]のメタルハライドランプ1を例示して説明したが、本発明はこれに限らず例えば定格電力20[W]〜150[W]のメタルハライドランプにも適用することができる。
本発明は、外管の内面に水分等が付着して外観品質が損なわれるのを防止することが必要な用途にも適用することができる。
本発明の第1の実施の形態であるメタルハライドランプの一部切欠正面図 同じくメタルハライドランプの一部切欠右側面図 同じくメタルハライドランプに用いることができる別の外管の正面断面図 同じくメタルハライドランプに用いることができるさらに別の外管の正面断面図 同じくメタルハライドランプの変形例の一部切欠正面図 同じくメタルハライドランプに用いられている口金の斜視図 同じくメタルハライドランプに用いられている口金の斜視図 本発明の第2の実施の形態である照明装置の正面図 同じく照明装置の要部拡大断面図
符号の説明
1 メタルハライドランプ
2,8,11 外管
3 内管
4 発光管
5 口金
6 閉塞部
7 開口部
9 チップオフ部
10 封止部
12a,12b 本管部
13a,13b 細管部
14 外囲器
15 近接導体
16 給電体
17 シール材
18 電力供給線
19 金属箔
20 外部リード線
21 シェル部
22 アイレット部
23 スリーブ
24 口金絶縁部
25 口金接続部
26 有底筒部
27 内管保持部
28 溝部
29 無機接着剤
30 内部空間
31 通気孔
32 絶縁部
33 照明装置
34 照明器具
35 ソケット
36 本体部
37 第一の端子部
38 第二の端子部

Claims (3)

  1. 一端部に閉塞部を有し、かつ他端部に開口部を有している外管と、この外管内に収納され、かつ内部の気密空間に発光管が配置されている内管と、前記外管の他端部に接着剤を介して固着されている口金とを備え、
    前記口金には、前記外管と前記内管との間に位置する内部空間と前記外管の外部に位置する外部空間とをつなぐ通気孔が形成されていることを特徴とする金属蒸気放電ランプ。
  2. 前記通気孔には水銀吸着部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の金属蒸気放電ランプ。
  3. 請求項1または請求項2に記載された金属蒸気放電ランプと、前記口金が取り付けられるソケットを有する照明器具とを備え、
    前記口金が前記ソケットに取り付けられた状態において、前記通気孔の前記外部空間側に位置する開口部が前記ソケットの表面に当接し、閉塞されていることを特徴とする照明装置。
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