JP4389832B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

この発明は、例えば老人や身体障害者(以下、単に乗員とも言う)が車両への乗降を楽に行えるようにした福祉車両用のシートとして好適な車両用シートに関する。
この種のシートは、例えば特開2001-130293号公報あるいは特開2002-178804号公報に開示されているように、乗員が着座するシート本体を車両正面向きの位置とドア開口部側に向いた位置との間で回転可能とし、さらにドア開口部側に向いた位置からドア開口部を経て当該シート本体を車両室外側へ移動可能とすることで、着座者はシート本体に着座したまま、車両への乗降を楽に行うことができる構成となっている。
シート本体を車室内側と車室外側との間で車幅方向に移動させるための傾斜スライド機構により、シート本体が車室外側のより低い位置(より路面に近い高さ)まで移動され、これにより車室外における乗員(着座者)のシート本体への移動あるいはシート本体から車椅子等への移動を楽に行うことができる。
また、この傾斜スライド機構には、二段階でスライドする傾斜二段階式のスライド機構が用いられている。車室外側へ下る二段階のスライド機構を用いることによって、車室内では当該スライド機構をコンパクトに収納できる一方、シート本体を車室外へ移動させる場合には当該シート本体を車室外へ十分な距離だけ移動させることができ、これにより当該シート本体を路面に近い高さまで確実に移動させることができるようになっている。
特開2001-130293号公報 特開2002-178804号公報
ところが、従来車幅方向の移動手段として傾斜スライド機構を用いた場合には、スライドレールの後部側(車室内側)が前部側よりも高くなる方向に傾斜した状態で固定されていたため、シート本体の車室内における高さ(着座者のいわゆるヒップポイント、以下「着座高さ」ともいう)が高くなる問題があった。シート本体の車室内における着座高さをより低く設定するには、スライドレールの傾斜角度を緩くしてその後部を低くすることが考えられるが、この場合にはスライド距離を大きくしてドア開口部から離れた位置まで移動させなければシート本体の車室外における高さを低くすることができなくなる。
本願発明は、シート本体の車室外への移動手段として傾斜スライド機構を用いた車両用シートであって、シート本体の車室内における着座高さを低く設定しつつ、車室外のドア開口部付近においてより低い位置にシート本体を移動させることができる車両シートを提供することを目的とする。
このため、本発明は、特許請求の範囲に記載した構成の車両用シートとした。
請求項1記載の車両用シートによれば、車室内側ではレール部材が水平姿勢に保持され、ベース部材の車室外側への移動に伴ってシート本体が車室側へ水平姿勢を維持しつつ移動するとともに、レール部材が水平姿勢から下方へ傾動する。下方へ傾動した状態のレール部材に沿ってシート本体が水平姿勢を保持しつつ下降することにより着座者が路面に近い高さでシート本体と車椅子等との間の乗り移り動作を楽に行うことができる。
このようにベース部材の車室外側への移動に伴ってレール部材を下方へ傾動させる構成であるので、車両のドア開口部からより近い位置でシート本体を下降させることができる。一方、レール部材は、車室内側では水平姿勢に保持されるので、車室内におけるシート本体の着座高さ(ヒップポイント)を従来よりも低く設定して、他の車室内座席と同等の高さに設定することにより着座者の疎外感をなくすことができる。
請求項2記載の車両用シートによれば、シート本体が車室内位置と車室外位置との間を移動する段階では第1姿勢保持機構のアーム部材がベース部材に係合されてシート本体が車両フロアに対して所定姿勢(例えば水平姿勢)に保持される。
アーム部材は、レール部材が車室外位置に至った段階でベース部材から分離され、これによりシート本体のレール部材に沿った移動(例えば下降動作)が許容される。
請求項3記載の車両用シートによれば、レール部材が車室外位置に至った段階において、第2姿勢保持機構の係合部材が係合面に係合することによりシート本体をスライド部材に対して所定の姿勢(例えば水平姿勢)に保持することができる。
次に、本発明の実施の形態を図1〜図12に基づいて説明する。図1は、本実施形態の車両用シート1を助手席に適用した車両Mを示している。図1では、車両左側(図1において下側)の助手席用のドアDが開放されて、シート本体10が車室内の着座位置からドア開口部Kを経て車室外側へ移動される状態が示されている。
本例の車両用シート1は、シート本体10を車両前後方向に移動可能であり、かつ車両正面向きの着座位置とドア開口部K側に向いた横向き位置との間で約90°水平方向に回転させることができる。また、本例の車両用シート1は、シート本体10をドア開口部K側に向いた横向きの状態で車室内と車室外との間で車幅方向(図1において上下方向)に移動させつつ昇降させることができる。
図1では、着座位置に位置するシート本体10が実線で示され、ドア開口部K側に向いた横向き位置および室外側へ移動した状態のシート本体10がそれぞれ二点鎖線で示されている。
図2に示すように、車両用シート1は、シート本体10と、このシート本体10を車両前後方向(図2において紙面に直交する方向)に移動させるための前後スライド機構20と、シート本体10を車両正面向きの着座位置とドア開口部K側に向いた横向き位置との間で回転させる回転機構30と、ドア開口部K側に向いた状態のシート本体10を車室内外間で移動させるためのシート移動機構200を備えている。以下、各部の構成について説明する。
図1に示すようにシート本体10は、シートクッション11(座部)とシートバック12(背もたれ)を備えている。シートクッション11は、シートベース13上に載置された状態で固定されている。また、図示は省略したが、シートバック12は、シートクッション11に対する傾動角度を調整するためのリクライニング機構を備えている。
前後スライド機構20は、車両MのフロアF上に、相互に一定の間隔をおいて車両前後方向に平行に固定された断面コ字形のガイドレール22,22を備えている。この2本のガイドレール22,22を介して前後スライドベース23が車両Mの前後方向にスライド可能に設けられている。
両ガイドレール22,22間において、車両フロアFと前後スライドベース23との間には、駆動モータ24aとこの駆動モータ24aにより回転するねじ軸24bとこのねじ軸24bに噛み合わされたナット24cを有する前後駆動装置24が取り付けられている。駆動モータ24aおよびねじ軸24bが車両フロアF側に取り付けられ、ナット24cが前後スライドベース23の下面に取り付けられている。この前後駆動装置24によれば、駆動モータ24aが起動してねじ軸24bが回転するとこのねじ軸24bに噛み合わされたナット24cがねじ軸24bの軸方向に移動し、これにより前後スライドベース23が車両前後方向へ移動する。この前後スライド機構20によってシート本体10を車両前後方向に移動させることができ、これによりいわゆるシートポジションを調整することができる。前後スライドベース23の上面に回転機構30が設置されている。
この回転機構30は、相互に同軸で回転可能に組み合わされた外輪31と内輪32を主体とするもので、外輪31が前後スライドベース23の上面に固定され、内輪32が回転ベース33の下面に固定されている。また、図示は省略したが、前後スライドベース23の上面には回転モータが取り付けられており、この回転モータの回転出力は、歯車伝達機構を介して内輪32に伝達され、これにより回転ベース33およびその上面に設置されたシート移動機構200が一体で回転し、ひいてはシート本体10が車両正面向きの位置とドア開口部K側に向いた横向き位置との間で一体で回転する。図2は、シート本体10が横向きに位置する状態を示している。
前後スライド機構20と回転機構30は、それぞれの駆動モータ24aおよび回転モータが適切に制御されることにより連動して動作させることができる。すなわち、シート本体10は、車両前方へ移動しながら車両正面向きの位置からドア開口部K側に向けて回転し、逆に車両後ろ側へ移動しながら横向き位置から車両正面向きの位置に向けて回転される。これにより、着座者の足等が例えば車両Mのインストルメントパネルやピラー等に干渉することなく、限られたスペースでスムーズにシート本体10が約90°回転されるようになっている。
なお、上述のように車室内におけるシート本体10の前後方向の位置(いわゆるシートポジション)を着座者の体格等に合わせて任意に変更する際は、回転機構30を停止させた状態で、前後スライド機構20を単独で動作させる。
上記回転ベース33の上面に、シート移動機構200を介してシート本体10が設置されている。シート移動機構200は、上記回転機構30によってドア開口部K側へ向けられた状態のシート本体10を図7に示すように車幅方向(図2において左右方向)に移動させつつフロアFよりも高い位置(車室内における着座高さ)とこれよりも低く路面Rに近い高さとの間で昇降させる機能を有している。
このシート移動機構200は、回転ベース33上に車幅方向にスライド可能に支持されたベース部材40と、このベース部材40をスライドさせる第1駆動機構50と、ベース部材40の両側部に上下に回動可能に支持された左右一対のレール部材60,60と、レール部材60,60をほぼ水平の水平姿勢と車室外側へ下る方向に傾斜した傾斜姿勢とに案内するためのガイド機構70と、左右のレール部材60,60にそれぞれスライド可能に支持されたスライド部材80と、このスライド部材80をレール部材60に対して移動させるための第1及び第2スライド駆動機構64,66を備えている。このスライド部材80に前記したシートフレーム13の後部が上下方向に回動可能に支持されている。以下、各部材の構成について詳細に説明する。
ベース部材40の構成が図3〜図5に示されている。このベース部材40は、回転ベース33の上面両側部に沿って取り付けられた直動機構41,41を介して回転ベース33上にスライド自在に支持されている。このベース部材40は、シート本体10がドア開口部部K側に向けられた横姿勢の状態で車幅方向にスライドされる。このベース部材40は、第1駆動機構50によってスライドされる。第1駆動機構50は、回転ベース33上に取り付けた駆動モータ51と、この駆動モータ51により軸回りに回転するねじ軸52と、このねじ軸52に噛み合わされたナット53を備えている。ねじ軸52の一端側は駆動モータ51に連結され、他端側は回転ベース33上に取り付けたブラケット54に回転自在に支持されている。駆動モータ51の起動によりねじ軸52がその軸回りに回転し、このねじ軸52とナット53の噛み合いを経てベース部材40が回転ベース33上を車幅方向にスライドする。
ベース部材40の上面両側部には、支持壁部42,42が相互に平行に上方へ立ち上がる状態に設けられている。両支持壁部42,42間には、1本の支軸43が掛け渡されている。この支軸43の両端部はそれぞれ支持壁部42から側方へ突き出されており、この突き出した部分43aにレール部材60の後端部が上下に回動可能に支持されている。
両レール部材60,60の詳細が図6〜図8に示されている。両レール部材60,60は、それぞれ第1レール61と第2レール62を備えている。第1レール61は、縦壁部61aと横壁部61eからなる断面L形をなすもので、その後端部が上記支軸43の突き出し部43aに回転可能に支持されている。
この第1レール61の縦壁部61aの下部には、当該レール部材60の姿勢(傾き)を規制するためのガイド機構70が設けられている。本実施形態の場合、このガイド機構70は、縦壁部61aの下端に沿って設けたカム部61bと、回転ベース33の両側部(着座者かた見て左右両側部)に設けた受けローラ34から構成されている。
カム部61bは、傾動部61baと水平部61bbと水平ロック部61bcと傾動固定部61bdと傾動ロック部beを連続的に備えている。傾動部61baは、支軸43側において縦壁部61aの下端から上方へ湾曲する状態に形成されている。水平ロック部61bcは、縦壁部61aの先端側に形成されている。水平ロック部61bcと傾動部61baとの間に平坦な水平部61bbが形成されている。傾動固定部61bdは、傾動部61baの水平部61bbとは反対側の端部から直線形状に形成されている。この傾動固定部61bdの端部に傾動ロック部61beが形成されている。第1レール61の縦壁部61aひいてはカム部61bが受けローラ34に載せ掛けられて、当該両レール部材60,60の姿勢が以下のように規制される。
上記ベース部材40が車室内側のスライド端に位置する状態、従って第1レール61が車室内側のスライド端に位置する状態では、水平ロック部61bcが受けローラ34に載せ掛けられて相対的に受けローラ34が水平ロック部61bcに嵌り込んだ状態となる。この状態では、両第1レール61,61ひいては左右のレール部材60,60が水平に保持される。この状態が図2に示されている。
これに対して、ベース部材40が上記車室内側のスライド端から車室外側に向かってスライドすると、これと一体で両レール部材60,60が車室外側(図6において左側)に移動し、これにより受けローラ34が第1レール61の縦壁部61aの下端に沿って相対的に図6において右側に転動される。受けローラ34が上記水平ロック部61bcから水平部61bbに沿って転動される段階では、両レール部材60,60がそのまま水平姿勢に保持されて車室外側へ移動し、従ってシート本体10が車室外側へ水平移動される。
両レール部材60,60が車室外側へ水平移動した後、受けローラ34が相対的にカム部61bの傾動部61baに至ると、当該両レール部材60,60はその車室外側の先端部を下方へ変位させる方向(下方)に傾動し始める。両レール部材60,60の傾動は支軸43(突き出し部43a)を中心にしてなされる。
ベース部材40が車室外側への移動に伴って、受けローラ34が相対的に傾動部61baに沿って転動され、これによりレール部材60が支軸43を中心にしてさらに下方へ傾動する。ベース部材40が車室外側のスライド端付近に至ると、受けローラ34が傾動部61baの端部に連続的に形成した傾動固定部61bdに至り、この段階で両レール部材60,60が水平姿勢から約25°下方へ傾いた位置に至る。この段階でベース部材40の移動方向に対して傾動固定部61bdが平行に位置するように当該傾動個体部61bdが設定されている。このため、以後、ベース部材40がスライド端に至るまでの間は、受けローラ34が傾動固定部61bdに沿って相対的に転動され、この間は両レール部材60,60は傾動することなく水平姿勢から約25°下方へ傾いた位置に保持される。ベース部材40が車室外側のスライド端に至ると、受けローラ34が傾動ロック部61beに嵌り込み、これで両レール部材60,60が水平位置から約25°下方へ傾動した位置に固定される。この段階が図11に示されている。このようにベース部材40の車幅方向の移動に伴って左右のレール部材60,60がガイド機構70の作用により上下に傾動する。また、両レール部材60,60を車室外側に傾斜させた状態において、シート本体10が下方へ移動される。これについては後述する。
次に、両第1レール61,61のそれぞれの内側であって横壁部61eの下面側に第2レール62が支持されている。第2レール62は、上壁部62aと下壁部62bと縦壁部62cからなる断面コ字形をなすもので、第1レール61の横壁部61eの下面に取り付けた直動機構63を介して当該第1レール61に沿ってスライド自在に支持されている。また、第2レール62は、その縦壁部62cと第1レール61の縦壁部61aとの間に介装した第1スライド駆動機構64によりスライドする。この第1スライド駆動機構64は、駆動モータ64aとこれにより軸回りに回転するねじ軸64bとこれに噛み合うナット64cを有している。駆動モータ64aは第1レール61の縦壁部61aに取り付けられ、ねじ軸64bは同じく縦壁部61aにその軸回りに回転自在に支持されている。ナット64cは、第2レール62の縦壁部62cに固定されている。駆動モータ64aが起動してねじ軸64bがその軸回りに回転すると、このねじ軸64bとナット64cとの噛み合い作用によりナット64cひいては第2レール62が第1レール61に沿ってスライドする。
第2レール62の下壁部62bの上面には直動機構65を介してスライド部材80が第2レール62ひいては第1レール61に沿ってスライド自在に設けられている。スライド部材80は第2スライド駆動機構66により第2レール62に沿って移動する。第2スライド駆動機構66は、駆動モータ66aとこれにより軸回りに回転するねじ軸66bとこれに噛み合うナット66cを有している。駆動モータ66aは第2レールの上壁部62aの下面に取り付けられ、ねじ軸66bは同じく上壁部62aの下面にその軸回りに回転自在に支持されている。ナット66cは、スライド部材80に固定されている。駆動モータ66aが起動してねじ軸66bがその軸回りに回転すると、このねじ軸66bとナット66cとの噛み合い作用によりナット66cひいてはスライド部材80が第2レール62に沿ってスライドする。
このように、第1スライド駆動機構64により第2レール62を第1レール61に対してスライドさせ、かつ第2スライド駆動機構66によりスライド部材80を第2レール62に対してスライドさせることにより、当該スライド部材80が第1及び第2レールに沿った長い距離をスライドするように設けられている。左右の第1スライド駆動機構64,64は、相互に同じタイミングで作動され、かつ左右の第2スライド駆動機構66,66も相互に同じタイミングで作動されることにより、左右の第2レール62,62は相互に一体でスライドし、かつ左右のスライド部材80,80は相互に一体でスライドする。また、第1スライド駆動機構64と第2スライド駆動機構66の動作タイミング等が相互に適切に制御されている。これらの駆動制御により、両スライド部材80,80が上記の長い距離を連続してスムーズにスライドする。この第1及び第2スライド駆動機構64,66がスライド部材80をレール部材60に対して移動させるための駆動機構であり、これらがそれぞれ特許請求の範囲に記載した第2駆動機構の一実施形態に相当する。
上記のように設けられた左右のスライド部材80,80に対してシートフレーム13の左右後端部がそれぞれ支軸81を介して上下に回動可能に連結されている。図5に示すようにシートフレーム13は、着座者から見て左右の横枠13a,13aとこの両横枠13a,13aの先端部間を相互に固定する前枠13bをコ字形に枠組みしたもので、シート本体10のシートクッション11を下方から受けている。左右の横枠13a,13aの後部とスライド部材80,80の上部がそれぞれ支軸81を介して相互に上下に回動可能に連結されている。
このシートフレーム13ひいてはシート本体10は、左右のレール部材60,60が水平姿勢でスライドする段階だけでなく、その先端側を下方へ変位させる傾動段階においても常時水平姿勢に保持されるようになっている。すなわち、シートフレーム13ひいてはシート本体10は、第1姿勢保持機構90及び第2姿勢保持機構100により左右のレール部材60,60の姿勢に関係なく常時水平姿勢に保持される。
第1姿勢保持機構90の詳細が図5、図9及び図10に示されている。シートフレーム13の左右の横枠13a,13a間には連結枠13cが掛け渡し状態に固定されている。この連結枠13cの中央寄りの位置には、二つのブラケット部91,91が前方(車室外側)に張り出す状態に設けられている。両ブラケット部91,91には、それぞれ支軸92を介して姿勢保持アーム93が上下に回動可能に支持されている。両姿勢保持アーム93,93は、それぞれブラケット部91から下方へ延びる状態に支持されている。両姿勢保持アーム93,93の先端には、それぞれ支軸94を介して姿勢保持ローラ95が回転自在に支持されている。また、両姿勢保持アーム93,93は、連結枠13cとの間に介装された引っ張りばね96により上方(図9において反時計回り方向)へ回動する方向に付勢されている。一方、ベース部材40の先端には、両姿勢保持ローラ95の上方への変位ひいては両姿勢保持アーム93,93の図9中反時計回り方向の回動(上方への回動)を規制するためのローラ保持ブラケット97が取り付けられている。このローラ保持ブラケット97は断面L字形を有しており、その一辺側を前方へ張り出す状態に取り付けられている。
このように両姿勢保持アーム93,93は、それぞれ引っ張りばね96によって上方へ回動する方向に付勢されている一方、姿勢保持ローラ95をローラ保持ブラケット97に係合させてその上方への回動を規制された状態に設けられている。これにより両姿勢保持アーム93,93はそれぞれ姿勢保持ローラ95を回転ベース33上に接地させた状態に保持されて、シートフレーム13ひいてはシート本体10を回転ベース33に対して常時平行に保持しつつこれらの荷重及び着座者の体重が支えられる。
また、支軸81,92,94間で左右一対の三角トラス構造が構成され、この三角トラス構造を介して姿勢保持ローラ95,95が回転ベース33上に接地されることにより、シート本体10とシートフレーム13の重量及び着座者の体重等が強固に受けられて、これらの水平姿勢が確実に保持される。
ベース部材40の車室外側への移動に伴い、受けローラ34がカム部61bの水平部61bbを相対的に転動する段階では、両レール部材60,60は水平姿勢(回転ベース33に対する平行姿勢)に保持されるので、ベース部材40に対するレール部材60の回動支点(支軸43)と、レール部材60に対するシートフレーム13の回動支点(支軸81)との相対位置は変化せず、従って回転ベース33に対するシートフレーム13の高さ方向の相対位置も変化しないことから、両姿勢保持アーム93,93はブラケット部91に対して回動せず、また姿勢保持ローラ95をローラ保持ブラケット96に係合させた状態に保持される。
これに対して図10に示すようにベース部材40が回転ベース33上をさらに車室外側へ移動するその途中の段階において相対的に受けローラ34がカム部61bの傾動部61baに至ると、両レール部材60,60が支軸43を中心にして下方(その先端側を下方へ変位させる方向)へ回動し始める。すると、レール部材60に支持されたスライド部材80も支軸43を中心にして傾き始める(図9において支軸43を中心にして反時計回り方向に回転する)結果、支軸81が支軸43を中心とする円弧軌跡に沿って下方へ変位する。
こうして支軸81が下方へ変位する一方、両姿勢保持ローラ95,95は姿勢保持ブラケット97に係合されてベース部材40に対する位置が変化しない状態に保持されていることから、両姿勢保持アーム93,93はそれぞれ支軸92を中心にして図9中反時計回り方向に回動して図9に示す起立姿勢から図10に示す横姿勢に変位する。この間、シートフレーム13とシート本体10の重量及び着座者の体重等が引き続き姿勢保持ローラ95,95の回転ベース33に対する接地状態を経て強固に受けられており、この状態のままシートフレーム13の下方への移動が許容される。この時におけるシートフレーム13の下方への移動が平行になされるように、支軸43,81,92,94の相対位置等が適切に設定されている。こうして姿勢保持アーム93,93を横姿勢に傾動させつつシートフレーム13が下方へ平行移動する結果、両レール部60,60の下方への傾動が許容される。
このように、ベース部材40の車室外側への移動に伴って両レール部材60,60が支軸43を中心にして下方へ傾動しつつ車室外側に移動する一方、第1姿勢保持機構90によってシートフレーム13及びシート本体10が水平姿勢のまま下方へ僅かに平行移動しつつ車室外側に移動する。ベース部材40が車室外側のスライド端付近に至ると、両受けローラ34,34がそれぞれ相対的にカム部61bの傾動固定部61beに沿って転動され、これにより両レール部材60,60の傾動動作が停止され、従って両レール部材60,60が水平位置から下方へ約25°傾動した位置に保持される。
このように両レール部材60,60の傾動動作が停止された後、ベース部材40が車室外側にさらに移動してスライド端に至ると、両受けローラ34,34がそれぞれカム部61bの傾動ロック部61beに至り、これにより両レール部材60,60は水平位置から約25°下方へ傾動した位置に固定される。前記したようにこの状態が図11に示されている。この段階を含めて、両レール部材60,60は、それぞれその傾動支点(支軸81)と受けローラ34の2点で強固に支持されて、その水平姿勢及び傾斜姿勢のいずれにおいてもシートフレーム13とシート本体10の重量及び着座者の体重等を受けることができる。
ベース部材40がその車室外側のスライド端付近に至るまでの段階では、両姿勢保持ローラ95,95が姿勢保持ブラケット97に係合され、かつ回転ベース33上を転動されることにより、支軸81,92,94により構成される三角トラス構造を介してシートフレーム13ひいてはシート本体10の水平姿勢が保持され、かつこれらの重量及び着座者の体重等が姿勢保持ローラ95,95を経て回転ベース33で受けられている。
これに対してベース部材40が車室外側のスライド端付近に至ると、両受けローラ34,34がカム部61bの傾動固定部61bdに至って両レール部材60,60の傾動動作が停止される。またこの段階で、後述するように第2姿勢保持機構100の姿勢保持ロッドが姿勢保持凹部に嵌り込むことによりシートフレーム13及びシート本体10の水平姿勢が当該第2姿勢保持機構100によって保持され、またこれらの重量及び着座者の体重等が受けられた状態となる。
その後、図11において二点鎖線で示すようにベース部材40がその車室外側のスライド端に至ると、両姿勢保持ローラ95,95が回転ベース33の車室外側の先端上面から外れる。両姿勢保持ローラ95,95が回転ベース33上から外れると、最早第1姿勢保持機構90によってはシートフレーム13の水平姿勢は保持されず、従ってシートフレーム13とシート本体10の重量及び着座者の体重等が受けられないこととなる。しかしながら、この段階では上記したように第2姿勢保持機構100によってシートフレーム13及びシート本体10の水平姿勢が保持され、またこれらの重量及び着座者の体重等が受けられる。この段階で、着座者の体重を受けつつシート本体10及びシートフレーム13を水平姿勢に保持する機能が第1姿勢保持機構90から第2姿勢保持機構100に引き継がれる。
本実施形態における上記姿勢保持アーム93が特許請求の範囲の請求項2に記載したアーム部材の一実施形態に相当する。
また、ベース部材40が車室外側のスライド端に至ると、両受けローラ34,34がそれぞれカム部61bの傾動固定部61beに嵌り込み、これにより両レール部材60,60が下方へ約25°傾動した位置に固定される。
第2姿勢保持機構100は、シート本体10とスライド部材80との間に設けられ、レール部材60が車室外において下方へ傾斜した状態において、シートフレーム13ひいてはシート本体10を水平姿勢に保持する機能を有するもので、この点で上記第1姿勢保持機構90と同じ機能を有している。第2姿勢保持機構100の詳細が図5及び図12に示されている。図5に示すようにシートフレーム13の連結枠13には、前記第1姿勢保持機構90のブラケット部91,91とは別のブラケット部101,101が設けられている。この第2姿勢保持機構100の二つのブラケット部101,101は、第1姿勢保持機構90のブラケット91,91の外側(シートフレーム13の側部側)に配置されている。ブラケット部101,101は後方(車室内側)に張り出す状態に設けられている。両ブラケット部101,101には、それぞれ支軸102を介して姿勢保持アーム103が上下に回動可能に支持されている。この姿勢保持アーム103の一端側(図12において右端側)には姿勢保持ロッド104が取り付けられている。両姿勢保持ロッド104,104は、それぞれスライド部材80の内面に向かって突き出す状態に設けられている。
左右のスライド部材80,80の内面には、それぞれ姿勢保持ブロック105が取り付けられている。両姿勢保持ブロック105,105は、相互に左右対称に配置されており、それぞれ図12に示すように概ね四分の一円弧形状を有している。この両姿勢保持ブロック105,105の外周面は、スライド部材80の回動中心(支軸81)を中心とする円弧に沿った案内面105aとされている。この案内面105aの前端側(車室外側端部、図12において左端部)には、鉤形の姿勢保持凹部105bが形成されている。
図12において姿勢保持アーム103は、支軸102を中心にして図示反時計回り方向に回動すると姿勢保持ロッド104が上記姿勢保持凹部105bに嵌り込む。姿勢保持アーム103,103は、それぞれ引っ張りばね106により図12中反時計回り方向すなわち姿勢保持ロッド104を姿勢保持凹部105bに嵌り込ませる方向に付勢されている。
本実施形態における姿勢保持アーム103が特許請求の範囲の請求項3に記載した係合部材の一実施形態に相当し、引っ張りばね106が付勢部材の一実施形態に相当し、案内面105aがカム面の一実施形態に相当し、姿勢保持凹部105bが係合面の一実施形態に相当する。
姿勢保持ロッド104が姿勢保持凹部105bに嵌り込んだ状態では、シートフレーム13のスライド部材80に対する図12中反時計回り方向の回動が規制され、これによりレール部材60の下方への傾動により同じく下方(支軸81を車室外側へ変位させる方向)へ傾いたスライド部材80に対してシートフレーム13が水平姿勢に保持され、その結果シートフレーム13とシート本体10の重量及び着座者の体重等が受けられる。
引っ張りばね106に抗して姿勢保持アーム103が図12中時計回り方向(図12中白抜きの矢印で示す方向)に回動されると、姿勢保持ロッド104が姿勢保持凹部105bから外れる。姿勢保持ロッド104が姿勢保持凹部105bが外れると、シートフレーム13が支軸81を中心にしてスライド部材80に対して回動可能な状態となる。
ベース部材40が車室内側のスライド端位置から第1駆動装置50によって車室外側に移動する一定のスライド範囲であって、受けローラ34がカム部61bの水平ロック部61bc及び水平部61bbに位置し、従って両レール部材60,60が水平姿勢に保持された状態では、シートフレーム13はスライド部材80に対して相対的に回動していない(図9に示す状態)。この状態では、姿勢保持ロッド104は、姿勢保持ブロック105の案内面105aの端部(図12中(A)で示す位置)に保持されている。
ベース部材40がさらに車室外側に移動して、受けローラ34がカム部61bの傾動部61baに至り、その結果両レール部材60,60が水平姿勢から下方へ傾動し始めると、スライド部材80がシートフレーム13に対して支軸81を中心にして回動し始め、その結果姿勢保持ロッド104が相対的に姿勢保持ブロック105の案内面105aに沿って移動して図12中(B)で示す位置を経て(C)で示す位置に至る。この間は、前記したように第1姿勢保持機構90(主として姿勢保持アーム93,93)によりシートフレーム13の水平姿勢が保持され、当該第2姿勢保持機構100は機能していない。
ベース部材40が車室外側のスライド端付近に至るまで移動すると、受けローラ34がカム部61bの傾動部61baに沿って相対移動することによりレール部材60がさらに下方に傾動し、その後受けローラ34がカム部61bの傾動固定部61bdに至ると、両レール部材60,60の傾動動作が停止されるとともに、姿勢保持ロッド104が姿勢保持ブロック105の姿勢保持凹部105bに嵌り込む。姿勢保持ロッド104の姿勢保持凹部105b内への嵌り込み状態は、引っ張りばね106によって保持される。姿勢保持ロッド104が姿勢保持凹部105bに嵌り込んだ後に、ベース部材40がさらに僅かな距離だけ車室外側に移動してそのスライド端に至るまでの間は、両受けローラ34,34がそれぞれ傾動固定部61bdに沿って相対的に転動され、従って両レール部材60,60は下方へ約25°傾動した位置に保持される。また、姿勢保持ロッド104が姿勢保持凹部105b内に嵌り込んだ状態に保持される。
ベース部材40が車室外側のスライド端に至ると、前記したように姿勢保持ローラ95,95が回転ベース33上から外れる。この段階で、シートフレーム13ひいてはシート本体10を水平姿勢に保持する役割が第1姿勢保持機構90から第2姿勢保持機構100に引き継がれる。また、この段階で、受けローラ34,34はそれぞれカム部61bの傾動ロック部61be,61beに至り、両レール部材60,60は水平姿勢から約25°下方へ傾動した位置に固定された状態となる。
こうして、両レール部材60,60が車室外へ移動しつつ下方へ傾動され、またシートフレーム13を水平姿勢に保持する役割が第1姿勢保持機構90から第2姿勢保持機構100に引き継がれた後に、各レール部材60における第1及び第2スライド駆動機構64,66の駆動モータ64a,66aが起動されて第2レール62が第1レール61に対して斜め下方へスライドされ、またスライド部材80が第2レール62に対して斜め下方へスライドされ、これによりシートフレーム13ひいてはシート本体10がレール部材60,60に沿って下降する。シートフレーム13及びシート本体10が下降する様子が図11に示されている。図示するようにシートフレーム13及びシート本体10は、第2姿勢保持機構100において姿勢保持ロッド104が姿勢保持凹部105bに嵌り込んだ状態に保持されることにより水平姿勢に保持され、この水平姿勢で下方へ平行移動する。シート本体10が平行移動するので、着座者は、前のめり方向又は仰向け方向に姿勢が変化することなく安定した姿勢で着座したまま路面Rに近い高さまで移動することができる。
図11に示すようにシート本体10の下降動作について、上昇端位置であって車室内側の位置、及び下降端位置であって車室外側の位置がそれぞれ二点鎖線で示されている。上昇端位置が特許請求の範囲の請求項2に記載した室内側端部に相当し、下降端位置が同じく室外側端部に相当する。
次に、ベース部材33の先端部には、上記第2姿勢保持機構100における姿勢保持ロッド104を姿勢保持凹部105bから離脱させて当該第2姿勢保持機構100を解除するための姿勢保持解除機構110が設けられている。図12に示すように、ベース部材40の先端下面にはブラケット111が取り付けられており、このブラケット111には支軸112を介して解除レバー113が上下に回動可能に支持されている。この解除レバー113の下端部には支軸114を介して作動ローラ115が回転自在に支持されている。一方、解除レバー113の上端部には作動ワイヤ120の一端121が結合されている。
作動ワイヤ120の他端側122は、前記姿勢保持アーム103の他端側(姿勢保持ロッド104とは反対側)に結合されている。
引っ張りばね106により姿勢保持ロッド104が姿勢保持凹部105bに嵌り込んだ状態に保持されてシートフレーム13の水平姿勢が保持された状態では、姿勢保持アーム103が引っ張りばね106により図12中反時計回り方向に回動し、その結果作動ワイヤ120が第2姿勢保持機構100側(図12中白抜きの矢印で示す方向とは反対側)に引っ張られた状態となっている。作動ワイヤ120が第2姿勢保持機構100側に引っ張られた状態では、解除レバー113が図12中反時計回り方向(起立方向)に回動された状態となっている。
一方、回転ベース33の上面先端には、カムブロック35が取り付けられている。このカムブロック35の先端及び後端にはそれぞれカム面35a,35bが形成されている。
ベース部材40がその車室外側のスライド端に位置してシートフレーム13が第2姿勢保持機構100により水平姿勢に保持された状態から、当該ベース部材40が車室内側に後退し始めると、作動ローラ115がカムブロック35の先端側カム面35aの乗り上げ、これにより解除レバー113が支軸112を中心にして図12中時計回り方向(解除方向)に回動する。解除レバー113が解除方向に回動すると作動ワイヤ120が図12中白抜きの矢印で示した解除方向(姿勢保持解除機構110側)に引っ張られる。作動ワイヤ120が解除方向に引っ張られると、第2姿勢保持機構100の姿勢保持アーム103が支軸102を中心にして図12中時計回り方向(解除方向)に回動する。姿勢保持アーム103は、引っ張りばね106に抗して解除方向に回動する。姿勢保持アーム103が解除方向に回動することにより、姿勢保持ロッド104が姿勢保持凹部105bから外れる。
引き続きベース部材40が車室内側に後退すると、姿勢保持解除機構110の作動ローラ115がカムブロック35の平坦面35cを転動して解除レバー113が解除方向に傾動された状態に保持され、従って姿勢保持アーム103が解除方向に回動した状態に保持される。
一方、ベース部材40が車室内側に後退することにより、受けローラ34,34がそれぞれカム部61bの傾動ロック部61beから傾動固定部61bdを経て傾動部61baを逆方向に転動されることにより両レール部材60,60が徐々に上方(水平姿勢側)へ戻される。レール部材60が上方へ戻されると、スライド部材80も同方向に戻されることから、姿勢保持凹部105bから外された状態の姿勢規制ロッド104が姿勢保持ブロック105の案内面105aに沿って(C)→(B)→(A)の順で相対移動する。
また、ベース部材40が車室外側のスライド端から僅かに車室内側に後退した段階であって、上記姿勢保持ロッド104が姿勢保持凹部105bから外れる前の段階で、第1姿勢保持機構90の姿勢保持ローラ95が再び回転ベース33の上面に接地され、また姿勢保持ブラケット97により上方への変位を規制された状態となる。このようにベース部材40の後退により第1姿勢保持機構90の姿勢保持ローラ95が回転テーブル33上に接地され、その直後に姿勢保持解除機構110の作動ローラ115がカム面35aに乗り上げられることにより姿勢保持ロッド104が姿勢保持凹部105bから外されることにより、シートフレーム13ひいてはシート本体10の水平姿勢を保持する役割が、第2姿勢保持機構100から第1姿勢保持機構90に戻される。姿勢保持会場機構110は、ベース部材40の後退に伴って、第2姿勢保持機構110の姿勢保持ロッド104を姿勢保持凹部105bから外す役割を果たし、これによりシートフレーム13ひいてはシート本体10を水平姿勢に保持する機能を第2姿勢保持機構100から第1姿勢保持機構90に切り換える機能を備えている。
ベース部材40の後退に伴って、レール部材60,60が水平姿勢側に傾動し始め、その結果姿勢保持ロッド104が姿勢保持ブロック105の案内面105aの(C)位置に至った段階で、姿勢保持解除機構110の作動ローラ115がカムブロック35の平坦面35cから外れる。このため、解除レバー113の解除側への回動状態による作動ワイヤ120の引っ張り力が解除され、その結果第2姿勢保持機構100における姿勢保持アーム103の図12中白抜きの矢印方向の回動力が解除され、これにより姿勢保持ロッド104が引っ張りばね106により姿勢保持ブロック105の案内面105aに押し付けられる。案内面105aに押し付けられた姿勢保持ロッド104は、前記したように当該案内面105aに沿って相対的に転動され、(A)位置に戻される。姿勢保持ロッド104が(A)位置に戻されると、両レール部材60,60が水平姿勢に戻され、この水平姿勢でベース部材40とともに車室内側に戻される。
この姿勢保持解除機構110は、上記したようにベース部材40が車室内側に戻される段階(乗車時)においてのみ機能し、ベース部材40が車室外側に向かって移動する段階(降車時)では機能しない。すなわち、ベース部材40が車室外側に向かって移動してその車室外側のスライド端に接近すると、姿勢保持解除機能110の作動ローラ115がカムブロック35の後ろ側のカム面35bに乗り上げ、その結果解除レバー113が図12中反時計回り方向に回動する。解除レバー113が同方向に回動すると作動ワイヤ120は緩められる(図12中白抜きの矢印で示した方向に引っ張られない)ため、第2姿勢保持機構100の姿勢保持アーム103に対して解除方向に回動させるための外力は作用せず、その結果姿勢保持ロッド104は引っ張りばね106の付勢力によってそのまま姿勢保持ブロック105の案内面105aに押し付けられ、また姿勢保持凹部105b内に嵌り込んだ状態に保持される。
以上のように構成した車両用シート1は、着座者が車両Mへの乗降を行う際に以下のように動作する。着座者が降車する場合には、先ず前後スライド機構20の駆動モータ24a及び図示省略した回転モータが起動して、シート本体10がドア開口部K側に回転しつつ車両前側に移動し、これにより着座者の足が車両Mのインストルメントパネルやピラーに干渉することを回避しつつ、当該シート本体10がドア開口部K側に向けられる。シート本体10がドア開口部K側に向けられた状態が図2に示されている。
次に、シート移動機構200によりシート本体10がドア開口部Kを経て車室外側へ移動しつつ路面に近い高さまで下降される。先ず、第1駆動機構50の駆動モータ51が起動してベース部材40が車室外側へ移動する。ベース部材40が車室外側へ移動し始めると、これと一体でシートフレーム13及びレール部材60,60がそれぞれ水平姿勢で車室外側へ移動する。レール部材60,60が車室外側へ移動すると、そのカム部61b,61bに対してそれぞれ受けローラ34が相対的に転動される。ベース部材40の車室外側への移動に伴って、受けローラ34がカム部61bの傾動部61baに至ると、両レール部材60,60が支軸43を中心にしてその傾動先端側を下降させる方向(下方)に傾動し始める。この状態が図10に示されている。
図示するように両レール部材60,60が下方へ傾動する際には、スライド部材80,80がその上部を車室外側へ変位させる方向(下方)に傾き、従って支軸81が支軸43を中心とする円弧軌跡に沿って下方へ変位する。支軸81が下方へ変位することにより姿勢保持アーム93,93がそれぞれ支軸92を中心にして図10中反時計回り方向に回動してシートフレーム13がその水平姿勢を保持しつつ僅かに下方へ平行移動しながら車室外側へ移動する。
ベース部材40がその車室外側スライド端付近に至ると、両受けローラ34,34がそれぞれカム部61bの傾動固定部61bdに至る。その後ベース部材40の車室外側への移動に伴って受けローラ34が傾動固定部61bdに沿って転動される間、両レール部材60,60の傾動動作が停止され、下方へ約25°傾動した位置に保持される。また、ベース部材40が車室外側のスライド端付近に至ると、上記したように両レール部材60,60の傾動動作が停止されるとともに、第2姿勢保持機構100の姿勢保持ロッド104が姿勢保持凹部105b内に嵌り込み、その後両レール部材60,60の傾動が停止されることによりこの嵌り込み状態に保持される。
ベース部材40がその車室外側のスライド端に至ると、姿勢保持アーム93,93の姿勢保持ローラ95,95が回転ベース33の上面から外れる。これにより保持ローラ95,95が回転ベース33よりも下方へ変位可能となり、従ってシート本体10が下降可能な状態となる。一方、この段階では、第1姿勢保持機構90に代わって第2姿勢保持機構100によってシートフレーム13及びシート本体10の水平姿勢が保持される。
また、ベース部材40が車室外側のスライド端に至ると、両受けローラ34,34がそれぞれカム部61bの傾動ロック部61beに嵌り込み、これにより両レール部材60,60が下方へ約25°傾動した位置にロックされる。
こうしてベース部材40が車室外側のスライド端に至った後、第1及び第2スライド駆動機構64,66が作動してシートフレーム13及びシート本体10がレール部材60,60に沿って下降する。下降する段階が図11に示されている。こうしてシート本体10が水平姿勢のまま路面Rに近い高さまで下降されることにより、着座者は車椅子等への乗り移り動作を楽に行うことができ、これにより車両Mから楽に降車することができる。
逆に車両Mに乗車する場合、あるいは空のシート本体10を車室内に戻す場合には、上記のようにシート本体10が路面Rに近い高さまで下ろされた状態において、第1及び第2スライド駆動機構64,66を上記の場合とは逆方向に作動させることにより、スライド部材80,80を第2レール62に対して後退させ、また第2レール62を第1レール61に対して後退させる。これによりシート本体10がレール部材60,60に沿って上昇する。シート本体10がレール部材60,60に沿った上昇端位置まで戻されると、姿勢保持ローラ95,95が姿勢保持ブラケット97に嵌り込む。但し、この段階では、両姿勢保持ローラ95,95が回転ベース33上から外れているので、シートフレーム13ひいてはシート本体10の水平姿勢は、第2姿勢保持機構100によって保持されている。
シート本体10が上昇端位置まで戻された後、ベース部材40が車室内側に後退する。ベース部材40が後端し始めた直後に、姿勢保持解除機構110の作動ローラ115がカムブロック35のカム面35aに乗り上げて解除レバー113が図12において二点鎖線で示すように時計回り方向に回動し、これにより作動ワイヤ120が当該姿勢保持解除機構110側に引っ張られて姿勢保持アーム103が図12において時計回り方向に回動し、その結果姿勢保持ロッド104が姿勢保持凹部105bから離脱して第2姿勢保持機構100が解除される。
こうして第2姿勢保持機構100が解除される一方、ベース部材40が車室内側に後退し始めた直後には、第1姿勢保持機構90の両姿勢保持ローラ95,95が回転ベース33上に接地されて姿勢保持ブラケット97との間に挟み込まれた状態となり、その結果シートフレーム13及びシート本体10の水平姿勢を保持するための役割が、前記第2姿勢保持機構100から第1姿勢保持機構90に切り換わる。
ベース部材40が車室内側に後退することにより、両受けローラ34,34のカム部61bに対する相対位置が傾動ロック部61be、傾動固定部61bd、傾動部61baを経て水平部61bbに戻されると、両レール部材60,60が水平姿勢に戻される。こうしてシート本体10の水平姿勢が第1姿勢保持機構90により保持され、また両レール部材60,60が水平姿勢に戻された状態でベース部材40が車室内側のストローク端まで戻されると、第1駆動機構50が停止し、以上でシート移動装置200の一連の動作が完了する。
シート移動装置200が停止された後、前後スライド機構20の駆動モータ24a及び回転モータが前記とは逆方向に起動され、これによりシート本体10が車両後ろ側に移動しながらドア開口部K側に向いた位置から車両正面向きの位置に向けて回転される。シート本体10が車両正面向きの位置まで回転した後、回転モータが停止され、これと同時若しくはやや遅れて駆動モータ24aが停止される。以上で、本実施形態に係る車両用シート1の一連の動作が完了する。
以上のように構成した本実施形態の車両用シート1によれば、ベース部材40がその車室内側のスライド端に位置する状態ではレール部材60,60が水平姿勢に保持されている。ベース部材40の車室外側への移動に伴ってシート本体10が水平姿勢に保持されたまま車室外側へ移動される一方、レール部材60,60がガイド機構70により水平姿勢から下方へ傾動する。下方へ傾動した状態のレール部材60,60に沿ってシート本体10が水平姿勢を保持しつつ下降することにより着座者は路面Rに近い高さでシート本体10と車椅子等との間の乗り移り動作を楽に行うことができる。
このようにレール部材60,60は車室内側では水平姿勢に保持される一方、ベース部材40の車室外側への移動に伴って車室外側へ移動しつつ下方へ傾動される構成であるので、従来に比して車室内におけるシート本体10の座面高さを低く設定して他の車室内座席と同等の高さに設定することにより着座者の疎外感をなくすことができるとともに、車幅方向のより短い移動距離で大きな角度(本例では水平姿勢から約25°)で傾斜させることができるので、シート本体10をよりドア開口部Kに近い位置で路面Rに近い高さまで下降させることができ、この点で着座者の乗降動作をより楽に行うことができるようになる。
また、シート本体10がベース部40の移動により車幅方向に移動する段階では、第1姿勢保持機構90の姿勢保持アーム93,93がベース部材40に取り付けた姿勢保持ブラケット97に係合されてシート本体10及びシートフレーム13の水平姿勢が保持される。両姿勢保持アーム93,93の姿勢保持ローラ95,95は、ベース部材40が車室外側のスライド端に至り、これによりレール部材60,60が車室外位置に至った段階(傾動動作が完了した段階)で回転ベース33上から離脱されるので、着座者等の特別の操作を必要とすることなく、自動的にシート本体10のレール部材60,60に沿った下降動作が許容される状態となる。
さらに、ベース部材40が車室外側のスライド端に至る直前において、シートフレーム13及びシート本体10を水平姿勢に保持する機能を果たす役割が第1姿勢保持機構90から第2姿勢保持機構100に自動的に引き継がれるので、着座者または介護者等の特別の操作を必要とせず、この点で当該車両用シート1の使い勝手を向上させることができる。
また、逆にシート本体10を車室外側から車室内に戻す段階においても、ベース部材40が車室外側のスライド端から車室内側に移動し始めると、シートフレーム13及びシート本体10を水平姿勢に保持する機能を果たす役割が第2姿勢保持機構100から第1姿勢保持機構90に自動的に戻されるので、この点でも当該車両シート1の使い勝手をよくすることができる。
以上説明した実施形態には、種々変更を加えることができる。例えば、前後スライド機構20は省略することができる。
また、レール部材60を第1レール61と第2レール62を有する二段スライド構造としたが、単に一つのレールに対してスライド部材をスライド可能に設けた一段スライド構造としてもよく、また三段以上のスライド構造としてもよい。
また、第2姿勢保持機構100を以下のように変更して実施することができる。姿勢保持アーム103を廃止して姿勢保持ロッドを例えば電磁アクチュエータを用いて姿勢保持凹部105bに対して係脱可能に設ける一方、ベース部材の位置をセンサにより検知し、これに基づいて上記電磁アクチュエータを作動させて姿勢保持ロッドを姿勢保持凹部105bに対して係脱させることにより、第1姿勢保持機構90との切り換えを自動的に行うことができる。この場合には、例示した姿勢保持解除機構110を完全に省略することができる。
さらに、助手席に適用した場合を例示したが、本発明に係る車両用シートは、運転席あるいは第2列席等のその他の位置の車両用座席に適用することができる。
本発明の実施形態に係る車両用シートが助手席に設定された車両の平面図である。 本発明の実施形態に係る車両シートを、図1中矢印(2)方向から見た背面図である。本図は、シート本体10がドア開口部側に向けられた状態(横向き位置)を示している。 シート移動装置200のうち、ベース部材40及びこれを移動させるための第1駆動機構50、ベース部材40に回動支持した左右のレール部材60,60の平面図である。 図3に示す構成を矢印(4)方向から見た側面図である。 シート本体を取り除いた状態におけるシート移動装置200の平面図である。 着座者から見て左側のレール部材の主として第1レールを図5中矢印(6)方向から見た側面図である。 着座者から見て左側のレール部材を図5中矢印(6)方向から見た側面図である。 図7の(8)-(8)線断面矢視図であって、レール部材の縦断面図である。 シート移動装置の側面図であって、ベース部材が車室内側のストローク端に位置する段階におけるシート本体、レール部材及び第1姿勢保持機構の側面図である。 シート移動装置の側面図であって、ベース部材が車室外側のストローク端に至る直前の段階におけるシート本体、レール部材及び第1姿勢保持機構の側面図である。 ベース部材が車室外側のストローク端に至ってレール部材が車室外側に傾斜状態で取り出された段階におけるシート本体及びシート移動装置の側面図である。 第2姿勢保持機構及び姿勢保持解除機構の側面図である。
符号の説明
M…車両
F…車両フロア、D…ドア、K…ドア開口部、R…路面
1…車両用シート
10…シート本体
13…シートフレーム
20…前後スライド機構
30…回転機構
33…回転ベース
34…受けローラ
35…カムブロック
40…ベース部材
43…支軸(ベース部材に対するレール部材の傾動中心)
50…第1駆動機構
60…レール部材
61…第1レール
61b…カム部、61ba…傾動部、61bb…水平部、61bc…水平ロック部
61bd…傾動固定部、61be…傾動ロック部
62…第2レール
64…第1スライド駆動機構
66…第2スライド駆動機構
70…ガイド機構
80…スライド部材
81…支軸(シートフレームに対するレール部材の傾動中心)
90…第1姿勢保持機構
93…姿勢保持アーム
95…姿勢保持ローラ
97…ローラ保持ブラケット
100…第2姿勢保持機構
103…姿勢保持アーム
104…姿勢保持ロッド
105…姿勢保持ブロック、105b…姿勢保持凹部
110…姿勢保持解除機構
113…解除レバー
115…作動ローラ
120…作動ワイヤ
200…シート移動機構

Claims (3)

  1. 車両フロア上に車室内外方向へ移動可能に支持されたベース部材と、
    前記ベース部材を車両フロアに対して移動させるための第1駆動機構と、
    前記ベース部材に室内側端部が上下方向に回動可能に結合され、前記ベース部材の移動に伴い車体の開口部を経て車室内位置と車室外位置との間を移動するレール部材と、
    前記レール部材が、前記車室内位置では略水平姿勢となり、前記車室外位置ではその車室外側端部が下降した傾斜姿勢となるように、前記レール部材を案内するガイド機構と、
    前記レール部材にこれに沿って移動可能に支持されたスライド部材と、
    前記スライド部材を前記レール部材に対して移動させるための第2駆動機構と、
    前記スライド部材に車室内側端部が上下方向に回動可能に支持されたシート本体と、
    前記シート本体と前記ベース部材との間に設けられ、前記レール部材が前記シート本体と一体に車両フロアに対して移動している間、前記シート本体を車両フロアに対して所定姿勢に保持する第1姿勢保持機構と、
    前記シート本体と前記スライド部材との間に設けられ、前記レール部材が車室外位置にある状態で、前記スライド部材が前記シート本体と一体に前記レール部材に対して移動している間、前記シート本体を前記スライド部材に対して所定姿勢に保持する第2姿勢保持機構と、
    を備える車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    前記第1姿勢保持機構が、
    一端が前記シート本体に回動可能に結合され、他端が前記ベース部材に係合分離可能で、前記レール部材が車室外位置に至るまでの間は前記ベース部材に係合した状態を維持しつつ前記レール部材の回動に伴い回動し、前記レール部材が車室外位置に至り、前記スライド部材と前記シート本体が一体に前記レール部材に沿ってその室内側端部から室外側端部側へ移動するときに前記ベース部材から分離するアーム部材を備える車両用シート。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用シートであって、
    前記第2姿勢保持機構が、
    一端が前記シート本体に回動可能に結合された係合部材と、
    前記係合部材を一方向へ付勢する付勢部材と、
    前記スライド部材に設けられ、前記レール部材の回動に伴い前記係合部材の他端が前記付勢部材の付勢力を受けて摺接するカム面と、
    前記カム面の一端に前記カム面と交差する方向に形成され、前記レール部材が車室外位置に至った時に前記付勢部材の付勢力を受けて回動することにより係合し、前記係合部材の逆方向への移動を規制する係合面と、
    を備える車両用シート。
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