JP4369467B2 - データ中継装置、ストレージ装置、およびデータ中継方法 - Google Patents

データ中継装置、ストレージ装置、およびデータ中継方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のアダプタからプロセッサを含むコントローラへデータを中継するデータ中継装置、ストレージ装置、およびデータ中継方法に関し、特に、複数のチャネルアダプタからキャッシュメモリへのデータの書き込みを制御するキャッシュコントローラ内のプロセッサの停止を防止するとともに、このプロセッサの処理負荷を低減することができるデータ中継装置、ストレージ装置、およびデータ中継方法に関する。
近年のコンピュータの処理能力の向上に伴って、コンピュータが利用するデータは肥大化の一途をたどっており、膨大なデータを記憶しておくためのストレージに関する検討が多く行われている。具体的には、例えばRAID(Redundant Array of Independent Disks)と呼ばれ、複数のハードディスクドライブを組み合わせることにより、高速・大容量・高信頼性を実現するディスクシステムを構築する技術などが確立されている。
このRAIDなどのディスクシステムにおいては、データを記憶する複数のディスクを備えたディスクアレイ装置が上位装置であるホストコンピュータなどからコマンドを受け付け、データの書き込み(ライト)や読み出し(リード)が行われる。このとき、ホストコンピュータとディスクの間でやり取りされるデータは、ディスクアレイ装置内のキャッシュメモリにもキャッシュされ、以降の処理においては、キャッシュメモリからこのデータを読み出して高速化を図るのが一般的である。
また、ホストコンピュータとディスクアレイ装置の間のデータ転送を効率的に行うために、両者間に複数のチャネルが設けられ、ディスクアレイ装置内の複数のチャネルアダプタがホストコンピュータに接続される構成が採られることがある。この場合、ホストコンピュータとディスクアレイ装置内のキャッシュメモリとの間には、それぞれチャネルアダプタを含む複数のデータ転送経路が形成されることになる(例えば特許文献1参照)。
したがって、ホストコンピュータからディスクアレイ装置内のディスクにデータがライトされる際、キャッシュメモリへのデータ転送経路を1つに変換して中継するスイッチが必要となる。また、チャネルアダプタおよびスイッチを経由したデータは、チップセットやCPU(Central Processing Unit)などからなるキャッシュコントローラを介してキャッシュメモリにライトされる。この様子を図8(a)に示す。図8(a)において、ホストコンピュータからチャネルアダプタに入力されたライトデータは、スイッチを介してキャッシュコントローラ内のチップセットへ転送される(ステップS1)。そして、チップセットによって、ライトデータの転送アドレスが参照され、キャッシュメモリの該当するアドレスにライトデータが書き込まれる(ステップS2)。
一方、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスなどの規格では、キャッシュコントローラにおける通常の処理中に、MSI(Message Signaled Interrupt)と呼ばれる割り込み方法によりキャッシュコントローラ内のCPUに割り込み処理を実行させることが規定されている。MSIによる割り込みは、ライトデータの転送アドレスとして特定のアドレスが指定されている場合に、チップセットからCPUへ割り込みの発生が通知されることにより行われる。
すなわち、図8(b)に示すように、割り込みを要求するライトデータは、チャネルアダプタからスイッチを介してキャッシュコントローラ内のチップセットへ転送される(ステップS3)。そして、チップセットによって、ライトデータの転送アドレスがMSIを示す特定アドレスであることが検知され、CPUに対して割り込み処理の実行が促される(ステップS4)。
特許第2567922号公報
上述したMSIによる割り込み時には、あらかじめ割り込みが発生すると規定されている処理が実行されることになる。しかしながら、例えば割り込みを要求するライトデータに異常が発生したり、このライトデータの転送アドレスに異常が発生したりすると、割り込み処理として規定されていない処理が要求されることがある。
このとき、規定されていない割り込み処理を要求されたCPUは、エラーが発生したと判断してエラーリカバリ処理を行うが、致命的なエラーが発生したと判断した場合には、すべての処理を停止してしまうという問題がある。そして、キャッシュコントローラ内のCPUが処理を停止してしまえば、ディスクアレイ装置におけるデータの書き込みおよび読み出しは一切実行不可能となり、多大な損害が発生することがある。
さらに、CPUが処理を停止せずにエラーリカバリ処理を行う場合も、エラーの原因の特定のために処理負荷が増大し、CPUに負担がかかるという問題がある。すなわち、規定されていない割り込み処理の要求があった場合、この原因となったエラーが複数のチャネルアダプタ、スイッチ、キャッシュコントローラ内のチップセット、および周辺デバイスのいずれで発生したかを特定するため、CPUがすべてのデバイスの状態を逐一リードする必要がある。このため、CPUの処理負荷が大きくなり、ホストコンピュータとキャッシュメモリの間のデータ転送にも影響が及ぶことがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、複数のチャネルアダプタからキャッシュメモリへのデータの書き込みを制御するキャッシュコントローラ内のプロセッサの停止を防止するとともに、このプロセッサの処理負荷を低減することができるデータ中継装置、ストレージ装置、およびデータ中継方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複数のアダプタからプロセッサを含むコントローラへデータを中継するデータ中継装置であって、アダプタから受信したデータの転送アドレスが前記プロセッサへの割り込み処理に対応するアドレスであるか否かを監視し、割り込み処理に対応するアドレスのデータを判定対象のデータと決定する監視手段と、前記監視手段による監視の結果、判定対象と決定されたデータが適正であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によってデータが適正であると判定された場合にのみ、このデータを前記コントローラへ送信する送信手段と、前記判定手段によってデータが不適正であると判定された場合に、このデータを送信したアダプタに対して、自発的にシャットダウンするように指示する第1の指示手段と、前記判定手段によってデータが不適正であると判定された場合に、前記コントローラに対して、前記第1の指示手段による指示に従わないアダプタを強制的にシャットダウンさせるように指示する第2の指示手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段は、あらかじめ規定された割り込み処理に対応するデータパターンの中に、アダプタから受信したデータと一致するものがある場合に、このデータが適正であると判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段は、データが不適正であると判定した場合に、前記送信手段によるデータの送信を遮断することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記監視手段は、アダプタから受信したデータの転送アドレスが前記複数のアダプタそれぞれに割り当てられた割り込み処理を指定するアドレス領域のいずれかに含まれるか否かを監視することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記送信手段は、前記複数のアダプタから受信したデータを多重する多重手段を含むことを特徴とする。
また、本発明は、ホストコンピュータから送信されるデータを記憶媒体に書き込んで記憶するストレージ装置であって、前記ホストコンピュータから送信されたデータを受信する複数のチャネルアダプタと、前記複数のチャネルアダプタによって受信されたデータを中継するスイッチと、プロセッサを備え前記スイッチによって中継されたデータのキャッシュメモリへの書き込みを制御するキャッシュコントローラとを有し、前記スイッチは、前記チャネルアダプタによって受信されたデータの転送アドレスが前記プロセッサへの割り込み処理に対応するアドレスであるか否かを監視し、割り込み処理に対応するアドレスのデータを判定対象のデータと決定する監視手段と、前記監視手段による監視の結果、判定対象と決定されたデータが適正であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によってデータが適正であると判定された場合にのみ、このデータを前記キャッシュコントローラへ送信する送信手段と、前記判定手段によってデータが不適正であると判定された場合に、このデータの中継元であるチャネルアダプタに対して、自発的にシャットダウンするように指示する第1の指示手段と、前記判定手段によってデータが不適正であると判定された場合に、前記キャッシュコントローラに対して、前記第1の指示手段による指示に従わないチャネルアダプタを強制的にシャットダウンさせるように指示する第2の指示手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数のアダプタからプロセッサを含むコントローラへデータを中継するデータ中継方法であって、アダプタから受信したデータの転送アドレスが前記プロセッサへの割り込み処理に対応するアドレスであるか否かを監視し、割り込み処理に対応するアドレスのデータを判定対象のデータと決定する監視工程と、前記監視工程における監視の結果、判定対象と決定されたデータが適正であるか否かを判定する判定工程と、前記判定工程にてデータが適正であると判定された場合にのみ、このデータを前記コントローラへ送信する送信工程と、前記判定工程にてデータが不適正であると判定された場合に、このデータを送信したアダプタに対して、自発的にシャットダウンするように指示する第1の指示工程と、前記判定工程にてデータが不適正であると判定された場合に、前記コントローラに対して、前記第1の指示工程による指示に従わないアダプタを強制的にシャットダウンさせるように指示する第2の指示工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、アダプタから受信したデータの転送アドレスを監視し、監視される転送アドレスがプロセッサへの割り込み処理に対応するアドレスである場合に、このデータが適正であるか否かを判定し、データが適正であると判定された場合にのみ、このデータをコントローラへ送信する。このため、コントローラ内のプロセッサに対して不正な割り込み処理の要求が発生することがないと同時に、不適正なデータを送信したアダプタをデータ中継装置において把握することが可能となる。結果として、複数のチャネルアダプタからキャッシュメモリへのデータの書き込みを制御するキャッシュコントローラ内のプロセッサの停止を防止するとともに、プロセッサは、データ中継装置におけるエラー履歴を参照することによりエラーの原因となるチャネルアダプタを容易に特定することができ、このプロセッサの処理負荷を低減することができる。
また、本発明によれば、あらかじめ規定された割り込み処理に対応するデータパターンの中に、アダプタから受信したデータと一致するものがある場合に、このデータが適正であると判定する。このため、割り込み処理として正当に規定されている処理に対応するデータ以外は適正と判定されることがなく、プロセッサに対する規定外の割り込み処理の要求を防止することができる。
また、本発明によれば、データが不適正であると判定した場合に、データの送信を遮断するため、プロセッサに対する不正な割り込み処理の要求を確実に防止することができる。
また、本発明によれば、データが不適正であると判定された場合に、このデータを送信したアダプタへエラーを通知するため、アダプタは、内部の状態を保存した上で自発的にシャットダウンすることができる。
また、本発明によれば、データが不適正であると判定された場合に、プロセッサへエラーを通知するため、プロセッサは、エラーの原因となったアダプタをデータ中継装置に保持されたエラー履歴から特定し、このアダプタを強制的にシャットダウンさせることができる。
また、本発明によれば、アダプタから受信したデータの転送アドレスが複数のアダプタそれぞれに割り当てられた割り込み処理を指定するアドレス領域のいずれかに含まれるか否かを監視する。このため、データを送信したアダプタに拘わらず、転送アドレスが割り込み領域のアドレスである場合には必ずデータのチェックが行われることになり、例えば転送アドレスに異常が発生して他のアダプタに割り当てられた割り込み領域のアドレスとなってしまった場合でも、プロセッサにおける不正な割り込み処理の発生を予防することができる。
また、本発明によれば、複数のアダプタから受信したデータを多重するため、送信されるデータが1出力となり、例えばPCIバスなどのバスを介した転送を行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るディスクアレイ装置10の概略構成を示すブロック図である。同図に示すディスクアレイ装置10は、DMA(Direct Memory Access:ダイレクトメモリアクセス)が適用されるコンピュータシステムの一例であり、ファイバチャネルリンク30A、30Bを介してホストコンピュータ20A、20Bと接続されている。このディスクアレイ装置10は、高信頼性を確保するために二重化構成が採られており、各構成要素が2系統ずつ(図中、参照符号に付加したA、Bによって区別する)備えられている。それぞれの系統の構成要素は互いに同等の機能を有するため、以下では一方の系統についてのみ構成要素の説明をする。
ディスクアレイ装置10は、複数のチャネルアダプタ40A−1〜N(Nは2以上の自然数)、スイッチ50A、キャッシュメモリ60A、キャッシュコントローラ70A、ディスクアダプタ80A、スイッチ90A、およびディスク100Aを有している。
チャネルアダプタ40A−1〜Nは、それぞれがホストコンピュータ20Aとデータの送受信を行う通信インタフェースとしての機能を有するとともに、DMAによりデータ転送を行うDMAチップを有している。チャネルアダプタ40A−1〜Nは、すべて同等の機能を有しており、いずれかのチャネルアダプタ40A−M(Mは1以上N以下の自然数)に重大なエラーが発生した場合には、キャッシュコントローラ70Aによって強制的にまたは自発的にシャットダウンする。
スイッチ50Aは、チャネルアダプタ40A−1〜Nとキャッシュメモリ60Aとの間のデータ転送を中継する。このとき、スイッチ50Aは、キャッシュメモリ60Aへ転送するためにチャネルアダプタ40A−1〜Nそれぞれから入力されたデータを多重して1出力に変換する。また、スイッチ50Aは、各チャネルアダプタ40A−1〜Nから入力されたデータの転送アドレスが所定のアドレスである場合には、データが適正であるか否かをチェックし、不適正なデータが検知されると、このデータを出力したチャネルアダプタ40A−1〜Nおよびキャッシュコントローラ70Aへエラーが発生したことを示すエラーメッセージを送出する。スイッチ50Aによるデータのチェックについては、後に詳述する。
キャッシュメモリ60Aは、ホストコンピュータ20Aから複数のディスク100Aへ書き込まれるデータ、または複数のディスク100Aからホストコンピュータ20Aへ読み出されるデータを一時的に記憶する。
キャッシュコントローラ70Aは、キャッシュメモリ60Aにおけるデータの書き込みおよび読み出しを管理・制御する。また、キャッシュコントローラ70Aは、スイッチ50Aからエラーメッセージを受け取ると、スイッチ50Aに保持されたエラー履歴をリードしてエラーの原因となったチャネルアダプタ40A−1〜Nを特定し、このチャネルアダプタ40A−1〜Nが自発的にシャットダウンしていない場合は、強制的にシャットダウンさせる。なお、キャッシュコントローラ70Aは、他方の系統のキャッシュコントローラ70Bとキャッシュ間リンクによって接続されており、キャッシュメモリ60A、60Bに書き込まれるデータが共有されるようになっている。
ディスクアダプタ80Aは、複数のディスク100Aとデータの送受信を行う通信インタフェースとしての機能を有する。すなわち、ディスクアダプタ80Aは、キャッシュメモリ60Aから読み出されたデータを複数のディスク100Aへ送信したり、キャッシュメモリ60Aへ書き込まれるデータを複数のディスク100Aから受信したりする。
スイッチ90Aは、複数のディスク100Aを接続するとともに、各ディスクとディスクアダプタ80Aの接続を切り替える。複数のディスク100Aは、例えば複数のハードディスクドライブからなり、それぞれのディスクが転送対象となるデータを記憶している。
図2は、本実施の形態に係るディスクアレイ装置10の要部構成を示すブロック図である。同図においては、図1の参照符号におけるA、Bの表記を省略し、例えばホストコンピュータ20A、20Bをホストコンピュータ20と表記している。図2は、図1に示したディスクアレイ装置10の構成要素のうちチャネルアダプタ40−1、スイッチ50、キャッシュメモリ60、キャッシュコントローラ70、およびディスクアダプタ80を図示し、チャネルアダプタ40−1およびキャッシュコントローラ70の内部構成を示している。
チャネルアダプタ40−1は、光モジュール41、プロトコルチップ42、DMAチップ43、ブリッジチップ44、メモリ45、およびCPU46を備えている。
光モジュール41は、ホストコンピュータ20と接続され、ホストコンピュータ20から光ファイバなどによって伝送される光信号を電気信号に変換し、プロトコルチップ42から出力される電気信号を光信号に変換してホストコンピュータ20へ伝送する。
プロトコルチップ42は、ホストコンピュータ20との接続に用いられるファイバチャネル(図1のファイバチャネルリンク30A、30B)のプロトコルを制御するためのLSI(Large Scale Integration)である。プロトコルチップ42は、チャネルアダプタ40−1とホストコンピュータ20との間でやり取りされるデータを電気信号として光モジュール41へ出力する。
DMAチップ43は、キャッシュコントローラ70に接続されたキャッシュメモリ60と通信するインタフェース機能およびDMA機能を有している。DMAチップ43は、CPU46からの指示に従って、キャッシュメモリ60との間で通信処理を行い、DMAによるデータ転送を実行する。具体的には、例えばDMAによってホストコンピュータ20からのデータをキャッシュメモリ60へ転送する場合、DMAチップ43は、データの転送アドレスおよびデータそのものをブリッジチップ44を介してスイッチ50へ送信する。また、DMAチップ43は、割り込み処理の必要が生じた場合に、例えばMSIなどの割り込み処理に対応するアドレスを転送アドレスとしてデータ転送を実行する。
ブリッジチップ44は、スイッチ50と接続され、DMAチップ43によって実行されるデータ転送の際に、データをスイッチ50へ送信したり、スイッチ50からデータを受信したりする。
メモリ45は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)などから構成され、CPU46により生成されたディスクリプタ(CPU46からDMAチップ43に対する指示)などを記憶する。
CPU46は、チャネルアダプタ40−1の全体を統括制御するプロセッサであり、ホストコンピュータ20からのコマンドを解釈してDMAチップ43へデータ転送の指示を出す。
プロトコルチップ42、DMAチップ43、およびCPU46は、互いにPCIバスによって接続されており、データ転送やデータ転送の指示などは、PCIバスを介して実行される。
一方、図2に示すキャッシュコントローラ70は、CPU71、チップセット72、およびメモリ73を備えている。
CPU71は、キャッシュコントローラ70の全体を統括制御するプロセッサであり、キャッシュメモリ60におけるデータの読み書きやディスクアダプタ80との間のデータ転送をチップセット72へ指示する。また、CPU71は、チップセット72から割り込み処理の発生が通知された場合は、処理を中断して割り込み処理を優先して実行する。さらに、CPU71は、エラーの発生が通知されると、スイッチ50に保持されたエラー履歴を参照し、エラーの原因となったチャネルアダプタ40−1〜Nを強制的にシャットダウンさせる。
チップセット72は、CPU71からの指示に従って、スイッチ50から出力されるデータをキャッシュメモリ60に書き込んだり、ディスクアダプタ80へ転送したりする。このとき、チップセット72は、スイッチ50から出力されるデータの転送アドレスが割り込み処理に対応するアドレスである場合には、CPU71へ割り込み処理の発生を通知する。また、チップセット72は、スイッチ50からエラーメッセージを受信すると、CPU71へエラーの発生を通知する。
メモリ73は、例えばDRAMなどから構成され、CPU71により生成されたチップセット72に対する指示などを記憶する。
図3は、本実施の形態に係るスイッチ50の内部構成を示すブロック図である。同図に示すスイッチ50は、複数のチャネルアダプタ40−1〜Nそれぞれに対応する受信処理部51とキャッシュコントローラ70へデータを送信する送信処理部52とから構成されている。また、受信処理部51は、データ送出部51a、アドレス監視部51b、データ判定部51c、およびエラー通知部51dを有している。なお、図3においては、チャネルアダプタ40−1に対応する受信処理部51のみの詳細な構成を示しているが、他のチャネルアダプタ40−2〜Nに対応する受信処理部51も同様の構成を有している。
データ送出部51aは、それぞれ対応するチャネルアダプタ40−1〜NからDMAによって転送されるデータや割り込み処理を要求するデータを受信し、これらのデータを送信処理部52へ送出する。ただし、データ送出部51aは、データ判定部51cによってデータ送出が遮断された場合は、送信処理部52へデータを送出することはない。
アドレス監視部51bは、それぞれ対応するチャネルアダプタ40−1〜Nから受信されるデータの転送アドレスを監視し、この転送アドレスが割り込み処理を指定するアドレスであるか否かを判定する。そして、アドレス監視部51bは、転送アドレスが割り込み処理を指定するアドレスであると判定した場合に、データのチェックを行うようにデータ判定部51cに指示する。
ここで、チャネルアダプタ40−1〜Nから受信されるデータの転送アドレスに関するアドレス空間は、例えば図4に示すようになっている。すなわち、チャネルアダプタ40−1〜Nに対しては、全アドレス空間のうち領域201のアドレスが割り当てられており、この領域201のアドレスがチャネルアダプタ40−1〜Nに分配されている。したがって、図4においては、領域202のアドレスがチャネルアダプタ40−1に割り当てられ、領域203のアドレスがチャネルアダプタ40−2に割り当てられ、領域204のアドレスがチャネルアダプタ40−Nに割り当てられている。
さらに、各チャネルアダプタ40−1〜Nに割り当てられた領域には、キャッシュメモリ60への通常のデータライトを指定するデータ領域205と、例えばMSIなどによる割り込み処理を指定する割り込み領域206とが含まれている。そして、アドレス監視部51bは、チャネルアダプタ40−1〜Nから受信されるデータの転送アドレスが上述の割り込み領域206に含まれる場合に、データチェックを指示する。なお、アドレス監視部51bは、すべてのチャネルアダプタ40−1〜Nに関する割り込み領域のアドレスをデータチェックの対象とする。すなわち、例えばチャネルアダプタ40−1に対応する受信処理部51内のアドレス監視部51bは、チャネルアダプタ40−1に割り当てられた領域内の割り込み領域206のみではなく、チャネルアダプタ40−2〜Nに割り当てられた領域内の割り込み領域206のアドレスもデータチェック対象とする。
データ判定部51cは、割り込み処理時に転送され得るデータのデータパターンをあらかじめ記憶しており、アドレス監視部51bからデータチェックを指示されると、チャネルアダプタ40−1〜Nから受信されたデータとあらかじめ記憶しているデータパターンとを比較して、データが適正であるか否かを判定する。すなわち、割り込み処理として発生する処理は限られているため、データ判定部51cは、割り込み処理となり得る処理すべてに対応するデータのデータパターンを記憶している。そして、データ判定部51cは、アドレス監視部51bからデータチェックを指示されたときに受信されたデータが、あらかじめ記憶するデータパターンのいずれかと一致するか否かを判定する。
具体的には、データ判定部51cは、例えば図5に示すようなデータパターンをあらかじめ記憶している場合、アドレス監視部51bからデータチェックを指示されたときにチャネルアダプタ40−1〜Nから入力されたデータが「0124」であると、データ「0124」はデータパターンと一致しないため、エラーが発生したと判断する。一方、チャネルアダプタ40−1〜Nから入力されたデータが「A1F2」であると、データ「A1F2」がデータパターンに含まれているため、データ「A1F2」は適正であると判断する。
そして、データ判定部51cは、エラーが発生した場合には、その旨をエラー通知部51dおよび送信処理部52内のエラー通知部52bへ通知するとともに、データ送出部51aにおけるデータ送出を遮断する。
エラー通知部51dは、データ判定部51cからエラー発生の旨が通知されると、対応するチャネルアダプタ40−1〜Nへエラーメッセージを送信してエラーを通知する。エラー通知部51dからエラーを通知されたチャネルアダプタ40−1〜Nは、可能であればメモリ45などの状態を保存した上で自発的にシャットダウンする。
一方、送信処理部52は、多重部52aおよびエラー通知部52bを有している。多重部52aは、各受信処理部51内のデータ送出部51aから送出されるデータを多重し、1出力の多重データとしてキャッシュコントローラ70へ転送する。なお、多重部52aは、各受信処理部51内のデータ送出部51aから送出されるデータのいずれか1つを選択してキャッシュコントローラ70へ転送するようにしても良い。
エラー通知部52bは、各受信処理部51内のデータ判定部51cからエラー発生の旨が通知されると、キャッシュコントローラ70へエラーメッセージを送信してエラーを通知する。エラー通知部52bからエラーを通知されると、キャッシュコントローラ70内のCPU71がスイッチ50の図示しないレジスタなどに記憶されたエラー履歴を参照し、エラーが発生したチャネルアダプタ40−1〜Nを特定する。そして、CPU71は、エラーが発生したチャネルアダプタ40−1〜Nが自発的にシャットダウンしていなければ、CPU71と各チャネルアダプタ40−1〜Nを接続する専用線を通じて強制的にシャットダウンさせる。
次いで、上記のように構成されたスイッチ50によるデータ中継方法について、図6に示すフロー図を参照しながら説明する。以下では、主にチャネルアダプタ40−1からデータが転送された場合を例に挙げて説明する。
チャネルアダプタ40−1内のCPU46およびDMAチップ43によって、キャッシュメモリ60へライトされるデータのデータ転送や割り込み処理を要求するデータ転送が実行されると、これらのデータがチャネルアダプタ40−1内のブリッジチップ44からスイッチ50に入力され、キャッシュコントローラ70への中継が要求される(ステップS101)。スイッチ50へ入力されたデータは、チャネルアダプタ40−1に対応する受信処理部51に入力され、アドレス監視部51bによって、データの転送アドレスが割り込み領域に含まれるか否かが判定される。換言すれば、アドレス監視部51bによって、データの転送アドレスがチェック対象であるか否かが判定される(ステップS102)。
なお、アドレス監視部51bには、チャネルアダプタ40−1のみではなく、チャネルアダプタ40−2〜Nに関する割り込み領域のアドレスもあらかじめ保持されているため、チャネルアダプタ40−1から入力されたデータの転送アドレスが他のチャネルアダプタ40−2〜Nの割り込み領域のアドレスである場合にも、チェック対象であると判定される。このため、チャネルアダプタ40−1から入力されたデータの転送アドレスが例えばチャネルアダプタ40−2に関する割り込み領域のアドレスになっている場合でもデータのチェックが行われることになり、転送アドレスが割り込み処理を指定するデータについては、確実にチェックが行われることになる。
アドレス監視部51bによる判定の結果、転送アドレスがチェック対象でなければ(ステップS102No)、チャネルアダプタ40−1から転送されたデータはキャッシュメモリ60へライトされるデータであることになるため、そのままデータ送出部51aから送信処理部52へ送出される(ステップS104)。そして、このデータは、送信処理部52内の多重部52aによって他の受信処理部51から送出されたデータと多重され(ステップS105)、1出力の多重データとしてキャッシュコントローラ70内のチップセット72へ送信される。多重データを受信したチップセット72は、データの転送アドレスを参照してキャッシュメモリ60にデータを書き込む。
一方、チャネルアダプタ40−1から入力されたデータの転送アドレスがチェック対象であれば(ステップS102Yes)、このデータはキャッシュコントローラ70内のCPU71へ割り込み処理を要求するデータであることになるため、アドレス監視部51bからの指示により、データ判定部51cによってデータが適正であるか否かの判定が行われる(ステップS103)。具体的には、データ判定部51cに割り込み処理に対応するデータとしてあらかじめ記憶されたデータパターンの中に、チャネルアダプタ40−1から入力されたデータと一致するものがあるか否かが判定される。
そして、データパターンの中に一致するデータがあればデータが適正であると判断され(ステップS103Yes)、割り込み処理を要求するデータは、データ送出部51aから送信処理部52へ送出される(ステップS104)。そして、このデータは、送信処理部52内の多重部52aによって他の受信処理部51から送出されたデータと多重され(ステップS105)、1出力の多重データとしてキャッシュコントローラ70内のチップセット72へ送信される。多重データを受信したチップセット72は、データの転送アドレスを参照して割り込み処理が発生したことを検知し、CPU71へ割り込み処理の発生を通知する。
また、データ判定部51cにあらかじめ記憶されたデータパターンの中に一致するデータがなければデータが不適正であると判断され(ステップS103No)、データ判定部51cによってデータ送出部51aからのデータの送出が遮断される(ステップS106)。これにより、転送アドレスが割り込み処理を指定するにも拘らず、データが割り込み処理として規定されていないものである場合に、キャッシュコントローラ70へのデータ中継が行われず、キャッシュコントローラ70内のCPU71が予期せぬ割り込み処理の要求によって停止するのを防止することができる。
こうしてデータ判定部51cによってデータ送出が遮断されるのと同時に、エラーが発生した旨がエラー通知部51dおよび送信処理部52内のエラー通知部52bへ通知される。エラー発生の旨が通知されたエラー通知部51dは、チャネルアダプタ40−1へエラーメッセージを送信し、エラー通知部52bは、キャッシュコントローラ70へエラーメッセージを送信する(ステップS107)。さらに、データ判定部51cによって、スイッチ50内の図示しないレジスタなどにチャネルアダプタ40−1においてエラーが発生したことを示すエラー履歴が記憶される。
ここで、データ判定部51cによって検知されるエラーには2種類ある。1つ目は、図7(a)に示すように、チャネルアダプタ40−1からスイッチ50までの転送中に割り込み処理を指定するデータそのものに異常が発生し、転送アドレスには異常が発生せず、図中斜線で示す割り込み領域に含まれている場合である。この場合、転送アドレスが割り込み領域に含まれていることから、データ判定部51cによってデータのチェックが行われるが、データそのものに異常が発生しているため、データ判定部51cにあらかじめ記憶されたデータパターンに一致するものがなくエラー発生となる。
データ判定部51cによって検知されるエラーの2つ目は、図7(b)に示すように、データそのものには異常が発生せずに、チャネルアダプタ40−1からスイッチ50までの転送中にデータの転送アドレスに異常が発生し、図中斜線で示す割り込み領域に含まれてしまう場合である。この場合、本来、データはキャッシュメモリ60に書き込まれるデータであるため、データ判定部51cによってデータのチェックが行われると、データ判定部51cにあらかじめ記憶されたデータパターンに一致するものがなくエラー発生となる。
これらのエラーはいずれもデータ判定部51cによるチェックによって検知され、異常が発生したチャネルアダプタ40−1およびキャッシュコントローラ70へエラーが通知される。そして、エラーが通知されたチャネルアダプタ40−1は、自発的なシャットダウンを試みる。また、エラーが通知されたキャッシュコントローラ70においては、チップセット72からCPU71へエラー発生が通知され、CPU71がスイッチ50内の図示しないレジスタに記憶されたエラー履歴をリードする。エラー履歴にはチャネルアダプタ40−1において異常が発生したことが保持されているため、CPU71は、他のデバイスの状態をリードすることなく、容易にエラーの発生原因を特定することができる。
そして、CPU71によって、異常が発生したチャネルアダプタ40−1が特定されると、CPU71は、各チャネルアダプタ40−1〜Nと接続される専用線を通じて異常が発生したチャネルアダプタ40−1を切り離す。これにより、異常が発生したチャネルアダプタ40−1は、確実にシャットダウンされ、以後は、他のチャネルアダプタによって処理が続行される。
以上のように、本実施の形態によれば、チャネルアダプタから転送されるデータの転送アドレスが割り込み処理に対応するアドレスである場合、チャネルアダプタからキャッシュメモリへデータを中継するスイッチは、データが規定通りの割り込み処理を指定するものであるか否かを判定し、データが不適正であればこのデータの中継を停止する。同時に、スイッチは、このデータを送信したチャネルアダプタおよびキャッシュコントローラへエラー発生を通知する。このため、規定されていない割り込み処理がキャッシュコントローラ内のCPUに要求されることがなく、複数のチャネルアダプタからキャッシュメモリへのデータの書き込みを制御するキャッシュコントローラ内のCPUの停止を防止することができる。また、エラーを通知されたキャッシュコントローラ内のCPUは、スイッチに保持されたエラー履歴を参照することにより、容易に異常が発生したチャネルアダプタを特定することができ、このCPUの処理負荷を低減することができる。
なお、上記一実施の形態においては、スイッチ50がキャッシュコントローラ70と別体として設けられるものとしたが、スイッチ50と同等の機能がキャッシュコントローラ70に組み込まれ、一体的に構成されても良い。また、チャネルアダプタ40−1〜Nやキャッシュコントローラ70の内部には、CPUの代わりに例えばMPU(Micro Processing Unit)など他のプロセッサが設けられていても良い。
(付記1)複数のアダプタからプロセッサを含むコントローラへデータを中継するデータ中継装置であって、
アダプタから受信したデータの転送アドレスを監視する監視手段と、
前記監視手段によって監視される転送アドレスが前記プロセッサへの割り込み処理に対応するアドレスである場合に、このデータが適正であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によってデータが適正であると判定された場合にのみ、このデータを前記コントローラへ送信する送信手段と
を有することを特徴とするデータ中継装置。
(付記2)前記判定手段は、
あらかじめ規定された割り込み処理に対応するデータパターンの中に、アダプタから受信したデータと一致するものがある場合に、このデータが適正であると判定することを特徴とする付記1記載のデータ中継装置。
(付記3)前記判定手段は、
データが不適正であると判定した場合に、前記送信手段によるデータの送信を遮断することを特徴とする付記1記載のデータ中継装置。
(付記4)前記判定手段によってデータが不適正であると判定された場合に、このデータを送信したアダプタへエラーを通知する通知手段をさらに有することを特徴とする付記1記載のデータ中継装置。
(付記5)前記判定手段によってデータが不適正であると判定された場合に、前記プロセッサへエラーを通知する通知手段をさらに有することを特徴とする付記1記載のデータ中継装置。
(付記6)前記監視手段は、
アダプタから受信したデータの転送アドレスが前記複数のアダプタそれぞれに割り当てられた割り込み処理を指定するアドレス領域のいずれかに含まれるか否かを監視することを特徴とする付記1記載のデータ中継装置。
(付記7)前記送信手段は、
前記複数のアダプタから受信したデータを多重する多重手段を含むことを特徴とする付記1記載のデータ中継装置。
(付記8)ホストコンピュータから送信されるデータを記憶媒体に書き込んで記憶するストレージ装置であって、
前記ホストコンピュータから送信されたデータを受信する複数のチャネルアダプタと、
前記複数のチャネルアダプタによって受信されたデータを中継するスイッチと、
プロセッサを備え前記スイッチによって中継されたデータのキャッシュメモリへの書き込みを制御するキャッシュコントローラとを有し、
前記スイッチは、
前記チャネルアダプタによって受信されたデータの転送アドレスを監視する監視手段と、
前記監視手段によって監視される転送アドレスが前記プロセッサへの割り込み処理に対応するアドレスである場合に、このデータが適正であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によってデータが適正であると判定された場合にのみ、このデータを前記キャッシュコントローラへ送信する送信手段とを備える
ことを特徴とするストレージ装置。
(付記9)複数のアダプタからプロセッサを含むコントローラへデータを中継するデータ中継方法であって、
アダプタから受信したデータの転送アドレスを監視する監視工程と、
前記監視工程にて監視される転送アドレスが前記プロセッサへの割り込み処理に対応するアドレスである場合に、このデータが適正であるか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程にてデータが適正であると判定された場合にのみ、このデータを前記コントローラへ送信する送信工程と
を有することを特徴とするデータ中継方法。
本発明は、複数のチャネルアダプタからキャッシュメモリへのデータの書き込みを制御するキャッシュコントローラ内のプロセッサの停止を防止するとともに、このプロセッサの処理負荷を低減する場合に適用することができる。
一実施の形態に係るディスクアレイ装置の概略構成を示すブロック図である。 一実施の形態に係るディスクアレイ装置の要部構成を示すブロック図である。 一実施の形態に係るスイッチの内部構成を示すブロック図である。 一実施の形態に係るアドレス空間を説明する図である。 一実施の形態に係るデータチェックの例を示す図である。 一実施の形態に係るデータ中継方法を示すフロー図である。 一実施の形態に係るエラー発生の例を示す図である。 チャネルアダプタによるデータライトの例を示す図である。
符号の説明
40 チャネルアダプタ
50 スイッチ
51 受信処理部
51a データ送出部
51b アドレス監視部
51c データ判定部
51d エラー通知部
52 送信処理部
52a 多重部
52b エラー通知部
60 キャッシュメモリ
70 キャッシュコントローラ

Claims (7)

  1. 複数のアダプタからプロセッサを含むコントローラへデータを中継するデータ中継装置であって、
    アダプタから受信したデータの転送アドレスが前記プロセッサへの割り込み処理に対応するアドレスであるか否かを監視し、割り込み処理に対応するアドレスのデータを判定対象のデータと決定する監視手段と、
    前記監視手段による監視の結果、判定対象と決定されたデータが適正であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によってデータが適正であると判定された場合にのみ、このデータを前記コントローラへ送信する送信手段と
    前記判定手段によってデータが不適正であると判定された場合に、このデータを送信したアダプタに対して、自発的にシャットダウンするように指示する第1の指示手段と、
    前記判定手段によってデータが不適正であると判定された場合に、前記コントローラに対して、前記第1の指示手段による指示に従わないアダプタを強制的にシャットダウンさせるように指示する第2の指示手段と
    を有することを特徴とするデータ中継装置。
  2. 前記判定手段は、
    あらかじめ規定された割り込み処理に対応するデータパターンの中に、アダプタから受信したデータと一致するものがある場合に、このデータが適正であると判定することを特徴とする請求項1記載のデータ中継装置。
  3. 前記判定手段は、
    データが不適正であると判定した場合に、前記送信手段によるデータの送信を遮断することを特徴とする請求項1記載のデータ中継装置。
  4. 前記第2の指示手段は、
    前記判定手段によってデータが不適正であると判定された場合に、このデータを送信したアダプタにおいてエラーが発生したことを示すエラー履歴を記憶する記憶手段を含み、
    前記記憶手段によって記憶されたエラー履歴を前記コントローラに参照させることにより、強制的なシャットダウンの対象となるアダプタを前記コントローラに特定させることを特徴とする請求項1記載のデータ中継装置。
  5. ホストコンピュータから送信されるデータを記憶媒体に書き込んで記憶するストレージ装置であって、
    前記ホストコンピュータから送信されたデータを受信する複数のチャネルアダプタと、
    前記複数のチャネルアダプタによって受信されたデータを中継するスイッチと、
    プロセッサを備え前記スイッチによって中継されたデータのキャッシュメモリへの書き込みを制御するキャッシュコントローラとを有し、
    前記スイッチは、
    前記チャネルアダプタによって受信されたデータの転送アドレスが前記プロセッサへの割り込み処理に対応するアドレスであるか否かを監視し、割り込み処理に対応するアドレスのデータを判定対象のデータと決定する監視手段と、
    前記監視手段による監視の結果、判定対象と決定されたデータが適正であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によってデータが適正であると判定された場合にのみ、このデータを前記キャッシュコントローラへ送信する送信手段と
    前記判定手段によってデータが不適正であると判定された場合に、このデータの中継元であるチャネルアダプタに対して、自発的にシャットダウンするように指示する第1の指示手段と、
    前記判定手段によってデータが不適正であると判定された場合に、前記キャッシュコントローラに対して、前記第1の指示手段による指示に従わないチャネルアダプタを強制的にシャットダウンさせるように指示する第2の指示手段とを備える
    ことを特徴とするストレージ装置。
  6. 前記第2の指示手段は、
    前記判定手段によってデータが不適正であると判定された場合に、このデータの中継元であるチャネルアダプタにおいてエラーが発生したことを示すエラー履歴を記憶する記憶手段を含み、
    前記キャッシュコントローラは、
    前記第2の指示手段による指示があった場合に、前記記憶手段に記憶されたエラー履歴を参照してエラーが発生したチャネルアダプタを特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定されたチャネルアダプタを強制的にシャットダウンする強制シャットダウン手段とを備える
    ことを特徴とする請求項5記載のストレージ装置。
  7. 複数のアダプタからプロセッサを含むコントローラへデータを中継するデータ中継方法であって、
    アダプタから受信したデータの転送アドレスが前記プロセッサへの割り込み処理に対応するアドレスであるか否かを監視し、割り込み処理に対応するアドレスのデータを判定対象のデータと決定する監視工程と、
    前記監視工程における監視の結果、判定対象と決定されたデータが適正であるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程にてデータが適正であると判定された場合にのみ、このデータを前記コントローラへ送信する送信工程と
    前記判定工程にてデータが不適正であると判定された場合に、このデータを送信したアダプタに対して、自発的にシャットダウンするように指示する第1の指示工程と、
    前記判定工程にてデータが不適正であると判定された場合に、前記コントローラに対して、前記第1の指示工程による指示に従わないアダプタを強制的にシャットダウンさせるように指示する第2の指示工程と
    を有することを特徴とするデータ中継方法。
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