JP4378109B2 - 露光装置、投影光学系、デバイスの製造方法 - Google Patents

露光装置、投影光学系、デバイスの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体や液晶の製造を行うための、ミラーを用いた投影光学系を有する露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ミラーを用いた投影光学系としては、液晶用の等倍ミラー光学系や、エキシマレーザ露光用の反射屈折型の縮小光学系、EUV露光用の多層膜反射光学系などが知られている。
【0003】
このようなミラー投影光学系において、像の位置ずれや投影倍率等を補正することが可能な構成としては、例えば特開平11−219900号公報がある。この特開平11−219900号公報においては、像の位置ずれや倍率ずれを調整するためにレチクルステージを光軸方向に駆動することによって、位置ずれや倍率ずれを調整している。
【0004】
特開2000−286191号公報では、露光装置のレチクルホルダにレチクル表面変形機構を備え、投影光学系を介してウエハ上に転写される像のディストーションを計測手段で計測し、その計測結果に基づいて、レチクルホルダで保持したレチクルのパターン面の、ディストーションが生じている部分に配置された吸着ピンを駆動させ、レチクルを光軸(Z軸)方向に変形させる構成を開示している。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−219900号公報
【特許文献2】
特開2000−286191号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、露光光学系内の光学エレメントに振動があると、その振動によって像の位置の微小な揺れが発生する。詳細には、面が光軸方向へ移動する振動については主にピント位置が振動し、面が傾く振動については像のウエハ面内での位置が振動するという問題が生じる。
【0007】
この像の振動の大きさについては、条件にもよるが、レンズとミラーで違いがある。簡単のために1枚のミラーと1枚の薄肉の単レンズとの比較で説明する。1枚のミラーまたは単レンズが、光軸に垂直方向に微小量だけ位置がずれたときの像の位置のずれは、ミラーと単レンズで同じ程度である。しかし、ミラーまたは単レンズが面頂点を中心として微小角εだけ傾いた場合、面頂点に入射する光線の射出角度が、傾く前後でどのくらいずれるかを見積ると、ミラーでは2εだけずれるが、レンズではほぼずれない、すなわち近似的に略ゼロである。
【0008】
また、1枚のミラーまたは単レンズが等倍結像に近い状態で使用されている場合には、光軸方向に微小量△zだけ位置がずれると、ミラーの場合には像点の位置が2△zだけ光軸方向にずれるが、レンズの場合には像点の光軸方向へのずれは近似的にゼロである。
【0009】
このようにミラーで構成された光学系においては、条件にもよるが、レンズの場合には自己補正されて発生していなかった種類の像の位置ズレも発生することになる。特に、面が光軸方向へ移動する振動と、面が頂点を中心に傾く振動があった場合、ミラーはレンズに比べて像のずれが顕著に発生することになる。
【0010】
このようなミラーの振動による像の振動は、従来の露光用のミラー光学系においては露光するパターンの線幅が比較的大きいため無視できるような量であった。しかしながら、EUV用の反射光学系などのように、従来よりも一段と細い線幅のパターンを露光するような反射光学系の場合には、線幅が細いほど振動による影響が大きくなり、解像力の向上を妨げる一因となってくる。
【0011】
このような問題を解決する方法として、上述の特開平11−219900号公報を用いるとレチクルステージを走査方向に駆動した上に光軸方向に駆動しなければならず、レチクルステージ自体が振動してしまう可能性がある上に、その振動がミラー等の光学系に伝播すると光学性能がより悪化してしまう。また、特開2000−286191号公報に記載されているような方法を用いると、レチクルのメカ的に変形させるためレチクル自体に歪みが生じたり、レチクルを所望の形状に変形するのが困難であったりするため、所望の形状の像を所望の倍率で高精度に投影するのが困難であった。
【0012】
そこで、本発明では、所望の形状(パターン)の像を所望の倍率で高精度に投影することが可能な反射型投影光学系、及びそれを用いた露光装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための、本願発明の露光装置は、ミラーを含み、第1物体のパターンの像を被露光体に投影露光する投影光学系を有する露光装置であって、前記パターンの像の投影露光中に光スポットの位置ずれ検出する検出系と、前記光スポットの位置ずれが低減されるように前記投影光学系内の光学素子を駆動する駆動機構と、を有し前記投影光学系は、前記第1物体上のスリット状の領域の前記パターンを前記被露光体上のスリット状の領域に投影し、前記検出系で用いられる検出光は、前記被露光体上のスリット状の領域の長手方向に関する外側と実質的に等価な位置から発しており、前記検出光は、前記第1物体上のスリット状の領域の長手方向に関する外側と実質的に等価な位置に配置された受光部により前記投影光学系を介して受光され、前記検出光は、前記受光部上に前記光スポットを形成することを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の反射型露光装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る反射型露光装置を示す図であり、波長13.5nm付近(波長が13nm〜14nm)のEUV(Extreme UltraViolet)光を用いる反射型露光装置の投影光学系部分を一方向から見たときの図である。
【0024】
初めに、露光に関する部材を説明する。図1には主に投影光学系(反射光学系)について説明するための図である。この図1に記載した露光装置は、不図示の光源から発した光で反射型レチクルRを照明する不図示の照明光学系と、反射型レチクルRからの反射光をウエハWに導く投影光学系とを有している。ここで、この反射型レチクルからウエハに至る光路上の反射型レチクル側から順に配置された6枚のミラーM1、M2、M3、M4、M5、M6はそれぞれ凹凹凸凹凸凹形状をしており、各々EUV光を反射させる多層膜が施されている。6枚のミラーの形状はここでは凹凹凸凹凸凹としたが、もっともレチクルに近いミラーの形状を凸面としても構わないし、その他様々な組み合わせが考えられる。また、ミラーの枚数はここでは6枚としたが、8枚でも構わないし、勿論他の枚数であっても構わない。
【0025】
図1において、不図示の光源から発し、照明光学系を射出したEUV光L2は、EUV光を反射する多層膜とEUV光を吸収する(もしくは透過する)材料によるパターンが形成された反射型レチクルRに入射する。この実施例では、レチクルRにおいて反射される光が、後述の投影光学系に導かれ、ウエハ面に到達するように構成した。勿論、ウエハ面に到達する光が、レチクルRを透過する光のうちの一部であるように構成しても構わない。
【0026】
反射型レチクルRで反射したEUV光は、破線で示すように、多層膜が施されたミラーM1、M2、M3、M4、M5、M6で順次反射された後、ウェハW上に導かれ、レチクルR上の反射部により形成されたパターンの縮小された像をウェハW上に結像する。
【0027】
レチクルRとウェハWとは速度比が結像倍率と略同じになるような走査スピードで各々同図のy方向に走査され、結果として、レチクルR上のパターン全てがウェハW上に露光される。
【0028】
次に、像の位置を検出するための部材について説明する。図1において、1aはウェハWと実質的に等価な位置に配置された半導体レーザ光源(検出用光源)、2aはウェハ側の折り曲げミラー、3aはレチクルR側の折り曲げミラー、4aはレチクルRと等価な位置に配置された像位置検出用の光センサー(受光センサー)である。この半導体レーザ光源と像位置検出用の光センサーとは、投影光学系が有する光学素子すべてを挟んで反対側に配置されているのが好ましい。また、半導体レーザ光源が投影光学系の縮小共役側に配置され、像位置検出用の光センサーが拡大共役側に配置されているのが好ましい。また、ウェハWと等価な位置に必ずしも半導体レーザ光源を配置する必要は無く、ウエハWと実質的に等価な位置に、半導体レーザ光源の光源像を結像するように半導体レーザ光源と半導体レーザ光源の像を結像する結像光学系を配置するようにしても構わない。
【0029】
半導体レーザ光源1aの配置について、図2を用いて説明する。図2は露光領域と半導体レーザ光源の関係をウェハ面上で表した図である。図2で円弧状の領域の内部EA2がEUV光で露光される領域である。レーザ光源を配置する位置は、露光光を遮光しないよう、露光領域EA2の外側に配置する。好ましくは図示したように露光領域(露光スリット)の長手方向の外側に一つ又は長手方向の両方の外側に配置するのが良い。勿論片側に複数配置しても構わないし、両側に複数ずつ配置するようにしても構わない。
【0030】
図2では、露光光学系の光軸を原点とし、スリット幅の中央部の像高を半径とする円(図2の破線)上に設定している。尚、実際に像面上に半導体レーザ光源1aを直接配置できる場合にはそうした方が良いが、多くの場合において実際の像面上に半導体レーザ光源を配置するのは難しいので、最終反射面M6よりもウエハ側に折り曲げミラー2aを配置し、像面上と等価な位置に配置した半導体レーザ光源からの光をその折り曲げミラーを経た後投影光学系に入射させるような構成とする。
【0031】
尚、図2では、半導体レーザ光源として1aだけでなくもう一つの半導体レーザ光源1bも配置している。このように、複数の光源を露光領域の両側に配置すると、精度がより向上することになる。光源1bを用いた場合にはそれに対応する折り曲げミラーには不図示の2bを使うことになる。
【0032】
像位置検出用の光センサーの配置についても全く同様であって、光センサー4aの配置について、図3を用いて説明する。図3は露光光の照明領域とセンサーとの関係をレチクル面上で表した図である。図3で円弧状の領域(照明領域)の内部EA1がEUV光での露光のために使用される領域である。センサーを配置する位置は、露光光を遮光しないよう、露光光照明領域EA1の外側に配置する。図3では、光学系の光軸を原点とし、スリット幅の中央部の物高を半径とする円(図3の破線)上に設定している。尚、実際に物体面上にセンサー4aを直接配置できる場合にはそうした方が良いが、多くの場合には直接配置できないので、折り曲げミラー3aを用いて、物体面上と等価な位置に配置することになる。
【0033】
尚、図3では、光センサーとして4aだけでなく4bも配置している。このように複数のセンサーを用いてもよく、その場合には精度もより向上することになる。センサー4bを用いた場合にはそれに対応する折り曲げミラーには不図示の3bを使うことになる。
【0034】
センサー4aとしては、例えば図4(a)に示したような4分割のセンサーを用いることができる。光スポットが光軸と直交方向にずれた場合には、各々の分割センサーにあたる光量が異なってくるためずれとその量を検出することができる。また、シリンドリカルレンズが備えられ非点収差法を使う方式のセンサーでは、図4(b)のようにピント位置がずれた場合には楕円型の光スポットになるため、光軸に直交する方向へのずれだけでなく、光軸方向への光スポットのずれ、つまりピント位置ずれも検出することができる。ここでは、4分割のセンサーを例示したが、4分割には限らずそれ以上に分割されたセンサーを用いても構わない。
【0035】
図1において5は制御装置である。センサー4a(及び4b)からのデータを入力し、それに基づいてミラー駆動装置6を駆動する。同図では、ミラー駆動装置6は第2ミラーM2に取り付けられていて、M2を光軸方向に移動したり、面頂点を中心として微小な量だけ傾けたりすることができるようになっている。
【0036】
M2を駆動するためのミラー駆動装置6をより具体的に示したのが図5である。図5(a)は光軸を含む面で切断したときの断面図、図5(b)はM2を光軸方向から見たときの駆動装置を構成するピエゾ素子の配置の例を示す図である。ここで、駆動装置はピエゾ素子を有している必要は無く、他の駆動機構、例えばリニアモータを用いた駆動機構や、ヘリウム等のガスを用いたピストン等を用いたリンク機構、又はピエゾ素子を用いたリンク機構等を用いるように構成しても構わない。
【0037】
図5においてp1〜p4はピエゾ素子であり、7は基準となる部材である。ピエゾ素子によってM2と基準部材7との間隔を可変にすることができる。同図において、ピエゾ素子p1、p2、p3、p4を同一方向に同量だけ駆動すればミラーM2を光軸方向に移動させることができ、また例えばp1とp3(或いはp2とp4)を反対方向に同量だけ駆動すれば、面頂点位置を変えずにミラーM2を微小量だけ傾けることができる。従ってp1〜p4に所定の組み合わせで変位を与えることにより、M2に所定の光軸方向への移動と傾きとを同時に与えることができる。ここで、ピエゾ素子(駆動素子、もしくはミラー又はミラーの支持部材における被駆動部)は4箇所に配置する必要は無く、ミラーの光軸を中心として回転方向に略等間隔に3箇所配置するようにしても良いし、5箇所以上配置するようにしても構わない。
【0038】
次に、像の位置を検出して制御する流れについて説明する。
【0039】
図1において、半導体レーザ光源1aから射出した光L1は、折り曲げミラー2aによって折り曲げられて投影光学系の光路に入り、その後、露光光とは逆方向に投影光学系の中を進む。即ち、M6、M5、M4、M3、M2、M1の順に反射される。M1で反射してレチクルRに向かう半導体レーザ光L1は、レチクルRの手前で折り曲げミラー3aによって反射され、方向を変え、レチクルRと等価な位置の近傍に配置された光位置センサー4aに入射し光センサー4a上に光スポットを形成する。光センサー4aでは、光スポットの光軸に直交する方向への位置ずれ、および、光軸方向への位置ずれ(ピント位置ずれ)を検出する。制御装置5は、光センサー4aからの情報(信号)を入力し、それをもとに、光スポットの位置ずれをなくするような量だけミラー駆動装置6を駆動する。
【0040】
ミラー駆動装置6の駆動によって、ミラーM2は微小に傾き、また光軸方向に微小量だけ移動する。その結果、光スポットの位置を常に光軸に垂直な方向及び光軸方向の所定の位置に保つことが可能になる。これは、露光される像の位置を光軸に直交する方向及び光軸方向の所定の位置に保つことを意味している。以上の制御は露光中に露光時間に比べて短い周期で行われる。それによって、ミラーの振動によって生じる位置ずれを効果的に補正することが可能になる。
【0041】
尚、ミラーを駆動すべき量が、あらかじめ設定した駆動範囲を超えた場合には、露光を中止するように構成することも可能である。
【0042】
以上の実施形態では、従来の光学系に比べて、半導体レーザ光源から光センサーまでの検出用の光路が新たに加わるため、これら検出用の光束の反射も考慮した余裕のある光束有効径が各ミラーに設定されている。
【0043】
以上の実施形態においては、像位置検出用の光路を、ウェハ側に光源を置きレチクル側にセンサーを置く、露光とは逆順の光路としている。そうすることにより、検出用光学系の結像倍率が拡大倍率になるので光スポットの位置の検出が比較的容易になる。しかし、露光と同順の光路を採用しても構わない。
【0044】
また、更に検出を容易にするため、検出光学系に更に拡大光学系を付加してもよい。すなわち、半導体レーザ光源と光センサーとの間に光センサー側に拡大共役側を向けた光学系をさらに配置するようにしても構わない。例えば、光スポットを、顕微鏡用対物レンズに類する拡大光学系によって更に拡大した後、光センサーで位置を検出してもよい。
【0045】
以上の実施形態においては第2ミラーM2を駆動したが、第2ミラー以外を駆動しても構わないし、駆動するミラーが複数であっても構わない。この実施例においては、露光光L2の反射位置が光軸位置に最も近いミラー(ここではM2)が有効径が最も小さくなる可能性が高く、その有効径が最も小さいミラーM2を駆動することによって、ミラーの駆動を容易にしている。
【0046】
また、この実施形態では、1つの光センサー4aが光軸に直交する位置ずれと光軸方向の位置ずれの両方を検出する例を挙げたが、例えば光センサー4aが光軸に直交する位置ずれを検出し、光センサー4bが光軸方向の位置ずれを検出するというように、各々のセンサーが検出する位置ずれの種類を1種類にしてもよい。
【0047】
また、この実施形態においてはミラーを駆動したが、レチクル(マスク)やウェハを駆動してもよい。その場合には、光センサー4a上の光スポットの位置を所定の位置に近づけるような制御ではなく、光センサー4a上のスポットの位置や形状を常時モニターしながら、像の位置ずれ量を推定して、その情報をもとに不図示のレチクル駆動装置やウェハ駆動装置を駆動し、像の位置ずれをキャンセルするという制御になる。
【0048】
また、以上の実施形態では、像の位置ずれとして光軸に垂直方向のずれと光軸方向のずれの両方とも補正しているが、いずれか一方を補正するようにしてもよい。
【0049】
尚、本発明を適用する光学系は本実施形態に示した光学系に限らず、種々のEUV用光学系に適用することが可能である。また、EUV用光学系に限らず、ミラーを用いたエキシマレーザ用の反射屈折型投影光学系をはじめ、ミラーを用いる投影光学系の全てに適用可能である。
【0050】
次に、図6及び図7を参照して、上述の露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。
【0051】
図6は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。本実施形態においては、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いてリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷(ステップ7)される。
【0052】
図7は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置1によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。本実施形態のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、上述の露光装置を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
【0053】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、振動による像の劣化を防ぐことができるため、高解像化に効果がある。また、振動以外にも、熱やその他の変化による像位置の変化があった場合には、本発明に記載した検出手段や補正手段を使って修正することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の例を示す図
【図2】像面上での露光領域と半導体レーザ光源との位置関係を示す図
【図3】物体面上での露光光照射領域と光センサーとの位置関係を示す図
【図4】光センサーの例を示す図
【図5】ミラー駆動装置の例を示す図
【図6】デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャート
【図7】図6に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャート
【符号の説明】
R レチクル
W ウェハ
M1、M2、M3、M4、M5、M6 ミラー
1a、1b 半導体レーザ光源
2a、3a 折り曲げミラー
4a、4b 光センサー
5 制御装置
6 ミラー駆動装置
7 基準部材
p1、p2、p3、p4 ピエゾ素子
EA1、EA2 露光領域

Claims (5)

  1. ミラーを含み、第1物体のパターンの像を被露光体に投影露光する投影光学系を有する露光装置であって、
    前記パターンの像の投影露光中に光スポットの位置ずれ検出する検出系と、
    前記光スポットの位置ずれが低減されるように前記投影光学系内の光学素子を駆動する駆動機構と、を有し
    前記投影光学系は、前記第1物体上のスリット状の領域の前記パターンを前記被露光体上のスリット状の領域に投影し、
    前記検出系で用いられる検出光は、前記被露光体上のスリット状の領域の長手方向に関する外側と実質的に等価な位置から発しており、
    前記検出光は、前記第1物体上のスリット状の領域の長手方向に関する外側と実質的に等価な位置に配置された受光部により前記投影光学系を介して受光され、
    前記検出光は、前記受光部上に前記光スポットを形成する
    ことを特徴とする露光装置。
  2. 前記投影光学系が、ミラーから成ることを特徴とする請求項に記載の露光装置。
  3. 前記光学素子は、前記投影光学系が有する光学素子のうち最も有効径が小さい反射ミラーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の露光装置。
  4. 前記投影露光に用いる露光光が、EUV光であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の露光装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の露光装置を用いて被露光体を露光する露光工程と、前記露光された被露光体を現像する現像工程とを有することを特徴とするデバイスの製造方法。
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