JP4376133B2 - 現像装置並びにこれを用いるプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置並びにこれを用いるプロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、ファックス、プリンタ等に用いられる現像装置並びにこれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する
トナーとキャリアとを含有する二成分現像剤を用いる現像装置では、現像装置の出荷時及び運搬時において現像剤を外気と遮断する必要がある。その理由は、現像剤中のトナー成分は湿度や温度状況により性能が低下するからである。また、現像装置運搬時の環境が過酷であることや、現像剤が粉体であることから、運搬時の振動等で現像剤が現像装置内から流出する恐れがあるからである。
そこで、従来、以下の方法がとられている。(1)現像装置とは別の密封容器に現像剤を封入して運搬し、配送先にて密封容器から現像装置に現像剤を供給する。(2)現像装置に補給するトナーを密閉封入しているトナー補給装置を用いて、現像装置に現像剤を供給する。(3)現像剤を密閉封入する箱形状の密閉部材を現像装置に具備し、配送先にて何らかの動作で密閉部材と現像剤担持体との間を開通させ、現像剤担持体に現像剤を供給する。例えば、現像剤を密閉封入する密閉部材として、現像剤攪拌搬送部材の上方に現像剤プリセットケースを設ける。そして、配送先にて、現像剤プリセットケースの開口部をシールするシール部材を剥離することで現像剤プリセットケースから現像剤攪拌搬送部材に現像剤を落下させ、現像剤攪拌搬送部材により現像剤担持体に現像剤を供給する。
(1)の方法は、運搬時の環境対策としては十分であるが、配送先にて現像装置に現像剤を投入するという煩わしさが発生してしまう。(2)の方法は、現像剤(キャリア+トナー)とトナー単独とでは粉体としての流動性が異なるため、トナー補給装置からの現像剤供給量を制御することが技術的に困難である。(3)の方法は、技術的に簡便で操作が簡単ということから主流となりつつある。しかし、(3)の方法では、現像剤プリセットケース用のスペースが必要となり、装置自体が大型化してしまう、或いは十分な現像剤量をセット可能な現像剤プリセットケースのスペース確保が困難となる。
そこで、現像剤担持体に対して開口する現像剤収容器に現像剤を予め封入し、現像剤収容器の開口部をシールするシール部材を現像剤担持体と現像剤攪拌搬送部材との間に設けた現像装置が提案されている(例えば、特許文献1)。この現像装置では、現像剤攪拌搬送部材等の回転軸と平行にシール部材を引き抜くことにより、現像剤収容器内の現像剤が現像剤攪拌部材によって現像剤担持体に供給可能となる構成となっている。この現像装置によれば、現像剤収容器内に現像剤を密閉封入するので、現像剤プリセットケース用のスペースを不要又は小さくすることができ、装置の小型化が可能となる。
特開平11−288170号公報
しかしながら、現像剤担持体と現像剤攪拌搬送部材との間に設けられた従来のシール部材は、現像剤攪拌搬送部材等の回転軸と平行に引き抜かれる。そのため、現像剤攪拌搬送部材の回転軸を支持する現像剤収容部の壁面には、シール部材を引く抜くための引き抜き穴が形成される。一般に、引き抜き穴には弾性部材が添設され現像漏れを防止しているが、現像時にこの引き抜き穴から現像剤が漏れる虞があった。また、一般に、現像剤収容部の壁面に引き抜き穴を形成する際には、現像容器の型を分けて成型するために製造工程が増える。また、シート状のシール部材を細い引き抜き穴に通すことに時間がかかってしまう。このように、現像剤収容部の壁面に引き抜き穴を形成することは、生産性が悪かった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、装置の小型化を図るとともに、現像装置からの現像剤の漏れを確実に防止することができ、生産性にも優れた現像装置並びにこれを用いるプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、トナーとキャリアとを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体に対して開口し、現像剤を収容する現像剤収容器と、該現像剤収容器の開口の縁に設けられ該現像剤担持体上の現像剤担持量を規制する現像剤規制部材と、該現像剤収容器内の現像剤を攪拌搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給するための回転自在な第1現像剤攪拌搬送部材とを備える現像装置において、上記現像剤収容器の開口をシールするシール部材が、上記現像剤担持体と上記第1現像剤攪拌搬送部材との間に該現像剤収容器に接着させて設けられ、該シール部材を保持して該シール部材を引き抜くための引き抜き部材は、上記シール部材の接着面が引き抜き力で移動する向きが上記現像剤収容器の接着面から略垂直に離れる方向になるように、上記現像剤担持体と上記第1現像剤攪拌搬送部材との間で上記シール部材の剥離開始位置から折り返した状態で設けられ、上記現像剤規制部材が設けられた側とは反対側の上記現像剤収容器の開口の縁と上記現像剤担持体との間から上記引き抜き部材が外部に露出しており、上記現像剤規制部材が設けられた側とは反対側の上記現像剤収容器の開口の縁と上記現像剤担持体との間から上記シール部材が引き抜かれることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、上記引き抜き部材は、上記現像剤収容器の開口部において、上記現像剤担持体の現像剤搬送方向とは逆方向に引き抜かれることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1、又は2の現像装置において、上記シール部材は、シート状に形成され、上記現像剤収容器の開口部に熱圧着により接着されていることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項1、2又は3又はの現像装置において、上記引き抜き部材は、上記シール部材と一体になったシート状であることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項1の現像装置において、上記現像剤収容器の上部に初期現像剤を封入するための空間を備えることを特徴とするものである。
請求項の発明は、像を担持する像担持体と、該像担持体を一様帯電せしめる帯電手段と、該像担持体上の潜像を現像する現像手段と、該像担持体に残留する転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置に用いられ、該像担持体、該帯電手段、、該クリーニング手段より選ばれる少なくとも1つと、該現像手段とが一体になって画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、上記現像手段として、請求項1、2、3、4又は現像装置を用いたことを特徴とするものである。
請求項の発明は、像担持体と、該像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、上記現像手段として請求項1、2、3、4又は現像装置を少なくとも1以上備えることを特徴とするものである。
請求項1乃至の現像装置では、現像剤収容器の開口部から引き抜き部材によってシール部材を引き抜くため、現像剤攪拌搬送部材を支持する現像剤収容器の壁面にシール部材の引き抜き穴を設ける必要がない。そのため、現像時に引き抜き穴から現像剤が漏れる心配がない。また、現像剤収容器の壁面に引き抜き穴を設ける必要がないため、現像剤収容器の壁面に引き抜き穴を設ける場合に比べ製造工程が少なくてすむ。また、現像剤収容部の開口部と現像剤担持体と間の空間は、現像剤収容部の壁面に設けられる引き抜き穴よりも広く形成することが可能である。そのため、現像剤収容部の開口部と現像剤担持体との間に引き抜き部材を通すことは、現像剤収容部の壁面に設けられた引き抜き穴に引き抜き部材を通す場合に比べ容易である。
本発明によれば、装置の小型化を図るとともに、現像装置からの現像剤の漏れを確実に防止することができ、生産性にも優れた現像装置並びにこれを用いるプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供できるという優れた効果がある。
以下、本発明を画像形成装置であるタンデム型カラー複写機に適用した場合の実施形態について説明する。図1は、この複写機の内部構成を示す概略構成図である。この複写機は、図1に示すように、例えばイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(K)のトナー像を形成するための複数の感光体ユニット1a、1b、1c、1dを備えている。各感光体ユニット1は、像担持体であるドラム状の感光体2a、2b、2c、2dと、感光体2を帯電する帯電装置3a、3b、3c、3d、感光体2に形成された潜像を現像する現像装置4a、4b、4c、4dを備える。また、各感光体ユニット1は、感光体2上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置5a、5b、5c、5dを備える。この感光体ユニット1は、それぞれ感光体2、帯電装置3、現像装置4、クリーニング装置5を一体に支持し、装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとして構成されている。各感光体ユニット1の下方には、感光体2a、2b、2c、2dに露光により静電潜像を形成する発光素子6a、6b、6c、dを備えている。感光体ユニット1の上方には、感光体ユニット1a、1b、1c、1dにより形成されたトナー画像が2次転写される中間転写ベルト7を備えている。中間転写ベルト7は、複数のローラにより張架され、感光体2に形成されたトナー像を中間転写ベルト7に転写する一次転写ローラ8a、8b、8c、8dを備えている。また、中間転写ベルト7の周囲には、転写紙P上に転写されなかった中間転写ベルト7上の転写残トナーをクリーニングするベルトクリーニング装置9を備えている。また、中間転写ベルト7に転写されたトナー画像を転写紙Pに転写する2次転写ローラ10、紙転写ベルト11、転写紙上のトナー像を定着する定着ユニット12を備えている。また、感光体ユニット1の上方には、各色のトナーを現像装置に補給するトナー補給装置13a、13b、13c、13dを備えている。
次に、上記構成の複写機において、カラー画像を得る行程について説明する。まず、感光体ユニット1a、1b、1c、1dにおいて、感光体2a、2b、2c、2dが帯電装置3a、3b、3c、3dによって一様に帯電される。その後、発光素子6a、6b、6c、6dにより、画像情報に基づき走査露光されて感光体2a、2b、2c、2d表面に静電潜像が形成される。感光体2a、2b、2c、2d上の潜像は、現像装置4a、4b、4c、4dの現像ローラ16a、16b、16c、16dに担持された各色のトナーによって現像されてトナー像として可視像化される。感光体2a、2b、2c、2d上のトナー像は、各一次転写バイアスローラ8a、8b、8c、8dの作用によって反時計回りに回転駆動される中間転写ベルト7上に順次重ねて転写される。このときの各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト7上の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト7の移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。一次転写終了後の感光体2は、クリーニング装置8a、8b、8c、8dによってその表面がクリーニングされ、次の画像形成に備えられる。
一方、転写紙Pは、レジストローラ対14によって所定のタイミングで中間転写ベルト7と2次転写バイアスローラ10との間の2次転写部に搬送される。そして、二次転写部において、中間転写ベルト7上に形成されたトナー画像が転写紙Pに転写される。トナー画像が転写された転写紙Pは、定着ユニット12を通過することで画像定着が行われ、装置外に排出される。感光体2と同様に、中間転写ベルト7上に残った転写残のトナーは、中間転写ベルト7に接触するベルトクリーニング装置9によってクリーニングされる。トナー補給装置13a、13b、13c、13dは、現像装置4a、4b、4c、4d内にあるトナー濃度検知手段により現像装置内のトナー濃度が低いと判断された場合に、所定量のトナーを現像装置4a、4b、4c、4dに補給する。
次に、現像装置4について説明する。以下、現像装置4a、4b、4c、4dは、用いるトナーが異なる以外構造が同一であるので、一つの現像装置4について説明する。図2は、現像装置の内部構成を示す断面斜視図である。図3は、現像装置の端部における内部構成を示す断面斜視図である。図2に示すように、現像装置4は、現像剤収容器である現像ケース15内に、非磁性トナーと磁性キャリアとを含有する2成分現像剤を収容する。現像装置4は、現像ケース開口部15aを介して感光体2と対向するように配置された現像剤担持体である現像ローラ16と、現像ローラ16上の現像剤担持量を規制する現像剤規制部材であるドクタブレード17とを備える。現像ローラ16は、非磁性材料よりなる回転自在な現像スリーブ16a内に、磁界を発生するマグネットローラ16bが固定配置されている。また、現像ケース15内には、第1現像剤攪拌搬送部材である第1スクリュ18、第2現像剤攪拌搬送部材である第2スクリュウ19、第1スクリュ18と第2スクリュ19とを仕切る図示しない仕切壁を備える。第1スクリュ18は、感光体2への現像剤の供給側に位置する現像室20に配置され、第2スクリュ19は、補給トナーの供給を受ける攪拌室21に配置される。仕切壁の両端部には、それぞれ現像室20と攪拌室21とを連通する受け渡し部が形成されている。
上記構成の現像装置4において、現像ケース15内の2成分現像剤は、スクリュ18、19の等速回転により、現像ケース15内を循環しながらトナーとキャリアが攪拌により摩擦帯電する。そして、第1スクリュ18は現像剤の一部を現像ローラ16に供給し、現像ローラ16はその現像剤を磁気的に担持して図中矢印A方向に搬送する。現像ローラ16上の現像剤は、ドクタブレード17によりその高さ(担持量)が規制される。感光体2上の静電潜像は、現像ローラ16上のトナーにより現像されてトナー像となる。現像ケース15内の現像剤のトナー濃度が所定の値以下になると、現像ケース15内の攪拌室19に図示しないトナー補給口からトナーが補給される。このトナーは第2スクリュ19による攪拌で現像剤と混合され、現像室20側へ補給される。なお、初期現像剤を収容するスペースとして、現像室20及び攪拌室21のみでは不足となることが多い。そのため、この現像装置4は、現像室20及び攪拌室21の上方に、初期現像剤用スペース22を設けている。現像装置4は、初期現像剤を密閉封入するための箱状の密閉部材を別に具備し、この密閉部材から現像ケース内に現像剤を投入する場合に比べ、初期現像剤用スペース22を小さく又は不要にすることが可能となり、装置の小型化が可能である。
未使用時における現像装置4は、現像ローラ16と第1スクリュ18との間に、現像ケース開口部15aをシールするシート状のシール部材23が配置され、現像ケース15内に初期現像剤を密閉封入している。そして、このシール部材23を引き抜くための引き抜き部材24が現像ケース開口部15aと現像ローラ16との間から外部に露出している。具体的に、このシール部材23は、図2に示すように、第1スクリュ18の回転軸と平行方向(以下、長手方向という)の一辺が現像ケース開口部15aの下側端縁となる、ドクタブレード基端面15bに、長手方向全域に亘って貼られる。そのままこのシール部材23は、図3に示すように、長手方向両端部が現像ローラ16の周面と一定の間隔をもって半円筒状に形成される壁面25の現像ローラ16側の周面に沿って貼られながら、図中上方向に延びる。そして、現像ケース開口部15aの上側端縁となる、初期現像用スペース22の側壁22aの現像ローラ16側の面に長手方向全域に亘って貼られる。そして、この位置からシール部材23と一体にシート状に形成されている引き抜き部材24が、自由端を現像ケース開口部15aと現像ローラ16の間から外部に露出させている。引き抜き部材24は、現像装置4を感光体ユニット1内に装着した状態で、操作者が操作可能な長さだけ現像ローラ16側に延在させておく。操作者は、現像装置4を感光体ユニット1内に装着した後に引き抜き部材24を引き抜くことにより、現像ケース開口部15aからシール部材23を剥離して現像ローラ16と第1スクリュ18との間を開通させる。図2に示すように、引き抜き部材の一部を引き出し方向に突出させ、その突出部分に穴24aを設けてもよい。この穴24aに操作者が指を入れて引き抜くことが可能となり、引き抜き易くなる。
図4は、別の実施形態に係る現像装置の内部構成を示す断面斜視図である。図5は、同現像装置の端部における内部構成を示す断面斜視図である。図2及び図3に示すシール部材23の引き抜き方法では、剥離されつつあるシール部材23の接着面部分が引き抜き力で移動する向きが、接着相手の接着面と略平行である。そこで、以下に説明するように、引き抜き部材をシール部材の剥離開始位置から折り返した状態で設けるとよい。これにより、剥離されつつあるシール部材の接着面部分が引き抜き力で移動する向きが、接着相手の接着面から略垂直に離れる方向であるため、図2及び図3に示すシール部材23の引き抜き方法に比べ剥離しやすくなる。具体的には図4に示すように、シール部材26は、長手方向の一辺が現像ケース開口部15aの上側端縁となる初期現像用スペース22の側壁22aの現像ローラ16側の面に長手方向全域に亘って貼られる。そのまま、シール部材26は、図5に示すように、長手方向両端部が現像ローラ16の周面と一定の間隔をもって半円筒状に形成される壁面25の現像ローラ16側の周面に沿って貼られながら、図中下方向に延びる。そして、現像ケース開口部15aの下側端縁となるドクタブレード基端面15bに長手方向全域亘って貼られる。この位置からシール部材と一体にシート状に形成されている引き抜き部材27は、折り返されて自由端を現像ローラ16と現像ケース開口部15aとの間から露出している。この引き抜き部材27は、現像装置4を感光体ユニット2内に装着した状態で、操作者が操作可能な長さだけ現像ローラ16側に延在させておく。操作者は、現像装置4を感光体ユニット1内に装着した後にこの引き抜き部材27を引き抜くことにより、現像ケース開口部15aからシール部材26を剥離して現像ローラ16と第1スクリュ18との間を開通させる。図4に示すように、引き抜き部材27の一部を引き出し方向に突出させ、その突出部分に穴27aを設けてもよい。この穴27aに操作者が指を入れて引き抜くことが可能となり、引き抜き易くなる。
上記引き抜き部材24、27の引き抜き方向は、現像ケース開口部15aにおいて現像ローラ16の現像剤搬送方向とは逆方向が好ましい。一般に、現像ケース開口部15aにおいては、その一端縁にドクタブレード17が配置され現像ローラ16と所定の間隔を保持した状態となっている。そのため、引き抜き部材24、27の引き抜き方向を現像ローラ16の現像剤搬送方向と同方向にした場合には、引き抜き部材24、27が現像ローラ16とドクタブレード17との隙間を通って引き抜かれることになる。現像ローラ16とドクタブレード17との隙間は小さく、この隙間から引き抜き部材24、27を引き抜こうとすると、ドクタブレード17に力がかかり、現像ローラ16とドクタブレード17との間隔が変わってしまう虞がある。そのため、現像ケース開口部15aにおいてドクタブレード17よりも現像ローラ16の現像剤搬送方向上流側にある開口部の方が、間隔が広く、引き抜き部材24、27を引き抜くのに適している。
なお、本実施形態に係る現像装置においては、ドクタブレード17が現像ローラ16の下方に配置されているが、上方に配置されていてもよい。その場合には、シール部材23、26の引き抜き部材24、27が現像ローラ16の下方から露出するようにすればよい。
上記シール部材23、26は、現像ケース開口部15aの端縁となる側壁22a、ドクタブレード基端面15a、壁面25に剥離容易(イージーピール)な状態で接着される。接着方法としては、熱圧着が密閉性の点から好ましい。また、シール部材23、26には、現像剤と反応せず、現像ローラ16との接触によっても現像ローラ16表面を傷つけることがない材料が用いられる。引き抜き部材24、27は、シール部材23、26の端部に付設されたものであっても、一体に形成したものであってもよい。生産性、引き抜き時の確実性の点からは、シール部材23、26と引き抜き部材24、27とを一体にシート状に形成することが好ましい。
以上、本実施形態に係る現像装置4によれば、現像剤収容器である現像ケース開口部15aをシールするシール部材23、26が、現像剤担持体である現像ローラ16と第1現像剤攪拌搬送部材である第1スクリュ18との間に設けられ、シール部材23を引き抜くための引き抜き部材24、27が現像ケース開口部15aと現像ローラ16との間から外部に露出している。よって、現像ケース15にシール部材23、26の引き抜き穴を形成する必要がない。そのため、現像時に引き抜き穴から現像剤が漏れる心配がなく、且つ生産性の向上を図ることができる。
また、本実施形態に係る現像装置4によれば、引き抜き部材24、27が現像ケース開口部15aにおいて現像ローラ16の現像剤搬送方向とは逆方向に引き抜かれる。よって、引き抜き部材24、27は、現像ローラ16と現像剤規制部材であるドクタブレード17との間を通ることなく引き抜き可能となり、操作性に優れる。
また、本実施形態に係る現像装置4によれば、シール部材23、26が熱圧着により接着されるので、密閉性に優れる。
また、本実施形態に係る現像装置4によれば、引き抜き部材27がシール部材26に対して折り返された状態で設けられているので、折り返さない状態にある引き抜き部材24を引き抜く場合に比べ、接着面の剥離が容易となり、操作性に優れる。
また、本実施形態に係る現像装置4によれば、引き抜き部材24、27がシール部材23、26と一体になったシート状に形成されるので、生産性、及び引き抜き時の確実性に優れる。
また、本実施形態に係る現像装置4によれば、初期現像剤を密閉封入するための空間である初期現像剤用スペース22が形成されている。初期現像剤用スペース22には、現像剤ローラ16に担持される現像剤量だけのスペースがあればよい。よって、初期現像剤を密閉封入するための密閉容器を新たに具備させ、この密閉容器から現像ケースに初期現像剤を投入する場合に比べ、装置の小型化可能となる。
また、本実施形態に係るプロセスカートリッジである感光体ユニット1によれば、現像装置4のシール部材23、26及び引き抜き部材24、27はカートリッジ形態でも引き抜き可能な構成であるため、操作性に優れる。
また、本実施形態に係る画像形成装置によれば、現像装置4の小型化が図られているので、複数の現像装置を用いる画像形成装置に特に適している。
本実施形態に係る複写機の内部構成を示す構成図。 同複写機の現像装置の内部構成を示す断面斜視図。 同現像装置の端部における内部構成を示す断面斜視図。 別の実施形態に係る現像装置の内部構成を示す断面斜視図。 同現像装置の端部における構成を示す断面斜視図。
符号の説明
1 感光体ユニット
2 感光体
4 現像装置
15 現像ケース
15a 現像ケース開口部
16 現像ローラ
17 ドクタブレード
18 第1スクリュ
22 初期現像剤用スペース
23、26 シール部材
25 壁面
24、27 引き抜き部材

Claims (7)

  1. トナーとキャリアとを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、
    該現像剤担持体に対して開口し、現像剤を収容する現像剤収容器と、
    該現像剤収容器の開口の縁に設けられ該現像剤担持体上の現像剤担持量を規制する現像剤規制部材と、
    該現像剤収容器内の現像剤を攪拌搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給するための回転自在な第1現像剤攪拌搬送部材とを備える現像装置において、
    上記現像剤収容器の開口をシールするシール部材が、上記現像剤担持体と上記第1現像剤攪拌搬送部材との間に該現像剤収容器に接着させて設けられ、
    該シール部材を保持して該シール部材を引き抜くための引き抜き部材は、上記シール部材の接着面が引き抜き力で移動する向きが上記現像剤収容器の接着面から略垂直に離れる方向になるように、上記現像剤担持体と上記第1現像剤攪拌搬送部材との間で上記シール部材の剥離開始位置から折り返した状態で設けられ、
    上記現像剤規制部材が設けられた側とは反対側の上記現像剤収容器の開口の縁と上記現像剤担持体との間から上記引き抜き部材が外部に露出しており、
    上記現像剤規制部材が設けられた側とは反対側の上記現像剤収容器の開口の縁と上記現像剤担持体との間から上記シール部材が引き抜かれることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置において、
    上記引き抜き部材は、上記現像剤収容器の開口部において、上記現像剤担持体の現像剤搬送方向とは逆方向に引き抜かれることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1、又は2の現像装置において、
    上記シール部材は、シート状に形成され、上記現像剤収容器の開口部に熱圧着により接着されていることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1、2又は3の現像装置において、
    上記引き抜き部材は、上記シール部材と一体になったシート状であることを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1の現像装置において、
    上記現像剤収容器の上部に初期現像剤を封入するための空間を備えることを特徴とする現像装置。
  6. 像を担持する像担持体と、該像担持体を一様帯電せしめる帯電手段と、該像担持体上の潜像を現像する現像手段と、該像担持体に残留する転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置に用いられ、該像担持体、該帯電手段、、該クリーニング手段より選ばれる少なくとも1つと、該現像手段とが一体になって画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、
    上記現像手段として、請求項1、2、3、4又は5の現像装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 像担持体と、
    該像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、
    該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、
    上記現像手段として請求項1、2、3、4又は5の現像装置を少なくとも1以上備えることを特徴とする画像形成装置。
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