JP4394608B2 - ストレージシステム、コンピュータ、ストレージ装置、アクセスコントロール設定方法及びプログラム - Google Patents

ストレージシステム、コンピュータ、ストレージ装置、アクセスコントロール設定方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、ストレージ装置と、このストレージ装置とネットワークを介して接続された複数のコンピュータとから構成され、ストレージ装置が、コンピュータからアクセスがあった場合、自身が備えているアクセスコントロールテーブルと、アクセス元のコンピュータが備えているホストバスアダプタのポートのワールドワイドネームとに基づいて、論理ディスクに対するアクセスコントロールを行うストレージシステムに関し、特に、ホストバスアダプタを故障交換した際、アクセスコントロールテーブルに対する設定更新を確実且つ容易に行うことができるアクセスコントロール設定技術に関する。
従来から複数のコンピュータとストレージ装置とをネットワークを介して接続し、複数のコンピュータによってストレージ装置を共有するということが行われている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
特許文献1には、ストレージ装置上に、各コンピュータのワールドワイドネームと、そのコンピュータからアクセスが許可されている論理ディスクとの対応関係を登録したアクセスコントロールテーブルを設け、コンピュータから通知されるワールドワイドネームと上記アクセスコントロールテーブルとに基づいて論理ディスクに対するコンピュータからのアクセスを制御する技術が記載されている。なお、コンピュータからストレージ装置に通知されるワールドワイドネームとしては、ホストバスアダプタのポートに付与されているワールドワイドネームが使用される。
特許文献2、3は、複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムにおいて、コンピュータに障害が発生したときの対処技術に関するものであり、特許文献2には、仮想通信路を使用してコンピュータ間で生存通知をやり取りし、生存通知が途絶えたコンピュータが発生した場合、そのコンピュータで実行していたアプリケーションプログラムを、正常に動作しているコンピュータの内の、上記アプリケーションプログラムに対する優先度が最も高いコンピュータで実行する技術が記載されている。また、特許文献3には、ストレージ装置上に、ファイル指定によるデータ入出力要求(ファイルアクセス要求)を受け付ける第1のチャネル制御部と、ブロック指定のデータ入出力要求(ブロックアクセス要求)を受け付ける第2のチャネル制御部とを設け、第1のチャネル制御部が、LANを介して各コンピュータとハートビートメッセージをやり取りし、ハートビートメッセージが途絶えたコンピュータを検出した場合、第2のチャネル制御部に対して上記ハートビートメッセージの途絶えたコンピュータからのブロックアクセス要求を制限するように指示する技術が記載されている。
特開2003−30053号公報 特開2002−259355号公報 特開2004−362146号公報
上述した特許文献1に記載されている従来の技術によれば、ストレージ装置に接続されている各コンピュータ毎に、そのコンピュータ専用の論理ディスクが割り当てられることになるため、或るコンピュータのデータが他のコンピュータによって破壊されてしまうといった事態の発生を防止することが可能になる。
ところで、コンピュータからストレージ装置に通知するワールドワイドネームとしては、前述したように、コンピュータが備えているホストバスアダプタのポートに付与されているワールドワイドネームが使用される。このため、ホストバスアダプタが故障し、新たなホストバスアダプタと交換された場合、ストレージ装置のアクセスコントロールテーブル中のワールドワイドネームを、交換後のホストバスアダプタのポートのワールドワイドネームに更新することが必要になり、従来は、保守員が手作業でアクセスコントロールテーブルを更新するようにしている。即ち、保守員は、故障交換後のホストバスアダプタに貼り付けられているラベルを見ること等により認識した新しいワールドワイドネームに基づいて、手作業でアクセスコントロールテーブル中の該当するワールドワイドネームを上記新しいワールドワイドネームに更新するようにしていた。このように、従来は、人手でアクセスコントロールテーブルを更新するようにしていたため、更新ミスや更新忘れが発生する可能性があると共に、保守員に負担がかかるという問題があった。なお、特許文献2,3に記載されているように、従来からストレージシステムに障害が発生したときの対処法は種々提案されているが、ホストバスアダプタに障害が発生したときの対処法を記載したものはない。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、ホストバスアダプタを故障交換した際、保守員に負担をかけることなく、ストレージ装置のアクセスコントロールテーブルの内容を、確実に故障交換後のホストバスアダプタに応じたものに更新できるようにすることにある。
本発明にかかる第1のストレージシステムは、
複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムにおいて、
前記各コンピュータが、
前記ネットワークと接続されるポートを有するホストバスアダプタと、
他のコンピュータのホストバスアダプタが有しているポートに付与されているワールドワイドネームが格納された相手ワールドワイドネーム記憶部と、
他のコンピュータにおいて故障交換されたホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得し、該取得したワールドワイドネームと前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを含んだ設定要求を前記ストレージ装置へ送信するアクセスコントロール設定手段とを備え、
前記ストレージ装置が、
それぞれに論理ディスク番号が付与された複数の論理ディスクと、
コンピュータが論理ディスクをアクセスする際に使用するコンピュータ側論理ディスク番号とワールドワイドネームとの組み合わせに対応付けて、該当する論理ディスクの論理ディスク番号が登録されたアクセスコントロールテーブルと、
前記コンピュータから設定要求が送られてきたとき、該設定要求に従って前記アクセスコントロールテーブル中の該当するワールドワイドネームを更新する設定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第2のストレージシステムは、第1のストレージシステムにおいて、
前記アクセスコントロール設定手段が、
所定のタイミングで、他のコンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得手段と、
該ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームと、自コンピュータ内の相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを比較する比較手段と、
該比較手段で比較不一致であった場合、前記ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームと、前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求手段とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第3のストレージシステムは、第2のストレージシステムにおいて、
前記所定のタイミングが、自コンピュータの起動時あるいは保守コマンドの入力時であることを特徴とする。
本発明にかかる第4のストレージシステムは、第2のストレージシステムにおいて、
前記各コンピュータが、保守員によって操作される更新スイッチを備え、
前記ワールドワイドネーム取得手段が、前記更新スイッチが操作されたとき、他のコンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第5のストレージシステムは、
複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムにおいて、
前記各コンピュータが、
前記ネットワークと接続されるポートを有するホストバスアダプタと、
一定時間毎に、他のコンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得手段と、
該ワールドワイドネーム取得手段が今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを比較する比較手段と、
該比較手段で比較不一致の場合、前記ワールドワイドネーム取得手段が今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求手段とを備え、
前記ストレージ装置が、
それぞれに論理ディスク番号が付与された複数の論理ディスクと、
コンピュータが論理ディスクをアクセスする際に使用するコンピュータ側論理ディスク番号とワールドワイドネームとの組み合わせに対応付けて、該当する論理ディスクの論理ディスク番号が登録されたアクセスコントロールテーブルと、
前記コンピュータから設定要求が送られてきたとき、該設定要求に従って前記アクセスコントロールテーブル中の該当するワールドワイドネームを更新する設定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第1のコンピュータは、
ネットワークを介してストレージ装置に接続されるコンピュータであって、
前記ネットワークに接続されるポートを有するホストバスアダプタと、
前記ネットワークを介して前記ストレージ装置に接続される他のコンピュータのホストバスアダプタが有しているポートに付与されているワールドワイドネームが格納された相手ワールドワイドネーム記憶部と、
他のコンピュータにおいて故障交換されたホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得し、該取得したワールドワイドネームと前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを含んだ設定要求を前記ストレージ装置へ送信するアクセスコントロール設定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第2のコンピュータは、第1のコンピュータにおいて、
前記アクセスコントロール設定手段が、
所定のタイミングで、他のコンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得手段と、
該ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームと、自コンピュータ内の相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを比較する比較手段と、
該比較手段で比較不一致であった場合、前記ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームと、前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求手段とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第3のコンピュータは、第2のコンピュータにおいて、
前記所定のタイミングが、自コンピュータの起動時あるいは保守コマンドの入力時であることを特徴とする。
本発明にかかる第4のコンピュータは、第2のコンピュータにおいて、
保守員によって操作される更新スイッチを備え、
前記ワールドワイドネーム取得手段が、前記更新スイッチが操作されたとき、他のコンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第5のコンピュータは、
ネットワークを介してストレージ装置に接続されるコンピュータであって、
前記ネットワークと接続されるポートを有するホストバスアダプタと、
一定時間毎に、前記ネットワークを介して前記ストレージ装置に接続されている他のコンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得手段と、
該ワールドワイドネーム取得手段が今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを比較する比較手段と、
該比較手段で比較不一致の場合、前記ワールドワイドネーム取得手段が今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求手段とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかるストレージ装置は、
ネットワークを介して複数のコンピュータが接続されるストレージ装置であって、
それぞれに論理ディスク番号が付与された複数の論理ディスクと、
コンピュータが論理ディスクをアクセスする際に使用するコンピュータ側論理ディスク番号とワールドワイドネームとの組み合わせに対応付けて、該当する論理ディスクの論理ディスク番号が登録されたアクセスコントロールテーブルと、
前記コンピュータから故障交換前のホストバスアダプタのポートに付与されていたワールドワイドネームと故障交換後のホストバスアダプタのポートに付与されているワールドワイドネームとを含む設定要求が送られてきたとき、該設定要求に従って前記アクセスコントロールテーブル中の該当するワールドワイドネームを更新する設定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第1のアクセスコントロール設定方法は、
複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムにおけるアクセスコントロール設定方法であって、
前記コンピュータが、
所定のタイミングで、他のコンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得ステップと、
該ワールドワイドネーム取得ステップで取得したワールドワイドネームと、自コンピュータ内の相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを比較する比較ステップと、
該比較ステップで比較不一致であった場合、前記ワールドワイドネーム取得ステップで取得したワールドワイドネームと、前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求ステップとを実行し、
前記ストレージ装置が、
前記コンピュータから設定要求が送られてきたとき、コンピュータが論理ディスクをアクセスする際に使用するコンピュータ側論理ディスク番号とワールドワイドネームとの組み合わせに対応付けて、該当する論理ディスクの論理ディスク番号が登録されたアクセスコントロールテーブル中の該当するワールドワイドネームを前記設定要求に従って更新する設定ステップを実行することを特徴とする。
本発明にかかる第2のアクセスコントロール設定方法は、
複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムにおけるアクセスコントロール設定方法であって、
前記各コンピュータが、
一定時間毎に、他のコンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得ステップと、
該ワールドワイドネーム取得ステップが今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを比較する比較ステップと、
該比較ステップで比較不一致の場合、前記ワールドワイドネーム取得ステップで今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求ステップとを実行し、
前記ストレージ装置が、
前記コンピュータから設定要求が送られてきたとき、コンピュータが論理ディスクをアクセスする際に使用するコンピュータ側論理ディスク番号とワールドワイドネームとの組み合わせに対応付けて、該当する論理ディスクの論理ディスク番号が登録されたアクセスコントロールテーブル中の該当するワールドワイドネームを前記設定要求に従って更新する設定ステップを実行することを特徴とする。
本発明にかかる第1のプログラムは、
ネットワークに接続されるポートを有するホストバスアダプタと、前記ネットワークを介してストレージ装置に接続される他のコンピュータのホストバスアダプタが有しているポートに付与されているワールドワイドネームが格納された相手ワールドワイドネーム記憶部とを備えたコンピュータを、
他のコンピュータにおいて故障交換されたホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得し、該取得したワールドワイドネームと前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを含んだ設定要求を前記ストレージ装置へ送信するアクセスコントロール設定手段して機能させることを特徴とする。
本発明にかかる第2のプログラムは、第1のプログラムにおいて、
前記アクセスコントロール設定手段が、
所定のタイミングで、他のコンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得手段、
該ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームと、自コンピュータ内の相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを比較する比較手段、
該比較手段で比較不一致であった場合、前記ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームと、前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求手段を含むことを特徴とする。
本発明にかかる第3のプログラムは、
ネットワークと接続されるポートを有するホストバスアダプタを備えたコンピュータを、
一定時間毎に、前記ネットワークを介してストレージ装置に接続されている他のコンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得手段、
該ワールドワイドネーム取得手段が今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを比較する比較手段、
該比較手段で比較不一致の場合、前記ワールドワイドネーム取得手段が今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求手段として機能させることを特徴とする。
〔作用〕
各コンピュータ内のアクセスコントロール設定手段は、他のコンピュータにおいて故障交換されたホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得し、取得したワールドワイドネームと相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネーム(故障交換前のワールドワイドネーム)とを含んだ設定要求をストレージ装置へ送信する。
より具体的には、ストレージシステムを構成する各コンピュータのワールドワイドネーム取得手段が、所定のタイミングで、他のコンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得し、比較手段が、ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームと、自コンピュータ内の相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを比較する。相手ワールドワイドネーム記憶部には、正常時に取得した他のコンピュータのホストバスアダプタが有しているポートに付与されているワールドワイドネームが格納されている。そして、比較不一致であった場合、設定要求手段が、ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームと、相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを含む設定要求をストレージ装置へ送信する。
ストレージ装置内の設定手段は、コンピュータから設定要求が送られてくると、その設定要求に従ってアクセスコントロールテーブル中の該当するワールドワイドネームを更新する。
本発明によれば、ホストバスアダプタを故障交換した際、保守員に負担をかけることなく、ストレージ装置のアクセスコントロールテーブルの内容を、確実に故障交換後のホストバスアダプタに応じたものに更新することができる。その理由は、ストレージシステムを構成する各コンピュータが、他のコンピュータにおいて故障交換されたホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得し、このワールドワイドネームと相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されているワールドワイドネームとを含んだ設定要求をストレージ装置へ送信するようにしているからである。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施の形態の構成〕
図1は本発明にかかるストレージシステムの第1の実施の形態の構成例を示すブロック図であり、NAS(Network Attatched Storage) ヘッドとなる3台のコンピュータ1−1〜1−3と、ストレージ装置2とから構成されている。なお、本実施の形態では、NASヘッドを構成するコンピュータの台数を3台としたが、複数台であればこれに限られるものではない。また、本実施の形態では、コンピュータ1−1〜1−3とストレージ装置2との通信は、ファイバチャネルプロトコルに従って行われるとする。
各コンピュータ1−1〜1−3は、それぞれ相手ワールドワイドネーム(WWn)記憶部11−1〜11−3と、アクセスコントロール設定手段12−1〜12−3と、ホストバスアダプタ(HBA)13−1〜13−3と、制御手段14−1〜14−3と、コンソール15−1〜15−3とを備えている。
HBA13−1〜13−3は、それぞれポート131−1〜131−3を備えており、各ポート131−1〜131−3には、それぞれWWn「00,01,10」が付与されている。なお、HBA13−1〜13−3内には、図示を省略したが、ポート131−1〜131−3のWWnが格納された不揮発性メモリが設けられている。また、本実施の形態では、各HBA13−1〜13−3のポート数を「1」としたが、複数であっても良い。
各コンピュータ1−1〜1−3の相手WWn記憶部11−1〜11−3には、他のコンピュータのポートのWWnが格納されている。本実施の形態では、図2に示すように、相手WWn記憶部11−1,11−2,11−3には、それぞれポート131−2,131−3,131−1のWWn「00,01,10」が格納されている。
アクセスコントロール設定手段12−1〜12−3は、それぞれWWn取得手段121−1〜121−3と、比較手段122−1〜122−3と、設定要求手段123−1〜123−3とを備えている。
WWn取得手段121−1〜121−3は、所定のタイミング(本実施の形態では、コンソール15−1〜15−3から保守コマンドが入力されたときとする)で、他のコンピュータ内のWWn取得手段に対してWWn取得要求を送信する機能や、このWWn取得要求に応答して他のコンピュータ内のWWn取得手段から返却されたWWnを比較手段122−1〜122−3渡す機能や、他のコンピュータ内のWWn取得手段からWWn取得要求が送られてきたとき、自コンピュータ1−1〜1−3が備えているHBA13−1〜13−3内の不揮発性メモリからポート131−1〜131−3に付与されているWWnを読み出し、要求元に返却する機能を有している。なお、本実施の形態では、各WWn取得手段121−1,121−2,121−3は、それぞれWWn取得手段121−2,121−3,121−1に対してWWn取得要求を送信するものとする。
比較手段122−1〜122−3は、WWn取得手段121−1〜121−3から渡されたWWnと、相手WWn記憶部11−1〜11−3に格納されているWWnとを比較し、両者が不一致の場合、比較対象にした2つのWWnを設定要求手段123−1〜123−3に渡す機能を有する。
設定要求手段123−1〜123−3は、比較手段122−1〜122−3から渡された2つのWWnを含んだ設定要求をストレージ装置2へ送信する機能や、ストレージ装置2から設定要求に対して正常終了を示すメッセージが送られてきたとき、相手WWn記憶部11−1〜11−3に格納されているWWnを新たなWWn(WWn取得手段121−1〜121−3が他のコンピュータから取得したWWn)に更新する機能を有する。
制御手段14−1〜14−3は、ポート131−1〜131−3に付与されているWWnを含んだログイン要求をストレージ2へ送信し、ストレージ装置2との間にコネクションを確立する機能や、確立したコネクションを利用してストレージ装置2に対してライト要求やリード要求を送信する機能を有する。なお、ライト要求,リード要求には、コンピュータ側論理ディスク番号(コンピュータ見えの論理ディスク番号)が含まれている。
なお、各コンピュータ1−1〜1−3内のアクセスコントロール設定手段12−1〜12−3,制御手段14−1〜14−3は、プログラムによって実現可能なものであり、プログラムによって実現する場合は、例えば、次のようにする。コンピュータをアクセスコントロール設定手段12−1〜12−3,制御手段14−1〜14−3として機能させるためのプログラムを記録したディスク装置,半導体メモリその他の記録媒体を用意し、コンピュータに上記プログラムを読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に、アクセスコントロール設定手段12−1〜12−3,制御手段14−1〜14−3を実現する。
ストレージ装置2は、設定手段21と、アクセスコントロールテーブル22と、制御手段23と、複数の論理ディスク24−0〜24−15と、ポート25−1〜25−3とを備えている。
論理ディスク24−0〜24−15は、ストレージ装置2で管理している論理的なアクセス単位であり、本実施の形態では、ストレージ装置2は、各論理ディスク24−0〜24−15を論理ディスク番号LD0〜LD15で管理している。
アクセスコントロールテーブル22には、WWnとコンピュータ側論理ディスク番号との組み合わせに対応する論理ディスクの論理ディスク番号が登録されている。
図3にアクセスコントロールテーブル22の内容例を示す。この例は、WWn「00」のポートを有するコンピュータ1−1は、コンピュータ側論理ディスク番号LUN0〜LUN6を使用して論理ディスク番号LD0〜LD6の論理ディスク24−0〜24−6をアクセスでき、WWn「01」のポートを有するコンピュータ1−2は、コンピュータ側論理ディスク番号LUN0〜LUN4を使用して論理ディスク番号LD7〜LD11の論理ディスク24−7〜24−11をアクセスでき、WWn「10」のポートを有するコンピュータ1−3は、コンピュータ側論理ディスク番号LUN0〜LUN3を使用して論理ディスク番号LD12〜LD15の論理ディスク24−12〜24−15をアクセスできることを示している。
制御手段23は、各コンピュータ1−1〜1−3からログイン要求が送られてきたとき、要求元のコンピュータとの間にコネクションを確立する機能や、各コンピュータ1−1〜1−3からリード要求,ライト要求が送られてきたとき、アクセスコントロールテーブル22を参照してアクセス先の論理ディスクを特定し、特定した論理ディスクに対してリード要求,ライト要求に従った処理を行う機能を有する。
なお、ストレージ装置2は、コンピュータによって実現可能なものであり、コンピュータによって実現する場合は、例えば、次のようにする。コンピュータを設定手段21および制御手段23として機能させるためのプログラムを記録したディスク,半導体メモリ,その他の記録媒体を用意し、コンピュータに上記プログラムを読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に、設定手段21および制御手段23を実現する。
〔第1の実施の形態の動作〕
次に、本実施の形態の動作について説明する。
先ず、コンピュータ1−1を例に挙げてログイン時の動作について説明する。コンピュータ1−1内の制御手段14−1は、ストレージ装置2にログインする場合、HBA13−1のポート131−1に付与されているWWn「00」を含むログイン要求をストレージ装置2へ送る。ストレージ装置2内の制御手段23は、ログイン要求を受信すると、要求元のコンピュータ1−1との間にコネクションを確立する。その際、制御手段23は、確立したコネクションを特定するコネクションIDとログイン要求に含まれていたWWn「00」とを対応付けて保持しておく。
次に、コンピュータ1−1を例に挙げてリード時の動作について説明する。コンピュータ1−1内の制御手段14−1は、上述したようにしてストレージ装置2との間にコネクションを確立した後、例えば、論理ディスク24−0の所定位置からデータを読み込む場合、コンピュータ側論理ディスク番号LUN0と、上記所定位置を示す位置情報とを含むリード要求を、上記コネクションを介してストレージ装置2へ送信する。ストレージ装置2内の制御手段23は、リード要求を受信すると、ログイン時に保持しておいたWWn「00」とコネクションIDとの対に基づいて、使用されているポートのWWnが「00」であることを認識する。次いで、制御手段23は、アクセスコントロールテーブル22から、WWn「00」とリード要求中のコンピュータ側論理ディスク番号LUN0との組み合わせに対応付けて登録されている論理ディスク番号LD0を取得する。その後、制御手段23は、論理ディスク番号LD0によって特定される論理ディスク24−0の、リード要求中の位置情報によって示される位置からデータを読み込み、読み込んだデータを要求元のコンピュータ1−1へ送信する。
次に、コンピュータ1−1を例に挙げて、ライト時の動作について説明する。コンピュータ1−1内の制御手段14−1は、上述したようにしてストレージ装置2との間にコネクションを確立した後、例えば、論理ディスク24−6の所定位置にデータを書き込む場合、コンピュータ側論理ディスク番号LUN6と、上記所定位置を示す位置情報と、ライトデータとを含むライト要求を、上記コネクションを介してストレージ装置2へ送信する。ストレージ装置2内の制御手段23は、ライト要求を受信すると、ログイン時に保持しておいたWWn「00」とコネクションIDとの対に基づいて、使用されているポートのWWnが「00」であることを認識する。次いで、制御手段23は、アクセスコントロールテーブル22から、WWn「00」とライト要求中のコンピュータ側論理ディスク番号LUN6との組み合わせに対応付けて登録されている論理ディスク番号LD6を取得する。その後、制御手段23は、論理ディスク番号LD6によって特定される論理ディスク24−6の、ライト要求中の位置情報によって示される位置にライトデータを書き込む。
次に、保守コマンドが入力された場合の動作を、コンピュータ1−2を例に挙げて説明する。なお、コンピュータ1−2内の相手WWn記憶部11−2にはWWn「10」が格納され、ストレージ装置2内のアクセスコントロールテーブル22が図3に示す内容になっているとする。
コンソール15−2から保守コマンドが入力されると、コンピュータ1−2内のWWn取得手段121−2は、図4のフローチャートに示すように、相手コンピュータ1−3に対してWWn取得要求を送信し、WWnの返却待ち状態になる(ステップS41,S42)。
相手コンピュータ1−3内のWWn取得手段121−3は、WWn取得要求を受信すると、図5のフローチャートに示すように、HBA13−3内の不揮発性メモリ(図示せず)からポート131−3に付与されているWWn「10」を読み込み、読み込んだWWn「10」を要求元のWWn取得手段121−2に返却する(ステップS51,S52)。
WWnの返却待ち状態にあるWWn取得手段121−2は、WWn「10」が返却されると、それを比較手段122−2に渡す(図4のステップS42)。
これにより、比較手段122−2は、WWn取得手段121−2から渡されたWWn「10」と、相手WWn記憶部11−2に格納されているWWn「10」とを比較する(ステップS43)。この例の場合、両者が等しいので(ステップS44がYES)、比較手段122−2は、HBAの交換が行われていない旨のメッセージを、コンソール15−2の表示部に表示した後(ステップS50)、その処理を終了する。
その後、コンピュータ1−3のHBA13−3に故障が発生し、図6に示すように、HBA13−3が新しいHBA13−3newと交換されたとする。なお、新しいHBA13−3newが備えているポート131−3newにはWWn「10new」が付与されているとする。
その後、保守員がコンソール15−2から保守コマンドを入力すると、コンピュータ1−2内のWWn取得手段121−2が、コンピュータ1−3に対してWWn取得要求を送信し(図4のステップS41)、コンピュータ1−3内のWWn取得手段121−3が、故障交換後のHBA13−3newからポート131−3newに付与されているWWn「10new」を読み込み、要求元のWWn取得手段121−2に返却する(図5のステップS51,S52)。WWn取得手段121−2は、WWn「10new」が返却されると、それを比較手段122−2に渡す。
これにより、比較手段122−2は、WWn取得手段121−2から渡されたWWn「10new」と相手WWn記憶部11−2に格納されているWWn「10」とを比較する(図4のステップS43)。この例の場合、比較不一致となるので(ステップS44がNO)、比較手段122−2は、比較対象にした2つのWWn「10」,「10new」を設定要求手段123−2に渡す(ステップS45)。
設定要求手段123−2は、WWn「10」,「10new」が渡されると、制御手段14−2を利用してストレージ装置2との間にコネクションを確立した後、上記2つのWWn「10」,「10new」を含む設定要求をストレージ装置2へ送り、メッセージ待ち状態となる(ステップS46,S47)。なお、コネクションを確立できなかった場合には、その旨をコンソール15−2の表示部に表示し、処理終了とする。
ストレージ装置2内の設定手段21は、WWn「10」,「10new」を含む設定要求を受信すると、図7のフローチャートに示すように、アクセスコントロールテーブル22中の該当するWWn「10」を新たなWWn「10new」に更新するための更新処理を行う(ステップS71)。そして、更新処理が正常終了した場合(ステップS72がYES)は、設定手段21は、要求元の設定要求手段123−2に対して正常終了を示すメッセージ「WWn再設定完了」を送信し(ステップS73)、正常終了しなかった場合(ステップS72がNO)は、異常終了を示すメッセージ「WWn設定不能」を送信する(ステップS74)。図8に更新処理が正常終了した後の、アクセスコントロールテーブル22の内容を示す。アクセスコントロールテーブル22の内容が図8に示すように更新されることにより、コンピュータ1−3からストレージ装置2内の論理ディスク24−12〜24−15をアクセスすることが可能になる。
メッセージ待ち状態にある設定要求手段123−2は、異常終了を示すメッセージを受信した場合(図4のステップS48がNO)は、そのメッセージをコンソール15−2の表示部に表示した後(ステップS50)、処理を終了する。異常終了を示すメッセージが表示された場合は、例えば、保守員が、再度コンソール15−2から保守コマンドを入力する。
これに対して、正常終了を示すメッセージを受信した場合(ステップS48がYES)は、相手WWn記憶部11−2に格納されているWWn「10」を新たなWWn「10new」に更新すると共に、正常終了を示すメッセージをコンソール15−2に表示した後(ステップS49,S50)、処理を終了する。
なお、上述した実施の形態では、コンソール15−1〜15−3から保守コマンドを入力することにより、WWn取得手段121−1〜121−3を起動するようにしたが、各コンピュータ1−1〜1−3の起動時にWWn取得手段121−1〜121−3を起動するようにしても良い。また、各コンピュータ1−1〜1−3に保守員によって操作される更新スイッチを設け、更新スイッチが操作されたとき、WWn取得手段121−1〜121−3を起動するようにしても良い。
〔第1の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、HBAを故障交換した際、保守員に負担をかけることなく、ストレージ装置のアクセスコントロールテーブルの内容を、確実に故障交換後のHBAに応じたものに更新することができる。その理由は、ストレージシステムを構成する各コンピュータ1−1〜1−3が、他のコンピュータにおいて故障交換されたHBAから、そのHBAが有しているポートのワールドワイドネームを取得し、このワールドワイドネームと相手ワールドワイドネーム記憶部11−1〜11−3に格納されているワールドワイドネームとを含んだ設定要求をストレージ装置へ送信するアクセスコントロール手段12−1〜12−3を備え、ストレージ装置2が、コンピュータから送られてきた設定要求に従ってアクセスコントロールテーブル22中の該当するワールドワイドネームを更新する設定手段21を備えているからである。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明にかかるストレージシステムの第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、所定時間毎に、自動的に他のコンピュータのHBAが故障交換されているか否かを判断し、故障交換されている場合には、アクセスコントロールテーブルの更新処理を行うことを特徴とする。
〔第2の実施の形態の構成〕
図9は本発明にかかるストレージシステムの第2の実施の形態の構成例を示すブロック図あり、図1と同一符号は同一部分を表している。本実施の形態と、図1に示した第1の実施の形態との相違点は、コンピュータ1−1〜1−3の代わりに、コンピュータ1−1a〜1−3aを備えている点である。
コンピュータ1−1a〜1−3aは、相手WWn記憶部11−1〜11−3を備えていない点、アクセスコントロール設定手段12−1〜12−3の代わりにアクセスコントロール設定手段12−1a〜12−3aを備えている点、及びタイマ16−1〜16−3を備えている点が図1に示したコンピュータ1−1〜1−3と相違している。また、アクセスコントロール設定手段12−1a〜12−3aは、WWn取得手段121−1〜121−3の代わりにWWn取得手段121−1a〜121−3aを備えている点、および比較手段122−1〜122−3の代わりに比較手段122−1a〜122−3aを備えている点がアクセスコントロール設定手段12−1〜12−3と相違している。
タイマ16−1〜16−3は、一定時間毎にWWn取得手段121−1a〜121−3aを起動する機能を有する。
WWn取得手段121−1a〜121−3aは、タイマ16−1〜16−3から起動される点がWWn取得手段121−1〜121−3と相違している。
比較手段122−1a〜122−3aは、WWn取得手段121−1a〜122−3aから今回渡されたWWnと前回渡されたWWnとを比較し、比較不一致の場合、上記2つのWWnを設定要求手段123−1〜123−3に渡す機能を有している。
なお、各コンピュータ1−1a〜1−3a内のアクセスコントロール手段12−1a〜12−3a、制御手段14−1〜14−3は、プログラムによって実現可能であり、プログラムによって実現する場合は、例えば、次のようにする。コンピュータをアクセスコントロール設定手段12−1a〜12−3a,制御手段14−1〜14−3として機能させるためのプログラムを記録したディスク装置,半導体メモリその他の記録媒体を用意し、コンピュータに上記プログラムを読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に、アクセスコントロール設定手段12−1a〜12−3a,制御手段14−1〜14−3を実現する。
〔第2の実施の形態の動作〕
次に本実施の形態の動作について説明する。なお、ログイン時、リード時、ライト時の動作は、第1の実施の形態と同様であるので、ここでは、タイマ16−1〜16−3によってWWn取得手段121−1a〜121−3aが起動されたときの動作のみを説明する。
コンピュータ1−1a内のタイマ16−1は、一定時間が経過する毎に、WWn取得手段121−1aを起動する。なお、他のコンピュータ1−2a,1−3a内のタイマ16−2,16−3も一定時間毎にWWn取得手段121−2a,121−3aを起動するが、動作内容は各コンピュータ1−1a〜1−3aで同じであるので、ここでは、コンピュータ1−1aを例に挙げて動作を説明する。
WWn取得手段121−1aは、起動されると、相手コンピュータ1−2aに対してWWn取得要求を送信し、WWnの待ち状態となる(ステップS101,S102)。
コンピュータ1−2a内のWWn取得手段121−2aは、WWn取得要求を受信すると、図5のフローチャートに示すように、HBA13−2からWWn「01」を読み込み、そのWWn「01」を要求元のWWn取得手段121−1aに返却する(ステップS51,S52)。
WWnの返却待ち状態にある要求元のWWn取得手段121−1aは、WWn「01」が返却されると、それを比較手段122−1aに渡す(ステップS102)。
比較手段122−1aは、WWn取得手段121−1aからWWn「01」が渡されると、それがWWn取得手段121−1aから渡された最初のWWnであるか否かを判断する(ステップS103)。
そして、最初のWWnであると判断した場合(ステップS103がYES)は、今回渡されたWWn「01」を内部に保持し、更に、コンソール15−1の表示部に最初のWWnを保持した旨のメッセージを表示した後(ステップS104,S110)、その処理を終了する。これに対して、最初のWWnでないと判断した場合(ステップS103がNO)は、今回WWn取得手段121−1aから渡されたWWn「01」と、内部に保持している前回WWn取得手段121−1aから渡されたWWnとを比較する(ステップS105)。
そして、両者が等しい場合(ステップS106がYES)は、WWnが等しい旨のメッセージをコンソール15−1の表示部に表示した後(ステップS110)、処理を終了する。これに対して、WWnが不一致の場合(ステップS106がNO)は、HBAが故障交換されていると見なし、設定要求手段123−1に、前回のWWnと今回のWWnとを渡す(ステップS107)。
これにより、設定要求手段123−1は、制御手段14−1を利用してストレージ装置2との間のコネクションを確立した後、今回のWWnと前回のWWnとを含む設定要求をストレージ装置2へ送信し、メッセージの待ち状態となる(ステップS108,S109)。
ストレージ装置2内の設定手段21は、設定要求手段123−1aから設定要求が送られてくると、図7のフローチャートに示すように、設定要求に従ってアクセスコントロールテーブル22中のWWnの更新処理を行い(ステップS71)、更新処理が正常終了したか否かを示すメッセージを要求元の設定要求手段123−1へ送信する(ステップS72〜S74)。
メッセージの待ち状態にある設定要求手段123−1は、メッセージが返却されると、それをコンソール15−1の表示部に表示した後(図10のステップS110)、処理を終了する。
〔第2の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、第1の実施の形態で得られる効果に加え、保守員が保守コマンドを入力しなくとも、自動的にアクセスコントロールテーブルの内容を故障交換後のHBAに応じたものに更新することができるという効果を得ることができる。その理由は、各コンピュータ1−1a〜1−3aが、一定時間毎に、他のコンピュータが備えているHBAから、そのHBAが有しているポートのWWnを取得するWWn取得手段121−1a〜121−3aと、WWn取得手段121−1a〜121−3aが今回取得したWWnと前回取得したWWnとを比較する比較手段122−1a〜122−3aと、比較手段122−1a〜122−3aで比較不一致の場合、WWn取得手段121−1a〜121−3aが今回取得したWWnと前回取得したWWnとを含む設定要求をストレージ装置2へ送信する設定要求手段123−1〜123−3とを備えているからである。
本発明にかかるストレージシステムの第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 各相手WWn記憶部11−1〜11−3に格納されているWWnと、各HBA13−1〜13−3のポート131−1〜131−3に付与されているWWnとの関係を示す図である。 アクセスコントロールテーブル22の内容例を示す図である。 保守コマンドが入力されたときのアクセスコントロール設定手段12−1〜12−3の処理例を示すフローチャートである。 WWn取得要求を受信したときのWWn取得手段121−1〜121−3の処理例を示すフローチャートである。 コンピュータ1−3のHBAが交換されたときの動作を説明するための図である。 設定要求を受信したときの設定手段21の処理例を示すフローチャートである。 更新後のアクセスコントロールテーブル22の内容例を示す図である。 本発明にかかるストレージシステムの第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 タイマ16−1〜16−3から起動されたときのアクセスコントロール設定手段12−1a〜12−3aの処理例を示すフローチャートである。
符号の説明
1−1〜1−3,1−1a〜1−3a…コンピュータ
11−1〜11−3…相手WWn記憶部
12−1〜12−3,12−1a〜12−3a…アクセスコントロール設定手段
121−1〜121−3,121−1a〜121−3a…WWn取得手段
122−1〜122−3,122−1a〜122−3a…比較手段
123−1〜123−3…設定要求手段
13−1〜13−3,13−3new…HBA(ホストバスアダプタ)
131−1〜131−3,131−3new…ポート
14−1〜14−3…制御手段
15−1〜15−3…コンソール
16−1〜16−3…タイマ
2…ストレージ装置
21…設定手段
22…アクセスコントロールテーブル
23…制御手段
24−0〜24−15…論理ディスク

Claims (16)

  1. 複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムにおいて、
    前記各コンピュータが、
    前記ネットワークと接続されるポートを有するホストバスアダプタと、
    自コンピュータと関連付けられた1台の相手コンピュータであって、自コンピュータ以外のコンピュータとは関連付けられていない相手コンピュータのホストバスアダプタが有しているポートに付与されているワールドワイドネームが相手ワールドワイドネームとして格納された相手ワールドワイドネーム記憶部と、
    相手コンピュータにおいて故障交換されたホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを故障交換ワールドワイドネームとして取得し、該取得した故障交換ワールドワイドネームと前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されている相手ワールドワイドネームとを含んだ設定要求を前記ストレージ装置へ送信するアクセスコントロール設定手段とを備え、
    前記ストレージ装置が、
    それぞれに論理ディスク番号が付与された複数の論理ディスクと、
    コンピュータが論理ディスクをアクセスする際に使用するコンピュータ側論理ディスク番号とワールドワイドネームとの組み合わせに対応付けて、該当する論理ディスクの論理ディスク番号が登録されたアクセスコントロールテーブルと、
    前記コンピュータから設定要求が送られてきたとき、前記アクセスコントロールテーブルに登録されているワールドワイドネームの内の、前記設定要求に含まれている相手ワールドワイドネームと一致するワールドワイドネームを、前記設定要求に含まれている故障交換ワールドワイドネームに更新する設定手段とを備えたことを特徴とするストレージシステム。
  2. 請求項1記載のストレージシステムにおいて、
    前記アクセスコントロール設定手段が、
    所定のタイミングで、相手コンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得手段と、
    該ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームと、自コンピュータ内の相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されている相手ワールドワイドネームとを比較する比較手段と、
    該比較手段で比較不一致であった場合、前記ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームを故障交換ワールドワイドネームとして含むと共に、前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されている相手ワールドワイドネームを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求手段とを備えたことを特徴とするストレージシステム。
  3. 請求項2記載のストレージシステムにおいて、
    前記所定のタイミングが、自コンピュータの起動時あるいは保守コマンドの入力時であることを特徴とするストレージシステム。
  4. 請求項2記載のストレージシステムにおいて、
    前記各コンピュータが、保守員によって操作される更新スイッチを備え、
    前記ワールドワイドネーム取得手段が、前記更新スイッチが操作されたとき、相手コンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得する構成を有することを特徴とするストレージシステム。
  5. 複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムにおいて、
    前記各コンピュータが、
    前記ネットワークと接続されるポートを有するホストバスアダプタと、
    一定時間毎に、自コンピュータと関連付けられた1台の相手コンピュータであって、自コンピュータ以外のコンピュータとは関連付けられていない相手コンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得手段と、
    該ワールドワイドネーム取得手段が今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを比較する比較手段と、
    該比較手段で比較不一致の場合、前記ワールドワイドネーム取得手段が今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求手段とを備え、
    前記ストレージ装置が、
    それぞれに論理ディスク番号が付与された複数の論理ディスクと、
    コンピュータが論理ディスクをアクセスする際に使用するコンピュータ側論理ディスク番号とワールドワイドネームとの組み合わせに対応付けて、該当する論理ディスクの論理ディスク番号が登録されたアクセスコントロールテーブルと、
    前記コンピュータから設定要求が送られてきたとき、前記アクセスコントロールテーブルに登録されているワールドワイドネームの内の、前記設定要求に含まれている前回取得したワールドワイドネームと一致するワールドワイドネームを、前記設定要求に含まれている今回取得したワールドワイドネームに更新する設定手段とを備えたことを特徴とするストレージシステム。
  6. 複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムの構成要素であるコンピュータであって、
    前記ネットワークに接続されるポートを有するホストバスアダプタと、
    自コンピュータと関連付けられた1台の相手コンピュータであって、自コンピュータ以外のコンピュータとは関連付けられていない相手コンピュータのホストバスアダプタが有しているポートに付与されているワールドワイドネームが相手ワールドワイドネームとして格納された相手ワールドワイドネーム記憶部と、
    相手コンピュータにおいて故障交換されたホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを故障交換ワールドワイドネームとして取得し、該取得した故障交換ワールドワイドネームと前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されている相手ワールドワイドネームとを含んだ設定要求を前記ストレージ装置へ送信するアクセスコントロール設定手段とを備えたことを特徴とするコンピュータ。
  7. 請求項6記載のコンピュータにおいて、
    前記アクセスコントロール設定手段が、
    所定のタイミングで、相手コンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得手段と、
    該ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームと、自コンピュータ内の相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されている相手ワールドワイドネームとを比較する比較手段と、
    該比較手段で比較不一致であった場合、前記ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームを故障交換ワールドワイドネームとして含むと共に、前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されている相手ワールドワイドネームを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求手段とを備えたことを特徴とするコンピュータ。
  8. 請求項7記載のコンピュータにおいて、
    前記所定のタイミングが、自コンピュータの起動時あるいは保守コマンドの入力時であることを特徴とするコンピュータ。
  9. 請求項7記載のコンピュータにおいて、
    保守員によって操作される更新スイッチを備え、
    前記ワールドワイドネーム取得手段が、前記更新スイッチが操作されたとき、相手コンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得する構成を有することを特徴とするコンピュータ。
  10. 複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムの構成要素であるコンピュータであって、
    前記ネットワークと接続されるポートを有するホストバスアダプタと、
    一定時間毎に、自コンピュータと関連付けられた1台の相手コンピュータであって、自コンピュータ以外のコンピュータとは関連付けられていない相手コンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得手段と、
    該ワールドワイドネーム取得手段が今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを比較する比較手段と、
    該比較手段で比較不一致の場合、前記ワールドワイドネーム取得手段が今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求手段とを備えたことを特徴とするコンピュータ。
  11. 複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムの構成要素であるストレージ装置であって、
    それぞれに論理ディスク番号が付与された複数の論理ディスクと、
    コンピュータが論理ディスクをアクセスする際に使用するコンピュータ側論理ディスク番号とワールドワイドネームとの組み合わせに対応付けて、該当する論理ディスクの論理ディスク番号が登録されたアクセスコントロールテーブルと、
    前記コンピュータから故障交換前のホストバスアダプタのポートに付与されていたワールドワイドネームと故障交換後のホストバスアダプタのポートに付与されているワールドワイドネームとを含む設定要求が送られてきたとき、前記アクセスコントロールテーブルに登録されているワールドワイドネームの内の、前記設定要求に含まれている故障交換前のワールドワイドネームと一致するワールドワイドネームを、前記設定要求に含まれている故障交換後のワールドワイドネームを更新する設定手段とを備えたことを特徴とするストレージ装置。
  12. 複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムにおけるアクセスコントロール設定方法であって、
    前記コンピュータが、
    所定のタイミングで、自コンピュータと関連付けられた1台の相手コンピュータであって、自コンピュータ以外のコンピュータとは関連付けられていない相手コンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得ステップと、
    該ワールドワイドネーム取得ステップで取得したワールドワイドネームと、自コンピュータ内の相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されている前記相手コンピュータの相手ワールドワイドネームとを比較する比較ステップと、
    該比較ステップで比較不一致であった場合、前記ワールドワイドネーム取得ステップで取得したワールドワイドネームを故障交換ワールドワイドネームとして含むと共に、前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されている相手ワールドワイドネームを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求ステップとを実行し、
    前記ストレージ装置が、
    前記コンピュータから設定要求が送られてきたとき、コンピュータが論理ディスクをアクセスする際に使用するコンピュータ側論理ディスク番号とワールドワイドネームとの組み合わせに対応付けて、該当する論理ディスクの論理ディスク番号が登録されたアクセスコントロールテーブルにおいて、前記設定要求に含まれている相手ワールドワイドネームと一致するワールドワイドネームを、前記設定要求に含まれている故障交換ワールドワイドネームに更新する設定ステップを実行することを特徴とするアクセスコントロール設定方法。
  13. 複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムにおけるアクセスコントロール設定方法であって、
    前記各コンピュータが、
    一定時間毎に、自コンピュータと関連付けられた1台の相手コンピュータであって、自コンピュータ以外のコンピュータとは関連付けられていない相手コンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得ステップと、
    該ワールドワイドネーム取得ステップが今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを比較する比較ステップと、
    該比較ステップで比較不一致の場合、前記ワールドワイドネーム取得ステップで今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求ステップとを実行し、
    前記ストレージ装置が、
    前記コンピュータから設定要求が送られてきたとき、コンピュータが論理ディスクをアクセスする際に使用するコンピュータ側論理ディスク番号とワールドワイドネームとの組み合わせに対応付けて、該当する論理ディスクの論理ディスク番号が登録されたアクセスコントロールテーブルにおいて、前記設定要求に含まれている前回取得したワールドワイドネームと一致するワールドワイドネームを、前記設定要求に含まれている今回取得したワールドワイドネームに更新する設定ステップを実行することを特徴とするアクセスコントロール設定方法。
  14. 複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムの構成要素であるコンピュータであって、前記ネットワークに接続されるポートを有するホストバスアダプタと、自コンピュータと関連付けられた1台の相手コンピュータであって、自コンピュータ以外のコンピュータとは関連付けられていない相手コンピュータのホストバスアダプタが有しているポートに付与されているワールドワイドネームが相手ワールドワイドネームとして格納された相手ワールドワイドネーム記憶部とを備えたコンピュータを、
    相手コンピュータにおいて故障交換されたホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを故障交換ワールドワイドネームとして取得し、該取得した故障交換ワールドワイドネームと前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されている相手ワールドワイドネームとを含んだ設定要求を前記ストレージ装置へ送信するアクセスコントロール設定手段として機能させるためのプログラム。
  15. 請求項14記載のプログラムにおいて、
    前記アクセスコントロール設定手段が、
    所定のタイミングで、相手コンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有するポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得手段、
    該ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームと、自コンピュータ内の相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されている相手ワールドワイドネームとを比較する比較手段、
    該比較手段で比較不一致であった場合、前記ワールドワイドネーム取得手段が取得したワールドワイドネームを故障交換ワールドワイドネームとして含むと共に、前記相手ワールドワイドネーム記憶部に格納されている相手ワールドワイドネームを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求手段を含むことを特徴とするプログラム。
  16. 複数のコンピュータがネットワークを介してストレージ装置に接続されたストレージシステムの構成要素であるコンピュータであって、前記ネットワークと接続されるポートを有するホストバスアダプタを備えたコンピュータを、
    一定時間毎に、自コンピュータと関連付けられた1台の相手コンピュータであって、自コンピュータ以外のコンピュータとは関連付けられていない相手コンピュータが備えているホストバスアダプタから、そのホストバスアダプタが有しているポートのワールドワイドネームを取得するワールドワイドネーム取得手段、
    該ワールドワイドネーム取得手段が今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを比較する比較手段、
    該比較手段で比較不一致の場合、前記ワールドワイドネーム取得手段が今回取得したワールドワイドネームと前回取得したワールドワイドネームとを含む設定要求を前記ストレージ装置へ送信する設定要求手段として機能させるためのプログラム。
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