JP4390270B2 - 光ファイバの接続方法及び光フィルタの製造方法 - Google Patents

光ファイバの接続方法及び光フィルタの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバ伝送路を構築する際に有用な、光ファイバの接続方法及び光フィルタの製造方法に関するものである。
近年、情報・通信分野において、高速インターネットに代表されるような高速な通信を行うため、光ファイバ伝送路の需要が高まってきており、特にアクセス系システムにおける光ファイバ伝送路の需要が高くなっている。図1に光ファイバ伝送路を含むアクセス系システム(光アクセス系システム)の一例を示す。
光アクセス系システムにおいて、光ファイバ伝送路1は通信事業者の局舎2とユーザ宅3との間、詳細には通信事業者の局舎2内に設置された光加入者線終端装置(Optical Line Terminal:OLT)4と、ユーザ宅3内に設置された光加入者線ネットワーク装置(Optical Network Unit:ONU)5との間に配置・接続され、これらの装置間で通信用の光信号(通信光)を伝送し、通信を行う如くなっている。
また、光アクセス系システムは、光ファイバ伝送路1の保守や各種の試験を行う光ファイバ伝送路試験システムを備えている。これは局舎2内に設置されたOTDR(光パルス試験機)6等により、通信光の波長とは別の波長の光信号(試験光)を用いて、遠隔操作で光ファイバ伝送路1の損失や破断時における破断位置の検出等を行うシステムである。
具体的には、OTDR6からの試験光は光カプラ7(特許文献1参照)と呼ばれる光部品を介して光ファイバ伝送路1に入射され、ユーザ宅3側へ伝搬していく。伝搬中の試験光の一部は後方散乱光となって光ファイバ伝送路1を逆方向に伝搬し、再度、光カプラ7を介してOTDR6に入射され、光ファイバ伝送路1の損失が検出される。また、光ファイバ伝送路1が破断している場合、試験光は破断箇所で反射されてOTDR6に戻ってくるため、その位置を検出することができる。
通信光とともにユーザ宅3まで伝搬した試験光は、図2に示すようにユーザ宅3内のONU5の近傍に設けられた、光ファイバブラッググレーティング(特許文献2参照)に代表される光フィルタ8によって反射されて通信光と分けられ、通信光のみONU5へ入射する。なお、上述した後方散乱光や、破断箇所や光フィルタ8で反射され、光ファイバ伝送路1を逆方向に伝搬する試験光は、光カプラ7を介してOTDR6とともにOLT4側へも伝搬するが、OLT4の近傍に設けられた光学フィルタ9により遮断されるため、OLT4へは入射しない。
このように、試験光やその反射光がONU5やOLT4に入射しないため、通信中であっても光ファイバ伝送路1の保守や試験が可能になる。
特開平5−127028号公報 特開平9−5544号公報
しかしながら、従来、前述した光ファイバ伝送路を構築するには、予め工場等で光部品として製造した光カプラや光フィルタが必要であるとともに、融着等による接続作業もしくはコネクタ等を用いた接続作業を、OLTやONUと光ファイバとの間という光ファイバ伝送路の構築に伴う本来の接続箇所の他、前記光カプラや光フィルタと光ファイバとの間でも行わなければならず、コストが高くつくとともに、作業に手間と時間がかかり、ユーザからの要求に即応できないという問題があった。
今後、急増するアクセス系システムの光化、特に前述した光ファイバ伝送路試験システムを備えた光アクセス系システムの構築に対応するため、光ファイバ伝送路の構築に際し、より一層のコストダウンや作業の簡易化、並びにユーザからの要求に対する即応化が切望されている。
本発明の目的は、任意に光信号の結合や分岐あるいは反射が可能な光ファイバ伝送路を、従来に比べて簡易かつ経済的で、しかもユーザからの要求に対して迅速に構築可能とする光ファイバの接続方法及び光フィルタの製造方法を提供することにある。
本発明では、前述した課題を解決するため、少なくとも2本の光ファイバを、それぞれの一端が間隙を隔てて略対向するように配置し、硬化後の屈折率及び硬化開始波長がそれぞれ異なる少なくとも2種類の光硬化性樹脂を含む混合溶液を、前記各光ファイバの一端同士の間に介在させ、少なくとも2種類の光源を用いて前記混合溶液中の光硬化性樹脂を硬化させてコア部及びクラッド部これに加えてグレーティング部を形成することを特徴とする。
本発明によれば、光ファイバ同士の接続と同時に光フィルタをその接続部分に作成できるため、任意に光信号の結合や分岐あるいは反射が可能な光ファイバ伝送路を簡易かつ経済的に構築することができる。また、光フィルタ等の光部品を調達するための時間が不要となり、ユーザから光ファイバ伝送路の構築の要求がある場合に即応することができる。
<実施の形態1>
図3乃至図6は本発明の実施の形態1、ここでは4本の光ファイバを接続するとともに接続部分に2×2カプラを作成する場合の例(但し、特許請求の範囲には含まれない。)を示すもので、図中、11は光硬化性樹脂の混合溶液、12は混合溶液11を溜めるための容器、13−1,13−2,13−3,13−4は光ファイバ、14−1,14−2,14−3,14−4はコア部形成用の光源e、15はクラッド部形成用の光源fである。
光硬化性樹脂の混合溶液11は、硬化後の屈折率及び硬化開始波長を調整した2種類の光硬化性樹脂、ここでは硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ接続する光ファイバのコアの屈折率及びコア部形成用の光源eの波長に調整した第1の光硬化性樹脂と、硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ接続する光ファイバのクラッドの屈折率及びクラッド部形成用の光源fの波長に調整した第2の光硬化性樹脂との混合溶液であり、予め用意しておくものとする。
まず、各光ファイバ13−1〜13−4を、それぞれの接続すべき一端が容器12内において、図3に示すような所定の位置関係となるように配置する。
具体的には、光ファイバ13−1及び13−2を、それぞれの一端が間隙を隔てて略対向するとともにそれぞれの中心軸が平行で且つ一致しないように配置し、また、光ファイバ13−3を、その一端が光ファイバ13−1に対して間隙を隔てて略対向するとともにその中心軸が光ファイバ13−1の中心軸に対して平行でなく且つその中心軸の延長線が光ファイバ13−1の中心軸の延長線と交差するように配置し、さらに、光ファイバ13−4を、その一端が光ファイバ13−2に対して間隙を隔てて略対向するとともにその中心軸が光ファイバ13−2の中心軸に対して平行でなく且つその中心軸の延長線が光ファイバ13−2の中心軸の延長線と交差するように配置する。
ここで、図面上、光ファイバ13−3と13−4は略平行に描いているが、特に平行である必要はない。
なお、各光ファイバ13−1〜13−4は図示しない保持手段により保持され、前述した配置関係は接続作業の終了時まで維持されるものとする。また、前述した各光ファイバ間の中心軸の関係は、接続すべき一端付近において保たれていれば良く、各光ファイバの全長の全てにおいてそのような関係にあることを必要とするものでないことは言うまでもない(この点は本発明の全ての実施の形態において共通する。)。
次に、容器12内に前記光硬化性樹脂の混合溶液11を注入し、これを各光ファイバ13−1〜13−4の一端同士の間に介在させる。
次に、光ファイバ13−1及び13−2の他端に接続された光源(e)14−1及び14−2のみを動作させ、該他端からコア部形成用の波長の光を入射する。すると、光ファイバ13−1及び13−2の一端(のコア部分)からコア部形成用の波長の光が混合溶液11中に出射され、これによって混合溶液11中の第1の光硬化性樹脂のみが反応して硬化し、図4に示すように、各光ファイバ13−1及び13−2の一端からそれぞれのコアの延長線上に沿って導波路(コア部)16−1及び16−2が形成される。その後、各導波路16−1及び16−2が所定の位置(交差位置)に達したところで光源14−1及び14−2の動作を停止する。
次に、光ファイバ13−3及び13−4の他端に接続された光源(e)光源14−3,14−4のみを動作させ、該他端からコア部形成用の波長の光を入射する。すると、前記同様に、光ファイバ13−3及び13−4の一端(のコア部分)からコア部形成用の波長の光が混合溶液11中に出射され、これによって混合溶液11中の第1の光硬化性樹脂のみが反応して硬化し、図5に示すように、各光ファイバ13−3及び13−4の一端からそれぞれのコアの延長線上に沿って導波路(コア部)16−3及び16−4が形成される。その後、各導波路16−3及び16−4がそれぞれ、先に形成された光ファイバ13−1及び13−2からの導波路16−1及び16−2の先端に到達したところで光源14−3及び14−4の動作を停止すると、導波路16−1と16−3とが接続され、導波路16−2と16−4とが接続される。
最後に、光源(f)15を動作させ、各光ファイバの一端同士の間にクラッド部形成用の波長の光を照射すると、混合溶液11中の第2の光硬化性樹脂のみが反応して硬化(特に導波路16−1〜16−4の周囲の第2の光硬化性樹脂がより早く反応して硬化)し、図6に示すようなクラッド部17が形成される。
ここで、互いに平行な2本の導波路16−1及び16−2の隣接する部分の長さlが光カプラの分岐比を決定する結合長となる。従って、必要な分岐比に応じて結合長lを設計し、各光ファイバを配置することにより所望の分岐比を得ることができる。
また、本実施の形態では2×2カプラについて説明したが、用途によって接続する光ファイバの本数を調節して1×2、3×3、4×4等の様々な形状の光カプラを作成することができる。
図7は本発明の実施の形態1の変形例、ここでは3本の光ファイバを接続するとともに接続部分に1×2カプラを作成する場合の例を示すものである。図中、図3乃至図6と同一構成部分は同一符号をもって表しており、11は光硬化性樹脂の混合溶液、13−1〜13−3は光ファイバ、14−1〜14−3はコア部形成用の光源e、15はクラッド部形成用の光源f、16−1〜16−3は導波路(コア部)である。
ここでは導波路(コア部)の形成が完了した状態、即ち前述した図5と同様な状態を示しているが、第4の光ファイバと、その一端から形成される導波路(コア部)とが無く、これに対応する光源(e)が不要である点を除き、製造工程も含めて実施の形態1の場合と同様である。
図8は本発明の実施の形態1の他の変形例、ここでは8本の光ファイバを接続するとともに接続部分に4×4カプラを作成する場合の例を示すものである。図中、図3乃至図6と同一構成部分は同一符号をもって表しており、11は光硬化性樹脂の混合溶液、13−1〜13−8は光ファイバ、14−1〜14−8はコア部形成用の光源e、15はクラッド部形成用の光源f、16−1〜16−8は導波路(コア部)である。
ここでは導波路(コア部)の形成が完了した状態、即ち前述した図5と同様な状態を示しているが、光ファイバ13−1と平行な光ファイバ13−5、光ファイバ13−2と平行な光ファイバ13−6、その中心軸の延長線が光ファイバ13−5の中心軸の延長線と交差する光ファイバ13−7及びその中心軸の延長線が光ファイバ13−6の中心軸の延長線と交差する光ファイバ13−8と、それらの一端から形成される導波路(コア部)16−5〜16−8とが追加され、これらに対応する光源(e)14−5〜14−8が必要である点を除き、製造工程も含めて実施の形態1の場合と同様である。
なお、ここでは互いに平行な導波路16−1,16−2,16−5,16−6が立体的に配置されるように各光ファイバ13−1〜13−8を配置したが、これは各導波路16−1,16−2,16−5,16−6同士の結合状態(相互の間隔)をなるべく等しくするためである。
<実施の形態2>
図9乃至図11は本発明の実施の形態2、ここでは2本の光ファイバを接続するとともに接続部分に光フィルタ(ここでは光ファイバブラッググレーティング)を作成する場合の例(但し、特許請求の範囲には含まれない。)を示すもので、図中、21は光硬化性樹脂の混合溶液、22は混合溶液21を溜めるための容器、23−1,23−2は光ファイバ、24はコア部形成用の光源e、25はクラッド部形成用の光源f、26はグレーティング部形成用の光源g、27はマスクである。
光硬化性樹脂の混合溶液21は、硬化後の屈折率及び硬化開始波長を調整した3種類の光硬化性樹脂、ここでは硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ接続する光ファイバのコアの屈折率及びコア部形成用の光源eの波長に調整した第1の光硬化性樹脂と、硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ接続する光ファイバのクラッドの屈折率及びクラッド部形成用の光源fの波長に調整した第2の光硬化性樹脂と、硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ接続する光ファイバのコアよりも高い(特定の波長の光が反射されるような)屈折率及びグレーティング部形成用の光源gの波長に調整した第3の光硬化性樹脂との混合溶液であり、予め用意しておくものとする。
まず、光ファイバ23−1,23−2を、それぞれの接続すべき一端が容器22内において、図9に示すように、間隙を隔てて対向するとともにそれぞれの中心軸が一致するように配置する。
次に、容器22内に前記光硬化性樹脂の混合溶液21を注入し、これを各光ファイバ23−1,23−2の一端同士の間に介在させる。
次に、光ファイバ23−1,23−2のいずれか一方、ここでは23−1の他端に接続された光源(e)24を動作させ、該他端からコア部形成用の波長の光を入射する。すると、光ファイバ23−1の一端(のコア部分)からコア部形成用の波長の光が混合溶液21中に出射され、これによって混合溶液21中の第1の光硬化性樹脂のみが反応して硬化し、図10に示すように、光ファイバ23−1の一端からコアの延長線上に沿って光ファイバ23−2の一端まで導波路(コア部)28が形成される。
この時、導波路28が完全に硬化する前に光源(g)26を動作させ、光ファイバ23−1,23−2の一端同士の間にグレーティング部形成用の波長の光を所定のパターン(グレーティングパターン)を備えたマスク27を介して照射すると、(導波路28内の)混合溶液21中の第3の光硬化性樹脂のみが反応して硬化し、図10に示すように、導波路28中に該導波路28よりも屈折率の高い部分28aが形成される。
最後に、光源(f)25を動作させ、光ファイバ23−1,23−2の一端同士の間にクラッド部形成用の波長の光を照射すると、混合溶液21中の第2の光硬化性樹脂のみが反応して硬化(特に導波路28の周囲の第2の光硬化性樹脂がより早く反応して硬化)し、図11に示すようなクラッド部29が形成される。
ここで、光源(g)26によって照射する導波路28の長さやマスク27におけるパターンの間隔を変化させることにより、作成されるファイバブラッググレーティングの特性を自由に設定することができる。
<実施の形態3>
図12乃至図14は本発明の実施の形態3、ここでは2本の光ファイバを接続するとともに接続部分に光フィルタ(ここでは光ファイバブラッググレーティング)を作成する場合の他の例を示すもので、図中、31は光硬化性樹脂の混合溶液、32は混合溶液31を溜めるための容器、33−1,33−2は光ファイバ、34はコア部形成用の光源e、35はクラッド部形成用の光源f、36はグレーティング部形成用の光源h、37は光カプラである。
光硬化性樹脂の混合溶液31は、硬化後の屈折率及び硬化開始波長を調整した3種類の光硬化性樹脂、ここでは硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ接続する光ファイバのコアの屈折率及びコア部形成用の光源eの波長に調整した第1の光硬化性樹脂と、硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ接続する光ファイバのクラッドの屈折率及びクラッド部形成用の光源fの波長に調整した第2の光硬化性樹脂と、硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ接続する光ファイバのコアよりも高い(特定の波長の光が反射されるような)屈折率及びグレーティング部形成用の光源hの波長に調整した第3の光硬化性樹脂との混合溶液であり、予め用意しておくものとする。
まず、光ファイバ33−1,33−2を、それぞれの接続すべき一端が容器32内において、図12に示すように、間隙を隔てて対向するとともにそれぞれの中心軸が一致するように配置する。
次に、容器32内に前記光硬化性樹脂の混合溶液31を注入し、これを各光ファイバ33−1,33−2の一端同士の間に介在させる。
次に、光ファイバ33−1,33−2のいずれか一方、ここでは33−1の他端に光カプラ37を用いて接続された光源(e)34及び光源(h)36を動作させ、該他端からコア部形成用の波長λ1の光及びグレーティング部形成用の波長λ2の光を交互に、即ち互いに逆位相のパルス光となるように入射する。すると、光ファイバ33−1の一端(のコア部分)からコア部形成用の波長λ1の光及びグレーティング部形成用の波長λ2の光が混合溶液31中に交互に出射され、これによって混合溶液31中の第1の光硬化性樹脂及び第3の光硬化性樹脂のみが交互に反応して硬化し、図13に示すように、光ファイバ33−1の一端からコアの延長線上に沿って光ファイバ33−2の一端まで導波路(コア部)38及び導波路38中に該導波路38よりも屈折率の高い部分38aが形成される。
最後に、光源(f)35を動作させ、光ファイバ33−1,33−2の一端同士の間にクラッド部形成用の波長の光を照射すると、混合溶液31中の第2の光硬化性樹脂のみが反応して硬化(特に導波路38の周囲の第2の光硬化性樹脂がより早く反応して硬化)し、図14に示すようなクラッド部39が形成される。
ここで、光源(e)34及び光源(h)36による波長λ1の光及び波長λ2の光の配分(パルス光の繰り返し間隔やデューティ比)を調整することにより、作成されるファイバブラッググレーティングの特性を自由に設定することができる。
光ファイバ伝送路を含むアクセス系システムの一例を示す構成図 ONU近傍の光フィルタにより試験光が反射されて戻るようすを示す説明図 本発明の実施の形態1を示す構成図 本発明の実施の形態1を示す製造工程図 本発明の実施の形態1を示す製造工程図 本発明の実施の形態1を示す製造工程図 本発明の実施の形態1の変形例を示す構成図 本発明の実施の形態1の他の変形例を示す構成図 本発明の実施の形態2を示す構成図 本発明の実施の形態2を示す製造工程図 本発明の実施の形態2を示す製造工程図 本発明の実施の形態3を示す構成図 本発明の実施の形態3を示す製造工程図 本発明の実施の形態3を示す製造工程図
符号の説明
1:光ファイバ伝送路、2:通信事業者の局舎、3:ユーザ宅、4:光加入者線終端装置(OLT)、5:光加入者線ネットワーク装置(ONU)、6:光パルス試験機(OTDR)、7:光カプラ、8:光フィルタ(光ファイバブラッググレーティング)、9:光学フィルタ、11,21,31:光硬化性樹脂の混合溶液、12,22,32:容器、13−1〜13−8,23−1,23−2,33−1,33−2:光ファイバ、14−1〜14−8,24,34:コア部形成用の光源e、15,25,35:クラッド部形成用の光源f、16−1〜16−8,28,38:導波路(コア部)、28a,38a:導波路よりも屈折率の高い部分、17,29,39:クラッド部、26:グレーティング部形成用の光源g、27:マスク、36:グレーティング部形成用の光源h、37:光カプラ。

Claims (2)

  1. 2本の光ファイバ同士を接続する方法であって、
    2本の光ファイバを、それぞれの一端が間隙を隔てて対向するとともにそれぞれの中心軸が一致するように配置し、
    硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ光ファイバのコアの屈折率及びコア部形成用の光源の波長に調整した第1の光硬化性樹脂と、硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ光ファイバのクラッドの屈折率及びクラッド部形成用の光源の波長に調整した第2の光硬化性樹脂と、硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ光ファイバのコアよりも高い屈折率及びグレーティング部形成用の光源の波長に調整した第3の光硬化性樹脂との混合溶液を、前記各光ファイバの一端同士の間に介在させ、
    いずれか一方の光ファイバの他端にコア部形成用の光源及びグレーティング部形成用の光源からの光を交互に入射して前記混合溶液中の第1の光硬化性樹脂及び第3の光硬化性樹脂を交互に硬化させて2本の光ファイバ間にコア部及び当該コア部よりも屈折率の高い部分を同時に形成し、
    各光ファイバの一端同士の間にクラッド部形成用の光源からの光を照射して前記混合溶液中の第2の光硬化性樹脂を硬化させてクラッド部を形成する
    ことを特徴とする光ファイバの接続方法。
  2. 2本の光ファイバ同士の接続部位に光フィルタを製造する方法であって、
    2本の光ファイバを、それぞれの一端が間隙を隔てて対向するとともにそれぞれの中心軸が一致するように配置し、
    化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ光ファイバのコアの屈折率及びコア部形成用の光源の波長に調整した第1の光硬化性樹脂と、硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ光ファイバのクラッドの屈折率及びクラッド部形成用の光源の波長に調整した第2の光硬化性樹脂と、硬化後の屈折率及び硬化開始波長をそれぞれ光ファイバのコアよりも高い屈折率及びグレーティング部形成用の光源の波長に調整した第3の光硬化性樹脂との混合溶液を、前記各光ファイバの一端同士の間に介在させ、
    いずれか一方の光ファイバの他端にコア部形成用の光源及びグレーティング部形成用の光源からの光を交互に入射して前記混合溶液中の第1の光硬化性樹脂及び第3の光硬化性樹脂を交互に硬化させて2本の光ファイバ間にコア部及び当該コア部よりも屈折率の高い部分を同時に形成し、
    各光ファイバの一端同士の間にクラッド部形成用の光源からの光を照射して前記混合溶液中の第2の光硬化性樹脂を硬化させてクラッド部を形成する
    ことを特徴とする光フィルタの製造方法
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