JP4389560B2 - リアルタイム通信システムおよびメディアエンド端末 - Google Patents

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Description

本発明はリアルタイム通信システムに関し、例えば、VoIP技術を利用した音声通信を行う場合などに適用して好適なものである。
また、本発明は、かかるリアルタイム通信システムの構成要素としてのメディアエンド端末に関するものである。
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格に対応した電子楽器などでは、MIDIデータを出力することができる。MIDIデータは、音の波形そのものではなく、音の高さ、長さ、音色などを数値データに変換して得られるものなので、波形そのものを符号化する場合などに比べ、はるかに小さなサイズで電子楽器の演奏内容を記述することが可能である。
MIDI規格を活用すれば、ある生徒が電子楽器を演奏することによって得られたMIDIデータを記憶媒体に記憶した上でその記憶媒体を郵送すること等により、遠隔地にいる講師に演奏の内容を伝え、当該講師が演奏の指導を行うというレッスン形態を取ることも可能である。
また、通常の公衆網(PSTN)で提供されるアナログ電話サービスを活用して音や音声を伝えることは可能であるので、アナログ電話サービスで、カラオケや声楽のレッスンを行ったり、楽器の演奏のレッスンを行ったりすることも、必ずしも不可能ではなかった。
しかしながら、アナログ電話サービスで伝えることのできる音声帯域は狭い帯域幅(300−3400Hz)に制限されているため、通常の通話は、ほぼ支障無く行うことができても、声楽、カラオケ、楽器のレッスンなどに用いるには通信の品質が低すぎるために問題が多い。
声楽、カラオケなどで発声される音声や、楽器の演奏によって発せられる音は、300Hz未満の低域、および3400Hzより高い高域が、重要な成分となることが少なくないにもかかわらず、アナログ電話サービスではこれらの成分がカットされ、伝送不能となるからである。
その一方で、前記MIDIデータを記憶した記憶媒体を郵送する場合には、帯域幅の点で問題はないものの、リアルタイム性に欠けるため、生徒と講師がリアルタイムで意思の疎通を取ることが難しく、効果的なレッスンを行うことは困難であった。
かかる課題を解決するために、第1の本発明のリアルタイム通信システムは、所定の通信プロトコルを用いたネットワーク上で、当該通信プロトコルに対応するパケットに第1の可聴周波信号に対応する可聴周波メディア情報を収容して、ユーザの使用する所定のメディアエンド端末からパケットを送信または受信するリアルタイム通信システムにおいて、メディアエンド端末は、(1)リアルタイム通信のため、近端側から受け取った音声信号に相当する第1の可聴周波信号をもとに音声コーデックにより符号化して広帯域幅の音声データに相当する可聴周波メディア情報の生成または可聴周波メディア情報から元の第1の可聴周波信号の復元を行う可聴周波メディア情報変換部と、(2)近端側から受け取った演奏音信号に相当する第2の可聴周波信号をもとに音声コーデックよりも高いサンプリング周波数を用いるオーディオコーデックでサンプリングした上で符号化して所定データ形式の広帯域幅の演奏波形データ又はMIDIデータに相当する演奏データへの変換または、演奏データから元の第2の可聴周波信号の復元を行う演奏データインタフェース部と、(3)ネットワークを通じて対向端末との間の呼設定を行うと共に、可聴周波メディア情報変換部及び演奏データインタフェース部と前記ネットワークとの間のパケット中継を行う通信制御手段とを備え、(4)可聴周波メディア情報を収容した第1のパケットと共に、前記演奏データを収容した第1のパケットとは異なる第2のパケットを、前記ネットワーク経由で伝送して、第1の可聴周波信号と第2の可聴周波信号を用いたユーザ間の意思疎通を行うことを特徴とする。
また、第2の本発明のメディアエンド端末は、所定の通信プロトコルを用いたネットワーク上で、当該通信プロトコルに対応するパケットに第1の可聴周波信号に対応する可聴周波メディア情報を収容してリアルタイム通信を行うリアルタイム通信システムの構成要素としてのメディアエンド端末において、(1)リアルタイム通信のため、近端側から受け取った音声信号に相当する第1の可聴周波信号をもとに音声コーデックにより符号化して広帯域幅の音声データに相当する可聴周波メディア情報の生成または可聴周波メディア情報から元の第1の可聴周波信号の復元を行う可聴周波メディア情報変換部と、(2)近端側から受け取った演奏音信号に相当する第2の可聴周波信号をもとに音声コーデックよりも高いサンプリング周波数を用いるオーディオコーデックでサンプリングした上で符号化して所定データ形式の広帯域幅の演奏波形データ又はMIDIデータに相当する演奏データへの変換または、演奏データから元の第2の可聴周波信号の復元を行う演奏データインタフェース部と、(3)ネットワークを通じて対向端末との間の呼設定を行うと共に、可聴周波メディア情報変換部及び前記演奏データインタフェース部とネットワークとの間のパケット中継を行う通信制御手段とを備え、(4)可聴周波メディア情報を収容した第1のパケットと共に、前記演奏データを収容した第1のパケットとは異なる第2のパケットを、ネットワーク経由で伝送して、第1の可聴周波信号と第2の可聴周波信号を用いたユーザ間の意思疎通を行うことを特徴とする。
本発明によれば、通信の品質を高め、複数種類の情報によりリアルタイムな意思の疎通を行うことが可能となる。
これにより、例えば、効果的な遠隔音楽レッスンを実現することができる。
(A)実施形態
以下、本発明にかかるリアルタイム通信システムおよびメディアエンド端末をVoIPシステムに適用した場合を例に、実施形態について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
本実施形態にかかるVoIPシステム10の全体構成例を図1に示す。
図1において、当該VoIPシステム10は、IP網11と、モデム装置12,17と、CPE(Customer Premises Equipment)装置13,18と、マイク14と、ヘッドセット15,19と、楽器16と、アクセス回線AC1,AC2とを備えている。
このうちIP網11は特定の通信事業者もしくはISP(インターネット・サービス・プロバイダ)が管理、運営するネットワークであり、OSI参照モデルのネットワーク層ではIPプロトコルを用いているため、当該IP網11では、VoIP技術によるIP電話サービスが提供されている。IP網11には、図示しないルータ、L2スイッチなどの各種ネットワーク機器が含まれている。
IP網11には必要に応じてインターネット(図示せず)が接続されていてもかまわない。
図1上、ユーザU1とU2はVoIPによる音声通信とMIDIデータのやり取りによって意思の疎通をはかる。このような意思の疎通は様々な用途で実行され得るが、ここでは音楽レッスンを例に取る。ユーザU1が音楽レッスンの生徒であり、ユーザU2が講師であるものとする。
基本的に、生徒であるユーザU1側の構成要素と、講師であるユーザU2側の構成要素は対応している。すなわち、回線終端装置12は回線終端装置17に対応し、CPE装置13は前記CPE装置18に対応し、ヘッドセット15は前記ヘッドセット19に対応しているので、以下では、主として、ユーザU1側の構成要素に着目して説明を進める。
前記アクセス回線AC1、AC2として、近年では、ADSLなどのブロードバンドサービスが利用されることが多いが、前記回線終端装置12は、そのアクセス回線AC1を終端する部分である。したがって、アクセス回線AC1としてADSLを用いる場合にはADSLモデムなどが、当該回線終端装置21に該当する。また、アクセス回線AC1として光を用いる場合には、メディアコンバータ(光終端装置)などが、当該回線終端装置21に該当する。アクセス回線AC2が当該アクセス回線AC1と同種のアクセス回線である必要がないことは当然である。
図1上は別個の構成要素として図示しているが、当該回線終端装置12は、前記CPE装置13に内蔵されるものであってもよいことは当然である。また、必要に応じて、回線終端装置12にルータの機能が内蔵されていてもかまわない。
CPE装置13はユーザU1が管理するネットワーク機器で、後述するVoIPゲートウエイの機能などを搭載している。当該CPE装置13は、無料または低価格で、ユーザU1に配布され得る。
当該CPE装置13を介して回線終端装置12に接続されているヘッドセット15とマイク14は、ユーザU1に対するユーザインタフェースを構成する。
音楽レッスンに際し、ユーザU1は頭部に装着したヘッドセット15を用いてユーザU1と通話しながら、自身が演奏する楽器16の音(演奏音)AUをユーザU2に聴取させる。ユーザU1が発話した音声はヘッドセット15内のマイク15Aによって集音され、CPE装置13内で音声コーデックにより音声データに符号化された上、IPパケットPK11に収容されてIP網11経由で回線終端装置17まで届けられる。
同様に、ユーザU1が演奏する楽器16の演奏音AUは、前記マイク14で集音されてCPE装置13内で、音声コーデックよりも高いサンプリング周波数を用いるオーディオコーデックでサンプリングされ符号化された上、IPパケットPK21に収容されてIP網11経由で回線終端装置17まで届けられる。なお、楽器16が電子楽器であってアナログ出力端子を備えている場合には、マイク14の替わりに、当該アナログ出力端子とCPE装置13を接続するためのアナログ入力端子を、CPE装置13側に配置するようにしてもよい。
このような構成であるから、楽器16はMIDI対応の楽器である必要はなく、任意の楽器を使用することができる。したがってキーボードやピアノなどの一般的な楽器や電子楽器などのほか、胡弓などの楽器を、当該楽器16として使用することもユーザU1の自由である。
前記CPE装置13の内部構成は例えば図2に示すものであってよい。CPE装置18の構成も基本的にはこれと同じであってよい。
(A−1−1)CPE装置の内部構成例
図2において、当該CPE装置13は、通信制御部21と、VoIP部22と、オーディオコーデック部23とを備えている。
このうちVoIP部22は、いわゆるVoIPゲートウエイなどに相当する機能を持つ部分である。したがって、ユーザU1が発話した音声はヘッドセット15のマイク15Aで集音されたあと、このVoIP部22内で符号化されて音声データとなり、音声データは前記IPパケットPK11に収容されて通信制御部21や、前記回線終端装置12などを介してIP網11へ送出される。ユーザU2が発話した音声をユーザU1が聴取するときにはこれと反対の手順となる。
すなわち、ユーザU2側のヘッドセット19のマイク19Aで集音された音声の符号化結果としての音声データを収容したIPパケットRK11が、前記CPE装置18から送出されると、回線終端装置17やIP網11などを経由してCPE装置13内の当該VoIP部22まで届けられ、VoIP部22内で当該IPパケットRK11から取り出した音声データを復号した上、復号結果が、前記ヘッドセット15のスピーカ15Bから出力され、ユーザU1に聴取される。
ここで当該符号化を行う符号化器や復号を行う復号器が、上述した音声コーデックであり、VoIP部22内に配置されている。
オーディオコーデック部23は、前記マイク14から集音した演奏音AUを上述したように当該音声コーデックよりも高いサンプリング周波数でサンプリングした上で符号化し、符号化結果である演奏データ(演奏音AUの波形を示すデータ)をIPパケットPK21に収容して送信する。本実施形態の構成上、ユーザU1がユーザU2が演奏する演奏音を聴取することはないため、当該オーディオコーデック部23は復号を行う必要はなく、符号化のみを行えばよいが、必要ならば、オーディオコーデック部23に復号器としての機能を搭載してもよい。これは、講師であるユーザU2が演奏して手本を示す場合などに有効である。
通信制御部21は中継機能と同期機能を持つ部分である。
このうち中継機能は、前記IPパケットPK11をVoIP部22から回線終端装置12へ中継する場合およびIPパケットPK21をオーディオコーデック部23から回線終端装置12へ中継する場合、ならびに、IPパケットRK11を回線終端装置12からVoIP部22に中継する場合に機能する。
同期機能のほうは、IPパケットPK11とPK21を同期させるための機能である。音声データを伝えるIPパケットPK11は、ITU−T勧告H.323やSIP(セッション開始プロトコル)などの呼制御の手順で呼設定が行われたあとで送出されることになるため、演奏データを伝えるIPパケットPK21も、このIPパケットPK11に合わせて送信するようにするとよい。
通信制御部21は、呼制御の過程でCPE装置18側における鳴動に応えてユーザU2がオフフックしたあと、IPパケットPK11の送信を許し、それにつづいてIPパケットPK21の送信を許すように制御するものであってよい。なお、講師であるユーザU2側から生徒であるユーザU1へ電話をかける(発信する)ようにしてもよいことは当然である。
また、ここでは、VoIP部22で音声データを伝送し、オーディオコーデック部23で演奏データを伝送するようにしたが、VoIP部22を用いて音声データの一部として演奏データを伝送できる可能性もある。
VoIP部22の仕様を例えば、前記アナログ電話サービスなどの帯域幅(300−3400Hz)よりもはるかに広い帯域幅(50−7000Hz)に対応できるものとして、広帯域通信(例えば、ITU−T勧告G.722に対応する通信など)を行う場合などには、300Hz未満の低域や3400Hzより高い高域の可聴周波信号を伝えることができるため、ユーザU1の発話する音声と同じ機構を利用してユーザU1の演奏音AUを伝えることが可能である。
その場合、通信制御部21は、前記同期機能を搭載する必要はない。
広帯域通信の効果としてはまた、通話の品質が高まることも上げられる。日本語などに比べて外国語(例えば、英語)の発声では、3400Hzより高い高域を伝えることができないと正常な通話を行うことが難しくなる現象もみられるが、広帯域通信によってこのような現象の影響を著しく改善することが可能である。ユーザU1、U2のいずれか、または双方が英語を話す場合などには特に有効である。
また、VoIPの広帯域通信によって音声データの一部として演奏音AUの内容を伝えるか、演奏データの形で、音声データと別個に演奏音AUの内容を伝えるかを、ユーザU1が動的に選択できるようにしてもよい。
なお、図1上は省略しているが、前記呼制御の手順を実行するため、IP網11上に、SIPサーバやH.323ゲートキーパなどが存在してよいことは当然である。
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について説明する。ここでは、生徒であるユーザU1から講師であるユーザU2へ発信するものとする。
(A−2)第1の実施形態の動作
ユーザU1は楽器16を前記マイク14の近傍に配置して準備を行い、頭部にヘッドセット15を装着したあと、講師であるユーザU2の電話番号を指定してユーザU2へ電話をかける。電話番号の指定にはそのためのユーザインタフェースを用意しておく必要がある。当該ユーザインタフェースとしては、例えば、電話機を用いてもよいし、ディスプレイ装置に表示されるWebページを用いるようにしてもよい。
このWebページ(発信用Webページ)は、ユーザU1が前記音楽レッスンの受講のために発信する際に利用するページで、音楽レッスンの講師(例えば、U2)の名前または電話番号などの着信先を示す情報の表示(着信先指定表示)を含む。またCPE装置13には、当該発信用Webページを表示するためのソフトウエアであるWebポータルを搭載しておく。WebポータルはWebブラウザの一種であるが、ソフトウエアによるダイヤル発信機能を備えている点が通常のWebブラウザと相違する。
Webポータルを用いる場合、CPE装置13には前記ディスプレイ装置やマウスなどのポインティングデバイスを接続する必要があり、IP網11上には、前記発信用Webページを提供するWebサーバ機能が配置されることになるが、ユーザU1は前記着信先指定表示をクリックする等の簡単な操作だけで、着信先を指定してユーザU2へ発信することができる。
ユーザU1が電話番号(着信先)を指定することにより前記呼制御の手順が開始されると、呼び出しにこたえてユーザU2によりCPE装置18側でオフフックの操作が行われ、ユーザU2がヘッドセット19を自身の頭部に装着する。これにより、ユーザU1とU2のVoIP通信によるリアルタイムの通話が可能となる。この通話は、IP網11経由で、前記IPパケットPK11とRK11がやり取りされることによって成立する。
通話の進行に応じて、ユーザU1が楽器16を演奏すると、その演奏音AUはマイク14で集音され、演奏音AUに対応する演奏データを収容したIPパケットPK21がIP網11経由で伝送されるようになる。
音声データのほうは当然、再送制御なしのリアルタイム通信によって伝送されるが、このように演奏データを音声データと別個のパケットで伝送する場合、演奏データを収容したIPパケットPK21の伝送は再送制御を伴う非リアルタイム通信とすることも可能である。IP網11上でパケット損失が発生した場合でも、ユーザU2側で、音の途切れなどのない完全な演奏音AUを再現できる点では再送制御を行うほうが有利であるが、ユーザU1とU2のあいだの意思疎通は演奏データの伝送と音声データの伝送が密接に結びついて進行するため、リアルタイム性を重視する場合には、IPパケットPK21の伝送も再送制御を伴わないリアルタイム通信とするほうが有利である。
また、IPパケットPK21の伝送をリアルタイム通信で行うか、非リアルタイム通信で行うかを、ユーザU1またはU2側から動的に選択できるようにしてもよい。このようにしておけば、パケット損失などの発生状況に応じて、いずれを用いるかを決めることができる。
再送制御を行う場合、パケット損失が発生すると、パケット損失によって失われたものと同じIPパケットPK21が送信元であるCPE装置13から再び送信され、宛先であるCPE装置18では、その再送されたIPパケットPK21の到着を待って演奏音AUの再生出力を行うことになるため、厳密なリアルタイム性を確保することはできないが、上述したように、MIDIデータを記憶した記憶媒体を郵送などで送る場合に比べるとはるかにリアルタイム性が高いため、ほぼリアルタイムであるといえる。
いずれにしても、生徒であるユーザU1は講師であるユーザU2からの指示にしたがって微妙に演奏の仕方を変えて楽器16の演奏を繰り返し、遠隔の音楽レッスンを実行することが可能である。ユーザU2側でも、微妙な演奏音の変化を聞き取った上で、適切な指示を伝えることが十分に可能である。
この方法の場合、ユーザU1とU2の位置が物理的に大きく離れていても、長時間の移動を行うことなく、対面によるレッスンに近い音楽レッスンを実現することができる。例えば、ユーザU1が国内にいて、ユーザU2が外国にいる場合などにも有効である。ユーザU1とU2の母国語が異なる場合には、CPE装置13または18に機械翻訳機能を搭載して、リアルタイムで機械翻訳を伴う通話を行うようにしてもよい。
移動の必要がないことから、受講料を低価格に設定することや、短時間のうちに世界中の多くの講師の指示を受けること等も容易である。また本実施形態は、生徒や講師が老人など、移動が容易でない状態の人である場合にも効果的である。
(A−3)第1の実施形態の効果
本実施形態によれば、通信の品質を高め、複数種類の情報(ここでは、音声データと演奏データ)によりリアルタイムな意思の疎通を行うことが可能となる。
これにより、例えば、効果的な遠隔音楽レッスンを実現することができる。
(B)第2の実施形態
以下では、本実施形態が第1の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
本実施形態は、前記楽器16の演奏音の波形を示す前記演奏データの替わりに、MIDIデータを用いる点が相違するだけである。
(B−1)第2の実施形態の構成および動作
本実施形態のVoIPシステム30の全体構成例を図5に示す。
図5において、図1と同じ符号を付与した構成要素の機能は第1の実施形態と同じなので、その詳しい説明は省略する。また、CPE装置13Aは前記CPE装置13に相当し、CPE装置18Aは前記CPE装置18に相当し、楽器16Aは前記楽器16に相当する。
本実施形態では、演奏データの替わりにMIDIデータを使用するので、CPE装置13A側でMIDIデータを生成する必要がある。
ここでは、楽器16Aが、ユーザU1による楽器16Aの演奏の内容を記述するMIDIデータを出力する機能を持つMIDI楽器であるものとする。
当該MIDIデータを受け取るCPE装置13Aは、図3に示す内部構成を備えている。図3中、図2と同じ符号を付与したVoIP部22の機能は基本的に第1の実施形態と同じであるので、CPE装置13AはMIDIインタフェース部31を有する点が図2に示した前記CPE装置13と異なる。
なお、本実施形態では、演奏音を示す情報はMIDIデータとして伝送されるため、第1の実施形態のように当該VoIP部22で300Hz未満の低域や3400Hzより高い高域の可聴周波信号を伝えるための広帯域通信を行う必要性は低い。
本実施形態のCPE装置13A内に設けられたMIDIインタフェース部31は、当該MIDIデータをIPパケットPK21に収容して送信する機能を持つ部分である。
通信制御部21Aの機能は、基本的に前記通信制御部21と同じであってよいが、MIDIデータは前記演奏データのように演奏音AUの波形を示すデータではなく数値データであり、宛先であるCPE装置18A側で正常な演奏音の再生出力を行うためには、1ビットの誤りの混入や脱落の発生も許されないと考えられるため、IPパケットの再送制御を行うことが望ましい。
同じサイズのデータで比較した場合、数値データのほうがはるかに長い期間の音声(または音)を記述できるため、IPパケットPK21で再送による遅延が発生したとしても、その遅延が直接、ユーザU2側における音声出力と演奏音の再生出力のタイミングのずれとして、ユーザU2に認識される可能性を軽減することができる。
音声データを収容したIPパケットPK11とともに、MIDIデータを収容したIPパケットPK21を受信するCPE装置18Aの内部構成は例えば図4に示す通りである。
図4において、当該CPE装置18Aは、通信制御部21Aと、VoIP部22と、MIDIインタフェース部32と、音源モジュール部33と、ミキサ部34とを備えている。
このうち符号21A、22を付与した各構成要素の機能は同じ符号を付与した既述の構成要素と同じである。
MIDIインタフェース部32Aは、IP網11経由でCPE装置18Aが受信したIPパケットPK21から、前記MIDIデータを取り出して音源モジュール部33へ供給する部分である。
音源モジュール部33は、いわゆるMIDI音源モジュールであり、供給を受けたMIDIデータに応じて、演奏音の再生出力を行う。音源モジュール部33内には、ROM(リードオンリーメモリ)等に音色などの情報が格納されており、MIDIデータにしたがってそれらの情報を読み出すこと等により、演奏音の再生出力を行うものである。
ミキサ部34は、VoIP部22から供給されるユーザU1の発話した音声を示す復号結果と、音源モジュール部33から供給される演奏音を示す再生出力とをミキシングし、ミキシング結果をユーザU2に聴取させるために機能する部分である。
もちろん、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、ユーザU2が発話した音声も、VoIP部22で生成されたIPパケットRK11で、CPE装置13A側へ伝送される。
(B−2)第2の実施形態の効果
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果とほぼ同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、MIDIデータを収容したIPパケット(RK21)を再送制御することにより、講師であるユーザ(U2)が聴取する演奏音の品質を、より高いものとすることが可能である。
(C)第3の実施形態
以下では、本実施形態が第1、第2の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
本実施形態では、講師であるユーザU2側から生徒であるユーザU1側へも手本となる楽器の演奏音を伝送できる点、および聴覚的な情報だけでなく視覚的な情報を用いた意思疎通をはかることができる点で、第1、第2の実施形態と相違する。
MIDIデータを収容したIPパケットの伝送を行う点で、本実施形態は、第1の実施形態よりも第2の実施形態に近いとみることができる。
(C−1)第3の実施形態の構成および動作
本実施形態のVoIPシステム40の全体構成例を図6に示す。
図6において、図5と同じ符号11,12,17,15,19,16Aを付与した構成要素の機能は基本的に第2の実施形態と同じであるので、その詳しい説明は省略する。
本実施形態では、ユーザU1による楽器16Aの演奏の様子を視覚的に伝えるためのカメラ42がユーザU1側に配置されている。
ここでは、楽器16Aはキーボードであるため、当該カメラ42は主としてユーザU1の指の動きを撮影するように設定されている。
カメラ42の撮影によって得られた画像データは、IPパケットに収容され、IP網11経由でユーザU2側へ伝送される。したがって、本実施形態のCPE装置13Aと18Cは、第2の実施形態の機能に加えて、画像データを取り扱う機能を持つ必要があることは当然である。
画像データを収容したIPパケットの伝送は、再送制御を伴う非リアルタイム通信とすることも可能であるが、再送制御を行わないリアルタイム通信とすることも望ましい。
ユーザU2は、前記CPE装置18Cに接続されたディスプレイ装置41で、前記画像データが示すユーザU1の鍵盤上における指の動きを目視することができる。
また、ユーザU2側の楽器16Bは楽器16Aと同じMIDI楽器である。講師であるユーザU2がこの楽器16Bを演奏して手本を示すと、その演奏音がMIDIデータの形でユーザU1側へ伝えられ、ユーザU1に聴取される。
なお、ここでは、画像データの伝送方向は生徒(U1)から講師(U2)へ向かう方向のみであるが、演奏の手本を視覚的に伝えたい場合もあり得る考えられるので、カメラ42と同様なカメラをユーザU2側に配置するとともに、ディスプレイ装置41と同様なディスプレイ装置をユーザU1側にも配置して、双方向で画像データのやり取りを行うことができるようにしてもよいことは当然である。
(C−3)第3の実施形態の効果
本実施形態によれば、第2の実施形態の効果と同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、視覚的な情報も伝えることにより、意思疎通のレベルを、対面による音楽レッスンにいっそう近づけることことが可能である。
(D)第4の実施形態
以下では、本実施形態が第1〜第3の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
第1〜第3の実施形態では、一人の生徒と一人の講師による1対1の音楽レッスンを想定したが、本実施形態では、複数の生徒と一人の講師による多対1の音楽レッスンを可能にする。
本実施形態は、第1〜第3の実施形態のなかでは第3の実施形態に最も近いものとみることができる。
(D−1)第4の実施形態の構成および動作
本実施形態のVoIPシステム50の全体構成例を図7に示す。
図7において、図6と同じ符号11,12,17,13A、18C、15,16A、16B、19,41,42を付与した各構成要素の機能は基本的に第3の実施形態と同じであるので、その詳しい説明は省略する。
ユーザU3も、ユーザU1と同様に、講師であるユーザU2から音楽レッスンを受ける生徒である。したがって、ユーザU3側の構成要素はユーザU1側の構成要素とまったく同じものであってよい。
本実施形態でIP網11上に配置したMIXサーバ(ミキシングサーバ)51は、二人の生徒U1,U3による楽器16Aの演奏内容を示す情報をミキシングして、ミキシング結果をユーザU2に伝える。これにより、ユーザU1とU3が物理的に1つの楽器16Aを連弾した場合と同様な演奏音を、ユーザU2が聴取することができる。
ここでは、二人の生徒が演奏する楽器は同じもの(ここでは、同じ仕様のキーボード)であるが、異なっていてもよいことは当然である。また、三人以上の生徒の演奏音を同時にユーザU2が聴取する場合には、例えば、生徒の集団に交響曲を演奏させること等も可能である。必要に応じて、MIXサーバ51のミキシング結果は、各生徒にも聴取できるようにするとよい。
また各生徒の音声を当該MIXサーバ51上でミキシングすることにより、同じ音楽レッスンに参加している各生徒による同時通話も可能である。通話は、講師と各生徒のあいだで行えるほか、生徒相互間でも行うことができるようにしてもよい。
さらに、このVoIPシステム50を利用して生徒間(例えば、U1とU3のあいだ)で個別練習を行うことも可能である。
また、必要に応じて、講師側の楽器16Bを省略してもよいことは当然である。
(D−2)第4の実施形態の効果
本実施形態によれば、第3の実施形態の効果と同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、1対1の音楽レッスンに限らず、多対1の音楽レッスンを行うことも可能である。
(E)他の実施形態
なお、本発明では、図10に示す構成のVoIPシステムを用いることも可能である。図10の構成は、図5のIP網11上にデータ変換サーバ71を配置したものである。
当該データ変換サーバ71は、CPE装置13A側から送信されたIPパケットPK21に収容されているMIDIデータを、VoIP部22の符号化によって生成されるものと同じ音声データ(演奏音の波形を示すデータ)に変換した上で、変換後の音声データを収容したIPパケットをCPE装置18A側へ送信するサーバである。
この構成の利点は、ユーザU2側のCPE装置18AがMIDIに対応する必要がなく、前記MIDI音源モジュール(音源モジュール部33)等の搭載の必要がない点である。
また、アクセス回線AC1やAC2が、例えばADSL等のように上り方向の帯域が狭く、下り方向の帯域が広い非対称速度のアクセス回線である場合には、IP網11上のデータ変換サーバ71でMIDIデータを音声データに変換してデータのサイズが増大することは、非対称速度アクセス回線との適合性が高く、効率的であるといえる。CPE装置13Aから送信されアクセス回線AC1を上り方向に伝送されるときにはサイズが小さく、CPE装置18Aに届けるためにアクセス回線AC2を下り方向に伝送されるときにはサイズが大きくなるからである。
当該データ変換サーバ71や前記MIXサーバ51を用いる場合、これらのサーバの位置によっては、ホップ数が増大して、リアルタイム通信の遅延の増加、通信品質の不安定化などの不利益を招く可能性があるため、サーバ71,51の位置には配慮する必要がある。
なお、上記第2の実施形態において、図5上、インタフェース機器であるUSB−MIDIが楽器16AとCPE装置13Aのあいだに介在しているが、当該USB−MIDIの機能は、楽器16A内またはCPE装置13Aに内蔵されていてもよいことは当然である。また、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)を用いることは必ずしも必須ではないことは当然である。
また、以上の説明において、ヘッドセット(例えば、15)は、その他の手段に置換可能である。例えば、ハンズフリーフォンなどを活用することも可能である。
一方、図1,図5〜図7、図10の構成にかかわらず、各ユーザのあいだには、1つのIP網(11)以外のネットワークが介在するようにしてもよい。一般的に遠隔の生徒と講師が音楽レッスンのために通信する場合は、むしろ、1つのIP網とともに(、または1つのIP網に替えて、)多数のネットワーク(ISP網すなわち、AS)が介在する構成になるほうが普通である。
その場合、VoIPシステムの全体構成は、例えば、図8に示すものとなる。
図8の例では、日本国内に位置するユーザU1は、日本のISP網の1つであるISP1と、IP網11と、米国のISP網の1つである米国ISPとを経由した通信により、ユーザU2による音楽レッスンを受ける。
ところが、図8の構成は図9に示す構成とすることによって、リアルタイム通信の品質がかなり高まり、安定した品質で通信できることが簡単な実験によって確認された。
図9の場合、日本国内に位置するユーザU1は、日本のISP網の1つであるISP1と、ティア1(1次プロバイダ)網61と、専用線AC3とを経由した通信により、ユーザU2による音楽レッスンを受ける。
ここで、ティア1網61は、ISP網の一種であるが、超大手の米国ISPによって運営されている。周知のように、インターネットはISP網の集合体であるが、各ISP網のあいだには、ルーティング可能な経路情報の数に応じて階層構造が存在する。ティア1網は、その階層構造のなかで最上位に位置するISP網で、インターネット上のどのISP網に対しても(より厳密には、どのAS(自律システム)に対しても)ルーティング可能な経路情報を保有している。
ティア1網以外のISP網に収容されている場合、IPパケットの宛先によっては該当する経路情報が分からず、経路情報を特定するために他のISP網を経由しなければならないことが起こり得る。
図9のような構成とすることにより、生徒の側からは世界中の講師からリアルタイムの遠隔音楽レッスンを受けることができる利点があり、講師の側からは世界中の生徒にリアルタイムでレッスンを行うことができる利点がある。
なお、本発明は、楽器のレッスンだけでなく、声楽や、カラオケなどのレッスンを含め、遠隔教育システムに広く適用できる可能性がある。
また、上記実施形態にかかわらず、OSI参照モデルのネットワーク層のプロトコルは必ずしもIPプロトコルである必要はない。一例として、IPXプロトコルなどを利用できる可能性もある。
さらに、以上の説明では主としてハードウエア的に本発明を実現したが、本発明はソフトウエア的に実現することも可能である。また、以上の説明でハードウエア的に実現した機能の大部分はソフトウエア的に実現することが可能であり、ソフトウエア的に実現した機能のほとんどすべては、ハードウエア的に実現することが可能である。
第1の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。 第1の実施形態で使用するCPE装置の主要部の構成例を示す概略図である。 第2の実施形態で使用するCPE装置の主要部の構成例を示す概略図である。 第2の実施形態で使用するもう1つのCPE装置の主要部の構成例を示す概略図である。 第2の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。 第3の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。 第4の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。 他の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。 他の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。 他の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。
符号の説明
10…VoIPシステム、11…IP網、12、17…回線終端装置、13,18…CPE装置、14…マイク、15,19…ヘッドセット、16…楽器、51…MIXサーバ、71…データ変換サーバ、AU…演奏音、PK11,PK21,RK11…IPパケット。

Claims (7)

  1. 所定の通信プロトコルを用いたネットワーク上で、当該通信プロトコルに対応するパケットに第1の可聴周波信号に対応する可聴周波メディア情報を収容して、ユーザの使用する所定のメディアエンド端末から前記パケットを送信または受信するリアルタイム通信システムにおいて、
    前記メディアエンド端末は、
    リアルタイム通信のため、近端側から受け取った音声信号に相当する前記第1の可聴周波信号をもとに音声コーデックにより符号化して広帯域幅の音声データに相当する可聴周波メディア情報の生成または可聴周波メディア情報から元の第1の可聴周波信号の復元を行う可聴周波メディア情報変換部と、
    近端側から受け取った演奏音信号に相当する第2の可聴周波信号をもとに音声コーデックよりも高いサンプリング周波数を用いるオーディオコーデックでサンプリングした上で符号化して所定データ形式の広帯域幅の演奏波形データ又はMIDIデータに相当する演奏データへの変換または、演奏データから元の第2の可聴周波信号の復元を行う演奏データインタフェース部と、
    前記ネットワークを通じて対向端末との間の呼設定を行うと共に、前記可聴周波メディア情報変換部及び前記演奏データインタフェース部と前記ネットワークとの間のパケット中継を行う通信制御手段とを備え、
    前記可聴周波メディア情報を収容した第1のパケットと共に、前記演奏データを収容した上記第1のパケットとは異なる第2のパケットを、前記ネットワーク経由で伝送して、第1の可聴周波信号と第2の可聴周波信号を用いたユーザ間の意思疎通を行うことを特徴とするリアルタイム通信システム。
  2. 請求項1のリアルタイム通信システムにおいて、
    前記ネットワーク上にミキシングサーバを設置し、
    当該ミキシングサーバは、
    複数の前記メディアエンド端末から送信された上記第1のパケット及び上記第2のパケットを、所定の1つのメディアエンド端末に中継すると共に、その1つのメディアエンド端末から送信された上記第1のパケット及び上記第2のパケットを前記複数のメディアエンド端末へ中継する第1の中継処理部を有し、前記ユーザ間の多対1の意思疎通を行うことを特徴とするリアルタイム通信システム。
  3. 請求項1のリアルタイム通信システムにおいて、
    前記メディアエンド端末のうち少なくともいずれか1つが、前記演奏データインタフェース部を持たない場合、前記ネットワーク上に変換サーバを設置し、
    当該変換サーバは、
    前記メディアエンド端末から送信された上記第2のパケットから取り出した演奏データを、前記可聴周波メディア情報に変換してパケットに収容した上で、前記演奏データインタフェース部を持たないメディアエンド端末へ中継する第2の中継処理部を備えたことを特徴とするリアルタイム通信システム。
  4. 請求項1のリアルタイム通信システムにおいて、
    前記メディアエンド端末は、
    リアルタイム通信のため、近端側から受け取った画像信号をもとに画像メディア情報の生成または画像メディア情報から元の画像信号の復元を行う画像メディア情報変換部を備え、
    画像を利用した前記ユーザ間の意思疎通を行うことを特徴とするリアルタイム通信システム。
  5. 請求項1のリアルタイム通信システムにおいて、
    前記メディアエンド端末は、
    前記可聴周波メディア情報から復元して得られた第1の可聴周波信号と、前記演奏データから変換して得られた第2の可聴周波信号とをミキシングするミキシング部を備えたことを特徴とするリアルタイム通信システム。
  6. 請求項1のリアルタイム通信システムにおいて、
    前記ネットワークが、異なる組織によって管理された複数の要素ネットワークの集合体であり、なおかつ、要素ネットワーク間の経路制御のために保有する経路情報の範囲に応じて要素ネットワークのあいだに階層構造が存在する場合、相互に通信する前記メディアエンド端末のうち少なくともいずれか一方は、この階層構造の最上位に位置し自身で他の全ての要素ネットワークに関する経路情報を保有する第1階層要素ネットワークに収容されていることを特徴とするリアルタイム通信システム。
  7. 所定の通信プロトコルを用いたネットワーク上で、当該通信プロトコルに対応するパケットに第1の可聴周波信号に対応する可聴周波メディア情報を収容してリアルタイム通信を行うリアルタイム通信システムの構成要素としてのメディアエンド端末において、
    前記リアルタイム通信のため、近端側から受け取った音声信号に相当する前記第1の可聴周波信号をもとに音声コーデックにより符号化して広帯域幅の音声データに相当する可聴周波メディア情報の生成または可聴周波メディア情報から元の第1の可聴周波信号の復元を行う可聴周波メディア情報変換部と、
    近端側から受け取った演奏音信号に相当する第2の可聴周波信号をもとに音声コーデックよりも高いサンプリング周波数を用いるオーディオコーデックでサンプリングした上で符号化して所定データ形式の広帯域幅の演奏波形データ又はMIDIデータに相当する演奏データへの変換または、演奏データから元の第2の可聴周波信号の復元を行う演奏データインタフェース部と、
    前記ネットワークを通じて対向端末との間の呼設定を行うと共に、前記可聴周波メディア情報変換部及び前記演奏データインタフェース部と前記ネットワークとの間のパケット中継を行う通信制御手段とを備え、
    前記可聴周波メディア情報を収容した第1のパケットと共に、前記演奏データを収容した上記第1のパケットとは異なる第2のパケットを、前記ネットワーク経由で伝送して、第1の可聴周波信号と第2の可聴周波信号を用いたユーザ間の意思疎通を行うことを特徴とするメディアエンド端末。
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