JP4390241B2 - 現場打ち法枠とロックボルト併用の施工方法及び吹付け打設用法枠用型枠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は法面安定化工法に関し、特に現場打ち法枠とロックボルトを併用した法面安定化技術に関するものである。なお、本明細書ではグラウンドアンカーを含めてロックボルトという。
【0002】
【従来の技術】
法面安定化工法の1つとして法枠工が用いられる。これは、地山斜面に格子状の法枠をコンクリート(又はモルタル)で現場打ちするものである。この法枠を形成する場合、例えば1対の金網フレーム間に鉄筋を配設して法枠用型枠を形成し、この法枠用型枠内にコンクリートが空気圧で吹付けられる。
【0003】
一方、法面安定化のためにロックボルト又はグラウンドアンカーが用いられる場合がある。これは法面を削孔してロックボルト又はアンカー体を埋設しグラウト等を注入して定着するものである。ロックボルトはその全長に沿って地盤内に定着されそのまま引張り力を与えることなく座金あるいはコンクリートの支圧板を介して斜面に固定される。グラウンドアンカーはアンカー体の先端部を定着させ自由長部を引張って緊張させた状態で支圧板を介して斜面に固定される。
【0004】
このようなロックボルト又はグラウンドアンカー(以下単にロックボルトという。)を法枠工と併用する場合、縦枠及び横枠からなる格子状の法枠の交点部にロックボルトが埋設され、この法枠を支圧板としてロックボルト頭部が法枠に固定される。この場合、法枠にロックボルトの挿通孔を確保するために、法枠用型枠の交点部にロックボルト挿通孔を形成するための孔型枠が設けられ、この孔型枠の外側の法枠用型枠内にコンクリートが吹付けられる。このような孔型枠としては、従来加工性のよい塩ビ管や紙等のボイド管あるいは鋼管等が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のロックボルト用孔型枠では、コンクリートを吹付けたときに、エアが孔型枠の管壁を通して抜けないため、コンクリート中にエアを巻込み部分的に巣の状態になりやすかった。このような巣の発生を防止するため、時間をかけた慎重なコンクリート吹付け作業が強いられ、結果として交点部分の吹付け作業が面倒で手間のかかるものとなっていた。
【0006】
また、従来の孔型枠は表面が滑らかであるため、現場で法枠用型枠中に設けた場合に、法枠用型枠との固定がしづらく、コンクリート吹付け圧によって位置ずれを生じやすい。このような位置ずれを防ぐために、結束線等で充分強固に固定しなければならず、固定作業が面倒で手間がかかるものとなり、作業性が悪かった。
【0007】
本発明は上記従来技術を考慮したものであって、コンクリート又はモルタルを吹付けたときのエアの巻込みを抑制するとともに、孔型枠の取付け作業が容易で位置ずれを起すことなく強固に固定可能な現場打ち法枠及びロックボルト併用の施工方法並びにその施工方法に使用される吹付け打設用法枠用型枠を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、法枠用型枠を現場で格子状に組立て、この法枠用型枠の交点部にロックボルト挿通用の孔を形成するための孔型枠を設け、この孔型枠の外側の前記法枠用型枠内にコンクリート又はモルタルを吹付けて打設する現場打ち法枠とロックボルト併用の施工方法において、前記孔型枠は多孔材からなり、この孔型枠の外側の前記法枠用型枠内にコンクリート又はモルタルを吹付ける際にそれらのコンクリート又はモルタルに巻込まれるエアを前記孔型枠を構成する多孔材を介して逃しながら吹付け打設するとともに、その孔型枠を構成する多孔材を介して吹付けられたコンクリート又はモルタルを孔型枠の内側へ突出させて凸部を形成し、該凸部により前記孔型枠内に充填されるロックボルト定着用のグラウト材との一体化を図ることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、ロックボルト用の孔型枠が金網等の多孔材からなるため、この孔型枠の外側にコンクリート又はモルタルを吹付けたときに、孔型枠の側面を構成する多孔板の孔(開口)を通してエアが孔型枠の内側に抜けるため、外側の法枠用型枠内のコンクリートは密実なコンクリートとなり、巣の発生のない強度の安定した法枠が得られる。
【0010】
また、孔型枠を構成する多孔材を介して吹付けられたコンクリート又はモルタルが孔型枠の内側へ突出して凸部を形成し、その凸部により前記孔型枠内に充填されるロックボルト定着用のグラウト材との一体化が図られる。さらに、孔型枠が多孔板であるため、多孔板の孔に結束線を通してこの孔型枠を法枠用型枠に対し容易に確実に固定することができ、現場での作業性の向上が図られる。
【0011】
好ましい構成例では、前記法枠用型枠の内側の上部及び下部の夫々の両側に鉄筋を配設し、それらの上下夫々の鉄筋間に連結枠材を架け渡し、これら上下の連結枠材に対して前記孔型枠を結束することを特徴としている。
【0012】
この構成によれば、連結枠材を介して孔型枠が法枠用型枠内の鉄筋に強固に固定保持されるとともに、この連結枠材が補強筋として機能し、法枠に形成されたロックボルト用の挿通孔部分の補強をすることができる。さらに本発明では、現場で格子状に組立てられる法枠用型枠であって、その法枠用型枠の交点部にロックボルト挿通用の孔を形成する多孔材からなる孔型枠を備え、この孔型枠を構成する多孔材の目の大きさが、エアが通過でき、コンクリート又はモルタルが多少入り込んで孔型枠の内側に凸部が形成される目合いに設定され、前記孔型枠の外側の前記法枠用型枠内にコンクリート又はモルタルを吹付ける際にそれらのコンクリート又はモルタルに巻込まれるエアが前記孔型枠を構成する多孔材を介して逃げるとともに、その孔型枠を構成する多孔材を介して吹付けられたコンクリート又はモルタルが孔型枠の内側へ突出して凸部を形成し、該凸部により前記孔型枠内に充填されるロックボルト定着用のグラウト材との一体化が図れるように構成した吹付け打設用法枠用型枠を提供する。この構成によれば、現場で法枠用型枠内に孔型枠を組込む際、孔型枠が金網等の多孔材からなるため、結束線等により容易に所定の位置に固定保持されるとともに、この孔型枠の外側の法枠用型枠内にコンクリート又はモルタルを吹付けたときに、孔型枠の側面を構成する多孔板の孔(開口)を通してエアが孔型枠の内側に抜けるため、外側の法枠用型枠内のコンクリートは密実なコンクリートとなり、巣の発生のない強度の安定した法枠が得られる。さらに、孔型枠を構成する多孔材を介して吹付けられたコンクリート又はモルタルが孔型枠の内側へ突出して形成される凸部により前記孔型枠内に充填されるロックボルト定着用のグラウト材との一体化が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施形態を示し、(A)は上面図、(B)(C)はそれぞれ不陸の小さい場合及び大きい場合の孔型枠設置部分の側面図である。なお、(A)は格子状法枠の交点部を示し、(B),(C)は斜面に沿って連続する縦枠側面の一部のみを示している。
【0014】
(A)に示すように、本発明に係る法枠用型枠1は、クリンプ金網等の網状型枠材から構成された1対の金網フレームで縦枠2と横枠3を格子状に形成し、縦枠2、横枠3の各金網フレームの内側でその両側には、縦鉄筋4、横鉄筋5が夫々上下に2本(縦横それぞれ合計4本)配筋される。縦枠2及び横枠3の各対向する1対の金網フレームは、適当な間隔で配置した例えば井字状の連結用スペーサ(不図示)で相互に所定の対向間隔で連結される。各鉄筋4,5はこの連結用スペーサに結束される。また、縦及び横の鉄筋4,5には補強のためのスターラップ(図示しない)が装着される場合もある。
【0015】
縦枠2と横枠3の交差部分にはロックボルトを挿入するための挿通孔を形成する孔型枠6が設けられる。この孔型枠6は、後述するように金網等の多孔材からなり、鉄筋材からなる井桁状の連結枠材7を上下2段に用い、上下の縦鉄筋4、横鉄筋5に対して固定される。このような法枠用型枠1内の孔型枠6の外側にコンクリートが吹付けられる。このときエアは、孔型枠6の網目を通して孔型枠6の内側に抜けるため、法枠コンクリート内に巻込まれることはない。
【0016】
連結枠材7の材質や形状は、孔型枠を鉄筋に対し強固に固定できるものであれば、その材質や形状にこだわらない。例えば、素線材を折り曲げて凹凸を設けたものや繊維補強した凹凸を設けた樹脂材でもよく、また、後述の図7に示したように、鉄筋と同じ材質の線材を各種形状に組合せてもよい。
【0017】
この法枠用型枠1を法面に設置する時、不陸の小さい場合は(B)に示すように、そのまま法面に設置する。この場合、金網フレーム下側に多少の隙間(不図示)が形成されるが、コンクリート打設時には適当な材料で塞ぎながらコンクリートを吹付ける。不陸の大きい場合は(C)に示すように、所定形状の金網フレームの下側に不陸に合わせて金網2aを追加する。この場合、後述するように(図4)、孔型枠6は径が異なるものを重ねてスライドさせるか、同径のものを結束線等で接続するので、法枠と地盤との隙間の大きさにあわせて調整が可能である。
【0018】
図2は本発明に係る孔型枠の上面及び側面図である。本発明に係るロックボルトを挿通させる孔型枠6は、コンクリート等を吹付けた時のエアの巻き込みを防ぐために多孔材から形成される。これは、金網(溶接金網、クリンプ金網、亀甲金網等)を用いて(A)のような円筒状としたり(B)のように円錐テーパ状としてもよい。
【0019】
また、(C)、(D)に示すように、鋼板に丸孔や角孔を多数あけたパンチングメタルやエキスパンドメタル等を用いて円筒状としてもよい。この他、吹付け圧に耐えうる程度の剛性と、錆が発生しにくい材質を用いて円筒状としてもよい。例えば、樹脂(繊維強化プラスチック(FRP))は、線膨張係数が鉄と近いので、コンクリートに適している。なお、図では円筒状としているが、所定の削孔径が確保できれば、矩形その他の角筒型等どのような形状でもよい。
【0020】
鋼板の孔や金網の目合い(目の大きさ)は、コンクリート等を吹付けた時にエアが抜け、かつ吹付けたコンクリート等が金網等に引っ掛かって内側に多少入り込み凸部ができる程度の適切な目合いとする(例えば10×27mm程度)。また目合いが異なる金網や孔あき鋼板を組合わせて目合いを調整可能としてもよい。これにより、コンクリート等吹き付け時のエアの巻き込みを防ぐことができるとともに、ロックボルトの挿入孔壁面の網目からコンクリートが孔内に突出してコンクリートとロックボルト定着用グラウト材が一体化し、充分大きい強度が得られる。
【0021】
孔型枠6の下部には金網の線材あるいは鋼板を切出して形成した突出片8が備わる。法枠用型枠1を法面に設置した時に、この突出片8を地盤に差込むことでコンクリート等の吹付け圧によるロックボルトの挿入孔位置のずれを防ぐことができる。
【0022】
図3は孔型枠のキャップの概略図である。キャップ9は孔型枠6の上部に結束線等で取付け、コンクリート等吹付け時に孔の内部にコンクリート等が侵入するのを防ぐ。その形状としては、(A)に示すように、上部が閉口しフック10を取付けたものや、(B)に示すように、上部が閉口し、孔11があいているものでもよい。この場合、孔11に針金等(図示しない)を取付ける。コンクリート等吹付け後、フック10や針金等を引っぱってキャップ9を取除く。(C)に示すように、上部が開口したキャップ9を孔型枠6に取付け、開口した部分をガムテープ等(図示しない)で塞いでもよい。
【0023】
いずれも、キャップ9の上部は各現場状況に対応して削孔角度に合わせて形成される。削孔角度がつかない場合は、孔型枠6の上部をガムテープ等で塞いでコンクリート等の侵入を防いでもよい。
【0024】
図4は孔型枠の長さを調整するときの概略図である。図1(C)で示したように、不陸の大きい法面に法枠用型枠1を設置する場合等に、不陸に合わせて孔型枠を長くする等、斜面の凹凸により、あるいは法枠用型枠の高さに応じて孔型枠の長さ(高さ)を調整する必要がある。この場合、孔型枠6は(A)に示すように、同径のものを結束線等で接続して長さ調整するか、(B)に示すように、径が異なる(直径で10mm程度)孔型枠を用意して、スライドさせて長さを調整し、結束線等で接続してもよい。
【0025】
図5は法枠用型枠の組立図である。この実施形態は、型枠を先に組立てるものである。(A)に示すように下鉄筋12を法面に設置し、(B)に示すように、1対の金網フレーム15を井字状の連結スペーサ16で連結して縦枠2(横枠3)をセットする。次に(C)に示すように、上鉄筋13を連結スペーサ16上に設置し、上下鉄筋12,13と連結スペーサ16を結束線等で相互に固定する。次に、(D)に示すように、縦枠2と横枠3の交点部分に鉄筋材からなる井桁状の上下2段の連結枠材(固定治具)7で上下鉄筋12,13に固定する。この上下の連結枠材7内に孔型枠6を挿入して結束線で固定する。
【0026】
あるいは、先に孔型枠6を配設し、連結枠材7を分解した状態で孔型枠6の周囲から挟み込むように取付けてもよい。または、下の連結枠材7を先に下側の鉄筋上に置き、この下側の連結枠材7を通して孔型枠6を配置し、その後上側の連結枠材7を孔型枠6の上から装着して最後に上下の連結枠材7と鉄筋及び孔型枠を結束線で固定してもよい。このとき、孔型枠6は金網等の多孔材であるため、その網目を通して結束線で孔型枠6と連結枠材7とを結束することができ、結束作業が容易で確実にできる。これにより位置ずれ等のおそれがなくなり信頼性の高いロックボルト挿入孔が得られる。
【0027】
図6は法枠用型枠の別の組立図である。この実施形態は、鉄筋を先に組立てるものである。(A)に示すように、上下鉄筋12,13をスターラップ14で固定して鉄筋枠を形成し、これを縦方向及び横方向に配設する。次に、(B)に示すように、縦横の鉄筋枠の交点部に、前述の図5(D)と同様に連結枠材7を用いて孔型枠6を装着する。次に、(C)に示すように、金網フレーム15を鉄筋枠の両側に設けて縦枠2(横枠3)を形成する。
【0028】
図7は孔型枠を固定する連結枠材(固定治具)7の概略図である。上述したように、孔型枠6を鉄筋4,5,12,13に固定する際に連結枠材7を用いる。その構成としては、(A)に示すように、く字状の鉄筋材を対向させて孔型枠6を挟みこむことができる。または、(B)に示すように、鉄筋材を井桁状に組み、各交点部を相互にリングで連結し、折り畳み可能に構成してもよい。孔型枠6は、連結枠材7を図のように広げた状態で内側に嵌め込まれる。
【0029】
(C)に示すように、鉄筋材を対向させて孔型枠6を挟みこむ部分が孔型枠6に沿って略円弧形に形成したものを用いて連結枠材7としてもよい。また、(D)に示すように、鉄筋材を格子状になるように順番に取付けてもよい。この場合、結束線で鉄筋材を予め井桁状に組んでおいてもよい。連結枠材として型枠の鉄筋と同程度の強度を有する鉄筋材を用い、これを法枠交点部の鉄筋上に載せて結束させることにより、交点部のロックボルト挿入孔形成によるコンクリート欠損部を充分補強することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、ロックボルト用の孔型枠が金網等の多孔材からなるため、この孔型枠の外側にコンクリート又はモルタルを吹付けたときに、孔型枠の側面を構成する多孔板の孔(開口)を通してエアが孔型枠の内側に抜けて逃げるのでエアの巻込みが防止されることから、外側の法枠用型枠内のコンクリート又はモルタルは密実な状態となり、巣の発生のない強度の安定した法枠が得られる。
【0031】
また、孔型枠を構成する多孔材を介して吹付けられたコンクリート又はモルタルが孔型枠の内側へ突出して凸部が形成されるので、その凸部により孔型枠内に充填されるロックボルト定着用のグラウト材との一体化が図られる。さらに、孔型枠が多孔板であるため、多孔板の孔に結束線を通してこの孔型枠を法枠用型枠に対し容易に確実に固定することができ、現場での作業性の向上が図られる。
【0032】
また、連結枠材を介して孔型枠が法枠用型枠内の鉄筋に強固に固定保持されるとともに、この連結型枠が補強筋として機能し、法枠に形成されたロックボルト用の挿通孔部分の補強をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示し、(A)は上面図、(B)(C)はそれぞれ不陸の小さい場合及び大きい場合の孔型枠設置部分の側面図。
【図2】 本発明に係る孔型枠の上面及び側面図。
【図3】 孔型枠のキャップの概略図。
【図4】 孔型枠の長さを調整するときの概略図。
【図5】 法枠用型枠の組立図。
【図6】 法枠用型枠の別の組立図。
【図7】 孔型枠を固定する連結枠材(固定治具)の概略図。
【符号の説明】
1:法枠用型枠、2:縦枠、3:横枠、4:縦鉄筋、5:横鉄筋、6:孔型枠、7:連結枠材、8:突出片、9:キャップ、10:フック、11:孔、12:下鉄筋、13:上鉄筋、14:スターラップ、15:金網フレーム、16:連結スペーサ
Claims (3)
- 法枠用型枠を現場で格子状に組立て、この法枠用型枠の交点部にロックボルト挿通用の孔を形成するための孔型枠を設け、この孔型枠の外側の前記法枠用型枠内にコンクリート又はモルタルを吹付けて打設する現場打ち法枠とロックボルト併用の施工方法において、前記孔型枠は多孔材からなり、この孔型枠の外側の前記法枠用型枠内にコンクリート又はモルタルを吹付ける際にそれらのコンクリート又はモルタルに巻込まれるエアを前記孔型枠を構成する多孔材を介して逃しながら吹付け打設するとともに、その孔型枠を構成する多孔材を介して吹付けられたコンクリート又はモルタルを孔型枠の内側へ突出させて凸部を形成し、該凸部により前記孔型枠内に充填されるロックボルト定着用のグラウト材との一体化を図ることを特徴とする現場打ち法枠とロックボルト併用の施工方法。
- 前記法枠用型枠の内側の上部及び下部の夫々の両側に鉄筋を配設し、それらの上下夫々の鉄筋間に連結枠材を架け渡し、これら上下の連結枠材に対して前記孔型枠を結束することを特徴とする請求項1に記載の現場打ち法枠とロックボルト併用の施工方法。
- 現場で格子状に組立てられる法枠用型枠であって、その法枠用型枠の交点部にロックボルト挿通用の孔を形成する多孔材からなる孔型枠を備え、この孔型枠を構成する多孔材の目の大きさが、エアが通過でき、コンクリート又はモルタルが多少入り込んで孔型枠の内側に凸部が形成される目合いに設定され、前記孔型枠の外側の前記法枠用型枠内にコンクリート又はモルタルを吹付ける際にそれらのコンクリート又はモルタルに巻込まれるエアが前記孔型枠を構成する多孔材を介して逃げるとともに、その孔型枠を構成する多孔材を介して吹付けられたコンクリート又はモルタルが孔型枠の内側へ突出して凸部を形成し、該凸部により前記孔型枠内に充填されるロックボルト定着用のグラウト材との一体化が図れるように構成したことを特徴とする吹付け打設用法枠用型枠。
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