JP4367697B2 - カム式心押台 - Google Patents

カム式心押台 Download PDF

Info

Publication number
JP4367697B2
JP4367697B2 JP2003424063A JP2003424063A JP4367697B2 JP 4367697 B2 JP4367697 B2 JP 4367697B2 JP 2003424063 A JP2003424063 A JP 2003424063A JP 2003424063 A JP2003424063 A JP 2003424063A JP 4367697 B2 JP4367697 B2 JP 4367697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tailstock
cam
shaft
center
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003424063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005177942A (ja
Inventor
善之 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Corp filed Critical Okuma Corp
Priority to JP2003424063A priority Critical patent/JP4367697B2/ja
Publication of JP2005177942A publication Critical patent/JP2005177942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4367697B2 publication Critical patent/JP4367697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

本発明は、心押台に関する。詳しくは、センタを装着した心押軸をカム機構を駆動して軸方向に進退させるカム式心押台に関する。
センタ支持の工作物は、その工作物の長さに応じて心間距離を調整するのにテーブル上で心押台全体をZ軸方向に移動させて概略位置決めし固定する。
ワークのセンタ穴にセンタを挿入する場合は、センタ穴への押圧力が一定になるよう心押軸に押圧用ばねが組み込まれており所定押圧力になるように予め調整されている。
また、心押台は固定のまま心押台本体にZ軸方向移動可能に装着されたものがある。スライド体のみの前進後退をねじ軸のモータ駆動または圧力流体の供給量制御により心間距離を調整している。制御モータを用いてセンタを位置決めする従来技術の心押台を図5,図6に示す。
図5,図6に示す心間距離調整式心押台は、心押台本体2に移動可能に支持されたスライド体3と、このスライド体にスライド体の移動方向と同一方向に摺動可能に嵌合され、先端に工作物支持用のセンタ4を有するラム5と、前記スライド体3内の前記ラム5の後方にラムを押圧するように設けたスプリング13と、前記スライド体3に固定されてナット部22を有する案内部材20と、前記ナット部22と螺合するねじ軸40と、このねじ軸40を正逆回転するNCモータ43とを備えたことを特徴としている。〔例えば、特許文献1参照〕
実開平7−24503号公報 請求項1、図1(本願添付図6と同じ),図2(本願添付図5と同じ)
長手寸法が一定のワークを連続して加工する場合に、ワークをセンタ間で所定の押付力で保持するまでの動作時間が従来の油圧位置決め方式ではシリンダスピードを増加させるとワークとセンタが衝突する時の衝撃が大きく、ワークのセンタ穴にダメージを与え、形状や加工精度不良を起こすという問題が生じていた。
また、このようなダメージを起こさせないようにするために、シリンダのストローク端でクッション機構を取り入れスピードを制御するための油圧回路を別途設ける必要がありコストアップになるという問題を有していた。
また、NCモータを用いてスライド体の位置決めにより心間距離を調整する場合は制御モータ,制御回路及び送りねじ機構が必要であり全体としてコストが高くなるという問題を含んでいた。
本発明は従来技術の有するこのような問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ワークのセンタ穴とがセンタが接触する手前までは心押軸を速く前進させ、ワークに接触する直前で心押軸をゆっくり前進させるようにする。そのため、心押軸を進退方向と直交する溝を有するスライダを、心押軸とほぼ直交する位置から心押軸に平行になる位置までスライダを移動させる。こうすることにより移動開始時には速い移動速度を引き出し、旋回の終点ではゆっくりした移動速度を得ることができる。押圧開始までの所要時間が少なく押圧時の衝撃の少ないカム式心押台を提供する。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、心押台であって、心押軸の後方に付設されこの心押軸に内装されたばねを押圧し且つ前記心押軸を進退移動させるための係合用の溝が軸に直交して刻設された溝付軸と、一面に前記溝と係合する突出部と他面に前記溝と平行なスライド面を有するカム溝とが形成されたスライダと、前記心押台本体に固設され前記スライダを前記心押軸の軸心に平行移動するよう案内するガイドと、前記カム溝のスライド面に接して旋回させ前記スライダを介して前記心押軸を進退移動しその前進端位置を位置決めするカム部材と、該カム部材を旋回駆動する駆動部材とを含んでなることにより、センタがワークセンタ穴に嵌着する際の速度を漸減するようにしたものである。
請求項1の発明によれば、センタが装着された心押軸の進退駆動を油圧方式やNCモータ制御方式に替え、カム機構を駆動して行うものである。カム機構は繰り返し動作にミスがなく正確な作業量が得られる。この心押軸の前進当初は速く移動してセンタがワークに向かって接近し、センタがワークのセンタ穴に接触する直前ではゆっくり移動して接するようにしている。カムのリフトを心押軸の直線運動に変換したものであり、前進および後退速度の高速化と衝撃の緩和を図ることができる。
押軸の延長軸線上にカム送り機構を設けることも可能であるが機械を構成する周辺装置との関係や心押軸に設けられているセンタの押圧力調整機構との関係で若干制約が生じる。このため、カム式送り機構にスライダを導入することにより適用の容易化を配ることができる。
本発明のカム式心押台は、上述の手段により課題を解決するようにした結果次に記載する効果を有する。
請求項1の発明は、心押軸の前進後退動作を得るのにカム方式を採用した結果、ワーク支持動作に係る時間の短縮ができるという効果を有する。また、前進時ワーク自身への衝撃軽減が行えるので小物ワークや軟質材等のセンタ穴へのダメージが少なくなり加工精度への影響を除去できるという効果を有する。
また、心押台の構成にスライダを要素として加えた結果、カム式送り機構を心押軸の後方に設ける場合に取付位置の制約が少なくなり適用が容易になるという効果を有する。
以下に本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1はカム式心押台の心押軸断面図、図2はカム式心押台のスライダ部断面図、図3は図2の左側面図である。
図1において、心押軸1は心押台本体2に固設されたハウジング3の穴に進退摺動可能に設けられている。心押軸1の前進端にはセンタ4を装着可能に軸心にテーパ穴が削孔されている。このテーパ穴の後方小径穴3bにセンタがワークのセンタ穴に当接しワークに押付力を付与するばね5が収納されている。
ばね5の前後の端面はそれぞればね受6,7で案内され、ばね受7の後方からねじ軸8で押付力調整可能に設けられている。心押軸1の後方大径穴3cに軸方向に摺動可能にリング状の溝付軸9が嵌装されている。中心部の雌ねじはねじ軸8と螺合し、ばね5の反力を支えている。
ばね5の反力を受ける溝付軸9は、その外径段付部が蓋10の端面の内径側の角で接し心押軸1に固設されている。
溝付軸9の溝9aの両壁面を形成する鍔の外周部分に軸に平行に切欠溝9bが加工されている。この切欠溝に嵌装され、軸方向移動を案内可能で回り止めとなるピン11が心押台本体2に固設されている。
図2,図3において、一対の平行なガイドバー15A,15Bが心押軸1の近傍にこれと平行に心押台2に固設されている。一対のガイドバー15A,15Bでこのガイドバーの方向に且つ両カイドバーの軸心を含む平面上で移動可能に案内されるスライダ16が設けられている。
スライダ16はカム部材と駆動部材で駆動されている。カム部材例えば円筒カムまたはカムフオロア17が回転中心から偏心して取着されたフランジ18が駆動部材の出力軸に取着されている。駆動部材は油圧モータ19や制御モータを回転角制限付にして使用される。カムフオロア17が挿入されるスライダ16の溝16aは一対のガイドバー15A,15Bに直交して設けられている。カムフオロア17はフランジ18に偏心して取着されている。
カムフオロア17が回転することにより、スライダ16は心押軸1をワークのセンタ穴方向に前進させる。油圧モータ19とカムフオロア17の軸心が同一平面上に、直交する位置関係に、あるいはその中間にある状態からフランジ18が旋回して両軸が同一平面上に達するとき心押軸1は最も前進した位置になる。
ここで溝付軸9とスライダ16とは継手20で係合されている。スライダ16に固設されリング状の溝側に溝底を抱くように突出部が形成され溝付軸9と進退連動する。ここで、継手20をスライダ16と一体にすることも可能である。心押軸1は旋回しないよう蓋10に形成した切欠部10aと係合するようにスライダ16に溝16bが形成されている。
次に本発明のカム式心押台の作用について説明する。
図4はカム式心押台の動作説明図である。(a)は構成主要部材の配置図、(b)はカムフオロアとスライダの動作図、(c)は心押軸中心線とカムフオロアの出発点の関係図である。ワークの一端をチャック爪で把持し他端をワークのセンタ穴をセンタで支持して加工する場合やワークの両端をセンタで支持して加工する場合に、センタをワークに向かいゆっくり前進させ衝撃を与えず当接させてワークの変形による加工完了後のワークの精度品質低下を回避するためにワークの材質や形状に応じワーク取付時に注意が払われている。
一般にセンタがワークのセンタ穴に臨み押圧する時の押付力自体はばねの反力で付与されている。押付力はワークの形状や重量に応じばねが設計されている。ばねは所定の初期撓みが付与されて心押軸に内装されている。従ってセンタがセンタ穴に当接した時点で所定レベルの押付力がセンタ穴に付加されることになる。従って所定レベルの押付力が一挙に付加されるのではなく徐々に押付力が増加するのが望ましい。
センタワークを繰り返し行う際に心押軸の前方送りを繰り返し精度良く位置決めする最も迅速な方法はカムを使用することである。更にカムを使用することにより心押軸の移動速度の選定も容易となる。
図4(a)は心押軸中心線とロータ中心を同一平面に配置した場合で、心押軸1、スライダ16、カム部材のカムフオロア17とフランジ18および駆動部材のロータ19を図示している。(b)はガイドバー15で案内されるスライダ16がカムフオロア17の作用を受けて移動し、ワークを押圧する段階ではカムフオロア中心が心押軸の軸線上に到達することを示している。(c)はカムフオロア17の待機位置若しくは出発位置が心押軸の軸線上にある場合(イ)、数十度旋回した位置(ロ)、心押軸とほぼ直交する位置(ハ)のいずれかに選定できることを示している。
本発明では心押軸の後方軸線上または軸線を含む平面上に旋回する中心を有するカムを配置し、カムを180°の範囲内で旋回させる。旋回を前記後方軸線上または軸線を含む平面上で終わらせることにより、旋回の終段階即ち心押軸の前進端での軸方向移動量を極めて小さな量にすることを可能にしたものである。
図1乃至図4において、心押軸1はハウジング3に軸方向進退移動可能に嵌装され、回転はスライダ16で規制されている。心押軸1はスライダ16に連動し進退移動可能である。スライダ16のカム溝16aにはカムフオロア17が嵌装されている。油圧モータ19の出力軸に取着されたフランジ18に偏心してカムフオロア17が取着されているので、油圧モータ19の回転によりカムフオロア17はカム溝16aを押圧し進退移動させる。その結果、心押軸1はスライダ16を介し進退移動し位置決めされる。
なお、カムフオロア17とフランジ18からなるカム部材をスライダ16を介し位置決めしている。スライダ16の配設位置は適宜決定することができるので本発明の適用がより容易である。
本発明の作用の特徴は次のとおりである。
スライダ16の進退移動の出発点と到達点を共に同一軸線上に設定すると心押軸1の待機位置と押付位置での衝撃が少なくすることが可能である。また、出発点を軸線から数十度旋回させた位置とし到達点を軸線上に設定する場合には当初の移動速度が大きいので押付位置に到達するに要する時間が少なく且つ押付位置での衝撃が少なくできるという利益がある。
本発明のカム式心押台の心押軸断面図である。〔実施例1〕 カム式心押台のスライダ部断面を含む上面図である。 図2の左側面図である。 カム式心押台の動作説明図である。(a)は構成主要部材の配置図、(b)はカムフオロアとスライダの動作図、(c)は心押軸中心とカムフオロアの出発点の関係図である。 センタの位置決めをNC制御で行う従来の心押台の断面図である。 図5のねじ駆動部の断面図である。
符号の説明
1 心押軸 2 心押台本体
3 ハウジング 4 センタ
5 ばね 6,7 ばね受
8 ねじ軸 9 溝付軸
10 蓋 11 ピン
15A,15B ガイドバー
16 スライダ 17 カムフオロア
18 フランジ 19 油圧モータ
20 継手

Claims (1)

  1. 心押台であって、心押軸の後方に付設されこの心押軸に内装されたばねを押圧し且つ前記心押軸を進退移動させるための係合用の溝が軸に直交して刻設された溝付軸と、一面に前記溝と係合する突出部と他面に前記溝と平行なスライド面を有するカム溝とが形成されたスライダと、前記心押台本体に固設され前記スライダを前記心押軸の軸心に平行移動するよう案内するガイドと、前記カム溝のスライド面に接して旋回させ前記スライダを介して前記心押軸を進退移動しその前進端位置を位置決めするカム部材と、該カム部材を旋回駆動する駆動部材とを含んでなることにより、センタがワークセンタ穴に嵌着する際の速度を漸減するようにしたことを特徴とするカム式心押台。
JP2003424063A 2003-12-22 2003-12-22 カム式心押台 Expired - Fee Related JP4367697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003424063A JP4367697B2 (ja) 2003-12-22 2003-12-22 カム式心押台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003424063A JP4367697B2 (ja) 2003-12-22 2003-12-22 カム式心押台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005177942A JP2005177942A (ja) 2005-07-07
JP4367697B2 true JP4367697B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=34784347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003424063A Expired - Fee Related JP4367697B2 (ja) 2003-12-22 2003-12-22 カム式心押台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4367697B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005177942A (ja) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002144098A (ja) プレス装置
JP3227440B2 (ja) 加圧装置
WO2006059739A1 (ja) 素材把持装置、素材ガイド装置及び自動旋盤
JP2005262326A (ja) 心押し台
US6345526B1 (en) Punching and stamping machine and method of making parts using same
JP6219106B2 (ja) 引き込みチャック
JP3405930B2 (ja) プレス装置
JP4367697B2 (ja) カム式心押台
JP3033086B2 (ja) 刃具補正装置
JP4585339B2 (ja) ロールフォーミング装置
JP2007167925A (ja) マンドレル可動式スウェージングマシン
US10363611B2 (en) Rotation tool having function of fixing workpiece
JPH10193239A (ja) 加工装置
JP2001113393A (ja) 加圧装置
JPS625847Y2 (ja)
JP2002337082A (ja) 素材把持装置及び自動旋盤
JP5328011B2 (ja) 歯車材料支持装置、歯車加工装置、及び歯車製造方法
JP4290422B2 (ja) 素材把持装置及び自動旋盤
US3867856A (en) Tail stock
JP4388762B2 (ja) 円筒形状の被加工材料に対する成形加工方法及びその装置
JP2001009636A (ja) 金属加工機のタッピング装置
JPS60177867A (ja) 倣い砥石修正装置
JP2000006017A (ja) 三点支持振れ止め装置
SU1292994A2 (ru) Устройство дл двусторонней чистовой и упрочн ющей обработки листовых деталей
JP2622902B2 (ja) 自動棒材供給機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090818

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150904

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees