JP4375243B2 - シーソースイッチ - Google Patents

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本発明は、自動車のフロントパネル等に設けられるシーソースイッチに関するものである。
一般に、自動車のフロントパネルや各種機器等に設けられるシーソースイッチは、一対のスイッチ素子と、これらのスイッチ素子にそれぞれ対応する押圧部を有する回動操作部材とを備え、この回動操作部材が前記押圧部同士の間に位置する回動軸を中心として回動操作されることにより、前記押圧部が択一的に前記スイッチ素子を押圧操作する構成となっている。さらに、前記回動操作部材とスイッチ素子とが相互離間した位置に配される場合にもその回動操作部材の回動操作に伴ってスイッチ素子が操作されるようにすべく、当該回動操作部材の各押圧部と前記スイッチ素子との間にその押圧方向と同方向に変位可能な押圧力伝達部材を介在させ、前記回動操作部材の端部に加えられる操作力が前記押圧力伝達部材を介して前記スイッチ素子に伝えられるようにしたものが知られている(例えば下記特許文献1参照)。
図5は、従来の一般的なシーソースイッチの構造を模式的に示したものである。図において、回路基板100上に一対のスイッチ素子102A,102Bが実装され、これらに跨るように回動操作部材106が配設されている。この回動操作部材106は、前記各スイッチ素子102A,102Bに対応する押圧部106a,106bを両端に有し、両押圧部106a,106bの間に位置する回動軸104を中心として回動操作可能となるように図略のパネルに保持されている。そして、前記各押圧部106a,106bとスイッチ素子102A,102Bとの間にそれぞれ押圧力伝達部材108A,108Bが介設されており、これらの押圧力伝達部材108A,108Bは前記押圧部106a,106bの押圧方向(図では上下方向)に移動可能となるように前記パネルに保持されている。
このような構造において、図5(a)に示す中立位置から例えば回動操作部材106の押圧部106aが指で押圧される等して当該回動操作部材106が回動操作されると、前記押圧部106a及びその裏側の押圧力伝達部材108Aがスイッチ素子102Aに近づく方向に変位して同素子102Aに押圧力を伝達する(同図(b))。その後、前記押圧部106aの押圧力を解除する(例えば回動操作部材106から指を離す)と、スイッチ素子102Aから受ける反力によって押圧部106aが押し上げられ、回動操作部材106が前記の中立位置に復帰する。
特開2004−95508号公報
前記図5に示すようなシーソースイッチでは、同図(b)に示されるように、一方の押圧部106aが押下げられた時点で他方の押圧部106bは逆に浮き上り、押圧力伝達部材108Bから離間することになる。従って、この状態から前記押圧部106aの押圧を解除する(例えば指を離す)ことにより押圧操作部材106が中立位置に復帰すると、その復帰の際に前記押圧部106bが前記押圧力伝達部材108Bに急激に衝突し、これによりいわゆるタタキ音が発生する不都合がある。このようなタタキ音の抑制は、雑音の低減や高級感の付与といった品質の向上を図る上で大きな課題となる。
このようなタタキ音の発生を防ぐ手段として、押圧部106aまたは押圧部106bが浮き上ってもその押圧部に追従して押圧力伝達部材も浮き上るように(すなわち当該押圧部106a,106bの位置にかかわらず当該押圧部106a,106bと押圧力伝達部材108A,108Bとが常に接触する状態を維持するように)押圧力伝達部材108A,108Bの移動ストロークを前記押圧部106a,106bの移動ストローク(当該押圧部が押し下げられた位置から逆に浮き上る位置までの移動距離)と等しく設定することが考えられる。
しかし、図5(a)に示すような中立位置では押圧力伝達部材108A,108Bがいずれもスイッチ素子102A,102Bを押圧操作しないことが基本条件であることから、例えば図示のような単純な構造のシーソースイッチでは前記押圧力伝達部材108A,108Bの移動ストロークを前記押圧部106a,106bの移動ストロークの約半分のストロークに設定せざるを得ない。仮に当該押圧力伝達部材108A,108Bの移動ストロークを押圧部106a,106bの移動ストロークとほぼ等しくなるまで大きく設定しながら前記基本条件を満足させようとする場合には、押圧力伝達部材108A,108Bに倍力機構等の複雑な機構を導入する必要があり、大幅なコストアップは免れ得ない。
本発明は、このような事情に鑑み、部品点数の少ない簡素な構造で、シーソースイッチにおける押圧操作部材が中立位置に復帰する際に発生する音を有効に低減することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、押圧操作を受ける***作部を有する一対のスイッチ素子と、これらのスイッチ素子から離間した位置で前記各スイッチ素子を跨る領域に在する本体部を有するとともに、この本体部の裏側の前記各スイッチ素子に対応する位置にそれぞれ押圧部を有し、これらの押圧部同士の間に位置する回動軸を中心として前記本体部が回動操作されることにより前記各押圧部がこれに対応する前記***作部に対して接離する方向に変位する回動操作部材と、この回動操作部材の各押圧部とこれに対応するスイッチ素子の***作部との間にそれぞれ介在し、前記***作部に対して接近する方向に変位する押圧部とともに変位して当該押圧部から受けた押圧力を前記***作部に伝達する押圧力伝達部材と、前記回動操作部材を前記回動軸を中心として回動操作可能となるように保持するとともにこの回動操作部材の裏側で前記各押圧力伝達部材を前記押圧部の押圧方向に移動可能に保持する保持部材とを備え、前記回動操作部材は、前記本体部と前記保持部材との間に位置するとともに弾性変形した状態で前記保持部材に常時接触し、その弾発力により前記本体部における前記各押圧部の近傍部分に前記押圧部が前記押圧力伝達部材を押圧する向きと逆向きの付勢力を与えるばね部を有し、このばね部と前記本体部と前記押圧部とが一体に形成されたものであることを特徴とするものである。
このシーソースイッチによれば、回動操作部材の本体部が回動操作されて一方の押圧部が押圧方向に変位するとともに他方の押圧部がそれと逆向きに変位しても、前記本体部における前記各押圧部の近傍部分にはばね部によって付勢力が与えられているため、この状態から前記一方の押圧部の押圧を解除しても前記他方の押圧部が押圧力伝達部材に急激に衝突することが抑制されてタタキ音はほとんど生じない。そして、このタタキ音の抑制という効果は、保持部材側にほとんど変更を要せずに回動操作部材の形状を変更するだけで得ることができる。
また、前記ばね部は、前記本体部における前記各押圧部の近傍部分から互いに対向するように前記回動軸近傍まで内向きに延びる梁部と、この梁部の先端部から前記保持部材に向かって延び、その先端が前記保持部材に接触する接触部とを有することが好ましい。
このようなばね部であれば、前記回動操作部材が回動操作されたときに梁部の先端部の撓む量が変動するがその撓み量の変動幅を小さく抑えることができるため、梁部に無理な変形を起こさせることなく前記本体部における前記各押圧部の近傍部分に付勢力を与えることが可能であり、回動操作部材の長い寿命を確保することができる。
以上のように本発明によれば、回動操作部材にばね部が一体に形成された部品点数の少ない簡素な構造で、回動操作部材が中立位置に復帰する際に発生するタタキ音を有効に抑止することができ、これにより品質の向上を図ることができる効果がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態では、図1に示すパネル1に設けられるシーソースイッチについて本発明を適用する形態を示すが、本発明に係るシーソースイッチはその用途を問わず、自動車のフロントパネルや各種機器の操作部等に設けられるシーソースイッチにも適用が可能である。
前記パネル1は、回動操作される回動操作部材2と後述する押圧力伝達部材3A,3Bとを共に保持するものであって本発明の保持部材に相当するものである。このパネル1には、所定位置に表面15から窪む凹部11が形成されており、この凹部11内に回動操作部材2が嵌め込まれるようになっている。また、パネル1の裏側(図1では下側)には、プリント回路基板4が配置されている。
前記回動操作部材2は、平面視で前後方向に延びる略長方形状をなしており、後述する左右方向に延びる回動軸24を中心として回動操作できるようになっている。この回動操作部材2は、詳しくは後述するが、図2及び図3に示すように、裏側(図2及び図3では下側)に開口するキャップ状の本体部21と、この本体部21の裏側の前後方向(図3では左右方向)の両端部に形成された押圧部22A,22Bとを有している。そして、本体部21の表面(図2及び図3では上面)の前側部分または後側部分が押圧操作されて本体部21が回動操作されたときには、押圧操作された側の押圧部(押圧部22Aまたは押圧部22B)が下方に変位するとともに反対側の押圧部(押圧部22Bまたは押圧部22A)が上方に変位するようになっている。
前記凹部11は、平面視で前記回動操作部材2よりも一回り大きな略長方形状をなしており、底面11cを構成する底壁11aと、この底壁11aの周縁部から上方に延びる周壁11bとからなっている。
前記プリント回路基板4には、前記回動操作部材2の各押圧部22A,22Bに対応する位置に前後一対のスイッチ素子5A,5Bが実装されている。これらのスイッチ素子5A,5Bは、押圧操作を受ける***作部51を有している。そして、各スイッチ素子5A,5Bの***作部51と前記回動操作部材2の各押圧部22A,22Bとの間に押圧力伝達部材3A,3Bがそれぞれ配設されている。
前記各押圧力伝達部材3A,3Bは、前記押圧部22A,22Bが変位する方向である上下方向に延びる略円柱状をなしており、図4(a)に示す中立位置にある回動操作部材2の両押圧部22A,22Bと前記スイッチ素子5A,5Bの***作部51との離間距離と同等の軸長を有している。
前記凹部11の底壁11aには、前記各スイッチ素子5A,5Bに対応する位置に前記押圧力伝達部材3A,3Bを保持するための保持部13がそれぞれ形成されている。これらの保持部13は、上下方向に延びる略円筒状をなしており、前記底壁11aを貫通するように形成されている。そして、各保持部13に前記各押圧力伝達部材3A,3Bがそれぞれ嵌め込まれることにより、各押圧力伝達部材3A,3Bが各保持部13に上下動可能に保持されている。
このようなシーソースイッチにおいては、前記回動操作部材2の本体部21の表面が押圧操作されて当該本体部21が回動操作されると、その押圧操作された側のスイッチ素子(スイッチ素子5Aまたはスイッチ素子5B)に操作力が押圧力伝達部材(押圧力伝達部材3Aまたは押圧力伝達部材3B)を介して伝達され、当該スイッチ素子がオンに切り換えられる。
次に、前記回動操作部材2の構造の詳細を説明する。
前記回動操作部材2は、合成樹脂等の比較的に弾性変形し易い材料で成形されており、前記本体部21と、前記押圧部22A,22Bと、本体部21の前後方向の両端部からそれぞれ延長されたばね部23A,23Bとを一体に有している。
前記本体部21は、前後方向に延びる略長方形状の天板21aと、この天板21aの前側端部から下方に垂れ下がる前壁21bと、前記天板21aの左右方向の両端部からそれぞれ下方に垂れ下がる側壁21c,21dと、前記天板21aの後側端部から下方に垂れ下がる後壁21eとを有している。そして、前記前壁21bと、側壁21c,21dと、後壁21eとは、隣接する端部同士が相互に連結され、前記天板21aの周縁部に沿った周壁を構成している。
前記前壁21bは、左右方向の中央部の下面が両端部の下面よりも下方に突出する形状に形成されており、この中央部の下方に突出する部分が前記押圧部22Aとなっている。前記後壁21eも同様に、左右方向の中央部の下面が両端部の下面よりも下方に突出する形状に形成されており、この中央部の下方に突出する部分が前記押圧部22Bとなっている。また、前壁21b及び後壁21eの内側面の左右方向の中央部には、前記天板21aの裏面(図2及び図3では下面)から前記押圧部22a,22Bまで上下方向に延びる突条部21gが形成され、当該中央部の強度アップが図られている。
前記側壁21c,21dは、前後方向の両端部から内側に向かうに連れて下面が上方に傾斜する形状に形成されており、中央部では下面が下方に凸となって凸部21fが形成されている。そして、前記両凸部21fの外側面に、左右方向に延びる回動軸24がそれぞれ突設されている。
前記各回動軸24は、前記凹部11の周壁12のうち前記側壁21c,21dに対向する部分にそれぞれ設けられた貫通孔12に嵌合可能となっている。そして、各回動軸24が前記各貫通孔12に嵌め込まれることにより、前記本体部21が回動軸24を中心として回動可能となるように回動操作部材2がパネル1に保持されている。また、回動操作部材2が図4(a)に示す中立位置にあるときには前記天板21aの表面が前記パネル1の表面15と略同一平面上に位置するようになっている。
前記各ばね部23A,23Bは、図2に示すようにそれぞれが左右一対に構成され、前側の一対のばね部23Aは、前記本体部21の側壁21c,21dの前側端部にそれぞれ連設され、後側の一対のばね部23Bは、本体部21の側壁21c、21dの後側端部にそれぞれ連設されている。これらのばね部23A,23Bは、前記側壁21c,21dの外側面から前記押圧部22A,22B近くに至るまでの幅を有しているとともに(図2参照)、前記側壁21c、21dの前側端部または後側端部から互いに対向するように内向きに延びて片持ち梁状をなしており、上下方向に撓み変形(弾性変形)可能となっている。
具体的には、各ばね部23A,23Bは、前記側壁21c,21dの前側端部または後側端部から少し下方に延びる基部231と、この基部231の下端部から互いに対向するように前記回動軸24近傍まで内向きに延びる梁部232と、この梁部232の先端部から互いに略平行に下方に延び、その先端が前記凹部11の底面11cに接触する接触部233とを有している。
前記接触部233の先端は、側面視で円弧状に形成されているとともに、前記本体部21の姿勢に拘わらずばね部23A,23Bが弾性変形した状態、すなわち前記梁部232の先端部(内側端部)が上方に変位した状態で常に前記凹部11の底面11cに接触するようになっている。
次に、このシーソースイッチの作用を説明する。
回動操作部材2が操作を受けていない状態では、その両押圧部22A,22Bが両スイッチ素子5A,5Bから押圧力伝達部材3A,3Bを介して均等に反力を受けているため、当該回動操作部材2は、図4(a)に示すような中立位置に保持される。詳しくは、本体部21の前後方向の両端部から延設された各ばね部23A,23Bのうち梁部232の先端部が相互等しい量だけ撓んだ状態で各ばね部23A,23Bの接触部233の先端がそれぞれ凹部11の底面11c(底壁11aの上面)に弾性的に接触している。
この状態から回動操作部材2の天板21の表面の後側部分を押圧操作して本体部21を回動操作すると、図4(b)に示すようにばね部23Bの梁部232の先端部がその撓み量を増やしながら押圧部22Bが下方に変位するとともに、押圧力伝達部材3Bが押圧部22Bに押されて当該押圧部22Bとともに下方に変位する。これにより、押圧部22Bの押圧力が押圧力伝達部材3Bを介してスイッチ素子5Bの***作部51に伝達される。
このとき、反対側の押圧部22Aは前記押圧部22Bの押し込み量と等しい量だけ浮き上がるが、この浮き上がりに追従してばね部23Aは梁部232の先端部の撓み量を減らしながら接触部233の先端と凹部11の底面11cとの接触状態を保持する。すなわち、押圧部22Aが浮き上がってもばね部23Aの接触部233の先端と凹部11の底面11cとの接触状態が維持され、ばね部23Aの弾発力によって当該ばね部23Aが連設されている本体部21の前側端部に上向きの付勢力が与えられた状態が維持される。
この操作状態から当該操作力を解除する(例えば回動操作部材2の天板21aから指を離す)と、スイッチ素子5Bの反力が押圧力伝達部材3Bを介して回動操作部材2の押圧部22Bに伝達され(すなわち押圧部22Bが押し戻され)、回動操作部材2は最終的に前記中立位置に復帰する。
このとき、押圧部22Aは前記浮き上がり位置から中立位置に復帰することになるが、本体部21の前側端部にはばね部23Aによって上向きの付勢力が与えられているため、押圧部22Aが押圧力伝達部材3Aに急激に衝突することが抑制されてタタキ音はほとんど生じない。
また、前述したのとは逆に回動操作部材2の天板21aの表面の前側部分を押圧操作した場合(押圧部22Aにより押圧操作する場合)についても、前記と同様、その操作力を解除して中立位置に復帰するときの押圧部22Bにおけるタタキ音の発生を有効に抑止することができる。
そして、このようなタタキ音の抑制という効果は、パネル1や押圧力伝達部材3A,3B側にほとんど変更を要せずに回動操作部材2の形状を変更するだけで、しかも回動操作部材2にばね部23A,23Bが一体に形成された部品点数の少ない簡素な構造で得ることができ、これにより品質の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、本発明に係る保持部材に相当するものとして回動操作部材2を保持する部分と押圧力伝達部材3A,3Bを保持する部分とが一体に構成されたパネル1を示したが、本発明に係る保持部材は回動操作部材2を保持する部分と押圧力伝達部材3A,3Bを保持する部分とが別々に構成されたものであってもよい。
回動操作部材2の具体的な構造は適宜設定可能であり、本実施形態で示したボタン式のものに限らず、摘み式のものであってもよい。
また、回動軸24は回動操作部材2に設けられている必要はなく、凹部11の周壁に設けられていて、回動操作部材2には貫通孔12が設けられていてもよい。
さらに、ばね部23A,23Bを一旦は内側に向かうが途中で外側に向かうような略く字状に形成することも可能である。ただし、このようにした場合には、ばね部の先端部の撓み量が大きくなり、ばね部に無理な変形を起こさせるおそれがあるが、本実施形態で示したような本体部21の前側端部または後側端部から互いに対向するように回動軸24近傍まで内向きに延びる梁部232と、この梁部232の先端部から凹部11の底面11cに向かって延びる接触部233とを有するばね部23A,23Bであれば、回動操作部材2が回動操作されたときの梁部232の先端部の撓み量の変動幅を小さく抑えることができるため、梁部232に無理な変形を起こさせることなく前記本体部21の前側端部または後側端部に付勢力を与えることが可能であり、回動操作部材2の長い寿命を確保することができる。
また、ばね部23A,23Bとしては、基部231を省略することも可能である。さらには、接触部233は、図示したように必ずしも梁部232の先端部の末端から下方に延びている必要はなく、末端から少し基部231寄りの位置から下方に延びていてもよい。
また、各押圧部22A,22Bが設けられる位置は本体部21の両端部である必要はなく、両端部から内側に寄った位置であってもよいし、ばね部23A,23Bが延設される位置は本体部21の側壁21c,21dの前側端部及び後側端部である必要はなく、押圧部22A,22Bの近傍であればよい。
本発明の一実施形態に係るシーソースイッチの分解斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 (a)は回動操作部材が中立位置にある状態を示す断面側面図、(b)は回動操作部材の前端部が押圧操作された状態を示す断面側面図である。 (a)(b)は従来の一般的なシーソースイッチの動作状態を示す一部断面側面図である。
符号の説明
1 パネル(保持部材)
11 凹部
11a 底壁
13 保持部
2 回動操作部材
21 本体部
22A,22B 押圧部
23A,23B ばね部
231 基部
232 梁部
233 接触部
24 回動軸
3A,3B 押圧力伝達部材
4 プリント回路基板
5A,5B スイッチ素子
51 ***作部

Claims (2)

  1. 押圧操作を受ける***作部を有する一対のスイッチ素子と、これらのスイッチ素子から離間した位置で前記各スイッチ素子を跨る領域に在する本体部を有するとともに、この本体部の裏側の前記各スイッチ素子に対応する位置にそれぞれ押圧部を有し、これらの押圧部同士の間に位置する回動軸を中心として前記本体部が回動操作されることにより前記各押圧部がこれに対応する前記***作部に対して接離する方向に変位する回動操作部材と、この回動操作部材の各押圧部とこれに対応するスイッチ素子の***作部との間にそれぞれ介在し、前記***作部に対して接近する方向に変位する押圧部とともに変位して当該押圧部から受けた押圧力を前記***作部に伝達する押圧力伝達部材と、前記回動操作部材を前記回動軸を中心として回動操作可能となるように保持するとともにこの回動操作部材の裏側で前記各押圧力伝達部材を前記押圧部の押圧方向に移動可能に保持する保持部材とを備え、
    前記回動操作部材は、前記本体部と前記保持部材との間に位置するとともに弾性変形した状態で前記保持部材に常時接触し、その弾発力により前記本体部における前記各押圧部の近傍部分に前記押圧部が前記押圧力伝達部材を押圧する向きと逆向きの付勢力を与えるばね部を有し、このばね部と前記本体部と前記押圧部とが一体に形成されたものであることを特徴とするシーソースイッチ。
  2. 請求項1記載のシーソースイッチにおいて、
    前記ばね部は、前記本体部における前記各押圧部の近傍部分から互いに対向するように前記回動軸近傍まで内向きに延びる梁部と、この梁部の先端部から前記保持部材に向かって延び、その先端が前記保持部材に接触する接触部とを有することを特徴とするシーソースイッチ。
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