JP4368532B2

JP4368532B2 - Joinery sliding door lock

Info

Publication number: JP4368532B2
Application number: JP2001026543A
Authority: JP
Inventors: 大東弘幸
Original assignee: 美和ロック株式会社
Priority date: 2001-02-02
Filing date: 2001-02-02
Publication date: 2009-11-18
Anticipated expiration: 2021-02-02
Also published as: JP2002227489A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トリガーと、該トリガーに連動する鎌片とを備えた建具用引戸錠に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の建具用引戸錠は、例えば実開昭５７−１１０２６０号公報、特開平８−８６１３２号の各実施例に記載されているように、錠ケースのフロントから受け金具に向かって突出するトリガー（水平突出杆）は、相当長いものであった。その理由は、引戸の閉戸時、トリガーの先端面が受け金具のストライクの表面に当たり始めてからトリガーが後退し始め、動力変換機構を介して鎌片が回転するので、チリ寸法（チリについては後述する）が「０（ゼロ）」でなければ鎌片をストライクに対して完全に掛合状態にさせることができなかった。つまり、錠ケースに軸支された鎌片は、引戸が戸枠に「ぴったりと合った時（チリがゼロ）」に完全に突出する。
【０００３】
したがって、衣服を引っ掛ける恐れを少しでも解消するためにトリガーの突出量を少なくする、錠ケースのケース身に内装される複数個の部材との関係でトリガー自体の小型化を図る、所望するチリ設定をした状態で鎌片を完全に突出させる、選択設定したチリに対応する引戸錠を引戸に取り付けるなどの課題を達成することができなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような従来の問題点に鑑み、第１の目的は、トリガーの突出量を少なくすることである。これにより、トリガー自体の小型化を図ることができる。第２の目的は、ストライク側の押し込みピンが日生活に於いて、違和感を与えず、また衣服を引っ掛ける恐れを少しでも解消することができることである。第３の目的は、ストライク側の押し込みピンに押されるトリガーが安定的に後退動することである。第４の目的は、受け金具側のチリ設定用押し込みピンを交換するたけで、選択設定したチリに対応する引戸錠を引戸に取り付けることができることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の建具用引戸錠は、引戸を閉める際にストライクに当たると錠ケースの第１水平案内部に案内されながら後退動するトリガーと、このトリガーが錠ケース内へと後退動する際、動力変換機構を介してストライクと掛合する方向へ回転する鎌片とを備える建具用引戸錠に於いて、前記動力変換機構は、前記トリガー２１に形成されたラック２６と、該ラックと噛合するように前記鎌片３０の軸支された基部３３に形成されたピニオン３１とから成り、また前記ストライクの前面に、戸枠としてのサッシの枠内に収まると共に閉戸時に錠ケースのフロント１１を基準として該フロント１１よりも錠ケース内に入りこむ所定長の押し込みピン７の取付け基端部を固定し、一方、前記トリガー２１は、開戸時、トリガーバネ２４のバネ力により錠ケース１０のフロント１１から若干突出する短杆状先端部２２と、この突出先端部２２に連設する横長状杆部２３とから成り、さらに、トリガー２１は、前記横長状杆部２３に係合突起２５を有し、引戸を閉める際、該トリガー２１は、前記先端部２２が前記押し込みピンに当たることにより、前記係合突起２５及び前記第１水平案内部１８を介して後退動することを特徴とする。
【０００６】
上記構成に於いて、押し込みピン７Ａは、受け金具側のチリ設定に対応して、少なくとも２種類以上存在することを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】
図１乃至図５に示す第１実施例を参照に本発明を説明する。
【０００８】
（１）発明の実施の環境と主要部材
まず図１を参照に発明の実施の環境について説明する。Ｘは引戸１の中に収められる彫り込み型又は引戸面に固定的に取り付けられる面付け型引戸錠である。一方、Ｙは戸枠２に固定的に取り付けられた受け金具で、この受け金具Ｙは、ボックス部を有するトロヨケ３と、このトロヨケ３の開口に重ね合わせられたストライク（受座）４とから成る。ストライク４は縦長板状に形成され、複数個の固着手段５を介してトロヨケ３の耳状取付け部に固定される。
【０００９】
ところで、本実施例では、前記ストライク４の縦長窓６寄りの適宜部位に、水平状態の押し込みピン７（主要部材）が固定的に突設されている。この押し込みピン７は、本実施例ではトリガーの先端部に指向するようにストライク４の上部壁４ａにカシメ固定されている。したがって、ストライク４は、引戸１を閉める際に該押し込みピン７を介してトリガーを後退動させる。
【００１０】
また押し込みピン７は、日常生活において違和感を与えずかつ邪魔にならないような長さである。例えば図５は戸枠２がサッシ枠の場合であるが、このような場合、押し込みピン７の長さは、サッシ枠内に収まるように設定されている。
【００１１】
（２）錠ケース
次に図２を参照に錠ケースについて説明する。１０は引戸１の縦框に内装される錠ケースである。この錠ケース１０は、「枠状ケース身１０ａ」と、このケース身の大きい開口部を閉鎖する「板状ケース蓋１０ｂ」とから成る。錠ケース１０も引戸錠Ｘの一部を成す。１１は錠ケース１０の前側の開口に固定されたフロントである。このフロント１１は、普通一般に錠ケース１０の長板状蓋板（或いは前壁）１２に固定されている。１３は錠ケースを引戸１に固定するための第２固着手段である。１４は鎌片用出入り窓、一方、１５は鎌片用出入り窓１４の上方に設けられたトリガー用窓である。ここで、錠ケース１０を構成するケース身１０ａとケース蓋１０ｂにそれぞれ形成された主な構成要件について説明する。なお、本発明の特定要件に関係のない部分は割愛する。
【００１２】
図２を基準にすると、１６はトリガーバネを支持するためにケース身１０ａの後壁１７に突出するように固定されたバネ支持部、１８，１８は前記後壁１７と直交するケース身１０ａとケース蓋１０ｂの壁面（これらは前後の側壁に相当する）にそれぞれ対向するように形成されたトリガー用水平案内部である。これらの水平案内部（第１水平案内部）１８，１８は、本実施例では水平案内長孔である。水平案内部１８，１８は、バネ支持部１６の水平ライン上に沿うように錠ケース１０に形成されている。１９は錠ケース１０（ケース身１０ａとケース蓋１０ｂの両方）の中央部に形成された鎌片支軸用軸孔、２０は本発明の構成要件には直接関係はないが、錠ケース１０に形成された操作片用の縦長窓である。
【００１３】
（３）トリガー：進退動部材
次に図１及び図４を参照にトリガーについて説明する。２１は錠ケース１０内に摺動自在に装着されたトリガー（進退動部材）である。このトリガー２１は、開戸時に錠ケース１０のフロント１１から突出する短杆状先端部２２と、この突出先端部２２にやや幅広に連設する横長状杆部２３とから成る。
【００１４】
前記横長状杆部２３の後端面とケース身１０ａの後壁１７との間にはトリガーバネ２４が横方向に組込まれている。トリガーバネ２４は、その先端部が横長状杆部２３後端面に圧接し、一方、後端部はバネ支持部１６に支持されている。したがって、引戸１の開戸時、トリガー２１は、その先端部２２の一部が常時フロント１１から突出するように付勢されている。
【００１５】
ところで、前述したように、本実施例ではストライク４の前面に押し込みピン７が突設されているので、引戸１を閉める際に、トリガー２１は該押し込みピン７に直接押されて錠ケース１０内へと後退動する。受け金具Ｙを有する戸枠２と引戸錠Ｘを有する引戸１との間に設定した「チリ」の間隔、例えば１ｍｍ、３ｍｍ、５ｍｍなどチリ寸法如何にもよるが、例えば図４で示すようにチリａが１ｍｍ程度である時、押し込みピン７はトリガー用窓１５に貫通状態に入り込み、その結果、トリガー２１はトリガーバネ２４のバネ力に抗して錠ケース１０内に「スッポリ」と入り込んでいる。
【００１６】
トリガー２１は錠ケース内を後退動する時、錠ケース１０の水平案内部１８，１８に案内されるが、その際、トリガー２１をガタガタさせずに「スムース」に案内させる必要がある。そこで、本実施例ではトリガー２１の横長状杆部の両側壁に錠ケース１０の水平案内部１８，１８にそれぞれ係合する突片状の係合突起２５が設けられている。係合突起２５は図４で示すようにやや羽状（横長状）である。
【００１７】
したがって、トリガー２１は、非常にシンプルな形態でありながら、錠ケースの水部平案内１８，１８及びトリガーの羽状係合部２５，２５を介してスムースに進退動する。
【００１８】
２６はトリガー２１の下部側壁に形成された動力変換機構の一部（本実施例ではラック）である。
【００１９】
（４）トリガーバネ
前述したトリガーバネ２４は、引戸１の閉戸時に、トリガー２１の先端部２２がストライク４の押し込みピン７に突き当たると、トリガー２１の後退にしたがって収縮し始める。一方、引戸１を開くにつれて先端部２２が押し込みピン７から離れると、トリガー２１の進出にしたがって伸長する。しかしながら、本実施例では図１で示すように押し込みピン７の突出量ｂ（仮想線の間の寸法）に相当する分だけトリガー２１の先端部２２の突出量が少ないので、トリガー２１の横長状杆部２３がフロント１１の内壁面に突き当たると、その突出量は従来のトリガーの突出量と比較すると、相当少ない。それ故に、本実施例では、トリガー２１の先端部２２を「短杆状」と表現している。
【００２０】
（５）鎌片
３０は鎌片である。鎌片３０は、基部に動力変換機構の一部（ピニオン）３１を備えると共に、錠ケース１０内に鎌片用支軸３２を介して軸支され、かつ、トリガー２１の後退動に連動してストライク４と掛合する方何へ回転する。しかして、鎌片３０は、ピニオン３１を有する基部３３と、ストライク４と係合する鉤状先端部３４と、幅広後端部３５とから成る。
【００２１】
上記構成に於いて、図１は開戸状態における押し込みピン７とトリガー２１の状態を示す。この場合、（１）トリガー２１の短杆状先端部２２は、トリガーバネ２４のバネ力により、フロント１１から僅かに突出し、（２）鎌片３０は、錠ケース１０側に回転後退している。
【００２２】
一方図４及び図５は、閉戸時の瞬間における引戸錠Ｘの状態を示す。この場合、（Ａ）トリガー２１の先端部２２は、ストライク４の押し込みピン７により錠ケース１０内に深く入り込んでいる。この時トリガー２１全体は、トリガーバネ２４のバネ力に抗して錠ケース１０内に後退動している。（Ｂ）鎌片４０は、トリガー２１の後退に連動して回転進出し、その鉤状先端部３４がストライク４と掛合状態となる。この時鎌片３０は、支軸３２を中心に動力変換機構２６，３１を介して回転し、いわゆる掛合状態になるが、本実施例では「チリ寸法がＯ」でなくても、すなわち、「設定したチリが仮に１ｍｍ或いは３ｍｍ、或いは又５ｍｍ」あったとしても、鎌片３０は完全に回転突出し、その先端部３４がストライク４と掛合状態となる。
【００２３】
【実施例】
この欄では、図６乃至図９に示す第２実施例及び図１０に示す主要部材の他例を示す。なお、第２実施例以下の説明にあたって、第１実施例と同一の部分には、同一又は同様の符合を付して重複する説明を省略する。
【００２４】
第２実施例において、前記第１実施例と主に異なる点は、トリガー２１Ａの構成である。すなわち、トリガー２１Ａは、開戸時に於いて、トリガーバネ２４のバネ力によりフロント１１から僅かに突出する短杆状先端部２２及びこれにやや幅広に連設する横長状杆部２３を有するトリガー本体４０と、例えばケース身１０ａの幅広側壁３７と対向するようにトリガー本体４０の一側壁４０ａに垂直状に延設するスライド案内長板４１とから成る。このスライド案内長板４１の上端部には鎌片の支軸３２を受け入れる切欠部４５が水平方向に形成されている。
また、錠ケース１０Ａを構成するケース蓋１０ｂの下部寄りの部位には、前記スライド案内長板４１に突設した複数個のスライド係合ピン４２，４２がそれぞれ係合する第２水平案内部４３が形成されている。
【００２５】
しかして、前記第２水平案内部４３は、本実施例ではトリガー用水平案内部１８と同様に水平案内長孔であるが、下部側の第２水平案内部４３の方がトリガー用水平長孔１８よりも長い。またスライド案内長板４１は、開戸時に於いて、錠ケース１０Ａの前壁（フロント又は長板状蓋板）１２の内壁面と当接可能であり、トリガー２１の短杆状先端部２２を僅少量だけ突出させるストッパーの機能を有している。
【００２６】
上記構成に於いては、第１実施例と作用及び効果が同様である。ただし、第２実施例の場合、トリガー２１Ａは進退動する際、錠ケース１０Ａの上部側に設けられた第１水平案内部１８，１８に案内される係合突起２５，２５と、錠ケース１０Ａの下部側に設けられた第２水平案内部４３のスライド係合ピン４２にそれぞれ案内されるので、トリガー２１Ａはより安定的に後退動するという利点がある。
【００２７】
次に図１０に示す主要部材の他例について説明する。７Ａはストライク４Ａの上壁４ａに形成されたメネジ部８と螺合するオネジ部５０並びに鍔部５１を有する交換可能な押し込みピンである。この押し込みピン７Ａは、チリ設定用であり、前述したように設定しようとする「チリ」の間隔、例えば１ｍｍ、３ｍｍ、５ｍｍなどチリ寸法如何によって交換可能である。つまり、押し込みピン７Ａは、長さ寸法の異なるものが、少なくとも二種類以上用意されている。
【００２８】
したがって、この他例の押し込みピン７Ａにあっては、受け金具Ｙ側の押し込みピン７Ａを交換するたけで所望のチリを得ることができるから、選択したチリに対応する引戸錠Ｘを引戸１に取り付けることができる。
【００２９】
なお、本発明の各実施例に於いて、押し込みピン７，７Ａの先端面の形状は、円形、楕円形、トラック形状、矩形状など、その形態は特に問わない。
【００３０】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、トリガーの突出量を少なくすることができる。これにより、トリー自体の小型化を図ることができる。また、ストライク側の押し込みピンが日生活に於いて、違和感を与えず、また邪魔にならない（衣服を引っ掛ける恐れが少ない）。また、ストライク側の押し込みピンに押されるトリガーが安定的に後退動する。さらに、受け金具側のチリ設定用押し込みピンを交換するたけで、選択設定したチリに対応する引戸錠を引戸に取り付けることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図１乃至図５は本発明の第１実施例を示す各説明図。図７乃至図９は本発明の第２実施例を示す各説明図、図１０は本発明の主要部材の他例を示す説明図である。
【図１】発明の実施形態の一例を示す概略説明図（引戸を開いた解錠状態）。
【図２】錠ケースの概略縦断面からの説明図（一部切欠している）。
【図３】主要部材の斜視図。
【図４】閉戸時の概略説明図。
【図５】閉戸時に於いて、戸枠と主要部材との関係を示す説明図。
【図６】第２実施例に於いて、引戸を開いた解錠状態を示す説明図。
【図７】解錠状態に於いて、錠ケースにケース蓋を取付けた場合の説明図。
【図８】トリガーの斜視図。
【図９】閉戸時の概略説明図。
【図１０】本発明の主要部材の他例を示す説明図。
【符号の説明】
Ｘ…引戸錠、１…引戸、Ｙ…受け金具、２…戸枠、３…トロヨケ、４，４Ａ…ストライク、７，７Ａ…押し込みピン、１０，１０Ａ…錠ケース、１１…フロント、１２…蓋板、５，１３…固着手段、１６…バネ支持部、１８…第１水平案内部、１９…軸孔、２１，２１Ａ…トリガー、２２…短杆状先端部、２３…横長状杆部、２５…係合突起、２４…トリガーバネ、２６…ラック、３０…鎌片、３１…ピニオン、３２…支軸、３３…基部、３４…鉤状先端部、３５…幅広後端部、４０…トリガー本体、４１…スライド案内長板、４２…スライド係合ピン、４３…第２水平案内部、ａ…チリ、ｂ…突出量。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sliding door lock for joinery including a trigger and a sickle piece interlocking with the trigger.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of sliding door lock for a fitting has been projected from the front of the lock case toward the receiving metal fitting as described in each example of Japanese Utility Model Laid-Open No. 57-110260 and Japanese Patent Laid-Open No. 8-86132, for example. The trigger (horizontal protrusion) to be performed was quite long. The reason for this is that when the sliding door is closed, the trigger begins to retreat after the tip of the trigger hits the strike surface of the bracket, and the sickle piece rotates via the power conversion mechanism. If it is not “0”, the sickle piece could not be completely engaged with the strike. In other words, the sickle piece pivotally supported by the lock case completely protrudes when the sliding door “fits snugly (zero dust)” on the door frame.
[0003]
Therefore, the amount of protrusion of the trigger is reduced in order to eliminate the possibility of catching clothes as much as possible, and the trigger itself is reduced in size in relation to a plurality of members built in the case body of the lock case. It was not possible to achieve the tasks such as making the sickle piece fully project in the state of being attached, and attaching the sliding door lock corresponding to the selected dust to the sliding door.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above-described conventional problems, the first object of the present invention is to reduce the protruding amount of the trigger. Thereby, size reduction of trigger itself can be achieved. The second purpose is that the strike-side push pin does not give a sense of incongruity in daily life and can eliminate any fear of catching clothes. The third purpose is that the trigger pushed by the strike-side push pin stably moves backward. The fourth object is that the sliding door lock corresponding to the selected dust can be attached to the sliding door only by exchanging the pushing pin for setting the dust on the receiving metal side.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The sliding door lock for joinery of the present invention includes a trigger that moves backward while being guided by the first horizontal guide portion of the lock case when it strikes when closing the sliding door, and a power conversion when the trigger moves backward into the lock case. In a sliding door lock for joinery comprising a sickle piece that rotates in a direction to engage with a strike through a mechanism, the power conversion mechanism includes a rack 26 formed on the trigger 21 and the rack 26 so as to mesh with the rack. The pinion 31 is formed on the base portion 33 of the sickle piece 30 that is pivotally supported, and the front of the strike fits within the frame of the sash as the door frame, and the front 11 of the lock case when the door is closed. than the front 11 enters into the lock casing to secure the mounting base end portion of predetermined length push pin 7, whereas, the trigger 21, when Hirakito, by the spring force of the trigger spring 24 The case 10 includes a short rod-shaped tip 22 that slightly protrudes from the front 11 of the case 10 and a horizontally long flange 23 that is connected to the protruding tip 22, and the trigger 21 is engaged with the horizontally long flange 23. When the sliding door is closed with the projection 25, the trigger 21 moves backward via the engagement projection 25 and the first horizontal guide portion 18 when the tip 22 hits the push pin. And
[0006]
In the above configuration, there are at least two types of push-in pins 7A corresponding to the setting of dust on the receiving metal side .
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described with reference to the first embodiment shown in FIGS.
[0008]
(1) Environment for Implementing the Invention and Main Members First, the environment for implementing the invention will be described with reference to FIG. X is an engraving type housed in the sliding door 1 or an imposition type sliding door lock fixedly attached to the sliding door surface. On the other hand, Y is a receiving fixture fixedly attached to the door frame 2, and this receiving fixture Y is composed of a troyoke 3 having a box portion and a strike (receiving seat) 4 superimposed on the opening of the troying 3. Become. The strike 4 is formed in a vertically long plate shape, and is fixed to the ear-shaped attachment portion of the troyoke 3 via a plurality of fixing means 5.
[0009]
By the way, in this embodiment, a horizontal push pin 7 (main member) is fixedly projected at an appropriate portion of the strike 4 near the longitudinal window 6. In this embodiment, the push-in pin 7 is fixed by caulking to the upper wall 4a of the strike 4 so as to be directed to the tip of the trigger. Therefore, the strike 4 moves the trigger backward via the push pin 7 when the sliding door 1 is closed.
[0010]
The push pin 7 has such a length that it does not give a sense of incongruity in daily life and does not get in the way. For example, FIG. 5 shows a case where the door frame 2 is a sash frame. In such a case, the length of the push-in pin 7 is set to be within the sash frame.
[0011]
(2) Lock Case Next, the lock case will be described with reference to FIG. Reference numeral 10 denotes a lock case that is installed in the vertical wall of the sliding door 1. The lock case 10 includes a “frame-shaped case body 10a” and a “plate-shaped case lid 10b” that closes a large opening of the case body. The lock case 10 is also part of the sliding door lock X. Reference numeral 11 denotes a front fixed to the opening on the front side of the lock case 10. The front 11 is generally fixed to a long plate-like cover plate (or front wall) 12 of the lock case 10 in general. Reference numeral 13 denotes a second fixing means for fixing the lock case to the sliding door 1. 14 is an entrance / exit window for sickle pieces, and 15 is a trigger window provided above the entrance / exit window 14 for sickle pieces. Here, main structural requirements respectively formed on the case body 10a and the case lid 10b constituting the lock case 10 will be described. In addition, the part which is not related to the specific requirements of this invention is omitted.
[0012]
Referring to FIG. 2, reference numeral 16 denotes a spring support portion fixed so as to protrude from the rear wall 17 of the case body 10 a to support the trigger spring, and 18 and 18 denote the case body 10 a orthogonal to the rear wall 17. The trigger horizontal guide portion is formed so as to face the wall surface of the case lid 10b (which corresponds to the front and rear side walls). These horizontal guide portions (first horizontal guide portions) 18 and 18 are horizontal guide long holes in this embodiment. The horizontal guide portions 18 and 18 are formed in the lock case 10 along the horizontal line of the spring support portion 16. 19 is a sickle support shaft shaft hole formed at the center of the lock case 10 (both case body 10a and case lid 10b), and 20 is not directly related to the structural requirements of the present invention. It is the vertical window for the formed operation piece.
[0013]
(3) Trigger: Advance / Retreat Member Next, the trigger will be described with reference to FIGS. Reference numeral 21 denotes a trigger (advancing / retracting member) slidably mounted in the lock case 10. The trigger 21 includes a short hook-shaped tip 22 that protrudes from the front 11 of the lock case 10 when the door is opened, and a horizontally long hook 23 that is connected to the protruding tip 22 so as to be slightly wider.
[0014]
A trigger spring 24 is incorporated in the lateral direction between the rear end face of the horizontally long flange 23 and the rear wall 17 of the case body 10a. The trigger spring 24 has a distal end pressed against the rear end face of the horizontally long flange 23, while the rear end is supported by the spring support 16. Therefore, when the sliding door 1 is opened, the trigger 21 is urged so that a part of the tip portion 22 always protrudes from the front 11.
[0015]
By the way, as described above, in this embodiment, the push pin 7 protrudes from the front surface of the strike 4. Therefore, when the sliding door 1 is closed, the trigger 21 is directly pushed by the push pin 7 and is inside the lock case 10. Move backwards. Depending on the size of the “Chile” set between the door frame 2 having the metal fitting Y and the sliding door 1 having the sliding door lock X, for example, 1 mm, 3 mm, 5 mm, etc., for example, as shown in FIG. When the dust is about 1 mm, the push-in pin 7 enters the trigger window 15 so that the trigger 21 enters the lock case 10 against the spring force of the trigger spring 24. Yes.
[0016]
When the trigger 21 moves backward in the lock case, the trigger 21 is guided to the horizontal guide portions 18 and 18 of the lock case 10. At this time, the trigger 21 needs to be guided “smoothly” without rattling. Therefore, in the present embodiment, projecting piece-like engagement projections 25 that are respectively engaged with the horizontal guide portions 18 and 18 of the lock case 10 are provided on both side walls of the horizontally long flange portion of the trigger 21. As shown in FIG. 4, the engagement protrusion 25 has a slightly feather shape (horizontal shape).
[0017]
Therefore, the trigger 21 smoothly moves forward and backward through the water-portion flat guides 18 and 18 of the lock case and the wing-like engagement portions 25 and 25 of the trigger, although having a very simple form.
[0018]
Reference numeral 26 denotes a part (a rack in this embodiment) of the power conversion mechanism formed on the lower side wall of the trigger 21.
[0019]
(4) Trigger spring The trigger spring 24 described above starts to contract as the trigger 21 moves backward when the tip 22 of the trigger 21 hits the pushing pin 7 of the strike 4 when the sliding door 1 is closed. On the other hand, as the sliding door 1 is opened, the distal end portion 22 extends away from the push pin 7 and extends as the trigger 21 advances. However, in this embodiment, as shown in FIG. 1, the protrusion amount of the tip 22 of the trigger 21 is small by an amount corresponding to the protrusion amount b (dimension between the phantom lines) of the push pin 7, so that the trigger 21 has a horizontally long shape. When the collar 23 hits the inner wall surface of the front 11, the amount of protrusion is considerably smaller than the amount of protrusion of the conventional trigger. Therefore, in the present embodiment, the tip portion 22 of the trigger 21 is expressed as “short hook shape”.
[0020]
(5) sickle piece 30 is a sickle piece. The sickle piece 30 is provided with a part (pinion) 31 of a power conversion mechanism at the base, and is pivotally supported in the lock case 10 via a sickle piece support shaft 32, and in conjunction with the backward movement of the trigger 21. Rotate in what way to strike 4 strike. Thus, the sickle piece 30 includes a base portion 33 having a pinion 31, a hook-shaped tip portion 34 that engages with the strike 4, and a wide rear end portion 35.
[0021]
1 shows the state of the push pin 7 and the trigger 21 in the open door state. In this case, (1) the short rod-shaped tip portion 22 of the trigger 21 slightly protrudes from the front 11 by the spring force of the trigger spring 24, and (2) the sickle piece 30 is rotated and retracted toward the lock case 10 side. .
[0022]
4 and 5 show the state of the sliding door lock X at the moment of closing. In this case, (A) the tip 22 of the trigger 21 is deeply inserted into the lock case 10 by the push pin 7 of the strike 4. At this time, the trigger 21 as a whole moves backward in the lock case 10 against the spring force of the trigger spring 24. (B) The sickle piece 40 rotates and advances in conjunction with the retreat of the trigger 21, and the hook-shaped tip 34 is engaged with the strike 4. At this time, the sickle piece 30 rotates around the support shaft 32 via the power conversion mechanisms 26 and 31 to be in a so-called engagement state, but in this embodiment, even if the “Chile dimension is not O”, Even if the set dust is 1 mm, 3 mm, or 5 mm ”, the sickle piece 30 protrudes completely and its tip 34 is engaged with the strike 4.
[0023]
【Example】
This column shows the second embodiment shown in FIGS. 6 to 9 and other examples of the main members shown in FIG. In the following description of the second embodiment, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same or similar reference numerals, and redundant description is omitted.
[0024]
The second embodiment is mainly different from the first embodiment in the configuration of the trigger 21A. That is, the trigger 21A is a trigger main body having a short rod-shaped tip portion 22 that slightly protrudes from the front 11 by the spring force of the trigger spring 24 and a laterally long flange portion 23 that is slightly wider than this when opened. 40 and, for example, a slide guide long plate 41 extending perpendicularly to one side wall 40a of the trigger body 40 so as to face the wide side wall 37 of the case body 10a. A cutout 45 for receiving the spindle 32 of the sickle piece is formed at the upper end of the slide guide long plate 41 in the horizontal direction.
Further, a second horizontal guide portion 43 with which a plurality of slide engagement pins 42 and 42 projecting from the slide guide long plate 41 are respectively engaged with a portion near the lower portion of the case lid 10b constituting the lock case 10A. Is formed.
[0025]
The second horizontal guide portion 43 is a horizontal guide slot in the present embodiment, like the trigger horizontal guide portion 18, but the lower second horizontal guide portion 43 is the trigger horizontal slot. Longer than 18. Further, the slide guide long plate 41 can come into contact with the inner wall surface of the front wall (front or long plate-like lid plate) 12 of the lock case 10 </ b> A when the door is opened, It has the function of a stopper that projects only a small amount.
[0026]
In the above configuration, the operation and effect are the same as those of the first embodiment. However, in the case of the second embodiment, when the trigger 21A moves forward and backward, the engagement protrusions 25 and 25 guided by the first horizontal guide portions 18 and 18 provided on the upper side of the lock case 10A, and the lock case 10A. Since the guides are respectively guided by the slide engagement pins 42 of the second horizontal guide portion 43 provided on the lower side of the trigger 21A, there is an advantage that the trigger 21A moves backward more stably.
[0027]
Next, another example of the main member shown in FIG. 10 will be described. Reference numeral 7A denotes a replaceable push-in pin having a male screw portion 50 and a flange portion 51 which are screwed into the female screw portion 8 formed on the upper wall 4a of the strike 4A. This push-in pin 7A is used for setting the dust, and can be exchanged depending on the distance between the “chilli” to be set as described above, for example, 1 mm, 3 mm, or 5 mm. That is, at least two types of push pins 7A having different length dimensions are prepared.
[0028]
Therefore, in the push pin 7A of this other example, a desired dust can be obtained simply by exchanging the push pin 7A on the receiving metal Y side. Therefore, the sliding door lock X corresponding to the selected dust is attached to the sliding door 1. Can be attached.
[0029]
In each embodiment of the present invention, the shape of the tip surface of the push-in pins 7 and 7A is not particularly limited, such as a circular shape, an elliptical shape, a track shape, and a rectangular shape.
[0030]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the protrusion amount of the trigger can be reduced in the present invention. As a result, the tree itself can be reduced in size. Also, the strike side push pin does not give a sense of incongruity in daily life and does not get in the way (there is less risk of catching clothes). Further, the trigger pushed by the strike side push pin stably moves backward. Furthermore, there is an effect that the sliding door lock corresponding to the selected dust can be attached to the sliding door only by exchanging the pushing pin for setting the dust on the receiving metal side.
[Brief description of the drawings]
1 to 5 are explanatory views showing a first embodiment of the present invention. 7 to 9 are explanatory views showing a second embodiment of the present invention, and FIG. 10 is an explanatory view showing another example of the main members of the present invention.
FIG. 1 is a schematic explanatory view showing an example of an embodiment of the invention (unlocked state with a sliding door open).
FIG. 2 is an explanatory view from a schematic longitudinal section of the lock case (partially cut away).
FIG. 3 is a perspective view of a main member.
FIG. 4 is a schematic explanatory diagram when the door is closed.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a relationship between a door frame and main members when the door is closed.
FIG. 6 is an explanatory view showing an unlocked state in which the sliding door is opened in the second embodiment.
FIG. 7 is an explanatory view when a case lid is attached to a lock case in an unlocked state.
FIG. 8 is a perspective view of a trigger.
FIG. 9 is a schematic explanatory diagram when the door is closed.
FIG. 10 is an explanatory view showing another example of the main member of the present invention.
[Explanation of symbols]
X ... Sliding door lock, 1 ... Sliding door, Y ... Bracket, 2 ... Door frame, 3 ... Troyoke, 4, 4A ... Strike, 7, 7A ... Push-in pin, 10, 10A ... Lock case, 11 ... Front, 12 ... Lid Plates 5, 13 ... fixing means, 16 ... spring support part, 18 ... first horizontal guide part, 19 ... shaft hole, 21, 21A ... trigger, 22 ... short hook-shaped tip part, 23 ... horizontally long hook part, 25 ... engaging protrusion, 24 ... trigger spring, 26 ... rack, 30 ... sickle piece, 31 ... pinion, 32 ... support shaft, 33 ... base, 34 ... saddle-shaped tip, 35 ... wide rear end, 40 ... trigger body 41 ... Slide guide long plate, 42 ... Slide engagement pin, 43 ... Second horizontal guide portion, a ... Chile, b ... Projection amount.

Claims

引戸を閉める際にストライクに当たると錠ケースの第１水平案内部に案内されながら後退動するトリガーと、このトリガーが錠ケース内へと後退動する際、動力変換機構を介してストライクと掛合する方向へ回転する鎌片とを備える建具用引戸錠に於いて、前記動力変換機構は、前記トリガー２１に形成されたラック２６と、該ラックと噛合するように前記鎌片３０の軸支された基部３３に形成されたピニオン３１とから成り、また前記ストライクの前面に、戸枠としてのサッシの枠内に収まると共に閉戸時に錠ケースのフロント１１を基準として該フロント１１よりも錠ケース内に入りこむ所定長の押し込みピン７の取付け基端部を固定し、一方、前記トリガー２１は、開戸時、トリガーバネ２４のバネ力により錠ケース１０のフロント１１から若干突出する短杆状先端部２２と、この突出先端部２２に連設する横長状杆部２３とから成り、さらに、トリガー２１は、前記横長状杆部２３に係合突起２５を有し、引戸を閉める際、該トリガー２１は、前記先端部２２が前記押し込みピンに当たることにより、前記係合突起２５及び前記第１水平案内部１８を介して後退動することを特徴とする建具用引戸錠。A trigger that moves backward while being guided by the first horizontal guide portion of the lock case when it strikes when closing the sliding door, and a direction that engages with the strike via the power conversion mechanism when the trigger moves backward into the lock case In the sliding door lock for joinery comprising a sickle piece that rotates to the right, the power conversion mechanism includes a rack 26 formed on the trigger 21 and a base part that is pivotally supported by the sickle piece 30 so as to mesh with the rack. The pinion 31 is formed on the front side of the strike and fits in the frame of a sash as a door frame and enters the lock case more than the front 11 with the front 11 of the lock case as a reference when the door is closed. The attachment base end of the push pin 7 having a predetermined length is fixed. On the other hand, when the trigger 21 is opened, the front 1 of the lock case 10 is moved by the spring force of the trigger spring 24. The trigger 21 has an engagement protrusion 25 on the laterally long flange part 23. The trigger part 21 further includes an engagement protrusion 25 on the laterally elongated flange part 23. When closing the sliding door, the trigger 21 is moved backward through the engaging projection 25 and the first horizontal guide portion 18 when the tip portion 22 hits the pushing pin. Tablets.

請求項１に於いて、押し込みピン７Ａは、受け金具側のチリ設定に対応して、少なくとも２種類以上存在することを特徴とする建具用引戸錠。 The sliding door lock for joinery according to claim 1, wherein there are at least two kinds of push-in pins 7A corresponding to the setting of dust on the metal fitting side.