JP4365491B2

JP4365491B2 - Screw-type fittings and loosening prevention bolts used therefor

Info

Publication number: JP4365491B2
Application number: JP28779899A
Authority: JP
Inventors: 保史波多野; 武稲田; 康衛八木沢; 光男森本
Original assignee: SANKO TECHONO CO.,LTD.; Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Current assignee: SANKO TECHONO CO.,LTD.; Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority date: 1999-10-08
Filing date: 1999-10-08
Publication date: 2009-11-18
Anticipated expiration: 2019-10-08
Also published as: JP2001108171A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ねじ止め式管継手及びこれに使用される緩み抜け防止ボルトに関する。
【０００２】
【従来の技術】
照明灯用や標識用のポールに使用される管体の継手構造として、内管とこれに嵌合する外管を周方向の複数箇所で複数本の径方向のボルトにより固定するものが開発されている。
【０００３】
ここにおけるボルトとしては、内管の内側が手の入らない閉空間であり、ナットの使用が不可能なため、外管の外側から外管の貫通孔を通して内管のねじ孔に貫通してねじ込まれる、貫通型の頭締めボルトが使用される。
【０００４】
照明灯用や標識用のポールでは、風による振動が激しく、高架道路では路面振動も激しいため、ボルトの緩みが問題になる。前述の継手構造に使用される頭締めボルトの緩み防止については、ナットの場合と同様の理由から、ダブルナットや割りピンの使用が不可能なため、接着やボルト頭部のかしめ或いは溶接が試みられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、接着による場合は、ねじ部の洗浄を行わなければならず、時間とコストがかかる。ボルト頭部のかしめ或いは溶接の場合も、簡単な作業とはいえず、時間とコストがかかる。いずれの場合も、一旦、緩みが生じると、早期に抜け落ちが発生し、継手強度上、極めて重大な問題が生じる。
【０００６】
本発明の目的は、頭締めボルトの抜け落ちによる継手強度の低下を、外管の外側から簡単な作業により確実に防止することができるネジ止め式管継手及びこれに使用される緩み抜け防止ボルトを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明のねじ止め式管継手は、外管と内側が手の入らない閉空間である内管を嵌め合わせ、外管の周方向複数位置に設けられた貫通孔を通して、内管の周方向複数位置に設けられた貫通型のねじ孔に、外管の外側から複数本のボルトをねじ込むことにより、ナットを使用せずに外管と内管を結合するねじ止め式管継手において、
前記ボルトとして、頭部に連続して形成されたねじ部の先端部分が内管の内側に突出する全長を有し、その先端部分を、軸芯部を通るスリットにより、先端面を含めて周方向に分割すると共に、該スリットにより分割された部分の長さを、内管の内側に突出する長さより大となし、且つ、頭部の表面からねじ部の中間部にかけての軸芯部に、スリット幅より大きい内径のガイド孔をスリットに連通するように形成した頭締めボルトを使用し、
外管の貫通孔を通して内管のねじ孔に外管の外側からねじ込まれた前記頭締めボルトのスリットに、当該ボルトのガイド孔に嵌合するスリット幅より大きい外径で、表面に離脱防止用のローレット加工を施した棒体を、外管の外側からガイド孔を通して、該棒体の後端面がボルト頭部の表面と面一になるまで圧入することにより、ねじ部の先端部分を内管の内側で外周側へ押し広げて拡径させて、頭締めボルトの緩み抜けを防止する。
【０００８】
また、このねじ止め式管継手に使用される緩み抜け防止ボルトは、頭部に連続して形成されたねじ部の先端部分が内管の内側に突出する全長を有し、その先端部分を、軸芯部を通るスリットにより、先端面を含めて周方向に分割すると共に、該スリットにより分割された部分の長さを、内管の内側に突出する長さより大となし、且つ、頭部の表面からねじ部の中間部にかけての軸芯部に、スリット幅より大きい内径のガイド孔をスリットに連通するように形成した頭締め型のボルト本体と、
該ボルト本体のガイド孔に嵌合する、スリット幅より大きい外径で、表面に離脱防止用のローレット加工を施した棒体からなり、ボルト本体のねじ込みの後にガイド孔を通して、該棒体の後端面がボルト頭部の表面と面一になるまでその先のスリットに圧入されることにより、ねじ部の先端部分を内管の内側で外周側へ押し広げて拡径する棒状の拡径部材とを具備する。
【０００９】
好ましくは、拡径部材の先端面を丸みをもった形状にする。
【００１０】
本発明のねじ止め式管継手及び緩み抜け防止ボルトでは、外管の外側から外管の貫通孔を通して内管のねじ孔に頭締めボルトをねじ込むことにより、外管に内管がねじ止めされる。このねじ止めの後、外管の外側から拡径部材を頭締めボルトのガイド孔に押し込むと、ガイド孔の先のスリットが拡径部材によって両側へ押し広げられ、ねじ部の先端部分が内管の内側で拡径することにより、頭締めボルトの抜け落ちが、外管の外側から簡単な作業で確実に防止される。
【００１１】
ボルト本体のねじ部の先端部分において、スリットにより分割された部分の長さを、内管の内側に突出する長さより大としたのは、内管のねじ孔内であため締めボルトの先端部が拡径することにより、頭締めボルトの緩み及びその緩みに起因する抜けが特に効果的に防止されるからである。
【００１２】
拡径部材の先端面を丸みをもった形状にした場合は、内管の内側に施工された配線等を拡径部材の先端で損傷させる危険性が排除される。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図１は本発明の管継手の使用例を示すポールの構造説明図、図２は同管継手に使用される緩み抜け防止ボルトの縦断側面図、図３は同緩み抜け防止ボルトに使用されているボルト本体の３面図、図４は締結完了状態を示す同緩み抜け防止ボルトの側面図である。
【００１４】
ポールは、図１に示すように、照明灯や標識に使用されるもので、上部に二股部Ａを有しており、一体のままでは運搬が難しいため、二股部Ａを下方の基部Ｂから分離して管継手Ｃで接続する２ピース構造とされている。管継手Ｃは、二股部Ａの下端部に溶接により取付けられた厚肉の外管４０内に、基部Ｂの上端部に溶接により取付けられた厚肉の内管３０を挿入し、複数本のボルトで固定する構造になっている。内管３０の内側は手の入らない閉空間であるため、ボルトとしては貫通型の頭締めボルトが使用される。また、照明灯用や標識用のポールでは風による振動や高架道路における路面振動のため、その頭締めボルトは緩み抜け防止ボルトとされている。
【００１５】
緩み抜け防止ボルトは、図２に示すように、頭締め型のボルト本体１０と、ボルト本体１０に組み合わされた細棒状の拡径部材２０とからなる。第１部材である内管３０には、ボルト本体１０がねじ込まれるねじ孔３１が貫通して設けられており、第２部材である外管４０には、ねじ孔３１より僅かに大きい貫通孔４１が設けられている。
【００１６】
ボルト本体１０は、図３に示すように、六角形の頭部１１から円柱形状のねじ部１２が突出した六角頭タイプの頭締めボルトであり、ねじ部１２の外周面には雄ねじ１３が刻設されている。ねじ部１２の長さは、その先端部分を内管３０の内側に突出させるために、内管３０と外管４０の合計厚みより大きく設定されている。
【００１７】
ねじ部１２の先端面には、軸芯部を通る直径方向のスリット１４が設けられており、このスリットにより、ねじ部１２の先端部分は、先端面を含め、周方向に２分割（図では上下に２分割）された分割部１５とされている。分割部１５の長さ、即ちスリット１４の深さは、分割部１５の後部がねじ孔３１内に残るように、ねじ部１２の先端部分が内管３０の内側に突出する長さより大きく設定されている。
【００１８】
ボルト本体１０の軸芯部には、頭部１１の表面からねじ部１２の中間部にかけて断面が円形のガイド孔１６が設けられており、ガイド孔１６の先端部は、ねじ部１２の先端面に形成されたスリット１４の中央部と重なり合い、先端に向かって徐々に縮径されている。ガイド孔１６の内径は、先端部を除き一定で、スリット１４の幅より十分に大きく設定されている。
【００１９】
ボルト本体１０に組み合わされる細棒状の拡径部材２０は、ガイド孔１６に挿入され、この挿入のために、その外径は、先端部を除き、ガイド孔１６とほぼ同じに設定され、スリット１４の幅より十分に大である。拡径部材２０の先端面は、スリット１４へのスムーズな圧入のために、先尖形状になっている。そして、拡径部材２０の長さは、その先端部をスリット１４に十分に圧入するために、ボルト本体１０の全長とほぼ同じかこれより大きく設定されている。
【００２０】
次に、緩み抜け防止ボルトを使用した管継手の施工方法について説明する。
【００２１】
先ず、図２に示すように、内管３０内に外管４０を挿入し、外管４０の貫通孔４１を通して内管３０のねじ孔３１にボルト本体１０のねじ部１２をねじ込む。これにより、内管３０に外管４０が、ボルト本体１０により一応締結される。この状態で、ねじ部１２の先端部分に形成された分割部１５は、後部を残して内管３０の内側に突出する。
【００２２】
この締結作業が終わると、ボルト本体１０の頭部１１の側、即ち、外管４０の外側から、拡径部材２０を、ボルト本体１０の軸芯部に形成されたガイド孔１６に挿入し、更に、拡径部材２０の後端面が頭部１１の表面と面一になるまで、拡径部材２０をハンマー等で叩き込む。これにより、拡径部材２０は、図４に示すように、先端部がガイド孔１６の先のスリット１４に圧入される。
【００２３】
ここで、拡径部材２０の外径は、スリット１４の幅より十分に大である。また、ねじ部１２の先端部分は、内管３０の内側に突出しており、スリット１４が設けられた分割部１５は、後部がねじ孔３１内に残り、他の部分は内管３０の内側に突出している。これらのため、拡径部材２０の先端部がスリット１４に圧入されることにより、分割部１５は、後部を残し、内管３０の内側で大きく拡径して割れ広がり、ねじ孔３１内に残った後部は、ねじ孔３１の内周面に強く押し付けられる。
【００２４】
その結果、ボルト本体１０の緩みが防止され、合わせて抜けも確実に防止される。また、緩み止めのための作業は、全てねじ締め側、即ち外管４０の外側から行われ、且つ拡径部材２０の直進押し込みという簡単な作業である。
【００２５】
なお、上記実施形態では、軸芯部を通るスリット１４は１つであるが、複数ののスリットを軸芯部で交差させてもよく、その数は問わない。例えば軸芯部で直角に交差する２つのスリットをねじ部１２の先端部に設けた場合、その先端部は周方向に４分割される。
【００２６】
ボルト本体１０の頭部１１については、上記実施形態では六角頭としたが、これに限定されるものではなく、図５に示すような形状が可能である。図５（ａ）は六角穴付き頭、（ｂ）は六角穴付き皿頭、（ｃ）は十字穴付き皿頭、（ｄ）は十字穴付き鍋頭、（ｅ）は擦り割り付き皿頭、（ｆ）は擦り割り付き鍋頭である。いずれの頭部１１の場合も、ガイド孔１６は頭部１１の表面（穴付き頭の場合は穴底面）に開口している。
【００２７】
拡径部材２０については、ガイド孔１６に挿入された拡径部材２０の離脱防止のために、表面にローレット加工を施すことが必要である。更に、図６に示すように、先端面を丸くすることも可能である。照明灯用ポールの内側には配線が設けられるが、先端面を丸くすることにより、拡径部材２０の先端部がボルト本体１０の先端側へ突出する場合も、その配線を傷つける危険性が排除される。
【００２８】
【発明の効果】
以上に説明した通り、本発明のねじ止め式管継手及びこれに使用される緩み抜け防止ボルトは、内管の内側が手の入らない閉空間であるにもかかわらず、ボルトの緩み、更には抜けについても、外管の外側からの簡単な作業により確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の管継手の使用例を示す照明灯用ポールの構造説明図である。
【図２】同管継手に使用されている緩み抜け防止ボルトの縦断側面図である。
【図３】同緩み抜け防止ボルトに使用されているボルト本体の３面図であり、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図、（ｃ）は背面図である。
【図４】締結完了状態を示す同緩み抜け防止ボルトの側面図である。
【図５】ボルト本体の頭部の他の形状例を示す２面図である。
【図６】拡径部材の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
１０ボルト本体
１１頭部
１２ねじ部
１３雄ねじ
１４スリット
１５分割部
１６ガイド孔
２０拡径部材
３０内管
３１ねじ孔
４０外管
４１貫通孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a screw-type pipe joint and a loosening prevention bolt used therein.
[0002]
[Prior art]
As a joint structure for tubular bodies used for illuminating lamps and sign poles, an inner tube and an outer tube fitted to the inner tube are fixed at multiple locations in the circumferential direction with multiple radial bolts. ing.
[0003]
As the bolt here, the inside of the inner tube is a closed space where the hands are not accessible, and it is impossible to use a nut, so it is screwed from the outside of the outer tube through the through hole of the outer tube and into the screw hole of the inner tube. Through-type head tightening bolts are used.
[0004]
For poles for illuminating lights and signs, vibration due to wind is intense, and road surface vibration is also severe on elevated roads, so bolt looseness becomes a problem. To prevent loosening of the head tightening bolts used in the above joint structure, for the same reason as nuts, double nuts and split pins cannot be used. It has been.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of bonding, it is necessary to clean the threaded portion, which takes time and cost. The caulking or welding of the bolt head is not an easy operation and requires time and cost. In either case, once loosening occurs, the dropout occurs at an early stage, which causes a very serious problem in terms of joint strength.
[0006]
An object of the present invention is to provide a screw-type pipe joint capable of reliably preventing a decrease in joint strength due to the drop-off of the head tightening bolt from the outside of the outer pipe by a simple operation, and a loosening prevention bolt used for the same. It is to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The screw-type pipe joint of the present invention fits an outer pipe and an inner pipe, which is a closed space where the inside is not accessible, and passes through a plurality of circumferential holes in the outer pipe through a plurality of circumferential holes. In screw-type fittings that connect the outer tube and the inner tube without using a nut by screwing multiple bolts from the outside of the outer tube into the through-type screw hole provided at the position,
As the bolt, the tip portion of the screw portion formed continuously to the head has a total length protruding inside the inner tube, and the tip portion is surrounded by a slit passing through the shaft core portion including the tip surface. The length of the portion divided by the slit is made larger than the length protruding inside the inner tube, and the shaft core portion from the head surface to the middle portion of the screw portion, Using a head bolt that is formed so that a guide hole with an inner diameter larger than the slit width communicates with the slit,
To prevent detachment on the surface with an outer diameter larger than the slit width that fits into the guide hole of the bolt, into the slit of the head tightening bolt screwed into the screw hole of the inner tube from the outside of the outer tube through the through hole of the outer tube The tip of the threaded portion is inserted into the inner tube by press-fitting the knurled rod body through the guide hole from the outside of the outer tube until the rear end surface of the rod body is flush with the bolt head surface. The head is tightened to the outer peripheral side to expand the diameter to prevent loosening of the bolts.
[0008]
Further, the loosening prevention bolt used in this screw-type pipe joint has a total length in which the tip portion of the screw portion formed continuously on the head protrudes inside the inner tube, and the tip portion is The slit passing through the shaft core part is divided in the circumferential direction including the tip surface, and the length of the part divided by the slit is made larger than the length protruding inside the inner tube, and A head-clamped bolt body formed such that a guide hole with an inner diameter larger than the slit width is communicated with the slit in the shaft core portion from the surface to the middle portion of the screw portion;
Fitted into the guide hole of the bolt body, a slit width larger outer diameter, made of a rod with knurled for separation preventing the surface, through the guide hole after the main bolt screwing, after the rod member A rod-shaped diameter-expanding member that expands the diameter by pushing the tip of the threaded portion toward the outer periphery inside the inner tube by being press-fitted into the slit until the end surface is flush with the surface of the bolt head. It comprises.
[0009]
Preferably, the tip surface of the diameter-expanding member has a rounded shape.
[0010]
In the screw-type pipe joint and the loosening prevention bolt according to the present invention, the inner pipe is screwed to the outer pipe by screwing the head tightening bolt into the screw hole of the inner pipe from the outside of the outer pipe through the through hole of the outer pipe. . After this screwing, when the diameter expanding member is pushed into the guide hole of the head bolt from the outside of the outer tube, the slit at the tip of the guide hole is pushed and expanded to both sides by the diameter expanding member, and the tip of the threaded portion is the inner tube. By expanding the diameter on the inside, the drop-off of the head tightening bolt is surely prevented by a simple operation from the outside of the outer tube.
[0011]
It is in the screw hole of the inner pipe that the length of the part divided by the slit in the tip part of the screw part of the bolt body is larger than the length protruding inside the inner pipe. by but the diameter increases, because missing due to loosening and loosening of the head fastening bolt is particularly effectively prevented.
[0012]
In the case where the distal end surface of the diameter expanding member is rounded, the risk of damaging the wiring and the like constructed inside the inner tube at the distal end of the diameter expanding member is eliminated.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is an explanatory view of a pole structure showing an example of use of the pipe joint of the present invention, FIG. 2 is a longitudinal side view of a loosening prevention bolt used in the pipe joint, and FIG. 3 is used in the loosening prevention bolt. FIG. 4 is a side view of the loosening prevention bolt showing the fastening completion state.
[0014]
As shown in FIG. 1, the pole is used for an illumination lamp or a sign, and has a bifurcated portion A on the upper part. It is a two-piece structure that is separated and connected by a pipe joint C. In the pipe joint C, a thick inner pipe 30 attached by welding to the upper end portion of the base B is inserted into a thick outer tube 40 attached to the lower end portion of the bifurcated portion A by welding. The structure is fixed with bolts. Since the inside of the inner tube 30 is a closed space that is not accessible, a through-type head tightening bolt is used as the bolt. Moreover, in the lamps for illumination lamps and signs, the head tightening bolt is a loosening prevention bolt because of wind vibration and road surface vibration on the elevated road.
[0015]
As shown in FIG. 2, the loosening prevention bolt includes a head-clamped bolt body 10 and a thin rod-shaped enlarged member 20 combined with the bolt body 10. A screw hole 31 into which the bolt body 10 is screwed is provided through the inner pipe 30 as the first member, and a through hole 41 slightly larger than the screw hole 31 is provided in the outer pipe 40 as the second member. Is provided.
[0016]
As shown in FIG. 3, the bolt body 10 is a hexagonal head-type head fastening bolt in which a cylindrical screw portion 12 protrudes from a hexagonal head portion 11, and a male screw 13 is engraved on the outer peripheral surface of the screw portion 12. It is installed. The length of the threaded portion 12 is set to be larger than the total thickness of the inner tube 30 and the outer tube 40 so that the tip portion protrudes to the inside of the inner tube 30.
[0017]
A diametrical slit 14 that passes through the shaft core portion is provided on the distal end surface of the screw portion 12, and the distal end portion of the screw portion 12 is divided into two in the circumferential direction including the distal end surface (in the drawing). The dividing unit 15 is divided into two parts in the vertical direction. The length of the divided portion 15, that is, the depth of the slit 14 is set to be larger than the length at which the tip portion of the screw portion 12 protrudes inside the inner tube 30 so that the rear portion of the divided portion 15 remains in the screw hole 31. ing.
[0018]
A guide hole 16 having a circular cross section is provided in the shaft core portion of the bolt body 10 from the surface of the head portion 11 to the middle portion of the screw portion 12, and the tip end portion of the guide hole 16 is the tip end surface of the screw portion 12. The diameter of the slit 14 is overlapped with that of the slit 14 and is gradually reduced toward the tip. The inner diameter of the guide hole 16 is constant except for the tip and is set sufficiently larger than the width of the slit 14.
[0019]
The thin rod-shaped diameter-expanding member 20 combined with the bolt body 10 is inserted into the guide hole 16, and for this insertion, the outer diameter thereof is set to be substantially the same as that of the guide hole 16 except for the tip portion, and the slit 14 Is sufficiently larger than the width of. The distal end surface of the diameter expanding member 20 has a pointed shape for smooth press-fitting into the slit 14. The length of the diameter-expanding member 20 is set to be approximately the same as or larger than the entire length of the bolt body 10 in order to fully press-fit the tip end portion into the slit 14.
[0020]
Next, a method for constructing a pipe joint using a loosening prevention bolt will be described.
[0021]
First, as shown in FIG. 2, the outer tube 40 is inserted into the inner tube 30, and the screw portion 12 of the bolt body 10 is screwed into the screw hole 31 of the inner tube 30 through the through hole 41 of the outer tube 40. Accordingly, the outer tube 40 is temporarily fastened to the inner tube 30 by the bolt body 10. In this state, the divided portion 15 formed at the tip portion of the screw portion 12 protrudes to the inside of the inner tube 30 leaving the rear portion.
[0022]
When this fastening operation is finished, the diameter-expanding member 20 is inserted into the guide hole 16 formed in the shaft core portion of the bolt body 10 from the head 11 side of the bolt body 10, that is, from the outside of the outer tube 40. Further, the diameter expanding member 20 is struck with a hammer or the like until the rear end surface of the diameter expanding member 20 is flush with the surface of the head 11. Thereby, as shown in FIG. 4, the diameter expanding member 20 is press-fitted into the slit 14 at the tip of the guide hole 16.
[0023]
Here, the outer diameter of the diameter-expanding member 20 is sufficiently larger than the width of the slit 14. Further, the tip portion of the screw portion 12 protrudes inside the inner tube 30, and the divided portion 15 provided with the slit 14 remains in the screw hole 31 in the rear portion, and the other portion is located inside the inner tube 30. It protrudes. For these reasons, the distal end portion of the diameter-expanding member 20 is press-fitted into the slit 14, so that the divided portion 15 leaves the rear portion, greatly expands inside the inner tube 30, cracks spread, and remains in the screw hole 31. The rear part is strongly pressed against the inner peripheral surface of the screw hole 31.
[0024]
As a result, loosening of the bolt body 10 is prevented, and it is also possible to reliably prevent the bolt body 10 from coming off. Further, all the operations for preventing the loosening are performed from the screw tightening side, that is, from the outside of the outer tube 40, and are simple operations of pushing the diameter-expanding member 20 straightly.
[0025]
In the above embodiment, the number of slits 14 passing through the shaft core portion is one, but a plurality of slits may intersect at the shaft core portion, and the number thereof is not limited. For example, when two slits that intersect at right angles at the axial center portion are provided at the tip end portion of the screw portion 12, the tip end portion is divided into four in the circumferential direction.
[0026]
The head 11 of the bolt body 10 is a hexagonal head in the above embodiment, but is not limited to this, and a shape as shown in FIG. 5 is possible. Fig. 5 (a) is a hexagon socket head, (b) is a hexagon socket head, (c) is a cross head pan, (d) is a pan head pan, (e) is a scissor head , (F) is a pan head with a crack. In any head 11, the guide hole 16 opens on the surface of the head 11 (in the case of a head with a hole, the bottom of the hole).
[0027]
About the diameter-expansion member 20, in order to prevent detachment of the diameter-expansion member 20 inserted into the guide hole 16, the surface needs to be knurled. Furthermore, as shown in FIG. 6, it is also possible to round the tip surface. The wiring is provided inside the pole for the illuminating lamp, but the risk of damaging the wiring is eliminated even if the tip of the diameter expanding member 20 protrudes toward the tip of the bolt body 10 by rounding the tip. Is done.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, the screw-type pipe joint of the present invention and the loosening prevention bolt used therein are loosened by the bolt, even though the inside of the inner pipe is a closed space where the hands are not accessible. Omission can be reliably prevented by a simple operation from the outside of the outer tube.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view of the structure of an illumination lamp pole showing an example of use of a pipe joint of the present invention.
FIG. 2 is a vertical side view of a loosening prevention bolt used in the pipe joint.
FIG. 3 is a three-side view of a bolt body used in the loosening prevention bolt, wherein (a) is a front view, (b) is a side view, and (c) is a rear view.
FIG. 4 is a side view of the loosening prevention bolt showing a fastening completion state.
FIG. 5 is a two-side view showing another example of the shape of the head of the bolt main body.
FIG. 6 is a side view showing another example of the diameter expanding member.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Bolt main body 11 Head 12 Screw part 13 Male screw 14 Slit 15 Dividing part 16 Guide hole 20 Diameter-expanding member 30 Inner pipe 31 Screw hole 40 Outer pipe 41 Through-hole

Claims

外管と内側が手の入らない閉空間である内管を嵌め合わせ、外管の周方向複数位置に設けられた貫通孔を通して、内管の周方向複数位置に設けられた貫通型のねじ孔に、外管の外側から複数本のボルトをねじ込むことにより、ナットを使用せずに外管と内管を結合するねじ止め式管継手において、
前記ボルトとして、頭部に連続して形成されたねじ部の先端部分が内管の内側に突出する全長を有し、その先端部分を、軸芯部を通るスリットにより、先端面を含めて周方向に分割すると共に、該スリットにより分割された部分の長さを、内管の内側に突出する長さより大となし、且つ、頭部の表面からねじ部の中間部にかけての軸芯部に、スリット幅より大きい内径のガイド孔をスリットに連通するように形成した頭締めボルトを使用し、
外管の貫通孔を通して内管のねじ孔に外管の外側からねじ込まれた前記頭締めボルトのスリットに、当該ボルトのガイド孔に嵌合するスリット幅より大きい外径で、表面に離脱防止用のローレット加工を施した棒体を、外管の外側からガイド孔を通して、該棒体の後端面がボルト頭部の表面と面一になるまで圧入することにより、ねじ部の先端部分を内管の内側で外周側へ押し広げて拡径させて、頭締めボルトの緩み抜けを防止することを特徴とするねじ止め式管継手。The outer tube and the inner tube, which is a closed space where the inside is not accessible, are fitted together, and through-type screw holes provided at multiple locations in the circumferential direction of the inner tube through through-holes provided at multiple locations in the circumferential direction of the outer tube In addition, by screwing a plurality of bolts from the outside of the outer pipe, in a screw-type fitting that joins the outer pipe and the inner pipe without using a nut ,
As the bolt, the tip portion of the screw portion formed continuously to the head has a total length protruding inside the inner tube, and the tip portion is surrounded by a slit passing through the shaft core portion including the tip surface. The length of the portion divided by the slit is made larger than the length protruding inside the inner tube, and the shaft core portion from the head surface to the middle portion of the screw portion, Using a head bolt that is formed so that a guide hole with an inner diameter larger than the slit width communicates with the slit,
To prevent detachment on the surface with an outer diameter larger than the slit width that fits into the guide hole of the bolt, into the slit of the head tightening bolt screwed into the screw hole of the inner tube from the outside of the outer tube through the through hole of the outer tube The tip of the threaded portion is inserted into the inner tube by press-fitting the knurled rod body through the guide hole from the outside of the outer tube until the rear end surface of the rod body is flush with the bolt head surface. The screw-type pipe joint is characterized in that the head tightening bolt is prevented from loosening by being expanded to the outer peripheral side by expanding the inner diameter.

請求項１に記載のねじ止め式管継手に使用される緩み抜け防止ボルトであって、
頭部に連続して形成されたねじ部の先端部分が内管の内側に突出する全長を有し、その先端部分を、軸芯部を通るスリットにより、先端面を含めて周方向に分割すると共に、該スリットにより分割された部分の長さを、内管の内側に突出する長さより大となし、且つ、頭部の表面からねじ部の中間部にかけての軸芯部に、スリット幅より大きい内径のガイド孔をスリットに連通するように形成した頭締め型のボルト本体と、
該ボルト本体のガイド孔に嵌合する、スリット幅より大きい外径で、表面に離脱防止用のローレット加工を施した棒体からなり、ボルト本体のねじ込みの後にガイド孔を通して、該棒体の後端面がボルト頭部の表面と面一になるまでその先のスリットに圧入されることにより、ねじ部の先端部分を内管の内側で外周側へ押し広げて拡径する棒状の拡径部材とを具備することを特徴とする緩み抜け防止ボルト。A loosening prevention bolt used for the screw-type pipe joint according to claim 1,
The tip of the threaded portion formed continuously on the head has a total length protruding inside the inner tube, and the tip is divided in the circumferential direction including the tip by a slit passing through the shaft core. In addition, the length of the portion divided by the slit is larger than the length protruding inward of the inner tube, and the shaft core portion from the head surface to the middle portion of the screw portion is larger than the slit width. A head-clamped bolt body formed so that an inner diameter guide hole communicates with the slit;
Fitted into the guide hole of the bolt body, a slit width larger outer diameter, made of a rod with knurled for separation preventing the surface, through the guide hole after the main bolt screwing, after the rod member A rod-shaped diameter-expanding member that expands the diameter by pushing the tip of the threaded portion toward the outer periphery inside the inner tube by being press-fitted into the slit until the end surface is flush with the surface of the bolt head. A loosening prevention bolt characterized by comprising:

拡径部材の先端面を丸みをもった形状にしたことを特徴とする請求項２に記載の緩み抜け防止ボルト。The loosening prevention bolt according to claim 2 , wherein the end face of the diameter-expanding member has a rounded shape.