JP4378392B2 - 印刷システムおよび制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置による印刷処理とは独立に後処理装置により後処理を実行可能にした印刷システムおよびその制御方法関するものである。
従来、画像形成装置には排紙処理装置が接続されており画像形成装置が出力した用紙を排紙処理(ステイプル,穴開け等)を行うことは周知である。
しかしながら、従来では、印刷装置による印刷処理とは独立に後処理装置により後処理を実行可能にした印刷システムで、印刷処理とは独立に後処理装置による後処理を要するジョブの当該後処理の中断要因が当該後処理装置にて発生した場合に、当該後処理に先立って当該ジョブのために印刷処理を実行した印刷装置により、当該ジョブの後処理に先立って必要な印刷処理をあらためて実行可能にする提案については、なされていない。
また、従来では、ネットワークに接続された複数の印刷装置による印刷処理とは独立に後処理装置により後処理を実行可能にした印刷システムで、印刷処理とは独立に前記後処理装置による後処理を要するジョブの当該後処理の中断要因が当該後処理装置にて発生した場合に、当該後処理に先立って当該ジョブのために印刷処理を実行した印刷装置を前記ネットワークの中から特定し、該ネットワークの中から特定された印刷装置により、当該ジョブの後処理に先立って必要な印刷処理をあらためて実行可能にする提案についても、なされていない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、印刷ジョブを生成する情報処理装置と、情報処理装置から受信される印刷ジョブに基づいて生成される印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷装置と、印刷装置による印刷処理とは独立に印刷装置により印刷処理が実行された複数ページの用紙に対する後処理を実行する後処理装置を備える印刷システムにおいて、後処理装置による後処理の実行中に複数ページの用紙の少なくともいずれかを印刷装置により再印刷させるべき中断要因が生した場合に、印刷装置が印刷データを保持しているか否かに応じた適切な再印刷を印刷装置に実行させることである。
本発明は印刷ジョブを生成する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信される印刷ジョブに基づいて生成される印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷装置と、前記印刷装置による印刷処理とは独立に前記印刷装置により印刷処理が実行された複数ページの用紙に対する後処理を実行する後処理装置を備える印刷システムであって、記後処理装置による後処理の実行中に前記複数ページの用紙の少なくともいずれかを前記印刷装置により再印刷させるべき中断要因が発生した場合に、前記印刷装置が前記印刷データを保持しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記印刷装置が前記印刷データを保持していると判定された場合は、前記印刷装置に保持された前記印刷データに基づいて前記中断要因により再印刷させるべきページの再印刷を前記印刷装置に実行させるよう制御し、前記判定手段により前記印刷装置が前記印刷データを保持していないと判定された場合は、前記中断要因により再印刷させるべきページを再印刷させるための印刷ジョブを前記情報処理装置から前記印刷装置に送信させ該送信された印刷ジョブに基づいて生成される印刷データに基づいて前記中断要因により再印刷させるべきページの再印刷を前記印刷装置に実行させるよう制御する制御手段を有することを特徴とする。
発明によれば、印刷ジョブを生成する情報処理装置と、情報処理装置から受信される印刷ジョブに基づいて生成される印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷装置と、印刷装置による印刷処理とは独立に印刷装置により印刷処理が実行された複数ページの用紙に対する後処理を実行する後処理装置を備える印刷システムにおいて、後処理装置による後処理の実行中に複数ページの用紙の少なくともいずれかを印刷装置により再印刷させるべき中断要因が生した場合に、印刷装置が印刷データを保持しているか否かに応じた適切な再印刷を印刷装置に実行させることができる。
〔第1実施形態〕
〔装置全体の概要説明〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す排紙処理装置を適用可能な画像処理システムの構成を示す概観図である。
図において、102,103はネットワーク101に接続されたコンピュータで、それぞれサーバとクライアントの役割を果たしており、実際には、クライアント103は複数台あり、図中では103a,103bで示してあるが、以後、代表して103とのみ表記する。
また、104,105,106は、MFP(Multi FunctionPeripheral)と呼ばれる多目的なネットワーク機器で、ネットワーク101に接続されており、104はフルカラーでスキャン,プリント等が可能なカラーMFPであり、105,106はモノクロでスキャン,プリント等を行う白黒MFPである。
さらに、ネットワーク101には、単一機能で動作するネットワーク機器も接続されており、単機能プリンタ107などが存在するが、動作的には前述のMFPとほとんど等価であるため、以後これらのデバイスもまとめてMFPにて表記する。
108はネットワークに接続されたデータ格納のためのメモリ装置であり、ネットワーク101を経由して送られてきた各種データを一時的に保存(格納)することができる。
また、このネットワーク101上には図示していないが、クライアントや各種サーバ及び上記以外のMFPを初め、スキャナ、プリンタ、あるいはFAXなどその他の機器も接続されている。
ここで、コンピュータ102(または、103)上では、いわゆるDTP(Desk Top Publishing)のアプリケーションソフトウェアを動作させ、各種文書/図形が作成/編集される。
また、コンピュータ102(または、103)は作成された文書/図形をPDL言語(Page Description Language = ページ記述言語)に変換し、コンピュータ102(または、103)上からプリンタドライバと呼ばれる起動ソフトウェアによって指示することにより、ネットワーク101を経由してMFP104,105,106に送られて出力される。
さらに、MFP104,105のスキャナ部に置かれた原稿は、コンピュータ102(または、103)上からスキャナドライバと呼ばれる起動ソフトウェアによって指示することにより、ネットワーク101へ画像データとして送られ、メモリ装置108に保存されたり、コンピュータ102(または、103)のディスプレイに表示したり、MFP104,105,106に送られて出力されることが可能である。
次に、MFP104,105,106は、それぞれコンピュータ102(または、103)側とネットワーク101を介して情報交換できる通信手段を有しており、MFP104,105の設定情報や装置状態がコンピュータ102(または、103)側に逐次知らせる仕組みとなっている。
また、コンピュータ102(または、103)側では、その情報を受けて動作するユーティリティソフトウェアを持っており、MFPなどのデバイスは、このコンピュータ102(または、103)の元で一元管理されている。
また、MFP104はプリンタ/スキャナとフィニッシャ111で構成され、MFP105はプリンタ/スキャナとフィニッシャ110で構成され、MFP106はプリンタ/スキャナとフィニッシャ109で構成され、通常は例えばネットワークユーティリティソフトウェア等からは一体型の装置に見えている。
本実施形態のフィニッシャ109は、ネットワーク101に接続する手段を有している。そして、通常動作と単独動作を切り替えることによってネットワークユーティリティソフトウェアからもネットワーク101上のひとつのデバイスとして管理,制御等が行えるようになるが、MFP105に接続されているフィニッシャ110はネットワーク101には接続されていないが、その他の点ではフィニッシャ109と同じ構成である。即ち、MFP106は、フィニッシャ109がネットワーク101に接続されている以外プリンタやスキャナとしてはMFP105と同じである。
〔MFP104,105,106の構成〕
次に、図2〜図12を用いて、MFP104,105,106の構成について説明する。ただし、MFP104とMFP105の差はフルカラーとモノクロの差であり、色処理以外の部分ではフルカラー機器がモノクロ機器の構成を包含することが多いため、ここではフルカラー機器に絞って説明し、必要に応じて、随時モノクロ部分の説明を加えることとする。
図2は、図1に示したMFP104,105,106の全体構成を説明するブロック図である。
図において、201は画像読み取りを行うスキャナ部、202は前記スキャナ部201で読み取られた画像データを画像処理するRGB−IP部、203はファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行うFAX部、さらに、204はネットワークを利用して画像データや装置情報をやりとりするNIC(Network Interface Card)部、205はコンピュータ側から送られてきたページ記述言語(PDL)を画像信号に展開するPDL部、212はアドオン部で、通常スルーであるがアドオン情報の付加と解除を行う際には有効になる。
そして、206はコア部で、MFP104,105の使い方に応じて画像信号を一時保存したり、経路を決定する。
次に、コア部206から出力された画像データは、CMYK−IP部207を経由して、PWM部208に送られた後、画像形成を行うプリンタ部209に送られプリントされ、シートの排出処理等を含む、用紙の出力仕上げの処理を行うシート処理装置(排紙装置)としてのフィニッシャ部210(図1に示したフィニッシャ109〜111)により出力される。
また、ディスプレイ部211は、画像をプリントせずに済ませたり、プリント状態の是非を判断するためのプレビュー機能として作動する。
〔スキャナ部201の構成〕
図3は、図2に示したスキャナ部201の構成を説明する断面図である。
図に示すように、複写機としての原稿の複写において、まず、原稿台ガラス301に、読み取られるべき原稿302が置かれる。原稿302は、照明303により照射され、ミラー304,305,306を経て、光学系307により、CCDセンサ308上に像が結ばれる。さらに、モータ309により、ミラー304,照明303を含む第1ミラーユニット310は、速度vで機械的に駆動され、ミラー305,306を含む第2ミラーユニット311は、速度1/2vで駆動され、原稿302の全面が走査される。
〔RGB−IP部202の構成〕
図4は、図2に示した画像処理部( RGB- IP部202)の構成を示すブロック図である。
図に示すように、スキャナ部201の第1ミラーユニット310による原稿走査により入力された光学的信号は、CCDセンサ308により電気信号に変換される。このCCDセンサ308は、RGB3ラインのカラーセンサであり、RGBそれぞれの画像信号としてA/D変換部401に入力される。A/D変換部401では、ゲイン調整,オフセット調整をされた後、A/Dコンバータで、各色信号毎に8bitのデジタル画像信号R0,G0,B0に変換される。
その後、シェーディング補正部402で色ごとに基準白色板の読み取り信号を用いた公知のシェーディング補正が施される。さらに、CCDセンサ308の各色ラインセンサは、相互に所定の距離を隔てて配置されているため、ラインディレイ調整回路(ライン補間部)403において、副走査方向の空間的ずれが補正される。
次に、入力マスキング部404は、CCDセンサ308のR,G,Bフィルタの分光特性で決まる読取色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分であり、CCDセンサ308の感度特性/照明ランプのスペクトル特性等の諸特性を考慮した装置固有の定数を用いた3×3のマトリックス演算を行い、入力された(R0,G0,B0)信号を標準的な(R,G,B)信号に変換する。
さらに、輝度/濃度変換部(LOG変換部)405では、ルックアップテーブル(LUT)RAMにより構成され、RGBの輝度信号がC1,M1,Y1の濃度信号になるように変換される。
なお、MFP105によりモノクロの画像処理を行う場合には、単色の1ラインセンサを用いて、単色でA/D変換、シェーディングを行ったのち、入出力マスキング、ガンマ変換、空間フィルタの順で処理してもよい。
〔FAX部203の構成〕
図5は、図2に示したFAX部203の構成を示すブロック図である。
図に示すように、ファクシミリ受信時には、まず、電話回線から来たデータをNCU部501で受け取り電圧の変換を行い、モデム部502の中の復調部504でA/D変換及び復調操作を行った後、伸張部506でラスタデータに展開する。一般にFAXでの圧縮伸張にはランレングス法などが用いられるが、公知であるため、ここではその説明を割愛する。ラスタデータに変換された画像は、メモリ部507に一時保管され、画像データに転送エラーがないことを確認後、コア部206へ送られる。
次に、ファクシミリ送信時は、コア部よりやってきたラスタイメージの画像信号に対して、圧縮部505でランレングス法などの圧縮を施し、モデム部502内の変調部503にてD/A変換及び変調操作を行った後、NCU部501を介して電話回線へと送られる。
図6は、図2に示したNIC部204,PDL部205の構成を示すブロック図である。
〔NIC部204の構成〕
まず、NIC部204の説明を行う。
上述したように、NIC部204は、ネットワーク101に対してのインタフェースの機能を持つものであり、例えば10Base−T/100Base−TXなどのEthernet(登録商標)ケーブルなどを利用して外部からの情報を入手したり、外部へ情報を流す役割を果たす。
図に示すように、外部より情報を入手する場合は、まず、トランス部601で電圧変換され、LANコントローラ部602に送られる。LANコントローラ部602は、その内部にバッファメモリ1(不図示)を持っており、その情報が必要な情報か否かを判断した上で、バッファメモリ2(不図示)に送った後、PDL部205に信号を流す。
次に、外部に情報を提供する場合には、PDL部205より送られてきたデータは、LANコントローラ部602で必要な情報を付加して、トランス部601を経由してネットワークに接続される。
〔PDL部205の構成〕
次に、PDL部205の説明を行う。
コンピュータ上で動作するアプリケーションソフトウェアによって作成された画像データは、文書、図形、写真などから構成されており、それぞれは、文字コード、図形コード、及びラスタ画像データなどによる画像記述の要素の組み合わせから成っている。
これが、いわゆるPDL(Page Description Language;ページ記述言語)であり、Adobe社のPostScript(登録商標)言語に代表されるものである。
さて、PDL部205は、上記PDLデータからラスタ画像データへの変換処理を表わす部分であり、NIC部204から送られてきたPDLデータは、CPU部603を経由して一度ハードディスク(HDD)のような大容量メモリ604に格納され、ここで各ジョブ毎に管理,保存される。
次に、必要に応じて、CPU部603は、RIP(Raster ImageProcessing)と呼ばれるラスタ化画像処理を行って、PDLデータをラスタイメージに展開する。展開されたラスタイメージデータは、CMYKの色成分毎にDRAMなどの高速アクセス可能なメモリ605にジョブ毎にページ単位で格納され、プリンタ部208の状況に合わせて、再びCPU部603を介して、コア部206へ送られる。
図7は、図2に示したコア部206,CMYK−IP部207の構成を示すブロック図である。
〔コア部206の構成〕
まず、コア部206について説明する。
図に示すように、コア部206のバスセレクタ部701は、MFP104,105の利用における、いわば交通整理の役割を担っている。即ち、スタンドアローンとしての複写機能、ネットワークスキャン機能、ネットワークプリント機能、ファクシミリ送信/受信機能、あるいはディスプレイ表示機能等、MFP104,105における各種機能に応じてバスの切り替えを行うところである。
以下に各機能を実行するためのパス切り替えパターンを示す。
スタンドアローン複写機能:スキャナ部201→コア部206→プリンタ部209ネットワークスキャン機能:スキャナ201部→コア206部→NIC部204ネットワークプリント機能:NIC部204→コア部206→プリンタ部209ファクシミリ送信機能:スキャナ部201→コア部206→FAX部203ファクシミリ受信機能:FAX部203→コア部206→プリンタ部209ディスプレイ表示機能:スキャナ部201→コア部206→ディスプレイ部211但し、ディスプレイ表示機能の入力元はFAX部203やNIC部204でも構わない。
次に、バスセレクタ部701を出た画像データは、圧縮部702,ハードディスク(HDD)等の大容量メモリからなるメモリ部703及び伸張部704を通ってプリンタ部208またはディスプレイ部211へ送られる。
さらに、圧縮部702で、用いられる圧縮方式は、JPEG,JBIG,ZIPなど一般的なものを用いればよい。
次に、圧縮された画像データは、ジョブ毎に管理され、ファイル名,作成者,作成日時,ファイルサイズ等の付加データと一緒にメモリ部703に格納される。
さらに、ジョブの番号とパスワードを設けて、それらも一緒に格納すれば、パーソナルボックス機能をサポートすることができる。これは、データの一時保存や特定の人にしかプリントアウト(HDDからの読み出し)ができない親展機能である。
また、メモリ部703のパーソナルボックスに格納されているそれぞれのジョブに対しては、ジョブを指定して呼び出しが行われた場合には、パスワードの認証を行った後、HDDより呼び出し、画像伸張を行ってラスタイメージに戻してプリンタ部209に送られる。
〔CMYK−IP部207の構成〕
次に、CMYK−IP部207について説明する。
コア部206より渡されたデータは、出力マスキング/UCR回路部706に入り、前述のRGB−IP部202にて説明したLOG変換(405)後のC1,M1,Y1信号を画像形成装置のトナー色であるY,M,C,K信号にマトリクス演算を用いて変換する部分であり、CCDセンサ308で読み込まれたRGB信号に基づいたC1,M1,Y1,K1信号をトナーの分光分布特性に基づいたC,M,Y,K信号に補正して出力する。
次に、ガンマ補正部(ガンマ変換部)707にて、トナーの色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)RAMを使って画像出力のためのC,M,Y,Kデータに変換される。空間フィルタ708では、シャープネス、またはスムージングが施された後、画像信号はPWM部208へと送られる。画像が白黒かカラーかの判定はC,M,Y,K信号のバランスによって判定される。
〔PWM部208の構成〕
図8は、図2に示したPWM部208の構成を示すブロック図である。
図に示すように、CMYK−IP部207を出たイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に色分解された画像データはそれぞれのPWM部208を通ってそれぞれ画像形成される。(MFP105の場合は、単色となる。)図8において、801は三角波発生部で、図8(b)に示す三角波806を発生する。802はD/Aコンバータ(D/A変換部)であり、入力されるディジタル画像信号を図8(b)に示すアナログ信号807に変換する部分でる。これらの2つの信号は、コンパレータ803に送られて大小比較されて、図8(b)に示す信号808となってレーザ駆動部804に送られ、CMYKそれぞれの信号が、CMYKそれぞれのレーザ805でレーザビームに変換される。
そして、ポリゴンスキャナ913で、それぞれのレーザビームを走査して、それぞれの感光ドラム917,921,925,929に照射される。
〔プリンタ部209の構成(カラーMFP104の場合)〕
図9は、図2に示したプリンタ部209の構成を示す断面図であり、特にカラープリンタ部(カラーMFP104の場合)に対応する。
図において、913はポリゴンミラーで、4つの半導体レーザ805より発光された4本のレーザ光を受ける。その内の1本はミラー914,915,916を経て感光ドラム917を走査し、次の1本はミラー918,919,920を経て感光ドラム921を走査し、次の1本はミラー922,923,924を経て感光ドラム925を走査し、次の1本はミラー926,927,928を経て感光ドラム929を走査する。
また、930はイエロー(Y)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム917上にイエローのトナー像を形成する。931はマゼンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム921上にマゼンタのトナー像を形成する。932はシアン(C)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム925上にシアンのトナー像を形成する。933はブラック(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム929上にブラックのトナー像を形成する。以上、4色(Y,M,C,K)のトナー像が用紙に転写され、フルカラーの出力画像を得ることができる。
さらに、934,935は用紙カセット、936は手差しトレイで、この用紙カセット934,935および手差しトレイ936のいずれかより給紙された用紙は、レジストローラ937を経て、転写ベルト938上に吸着され、搬送される。
給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム917,921,925,929には各色のトナーが現像されており、用紙の搬送とともに、トナーが用紙に転写される。そして、各色のトナーが転写された用紙は、分離され、搬送ベルト939により搬送され、定着器940によって、トナーが用紙に定着され排出される。
なお、4つの感光ドラム917,921,925,929は、距離dをおいて等間隔に配置されている。また、用紙は搬送ベルト939により一定速度vで搬送されており、この用紙の搬送とタイミング同期がなされて、4つの半導体レーザ805は駆動される。
〔プリンタ部209の構成(モノクロMFP105,106の場合)〕
図10は、図2に示したプリンタ部209の構成を示す断面図であり、特にモノクロプリンタ部(モノクロMFP105,106の場合)に対応する。
図において、1013はポリゴンミラーで、4つの半導体レーザ805より発光されたレーザ光を受ける。レーザ光はミラー1014,1015,1016をへて感光ドラム1017を走査する。
また、1030は黒色のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム1017上にトナー像を形成し、トナー像が用紙に転写され、出力画像を得ることができる。
さらに、1034,1035は用紙カセット、1036は手差しトレイで、この用紙カセット1034,1035および手差しトレイ1036のいずれかより給紙された用紙は、レジストローラ1037を経て、転写ベルト1038上に吸着され、搬送される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム1017にはトナーが現像されており、用紙の搬送とともに、トナーが用紙に転写される。
トナーが転写された用紙は、分離され、定着器1040によって、トナーが用紙に定着され、排出される。
〔ディスプレイ部211の構成〕
図11は、図2に示したディスプレイ部211の構成を示すブロック図である。
図に示すように、コア部206より出された画像データは、CMYデータであるため、逆LOG変換部1101でRGBデータに変換する必要がある。次に、出力されるCRTやLCD等のディスプレイ装置1104の色の特性に合わせるためにガンマ変換部1102でルックアップテーブルを使用して出力変換を行う。変換された画像データは、一度メモリ部1103に格納されて、CRTやLCD等のディスプレイ装置1104によって表示される。
なお、ディスプレイ部211を使用するのは、出力画像を予め確認するプレビュー機能や、出力する画像が意図したものと間違いないか検証するプルーフ機能、あるいは、プリントの必要がない画像を確認する場合にプリント用紙の無駄を省くためである。
〔フィニッシャ部210(図1に示したフィニッシャ109,110)の構成〕
図12は、図2に示したフィニッシャ部210(図1に示したフィニッシャ109,110)の構成を示す断面図である。
プリンタ部209の定着部940(または1040)を出た用紙は、フィニッシャに入る。
フィニッシャには、サンプルトレイ1001及びスタックトレイ1002があり、ジョブの種類や排出される用紙の枚数に応じて切り替えて排出される。
ソート方式には2通りあり、複数のビンを有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述の電子ソート機能とビン(または、トレイ)を奥手前方向にシフトしてジョブ毎に出力用紙を振り分けるシフトソート方式によりソーティングを行うことができる。
電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、前述のコア部で説明した大容量メモリ(メモリ部703)を持っていれば、このメモリを利用して、バッファリングしたページ順と排出順を変更する、いわゆるコレート機能を用いることで電子ソーティングの機能もサポートできる。
次に、グループ機能は、ソーティングがジョブ毎に振り分ける(例えば、1,2,3,・・・、1,2,3,・・・、1,2,3,・・・等の、連続した頁順で振り分ける)のに対し、ページ毎に種別する機能である(1,1,1,・・・、2,2,2,・・・、3,3,3,・・・等の、同一頁のもの同士でそれぞれ振り分ける)。
さらに、スタックトレイ1002に排出する場合には、用紙が排出される前の用紙をジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステープラ1005にてバインドすることも可能である。
その他、上記2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り機1004,ファイル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャ1006があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行う。
また、インサータトレイ1003a,1003cは、中差し機能を行うための用紙を置いたり、あるいは他のプリンタから出力された用紙を置くことでフィニッシング処理を行うことができる。インサータトレイ1003a,1003cの用紙は、一旦トレイ1003b,1003dに移動される。その際に、コンタクト型CCDセンサ(センサ)1009にて後述する様々な処理のために用紙の画像を読み込む。
さらに、サドルステッチャ1007は、ブックレット形式に紙を二つ折りにし、その真ん中をバインドするために使用する。この場合には、ブックレットトレイ1008に排出される。
その他、図には記載されていないが、製本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、あるいはバインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるためのカッティングなどを加えることも可能である。
本実施形態のフィニッシャ109,110には、操作部1010がついており、インサータ1003a,1003cにセットされた用紙を排紙処理するための設定や、フィニッシャ109単体動作時のIPアドレスなどの設定をおこなうことができる。
〔ネットワーク101〕
次に、図1に示したネットワーク101について説明する。
図13は、図1に示したネットワーク101について説明するブロック図である。
図に示すように、ネットワーク101は、図1に示した構成がルータと呼ばれるネットワークを相互に接続する装置(ルータ1301〜1304,ルータ1305)により接続され、LAN(Local Area Network)と呼ばれる更なるネットワーク(LAN1306,LAN1307)を構成する。
また、LAN1306は、内部のルータ1301を介して、専用回線1308を通して、別のLAN1307内部のルータ1305に接続され、これらのネットワーク網は幾重にも張り巡らされて、広大な接続形態を構築している。
次に、図14を参照して、図1に示したネットワークの中を流れるデータについて説明する。
図14は、図1に示したネットワーク101の中を流れるデータについて説明する模式図である。
図に示すように、送信元のデバイスA(1400a)に存在するデータ1401があり、そのデータは画像データでも、PDLデータでも、プログラムであっても構わない。これをネットワーク101を介して受信先のデバイスB(1400b)に転送する場合、データ1401を細分化する(イメージ的には図中1402に示すように分割する)。
この分割されたデータ1403,1404,1406などに対して、ヘッダ1405と呼ばれる送り先アドレス(TCP/IPプロトコルを利用した場合には、送り先のIPアドレス)等を付加し、パケットとして順次ネットワーク101上に送って行く(パケット1407,1408,1409,1410)。
デバイスB(1400b)のアドレスとパケット1410のヘッダ1411が一致すると、データ1412はパケット1410から分離され、この分離されたデータ1412,1413,1414はデバイスB(1400b)内に順次取り込まれ、再生され(イメージ的には図中1415に示すように再生され)、デバイスAにあったデータの状態(図中1416)に再生される。
〔プリンタドライバ〕
次に、図15,図16を用いて、コンピュータ102(または103)からプリンタドライバにより画像データをプリンタに送信する行程について説明する。
図15は、図1に示したコンピュータ102(または103)から画像データをプリンタに送信するためのプリンタドライバ画面の一例を示す模式図であり、コンピュータ102(または103)の図示しない表示装置上に表示される。
プリンタドライバは、プリント動作を指示するためのGUIであり、これで指示することによりユーザは所望の設定パラメータを指示して、所望の画像イメージをプリンタなどの送信先に送ることが可能となる。以下、図を用いて説明する。
図において、1601はプリンタドライバのウィンドウである。
ウィンドウ1601の設定項目として、1602は、ターゲットとなる出力先を選択する送信先選択カラムである。一般的には図1に示したMFP104,105、あるいはプリンタ107のようなものであるが、保存の目的で図1に示したメモリ108に画像を転送しても構わない。
1603はジョブの中から出力ページを選択するページ設定カラムであり、コンピュータ102(または103)上で動作するアプリケーションソフトで作成された画像イメージのどのページを出力するかを決定する。
1604は部数を指定する部数設定カラム。また、1607は前記送信先選択カラム1602にて選択された送信先デバイスに関する詳細設定を行うためのプロパティキーであり、ここをクリックすると別画面にてそのデバイス固有の設定情報を入力し、特殊な画像処理、例えば、CMYK−IP部207内のガンマ変換部707や空間フィルタ部708のパラメータを変更することにより、より細かい色再現やシャープネス調整を行うことが可能となる。
1608はフィニッシングの設定を行うカラムであり、この設定は選択されたプリンタに応じて設定項目が異なってくる。
また、送信先選択カラム1602の右をクリックすると印刷可能なプリンタ、MFPなどの一覧が表示されるが、そのためにはネットワーク上のプリンタを検索する必要がある。ネットワーク上のMFPやプリンタを検索する場合にはディレクトリサービスと呼ばれるものを利用する。ディレクトリサービスとは、言わばネットワークに関する電話帳であり、様々な情報を格納するためのものである。
上記ディレクトリサービスを用いたディレクトリシステムの具体例としては、例えばLDAP(Lightweight Directory AccessProtocol)がある。このLDAPの規定は、IETF(Internet Engineering Task Force)が発行している標準仕様であるRFC(Request For Comments)1777に記載されている。
このディレクトリサービスを用いて、ネットワークに接続されている装置を検索することにより、ネットワーク上で利用可能な装置のネットワークアドレスの一覧を得ることができる。ネットワーク101上のコンピュータ102はLDAPサーバとして機能し、ネットワーク上の装置に関する情報をすべて保管している。コンピュータは自分で検索しにいかずLDAPサーバに問い合わせることで所望の装置を検索することが可能となる。
装置の装備情報や状態などの情報にあわせて装置の位置情報を登録することによってコンピュータに近い装置、あるいは所望のプリンタにもっとも近くで所望の機能を持つプリンタなどといった検索も可能である。
また、上記位置情報は、例えば各フロアごとに基準点からの距離をXY方向で定義し、かつフロアの情報なども付加する。例えば、2階の基準となるコーナからX方向3m(3本目の柱というような距離でもよい)、Y方向5mと言った場合、3X5Y2というような情報をもたせることで表現する。
プリンタドライバは、このようなLDAPサーバに問い合わせることで送信先選択カラム1602にプリンタの一覧を表示させることが可能となる。
また、従来のプリンタドライバでは、2つのプリンタを同時に選択することは不可能であったが、本実施形態では次のプリンタを選択するためのキー1609を設けた。このキーを押下することでさらなるプリンタ選択カラムが表示され第2のプリンタあるいはフィニッシャ等が選択可能となる。
また、他のプリンタを選択する際、プロパティ(property)キー1607を押下して他の設定画面にいき、プリンタの選択の順番を変更することができる。通常、プリンタドライバのプリンタ選択カラム1602の右端をマウスでクリックすると選択可能なプリンタが一覧表示される。その際に図16に示すごとく、様々な条件(例えば、速いプリンタから並べる、プリンタ1に近い順番に並べる,フィニッシング機能の多い順番に並べる等)により一覧表示の一番上に出てくるプリンタを変更することができる。それによって、例えば最初に選択したMFPの最も近くにあるMFPという条件で選択することなどが容易に行えるようなる。
また、2台を選択した際に、選択された順番の組み合わせでは処理ができない場合(例えば、ステイプルしてからパンチ等はできない)、その場合には、警告表示を行う。
所望の設定が済めば、OKキー1605により印刷を開始する。設定を取り消す場合には、キャンセルキー1606により印刷を取りやめる。
〔ネットワークユーティリティソフトウェアの説明〕
コンピュータ102(または103)上にて動作するユーティリティソフトウェアについて説明する。
MFP104,105,106やフィニッシャ109内のネットワークインタフェース部分にはMIB(Management Information Base)と呼ばれる標準化されたデータベースが構築されており、SNMP(Simple Network Management Protocol)というネットワーク管理プロトコルを介してネットワーク上のコンピュータと通信し、MFP104,105をはじめとして、ネットワーク上につながれたスキャナ、プリンタあるいは、FAXなどの管理が可能になっている。
一方、コンピュータ102(または103)には、MIBを用いたソフトウェアプログラムが動作しており、ネットワークを介して上記SNMPの利用によりMIBを使って必要な情報交換が可能となる。
RFC1213で定義されたifPhysAddressやsysObjectID またRFC1514で定義されたhrDeviceIDなどのMIB情報を取得することで装置を特定する情報を得ることができる。プライベートMIBとして装置の装備情報や能力などが定義されており、装備情報としてフィニッシャが接続されているか否かを検知することなどが可能である。
また、ネットワーク上の装置どうしでもMIB情報を取得することで相互に通信を行い相手の装置の状態、能力などの情報を取得することが可能である。
コンピュータ102は、ネットワーク上の装置と定期的に通信し、あるいは各装置からの発信によって各装置の機能、状態等を常に把握している。各装置から収集したMIBデータをもとにWEBサーバが構築されているためコンピュータ103はHTTPによる周知のブラウジングソフトウェアによってコンピュータ102にアクセスしても各装置の状態を把握することが可能である。
プリントjobを、一旦全てコンピュータ102に投げて、その後にコンピュータ102から各プリンタにjobを投入し、そのJOBのユーザ名,所属部門,ファイル名,ページ数,JOB内容等を解析し、ユーザ単位や部門単位での印刷回数やトータルページ数などを記憶しておく。また、各装置のプリント数やエラーなどの回数、現在の紙やトナーの残量なども集計することでネットワーク上の装置やjobなどの管理運営を行うことが可能である。
さらに、コンピュータ102では印刷プロトコルの変換も行っている。例えば、MFP105がLPDしかサポートしていないのにコンピュータ103からIPP(Internet Printing Protocol)でプリントを行おうとすると、コンピュータ102は自動的にLPRに変換してMFP105にJOBを投げることが可能である。
また、プリントしたデータはメモリ108に蓄積させメモリ残量や日付などのパラメータによってサーバが自動的に消去を行う。
〔GUIの説明〕
次に、図17,図18を参照して、GUI(Graphic User Interface)と呼ばれるコンピュータ102(または103)上で動作するユーティリティソフトウェアの画面について説明する。
図17,図18は、GUI(Graphic User Interface)と呼ばれるコンピュータ102(または103)上で動作するユーティリティソフトウェアの画面の一例を示す模式図である。
コンピュータ102(または103)上でユーティリティソフトウェアを起動させると、図17に示すような画面が表示される。
図17,図18において、1701は状態ページを開くための状態タブ、1702はプリンタの内部のプリントJOBを操作するためのページを開くためのJOBタブ、1703は装置の装備その他を確認するページを開くための情報タブ、1704はネットワーク設定を行うページを開くためのネットワークタブである。図17では状態ページが表示されている。
図17に示される1705は装置の外観画像であり、フィニッシャやデッキなど装備情報に応じた画像が表示される。その右側には給紙段の情報で各カセットに入っている紙の情報が表示されている。また、図17に示される1706は装置の動作状態を表示しており、動作状況に応じて変化する。
また、図18は情報ページを表示させたもので、フィニッシャの有無やフィニッシャのオプションの有無などが確認できるようになっている。
〔アドオンについて〕
以下、図19を参照して、アドオンするコマンドの付加について説明する。
図19は、アドオンの概念を説明する模式図である。
図において、原画像1801は、コンピュータ102(または103)上のアプリケーションソフトで作られた画像データであるが、これにコマンド画像を与えることについて説明する。
1802はアドオン情報で、例えば図に示すようなある画像パターンであり、これはコンピュータ上で作成された画像データをMFP,プリンタ等に転送する際に前述のプリントドライバにより付加され、MFP,プリンタ等により、アドオン画像1803のようにプリントアウトされ、アドオン情報1802が示す排紙処理情報は、プリンタドライバが作成した排紙処理を行うための排紙処理情報、即ちステイプル,パンチ,インサートなどの動作指示やページ数等を示す。
このアドオン情報1802を付加したアドオン画像1803を図12に示したフィニッシャ109,110のセンサ1009で読み込ませると、フィニッシャ109,110はこのアドオン情報をもとに排紙処理を動作する。
〔付加パターン〕
以下、図20〜図24を参照して、本実施形態の付加パターンについて説明する。
図20は、図19に示したアドオン情報1802の付加パターンの一例を説明する図である。
図20において、200ライン処理の場合、領域1901に含まれる4×4画素は、その画像信号の階調が、例えば「+α」となるように変調され、また領域1902及び1903に含まれるそれぞれ2×4画素は、その画像信号の階調が、例えば−αとなるように変調され、領域1901〜1903以外の画素は変調しない。そして、領域1901〜1903に含まれる8×4画素を付加パターンの単位ドットとする。400ライン処理の場合には4×4画素処理を行う。また100ライン処理の場合には2×2あるいは1画素を付加パターンとする。
以下、処理方法は同様であるので8×4画素を例にして説明を行う。
図21,図22は、本実施形態におけるアドオンラインの一例を示す図である。
図21において、2001はアドオンラインで、例えば4画素の幅である。2001a〜2001eはそれぞれ図20に示した単位ドットで、例えば8×4画素である。単位ドット2001a〜2001eは、主走査方向にd1(例えば、128画素)のほぼ一定周期で並んでいる。
さらに、図22において、2101〜2110はアドオンラインで、例えば4画素の幅であり、副走査方向にd2(例えば、16画素)のほぼ一定周期で並んでいる。詳細は後述するが、例えば1本のアドオンラインは4ビットの情報を表し、アドオンライン2102〜2109の8本のアドオンラインは一組となって、32ビットの付加情報を表すことができる。
なお、アドオンラインは、副走査方向に繰り返し形成され、例えば図22に示すアドオンライン2101及び2109は、同一の情報を順次繰り返して表している。
図23,図24は、本実施形態におけるアドオンラインによる情報の表現方法の一例を示している。
図23において、2201及び2202はアドオンラインで、両アドオンラインは副走査方向に隣り合っている。また、2201a,2201b及び2202aは単位ドットで、隣り合ったアドオンラインの単位ドットどうしが接近して目立つのを防ぐため、隣り合ったアドオンライン単位ドットどうしは、主走査方向へ少なくともd3(例えば、32画素)の間隔が空くように設定する。
単位ドットによって表されるデータは、単位ドット2202aと、単位ドット2201aとの位相差によって決定される。図23は4ビット情報を表す一例を示しており、この図23に示す例では、単位ドット2202aはデータ"3"を表している。例えば、単位ドット2202aが最左端にあればデータ"0"を、また単位ドット2202aが最右端にはればデータ"F"を表すことになる。
図24において、全付加情報を表す一組のアドオンラインのうち、(a)に示すラインは1番目のアドオンラインLine0を表し、(b)に示すラインは4番目のアドオンラインLine3を表す。
図24に示すように、Line0には、本来の単位ドット2301a〜2301dのすべての右側に、d4(例えば、16画素)の間隔でドット2302a〜2302dが追加され、Line3には、本来の単位ドット2304a〜2304dのすべての右側に、d5(例えば、32画素)の間隔でドット2305a〜2305dが追加されている。
これら追加ドットは、各アドオンラインが何番目のアドオンラインかを明確にするためのマーカである。なお、2本のアドオンラインにマーカを追加するのは、出力画像からでも、副走査方向の上下を確定することができるようにするためである。
また、例えば付加するパターンは、例えばMFP104のようにフルカラーMFPであるならば、人間の目がYのトナーで描かれたパターンに対しては識別能力が低いことを利用して、Yの色情報のみで付加される。それによってプリントアウトした場合には付加情報がついていないようになっている。この情報を黒情報として付加すると可視画像としてアドオンされる。
また、MFP105のように白黒MFPであれば、人間の目にはわからない程度に、例えば256階調(8bit)の濃度信号ならば、その信号値に−8〜+8程度の値をアドオン情報として加算して付加するようにする。
さらに、付加パターンの主走査方向のドット間隔と、副走査方向の全付加情報の繰り返し間隔とは、対象とする特定原稿において、ドットが確実に識別できるような薄くて均一な領域へ、確実に全情報が付加されるように定める必要がある。目安としては、対象とする特定原稿において、ドットが確実に識別できるような薄くて均一な領域の幅の2分の1以下のピッチで情報を付加すればよい。
ユーザの情報と排紙処理情報の両方の情報を付加する場合には交互に付加する、あるいは特定周期ごとに情報を入れ替えることなどが考えられる。またYのアドオン情報と黒の濃度変換情報であれば混在することも可能なので同じ位置に付加することも可能である。
これらの付加情報をプリントアウトしたものは目視では識別できないが本実施形態のフィニッシャで読み取った場合には十分に識別することが可能な情報である。しかし、これらの付加情報が付加されたものをさらにコピーすると、この付加情報は失われるためコピーした用紙を本実施形態のフィニッシャにセットしてもコマンドは有効にはならない。
〔MFP104,105におけるアドオン部212〕
次に、アドオンの付加方法について述べる。これは、図2に示したアドオン部212に相当し、その回路としては、例えば、以下図25で説明する。
図25は、図2に示したアドオン部212の構成を示すブロック図であり、図26は、図25に示すアドオン情報ページメモリの構成を示す模式図である。
図25に示すように、まず、PDL部205よりラスタライズされた画像信号2401が入力される。このとき、図20〜図24に示したようなアドオン情報を予めCPU2410より書き込まれたアドオン情報ページメモリ2402からアドオンデータが画像信号2401に同期して出力される。即ち、アドオン情報ページメモリ2402内部には、図26に示すような情報形式で、例えば「−127」〜「+127」のデータで最上位ビットを符号ビットとする8bitのデータ形式でアドオンデータとして格納されており、「+4」の部分及び「−4」の部分は図20に示した1901〜1903の部分に相当する。
再び、図25に戻って、同期して読み出された画像信号2401とアドオン情報ページメモリ2402のアドオンデータは、加算器2403又は減算器2404に入力され、「FF(H)」以上に飽和した場合あるいは、「00(H)」以下になった場合の対策として、キャリア信号とORゲート2405又はANDゲート2406を通ってセレクタ2407に入る。
セレクタ2407に入力されるセレクト信号(符号ビット)2408は、アドオン情報ページメモリ2402の最上位ビット(符号ビット)で、図26に示すようなアドオン情報の正負に応じて切り替えられ、コア部206に送られる。
また、画像信号2401が既にアドオンデータが付加された信号となっている場合に、それを解除するには、アドオン情報ページメモリ2402の最上位ビット(符号ビット)を反転させれば動作は逆転し、同じアドオンデータであれば、解除される仕組みとなっている。
このアドオン付加回路はYMCおよびKの各信号系に付加されており、それぞれのアドオン情報ページメモリ2402に付加パターンを書くことでそれぞれのパターンを画像に付加することができる。ここで、Yのページメモリにのみパターンを書けばYのみでアドオンされる。また黒でアドオンする場合にはKのページメモリに付加パターンを書くと黒でアドオンされることになる。
以下、図27のフローチャートを参照して、印刷,排紙処理を行う場合の動作について説明する。
図27は、本発明の排紙処理装置を適用可能な画像処理システムにおける第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、印刷,排紙処理動作に対応する。なお、S101〜S115は各ステップを示す。
ここでは、一例として、白黒とカラーの混ざった原稿(カラー白黒混在原稿)をステイプルする動作を説明する。
ステップS101で、まず操作者はコンピュータ103の端末にて操作を行って、カラー白黒混在の原稿を周知のDTPソフト等で作成する。印刷を行うとコンピュータ103のディスプレイには図15に示したようなプリンタドライバの画面が表示される。ここで、フィニッシング設定カラム1608(図15)にてステイプルの指定を行う。また、送信先選択カラム1602(図15)にてプリンタの指定も行う。もし、フィニッシング機能などが不明の場合には詳細を知るためにプロパティキー1607を押下すると詳細な情報が表示される(図示せず)。
ここで、原稿がカラー白黒混在なので白黒プリンタとカラーリンタを指定する必要がある。
まず、ステップS102において、プリンタ選択カラム(送信先選択カラム1602)にて第1のプリンタとして白黒MFP105を選択し、ステップS103において、第2のプリンタとしてカラープリンタを選択するものとする。
キー1609を押下することでさらなるプリンタ選択カラムが有効になり第2のプリンタあるいはフィニッシャなどが選択可能となる。ここでは第2のプリンタとしてカラーMFP104を選択する。
そして、OKキー1605を押下すると、ステップS104に進み、図28に示すごとくjob番号表示およびパスワード入力ウィンドウが表示される。ここでjob番号はコンピュータ103が作り出した任意の番号に操作者がloginした文字列などが加えられたもので操作者および原稿を識別する情報となるものである。パスワードは後述の動作のために必要でたとえば8文字以内のアルファベット及び数字の組み合わせを入力する。
ステップS105で、OKキーを押下するとコンピュータ103は印刷データの作成を行う。この印刷データには従来のPDLの描画データとともにステイプル処理,白黒/カラー混在処理,2台の連動,アドオン処理などのコマンドが付加される。なお、排紙処理は送信先選択カラム1602にて最初に(第1のプリンタとして)選択されたMFP104が行う。あるいは、第2のプリンタとして、フィニッシャが選択された場合にはフィニッシャを優先させるものとする。そして、データの作成が終わると、指定された2台のMFPにデータを転送する。
ステップS106は、MFP105の動作であって、データを転送されたMFP105は処理コマンドを解析し白黒ページのみを描画処理してメモリにいったんデータを蓄積しておく。その際にアドオンは行わない。
ステップS107は、MFP104の動作で、MFP104もデータを解析しカラーページのみを描画し、こちらはカラーにて処理コマンド,プリンタドライバで入力したjob番号およびページ数などを黄色にてアドオンしてプリントを開始する。プリント終了すると終了通知をコンピュータ103に通知する。また、プリントデータは図1に示したメモリ108に蓄積する。
次に、ステップS108では、コンピュータ103にカラープリントが終了したのでその排紙された用紙をMFP105のフィニッシャ110にセットするよう表示する(図示せず)。また、この表示はMFPの操作部にも表示されるものとする。
ステップS109では、操作者がMFP104の排紙部から用紙をとりMFP105のフィニッシャのインサートトレイ1003aに用紙をセットする。図12に示したフィニッシャの操作部1010あるいはMFP105の図示しない操作部にてjobの番号を入力する。あるいは、jobの一覧を表示させ、そのなかからjobを指定する。なお、job番号を直接入力して、その番号のjobが無い場合には警告表示を行う。また、まだ処理途中であればそのように警告表示を行うようにする。
jobが指定されるとパスワードを入力する。これは、ステップS104にて図28に示す画面でユーザが入力したパスワードであり、他人がかってに処理できないようになっている。なお、パスワードが間違っている場合にも警告表示を行う。
また、トレイに用紙をセットしフィニッシャのスタートキー(図示せず)を押下した場合は、フィニッシャ110は用紙をインサータトレイ1003aからトレイ1003bに移動させながらセンサ1009にてアドオン情報を読み込む。そのアドオン情報からjob番号を読み込みパスワード入力待機状態となる。また、セットすべき用紙の順番が違っていた場合には操作部に警告表示を行う。
パスワードも正常に入力されると、ステップS110に進み、MFP105はメモリから描画処理の終了したデータを読み込みプリント及び排紙処理を行う。この際にフィニッシャ110のトレイ1003bにある用紙との順番を考慮しながら排紙を行う。
例えば、プリンタ105から1ページ目と2ページ目が出力され3ページ目がMFP104の1ページ目であった場合、アドオン情報のページ数は3となっており、MFP105が2ページまで排紙するとフィニッシャ110がトレイ1003bから3ページ目にあたる用紙を給紙する。なお、これは裏面排紙の場合で、表面排紙の場合は最終ページから排紙される。
ステップS111において、トレイ1003bからの用紙がJAM(紙詰まり)した場合、ステップS112に進み、フィニッシャ110およびMFP105の操作部にはJAMの表示とともに、もう一度JAMした用紙をプリントし直すかどうかの指示を促す表示を行う。操作者がJAM用紙は使えないと判断し、フィニッシャ110の操作部(又はMFP105の操作部でもよい)から図示しない再プリントキーを押下すると、ステップS113に進み、フィニッシャ110はMFP104に対してJAMページのみをプリントするように要求し、MFP104がプリントする。
次に、ステップS114にて、操作者がMFP104から用紙を持ってきてトレイ1003にセットするとリカバリ動作を行う(再実行)。
最後にステップS115において、すべての用紙を排紙し、ステイプルやパンチなどフィニッシング処理もすべて終了すると、コンピュータ103に対してjobの終了通知を発行し、またメモリ108のデータを消去し動作が終了する。
以下、図29のフローチャートを参照して、図1に示したフィニッシャ109をMFP106から切り離して単独で用いて排紙処理を行う場合の動作について説明する。
図29は、本発明の排紙処理装置を適用可能な画像処理システムにおける第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、印刷,排紙処理動作(特にフィニッシャ109をMFP106から切り離し、そのフィニッシャ109を単独で用いて排紙処理する場合)に対応する。なお、ステップS201〜S216は各ステップを示す。
ステップS201において、まず操作者はコンピュータ103の端末にて操作を行う。カラー白黒混在の原稿を周知のDTPソフト等で作成する。印刷の前に各装置の状態をチェックする。図18に示すごとくユーティリティソフトには装置の状態が表示される。
次に、ステップS202において、ここでMFP106を表示している状態でMFP106とフィニッシャ109の接続を切り離すキーを押下する(図示せず)とMFP106はフィニッシャ109のついていないMFPとなる。また、切り離しはMFP106あるいはフィニッシャ109の操作部でも設定可能である。
ユーティリティソフトには、デバイスリストと呼ぶネットワークに接続された装置の一覧を表示する機能があり、本体とフィニッシャが切り離される前は図30のようにMFPが3台(MFP104,MFP105,MFP106)見えていたものが、接続を切り離すことによりフィニッシャ109が単独動作をはじめ、SNMPをサポートするようになるため、切り離される前は3台であった装置が図31に示すごとくフィニッシャ109も見えるようになる。
ステップS203にて、操作者は自分がプリントを行いたい装置のステータスを確認し、印刷を行うとコンピュータ103のディスプレイには図15に示すごとくプリンタドライバの画面が表示される。
ステップS204にてプリンタ選択カラム1602で第1のプリンタとして白黒MFP106を選択し、ステップS205に進みここでは第2のプリンタとしてカラーMFP104を選択する。
さらに、ステップS205において、フィニッシャ109を選択してステイプルの指定を行う。フィニッシャが指定されているためにMFP104等にフィニッシャがあってもフィニッシャ109に対する設定を優先する。但し、フィニッシャ109にない処理でかつMFP104のフィニッシャで行える処理がある場合にはその設定は有効とする。
次に、OKキー1605を押下すると、ステップS206において、図28に示したようなjob番号表示およびパスワード入力ウィンドウが表示される。ここで、job番号はコンピュータ103が作り出した任意の番号に操作者がloginした文字列などが加えられたもので、操作者および原稿を識別する情報となるものである。パスワードは後述の動作のために必要で例えば8文字以内のアルファベット及び数字の組み合わせを入力する。
そして、パスワード入力画面でOKキーを押下すると、ステップS207において、コンピュータ103は印刷データの作成を行う。この印刷データには従来のPDLの描画データとともにステイプル処理,白黒/カラー混在処理,2台の連動,アドオン処理等のコマンドが付加される。なお、排紙処理はカラム1602にて最初に選択されたMFPが行う、あるいはフィニッシャが選択された場合にはフィニッシャを優先させる。そして、データの作成が終わると、指定された2台のMFPおよびフィニッシャ109にデータを転送する。転送プロトコルは周知のLPR等で行われる。
次に、ステップS208において、データを転送されたMFP106は、処理コマンドを解析し、白黒ページのみを描画処理し出力を開始し、終了すると、終了通知をコンピュータ103に通知する。また、カラーMFP104も、データを解析しカラーページのみを描画しプリントを開始する。プリントが終了すると、終了通知をコンピュータ103に通知する。なお、いずれの装置の出力も、job番号やページ数等のアドオン情報が付加されている。
次に、プリントが終了すると、ステップS209において、コンピュータ103では、排紙された用紙をフィニッシャ109にセットするよう表示する(図示せず)。また、この表示は各装置の操作部にも表示される。
次に、ステップS210では、操作者がMFP104,MFP106の排紙部から用紙を取り、フィニッシャ109のインサートトレイ1003a,1003cに用紙をセットする。フィニッシャ109の操作部からjobの番号を入力する、あるいはjobの一覧を表示させ、その一覧の中からjobを指定する。job番号を直接入力して、その番号のjobが無い場合には警告表示を行う。また、まだ処理途中であればその旨を示す警告表示を行う。
jobが指定されるとパスワードを入力する。これは、図28に示したパスワード入力画面から行うものであり、他人が勝手に処理できないようになっている。なお、入力されたパスワードが間違っている場合には警告表示を行う。
また、フィニッシャ109のインサートトレイ1003a,1003cに用紙をセットしフィニッシャ109のスタートキー(図示せず)を押下すると、フィニッシャ109は用紙をインサートトレイ1003a,1003cからトレイ1003b,1003dに移動させながらセンサ1009にてアドオン情報を読み込む。そのアドオン情報からjob番号を読み込み、パスワード入力待機状態となる。またセットすべき用紙の順番が違っていた場合には、操作部に警告表示を行う。また、フィニッシャ109が、アドオン情報のない用紙を扱う場合には、フィニッシャ109の操作部1010にて各インサートトレイ上の用紙の処理を設定することが可能である。
パスワードも正常に入力されると、ステップS211において、トレイ1003b,1003dの用紙を指定された順番に給紙し、フィニッシング処理を行う。
そして、ステップS212において、トレイ1003b,1003dからの用紙にJAM(紙詰まり)が発生したと判定された場合は、ステップS213に進み、操作部にはJAMの表示とともに、もう一度JAMした用紙をプリントし直すかどうかを促す表示を行う。これは、JAMにより用紙が破損した場合のためである。
操作者がJAM用紙は使えないと判断し、再プリントキーを押下すると、ステップS214において、フィニッシャ109はMFP104あるいはMFP106に対してJAMページのみをプリントするように要求する。
次に、ステップS215において、MFP104あるいはMFP106がプリントし、操作者がMFP104あるいはMFP106から用紙を持ってきてトレイ1003にセットするとリカバリ動作を行う(再実行する)。
さらに、次なるフィニッシャがある場合にはそのフィニッシャに対して終了通知をだす。
すべての用紙を排紙し、ステイプルやパンチなどフィニッシング処理もすべて終了すると、ステップS216において、コンピュータ103に対してjobの終了通知を行う。
なお、フィニッシャ109は、MFP106本体に再接続されると、MFP106本体と一体型のMFPとなり、図30に示すようにデバイスリスト上からは見えなくなりすべての動作が終了する。
図27,図29のフローチャートに示した第1,第2の制御処理手順では、プリントされた用紙に付加されたアドオン情報に基づいてフィニッシャが排紙処理する場合について説明したが、アドオン情報を付加してフィニッシャで制御を行うのではなく、サーバコンピュータにより制御するように構成しもよい。以下、その実施形態について、図32のフローチャートを参照して説明する。
図32は、本発明の排紙処理装置を適用可能な画像処理システムにおける第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、サーバ(図1に示したコンピュータ102)がjobを扱い印刷,排紙処理動作を制御する場合に対応する。なお、S301〜S315は各ステップを示す。
まず、ステップS301において、操作者はコンピュータ103の端末にて操作を行う。カラー白黒混在の原稿を周知のDTPソフト等で作成する。操作者は自分がプリントを行いたい装置のステータスを確認し印刷を行うとコンピュータ103のディスプレイには図15に示すごとくプリンタドライバの画面が表示される。
次に、ステップS302において、プリンタ選択カラム1602にて第1のプリンタとして白黒MFP105を選択する。
次に、ステップS303において、第2のプリンタとしてカラーMFP104を選択し、さらに、フィニッシャ109を選択してステイプルの指定を行う。なお、図15に示したプリンタドライバのカラム1609では、「次のプリンタ」を1つ選択する場合を示しているが、カラム1609の構成を、「次のプリンタ」として複数選択可能にすることにより、第2のプリンタとしてカラーMFP104を選択し、さらにフィニッシャ109を選択することができる。
また、ここでは、フィニッシャが指定されているためにMFP104,105などにフィニッシャがあってもフィニッシャ109に対する設定を優先する。なお、フィニッシャ109にない処理でかつMFP105のフィニッシャ110で行える処理がある場合にはその設定は有効となる。
次に、OKキー1605を押下すると、ステップS304に進み、図28に示したようなjob番号表示およびパスワード入力ウィンドウが表示される。ここでjob番号はコンピュータ103が作り出した任意の番号に操作者がloginした文字列などが加えられたもので操作者および原稿を識別する情報となるものである。パスワードは後述の動作のために必要で例えば8文字以内のアルファベット及び数字の組み合わせを入力する。
ここでOKキーを押下すると、ステップS305に進み、コンピュータ103は印刷データの作成を行う。この印刷データには従来のPDLの描画データとともにステイプル処理,白黒/カラー混在処理,2台の連動,アドオン処理等のコマンドが付加される。なお、排紙処理はカラム1602にて最初に選択されたMFPが行う。あるいはフィニッシャが選択されている場合にはフィニッシャを優先させる。データの作成が終わると、コンピュータ102に印刷データが転送される。
ステップS306において、データを転送されたコンピュータ102は、処理コマンドを解析し、白黒ページのみのデータを再構築し、MFP105に印刷命令を出す。また、カラーページのみのデータを再構築しMFP104に印刷命令を出す。
次に、ステップS307において、各MFPは受信してデータをもとに印刷し、印刷終了すると、コンピュータ102に動作終了を通知する。
ステップS308において、コンピュータ102は、終了通知をコンピュータ103に通知すると、コンピュータ103では、プリントが終了したのでその排紙された用紙をフィニッシャ109にセットするよう表示する(図示せず)。
操作者がMFP104,105の排紙部から用紙をとりフィニッシャ109のインサートトレイ1003a,1003cに用紙をセットする。
次に、ステップS309において、フィニッシャ109の操作部1010にてコンピュータ102にloginし、jobの一覧から自分のjobを選択実行すると、コンピュータ102はフィニッシャ109に対して動作指示を行う。この指示はインサータトレイ1003aや1003cに積まれた用紙の順番や処理指示が含まれている。
次に、ステップS310において、フィニッシャ109は、インサータトレイ1003aや1003cの用紙をトレイ1003b,1003dに、トレイ1003b,1003dの用紙を指定された順番に給紙し、フィニッシング処理を行う。
ステップS311において、トレイ1003a,1003cからの用紙がJAMしたと判定された場合は、ステップS312に進み、フィニッシャ109の操作部にはJAMの表示とともに、もう一度JAMした用紙をプリントし直すかどうかを促す表示を行う。
ステップS313では、操作者がJAM用紙は使えないと判断し、図示しないフィニッシャ109の再プリントキーを押下すると、フィニッシャ109はコンピュータ102に対してJAMページのみをプリントするように要求する。コンピュータ102は、MFP104,105に対して再プリントの要求を出す。ステップS314では、操作者がMFPから用紙を持ってきてトレイ1003にセットするとリカバリ動作を行う(再実行)。
なお、コンピュータ102では、さらに他のフィニッシャにて処理を行う必要がある場合にはフィニッシャ109に対して操作者への指示メッセージを表示させるように指示が送られる。操作者はその表示に応じて次のフィニッシャに用紙をセットする。
すべての用紙を排紙し、ステイプルやパンチなどフィニッシング処理もすべて終了すると、ステップS315において、フィニッシャ109は、コンピュータ102に対してjobの終了通知を行い、コンピュータ102は各装置の処理の集計を行い、メモリ108にデータを書き込み、またコンピュータ103にjobの終了を通知する。コンピュータ103では終了を表示し動作を終了する。
〔第2実施形態〕
以下、図33,図34を用いて、本発明の第2実施形態において、図12に示したフィニッシャ109内で紙がどのように搬送されるかを具体的に説明する。
図33は、図12に示したフィニッシャ109内の用紙搬送動作を説明する図である。なお、図33においては、図12内のステープラ1005,パンチャ1006,サドルステッチャ1007は省略している。また、図12に示されるサンプルトレイ1001,スタックトレイ1002,ブックトレイ1008をまとめて排出トレイ3316として図示している。また、図12では、インサータトレイ(1003a,1003c)と、センサ1009と、トレイ(1003b,1003d)がそれぞれ2つずつしか示されていないが、インサータトレイとセンサおよびトレイは3つ以上あってもよく、図33においては、インサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307n、センサ3308a,3308b,・・・,3308n、トレイ3308a,3308b,・・・,3308nとして示されている。
また、図12に示されるコンピュータ102,103a,103bは、図33においてはまとめてコンピュータ3301と図示している。
さらに、図12では、MFPは、MFP104,MFP105,MFP106の3装置しか示されていないが、MFPは4装置以上であってもよく、図33においては、MFP3304a,3304b,・・・,3304nとして示されている。
また、3312はCPU,ROM,RAM等で構成される制御手段で、ROM又はその他の記憶媒体に格納されるプログラムをCPUが実行して、フィニッシャ装置内の各部を統括制御する。
3314は通信手段で、ネットワーク101を介してコンピュータ3301,MFP3304,3304b,・・・,3304nとの通信を制御する。3313はメモリで、センサ3308a,3308b,・・・,3308nで読み出されるアドオン情報等を保存する。3315は排紙手段で、搬送ルートに送り出された用紙を排出トレイ3316に排出するとともに、排出した用紙をカウントして排出トレイ3316にあるページ番号を把握する。なお、排出した用紙のカウント処理は、制御手段3312が行ってもよい。
また、フィニッシャ109内には、JAMを検知する図示しないセンサが複数備えられている。
以下、各部の動作について説明する。
まず、MFP3304a,3304b,・・・,3304nの出力を別々にインサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nにセットする。全ての出力をセットし終えると、オペレータは図示しないスタートボタンを押下し、処理を開始する。このスタートボタンは、MFP106の操作画面上に存在していても良いし、フィニッシャ109にそれとは独立で存在していても良い(即ち、フィニッシャ109の操作部1010上に存在していても良い)。
フィニッシャ109は、各インサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nにおいて、1枚ずつ紙をトレイ3309a,3309b,・・・,3309nに搬送する。この時CCDセンサ3308a,3308b,・・・,3308nが各紙上のアドオン情報を読み出す。
読み出したアドオン情報は、フィニッシャ109内のメモリ3313に保存しておく。このアドオン情報には、少なくともページ番号に関する情報が記載されているので、それを読み出すことで、トレイ3309a,3309b,・・・,3309nに搬送してきた紙のページ番号が分かる。
フィニッシャ109内の制御手段3312は、トレイ3309a,3309b,・・・,3309n上の紙のなかから1ページ目を探し出し、フィニッシャ109内の搬送ルートに送り出され、排出手段3315によって排出トレイ3316に掃き出される。排出手段3315は、排出した紙をカウントし、排出トレイ3316にあるページ番号を把握している。
図33に示した例では、トレイ3309aの1枚目が1ページ目である。その後、インサータトレイ3307aから次の紙が給紙され、CCDセンサ3308aによってアドオン情報を読み出された上で、トレイ3309aに送られる。
次に、フィニッシャ109内の制御手段3312は、トレイ3309a,3309b,・・・,3309n上の紙の中から2ページ目を探し出し、フィニッシャ109内の搬送ルートに送り出し、排出トレイ3316に掃き出される。この処理を給紙枚数分繰り返すことで、ページ番号が順番に並び替えられた出力が得られる。
次に、JAM時のリカバリについて具体的に説明する。
通常、MFPは、紙搬送系におけるJAM検知が行えるように各部位にセンサを備えている。図12において、インサータ内のトレイ1003bあるいは1003dから送られた紙がフィニッシャ109内でJAMになると、どの部分でJAMが発生したかをMFP106のUI画面上に表示する。その指示に従いフィニッシャ109内のJAM用紙を取り除き、インサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nに戻さなければならない。
フィニッシャ109内とは、トレイ3309a,3309b,・・・,3309nから排出手段3315までのフィニッシャ109内の搬送経路を指している。一般的にJAMを起こした用紙の前後には複数枚の用紙がフィニッシャ109内に溜まってしまうので、それら複数枚をインサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nに戻さなければならない。
この場合、インサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nに別々にセットされた出力はフィニッシャ109内で混合されているが、インサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nに別々に戻す必要はなく、全てインサータトレイ3307a、あるいは3307a,3307b,・・・,3307nのいずれかに戻せばよい。これは、JAMが発生しても、フィニッシャ109内においてページ順が前後することはないと考えられるためである。
例えば、JAMが発生した時点で、排出トレイ3316には3ページ分がスタックされている場合、フィニッシャ109内には4ページ目以降が存在していることになる。JAMリカバリは操作画面の指示に従い、まずは、トレイ3309a,3309b,・・・,3309nに存在する紙を各々のインサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nに戻す。次に、排出トレイ3316に遠いほうから順番に紙を回収し、これらをまとめてインサータトレイ3307aに戻す。これで順番にインサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nに紙がセットされた状態になる。
インサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nに戻された紙は、通常の場合と同様にCCDセンサ3308a,3308b,・・・,3308nによってアドオン情報を読み出された上で、トレイ3309a,3309b,・・・,3309nに送られる。そして、制御手段3312は、トレイ3309a,3309b,・・・,3309nの中から次なるページを探し出し、フィニッシャ内の搬送ルートに送り出し、排出トレイ3316に掃き出す。例えば、排出トレイ3316に既に3ページが排出されている場合は、トレイ3309a,3309b,・・・,3309nの中から4ページ目を探し出せばよい。
JAMが発生した時、オペレータはJAMになった用紙をチェックして、破損が激しく使用できない用紙を取り除いた上で戻すことも考えられる。次に、この場合について説明する。
JAMが発生したらオペレータはフィニッシャ109内にある用紙を回収し、その中の破損した用紙を取り除いた後、再度インサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nにセットする。この方法は、上記のJAMリカバリと同様である。セットが完了すると、再スタートをする。
フィニッシャ109は、各インサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nにおいて1枚ずつ紙をトレイ3309a,3309b,・・・,3309nに搬送する。この時CCDセンサ3308a,3308b,・・・,3308nが各紙上のアドオン情報を読み出す。排出トレイ3316に既に3ページが排出されている場合は、トレイ3309a,3309b,・・・,3309nの中から4ページ目を探し出す。順番にトレイ3309a,3309b,・・・,3309nの中から搬送系に送り出していると、オペレータが取り除いたページ番号になる。
この時、制御手段3312は、どのインサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nにおいてもそのページが存在しない状態を検知する。この場合、操作画面上に不足ページが存在することを表示する。同時に通信手段3314を通じて、コンピュータ3301に対して、その不足のページを再度印刷するように指示する。コンピュータ3301はそのページを出力したMFPに対して再度印刷Jobを投げるとともに、フィニッシャ109に対して、どのMFPから印刷出力されるかを通知する。
フィニッシャ109はその通信手段3314を通じて通知を受け取ると、その操作画面上にどのMFPから印刷出力されるかを操作部に表示し、オペレータに対し「それを受け取り、トレイ3309aにある紙をインサータトレイ3307aに戻した上で、インサータトレイ3307aにセットする」ように指示を出す。言うまでもなく、トレイから紙をインサータトレイに戻すのはどのトレイでも良く、また再印刷出力した紙をセットするインサータトレイはどのトレイでも良い。
セット後に再度スタートさせると、再印刷した用紙をセットしたインサータトレイ3307aにおいて、紙を1枚トレイ3309aに搬送する。この時、CCDセンサ3308aが各紙上のアドオン情報を読み出し、望んだページ番号の紙であることを確認し、トレイ3309aから制御手段3312を経由して、排出トレイ3316に掃き出される。その後の動作も前述のとおりである。
上述したように、制御手段3312が、どのインサータトレイ3307a,33007b,・・・,3307nにおいても給紙すべきページが存在しない状態を検知し、コンピュータ3301に対してその不足のページを再度印刷するように指示する場合、コンピュータ3301は、そのページを印刷したMFPがそのページのRIP後データを保持していることが分かれば、そのMFPの名前をフィニッシャ109の制御手段3312に対して通知する。
次に、制御手段3312は、そのMFPに対してその不足のページを再度印刷するように指示し、表示画面上にはどのMFPから印刷出力されるかを表示し、オペレータに対し「それを受け取り、トレイ3309aにある紙をインサータトレイ3307aに戻した上で、インサータトレイ3307aにセットする」ように指示を出す。
この様にした場合、前記の具体例よりも印刷JobをRIPする時間が短縮できる利点がある。あるいは、各紙上のアドオン情報の中から、印刷したMFPの名前、又はそのアドレスを読み取ることで、コンピュータを経由することなく直接MFPに対して再度印刷するように指示することが可能である。
続いて、制御手段3312がどのトレイ3309a,3309b,・・・,3309nにおいても給紙すべきページが存在しない状態を検知し、なおかつそのページを印刷したMFPが図1のフィニッシャ109に直接つながっているMFP106において印刷がなされた場合のJAM処理を述べる。
制御手段3312がどのトレイ3309a,3309b,・・・,3309nにおいても給紙すべきページが存在しない状態を検知したら、メモリに蓄積されているアドオン情報を検索し、存在しないページ番号を印刷したMFPがどれであるかを調べる。
その結果、フィニッシャ109に直接つながっているMFP106がこのページを印刷したことが判明すると、MFP106に対して再度印刷するように指示する。
MFP106は、印刷出力をフィニッシャ109に直接つながって紙搬送系を経由してフィニッシャ109に搬送する。図12の右側からの矢印がその紙搬送を示している。この場合、給紙すべきページが給紙すべき順番に給紙されることになる。
その後、制御手段3312が、次のページをトレイ3309a,3309b,・・・,3309nの中から給紙する。この場合は、オペレータに対し何かを行わせること無しに、自動的に再印刷した用紙を挿入してJAMリカバリを行うことが可能である。
この場合の再印刷は、コンピュータ3301がMFP106に対して再度印刷Jobを投げることによってもよいし、MFP106がRIP後のデータをメモリ(図6に示したメモリ604等)に保存しており、それによって再印刷をおこなってもよい。後者のほうが、再印刷処理時間が短いという利点がある。
また、上記のRIP後のデータを保存しており、それによって再印刷をおこなう2例において、MFPは一定時間のタイマがアウトするまでRIP後のデータを保存する構成、また、フィニッシャ109が、全ての処理を完了して各MFPに対して消去以来の指示を出すまでRIP後のデータを保存する構成、さらに、RIP後のデータを保存するメモリが一杯になるまで保存し、一杯になったら古いデータから消去していく構成等が容易に考えられる。
以下、図34を参照して、フィニッシャ109の排紙処理動作について説明する。
図34は、本発明の排紙処理装置を適用可能な画像処理システムにおける第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、フィニッシャ109による排紙処理動作に対応し、制御手段3312内の不図示のROM、メモリ3313、又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて、制御手段3312内の不図示のCPUにより実行されるものである。なお、S401〜S410は各ステップを示す。
まず、出力用紙が全てインサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nにセットされ、ステップS401において、オペレータが図示しないスタートボタンを押下して排紙処理開始を指示すると、ステップS402において、フィニッシャ109は、各インサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nから、1枚ずつ紙をトレイ3309a,3309b,・・・,3309nに搬送(給紙)しつつ、CCDセンサ3308a,3308b,・・・,3308nにより各紙上のアドオン情報を読み出す。なお、トレイ3309a,3309b,・・・,3309nに給紙された用紙は、一旦ここに保持される。
次に、ステップS403において、アドオン情報内のページ番号に基づいて排紙処理を開始する。
次に、ステップS404において、トレイ3309a,3309b,・・・,3309nから送られた用紙がフィニッシャ109内でJAM発生したと判定された場合は、ステップS405において、フィニッシャ109内のどの部分でJAMが発生したか、並びにジャムした用紙を取り除き、インサータトレイに載置する旨のメッセージや画像をフィニッシャ109の操作部又はMFP106のUI画面上に表示する。
次に、オペレータが、表示された指示に従いフィニッシャ109内のJAM用紙を取り除き、用紙を全てインサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nに戻し、ステップS406において、排紙処理の再実行開始を指示すると、ステップS407において、フィニッシャ109は、インサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nに戻された紙から、CCDセンサ3308a,3308b,・・・,3308nによってアドオン情報を読み出し、トレイ3309a,3309b,・・・,3309nに送る。
ステップS408において、制御手段3312が、不足ページが存在するか否かを判定し、不足ページが存在する、即ちどのインサータトレイ3307a,3307b,・・・,3307nにおいても存在しないページがあることを検知すると、ステップS409において、操作画面上に不足ページが存在することを表示すると同時に通信手段3314を通じてコンピュータ3301に対して、その不足のページを再度印刷するように指示する。又は、そのページをプリントしたMFP内にそのページデータが残っている場合には、直接そのMFPに再度印刷するように指示する。そして、どのMFPでプリントされるか及びプリントされた用紙のセット方法を操作部に表示し、ステップS401に戻り、オペレータが再印刷出力した紙をインサータトレイにセットして、再度スタートが指示されるのを待機する。
一方、ステップS408で、制御手段3312が、不足ページが存在しないと判定された場合は、ステップS410において、制御手段3312は、排紙処理を再開する。その後、ステップS404に戻り、JAMの発生を監視する。
また、ステップS404において、JAMが発生することなく、インサータ内のトレイ3309a,3309b,・・・,3309n内の用紙の全ての排紙処理が終了すると、このフローチャートの処理を終了する。
なお、ステップS408において、JAM後のページ不足を判定しているが、ステップS403での排紙処理開始前にも、全てのページがそろっているか否かのページ不足を判定してもよい。
さらに、ページ不足のみでなく、ページ順序が正しいか否かをも判定するように構成してもよい。
以上説明したように、フィニッシャ109の制御手段3312が、フィニッシャ109に接続された画像形成手段(図1に示した例ではMFP106)と他の画像形成手段(図1に示した例ではMFP104,105)からの用紙をあわせて処理するように制御するので、排紙処理が容易になし得る排紙処理装置を有する画像形成処理システムを提供することができる。
また、複数の画像形成装置から出力されインサータトレイ3007a,3007b,・・・,3007nからそれぞれ給紙される用紙上の画像に重畳されている印刷情報(ページ番号等)をセンサ3008a,3008b,・・・,3008nにより読み取り、該読み取った情報をもとに、トレイ3009a,3009b,・・・,3009nに保持されている用紙の給紙順序を制御手段3312が制御するので、複数の画像形成装置から出力される印刷用紙を排紙処理する等の後処理する場合でも容易に排紙処理することができる。
また、途中でJAMとなってしまった場合でも、ジャムとなった用紙と排出された用紙をそろえてインサータトレイ3007a,3007b,・・・,3007nにセットして、再実行するだけで、効率的なJAMリカバリを行うことができる。
さらに、JAMとなった用紙が破損してしまった場合でも、自動的に用紙の再印刷をプリント処理を指示したコンピュータ又は実際にプリントしたプリンタに直接要求して、効率的なJAMリカバリを行うことができる。
なお、上記各実施形態では、プリンタ部がレーザビーム方式である場合を例にして説明したが、レーザビーム方式以外の電子写真方式(例えばLED方式)でも、液晶シャッタ方式、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式でもその他のプリント方式であっても本発明は適用可能である。
また、上記第1実施形態,第2実施形態を合わせた構成も本発明に含まれるものである。
以下、図35に示すメモリマップを参照して本発明に係る排紙処理装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図35は、本発明に係る排紙処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図27,図29,図32,図34に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のデータベースから通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
本発明の第1実施形態を示す排紙処理装置を適用可能な画像処理システムの構成を示す概観図である。 図1に示したMFPの全体構成を説明するブロック図である。 図2に示したスキャナ部の構成を説明する断面図である。 図2に示した画像処理部(RGP−IP部)の構成を示すブロック図である。 図2に示したFAX部の構成を示すブロック図である。 図2に示したNIC部,PDL部の構成を示すブロック図である。 図2に示したコア部,CMYK−IP部の構成を示すブロック図である。 図2に示したPWM部の構成を示すブロック図である。 図2に示したプリンタ部の構成を示す断面図である。 図2に示したプリンタ部の構成を示す断面図である。 図2に示したディスプレイ部の構成を示すブロック図である。 図2に示したフィニッシャ部(図1に示したフィニッシャ)の構成を示す断面図である。 図1に示したネットワークについて説明するブロック図である。 図1に示したネットワークの中を流れるデータについて説明する模式図である。 図1に示したコンピュータから画像データをプリンタに送信するためのプリンタドライバ画面の一例を示す模式図である。 プリンタ選択基準画面の一例を示す模式図である。 GUI(Graphic User Interface)と呼ばれるコンピュータ上で動作するユーティリティソフトウェアの画面の一例を示す模式図である。 GUI(Graphic User Interface)と呼ばれるコンピュータ上で動作するユーティリティソフトウェアの画面の一例を示す模式図である。 アドオンの概念を説明する模式図である。 図19に示したアドオン情報を説明する模式図である。 図19に示したアドオン情報を説明する模式図である。 図19に示したアドオン情報を説明する模式図である。 図19に示したアドオン情報を説明する模式図である。 図19に示したアドオン情報を説明する模式図である。 図2に示したアドオン部の構成を示すブロック図である。 図25に示すアドオン情報ページメモリの構成を示す模式図である。 本発明の排紙処理装置を適用可能な画像処理システムにおける第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 job番号表示およびパスワード入力ウィンドウの一例を示す模式図である。 本発明の排紙処理装置を適用可能な画像処理システムにおける第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 図1に示したコンピュータから画像データを送信するデバイスを選択するためのデバイスリストの一例を示す模式図である。 図1に示したコンピュータから画像データを送信するデバイスを選択するためのデバイスリストの一例を示す模式図である。 本発明の排紙処理装置を適用可能な画像処理システムにおける第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 図12に示したフィニッシャ内の用紙搬送動作を説明する図である。 本発明の排紙処理装置を適用可能な画像処理システムにおける第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る排紙処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
109 フィニッシャ
3301 コンピュータ
3304a,3304b,・・・,3304n MFP
3306 ネットワーク
3307a,3307b,・・・,3307n インサータトレイ
3308a,3308b,・・・,3308n センサ
3309a,3309b,・・・,3309n トレイ
3312 制御手段
3313 メモリ
3314 通信手段
3315 排紙手段
3316 排紙トレイ

Claims (6)

  1. 印刷ジョブを生成する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信される印刷ジョブに基づいて生成される印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷装置と、前記印刷装置による印刷処理とは独立に前記印刷装置により印刷処理が実行された複数ページの用紙に対する後処理を実行する後処理装置を備える印刷システムであって、
    記後処理装置による後処理の実行中に前記複数ページの用紙の少なくともいずれかを前記印刷装置により再印刷させるべき中断要因が発生した場合に、前記印刷装置が前記印刷データを保持しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記印刷装置が前記印刷データを保持していると判定された場合は、前記印刷装置に保持された前記印刷データに基づいて前記中断要因により再印刷させるべきページの再印刷を前記印刷装置に実行させるよう制御し、前記判定手段により前記印刷装置が前記印刷データを保持していないと判定された場合は、前記中断要因により再印刷させるべきページを再印刷させるための印刷ジョブを前記情報処理装置から前記印刷装置に送信させ該送信された印刷ジョブに基づいて生成される印刷データに基づいて前記中断要因により再印刷させるべきページの再印刷を前記印刷装置に実行させるよう制御する制御手段を有することを特徴とする印刷システム。
  2. 記後処理装置による後処理の開始に先立ち入力手段を用いて認証データの入力が操作者により行われたうえで、当該後処理装置による後処理を開始させることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記情報処理装置とネットワークを介して接続されている装置の一覧表示として、前記後処理装置と前記印刷装置がそれぞれ操作者により区別できるように構成された一覧表示を前記情報処理装置にて表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  4. 印刷ジョブを生成する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信される印刷ジョブに基づいて生成される印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷装置と、前記印刷装置による印刷処理とは独立に前記印刷装置により印刷処理が実行された複数ページの用紙に対する後処理を実行する後処理装置を備える印刷システムの制御方法であって、
    記後処理装置による後処理の実行中に前記複数ページの用紙の少なくともいずれかを前記印刷装置により再印刷させるべき中断要因が発生した場合に、前記印刷装置が前記印刷データを保持しているか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により前記印刷装置が前記印刷データを保持していると判定された場合は、前記印刷装置に保持された前記印刷データに基づいて前記中断要因により再印刷させるべきページの再印刷を前記印刷装置に実行させるよう制御し、前記判定工程により前記印刷装置が前記印刷データを保持していないと判定された場合は、前記中断要因により再印刷させるべきページを再印刷させるための印刷ジョブを前記情報処理装置から前記印刷装置に送信させ該送信された印刷ジョブに基づいて生成される印刷データに基づいて前記中断要因により再印刷させるべきページの再印刷を前記印刷装置に実行させるよう制御する制御工程とを有することを特徴とする制御方法。
  5. 記後処理装置による後処理の開始に先立ち入力手段を用いて認証データの入力が操作者により行われたうえで、当該後処理装置による後処理を開始させることを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
  6. 前記情報処理装置とネットワークを介して接続されている装置の一覧表示として、前記後処理装置と前記印刷装置がそれぞれ操作者により区別できるように構成された一覧表示を前記情報処理装置が備える表示手段により表示させる表示工程を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の制御方法。
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