JP4382155B2 - 操作支援装置及びその方法 - Google Patents

操作支援装置及びその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4382155B2
JP4382155B2 JP2009525849A JP2009525849A JP4382155B2 JP 4382155 B2 JP4382155 B2 JP 4382155B2 JP 2009525849 A JP2009525849 A JP 2009525849A JP 2009525849 A JP2009525849 A JP 2009525849A JP 4382155 B2 JP4382155 B2 JP 4382155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
function
support
user
information
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009525849A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009107356A1 (ja
Inventor
剛 井上
順 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP4382155B2 publication Critical patent/JP4382155B2/ja
Publication of JPWO2009107356A1 publication Critical patent/JPWO2009107356A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/451Execution arrangements for user interfaces
    • G06F9/453Help systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

本発明は、複数の機器が有する複数の機能の中から、ユーザの目的とする機能を実行するための操作に関する情報をユーザに提供する操作支援装置及びその方法等に関するものである。
近年の機器の操作は多様な機能やサービスの実装と共にその操作方法は複雑化しており、操作方法が分からなくなったユーザに対する操作支援が重要となっている。このような状況の中、電子化されたマニュアルの閲覧機能やヘルプ機能などの操作支援機能を有する機器が出現している。しかし、これらの操作支援機能を有する機器において、操作支援は基本的に画面を利用して行われるため、操作支援機能を有する機器はテレビや録画機器、携帯などの画面を有する機器に限定されてしまう。そのため、例えば、画面を持たないステレオや電話、冷蔵庫などの機器において、ユーザが操作の方法を分からなくなった場合に、その操作の方法を知るためには、ユーザは依然として紙媒体に印字されたマニュアルを開いて必要なページを探す等の手間を要してしまう。
そこで、従来、画面を有さない機器を含む複数の機器の操作説明を表示することができる専用端末装置が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の専用端末装置は、機器ごとに取り付けられた無線タグの情報を読み取ることで当該機器を特定し、特定された機器の電子化されたマニュアルなどをユーザに表示することができる。
特開2004−310755号公報
しかしながら、特許文献1の手法では、ユーザは、機器に添付された無線タグに専用端末装置を近づけて機器を認識させる必要がある。例えば、ユーザがテレビをリモコンにより操作している際に操作方法が分からなくなった場合、特許文献1の手法では、ユーザは専用端末装置をテレビに近づけて認識させる必要がある。また、リビング等のテレビが設置されている場所においては、テレビの他にビデオ機器や、オーディオ機器、さらには、モバイルオーディオ機器等の複数の機器が存在する場合がある。このように近くに複数の機器が存在する状況においては、専用端末装置がBluetooth(登録商標)等の近距離無線で無線タグの情報を読み込んで機器を識別しようとすると、専用端末装置は、近くに設置されている複数の機器を検出してしまう。その結果、ユーザは、検出された複数の機器から、操作説明が必要な機器を改めて選択する必要がある。さらに、特許文献1の手法では、ユーザが専用端末装置を近づけることで、その専用端末装置が認識した機器のマニュアルを表示するのみであるので、ユーザは自分で知りたい機能をマニュアルから探す必要があり、手間を有する。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、操作支援を行う機器の位置とユーザの位置との位置関係や機器の密集度合いに依存すること無く操作支援対象の機器を推定し、操作支援を行うことを可能とする操作支援装置及び操作支援方法等を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る操作支援装置は、ネットワーク上に接続される複数の機器が有する複数の機能の中から、ユーザの目的とする機能を実行するための操作に関する情報をユーザに提供する操作支援装置であって、ユーザからの支援の要求があった時刻から所定の時間だけ遡った時刻までの期間にユーザが行った操作の時系列情報である操作履歴を含む操作履歴情報を前記複数の機器から収集する操作履歴収集手段と、前記複数の機器ごとの機能に関する説明を含む機能説明情報を記憶する機器情報記憶手段と、ユーザが目的とする機能を実行できないために困惑しているときの操作について定義した困惑定義情報を記憶する困惑定義情報記憶手段と、前記困惑定義情報記憶手段を参照することにより、前記操作履歴収集手段により収集された操作履歴情報に含まれる操作履歴と前記困惑定義情報において定義された困惑しているときの操作との一致度を前記複数の機器ごとに判定し、前記一致度が所定の閾値を超えると判定した機器を、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると推定する支援機器推定手段と、前記機器情報記憶手段に記憶された機能説明情報を参照することにより、前記操作支援の必要性が高いと推定された機器に対応する前記機能に関する説明を出力する機能説明出力手段と、を備えることを特徴とする。
本構成により、ユーザが操作支援を必要とする前に困惑時特有の操作を行うという特徴を利用して、複数の機器の操作履歴からユーザが困惑していたか否かの判断を行い、操作支援の必要性が高い機器を操作支援装置が推定することが可能となる。したがって、ユーザが操作支援を受けたい機器を指定する手間を軽減することができる。
さらに、操作支援装置はネットワークで複数の機器と接続されていることから、ユーザは、機器から離れた位置で操作支援を受けることが可能となる。すなわち、ユーザと機器の位置関係、又は、機器の密集度合いに依存すること無く、ユーザは操作支援を受けることが可能となる。
また、前記操作履歴情報は、さらに、前記所定の時間だけ遡った時刻における機器が有する機能の実行状況を含み、前記支援機器推定手段は、さらに、前記操作履歴情報に操作履歴が含まれていない機器の場合、前記操作履歴情報に含まれる機能の実行状況に基づいて、前記支援の要求があった時刻に機能が実行中であるか否かを判定し、機能が実行中で無いと判定されたときには、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると推定することが好ましい。
この構成により、所定の期間内にユーザの操作履歴が無い場合でも、操作支援が必要な機器を推定することが可能となる。
また、前記支援機器推定手段は、さらに、ユーザに対して操作支援の必要性が高いと推定される機器が複数ある場合、前記操作履歴情報を参照することにより最後にユーザが機器を操作した時刻を特定し、特定した時刻と前記支援の要求があった時刻までの時間が短い機器ほど、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると推定することが好ましい。
この構成により、操作支援の必要性が高いと推定された機器が複数台ある場合に、さらに優先順位を付けることが可能となる。したがって、優先順位の高い機器、つまり、操作支援を必要としている可能性が高い機器を優先して、操作支援することが可能となる。
また、前記操作支援装置は、さらに、ユーザが行う操作の時系列情報と目的機能との関係を定義した機能推定定義情報を記憶する機能推定定義情報記憶手段と、前記支援機器推定手段により操作支援が必要と推定された機器に対し、前記操作履歴情報と前記機能推定定義情報とに基づいて、ユーザが実行したい機能を推定する支援機能推定手段と、前記支援機能推定手段により推定された機能に基づいて、支援方法を決定する支援方法決定手段とを備え、前記機能説明出力手段は、前記支援方法決定手段で決定された支援方法に基づいて前記機能に関する説明を出力することが好ましい。
この構成により、ユーザが目的としている機能を推定することが可能となるので、より効果的に操作支援を行うことが可能となる。
また、前記機能推定定義情報には、前記ユーザが行う操作の時系列情報と前記目的機能とに対応付けて、さらに、前記ユーザが実際に行いたい機能である確率を表す目的確率が含まれ、前記支援機能推定手段は、前記操作履歴情報に含まれる操作履歴と前記機能推定定義情報に含まれる前記ユーザが行う操作の時系列情報とが一致する目的機能のうち、前記目的確率が高い目的機能ほど操作支援の必要性の高い機能であると推定し、前記支援方法決定手段は、前記支援機能推定手段で推定された機能の操作支援の必要性の高さと、前記機能説明出力手段が出力可能な情報量とに基づいて、機器単位及び機能単位のいずれの単位により前記機能に関する説明を出力するかを示す前記支援方法を決定することが好ましい。
この構成により、ユーザが目的としている機能である可能性の高さと画面の表示能力等とのバランスを考慮して、操作支援装置の画面等への操作支援情報の表示方法を変更することが可能となる。つまり、操作支援を必要としている可能性が高い機器であるほど、ユーザが目的としている可能性が高い機能ほど、効率的にユーザに支援情報を提供することが可能となる。
また、前記支援機器推定手段は、さらに、操作履歴情報を参照することにより、ユーザからの支援の要求があった時刻に入力操作がされている機器を抽出し、前記機能説明出力手段は、前記支援機器推定手段により抽出された機器のうち、前記支援機器推定手段によりユーザに対して操作支援が必要であると推定されている機器を、ユーザが特定できるように出力することが好ましい。
この構成により、他のユーザが機器の操作に関して困惑していると推定される機器をユーザに提供することが可能となる。
また、前記困惑定義情報は、ユーザが困惑しているときの操作ボタンの操作パターンと前記所定の閾値とを対応付けた情報であり、前記支援機器推定手段は、前記操作履歴情報に含まれる操作履歴と前記困惑定義情報に含まれる操作パターンとの一致度を特定し、特定した前記一致度が、前記操作パターンに対応する所定の閾値を超える場合に、ユーザに対して操作支援が必要な機器であると推定することが好ましい。
この構成により、操作支援が必要な機器を推定する精度を高めることが可能となる。
また、本発明に係る操作支援方法は、ネットワーク上に接続される複数の機器が有する複数の機能の中から、ユーザの目的とする機能を実行するための操作に関する情報を操作支援装置がユーザに提供する操作支援方法であって、前記操作支援装置は、前記複数の機器ごとの機能に関する説明を含む機能説明情報を記憶する機器情報記憶手段と、ユーザが目的とする機能を実行できないために困惑しているときの操作について定義した困惑定義情報を記憶する困惑定義情報記憶手段とを備え、前記操作支援方法は、ユーザからの支援の要求があった時刻から所定の時間だけ遡った時刻までの期間にユーザが行った操作の時系列情報である操作履歴を含む操作履歴情報を前記複数の機器から前記操作支援装置が収集する操作履歴収集ステップと、前記困惑定義情報記憶手段を参照することにより、前記操作履歴収集手段により収集された操作履歴情報に含まれる操作履歴と前記困惑定義情報において定義された困惑しているときの操作との一致度を前記複数の機器ごとに前記操作支援装置が判定し、前記一致度が所定の閾値を超えると判定した機器を、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると前記操作支援装置が推定する支援機器推定ステップと、前記機器情報記憶手段に記憶された機能説明情報を参照することにより、前記操作支援の必要性が高いと推定された機器に対応する前記機能に関する説明を前記操作支援装置が出力する機能説明出力ステップと、を含むことを特徴とする。
なお、本発明は、このような操作支援方法に含まれるステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができる。
以上のように本発明による操作支援装置によれば、操作支援を行う機器の位置とユーザの位置との位置関係、又は、機器の密集度合いに依存せず操作支援を必要とする機器の推定が可能となり、ユーザが操作支援を必要とする機器を指定する手間を軽減することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る操作支援システムの構成を示す外観図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る操作支援システムの特徴的な機能構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る操作履歴情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る利用頻度情報の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る機能説明情報の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係るインタフェース情報の一例を示す図である。 図7Aは、本発明の実施の形態に係る困惑定義情報の一例を示す図である。 図7Bは、困惑操作パターンの具体的な定義例を説明するための図である。 図8は、機器ごとに困惑操作パターンを定義した場合の困惑定義情報の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る機能推定定義情報の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態に係る機器推定結果情報の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態に係る機能推定結果情報の一例を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末がネットワークを介して接続される機器が有する操作履歴情報の一例を示す図である。 図13は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末による、ユーザへの操作支援に関する処理を示すフローチャートである。 図14は、図13に示すステップS1304の詳細な処理を示すフローチャートである。 図15は、図14に示すステップS1402の困惑判定処理における詳細な処理を示すフローチャートである。 図16は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末とネットワークを介して接続された機器の操作履歴情報と困惑判定結果を説明するための図である。 図17(a)、(b)、(c)及び(d)は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末が備える機能説明出力部が出力する出力画面例を示す図である。 図18は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末による、支援要求を行ったユーザと異なるユーザが困っているという状況が出力された出力画面例を示す図である。 図19は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末による、推定機器及び推定機能を同時表示した画面出力例を示す図である。 図20は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末による、1画面に表示可能な項目数に応じて推定機能の表示方法を制御する場合の画面出力例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る操作支援システム100の構成を示す外観図である。図に示すように、この操作支援システムを構成する操作支援端末101、デジタルテレビ2001、デジタルテレビ2002、DVD・HDDレコーダ3001、洗濯機4001、エアコン5001、ステレオ6001、電話・FAX7001は、互いにネットワーク200を介して接続されている。
操作支援端末101は、ネットワーク200に接続された複数の機器の中から、ユーザが操作支援を必要としている機器と機能を推定し、ユーザの操作支援を行う操作支援装置である。なお、操作支援端末を利用機器とは別に用いるのは、エアコンや洗濯機のようにディスプレイが小さい、あるいは無いような機器をユーザが利用した際の操作手順又は情報提供といった操作支援を容易に行うためである。
デジタルテレビ2001、デジタルテレビ2002、DVD・HDDレコーダ3001、洗濯機4001、エアコン5001、ステレオ6001、電話・FAX7001は、ユーザに対して操作支援が必要となる機器の一例である。以下、特別にこれらの機器を区別する必要が無い場合は、機器1001と表記する。この機器1001は、ネットワークに接続された複数の機器を代表する機器である。
なお、図で示したもの以外の機器、例えば、空気清浄機やゲーム機等が操作支援システム100に含まれても良い。
ネットワーク200は、各機器同士が通信可能なネットワークであればどのような方式のものでも良い。また、有線に限らず無線LAN(Local Area Network)等の無線ネットワークを用いても良い。
図2は、本発明の実施の形態に係る操作支援システム100の特徴的な機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、図1で示した操作支援端末101は、ユーザ操作入力部102、操作履歴収集部103、操作履歴記憶部104、機器情報記憶部105、困惑定義情報記憶部106、支援機器推定部107、機能推定定義情報記憶部108、支援機能推定部109、推定結果記憶部110、支援方法決定部111、機能説明出力部112、タイマー113を備える。
ユーザ操作入力部102は、例えばボタンやタッチパネル、十字キーなどからなり、ユーザからの入力を受け付けて、入力結果を後述する操作履歴収集部103等へ通知する。
操作履歴収集部103は、ユーザ操作入力部102に入力された操作支援の要求を受け取った場合、後述するタイマー113から操作支援の要求があった時刻を取得する。そして、操作履歴収集部103は、取得した時刻から所定の時間だけ遡った時刻までの期間にユーザが行った操作の時系列情報である操作履歴と、所定の時間だけ遡った時刻における機器が有する機能の実行状況とを含む操作履歴情報104aを、ネットワーク200に接続された機器から収集する。さらに、操作履歴収集部103は、曜日及び時間帯ごとに機能が実行された回数を含む利用頻度情報104bを、ネットワーク200に接続された機器から収集する。そして、操作履歴収集部103は、収集した操作履歴情報104aと利用頻度情報104bとを、後述する操作履歴記憶部104に記憶する。
さらに、操作履歴収集部103は、機器が実行できる機能に関する情報(機能数又は機能の具体的な説明若しくは実行手順など)又は、機器のユーザインタフェースに関する情報(ボタン数又は操作方法など)を、ネットワークに接続された機器から収集する。そして、操作履歴収集部103は、収集した各機器の機能に関する情報及びユーザインタフェースに関する情報を、後述する機器情報記憶部105に記憶する。なお、以下において、機器が実行できる機能に関する情報及び機器のインタフェースに関する情報をまとめて機器情報と記述する。
操作履歴記憶部104は、例えばメモリ、ハードディスクなどにより構成される。操作履歴記憶部104は、操作履歴収集部103が収集した各機器の操作履歴と機能の実行状況とを含む操作履歴情報104aと曜日及び時間帯ごとに機能が実行された回数を含む利用頻度情報104bとを記憶する操作履歴記憶手段の一例である。なお、操作履歴情報104a及び利用頻度情報104bの詳細は後述する。
機器情報記憶部105は、例えばメモリ、ハードディスクなどにより構成される。機器情報記憶部105は、各機器の機能に関する説明を含む機能説明情報105aと、各機器のユーザインタフェースの複雑さに関する情報を含むインタフェース情報105bと、を記憶する機器情報記憶手段の一例である。
困惑定義情報記憶部106は、例えばメモリ、ハードディスクなどにより構成される。困惑定義情報記憶部106は、一般的なユーザが目的とする機能を実行できないために困惑しているときの操作に関する情報を記憶する困惑定義情報記憶手段の一例である。
具体的には、困惑定義情報記憶部106は、一般的なユーザが機器の使い方が分からない際(以後単に困惑時と記述)に行う操作をパターン化した情報(以後単に困惑操作パターンと記述)を含む困惑定義情報106aを記憶する。
支援機器推定部107は、操作履歴収集部103が収集した操作履歴情報104aに含まれる操作履歴と困惑定義情報106aにおいて定義された困惑しているときの操作との一致度を機器ごとに判定し、一致度が所定の閾値を超えると判定した機器を、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると推定する。つまり、支援機器推定部107は、操作履歴情報104aに含まれる各機器の操作履歴と、困惑定義情報106aに含まれる困惑操作パターンと、を比較することによって、各機器に対してユーザが困惑していたか否かを判断する。そして、支援機器推定部107は、ユーザが操作に際して困惑していたと判断した機器が、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると推定する。
機能推定定義情報記憶部108は、困惑操作パターンのそれぞれに対し、特定の機能が、ユーザが実際に行いたかった機能(以後単に目的機能と記述)である確率(以後単に目的確率と記述)を含む機能推定定義情報108aを記憶する機能推定定義情報記憶手段の一例である。機能推定定義情報108aには、例えば、ある困惑操作パターンに対して、目的機能がダビング機能である確率は50%であるといった情報が含まれている。
支援機能推定部109は、操作履歴情報104aに含まれる各機器の操作履歴と機能推定定義情報108aに含まれる操作パターンとが一致する目的機能のうち、目的確率が高い目的機能ほど、ユーザが実行したい機能(操作支援の必要性の高い機能)であると推定する。
推定結果記憶部110は、支援機器推定部107及び支援機能推定部109が推定した結果である機器推定結果情報110aと、機能推定結果情報110bと、を記憶する推定結果記憶手段の一例である。
支援方法決定部111は、機器推定結果情報110a及び機能推定結果情報110bを参照することにより、支援の必要があると推定された機器が備える機能の目的確率と後述する機能説明出力部112が出力可能な情報量との少なくともいずれか1つに基づいて、機器単位ごと及び機能単位ごとのいずれの単位ごとに、支援機器に関する情報を出力するかを決定する。つまり、支援方法決定部111は、主にどのような表示方法にてユーザに支援するかを示す支援方法を決定する。
機能説明出力部112は、支援方法決定部111が決定した支援方法に基づいて、機能説明に関する情報をディスプレイ等の出力媒体に出力する。
タイマー113は、操作履歴収集部103等へ時刻を通知する。
また、図2に示すように、機器1001は、ユーザ操作入力部1002、操作履歴記憶部1003、機器情報記憶部1004、操作履歴送信部1005を備える。なお、図1の説明で述べた通り、機器1001は、ネットワーク200に接続された複数の機器を代表する機器である。したがって、図1に示したデジタルテレビ2001等の機器は、機器1001と同様の構成を有する。
ユーザ操作入力部1002は、例えばボタンやタッチパネル、十字キーなどからなり、ユーザからの入力を受け付けて、入力結果を制御部1007等へ通知する。
操作履歴記憶部1003は、操作履歴と機能の実行状況とを含む操作履歴情報1003aと、曜日及び時間帯ごとの機能の実行された回数を含む利用頻度情報1003bと、を記憶する操作履歴記憶手段の一例である。
機器情報記憶部1004は、機器が実行できる機能に関する情報(機能数や機能の具体的な説明・実行手順など)を含む機能説明情報と各機器のインタフェースの複雑さに関する情報を含むインタフェース情報とを記憶する機器情報記憶手段の一例である。
操作履歴送信部1005は、操作支援端末101が備える操作履歴収集部103からの要求により、操作履歴記憶部1003に記憶された操作履歴情報1003a及び利用頻度情報1003bと、機器情報記憶部1004に記憶された機能説明情報及びインタフェース情報と、に基づいて、操作履歴と機能の実行状況に関する情報と機器情報とを送信する。ここで、機器情報とは、機器が実行できる機能に関する情報と機器のインタフェースの複雑さに関する情報とを表す。
タイマー1006は、後述する制御部1007等へ時刻を通知する。
制御部1007は、ユーザ操作入力部1002から通知された入力結果とタイマー1006から得られる時刻とに基づいて、ユーザが行った操作の時系列情報である操作履歴を生成する。さらに、制御部1007は、ユーザ操作入力部1002に入力された操作に対応する機能を実行し、実行した機能と生成した操作履歴とを対応付けた操作履歴情報1003aを操作履歴記憶部1003に記憶する。また、制御部1007は、操作履歴情報1003aに基づいて、実行機能名と曜日と時間帯ごとに、機能が実行された回数を算出する。制御部1007で算出した回数は、制御部1007は利用頻度情報1003bとして操作履歴記憶部1003に記憶する。
次に、図2で示した操作支援端末101及び機器1001で記憶される各種情報について、図3〜図12を参照しながら説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る操作履歴情報104aの一例を示す図である。以下に、操作履歴情報104aの項目について説明する。
操作支援要求時刻301は、ユーザ操作入力部102がユーザからの支援の要求を受け付けた時刻を示す。取得操作履歴時間302は、ユーザからの支援の要求があった時刻から遡る所定の時間を示す。以下、ユーザからの支援の要求があった時刻から、ここで示す所定の時間遡った時刻までの時間区間を、時間区間Δtと呼ぶ。機器ID303は、ネットワーク200に接続された機器を識別するためのIDを示す。状態304は、取得した操作履歴のうち最も古い時点、即ちユーザからの支援の要求があった時刻から所定の時間遡った時刻での機器の状態を示す。ここで、機器の状態には、機能が実行されている状態だけでは無く、機能が実行されていない状態、例えば、待機している状態等も含まれる。操作番号305は、操作を識別するための番号を示す。操作時刻306は、ユーザがネットワーク200に接続された機器を操作した時刻を示す。間隔307は、時系列における1つ前の操作が実行された時刻から、対象となる操作が実行された時刻までの時間間隔であり、対象となる操作をするために必要とした時間を示す。選択項目・ボタン308は、各操作で押されたボタンのラベルや選択されたメニュー項目を示す。実行機能309は各操作によって実行された機能を示す。
例えば、図3に示す操作履歴情報104aは、操作支援要求時刻が「19:55」で、取得操作履歴時間が「5分」という状態の情報であることを示す。また、操作履歴情報104aは、機器IDが「0001_T」である機器については、「19:55」の「5分」前の状態が「放送映像出力(8ch)」であることを示す。また、操作履歴情報104aは、機器IDが「0001_T」である機器については、時間区間Δtにおいて操作された時刻のうち2番目に古い操作の操作時刻が「19:53:29」であることを示す。また、上記機器IDが「0001_T」である機器については、操作番号305に示される「1」の操作と「2」の操作との時間間隔が「1秒」であることを示す。また、上記機器IDが「0001_T」である機器については、操作番号305に示される「2」の操作において選択したボタンが「入力切替」であり、当該操作により実行した機能が「入力切替」であることが示されている。
図4は、本発明の実施の形態に係る利用頻度情報104bの一例を示す図である。以下に、利用頻度情報104bの項目について説明する。
機器ID401は、ネットワーク200に接続された機器を識別するためのIDを示す。実行機能402は、機器が有する機能のうち、実行された機能を示す。曜日403は、機能が実行された曜日を示す。機能開始時間帯404は、機能の実行が開始された時刻が属する時間帯を示す。そして、機能が実行された回数が、機能開始時間帯404に示される時間帯の欄(0−2時、2−4時など)に格納される。
例えば、図4に示す利用頻度情報104bでは、機器IDが「0005_W」である機器について、「洗濯(標準)」が「月曜日」の「19−20時」の時間帯に「6回」実行されたことが示されている。
図5は、本発明の実施の形態に係る機能説明情報105aの一例を示す図である。以下に、機能説明情報105aの項目について説明する。
機器ID501は、ネットワーク200に接続された機器を識別するためのIDを示す。機能番号502は、機器ID501によって示される機器の機能を識別するための番号を示す。機能名503は、機器ID501によって示される機器の機能の名称を示す。機能説明504は、機能番号502及び機能名503に対応する機能の説明を示し、テキスト情報として格納される。
例えば、図5に示す機能説明情報105aでは、機器IDが「0003_R」である機器の機能番号が「1」であり、機能名称が「録画時間を指定して予約録画する」であり、機能説明が「予約日、予約チャンネル、開始時刻などをご自分で設定する予約情報です。・・・・」であることを示す。
図6は、本発明の実施の形態に係るインタフェース情報105bの一例を示す図である。以下に、インタフェース情報105bの項目について説明する。
機器ID601は、ネットワーク200に接続された機器を識別するためのIDを示す。機能数602は、機器ID601で示される各機器が実行できる機能数を示す。
利用可能IF603は、機器ID601で示される各機器の操作において利用可能なユーザインタフェースの種類を示す。なお、ユーザインタフェースの種類は、メニュー型とボタン型とに分類される。ここでメニュー型インタフェースとは、例えば携帯電話などにおいて利用されているユーザインタフェースである。メニュー型インタフェースの場合、ユーザは、画面上に表示されたメニューから自分が実行したい機能に辿り着くために最も適切と思うメニューを選択することにより、目的機能(例えばメールの返信機能など)を実行する。一方、ボタン型インタフェースとは、例えば洗濯機や昔のテレビにおいて利用されているユーザインタフェースである。ボタン型インタフェースの場合、ユーザは、リモコン又は機器本体にあるボタンを選択することによって目的機能(例えばチャンネル変更など)を実行する。
収集時間帯利用IF604は、時間区間Δtにおいて利用されていた各機器のユーザインタフェースの種類を示す。収集時間帯操作デバイス605は、時間区間Δtにおいて利用されていた各機器の操作デバイス(本体又はリモコン)を示す。この収集時間帯操作デバイス605には、ユーザがボタン型インタフェースを利用していたときのみ情報が格納される。
ボタン数/階層数606は、機器が備えるボタン数又はメニューの階層数を示し、ボタン型インタフェースを利用していた場合はボタン数を、メニュー型インタフェースを利用していた場合は階層数を示す。なお、ボタン数は、単に数字のみを示すボタンを含まない数とする。また、リモコンに蓋があり、蓋を開けるとその中にボタンがある場合において、操作履歴に基づきリモコンの蓋が開けられていることが分かるときは、蓋の中のボタンを含めた数がボタン数となる。
1機能ボタン数607は、ボタン型インタフェースにおいて、1つのボタンによって1機能を実行できるボタンの数を示す。実行可能機能割合608は、時間区間Δtにおいて利用されていた各機器のインタフェース及び、操作デバイスによって実行できる機能の割合(以後単に実行可能機能割合と記述)を示す。
具体的には、図6において機器ID601が「0001_T」である「テレビ1」は実行可能な機能数が「50」である。そして、この「テレビ1」において、時間区間Δt内に利用されていたインタフェースは「メニュー型」である。なお、「テレビ1」には、ボタン型インタフェースも存在し、メニュー型インタフェースによって到達できる機能の数は45であり、ボタン型インタフェースによってしか実行できない機能の数は5であるので、実行可能機能割合608は「90%」となっている。
図7Aは、本発明の実施の形態に係る困惑定義情報106aの一例を示す図である。以下に、困惑定義情報106aの項目について説明する。
困惑操作パターン701は、ユーザの困惑操作をパターン化したものである。具体的には、一般的なユーザが機器の使い方が分からない際に行うと考えられる操作をパターン化した情報を示す。設定値702は、困惑操作パターン701によって定義された困惑パターンと同様の機器操作がユーザによってどのように行われたら、ユーザが困惑していると判定するのかを決定する閾値である。
例えば、困惑操作パターン701が「繰り返し」の場合、図2で示した支援機器推定部107は、設定値702より「繰り返し」のパターンを2回以上検出したとき、ユーザが困惑していると判定する。同様に、困惑操作パターン701が「再試行」の場合、支援機器推定部107は「再試行」のパターンを2回以上検出したとき、ユーザが困惑していると判定する。さらに同様に、困惑操作パターン701が「停滞」の場合、支援機器推定部107は、停滞時間が5秒以上である「停滞」のパターンを3回以上検出したとき、ユーザが困惑していると判定する。
図7Bは、図7Aにおいて示した困惑操作パターンの定義例を説明するための図である。
困惑操作パターンの「繰り返し」は、ある区切りにおいて入力操作を区切った場合に、同一パターンが繰り返されるパターンである。図に示した具体例では、「A」、「B」、「C」の操作が順に行われた後、再度「A」、「B」、「C」の操作が繰り返されるという例が示されている。
困惑操作パターンの「再試行」は、例えば、メニュー階層のインタフェースの操作において、特定の階層に戻って別の選択項目を選ぶようなパターンである。図に示した具体例では、「A」、「B」、「C」の操作が順に行われた後、それらの操作が「戻る・取り消し」により取り消されるという例が示されている。
困惑操作パターンの「停滞」は、各入力操作の間隔が一定時間以上生じるような操作入力のパターンである。図に示した具体例では、「A」、「B」の操作が順に行われた後、次の「C」の操作が行われる前に6秒間の停滞があり、さらに次の「D」の操作が行われる前に7秒間の停滞があるという例が示されている。
なお、図2に示した支援機器推定部107は、特定の操作履歴に対しては、この困惑操作パターンに合致した場合であっても、ユーザが困惑していると判定しなくても良い。具体的には、支援機器推定部107は、番組リスト一覧を見ながら下にスクロールするために押されるボタンに関しては、同一操作が連続する「繰り返し」パターンに該当した場合であっても、ユーザが困惑していると判定しなくても良い。また、上記番組リスト一覧をスクロールするためのボタンに関しては操作の間隔が一定時間以上生じる「停滞パターン」に該当した場合であっても、支援機器推定部107は、ユーザが困惑していると判定しなくても良い。
また、設定値702に格納される閾値は、機器情報記憶部105に記憶されるインタフェース情報105bに応じて、複数定義されても良い。例えば、設定値702には、メニュー型インタフェースとボタン型インタフェースとで異なる閾値が格納されても良い。メニュー型インタフェースとボタン型インタフェースとを比べた場合、ボタン型インタフェースよりもメニュー型インタフェースの方が、ユーザが試行錯誤を行う傾向が大きいため、「繰り返し回数」、「再試行回数」及び「停滞回数」の閾値が大きく設定される。
なお、上記の困惑操作パターンは、機器に依存しない一般的な困惑操作パターンであるが、機器ごとに定義した困惑操作パターンでも良い。
図8は、機器ごとに困惑操作パターンを定義した場合の困惑定義情報106aの一例を示す図である。以下に、機器ごとに困惑操作パターンを定義した場合の困惑定義情報106aの項目について説明する。
機器ID801は、ネットワーク200に接続された機器を識別するためのIDを示す。困惑操作パターン802は、一般的なユーザが機器の使い方が分からない際に行うと考えられる操作を、機器ごとにパターン化した情報を示す。設定値803は、困惑操作パターンと同様の機器操作がユーザによってどのように行われたら、ユーザが困惑していると判定するのかを決定する閾値である。
例えば、図8に示す困惑定義情報106aは、機器IDが「0003_R」である機器において、「リモコンの蓋を開ける」という操作が、2回以上繰り返された場合、ユーザが困惑していると判定することを示す。
また、図8に示すように、機器ごとに困惑操作パターンを定義する場合、困惑操作パターン802は、機器ごとのメニューの選択項目名又はボタンのラベルを用いて定義される。この困惑操作パターン802は、システム開発者が想定したパターンであっても良いし、複数人数に対して行った評価実験によって得られたデータを基に定義されたパターンであっても良い。
図9は、本発明の実施の形態に係る機能推定定義情報108aの一例を示す図である。図に示すように、機能推定定義情報108aは、操作パターンと目的機能との対応関係を定義する。以下に、機能推定定義情報108aの項目について説明する。
機器ID901は、ネットワーク200に接続された機器を識別するためのIDを示す。操作パターン902は、ユーザが行う入力操作のパターンを示す。目的機能903は、ユーザが行う入力操作の中に操作パターン902と一致する操作が検出された場合の、ユーザが入力操作の目的としている可能性が高い機能を示す。目的確率904は、ユーザが行う入力操作の中に操作パターン902と一致する操作が検出された場合の、目的機能903がユーザが入力操作の目的としている機能である確率を示す。
例えば、図9の目的確率904の「68.5%」は、ユーザが、機器IDが「0003_R」である機器の「再生リスト」を選択したのち、「サブメニュー」を選択した場合、ユーザが目的としている機能が「ダビング」である確率を示す。
このような機能推定定義情報108aは、例えば、多くの被験者に対して評価実験を行うことにより得られる、操作パターンと目的機能との関係を、定量化することにより作成される。
図10は、本発明の実施の形態に係る機器推定結果情報110aの一例を示す図である。以下に、機器推定結果情報110aの項目について説明する。
機器ID1051は、ネットワーク200に接続された機器を識別するためのIDを示す。困惑レベル1052は、ユーザが目的とする機能を実行できないことによって、ユーザが困惑している度合いを示す。レベル内順位1053は、同一困惑レベル内の順位を示す。全体順位1054は、困惑レベル1052とレベル内順位1053とに基づき、全ての困惑レベルの順位を求めた結果を示す。他人の可能性1055は、他のユーザが機器を利用している可能性を示す。
例えば、図10に示す機器推定結果情報110a中の機器IDが「0001_T」である機器については、困惑レベルが「レベル4」、レベル内順位が「4位」、全体順位が「4位」、他人が操作している可能性が「有り」であることが分かる。
図11は、本発明の実施の形態に係る機能推定結果情報110bの一例を示す図である。以下に、機能推定結果情報110bの項目について説明する。
機器ID1101は、ネットワーク200に接続された機器を識別するためのIDを示す。困惑レベル1102は、ユーザが目的とする機能を実行できないことによって、ユーザが困惑している度合いを示す。推定順位1103は、ユーザの目的とする機能であると推定された機能の中で、推定スコアが高い順に並べた場合の順位を示す。推定機能1104は、ユーザが目的としていると推定された機能を示す。推定スコア1105は、ユーザが目的とする機能である確率を示す。
例えば、図11に示す機能推定結果情報110b中の機器IDが「0003_R」であるレコーダをユーザが操作しているとき、ユーザが実行したい機能は、「EPGを使った録画予約」である。これは、図11に示す機能推定結果情報110b中の機器IDが「0003_R」であるレコーダについて困惑レベルが1のものの中で推定順位が最も上位であるのが、「EPGを使った録画予約」だからである。
また、このとき「EPGを使った録画予約」の推定スコアは「68.5」である事が分かる。
図12は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末101がネットワーク200を介して接続される機器1001が有する操作履歴情報1003aの一例を示す図である。以下に、操作履歴情報1003aの項目について説明する。
機器ID1201は、機器1001を他の機器と識別するためのIDを示す。操作日1202は、機能が実行された日を示す。機能実行時間帯1203は、機能が実行された時間帯を示す。操作曜日1204は、機能が実行された曜日を示す。実行機能名1205は、実行された機能の名称を示す。
例えば、図12に示す操作履歴情報1003aは、機器IDが「0005_W」である機器に関する操作履歴であり、「2007/5/23」の「水曜日」の「20:30−21:10」の時間帯に、「洗濯(お急ぎ)」の機能を実行したことを示す。
なお、機器1001が有する利用頻度情報1003bと、機能説明情報と、インタフェース情報とは、それぞれ操作支援端末101が有する利用頻度情報104bと、機能説明情報105aと、インタフェース情報105bと同様の項目を有するので、図示を省略する。なお、利用頻度情報1003bと、機能説明情報と、インタフェース情報とに含まれるデータは、機器1001に関する情報のみである点が、操作支援端末101が有する情報と異なる。
次に、以上のように構成された操作支援端末101の基本的な動作について説明する。
図13は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末101による、ユーザへの操作支援に関する処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザ操作入力部102は、機器の操作に関して支援が必要であるというユーザの入力を操作支援要求として受け取り、その操作支援要求を操作履歴収集部103に通知する(S1301)。ここで、ユーザが入力する操作支援要求は、支援が欲しいという情報のみである。例えば、ユーザが操作支援端末の特定のボタンを押したり、電源を入れたり、蓋を開けたりする動作が、操作支援要求となる。
次に、操作履歴収集部103は、ユーザ操作入力部102からの操作支援要求を受けて、タイマー113から時刻を取得する。さらに、操作履歴収集部103は、ネットワークに接続されている各機器に対し、操作履歴と機能の実行状況とを含む操作履歴情報と、機器情報と、を要求する(S1302)。ここで要求される各機器の操作履歴は、支援要求を受けた時刻から一定の時間遡った時刻までの時間区間Δtにおける操作履歴である。また、ここで要求される各機器の機能の実行状況は、支援要求を受けた時刻から一定の時間遡った時刻における各機器の利用状況である。また、ここで要求される各機器の機器情報は、機器のユーザインタフェースに関する情報(ボタン数、操作方法など)及び機能説明に関する情報(機能の名称、内容、実行手順など)である。
なお、支援要求を受けた時刻から遡る一定の時間は、例えば、システム設計者が事前に設定しても良いし、ネットワーク上の全ての機器に対して一定時間以上の操作入力の無い時刻を調べ、その時刻を基に操作履歴収集部103が決定しても良い。
次に、操作履歴収集部103は、各機器が備える操作履歴送信部から送信されてきた操作履歴情報及び機器情報を取得する。ここで取得した操作履歴情報を、操作履歴収集部103は、操作履歴記憶部104に記憶する。また、ここで取得した機器情報を、操作履歴収集部103は、機器情報記憶部105に記憶する(S1303)。
次に、支援機器推定部107は、操作履歴記憶部104に記憶された操作履歴情報104aに基づいて操作支援の必要性が高い機器を推定する(S1304)。具体的には、操作支援を行う必要がある機器はユーザがその操作に困っている機器であるという仮定に基づき、支援機器推定部107は、ユーザの困惑度合いを定量化した困惑レベルを決定する。そして、支援機器推定部107は、決定した困惑レベルが大きいほど、操作支援の必要性が高い機器であると推定する。なお、本処理については、図14及び図15において詳細に説明する。
次に、支援機器推定部107は、操作支援が必要であると推定された機器において、同一の困惑レベルである機器が、複数存在するか否かを判別する(S1305)。ここで、同一の困惑レベルである機器が複数存在する場合(S1305においてYes)、支援機器推定部107は、困惑レベルが同一である機器同士において、困惑度合い、つまり、操作支援が必要な度合いを順位付けしたレベル内順位を決定する(S1306)。なお、ステップS1307の処理の詳細は後述する。一方、同一の困惑レベルである機器が複数存在しない場合は(S1305でNo)、後述するステップS1307の処理に進む。
次に、支援機器推定部107は、ステップS1304〜S1306の処理により得られた困惑レベルとレベル内順位とを、対応する機器の情報とともに機器推定結果情報110aとして推定結果記憶部110に記憶する(S1307)。
次に、支援機能推定部109は、操作履歴情報104aに含まれる操作履歴と機能推定定義情報108aによって定義された操作パターンとを比較し、一致するパターンを検出した場合は、対応する目的機能を操作支援が必要な機能として推定する(S1308)。以後、このように推定された機能を推定機能と記述する。なお、ここで推定の対象とする機能は、操作支援が必要であると推定された全ての機器の機能である必要は無く、操作支援を行う確率の高い機器のみを対象として支援機能の推定を行っても良い。例えば、最も困惑レベルが高い機器のみに対して支援機能の推定を行っても良い。
次に、支援機器推定部107は、機能推定定義情報108aより推定機能に対応する目的確率を推定スコアとして取得する。そして、支援機器推定部107は、機器の情報とともに、推定機能と、推定スコアと、推定スコアが高い順に並べた場合の推定順位とを、機能推定結果情報110bとして推定結果記憶部110に記憶する(S1309)。
次に、支援方法決定部111は、機器推定結果情報110aを参照することで得られる操作支援が必要な機器の数と、機能推定結果情報110bを参照することで得られる推定機能の推定スコアと、機能説明出力部112に出力可能な情報量と、に応じて、支援機器に関する情報を機器単位で画面表示するか、機能単位で画面表示するかの支援方法を決定する(S1310)。ここで、出力可能な情報量とは、ディスプレイ等に表示可能な情報量のことである。例えば、ディスプレイに4つの操作支援に関する情報を表示することができる場合、出力可能な情報量は「4」である。
最後に、機能説明出力部112は、決定された支援方法に基づいて、機能説明情報105aを参照することによって、支援が必要と推定された機器の機能説明情報等の支援に必要な情報を出力する(S1311)。
図14は、図13に示すステップS1304の詳細な処理を示すフローチャートである。
まず、支援機器推定部107は、収集した操作履歴情報104aにユーザの操作履歴があるか否かの判定を機器ごとに行う(S1401)。ここで、ユーザの入力操作がある機器の場合(S1401においてYes)、支援機器推定部107は、操作履歴に基づいて困惑レベルの判定処理を行う(S1402)。一方、ユーザの操作入力が無い機器の場合(S1401においてNo)、支援機器推定部107は、時間区間Δtにおいてある機能が実行されているか否かの判定を行う(S1403)。
ここで、支援要求時刻において、例えば「ダビング処理」機能が実行されている機器の場合(S1403においてYes)、支援機器推定部107は、この機能が実行されている機器を、最もユーザが困惑している可能性が低い機器(つまり、最も操作支援の必要可能性が低い困惑レベル1の機器)と決定する(S1405)。これは、番組を表示している状態、音楽を再生している状態、洗濯を行っている状態などの機能が実行されている状態は、ユーザが機能の実行を完了していることを示すからである。つまり、機能が実行されている場合は、機能を実行するための操作に関して、ユーザは困惑している状態では無いことを示すからである。
一方、支援要求時刻において、機能が実行されていない機器の場合(S1403でNo)、支援機器推定部107は、時間区間Δtにおける機器の状態に基づいて、ユーザが操作の途中であるか否かの判定を行う(S1404)。例えば、時間区間Δtにおいて、メニュー画面を表示したまま入力操作が無い場合、支援機器推定部107は、ユーザが操作の途中であると判定する。また、例えば、洗濯機のように常に電源を入れてから操作を行う機器の場合、時間区間Δtにおいて電源は入っているものの入力操作が無いとき、支援機器推定部107は、ユーザが操作の途中であると判定する。
ここで、操作の途中であると判定された場合(S1404においてYes)、支援機器推定部107は当該機器を困惑レベル2の機器と決定する(S1406)。一方、操作の途中で無いと判定された場合(S1404においてNo)、支援機器推定部107は当該機器を困惑レベル1の機器と決定する(S1405)。
図15は、図14に示すステップS1402の困惑判定処理における詳細な処理を示すフローチャートである。
まず、支援機器推定部107は、困惑定義情報106aの困惑操作パターンと操作履歴情報104aの操作履歴とを比較することで、ユーザが操作において困惑している機器か否かを判定する(S1501)。その結果、困惑していたと判定された場合(S1501において困惑有り)、支援機器推定部107は、さらに、困惑していたと判定された操作履歴の後に機能実行の操作履歴があるか否かを判定する(S1502)。判定の結果、機能実行の操作履歴が無いと判定された場合(S1502においてNo)、支援機器推定部107は、この機器を、最も困惑している可能性が高い機器(即ち最も操作支援が必要な可能性が高い困惑レベル4の機器)と決定する(S1503)。そして、機能実行の操作履歴があり、操作履歴における入力操作が機能の実行において終了していると判定された場合は、過去に困惑はあったが、その後に機能の実行方法が分かったため困惑は解消した可能性が高いと判断される。そこで、機能実行の操作履歴があると判定された場合(S1502においてYes)、支援機器推定部107は、この機器を操作支援の必要な可能性が最も低いレベルである困惑レベル1の機器と決定する(S1504)。
なお、機能の実行において終了しているとは、例えばダビングという機能を実行する入力操作を完了しているなどを示す。
一方、困惑していないと判定された場合(S1501において困惑無し)、支援機器推定部107は、操作履歴における入力操作が機能の実行において終了しているか否かの判定を行う(S1505)。
ここで、操作履歴における入力操作が機能の実行で終了している場合は(S1505においてYes)、ユーザは目的の機能を達成できた可能性が高いので、支援機器推定部107は、操作支援の必要な可能性が最も低いレベルである困惑レベル1の機器と決定する(S1504)。一方、操作履歴における入力操作が機能の実行において終了していない場合(S1505においてNo)、支援機器推定部107は、機能の実行途中であるため、困惑の可能性があるとして、困惑レベル3の機器と決定する(S1506)。
以上の処理により、操作支援端末101は、自動的に、支援対象となりうる複数の機器の各操作履歴からユーザが困惑していたか否かを判断し、困惑していたと判断された機器を操作支援が必要な機器と推定することが可能となる。さらに、操作支援端末101は、支援対象機器の推定に利用した操作履歴を用いて機能の推定も行うことが可能となる。これらの推定結果に基づいて、操作支援端末101がユーザを目的の機能へと導くことによって、ユーザが目的とする機能を実行するまでの負荷を低減させることが可能となる。
次に、困惑レベルが同一である機器においてレベル内順位を決定する処理、つまり、図13で示したステップS1306の処理の具体例を以下に説明する。
図13のステップS1304において、支援機器推定部107が複数の機器を同一の困惑レベルと決定した場合、どの機器の操作支援を優先的に行うかを決定するために、同一の困惑レベルの機器同士の順位付けを行う必要がある。そこで、例えば、3つの機器が同一の困惑レベル1と決定された場合、この3つの機器に対して、操作支援を優先的に行う機器の順位付けを、困惑レベルを決定するときとは異なる情報を用いて行う。ここで、同一の困惑レベルの機器とは、同一の推定方法により、操作支援が必要と推定された機器をいう。
具体的には、順位付けを行う情報として、時間情報、インタフェース情報、そして、利用状況情報の3つの情報を利用して順位付けを行う。
第1の方法として、時間情報を利用した順位付けの方法について説明する。
時間情報を利用した順位付けの方法において、支援機器推定部107は、操作履歴情報104aを参照することで、最後にユーザが機器を操作した時刻を特定し、特定した時刻と支援の要求があった時刻までの時間が短い機器ほど、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると推定する。
具体的には、支援機器推定部107は、操作履歴情報104aに含まれる、入力操作を表す選択項目・ボタン308と操作時刻306とから、操作支援要求時刻と最終入力操作時刻との時間差を計算する。支援機器推定部107は、この時間差が短い機器ほど、操作支援が必要な機器である可能性が高いとして順位付けを行う。これは、ユーザが困惑していると推定される操作履歴が存在しても、時間が経過している場合は、ユーザは操作支援を要求していないと推定されるからである。すなわち、時間差が長い機器は、ユーザが目的の機能を実行することをあきらめたとか、紙媒体に印字されたマニュアルを参照するとかの他の手段による解決を行っているとかの可能性が高いと考えられる。したがって、時間差が長い機器は、ユーザが操作支援端末101による即時の支援を求めていない機器であると考えられる。
また、操作支援要求時刻において、入力操作がある機器については、支援要求を行ったユーザ以外の他のユーザがその機器を利用している可能性が高い。したがって、操作支援要求時刻に入力操作がある機器は、操作支援端末101を利用して支援要求を行ったユーザが支援して欲しい機器である可能性が低いので、操作支援要求時刻に入力操作がある機器は支援が必要な機器である可能性が低いと順位付けする。
なお、各機器からの操作履歴の収集は、操作支援要求時刻から一定時間後、例えば1又は2秒後の操作履歴も含めて収集することとしても良い。これにより、支援要求後も入力操作がある機器の場合、他のユーザがその機器を利用している可能性が高くなるので、支援機器推定部107は、他のユーザが操作している機器を特定する精度を上げることができる。さらに、操作支援要求後も操作履歴収集部103が一定時間間隔において、追加の操作履歴の収集を行うこととしても良い。そして、一定時間間隔において操作履歴が得られるたびに、支援機器推定部107は、他のユーザが使っている可能性があるか否かの判断を行い、一度順位付けされた結果に対して判断結果を反映しても良い。
さらに、支援機器推定部107は、操作支援要求時刻と最終入力操作時刻との差分を利用して操作支援の必要性の順位付けを行う際に、操作支援要求時刻から操作支援端末が操作支援を表示するのに必要な時間を考慮して順位付けを行っても良い。
例えば、支援機器推定部107は、操作支援端末101の位置情報と操作支援対象機器の位置情報とを取得する。そして、支援機器推定部107は、取得した各位置情報を用いて、各機器から操作支援端末101を利用するまでにユーザが費やす時間を予測し、予測した時間を順位付けに反映する。より具体的には、操作支援端末101がリビングにあり、操作支援対象機器として、リビングにあるテレビとリビングに無い洗濯機とが検出された場合、リビングに無い洗濯機からリビングにある操作支援端末101をユーザが手にするまでには時間を必要とするため、支援機器推定部107は、操作支援要求時刻と洗濯機の最終入力操作時刻との時間差として、このユーザが操作支援端末101を手にするまでに必要とする時間を減じた時間を用いる。
また、支援機器推定部107は、操作支援端末101の起動時間を考慮しても良い。例えば、操作支援端末101の起動時間が30秒であり、起動後に操作支援要求がイベントとして記録される場合、支援機器推定部107は、操作支援要求時刻の30秒前から操作支援要求時刻までの間に入力操作がある機器は操作支援の必要性が高い機器であると推定しない。
このように、最終入力操作時刻から操作支援端末の操作支援要求までに必要とする時間を考慮することにより、単純な操作支援要求時刻と最終入力操作時刻との差分時間を利用する場合に比べ、より利用状況に応じた順位付けを行うことができる。
第2の方法として、インタフェース情報を利用した順位付けの方法について説明する。
インタフェース情報を利用した順位付けの方法において、支援機器推定部107は、インタフェース情報105bに基づいて、インタフェースが複雑であるほど、ユーザに対する操作支援の必要性が高い機器であると推定する。
具体的には、例えば、支援機器推定部107は、ボタン数が多い機器ほど、又は、メニュー構成の階層が深い機器ほど、ユーザが困惑している可能性が高い機器、つまり、操作支援の必要性が高い機器である可能性が高いとして順位付けを行っても良い。また、例えば、機器が備える機能数を考慮して、支援機器推定部107は、機能数が多いがボタン数が少ない(すなわちボタン数を機能数によって除した値が小さい)機器ほど、操作支援の必要性が高い機器である可能性が高いとして順位付けを行っても良い。なお、上記では単純にボタン数又はメニューの階層の深さの情報のみを利用したが、支援機器推定部107は、図6に示した1機能ボタン数607を、即ちそのボタンを押せば特定の機能が実行されるボタンの数を、全てのボタン数から減じたボタンの数を機能数で除した値に基づいて順位付けを行っても良い。また、図6における実行可能機能割合608、即ちユーザが利用していたインタフェースが全体の機能のうちどの程度の機能を実行可能なのかという情報を加味して順位付けをしても良い。
第3の方法として、利用状況情報を利用した順位付けの方法について説明する。
利用状況情報を利用した順位付けの方法において、支援機器推定部107は、利用頻度情報104bを参照することにより、支援の要求があった時刻が含まれる時間帯に機能が実行された回数を特定し、特定した回数が小さいほどユーザに対する操作支援の必要性が高い機器であると推定する。
具体的には、図4に示すような利用頻度情報104bに含まれる、操作支援要求時刻に対応する各機器の曜日及び時間帯別の利用頻度情報を利用することにより、支援機器推定部107は機器の順位付けを行う。これはユーザによる機器の利用には習慣性があり、利用頻度の低い曜日又は時間帯に利用されている機器の場合、通常その機器を利用しているユーザでは無く、普段はその機器をあまり利用しないユーザが利用している可能性が高いため、支援が必要な機器である可能性が高いという考えに基づく。具体的な処理としては、順位付けが必要な機器に対して、支援機器推定部107は、図6に示すような利用頻度情報104bから、操作支援要求を受けた曜日と時刻に対する機能実行回数とを取得する。そして、支援機器推定部107は、取得した機能実行回数が小さい、すなわち、操作支援要求時刻に普段利用されていない機器ほど、使い慣れていないユーザが利用していると判断し、支援機器である可能性が高いとして順位付けを行う。
なお、支援機器推定部107は、上記3つの順位付け方法のいずれか1つだけを利用して順位付けを行っても良いし、複数の順位付け方法を連携させて順位付けを行っても良い。複数の順位付け方法を連携させる具体例としては、時間情報を利用して順位付けを行った結果、時間差が小さい(時間差が一定時間以下)機器が複数ある場合は、支援機器推定部107は、時間差が小さい複数の機器の順位付けをインタフェース情報又は利用状況情報を用いて行っても良い。
次に上記で説明した図13に示すステップS1304〜S1306における支援機器の推定及び順位付けを、図16を用いてさらに具体的に説明する。
図16は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末101とネットワーク200を介して接続された機器の操作履歴情報と困惑判定結果を説明するための図である。
図に示すように、ユーザは、19時55分に操作支援要求を行っている。ここで、操作支援要求があった時刻から遡る時間を5分とした場合、時間区間Δtは、19時50分から19時55分までとなる。そこで、操作支援端末101の備える操作履歴収集部103が、この時間区間Δtの操作履歴を収集した結果、入力操作があった区間が図の棒グラフの斜線部分によって示されている。そして、収集した操作履歴に基づいて、支援機器推定部107が図15のステップS1501によって示した困惑判定処理を行った結果が、各棒グラフの斜線部分の上部に示されている。また、操作履歴収集部103が、図15のステップS1502によって示した処理を行った結果、操作に対応した機能が実行されていると判定した機器において、当該機能が実行されている区間を示したのが図の棒グラフの横線部分である。なお、本図の説明において、操作履歴収集部103は、支援要求時刻後の操作履歴を収集していないが、前述したように、支援要求時刻より数秒後までの操作履歴を収集しても良い。
「デジタルテレビ1」は、入力操作の履歴があり、困惑有りと判定されているので、困惑レベル4である。同様に、「DVD・レコーダ」、「ステレオ」及び「洗濯機」も困惑レベル4である。「エアコン」は、入力操作の履歴があるが、機能が実行されている状態で操作が終了しているため困惑レベル1となる。「電話・FAX」は、時間区間Δtにおいて入力操作の履歴が無く、機能が実行中でも操作の途中でも無いので、困惑レベル1となる。「デジタルテレビ2」は、入力操作の履歴があり、困惑無しと判定されており、操作に対応した機能の実行がされていないため、困惑レベル3となる。
このように各機器の困惑レベルの判定が行われた結果、同一の困惑レベルの機器が存在している。そこで、支援機器推定部107は、同一の困惑レベルの機器に対して、前述のように時間情報及びインタフェース情報を利用して順位付けを行う。
まず、困惑レベル4の機器である「デジタルテレビ1」、「DVD・HDDレコーダ」、「ステレオ」、及び「洗濯機」の順位付けについて説明する。まず、「デジタルテレビ1」は操作支援要求時刻に入力操作があるので、最も困惑していない機器であると順位付けられる。次に、困惑レベル4の機器のうち操作支援要求時刻と最終入力操作時刻との差分が最も小さい機器である「DVD・HDDレコーダ」が最も困惑している機器であると順位付けられる。そして、残る「ステレオ」と「洗濯機」とは、操作支援要求時刻と最終入力操作時刻の差分がほとんど無いため、インタフェース情報を用いて順位付けが行われる。図6で示した機能数602及びボタン数/階層数606を参照した場合、「ステレオ」の方が「洗濯機」よりボタン数が多く、さらに機能数に対してボタン数が少ないため、「ステレオ」が「洗濯機」より困惑している機器であると順位付けられる。このようにして、支援機器推定部107は、困惑レベル4の複数の機器における順位(困惑している可能性が高い順位)を決定する。つまり、支援機器推定部107は、「DVD・HDDレコーダ」が最も順位が高く、続いて「ステレオ」、「洗濯機」、「デジタルテレビ1」と続く機器の順位を決定する。
なお、困惑レベル1の機器である「エアコン」と「電話・FAX」とについては、支援機器推定部107は、操作支援の必要性が低い機器であるので共に順位を1位と決定する。つまり、支援機器推定部107は、困惑レベル1の機器の順位付けを行わない。
ここで判定された結果は、図10に示した機器推定結果情報110aに対応する。
次に、支援方法決定部111が支援方法を決定し、機能説明出力部112が機能説明情報を出力する処理、つまり、図13のステップS1310及びステップS1311の処理の具体例を説明する。
図17は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末が備える機能説明出力部112が出力する出力画面例を示す図である。図17(a)に示すように、機能説明出力部112は、まず支援機器推定部107が推定した支援機器を困惑レベルが高い順、さらに困惑レベルが同一の場合はレベル内順位が高い順に提示する。そこで、ユーザが支援して欲しい機器を選択すると、機能説明出力部112は、図17(b)に示すように選択された機器に対して、支援機能推定部109が推定した機能の推定スコアが高い順に提示する。ユーザがさらに支援して欲しい機能を図17(b)に示した画面から選択すると、機能説明出力部112は、選択した機能に応じて図17(c)に示すような機能説明や操作説明を提示する。さらに、図17(c)の画面から機能を選択すると、図17(d)のような画面が表示される。
図18は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末101による、支援要求を行ったユーザと異なる他のユーザが困っているという状況が出力された出力画面例を示す図である。図に示すように、他のユーザが困っている可能性がある機器に、アイコンを表示し、他のユーザが困っている状況を、支援要求しているユーザに伝える。
図19は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末101による、推定機器及び推定機能を同時表示した画面出力例を示す図である。すなわち、図19に示す画面は、支援方法決定部111が機能単位の画面を出力すると決定した場合に出力される画面の一例である。支援方法決定部111は、画面に表示可能な項目数と各機器の困惑レベルの分布と推定機能のスコアとに基づいて、機能単位で出力するか、又は機器単位で出力するかを決定する。例えば、操作支援の必要性が高いと推定された機器において、推定機能のスコアが所定の値より高い場合に、支援方法決定部111が、機能単位で出力すると決定する。その結果、図19に示すように、機能説明出力部112は機能単位で画面を出力するので、ユーザは、機器の選択を経ずに、直接機能を選択することが可能となる。つまり、ユーザは、より少ない操作支援端末101の操作により、操作支援を受けることが可能となる。なお、図19に示すように、支援方法決定部111が機能単位で出力すると決定した場合でも、機能説明出力部112は、機能とともに機器が識別できる情報(例えば、図19示す機器の形状を示すアイコン)を画面に出力することが望ましい。これにより、出力された機能がどの機器の機能であるかを、ユーザが理解できないことを回避することができる。
図20は、本発明の実施の形態に係る操作支援端末101による、1画面に表示可能な項目数に応じて推定機能の表示方法を制御した場合の画面出力例を示す図である。図20で示す画面は、図19に示す画面と異なり、1画面に表示する機能の数が機器によって異なる。これは、支援方法決定部111が、画面に表示可能な項目数と各機器の困惑レベルの分布と推定機能のスコアとに基づいて、1つの機器に対して出力する機能の数を決定しているからである。ここで、項目数とは、機能説明出力部112が出力可能な情報量の一例である。例えば、画面に表示可能な項目数が4つであり、かつ、3台の機器が困惑レベル4、残りの機器が困惑レベル1〜3であったとする。この場合、支援方法決定部111は、困惑レベル4の機器において最も困惑度の順位付けが高い機器の推定機能を2つ出力するように決定する。つまり、支援方法決定部111は、画面の1ページ目には、困惑レベル4の機器に対応する機能のみを出力するように決定する。その結果、機能説明出力部112は、困惑レベルの高い機器の機能を多く出力できるので、ユーザが操作支援を必要としている機能を、直接画面から選択できる可能性が高くなる。つまり、ユーザは、より少ない操作支援端末101の操作により、操作支援を受けることが可能となる。
なお、機能単位で画面に出力する方法は、図19及び図20に示した方法に限られるわけではない。例えば、支援方法決定部111は、困惑レベル4の機器が複数ある場合でも、困惑レベル4の機器のうち、最も困惑している可能性が高い機器の推定機能のみを、画面の1ページ目に出力するように決定してもよい。また、支援方法決定部111は、困惑レベルごとに推定機能のスコアの閾値を予め保持しておき、その閾値を超える機能を順に出力するよう決定してもよい。
以上、本発明に係る操作支援端末について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものでは無い。
例えば、上記実施の形態において、各機器の機器情報は、各機器に記憶される機器情報記憶部より収集したが、一元化されたサーバーから必要に応じて収集を行っても良い。また、機器情報が、操作支援端末にはじめから記憶されていても良い。
また、本実施の形態において、操作支援端末がユーザに対する操作支援を行うことが想定されているが、操作支援を行うのは操作支援端末に限らない。例えば、操作支援を行うための構成要素を備えるネットワークに接続された機器であっても良い。
また、上記実施の形態では、操作支援端末は、機能推定定義情報として図9に示すようなテーブルを記憶し、入力操作とテーブルで定義される操作パターンとの比較により目的機能の推定を行ったが、入力操作の情報から目的機能を推定する方法はこの方法に限られない。例えば、操作支援端末は、特開2007−316803号公報(特許文献2)で開示されているような方法を用いて、目的機能を推定してもよい。具体的には、操作支援端末は、ユーザが選択したメニュー項目に含まれる単語、又は、ユーザが選択したボタンに示される単語を、操作履歴から抽出する。そして、操作支援端末は、抽出された単語と各機能説明に利用される単語との意味的類似度を計算する。最後に、操作支援端末は、計算された意味的類似度が高い機能を目的機能とする。
以上、説明したように本発明に係る操作支援端末は、操作履歴を用いて操作支援を必要とする機器を特定するため、操作支援の対象となる機器に対して例えば無線タグのような専用の情報提供媒体を取り付ける必要なく支援対象機器の推定が可能となる。また、操作支援を行う装置は利用時の位置による制限が無いため、ディスプレイを持つ機器が操作支援端末の役割を果たすことが可能となる。これにより、上記実施の形態で説明したような操作支援用の専用端末は必ずしも必要では無く、ディスプレイを持つ機器が操作支援を行うことも可能である。例えば、上記実施の形態における目的機能の推定をデジタルテレビ2001が行い、デジタルテレビ2001のディスプレイを用いて操作支援を行っても良い。
本発明は、一般的な機器に対して利用可能であるため、家庭内の様々な機器をはじめ、携帯電話やカーナビなども含めた機器の操作支援端末として利用可能であり、その利用可能性は非常に大きい。
100 操作支援システム
101 操作支援端末
102 ユーザ操作入力部
103 操作履歴収集部
104 操作履歴記憶部
104a 操作履歴情報
104b 利用頻度情報
105 機器情報記憶部
105a 機能説明情報
105b インタフェース情報
106 困惑定義情報記憶部
106a 困惑定義情報
107 支援機器推定部
108 機能推定定義情報記憶部
108a 機能推定定義情報
109 支援機能推定部
110 推定結果記憶部
110a 機器推定結果情報
110b 機能推定結果情報
111 支援方法決定部
112 機能説明出力部
113 タイマー
200 ネットワーク
1001 機器
1002 ユーザ操作入力部
1003 操作履歴記憶部
1003a 操作履歴情報
1003b 利用頻度情報
1004 機器情報記憶部
1005 操作履歴送信部
1006 タイマー
1007 制御部
2001、2002 デジタルテレビ
3001 DVD・HDDレコーダ
4001 洗濯機
5001 エアコン
6001 ステレオ
7001 電話・FAX

Claims (13)

  1. ネットワーク上に接続される複数の機器が有する複数の機能の中から、ユーザの目的とする機能を実行するための操作に関する情報をユーザに提供する操作支援装置であって、
    ユーザからの支援の要求があった時刻から所定の時間だけ遡った時刻までの期間にユーザが行った操作の時系列情報である操作履歴を含む操作履歴情報を前記複数の機器から収集する操作履歴収集手段と、
    前記複数の機器ごとの機能に関する説明を含む機能説明情報を記憶する機器情報記憶手段と、
    ユーザが目的とする機能を実行できないために困惑しているときの操作について定義した困惑定義情報を記憶する困惑定義情報記憶手段と、
    前記困惑定義情報記憶手段を参照することにより、前記操作履歴収集手段により収集された操作履歴情報に含まれる操作履歴と前記困惑定義情報において定義された困惑しているときの操作との一致度を前記複数の機器ごとに判定し、前記一致度が所定の閾値を超えると判定した機器を、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると推定する支援機器推定手段と、
    前記機器情報記憶手段に記憶された機能説明情報を参照することにより、前記操作支援の必要性が高いと推定された機器に対応する前記機能に関する説明を出力する機能説明出力手段と、
    を備えることを特徴とする操作支援装置。
  2. 前記操作履歴情報は、さらに、前記所定の時間だけ遡った時刻における機器が有する機能の実行状況を含み、
    前記支援機器推定手段は、さらに、前記操作履歴情報に操作履歴が含まれていない機器の場合、前記操作履歴情報に含まれる機能の実行状況に基づいて、前記支援の要求があった時刻に機能が実行中であるか否かを判定し、機能が実行中で無いと判定されたときには、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作支援装置。
  3. 前記操作履歴情報は、さらに、前記所定の時間だけ遡った時刻における機器が有する機能の実行状況を含み、
    前記支援機器推定手段は、さらに、前記操作履歴情報に操作履歴が含まれていない機器の場合、前記操作履歴情報に含まれる機能の実行状況に基づいて、前記支援の要求があった時刻に操作の途中であるか否かを判定し、操作の途中であると判定されたときには、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作支援装置。
  4. 前記支援機器推定手段は、さらに、ユーザに対して操作支援の必要性が高いと推定される機器が複数ある場合、前記操作履歴情報を参照することにより最後にユーザが機器を操作した時刻を特定し、特定した時刻と前記支援の要求があった時刻までの時間が短い機器ほど、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作支援装置。
  5. 前記操作履歴収集手段は、さらに、曜日又は時間帯ごとの、機能が実行された回数を利用頻度情報として前記複数の機器から収集し、
    前記支援機器推定手段は、さらに、前記操作履歴情報に操作履歴が含まれていない機器の場合、又は、ユーザに対して操作支援の必要性が高いと推定される機器が複数ある場合、前記利用頻度情報を参照することにより、前記支援の要求があった時刻が含まれる時間帯に機能が実行された回数を特定し、特定した回数が小さいほどユーザに対する操作支援の必要性が高い機器であると推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作支援装置。
  6. 前記機器情報記憶手段は、さらに、前記複数の機器ごとのユーザインタフェースの複雑さに関する情報を含むインタフェース情報を記憶し、
    前記支援機器推定手段は、さらに、前記操作履歴情報に操作履歴が含まれていない機器の場合、又は、ユーザに対して操作支援の必要性が高いと推定される機器が複数ある場合、前記インタフェース情報に基づいて、ユーザインタフェースが複雑であるほど、ユーザに対する操作支援の必要性が高い機器であると推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作支援装置。
  7. 前記操作支援装置は、さらに、
    ユーザが行う操作の時系列情報と目的機能との関係を定義した機能推定定義情報を記憶する機能推定定義情報記憶手段と、
    前記支援機器推定手段により操作支援が必要と推定された機器に対し、前記操作履歴情報と前記機能推定定義情報とに基づいて、ユーザが実行したい機能を推定する支援機能推定手段と、
    前記支援機能推定手段により推定された機能に基づいて、支援方法を決定する支援方法決定手段とを備え、
    前記機能説明出力手段は、前記支援方法決定手段で決定された支援方法に基づいて前記機能に関する説明を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作支援装置。
  8. 前記機能推定定義情報には、前記ユーザが行う操作の時系列情報と前記目的機能とに対応付けて、さらに、前記ユーザが実際に行いたい機能である確率を表す目的確率が含まれ、
    前記支援機能推定手段は、前記操作履歴情報に含まれる操作履歴と前記機能推定定義情報に含まれる前記ユーザが行う操作の時系列情報とが一致する目的機能のうち、前記目的確率が高い目的機能ほど操作支援の必要性の高い機能であると推定し、
    前記支援方法決定手段は、前記支援機能推定手段で推定された機能の操作支援の必要性の高さと、前記機能説明出力手段が出力可能な情報量とに基づいて、機器単位及び機能単位のいずれの単位により前記機能に関する説明を出力するかを示す前記支援方法を決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の操作支援装置。
  9. 前記支援機器推定手段は、さらに、操作履歴情報を参照することにより、ユーザからの支援の要求があった時刻に入力操作がされている機器を抽出し、
    前記機能説明出力手段は、前記支援機器推定手段により抽出された機器のうち、前記支援機器推定手段によりユーザに対して操作支援が必要であると推定されている機器を、ユーザが特定できるように出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作支援装置。
  10. 前記困惑定義情報は、ユーザが困惑しているときの操作ボタンの操作パターンと前記所定の閾値とを対応付けた情報であり、
    前記支援機器推定手段は、前記操作履歴情報に含まれる操作履歴と前記困惑定義情報に含まれる操作パターンとの一致度を特定し、特定した前記一致度が、前記操作パターンに対応する所定の閾値を超える場合に、ユーザに対して操作支援が必要な機器であると推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作支援装置。
  11. ネットワーク上に接続される複数の機器が有する複数の機能の中から、ユーザの目的とする機能を実行するための操作に関する情報を操作支援装置がユーザに提供する操作支援方法であって、
    前記操作支援装置は、
    前記複数の機器ごとの機能に関する説明を含む機能説明情報を記憶する機器情報記憶手段と、
    ユーザが目的とする機能を実行できないために困惑しているときの操作について定義した困惑定義情報を記憶する困惑定義情報記憶手段とを備え、
    前記操作支援方法は、
    ユーザからの支援の要求があった時刻から所定の時間だけ遡った時刻までの期間にユーザが行った操作の時系列情報である操作履歴を含む操作履歴情報を前記複数の機器から前記操作支援装置が収集する操作履歴収集ステップと、
    前記困惑定義情報記憶手段を参照することにより、前記操作履歴収集手段により収集された操作履歴情報に含まれる操作履歴と前記困惑定義情報において定義された困惑しているときの操作との一致度を前記複数の機器ごとに前記操作支援装置が判定し、前記一致度が所定の閾値を超えると判定した機器を、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると前記操作支援装置が推定する支援機器推定ステップと、
    前記機器情報記憶手段に記憶された機能説明情報を参照することにより、前記操作支援の必要性が高いと推定された機器に対応する前記機能に関する説明を前記操作支援装置が出力する機能説明出力ステップと、
    を含むことを特徴とする操作支援方法。
  12. ネットワーク上に接続される複数の機器が有する複数の機能の中から、ユーザの目的とする機能を実行するための操作に関する情報をユーザに提供する、コンピュータ実行可能なプログラムであって、
    前記コンピュータは、
    前記複数の機器ごとの機能に関する説明を含む機能説明情報を記憶する機器情報記憶手段と、
    ユーザが目的とする機能を実行できないために困惑しているときの操作について定義した困惑定義情報を記憶する困惑定義情報記憶手段とを備え、
    前記プログラムは、
    ユーザからの支援の要求があった時刻から所定の時間だけ遡った時刻までの期間にユーザが行った操作の時系列情報である操作履歴を含む操作履歴情報を前記複数の機器から収集する操作履歴収集ステップと、
    前記困惑定義情報記憶手段を参照することにより、前記操作履歴収集手段により収集された操作履歴情報に含まれる操作履歴と前記困惑定義情報において定義された困惑しているときの操作との一致度を前記複数の機器ごとに判定し、前記一致度が所定の閾値を超えると判定した機器を、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると推定する支援機器推定ステップと、
    前記機器情報記憶手段に記憶された機能説明情報を参照することにより、前記操作支援の必要性が高いと推定された機器に対応する前記機能に関する説明を出力する機能説明出力ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  13. ネットワーク上に接続される複数の機器の中から、操作支援の必要性が高い機器を推定する操作支援機器推定装置であって、
    ユーザからの支援の要求があった時刻から所定の時間だけ遡った時刻までの期間にユーザが行った操作の時系列情報である操作履歴を含む操作履歴情報を前記複数の機器から収集する操作履歴収集手段と、
    ユーザが目的とする機能を実行できないために困惑しているときの操作について定義した困惑定義情報を参照することにより、前記操作履歴収集手段により収集された操作履歴情報に含まれる操作履歴と前記困惑定義情報において定義された困惑しているときの操作との一致度を前記複数の機器ごとに判定し、前記一致度が所定の閾値を超えると判定した機器を、ユーザに対して操作支援の必要性が高い機器であると推定する支援機器推定手段と、
    を備えることを特徴とする操作支援機器推定装置。
JP2009525849A 2008-02-26 2009-02-24 操作支援装置及びその方法 Active JP4382155B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008045114 2008-02-26
JP2008045114 2008-02-26
PCT/JP2009/000777 WO2009107356A1 (ja) 2008-02-26 2009-02-24 操作支援装置及びその方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4382155B2 true JP4382155B2 (ja) 2009-12-09
JPWO2009107356A1 JPWO2009107356A1 (ja) 2011-06-30

Family

ID=41015763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009525849A Active JP4382155B2 (ja) 2008-02-26 2009-02-24 操作支援装置及びその方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8145753B2 (ja)
JP (1) JP4382155B2 (ja)
CN (1) CN101952812B (ja)
WO (1) WO2009107356A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102227740B (zh) * 2009-06-25 2014-06-11 松下电器产业株式会社 功率控制支持装置及功率控制支持方法
JP5417246B2 (ja) * 2010-04-13 2014-02-12 株式会社Nttドコモ 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP5630140B2 (ja) * 2010-08-18 2014-11-26 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
US8938534B2 (en) 2010-12-30 2015-01-20 Ss8 Networks, Inc. Automatic provisioning of new users of interest for capture on a communication network
US9058323B2 (en) 2010-12-30 2015-06-16 Ss8 Networks, Inc. System for accessing a set of communication and transaction data associated with a user of interest sourced from multiple different network carriers and for enabling multiple analysts to independently and confidentially access the set of communication and transaction data
US8972612B2 (en) 2011-04-05 2015-03-03 SSB Networks, Inc. Collecting asymmetric data and proxy data on a communication network
JP2013016013A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Omron Corp 開発支援装置および開発支援プログラム
KR20140034812A (ko) * 2011-07-13 2014-03-20 닛토덴코 가부시키가이샤 온디맨드형 전력 제어 시스템, 온디맨드형 전력 제어 시스템 프로그램 및 그 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
US20130199734A1 (en) 2011-08-19 2013-08-08 Boehringer Ingelheim International Gmbh Method for manufacturing protein solutions and their concentration
US9350762B2 (en) 2012-09-25 2016-05-24 Ss8 Networks, Inc. Intelligent feedback loop to iteratively reduce incoming network data for analysis
US9830593B2 (en) 2014-04-26 2017-11-28 Ss8 Networks, Inc. Cryptographic currency user directory data and enhanced peer-verification ledger synthesis through multi-modal cryptographic key-address mapping
CN103984475A (zh) * 2014-05-06 2014-08-13 广州市久邦数码科技有限公司 一种立体桌面菜单栏弹出的实现方法及其***
CN105094608A (zh) * 2015-07-17 2015-11-25 小米科技有限责任公司 任务展示方法和装置
JP6199349B2 (ja) * 2015-08-17 2017-09-20 株式会社リクルートホールディングス 営業支援用コンピュータプログラム、営業支援用アプリケーションプログラム、営業支援システム及びその制御方法
JP6341168B2 (ja) * 2015-09-08 2018-06-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置、自動設定方法
US11048533B2 (en) 2016-05-10 2021-06-29 Ntt Docomo, Inc. Information processing device and method for selectively displaying support information based on urgency level
CN109725587B (zh) * 2017-10-27 2021-08-06 上海宝信软件股份有限公司 一种基于人机界面的操作履历记录方法
JP2020088424A (ja) * 2018-11-16 2020-06-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報出力方法、情報出力装置及び情報出力プログラム
JP7140670B2 (ja) * 2018-12-17 2022-09-21 株式会社日立製作所 工程管理支援システム、工程管理支援方法、及び工程管理支援プログラム
JP7051244B2 (ja) * 2019-04-19 2022-04-11 Ckd株式会社 メンテナンス支援システム
JP7457667B2 (ja) 2021-03-26 2024-03-28 株式会社日立製作所 モニタ調査装置及びモニタ調査方法
CN113959170A (zh) * 2021-10-08 2022-01-21 Tcl家用电器(合肥)有限公司 冰箱的控制方法、装置、存储介质及冰箱

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10222467A (ja) 1997-02-07 1998-08-21 Hitachi Ltd ユーザ操作状況の監視支援方法
US6591199B2 (en) * 2000-04-11 2003-07-08 Recherche 2000 Inc. Method and system for acquisition, monitoring, display and diagnosis of operational parameters of electrolyzers
JP3936835B2 (ja) * 2000-09-20 2007-06-27 株式会社日立製作所 計算機ネットワーク用の端末装置および操作履歴記録方法
DE60301534T2 (de) * 2002-10-09 2006-07-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Verfahren und Vorrichtung für das Vorausahnen des Dienstablaufs
AU2003284584A1 (en) * 2002-11-22 2004-06-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Operation history utilization system and method thereof
JP2004310755A (ja) * 2003-03-27 2004-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報提供システム及び情報提供方法
KR20060004697A (ko) * 2003-05-29 2006-01-12 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 이상 처리 시스템
JP3942098B2 (ja) * 2003-11-10 2007-07-11 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 情報処理システム、情報登録用情報処理装置、情報検索用情報処理装置、情報登録用情報処理方法、情報検索用情報処理方法、プログラム、及び記録媒体
JP2007025497A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Fujitsu Ltd 教育支援プログラムおよび教育支援装置
WO2007116689A1 (ja) 2006-03-27 2007-10-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ユーザ支援装置、方法、及びプログラム
JP2007316803A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 操作支援装置および操作支援方法
US8656280B2 (en) 2006-06-21 2014-02-18 Panasonic Corporation Device for estimating user operation intention and electronic device using the same

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009107356A1 (ja) 2009-09-03
CN101952812A (zh) 2011-01-19
CN101952812B (zh) 2013-05-01
US8145753B2 (en) 2012-03-27
US20100287275A1 (en) 2010-11-11
JPWO2009107356A1 (ja) 2011-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4382155B2 (ja) 操作支援装置及びその方法
CN101350026B (zh) 用户接口方法、显示装置、以及用户接口***
JP4921374B2 (ja) ユーザ支援装置および困惑状態判定装置
JP4609544B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法
JP4653251B2 (ja) 操作状態判定装置
CN106251889A (zh) 连接到音频输出***时的智能音频回放
US20070226261A1 (en) Information processing device, selection item priority giving program and selection item priority giving method
CN106855771A (zh) 一种数据处理方法、装置和智能终端
CN103970342A (zh) 信息处理设备和触摸面板参数校正方法
CN106372110A (zh) 一种应用程序的推荐方法及移动终端
JP5472118B2 (ja) 操作支援方法、操作支援システム、操作支援装置、及び操作支援プログラム
JP5388631B2 (ja) コンテンツ提示装置、及び方法
JP5539692B2 (ja) 操作案内表示装置、操作案内表示システム及び医療機器
JP4308315B2 (ja) 目的推定装置および目的推定方法
EP2838062A1 (en) Search results with common interest information
JP2006338233A (ja) 状態検知装置及び状態検知方法
JP2007299159A (ja) コンテンツ検索装置
JP2008009573A (ja) 提案型操作支援システム及びプログラム
JP5802536B2 (ja) 情報処理装置及び操作支援方法
CN111045566B (zh) 触控笔、终端及其控制方法和计算机可读存储介质
CN109032448A (zh) 应用显示方法、装置、存储介质及电子设备
EP3454280A1 (en) Content management system and method for operating same
JP5302529B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法、プログラム、記録媒体
JP3479295B2 (ja) 情報サービスシステムおよび放送受信システム
JP2007249818A (ja) 電子カルテシステム

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090818

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090916

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4382155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4