JP4388557B2 - 画像処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理技術に係り、特に、複数の処理装置を効率よく使用することのできる画像処理技術に関する。
画像処理を高速化するため、複数の装置に処理を分散させることが従来より行われてきた。処理を分散させる方法として、処理を複数のステージに分割し、分割された各ステージの処理が終わる度に次のステージにデータを渡す、いわゆるパイプライン方式が知られている。この方式は、特許文献1あるいは特許文献2に開示されている。
パイプライン方式ではステージ間でのデータの受け渡しを効率よく行うための工夫がなされており、特許文献1では処理装置とラインメモリの接続を可変にすることにより、また、特許文献2では処理装置間にデュアルポートメモリを持たせることにより処理効率の向上を図っている。
なお、画像処理において一般にパイプライン処理という場合、一画面分のデータを処理し終えた段階で次のステージに処理を引き継ぐ方式も含まれるが、本発明においては、一画面分のデータを処理し終える前に次のステージに処理を引き継ぐことをパイプライン処理と呼ぶ。即ち、前者では一画面のデータには一度に1の装置しかアクセスしないが、後者(本発明)では、一画面のデータに一度に複数の装置がアクセスすることがある。
特許第3335482号明細書 特開2006−133839号公報
特許文献1に示すようにハードウェアでパイプラインを構成する場合、パイプラインの各ステージの実行サイクルは設計段階で分かる。このため、ステージ間のデータは、シフトレジスタを使ったラインメモリのような比較的単純なハードウェアで効率よく受け渡しができる。
一方、CPUのようにプログラムによって制御される装置を複数用いてパイプライン処理を実現する場合、各ステージでの実行サイクルは一定ではない。このため、ステージ間のデータ受け渡しに、ラインメモリのように固定サイクルでのアクセスを前提とするハードウェアを使用することは困難である。
そこで、特許文献2に示すように、デュアルポートメモリをCPU間に設けるなどの工夫がされている。しかし、前述のようにパイプライン処理にCPUを使用する場合、データの受け渡しをデュアルポートメモリ経由あるいは主メモリ経由のいずれで行うにしても、各ステージでどこまで処理が進んでいるかを直接知る手段はない。このため、特許文献2では、CPUがプログラム処理によりデュアルポートメモリに処理済データのアドレスを書き込むことによってステージ間の同期を取っている。このため、処理が煩雑となる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、CPUあるいは専用処理装置による処理とパイプラインステージ間のデータ受け渡し処理の同期を効率的に取ることのできる画像処理技術を提供するものである。
本発明は上記課題を解決するため、次のような手段を採用した。
CPUを含む複数の画像処理装置、および該画像処理装置が使用するメモリ上に配置された画像データに対するアクセス権を管理する管理テーブルを備え、前記アクセス権にしたがって、前記複数の処理装置が協調して一連の画像処理を行う画像処理システムであって、管理テーブルに設定する画像データへのアクセス権の一種として1の処理装置からの書き込みと1以上の処理装置からの読み出しが可能なパイプライン処理モードを備え、画像データを格納するメモリにアクセス可能なバス上にアドレス監視装置を設け、該アドレス監視装置はバスを経由して行われるメモリへの書き込みアドレスを監視し、書き込みアドレスが管理テーブルにおいて予め設定した値になったか否かを判定する手段を持つ画像処理システムにおいて、
アドレス監視装置はメモリへの書き込みアドレスがパイプライン処理モードに設定された画像データの領域に含まれると判定した場合にそのアドレスを記憶する手段および記憶されている書き込みアドレスを読み出す手段を備え、管理テーブルにおいてパイプライン処理モードの読み出し権を得ている処理装置が、記憶されている書き込みアドレスを読み出すことによって処理の進行状況を確認し、自らの処理を開始するか否かを判定する。
本発明は、以上の構成を備えるため、CPUあるいは専用処理装置による処理とパイプラインステージ間のデータ受け渡し処理の同期を効率的に取ることのできる画像処理技術を提供することができる。
[第1の実施形態]
以下、図1ないし図12を参照して第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態にかかる画像処理装置の全体構成を説明する図である。図に示すように、画像処理装置1は、システムLSI2、主メモリ3、カメラ4、表示装置5を備える。システムLSl2は、アドレス監視装置10、CPU20,30、画像処理回路40,50、画像入力回路60、画像出力回路70、これらが接続されるシステムバス80、および割り込み信号線90を内蔵する。
CPU20および30は汎用のプロセッサであり、マルチプロセッサを構成する。画像処理回路40および50は画像処理を専用に行う演算回路であり、CPU20あるいはCPU30により制御される。主メモリ3はプログラムおよび画像等のデータを格納する。 画像入力回路60はカメラ4から入力された画像データを主メモリ3に書き込む。画像出力回路70は主メモリ上3にある描画データを読み出して表示装置5に表示する。アドレス監視装置10はシステムバス80を経由して主メモリ3に書き込まれるデータのアドレスを監視し、設定された条件に従って割り込み信号線90を介してCPU20あるいは30、あるいは画像処理回路40あるいは50に割り込みを発生する。
図2はアドレス監視装置10の内部構成を表すもので、アドレス監視装置10は監視エントリ11および12、システムインタフェース回路13、アドレスバッファ14、アドレス加算器15、割り込み分配回路16を備える。監視エントリ11は、モードレジスタ(MODE)111、最終書き込みアドレスレジスタ(LAST)112、トリガアドレスレジスタ(TRIG)113、領域最終アドレスレジスタ(END)114、領域先頭アドレスレジスタ(START)115、割り込みフラグレジスタ(INTFLG)116、割り込み先設定レジスタ(DEST)117、アドレス比較回路118、トリガオフセットレジスタ(TOFST)119、トリガオフセット加算器110を備える。監視エントリ12も監視エントリ11と同様の構成を持つ。
システムインタフェース回路13にはシステムバス80を構成するアドレス信号81、データ信号82および制御信号83が接続され、アドレス監視装置10の制御用に割り当てられたアドレスへのアクセスを受け付け、監視エントリ11内の各レジスタへのリード/ライトを行う。また、システムバス80に主メモリ3への書き込みが行われた場合、アドレス信号81に接続されたアドレスバッファ14にアドレスの取り込みを指示すると共に、最終書き込みアドレスを計算するために書き込み長(バイト数)をアドレス加算器15に渡す。START115、END114、TRIG113の各レジスタは書き込みアドレスと比較するアドレスを保持する。LAST112は領域内で最後に書き込まれたアドレスを保持する。MODE111はトリガ成立時に割り込みを発生させるか否かおよび、トリガ成立条件が「トリガアドレス以上」か「トリガアドレス以下」か、トリガ条件成立後にトリガアドレスを自動インクリメントするか、を記憶する。INTFLG116は割込み発生条件が成立した場合に割り込み発生中であることを保持する。DEST117は割り込み先がどの処理装置であるかを保持する。TOFST119は自動インクリメントする領域サイズを保持し、自動インクリメント実行時にトリガオフセット加算器110はTRIG113の値にTOFST119の値を加え、新たなトリガアドレスとする。
図3は、アドレス比較回路118の内部構成を説明する図である。アドレス比較回路118は、セレクタ1181、アドレス比較器1182,1183,1184、領域ヒット判定回路1185、トリガヒット判定回路1186を備える。
アドレス比較器1184はアドレスバッファ14から与えられる書き込みアドレスとSTART115から与えられる領域先頭アドレスを比較する。アドレス比較器1183はアドレス加算器15から与えられる最終書き込みアドレスとEND114から与えられる領域最終アドレスを比較する。アドレス比較器1182はアドレス加算器15から与えられる最終書き込みアドレスとTRIG113から与えられるトリガアドレスを比較する。
アドレス比較器1182の2つの入力は、モードレジスタMODElllから与えられるモード信号に従ってセレクタ1181によって交換され、比較条件を「最終書き込みアドレスがトリガアドレス以上」あるいは「最終書き込みアドレスがトリガアドレス以下」に切替える。
トリガヒット判定回路1186は、MODElllからの割込み発生モード、アドレス比較器1182,1183,1184の全ての条件がそろった場合に割り込みフラグレジスタINTFLG116に条件成立を通知する。領域ヒット判定回路1185はアドレス比較器1183および1184の全ての条件がそろった場合に最終書き込みアドレスレジスタLAST112に条件成立を通知する。
図4は、割り込み分配回路16の内部構成を説明する図である。割り込み分配回路16は、セレクタ161および162を備える。セレクタ161は割り込みフラグレジスタINTFLG116から伝えられる割り込み状態を割り込み先設定レジスタDEST117から与えられる割り込み先に分配する。セレクタ162はINTFLG126から伝えられる割り込み状態をDESTl27から与えられる割り込み先に分配する。
INTFLG126およびDEST127は監視エントリ12内にあり、監視エントリ11内にあるINTFLG116およびDESTl17と同様の機能を持つ。
ここまでは、ハードウェアで実現される構成要素について説明した。次に、これらのハードウェア要素が動作の前提とするデータ構造について図5,6,7を用いて説明する。
図5は、主メモリ3のメモリマップである。画像データは主記憶3内に記憶される画像管理テーブルを用い、CPU20あるいはCPU30で実行される管理プログラムによって管理される。また、本実施形態において使用する処理画像サイズとメモリ格納形式を図6に示す。
図7は、画像管理テーブルの構成を説明する図である。各画像には画像IDというユニークな番号、領域の先頭アドレス、最終アドレス、アクセスモード、アクセスリソース、トリガモード、トリガオフセット、アドレス監視エントリが割り当てられ、画像ID単位で管理される。
アクセスモードは、その画像へのアクセスを1のリソースに限る(占有モード)か、1のリソースからの書き込みおよび他のリソースからの読み出しを許す(PIPEモード)かを表す。
アクセスリソースは、CPU20および30(CPU0、CPU1)、画像処理回路40および50(IP0、IP1)、画像入力回路60(カメラ入力が2系統あるのでVI0、VI1)、画像出力回路70(V0)のリソースそれぞれに対して、画像への読み出し(R)、書き込み(W)、読み書き(RW)、のいずれかのアクセスを許可する。
アクセスモードがPIPEモードの場合には、トリガモード、トリガオフセット、アドレス監視エントリの3つのフィールドが有効になる。トリガモードは、アドレス監視装置10でトリガ条件が成立した場合に割り込みを発生させるか否か、およびMODE111に設定されるトリガ条件比較のモード(アドレス順か逆順か)を表す。トリガオフセットは画像の先頭からどれだけ処理が進んだ場合にトリガを掛けるかを表す。アドレス監視エントリは、監視エントリ11および12のいずれを使用するかを表す。
次に、以上説明したハードウェア装置とデータ構造を使用してパイプライン処理を行う動作について説明する。本実施形態では、カメラ4から入力される画像を画像入力回路60が「画像0」として主メモリ3に格納し、それを画像処理回路40が処理し、結果を「画像1」として主メモリ3に格納し、それをCPU20が処理し、結果を「画像2」として主メモリ3に格納する。画像0および画像1に対する処理をパイプラインで実行する。
図8は、CPU20で実行される画像処理メインプログラムの処理を説明する図である。ステップ801では画像処理回路40,50、画像入力回路60、画像出力回路70等のハードウェアに対し初期設定を行う。ステップ802では画像管理テーブルの設定を行う。ステップ803では画像管理テーブルの設定に基づきアドレス監視装置10の設定を行う。
ステップ804では画像入力回路60を起動する。その後CPU20はスリープし、アドレス監視装置からの割り込み待ちの状態となる。
ステップ802では図7に示すような設定が行われる。すなわち、画像IDが0、1、2、の3つの領域が定義され、画像0はPIPEモードで画像入力回路VI0が書き込み、画像出力回路IP0が読み出しを行い、アクセスが先頭から0X1E000すなわち120ラインまで進んだときに割り込みを発生させトリガアドレスを自動インクリメントし、監視エントリ11を使用する。画像1はPIPEモードでIP0が書き込み、CPU0が読み出しを行い、アクセスが先頭から0X3C00すなわち240ラインまで進んだときに割り込みを発生させ、監視エントリ12を使用する。画像2は占有モードでCPU0が読み書きを行う。
ステップ803では図9に示すような設定が行われる。図9は、アドレス監視装置10内のレジスタ設定内容を一覧にして示す図である。エントリ0に対しては、画像0の先頭アドレス(0X10000000)、最終アドレス(0X1007FFFF)、トリガオフセット値(0X1E000)、先頭アドレスにトリガオフセットを加えたトリガアドレス(0X1001E000)、割り込み及びトリガ比較のモード(割り込み有り、アドレス順、自動インクリメント有り)、割り込み先(IP0)、割り込みクリア(INTFLGに0書き込み)、最終書き込みアドレスクリア(LASTに0XFFFFFFFF書き込み)、を設定し、エントリ1に対しては、画像1の先頭アドレス(0X10080000)、最終アドレス(0X100FFFFF)、トリガオフセット値(0X3C000)、先頭アドレスにトリガオフセットを加えたトリガアドレス(0X100BC000)、割り込み及びトリガ比較のモード(割り込み有り、アドレス順)、割り込み先(CPU0)、割り込みクリア(INTFLGに0書き込み)、最終書き込みアドレスクリア(LASTに0XFFFFFFFF書き込み)、を設定する。
図10は、画像処理回路40で実行される画像処理を説明する図である。この処理は画像処理回路40の内部でハードウェア実行される。なお、画像処理回路40でどのような処理を行うかは図8のステップ801で既に設定されている。アドレス監視装置10から割り込み信号線90を介して割り込みが入力されるとこの処理が開始される。ステップ1001では先ず、監視エントリ11のINTFLGに0を書き込み割り込み要因をクリアする。その後予め設定されている画像処理を実行し、処理終了後スリープする。本実施形態ではここで実行される画像処理を「処理1」と呼ぶ。この処理は、入力である画像0を読み込み、フィルタリング処理を行った結果を画像1に書き込む。なお、本発明は、この処理がどのような処理であるかには依存しない。
図11は、CPU20で実行される画像処理を説明する図である。この処理はCPU20によってソフトウェア実行される。アドレス監視装置10から割り込み信号線90を介して割り込みが入力されるとこの処理が開始される。ステップ1101では先ず、監視エントリ12のINTFLGに0を書き込み、割り込み要因をクリアする。その後予め想定されている画像処理を実行し、処理終了後スリープする。本実施形態ではここで実行される画像処理を「処理2」と呼ぶ。この処理は、は入力である画像1を読み込み、画像認識処理を行った結果を画像2に書き込む。なお、本発明は、この処理がどのような処理であるかには依存しない。また、処理終了後にスリープした後はOSによって別なタスクを割り当てることも可能であり、このばあいにはCPUの使用効率が改善される。
図12は、本実施例における画像処理実行の様子を示す図(タイミングチャート)である。
画像入力回路60が入力画像を画像0のメモリ領域に書き込むと、図12に示す期間1の間、書き込みアドレスはアドレス監視装置10の監視エントリ11にヒットするようになる。書き込みアドレスが順に増えて行き、図中のタイミング1Aの点でトリガアドレスに一致すると画像処理回路40に割り込みが入る。このとき監視エントリ11のトリガアドレスは自動的にインクリメントされる。すなわち、トリガオフセットレジスタTOFST119の値がTRIG113に加算され、TRIG113に書き戻される(これにより、次回のトリガアドレスはタイミング1Bの点に設定される。以下同様にトリガアドレスはインクリメントされる毎にタイミング1C,1Dの点に設定される)。
前記割り込みにより図10で示した処理が実行され、結果が画像1の領域に書き込まれる。画像1の領域に書き込みが行われると図12に示す期間2の間、書き込みアドレスはアドレス監視装置10の監視エントリ12にヒットするようになる。書き込みアドレスが順に増えて行き、図中のタイミング2の点でトリガアドレスに一致するとCPU20に割り込みが入る。割り込みにより図11で示す処理が実行され、結果が画像2の領域に書き込まれる。図12では、このような一連の処理を、カメラ4からの取り込み周期(フレーム周期)に同期して実行することを表している。
図12の下半部(画像メモリへのアクセス)は、画像メモリへのアクセスがどのようなタイミングで発生しているかを示したもので、1の画像に対して書き込みと読み出しが同時に行われており、本発明の目的としたパイプライン処理が実現できていることがわかる。なお、トリガアドレスの前記自動インクリメント機能を使用するか否かは、パイプラインの前段と後段の処理速度の比に依存する。すなわち、後段の処理速度が前段の処理速度よりも速い場合は、前段が処理データをそろえるよりも後段が処理を進める方が速いので、後段は一定量の処理を行った後スリープし、前段からの処理データがそろうのを待つことができる。その間、後段の処理装置は他の処理を行うことも可能である。一方、後段の処理速度が前段の処理速度よりも遅い場合は、最小限のデータがそろったとき点でトリガをかけて後段の処理を開始しても、前段の処理を追い越すことは無いので自動インクリメント機能を使用する必要はない。
[第2の実施形態]
次に、図1ないし図5、図8、図10、図11、図13ないし図16を用いて第2の実施形態を説明する。ハードウェア装置の構成とデータ構造は第1の実施形態と同じである。 本実施形態では、カメラ4から入力される画像を画像入力回路60が「画像0」として主メモリ3に格納し、それを画像処理回路40が処理し、結果を「画像1」として主メモリ3に格納し、それをCPU20およびCPU21が分担して処理し、結果を「画像2」として主メモリ3に格納する。このように画像0および画像1に対する処理をパイプラインで実行する。
図13は、本実施形態における処理画像サイズ、メモリ格納形式、およびCPUの処理分担を示す図であり、画像の左半分をCPU20が、右半分をCPU21が処理する。
図14は、本実施形態における画像管理テーブルの設定を説明する図である。第1の実施形態と異なるのは、画像2が共有モードに設定され、CPU20とCPU21からの同時書き込みおよび読み出しを許している点である。
図15は、本実施形態におけるアドレス監視装置10内のレジスタ設定を一覧にして示す図である。第1の実施形態と異なるのは、エントリ1における割り込み先の設定が、CPU20およびCPU21になっている点である。なお、割り込みフラグレジスタ(INTFLG)116は割り込み先ごとに分かれており、CPU20、CPU21それぞれ独立に割り込み要因をクリアすることができる。
図16は、本実施形態における画像処理実行の様子を示す図(タイミングチャート)である。第1の実施形態と異なるのは、タイミング2において割り込みがCPU20とCPU21に同時に入ることであり、これによりCPU20およびCPU21はそれぞれの処理分担である画像の左半分又は右半分の処理を開始する。なお、本実施形態においてCPU21で処理される「処理2’」は、CPU20で処理される「処理2」と処理アドレスが異なるだけであるが、同じ処理を分担することが本発明の目的ではなく、CPU20とCPU21で異なる処理を行わせても良い。
以上、第2の実施形態について説明したが、ここで説明した点以外は第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。このようにして、第2の実施形態においても、本発明の目的であるパイプライン処理が実現できると共に、2つのCPUによる分散処理が可能になり、処理とき間を短縮することができる。なお、本実施形態では画面の左右半分で処理を分割したが、分割をする際、CPUのキャッシュライン境界(例えば32バイト単位)をまたがないようにすれば同じ画像領域に書き込みを行ってもメモリコヒーレンシは確保される。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。図17は、第3の実施形態を実現する画像処理装置の全体構成を示す図である。第1の実施形態に比べて、システムLSI2の中に2次キャッシュメモリ85が追加されている点で異なる。2次キャッシュメモリ85はシステムバス80に接続されたCPU20、CPU30、画像処理回路40、画像処理回路50、等の装置から主メモリ3への書き込み動作を監視し、予め決められたキャッシュ可能空間に書き込みデータを保持し、保持されたデータに対するアクセスが生じた場合には主メモリ3よりも高速にデータをアクセス元に渡すことができる。
このように、画像格納領域をキャッシュ可能空間内に設定し、2次キャッシュメモリ85を利用するようにしても、第1および第2の実施形態の実現に影響を及ぼすことはない。すなわち、主メモリへの書き込みが発生した場合は必ずシステムバス80を経由するため、アドレス監視装置10が書き込みアドレスを監視することができるためである。なお、CPUに内蔵される1次キャッシュメモリがライトバック方式をとる場合で、CPUが処理した画像データをパイプライン処理する場合は、書き込みデータが直ちにシステムバスに現れないが、一般に1次キャッシュメモリは画像データに比べて小容量であり、CPUの処理が進む間にライトバックデータがシステムバスに流れ、アドレス監視装置が感知することができるので、本発明の実効性を失うものではない。
なお、第1から第3の実施形態におけるシステムバスは物理アドレスバスを想定しており、システムバスに接続される全ての回路は同じメモリ空間を共有するが、本発明におけるアドレス監視装置は、物理アドレスだけを監視することに限定する必要は無く、同じ仮想アドレス空間を共有する処理装置間のメモリアクセスを監視できるように拡張することができる。
第1の実施形態にかかる画像処理装置の全体構成を説明する図である。 アドレス監視装置の内部構成を説明する図である。 アドレス比較回路の内部構成を説明する図である。 割り込み分配回路の内部構成を説明する図である。 主メモリのメモリマップを示す図である。 処理画像サイズとメモリ格納形式を説明する図である。 画像管理テーブルの構成を説明する図である。 CPUで実行される画像処理メインプログラムの処理を説明する図である。 アドレス監視装置内のレジスタ設定内容を示す図である。 画像処理回路で実行される画像処理を説明する図である。 CPUで実行される画像処理を説明する図である。 画像処理の様子を示す図である。 第2の実施形態における処理画像サイズ、メモリ格納形式等を説明する図である。 第2施形態における画像管理テーブルの設定を説明する図である。 第2の実施形態におけるアドレス監視装置10内のレジスタ設定を示す図である。 第2の実施形態における画像処理の様子を示す図である。 第3の実施形態に係る画像処理装置を示す図である。
符号の説明
1 画像処理装置
2 システムLSI
3 主メモリ
4 カメラ
11,12 監視エントリ
13 システムインタフェース回路
14 アドレスバッファ
15 アドレス加算器
16 割り込み分配回路
10 アドレス監視装置
20,30 CPU
40,50 画像処理回路
60 画像入力回路
70 画像出力回路
80 システムバス
90 割り込み信号線
111 モードレジスタ
112 最終書き込みアドレスレジスタ
113 トリガアドレスレジスタ
114 領域最終アドレスレジスタ
115 領域先頭アドレスレジスタ
116 割り込みフラグレジスタ
117 割り込み先設定レジスタ
118 アドレス比較回路
119 トリガオフセットレジスタ

Claims (4)

  1. CPUを含む複数の画像処理装置、および該画像処理装置が使用するメモリ上に配置された画像データに対するアクセス権を管理する管理テーブルを備え、前記アクセス権にしたがって、前記複数の処理装置が協調して一連の画像処理を行う画像処理システムであって、管理テーブルに設定する画像データへのアクセス権の一種として1の処理装置からの書き込みと1以上の処理装置からの読み出しが可能なパイプライン処理モードを備え、画像データを格納するメモリにアクセス可能なバス上にアドレス監視装置を設け、該アドレス監視装置はバスを経由して行われるメモリへの書き込みアドレスを監視し、書き込みアドレスが管理テーブルにおいて予め設定した値になったか否かを判定する手段を持つ画像処理システムにおいて、
    アドレス監視装置はメモリへの書き込みアドレスがパイプライン処理モードに設定された画像データの領域に含まれると判定した場合にそのアドレスを記憶する手段および記憶されている書き込みアドレスを読み出す手段を備え、管理テーブルにおいてパイプライン処理モードの読み出し権を得ている処理装置が、記憶されている書き込みアドレスを読み出すことによって処理の進行状況を確認し、自らの処理を開始するか否かを判定することを特徴とする画像処理システム
  2. CPUを含む複数の画像処理装置、および該画像処理装置が使用するメモリ上に配置された画像データに対するアクセス権を管理する管理テーブルを備え、前記アクセス権にしたがって、前記複数の処理装置が協調して一連の画像処理を行う画像処理システムであって、管理テーブルに設定する画像データへのアクセス権の一種として1の処理装置からの書き込みと1以上の処理装置からの読み出しが可能なパイプライン処理モードを備え、画像データを格納するメモリにアクセス可能なバス上にアドレス監視装置を設け、該アドレス監視装置はバスを経由して行われるメモリへの書き込みアドレスを監視し、書き込みアドレスが管理テーブルにおいて予め設定した値になったか否かを判定する手段を持つ画像処理システムにおいて、
    アドレス監視装置は割り込み起動条件を記憶する手段、および割り込み起動条件が成立した場合に処理装置に対して割り込みを発生する手段を備え、パイプライン処理モードの読み出し権を得ている処理装置が、アドレス監視装置からの割り込みをきっかけとして自らの処理を開始することを特徴とする画像処理システム
  3. 請求項2記載の画像処理システムにおいて、
    割り込み起動条件は、メモリへの書き込みアドレスが予め処理装置によって設定された割り込み起動アドレスに一致した場合であることを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項3記載の画像処理システムにおいて、
    前記アドレス監視装置は自動インクリメント値を加算する手段を備え、割り込みを起動した後、割り込み起動アドレスに自動インクリメント値を加算して割り込み起動アドレスに設定しなおし、アドレス監視を再開することを特徴とする画像処理システム。
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