JP4382379B2 - 電波時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時刻情報を含む所定の電波を受信して時刻を修正する電波時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
標準電波等を受信する電子時計、すなわち時刻情報を含む標準電波(搬送波)を受信し、この電波から時刻情報を取り出すことにより、正確な時刻を得ることのできる電波時計はすでに知られている。この時刻情報を含む電波は、各国毎に周波数が異なり、例えば日本では郵政省の管轄下において、40kHzの標準電波が発信されている。
図1は、このような電波時計の機能の概略を示す一例である。
この電波時計は、アンテナ1、電波時計受信機2、CPU3、および表示駆動部4から構成される。その他図示していないが時分針または液晶等による表示部が含まれる。
【0003】
アンテナが時刻情報を含む電波を受信する。そして、電波時計受信機が、アンテナで受信した電波を増幅検波することにより、電波から時刻情報を取り出して出力する。受信機から出力された時刻情報に基づき、CPUが現在時刻データを出力する。CPUから出力された現在時刻データに基づき、表示駆動部が表示部に現在時刻を表示する。
CPUに対して、たとえばリセット等の操作情報を入力するための入力装置5が備えられてもよい。
【0004】
電波に含まれている時刻情報(タイムコード)は、60秒周期のパルス信号であり、1秒ごとに、200、500、800(msec)のいずれかの幅を有するパルスが1つ乗っている。これらパルスの組み合わせにより、60秒で時刻情報が得られる。CPU3は、受け取ったパルス信号から1秒ごとのパルスのパルス幅を読み取っていくことにより、時刻情報(現在時刻)を取得する。そして、CPUは、取得した時刻情報により、表示駆動部4を介して表示部における表示時刻を修正する。
よって、電波時計は、受信した時刻情報に基づき、表示時刻が所定間隔毎に修正されることにより、常に正確な時刻を表示できる。
【0005】
このような電波時計として、アンテナ、電波時計受信機、CPU、表示駆動部および表示部を、アンテナ収納体であるケースの中に収納した腕時計が、すでに提供されている。このケースの素材には、アンテナが電波を受信するために合成樹脂やセラミックなどの非電導性材料が主として用いられてきた。
即ち、金属などの電導材料からなるケース内部にアンテナを収納すると、アンテナからの磁界によって、金属ケースに起電力が発生して、ケースに電流が誘起される。その電流により磁界が乱れて、アンテナが標準電波を受信できなくなるほどに、アンテナの受信機能が低下してしまうからである。
【0006】
しかしながら、このようなアンテナの受信障害を避けるため、合成樹脂製のケースを用いると、ケースの耐傷性、あるいは耐薬品性の低下をまねくばかりか、装身具としての腕時計に必要とされる高級感や美観も損なわれることになる。
このため、ケースに金属を用いた電波腕時計が提案されている。(たとえば、特許文献1参照)
【0007】
図2は、ケースの一部に金属を用いた電波腕時計の構造の一例を示す。
この腕時計のケース10は、胴11と裏蓋12と風防13とから概略構成されている。図示しないバンドに連結された胴内部に、ムーブメント14が公知の手段で配置されている。ムーブメントの上方には、時刻表示部である文字板15と針16が、同じく公知の手段で配置されている。そして、ムーブメントの下方で、かつ裏蓋の上方に位置して、磁気長波アンテナであるバーアンテナ17が配置されている。このバーアンテナは、フェライト材からなる磁芯部材18と、この磁芯部材に巻回されたコイル20とよりなり、合成樹脂製の保持部材の上面に固定されている。
【0008】
ムーブメント14は、前述した電波時計受信機、CPU、および表示駆動部を備え、導線21によってバーアンテナ17と電気的に導通される。従って、バーアンテナが受信した標準電波に基づいて、ムーブメントのCPUが、表示駆動部における、図示しないギア機構を動作させて、表示部の針16の位置を常に修正するように駆動する。
なお、ここで、上下方向とは、図2における上下を基準とする。
【0009】
胴11は導電材料で中空でない、即ちソリッド金属、たとえばソリッドステンレスからなる。胴の最上部には、非導電材料であるガラスからなる風防13が、接着等の公知の手段で固定される。文字板15は、非導電材料である合成樹脂やセラミックなどからなる。裏蓋12は、胴11に固定されたステンレスからなる環状の縁枠22と、縁枠内に固定されたガラス23とからなる。
このように、この腕時計は、ケースの上下面には非導電材料が視認されるものの、ケースの側面部分を金属で構成しているため、装身具としての高級感や美観を損なわないという利点がある。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−33571号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図2に示される腕時計は、ケースの胴に金属を採用しているため、金属部材のそばにアンテナを配置するという不利は避けられない。従って、ケースの全てを非導電材料で構成した場合に比較すれば、この腕時計のバーアンテナの受信性能は40%近く低下してしまう。そのため、標準電波の送信局からの距離が遠い場所などのように、標準電波を受信しにくい環境下にあっては、この電波腕時計は、しばしば標準電波を受信できない。
【0012】
また、バーアンテナの受信性能に障害が生じないように、金属胴の内壁とアンテナとの隙間を大きくすると、ケースが、手首に装着するには不釣り合いなほど、大きくなってしまうという問題がる。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、
第1の目的は、金属などの電導材料を外観として視認できるように構成するにも拘らず、時刻情報等、所定の情報を含んだ電波を良好に受信することのできる電波時計装置、信号受信装置を提供することにある。
【0013】
また、第2の目的は、金属などの電導材料を外観として視認できるように構成し、しかも小型にできる電波時計装置、信号受信装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の電波時計は、裏蓋と、非電導性材料で構成された胴を備えたケース内に、バーアンテナとムーブメント収納し、前記ケースとは別体で、かつ電導性材料で構成された外装部を前記ケースの外側に配置し、前記バーアンテナの軸線の延長線と平面視で重ならない位置で前記胴と前記裏蓋を電導性のネジで固定したことを特徴とする
【0015】
また、前記胴からは竜頭が突出し、また、前記外装部には前記胴の側面を覆う側面覆い部が形成され、前記側面覆い部には、前記竜頭が前記側面覆い部から突出するための開口部が形成されていることを特徴とする。
【0016】
また、前記側面覆い部に一対の開口部が形成され、前記一対の開口部は、前記バーアンテナの軸線の延長線を中心として形成されていることを特徴とする
【0017】
また、前記一対の開口部は、前記側面覆い部の下縁が切り欠かれて形成されていることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図3は本発明の第1実施形態を示す分解斜視図、図4は腕時計の12時6時線に沿う断面図、図5は3―9時線に沿う断面図である。
アンテナ収納体としての腕時計ケース10は、胴30、裏蓋31、風防32、および外装部47を含む。ケース10の内部には、時計装置を制御するムーブメント37が内蔵される。
胴30及び裏蓋31は、合成樹脂、ゴム、セラミック等の電気的非電導性材料で作られる。風防32は、非電導性材料のガラスで作られ、胴30の段部30aにパッキン39を介して固定される。
【0032】
図4、図5に示すように、胴30は円筒状を成す環状の枠体であり、通常の腕時計と同様に、両端にバンド連結脚部33及び竜頭34が突出している。バンド連結脚部それぞれには、ばね棒などの連結ピンによって、バンドが連結される。
ケース内には時刻表示部としての文字板35、指針36、ムーブメント37、バーアンテナ38が収納されている。文字板35は合成樹脂、セラミック等の非電導性材料からなる。文字板35は、胴30の内壁に形成された、内側に張り出した環状の段部40と、ムーブメント37の上面に挟まれて支持されている。
ムーブメント37の上部は径の大きい円筒で、下部が径の小さい円筒小径を成す。よって、ムーブメント37の上部が径方向に沿って外方に張り出し、その張り出した上部の下面に広い段部41が形成される。
裏蓋31は環状突起43を有し、ネジ42でパッキン46を介して胴に固定され、環状突起43がムーブメント37の段部41を押し上げる。よって、ムーブメントと文字板が胴30の段部40に押圧され、胴30内に固定される。
バーアンテナ38は磁芯部材44とそれに巻かれたコイル45とよりなり、竜頭34と平行に広い段部41の下に、水平面方向に沿って配置される。すなわち、バーアンテナはケース内の下部の低位置に収納されている。
ここで、上下とは、図面の上下を基準とする。また、水平面方向とは、図面の左右方向を言う。
【0033】
胴30はムーブメント37、文字板35、針36及び風防32を収納する為、バーアンテナの軸線方向を含み、水平面方向に大きな厚みを有している。
本発明によれば、胴の上面に環状の外装部47が多数のネジ48により固定されている。外装部47はステンレス、黄銅、チタン、チタン合金等の電導性材料で薄く作られる。外装部47は、胴30の上面の形状に沿って上部平面47a、斜面47b及び下部平面47cよりなる。外装部47の下部平面47cを貫通し、胴30に螺合されるネジ48によって、外装部47は胴30に固定される。そして、外装部47はバーアンテナ38の軸線AXを含む水平面内には配置されていない。また外装部は軸線AXの延長線上にも配置されていない。
【0034】
上記のように電導性金属外装部47は厚みが薄く胴30の上面の一部のみに設けあれ、ケースの大部分は非電導性材料で構成され、バーアンテナ38は外装部47より最も離れた位置に配置され、しかもバーアンテナの軸線AXを含む水平面、及び延長線上には外装部は存在しないので、受信障害は最小限に抑えられ、時刻を確実に修正することができる。
尚、時刻表示部は液晶によるデジタル表示でもよい。またここで表現している外装部は、塗装膜やめっき被膜などのコーティングではなく、アンテナ収納体とは別体の部材を意味する。
本実施形態では各部の接合を導電性のある金属製ネジで行っているが、硬質な合成樹脂製のネジや接着剤による接合にすれば、更に受信障害を避けることができる。
【0035】
なお、この実施形態1では、アンテナ収納体である胴30の外表面全体に、メタリック顔料を含む塗装により、金属感のあるステンレス色調を呈する装飾層を形成した。また、この胴30に、磁性の低いオーステナイト系ステンレスから成る外装部47を取り付けた。よって、この実施形態における電波時計は、全体に金属感のあるステンレス色調を呈した。
【0036】
(実施形態2)
図6は本発明の第2実施形態を示す分解斜視図、図7は第2外装部を示す斜視図、図8は12−6時線に沿う断面図、図9は3−9時線に沿う断面図、図10は側面図、図11は参考例を示す側面図、図12は竜頭の軸線に沿う切断平面図である。
本実施形態による腕時計は、胴50、裏蓋51、風防52を備えるケースが、2組の第1外装部53、第2外装部54を有することを特徴とする。
【0037】
胴50及び裏蓋51は、合成樹脂、ゴム、セラミック等の電気非電導性材料で作られる。風防52は非電導性材料のガラスで作られ、パッキン49を介して胴50の段部50aに固定される。
図6に示すように、胴50は円筒状で竜頭56が突出している。ケース内には図8、図9に示すように文字板57、指針58、ムーブメント60、バーアンテナ61が収納されている。文字板57は合成樹脂、セラミック等の非電導性材料からなる。実施形態1と同じく、ムーブメント60は、その径の大きい円柱状の上部と径の小さい円柱状の下部が形成する、下方を向いた段部63を備える。裏蓋51は環状突起66を有し、ネジ64でパッキン65を介して胴に固定される。環状突起66がムーブメント60の段部63を押し上げ、よってムーブメントと文字板は胴50の段部50bに押圧され、胴の内側に固定される。
【0038】
バーアンテナ61は磁芯部材67とそれに巻かれたコイル68とよりなる。図12に示すように、バーアンテナ61は、竜頭56と平行に水平面方向に沿ってムーブメント60の広い段部63の下に配置される。よって、バーアンテナはケース内の下部の低位置に収納される。
第1及び第2外装部53,54は、ステンレス、黄銅、チタン、チタン合金等の電導性の材料で薄く作られる。
【0039】
第1外装部53は、図6、図7に示すように、環状円板形状で、上部は外方に下降する斜面53aと、下面に段部53bを有する。第1外装部53は、胴50の上面に形成された環状突部の平面部50dに、両面接着テープ53eを介して接着されている。
一方、第2外装部54は、円筒状で胴の側面を覆う側面覆い部54aと上部の内方突出係合部54bとよりなる。係合部54bの上面は、第1外装部53の斜面53aと同じ傾斜の斜面となっているので、腕時計の外観が改善される。
また、図6と8に示すように、第2外装部54は、両端にバンド連結脚部76が形成される。バンド連結脚部それぞれには、ばね棒などの連結ピンによって、バンドが連結される。
側面覆い部54aを貫通して胴50の側面に螺合されるネジ71により、第2外装部54は胴50に固定されている。また側面覆い部54aには竜頭56が突出する開口部73が形成されている。係合部54bは胴50の段部50cに圧接係合している。
【0040】
そして、本発明によれば、側面覆い部54aに一対の開口部72が形成されている。この開口部72は、第2外装部54の下縁が切り欠かれて形成された切欠部72aを備える。開口部72は、切欠部72aによって、第2外装部54の下縁に向けて開口する。開口部72は、図9と図12に示すように、バーアンテナ61の軸線AXの延長線を中心として形成されている。また、導電性のある金属製ネジ64及び71も、軸線AXの延長線上に配置されていない。また側面覆い部54aの径方向の厚さは薄く、胴50の厚みは大きく、従って側面覆い部54aをバーアンテナ61より大きく離している。
このようにバーアンテナ61の軸線AX延長線上には金属物は全くなく非電導性の胴のみであり、胴の厚さは厚く、特に第2外装部54の側面覆い部54aが大きく胴50の側面を覆っているにも拘らず、受信障害を極めて少なくすることができる。
【0041】
開口部72には切欠部72aが形成されているので、この切欠部により第2外装部54内に開口部72を囲んで発生しようとする環状の電流の発生を防ぐことができる。
若し図11に示すように閉じた円の開口部77とすると、開口部77の周囲に誘起される電流が円周状のコイルを形成し、このコイルがアンテナの受信を著しく阻害するので不適当である。
さらに、図に示すように、第1外装部53と第2外装部54とは、互いに接触しないように隔離されて胴50に配置される。このように、外装部53と54とが、電気的に導通しないように絶縁されると、外装部53と54を跨ぐ環状電流が発生しないので、さらにアンテナの良好な受信が維持される。
【0042】
なお、この実施形態2において、前述の装飾層に換えて、胴50の外表面全体に、乾式メッキ法により、装飾層としてステンレス鋼被膜を形成した。この胴50に、黄銅から成る外装部53と54を取り付けた。よって、この電波時計は、外装部53と54のみが金色色調を呈し、他の部分は金属感のあるステンレス色調を呈した。
【0043】
(実施形態3)
この実施形態3は、実施形態2に記載した電波時計における、乾式めっき法による装飾層を、湿式めっき法による装飾層に換えただけであるので、装飾層以外の部品には、実施形態2と同じ番号を付した。
本実施形態では、環状の枠体である胴50における、2本の連結脚部76の間に位置する所定の部分にマスキングインクを塗布し、その後、胴50の外表面に、湿式メッキ法により、装飾層としてパラジウムメッキを形成した。すると、胴50の外表面におけるマスキングインクを塗布した部分以外に、ステンレス色調を呈したパラジウムメッキ被膜からなる装飾層81が形成された。次いで、マスキングインクを胴50から剥離し、胴50の外表面を露出させた。この露呈した胴50の外表面部分がスリット部80として形成された。
【0044】
図13は、胴50の縦断面を見せ、図14は、スリット部が形成された部分の胴50の縦断面を見せる。図13と14に見るように、スリット部80は、胴50の上面、外側の側面、下面、内側の側面に沿って、所定の幅をもった環状帯に形成される。よって、スリット部は、環状の胴50に被覆された装飾層81が環状の導電層を形成しないように、装飾層81を分断する。これにより、アンテナの受信性能を低下させる干渉磁界を発生させる環状電流が装飾層に誘導されることがないので、良好なアンテナの受信性能が維持される。
【0045】
この胴50に、磁性の低いオーステナイト系ステンレスから成る外装部53に、乾式めっき法によって、装飾層である金−チタン合金被膜を被覆して、胴50に取り付けた。同じくオーステナイト系ステンレスから成る外装部54は、装飾層を形成せずに、胴50に取り付けた。よって、この電波時計は、外装部53のみが金色色調を呈し、他の部分は金属感のあるステンレス色調を呈した。
【0046】
なお、胴50のスリット部は、胴50に被せられた外装部54に覆われて目立たない。かつ、連結脚部76にバンドが連結されると、スリット部は、バンドによっても隠される。よって、スリット部80によって、電波時計の美観が損なわれることはない。このように、スリット部80は、電波時計の美観を損なわないように、胴50における、視認されにくい箇所に設けることが好ましい。
また、この実施形態では、マスキングインクを剥離してスリット部80を形成したが、マスキングインクを剥離せずに残存させ、それをスリット部としてもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、アンテナを収容するアンテナ収納体が、非電導性であり、アンテナ収納体の外側の少なくとも一部を覆う外装部が金属などの電導性であるので、アンテナ収納体そのものが電導性材料である場合と比べ、アンテナと電導性材料との距離を大きくでき、電導性材料がアンテナの近傍に位置することに起因するアンテナの受信障害を少なくし、アンテナが良好に電波を受信できる電波時計を提供することができる。
【0048】
また、金属などの電導性の外装部により、電波時計に金属感のある外観が付与でき、合成樹脂などの非電導性材料をアンテナ収納体に用いながらも、高級感や美観を損なうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電波時計の機能の概略を示すブロック図である。
【図2】ケースの一部に金属を用いた電波腕時計を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示す分解斜視図である。
【図4】腕時計の12時6時線に沿う断面図である。
【図5】3―9時線に沿う断面図である。
【図6】第2実施形態を示す分解斜視図である。
【図7】第2外装部を示す斜視図である。
【図8】12−6時線に沿う断面図である。
【図9】3−9時線に沿う断面図である。
【図10】側面図である。
【図11】参考例を示す側面図である。
【図12】竜頭の軸線に沿う切断平面図である。
【図13】第3実施形態を示す縦断面を含む斜視図である。
【図14】第3実施形態を示す別の縦断面を含む斜視図である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 電波時計受信機
3 CPU
4 表示駆動部
5 入力装置
10 ケース
11 胴
12 裏蓋
13 風防
14 ムーブメント
15 文字板
16 針
17 バーアンテナ
18 磁芯部材
20 コイル
21 導線
22 縁枠
23 ガラス
30 胴
30a 段部
31 裏蓋
32 風防
33 バンド連結脚部
34 竜頭
35 文字板
36 指針
37 ムーブメント
38 バーアンテナ
39 パッキン
40 段部
41 段部
42 ネジ
43 環状突起
44 磁芯部材
45 コイル
46 パッキン
47 外装部
47a 上部平面
47b 斜面
47c 下部平面
48 ネジ
49 パッキン
50 胴
50a 段部
50b 段部
50c 段部
50d 平面部
51 裏蓋
52 風防
53 第1外装部
53a 斜面
53b 段部
54 第2外装部
54a 側面覆い部
54b 内方突出係合部
56 竜頭
57 文字板
58 指針
60 ムーブメント
61 バーアンテナ
63 段部
64 ネジ
65 パッキン
66 環状突起
67 磁芯部材
68 コイル
71 ネジ
72 開口部
72a 切欠部
73 開口部
76 バンド連結脚部
77 開口部

Claims (1)

  1. 裏蓋と、非電導性材料で構成された胴を備えたケース内に、バーアンテナとムーブメントを収納し、前記ケースとは別体で、かつ電導性材料で構成された外装部を前記ケースの外側に配置し、前記バーアンテナの軸線の延長線と平面視で重ならない位置で前記胴と前記裏蓋を電導性のネジで固定し、前記胴からは竜頭が突出し、また、前記外装部には前記胴の側面を覆う側面覆い部が形成され、前記側面覆い部には、前記竜頭が前記側面覆い部から突出するための開口部が形成されており、さらに前記側面覆い部には一対の開口部が形成され、前記一対の開口部は、前記バーアンテナの軸線の延長線を中心として形成されており、かつ前記側面覆い部の下縁が切り欠かれて形成されていることを特徴とする電波時計。
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