JP4390324B2 - 転動体スペーサ及びこれを用いた直線案内装置 - Google Patents

転動体スペーサ及びこれを用いた直線案内装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば無限循環する多数の転動体を介して軌道レールとスライダとが係合した直線案内装置等において、その無限循環路内で互いに隣接する転動体の間に介装され、これら転動体を所定の間隔で且つ所定の姿勢で配列するために使用される転動体スペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の転動体スペーサ(以下、「スペーサ」という)としては、互いに隣接するボール又はローラの間に介装されると共にこれら転動体が接触する摺接座を備え、直線案内装置の無限循環路に対して転動体と交互に配列されるものが知られている。このスペーサの役割は、無限循環路を循環する転動体が互いに接触するのを防止してこれら転動体の摩耗及び発熱を抑えると共に、転動体相互の衝突による金属音の発生を防止する点にある。また、転動体を所定の間隔で且つ所定の姿勢で整列させ、無限循環路内における転動体の詰まりを防止する点にある。特に、転動体がボールではなくローラの場合、ローラがスキューを生じると転走途中においてロックしてしまい、直線案内装置自体が動作不能に陥る懸念がある。このため、無限循環路内において転動体の姿勢を規制するスペーサの役割は、かかる転動体としてローラを用いる直線案内装置において特に重要である。
【0003】
このようなスペーサの機能を十分に発揮させるためには、転動体が両隣に位置するスペーサの摺接座によって両側から保持されていることが必要であり、そのためには無限循環路に転動体及びスペーサを隙間なく配列するのが好ましいと言える。しかし、転動体とスペーサとの間に全く隙間が存在しない場合には、転動体の転走に対して作用する摩擦抵抗が増加する他、転動体が無限循環路に含まれる直線領域及び方向転換領域の相互間を移動する際に、転動体及びスペーサの動きがぎこちなくなってしまう。このため、転動体の間にスペーサを介装するに当たっては、これら両者の間に若干の隙間が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、無限循環路内に配列された転動体とスペーサとの間に僅かでも隙間が存在する場合には、経時的な直線案内装置の使用によって無限循環路内における転動体の配列に偏りが生じ、あるスペーサと転動体の間では隙間が全く排除されてしまう一方、他のスペーサと転動体の間では隙間が拡大し、スペーサが転動体を所定の姿勢で保持整列させることが不能になってしまう。すなわち、このような事態が発生した場合には、ローラのスキューによって直線案内装置が作動不能に陥ったり、ローラが一対のスペーサの間から抜け落ちてしまうといった恐れがある。また、一個でも転動体が無限循環路から抜け落ちてしまった場合には、全ての転動体とスペーサとの間に大きな隙間が発生し、転動体を所定の姿勢で配列しておくことが困難になってしまう。
【0005】
また、個々のローラの自転軸が常に平行となるように該ローラを無限循環路内で公転させるのであれば大して問題とはならないが、互いに隣接するローラの自転軸のなす角度が変化する方向に該ローラを公転させる場合は、無限循環路の方向転換部を転走するローラとスペーサとの間には過大な隙間が生じてしまい、かかる方向転換部においてはローラを適切な姿勢に保持することができないという問題点があった。
【0006】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、転動体とスペーサとの隙間を排除して、かかる転動体がスペーサの間から抜け落ちるのを防止すると共に、無限循環路内において転動体の円滑な旬間を確保することができる転動体のスペーサを提供することにある。
【0007】
また、本発明の他の目的は、互いに隣接するローラの回転軸のなす角度が変化するような方向へローラを循環させるような場合であっても、転動体との間に過大な隙間が形成されることがなく、かかる転動体を一定の姿勢に安定して保持することが可能なスペーサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のスペーサは、互いに対向する転走面の間で荷重を負荷しながら転走する多数の転動体の間に介装され、これら転動体を所定の間隔で配列させるスペーサを前提とし、上記転動体が摺接する一対の保持部と、これら保持部を夫々転動体に向けて付勢するばね部とから構成され、上記保持部とばね部とが屈曲した線状部材によって連続的に形成されていることを特徴とするものである。
【0009】
このような本発明のスペーサは、転動体が摺接する一対の保持部及びこれら保持部を夫々転動体に向けて付勢するばね部とから構成されているので、このスペーサを転動体の間に介装すると、かかる転動体とスペーサとの隙間が排除され、転動体を所定の姿勢で確実に保持することができるものである。
【0010】
また、このように転動体とスペーサとの隙間が完全に排除されても、本発明のスペーサは一対の保持部をばね部で連結しているので、転動体が無限循環路の直線領域から方向転換領域へ、あるいは方向転換領域から直線領域へ転動する際、転動体に追従した保持部の姿勢の変化をばね部が吸収し、転動体を無限循環路内で円滑に循環させることができる。従って、後述する実施例において示すように、無限循環路の方向転換領域において、互いに隣接するローラの回転軸のなす角度が変化するような方向へローラを循環させるような場合であっても、本発明のスペーサはローラの動きに追従して該ローラを所定の姿勢で保持することができ、ローラのスキューを防止することが可能となる。
【0011】
更に、本発明のスペーサは金属又は樹脂の線状部材を屈曲させることにより、上記保持部及びばね部が連続的に形成されているので、金属棒の曲げ加工や樹脂の射出成形等で容易に製作することができ、例えば、一対のスペーサの間にばね部材を挟み込んで同様の機能を有するスペーサを製作する場合と比較して、容易に且つ安価に製作することができる。
【0012】
このような本発明のスペーサは転動体の間に介装される1単位毎に個別に製作しても良いし、転動体の両隣に位置する2単位を一本の線状部材によって連続的に形成しても良い。また、無限循環路に配列される全てのスペーサを一本の線状部材から連続的に形成することも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明のスペーサを詳細に説明する。
図1は本発明を適用したスペーサの第1実施例を示すものである。同図において、符号1は転動体としてのローラ、符号2は一対のローラ1, 1の間に介装されたスペーサである。
【0014】
このスペーサ2は金属の線状部材を折り曲げて形成されており、ローラ1が摺接する一対の保持部20及びこれら保持部20を夫々ローラ1に向けて付勢するばね部21を備え、これら保持部20及びばね部21が上記線状部材によって連続的に形成されている。この実施例のスペーサ2では、線状部材をローラ1の周面に沿うように数回折り曲げて保持部20となる一対の枠を形成しており、これら枠を筋交い状に繋ぐようにしてばね部21が形成されている。尚、図中の符号22, 22は上記線状部材の端部を夫々表している。
【0015】
図2はこれらローラ1及びスペーサ2が無限循環路に配列される直線案内装置を示すものである。
同図において、符号3は紙面垂直方向に同じ断面形状で延びる軌道レール、符号4はこの軌道レール3にローラ1を介して係合するスライダであり、かかるスライダ4は軌道レール3の側面と対向する一対のスカート部4a, 4aを備えて断面略サドル状に形成されている。通常、この直線案内装置は軌道レール3をベッド等の固定部(図示せず)に固定する一方、スライダ4に可動テーブル(図示せず)を固定し、かかる可動テーブルをスライダ4と共に軌道レール3に沿って自在に移動させて使用される。
【0016】
上記軌道レール3の両側面には夫々2条のローラ転走面30, 31が形成される一方、上記スライダ4には軌道レール3のローラ転走面30, 31と対向する負荷転走面40, 41が形成され、ローラ1はこれら軌道レール3のローラ転走面30, 31及びスライダの負荷転走面40, 41によって形成された負荷転走通路42を荷重を負荷しながら転走する。ここで、軌道レール3の側面に形成された2条のローラ転走面30, 31のうち、上方に位置するローラ転走面30は45°下向きに形成される一方、下方に位置するローラ転走面31は45°上向きに形成され、軌道レール3とスライダ4の間におけるローラ1の接触構造は円すいころ軸受の背面組み合わせに類似した接触構造となっている。
【0017】
また、上記スライダ4の各スカート部4aには負荷転走通路42と平行に2条のローラ戻し穴43, 44が形成されており、負荷転走通路42を転走し終えたローラは後述する方向転換路を介してこのローラ戻し穴43, 44に送り込まれ、再度負荷転走通路42へ循環するように構成されている。尚、ローラ1を負荷転走通路42からローラ戻し穴43, 44へ循環させる際の転走し易さを考慮し、上側に位置するローラ戻し穴43は下側の負荷転走面41に、下側のローラ戻し穴44は上側の負荷転走面40に夫々対応している。この場合、ローラ1はその自転軸の方向を変化させることなく、方向転換路50の内部を転走することになる。
【0018】
更に、上記スライダ4の移動方向の前後両端面には、図3に示すように、断面略U字状の方向転換路50を備えた合成樹脂性のエンドキャップ5が取り付けられ、かかるエンドキャップ5の装着によって負荷転走通路50とローラ戻し穴43とが方向転換路で連通連結されるようになっている。従って、負荷転走通路42を転走し終えて荷重から開放されたローラ1は無負荷状態となって方向転換路50及びローラ戻し穴43, 44を転走し、再び負荷転走通路42へと循環する。すなわち、この直線案内装置では、負荷転走通路42、方向転換路50及びローラ戻し穴43, 44によってローラ1の無限循環路が形成されている。尚、エンドキャップ5には2条のローラ無限循環路を構成する一対の方向転換路50, 50が交わるように形成されているが、図3では図の簡略化のために一方の方向転換路50を省略して描いてある。
【0019】
上記ローラ戻し穴43, 44は合成樹脂によりローラ1の断面形状に合致した形状に形成されている。具体的には、金属製のスライダ本体6に対して貫通穴を穿設した後、この貫通穴の内周面を合成樹脂で被覆して所定の穴形状に仕上げてある。また、図3に示されるように、金属製のスライダ本体6の端面にはエンドキャップ5と相まって方向転換路50を形成する半円状の旋回案内部45が突設されており、この旋回案内部45もローラ戻し穴43, 44と同時に合成樹脂により成形されている。更に、負荷転走面40, 41を転走するローラの軸方向への移動を防止するため、スライダ4の各スカート部4aの内面側には負荷転走面40, 41に沿って合成樹脂製のローラ案内部46が形成されており、ローラ1はその軸方向の端面をローラ案内部46に当接させた状態で負荷転走面40, 41を転走する。
【0020】
そして、このように構成された直線案内装置の無限循環路には、図3に示すように、ローラ1及び前述した本発明のスペーサ2が交互に配列され、かかる無限循環路を満たしている。このとき、上記スペーサ2をローラ1の間に介装するに当たっては、該スペーサ2に具備された一対の保持部20, 20を両側から押圧し、そのばね部21を押し縮めるようにしてローラ1の間に介装する。これにより、ローラ1の間に介装されたスペーサ2はそのばね部21の作用によって両隣に位置するローラ1を付勢するので、スペーサの保持部とローラの周面との間に隙間が生じることはなく、ローラの転走姿勢をスペーサによって確実に規制することができるものである。また、スペーサに具備された一対の保持部はサスペンションの如きばね部によって結合されているので、ローラが負荷転走通路から方向転換路へ、あるいは方向転換路からローラ戻し穴に進入する場合でも、ローラの転走方向の変化に柔軟に追従し、ローラを確実に保持し続けることができる。
【0021】
次に、図4は本発明のスペーサを適用可能な直線案内装置の第2実施例を示すものである。
この直線案内装置は図2に示した第1実施例の直線案内装置と略同じ構造を有するものであるが、軌道レール3に対するローラ1の接触構造においてのみ相違している。すなわち、図4に示す直線案内装置では軌道レール3の各側面に形成された2条のローラ転走面30, 31のうち、上方に位置するローラ転走面30は45°上向きに形成される一方、下方に位置するローラ転走面31は45°下向きに形成され、スライダ4の各負荷転走面40, 41はこれらローラ転走面30, 31と対向してローラ1の負荷転走通路42を形成している。従って、この第2実施例の直線案内装置における軌道レール3とスライダ4の間のローラ接触構造は、円すいころ軸受の正面組み合わせに類似した接触構造となっている。
【0022】
この場合、図2の直線案内装置の如く、個々のローラ1の自転軸が常に平行となるように該ローラ1を無限循環路内で循環させると、スライダ4の各スカート部4aにおける2条のボール戻し穴43, 44の形成位置が大きく離間したものとっなってしまい、スライダ4の大型化が懸念される。そこで、この図4に示す直線案内装置では、互いに隣接するローラ1の自転軸のなす角度θが変化する方向、すなわち図5に示す方向にローラ1を循環させ、ボール戻し穴43, 44をできる限り近接した位置に形成している。
【0023】
このようにローラ1の無限循環路を構成した場合、図5に示すように、ローラ1は恰も同一平面上を転走するかの如き軌跡を描いて方向転換路50を転走する。このとき、互いに隣接するローラ1の隙間はU字型に形成された方向転換路50をローラ1が転走するにつれて徐々に変化し、また、ローラ1同士が形成する角度θも変化していく。しかし、本発明のスペーサ2は一対の保持部20, 20をサスペンションの如きばね部21によって結合した構造を有しているので、ローラ1同士が形成する角度θが徐々に変化しても、スペーサ2に具備された一対の保持部20, 20はローラ1に追従して自在に向きを変えることが可能であり、保持部20とローラ1の周面との間に隙間が生じることがない。このため、本発明のスペーサ2はかかる方向転換路50内においてもローラ1を所定の姿勢で整列させ、これを確実に保持することができるものである。
【0024】
図6は本発明のスペーサの他の実施例を示すものである。分図(a)、(b)、(c)のいずれに示されたスペーサ2も金属製の線状部材を折り曲げて形成されており、ローラ1に摺接する一対の保持部20及びこれら保持部20をローラ1に向けて付勢するぱね部21を備えている。すなわち、これらスペーサ2は線状部材を折り曲げた形状において相違はするものの、発揮する効果は図1に示した第1実施例のスペーサと同じである。
【0025】
一方、図7はローラ1を挟んで互いに隣接するスペーサ2, 2同士を連続的に形成した例を示すものである。分図(a)に示されるスペーサ2は図1に示したスペーサ2と略同じ形状を有しており、2本の線状部材を折り曲げることにより、複数のスペーサ2を連続的に形成している。このとき、各スペーサ2同士を繋ぐ連接部23はローラ1の軸方向端面を横切って折り、ローラ1が転走中に軸方向へ移動するのを規制している。また、分図(b)に示されるスペーサ2は図6(b)に示したスペーサ2と略同じ形状を有しており、1本の線状部材から複数のスペーサ2を連続的に形成している。
【0026】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の転動体スペーサによれば、転動体が摺接する一対の保持部をばね部で連結し、これら保持部を夫々転動体に向けて付勢しているので、転動体とスペーサとの隙間を排除することにより、かかる転動体を所定の姿勢で確実に保持することが可能となる。
【0027】
また、スペーサに具備された一対の保持部をばね部によって結合しているので、一方の保持部を他方の保持部の姿勢に関係なく転動体に追従させることができ、無限循環路内における転動体の循環に対して保持部を柔軟に追従させ、かるか転動体を確実に保持することも可能となる。
【0028】
加えて、本発明のスペーサは金属又は樹脂の線状部材を屈曲させることにより、上記保持部及びばね部を連続的に形成しているので、金属棒の曲げ加工や樹脂の射出成形等を用いることにより、容易に且つ安価に製作することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の転動体スペーサの第一実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の転動体スペーサをローラと共に無限循環路に組み込んだ直線案内装置の第1実施例を示す正面断面図である。
【図3】 図2に示した直線案内装置のローラ無限循環路を示す拡大断面図である。
【図4】 本発明の転動体スペーサをローラと共に無限循環路に組み込んだ直線案内装置の第2実施例を示す正面断面図である。
【図5】 図4に示した直線案内装置のローラ無限循環路内におけるローラ及びスペーサの配列状態を示す斜視図である。
【図6】 本発明の転動体スペーサの他の例を示す斜視図である。
【図7】 本発明の転動体スペーサを複数連続して形成した例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ローラ、2…スペーサ、3…軌道レール、4…スライダ、20…保持部、21…ばね部

Claims (2)

  1. ローラの転走面が形成された軌道レールと、多数のローラを介して上記軌道レールと係合すると共にこれらローラの無限循環路を備えたスライダとから構成され、
    上記スライダの無限循環路には当該スライダと前記軌道レールとの間で荷重を負荷しながら転走する多数のローラと、これらローラを所定の間隔で配列させる転動体スペーサとが交互に配列され、
    上記転動体スペーサは線状部材を折り曲げて、上記ローラが摺接する一対の保持部及びこれら保持部を連結するばね部を連続的に形成してなり、
    上記保持部は上記線状部材をローラの周面に沿って複数回折り曲げた枠体として形成されて上記ローラの動きに追従する一方、
    上記ばね部は各保持部をローラに向けて付勢すると共に、一対の保持部の姿勢変化をこれらの保持部の間で吸収することを特徴とする直線案内装置。
  2. ローラを挟んで互いに隣接するスペーサ同士が線状部材によって連続的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の直線案内装置。
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