JP4370246B2 - リニアに拡張可能なブロードキャストルータ用のクロック抽出回路 - Google Patents

リニアに拡張可能なブロードキャストルータ用のクロック抽出回路 Download PDF

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Description

本発明はブロードキャストルータに関し、特に、ブロードキャストルータのデコーダ回路を通過するデジタルオーディオデータの直列ストリームから、選択された時間情報を抽出する回路に関する。
従来、ブロードキャストルータは、直列デジタルオーディオデコーダを内蔵し、デジタルオーディオデータの直列ストリームからデジタルオーディオデータワードを抽出している。しかし、このような直列デジタルオーディオデコーダは、タイミング情報が含まれていても、これをデジタルオーディオデータから抽出することはほとんどない。一方、「回復されたクロック」を何らかの形で出力する、直列デジタルオーディオデコーダは従来から知られている。直列デジタルオーディオデコーダが、デジタルオーディオデータの受信直列ストリームから、他のタイプのタイミング情報を抽出するように構成されていれば、非常に有用である。例えば、デジタルオーディオデータの受信直列ストリームから、直列デジタルオーディオデコーダによって抽出された時間情報を、当該直列デジタルオーディオデコーダ自身で、米国特許出願第10/159,000号(国際公開第2004/002040号パンフレット)
号(代理人整理番号:IU020159)に開示された方法で用いたり、あるいは、ブロードキャストルータの他のコンポーネントで用いたりすることが考えられる。しかし、従来は、直列デジタルオーディオデコーダはこのようなタイプの情報を抽出するようには構成されていなかった。従って、本発明の目的は、デジタルオーディオデータの受信直列ストリームからタイミング情報を抽出することが可能な直列デジタルオーディオデコーダを提供することにある。
本発明は、直列AESデジタルオーディオデータのストリームから、選択された時間情報を抽出する方法を提供することを目的とする。
前記直列AESデジタルオーディオデータのストリームの第1のプリアンブルを示す第1の遷移が検出され、当該遷移が検出されると、時間カウントが開始される。前記直列AESデジタルオーディオデータのストリームの次のプリアンブルを示す第2の遷移が検出され、時間カウントが中断される。前記第1及び第2の遷移を隔てる時間が決定される。前記隔たり情報は、前記第1及び第2の遷移を隔てる高速クロックパスのカウントの形式であることが望ましく、前記直列AESデジタルオーディオデータのストリームの復号化に用いるのに、復号化論理回路に送信してもよい。あるいは、繰り返しになるが、前記隔たり情報は、前記第1及び第2の遷移を隔てる高速クロックパスのカウントの形式であることが望ましく、前記直列AESデジタルオーディオデータのストリームの符号化に用いるのに、符号化論理回路に送信してもよい。
本発明の別の実施形態によれば、デコーダ回路と、当該デコーダ回路に接続された対象コンポーネントを有するブロードキャストルータが提供される。
前記デコーダ回路は、直列AESデジタルオーディオデータのストリームを復号し、前記直列AESデジタルオーディオデータの復号中に、そのデータストリームから時間情報を抽出する。前記デコーダ回路は、前記抽出された時間情報を対象コンポーネントに転送する。前記時間情報は、前記対象コンポーネントの機能の少なくとも一つを実行中に、前記対象コンポーネントによって利用される。前記抽出された時間情報は、前記デコーダ回路自身による、直列AESデジタルオーディオデータのストリームの復号に利用されてもよい。
図1を参照しつつ、完全冗長化された、リニアに拡張可能なブロードキャストルータ100について、より詳細に説明する。図から分かるように、完全冗長化されたリニアに拡張可能なブロードキャストルータ100は、相互接続されて、さらに増大した、完全冗長化されたリニアに拡張可能なブロードキャストルータ100を構成する、複数のブロードキャストルータコンポーネントから成る。各ブロードキャストルータコンポーネントは、第1及び第2のルータマトリクスを含む別個のルータ装置である。第2のルータマトリクスは、第1のルータマトリクスに冗長化されている。従って、各ブロードキャストルータは、第1及び第2のルーティングエンジンを有しており、第1及び第2のルータマトリクスのそれぞれが、その入力側で同一の入力デジタルオーディオデータストリームを受信し、その出力側で同一の出力デジタルオーディオデータストリームを出力する。本明細書においては、完全冗長化された、リニアに拡張可能なブロードキャストルータを構成するのに用いられるブロードキャストルータコンポーネントの各々は、N×Mサイズのブロードキャストルータである。ただし、完全冗長化された、リニアに拡張可能なブロードキャストルータ100は、互いに異なるサイズを有するブロードキャストルータコンポーネントで構成することもできることは言うまでもない。
本明細書ではまた、完全冗長化された、リニアに拡張可能なブロードキャストルータ100は、第1、第2、第3、及び第4のブロードキャストルータコンポーネント102、104、106、及び108を互いに接続することで構成される。言うまでも無く、本明細書に開示する、4つのブロードキャストルータコンポーネントによって構成される、完全冗長化された、リニアに拡張可能なブロードキャストルータ100は、一例に過ぎない。従って、本発明の教示に従って構成される、完全冗長化された、リニアに拡張可能なブロードキャストルータは、ブロードキャストルータコンポーネントの個数を様々に変えて構成してもよいことは明らかである。第1、第2、第3、及び第4のブロードキャストルータコンポーネント102、104、106、及び108は、本明細書に開示される方法に従って完全に接続されたとき、完全冗長化された、リニアに拡張可能なブロードキャストルータ100を共に構成するが、これらは、図1に示されるように共通の筐体に共に収容しても、必要に応じて別個の筐体に収納してもよい。先に述べたように、ブロードキャストルータコンポーネント102、104、106、及び108は、互いに異なるサイズを有してもよいが、別の実施形態では、全てが同一のN×Mサイズを有してもよい。本明細書で考えられる使用に適することが証明されたサイズの一つに、256×256がある。さらに、完全冗長化された、リニアに拡張可能なブロードキャストルータ100に適した構成としては、それぞれ256×256のサイズを有する5個のブロードキャストルータコンポーネントを接続し、1280×1280のブロードキャストルータとする構成がある。
第1のブロードキャストルータコンポーネント102は、第1のルータマトリクス102aと、第1のルータマトリクス102aが故障した場合に、これに取って代わる第2の(または、「冗長な」)ルータマトリクス102bから成る。同様に、完全冗長化された、リニアに拡張可能なブロードキャストルータ100の第2、第3、第4のブロードキャストルータコンポーネント104、106、及び108も、それぞれ第1のルータマトリクス104a、106a、及び108aと、第1のルータマトリクス104a、106a、108aが故障した場合に、これらに取って代わる第2の(または、「冗長な」)ルータマトリクス104b、106b、及び108bを有する。もちろん、第2のルータマトリクス102b、104b、106b、及び108bを、第1のルータマトリクス102a、104a、106a、及び108aが故障した場合に、これらをバックアップする冗長なマトリクスとして指定することは全く任意であって、ブロードキャストルータコンポーネント内に含まれるルータマトリクスのペアのどちらか一方が、当該ブロードキャストルータコンポーネント内に含まれる上記ルータマトリクスのペアの他方のバックアップとして機能することは十分に予期されることである。
図1からさらに分かるように、第1のブロードキャストルータコンポーネント102の第1のルータマトリクス102a、第2のブロードキャストルータコンポーネント104の第1のルータマトリクス104a、第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第1のルータマトリクス106a、第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第1のルータマトリクス108aは、完全に接続されたトポロジに適合するルータマトリクスの第1の配列に互いに接続されている。同様に、第1のブロードキャストルータコンポーネント102の第2のルータマトリクス102b、第2のブロードキャストルータコンポーネント104の第2のルータマトリクス104b、第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第2のルータマトリクス106b、第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第2のルータマトリクス108bは、第1の配置のように、完全に接続されたトポロジに適合する第2の配列に互いに接続されている。完全に接続されたトポロジでは、ルータマトリクスの配列の各ルータマトリクスは、当該ルータマトリクスの配列の一部を構成する一つ一つのルータマトリクスに、別個のリンクによって接続される。
従って、ルータマトリクスの第1の配列については、第1、第2、及び第3の双方向リンク110、112、及び114がそれぞれ、第1のブロードキャストルータコンポーネント102の第1のルータマトリクス102aを、第2のブロードキャストルータコンポーネント104の第1のルータマトリクス104a、第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第1のルータマトリクス106a、及び第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第1のルータマトリクス108aに接続する。また、第4及び第5の双方向リンク116及び118はそれぞれ、第2のブロードキャストルータコンポーネント104の第1のルータマトリクス104aを、第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第1のルータマトリクス106a、及び、第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第1のルータマトリクス108aに接続する。最後に、第6の双方向リンク120は、第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第1のルータマトリクス106aを第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第1のルータマトリクス108aに接続する。
同様に、第2のルータマトリクスの配列については、第1、第2、及び第3の双方向リンク122、124、及び126がそれぞれ、第1のブロードキャストルータコンポーネント102の第2のルータマトリクス102bを、第2のブロードキャストルータコンポーネント104の第2のルータマトリクス104b、第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第2のルータマトリクス106b、及び第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第2のルータマトリクス108bに接続する。また、第4及び第5の双方向リンク128及び130はそれぞれ、第2のブロードキャストルータコンポーネント104の第2のルータマトリクス104bを、第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第2のルータマトリクス106b、及び、第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第2のルータマトリクス108bに接続する。最後に、第6の双方向リンク132は、第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第2のルータマトリクス106bを第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第2のルータマトリクス108bに接続する。双方向リンク110から120は、銅線、光ファイバ、または、デジタル信号のやりとりに適すると考えられる他の送信媒体等、様々な媒体によって構成され得る。もちろん、別の実施形態においては、ブロードキャストルータコンポーネントの組を、図1に示された、ブロードキャストルータコンポーネントの組の間の単独の双方向リンクの代わりに、第1及び第2の一方向性リンクによって互いに接続してもよい。このような構成は図2に示されている。
ブロードキャストルータコンポーネント102、104、106、及び108について、より詳細に説明する。図2は、第1のブロードキャストルータコンポーネント102を示す。第2、第3、及び第4のブロードキャストルータコンポーネント104、106、及び108は、第1のブロードキャストルータコンポーネント102と同様の構成であるので、より詳細には説明しない。言うまでも無いが、第2、第3、及び第4のブロードキャストルータ104、106、及び108だけでなく、第1のブロードキャストルータコンポーネント102の前述の説明においても、一部の構成要素は、説明を簡潔にするために簡略化されていることは明らかである。ただし、そのさらなる詳細については、米国特許出願第10/158、212
号(国際公開第2004/002080号パンフレット)(代理人整理番号IU020160)を参照することで見出すことができる。

図2から分かるように、ブロードキャストルータ102は、N個のセレクタ138−1〜138−Nを有し、これらのセレクタは、各セレクタの出力がN個のトランスポートストリームの一つを、第1のブロードキャストルータコンポーネント102のルータマトリクス102a、102bのそれぞれの入力側に供給するように配列されている。本明細書において開示されているように、セレクタ138−1〜138−Nのそれぞれは、第1の入力として、AES(Audio Engineering Society:オーディオ技術学会)標準の入力回路140−1から140−Nによって構成された第1のトランスポートストリームと、第2の入力として、マルチチャネルデジタルオーディオ(multichannel digital audio:「MADI」)標準に準拠した、復号化されたデジタルオーディオデータストリームから、MADI入力回路142−1〜142−Nによって構成された第2のトランスポートストリームを有する、第1の2:1セレクタ回路である。第1のセレクタ回路138−1〜138−Nのそれぞれはさらに、上記2つのトランスポートストリームから選択するための制御入力(図示せず)を含む。
第1のセレクタ回路138−1〜138−Nのそれぞれの、選択されたトランスポートストリーム出力は、第1のルータマトリクス102aのルーティングエンジン144、送信(または、「TX」)拡張ポート276、第1の受信(または、「RX」)拡張ポート278、第2の受信拡張ポート280、第3の受信拡張ポート282の入力側に供給される。「送信」拡張ポートという語は、データが当該拡張ポートから、選択された送信先へ送信される拡張ポートをいう。同様に、「受信」拡張ポートという語は、データを送信元から受信する拡張ポートをいう。第1のルータマトリクス102aの送信拡張ポート276は、大略、メモリサブシステムとプロセッササブシステムから成る。メモリサブシステムにおいては、第1のブロードキャストルータコンポーネント102の第1のセレクタ回路138−1〜138−Nから受信したトランスポートストリームが、複数の送信先への送信前にバッファされる。プロセッササブシステムは、第1のセレクタ回路138−1〜138−Nから受信されたトランスポートストリームの、第2のブロードキャストルータコンポーネント104の第1のルータマトリクス104a、第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第1のルータマトリクス106a、第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第1のルータマトリクス108aの受信拡張ポートへの送信を制御する。逆に、第1のルータマトリクス102aの第1、第2、及び第3の拡張ポート278、280、及び282のそれぞれは、大略、メモリサブシステムとプロセッササブシステムから成る。メモリサブシステムにおいては、他のブロードキャストルータコンポーネントの第1のルータマトリクスの送信拡張ポートから受信した入力トランスポートストリームが、その最終的な送信先への送信前にバッファされる。プロセッササブシステムは、他のブロードキャストルータコンポーネントの第1のルータマトリクスの送信拡張ポートから受信した入力トランスポートストリームの、第1のブロードキャストルータコンポーネント102の第1のルータマトリクス102aのルーティングエンジン104の入力への送信を制御する。
第1のセレクタ回路138−1〜138−Nからは、AES入力1−32N及び/またはMADI入力1−Nから抽出された情報を含むトランスポートストリーム1〜Nが、ルーティングエンジン144と送信拡張ポート276に送信される。送信拡張ポート276からは、入力トランスポートストリーム1〜Nが、リンク110を介して第2のブロードキャストルータコンポーネント104の第1のルータマトリクス104aへ、リンク112を介して第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第1のルータマトリクス106aへ、リンク114を介して第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第1のルータマトリクス108aへ送信される。代わりに、入力トランスポートストリームN+1〜2Nは、第2のブロードキャストルータコンポーネント104の第1のルータマトリクス104aの送信拡張ポートから、第1の受信拡張ポート278にリンク110を介して送信される。入力トランスポートストリーム2N+1〜3Nは、第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第1のルータマトリクス106aの送信拡張ポートから、第2の受信拡張ポート280にリンク112を介して送信される。入力トランスポートストリーム3N+1〜4Nは、第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第1のルータマトリクス108aの送信拡張ポートから、第3の受信拡張ポート282にリンク114を介して送信される。最後に、入力トランスポートストリームN+1〜2N、2N+1〜3N、3N+1〜4Nはそれぞれ、第1、第2、及び第3の受信拡張ポート278、280、及び282によって、ルーティングエンジン144に入力される。
前述したように、第1及び第2のルータマトリクス102a及び102bは、互いに冗長なマトリクスである。このように機能するには、第2のルータマトリクス102bのルーティングエンジン152は、ルーティングエンジン144と同一の入力トランスポートストリームの組を有さなければならない。従って、上述したのと同様の方法で、第1のセレクタ回路138−1〜138−Nのそれぞれから出力される、選択されたトランスポートストリーム出力は、送信ポート284だけでなくルーティングエンジン152の入力側にも供給される。同様に、第1の受信拡張ポート278、第2の受信拡張ポート290、第3の受信拡張ポート282に供給されたトランスポートストリームもそれぞれ、第2のルータマトリクス102bの第1の受信拡張ポート286、第2の受信拡張ポート288、第3の受信拡張ポート290に供給される。第2のルータマトリクス102bの送信拡張ポート284は、大略、メモリサブシステムとプロセッササブシステムから成る。メモリサブシステムにおいては、第1のブロードキャストルータコンポーネント102の第1のセレクタ回路138−1〜138−Nから受信した送信ストリームが、複数の送信先への送信前にバッファされる。プロセッササブシステムは、セレクタ回路138−1〜138−Nから受信したトランスポートストリームの、第2のブロードキャストルータコンポーネント104の第2のルータマトリクス104b、第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第2のルータマトリクス106b、第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第2のルータマトリクス108bの受信拡張ポートへの送信を制御する。逆に、第2のルータマトリクス102bの第1、第2、及び第3の拡張ポート286、288、及び290のそれぞれは、大略、メモリサブシステムとプロセッササブシステムから成る。メモリサブシステムにおいては、他のブロードキャストルータコンポーネントの第1のルータマトリクスの送信拡張ポートから受信したトランスポートストリームが、その最終的な送信先への送信前にバッファされる。プロセッササブシステムは、他のブロードキャストルータコンポーネントの第1のルータマトリクスの送信拡張ポートから受信したトランスポートストリームの、第1のブロードキャストルータコンポーネント102の第2のルータマトリクス102bのルーティングエンジン152の入力への送信を制御する。
第1のセレクタ回路138−1〜138−Nからは、トランスポートストリーム1〜Nが、ルーティングエンジン152と送信拡張ポート284に送信される。送信拡張ポート284からは、入力トランスポートストリーム1〜Nが、リンク122を介して第2のブロードキャストルータコンポーネント104の第2のルータマトリクス104bへ、リンク124を介して第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第2のルータマトリクス106bへ、リンク126を介して第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第2のルータマトリクス108bへ転送される。代わりに、入力トランスポートストリームN+1〜2Nは、第2のブロードキャストルータコンポーネント104の第2のルータマトリクス104bの送信拡張ポートから、第3の受信拡張ポート290にリンク122を介して送信される。入力トランスポートストリーム2N+1〜3Nは、第3のブロードキャストルータコンポーネント106の第2のルータマトリクス106bの送信拡張ポートから、第2の受信拡張ポート288にリンク124を介して送信される。入力トランスポートストリーム3N+1〜4Nは、第4のブロードキャストルータコンポーネント108の第2のルータマトリクス108bの送信拡張ポートから、第1の受信拡張ポート288にリンク126を介して送信される。第3、第2、及び第1の受信拡張ポート290、288、及び286からは、入力トランスポートストリームN+1〜2N、2N+1〜3N、及び3N+1〜4Nがそれぞれ、第3、第2、及び第1の受信拡張ポート290、288、及び286によって、ルーティングエンジン154に入力される。
第1のルータマトリクス102aのルーティングエンジン144は、ルーティングエンジン144の入力として受信された4N個のAESストリームのいずれか一つを、ルーティングエンジン144のM個の出力ラインのいずれか一つに割り当てるスイッチング手段を備えている。ルーティングエンジン144は、例えば一連の命令としてソフトウェアで実現したり、例えば一連の論理回路としてハードウェアで実現したり、あるいは、これらの組み合わせとして実現したり、様々な実施形態が考えられる。同様に、第2のルータマトリクス102bのルーティングエンジン152には、ルーティングエンジン152の入力として受信された4N個のAESストリームのいずれか一つを、ルーティングエンジン152のM個の出力ラインのいずれか一つに割り当てるスイッチング手段が備わっている。この場合も先と同様に、ルーティングエンジン152についても、ソフトウェア、ハードウェア、または、これらの組み合わせによる様々な実施形態が考えられる。第1のブロードキャストルータコンポーネント102の第1及び第2のルーティングマトリクス102a及び102bそれぞれのルーティングエンジン144及び152から出力される1〜MのAESストリームの各々は、第2のセレクタ回路160−1〜160−Mの対応する一つに伝送される。第2のセレクタ回路160−1〜160−Mは、第1のルータマトリクス102aのルーティングエンジン144から出力される1〜MのAESストリーム、または、第2のルータマトリクス102bのルーティングエンジン152から出力される1〜MのAESストリームのどちらを第1のブロードキャストルータコンポーネント102の出力とするかを共同で決定する。第2のセレクタ回路160−1〜160−Mの各々は、ルーティングエンジン144から出力されたAESストリームと、ルーティングエンジン152から出力されたAESストリームのどちらを第2のセレクタ回路160−1〜160−Mを通過させるべきかを選択する、共通の制御入力(図示せず)を共有する。
第2のセレクタ回路160−1〜160−Mから、選択されたAESストリームがそれぞれの情報複製回路162−1〜162−Mに入力される。情報複製回路162−1〜162−Mは、受信したAESストリームを、AES出力回路164−1〜164−M、またはMADI出力回路166−1〜166−Mに渡す。これらの出力回路は、AESストリームを符号化し、ブロードキャストルータコンポーネント102の出力として出力する。同様に、受信した情報ストリームがMADIストリームであった場合、当該ストリームも、符号化及び第1のブロードキャストルータコンポーネント102からの出力のために、AES出力回路164−1〜164−M、またはMADI出力回路166−1〜166−Mに渡される。
次に図3を参照しつつ、AES入力回路140−1〜140−Nについて、より詳細に説明する。図3は、AES入力回路140−1を示す。残りのAES入力回路、具体的には、AES入力回路140−2〜140−Nは、AES入力回路140−1と同様の構成であるため、より詳細には説明しない。図に示すように、AES入力回路140−1は、AESバイフェイズデコーダ回路(bi−phase decoder circuits)296−1〜296−32とトランスポートストリームマルチプレクサ295を有する。AESバイフェイズデコーダ回路296−1〜296−32の各々には、信号源(図示せず)から供給されるAES−3準拠の入力デジタルオーディオデータストリームが入力される。以下に、より詳細に説明するように、AESバイフェイズデコーダ回路296−1〜296−32は、それぞれに入力された入力デジタルオーディオデータストリームを復号化する。その結果得られるAESバイフェイズデコーダ回路296−1〜296−32によって生成される、32個の復号化された入力デジタルオーディオデータストリームは、トランスポートマルチプレクサ295に入力される。トランスポートマルチプレクサ295は、32個の復号化された入力デジタルオーディオデータストリームから、入力トランスポートストリームを形成する。入力トランスポートストリームは、セレクタ回路138−1に渡される。
AESバイフェイズデコーダ回路296−1〜296−32について、より詳細に説明する。図4は、AESバイフェイズデコーダ回路296−1を示す。残りのAESバイフェイズデコーダ回路、具体的には、AESバイフェイズデコーダ回路296−2〜296−32は、AESバイフェイズデコーダ回路296−1と同様の構成であり、より詳細には説明しない。以下に、より詳細に説明されるように、AESバイフェイズデコーダ296−1は、入力データストリーム、ここではAES直列デジタルオーディオデータストリームをサンプルするための高速クロックを用いて機能する。AES直列デジタルオーディオデータストリームを復号化するのに、AESバイフェイズデコーダ296−1は推定ビットタイムも必要とする。本明細書においては、「高速クロック」という語は、入力AESデジタルオーディオデータストリームの周波数より、少なくとも20倍速い周波数を有するクロックをいう。一方、「ビットタイム」という語は、入力AESデジタルオーディオデータストリームの代表的なビットの間に発生する高速クロックの数をいう。本明細書に開示するように、AESバイフェイズデコーダ296−1は2つのモードで動作することが考えられる。第1のモードでは、ビットタイムは論理回路298への直接入力のためにユーザによって選択され、第2のモードでは、ビットタイムは入力直列デジタルオーディオデータストリームから自動的に生成される。
図4から分かるように、AESバイフェイズデコーダ296−1は、時間抽出回路297、復号化論理回路298、ビットタイム推定器300、及び、適当なサイズを有するデータストア、例えば、32ビット非同期FIFOワイドメモリ302から成る。AESバイフェイズデコーダ296−1は、AES入力140−1からのAESデータの直列デジタルオーディオデータストリームを受信する。AESバイフェイズデコーダ296−1内においては、AES直列デジタルオーディオデータストリームが時間抽出回路297、復号化論理回路298、及びビットタイム推定器300のそれぞれに供給される。時間抽出回路297は、特定の時間情報、具体的には、第2の直列デジタルオーディオデータストリームから連続するプリアンブルを隔てる高速クロックの数を抽出する。次に、時間抽出回路297は、抽出された時間情報を、AES直列デジタルオーディオデータストリームの復号化のために、復号化論理回路298に渡す。時間抽出回路297は、抽出された時間情報の復号化論理回路298へ供給するほか、抽出された時間情報を、ブロードキャストルータ100の対象コンポーネント400(AESバイフェイズデコーダ296−1の一部ではないため、図4に点線で示す)にも出力する。対象コンポーネント400の特定の機能に応じて、AESバイフェイズデコーダ296−1の時間抽出回路によって抽出された抽出時間情報は、多様な目的に用いることができる。例えば、直列AESデジタルオーディオデータのストリームを符号化する際に、抽出時間情報を用いることが考えられる。このような例では、例えばAES出力回路164−1の一部を構成する符号化論理回路が、対象コンポーネント400として機能する。もちろん、符号化論理回路は、抽出時間情報を用いて多様な機能を実行できるブロードキャストルータ100の対象コンポーネントの一例である。さらに、それぞれの機能の実行中に抽出時間情報を用いる複数の対象コンポーネントに抽出時間情報を転送することも考えられる。また、抽出時間情報を、AESバイフェイズデコーダ296−1自身によって、受信AES直列デジタルオーディオデータストリームの復号化に用いることも考えられる。
復号化論理回路298の動作に関するさらなる詳細は、米国特許出願第10号(代理人整理番号IU020259)に記載されている。上記明細書中に、より詳細に記載されているように、復号化論理回路298は、AES直列デジタルオーディオデータストリーム中の「X型」プリアンブル、「Y型」プリアンブル、「Z型」プリアンブル、論理1、論理0を識別するように構成されている。プリアンブルを識別し、識別したプリアンブルが「X」プリアンブル、「Y」プリアンブル、「Z」プリアンブルのいずれかであると判断した後、復号化論理回路298は、識別されたプリアンブルをFIFOメモリ302に転送する。FIFOメモリ302は、本明細書においては、32ビットのワイドレジスタである。
受信AES直列デジタルオーディオデータストリームからのデジタルオーディオデータの抽出を開始すると、復号化論理回路298は、最初に復号化されたプリアンブル、通常は「Z」型のプリアンブルを、FIFOメモリ302のビット31−28に配置する。復号化論理回路298は、AES直列デジタルオーディオデータストリーム中の論理「1」または論理「0」を続いて識別すると、復号化されたデータビットをFIFOメモリ302のビット31に転送する。これにより、最初に復号化されたプリアンブルがFIFOメモリ302のビット30−27に移動させられる。このようにして、復号化論理回路298は、直列AESデジタルオーディオデータの受信ストリーム中のデータの各ビットを連続的に復号化し、各ビットを論理「1」、論理「0」、またはプリアンブルの一部として識別する。各データビットが連続して識別されると、識別されたデータはFIFOメモリ302のビット31に転送される。これにより、FIFO302にAESデジタルデータの第1の32ビットサブフレームが徐々に入力される。しかし、他のプリアンブルが続けて識別され次第、復号化論理回路298は、AESデジタルデータの次の32ビットサブフレームの復号化が開始されたと判断する。従って、FIFO302の既存のコンテンツは、セレクタ回路138−1にクロックされ、新たに識別されたプリアンブルがFIFO302の31〜28ビットに配置される。これにより、FIFO302にAESデジタルデータの次の32ビットサブフレームを入力し始める。
次に図5を参照しつつ、時間抽出回路297が、AES直列デジタルオーディオデータストリームから、特定の時間情報、具体的には、連続するプリアンブルを隔てる高速クロックの数を抽出する方法について、より詳細に説明する。上記方法はステップ350で開始される。ステップ352で、前述の時間情報を抽出すべきAES直列デジタルオーディオデータストリームが、時間抽出回路297に入力される。続いてステップ353で、遷移カウント「T」がゼロに設定され、時間抽出回路297が、入力AES直列デジタルオーディオデータストリーム中の遷移を検出し始める。ステップ354で、時間抽出回路297は、入力AES直列デジタルオーディオデータストリーム中の第1の遷移を検出し、検出された遷移が第1のプリアンブルの開始を示すものと仮定する。次に、上記方法は、ステップ355に進み、時間抽出回路297が、入力AES直列デジタルオーディオデータストリーム中の、検出されたプリアンブルとそれに続くプリアンブル間の高速クロックパルスの数をカウントし始める。このために、上記方法は、まずステップ356に進み、遷移カウントTが一つインクリメントされる。
ステップ357に進むと、時間抽出回路297は、遷移カウントTを、AES−3直列デジタルオーディオデータストリームの連続するプリアンブル間に発生する遷移の数である33と比較する。ステップ357で、遷移カウントTが33未満と判断されると、時間抽出回路297は、次のプリアンブルがまだ検出されていないと判断する。その後、上記方法はステップ358に進み、高速クロックパルスのカウントが継続される。続いてステップ359で、時間抽出回路297は、入力AES−3直列デジタルオーディオデータストリームに次の遷移がないか調査を再開する。次の遷移が検出されると、時間抽出回路297は、検出された遷移が、入力AES−3直列デジタルオーディオデータストリーム中の次のプリアンブルの開始を示すものであるか再度判断する。このために、上記方法はステップ356に戻り、時間抽出回路297は、次に検出された遷移が、入力AES−3直列デジタルオーディオデータストリームの次のプリアンブルを示すものであるか、最初に検出された遷移について前述した方法で再度判断する。
ステップ357を再度参照すると、遷移カウントTが33と等しい場合、上記方法はステップ360に進む。ステップ360において、時間抽出回路297は、検出された遷移が、入力AES−3直列デジタルオーディオデータストリームの次のプリアンブルの開始を示すものと判断する。その後、上記方法はステップ362に進む。ステップ362で、時間抽出回路297は、高速クロックパルスのカウントを、米国特許出願第10号(代理人整理番号IU020259)に詳述された方法でAES−3直列デジタルオーディオデータストリームを復号化するのに用いるため、復号化論理回路298に送信する。続いてステップ364で、時間抽出回路297は、分析すべき他のAES直列デジタルオーディオデータがあるか判断する。分析すべき他のデータがある場合、上記方法は、ステップ366に進む。ステップ366では、高速クロックパルスのカウントがリセットされる。その後、上記方法は、入力AES直列デジタルオーディオデータストリームを前述の方法でさらに分析するため、ステップ353に戻る。ただし、ステップ364で、分析を要する他のAES直列デジタルオーディオデータが無いと判断された場合には、上記方法は368で終了する。
ブロードキャストルータの様々な構成要素で用いる選択された時間情報を、ブロードキャストルータを通過するデジタルオーディオデータの直列ストリームから抽出する方法を開示及び説明した。本明細書においては、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の属する分野の当業者であれば、本発明の趣旨や教示を逸脱することなく、様々な変形や変更が可能であることは言うまでも無い。従って、本発明の範囲は、本明細書に開示された実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲によって定義されるものである。
本発明に従って構成されたバイフェイズデコーダを内蔵する、完全冗長化された、リニアに拡張可能なブロードキャストルータのブロック図である。 図1の完全冗長化された、リニアに拡張可能なブロードキャストルータの第1のブロードキャストルータコンポーネントの拡大ブロック図である。 図2の第1のブロードキャストルータコンポーネントのAES入力回路の拡大ブロック図である。 図3のAES入力回路のAESバイフェイズデコーダ回路の拡大ブロック図である。 図4のAESバイフェイズデコーダの時間抽出回路が、AES−3直列デジタルオーディオデータストリームの連続するプリアンブルを隔てる高速クロックの数を決定する方法のフローチャートである。

Claims (11)

  1. 直列AESデジタルオーディオデータのストリームから、選択された時間情報を抽出する方法であって、
    前記直列AESデジタルオーディオデータのストリームの第1のプリアンブルを示す第1の遷移を検出し、
    前記直列AESデジタルオーディオデータのストリームの次のプリアンブルを示す第2の遷移を検出し、
    前記第1及び第2の遷移を隔てる時間を決定する
    ことを含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、前記決定された時間情報は、前記直列AESデジタルオーディオデータのストリームの復号化に用いるのに適していることを特徴とする方法。
  3. 請求項2記載の方法であって、前記決定された時間情報を、前記直列AESデジタルオーディオデータのストリームの復号化に用いるのに、復号化論理回路に送信することをさらに含むことを特徴とする方法。
  4. 請求項3記載の方法であって、前記時間情報は、前記第1及び第2の遷移を隔てる高速クロックパルスのカウントの形式で決定されることを特徴とする方法。
  5. 請求項4記載の方法であって、前記第1の遷移と前記第2の遷移は、前記直列AESデジタルオーディオデータの前記次のプリアンブルを示さない、31個の仲介遷移によって隔てられていることを特徴とする方法。
  6. 請求項1記載の方法であって、前記決定された時間情報は、前記直列AESデジタルオーディオデータのストリームの符号化に用いるのに適していることを特徴とする方法。
  7. 請求項6記載の方法であって、前記決定された時間情報を、前記直列AESデジタルオーディオデータのストリームの符号化に用いるのに、符号化論理回路に送信することをさらに含むことを特徴とする方法。
  8. 請求項7記載の方法であって、前記時間情報は、前記第1及び第2の遷移を隔てる高速クロックパルスのカウントの形式で決定されることを特徴とする方法。
  9. 請求項8記載の方法であって、前記第1の遷移と前記第2の遷移は、前記直列AESデジタルオーディオデータの前記次のプリアンブルを示さない、31個の仲介遷移によって隔てられていることを特徴とする方法。
  10. 直列AESデジタルオーディオデータのストリームを受信して復号し、前記直列AESデジタルオーディオデータの復号中に、そのデータストリームから、時間情報を抽出するデコーダ回路と、
    前記デコーダ回路に接続され、前記直列AESデジタルオーディオデータのストリームから抽出された前記時間情報を受信する対象コンポーネントとを有し、
    前記対象コンポーネントは、その機能の少なくとも一つを実行中に、前記時間情報を利用することを特徴とするブロードキャストルータ。
  11. 請求項10記載のブロードキャストルータであって、前記抽出された時間情報はさらに、前記デコーダ回路による、前記直列AESデジタルオーディオデータのストリームの復号化に利用されることを特徴とするブロードキャストルータ。
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