JP4370872B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、放送を受信して再生するとともに、放送されたコンテンツに関連する情報を取得することが可能な情報処理装置、この情報処理装置における情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
近年、FM放送などの放送局は、自局で放送した番組やその中で放送した楽曲などの情報を、インターネットを通じて提供していることが多い。そこで、最近では、ラジオの受信機能を備えるオーディオ機器にインターネット接続機能を設け、放送された楽曲の関連情報などをこのオーディオ機器によりインターネットを通じて取得可能にするサービスが考えられている。この情報提供サービスでは、たとえば、FM放送の受信中に、放送された楽曲をユーザが気に入った場合に、情報提供を行っているサーバにアクセスして、その楽曲の関連情報を受信し、オーディオ機器のディスプレイ上に表示させることができる。また、受信した関連情報を保存しておくこともできる。
また、オーディオ機器では、受信周波数を特定の値に合わせることで、ラジオ放送を受信することが可能となる。このような操作を容易にするために、最近のオーディオ機器では、受信可能な複数の周波数をプリセットしておき、ボタン操作などによりプリセット番号を指定するだけで受信周波数を合わせることが可能となっているものが多い。また、このような受信可能な周波数の設定を自動的に行う機能を具備しているものもある。
一方、上記のような情報提供サービスを利用するためには、プリセットした受信周波数に対応する放送局についての情報提供を行っているサーバやWebページなどを指定する必要がある。さらに、各ラジオ放送局からの放送信号は、受信可能な地域が限定されるので、同じ放送周波数を離れた地域に位置する複数のラジオ局が使用している場合がある。このため、ラジオ放送局の識別は放送周波数だけでは行うことが不可能であり、各放送局に固有に割り振られた「コールサイン」と呼ばれる識別番号が用いられる。
オーディオ機器を用いて上記の情報提供サービスを利用するための手順は、たとえば以下のようになる。まず、このサービスの提供のために、各放送局の番組や放送楽曲などの関連情報を提供するサーバとともに、上記の情報提供サービスを管理するためのサービス管理サーバを設けておく。ユーザは、事前にサービス管理サーバにアクセスして、サービス利用のための会員登録を行い、ユーザIDやパスワードなどの認証に必要な情報を取得しておく。
そして、オーディオ機器において周波数のプリセットを行う際に、サービス管理サーバにアクセスし、ユーザ認証の後に、受信可能な周波数と、受信している地域を特定する情報(たとえば郵便番号など)とを送信する。サービス管理サーバは、これらの受信情報から、オーディオ機器で受信している放送局名およびコールサインを特定して、オーディオ機器に通知する。オーディオ機器は、サービス管理サーバからの通知に基づいて、放送局名およびコールサインをプリセット番号および周波数に関連付けて記憶することで、受信地域に応じて放送局名などが正確にプリセットされる。
さらに、番組や放送楽曲などの関連情報を取得する際には、ユーザがオーディオ機器上でプリセット番号により放送局を指定することで、それに対応するコールサインがサービス管理サーバに送信される。サービス管理サーバは、ユーザ認証の後に、そのコールサインに対応する情報提供サイトのURL(Uniform Resource Locator)をオーディオ機器に送信する。これにより、オーディオ機器はそのURLにアクセスして、番組や放送楽曲などの関連情報の提供を受けることが可能となる。
なお、従来の関連技術として、ユーザが操作する各端末装置が、複数のクレジットカード会社の決済システムと接続された課金プロキシを介して、各種情報を提供するインフォメーションプロバイダに接続するような構成とし、課金プロキシにおいて、ユーザの個人情報としてクレジットカードの有効期限に応じて、ユーザに異なるサービスを提供する構成とすることで、ユーザごとに変化に富んだ情報が提供されるとともに、サーバシステムの負担が軽減された情報処理方法があった(たとえば、特許文献1参照)。
特開平9−114783号公報(段落番号〔0014〕〜〔0104〕、図1)
上記のようなプリセットを行うことにより、オーディオ機器では、プリセット番号を選択すると、それに関連付けられた放送局名を表示させて確認し、放送局を選局することができる。また、プリセット番号にコールサインが関連付けられていることで、選局した放送局に対応する情報提供サイトのURLを特定し、アクセスすることが可能となる。さらに、受信地域に対応するコールサインや、情報提供サイトのURLをサービス管理サーバから取得するためには、基本的には事前にサービスの会員登録を済ませておく必要がある。
しかし、上記の情報提供サービスの利用が可能なオーディオ機器を購入したユーザは、サービスの会員登録を行う以前でも放送を受信しようとするために、非会員の段階で周波数のプリセットを行うことが多い。このときにはサービス管理サーバへのアクセス権を持たないため、プリセット番号および周波数に対して、たとえば放送局名をキー操作でマニュアル入力し、記憶させることになる。しかし、これではコールサインを記憶させることができないので、後に情報提供サービスの会員登録を行い、サービスを利用する際に、受信地域に応じたコールサインをあらためて取得して記憶させる必要があり、ユーザにとって不便であることが問題であった。
また、上記のようなオーディオ機器を購入したユーザは、頻繁に視聴または聴取する放送局について、その放送局での放送楽曲の関連情報を取得したいと考え、サービスの会員登録を行うことが多い。しかし、すべての放送局について関連情報が提供されているとは限らない。ここで、プリセット番号とコールサインとが関連付けて記憶されていれば、サービス管理サーバにコールサインを送信したときの応答情報を表示することで、対応する放送局の関連情報が提供されているか否かをユーザが容易に確認することができる。しかし、サービスの非会員の段階では、コールサインが記憶されていないため、情報提供の有無をオーディオ機器上で容易に確認することができないことが問題となっていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、放送を受信して再生するとともに、放送されたコンテンツの関連情報を取得するためのユーザの初期設定を、関連情報提供のサービスへの加入・非加入に関係なく簡単に行うことが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、放送を受信して再生するとともに、放送されたコンテンツの関連情報を取得することが可能な情報処理装置において、関連情報提供のサービスへの加入・非加入に関係なくユーザの初期設定を簡単に行うことが可能な情報処理方法を提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、放送を受信して再生するとともに、放送されたコンテンツの関連情報を取得するためのユーザの初期設定を、関連情報提供のサービスへの加入・非加入に関係なく簡単に行うことが可能な情報処理プログラムを提供することである。
本発明では上記課題を解決するために、放送を受信して再生するとともに、放送されたコンテンツに関連する情報を取得することが可能な情報処理装置において、特定の周波数の放送信号を受信する放送信号受信手段と、前記放送信号受信手段により受信された放送信号を再生する放送信号再生手段と、複数の放送局名と、受信するための周波数と、前記放送局を識別する放送局識別情報とが対応付けられた第1の放送局対応情報を記憶した対応情報記憶手段と、管理サーバに接続し、あらかじめ登録されたユーザ登録情報を用いて認証を受けた後、複数の前記放送局名と、受信するための周波数と、前記放送局を識別する前記放送局識別情報とが対応付けられた第2の放送局対応情報を前記管理サーバから受信する対応情報受信手段と、前記放送信号受信手段により受信された放送信号の周波数に対応する前記放送局名および前記放送局識別情報を、当該周波数に関連付けて記憶する受信設定記憶手段と、前記放送信号受信手段により受信された放送信号内のコンテンツに関連する関連情報を受信する関連情報受信手段と、前記関連情報受信手段により受信された前記関連情報を表示する表示手段と、を有し、前記受信設定記憶手段は、前記対応情報受信手段により前記第2の放送局対応情報が受信されたときには、前記放送信号受信手段により受信された放送信号の周波数と、前記第2の放送局対応情報内で当該周波数に対応する前記放送局名および前記放送局識別情報とを関連付けて記憶し、前記第2の放送局対応情報の受信時以外では、前記放送信号受信手段により受信された放送信号の周波数と、前記第1の放送局対応情報内で当該周波数に対応する前記放送局名および前記放送局識別情報とを関連付けて記憶し、前記関連情報受信手段は、前記受信設定記憶手段に記憶された周波数がユーザ入力に基づいて選択され、選択された前記周波数が前記放送信号受信手段の受信周波数として設定された状態において、前記管理サーバに接続し、前記ユーザ登録情報を用いて認証を受けた後、選択された前記周波数に対応づけて前記受信設定記憶手段に記憶された前記放送局識別情報を前記管理サーバに送信し、送信した前記放送局識別情報に対応する前記関連情報の提供元の位置情報を前記管理サーバから受信し、受信した前記位置情報に基づいて情報提供サーバに接続し、当該情報提供サーバから前記関連情報を受信することを特徴とする情報処理装置が提供される。
このような情報処理装置では、放送信号受信手段により特定の周波数の放送信号が受信され、受信された放送信号が放送信号再生手段により再生される。また、対応情報記憶手段は、複数の放送局名と、受信するための周波数と、放送局を識別する放送局識別情報とが対応付けられた第1の放送局対応情報を記憶する。対応情報受信手段は、管理サーバに接続し、あらかじめ登録されたユーザ登録情報を用いて認証を受けた後、複数の放送局名と、受信するための周波数と、放送局を識別する放送局識別情報とが対応付けられた第2の放送局対応情報を管理サーバから受信する。
受信設定記憶手段は、放送信号受信手段により受信された放送信号の周波数に対応する放送局名および放送局識別情報を、周波数に関連付けて記憶する。より詳しくは、受信設定記憶手段は、対応情報受信手段により第2の放送局対応情報が受信されたときには、放送信号受信手段により受信された放送信号の周波数と、第2の放送局対応情報内でこの周波数に対応する放送局名および放送局識別情報とを関連付けて記憶する。一方、第2の放送局対応情報の受信時以外では、放送信号受信手段により受信された放送信号の周波数と、第1の放送局対応情報内でこの周波数に対応する放送局名および放送局識別情報とを関連付けて記憶する。
関連情報受信手段は、放送信号受信手段により受信された放送信号内のコンテンツに関連する関連情報を受信する。より詳しくは、関連情報受信手段は、受信設定記憶手段に記憶された周波数がユーザ入力に基づいて選択され、選択された周波数が放送信号受信手段の受信周波数として設定された状態において、まず、管理サーバに接続し、あらかじめ登録されたユーザ登録情報を用いて認証を受けた後、選択された周波数に対応づけて受信設定記憶手段に記憶された放送局識別情報を管理サーバに送信し、送信した放送局識別情報に対応する関連情報の提供元の位置情報を管理サーバから受信する。次に、受信した位置情報に基づいて情報提供サーバに接続し、この情報提供サーバから関連情報を受信する。受信された関連情報は、表示手段により表示される。
本発明の情報処理装置によれば、放送局対応情報があらかじめ記憶されたことにより、外部装置から情報を取得することなく、選局した放送局をユーザが認識可能となるとともに、関連情報を要求してこれを受信することが可能となる。従って、たとえば関連情報提供のサービスの非会員であっても、会員登録後に、サービス享受に必要な放送局識別情報を設定する操作を行う必要がなくなり、操作の手間が軽減される。
また、本発明の情報処理プログラムが実行されるコンピュータによれば、放送局対応情報をあらかじめ記憶しておくことにより、外部装置から情報を取得することなく、選局した放送局をユーザが認識可能となるとともに、関連情報を要求してこれを受信することが可能となる。従って、たとえば関連情報提供のサービスの非会員であっても、会員登録後に、サービス享受に必要な放送局識別情報を設定する操作を行う必要がなくなり、操作の手間が軽減される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したネットワークシステムの動作原理を示す説明図である。まず、この図1を用いて、本発明の概要について説明する。
図1に示すネットワークシステムは、本発明が適用される情報処理装置1と、放送局が放送している番組や楽曲の関連情報を提供する放送局情報サーバ2と、関連情報サービス全般に関わる処理を行う総合サーバ3とが、ネットワーク4により接続された構成を有している。
放送局情報サーバ2は、情報処理装置1に対して、放送された楽曲の関連情報などを提供する。この放送局情報サーバ2は、たとえば放送局ごとに設けられる。総合サーバ3は、関連情報提供サービスに関わる総合的な処理を行うサーバであり、たとえば、このサービスに対するユーザの登録処理や認証処理、および関連情報の提供元となる放送局情報サーバ2の位置情報を通知する処理などを行う。
情報処理装置1は、放送を受信して再生出力する放送受信機能と、放送局情報サーバ2からの関連情報提供サービスを受けるための機能とを具備している。放送受信機能は、特定の周波数の放送信号を電波あるいはケーブルから受信する放送信号受信手段1aと、受信された放送信号を再生する放送信号再生手段1bにより実現される。また、関連情報提供サービスを受けるための機能は、送信手段1c、関連情報受信手段1dおよび表示手段1eにより実現される。さらに、各機能を利用するための設定機能として、対応情報記憶手段1fおよび受信設定記憶手段1gが設けられている。
送信手段1cは、放送信号受信手段1aにより受信される放送信号内のコンテンツに関連する関連情報を要求する要求情報を、当該放送信号に対応する放送局を識別する放送局識別情報とともに送信する。関連情報受信手段1dは、送信された要求情報に対応する関連情報を受信する。表示手段1eは、関連情報受信手段1dにより受信された関連情報を表示する。
対応情報記憶手段1fには、複数の放送局名、受信するための周波数、および放送局識別情報が対応付けられた放送局対応情報があらかじめ記憶される。受信設定記憶手段1gは、放送信号受信手段1aにより受信される放送信号の周波数と、対応情報記憶手段1fに記憶された放送局対応情報内で当該周波数に対応する放送局名および放送局識別情報とを関連付けて記憶する。
以下、このネットワークシステムの動作について説明する。
情報処理装置1では、放送信号受信手段1aにより、たとえばラジオ放送などを受信し、放送信号再生手段1bにより再生することで、ユーザはこの放送を聴取することができる。そして、たとえば放送された楽曲が気になった場合などに、その放送局に対応する放送局情報サーバ2より、楽曲などの放送コンテンツの関連情報などを取得することができる。そのためには、まず、送信手段1cにより、関連情報を要求する要求情報を、当該放送局を識別する放送局識別情報とともに総合サーバ3に送信する。図1の例では、放送局識別情報を受信した総合サーバ3が、その放送局に対応する放送局情報サーバ2のネットワーク4上の位置情報(たとえばURL)を情報処理装置1に返信し、情報処理装置1がこの位置情報を基に放送局情報サーバ2にアクセスする。放送局情報サーバ2は、この時点で放送している楽曲など、放送コンテンツの関連情報を情報処理装置1に送信する。情報処理装置1では、関連情報受信手段1dがこの関連情報を受信し、受信した関連情報を表示手段1eに表示させることができる。
ところで、放送信号受信手段1aにより放送を受信する際には、受信周波数をあらかじめ設定して呼び出し可能にしておくとともに、その周波数に対応する放送局名などを表示するようにしておくことが望ましい。また、所望の放送局に対応する関連情報を取得するためには、その放送局に対応する放送局識別情報が必要となるので、周波数の設定の際に放送局識別情報も関連付けて設定しておく必要がある。
このために、上記の情報処理装置1では、受信する周波数と、それに対応する放送局名および放送局識別情報とを対応付けた対応情報が、対応情報記憶手段1fによってあらかじめ記憶されている。従って、情報処理装置1を購入したユーザは、記憶された対応情報を用いて、受信したい放送の周波数、放送局名および放送局識別情報を設定することが可能となる。図1の例では、受信設定記憶手段1gにより、これらの情報をたとえばプリセット番号に関連付けて記憶し、後からプリセット番号を指定することで、各情報を放送信号受信手段1aや送信手段1cに設定することが可能となっている。
以上のように、情報処理装置1において対応情報をあらかじめ記憶しておくことで、以下のような利点が生まれる。まず、ユーザが受信設定記憶手段1gにより周波数などの設定を行う際に、設定した周波数に対応する放送局名を対応情報内の放送局名から選択することで、文字入力などの複雑な入力操作を行わずに、放送局名を設定することができる。また、このとき同時に、対応情報から放送局識別情報を読み出して設定することができるので、関連情報提供サービスを即座に利用することが可能となる。
放送局識別情報は通常ユーザが知らないことが多い情報であるため、たとえば総合サーバにおいて、周波数に対応する放送局識別情報を検索して通知するサービスを行っている場合が考えられる。しかし、総合サーバ3(と放送局情報サーバ2)からの情報提供を受けるためには、事前に会員登録が必要となる場合が考えられる。このため、情報処理装置1を購入した非会員のユーザが受信設定記憶手段1gに対して周波数の設定を行った際には、放送局識別情報を設定することができず、会員登録後にあらためて設定し直す必要が生じる。対応情報をあらかじめ記憶しておくことで、このような再設定操作の必要がなくなる。
また、非会員のユーザは、自分がよく視聴または聴取する放送局の情報提供を受けたいと考えて、会員登録を行う場合が多い。しかし、すべての放送局が情報提供を行っているとは限らないため、総合サーバ3が、情報処理装置1から放送局識別情報の通知を受けることで、対応する放送局が関連情報の提供サービスを行っているか否かをユーザに知らせるサービスを無料で行うことが考えられる。このような場合に、本発明の情報処理装置1によれば、非会員であっても放送局識別情報を対応情報から抽出して総合サーバ3に送信することができるので、会員登録前に、所望の放送局による情報提供サービスの有無を確認することが可能となる。
なお、上記の情報処理装置1では、放送を受信した周波数ではなく、放送局識別情報を用いて放送局を特定し、その情報提供元の位置情報を取得することで、たとえば、同じ放送局からの放送が地方によって異なる周波数で放送されていた場合などにも、所望の放送局からの情報を確実に得ることが可能となっている。このため、対応情報では、周波数、放送局名および放送局識別情報に、その放送を受信可能な地域を特定する地域情報がさらに対応付けられていることが望ましい。この場合、受信設定記憶手段1gにおける記憶操作の際に、ユーザが受信している地域を入力させることで、その地域に応じた放送局名および放送局識別情報を記憶させることができる。
次に、上記のネットワークシステムの具体例を示し、本発明の実施の形態についてより詳しく説明する。なお、以下の説明では、楽曲または楽曲集合に関する関連情報を二次記憶装置に保存(保管)する処理を、クリップと呼ぶこととする。また、クリップによって保存された情報を、クリップ情報と呼ぶこととする。
図2は、本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成例を示す図である。
端末装置10は、ネットワーク30を介して各種サーバに接続されている。ネットワーク30は、たとえば、インターネットである。サーバとしては、CDタイトル情報提供サーバ31、放送局サーバ32、音楽配信サーバ33、CDショップサーバ34、インターネットラジオサーバ35、総合サービスサーバ36などがある。
CDタイトル情報提供サーバ31は、市販されている音楽CD(Compact Disc)に収録されている楽曲のタイトルやアルバムタイトルなどを配信するサービスを行う。
放送局サーバ32は、FM放送やテレビ(TV)放送などの放送局37が管理するサーバである。放送局37は、アンテナ38を介して無線による放送を行っており、放送局サーバ32は、放送される楽曲の関連情報の提供サービスを行う。
なお、放送局サーバ32により提供される関連情報の提供機能は、大別して次の2つに分かれる。第1の機能は、現在放送中の楽曲の関連情報を提供する機能(ナウオンエア)である。第2の機能は、端末装置10からの要求に応じて、既に放送した、あるいは放送予定の楽曲のリスト(オンエアリスト)を提供する機能である(オンエアリストには、各楽曲の関連情報も含まれる)。たとえば、放送局サーバ32は、指定された番組内で放送した楽曲の関連情報を提供したり、指定された時間帯内に放送した楽曲の関連情報を提供したりする。
音楽配信サーバ33は、楽曲のデジタル音声データ(楽曲データ)を配信するサービスを行うサーバである。たとえば、音楽配信サーバ33は、楽曲の購入手続きを行ったユーザの端末装置10に対して、楽曲データを提供する。また、音楽配信サーバ33は、配信する楽曲の関連情報や、試聴用の音声データなどを提供することができる。
CDショップサーバ34は、音楽CDの通信販売のための注文受け付けなどを行うサーバである。CDショップサーバ34は、試聴用の音声データなどの配信サービスや、販売しているCDに収録された楽曲の関連情報の提供サービスも行う。
インターネットラジオサーバ35は、インターネットなどの広域ネットワーク経由で音声番組を提供するサーバである。
総合サービスサーバ36は、ネットワーク30を介したサービスの提供窓口(ポータルサイト)として機能し、上記の各サーバなどを用いた各種総合サービスの提供を仲介する。たとえば、放送されている楽曲の関連情報の配信元を示す情報(たとえばURL)を、端末装置10に配信する。また、受信地域の周波数に対応する放送局のコールサインを、端末装置10に配信する。さらに、上記の各種総合サービスを利用するためのユーザの登録手続きや、利用時の認証手続きなどの処理を行う。
このように、複数のサーバが、ネットワーク30上の楽曲または楽曲集合に関する情報の提供サービスを行っている。すなわち、各サーバが、ネットワーク30上の楽曲または楽曲集合のソースとして機能している。
なお、音楽配信サーバ33とCDショップサーバ34は、楽曲購入可能サーバである。従って、ユーザが端末装置10を操作して楽曲購入可能サーバにアクセスすれば、ネットワーク30を介して実際に楽曲や楽曲の集合を購入できる。端末装置10のユーザは、音楽配信サーバ33に対して購入手続きを行うことで、音楽配信サーバ33から楽曲データをダウンロードできる。また、端末装置10のユーザは、CDショップサーバ34に対して購入手続きを行うことで、音楽CDを自宅に宅配してもらうことができる。
端末装置10は、CD29a、MD(Mini Disc)29b、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)21などの記録媒体に、ローカル上の楽曲または楽曲の集合のソースを保持している。なお、CD29aとMD29bは可搬型の記録媒体であり、端末装置10に対して容易に着脱できる。端末装置10に対してどのようなローカルソースが用意されるかは、端末装置10の種類、目的により異なる。また、端末装置10は、アンテナ26を介して放送されるコンテンツを受信することができる。
なお、図2に示したローカル上の楽曲または楽曲集合のソースは一例である。すなわち、端末装置10のローカルに存在する記録媒体であれば、楽曲または楽曲集合を記録することで、ローカル上の楽曲または楽曲の集合のソースとして機能させることができる。
また、端末装置10は、クリップした関連情報(クリップ情報)を記憶するクリップ情報記憶装置21aを備えている。クリップ情報記憶装置21aは、端末装置10の二次記憶装置である。たとえば、HDD21等の記憶領域の一部を、クリップ情報記憶装置21aとして機能させることができる。なお、端末装置10は、クリップを楽曲に対しても、楽曲集合に対しても行うことができる。これにより、気になる楽曲が多数含まれたFM番組、CDアルバムなどについては、まるごとクリップすることで、1回のクリップ動作で、気になる楽曲集合の関連情報を記録することができる。
図3は、総合サービスサーバ36のハードウェア構成例を示す図である。
総合サービスサーバ36は、CPU(Central Processing Unit)36aによって装置全体が制御されている。CPU36aには、バス36gを介してRAM(Random Access Memory)36b、ハードディスクドライブ(HDD)36c、グラフィック処理部36d、入力インタフェース(I/F)36e、および通信インタフェース36fが接続されている。
RAM36bには、CPU36aに実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM36bには、CPU36aによる処理に必要な各種データが格納される。HDD36cには、OSやアプリケーションプログラムが格納される。また、HDD36cには、特定の地域ごとに、受信可能な放送局名、後述するコールサインおよび周波数を対応付けて記憶したデータベースや、コールサインと、そのコールサインに対応する放送局の関連情報提供サーバのURLとを記憶したデータベース、ユーザの登録情報を記憶したデータベースなどが格納される。
グラフィック処理部36dには、表示装置36hが接続されている。グラフィック処理部36dは、CPU36aからの命令に従って、画像を表示装置36hの画面に表示させる。入力インタフェース36eには、キーボード36iとマウス36jとが接続されている。入力インタフェース36eは、キーボード36iやマウス36jから送られてくる信号を、バス36gを介してCPU36aに送信する。
通信インタフェース36fは、ネットワーク30に接続されている。通信インタフェース36fは、ネットワーク30を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図3には、総合サービスサーバ36のハードウェア構成を代表的に説明したが、他のサーバも同様のハードウェア構成で実現することができる。
また、本実施の形態における端末装置10は、楽曲の再生機能を有するオーディオ機器としての機能を兼ね備えている。
図4は、端末装置10の外観を示す図である。
図4に示すように、本実施の形態に係る端末装置10は、一般的なシステムコンポと同様の外観をしている。端末装置10は、装置本体10a、スピーカ25a,25b、およびリモートコントローラ40で構成される。装置本体10aには、CDやDVD(Digital Versatile Disc)の再生機能、MDの録音再生機能、およびFM放送やTV放送の受信機能を備えている。装置本体10aで生成した音声信号がスピーカ25aおよび25bに送られることで、スピーカ25aおよび25bから音が出力される。
また、装置本体10aには、表示装置17が設けられている。表示装置17には、再生中の楽曲の関連情報や、クリップによって保存された関連情報などが表示される。
リモートコントローラ40は、装置本体10aを遠隔操作するための入力装置である。リモートコントローラ40には複数の操作キーが設けられている。ユーザによって操作キーが押されると、赤外線などの無線の通信手段により、押された操作キーに応じた信号がリモートコントローラ40から装置本体10aに送信される。
操作キーとしては、方向キー41a〜41d、決定キー42、ファンクション選択キー43a〜43c、ツールキー44、戻るキー45などが設けられる。
方向キー41a〜41dは、たとえば、表示装置17に表示されたカーソルや、フォースが当てられる場所を移動させるために使用される。4つの方向キー41a〜41dは、それぞれ上、下、左、右それぞれの方向に対応しており、押された方向キーに対応する方向にカーソルなどが移動する。
決定キー42は、たとえば、表示装置17に表示された内容を確定するために使用される。
ファンクション選択キー43a〜43cは、機能の選択に使用される。たとえば、3つのファンクション選択キー43a〜43cは、それぞれ総合サービス利用機能、チューナ機能、ローカルコンテンツ管理機能に対応付けられている。そして、ファンクション選択キー43a〜43cの何れか1つが押されると、装置本体10aは、押されたファンクション選択キーに対応する機能の動作モードになる。
ツールキー44は、表示装置17上にツールメニューを表示させるためのボタンである。ツールメニュー内には、表示装置17に表示されている内容に応じたコマンドが表示される。ツールメニューからユーザが任意のコマンドを選択し、そのコマンドに応じた処理を端末装置10に実行させることができる。たとえば、ユーザが方向キー41a〜41dを操作して任意のコマンドを選択し、さらに決定キー42を押すことで、選択されたコマンドに応じた処理が端末装置10で実行される。
戻るキー45は、表示装置17の表示内容を、直前の状態に戻すためのボタンである。
なお、リモートコントローラ40には、図4に示したもの以外にも様々な操作キーを設けることができる。たとえば、音量調節キー、音楽CDなどの再生キー、停止キーなどである。
次に、端末装置10の内部構成を説明する。
図5は、端末装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。図5に示すような端末装置10により、楽曲などの様々なソースの管理、記録、再生が可能となる。
CPU11は、起動されたプログラムに基づいて端末装置10の全体の制御、演算処理を行う。たとえばネットワーク30を介した通信動作、ユーザに対する入出力動作、メディアからのコンテンツ再生やクリップ、HDD21へのコンテンツ記憶やそのための管理、クリップ情報などに基づくネットワーク30を介した情報検索などを行う。なお、本実施の形態の端末装置10が対応して記録再生可能なコンテンツデータとしては、オーディオのコンテンツデータや動画のコンテンツデータがある。CPU11は、バス12を介して各回路部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
ROM(Read Only Memory)13は、CPU11が実行すべき動作プログラム、プログラムローダーや、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータなどが記憶される。また、RAM20には、CPU11が実行すべきプログラムが展開される。また、CPU11が各種処理を実行する際において必要となるデータ領域、タスク領域としても用いられる。
操作入力部15は、端末装置10の筐体に設けられた操作キーやジョグダイヤル、タッチパネルなどの各種操作子などを有する。なお、GUI(Graphical User Interface)操作のためのキーボードやマウスが操作入力部15として設けられてもよい。操作入力部15で入力された情報は入力処理部14において所定の処理が施され、CPU11に対して操作コマンドとして伝送される。CPU11は入力された操作コマンドに応答した機器としての動作が得られるように、所要の演算や制御を行う。
表示装置17としては、たとえば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)などの表示デバイスが接続され、各種情報表示が行われる。CPU11が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部16に供給すると、表示処理部16は供給された表示データに基づいて表示装置17に表示動作を実行させる。たとえば、表示装置17には、サーバなどから配信された関連情報の内容や、クリップ情報の内容が表示される。また、ネットワーク30を介した楽曲の検索が行われた場合、検索結果が表示装置17に表示される。
メディアドライブ19aおよび19bは、可搬型の記録媒体に記録された楽曲などのコンテンツを記録、再生(記録媒体によって再生のみの場合もある)することができるドライブである。なお、メディアドライブ19aおよび19bのそれぞれが記録または再生可能な記録媒体の種類は、1種類とは限らない。すなわち、複数の種類の記録媒体に対して記録、再生を行うことも可能である。たとえば、メディアドライブ19aがCD、DVDの再生を行い、メディアドライブ19bがMDの記録再生を行う。
なお、楽曲などのコンテンツを記録する可搬型の記録媒体としては、CD、DVD等の光学的な記録媒体に限定されるべきものではない。たとえば、フラッシュメモリなどの半導体メモリにより構成された記録媒体にコンテンツを格納することもできる。その場合、フラッシュメモリのリーダライタがバス12に接続される。
ユーザは、メディアドライブ19aおよび19bに、任意のコンテンツが記録された記録媒体(CD,DVD,MDなど)を挿入し、リモートコントローラ40の所定の操作を行うことで、楽曲などを鑑賞することができる。たとえば、ユーザがリモートコントローラ40を操作し、メディアドライブ19aによる再生指示を行うと、CPU11はメディアドライブ19aに対してコンテンツの再生を指示する。これに応じて、メディアドライブ19aは、装填されている記録媒体から、指定されたコンテンツにアクセスして読み出しを実行する。
このようにして読み出されたコンテンツが、オーディオコンテンツである場合には、必要に応じてCPU11の処理によりデコード処理等が施された後、オーディオ出力処理部24に転送される。オーディオ出力処理部24においては、イコライジングなどの音場処理や音量調整、D/A変換、増幅などの処理が施され、スピーカ部25から出力される。なお、スピーカ部25は、図4に示したような複数のスピーカ25aおよび25bで構成され、ステレオで音声を出力することができる。
また、メディアドライブ19aおよび19bにて再生されたコンテンツは、CPU11の制御によって、HDD21にオーディオデータファイルとして蓄積することもできる。なお、このオーディオデータファイルの形式としては、音楽CDフォーマットに対応するサンプリング周波数44.1KHz、16ビット量子化によるデジタルオーディオデータとしてもよい。また、HDD21の容量を節約するために、所定方式にしたがって圧縮処理が施された形式の圧縮オーディオデータとされてもよい。また、圧縮方式としても限定されるものではないが、ATRAC(Advanced TRansform Acoustic Coding、商標)方式やMP3(MPEG Audio Layer-3)方式などを採用することができる。
チューナ27は、たとえばAM・FMラジオチューナとされ、CPU11の制御に基づいてアンテナ26で受信された放送信号を復調する。もちろんテレビチューナや衛星放送チューナ、デジタル放送チューナなどとしてのチューナでもよい。復調された放送音声信号は、オーディオ出力処理部24において所要の処理が施され、スピーカ部25から放送音声として出力される。
通信処理部22は、CPU11の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。ネットワークインタフェース23は、通信処理部22でエンコードされた送信データを、ネットワーク30を介して所定の外部ネットワーク対応機器に送信する。また、ネットワークインタフェース23は、ネットワーク30を介して外部ネットワーク対応機器から送信されてきた信号を通信処理部22に受け渡す。通信処理部22は受信した情報をCPU11に転送する。ネットワーク30を介して受信する情報には、たとえば、FM放送などで放送中の番組の関連情報や、音楽CDなどのタイトルに含まれる楽曲の情報がある。
赤外線通信部28は、リモートコントローラ40との間で、赤外線などの無線の通信手段で通信を行う。そして、赤外線通信部28は、リモートコントローラ40から送られた信号に所定の処理を施し、CPU11に対して操作コマンドとして伝送する。CPU11は入力された操作コマンドに応答した機器としての動作が得られるように、所要の演算や制御を行う。
なお、端末装置10の構成は、この図5の構成に限られるものではなく、更に多様に考えられる。たとえばUSB(Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394、Bluetoothなどの通信方式による周辺機器とのインタフェースが設けられるようにしてもよい。そして、上記ネットワークインタフェース23によりネットワーク30を介してダウンロードしたオーディオのコンテンツや、上記USB、IEEE1394などのインタフェースを経由して転送されてきたオーディオのコンテンツについても、HDD21に対して記憶させることができる。またマイクロホンや外部のヘッドホンの接続に用いられる端子や、DVD再生時に対応するビデオ出力端子、ライン接続端子、光デジタル接続端子などが設けられてもよい。また、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)スロット、メモリカードスロットなどが形成され、外部の情報処理装置やオーディオ機器とデータのやりとりが可能とされてもよい。
次に、本実施の形態のシステムにおけるプログラムモジュールの構成について説明する。なお、プログラムモジュールは端末装置10に実行させる処理を記述した情報であり、プログラムモジュールに基づいて端末装置10が所定の機能を実現することができる。以下の説明では、プログラムモジュールを実行することで実現される機能を、そのプログラムモジュールの名称で呼ぶこととする。
図6は、端末装置のプログラムモジュール構成を示す図である。
図6に示すように端末装置10のプログラムモジュールはOS上で動作するように構成されている。端末装置10は、各プログラムモジュールの機能によって、CDタイトル情報提供サーバ31、放送局サーバ32、音楽配信サーバ33、CDショップサーバ34、総合サービスサーバ36、インターネットラジオサーバ35、その他の各種サーバと通信を行うことができる。
HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)メッセージプログラム111は、CDタイトル情報提供サーバ31、放送局サーバ32、CDショップサーバ34、および総合サービスサーバ36などの各種サーバとの間のやりとりをHTTP通信で行うものである。コミュニケータプログラム112は、総合サービスサーバ36などと各種通信を行う通信モジュールである。
コミュニケータプログラム112の上位(ユーザインタフェースに近い機能)には、コンテンツのコーデックを解釈して再生するコンテンツ再生モジュール113、著作権保護に関する情報を取り扱う著作権保護情報管理モジュール114が位置する。コンテンツ再生モジュール113の上位には、インターネットラジオの選局および再生を行うインターネットラジオ選局再生モジュール118が設けられている。著作権保護情報管理モジュール114の上位には、楽曲購入および試聴曲の再生を司る楽曲購入再生モジュール119が設けられている。
それらインターネットラジオ選局再生モジュール118、楽曲購入再生モジュール119の上位には、XML(eXtensible Markup Language)ブラウザ151が設けられている。XMLブラウザ151は、各種サーバから送られるXMLファイルの内容を解釈し、表示装置17に対して画面表示を行う。また、端末装置10が総合サービス利用モードのときにユーザが端末装置10に対して行った入力内容は、XMLブラウザ151で解釈される。そして、XMLブラウザ151から他のモジュールへ、入力内容に応じた処理要求などが渡される。たとえば、XMLブラウザ151を介してユーザに選択された楽曲は楽曲購入再生モジュール119で購入され、ハードディスクコンテンツコントローラ117を介してHDD21に書き込まれる。
コミュニケータプログラム112には、ライブラリ130の認証ライブラリ131が接続されている。認証ライブラリ131は、総合サービスサーバ36やその他の各種サーバの認証処理を行う。
さらにコミュニケータプログラム112の上位には、データベースアクセスモジュール115、コンテンツデータアクセスモジュール116およびハードディスクコンテンツコントローラ117が設けられている。データベースアクセスモジュール115は、HDD21に構築された各種データベースにアクセスする。コンテンツデータアクセスモジュール116は、HDD21に格納されたコンテンツにアクセスする。ハードディスクコンテンツコントローラ117は、HDD21に格納されたコンテンツを管理する。
ハードディスクコンテンツコントローラ117の上位には、関連情報表示モジュール120、チューナ選局再生/録音モジュール121、および楽曲購入再生モジュール119が設けられている。関連情報表示モジュール120は、ラジオ局が放送した楽曲のタイトルおよびアーティスト名などを表示装置17に表示する。チューナ選局再生/録音モジュール121は、ラジオ局を選局したり、当該ラジオ局から受信した楽曲のコンテンツをHDD21に録音したりする。
たとえば、オーディオユーザインタフェース(AudioUI)152を介して選局されたラジオ局から受信した楽曲は、コンテンツデータアクセスモジュール116を介してHDD21へ書き込まれる。
関連情報表示モジュール120は、チューナ選局再生/録音モジュール121によって現在ラジオ局が放送している楽曲のタイトルやアーティスト名などを、関連情報としてCDタイトル情報提供サーバ31、放送局サーバ32などからHTTPメッセージプログラム111経由で受信し、これをオーディオユーザインタフェース152を介して表示装置17に表示する。
なお、オーディオユーザインタフェース152を介して表示装置17に表示した関連情報は、ライブラリ130のクリップライブラリ132に一時的に記憶させることができる。また、関連情報は、ユーザからの指示に従って最終的にはデータベースアクセスモジュール115を介してHDD21へ記憶させることもできる。
さらに端末装置10のプログラムモジュールとしては、CDを再生するためのCD再生モジュール141と、HDD21を再生するためのHDD再生モジュール142とが含まれており、再生結果をオーディオ出力処理部24およびスピーカ部25を介して出力する。
次に、上記の端末装置10を用いたクリップ処理について説明する。
端末装置10では、端末装置10内の各記憶媒体や、ネットワーク30上に存在する楽曲や楽曲集合について、それらに関する情報をクリップし、クリップ情報として保存することが可能となっている。最も基本的なクリップの処理は、FM放送などの放送受信中に、放送されている楽曲に関する関連情報を、対応する放送局サーバ32から取得することである(ナウオンエア)。この場合、たとえば、端末装置10は、30秒といった一定時間間隔で、受信中の放送局37に対応する放送局サーバ32にアクセスし、最新の関連情報(すでに放送された、あるいは放送予定の楽曲に関する情報)を取得する。そして、ユーザからのクリップ操作を検出すると、その時点で取得していた関連情報をクリップ情報として保存する。
クリップした関連情報には、その楽曲の曲名、アーティスト名の他、たとえば、その楽曲が収録されているアルバム名や、そのアルバムの識別IDなどが含まれる。そして、ユーザはたとえば、端末装置10を用いて音楽配信サーバ33やCDショップサーバ34にアクセスし、クリップ情報中のアルバムの識別IDをこれらのサーバに通知することにより、そのアルバムの購入手続きを行うことが可能となる。
なお、クリップ処理では、楽曲単位の他、楽曲集合の単位でそれらに関する情報をクリップ情報として保存することが可能である。たとえば、放送受信中のクリップ処理では、クリップ時に放送中の番組で放送される楽曲のリスト(オンエアリスト)を単位として、1つのクリップ情報として保存することが可能である。
また、放送局サーバ32からの情報を用いたクリップ処理で取得し、保存することが可能な情報は、現在放送中のものを含む楽曲または楽曲集合に限らない。ユーザは、端末装置10において日付や時間帯などを検索条件として指定し、放送局サーバ32に送信して、検索結果として楽曲や楽曲集合を取得する。そして、取得した情報の中から所望のものを選択してクリップし、クリップ情報として保存する。
このように、クリップにより放送局サーバ32から関連情報を取得するためには、受信周波数に対応する放送局の情報提供元を端末装置10が取得する必要がある。本実施の形態に係るネットワークシステムにおいては、総合サービスサーバ36が、各放送局についての関連情報提供元のURLを検索するサービスを提供している。このサービスでは、放送局を特定するための識別情報としてコールサインが用いられる。そして、端末装置10は、総合サービスサーバ36に対してコールサインを送信することにより、総合サービスサーバ36で検索されたURLを受信し、そのURLにアクセスすることが可能となる。
また、FMラジオ放送局からの放送信号は、受信可能な地域が限定されるので、同じ放送周波数を、離れた地域に位置する複数のラジオ局が使用している場合があり、受信周波数とコールサインとは必ずしも一致しない。このため、総合サービスサーバ36は、端末装置10から、地域を特定する地域情報を受信して、この地域において受信可能な放送局名、コールサインおよび周波数を対応付けた情報のリストである放送局リストを提供するサービスも提供している。
ここで、端末装置10を購入したユーザが、放送局サーバ32から関連情報の提供を受けるまでの基本的な処理の流れについて説明する。まず、図7は、関連情報提供サービスを受けるための事前設定の基本的な処理シーケンスを示す図である。
ステップS11において、ユーザの操作入力により、総合サービスサーバ36へのユーザ登録が開始される。ここでは、端末装置10が総合サービスサーバ36に接続する。そして、端末装置10の表示装置17には、ユーザの登録情報の入力画面が表示され、ユーザはリモートコントローラ40を用いて、情報を入力する。登録情報としては、たとえば、ユーザID、パスワード、ユーザの氏名、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード番号などが入力される。また、1ユーザが複数の端末装置を用いてサービスを利用することが可能となるように、端末装置10を識別する任意の装置名を入力してもよい。なお、本実施の形態では、ユーザID、パスワードおよび装置名は、ユーザ側が任意に指定できるものとする。
以上の登録情報が、総合サービスサーバ36に送信されると、ステップS12において、総合サービスサーバ36はこれらを受信して、ユーザ登録用のデータベースに登録し、登録の完了を端末装置10に通知する。ステップS13において、端末装置10は、総合サービスサーバ36からの登録完了通知を受信して、ユーザ登録処理が終了する。
なお、以上の処理例では、端末装置10を用いてオンラインでユーザ登録を行うようにしたが、たとえばハガキなどの手段によりユーザ登録を行うようにしてもよい。
この後、ユーザは、端末装置10においてたとえばラジオ放送を聴取するためのプリセット処理を行う。ステップS14において、放送が受信される周波数をプリセットする。たとえば、端末装置10は、受信周波数を自動的に変化させ、放送の受信を検出すると、その周波数にプリセット番号を順次割り当て、記憶する(オートチューニング)。あるいは、ユーザ操作により受信周波数を変化させて、順次記憶させてもよい。
ステップS15において、ユーザID、パスワードおよび装置名を、総合サービスサーバ36に送信し、受信可能な放送局についての情報のリスト(放送局リスト情報)を要求する。
ステップS16において、総合サービスサーバ36は、受信したユーザID、パスワードおよび装置名に基づいて認証処理を行い、登録済みのユーザと判定した場合にこの旨を端末装置10に通知する。
ステップS17において、端末装置10は、総合サービスサーバ36からの通知を受信すると、放送を受信する地域を特定する地域情報を総合サービスサーバ36に送信する。
ステップS18において、総合サービスサーバ36は、受信した地域情報に基づいて、その地域で受信可能な放送局名、周波数およびコールサインを対応付けた放送局リスト情報をデータベースから抽出し、端末装置10に送信する。
ステップS19において、端末装置10は、受信した放送局リスト情報に基づき、プリセットした周波数に対応する放送局名およびコールサインをプリセットする。
以上のプリセット処理により、端末装置10には、放送が受信された周波数に対応する放送局名およびコールサインが、受信地域に応じて正確に記憶される。そして、ユーザ操作によりプリセット番号を選択することで、受信する放送局名を表示装置17に表示させることができるとともに、関連情報の要求時に、対応するコールサインを読み出して利用することが可能となる。
次に、図8は、以上のようにプリセットした情報を用いて、放送局サーバ32より関連情報を取得するための処理シーケンスを示す図である。
ステップS21において、端末装置10では、ユーザ操作によりプリセット番号が選択され、放送局が選局される。これにより、選局された放送が受信され、再生出力される。
ステップS22において、ユーザID、パスワードおよび装置名を総合サービスサーバ36に送信し、情報提供元のURLを要求する。
ステップS23において、総合サービスサーバ36は、受信したユーザID、パスワードおよび装置名に基づいて認証処理を行い、登録済みのユーザと判定した場合にこの旨を端末装置10に通知する。
ステップS24において、端末装置10は、総合サービスサーバ36からの通知を受信すると、選択されたプリセット番号に対応付けて記憶されたコールサインを読み出して、総合サービスサーバ36に送信する。
ステップS25において、総合サービスサーバ36は、受信したコールサインに対応する放送局の放送局サーバ32のURLをデータベースから抽出し、端末装置10に送信する。
ステップS26において、端末装置10は、受信したURLにアクセスして、関連情報の提供を要求する。
ここで、放送局サーバ32でのユーザ認証のために、たとえば、ステップS25では、対応するURLとともに、このURLへのアクセス権限の有効時間を記述したチケット情報を端末装置10に送信する。そして、端末装置10は、ステップS26で、受信したチケット情報を放送局サーバ32に送信する。
このような処理が行われた場合、ステップS27において、放送局サーバ32は、端末装置10からのチケット情報に基づき、有効時間内である場合には正規のユーザと判断する。そして、ステップS28において、現在放送中の楽曲、あるいはその時間帯に放送される楽曲の関連情報を、端末装置10に送信する。
ステップS29において、端末装置10は、受信した関連情報をたとえばRAM20に一時的に記憶するとともに、その内容を表示装置17の表示領域の一部に表示する。
ステップS30において、ユーザ操作によりクリップが行われない場合には、たとえば30秒といった一定時間が経過するたびにステップS26に戻り、放送局サーバ32に対して関連情報を要求する。これにより、端末装置10に一時的に保持され、表示装置17に表示される関連情報は、一定時間ごとに更新されることになる。
また、クリップ操作が行われると、ステップS31に進み、そのときに一時的に記憶しておいた関連情報を、クリップ情報としてHDD21に保存する。なお、関連情報はその後も継続して受信し、さらにクリップを行うことも可能である。
ところで、以上のフローチャートでは、端末装置10におけるプリセット処理の前に、総合サービスサーバ36に対するユーザ登録が行われていた。しかし、実際には、端末装置10を購入したユーザは、ネットワーク接続などを行うより前に、ラジオ放送などの放送を受信しようと考えることが多い。この場合には、ユーザは当然、放送の受信周波数のプリセットを行うと考えられるが、総合サービスサーバ36にアクセスして、放送局リスト情報を取得することができないので、放送局名などをユーザ操作によりマニュアル入力する必要が生じる。また、このときコールサインを正確に記憶することができないので、後にユーザ登録を行い、関連情報を取得しようとしたときには、コールサインのプリセットをあらためて行う必要が生じる。
このような事態を防ぐために、端末装置10は、受信可能な放送局に関する情報を地域ごとに対応付けた放送局対応情報を、たとえばHDD21内にあらかじめ記憶している。そして、ユーザ登録が済んでいないユーザは、総合サービスサーバ36にアクセスすることなく、この放送局対応情報を基に放送局名やコールサインをプリセットすることができるようになっている。
図9は、端末装置10に記憶された放送局対応情報のデータ構造例を示す図である。
図9に示すように、端末装置10は、電波により伝送している周波数、その放送局名およびコールサインを、受信可能な地域に対応付けて記憶した放送局対応情報を、たとえばHDD21内に記憶している。従って、ユーザ操作により地域を指定することにより、この地域で受信可能な周波数、放送局名およびコールサインを組み合わせた情報のリストを抽出することができる。
図10は、サービスへの未登録時におけるプリセット処理の流れを示すフローチャートである。
本実施の形態では、端末装置10は、オートプリセット、およびマニュアルプリセットの2種類のプリセット方法が用意され、ユーザが選択して使用することが可能となっている。オートプリセットでは、放送を受信することができる周波数を自動的に検出(オートチューニング)してプリセット番号を割り当て、さらに、検出された各周波数に放送局名およびコールサインを自動的に関連付けて記憶する。また、マニュアルプリセットでは、以上の処理がユーザの操作入力に応じて行われる。なお、ユーザの操作入力は、基本的にリモートコントローラ40を用いて行われるものとする。
ステップS41において、ユーザの操作入力に応じて、プリセット方法が選択される。オートプリセットが選択された場合はステップS42に進み、マニュアルプリセットが選択された場合はステップS47に進む。
ステップS42において、受信周波数を徐々に変化させて、放送が受信された周波数を自動的に検出する。そして、検出された周波数にプリセット番号を順次割り当てて記憶する。
ステップS43において、放送を受信する地域を入力させる画面を表示装置17に表示し、ユーザからの入力を受ける。ここでは、たとえば、地域名を一覧表示し、方向キー41aおよび41bにより選択させ、決定キー42により確定させる。
ステップS44において、HDD21に記憶している放送局対応情報から、ステップS43で入力された地域に対応する周波数、放送局名およびコールサインのリストを抽出する。
ステップS45において、抽出したリストから、ステップS42で記憶されたものと一致する周波数を順次取り出し、この周波数に対応する放送局名およびコールサインを、対応するプリセット番号に関連付けて記憶する。
ステップS44において、ステップS42で記憶されたすべてのプリセット番号について、放送局名およびコールサインが記憶されたか否かを判断する。全番号について記憶された場合は処理を終了する。また、リスト内に存在しない周波数が記憶されたプリセット番号が存在する場合には、ステップS50に進み、これらのプリセット番号について、ユーザのマニュアル入力によりプリセットが行われる。
一方、ステップS41でマニュアルプリセットが選択された場合には、ステップS47において、ユーザ操作に応じて受信周波数を変化させ、放送が受信された周波数に対してプリセット番号を割り当てて記憶する。
ステップS48およびS49の処理は、ステップS43およびS44とそれぞれ同様である。すなわち、ステップS48において、放送を受信する地域を入力させる画面を表示装置17に表示し、ユーザからの入力を受ける。そして、ステップS49において、HDD21に記憶している放送局対応情報から、ステップS47で入力された地域に対応する周波数、放送局名およびコールサインのリストを抽出する。
ステップS50において、放送局名およびコールサインが記憶されていないプリセット番号ごとに、放送局名を一覧表示してユーザの選択を可能とする画面を、表示装置17に表示する。この処理では、上記のステップS44またはS49において抽出されたリストから、放送局名が抽出されて一覧表示される。なお、このとき表示される画面表示例を、後の図11に示すことにする。
ステップS51において、リモートコントローラ40の方向キー41a,41bおよび決定キー42を用いることにより、一覧表示の中から放送局名が選択され、確定されると、ステップS52に進む。
ステップS52において、抽出したリストの中から、ステップS51で選択された放送局名と、これに対応するコールサインとを抽出して、当該プリセット番号に関連付けて記憶する。
ステップS53において、すべてのプリセット番号について処理が終了していない場合はステップS50に戻り、放送局名およびコールサインが記憶されていない次のプリセット番号について処理を続行する。そして、すべてのプリセット番号について処理が終了するまで繰り返される。
図11は、上記のステップS50において、放送局名を一覧表示した画面の画面表示例を示す図である。
図11の画面において、表示部171には、選択されたプリセット番号と、受信周波数とが表示され、その下の一覧表示部172に、放送局対応情報から抽出されたリスト中の放送局名が一覧表示される。そして、方向キー41aおよび41bにより一覧表示部172内のいずれかの放送局名にフォーカスを移動させ、決定キーにより確定することで、その放送局名と対応するコールサインとをプリセットさせることができる。
以上の処理では、端末装置10にあらかじめ記憶された放送局対応情報を利用することにより、総合サービスサーバ36にアクセスすることなく、受信可能な周波数に対して放送局名およびコールサインを対応付けてプリセットすることができる。また、上記のプリセット手順により、端末装置10が設置された地域において電波で受信可能な放送局名およびそのコールサインを一覧表示させてユーザが選択することで、マニュアルプリセットを選択した場合はもちろん、オートプリセットを選択した場合にも、これらの情報を周波数に対して簡単な操作で正確に関連付けて記憶させることができる。たとえば、ケーブルテレビなどにより電波の場合と異なる周波数を用いてラジオ放送が伝送されていたときでも、放送局名およびコールサインを容易かつ正確にプリセットすることができる。
従って、端末装置10のユーザは、関連情報の提供サービスに対するユーザ登録を行う前であっても、上記のプリセット処理を完了することが可能となり、選局の際に、受信された周波数に対応する放送局を正確に表示させることができる。これとともに、その後に関連情報の提供サービスへのユーザ登録を行った場合に、あらためてコールサインをプリセットすることなく、サービスを利用することが可能となる。
さらに、関連情報の提供サービスはすべての放送局が行っているとは限らないため、総合サービスサーバ36は、端末装置10からコールサインの指定を受けることで、対応する放送局によるサービス提供の有無(すなわちURLの有無)を、無償でユーザに通知するサービスを提供している。このような場合に、端末装置10では、受信可能な放送局のコールサインが上記処理によりユーザ登録前にプリセットされるので、関連情報の提供を望む放送局がサービスを提供しているか否かを、端末装置10を通じてユーザが確認した後、ユーザ登録を行うことが可能となる。
なお、端末装置10にあらかじめ記憶された放送局対応情報は、ユーザ登録後に、最新版を総合サービスサーバ36からダウンロードし、内容を更新可能としてもよい。これにより、たとえば、放送局名や周波数割り当てが変更された場合、あるいは受信可能な放送局が増えた場合などに対応することができる。また、放送局対応情報を端末装置10に内装させる対価として、総合サービスサーバ36の運営者は、端末装置10のメーカに対して、たとえば販売台数に応じた金額などを徴収するようにしてもよい。
また、上記の端末装置10の処理機能は、この処理内容を記述したプログラムが、端末装置10内のCPU11で実行されることにより実現される。また、同様なプログラムがコンピュータ内のCPUで実行されることにより、上記処理機能がコンピュータにより実現されてもよい。処理内容を記述したプログラムは、端末装置10やコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。このような記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記録装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等がある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行する端末装置10やコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。端末装置10の場合、たとえばHDD21などに格納する。そして、端末装置10やコンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、端末装置10やコンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
本発明を適用したネットワークシステムの動作原理を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る総合サービスサーバのハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る端末装置の外観を示す図である。 本発明の実施の形態に係る端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る端末装置のプログラムモジュール構成を示す図である。 関連情報提供サービスを受けるための事前設定の基本的な処理シーケンスを示す図である。 放送局サーバより関連情報を取得するための処理シーケンスを示す図である。 端末装置に記憶された放送局対応情報のデータ構造例を示す図である。 サービスへの未登録時におけるプリセット処理の流れを示すフローチャートである。 放送局名を一覧表示した画面の画面表示例を示す図である。
符号の説明
1……情報処理装置、1a……放送信号受信手段、1b……放送信号再生手段、1c……送信手段、1d……関連情報受信手段、1e……表示手段、1f……対応情報記憶手段、1g……受信設定記憶手段、2……放送局情報サーバ、3……総合サーバ、4……ネットワーク

Claims (9)

  1. 放送を受信して再生するとともに、放送されたコンテンツに関連する情報を取得することが可能な情報処理装置において、
    特定の周波数の放送信号を受信する放送信号受信手段と、
    前記放送信号受信手段により受信された放送信号を再生する放送信号再生手段と、
    複数の放送局名と、受信するための周波数と、前記放送局を識別する放送局識別情報とが対応付けられた第1の放送局対応情報を記憶した対応情報記憶手段と、
    管理サーバに接続し、あらかじめ登録されたユーザ登録情報を用いて認証を受けた後、複数の前記放送局名と、受信するための周波数と、前記放送局を識別する前記放送局識別情報とが対応付けられた第2の放送局対応情報を前記管理サーバから受信する対応情報受信手段と、
    前記放送信号受信手段により受信された放送信号の周波数に対応する前記放送局名および前記放送局識別情報を、当該周波数に関連付けて記憶する受信設定記憶手段と、
    前記放送信号受信手段により受信された放送信号内のコンテンツに関連する関連情報を受信する関連情報受信手段と、
    前記関連情報受信手段により受信された前記関連情報を表示する表示手段と、
    を有し、
    前記受信設定記憶手段は、前記対応情報受信手段により前記第2の放送局対応情報が受信されたときには、前記放送信号受信手段により受信された放送信号の周波数と、前記第2の放送局対応情報内で当該周波数に対応する前記放送局名および前記放送局識別情報とを関連付けて記憶し、前記第2の放送局対応情報の受信時以外では、前記放送信号受信手段により受信された放送信号の周波数と、前記第1の放送局対応情報内で当該周波数に対応する前記放送局名および前記放送局識別情報とを関連付けて記憶し、
    前記関連情報受信手段は、前記受信設定記憶手段に記憶された周波数がユーザ入力に基づいて選択され、選択された前記周波数が前記放送信号受信手段の受信周波数として設定された状態において、前記管理サーバに接続し、前記ユーザ登録情報を用いて認証を受けた後、選択された前記周波数に対応づけて前記受信設定記憶手段に記憶された前記放送局識別情報を前記管理サーバに送信し、送信した前記放送局識別情報に対応する前記関連情報の提供元の位置情報を前記管理サーバから受信し、受信した前記位置情報に基づいて情報提供サーバに接続し、当該情報提供サーバから前記関連情報を受信することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記関連情報受信手段は、前記管理サーバから前記位置情報とともに認証情報を受信し、前記位置情報を基に前記情報提供サーバに接続すると、前記認証情報を用いて認証を受けた後に、当該情報提供サーバから前記関連情報を受信することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記受信設定記憶手段に記憶された前記放送局識別情報を前記管理サーバに送信し、送信した前記放送局識別情報に対応する放送局のコンテンツの前記関連情報を提供する前記情報提供サーバがあるか否かを示す情報を受信するサービス確認手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記対応情報受信手段は、前記管理サーバから受信した前記第2の放送局対応情報で、前記対応情報記憶手段が記憶する前記第1の放送局対応情報を更新することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の放送局対応情報には、前記放送局名、前記周波数および前記放送局識別情報が、受信可能な地域を示す地域情報ごとに対応付けられており、
    前記受信設定記憶手段は、前記第1の放送局対応情報に含まれる情報のうち、ユーザ入力により選択された前記地域情報に対応付けられた情報を用いて、前記放送信号受信手段により受信された放送信号の周波数と一致した周波数に対応する前記放送局名および前記放送局識別情報を、当該周波数に関連付けて自動的に記憶することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記放送信号受信手段により放送信号が受信された周波数を自動的に検出する受信周波数検出手段をさらに有し、
    前記受信設定記憶手段は、前記第1の放送局対応情報または前記第2の放送局対応情報に含まれる周波数のうち、前記受信周波数検出手段により検出された周波数と一致した周波数に対応する前記放送局名および前記放送局識別情報を、当該周波数に関連付けて自動的に記憶することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  7. 前記管理サーバに接続し、ユーザ入力に応じて前記ユーザ登録情報を登録するユーザ登録手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  8. 放送を受信して再生するとともに、放送されたコンテンツに関連する情報を取得することが可能な情報処理装置を用いた情報処理方法であって、
    受信設定記憶手段が、前記情報処理装置において受信された放送信号の周波数と、当該周波数に対応する放送局名と、前記放送局を識別する放送局識別情報とを関連付けて記憶する受信設定記憶ステップと、
    関連情報受信手段が、前記情報処理装置により受信された放送信号内のコンテンツに関連する関連情報を受信する関連情報受信ステップと、
    表示手段が、前記関連情報受信ステップで受信した前記関連情報を表示する表示ステップと、
    を有し、
    前記受信設定記憶ステップでは、前記関連情報受信手段は、
    対応情報受信手段が、管理サーバに接続し、あらかじめ登録されたユーザ登録情報を用いて認証を受けた後、複数の前記放送局名と、受信するための周波数と、前記放送局を識別する前記放送局識別情報とが対応付けられた第1の放送局対応情報を前記管理サーバから受信したときには、前記情報処理装置において受信された放送信号の周波数と、前記第1の放送局対応情報内で当該周波数に対応する前記放送局名および前記放送局識別情報とを関連付けて記憶し、
    前記第1の放送局対応情報の受信時以外では、複数の前記放送局名と、受信するための周波数と、前記放送局を識別する前記放送局識別情報とが対応付けられた、記憶手段に記憶された第2の放送局対応情報を参照し、前記情報処理装置において受信された放送信号の周波数と、前記第2の放送局対応情報内で当該周波数に対応する前記放送局名および前記放送局識別情報とを関連付けて記憶し、
    前記関連情報受信ステップでは、前記関連情報受信手段は、前記受信設定記憶ステップで記憶された周波数がユーザ入力に基づいて選択され、選択された前記周波数が前記情報処理装置の受信周波数として設定された状態において、前記管理サーバに接続し、あらかじめ登録されたユーザ登録情報を用いて認証を受けた後、選択された前記周波数に対応づけて前記受信設定記憶ステップで記憶された前記放送局識別情報を前記管理サーバに送信し、送信した前記放送局識別情報に対応する前記関連情報の提供元の位置情報を前記管理サーバから受信し、受信した前記位置情報に基づいて情報提供サーバに接続し、当該情報提供サーバから前記関連情報を受信することを特徴とする情報処理方法。
  9. 放送信号を受信する周波数を設定するとともに、放送されたコンテンツに関連する情報を取得する処理をコンピュータに実行させる情報処理プログラムにおいて、
    放送信号受信手段において受信された放送信号の周波数と、当該周波数に対応する放送局名と、前記放送局を識別する放送局識別情報とを関連付けて記憶する受信設定記憶ステップと、
    前記放送信号受信手段により受信された放送信号内のコンテンツに関連する関連情報を受信する関連情報受信ステップと、
    前記関連情報受信ステップで受信した前記関連情報を表示手段に表示する表示ステップと、
    を含む処理を前記コンピュータに実行させ、
    前記受信設定記憶ステップでは、
    管理サーバに接続し、あらかじめ登録されたユーザ登録情報を用いて認証を受けた後、複数の前記放送局名と、受信するための周波数と、前記放送局を識別する前記放送局識別情報とが対応付けられた第1の放送局対応情報を前記管理サーバから受信したときには、前記放送信号受信手段において受信された放送信号の周波数と、前記第1の放送局対応情報内で当該周波数に対応する前記放送局名および前記放送局識別情報とを関連付けて記憶し、
    前記第1の放送局対応情報の受信時以外では、複数の前記放送局名と、受信するための周波数と、前記放送局を識別する前記放送局識別情報とが対応付けられた、記憶手段に記憶された第2の放送局対応情報を参照し、前記放送信号受信手段において受信された放送信号の周波数と、前記第2の放送局対応情報内で当該周波数に対応する前記放送局名および前記放送局識別情報とを関連付けて記憶する処理を、前記コンピュータに実行させ、
    前記関連情報受信ステップでは、前記受信設定記憶ステップで記憶された周波数がユーザ入力に基づいて選択され、選択された前記周波数が前記放送信号受信手段の受信周波数として設定された状態において、前記管理サーバに接続し、前記ユーザ登録情報を用いて認証を受けた後、選択された前記周波数に対応づけて前記受信設定記憶ステップで記憶された前記放送局識別情報を前記管理サーバに送信し、送信した前記放送局識別情報に対応する前記関連情報の提供元の位置情報を前記管理サーバから受信し、受信した前記位置情報に基づいて情報提供サーバに接続し、当該情報提供サーバから前記関連情報を受信する処理を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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