JP4390125B2

JP4390125B2 - Lotion or cosmetics using reduced water

Info

Publication number: JP4390125B2
Application number: JP2001156837A
Authority: JP
Inventors: 昌治久保田; 正治吉崎
Original assignee: 昌治久保田; 株式会社ナチュラル
Priority date: 2001-05-25
Filing date: 2001-05-25
Publication date: 2009-12-24
Anticipated expiration: 2021-05-25
Also published as: JP2002348208A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紫外線に基因するシミ、ソバカスや老化等の肌のトラブルを防止、または回復を図ることのできる還元水を用いた化粧水または化粧品に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
紫外線は、波長の長さによって長い順にＵＶ−Ａ、ＵＶ−ＢおよびＵＶ−Ｃの３種類に分けられる。このうち、ＵＶ−Ｃは大気のオゾン層に吸収され、地表にはほとんど届かず、肌に影響を与えることはないが、ＵＶ−Ｂは、日やけの原因となり、大量に浴びると炎症を伴う日やけとなる。更に、ＵＶ−Ｂはそのほとんどが表皮内で散乱、吸収され、真皮に届くのは１０％程度であるが、表皮の基底層にある色素細胞（メラノサイト）を活性化し、メラニン色素を多く作り出し、シミやソバカスの原因となる。
【０００３】
ＵＶ−Ａは表皮を透過して真皮にまで達する。そして、真皮層内で酸素を活性酸素に変えて、コラーゲン繊維層を切断し、肌にたるみやシワを生じさせ、老化を早める原因となる。
【０００４】
従来、前記のような紫外線に基因するシミ、ソバカスや老化等の肌のトラブルを防止、または回復を図るため、種々の化粧品や薬剤が使用されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の化粧品や薬剤では、紫外線に基因する肌のトラブルを充分に解決できないという課題があった。
【０００６】
本発明は前記課題を解決すべくなされたもので、３室型電解槽により、純水を電気分解して得られた還元水（アルカリイオン水）を、化粧水として使用し、または該還元水を化粧品の原料水として使用することにより、電子量の多い還元水が肌の酸化を防止すると共に、活性酸素の発生を抑制して、肌のトラブルを防止する還元水を用いた化粧水または化粧品を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、３室型電解槽を用いて純水を電気分解して得られた還元水であって、生成時におけるｐＨが１１程度であり、且つＯＲＰが−８００ｍＶ（ｖｓ．Ａｇ／ＡｇＣｌ）程度の還元水を化粧水または化粧品の原料水とするという手段を採用することにより、上記課題を解決した。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。本発明に使用する還元水（アルカリイオン水）は、純水を電気分解して生成された還元水を使用する。従来、汎用されている２室型電解槽では、電気分解がおきにくいので、原水中に食塩を入れて電気分解している。しかしながら、前記２室型電解槽で得られた生成水中には、そのまま食塩が残留してしまうので、本発明では採用することができない。
【０００９】
本発明に使用する還元水は、図１に示す３室型電解槽Ａを用いて生成された還元水を使用する。すなわち、図１に示す電解槽は、カソード室１とアノード室２との間に、間隔を有して隔膜３・４を配設して中間室５を設け、且つ前記カソード室１とアノード室２の中に、それぞれカソード極６とアノード極７を配設して形成されている。そして、カソード室１とアノード室２に純水を入れると共に、中間室５に食塩を入れて電気分解すると、カソード室１内においては還元水（アルカリイオン水）が生成され、一方アノード室２内においては酸性水が生成されている。
【００１０】
本発明においては、カソード室１内において生成された還元水を使用する。そして、前記生成された還元水の生成時におけるｐＨと酸化還元電位（ＯＲＰ）を測定すると、ｐＨは１０．５〜１２．５、ＯＲＰはが−７００〜−９００ｍＶ（ｖｓ．Ａｇ／ＡｇＣｌ）であり、高純度で、洗浄能力において優れており、化粧水や化粧品の原料水として適していることが判った。特に、後述するテストの結果から、生成時におけるｐＨが１１程度で、且つＯＲＰが−８００ｍＶ程度の還元水が、本発明化粧水や化粧品の原料水として最適であることが判った。
【００１１】
図２は還元水の１ヶ月ごとのｐＨ数値の経時変化を示す図であるが、本発明に使用する還元水は、１０ヶ月経過でｐＨが１下がっただけで、長期安定した品質を維持することができることが判明した。なお、前記経時変化を測定した還元水の最初の測定時のｐＨは１２であった。
【００１２】
そして、生成時におけるｐＨが１１で、且つＯＲＰが−８００ｍＶである還元水１００％をそのまま（香料等の成分を全く添加していない状態）、２０歳の女性で皮膚のカサついた部位に塗布してテストした。そして、その経過を株式会社アイ・ティ・オー製の商品名「ビューティースコープＥＸ−４００」（最新型小型高性能ビデオルーペ４０倍率レンズ）で、シミ・シワなどの変化と持続性につき調査したところ、図３の写真に示すような結果が得られた。すなわち、還元水を塗布する前では、皮膚がウロコ（白い部分）のようにめくれてカサついて（乾燥）いる。
【００１３】
１日目の朝は、全体的にカサつき（乾燥）は改善されているが、夕方になるとまたカサつきが出ている。２日目の朝になると、大きなカサつき部分は残っているものの、ほとんどのカサつきは治っているのが確認できる。また、夕方になると小さなカサつきが出てきているが、１日目よりそのカサつきも小さくなっていることが判る。３日目の朝になると、ほぼカサつきは完治しているのが判り、また皮膚に水分が吸収されていることが判る。４日目の夕方になっても、再度カサつき部分が表われることもなく、更にキメが細かくなっているのが確認できた。
【００１４】
以上のテストにより、還元水はカサつき、シミ・シワ等をなおすだけでなく、皮膚の状態を変えながら治す力を持っていることが判った。また、１度カサつきをなくすことで、皮膚の持つ本来の質を保持する効果があるので、一度還元した皮膚は再度皮膚表面がカサつくことがなく、皮膚が再度カサつきにくい皮膚質に変えていくということが判った。
【００１５】
以上のことより、本発明に使用される還元水は持続性および免疫力があるという確証が得られた。なお、前記テストは還元水をそのまま化粧水として使用した場合のものであるが、還元水をクリーム等の化粧品の原料水と使用しても、同様の効果が得られると考えられる。
【００１６】
そして、前記テストの結果のように、還元水を利用すると、肌のトラブルに有用であるのは下記の理由による。すなわち、前記生成された還元水は電子量が多い水である。一方、肌に紫外線が当ると電子が肌から飛び出して、肌は酸化された状態となる。そして、前記酸化された状態の肌に電子量の多い還元水を塗布すると、肌に電子が供給され、元の状態に戻るからである。従って、紫外線に当る前から還元水を塗布しておくと、肌の酸化が防止されることになる。
【００１７】
また、本発明に使用する還元水の洗浄能力についてテスト結果を図４の写真に示す。テスト方法は手の甲にマスカラ（油性）を塗り込み、汎用の２槽式電解槽による電気分解により得られた生成水を染み込ませたコットンと、生成時におけるｐＨが１１で、且つＯＲＰが−８００ｍＶである還元水を染み込ませたコットンで拭き取り、その違いを評価したものである。図４の上段の写真は拭き取り前の写真、中段の写真は生成水コットンでの拭き取り後の写真、下段の写真は還元水コットン拭き取り後の写真である。
【００１８】
前記各写真から判るように、生成水の方は、伸びるようにうっすら消えるものの、余り落ちない。一方、還元水の方は、伸びることなく、少し固形化して落ちていることが判る。すなわち、前記テストから、還元水は洗浄能力において優れていることが立証できたので、肌についた汚れで、洗顔クリーム、石けん等で容易に落ちないものでも、還元水を使用すると、当然ながら汚れが極めて簡単に落ちると考えられる。
【００１９】
前記各特性を有する生成時におけるｐＨが１１で、且つＯＲＰが−８００ｍＶである還元水１００％を化粧水（商品名ミクロンウォーター）としてスプレーで噴霧するようにして、２０〜３０代の女性にモニターになってもらい、アンケートを取った結果を図５・６に示す。なお、その使用方法は、朝晩洗顔後に顔全体にスプレーした後、十分に肌に軽くパッティングし、更に乳液等の保湿成分（テスト用の還元水には保湿成分が配合されていないため）を塗布するよう指示したが、保湿成分を塗布しなかったモニターが数名あった。
【００２０】
【発明の効果】
本発明は上述のようであるから、電子量の多い還元水を化粧水として、または化粧品の原料水として使用することにより、紫外線により酸化された状態の肌に電子が供給され、前記酸化された肌が元の状態に戻り、また紫外線に当る前から還元水を塗布しておくと、肌の酸化が防止され、紫外線に基因するシミ、ソバカスや老化等の肌のトラブルを防止、または回復を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に使用する還元水を生成する３室型電解槽の概略説明図である。
【図２】本発明に使用する還元水のｐＨの経時変化を示す図である。
【図３】本発明に使用する還元水を塗布した結果を示す写真である。
【図４】本発明に使用する還元水の洗浄効果を示す写真である。
【図５】本発明に使用する還元水を化粧水として使用したモニターのアンケート回答集である。
【図６】本発明に使用する還元水を化粧水として使用したモニターのアンケート回答集（図５の続き）である。
【符号の説明】
Ａ３室型電解槽、１カソード室、２アノード室、３・４隔膜、
５中間室、６カソード極、７アノード極。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a skin lotion or cosmetic using reduced water that can prevent or recover from skin troubles such as spots, freckles and aging caused by ultraviolet rays.
[0002]
[Prior art]
Ultraviolet rays are classified into three types, UV-A, UV-B, and UV-C, in order of increasing wavelength. Among these, UV-C is absorbed by the ozone layer in the atmosphere, hardly reaches the surface of the earth, and does not affect the skin. However, UV-B causes sunburn, and it causes inflammation when exposed in large quantities. Sunburn. Furthermore, most of UV-B is scattered and absorbed in the epidermis, and only about 10% reaches the dermis, but it activates pigment cells (melanocytes) in the basal layer of the epidermis, producing a lot of melanin pigments, Causes spots and freckles.
[0003]
UV-A penetrates the epidermis and reaches the dermis. In the dermis layer, oxygen is changed to active oxygen, and the collagen fiber layer is cut, causing sagging and wrinkles on the skin, leading to accelerated aging.
[0004]
Conventionally, various cosmetics and drugs have been used in order to prevent or recover from skin problems such as spots, freckles and aging caused by ultraviolet rays as described above.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional cosmetics and medicines have a problem that skin problems caused by ultraviolet rays cannot be sufficiently solved.
[0006]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems. Reduced water (alkali ion water) obtained by electrolyzing pure water in a three-chamber electrolytic cell is used as a lotion, or the reduced water. As a raw material water for cosmetics, reducing water with a large amount of electrons prevents skin oxidation and suppresses generation of active oxygen to prevent skin troubles. Is to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a reduced water obtained pure water by electrolyzing with 3 compartment cell, a pH of about 11 at the time of generation, and an ORP - 8 00 mV (vs.Ag/ The above-mentioned problem has been solved by adopting a means in which reduced water of the order of AgCl) is used as skin lotion or cosmetic raw material water.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The reduced water (alkali ion water) used in the present invention uses reduced water produced by electrolyzing pure water. Conventionally, in a two-chamber electrolytic cell that has been widely used, since electrolysis is difficult to occur, salt is put into raw water for electrolysis. However, since salt remains in the produced water obtained in the two-chamber electrolytic cell, it cannot be employed in the present invention.
[0009]
The reduced water used in the present invention is the reduced water produced using the three-chamber electrolytic cell A shown in FIG. That is, the electrolytic cell shown in FIG. 1 is provided with an intermediate chamber 5 between the cathode chamber 1 and the anode chamber 2 by disposing the diaphragms 3 and 4 with a space therebetween, and the cathode chamber 1 and the anode chamber. 2 are formed by disposing a cathode electrode 6 and an anode electrode 7 respectively. When pure water is put into the cathode chamber 1 and the anode chamber 2 and sodium chloride is put into the intermediate chamber 5 and electrolysis is performed, reduced water (alkali ion water) is generated in the cathode chamber 1, while Acidic water is produced in
[0010]
In the present invention, reduced water generated in the cathode chamber 1 is used. Then, when the pH and oxidation-reduction potential (ORP) at the time of the production of the reduced water were measured, the pH was 10.5 to 12.5 and the ORP was -700 to -900 mV (vs. Ag / AgCl). It was found to be highly pure and excellent in cleaning ability, and suitable as a raw water for cosmetics and cosmetics. In particular, from the results of tests described later, it was found that reduced water having a pH of about 11 at the time of generation and an ORP of about −800 mV is most suitable as the raw water for the present invention and cosmetics.
[0011]
FIG. 2 is a diagram showing the change in pH value of reduced water every month, but the reduced water used in the present invention maintains a stable quality for a long period only when the pH drops by 1 after 10 months. It turns out that you can. In addition, pH at the time of the first measurement of the reduced water which measured the said time-dependent change was 12.
[0012]
Then, 100% reduced water having a pH of 11 at the time of generation and an ORP of −800 mV is applied as it is (with no added ingredients such as fragrances) to a 20-year-old woman on a dry skin. And tested. And the progress was investigated for changes and sustainability of stains and wrinkles with the brand name "Beauty Scope EX-400" (the latest compact high-performance video loupe 40 magnification lens) manufactured by IT Corporation. A result as shown in the photograph of FIG. 3 was obtained. That is, before applying the reducing water, the skin is turned up like a scale (white part) and is dry (dry).
[0013]
In the morning of the first day, the overall dryness (dryness) has improved, but in the evening it has become dry again. On the morning of the second day, you can see that most of the scabbard has been cured, although large scabbard remains. Also, in the evening, a small lump appears, but it can be seen that the lump is smaller than the first day. On the morning of the third day, it can be seen that the dryness is almost completely cured, and that moisture is absorbed into the skin. Even on the evening of the 4th day, the rusted portion did not appear again, and it was confirmed that the texture was further fine.
[0014]
From the above tests, it was found that the reduced water has the power to heal not only to get rid of rust, spots and wrinkles, but also to change the skin condition. In addition, eliminating the stuffiness once has the effect of preserving the original quality of the skin, so once the skin has been reduced, the skin surface will not become stuffy again, and the skin will be changed to a stuffy material that is less stuffy. I found out that
[0015]
From the above, it was confirmed that the reduced water used in the present invention has durability and immunity. The test described above is for the case where the reduced water is used as it is as the skin lotion, but it is considered that the same effect can be obtained even if the reduced water is used as the raw material water for cosmetics such as cream.
[0016]
And like the result of the said test, when reducing water is used, it is useful for the trouble of the skin for the following reasons. That is, the generated reduced water is water having a large amount of electrons. On the other hand, when ultraviolet rays hit the skin, electrons jump out of the skin and the skin becomes oxidized. Then, when reducing water with a large amount of electrons is applied to the oxidized skin, electrons are supplied to the skin and the original state is restored. Therefore, if reducing water is applied before hitting ultraviolet rays, skin oxidation is prevented.
[0017]
Moreover, the test result is shown in the photograph of FIG. The test method is to coat the back of the hand with mascara (oil-based), impregnated with generated water obtained by electrolysis using a general-purpose two-tank electrolytic cell, the pH at the time of production is 11, and the ORP is -800 mV. It was wiped with a cotton soaked with a certain amount of reduced water, and the difference was evaluated. The upper photograph in FIG. 4 is a photograph before wiping, the middle photograph is a photograph after wiping with generated water cotton, and the lower photograph is a photograph after wiping with reduced water cotton.
[0018]
As can be seen from the above photographs, the generated water disappears slightly as it grows, but does not drop much. On the other hand, it can be seen that the reduced water is solidified and dropped without extending. That is, from the above test, it was proved that the reduced water was excellent in cleaning ability, so even if it is soiled on the skin and does not easily fall off with a face-wash cream, soap, etc., naturally using the reduced water makes it dirty. Is considered to fall off very easily.
[0019]
Monitor to women in their 20s and 30s by spraying 100% of reduced water having a pH of 11 and ORP of −800 mV at the time of production having the above-mentioned characteristics as a lotion (trade name Micron Water). The results of taking a questionnaire are shown in Figs. In addition, after washing the face in the morning and evening after spraying the entire face, put it lightly on the skin and apply a moisturizing ingredient such as an emulsion (because the moisturizing ingredient is not included in the test water). There were some monitors who did not apply moisturizing ingredients.
[0020]
【The invention's effect】
Since the present invention is as described above, by using reduced water with a large amount of electrons as skin lotion or as raw material water for cosmetics, electrons are supplied to the skin oxidized by ultraviolet rays, and the oxidized Applying reduced water before the skin returns to its original state and before it is exposed to ultraviolet rays prevents the skin from being oxidized, and prevents or restores skin problems such as spots, freckles and aging caused by ultraviolet rays. Can be planned.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic explanatory diagram of a three-chamber electrolytic cell for producing reduced water used in the present invention.
FIG. 2 is a graph showing a change with time of pH of reduced water used in the present invention.
FIG. 3 is a photograph showing the result of applying reduced water used in the present invention.
FIG. 4 is a photograph showing the cleaning effect of reduced water used in the present invention.
FIG. 5 is a collection of questionnaire responses of a monitor using the reducing water used in the present invention as a lotion.
FIG. 6 is a collection of questionnaire responses (continuation of FIG. 5) of a monitor using the reducing water used in the present invention as a lotion.
[Explanation of symbols]
A three-chamber electrolytic cell, 1 cathode chamber, 2 anode chamber, 3 · 4 diaphragm,
5 intermediate chamber, 6 cathode electrode, 7 anode electrode.

Claims

３室型電解槽を用いて純水を電気分解して得られた還元水であって、生成時におけるｐＨが１１程度であり、且つＯＲＰが−８００ｍＶ（ｖｓ．Ａｇ／ＡｇＣｌ）程度の還元水を化粧水または化粧品の原料水とすることを特徴とする還元水を用いた化粧水または化粧品。Pure water using a 3 compartment cell a reduced water obtained by electrolysis, pH in the generation time of a about 11, and an ORP - 8 00 mV (vs.Ag/AgCl) about A lotion or cosmetic using reduced water, wherein the reduced water is used as a lotion or a raw material water for cosmetics.