JP4388252B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数種類の図柄を可変表示可能な可変表示装置を備え、遊技者の停止操作によって図柄を停止可能な可変表示遊技(可変表示ゲーム)を実行可能な遊技機(例えば、いわゆるパチスロ機や球スロ機)に関し、特に、賞を獲得可能なフラグを発生させて可変表示ゲームを行う遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機(パチスロ機、球スロ機等のスロットマシン)は、賞を獲得可能な賞フラグが頻繁に発生するものの、いずれの賞態様が獲得可能であるかを遊技者に知らせないことで、確率的にしか遊技者が賞を獲得できないようにした遊技機がある。これら、遊技機では獲得可能な賞態様を遊技者に知らせることで大量の賞を獲得可能な遊技状態を実現するものがある。
【0003】
また、目押し操作などの技術介入を遊技者に求め、高いレベルの技術介入により大量の賞を獲得可能にしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の遊技機では、賞の大量獲得が射幸心をあおり、適正な遊技機のあり方から逸脱する恐れもあり、また、高度な技術介入を要求するものでは、初心者と熟練者では賞の獲得量に大きな差が生じ、初心者などに不公平感を与える場合があった。一方、このような遊技機の賞獲得の機会を単純に制限すると、遊技者にとって興趣が低下するのを免れないという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、射幸性を適度に抑制しながらも遊技者の興趣を低下させることなく、また遊技者の遊技に対する挑戦意欲の沸く遊技機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の可変表示部が所定の表示結果を導出した場合に所定の入賞が発生する遊技機において、前記複数の可変表示部の各々を導出表示させるための操作を行うことが可能な操作手段と、所定の入賞を発生可能な特別ゲームを遊技可能な特別遊技状態のときに、入賞を発生する表示結果を導出できるように前記操作手段の操作に関する操作情報を報知する操作情報報知手段と、抽選テーブルを備え、前記抽選テーブルに予め設定された報知確率に基づいて前記操作情報報知手段にて報知を行うか否かを決定する報知制御手段と、を備え、前記特別遊技状態は、第1の入賞を獲得可能な第1の特別ゲームを所定回数遊技可能な特定遊技状態と、第2の入賞を獲得可能な第2の特別ゲームと、からなり、前記第2の特別ゲームにおいて前記複数の可変表示部の表示結果が予め定められた特別の表示態様となった場合に前記特定遊技状態となることで、所定回数の第1の特別ゲームを遊技可能となる遊技状態であって、当該特別遊技状態中に、前記特定遊技状態になることが可能な所定回数が予め設定され、少なくとも当該所定回数の特定遊技状態が終了することで当該特別遊技状態が終了するように構成され、前記抽選テーブルは、前記特別遊技状態において獲得した遊技媒体量が第1の所定値以下の場合には、当該特定遊技状態における第1の特別ゲームのすべてにおいて前記操作情報報知手段にて報知を行うように設定された第1の確率と、前記特別遊技状態において獲得した遊技媒体量が前記第1の所定値を超えて第2の所定値以下の場合には、当該特定遊技状態において、所定の確率で前記操作情報報知手段にて報知を行うように設定された第2の確率と、前記特別遊技状態において獲得した遊技媒体量が前記第2の所定値を超えて第3の所定値以下の場合には、当該特定遊技状態において、所定の確率で前記操作情報報知手段にて報知を行うように設定された第3の確率と、前記特別遊技状態において獲得した遊技媒体量が前記第3の所定値を超えた場合には、当該特定遊技状態における所定回数遊技可能な第1の特別ゲームのすべてにおいて前記操作情報報知手段にて報知を行わないように設定された第4の確率と、が予め設定され、前記第2の確率は、前記第4の確率よりも大きく、かつ、前記第1の確率よりも小さく設定され、前記第3の確率は、前記第2の確率よりも大きく、かつ、前記第1の確率よりも小さく設定され、前記報知制御手段は、前記第2の特別ゲームの表示結果が特別の表示態様となり、当該特別遊技状態において最後となる特定遊技状態を除く特定遊技状態が発生した場合には、当該特定遊技状態における所定回数遊技可能な第1の特別ゲームのすべてに対して、前記操作情報報知手段にて報知を行うことを決定する一方、前記第2の特別ゲームの表示結果が特別の表示態様となり、当該特別遊技状態において最後となる特定遊技状態が発生した場合には、当該最後の特定遊技状態が発生するまでの当該特別遊技状態における入賞によって獲得した遊技媒体量に基づいて、前記抽選テーブルに設定された複数の報知確率の中の何れかを選択し、該選択された抽選テーブルの報知確率に基づいて、前記操作情報報知手段にて報知を行うか否かを決定することを特徴とする。
【0017】
【発明の効果】
したがって、本発明は、前記第2の特別ゲームの表示結果が特別の表示態様となり、当該特別遊技状態において最後となる特定遊技状態を除く特定遊技状態が発生した場合には、当該特定遊技状態おける所定回数遊技可能な第1の特別ゲームのすべてに対して、前記操作情報報知手段にて報知を行うことを決定する一方、前記第2の特別ゲームの表示結果が特別の表示態様となり、当該特別遊技状態において最後となる特定遊技状態が発生した場合には、当該最後の特定遊技状態が発生するまでの当該特別遊技状態における入賞によって獲得した遊技媒体量に基づいて、前記抽選テーブルに設定された複数の報知確率の中の何れかを選択し、該選択された抽選テーブルの報知確率に基づいて、前記操作情報報知手段にて報知を行うか否かを決定するので、抽選結果と技量に応じて遊技媒体を積み増すことができるので、遊技者の技量に応じた獲得枚数の極端な差を抑制しながらも、熟練者には技量を発揮する機会を与えることができ、熟練度に関わらず興趣の持てる遊技機の提供が可能となり、抽選テーブルの設定によって、遊技者の熟練度に応じた獲得量を調整することが可能となって、射幸性を適度に抑制しながらも多様な獲得量が得られる遊技機を提供することができる。
【0020】
また抽選による運、不運の要素を付加しながらその後の獲得遊技媒体量が変化するため、抽選次第で大きな遊技価値を得ることもあり、変化に富んだゲームを提供でき、遊技者の興趣を向上させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0026】
図1は、本発明の実施の形態の遊技機(パチスロ機)の構成を示す正面図である。
【0027】
本実施の形態の遊技機100は、左側に蝶番を有し、この蝶番を軸として片開き形式に開閉自在な前面パネル2を備えている。この前面パネル2の背部には、可変表示装置(変動表示装置)を構成する3個のリール(ドラム)4a、4b、4cが回転自在な状態で横に並んで配置されている。各リール4a、4b、4cの外周面には、複数種類のシンボル(図柄)からなる図柄列が表記されている(図3参照)。リール4a、4b、4cはリール駆動部によって駆動され、互いに独立に回転するようになっている。このリール駆動部は、例えば、ステッピングモータ(4Ma、4Mb、4Mc)から構成されている。本実施の形態の遊技機においては、リール4a、4b、4cの回転によって可変表示ゲームが行われ、前記可変表示の停止結果が有効ライン上において所定の停止表示態様(所定の図柄組合せ態様)を導出することに関連して所定の遊技価値を遊技者に付与するように構成されている。なお、本実施形態ではリールが停止したときに表示態様の導出としたが、これに限定されるものではなく、可変表示装置がCRT、LCD(液晶パネル)、PDP(プラズマディスプレイパネル)などで構成される場合には、表示されるシンボルが所定の図柄組み合わせと認識できる状態をもって、結果の導出とすることができる。
【0028】
前面パネル2の上半部の略中央には、リール4a、4b、4cの回転により可変表示(変動表示)される図柄を遊技者に視認させるための表示窓部20が設けられている。リール4a、4b、4cが停止している状態で、表示窓部20からリール4a、4b、4cの外周面に表記された図柄列のうち3個の図柄がそれぞれ視認可能となっている。つまり、リール4a、4b、4cが停止した状態で表示窓部20には合計9個の図柄が視認できる。
【0029】
表示窓部20の上方には、補助ゲームが実行されたり、可変表示ゲームに関連して演出表示、情報表示を行う補助表示装置5が設けられている。この補助表示装置5は表示制御装置35によって制御され(図2参照)、液晶パネルやLEDなどで構成されて表示内容を可変する。なお、可変表示装置がCRT、LCD、PDP等で構成される場合では、補助表示装置5に代わって、可変表示装置の表示領域内にシンボルの変動表示を行う主表示部と、情報表示を行う補助表示部を設けても良い。この場合、各々の表示領域は固定化されていてもよいし、表示内容に基づいて変化(移動、サイズ変更、形状変更、表示優先順位の変更など)してもよい。
【0030】
表示窓部20の左側方には、メダルの賭数(ベット数)に対応して有効化されたベットライン(有効ライン)を表示するベットライン表示部13が設けられている。メダルのベット数とは、遊技者が遊技のために投入したメダルの数、又は、予め遊技者が投入したメダルの記憶数(クレジット数)から減算され、遊技に使用されるメダルの数である。なお、遊技を開始するために遊技者がメダルを投入したり、記憶数から減算したりする操作をベットという。
【0031】
ベットライン表示部13は、例えば、ベット数が1枚のときは、ベットライン表示部13中央の「1」のランプだけが点灯して、中段の横ラインだけが有効ラインであることを示している。ベット数が2枚のときは、ベットライン表示部13中央の「1」とその上下に設けられた「2」のランプが点灯して、上段、中段、下段の3本の横ラインが有効ラインであることを示している。ベット数が3枚のときは、ベットライン表示部13の「1」「2」「3」の全てのランプが点灯して、3本の横ラインと右下がり、右上がりの2本の斜めラインの合計5ラインが有効ラインであることを示している。
【0032】
表示窓部20の右側方には、遊技状態を表示する遊技状態表示部14が設けられている。遊技状態表示部14は、遊技可能な状態であることを示し、メダルの投入を促す「INSERT MEDALS」表示、リプレイ入賞を獲得したこと及び現在行っている遊技がリプレイ入賞後のリプレイゲームであることを示す「REPLAY」表示、遊技者がメダルを投入してスタートレバーを操作してからリールの回転が開始するまで待ち時間(待機時間)があることを示す「WAIT」表示、リールが停止してゲームが終了したことを示す「GAME OVER」表示等で構成される。
【0033】
表示窓部20の下方には、遊技者が入賞を確定してメダルを獲得したときの払出枚数を表示する払出数表示部8、AT(アシストタイム)状態中、ビッグボーナス(BB)状態中又はレギュラーボーナス(RB)状態中の残りゲーム回数等を表示する遊技進行表示部11、メダルのクレジット数を表示するクレジット数表示部12が設けられている。これらの表示部8、11、12は、7セグメントのLEDや液晶ディスプレイ等を用いて構成する。
【0034】
前面パネル2の上部には、透光性を有する前面カバー部材25が装着され、この前面カバー部材25の背部には、ランプやLED等からなる装飾表示部37やスピーカ等からなる音声発生部等が配設されている。
【0035】
また、前面パネル2の上半部と下半部の中間にある傾斜台部22には、メダルを投入するメダル投入口27が配設され、遊技者はこの投入口にメダルを投入することにより遊技ができるようになっている。また、傾斜台部22には、押圧操作によってクレジットしたメダルを1枚ずつベット可能な1ベットボタン(1ベットスイッチ)10と、1回の押圧操作によってベット可能枚数だけメダルがベットされるマックスベットボタン(MAXベットスイッチ)9が配設されている。このマックスベットボタン9を操作すると、例えば、メダルがベットされていないときには3枚メダルがベットされ、メダルが1枚ベットされているときは、さらに2枚のメダルがベットされる。
【0036】
これらベットボタン9、10により、メダル投入口15よりメダルを投入することなく、クレジット数表示部12に表示されているクレジット数以内でメダルをベットすることができ、このベット数に応じて有効ラインが設定される。
【0037】
前面パネル2の下半部には矩形状の化粧パネル19が設けられている。化粧パネル19の上方には、メダルをクレジットとして記憶可能なクレジット状態と記憶不能な非クレジット状態の何れか一方の状態に選択的に切換可能なクレジット選択ボタン(クレジット選択スイッチ)18、リール4a、4b、4cの回転を開始させるためのスタートレバー(スタートレバースイッチ)6、及び、リール4a、4b、4cの回転をそれぞれ停止させるためのリール停止ボタン(操作手段)7a、7b、7cが設けられている。
【0038】
各リール停止ボタン7a〜7cには、リール停止ボタンを発光させることでリール停止ボタンが操作可能な状態であることを報知する操作情報ランプが内蔵されている。これらの操作情報ランプが点灯していない間はリール停止ボタン7a〜7cが操作不能となり、操作情報ランプが点灯している間はリール停止ボタン7a〜7cが操作可能となるように制御される。よって、操作情報ランプが点灯していない間はリール停止ボタン7a〜7cを操作してもリール4a、4b、4cの回転は停止しない。また、操作情報ランプの点灯色によって、リール停止ボタン7a〜7cが操作可能であるかを報知するようにしてもよい。
【0039】
クレジット選択ボタン(クレジット選択スイッチ)18の下方には、プリペイドカード(有価価値記憶媒体)を挿入可能なカードユニット30(図2参照)の挿入口30aが配設される。
【0040】
なお、有価価値記憶媒体は、プリペイドカードに限定されるものではなく、ICカードやICチップ内蔵コインまたはタグで構成され、カードユニット(記憶媒体処理装置)30は、これら挿入されたカードやコインまたはタグにより特定される有価価値を読み込めるものであればよい。
【0041】
また、化粧パネル19の左右両側方には、透光性を有する前面カバー部材24、24が装着されている。この前面カバー部材24の背部には、ランプやLED等からなる装飾表示部37が配設されている。
【0042】
また、化粧パネル19の下方には、前面パネル2の背部にあるメダル払出部3より払出されたメダルを貯留可能な受皿23や、灰皿21が設けられている。
【0043】
図2は、本発明の実施の形態の遊技機(パチスロ機)の制御系の一部を示すブロック図である。
【0044】
本遊技機の制御系統は、遊技機内部に配置される遊技制御装置50を主要な構成要素としている。遊技制御装置50は、遊技の総括的制御(遊技進行の制御処理及び各被制御機器の制御)を行う制御装置で、CPU51、ROM52、RAM53、およびI/F(インターフェース)54を備えている。このCPU等によって設定手段、停止制御手段が実現され、遊技制御装置がこれらの手段として機能する。
【0045】
CPU51は、制御部、演算部を備え、各種演算制御を行う他、予め定められている特別の図柄組み合わせ態様が主ゲームにおいて形成されるようにリール4a、4b、4cを停止させることを許可するか否かを決定する内部抽選用の乱数を生成して内部抽選を行う。内部抽選における各入賞の当選確率は遊技媒体の賭数により変更され、賭数が多いほど当選確率が高くなるように制御している。なお、CPU51のソフトウェア処理によって内部抽選用乱数を生成する代わりに、遊技制御装置50に乱数を発生する乱数発生器を設け、該乱数発生器から出力される乱数を内部抽選用の乱数として用いて内部抽選を行うようにしてもよい。
【0046】
この内部抽選の結果(入賞フラグの成立/未成立)は、サブ制御手段としての演出制御装置60(演出手段)を介して表示制御装置35に送信され、前記抽選結果に基づいて補助表示装置5の補助ゲームが制御される。補助ゲームが実行される確率も遊技媒体の賭数が多いほど確率が高くなるようにして、内部抽選の結果に応じて補助ゲームを適当な頻度で実行できるようにしてもよい。なお、この補助ゲームを実行するか否かを決定する抽選は、CPU51で行うこともできるが、サブ制御手段としての演出制御装置60で行うようにしてもよい。
【0047】
ROM52には、制御処理を実行するためのプログラムや制御データ(例えば、内部抽選用の判定値)が格納されている。RAM53はCPU51で生成される内部抽選用の乱数の記憶領域や、その他の各種データ(例えば、メダルのクレジット数、メダルの賭数、成立フラグなど)を一時的に記憶する記憶領域及びCPU51の作業領域を備えている。
【0048】
入出力インターフェース(I/F)54は、図示しないローパスフィルタやバッファゲートを介して、カードユニット30、メダル検知センサ15a、スタートレバースイッチ6、各リール停止ボタン7a〜7c、リール位置検出センサ31a、31b、31c、ベットスイッチ9、10、クレジット選択スイッチ18、払い出しメダル検出センサ3a、確率設定装置32、リセットスイッチ33及び前面枠開放検出スイッチ34から出力される信号をCPU51に対して出力している。
【0049】
メダル検知センサ15aは、メダル投入口15より投入されたメダルを検知するためのセンサである。スタートレバースイッチ6は、スタートレバーが操作されたことを検出するためのスイッチである。
【0050】
リール停止スイッチ7a〜7cは、リール停止ボタンに各々設けられ、各リール停止ボタンが操作されたことを検出するためのスイッチである。
【0051】
リール位置検出センサ31a、31b、31cは、リール4a、4b、4c毎に各々設けられ各リール4a、4b、4cの停止位置を検出するセンサである。
【0052】
1ベットスイッチ10aは、1ベットボタンが押されたことを検出するためのスイッチである。マックスベットスイッチ9aは、マックスベットボタンが押されたことを検出するためのスイッチである。クレジット選択スイッチ18aは、クレジット選択ボタン18が押されたことを検出するためのスイッチである。払い出しメダル検出センサ3aは、メダル払出機3から払い出されたメダルの枚数を検出するセンサである。リセットスイッチ33は、遊技機の遊技状態をリセットするためのスイッチである。前面枠開放検出スイッチ34は、前面パネル2が開放されたことを検出するスイッチである。
【0053】
確率設定装置32は遊技機の設定を切り替える装置で、この設定は、入賞フラグの成立する確率が異なる1〜6の設定が用意されており、設定1の入賞フラグの成立確率が一番低く、設定値が大きくなるにつれ入賞フラグの成立確率は高くなるように切り替えることができる。
【0054】
また、入出力インターフェース(I/F)54は、CPU51から出力される制御信号を、図示しない出力ポートやドライバを介して、演出制御装置(サブ制御手段)60、遊技進行表示部11、ベットライン表示部13、クレジット数表示部12、払出数表示部8、遊技状態表示部14、装飾表示部37、メダル払出部3、リール用モータ4M(4Ma〜4Mc)、外部信号出力部38、リール操作情報ランプなどに出力している。
【0055】
サブ制御装置としての演出制御装置60は、制御用CPUおよびRAM、ROM等を備えており、補助ゲームの演出に関わる情報表示や音出力等の制御を統括して行う。例えば、投入メダル検出センサ15、1ベットスイッチ10aまたはマックスベットスイッチ9aの何れかからの検出信号により賭入力が検出されることに伴い遊技制御装置50から送信される賭入力情報を受信することに基づいて、補助表示装置5で演出表示される補助ゲームに関する制御処理や、音出力部26で出力される補助ゲームに対応した音に関する制御処理等を行い、その制御処理に応じて表示制御信号と音制御信号を各々表示制御装置35と音制御装置36に送信する。
【0056】
また、演出制御装置60は、特定入賞が獲得され派手な演出が行われている特定遊技状態中に、一定時間ゲームが実行されなければ補助表示装置5の演出表示や音出力部26からの出力を小さくしたり停止させたりする制御等も行う。
【0057】
表示制御装置35は、表示制御用CPUおよびRAM、情報表示データを記憶するROM等で構成され、演出制御装置60から送信された制御信号に基づいて、後述する補助ゲームを構成する演出情報(演出パターン)を補助表示装置5に送信して表示させる。
【0058】
音制御装置36は、音制御用CPUおよびRAM、効果音データを記憶するROM、およびアンプ等で構成され、演出制御装置60から送信された音制御信号に基づいて音出力部26から遊技状態に対応した効果音や前記補助ゲームに応じた所定の演出音を出力させる。
【0059】
また、遊技制御装置50と演出制御装置60との通信は遊技制御装置50から演出制御装置60への単方向にのみ制御信号が送信されるような通信形態となっていて、遊技制御装置50への不正な信号が入力されるのを防止している。
【0060】
外部信号出力部38からは、稼働状況に関する各種情報(メダルの投入や払出しに関する信号や、BB状態或いはRB状態であることを示す信号等)を外部(遊技店の管理装置等)に対して出力可能となっている。また、各入賞フラグの成立に関連する情報等を含むテスト用のデータ(検査用のデータ)も外部に出力可能となっている。
【0061】
遊技機の電源装置(図示省略)は、電源回路のほかに、バックアップ電源部と停電監視回路とを備えている。停電監視回路は、電源装置の所定の電圧降下を検出すると、遊技制御装置50、演出制御装置60等に対して停電検出信号とリセット信号とを順に出力する。遊技制御装置50は、停電検出信号を受けると所定の停電処理を行い、リセット信号を受けるとCPUの動作を停止する。バックアップ電源部は、遊技制御装置50のRAM53等にバックアップ電源を供給して、遊技データ(遊技情報、遊技制御情報:変動表示ゲーム情報を含む)等に関する記憶内容を保持する。
【0062】
図3は、本発明の実施の形態の遊技機(パチスロ機)が備えているリール4に表記される図柄の配列図である。
【0063】
図3に示すように、本実施形態では、左リール4aの配列番号0、6に位置する「黒7」、左リール4aの配列番号1、10に位置する「白7」、左リール4aの配列番号2、8、11、13、18に位置する「王冠」、左リール4aの配列番号3、7、12、15、19に位置する「剣の刺さったプラム」(以下、単にプラムと称する)、左リール4aの配列番号4に位置する「人の顔を模倣したキャラクタ」(以下、BARと称する)、左リール4aの配列番号5、14、16、17に位置する「スイカ」、左リール4aの配列番号9、20に位置する「チェリー」の7種類の図柄が所定の規則に従ってリール上に配置されている。そして、リール4a、4b、4cを停止させたときに、有効ライン上に停止された図柄が図4に示す成立図柄列のいずれかを形成していれば対応する入賞が獲得される。
【0064】
図4は、本発明の実施の形態の遊技機(パチスロ機)の入賞種類、各入賞に対応する図柄組合せ態様及び入賞内容との説明図である。
【0065】
本実施の形態の遊技機では、通常遊技状態において、「ビッグボーナス(BB)入賞」、「レギュラーボーナス(RB)入賞」、「リプレイ入賞」、「小役入賞(チェリー、スイカ、王冠)」又は「ハズレ」のいずれかが内部抽選によって当選される。
【0066】
BB入賞は、「黒7、黒7、黒7」、「白7、白7、白7」、「BAR、BAR、BAR」が有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、メダルが15枚払い出されるとともにBB状態(BBゲーム、特別遊技状態)が発生する。
【0067】
RB入賞は、「黒7、黒7、BAR」、「白7、白7、BAR」が有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、メダルが15枚払い出されるとともにRB状態が発生する。
【0068】
リプレイ入賞は、「プラム、プラム、プラム」が有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、リール停止後にリプレイゲームが行われる。このリプレイゲームでは、今回のメダル賭数が次回ゲームに持ち越されるので、メダルを新たにベットしなくともゲームを開始することができる。
【0069】
小役入賞は、「スイカ、スイカ、スイカ」、「王冠、王冠、王冠」、「チェリー、ANY、ANY」(「ANY」部分はどんな図柄であってもよい)の何れかが有効ライン上に停止表示されることにより確定される入賞で、小役入賞の種類に対応する枚数のメダルが払い出される。例えば、「スイカ、スイカ、スイカ」のときは10枚、「王冠、王冠、王冠」のときは8枚、「チェリー、ANY、ANY」のときは2枚のメダルが払い出される。
【0070】
また、JACイン入賞(特定遊技状態)とは、BBの小役ゲーム(第2の特別ゲーム)において「プラム、プラム、プラム」が有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、2枚のメダルが払い出されるとともに、1枚だけメダルをベットして高確率で「プラム、プラム、プラム」が有効ライン(例えば、中段ライン)上に停止表示されるように停止制御されるJACゲーム(第1の特別ゲーム)が開始される。なお、BBの小役ゲームにおいてJACイン入賞となった場合には、12回のJACゲームが終了するか又は8回のJAC入賞が獲得されるまでJACゲームは継続する。
【0071】
JAC入賞とは、JACイン入賞により開始されるJACゲームにおいて、メダルを1枚ベットしたときに「プラム、プラム、プラム」が有効ライン(例えば、中段ライン)上に停止表示された場合に確定される入賞で、15枚のメダルが払い出される。ただし、JACゲーム中は「プラム、プラム、プラム」が有効ライン上に停止表示されてもリプレイ入賞とはならずリプレイゲームは行われない。
【0072】
本実施形態の遊技機においては、遊技制御装置50によりリールの停止制御が行われ、遊技者がリール停止ボタン7a、7b、7cを操作したタイミングから最大4コマ進んだ位置でリール4を停止させることができる。このため、遊技者がリール停止ボタン7a、7b、7cを操作したタイミングで有効ライン上にある図柄とそれ以降の4コマの中にフラグが成立した入賞に対応する図柄があれば、その図柄が強制的に有効ライン上に引き込まれて停止表示される。つまり、連続する5コマの中に存在する図柄は、遊技制御装置50による停止制御(引き込み制御)によって有効ライン上に停止表示させることができる。このため、このような図柄で形成される入賞は、フラグが成立したときに適当なタイミングで停止操作を行っても獲得することができる。ただし、別の有効ラインでフラグが成立していない図柄により形成される入賞が発生する場合には、この限りではない。
【0073】
例えば、図3に示す図柄配列図では「王冠」は連続する5コマの中に必ず存在するので、「王冠」の小役入賞は小役入賞フラグが成立すると必ず獲得することができる。また、「プラム」も連続する5コマの中に必ず存在するので、リプレイ入賞はリプレイフラグが成立すると必ず獲得することができる。ただし、遊技者が変則押し(例えば、中→右→左)をした場合等にリール停止制御が正常に機能しなくなる場合は賞を獲得することができない場合がある。
【0074】
一方、「王冠」の小役入賞およびリプレイ入賞以外の入賞は、特定の図柄を狙って停止ボタン7a〜7cを操作(目押し操作)しなければ、遊技制御装置50による停止制御が行われても必ずしも獲得することはできない。例えば、BB入賞のフラグが成立して、有効ライン上に「白7」を停止表示させる場合について説明する。まず、第1リール(左リール)4aには、点線L1で囲まれる図柄(配列番号1に対応する「白7」、配列番号2に対応する「王冠」、配列番号3に対応する「プラム」、配列番号4に対応する「BAR」、配列番号5に対応する「スイカ」)の何れかを有効ライン上に停止させるタイミングでリール停止ボタン7aを操作すれば、配列番号1に対応する「白7」が有効ライン上に停止する。または、点線L2で囲まれる図柄(配列番号10に対応する「白7」、配列番号11に対応する「王冠」、配列番号12に対応する「プラム」、配列番号13に対応する「王冠」、配列番号14に対応する「スイカ」)の何れかを有効ライン上に停止させるタイミングでリール停止ボタン7aを操作すれば配列番号10に対応する「白7」が有効ライン上に停止する。しかし、前述した以外の図柄でリール停止ボタン7aを操作しても「白7」の図柄を有効ライン上に停止表示させることはできない。
【0075】
同様に、第2リール(中リール)4aには点線Cで囲まれる図柄の何れかを有効ライン上に停止させるタイミングでリール停止ボタン7bを操作すれば配列番号15に対応する「白7」が有効ライン上に停止し、第3リール(右リール)4aには点線Rで囲まれる図柄の何れかを有効ライン上に停止させるタイミングでリール停止ボタン7cを操作すれば配列番号5に対応する「白7」が有効ライン上に停止する。このような目押し操作を行うことによって「白7」を有効ライン上に3つ停止表示させることができ、BB入賞を獲得することができる。
【0076】
図5は、本実施形態の遊技機(パチスロ機)における遊技状態の状態遷移図である。
【0077】
遊技状態は通常状態、BB状態、RB状態の3つに大別される。通常状態においては、遊技者による所定数(通常1〜3枚)の遊技媒体(本実施の形態ではメダルであるが、遊技球を用いてもよい)の投入操作、あるいはクレジットからの賭けボタン操作(ベット操作)に基づく賭数の入力後、スタートレバー6を操作することによってリールが回転して可変表示ゲームが開始すると共に、ゲーム毎に内部抽選が行われる。
【0078】
遊技者がスタートレバー6を操作して、直ちにリールが回転を開始しない場合があり、この時間を「ウェイトタイム(待ち時間)」という。この「ウェイトタイム」は、連続して遊技がされた結果、遊技者が過剰に遊技価値を浪費しないように、所定時間内の実行可能ゲーム数を制限するために設けられているものである。
【0079】
そして、この遊技機には、ゲームの実行に関連して各種入賞に当選するか否かの抽選を予め行う機能(内部抽選機能)が備えられており、スタートレバー6の操作によって、内部抽選用の乱数に基づいて内部抽選が行われる。この内部抽選に当選した場合に入賞フラグが立てられ、所定の入賞役(入賞態様)の発生が許可される。すなわち、内部抽選に当選し、入賞フラグが立てられた場合に限り、所定の図柄が有効ライン上に停止して入賞態様を形成することを許可され、極力入賞を獲得できるようにリール制御が行われる。このように、内部抽選によって、BB入賞、RB入賞、小役入賞、リプレイ入賞、JAC入賞、ハズレの何れかが決定される。
【0080】
すなわち、可変表示ゲームでは、遊技者の停止操作によって狙った図柄が確実に停止するのではなく、遊技機の制御手段の制御処理で許可された図柄の組み合わせのみが遊技者の操作により停止可能に構成されており、遊技制御装置50が、例えばスタートレバー操作をきっかけとするタイミングで乱数を抽出し、その乱数を判定した結果に基づいて何れかの入賞役(入賞フラグ)の発生を許可するか否かを決定する処理を行い、こうした決定に基づく図柄の組み合わせのみが遊技者の操作により停止可能となっている。
【0081】
BB入賞とは、高確率で小役入賞を獲得しやすい小役ゲーム(第2の特別ゲーム)と高確率でJAC入賞を獲得しやすいJACゲーム(第1の特別ゲーム)とを所定の回数遊技できるビッグボーナス(BB)状態(特別遊技状態)を発生させる入賞態様である。RB入賞とは、高確率でJAC入賞を獲得しやすいJACゲームを所定の回数遊技できるレギュラーボーナス(RB)状態(特定遊技状態)を発生させる入賞態様である。小役入賞とは、比較的少量(例えば10枚以下)のメダルが払い出されるのみの入賞態様である。リプレイ入賞とは、メダルをベットすることなく再度ゲームが可能となる入賞態様である。JAC入賞とは、1枚のメダルをベットするだけで比較的多数(例えば15枚)のメダルが払い出される入賞態様である。特に、BB入賞やRB入賞は、遊技者に有利な遊技状態(BB状態、RB状態)を導出する特定入賞と称される。この特別遊技状態では、小役入賞に比較して大量(例えば、100枚以上)の遊技媒体の獲得が期待できる。
【0082】
そして、リールの回転(図柄の可変表示)は、遊技者が各リールに対応して各々備えられたリール停止ボタン7a〜7cを操作することにより又は一定時間後に自動的に、各リールの回転を順次停止して、停止表示態様が確定する。そして、リールが停止した際に、前記賭数に応じて有効化された有効ライン上に形成された図柄の組合せ態様が、予め定められた所定の組合せ態様(入賞態様)となった場合に入賞が確定し、入賞種類に対応して利益(遊技媒体)が遊技者に付与される。
【0083】
具体的には、通常状態での内部抽選の結果、BB入賞のフラグが成立すると、停止表示態様が所定の図柄組合せ態様(例えば「白7、白7、白7」)となることにより遊技状態はBB状態となり、ビッグボーナスゲーム(小役ゲーム+JACゲーム)が開始される。BB状態でビッグボーナスゲームの終了条件が成立した後は通常状態に移行し、通常ゲームが再開される。
【0084】
また、通常状態での内部抽選の結果、RB入賞のフラグが成立すると、停止表示態様が所定の図柄組合せ態様(例えば「白7、白7、BAR」)となることにより遊技状態はRB状態となり、レギュラーボーナスゲーム(JACゲーム)が開始される。RB状態で所定回数のJACゲームが終了された後は通常状態に移行し、通常ゲームが再開される。
【0085】
内部抽選によりRB入賞やBB入賞等の特定入賞に当選した場合には、そのゲームで入賞態様が形成されなくても、可変表示ゲームを実行した結果、ハズレあるいは小役の図柄停止状態となるときに通常では出現しない予め定められた組合せ態様(リーチ目)を形成させる。このリーチ目の停止態様が出現することによって、遊技者にビッグボーナス等の特定入賞のフラグが成立(特定入賞に当選)したことを報知し、遊技者は以降の可変表示ゲームでビッグボーナス等の図柄を真剣に揃えるようにする。
【0086】
また、小役の入賞フラグが成立したときに、特定の停止順で遊技者がリールの停止操作をした場合にのみ、この小役に対応する図柄が停止し、特定の停止順以外で遊技者が停止操作をした場合には小役が成立せずに、この小役の入賞フラグは消滅するようになっている。
【0087】
一方、内部抽選に当選しなかった場合(入賞フラグ不成立)は、遊技者がいかなるタイミングでリールの停止操作を行っても、所定の図柄が有効ライン上に停止して入賞態様を形成しないようにリール制御が行われる。したがって、ビッグボーナス等のフラグが成立していなければ、遊技者がビッグボーナス等の図柄を狙って停止させようとしても、ビッグボーナス等の図柄で停止することはない。
【0088】
すなわち、いつでもリール停止操作のタイミングが合えば入賞態様を形成することができるというものではなく、前記内部抽選に当選した上でリール停止操作のタイミングが合ったときに限り所定の入賞態様が形成されるようになっている。このように内部抽選結果に基づいてリールの停止制御を行うことにより、内部抽選の結果通りに遊技結果を制御することがある程度可能となる。
【0089】
また、本実施の形態の遊技機で、遊技者をアシストする特定の遊技状態を有するように構成してもよい。このAT状態では小役の入賞フラグが成立したこと及び入賞フラグの成立した小役の種類を遊技者に報知して、遊技者が小役を取りこぼさないようにする。また、AT状態で、小役を導出する特定の停止順を遊技者に報知するようにしてもよい。
【0090】
また、主ゲームを構成する3つのリール以外に別個に設けられた補助表示装置5によって主ゲームに関わる補助ゲームを演出するようにした遊技機も提案されている。例えば、補助表示装置5でさまざまな演出表示を行う補助ゲームを行う。また、主ゲームを構成する3つのリール以外に、入賞種類を示唆する図柄の配置された第4のリールを設け、第4のリールを変動表示させるようにした補助ゲームを行うものも提案されている。これらの補助ゲームによって、リールで行われる主ゲームでは表現できない興趣性の高い演出ゲームを行うことができる。また、リールを停止表示させたときに特定の入賞態様(特定入賞となる図柄組合せ態様)を形成できなくても、同時に行われていた補助ゲームで特定の結果を導出することで、特定入賞のフラグが成立したことを遊技者に報知することができる。また、遊技者がリールの停止表示態様として形成されるリーチ目を把握していなくても、補助ゲームの結果により特定入賞のフラグ成立を知ることができるので、遊技者が遊技に対して不公平感を感じることが少なくなる。
【0091】
さらに、補助ゲームにおいてより興趣性の高い演出を行わせるために、複数の途中態様を用意して演出態様を段階的に発展させ、最終的に内部抽選の結果に応じた演出態様を導出するようにしてもよい。
【0092】
図6は、ビッグボーナスゲームの状態遷移図である。
【0093】
所定の図柄組合せ態様(例えば「白7、白7、白7」)が有効ライン上に停止されBB入賞が発生すると、通常ゲーム時に比べて高い確率で小役入賞を獲得できる小役ゲーム状態となる。この小役ゲーム状態における遊技は通常状態と同様に進行され、例えばメダルを3枚投入して、有効ライン上に「スイカ、スイカ、スイカ」の図柄列が停止表示された場合にはメダルが10枚払い出され、有効ライン上に「王冠、王冠、王冠」の図柄列が停止表示された場合にはメダルが8枚払い出され、有効ライン上に「チェリー、ANY、ANY」(「ANY」部分はどんな図柄であってもよい)の図柄列が停止表示された場合にはメダルが2枚払い出される。
【0094】
そして、小役ゲーム状態において、例えば「プラム、プラム、プラム」の図柄列が有効ライン上に停止表示された場合にJACインとなり、2枚のメダルが払い出されるとともに、小役ゲームが一時中断され高確率でJAC入賞を獲得できるJACゲーム状態となる。なお、小役ゲーム中に特定の図柄が有効ライン上に停止表示された場合にJACインとなり即座にJACゲームに移行するのではなく、リール装置4とは別に設けられた補助表示装置5でJACインに関するゲームを行い、そのゲーム結果に基づいてJACゲームが発生するようにしてもよい。
【0095】
JACゲーム状態では、メダルの賭数は1枚とされ、この1ベットに対応する有効ライン(例えば、中段横ライン)上に「プラム、プラム、プラム」の図柄列が停止表示されるとJAC入賞となりメダルが15枚払い出される。このJACゲームは最大12回まで実行可能となっており、12回目のJACゲームが終了すると小役ゲームが再開する。但し、JACゲームが12回に達する前にJAC入賞が8回獲得された場合には、8回目のJAC入賞を以てJACゲームは終了され、小役ゲームが再開する。
【0096】
また、BB中の小役ゲームは、最大30回まで実行可能となっており(JACインしたゲームは含み、JACインした後のJACゲームは含まない)、小役ゲームが30回消化された時点でBBゲームは終了となる。但し、小役ゲームが30回消化されるまでに3回JACインした場合には、3回目のJACインによるJACゲームの終了を以て当該BBゲームは終了となる。そこで、遊技者は、所定回数の小役ゲームを消化するまでは、有効ライン上に「プラム、プラム、プラム」の図柄列が停止表示されないように(3回目のJACゲームが行われないように)する、いわゆる「リプレイ外し」を行う。
【0097】
ちなみに、RB入賞は、所定の図柄組合せ態様(例えば「白7、白7、BAR」)が有効ライン上に停止されRBが発生すると同時にJACインとなり、このJACインにより15枚のメダルが払い出されるとともに、高確率でJAC入賞を獲得できるJACゲームが開始する。そして12回目のJACゲームが終了するか、またはJACゲームが12回に達する前にJAC入賞を8回獲得するとRBは終了して、通常状態に移行する。
【0098】
図7は、遊技制御装置50で行われる操作情報の予告報知決定処理の一例を示すフローチャートで、例えば、ゲームの開始毎などに実行されるものである。
【0099】
まず、ステップS1では、現在の遊技状態がBB状態であるか否かを判定し、ステップS2では、JACゲームの継続中であるか否かを判定し、BB状態かつJACゲーム中の場合にのみステップS3以降の処理へ進み、その他の場合には処理を終了する。
【0100】
操作情報の報知はステップS3以降で行われ、ステップS3ではBB状態の終了条件となる3回目のJACイン入賞であるか否かを判定し、2回目までのJACイン入賞における操作情報の報知条件と、BBゲームで最終回となるJACイン入賞における操作情報の報知条件を異ならせる。
【0101】
すなわち、2回目までのJACイン入賞後のJACゲームでは、ステップS8へ進んで毎回(ゲーム毎に)操作情報の予告報知が行われるのに対し、BBゲームが終了する3回目のJACイン入賞後のJACゲームでは、ステップS4以降へ進んで、BBゲーム中に獲得したメダル(遊技媒体)の量(枚数)に応じて報知を行うか否かの抽選を行って、この抽選結果に応じて報知の有無が決定される。
【0102】
すなわち、ステップS4ではRAM53等に記憶されたBBゲーム中のメダル獲得量(枚数)を読み込む。ただし、遊技制御装置50は、BBゲームの度にメダルの獲得枚数をRAM53のワークエリア(図示省略)等でメダルの投入枚数と払い出し枚数の差としてカウントするものとする。
【0103】
次に、ステップS5では、図11に示すように、予め設定された抽選テーブルを用いて、メダルの獲得枚数に応じた報知確率(報知率、抽選確率)を検索して読み込む。
【0104】
なお、参考例として、図8は操作情報の報知を行う抽選テーブルの一例を示しており、3回目のJACイン入賞時までに現在のBBゲームで獲得した遊技媒体の量(ここではメダルの枚数)に応じて、操作情報の報知を行う確率を予め設定したものである。
【0105】
報知確率の設定の一例としては、3回目のJACイン入賞時までに獲得したメダルの数が多くなるにつれて報知確率が徐々に小さくなるように設定されて、所定枚数(例えば、450枚)を超えると報知をしないように報知確率を0%に設定し、所定枚数に近い獲得数(例えば、426枚から450枚の範囲)では、報知確率を低く(例えば、30%)として報知の機会を低下させることで、射幸性を適度に抑制した遊技を可能にする。
【0106】
一方、獲得したメダルの数が少ない(例えば、400枚以下)場合では、報知確率を100%として、必ず操作情報の報知を行うようにして最低限の遊技媒体を獲得可能に支援する。
【0107】
また、獲得数がやや少ない(例えば、401枚から425枚の範囲)場合では、報知確率を60%として、報知の機会をやや高く設定しておき、操作情報の報知の機会を高くすることで、緩やかに遊技媒体の目標獲得枚数へと到達させる。
【0108】
そして、ステップS6では、ステップS5で求めた報知確率と、任意の乱数を抽出する抽選処理を行い、ステップS7では、抽選した乱数が当たり(当選)であるかハズレ(落選)であるかの判定を行う。
【0109】
なお、当たり(当選:すなわち報知)と、ハズレ(落選:すなわち非報知)としたが、これに加えて小当たり(準当選)として、曖昧(一部)報知を設けても良い。つまり、報知では指示に従えば高確率で、曖昧報知では中確率で、非報知では低確率で入賞を発生可能にしてもよい。これにより、報知態様が多様になるとともに、入賞の発生をあまり期待できない非報知状態の出現率を抑制することで、遊技の興趣を向上させることができる。
【0110】
この抽選結果が当選の場合のみステップS8へ進んで、操作情報の報知を実行する。落選の場合には操作情報の報知は行わずに処理を終了する。
【0111】
以上の制御により、遊技媒体量に基づいて操作情報の報知を行うか否かを決定するようにしたので、BBゲーム(特別遊技状態)における獲得可能な遊技媒体量を抽選テーブルに基づいて所定の範囲に設定できる
【0112】
そして、操作情報が報知されるか否か、という点で遊技の興趣を高め、また、報知されなかったときでも入賞を獲得できるか否かで、遊技者の興趣を向上させることができる。したがって、獲得可能な遊技媒体数の制限という遊技者の不利益を、遊技者が直接的に意識することがなく、射幸性の適度な抑制と公平な遊技の提供を両立させることができるのである。
【0113】
また、参考例である図8の抽選テーブルの設定は、遊技媒体量が多くなるほどに報知率が下がるように設定することで、射幸性を適度に抑制した遊技機の提供が可能になる。
【0114】
このように遊技媒体の獲得数(量)に応じて、報知率を変化(選択)させるようにしたので、予め設定した数に所定の幅を持って遊技媒体の獲得数を納めることができる。このとき、遊技媒体の獲得数が所定の幅を持つため、固定された数の場合と異なり遊技者に挑戦意欲を与えることもできる。なお、遊技媒体量と報知率の設定次第で、様々な遊技媒体の獲得量分布が設定できる。
【0115】
さらに、3回目のJACイン入賞時には、抽選によって運、不運の要素を付加しながらその後の獲得遊技媒体量が変化するため、抽選次第(または抽選と運次第)で大きな遊技価値を得ることもあり、変化に富んだゲームを提供でき、遊技者の興趣を向上させることができる。
【0116】
また、3回目のJACイン入賞までは、JACゲームの度に操作情報の報知が行われるため、BBゲーム中に得ることができる最低限の遊技媒体の確保を速やかに行うことができるとともに、熟練者と初心者の差を抑制できる。そのうえで、抽選結果と技量に応じて遊技媒体を積み増すことができるので、遊技者の技量に応じた獲得枚数の極端な差を抑制しながらも、熟練者には技量を発揮する機会を与えることができ、熟練度に関わらず興趣の持てる遊技機の提供が可能となる。
【0117】
次に、ステップS8で行われる操作情報の報知の一例を、図9に示す。
【0118】
図9は、操作情報の報知としてリールの停止順序を報知する場合を示しており、JACイン入賞により開始されるJACゲームにおいてJAC入賞を得ることが可能なリールの停止順序を報知する場合であり、図中(A)、(B)、(C)の順で、左側のリール4aの輝度を変化させる(例えば、リール内周に設けたランプを点灯または点滅させる)とともに、このリール4aの停止ボタン7aを点灯または点滅させ、次に、中央のリール4bの輝度を変化させるとともに、リール4bに対応する停止ボタン7bを点灯または点滅させ、さらに、右側のリール4cの輝度を変化させるとともに、リール4cに対応する停止ボタン7cを点灯または点滅させる。
【0119】
こうして、上記図9(A)〜(C)のリール及び停止ボタンを順次点灯させることを繰り返すことで、操作順序の報知を行うものであり、遊技者は点灯または点滅している停止ボタンを順次押していくことで、所定の入賞(JAC入賞)を容易に獲得することが可能となる。なお、図9(A)〜(C)では、リールと停止ボタンの両方で報知を行うようにしたが、いずれか一方のみで報知を行ってもよい。
【0120】
また、リールまたは停止ボタンによる報知は、停止操作のタイミングで行ってもよく、例えば、「チェリー」で入賞を獲得できる場合では、「チェリー」の図柄で停止可能なタイミングで停止ボタンあるいはリールを点灯または点滅させて報知を行ってもよい。
【0121】
なお、上記図9ではリール4a〜4c及び停止ボタンによって報知を行う場合を示したが、図示はしないが補助表示装置5において停止させるリールの順序や停止タイミングを報知してもよい。
【0122】
あるいは、図10(A)、(B)で示すように、獲得可能な賞の図柄を表示するようにしてもよく、遊技者に停止させるべき図柄を報知することで入賞を容易にする。
【0123】
すなわち、図10(B)のように、「チェリー」が補助表示装置5に表示された場合、遊技者は左のリールを「チェリー」で停止させれば入賞が得られることを認識でき、現在の可変表示ゲームでどの図柄を停止させればよいのかを的確に知ることができる。
【0124】
なお、図10の場合の操作情報の報知では、上記JACゲームに限らず、BBゲーム中の小役の報知や通常遊技状態の入賞の報知にも用いることができ、例えば、図10(A)のように通常遊技状態で補助表示装置5に「7」が表示されると、各リールを「7」の図柄で停止させればBBゲームを獲得可能な機会であることを報知でき、また、図10(B)のように通常遊技状態で「チェリー」が表示されれば、左のリールをチェリーで停止させればよいことを報知でき、熟練度の低い遊技者に対して操作の支援を行うことができる。
【0125】
本発明における遊技媒体の獲得量に応じた抽選テーブルの設定は、図11に示すように、一回のBBゲームで得る遊技媒体の獲得量が所定の分布となるように、第3回目のJACイン入賞までに獲得した遊技媒体の獲得量の範囲に応じて変化させる
【0126】
図11の抽選テーブルは、獲得量が少ない(例えば、100枚以下)場合には報知確率を100%として、以降のJACゲームで毎回報知を行い、速やかに最低限の遊技媒体の確保を行う。
【0127】
一方、獲得量がやや多い(例えば、101枚〜150枚)場合では、報知確率を20%としてほとんど報知を行わないように設定する。これにより、以降の報知がほとんど行われないため、獲得量が伸びずに抑制される。したがって、獲得量はこの範囲に集中する。
【0128】
さらに、獲得量が中くらいから所定数までの範囲(例えば、151枚〜450枚)では、逆に、報知確率を80%などの高めに設定して報知の頻度が多くなるように設定しているので、頻繁に報知が行われることで効率よく入賞を得ることができ、3回目のJACゲームで遊技媒体の獲得量を伸ばすことができる。
【0129】
つまり、運良く獲得量が所定数(例えば、150枚)を超えて入賞を獲得できれば更に大きな獲得量を期待できる。
【0130】
また、第3回目のJACイン入賞までに獲得量が所定数(450枚)を超える場合には報知確率を0%として、遊技者の入賞獲得を抑制し、射幸性を適度に抑制する。
【0131】
以上のような抽選テーブルの設定によって、遊技者が1回のBBゲームを行ったときの獲得量と遊技者数の分布は図12で示すように、100枚〜150枚のピークと、400枚〜450枚のピークとなる。
【0132】
したがって、抽選テーブルの設定によって、遊技者の熟練度に応じた獲得量を調整することが可能となって、射幸性を適度に抑制しながらも多様な獲得量が得られる遊技機を提供することができる。
【0133】
なお、上記においてはJACゲームに適用した例を示したが、小役ゲームに適用してもよく、例えば、全30回の実行可能ゲーム数のうち、所定回数以降の小役ゲームについて、遊技媒体の獲得量に応じた抽選に基づいて報知を行ってもよい。
【0134】
なお、操作情報の報知により熟練度に関わりなく遊技媒体の獲得が可能であれば、熟練度に関係なく運、不運に依存する遊技性で熟練者と初心者などの獲得数に大きな隔たりが生じるのを防いで遊技の公平性を確保することができる。また、操作情報の報知があってもある程度の熟練度(技量)を要す(例えば、所定の範囲での目押し)ようにしてもよく、その場合は熟練度に応じた差を付けることができ遊技者に技量向上の目標を与えることができるとともに熟練者にも相応の満足感を与えることができる。
【0135】
なお、図13は参考例を示し、前記第1実施形態の報知処理の実行を、BBゲーム中の小役ゲームの進行に応じて決定するようにしたものである。
【0136】
図13は、遊技制御装置50で行われる操作情報の予告報知決定処理の一例を示すフローチャートで、例えば、前記第1実施形態と同様に可変表示ゲームの開始毎などに実行されるものである。
【0137】
まず、ステップS1では、現在の遊技状態がBB状態であるか否かを判定し、ステップS2では、JACゲームの継続中であるか否かを判定し、BB状態かつJACゲーム中でない場合にのみステップS10以降の処理へ進み、その他の場合には処理を終了する。
【0138】
操作情報の報知の決定はステップS10で行われ、現在のBBゲームでの小役ゲームの進行数が所定の範囲または所定値にあるときはステップS8へ進んで前記第1実施形態と同様の報知処理を行う一方、ゲーム進行数が所定の範囲または所定の値でないときには報知を禁止する。
【0139】
ここでは、進行数が20までのとき、換言すれば第1回目から第20回目の小役ゲームのときに報知処理を行い、また、進行数が30のとき、換言すれば第30回目(最後)の小役ゲームのときに操作情報の報知処理を行うものである。
【0140】
すなわち、ひとつのBBゲームで実行可能な30回の小役ゲームのうち、21回目から29回目までの計9回の小役ゲームを除き、合計21回の報知を行うものである。
【0141】
上記の制御によって、小役ゲームの全ゲーム数(実行可能ゲーム数)のうち所定回数のみ操作情報の報知が行われるので、報知が行われているときにはほぼ確実に小役入賞を得ることができるので、熟練度に関わらず一定の遊技媒体を獲得することが可能となって、熟練者と初心者等の熟練度の異なる遊技者間での獲得量に極端な差が出るのを防いで不公平感を抑制する一方、所定回数以外の小役ゲームでは報知を行わないため、遊技者の熟練度に応じて一定の遊技媒体量以上の遊技媒体を獲得することが可能となるので、技量を備えた遊技者の興趣を維持することができる。
【0142】
なお、報知を行う時期及び回数は任意に設定することができ、また、報知を行う遊技状態としてBBゲーム中の他のゲームに適用したり、RBゲームなど他のゲームに適用することができる。
【0143】
また、遊技可能なゲーム数に応じて報知を行うか否かの判定を行ったが、獲得可能な遊技媒体の量に応じて報知を行うか否かの判定を行ってもよく、例えば、獲得可能な遊技媒体の量を450枚とした場合では、450枚に近づくまで(例えば400枚)は報知を行い、獲得量が400枚以上になると報知を禁止してもよい。
【0144】
さらに、特別遊技状態で獲得または獲得可能な遊技媒体量と遊技可能なゲーム数(ゲーム進行数)を組み合わせて操作情報の報知判定を行うようにしてもよく、あるいは、特別遊技状態で獲得または獲得可能な遊技媒体量と遊技可能なゲーム数(ゲーム進行数)の少なくともひとつに基づいて操作情報の報知判定を行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の遊技機全体の構成を示す正面図である。
【図2】同じく制御系の一部を示すブロック図である。
【図3】同じくリールの図柄の配列図である。
【図4】同じく入賞態様を示す説明図である。
【図5】同じく遊技状態の状態遷移図である。
【図6】同じくビッグボーナスゲームの状態遷移図である。
【図7】遊技制御装置で行われる操作情報の報知決定処理の一例を示すフローチャート。
【図8】本発明の参考例の抽選テーブルの設定の一例を示すマップ。
【図9】操作情報の報知の一例を示し、リール及び停止ボタンを点灯させて停止順序を報知する場合の可変表示部の正面図で、(A)は左のリールと停止ボタンで報知を行う場合、(B)は中央のリールと停止ボタンで報知を行う場合、(C)は右のリールと停止ボタンで報知を行う場合をそれぞれ示す。
【図10】補助表示装置5で操作情報の報知を、獲得可能な賞の図柄を表示する一例を示し、(A)は「7」で図柄を揃えればBBゲームが獲得可能である状態を、(B)は所定のリールで「チェリー」を停止させれば小役入賞が獲得可能である場合を示す。
【図11】本発明の実施形態の抽選テーブルの設定の一例を示すマップ
【図12】同じく、獲得量と遊技者の数を示すグラフ。
【図13】本発明の参考例の操作情報の報知決定処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4a、4b、4c リール(可変表示装置)
5 補助表示装置
7a、7b、7c リール停止ボタン
50 遊技制御装置(メイン制御装置)
60 演出制御装置(サブ制御装置)
100 スロットマシン(遊技機)

Claims (1)

  1. 複数の可変表示部が所定の表示結果を導出した場合に所定の入賞が発生する遊技機において、
    前記複数の可変表示部の各々を導出表示させるための操作を行うことが可能な操作手段と、
    所定の入賞を発生可能な特別ゲームを遊技可能な特別遊技状態のときに、入賞を発生する表示結果を導出できるように前記操作手段の操作に関する操作情報を報知する操作情報報知手段と、
    抽選テーブルを備え、前記抽選テーブルに予め設定された報知確率に基づいて前記操作情報報知手段にて報知を行うか否かを決定する報知制御手段と、を備え、
    前記特別遊技状態は、
    第1の入賞を獲得可能な第1の特別ゲームを所定回数遊技可能な特定遊技状態と、第2の入賞を獲得可能な第2の特別ゲームと、からなり、
    前記第2の特別ゲームにおいて前記複数の可変表示部の表示結果が予め定められた特別の表示態様となった場合に前記特定遊技状態となることで、所定回数の第1の特別ゲームを遊技可能となる遊技状態であって、当該特別遊技状態中に、前記特定遊技状態になることが可能な所定回数が予め設定され、少なくとも当該所定回数の特定遊技状態が終了することで当該特別遊技状態が終了するように構成され、
    前記抽選テーブルは、
    前記特別遊技状態において獲得した遊技媒体量が第1の所定値以下の場合には、当該特定遊技状態における第1の特別ゲームのすべてにおいて前記操作情報報知手段にて報知を行うように設定された第1の確率と、
    前記特別遊技状態において獲得した遊技媒体量が前記第1の所定値を超えて第2の所定値以下の場合には、当該特定遊技状態において、所定の確率で前記操作情報報知手段にて報知を行うように設定された第2の確率と、
    前記特別遊技状態において獲得した遊技媒体量が前記第2の所定値を超えて第3の所定値以下の場合には、当該特定遊技状態において、所定の確率で前記操作情報報知手段にて報知を行うように設定された第3の確率と、
    前記特別遊技状態において獲得した遊技媒体量が前記第3の所定値を超えた場合には、当該特定遊技状態における所定回数遊技可能な第1の特別ゲームのすべてにおいて前記操作情報報知手段にて報知を行わないように設定された第4の確率と、が予め設定され、
    前記第2の確率は、前記第4の確率よりも大きく、かつ、前記第1の確率よりも小さく設定され、
    前記第3の確率は、前記第2の確率よりも大きく、かつ、前記第1の確率よりも小さく設定され、
    前記報知制御手段は、
    前記第2の特別ゲームの表示結果が特別の表示態様となり、当該特別遊技状態において最後となる特定遊技状態を除く特定遊技状態が発生した場合には、当該特定遊技状態における所定回数遊技可能な第1の特別ゲームのすべてに対して、前記操作情報報知手段にて報知を行うことを決定する一方、
    前記第2の特別ゲームの表示結果が特別の表示態様となり、当該特別遊技状態において最後となる特定遊技状態が発生した場合には、当該最後の特定遊技状態が発生するまでの当該特別遊技状態における入賞によって獲得した遊技媒体量に基づいて、前記抽選テーブルに設定された複数の報知確率の中の何れかを選択し、該選択された抽選テーブルの報知確率に基づいて、前記操作情報報知手段にて報知を行うか否かを決定することを特徴とする遊技機。
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