JP4386469B2 - 真鍮鋳造工場廃棄物の再利用法 - Google Patents
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Description
本発明は真鍮鋳造工場廃棄物の再利用分野に関するものである。より具体的には、本発明は、成形過程を実施する、亜鉛が豊富であるが銅も含まれている鉱滓と塵埃の乾式冶金的再利用法に関するものである。
現状技術
一方では、大部分が酸化物の形である亜鉛を含む廃棄物処理の乾式冶金学的方法は現在すでに周知である。これらの方法は主として、鉄分の豊富な、製鋼所の微細分、または例えば、塩素の豊富な、家庭ゴミの再利用のために考えられたものである。いずれの場合にも、蒸気の形で亜鉛を放出することを可能にする還元過程がある。この還元は、処理する材料を焼結炉または流動床炉内で還元雰囲気下で高温にする固相で全て実施されるか、あるいは、材料を還元剤とフラックスとともにペレットの形にあらかじめ凝集させ、ついで高炉内に投入する、固相での予備還元過程とそれに続く溶融過程によって実施される。いずれの場合にも、亜鉛は蒸発と凝縮によって、純粋な亜鉛の形、または化合物(酸化物、塩化物など)の形で回収される。これらの方法は実際廃棄物内に存在する、鉄、鉛、カドミウムなどの各種の金属元素の分離を可能にする。
他方で、古来より、カラマイン、つまり閃亜鉛鉱(ZnS)、炭酸亜鉛(ZnCO3)、酸化亜鉛(ZnO)を含有する亜鉛鉱石が真鍮の製錬に使われてきた。そのため、「カラマイン法」と呼ばれる浸炭法が使用されていた。この方法は最初に偽アリストテレスによって紀元前300年に「ミラビーレス・アウスクルタチオーネス」に記載され、ついでプリニウスとディスコリデュスによって紀元後1世紀に記載されている。
この方法において、微細分に粉砕されたカラマインは挽いた木炭に混入される。有機バインダー(尿、米汁、樹脂、獣脂、塩など)が添加され、調製物は一般的にペレットに凝集される。古代人はつぎにこの混合物を非常に長い時間、8から24時間、分割された純粋な銅と反応させた。この様にして典型的には亜鉛が30%未満含まれる真鍮が得られた。この方法は前世紀の終わりに、真鍮が金属銅および亜鉛から製錬されるようになって以来もはや使われていない。もっと最近の文献では、例えば、RolandiとScacciati(1956)またはWerner(1970)などの著者らが前述の方法の模倣を試み、亜鉛の蒸発による損失回避のために1050℃未満の温度を用いている。固体状態でのこれらの試みが現状技術に当たる。
ベルギー特許No.630047にも酸化亜鉛と炭素粉末の混合物を銅の液浴に投入して真鍮を得る方法が記載されている。
解決すべき問題
真鍮鋳造工場廃棄物には2つの発生源がある。その第一は、重量で最大60%のZnと10%を超えるCuを含有している鉱滓が、炉内の液浴表面で形成されることである。これらの鉱滓は現実には生産現場で粉砕され、ついで粒度に従って分離される。銅が豊富でサイズの大きな画分は、その場で再利用される。他方で、「微細分」と呼ばれる粒度の小さな銅の乏しい画分は送り出され、専門企業で処理される。第二の発生源は、鋳造工場の吸引システムのフィルタ内における「煙道ダスト」と呼ばれる塵埃の回収であり、それはZnの重量が最大80%の酸化亜鉛で主として構成され、2から20%のCuを含有している。これらの塵埃も専用の場所で処理される。
しかしながら、それらを発生させた鋳造工場では回収できないこれらの廃棄物は、銅回収産業の興味を惹くには銅含有率が低く、他方では亜鉛含有廃棄物再利用の従来の産業にとっては銅含有率が高すぎる。したがって、それらの回収に興味を持つ産業を見つけることがますます困難になっている。他方で、処理場はたいていの場合湿式冶金法を用いるので、環境に対してきわめて有害な廃液が発生する。
最後にこれらの微細分と煙道ダストは、厳しくなっている規制を考慮し、その輸送(粉々になりやすい汚染物質)にますます特別な注意が必要になっている。これは、処理設備が外国にあることが多く、またその結果、複数の種類の法律が適用されなければならず、各種の許認可申請が発生するため、ますます不都合である。
したがって、出願人は以下のことを可能にする方法を研究し、開発した。
・真鍮鋳造工場から発生した微細分と煙道ダストを経済的かつ環境に配慮して再利用し、
・好適には、長い距離の輸送の危険をなくせるように、廃棄物の発生場所でこの再利用の実施を可能にし、
・真鍮製錬に廃棄物を再使用する。
発明の目的
本発明の目的は、廃棄物が形成された場所でのこれらの廃棄物に含まれる金属(Cu、Zn)の回収と、真鍮製錬工程へのそれらの再投入を可能にする、真鍮鋳造工場内で発生した廃棄物(鉱滓、煙道ダストなど)の再利用法である。
発明の詳細な説明
本発明によれば、真鍮鋳造工場内で発生した、主として酸化物の形であるZnが豊富でCuの酸化物および真鍮内に通常存在する不純物を含有する、典型的には鉱滓と煤煙の、固体廃棄物(24)の再利用法において、
a)前記廃棄物(24)は分割した固体状態の還元剤(25)に混合され、
b)前記混合物は凝集物に成形され、
c)前記凝集物が、銅または真鍮の液体金属浴(15)を含む処理反応装置(2)内に投入され、そこで還元され、
d)前記廃棄物の還元後に、新たに真鍮が形成され、処理反応装置内で発生した廃棄物(22)は分離される。
この方法は、以下のことを特徴とする。
・過程a)において、前記廃棄物(24)が、分割された固体状態の還元剤(25)とバインダー(26)に混合され、
・過程b)において、前記混合物(20)が開放多孔性凝集物(21)に成形され、前記凝集物の形成が、その後の過程c)における前記酸化物の還元の間、前記凝集物がその一体性を維持し、前記液体金属を拡散することができるようなものであり、
・次に、液体の、前記新たな真鍮が、溶解および鋳造の炉(3)内に移され、そこで前記真鍮の組成が、Znまたは所望の製品を得るために必要な他のいっさいの合金元素(Pb、Sn、Niなど)で必要に応じて調整され、この炉で発生した廃棄物が分離され、回収される、過程e)を必要に応じて有し、
・必要に応じて組成を調整した真鍮が次に、プレート、ビレット、ワイヤ、所望の寸法の部品および製品を得ることを可能にする方法によって鋳造される、過程f)を必要に応じて有し、
・過程dとeで回収された前記廃棄物が過程aからfに従って回収され、再利用される、過程g)を有する。
重要な過程は過程aからcであり、とくに前記廃棄物、還元剤およびバインダーを含む開放多孔性凝集物の形成である。
出願人が実施した試験は、必須手段のこの組合せを有する必要性を示している。
実際、出願人はとくに、液体金属浴内で、凝集物を形成することなしに、還元剤を用いた直接の前記廃棄物の再利用を試みた。この場合、試験の効率、つまり、前記廃棄物内のZnとCuの回収率はきわめて低く、本発明による試験の場合と対称的であった。
本発明による方法で得られた高い効率は次の複数の要因によるものと思われる。
・形成された凝集物は、前記液体金属内に投入される粉末の単なる混合とは反対に、反応体(処理すべきCuおよびZnの酸化物、還元剤ならびに結合促進剤)の緊密な混合から成る。
・これらの凝集物は少なくとも前記還元剤によるCuとZnの酸化物の還元に必要な時間の間、前記液体浴内でバインダーによって凝集物の状態で維持される。
・形成された蒸気亜鉛の、少なくとも35%の亜鉛を含む可能性がある真鍮の形成に至る液体銅との接触は、凝集物の中心への液体銅の浸透と最大交換表面積とを可能にする、凝集物の開放多孔性によって至適化される。
・最後に、再上昇して前記液体金属の表面に浮遊する傾向がある粉末の単なる混合とは反対に、形成された凝集物は前記液体金属との接触を容易に維持できる。
ここで注意すべきことは、古代の亜鉛鉱石(カラマイン)の処理方法が非常に遅いことが知られていたということであり、処理時間は24時間に達することもあった。
比較すると、本発明による再利用法は比較的早い。
くわえて、本発明による方法は少なくとも35重量%までの亜鉛を含むことのある真鍮を得ることを可能にするが、カラマイン法は30重量%を超える亜鉛を有する真鍮の形成ができなかったことにも注意されたい。
出願人の研究によれば、
・サイクル時間を短縮し、蒸発による亜鉛の損失を制限するために、固体の銅または真鍮と凝集物とを加熱していくのではなく凝集物を液体の銅または真鍮内に投入すること、
・銅または真鍮の溶解炉と、必ずしも同じ技術を用いない処理反応装置とを別にして、反応装置において、本発明の枠内の反応速度を考慮して、連続または半連続運転を可能にすること、
・銅浴の場合、乾式冶金精錬処理を銅の溶融に伴わせること、および/または銅の溶融の後に続かせることを可能にし、それにより銅の二次物質を炉に入れることを可能にすること、
が有利であると思われる。
結論として、この様なアプローチによって、再利用される二次物質からのみ真鍮を生産することが可能になる。微量の不純物Pb、Fe、Snなどは障害にならない。なぜなら、それらは例えば快削真鍮内では重量で0.1から3%の間で変動する含有率で存在する元素だからである。
溶融炉と処理反応装置はまとめることはできるが、それは理想的な構成ではない。
処理炉は処理反応装置と呼ばれるが、それは還元反応が発熱反応であるからであり、そのためこの反応装置へのエネルギーの供給を制限したり、さらにはなくしてしまうことができる。これは反応装置の断熱がうまく適合している場合にはいっそう容易になるであろう。
図面の説明
図1は本発明による真鍮鋳造工場廃棄物の再利用を可能にする精錬ラインの全体の概略図を表す。
図1aは再利用法の一部に介入する物質の流れの符号的な記述を表す。
このラインは、精錬乾式冶金処理が可能な銅または真鍮の溶融炉(1)、処理反応装置(2)ならびに保持および鋳造の炉(3)の、3つの炉で構成される。
溶融炉(1)と反応装置(2)は、例えばどの瞬間にも「新たな」交換表面を生み出す充填物の強い攪拌によって、最適な質量的および温度的な交換運動を可能にする装置である。回転炉、空気炉、あるいは電磁攪拌システムを備えた炉の技術はよく適合されている。溶融炉(1)の充填物(11)は大半が廃棄物で構成される。オキシダントガス(12)、空気、または空気+酸素の注入、ならびにスラグ(13)の添加が、酸化された銅の浴の形成のために可能である。液体金属(15)と鉱滓(14)の分離のために除去システムがある。
液体金属(15)は溶融炉(1)から雰囲気の制御が可能な反応装置(2)に移送される。液体金属が酸化された銅であるとき、脱酸剤(16)を溶融炉(1)内に注入してから移送することによって液体金属の酸化レベルを制御することができる。反応装置(2)内には、凝集物(21)の形の処理される混合物も投入され、混合物はつぎの3つの成分で構成される。すなわち細かく粉砕され酸化された形で亜鉛と銅を含有する、再利用される廃棄物(24)、分割状態の余剰な還元剤(25)、および前記凝集物の凝集を保証する力学的安定剤と還元反応促進剤との二重の役割を一般的に有するバインダー(26)である。
この混合物(21)は、ペレット、ブリケット、その他の形で凝集した後、液体銅(15)の中心に投入される。反応装置(2)内の還元反応は、所望の製品に応じて35%を超える亜鉛を含有することのできる真鍮(23)と、次に順に処理される廃棄物(22)、つまり鉱滓と煤煙を発生させる。真鍮(23)は真鍮製品(28)を形成するために保持および鋳造の炉(3)内に移され、廃棄物(220)、つまり鉱滓と煤煙も再利用され、処理される。
図1aは、凝集器(29)内で処理された、再利用される塵埃および煙道ダスト(24)と、還元剤(25)と、バインダー(26)との混合物(20)からの、凝集物(21)の形成、ついで真鍮(23)と、再利用する廃棄物(22)とを形成する、液体金属(15)を含む反応装置(2)内での前記凝集物(21)の処理を概略的に示している。
図2は、試験に使用した処理反応装置(2)の垂直方向の断面図を表す。処理反応装置は、耐熱性の台(42)の上に置かれた、保護管(43)の内部に配置されている坩堝(41)を備え、それ自体はインダクタ(45)とその保護カバー(44)に対して心出しされている。
坩堝には、銅または真鍮の金属浴(15)、凝集物(21)および木炭の覆い(47)が入っている。坩堝は耐熱材料の蓋(48)で覆われている。煤煙は吸引フード(49)で収集され、ダクト(50)内に導かれる。
図3は銅浴(15)内で15分間反応させた後のZnO+C(酸化亜鉛+還元剤)を含む凝集物(46)の断面を示している。これは内側から外側に向かって次の4つの区域で構成される。
・ZnO+Cの、まだ改変されていない中心核(31)、
・Cu(15)が液体金属浴から生じている、ZnO+C+Cuの粉末状の層(32)、
・15分間の還元の間に形成された真鍮層(33)、
・最後に、銅の外層(34)。
発明の詳細な説明
本発明によれば、前記固体廃棄物(24)は、10から95%のZn、2から60%のCuという変動する含有率でZnとCuを含むことができる。ここでは、a−Znの重量での含有率が好適には20と60%の間に含まれ、Cuの重量での含有率が好適には5と20%の間に含まれる、鉱滓の微細画分、
b−Znの重量での含有率が好適には50と80%の間に含まれ、Cuの重量での含有率が好適には2と10%の間に含まれる、煤煙(煙道ダスト)、の2つの群の廃棄物が関係する。
上述の含有率は、本発明による方法に結びつけられた技術的な考慮事項によっては限定されない。含有率は再利用される鉱滓および煤煙内に通常見られる亜鉛と銅の含有率に単に対応している。しかしながら、明らかなごとく、亜鉛と銅の含有率が低い廃棄物の場合、かかる廃棄物の再利用は本発明による方法によって技術的に可能かもしれないが、実際には経済面での採算性が低いだろう。
本発明によれば、方法の過程a)に定義した前記混合物(20)は、前記廃棄物(24)内に含まれるCuとZnの酸化物の還元に少なくとも必要な量の還元剤(25)を含んでいる。
前記混合物(20)は、取り扱うことが可能な固体の凝集物(21)を得るために必要かつ十分な量のバインダーを含んでいる。一般的に、前記バインダーは液体製品であり、場合によっては、ペレット、ブリケットまたはその他の形での前記混合物(20)の成形によって前記凝集物(21)が形成される温度で粘度が非常に高いものである。
前記バインダー(26)は、前記凝集物の安定化と力学的凝集作用の他に、方法の過程c)での前記還元を加速するための触媒作用を理由に選択することができる。
参考として、前記バインダー(26)は下記の中から選択することができる。
・極性液体、好適には水、
・脂肪酸またはその塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩基(ソーダ、カリ、石灰など)、糖、澱粉、から選択された一つまたは複数の化合物を有する、極性液体、好適には水の溶液、または乳濁液、または分散液、
・液体または固体の炭化水素、有機樹脂または炭素含有率の高いピッチ。
好適には、銅と亜鉛の酸化物の還元反応を加速する触媒作用を示すという利点があるアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩基が用いられる。
本発明によれば、前記還元剤(25)は炭素を含有し、木炭、コークス、ランプブラック、カーボンブラック、黒鉛の中から選択され、必要ならば、分割された固体状態になるように粉砕される。この還元剤(25)は浸炭剤の役割を有し、反応装置(2)への外部からのエネルギー供給を制限することができる。
典型的には、前記凝集物(21)は、重量で40から70%の廃棄物(24)、15から50%の還元剤(25)、および5から35%のバインダー(26)を含んでいる。
有利には、本発明によれば、前記凝集物(21)は凝集過程において、処理反応装置(2)に投入される前に以下の熱処理を受ける。
・前記バインダー(26)および/または前記還元剤(25)に含まれていることのあり得る水を、100℃を超える温度で除去する、
・400℃に近い温度で分解可能な前記バインダー(26)の部分および/または前記還元剤(25)の部分をその温度まで分解する、
・また400℃に近い温度で凝集物(21)を焼結して、その強度、力学的凝集を強化する。
好適には、前記熱処理は、開放多孔性凝集物(21)を得ることを可能にする温度と時間で選択され、それにより、液体金属(15)の中心での前記廃棄物(24)内に含まれる酸化物の還元と、前記凝集物(21)の中心に浸透した前記液体金属(15)による、形成された亜鉛の直接の捕捉とが可能になる。
前記液体金属(15)は、銅、場合によっては酸化された銅、目的とする最終比率よりも亜鉛比率が低い真鍮CuZnの中から選択できる。
方法の過程c)で前記処理反応装置(2)内に含まれる前記液体金属(15)は、液状で、また銅の場合は酸化された形で、前記炉内に投入することができる。
前記液体金属は前記処理反応装置(2)の上の充填された精錬炉(1)内で調製される。
前記凝集物(21)は、処理反応装置が誘導式またはキュポラ型の場合、落下または空気圧で、前記処理反応装置(2)内に注入することができる。凝集物はアーク炉の場合、電極を通して投入することもできる。
反応速度を加速させるために、処理反応装置(2)の内容物を攪拌することができる付属品を追加しても良い。
一般的に、前記液体金属(15)と前記凝集物(21)は、
a−亜鉛の損失を減らす、
b−形成された真鍮を精錬する、
c−熱力学均衡をずらして反応を加速する
のに適した木炭またはフラックスの覆い(47)によって被覆される。
本発明の一つの実施態様によれば、前記バインダー(26)はそれが還元剤(25)にもなるように選択し、例えば、ピッチまたはタールを使用することによって、同じ製品に前記バインダーと前記還元剤の別個の役割を果たさせることができる。
本発明のもう一つの目的は前述の方法によって調製された真鍮で得られた製品によって構成される。
実施例
すべての試験は、最大容量10kg(試験ごとに製造できる真鍮の質量)の、図2に示し、説明した処理反応装置(2)内で行った。
試験は鉱滓(C)または煤煙(F)で構成される廃棄物(24)から行った。
鉱滓(C)はZnの含有率が40%、Cu含有率は10%であった。
煤煙(F)はZnの含有率が70%、Cu含有率は2%であった。
凝集物(21)は、前記バインダー(26)および前記還元剤(25)の存在の下で前記廃棄物(24)を混練し、混練した混合物の塊を、直径が5から20mmのほぼ球形の凝集物を形成する造粒器にかけて形成されるか、あるいは混練した混合物を長さと直径が数センチメートルの円筒形の粒の形で押し出して形成された。形成した凝集物(21)は開放多孔性を有する。
いずれの場合にも、還元剤(25)は細かく分割した(典型的に0.5mm未満の粒子)木炭で構成された。
バインダー(25)は試験1から3では水で構成し、試験4から6ではソーダの10%水溶液(後述の表では+で示した)、またさらに、試験6では重量で2%の糖(ショ糖、後述の表では++で示した)で構成した。使用準備ができた凝集物の多孔性は40と75%の間で変動した。
これらの凝集物は前記バインダーによってもたらされたすべての水を除去するために125℃の温度で炉内で乾燥させ、ついで木炭の覆いが上に載せられた前記金属浴(15)を含む処理炉(2)内に空気圧で投入された。
これらの試験から次のことがわかった。
・真鍮鋳造工場廃棄物(煤煙と鉱滓)の再利用は可能である、
・得られた真鍮は重量で30%を超えるZnを含有することができる、
・純粋な銅または真鍮の金属浴で再利用が可能である、
・バインダーの中にNaOHが存在することで再利用収率が良くなる(試験4と試験1、試験5と試験3の比較)。
ソーダによる試験の場合、得られた真鍮とこれらの試験の際に形成された鉱滓の分析から、ナトリウムは全量が鉱滓内に有ることが示された。したがって、本発明の方法に従って得られた真鍮の使用への障害はない。
これらの試験の際に、COおよびCO2ガスの分析を煤煙を採取して実施した。これらの分析によって、廃棄物の還元反応が起きることが確認され、熱力学平衡が達成されたことを確定できた。これらの試験の際に、廃棄物の還元の進行を分析するために処理反応装置(2)から典型的には球形の凝集物が採取された。同時に、試験4の処理の15分に対応する、図3に示し記載した異なる区域が断面で得られた。
これらの異なる区域は、局所的に発生した気体の亜鉛に接触することになる、処理の過程における、凝集物(46)の内部への、金属浴に由来する銅の拡散を明らかにする。この理由のために、この現象を容易にするために、凝集物は開放多孔性を有する必要がある。
比較試験
バインダーを用いずに、比較試験を実施した。これらの試験において、廃棄物に、対応する量の還元剤を混合し、この混合物を液体金属浴内に投入した。
この場合、回収率は低く(重量で15%未満の収率)、亜鉛含有率の低い真鍮しか形成されなかった。
したがって、これらの試験は、廃棄物と還元剤の凝集物を形成する必要があり、凝集物は真鍮形成時間を通じてその一体性を維持しなければならないことを示している。
発明の利点
真鍮鋳造工場廃棄物の再利用法は今日まで使用された従来の手順に比べて確かな利点を有する。これらの利点は下記の通りである。
・本発明による方法は、制御が非常に困難で再処理が高くつく液体廃液を発生させる従来の湿式冶金法と比較して、少なくとも廃棄物のCu/Zn含有率が経済的再利用を保証する限りにおいて廃棄物が自己再利用可能な、乾式冶金再利用法である、
・この方法は発生場所で廃棄物を処理することを可能にし、そのため危険な、また汚染の可能性のある物質の輸送の問題を排除する、
・最後に、この方法は真鍮製錬ラインに無理なく組み込まれる。
したがって、本発明による方法は真鍮鋳造工場から発生した廃棄物(鉱滓と煤煙)のとくに経済的(廃棄物中に存在する金属の回収、輸送および保管コストの削減、など)かつ環境を保護する再利用法である。
Claims (17)
- 真鍮鋳造工場内で発生した、主として酸化物の形であるZn、Cuの酸化物、および真鍮内に通常存在する不純物を含有する固体廃棄物(24)の再利用法であって、
a)前記廃棄物(24)が、分割した固体状態の還元剤(25)に混合されること、
b)前記混合物が凝集物に成形されること、
c)前記凝集物が、銅または真鍮の液体金属浴(15)を含む処理反応装置(2)内に投入され、そこで還元されること、
d)前記廃棄物の還元後に、新たに真鍮が形成され、処理反応装置内で発生した廃棄物(22)が分離されること、
e)液体の、前記新たな真鍮の組成が、Znまたは所望の製品を得るために必要な他のいっさいの合金元素で調整され、発生した廃棄物が分離され、回収されること、
f)組成を調整した真鍮が次に、プレート、ビレット、ワイヤ、所望の寸法の部品および製品を得ることを可能にする方法によって鋳造されること、
g)過程dとeで回収された前記廃棄物が過程aからfに従って再利用されること、
からなり、
・過程a)において、前記廃棄物(24)が、分割された固体状態の還元剤(25)とバインダー(26)に混合され、
・過程b)において、
−前記バインダー(26)および/または前記還元剤(25)に含まれる水を、100℃を超える温度で除去し、
−400℃で分解可能な前記バインダー(26)の部分および/または前記還元剤(25)の部分をその温度で分解し、
−凝集物(21)を焼結して、その強度および力学的凝集を強化する
熱処理を受けることで前記混合物(20)が開放多孔性凝集物(21)に成形され、前記開放多孔性凝集物の形成が、その後の過程c)における前記酸化物の還元の間、前記凝集物がその一体性を維持し、前記液体金属を拡散することができるようなものであることを特徴とする再利用法。 - 過程e)において、前記新たな真鍮が、溶解および鋳造の炉(3)内に移され、そこで前記真鍮の組成が、Znまたは所望の製品を得るために必要な他のいっさいの合金元素で調整され、この炉で発生した廃棄物が分離され、回収されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 固体廃棄物(24)が、
a−Znの質量での含有率が20と60%の間に含まれ、Cuの質量での含有率が5と20%の間に含まれる、粉砕後の鉱滓の微細部分、または
b−Znの質量での含有率が50と80%の間に含まれ、Cuの質量での含有率が2と10%の間に含まれる、煤煙(煙道ダスト)、
であることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。 - 方法の過程a)に定義した前記混合物(20)が、前記廃棄物(24)内に含まれるCuとZnの酸化物の還元に少なくとも必要な量の還元剤(25)を含んでいることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
- 前記混合物(20)が、取り扱うことが可能な固体の凝集物(21)を得るために必要かつ十分な量のバインダーを含んでいることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
- 前記バインダー(26)が、前記凝集物の安定化と力学的凝集作用に加えて、方法の過程c)での前記還元を加速するための触媒作用も理由に選択されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
- 前記バインダー(26)が、
・極性液体、
・脂肪酸またはその塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩基、糖、澱粉、から選択された一つまたは複数の化合物を有する、極性液体の溶液、乳濁液、または分散液、
・液体または固体の炭化水素、有機樹脂またはピッチ、
の中から選択されることを特徴とする、請求項6に記載の方法。 - 前記還元剤(25)が炭素を含有し、木炭、コークス、ランプブラック、カーボンブラック、黒鉛の中から選択され、分割された固体状態になるように粉砕されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一つに記載の方法。
- 前記凝集物(21)が、質量で40から70%の廃棄物(24)、15から50%の還元剤(25)、および5から35%のバインダー(26)を含んでいることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一つに記載の方法。
- 前記液体金属(15)が、銅、酸化された銅、目的とする最終比率よりも亜鉛比率が低い真鍮CuZnの中から選択されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一つに記載の方法。
- 前記酸化された銅(15)が精錬炉(1)内で発生したものであることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
- 精錬炉が誘導式またはキュポラ型であり、前記凝集物(21)が、落下または空気圧で、前記処理反応装置(2)内に注入される、請求項1から11のいずれか一つに記載の方法。
- 精錬炉がアーク炉であり、前記凝集物(21)が電極を通って前記処理反応装置(2)に投入されることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一つに記載の方法。
- 反応速度を加速させるために、処理反応装置(2)の内容物を攪拌することができる付属品を追加することを特徴とする、請求項1から13のいずれか一つに記載の方法。
- 前記液体金属(15)と前記凝集物(21)が、
a−亜鉛の損失を減らす、
b−形成された真鍮を精錬する、
c−熱力学均衡をずらして反応を加速させる
ための木炭またはフラックスの覆い(47)によって被覆されることを特徴とする、請求項1から14のいずれか一つに記載の方法。 - 前記バインダー(26)が前記還元剤(25)にもなり、同一の製品が前記バインダーと前記還元剤の別個の役割を果たすことができることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一つに記載の方法。
- 開放多孔性凝集物が40〜75%の多孔率を有することを特徴とする、請求項1から16のいずれか一つに記載の方法。
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