JP4395117B2 - エンジンの二次バランサ装置 - Google Patents

エンジンの二次バランサ装置 Download PDF

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Description

本発明は、クランクケースに結合されるとともにオイルパン内に収容されるバランサハウジングが、相互に結合される上および下ハウジングで構成され、クランクシャフトと平行な軸線を有するとともに相互に連動、連結された一対のバランサ軸が前記上および下ハウジング間で回転自在に支承され、両バランサ軸の一方の端部に固定された被動輪に、前記クランクシャフトからの回転動力を伝達する無端状の伝動帯が巻き掛けられ、該伝動帯に張力を付与するための油圧式テンショナーのテンショナーボディが前記バランサハウジングに取付けられるエンジンの二次バランサ装置に関する。
オイルパン内に収容されるバランサハウジングを構成するようにして相互に結合される上および下ハウジング間に、クランクシャフトと平行な軸線を有するとともに相互に連動、連結された一対のバランサ軸が回転自在に支承され、両バランサ軸の一方の端部に固定された被動輪に、クランクシャフトからの回転動力を伝達する無端状の伝動帯が巻き掛けられるようにした二次バランサ装置が、たとえば特許文献1等で既に知られている。
特開2003−129814号公報
ところで、チェーンやベルト等の伝動帯の緩み側に張力を付与するために、バランサハウジングに油圧式テンショナーを取り付けることがある。一方、バランサハウジングを構成する上および下ハウジングと、両バランサ軸との間の潤滑部を潤滑するために、バランサハウジングにはクランクケース側からのオイルを前記潤滑部に導く潤滑油路が設けられており、油圧式テンショナーがバランサハウジングに取付けられる従来のものでは、テンショナー側にオイルを導く油路が前記潤滑油路から分岐するようにしてバランサハウジングに設けられている。
ところが、油圧式テンショナーの安定的な作動を確保するには、クランクケースに設けられるメインギャラリーと同程度の高圧のオイルが必要であるのに対し、バランサハウジングおよび両バランサ軸間の潤滑部でのオイル洩れ量が多くなると、テンショナー側で必要な油圧を確保することが困難となる。しかも前記潤滑部には高圧のオイルは不要である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、バランサハウジングおよび両バランサ軸間を潤滑しつつ、油圧式テンショナー側で必要な油圧を安定的に確保し得るようにしたエンジンの二次バランサ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、クランクケースに結合されるとともにオイルパン内に収容されるバランサハウジングが、相互に結合される上および下ハウジングで構成され、クランクシャフトと平行な軸線を有するとともに相互に連動、連結された一対のバランサ軸が前記上および下ハウジング間で回転自在に支承され、両バランサ軸の一方の端部に固定された被動輪に、前記クランクシャフトからの回転動力を伝達する無端状の伝動帯が巻き掛けられ、該伝動帯に張力を付与するための油圧式テンショナーのテンショナーボディが前記バランサハウジングに取付けられ、前記バランサハウジングには、前記上および下ハウジングと前記両バランサ軸との間にオイルを導く潤滑油路が、前記クランクケースに設けられて加圧オイルが供給されるオイル供給路にオリフィスを介して通じるようにして設けられるとともに、前記油圧式テンショナーにオイルを導くテンショナー用油路が、前記オリフィスよりも上流側で前記オイル供給路に通じるようにして設けられてなる、エンジンの二次バランサ装置であって、
前記バランサハウジングに一体に設けた取付けボスが、該ボスを貫通するボルトにより前記クランクケースに締結され、前記上および下ハウジングの結合面の少なくとも一方には、前記潤滑油路の一部を前記上および下ハウジング間に形成する潤滑油路形成用オイル溝が設けられ、前記上ハウジングには、前記オイル供給路および前記潤滑油路形成用オイル溝間を結ぶとともに前記オリフィスが介設される連絡油路が、前記ボルトの一側で該ボルトの軸線に沿って延びるように設けられることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記クランクケースと、該クランクケースに結合される上ハウジングとの結合面のいずれか一方に、前記オイル供給路に一端が通じる共通オイル溝が、前記ボルトの周囲でその周方向に円弧状に延びるように設けられ、前記テンショナー用油路が前記共通オイル溝の他端に連なるようにして前記バランサハウジングに設けられることを特徴とする。
上記請求項1記載の発明によれば、上および下ハウジングと両バランサ軸との間の潤滑部には、オリフィスで絞られたオイルが供給されることになり、油圧式テンショナーには、オリフィスよりも上流側から分岐したテンショナー用油路を経てオイルが供給されるので、潤滑部側でのオイル消費量の変動の影響が油圧式テンショナー側に及ぶことを回避し、メインギャラリーと同程度の高圧のオイルを油圧式テンショナーに常時供給するようにして油圧式テンショナーの安定的な作動を確保することができる。
また上記請求項2記載の発明によれば、オリフィスを介してクランクケースのオイル供給路に接続される潤滑油路と、前記オリフィスよりも上流側でオイル供給路にテンショナー用油路を通じさせる油路構造を、上および下ハウジングの結合によって容易に構成することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図8は本発明の一実施例を示すものであり、図1はクランクシャフトの軸方向に沿う一端側のエンジンの側面図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図1の3矢視部拡大図、図4は図2の4−4線拡大断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6は図3の6−6線断面図、図7は図6の7−7線断面図、図8は図4の8−8線断面図である。
先ず図1および図2において、多気筒たとえば直列4気筒のディーゼルエンジンは、クランクシャフト11の軸線を車体の幅方向に沿わせるようにして自動車に搭載されるものであり、そのエンジン本体12は、ケース部13aを下部に一体に備えるシリンダブロック13と、前記ケース部13aと協働してクランクケース14を構成するようにしてシリンダブロック13の下部に結合されるロアブロック15と、該ロアブロック15の下面に結合されるオイルパン16と、前面に排気系19が接続されるとともに後面に吸気系20が接続されるようにして前記シリンダブロック13の上部に結合されるシリンダヘッド17と、シリンダヘッド17の上部に結合されるヘッドカバー18とを備える。
図2に示すように、シリンダブロック13には4つのシリンダボア21…が直列に並んで設けられ、各シリンダボア21…にはピストン22…が摺動可能に嵌合され、各ピストン22…はクランクシャフト11にコネクティングロッド23…を介して連結される。シリンダブロック13のケース部13aには、ロアブロック15の内部に嵌合する5つのベアリングキャップ24…がそれぞれ一対のボルト25…で締結され、クランクシャフト11はケース部13aおよびベアリングキャップ24…間で回転自在に支承される。
シリンダブロック13およびシリンダヘッド17間には、各ピストン22…の頂部を臨ませる燃焼室26…が形成されており、シリンダヘッド17には、燃焼室26…に先端部を臨ませる点火プラグ27…が螺着される。
クランクケース14で回転自在に支承されたクランクシャフト11の一端部には第1駆動スプロケット31と、第1駆動スプロケット31よりも大径である第2駆動スプロケット32とが固定される。またシリンダヘッド17には、クランクシャフト11と平行な軸線を有するカムシャフト33が動弁装置の一部を構成するようにして回転自在に支承されており、このカムシャフト33の一端部には第1被動スプロケット34が固定される。さらにシリンダブロック13には、前記クランクシャフト11およびカムシャフト33と平行な回転軸線を有する負圧ポンプ35が取付けられており、その負圧ポンプ35の回転軸36には第2被動スプロケット37が固定される。
第1駆動スプロケット31、第1被動スプロケット34および第2被動スプロケット37にはタイミングチェーン38が巻き掛けられており、負圧ポンプ35の回転軸36およびカムシャフト33には、クランクシャフト11からの回転動力がタイミングチェーン28を介して伝達される。
図3〜図6を併せて参照して、オイルパン16内には、二次振動を低減するための二次バランサ装置40が収容されており、該二次バランサ装置40は、上および下ハウジング42,43が相互に結合されて成るバランサハウジング41と、前記クランクシャフト11と平行な軸線を有するとともに相互に連動、連結されてバランサハウジング41で回転自在に支承される駆動側および従動側バランサ軸44,45とを備える。
駆動側バランサ軸44の一端部には、被動輪である第3被動スプロケット46が固定されており、第2駆動スプロケット32および第3被動スプロケット46には、無端状の伝動帯である駆動チェーン47が巻き掛けられ、両バランサ軸44,45はクランクシャフト11からの回転動力伝達によって回転する。
第2駆動スプロケット32および第3被動スプロケット46間で駆動チェーン47の緩み側には、ロアブロック15で揺動可能に支承される弓型のシュー48が摺接されており、このシュー48を駆動チェーン47側に押圧して駆動チェーン47に一定の張力を付与する油圧式テンショナー49のテンショナーボディ50がポンプカバー51に取付けられ、このポンプカバー51は前記バランサハウジング41の下ハウジング43に締結される。すなわち前記油圧式テンショナー49のテンショナーボディ50は、ポンプカバー51を介してバランサハウジング41の下ハウジング43に取付けられる。
駆動側バランサ軸44には、前記第3被動スプロケット46、第1ジャーナル44a、駆動ギヤ44b、第1バランサウエイト44c、第2ジャーナル44dおよび第2バランサウエイト44eが、軸方向一端側から他端側(図4および図5の左端側から右端側)に向けて順に間隔をあけて一体に設けられる。また従動側バランサ軸45には、駆動側バランサ軸44の第1ジャーナル44aに対応した第1ジャーナル45aと、駆動ギヤ44bに噛合する被動ギヤ45bと、駆動側バランサ軸44の第1バランサウエイト44cに対応した第1バランサウエイト45cと、駆動側バランサ軸44の第2ジャーナル44dに対応した第2ジャーナル45dと、駆動側バランサ軸44の第2バランサウエイト44eに対応した第2バランサウエイト45eとが一体に設けられる。
上ハウジング42および下ハウジング43は、前記駆動側および従動側バランサ軸44,45の第1ジャーナル44a,45aおよび第2ジャーナル44d,45dを、リング状の軸受けメタル54…を介して相互間で回転自在に支承するようにして複数のボルト55…により結合される。
下ハウジング43には、前記駆動および従動バランサ軸44,45の軸方向一端側に上ハウジング42よりも張り出した張り出し部43aが一体に設けられており、従動バランサ軸45側で前記張り出し部43aの先端部には上方に***するようにしてポンプボディ43bが一体に形成される。
前記張り出し部43aには、オイルポンプ56のポンプハウジング57を前記ポンプボディ43bとともに形成するポンプカバー51が複数のボルト52…によって締結される。前記両バランサ軸44,45の軸方向他端側でバランサハウジング41には一対の取付けボス58,59が設けられ、前記ポンプカバー51には一対の取付けボス60,61が設けられ、各取付けボス58〜61がボルト62…によりロアブロック15に締結される。
而して駆動側バランサ軸44の一端部はポンプカバー51を回転自在に貫通するものであり、ポンプカバー51からの駆動側バランサ軸44の突出端部に第3被動スプロケット46が固定される。
オイルポンプ56は、トロコイド型のものであり、ポンプボディ43bを回転自在に貫通する従動側バランス軸45の一端に固定されるインナーロータ63と、該インナーロータ63に噛合するアウターロータ64とがポンプハウジング57に収容されて成る。下ハウジング43の下部には、オイルパン16内に貯留されたオイル中に浸漬されるストレーナ65が取付けられており、オイルポンプ56はストレーナ65で濾過されるようにしてオイルパン16内のオイルを汲み上げる。而してオイルポンプ56から吐出されるオイルは、ポンプカバー51に設けられたオイル通路66を介してクランクケース14側のメインギャラリー(図示せず)に供給される。
油圧式テンショナー49のテンショナーボディ50は、前記バランサハウジング41とは反対側からポンプカバー51に複数たとえば一対のボルト67,67により締結される。
図7および図8を併せて参照して、バランサハウジング41には、上および下ハウジング42,43と、駆動側および従動側バランサ軸44,45との間にオイルを導く潤滑油路68が、クランクケース14のロアブロック15に設けられたオイル供給路70にオリフィス69を介して通じるようにして設けられるとともに、前記油圧式テンショナー49にオイルを導くテンショナー用油路71が、オリフィス69よりも上流側で前記オイル供給路70に通じるようにして設けられる。
クランクケース14のロアブロック15と、該ロアブロック15に結合される上ハウジング42との結合面のいずれか一方、この実施例では、バランサハウジング41が備える取付けボス59の上面に、メインギャラリーに通じるようにしてロアブロック15に設けられたオイル供給路70に通じる共通オイル溝72が、ルト62の周囲で周方向に円弧状に延びるようにして設けられる。
また上および下ハウジング42,43の結合面の少なくとも一方、この実施例では、下ハウジング43の上ハウジング42への結合面には、駆動側および従動側バランサ軸44,45の第1および第2ジャーナル部44a,45a,44d,45dを支持する部分で分断される潤滑油路形成用オイル溝73が、潤滑油路68の一部を上および下ハウジング42,43間に形成するようにして設けられ、前記各ジャーナル部44a,45a,44d,45dを支持する部分で上および下ハウジング42,43に設けられた環状のオイル溝74…で潤滑油路形成用オイル溝73の分断部分が相互に連通される。
而して駆動側および従動側バランサ軸44,45の第1および第2ジャーナル部44a,45a,44d,45dと、上および下ハウジング42,43との間に介装される軸受メタル54…には、オイル溝74…を流通するオイルを、軸受メタル54…と、前記各ジャーナル部44a,45a,44d,45dとの間に導くための連通孔75…が設けられる。
また上ハウジング42には、共通オイル溝72の一端および潤滑油路形成用オイル溝73間を結ぶ連絡油路77が設けられており、該連絡油路77に介設されるようにしてオリフィス69が連絡油路77に圧入される。而してこの連絡油路77は、ボルト62の一側で該ボルト62の軸線に沿って延びるように設けられる。
またテンショナー用油路71は、前記共通オイル溝72の他端に連なるようにしてバランサハウジング41に設けられるものであり、共通オイル溝72の他端に通じるようにして上ハウジング42に設けられる油路78と、該油路78に通じる油路を上ハウジング42との間に形成するようにして下ハウジング43の上ハウジング42への結合面に設けられるオイル溝79と、該オイル溝79と、油圧式テンショナー49のテンショナーボディ50との間を結ぶようにして、下ハウジング43に設けられる油路80,82とで構成され、テンショナー油路71は、ポンプカバー51に設けられる油路83を介して油圧式テンショナー49に接続される。
次にこの実施例の作用について説明すると、オイルパン16内に収容される二次バランサ装置40のバランサハウジング41には、そのバランサハウジング41を構成する上および下ハウジング42,43と、駆動側および従動側バランサ軸44,45との間にオイルを導く潤滑油路68が、クランクケース14のロアブロック15に設けられたオイル供給路70にオリフィス69を介して通じるようにして設けられるとともに、油圧式テンショナー49にオイルを導くテンショナー用油路71が、オリフィス69よりも上流側でオイル供給路70に通じるようにして設けられている。
したがって上および下ハウジング42,43と駆動側および従動側バランサ軸44,45との間の潤滑部には、オリフィス69で絞られたオイルが供給されることになり、油圧式テンショナー49には、オリフィス69よりも上流側から分岐したテンショナー用油路71を経てオイルが供給されるので、前記潤滑部側でのオイル消費量の変動の影響がテンショナー49側に及ぶことを回避することができ、メインギャラリーと同程度の高圧のオイルを油圧式テンショナー49に常時供給するようにし、油圧式テンショナー49の安定的な作動を確保することができる。
しかもクランクケース14と、該クランクケース14に結合される上ハウジング42との結合面のいずれか一方、この実施例では、バランサハウジング41が備える取付けボス59の上面に、オイル供給路70に通じる共通オイル溝72が設けられ、上および下ハウジング42,43の結合面の少なくとも一方、この実施例では、下ハウジン43の上ハウジング42への結合面に、潤油路68の一部を上および下ハウジング42,43間に形成する潤滑油路形成用オイル溝73が設けられ、上ハウジング42には、共通オイル溝72の一端および潤滑油路形成用オイル溝73間を結ぶとともにオリフィス69が介設される連絡油路77が設けられ、テンショナー用油路71が共通オイル溝72の他端に連なるようにしてバランサハウジング41に設けられている。
このような油路構造によれば、オリフィス69を介してクランクケース14のオイル供給路70に接続される潤滑油路68と、オリフィス69よりも上流側でオイル供給路70にテンショナー用油路71を通じさせる油路構造を、上および下ハウジング42,43の結合によって容易に構成することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では、被動輪として第3被動スプロケット46を用い、伝動帯としてチェーンを用いたが、スプロケットに代えてプーリを用い、チェーンに代えてベルトを用いたものにも本発明を適用可能である。
クランクシャフトの軸方向に沿う一端側のエンジンの側面図である。 図1の2−2線拡大断面図である。 図1の3矢視部拡大図である。 図2の4−4線拡大断面図である。 図3の5−5線断面図である。 図3の6−6線断面図である。 図6の7−7線断面図である。 図4の8−8線断面図である。
11・・・クランクシャフト
14・・・クランクケース
16・・・オイルパン
40・・・二次バランサ装置
41・・・バランサハウジング
42・・・上ハウジング
43・・・下ハウジング
44,45・・・バランサ軸
46・・・被動輪としての第3被動スプロケット
47・・・伝動帯としての駆動チェーン
49・・・油圧式テンショナー
50・・・テンショナーボディ
68・・・潤滑油路
69・・・オリフィス
70・・・オイル供給路
71・・・テンショナー用油路
73・・・潤滑油路形成用オイル溝
72・・・共通オイル溝
77・・・連絡油路

Claims (2)

  1. クランクケース(14)に結合されるとともにオイルパン(16)内に収容されるバランサハウジング(41)が、相互に結合される上および下ハウジング(42,43)で構成され、クランクシャフト(11)と平行な軸線を有するとともに相互に連動、連結された一対のバランサ軸(44,45)が前記上および下ハウジング(42,43)間で回転自在に支承され、両バランサ軸(44,45)の一方(44)の端部に固定された被動輪(46)に、前記クランクシャフト(11)からの回転動力を伝達する無端状の伝動帯(47)が巻き掛けられ、該伝動帯(47)に張力を付与するための油圧式テンショナー(49)のテンショナーボディ(50)が前記バランサハウジング(41)に取付けられ、前記バランサハウジング(41)には、前記上および下ハウジング(42,43)と前記両バランサ軸(44,45)との間にオイルを導く潤滑油路(68)が、前記クランクケース(14)に設けられて加圧オイルが供給されるオイル供給路(70)にオリフィス(69)を介して通じるようにして設けられるとともに、前記油圧式テンショナー(49)にオイルを導くテンショナー用油路(71)が、前記オリフィス(69)よりも上流側で前記オイル供給路(70)に通じるようにして設けられてなるエンジンの二次バランサ装置であって、
    前記バランサハウジング(41)に一体に設けた取付けボス(59)が、該ボス(59)を貫通するボルト(62)により前記クランクケース(14)に締結され、
    前記上および下ハウジング(42,43)の結合面の少なくとも一方には、前記潤滑油路(68)の一部を前記上および下ハウジング(42,43)間に形成する潤滑油路形成用オイル溝(73)が設けられ、
    前記上ハウジング(42)には、前記オイル供給路(70)および前記潤滑油路形成用オイル溝(73)間を結ぶとともに前記オリフィス(69)が介設される連絡油路(77)が、前記ボルト(62)の一側で該ボルト(62)の軸線に沿って延びるように設けられることを特徴とする、エンジンの二次バランサ装置。
  2. 前記クランクケース(14)と、該クランクケース(14)に結合される上ハウジング(42)との結合面のいずれか一方に、前記オイル供給路(70)に一端が通じる共通オイル溝(72)が、前記ボルト(62)の周囲でその周方向に円弧状に延びるように設けられ、
    前記テンショナー用油路(71)が前記共通オイル溝(72)の他端に連なるようにして前記バランサハウジング(41)に設けられることを特徴とする、請求項1記載のエンジンの二次バランサ装置。
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