JP4367045B2 - 圧縮着火内燃機関 - Google Patents
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Description
的として、予混合燃焼が行われる場合、予混合気が圧縮行程上死点近傍よりも早い時期に着火燃焼するいわゆる過早着火が発生する。特に、内燃機関の機関負荷が増大し、燃焼室内へ比較的多量の燃料が噴射される場合は、その傾向が強くなる。過早着火が生じると、燃焼室内の圧力が急激に上昇し、内燃機関に大きな衝撃や騒音が生じる結果となる。
低負荷運転領域に属している中でも更に燃料噴射弁からの燃料噴射量が少ない領域である場合には、燃焼の安定性の確保を優先し、燃焼室内の混合気を成層混合気状態とするとともに、その成層混合気をより確実に燃焼する必要がある。そこで、前記燃料噴射制御手段は、圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期において前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うとともに、圧縮行程上死点近傍の時期において前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射を行う。
ため、燃焼室内に拡散し、均質予混合気を形成する。従って、燃焼室内に成層混合気を形成することで、燃料の燃焼の安定性が確保されるとともに、燃焼室内に均質予混合気が形成されることで、混合気の空燃比がNOxおよびスモークの発生し得る程度にリッチ状態となることを回避し、以てNOxおよびスモークを抑制することが可能となる。
域に属しているときと比較して、第一の燃料噴射弁および第二の燃料噴射弁から噴射される燃料の量は多くなる。従って、これらの燃料噴射弁から燃焼室内に噴射される燃料が燃焼室内に均質な予混合気状態を形成しても、予混合気の空燃比が過度にリーン状態となることはなく、燃焼状態が不安定となったり失火したりする虞も生じない。かえって、燃焼室内に成層状態の混合気を形成すると、混合気の空燃比が少なくとも部分的に過度にリッチな状態となり、NOxやスモークが発生し易い状態となる。
混合気の過早着火を回避し得る範囲で、可及的に多い方が好ましい。即ち、圧縮行程上死点近傍の時期における第二の燃料噴射弁からの燃料噴射量を可及的に少なくし、予混合気量を多くすることで、NOxおよびスモークを可及的に低減することが可能となる。
述した第1運転領域における第一の燃料噴射弁と第二の燃料噴射弁の制御を行うと、燃焼室内に吸入される新気量は少なく、また燃焼室内に導入されるEGRガス量は多いため、燃料の燃焼が不安定となったり、失火したりする虞がある。
が存在し、またEGRガス量が少ないため、過早着火が生じる虞がある。
に成層状態の混合気を形成する第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を停止しても、燃料の燃焼が不安定となったり、失火したりする虞は少ない。
Rガス量も多いため、燃料の燃焼が不安定となる虞がある。
焼室3内へ燃料が噴射される。また、蓄圧室53の圧力を変更することによって、副燃料噴射弁5の噴射圧を変更することが可能である。ここで副燃料噴射弁5から噴射される燃料を、以下、「副燃料」というものとする。
主燃料噴射量 = 基本主燃料噴射量 × (1+温度補正係数A)・・・(式2)
式1および式2において、温度補正係数Aは正の値で、冷却水温度THWが高くなるに従い、その値は減少する。また、基本副燃料噴射量および基本主燃料噴射量とは、アクセル開度センサ13の検出信号から算出される圧縮着火内燃機関10の機関負荷に応じた副燃料噴射弁5と主燃料噴射弁4から本来噴射される量であって、圧縮着火内燃機関10の温度(冷却水温度THW)が十分に上昇し、ピストン2の頂部に副燃料が付着する虞がなくなったときの、それぞれの燃料噴射弁からの燃料噴射量を示す値である。
式3において、副燃料噴射圧の値が大きくなると、成層状態の混合気を形成するための副燃料の燃焼室3内での飛距離が延びる。ここで、吸気圧補正係数Bは正の値で、吸気圧が高くなるに従い、その値は増大する。また、基本副燃料噴射圧とは、吸気圧が基準の吸気圧のとき、副燃料噴射弁5から噴射される副燃料が、燃焼室の中心部に届くための、副燃料噴射弁5の噴射圧である。
−90°CA〜−80°CAの時期において主燃料が噴射される。即ち、副燃料噴射弁5からの燃料噴射は、吸気行程初期の時期および圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期において行われ、主燃料噴射弁4からの燃料噴射は、圧縮行程中期の時期において行われる。
式4において、副燃料噴射時期の値が小さくなると、成層状態の混合気を形成するための副燃料の噴射時期が進角されることを意味する。ここで、回転速度補正係数Cは正の値で、機関回転速度が高くなるに従い、その値は増大する。また、基本副燃料噴射時期とは、圧縮着火内燃機関の機関回転速度が、成層状態の混合気を適切な空燃比で燃焼室3内に形成するために支障のない機関回転速度であるときの、成層状態の混合気を形成するための副燃料の噴射時期を示す値である。
噴射時期が進角側に移行される。その結果、成層状態の混合気を形成するための混合時間をほぼ一定とすることが可能となり、圧縮着火内燃機関10の機関回転速度にかかわらず、適切な空燃比の成層状態の混合気を燃焼室3内に形成することが可能となる。尚、上記式4によって補正される副燃料噴射時期は、回転速度補正係数Cの変動に伴って変化するが、回転速度補正係数Cは、機関回転速度の増加に従い連続的に増大するだけではなく、段階的に増大してもよい。
第一に、圧縮着火内燃機関10の運転領域が、第1運転領域R1より機関負荷の低いアイドル運転領域R0から第1運転領域R1に移行するときの主燃料噴射弁4および副燃料噴射弁5の燃料噴射制御について説明する。アイドル運転時においては、機関負荷が小さいため、燃焼室3に吸入される新気量が少なく、またEGR弁24の開度を大きくして多量のEGRガスを燃焼室3内に導入している。また、吸気絞り弁20やEGR弁24から燃焼室3まで構造的に一定の距離を有しているため、これらの開度を第1運転領域R1に対応した開度に制御しても、燃焼室3内の新気やEGRガスの状態は急峻に変更されない。
式5において、副燃料噴射時期の値が大きくなると、噴射時期が遅角側に移行する。ここで、補正係数Dは正の値で、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第1運転領域R1に移行した直後に最大値となり、移行からの経過時間に従い、補正係数Dの値は減少する。また、基本副燃料噴射時期とは、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第1運転領域R1に属するときの本来の副燃料噴射時期、即ち、成層状態の混合気を燃焼室3内に形成するための副燃料噴射時期である。
式6において、副燃料噴射時期の値が小さくなると、噴射時期が進角側に移行する。ここで、補正係数Eは正の値で、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第1運転領域R1に移行した直後に最大値となり、移行からの経過時間に従い、補正係数Eの値は減少する。また、基本副燃料噴射時期とは、式5における基本副燃料噴射時期と同義である。
回避される。そして、燃焼室3内の新気やEGRガスの量が第1運転領域R1に対応した量となるに従い、副燃料噴射時期が本来の副燃料噴射時期に近づく。尚、上記式6によって補正される副燃料噴射時期は、補正係数Eの変動に伴って変化するが、補正係数Eは、移行からの経過時間に従い連続的に減少するだけではなく、段階的に減少してもよい。
第一に、圧縮着火内燃機関10の運転領域が、第2運転領域R2より機関負荷の低い運転領域、例えば第1運転領域R1から第2運転領域R2に移行するときの主燃料噴射弁4および副燃料噴射弁5の燃料噴射制御について説明する。第1運転領域R1においては、第2運転領域R2より機関負荷が小さいため、燃焼室3に吸入される新気量が少なく、また燃焼室3に導入されるEGRガス量は多い。また、吸気絞り弁20やEGR弁24から燃焼室3まで構造的に一定の距離を有しているため、これらの開度を第2運転領域R2に対応した開度に制御しても、燃焼室3内の新気やEGRガスの状態は急峻に変更されない。
第二副燃料噴射量 = 基本第二副燃料噴射量×(1+補正係数F)・・・(式8)
式7において、第一副燃料噴射量とは、先述した実施例1において、吸気行程初期において副燃料噴射弁5から噴射される副燃料の噴射量であって、燃焼室3内に均質予混合気を形成する副燃料の噴射量である。また、基本第一副燃料噴射量とは、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第2運転領域R2に属するときの本来の第一副燃料噴射量である。式8において、第二副燃料噴射量とは、先述した実施例1において、圧縮行程中期から圧縮行程後期において副燃料噴射弁5から噴射される副燃料の噴射量であって、燃焼室3内に成層状態の混合気を形成する副燃料の噴射量である。また、基本第二副燃料噴射量とは、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第2運転領域R2に属するときの本来の第二副燃料噴射量である。ここで、補正係数Fは正の値で、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第2運転領域R2に移行した直後に最大値となり、移行からの経過時間に従い、補正係数Fの値は減少する。
正される副燃料噴射量は、補正係数Fの変動に伴って変化するが、補正係数Fは、移行からの経過時間に従い連続的に減少するだけではなく、段階的に減少してもよい。
第二副燃料噴射量 = 基本第二副燃料噴射量×(1−補正係数G)・・・(式10)
式9において、第一副燃料噴射量および基本第一副燃料噴射量は、式7における場合と同義である。式10において、第二副燃料噴射量および基本第二副燃料噴射量は、式8における場合と同義である。ここで、補正係数Gは正の値で、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第2運転領域R2に移行した直後に最大値となり、移行からの経過時間に従い、補正係数Gの値は減少する。
第一に、圧縮着火内燃機関10の運転領域が、第3運転領域R3より機関負荷の低い第2
運転領域R2から第3運転領域R3に移行するときの主燃料噴射弁4および副燃料噴射弁5の燃料噴射制御について説明する。第2運転領域R2においては、第3運転領域R3より機関負荷が小さいため、燃焼室3に吸入される新気量が少なく、また燃焼室3に導入されるEGRガス量は多い。また、吸気絞り弁20やEGR弁24から燃焼室3まで構造的に一定の距離を有しているため、これらの開度を第3運転領域R3に対応した開度に制御しても、燃焼室3内の新気やEGRガスの状態は急峻に変更されない。
式11において、第二副燃料噴射量とは、先述した実施例1において示した通り、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第2運転領域R2に属しているときに、圧縮行程中期から圧縮行程後期において副燃料噴射弁5から噴射される副燃料の噴射量であって、燃焼室3内に成層状態の混合気を形成する副燃料の噴射量であり、式8、式10における場合と同義である。また、基本第二副燃料噴射量とは、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第4運転領域R2に属するときの本来の第二副燃料噴射量、即ち、成層状態の混合気を燃焼室3内に形成するための副燃料噴射量であり、式8、式10における場合と同義である。ここで、補正係数Hは正の値で、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第3運転領域R3に移行からの経過時間に従って減少し、最終的に0となる。
均質予混合主燃料噴射量 = 基本均質予混合主燃料噴射量×補正係数J・・・(式13)
圧縮着火内燃機関10の運転領域が、第4運転領域R4より機関負荷の低い運転領域、例えば第3運転領域R3から、第4運転領域R4に移行するときの主燃料噴射弁4および副燃料噴射弁5の燃料噴射制御について説明する。第3運転領域R3においては、第4運転
領域R4より機関負荷が小さいため、燃焼室3に吸入される新気量が少なく、またEGR弁24の開度を大きくして多量のEGRガスを燃焼室3内に導入している。また、吸気絞り弁20やEGR弁24から燃焼室3まで構造的に一定の距離を有しているため、これらの開度を第4運転領域R4に対応した開度に制御しても、燃焼室3内の新気やEGRガスの状態は急峻に変更されない。
式14において、主燃料噴射時期とは、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第4運転領域R4に属しているときの主燃料噴射弁4からの主燃料噴射時期であり、主燃料噴射時期の値が大きくなると、噴射時期が遅角側に移行する。ここで、補正係数Kは正の値で、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第4運転領域R4に移行した直後に最大値となり、移行からの経過時間に従い、補正係数Kの値は減少する。また、基本主燃料噴射時期とは、圧縮着火内燃機関10の運転領域が第4運転領域R4に属するときの本来の主燃料噴射時期、即ち、TDC近傍の時期における主燃料噴射時期である。
2・・・・ピストン
3・・・・燃焼室
4・・・・主燃料噴射弁
5・・・・副燃料噴射弁
8・・・・吸気枝管
9・・・・排気枝管
10・・・・圧縮着火内燃機関
11・・・・ECU
12・・・・クランクポジションセンサ
13・・・・アクセル開度センサ
17・・・・遠心過給器
24・・・・EGR弁
25・・・・EGR装置
26・・・・吸気圧センサ
27・・・・冷却水温度センサ
53・・・・蓄圧室
Claims (13)
- 圧縮着火内燃機関の燃焼室内の中心方向に燃料を噴射する第一の燃料噴射弁と、
前記第一の燃料噴射弁と異なる燃料噴射弁であって、前記燃焼室内に燃料を噴射する第二の燃料噴射弁と、
前記圧縮着火内燃機関の機関負荷および機関回転速度より該圧縮着火内燃機関の運転領域を検出する運転領域検出手段と、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域に基づいて、前記第一の燃料噴射弁と前記第二の燃料噴射弁における燃料噴射条件を制御する燃料噴射制御手段と、を備え、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、所定の低負荷運転領域内の低負荷側の運転領域である所定の第1運転領域に属しているとき、
前記燃料噴射制御手段は、圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期において前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うとともに、圧縮行程上死点近傍の時期において前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うものであって、
前記圧縮着火内燃機関の温度を検出する圧縮着火内燃機関温度検出手段を更に備え、
前記燃料噴射制御手段は、前記圧縮着火内燃機関温度検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の温度が低い程、前記第一の燃料噴射弁と前記第二の燃料噴射弁からの総燃料噴射量に対する前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射量の割合を小さくすることを特徴とする圧縮着火内燃機関。 - 圧縮着火内燃機関の燃焼室内の中心方向に燃料を噴射する第一の燃料噴射弁と、
前記第一の燃料噴射弁と異なる燃料噴射弁であって、前記燃焼室内に燃料を噴射する第二の燃料噴射弁と、
前記圧縮着火内燃機関の機関負荷および機関回転速度より該圧縮着火内燃機関の運転領域を検出する運転領域検出手段と、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域に基づいて、前記第一の燃料噴射弁と前記第二の燃料噴射弁における燃料噴射条件を制御する燃料噴射制御手段と、を備え、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、所定の低負荷運転領域内の低負荷側の運転領域である所定の第1運転領域に属しているとき、
前記燃料噴射制御手段は、圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期において前記第一
の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うとともに、圧縮行程上死点近傍の時期において前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うものであって、
前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、アイドル運転領域から前記第1運転領域に移行するとき、
前記燃料噴射制御手段は、前記第一の燃料噴射弁の燃料噴射時期を所定の燃料噴射時期から遅角させ、且つ前記第1運転領域へ移行する時点からの経過時間の増加に従い遅角量を減量することを特徴とする圧縮着火内燃機関。 - 圧縮着火内燃機関の燃焼室内の中心方向に燃料を噴射する第一の燃料噴射弁と、
前記第一の燃料噴射弁と異なる燃料噴射弁であって、前記燃焼室内に燃料を噴射する第二の燃料噴射弁と、
前記圧縮着火内燃機関の機関負荷および機関回転速度より該圧縮着火内燃機関の運転領域を検出する運転領域検出手段と、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域に基づいて、前記第一の燃料噴射弁と前記第二の燃料噴射弁における燃料噴射条件を制御する燃料噴射制御手段と、を備え、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、所定の低負荷運転領域内の低負荷側の運転領域である所定の第1運転領域に属しているとき、
前記燃料噴射制御手段は、圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期において前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うとともに、圧縮行程上死点近傍の時期において前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うものであって、
前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、前記第1運転領域より高負荷側の運転領域から該第1運転領域へ移行するとき、
前記燃料噴射制御手段は、前記第一の燃料噴射弁の燃料噴射時期を所定の燃料噴射時期から進角させ、且つ前記第1運転領域へ移行する時点からの経過時間の増加に従い進角量を減量することを特徴とする圧縮着火内燃機関。 - 圧縮着火内燃機関の燃焼室内の中心方向に燃料を噴射する第一の燃料噴射弁と、
前記第一の燃料噴射弁と異なる燃料噴射弁であって、前記燃焼室内に燃料を噴射する第二の燃料噴射弁と、
前記圧縮着火内燃機関の機関負荷および機関回転速度より該圧縮着火内燃機関の運転領域を検出する運転領域検出手段と、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域に基づいて、前記第一の燃料噴射弁と前記第二の燃料噴射弁における燃料噴射条件を制御する燃料噴射制御手段と、を備え、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、所定の低負荷運転領域内の高負荷側の運転領域である所定の第2運転領域に属しているとき、
前記燃料噴射制御手段は、圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期において前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うとともに、該燃料噴射より前の時期であって且つ吸気行程から圧縮行程中期までの時期において前記第一の燃料噴射弁と前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うことを特徴とする圧縮着火内燃機関。 - 更に、吸気行程後期から圧縮行程初期までの時期においては、前記燃料噴射制御手段による前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を禁止することを特徴とする請求項4に記載の圧縮着火内燃機関。
- 前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、前記第2運転領域より低負荷側の運転領域から該第2運転領域へ移行するとき、
前記燃料噴射制御手段は、吸気行程から圧縮行程中期までの時期における前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射量に対する、圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期における
前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射量の割合を増大させ、且つ前記第2運転領域へ移行する時点からの経過時間の増加に従い該割合の増大量を小さくすることを特徴とする請求項4に記載の圧縮着火内燃機関。 - 前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、前記第2運転領域より高負荷側の運転領域から該第2運転領域へ移行するとき、
前記燃料噴射制御手段は、吸気行程から圧縮行程中期までの時期における前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射量に対する、圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期における前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射量の割合を減少させ、且つ前記第2運転領域へ移行する時点からの経過時間の増加に従い該割合の減少量を小さくすることを特徴とする請求項4に記載の圧縮着火内燃機関。 - 圧縮着火内燃機関の燃焼室内の中心方向に燃料を噴射する第一の燃料噴射弁と、
前記圧縮着火内燃機関の気筒上部の中心近傍に設けられ、前記燃焼室内に燃料を噴射する第二の燃料噴射弁と、
前記圧縮着火内燃機関の機関負荷および機関回転速度より該圧縮着火内燃機関の運転領域を検出する運転領域検出手段と、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域に基づいて、前記第一の燃料噴射弁と前記第二の燃料噴射弁における燃料噴射条件を制御する燃料噴射制御手段と、を備え、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、所定の高負荷運転領域内の低負荷側の運転領域である所定の第3運転領域に属しているとき、
前記燃料噴射制御手段は、吸気行程初期から吸気行程中期までの時期において前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うとともに、圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期において前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射を行い、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、所定の高負荷運転領域内の高負荷側の運転領域である所定の第4運転領域に属しているとき、
前記燃料噴射制御手段は、吸気行程初期から吸気行程中期までの時期において前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うとともに、圧縮行程上死点近傍の時期において前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うことを特徴とする圧縮着火内燃機関。 - 前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、所定の高負荷運転領域内の高負荷側の運転領域である所定の第4運転領域に属しているとき、
前記燃料噴射制御手段は、吸気行程初期から吸気行程中期までの時期に加えて、圧縮行程中期の時期においても前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うとともに、圧縮行程上死点近傍の時期において前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うことを特徴とする請求項8に記載の圧縮着火内燃機関。 - 前記燃料噴射手段が、吸気行程初期から吸気行程中期までの時期に加えて、圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期においても前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を行う条件は、吸気行程初期から吸気行程中期までの時期における前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射が終了する時期が所定の時期を超えることであることを特徴とする請求項9に記載の圧縮着火内燃機関。
- 前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、前記第4運転領域より低負荷側の運転領域から該第4運転領域へ移行するとき、
前記燃料噴射制御手段は、前記第二の燃料噴射弁の燃料噴射時期を所定の燃料噴射時期より遅角させ、且つ前記第4運転領域へ移行する時点からの経過時間の増加に従い遅角量を減量することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の圧縮着火内燃機関。 - 圧縮着火内燃機関の燃焼室内の中心方向に燃料を噴射する第一の燃料噴射弁と、
前記圧縮着火内燃機関の気筒上部の中心近傍に設けられ、前記燃焼室内に燃料を噴射する第二の燃料噴射弁と、
前記圧縮着火内燃機関の機関負荷および機関回転速度より該圧縮着火内燃機関の運転領域を検出する運転領域検出手段と、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域に基づいて、前記第一の燃料噴射弁と前記第二の燃料噴射弁における燃料噴射条件を制御する燃料噴射制御手段と、を備え、
前記燃料噴射制御手段は、前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、所定の低負荷運転領域内の高負荷側の運転領域である所定の第2運転領域に属しているとき、圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期において前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うとともに、該燃料噴射より前の時期であって且つ吸気行程から圧縮行程中期までの時期において前記第一の燃料噴射弁と前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射を行い、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、所定の高負荷運転領域内の低負荷側の運転領域である所定の第3運転領域に属しているとき、吸気行程初期から吸気行程中期までの時期において前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うとともに、圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期において前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射を行う圧縮着火内燃機関において、
前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、前記第2運転領域から前記第3運転領域に移行するとき、
前記燃料噴射制御手段は、前記第2運転領域に属しているときに行われていた圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期における前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射量を、前記第3運転領域へ移行する時点からの経過時間の増加に従って減量することを特徴とする圧縮着火内燃機関。 - 圧縮着火内燃機関の燃焼室内の中心方向に燃料を噴射する第一の燃料噴射弁と、
前記圧縮着火内燃機関の気筒上部の中心近傍に設けられ、前記燃焼室内に燃料を噴射する第二の燃料噴射弁と、
前記圧縮着火内燃機関の機関負荷および機関回転速度より該圧縮着火内燃機関の運転領域を検出する運転領域検出手段と、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域に基づいて、前記第一の燃料噴射弁と前記第二の燃料噴射弁における燃料噴射条件を制御する燃料噴射制御手段と、を備え、
前記燃料噴射制御手段は、前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、所定の高負荷運転領域内の低負荷側の運転領域である所定の第3運転領域に属しているとき、吸気行程初期から吸気行程中期までの時期において前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うとともに、圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期において前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射を行い、
前記運転領域検出手段によって検出される前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、前記高負荷運転領域内の高負荷側の運転領域である所定の第4運転領域に属しているとき、吸気行程初期から吸気行程中期までの時期と、圧縮行程中期の時期とにおいて前記第一の燃料噴射弁からの燃料噴射を行うとともに、圧縮行程上死点近傍の時期において前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射を行う圧縮着火内燃機関において、
前記圧縮着火内燃機関の運転領域が、前記第4運転領域から前記第3運転領域に移行するときに、
前記燃料噴射制御手段は、前記第4運転領域に属しているときに行われていた圧縮行程上死点近傍の時期における前記第二の燃料噴射弁からの燃料噴射量を、前記第3運転領域へ移行する時点からの経過時間の増加に従って減量するとともに、前記第3運転領域に属しているときに行う圧縮行程中期から圧縮行程後期までの時期における前記第二の燃料噴
射弁からの燃料噴射量を、前記第3運転領域へ移行する時点からの経過時間の増加に従って増量することを特徴とする圧縮着火内燃機関。
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