JP4366267B2 - ホルムアルデヒド類の選択除去性に優れたタバコフィルタ - Google Patents
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Description
現在のタバコ煙用フィルタは、セルロースジアセテートの捲縮繊維トウが多く用いられ、その濾過効率を高めるために、単繊維繊度の小さいトウを用いたり、繊維充填量を大きくしたりしている。しかしながら、これらの方法では、通気抵抗が増大するため、実用的な通気抵抗の範囲では、濾過効率の向上に限界がある。
また、これらの方法で濾過効率を高める場合には、煙成分中の特定成分のみ選択的に除去すること、すなわち煙成分の濾過比を大きく変えることは困難である。
すなわち、タールやニコチンを含めた、揮発性の低い煙成分を無差別に除去すると、味が軽くなるとともに満足感が得られなくなる。従って、タバコ煙成分中のタールやニコチンの量を相対的に高いレベルに保ったまま、煙成分中の特定成分のみ選択的に除去することが求められている。
このような一群の物質のひとつとして、アルデヒド類がある。アルデヒド類、とくにホルムアルデヒドは、刺激的な臭いを有すだけでなく、最近アレルギーの原因物質のひとつとして注目されているように、健康上好ましくない物質である。
特開昭59-088078号公報(特許文献1)、特開昭59-151882号公報(特許文献2) および 特開昭60-054669号公報(特許文献3)には、ホルムアルデヒドの吸着等を目的として、アミン成分を添加するものが報告されているが、いずれも活性炭素にポリエチレンイミンや蒸気圧の低い脂肪族アミンを添着させてなるタバコ煙フィルター用吸着剤である。
特開平09-168736号公報(特許文献4)はポリエチレンイミンやp-アミノアセトアニリドを添着した繊維状活性炭を開示している。
特表2002-528105号公報(特許文献5)および特表2002-528106号公報(特許文献6)は3-アミノプロピルシリル及び関連原子団を共有結合してなるフィルタを開示している。
特表2003-505618号公報(特許文献7)はアンモニウム塩を含む充填材を提案している。
しかし、上記のフィルタに用いられているアミン系物質では、タールやニコチンも同時に除去できることが特徴としており、タールやニコチンの除去率を相対的に低くしたまま、アルデヒド類のみを選択的に除去するものではなかった。
またこれらのアミン類は合成高分子アミンであり、低分子量成分の残存や、分解のために特有のアミン臭を呈する。またアミン系物質自体、あるいはそのなかに含まれる揮発性物質は生体に毒性を示す場合が多く、人間が直接口にするタバコ煙用フィルタに添加した場合、予期せぬ問題を生じる可能性がある。さらに例え全く揮発しなかったとしても、何らかの理由、例えば塩基性物質との接触、加水分解などによってアミン系化合物の遊離を引き起こす可能性もある。
以上のように、アミン系化合物の添加は、酸性物質やアルデヒドなどの除去に有効であると考えられるものの、実際にタバコフィルターあるいは添加物として利用するには、臭い、安全性、効果などに問題があり、実用的なものがなかった。
また、米国特許No.2968306号公報(特許文献10)にはタバコ煙中のアルデヒドを除去するためにグリシンの如き一定のアミノ酸の使用を開示する。グリシンはタバコ煙中のホルムアルデヒドのレベルを減らすことができるが、紙巻きタバコフィルタ製造工程では安定していないことが発見されている。さらに、それはフィルタの貯蔵中にアンモニア臭を放出するため煙草に用いるには不適当であった。
これらの塩基性ポリペプチドの中でも、ポリリジンや白子たん白(プロタミン)が最も好適である。これらのポリリジンやプロタミンは、経口摂取しても人体に対する毒性は極めて低いものである。
本発明における塩基性ポリペプチドとは、合成されたポリペプチドであっても用いることができるが、生物が産生する、あるいは生物が産生したものに多少の化学処理を加えることによって得られる高分子ポリアミンが好適に用いることができる。具体的には以下に例示されるが、それらに限るものではなく、いわゆる塩基性タンパク、塩基性ペプチドはこれに該当する。そして,塩基性ポリペプチドとして水に溶解するものが用いられる。
本発明における塩基性ポリペプチドは、更に好ましくはタンパク、ポリペプチドなどのうち、1級アミノ基(グアニジン、アミジン中のアミノ基をも含む)を多く含むものを示す。
ポリリジンは放線菌の一種、Streptomyces Albulus を好気培養することにより得られる塩基性ポリペプチドである。通常、イオン交換樹脂に吸着、分離、生成して製造される塩基性ポリペプチドである。
なお、本発明に用いるポリリジンとして現在入手可能なものは、上記の物質であるが、これはあくまでもポリリジンの一例に過ぎない。そのポリリジンの起源が生物的なものであれ、化学的なものであれ(アミノ酸と二酸化炭素の混合環状無水物を開環重合させる、あるいはカルボジイミド誘導体などを脱水剤としてアミノ酸誘導体を重合する方法などが知られている)、リジンを30モル%以上含むものであれば、機能的に同等であり、「リジンを主成分とするポリペプチド」は本願の目的に好適に用いることができる。
また、該ポリリジンが合成的に得られるものである場合には、その中に含まれるリジンが純粋なL-体であることは、万が一、消化管に入った場合の安全性という観点からは望ましいが、機能上必要な条件ではない。
雄性動物の***核中に含まれるプロタミンと総称されるものが好適に用いられる。プロタミンは工業的にはサケ白子から抽出されるものが「しらこタンパク」として流通している。
白子タン白(プロタミン)も、ポリリジン同様、アミノ基を過剰に有するため酸性物質の除去、アルデヒド除去に有効である。しかし、資源は鮭の白子に限らず、各種雄性動物の白子からプロタミン類が抽出され、固有の名称が与えられている。
これらのプロタミン類としては、アルギニン含量が50モル%以上に及ぶことが特徴である。
本発明には、塩基性ポリペプチドであれば、用いることができる。ほとんどの動物の真核細胞核内でDNAと複合体を形成しているといわれるヒストンも本発明の塩基性タンパクの代表的なひとつである。リジン含量の多いものとアルギニン含量の多いものとが知られる。
その他、消炎剤として用いられるリゾチームも塩基性タンパクのひとつである。
本発明の目的に用いることができる塩基性ポリペプチドは、塩基性アミノ酸の含量が多いことが望ましく、全構成アミノ酸の30モル%以上であることが望ましい。
本発明においては、用いられる塩基性ポリペプチドの等電点もまた重要である。すなわち、特開H07-031452号公報に開示されているキトサンも化学構造的には、基本骨格が多糖類であることは異なるものの、分子内に多数の反応性のアミノ基を持つ点では共通する。しかしながら、本発明の塩基性ポリペプチドとキトサンを比較した場合、その選択除去性は大きく異なる。すなわち、キトサンを用いた場合には特開H07-031452号公報に記載されている通り、ニコチンやタールと同程度のアルデヒド類の除去率であり、選択除去性に乏しい、この原因としては、求核性に起因するものと思われる。
本発明の塩基性ポリペプチドとキトサンの添加の効果の差から考慮すると塩基性であってかつ酸解離定数がなるべく大きいほうが好ましく、すなわち強塩基性であることが好ましい、したがって塩基性ポリペプチドであって、等電点が7以上、好ましくは8以上、より好ましくは10以上、最も好ましくは10〜12のものが好適である。
尚、本発明での塩基性ポリペプチドの等電点とは、粒子全体の実効電荷の代数和が0になる状態の水素イオン指数pHを指し示し、具体的には電気泳動速度が0となる水素イオン指数pHとして測定することができる。
本発明の塩基性ポリペプチドをタバコ煙に接触させる方法は、いかなるものであっても良いが、常用のタバコフィルタに添加または担持させて接触させる方法が最も好ましい。常用のタバコフィルタに添加する方法としては本発明の塩基性ポリペプチドが水溶性であることを利用して、液体状態でフィルタートウに添加する方法をとることができる。また、塩基性ポリペプチドの固体を粉砕した上でフィルタートウに添加する方法も用いることができる。
本発明の塩基性ポリペプチドは水に溶解することができる。このため、水溶液をセルロースアセテート繊維、セルロース繊維、ポリプロピレン繊維、これらを主成分とする不織布や紙状のシートなどに塗布、噴霧および含浸させて添加することができる。これらの繊維の中でも、タバコ煙用フィルタは、セルロースジアセテートの捲縮繊維トウが多く用いられており、かつセルロースジアセテートの捲縮繊維トウはたばこの喫味に優れるため、本発明の塩基性ポリペプチドを担持させる担体として最も好適である。
本発明の塩基性ポリペプチドは水に溶解することができるので、セルロースジアセテートの捲縮繊維トウに対して霧状に噴霧したり、あるいはセルロースジアセテートの捲縮繊維トウのフィルタを本発明の塩基性ポリペプチドの水溶液に浸漬することにより添加できる。
このようにして、添加したものは均質な薄膜を形成することができるため、添加量に対する比表面積を大きくすることができ、粒状での添加に比較して、選択除去性能を向上させることができる。
また、セルロースジアセテートの捲縮繊維トウのフィルタは、通常硬さを付与するために、バインダすなわち繊維を部分溶解して接着するための成分(慣用的に可塑剤と呼ばれる)を添加する。たとえば、もっとも一般的に用いられている可塑剤添加法として、トリアセチンを霧状にして散布するということが行われている。このバインダあるいは可塑剤に、本発明の塩基性ポリペプチドを溶解、あるいは微粒子として分散懸濁させるという添加方法も取ることができる。
本発明の塩基性ポリペプチドは単独で、あるいは助剤との複合物の粉末として含ませることができる。また本発明の塩基性ポリペプチドを、適度の大きさに造粒して含ませることができる。本発明の塩基性ポリペプチドの粉末での添加方法として、より効果的な態様は、単独で添加するよりも、他の成分との複合物として添加するか、あるいは担体に担持した上で添加することである。
ここでいう担体は、適切な分散状態とタバコ煙にたいする適切な抵抗を与え、また塩基性ポリペプチドの機能を損なわないものが用いることができる。
具体的にはセルロースアセテート繊維、セルロース繊維、ポリプロピレン繊維、これらを主成分とする不織布や紙状のシートなどに粉末状態で担持させる方法が考えられる。
ほかにも活性炭、珪藻土、シリカゲル、アルミナ、酸化チタン、ジルコニア、ゼオライトなどの粒状物などに担持させる方法を取ることもできる。更にはこれらの粒状物と塩基性ポリペプチドの微粒子を混合し希釈することもできる。更には、上記の微粒子の一部に塩基性ポリペプチドを担持させた上で、無担持の微粒子と混合した上でセルロースアセテート繊維等に添加する方法も用いることができる。
担持体は無機成分であっても良いし、また木屑、合成あるいは天然高分子からなる微粒子も用いることができる。さらに不活性な希釈剤粉末を混合することもできる。
担持体や塩基性ポリペプチドと混合される不活性な希釈剤粉末としては、たとえばデンプン、デキストランやセルロース粉末などをであっても良いが、好ましくは塩基性ポリペプチドと少なくとも見かけ上均一に混和する物質である。
対象品
市販煙草 ピース・ライト・ボックス(登録商標第2122839号)(日本たばこ産業株式会社製)を用いて下記の方法により通気抵抗、ニコチン、タール量、ホルムアルデヒド量の測定を行った。
たばこ煙用フィルタサンプル内を空気流量17.5ml/秒で通過させたときの圧力損失(mmWG)を、自動通気抵抗測定器(フィルトローナ社製、FTS300)を用いて測定した。
上記で得られたサンプル煙草をピストンタイプの定容量型自動喫煙器(ボルグワルド社製RM20/CS)を用い、流量17.5ml/秒で喫煙時間2秒/回、喫煙頻度1回/分の条件で喫煙を行った。フィルタを通過した煙中のニコチン及びタールはガラス繊維製フィルタ(ケンブリッジフィルタ)で捕集し、ニコチン量はガスクロマトグラフ((株)日立製作所製G−3000)を用いて測定した。
タール量は重量法により測定を行った。
対象品のケンブリッジフィルタに付着したニコチンおよびタール量をTn、Ttとし、下記の比較例及び実施例でケンブリッジフィルタに付着したニコチンおよびタール量をCn、Ctとして次式によりニコチン及びタールの除去率を算出した。
ニコチン除去率(%)=100×Cn/Tn
タール除去率(%)=100×Ct/Tt
上記で得られたサンプル煙草をピストンタイプの定容量型自動喫煙器(ボルグワルド社製RM20/CS)を用い、流量17.5ml/秒で喫煙時間2秒/回、喫煙頻度1回/分の条件で喫煙を行った。フィルタを通過した煙中のホルムアルデヒドは、DNPH(ジニトロフェニルヒドラジン)溶液で捕集し、DNPHで誘導体化した上で高速液体クロマトグラフガスクロマトグラフ((株)日立製作所製G−3000)を用いてUVの吸光度を用い測定した。
対象品で捕集されたホルムアルデヒド量Tfとし、下記の比較例及び実施例で捕集したホルムアルデヒド量をCfとして次式によりニコチン及びタールの除去率を算出した。
ホルムアルデヒド除去率(%)=100×Cf/Tf
本比較例ではキトサンを用いた。キトサンとしては、大日精化工業株式会社製DaichitosanMを粉砕機を用いて粉砕した。このキトサン粒子を篩いにかけ、28メッシュを通過しかつ、60メッシュは通過しない粒子を集めた。
市販煙草ピース・ライト・ボックス(登録商標第2122839号)(日本たばこ産業株式会社製)のセルロースジアセテート捲縮繊維トウのフィルタ本体(25mm)の末端から14mmの部分をカミソリで切断した。切断した長片すなわち、タバコ葉充填片のフィルター部に長20mm内径8mmのガラス管を残フィルター長に相当する長さ(11mm)だけ挿入し、これらをシーリングテープにて結束した。
このガラス管によって生じた9mmの空間に上記キトサン粉末20mgを充填した。次に先に切断した短片すなわち、14mmのフィルタ部を用いてガラス管に栓をした。
そして、このガラス管とフィルタの接続部分にもシーリングテープを巻いて密閉した。したがって、セルロースジアセテート捲縮繊維トウのフィルタの長さとしては、25mmとなる。またフィルタ間の延長された9mmの部分にはキトサンの粒子が充填されている状態とした。キトサン粒子の充填量は煙草一本当たり20mgであった。
このタバコサンプルについて上記の通気抵抗、ニコチン、タール量、ホルムアルデヒド量の測定を行った。得られたニコチン、タール及びホルムアルデヒド削減率を上式により算出した。結果を表1に記載する。
本比較例では、通常たばこ煙フィルタに良く用いられる活性炭を用いた。活性炭としては二村化学工業株式会社製 破砕炭CW350SZを用いた。この破砕炭を篩いにかけ、30メッシュを通過しかつ、50メッシュは通過しない粒子を集めた。比較例1と同様にして、フィルタ間に活性炭を充填した。活性炭の充填量は煙草一本当たり20mgであった。
このタバコサンプルについて上記の通気抵抗、ニコチン、タール量、ホルムアルデヒド量の測定を行った。得られたニコチン、タール及びホルムアルデヒド削減率を上式により算出した。結果を表1に記載する。
市販煙草ピース・ライト・ボックス(登録商標第2122839号)(日本たばこ産業株式会社製)のセルロースジアセテート捲縮繊維トウのフィルタ本体(25mm)の末端から14mmの部分をカミソリで切断した。切断した短片すなわち14mmのフィルタ部を上記のポリ-L-リジン水溶液に浸漬した。これを真空乾燥機にて乾燥させた。
比較例の1と同様に市販煙草の切断した長片すなわち、タバコ葉充填片のフィルター部に、浸漬した14mmのフィルタ部をガラス管にて接続し、このガラス管とフィルタの接続部分にもシーリングテープを巻いて密閉した。この場合においては、切断したフィルタの長片と短片の間には空間が生じないようにした。
切断した短片すなわち14mmのフィルタ部のポリ-L-リジン水溶液浸漬前後から計算した、ポリ-L-リジンの添量は煙草一本当たり30mgであった。このタバコサンプルについて上記の通気抵抗、ニコチン、タール量、ホルムアルデヒド量の測定を行った。得られたニコチン、タール及びホルムアルデヒド削減率を上式により算出した。結果を表1に記載する。
Claims (4)
- 水溶性の塩基性ポリペプチドをタバコ煙フィルタを構成する繊維表面に担持あるいは添着したたばこ煙フィルタ。
- 塩基性ポリペプチドの等電点が10〜12である請求項1記載のタバコ煙フィルタ
- 塩基性ポリペプチドが放線菌の一種、Streptomyces Albulus を好気培養することにより得られたポリリジンである請求項2に記載のたばこ煙フィルタ。
- 塩基性ポリペプチドを水に溶解した上でタバコ煙フィルタを構成する繊維表面に散布、噴霧、塗布、浸漬の何れかの方法により塩基性ポリペプチドをタバコ煙フィルタを構成する繊維表面に担持あるいは添着させる請求項1に記載のたばこ煙用フィルタの製造方法。
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